JP5499317B2 - 熱電変換素子及び熱電変換モジュール - Google Patents

熱電変換素子及び熱電変換モジュール Download PDF

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Description

本発明は、ゼーベック効果を用いて発電を行ったり、又は、ペルチェ効果を用いて冷却や加熱を行う熱電変換モジュール関する。
従来、一対の基板と各基板の対向する面に夫々設けられた一対の電極とを備える熱電変換モジュールの両電極間に配置され、一端が一方の電極に電気的に接続され、他端が他方の電極に電気的に接続される複数のn形の熱電変換素子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のものによれば、基板上に複数の領域に区分して電極を配置してp形とn形の熱電変換素子を交互に直列に接続する必要がなく、製造が容易で優れた量産性を有する熱電変換モジュールが得られる。又、n形の熱電変換素子が並列に配置されるため、一部の熱電変換素子が破損しても熱電変換モジュール全体としては熱電変換を行うことができるといったフェールセーフ機能を有し、歩留まりを向上させ、耐久性を向上させることができる。
特開平11−274578号公報
上記熱電変換素子は、その両端に温度差をつけると電力を得ることができる。このため、熱電変換素子を用いて排熱から電力を得ることが考えられる。このように、熱電変換素子を発電用として用いる場合には、熱電変換素子の両端部の温度差を適切に保つ必要がある。
従来の熱電変換モジュールの各熱電変換素子は、発電用として用いる場合、高温側の面積と低温側の面積が同一であるため、高温側の吸熱量と低温側の放熱量が同等であるが、低温側の放熱量を大きくして、熱電変換素子の両端部の温度差を確保し易くすることが望まれる。
又、熱電変換素子は、電極に1つずつ半田付やろう付等のろう接により接合されるため、各熱電変換素子が電極に対して傾き易い。熱電変換素子が傾くと素子自体の熱膨張により熱電変換素子が電極から剥離したり、熱電変換素子に亀裂が生じたりする虞がある。従って、従来の熱電変換素子は、歩留まりが悪く、耐久性が低いという問題がある。
又、熱電変換素子は、電極に1つずつ接合されるため、熱電変換モジュールの製造に手間が掛かり量産性が低いという問題がある。
以上の点に鑑み、本発明は、歩留まりを向上させ、耐久性を向上させると共に、両端部の温度差を確保し易く、且つ、傾くことなく電極に容易に接合させることができ、量産性を向上させた熱電変換素子と、この熱電変換素子を用いた熱電変換モジュールとを提供することを目的とする。
本発明は、一対の基板と、互いに間隔を存して前記基板に夫々配置される第1電極と第2電極と、両電極間に配置され、前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する熱電変換素子とを備える熱電変換モジュールにおいて、前記熱電変換素子は、互いに間隔を存して配置されると共に一端が前記第1電極と電気的に接続される複数の柱状部と、各柱状部の他端を連結すると共に第2電極と電気的に接続される連結部とを備え、該連結部の第2電極と接続される接続面は、各柱状部の一端の第1電極と接続される接続面の面積の合計よりも大きくなるように形成され、前記各柱状部の側面と、前記連結部の前記第1電極に対向する側の面とは、前記第1電極と電気的に非接続とされ、全ての熱電変換素子をn形又はp形で成形し、一の熱電変換素子に接続された第1電極を、隣接する熱電変換素子に接続された第2電極に電気的に接続して、各熱電変換素子が直列に接続されるように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、熱電変換素子が複数の柱状部を備えるため、一部の柱状部が破損しても、他の柱状部によって第1電極と第2電極とを電気的に接続させた状態を保つことができ、これによって熱電変換を行うことができる、いわゆるフェールセーフ機能を有する。このため、本発明熱電変換モジュールを製造すれば、熱電変換モジュールの歩留まりを向上させ、且つ、耐久性を向上させることができる。
