JP5153247B2 - セグメント型熱電素子、熱電モジュール、発電装置および温度調節装置 - Google Patents

セグメント型熱電素子、熱電モジュール、発電装置および温度調節装置 Download PDF

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本発明は、例えば、空調機、冷温庫、半導体製造装置、光検出装置、レーザダイオード等の温度調節等に使用される熱電素子および熱電モジュールに関する。
一般に、熱電モジュールは、一対の支持基板の間に複数の熱電素子が電極により直列に接続されて構成されている。熱電素子に通電することにより一方の支持基板側が発熱し、他方の支持基板側が冷却されるので、熱電モジュールは冷却用素子又は発熱用素子として利用される。
また一方、熱電モジュールは、熱電素子の両端に温度差をつけると電位差が発生することから、廃熱や排熱を利用した発電への応用が注目されている。
このような熱電モジュールの性能を向上させるために、組成が異なり温度特性の異なる複数の部位が積層されてなるセグメント型の熱電素子が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2005−19919号公報
上記のようなセグメント型熱電素子は熱電変換効率が比較的優れているが、さらなる熱電変換効率の向上が求められている。したがって、本発明は、熱電変換効率に優れたセグメント型熱電素子およびこれを備えた熱電モジュールを提供することを目的とする。
本発明の熱電素子は、互いに平行な一対の端面を有し、組成の異なる複数の部位を有するセグメント型熱電素子であって、一方の端面側に位置し、第1の材料からなる第1部位と、他方の端面側に位置し、前記第1の材料とは異なる組成の第2の材料からなり、前記第1部位に接する第2部位とを有し、前記第1部位と第2部位とが焼結一体化されて、これらの界面を介して電気的に接続されており、前記界面には、前記端面に対して傾斜した傾斜部が存在することを特徴とする。
本発明の他の熱電素子は、互いに平行な一対の端面を有し、組成の異なる複数の部位を有するセグメント型熱電素子であって、一方の端面側に位置し、第1の材料からなる第1部位と、他方の端面側に位置し、前記第1の材料とは異なる組成の第2の材料からなる第2部位と、前記第1部位と第2部位との間に位置し、前記第1の材料および第2の材料とは異なる組成の第3の材料からなり、前記第1部位および第2部位に接する第3部位とを有し、前記第1部位と第3部位がこれらの界面を介して電気的に接続され、前記第2部位と第3部位がこれらの界面を介して電気的に接続されており、前記第1部位と前記第2部位と前記第3部位とは焼結一体化されており、2つの前記界面のうちの少なくとも一方には、前記端面に対して傾斜した傾斜部が存在することを特徴とする。前記第3部位は、前記第1部位と第2部位との間で一方の部位から他方の部位に成分が拡散するのを防止する拡散防止層であることが好ましい。
本発明における前記界面は、前記端面に対して傾斜した単一平面からなることが好ましい
本発明の熱電モジュールは、上記のいずれかに記載のセグメント型熱電素子が複数配列され、これらのセグメント型熱電素子が電極を介して電気的に直列に接続されたものである。
本発明の発電装置は、上記熱電モジュールを発電手段としたものである。本発明の温度調節装置は、上記熱電モジュールを温度調節手段としたものである。
