JP5152927B2 - 橋梁の補強構造および補強方法 - Google Patents

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Description

本発明は、既設の老朽化した橋梁を補強する橋梁の補強構造およびこの補強方法に関するものである。
従来、老朽化した橋梁等に対しては、新たな橋梁を構築し、橋梁の掛け替え等が行われている。しかし、このような橋梁の掛け替えは、長い工期および用地が必要となることから、例えば鉄道のように継続して使用される橋梁については、既設橋梁を補強する必要がある。
このような橋梁の補強方法としては各種の方法が提案されているが、例えば、鋼桁部と橋脚部または橋台部とを接合し、接合部のコンクリートに接する鋼桁部界面にずれ止めの有孔鋼板を設けて、鋼桁部と橋脚部等を直接一体的に接合する方法がある(例えば特許文献1)。
特開2000−319816
特許文献1のように橋桁(鋼桁)と橋台(コンクリート)とを一体化するためには、コンクリート橋台と鋼桁とのずれ止めが必要となる。このようなずれ止めとしては、特許文献1のように有孔鋼板を用いる方法や、または、鋼桁にスタッドジベルを溶植する方法、他の型鋼を溶接する方法等がある。また、ウェブ鋼板に孔あけをすることにより孔あき鋼板ジベルとする方法がある。
しかし、既設の橋梁を補強する場合のように、老朽化した橋梁の補強においては、必ずしも鋼材の溶接やスタッドジベルの溶植に適さない材質である場合がある。また、鋼板に多数の孔を設け、孔あき鋼板ジベルとする方法や、多数の孔に補強用の鉄筋を配置するような方法では、鋼桁に多数の貫通孔を形成する必要があることから、削孔分の断面減少による強度不足となる恐れがある。また、このような孔が、既存の疲労亀裂の伸展を助長する恐れがある。
また、鋼桁間にコンクリートを打設するには、狭い場所での配筋作業が必要となるため、作業性が悪いという問題がある。さらに、鋼桁と橋台とを方杖状部材で補強する方法もあるが、桁下空間を侵すこととなり、建築限界を確保できなくなるなど、必要な空間を確保できなくなるという問題がある。また、橋台が古い場合には、強度上の問題やコンクリートの劣化により削孔が適切ではなく、橋台自体の補強が困難である場合がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、作業性に優れ、確実に既設橋梁を補強することができる橋梁の補強方法および補強構造を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、橋台と、前記橋台上に設置される複数の橋桁と、隣り合う前記橋桁の間に設けられる第1のコンクリートと、前記橋桁および前記第1のコンクリートを貫通するように略水平方向に緊張されて設けられた第1の鋼材と、前記第1のコンクリートと前記橋台の座面との間に設けられる第2のコンクリートと、前記第2のコンクリートを貫通するように、前記橋台と前記第1のコンクリートとの間に略鉛直方向に設けられた第2の鋼材と、を具備し、前記第1のコンクリートおよび前記第2のコンクリートと前記橋台とが一体化されることを特徴とする橋梁の補強構造である。
前記橋桁は、略鉛直方向に起立するウェブと前記ウェブの上下端にそれぞれ前記ウェブと略垂直な上フランジおよび下フランジとを有し、前記第1のコンクリートは、隣り合う前記橋桁の向かい合う前記ウェブの間に設けられ、前記第1の鋼材は、前記ウェブおよび前記第1のコンクリートを貫通するように略水平方向に緊張されてもよい。
前記ウェブの表面は、面荒らし加工が施されていてもよく、また、前記橋桁の上側のフランジである上フランジの下面および/または前記橋桁の下側のフランジである下フランジの上面と前記第1のコンクリートとの間には縁切り材が設けられてもよい。
前記ウェブの互いの外方にブロックが設けられ、前記第2の鋼材は、前記橋台と前記第1のコンクリートとの間に設けられることに代えて、前記橋台と前記ブロックとの間に略鉛直方向に設けられて緊張されてもよい。
前記橋桁は、前記橋台の座面上に設けられた支持部材上に設けられており、前記支持部材と前記橋台との間または前記支持部材と前記橋桁との間には、緩衝部材が挟みこまれていてもよい。