又、連結部の第2電極と電気的に接続される接続面が、各柱状部の一端の第1電極と接続される接続面の面積の合計よりも大きくなるように形成され、前記各柱状部の側面と、前記連結部の前記第1電極に対向する側の面とは、前記第1電極と電気的に非接続とされるため、本発明の熱電変換モジュールは、柱状部側を高温側、連結部側を低温側に配置して発電に用いる場合にも、柱状部の一端側の吸熱量よりも連結部の接続面側の放熱量が大きくなって、両端部の温度差を良好に保つことができ、電力を良好に得ることができる。
また、全ての熱電変換素子をn形又はp形で成形し、一の熱電変換素子に接続された第1電極を、隣接する熱電変換素子に接続された第2電極に電気的に接続して、各熱電変換素子が直列に接続するため、1つの型の熱電変換素子を単位素子として、熱電変換モジュールの用途に応じて、前記フェールセーフ機能を確保しつつ、要求される電圧、電流に応じて、様々な出力特性の熱電変換モジュールを製造することができ、汎用性を向上させることができる。
又、各柱状部を従来の熱電変換素子と同程度の大きさとすれば、各柱状部は連結部により連結されているため、従来の熱電変換素子を複数まとめて一度に電極に取付けることができることとなり、熱電変換モジュールの量産性が向上する。
更に、熱電変換素子の連結部を第2電極と接合する際に、従来の熱電変換素子の接触面積よりも連結部の接触面積が大きくなるため、熱電変換素子を第2電極に傾けることなく接合させることが容易となる。これにより、熱電変換素子が第2電極に対して傾くことに起因する上述したような熱電変換素子の亀裂の発生や破断を防止し、熱電変換素子の耐久性を向上させることができる。又、連結部と第2電極との接合面積が大きくなるため、両者の接合強度を向上させることができ、熱電変換素子が第2電極から剥離し難くすることができる。
又、本発明の熱電変換素子の各柱状部を従来の熱電変換素子と同一の断面積とし、本発明の熱電変換素子の電極間方向の長さを従来の熱電変換素子の電極間方向の長さと同一とすれば、本発明の熱電変換素子の連結部の第2電極と接合する接触面積が従来の熱電変換素子の第2電極と接合する面積と比較して大きくなるため、熱電変換素子自体の内部抵抗及び熱電変換素子と第2電極との接合部分の電気抵抗を小さく抑えることができ、電力を取り出し易くなって、有利である。
又、本発明の熱電変換モジュールにおいて、各柱状部の一端の接続面の面積を、各柱状部と連結部の接続部分の断面積よりも小さくすれば、柱状部の一端での熱電変換素子の吸熱を更に抑制させることができ、大きな温度差をより確保し易くして、効率よく発電することができる。
又、熱電変換モジュールの一対の基板間に断熱材を配置すれば、輻射熱による基板間の伝熱を阻止し、又、基板間における放熱が防止されるため、両基板間の温度差をより適切に確保することができる。
本発明の熱電変換素子を用いた第1実施形態の熱電変換モジュールを示す説明図。 第1実施形態の熱電変換素子を示す斜視図。 本発明の熱電変換素子を用いた第2実施形態の熱電変換モジュールを示す説明図。 本発明の熱電変換素子を用いた第3実施形態の熱電変換モジュールを示す説明図。 (a)は第1実施形態の熱電変換モジュールの模式図及びその等価回路図。(b)は比較例の模式図及びその等価回路図。 本発明の熱電変換素子を用いた第4実施形態の熱電変換モジュールを示す説明図。 第1実施形態の熱電変換素子の製造方法を示す説明図。 第1実施形態の熱電変換素子の製造方法を示す説明図。 