本発明によれば、第1部位と第2部位との界面に、端面に対して傾斜した傾斜部が存在することで、熱電変換効率が向上するという効果がある。その理由は次の通りであると推測している。熱電素子の両端に温度差をつけると、高温側から低温側へ電子(N型)または正孔(P型)が移動する。セグメント型の熱電素子の場合、高温側の部位と低温側の部位との間に界面が存在するため、その界面で電子または正孔の移動が抑制される。この界面に傾斜部を設けることで、界面の場所によって温度差をつけることができる。したがって、界面に傾斜部が存在すると、電子または正孔が界面を越えて移動するよりも傾斜部の温度差によって電子または正孔が界面に沿って移動しやすくなる。その結果、電子または正孔が傾斜部の一方の端部に集まりやすくなる。これにより、高温側の部位と低温側の部位の間で電子または正孔の密度差がより大きくなって起電力が向上するものと思われる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態にかかる熱電素子およびこれを備えた熱電モジュールについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるセグメント型熱電素子を示す断面図である。図1に示すように、このセグメント型熱電素子21は、互いに平行な一対の端面23a,23bを有し、一方の端面23a側に位置し、第1の材料からなる第1部位25と、他方の端面23b側に位置し、第1の材料とは異なる組成の第2の材料からなる第2部位27とを有している。第1部位25と第2部位27とはこれらの界面29を介して電気的に接続されている。
界面29は、端面23a,23bに対して傾斜した単一平面からなる。界面29がこのような傾斜面からなることで、界面が端面とほぼ平行な従来の熱電素子と比較して熱電変換効率が向上する。端面23a,23bに対する傾斜面の傾斜角度は、熱電変換効率を効果的に向上させる点で好ましくは1度以上、より好ましくは3度以上、さらに好ましくは5度以上であるのがよい。一方、傾斜角の上限は、好ましくは45度以下、より好ましくは30度以下、さらに好ましくは20度以下であるのがよい。その理由は、セグメント型熱電素子では、温度特性が低温領域で優れている材料と、高温領域で優れている材料とを用いているので、傾斜角が過度に大きくなると、適した温度領域から大きく外れた温度領域に入り込みすぎることになり、熱電変換効率がかえって低下することになるからである。
第1部位25と第2部位27は、界面29において互いに接合されている場合には、界面29における電気抵抗および熱抵抗を低減できる。一方、第1部位25と第2部位27が界面29において互いに接合されていない場合、すなわち第1部位25と第2部位27の相対位置が変動可能な状態で接している場合には、使用時などにおける温度差や熱膨張係数の差に起因して第1部位25と第2部位27に熱膨張差が生じても、第1部位25と第2部位27の相対位置が微動することで、熱膨張差により生じる応力を低減することができる。
第1部位および第2部位の材料としては、例えば以下のようなものを用いることができる。第1部位を高温側に用いる場合、その材料としては、例えばMn−Si系、Mg−Si系、Si−Ge系、Pb−Te系、TAGS系(GeTe−AgSbTe)、Fe−Si系、Zn−Sb系、スクッテルダイト系などが挙げられる。第2部位を低温側に用いる場合、その材料としては、例えばBi−Te系、Bi−Sb系などが挙げられるが、第1部位よりも低温での性能が高い材料であればよい。
熱電素子21の各部位の組成は、例えばICP(誘導結合プラズマ)発光分析等の化学分析をすることで測定できる。また、EPMA(Electron Probe Micro Analysis)法や蛍光X線等の分析方法を用いて分析してもよい。
図2(a)は、本発明の他の実施形態にかかるセグメント型熱電素子を示す断面図である。このセグメント型熱電素子31は、第1部位25と第2部位27との間に第3部位33を備えている。この第3部位33は第1部位25および第2部位27とは異なる組成の第3の材料からなる。第1部位25と第3部位33はこれらの界面35を介して電気的に接続されている。第2部位27と第3部位33はこれらの界面37を介して電気的に接続されている。
これらの2つの界面35,37は、端面23a,23bに対して傾斜した単一平面からなる。このように界面35,37が傾斜面からなることで、界面が端面とほぼ平行な従来の熱電素子と比較して熱電変換効率が向上する。