前記橋台の前面から前記橋桁の上方までの間に鋼板が設けられ、前記鋼板と前記第1のコンクリートおよび前記第2のコンクリートとがそれぞれ接合されてもよい。また、前記第1のコンクリートと前記橋台の背面の盛土との間に連結部材が設けられ、前記橋台と前記盛土とが一体化されてもよい。
第1の発明によれば、隣り合う橋桁(橋桁のウェブ)間に第1のコンクリートが打設され、さらに橋桁同士で当該第1のコンクリートが挟み込まれ、第1の鋼材で水平方向に緊張されるため、第1のコンクリートとウェブとの接触面の摩擦によって第1のコンクリートと橋桁とのずれを防止することができる。
また、ウェブ間に打設された第1のコンクリートと、橋台との間に第2のコンクリートが打設され、当該第2のコンクリートを貫通するように第1のコンクリートと橋台とが第2の鋼材で鉛直方向に緊張されるため、確実に橋台と第1、第2のコンクリートとが一体化される。このため、橋台と橋桁とを一体化することができる。
また、橋桁の外方(第1のコンクリートが打設される側とは逆側)に、ブロックが設けられ、ブロックと橋台とを第2の鋼材で緊張することもできる。この方法によっても、橋桁と橋台とを確実に一体化することができる。
また、橋台の前面に鋼板が設けられ、鋼板と第1、第2のコンクリートとを接合することで、橋桁にかかる正の曲げモーメント(橋台前面側のコンクリートが引っ張られる方向)に対し、橋台と橋桁(と接合された第1のコンクリート)とが確実に固定される。
また、第1のコンクリートと橋台の背面の盛土とを連結する連結部材を設けることで、橋台と盛土とを確実に一体化でき、盛土の補強を行うこともできる。
また、ウェブの表面に面荒らし加工が施されることで、より確実に摩擦によるずれ止めの効果を得ることができ、また、上フランジの下面や下フランジの上面に縁切り材が設けられれば、第1のコンクリートが水平方向に緊張される際に、フランジ部が第1のコンクリートを拘束することがなく、効率良く第1のコンクリートに緊張力が導入される。
また、支持部材と橋台との間や支持部材と橋桁との間に緩衝部材が設けられれば、第2の鋼材を緊張する際に、鉛直方向に受ける力を、支持部材が直接橋台の座面上に伝えることがない。このため、例えば金属製の支持部材を用いた場合に、支持部材が周囲のコンクリートよりも剛性が高いことにより、鉛直方向の緊張力を支持部材が受けてしまい、支持部材が橋台の座面(支持部材との接触部)に過大な圧縮力を作用することがない。
第2の発明は、橋台と、前記橋台上に設置され、略鉛直方向に起立するウェブと前記ウェブの上下端に前記ウェブと略垂直なフランジとを具備する複数の橋桁と、を有する橋梁の補強方法であって、前記橋台上で、隣り合う前記橋桁の向かい合う前記ウェブの間に、第1のコンクリートを打設し、前記ウェブおよび前記第1のコンクリートを貫通するように略水平方向に第1の鋼材を設けて緊張する工程(a)と、前記第1のコンクリートと前記橋台との間に第2のコンクリートを打設し、前記第2のコンクリートを貫通するように、前記橋台と前記第1のコンクリートとの間に略鉛直方向に第2の鋼材を設けて緊張する工程(b)と、を具備し、前記第1のコンクリートおよび前記第2のコンクリートと前記橋台とが一体化されることを特徴とする橋梁の補強方法である。
第2の発明によれば、鋼材の溶接やスタッドジベルの溶植や、鋼板に多数の孔を設け、多数の孔に補強用の鉄筋を配置するような作業が不要であり、また、狭い場所での配筋作業が不要であるため、作業性に優れ、第1のコンクリートとウェブとのずれを、水平方向に付与した緊張力により摩擦によって防止することができ、第1、第2のコンクリートが確実に橋台と一体化され、確実に補強された橋梁の補強構造を得ることができる。
本発明によれば、作業性に優れ、確実に既設橋梁を補強することができる橋梁の補強構造およびこの補強方法を提供することができる。