第1実施形態の熱電変換素子の材料における温度とゼーベック係数との関係を示す説明図。 第1実施形態の熱電変換素子の材料における温度と電気伝導率との関係を示す説明図。 第1実施形態の熱電変換素子の材料における温度と電力因子との関係を示す説明図。 第1実施形態の熱電変換素子の材料における温度と熱伝導率との関係を示す説明図。 第1実施形態の熱電変換素子の材料における温度と無次元性能指数との関係を示す説明図。 第1実施形態の熱電変換モジュールを示す斜視図。 比較例の熱電変換素子モジュールを示す斜視図。 第1実施形態の熱電変換モジュールにおける温度差と電力(出力)との関係を示す説明図。
図1,図2を参照して、本発明の第1実施形態の熱電変換素子を用いた発電用の熱電変換モジュールを説明する。第1実施形態の熱電変換モジュール1は、酸化アルミニウムで成形された絶縁性を有する一対の基板11,12と、各基板11,12の対向する側の面に設けられた銅板からなる第1、第2電極31,32と、両電極31,32間に配置されるMgSi製のn形の熱電変換素子2とを備える。
従来、熱電変換素子の材料としては、BiTe、PbTe、CoSbのものが使用されているが、何れも人体への有害性(有害化が危惧されるものを含む)を有するものであり、又、高価である。MgSiは、人体に無害であり環境負荷が小さく、又、資源が豊富であり安価である。又、比重が軽いため、非常に軽い熱電変換素子2を成形することができる。このため、近年、熱電変換素子の材料として、MgSiが注目されている。
尚、基板11,12は、酸化アルミニウムに限らず、他の材料で成形してもよい。又、各電極31,32は、薄い膜状として基板11,12に設けてもよい。又、電極31,32は、銅に限らず、他の材料のものを用いてもよい。
熱電変換素子2は、一端22aが第1電極32に接合される複数の四角柱状部22と、四角柱状部22の他端を一体に連結する矩形板状の連結部21とで構成され、剣山状となっている。連結部21は第2電極31に接合される。各柱状部22の側面と、連結部21の第1電極32に対向する側の面とは、第1電極32と電気的に非接続とされる。接合方法としては、半田付、ろう付等のろう接、或いは銀ペースト等の導電性接着剤による接着を用いることができ、熱電変換モジュールの用途等に応じて適宜選択して接合する。
ろう接により接合する場合には、ろう(半田)を熱電変換素子2の両端部に予めペーストしておいてもよい。熱電変換素子2の表面は細かい凹凸を有する面となっているが、ろう(半田)や銀ペースト等で表面の凹凸を覆うことにより平滑な面とすることができ、これにより、熱電変換素子2と電極31,32との接合状態が良好となり、優れた導電性を確保できる。電極31には、リード線41がろう接されている。電極32には、リード線42がろう接されている。
又、熱電変換モジュール1の基板11,12間には、断熱材5が配置されている。これにより、輻射熱による基板11,12間の伝熱を阻止すると共に、基板11,12間における放熱が防止されるため、両基板11,12間の温度差をより適切に確保することができる。尚、断熱材5としては、酸化シリコンやアルミナの多孔質体を用いることが好ましいが、他の材料を用いてもよい。
次に、図7、図8を参照して、第1実施形態の熱電変換素子2の製造方法について説明する。まず、図7に示すように、上下方向に貫通する円柱状の貫通孔D1を有する型Dの下方開口を貫通孔D1にパンチP1を内挿させて閉塞した状態で、型Dの貫通孔D1内に上方開口から粉末状のMgSi(平均粒子径約63μm)を入れる。