本実施形態における第3部位33は、第1部位25と第2部位27との間で一方の部位から他方の部位に成分が拡散するのを防止する拡散防止層である。拡散防止層として機能する第3部位33の材料としては、例えばTi、Ni、Al、Cu、Fe、Ag、Au、Mo、Mn、W、Sn、Si、Pt、Nb、Cr、Coなどの金属や、これらの群から選ばれる2種以上の金属を含む合金などが挙げられる。第3部位33は、応力緩和層としても機能させることもできる。
図2(b)に示すように、第3部位33は、複数の層で形成されていてもよい。例えば第3部位33が拡散防止層33aと応力緩和層33bとを含む形態が挙げられる。応力緩和層としては、例えば熱膨張係数が第1部位25と第2部位27の間にある材料で形成されたものが挙げられる。第1部位25と第2部位27の熱膨張差が大きい場合、第1部位25と第2部位27の中間の熱膨張係数を有する材料を挿入する。応力緩和効果をさらに高めたい場合、さらに1層以上追加し応力を緩和させることができる。セグメント型熱電素子31の他の部位については、図1と同じ符号を付して説明を省略する。
図3(a)〜(c)は、本発明のさらに他の実施形態にかかるセグメント型熱電素子を示す断面図である。図3(a)に示すセグメント型熱電素子41は、第1部位25と第2部位27とがこれらの界面43を介して電気的に接続されている。界面43は、2つの傾斜面43a,43bからなる(界面43の断面がV字形状)。図3(b)に示すセグメント型熱電素子51および図3(c)に示すセグメント型熱電素子61は、界面53,63の一部に傾斜部53a,63aがそれぞれ形成されたものである。これらの図3(a)〜(c)に示すセグメント型熱電素子においても第1部位25と第2部位27の間に第3部位が配置されていてもよい。
図4は、本発明の一実施形態にかかる熱電モジュールを示す斜視図である。図4に示すように、この熱電モジュールは、対向して配置された第1の支持基板13aと第2の支持基板13b間に複数の熱電素子21が配列されたものである。熱電素子21は、N型熱電素子21nとP型熱電素子21pからなり、これらが交互に配列されている。隣接するN型熱電素子21nとP型熱電素子21p間は、第1の支持基板13a、13bの表面に形成された電極15によって接続されて直列回路が形成されている。熱電素子21は半田層を介して電極15に接合されている。直列回路の一方の端部には端子電極17aが配置され、他方の端部には端子電極17bが配置されている。これらの端子電極17a、17bにはリード線19a、19bが半田等によって接続されている。
次に、本発明の熱電素子および熱電モジュールの製造方法について、図1の熱電素子を製造する場合を例として説明する。
まず、第1の部位25及び第2の部位27の原料粉末をそれぞれ準備する。原料粉末は、所定の組成の粗原料を秤量し、るつぼなどに入れ、溶融・合金化した後、粉砕して得られる。粗原料を秤量後に、混合、粉砕し、均一微細原料にすることにより、より均一な合金が得られる。また溶融、合金化は、真空あるいは不活性ガス中に封入することにより、組成変動や酸化の少ない合金を得る点で有効である。さらに原料の酸素量を低減する目的で、原料粉末、あるいは成形体を水素中で還元処理することもできる。
このようにして得られた第1部位25及び第2部位27の原料を、層状にダイスに詰め、積層する。原料をダイス中に充填する際、端面に対して傾斜したプレス治具を使用し、原料を端面に対し傾斜させた状態で充填することが重要である。この原料粉末を、周知の方法、たとえばホットプレス、ホットホージ、SPS(Spark Plasma Sintering;放電プラズマ焼結装置)、常圧焼結、ガス圧焼結、HIP(Hot Isostatic Pressing;熱間等方圧加圧)などの方法により、焼結体を得ることができる。この焼結体を所望の形状に加工して熱電素子21が得られる。
1部位25及び第2部位27は、それぞれの原料をダイス中で積層せずに、それぞれ単独で上記と同様にして別個に作製することもできる。また、第1部位25及び第2部位27は、それぞれ別個に作製した後、機械加工を施して、端面に対し傾斜した面を作製することもできる。このようにして得られた第1部位25及び第2部位27を積層して焼成、一体化すればよい