橋梁1の構造を示す図であり、(a)は全体正面図、(b)は(a)のA−A線断面図(橋梁軸方向より見た断面図)。 橋梁1の施工工程を示す図で、(a)は全体正面図、(b)は(a)のA−A線断面図。 橋梁1の施工工程を示す図で、(a)は全体正面図、(b)は(a)のA−A線断面図。 橋梁1の施工工程を示す図で、(a)は橋梁1の軸方向より見た断面図、(b)、(c)は、正面図における橋台3近傍の拡大図。 橋梁1の他の実施形態を示す図で、(a)、(b)は橋梁1の軸方向より見た断面図。 橋梁1に鋼板39を設けた状態を示す図で、(a)は、正面図における橋台3近傍の拡大図、(b)は橋梁1の軸方向より見た断面図。 橋梁1に鋼板41を設けた状態を示す図で、(a)は、正面図における橋台3近傍の拡大図、(b)は橋梁1の軸方向より見た断面図。 アンカ43を設けた状態を示す図。 連結部材47を設けた状態を示す図で(a)は正面図における橋台3近傍の拡大図、(b)は橋台3近傍の平面図。
以下、本発明の実施の形態にかかる橋梁の補強方法について説明する。図1は、橋梁1を示す図で、図1(a)は橋梁1の正面図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図である。橋梁1は、河川等をまたぐように両岸に橋台3が設けられ、橋台3上には橋桁5が掛けられている。
橋台3の背面には盛土11が形成されている。橋台3の上方には、橋桁5が設置される座面7が形成され、盛土11側には座面7より上方に突出し、橋桁5の上面と高さが略一致する橋台壁部21が形成される。座面7上には、橋桁5を支持する支持部材9が設けられる。支持部材9と橋台3の座面7との間には緩衝部材23が設けられる。緩衝部材23は、発泡スチロールなどのように弾力があり、容易に圧縮変形可能なものであればいずれの材質でも良い。なお、緩衝部材23は、支持部材9と橋桁5の間に設けられてもよい。
橋桁5は、I型断面であり、上下に略水平方向に張り出した上フランジ25aおよび下フランジ25bと、上下のフランジをつなぐように略鉛直方向に設けられるウェブ27とを有する。橋台3の座面7(支持部材9)上に設けられる橋桁5は、所定の間隔をあけて複数(図では1対)設けられる。一対の橋桁5にまたがるように、橋桁5上には枕木15が設けられ、枕木15上にはさらに軌道17が形成される。枕木15および軌道17は、橋桁5上を通り、両岸の盛土11上に敷設される。
図1(b)に示すように、一対の橋桁のウェブ27同士の間には、第1のコンクリートであるコンクリート19aが設けられる。ウェブ27には、複数の孔が形成されており、ウェブ27およびコンクリート19aを貫通するように(一対のウェブ27でコンクリート19aを挟み込むように)第1の鋼材である鋼材13aが設けられる。鋼材13aは図示を省略したシース内に挿通され、略水平方向に両ウェブ27間で緊張された状態でシース内にグラウト等が充填される。なお、鋼材13a(PC鋼材であって例えばPC鋼棒が適している)は両側のウェブ27に定着板等で固定される。すなわち、コンクリート19aには水平方向のプレストレス力が付与され、これにより、ウェブ27との接触面に大きな摩擦力が発生する。
橋桁5の下方には、コンクリート19aと座面7との間を埋めるように、第2のコンクリートであるコンクリート19bが打設される。コンクリート19a、19bとは一体化される。この際、支持部材9および緩衝部材23はコンクリート19bにより埋設される。
コンクリート19a、19bおよび橋台3を鉛直方向に貫通するように、図示を省略したシースが設けられ、シース内には、第2の鋼材である鋼材13bが設けられる。鋼材13bはシース内に挿通され、コンクリート19aの上部と橋台3内部との間で緊張された状態でシース内にグラウト等が充填される。なお、鋼材13bとコンクリート19aおよび橋台3とは定着板等で固定される。すなわち、コンクリート19a、19bには鉛直方向のプレストレス力が付与され、これにより、コンクリート19a、19bと橋台3とが一体化される。
なお、コンクリート19aは、橋台壁部21の前面側と密着(接合)していてもよく、または密着(接合)していなくてもよい(図ではコンクリート19aが橋台壁部21の前面まで設けられているが、隙間が形成されてもよい)。また、図示を省略するが、コンクリート19aと上フランジ25a、下フランジ25bとの接触面(上フランジ25aの下面、下フランジ25bの上面)とは一体化されておらず、縁切り材が設けられる。縁切り材としては、グリスや発泡スチロールなど、コンクリート19aとフランジ面との間の水平方向の拘束力が生じにくくなるものであれば良い。