そして、粉末状のMgSiを貫通孔D1の上方開口からパンチP2を内挿して加圧して、粉末状のMgSiの吹出しを防止すべくアルゴン雰囲気(アルゴンの圧力0.06MPa)とした後、5分をかけて室温から500℃まで上昇させる第1段階、4分をかけて500℃から700℃まで上昇させる第2段階、5分をかけて700℃から750℃まで上昇させる第3段階、2分をかけて750℃から775℃まで上昇させる第4段階の4つの段階的な焼結条件で焼結処理を行う。得られた焼結体のサイズは、直径15mm、高さ10mmである。尚、焼結温度は組成比等により適宜選択されるが、通常は700℃〜950℃の範囲で行うことができる。
次いで、図8に示すように、得られた焼結体を回転テーブルTに載置し、ワイヤーソーYを昇降させることにより、図面手前側から奥側に向って互いに間隔を存して順に、第1切断部2b、3つの溝2a,2a,2a、第2切断部2cを形成する。そして、回転テーブルTを回転して焼結体を90度回転させた後、手前側から奥側に向って互いに間隔を存して順に、第3切断部2d、3つの溝2a,2a,2a、第4切断部2eを形成する。このようにして、図2に示す熱電変換素子2が成形される。
尚、溝2a及び切断部2b〜2eを形成する方法としては、ワイヤーソーYに限らず、例えば、ブレードソーやマイクロブラスト等で行うこともできる。
又、熱電変換素子2の製造方法はこれに限られるものではなく、他の方法を用いてもよい。例えば、剣山状の型に粉末状のMgSiを入れて焼結してもよいし、射出成形を用いてもよい。射出成形で熱電変換素子2を成形する場合には、剣山状の型に熔融させたMgSiを流し込めばよい。
又、第1実施形態の熱電変換素子2は、図2に四角柱状のものを示したが、これに限らず、他の形状、例えば、円柱状としてもよい。熱電変換素子2を円柱状に成形する場合には、例えば、円柱状の型を利用して、上述した第1から第4の4つの切断部2b〜2eに代えて溝2aを形成することにより得られる。
又、柱状部22の本数、高さ、溝2aの幅、連結部21の大きさ、厚さについては、熱電変換素子2の温度差の確保、高温側からの輻射熱、熱伝導、熱電変換素子2自体の機械的強度等を鑑みて、適宜に選択する。
次に、第1実施形態の熱電変換モジュール1の作動について説明する。熱電変換モジュール1の基板12を熱源に取付け、基板11を冷却させると、熱電変換素子2の両端で温度差が生じ、ゼーベック効果により電流が流れて発電する。このとき、発電し続ける為には、熱電変換素子2の両端で所定の温度差が維持され続ける必要があるが、第1実施形態では、熱電変換素子2の材料として熱伝導率の小さいMgSiを用いているため、温度差を良好に維持することができる。
又、これに加えて、第1実施形態の熱電変換素子2は、断面矩形状のブロック体に格子状の溝2aを形成したものであり、連結部21の電極31と接触する他方の面21bの面積が、各柱状部22の先端22aの面積の合計よりも大きくなる。このため、熱電変換素子2は、その形状から高温側の端部では吸熱が抑制されると共に、低温側の端部では放熱が促進され、両端での温度差をより適切に維持することができる。
第1実施形態の熱電変換素子2を用いた熱電変換モジュール1によれば、熱電変換素子2が複数の柱状部22を備えるため、一部の柱状部22が破損しても、他の柱状部22で第1電極32と第2電極31とが電気的に接続された状態を保つことができ、これによって熱電変換を行うことができる。このため、第1実施形態の熱電変換モジュール1によれば、歩留まりを向上させ、且つ、耐久性を向上させることができる。
又、連結部21の第2電極31と電気的に接続される接続面21bが、各柱状部22の一端22aの面積の合計よりも大きいため、熱電変換素子2は、柱状部22の一端22a側の吸熱量よりも連結部21の接続面21b側の放熱量が大きくなって、両端部の温度差を良好に保つことができ、電力を良好に得ることができる。
又、各柱状部22を従来の熱電変換素子と同程度の大きさとすれば、各柱状部22は連結部21により連結されているため、従来の熱電変換素子を複数まとめて一度に第2電極に取付けることができることとなり、熱電変換モジュール1の量産性が向上する。