次いで、電極15の上に、ロウ材を塗布し、N型及びP型熱電素子21の上に被せ、加圧加熱して接合する。ここでロウ材は、銀ロウ、銅ロウ、黄銅ロウ、アルミニウムロウ、ニッケルロウ、リン銅ロウ、活性金属ロウやAu−Sn、Sn−Sbなどの半田の中から、使用温度及び熱電変換素子21の耐熱性に応じ、適宜選択できる。
また、作業性、構造保持性向上の観点から型枠を使用することもできる。型枠は、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素、炭化珪素、ダイヤモンド等のセラミックスやTi、Ni、Al、Fe、Cuなどの金属やその合金が使用温度及び熱電素子21の熱膨張率に応じ、適宜選択できる。この型枠は、ロウ付け及び熱電モジュールを使用する際に位置がずれないように保持するための冶具である。複数の部位が接合されたセグメント型熱電素子であれば問題とならないが、接合されていないセグメント型熱電素子の場合、形態を保持するために型枠内に充填材を入れて、モジュールとしての構造を保持することができる。
熱電素子21は、N型及びP型が交互に並ぶように配列し、且つ電気的に直列に接合されるよう配置する。電極15は、溶射法、圧接法、ボルト締結などの常法により設けることができる。電極15は、セラミックスなどと一体化された基板17を使用することにより、構造の保持及び強度を向上させることができる。基板17として、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素、炭化珪素、ダイヤモンド等のセラミックスや、樹脂などを主成分とする絶縁板を使用することができる。
得られた熱電モジュール11に、外部へ電気を取り出す、あるいは電流を供給するリード線19を接合する。リード線の代わりに、柱や板、ブロックを使用することもできる。
また、周囲を枠体で囲った熱電モジュール11では、内部に雰囲気ガスを封入し、熱電素子21あるいは電極15などの熱電モジュール構成部材の酸化や腐食などによる劣化を防ぐことができる。
使用温度が低い場合、熱電素子21の耐熱性が高い場合などでは、低温側と高温側が同一のロウ材や半田で接合可能であるので、低温側と高温側の支持基板17を同時に接合してもよい。
なお、本発明の熱電モジュールは発電手段として発電装置に搭載することができる。また、本発明の熱電モジュールは温度調節手段として温度調節装置に搭載することができる。温度調節装置としては、例えば熱電モジュールを冷却手段として用いた冷却装置や、熱電モジュールを加熱手段として用いた加熱装置などが挙げられる。
第1部位用の第1の材料、第2部位用の第2の材料および第3部位用の第3の材料としては表1に示すものを用いた。これらの材料の所定量を秤量し、それぞれるつぼに入れ、溶融・合金化した。合金は粉砕後メッシュパスし、整粒して使用した。得られた第2の材料粉末をダイスに詰め、ついで、一方のプレス面に対して傾斜した他方のプレス面を有するプレス治具を使用し、加圧して原料を押し固めた。この上に第1の材料粉末を詰め、通常の両端面が平行のプレス治具で押し固め、積層した。ホットプレス焼成炉で470℃まで昇温し、その後1時間保持し、焼結体を得た。得られた焼結体を縦3mm、横3mm、高さ5mmの寸法に切断し、図1または図2に示すような熱電素子を得た。なお、試料No.10〜29およびNo.32〜56については、第1の材料と第2の材料との間に第3部位用の第3の材料を配置した。No.30〜56については、複数の部位における界面を接合せずに素子を作製した。
上記のようにして得られたP型熱電素子及びN型熱電素子を配列し、ロウ材を塗布、乾燥させた電極15を上から被せ、加圧しながら加熱し、熱電変換素子21と電極15を接合した。ロウ材の濡れ性を向上させるために、熱電変換素子21の接合面にメッキ法によりNi層を形成した。
このようにして得られたP型及びN型熱電素子対を並べ、低温側電極を半田で接合し、端部の端子電極17にリード線を接合して、熱電モジュールを作製した。電極15は、構造上の強度向上のため、アルミナからなる支持基板17と一体化されたものを使用した。