以上により、コンクリート19aと橋桁3とが接触面の摩擦によってずれ止めされ、さらにコンクリート19a、19bが橋台3と一体化されるため、橋桁5と橋台3とが確実に一体化される。このため、橋桁5および橋台3とで強固なラーメン構造を形成することができる。
次に、橋梁1を補強する施工手順について説明する。図2〜図4は橋梁1の補強工程を示す図である。なお、以下の図において、特に説明がない場合には、図1に示すような全体正面図または全体正面図におけるA−A線断面図を示すものとする。
まず、図2(a)に示すように、既存の橋梁は、橋台3の座面7上に設置された支持部材9によって橋桁5が支持されている。この状態においては、橋桁5は橋台3に対して一体化されていない。
この状態から、まず、一対の橋桁5のウェブ27間にコンクリート19aを打設できるように、所定の位置に型枠31a(例えば橋台3の前面側)、31b(例えば下フランジ25b位置で、コンクリート19aの底面側)、31c(コンクリート19a上部の鋼材13b定着部近傍)等が配置される。
ウェブ27の所定位置(コンクリート19a打設位置)には、孔29が設けられる。また、孔29位置に合うように、あらかじめ水平方向にシース33aが配置される。シース33aはウェブ27の間に設けられる。座面7の所定位置には、鉛直方向に孔が設けられ、当該孔にシース33bが挿入される。シース33bの上端は型枠31cまで設けられる。当該孔内で後述する鉛直方向の鋼材が定着される。
この際、ウェブ27の内面側(コンクリート19a打設側)の表面はあらかじめ面が荒らされる。たとえば、鋼球等を用いたショットブラストや鋼砕粒等を用いたグリッドブラストによりウェブ27の表面に凹凸を形成してもよく、または、ウェブ27の表面を清浄後、接着剤を塗布し、さらに砂を吹き付けることで凹凸を形成する。各種の面荒らし加工を施し、ウェブ27の表面を荒らしておくことで、コンクリートとの摩擦係数を大きくすることができる。また、上フランジ25aの下面、下フランジ25bの上面には縁切り材が設けられる。
次に、図3に示すように、型枠31a、31b、31c等内にコンクリート19aが打設される。コンクリート19aは、ウェブ27間であって、それぞれの上フランジ25aと下フランジ25bの間に打設される。コンクリート19aが固結後、型枠が撤去される。水平方向に設けられたシース33a(図示省略)内には鋼材13aが挿入され、鋼材13aは水平方向に緊張され、両端がウェブ27に定着され、グラウト注入を行って固定される。
次に、図4(a)に示すように、コンクリート19a下方にコンクリート19bを打設できるように、所定の位置に型枠31d(例えば橋台3の前面側)、31e(例えばコンクリート19bの側面側)等が配置される。なお、図4(a)は、図1(b)と同じ視野で見た状態を示す図である。この際、支持部材9と座面7との間には、緩衝部材23が設けられる。なお、支持部材9と橋桁5の間に緩衝部材23を設けてもよい。また、緩衝部材23の配置に代えて支持部材9自体を撤去してもよい。
次に、型枠31d、31e内にコンクリート19bが打設される。コンクリート19bが固結後、型枠が撤去される。鉛直方向に設けられたシース33b内には鋼材13bが挿入され、鋼材13bは、鉛直方向に緊張されて下端を橋台3内部(橋台3のフーチングであってもよく、または橋台3上部近傍であってもよい)、上端をコンクリート19a上部に定着され、グラウト注入によって固定さされる。なお、鋼材13bは完全に鉛直方向に配置する必要はなく、橋台3の形状等に応じて、多少の傾斜を設けてもよい。また、鋼材13bとして鋼管やH鋼を用いることもできる。この場合、例えばシース33bの設置に代えてH鋼等を配置しておけばよい。H鋼等を用いる場合には緊張しなくてもよい。
鉛直方向に緊張される鋼材13bは、図4(b)に示すように、打設するコンクリート19a、19bの幅(座面7の幅)に対して均等に配置してもよい。この場合、鋼材13aと鋼材13bとが互いに干渉しないように配置する必要がある。たとえば、図4(b)に示すように、水平方向の鋼材13aの間に鉛直方向の鋼材13bが配置されるようにしてもよい。