更に、第2電極31と電気的に接続する連結部21の接続面21bは、従来の熱電変換素子が第2電極に電気的に接続する面の合計面積よりも、溝2aの分だけ大きくなる。従って、熱電変換素子2を第2電極31に傾けることなく接合させることが容易となる。
これにより、熱電変換素子2が第2電極31に対して傾くことに起因する熱電変換素子2の亀裂の発生や破断を防止し、熱電変換素子2の耐久性を向上させることができる。又、連結部21と第2電極31との接合面積が大きくなるため、両者の接合強度を向上させることができ、熱電変換素子2が第2電極31から剥離し難くすることができる。
又、一般的に熱電変換素子は非常に脆く、例えば、溝2aを形成することなくブロック体のままの状体のものを熱電変換素子として用いた場合には、一旦亀裂が生じるとその亀裂の影響により、素子全体が容易に破断してしまう虞がある。これに対し、第1実施形態の熱電変換素子2は、複数の柱状部22を備えるため、仮に1つの柱状部22に亀裂が生じたとしても、他の柱状部22はこの亀裂の影響を受けない。従って、第1実施形態の熱電変換素子2は、従来の熱電変換素子と比較して耐久性を向上させることができる。
又、連結部21の第2電極31と接合する接触面積が大きいため、熱電変換素子2の内部抵抗、及び熱電変換素子2と第2電極31との接合部分の電気抵抗を小さく抑えることができ、電力を取り出し易い。
このことを図5の模式図及び等価回路図を用いて説明する。図5(a)の上図は、第1実施形態の熱電変換モジュール1を4つの柱状部22を備えるものとして簡略化して示した模式図であり、図5(a)の下図は、上図の等価回路を示している。等価回路のRexは負荷抵抗を示している。熱電変換素子2の内部抵抗をR、1つの柱状部22の内部抵抗をRin2、柱状部22の高さをh、柱状部22の一端22aの面積をS、連結部21の内部抵抗をRin3、連結部21の高さをh、連結部21の接続面21bの面積をS、MgSiの電気抵抗率をρとすると、熱電変換素子2の内部抵抗Rは次式(1)で求められる。
=Rin2/4+Rin3=ρ(h/4S+h/S) ・・・(1)
図5(b)は比較例の模式図を上図に示し、その等価回路を下図に示したものである。比較例の熱電変換素子は、MgSiで成形されたものであり、第1実施形態の柱状部22の断面積Sと同一断面積で、高さが第1実施形態の熱電変換素子2の高さh(h=h+h)と同一のものを電極間に4つ配置したものである。比較例の熱電変換素子の内部抵抗をRin1、4つの熱電変換素子の内部抵抗の合計をRとすると、Rは次式(2)で求められる。
=Rin1/4=ρ(h+h)/(4S) ・・・(2)
第1実施形態の熱電変換素子2の内部抵抗Rと比較例の4つの熱電変換素子の内部抵抗の合計Rとを比較すべく、RからRを引いてみると、式(1)、式(2)から次式(3)が求められる。
−R={ρh(S−4S)}/(4S) ・・・(3)
ここで、連結部21の接触面21bの面積Sは、柱状部22間の間隔分だけ柱状部22の一端22aの面積Sの合計である4Sよりも大きくなる。従って、(S−4S)>0となるため、式(3)も0を超える値となることが分かる。従って、第1実施形態の熱電変換素子2は、比較例の4つの熱電変換素子よりも内部抵抗が小さいことが分かる。
次に、図5(a)における第1実施形態の熱電変換素子2の電極31,32との接続部分の接触抵抗について検討する。第1実施形態の熱電変換素子2の電極31,32との接続部分の接触抵抗の合計をR、1つの柱状部22の一端22aと第1電極32との接続部分の接触抵抗をRj1、連結部21の接続面21bと第2電極31との接続部分の接触抵抗をRj2、接続部分の電気抵抗率をρ’、接続部分の厚さをhとすると(接合部分は全て一様の接合状態であり全て一様の厚さと仮定する)、Rは次式(4)で求められる。