このようにして得られた熱電モジュールの下面に取り付けられたヒートシンクに冷却水を流すことによって冷却し、一定温度に保った。また上面はヒータを取り付け、加熱することにより、熱電モジュールの上下面に温度差(△T)をつけた。この時、熱電モジュールから発生した出力をヒーターに投入した電力で割って、変換効率とした。結果を表1に示す。
Figure 0005153247
表1に示すように、端面に対して界面を傾斜させた試料は、端面に対して界面が平行な試料No.1,30と比較して、変換効率に優れていることがわかる。界面の傾斜角度が3〜30度の範囲にあるときに変換効率がより優れていた。また、界面の傾斜角度が5〜20度の範囲にあるときに変換効率が特に優れていた。また、界面を接合したNo.2〜29は、界面を接合していないNo.31〜51に比べ、若干効率が高かった。
本発明の一実施形態にかかるセグメント型熱電素子を示す断面図である。 (a)および(b)は、本発明の他の実施形態にかかるセグメント型熱電素子を示す断面図である。 (a)〜(c)は、本発明のさらに他の実施形態にかかるセグメント型熱電素子を示す断面図である。 本発明の一実施形態にかかる熱電モジュールを示す斜視図である。
符号の説明
11 熱電モジュール
13a、13b 支持基板
15 電極
17a、17b 端子電極
19a、19b リード線
21、31、32、41、51、61 セグメント型熱電素子
23a、23b 端面
25 第1部位
27 第2部位
29、35、37、43、53、63 界面
43a、43b 傾斜面
53a、63a 傾斜部

Claims (7)

  1. 互いに平行な一対の端面を有し、組成の異なる複数の部位を有するセグメント型熱電素子であって、
    一方の端面側に位置し、第1の材料からなる第1部位と、
    他方の端面側に位置し、前記第1の材料とは異なる組成の第2の材料からなり、前記第1部位に接する第2部位とを有し、
    前記第1部位と第2部位とが焼結一体化されて、これらの界面を介して電気的に接続されており、
    前記界面には、前記端面に対して傾斜した傾斜部が存在することを特徴とするセグメント型熱電素子。
  2. 互いに平行な一対の端面を有し、組成の異なる複数の部位を有するセグメント型熱電素子であって、
    一方の端面側に位置し、第1の材料からなる第1部位と、
    他方の端面側に位置し、前記第1の材料とは異なる組成の第2の材料からなる第2部位と、
    前記第1部位と第2部位との間に位置し、前記第1の材料および第2の材料とは異なる組成の第3の材料からなり、前記第1部位および第2部位に接する第3部位とを有し、
    前記第1部位と第3部位がこれらの界面を介して電気的に接続され、前記第2部位と第3部位がこれらの界面を介して電気的に接続されており、
    前記第1部位と前記第2部位と前記第3部位とは焼結一体化されており、
    2つの前記界面のうちの少なくとも一方には、前記端面に対して傾斜した傾斜部が存在することを特徴とするセグメント型熱電素子。
  3. 前記第3部位は、前記第1部位と第2部位との間で一方の部位から他方の部位に成分が拡散するのを防止する拡散防止層である請求項2に記載のセグメント型熱電素子。
  4. 前記界面は、前記端面に対して傾斜した単一平面からなる請求項1〜3のいずれかに記載のセグメント型熱電素子。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載のセグメント型熱電素子が複数配列され、これらのセグメント型熱電素子が電極を介して電気的に直列に接続された熱電モジュール。
  6. 請求項に記載の熱電モジュールを発電手段として搭載した発電装置。
  7. 請求項に記載の熱電モジュールを温度調節手段として搭載した温度調節装置。
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