一方、図4(c)に示すように、鋼材13bを橋台壁部21側にずらして配置することもできる。すなわち、鋼材13bを、座面7の中心(座面前後方向の中心)よりも橋台壁部21側にずらし、鋼材13bを橋台壁部21に沿って配置することもできる。この場合、橋桁5の負の方向の曲げモーメント(橋台3の前面が圧縮される側、図中矢印B方向)に対して、より効果が高い。また、鋼材13aが橋台壁部21側には配置されていないため、鋼材13bを鋼材13a同士の間に設置する必要がなく鋼材13aとの干渉がないため、より断面積の大きい鋼材13bを用いることができる。なお、鋼材13bの配置は、これに限られず、上述した配置を組み合わせてもよい。
本実施の形態にかかる橋梁の補強方法によれば、簡易な方法で確実に橋梁を補強することができる。すなわち、橋桁と橋台との隅角部における曲げモーメントに抵抗することができる。また、コンクリート19aと橋桁5とが、ジベル等により接合されるものではなく、コンクリート19aに付与されたプレストレス力による互いの摩擦力によって拘束されるため、ジベルや鉄筋等を設ける必要がない。このため、老朽化の進んだ橋桁5に対しても適用が可能である。また、狭隘な部位での鉄筋配置やジベル配置などの作業がなく、作業性に優れる。また、水平方向および鉛直方向にプレストレス力が付与されるため、橋台3等の躯体が確実に補強される。
また、ウェブ27の間のみにコンクリート19aを打設すれば良いため、橋桁5の外側にはコンクリート19aは不要である。このため、コンクリート使用量を削減することができる。
また、ウェブ27の面があらかじめ荒らされるため、コンクリート19aとの摩擦力が大きくなり、橋桁5とコンクリート19aとのずれ止めの効果が高い。また、橋桁5に固定された(摩擦により拘束された)コンクリート19aと橋台3とが一体化されるため、確実に橋梁を補強することができる。この際、方杖等の設置は不要である。また、この際、コンクリート19aとフランジ面(上フランジの下面と下フランジの上面)との間に縁切り材が設けられるため、コンクリート19aがフランジ面により水平方向に拘束されることがない。これにより、ウェブ27とフランジ接合部における局部的な曲げ応力等の発生を抑制することができる。
また、コンクリート19bの打設前に支持部材9の下方に緩衝部材23が設けられるため(または支持部材9が撤去されるため)、鉛直方向の緊張力等によって、支持部材9が座面7に対して直接圧縮力を伝えることがない。このため、剛性がコンクリートよりも高い金属製の支持部材9が座面7との接触面に、鉛直方向の緊張力を伝達し、接触部分に過大な圧縮力を作用することを防止することができる。
次に、他の実施形態について説明する。以下の実施形態において、図1等に示す構成と同一の機能を奏する構成については、図1と同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図5は、緊張材である鋼材13a、13bの設置についての変形例である。図5(a)では、ウェブ27の外側にもコンクリート19cを打設する。この場合、水平方向の鋼材13aは、コンクリート19a、ウェブ27に加え、コンクリート19cを貫通して設けられる。したがって、鋼材13aの両端は、コンクリート19cに定着される。
鉛直方向の鋼材13bは、一対の橋桁5の間のみではなく、橋桁5の外方(コンクリート19aの打設とは逆側)にも配置される。すなわち、鋼材13bの一部は、コンクリート19b、19cを貫通して橋台3に定着される。このようにすることで、より多くの鉛直方向の緊張材を配置することができる。
また、図5(b)に示すように、橋桁5の外側(ウェブ27の外側)に、別途ブロック37を設けてもよい。ブロック37は例えば鋼製の構造体であり、橋桁5には溶接や摩擦接合、ボルト等の機械接合等により接合される。なお、水平方向の緊張材である鋼材13aを、ブロック37を貫通するように設け、両端をブロック37に定着してもよい。
鋼材13bの一部は、ブロック37の上端に定着され、ブロック37、下フランジ25b、コンクリート19b等を貫通して、下端が橋台3に定着される。このようにすることで、図5(a)と同様の効果を得ることができる。また、コンクリートの使用量を削減することができる。