=Rj1/4+Rj2=ρ’(h/4S+h/S) ・・・(4)
図5(b)に示す比較例の4つの熱電変換素子の電極31,32との接続部分の接触抵抗について検討すると、比較例の4つの熱電変換素子の電極31,32との接続部分の接触抵抗の合計をRとすると、比較例の1つの熱電変換素子の各端の接触抵抗は、その面積が柱状部22の一端22aと同一であるため、Rj1となる。従って、Rは次式(5)で求められる。
=Rj1/4+Rj1/4=Rj1/2=ρ’h/2S ・・・(5)
第1実施形態の熱電変換素子2の接触抵抗Rと比較例の4つの熱電変換素子の接触抵抗の合計Rとを比較すべく、RからRを引いてみると、式(4)、式(5)から次式(6)が求められる。
−R=ρ’h(S−4S)/(4S) ・・・(6)
ここで、連結部21の接触面21bの面積Sは、柱状部22間の間隔分だけ柱状部22の一端22aの面積Sの合計である4Sよりも大きくなる。従って、(S−4S)>0となるため、式(6)も0を超える値となることが分かる。従って、第1実施形態の熱電変換素子2は、比較例の4つの熱電変換素子よりも接触抵抗が小さいことが分かる。
以上のように、第1実施形態の熱電変換素子2は、比較例の4つの熱電変換素子と比較して内部抵抗及び接触抵抗が小さく電気的なロスが少ないため、比較例のものよりも大きな電力を得ることができる。
又、MgSi原料の熱電変換性能を確認すべく、断面積4mm、高さ8mmで断面正方形状の焼結体を用いて、定常直流法により、ゼーベック係数、電気伝導率及び電力因子(Power Factor)を測定した。熱電特性評価装置は、アルバック理工株式会社製ZEM−2を用いた。温度とゼーベック係数との関係を図9に、温度と電気伝導率の関係を図10に、温度と電力因子との関係を図11に夫々示す。
又、上記熱電モジュール1の熱伝導率をアルバック理工株式会社製TC−7000Hを用いて測定した。温度と熱伝導率の関係を図12に示す。
上述の測定により得られたゼーベック係数、電気伝導率、熱伝導率を用いて、熱電変換材料の性能の指標となる無次元性能指数ZTの算出を行った。温度と無次元性能指数ZTとの関係を図13に示す。図13から分かるように、無次元性能指数ZTは873KにおいてZT=0.6と良好な熱電特性が得られる。
次に、図14に示す4つの柱状部22を備える熱電変換素子2を図3の熱電変換モジュール1と同様にして4つ直列に接続した熱電変換モジュール1を用いて、ユニオンマテリアル株式会社製熱電特性評価装置UMTE−1000Mにより、所定の温度差で得られる電力を測定した。尚、図14に示す熱電変換モジュール1は、基板11,12を省略して示している。
この測定においては、低温側の基板11を100℃、高温側の基板12を200℃〜600℃とし、各柱状部22の断面積を4mm、高さ7mm、溝2aの幅0.3mm、連結部21の高さ3mm、幅及び奥行き4.3mm、各熱電変換素子2の高さを10mmとしている。又、比較例として、図15に示すように、断面積4mm、高さ10mmの熱電変換素子を電極31,32間に0.3mmの間隔を存して4つ並列に配置したものを1ユニットとして、このユニットを基板11,12間に4つ直列に接続した熱電モジュールについても同一の方法により電力を測定した。尚、図15に示す比較例の熱電変換モジュールは、基板11,12を省略して示している。温度差と電力(出力)の関係を図16に示す。図16から分かるように、第1実施形態の熱電変換素子2は、比較例のものに対し約2倍の電力を得られることが分かる。
第1実施形態の熱電変換モジュール1によれば、第1電極32に電気的に接続される全ての柱状部22が基板11に電気的に接続される連結部21で一体に連結されるため、従来の一対の電極間に複数の熱電変換素子が互いに間隔を存して配列されたものと比較して、熱電変換素子2の基板11側の機械的強度を飛躍的に向上させることができる。又、熱電変換素子2の基板11側の機械的強度が向上されるため、基板11が従来よりも機械的強度(剛性)を必要とせず、基板11を、剛性の低い低廉な材料で成形したり、薄くしたりすることで、製造コストを抑えることができる。
尚、第1実施形態においては、熱電変換素子2をMgSiで成形しているが、これに限られない。例えば、Sb−Te系およびBi−Se系を含めたBi−Te系、Sn−Te系およびGe−Te系を含めたPb−Te系、Ag−Sb−Te系、Ag−Sb−Ge−Te系、Si−Ge系、Fe−Si系、Mn−Si系、Zn−Sb系、カルコゲナイト、スクッテルダイト、フィルドスクッテルダイト、炭化ホウ素、層状コバルト酸化物等の任意の熱電変換材料を用いることができる。又、熱電変換素子2はn形に限らず、p形のものを用いてもよい。又、MgSiは、高純度である必要はなく、例えば、研削・研磨加工時に排出される廃シリコーンスラッジを利用して得られるものであってもよい。
又、第1実施形態の熱電変換素子2を基板11,12間に複数配置して直列に接続するようにしてもよい。例えば、図3に示す第2実施形態の熱電変換モジュール1の如く、2つの熱電変換素子2,2’を用いて、各熱電変換素子2,2’の連結部21の接続面21b,21bに、第2電極31a,31bを接合し、各熱電変換素子2,2’の柱状部22の一端22aに、第1電極32a,32bを接合する。そして、熱電変換素子2に接合された第1電極32aと、熱電変換素子2’に接合された第2電極31bとを、接続部33により電気的に接続し、各電極31a,31b,32a,32bを基板11,12に固定してもよい。このように構成することにより、2つの熱電変換素子2,2’が直列に接続され、より多くの電力を得ることができる。
又、Ni、Al、Cu、W、Au、Ag、Co、Mo、Cr、Ti、Pd等、および、これらからなる合金、または、遷移金属シリサイド、TiN、AiTiN等の任意の電極材料用いることができる。又、熱電変換モジュールの大きさに合わせて熱電変換素子2を成形する金型を変更することなく、複数の熱電変換素子2を並べることで様々な大きさの熱電変換モジュールを製造することができ、製造コストを抑えることができる。
尚、接続部33を電極32a,31bと同一材料で形成する場合には、熱の伝達を抑制するように細く形成すればよい。又、接続部33を熱伝導率の小さい素材で構成してもよい。図3では、基板11,12間に配置された断熱材5を省略して示している。
又、図4に示す第3実施形態のように、熱電変換素子2の柱状部22を円錐台形状又は角錐台形状に形成して、柱状部22の一端22aの面積mを、柱状部22と連結部21とが接続する接続部分の断面積nより小さくしてもよい。これにより、柱状部22の一端22aの面積が更に小さくなり、熱電変換素子2の高温側での吸熱をより抑制させて、温度差をより適切に維持することができる。尚、図4でも、基板11,12間の断熱材5を省略して示している。
又、図6に示す第4実施形態のように、n形の熱電変換素子2nとp形の熱電変換素子2pとを基板11,12間に交互に配置して、隣接する熱電変換素子2n,2pの第1電極32aを電気的に接続し、隣接する熱電変換素子であって、第1電極が分離している側の第2電極31bを電気的に接続することにより、各熱電変換素子2n,2pを直列に接続して、従来から周知のいわゆるπ型の熱電変換モジュール1としてもよい。
又、第1〜第3実施形態においては、ゼーベック効果を用いた発電用の熱電変換モジュール1に用いられる熱電変換素子2を説明したが、本発明の熱電変換素子はペルチェ効果を用いて冷却又は加熱する熱電変換モジュールにも同様に用いることができる。