図6は、橋台3の前面に鋼板39を設けた例を示す図であり、図6(a)は橋台3近傍の正面拡大図、図6(b)は図1(b)に対応する図である。
鋼板39は、橋台3の前面に設けられ、橋台3前面とコンクリート19a、19bにまたがるように設置される。例えば、橋台3の前面上方の一部からコンクリート19aの上端まで設けられ、橋台3の前面とコンクリート19a、19bの前面それぞれに接合される。鋼板39とコンクリート19a、19bとの接合は、接着やボルト止め等でよい。鋼板39は、正方向のモーメント(橋台3の前面側が引張りとなる側で、図中矢印C方向)の力に対して抵抗となる。なお、負の方向のモーメントに対しては、鋼板39が圧縮され、座屈等の恐れがある。このため、鋼板39の設置時に、あらかじめ引張側の荷重を載荷した状態で、コンクリート19a、19bと橋台3とに剛結することが望ましい。
なお、前述した補強工程において、コンクリート19a、19bの打設の前に鋼板39を設置することで、鋼板39をコンクリート19a、19bの打設の際の型枠として利用することもできる。この場合、鋼板39設置部以外の部位のみに別途型枠を設置すれば良い。
図7は、橋台3の側面に鋼板41を設けた例を示す図であり、図7(a)は橋台3近傍の正面拡大図、図7(b)は図1(b)に対応する図である。
鋼板41は、橋台3の側面に設けられ、橋台3側面とコンクリート19a、19bにまたがるように設置される。この場合には、図7(b)に示すように、橋台3の全幅にわたるように、コンクリート19a、19bが打設される。したがって、コンクリート19a、19bの側面と橋台3の側面とが、略同一面となる。この状態で、鋼板41は、例えば、橋台3の側面上方の一部からコンクリート19aの上端まで設けられる。鋼板41は橋台3の側面とコンクリート19a、19bの側面に接合される。鋼板41とコンクリート19a、19bとの接合は、接着やボルト止め等でよい。また、図7(b)に示すように、鋼板41、コンクリート19aおよびウェブ27等を貫通するように鋼材13aを設け、両側の鋼板41で鋼材13aを緊張して定着すれば、鋼板41とコンクリート19a等とがより確実に摩擦により接合される。鋼板41によって、より確実にコンクリート19a、19b等と橋台3とが一体化され、橋桁5と橋台3との隅角部での曲げモーメントに抵抗することができる。
なお、前述した補強工程において、コンクリート19a、19bの打設の前に鋼板41を設置することで、鋼板41をコンクリート19a、19bの打設の際の型枠として利用することもできる。この場合、鋼板41設置部以外の部位のみに型枠を設置すれば良い。
図8は、橋台3の背面にアンカ43を設けた例を示す図である。橋台3の背面に向けて、アンカ43が斜め下方に設けられる。アンカ43の先端は、コンクリート19aの前面に定着ブロックを設けて定着される。橋台3は、橋台3(橋台壁部21)を貫通するように削孔され、内部にアンカ43が挿通され、アンカ43の他端が盛土11内部で定着される。アンカ43は、鋼材13a、13bと干渉しない位置に配置される。
なお、アンカ43の配置は、一対の橋桁5間に限られず、例えば図5(a)に示したように、橋桁5の外方にもコンクリートを打設した場合には、橋桁5の外方に設けてもよい。アンカ43によって、橋台3と盛土11とが一体化され、さらに橋台3背面の盛土11の補強にもなる。
図9は、橋台3の背面の盛土11に杭47が設けられさらに杭47と橋台3との間に連結部材47が設けられた例を示す図であり、図9(a)は正面図における橋台3近傍の拡大図、図9(b)は橋台3近傍の平面図である。
図9(b)に示すように、橋台3の背面であって、軌道17の両脇に杭47が設けられる。杭47の杭頭部近傍と橋台3(コンクリート19a)の前面近傍を連結するように、コンクリート19a、橋台3(橋台壁部21)、盛土11を貫通する連結部材47が設けられる。すなわち、連結部材47は、橋台3の前面側から橋台3背面の盛土11方向に向かって、ややハの字状に幅が広がるように設けられる。なお、図9(a)に示すように、連結部材47は、橋台3背面方向に向かってやや下方に斜めに配置してもよく、または、略水平方向に設けてもよい。