又、第1〜第3実施形態においては、熱電変換素子2の各柱状部22の一端22aを電極32,32a,32bに接合しているが、各柱状部22の先端22aと電極32,32a,32bとの間に隙間ができるように基板11と基板12とを断熱部材等で連結して、各柱状部22の先端22aと電極32,32a,32bとを非接触状態とし、基板12が加熱されると、熱電変換素子2の熱膨張により各柱状部22の先端22aが電極5,53,54と接触する接触状態となるようにしてもよい。これにより、非接触状態においては、熱電変換素子2の柱状部22の一端22a側から力が加わることが無く、熱電変換モジュール2の耐久性をより向上させることができる。
尚、例えば、マイカ(雲母)、珪酸カルシウムボード、ガラス繊維、ロックウール、スラグウール、セラミック繊維、ワラストナイト、ゾノトライト、アスベスト、セピオライト、パリゴルスカイト、チタン酸カリウム、塩基性硫酸マグネシウム、微粒珪酸粉体:無水珪酸(アエロジル)、含水珪酸(ホワイトカーボン)、珪藻土、トバモライト、ムライトバルーン、シラスバルーン、ガラスバルーン、パーライト、フライアッシュならびに上記材料を含む複合体等の任意の断熱材料を用いることができる。
又、熱電変換素子2の連結部21の接続面21b及び柱状部22の一端22aに、電極との接触抵抗を低減させるべく、接合層を設けてもよい。接合層は、ニッケル、アルミ、銅、亜鉛、及びこれらを組合せた合金により形成することが好ましく、又、他の材料で形成してもよい。
接合層を形成する場合、例えば、粉末状のニッケル(平均粒子径約63μm))を、型Dの下方開口をパンチP1で閉塞された貫通孔D1に入れ、パンチP2で押し固めた後、粉末状のMgSiを貫通孔D1に入れ、その後に再度、粉末状のニッケルを貫通孔D1に入れて、再度パンチP2で加圧して焼結処理し、両端に接合層を有する円柱状の焼結体を成形すればよい。又、接合層は、めっきにより形成してもよい。
1…熱電変換モジュール、 11,12…基板、 2,2’…熱電変換素子、 2n…n形の熱電変換素子、 2p…p形の熱電変換素子、 2a…溝、 21…連結部、 21b…接続面、 22…柱状部、 22a…柱状部の一端、 31,31a,31b…第2電極、 32,32a,32b…第1電極、 33…接続部、 41,42…リード線、 5…断熱材、 D…型、 P1,P2…パンチ。

Claims (3)

  1. 一対の基板と、互いに間隔を存して前記基板に夫々配置される第1電極と第2電極と、両電極間に配置され、前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する熱電変換素子とを備える熱電変換モジュールにおいて、
    前記熱電変換素子は、互いに間隔を存して配置されると共に一端が前記第1電極と電気的に接続される複数の柱状部と、各柱状部の他端を連結すると共に第2電極と電気的に接続される連結部とを備え、
    該連結部の第2電極と接続される接続面は、各柱状部の一端の第1電極と接続される接続面の面積の合計よりも大きくなるように形成され、
    前記各柱状部の側面と、前記連結部の前記第1電極に対向する側の面とは、前記第1電極と電気的に非接続とされ
    全ての熱電変換素子をn形又はp形で成形し、一の熱電変換素子に接続された第1電極を、隣接する熱電変換素子に接続された第2電極に電気的に接続して、各熱電変換素子が直列に接続されるように構成したことを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 請求項1記載の熱電変換モジュールにおいて、前記各柱状部の一端の接続面の面積は、前記各柱状部と前記連結部の接続部分の断面積よりも小さいことを特徴とする熱電変換モジュール。
  3. 請求項1又は2に記載の熱電変換モジュールであって、該一対の基板の間に断熱材が配置されることを特徴とする熱電変換モジュール。
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