連結部材47の一方の端部は、コンクリート19aの前面に定着される。橋台3は、橋台3(橋台壁部21)を貫通するように削孔され、内部にアンカ連結部材47が挿通され、連結部材47の他端が杭45の杭頭部近傍で定着される。なお、連結部材47は、鋼材13a、13bと干渉しない位置に配置される。杭45および連結部材47によって、橋台3と盛土11とが一体化され、さらに橋台3背面の盛土11の補強にもなる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、各実施形態は互いに組み合わせることができることはもちろんのこと、各構成の形状や設置範囲、設置個数等は、適宜設定することができる。
本発明による設計例を示す。支間10、15、20mの単純桁の橋梁について、支点部と橋台躯体を剛結化した場合の隅角部に発生する曲げモーメントを計算した。結果を表1に示す。
Figure 0005152927
支間中央部における曲げモーメントは、本発明のように橋桁と橋台とを一体化することで一体化前の状態と比較して略半分の値まで減少した。一方、支間が20m以下では、隅角部(桁端)に発生する負の曲げモーメントは、1000kN・m以下となる。そこで、以下の例においては、1000kN・mに耐えうる一体化の条件について検討する。
橋桁と橋台との一体化により、1000kN・mの曲げモーメントが剛結部に作用すると仮定し、ウェブとウェブ間に打設されたコンクリートとのせん断摩擦により抵抗するとする。ここで、ウェブ表面とコンクリートとの摩擦係数μを0.3とする。
桁高1.5m、巻き立て橋軸方向の長さを1mとすると、ウェブとコンクリートとの接触面積は1.5mとなる。簡単のため、矩形の接触部を円形に置換して計算すると、同一接触面積となる円の半径rは、0.7mとなる。ここで、PC鋼材による緊張により、ウェブとコンクリートとの間に作用する平均圧縮応力をσとすると、抵抗モーメントTは次式で表わされる。
Figure 0005152927
前式より、T≧1000kN・mであるためには、σ≧2326kN/mとなる。ここで、PC鋼材の緊張力Pは、σ・Ac=2326x1.5=3488kNとなる。PC鋼材の緊張力σSAを0.55fpu(fpu:引張り強度)とし、PC鋼材として、引張り強度1080N/mm、32mmφ(As=804.2mm)のPC鋼棒を用いるとすると、σSA×As×n本=3488kNより、n=7.3本となる。すなわち、PC鋼材が8本あれば、必要な抵抗モーメントを得ることができる。例えば、4本x2列のPC鋼材を配置し、所定の緊張力を付与することで必要な抵抗モーメントを得ることができる。
一方、鉛直方向の鋼材は、作用曲げモーメントに対して第1、第2のコンクリートに引張応力度が生じないように設計し決定される。鉛直方向のPC鋼材について試算すると、PC鋼材として、引張強度1860N/mm、As=970.9mmのものを用いれば、同条件で6本のPC鋼材を用いることで、所定の抵抗モーメントを得ることができる。
なお、実際には、橋桁間に補強リブや対傾鋼、横鋼などが配置されるため、摩擦力以外にもずれ止めに寄与する要素がある。また、ウェブ表面を荒らして摩擦係数を大きくすれば、さらに安全側の設計となる。
また、詳細な計算は省略するが、同様の効果を得るために、ウェブに孔を設け、鋼板ジベルとした場合には、PC鋼材用の孔よりも大きな孔を、PC鋼材の設置本数に対して約3倍の数だけ形成する必要がある。このため、既設橋梁のウェブへの削孔に伴う応力増大が問題となる。本発明によれば、PC鋼材の緊張による、ウェブとコンクリートとの摩擦によって抵抗モーメントを得るため、作業性に優れ、効率の良い補強構造を得ることができる。
1………橋梁
3………橋台
5………橋桁
7………座面
9………支持部材
11………盛土
13a、13b………鋼材
15………枕木
17………軌道
19a、19b………コンクリート
21………橋台壁部
23………緩衝部材
25a、25b………上フランジ
27………ウェブ
29………孔
31a、31b、31c、31d、31e………型枠
33a、33b………シース
37………ブロック
39………鋼板
41………鋼板
43………アンカ
45………杭
47………連結部材

Claims (9)

  1. 橋台と、
    前記橋台上に設置される複数の橋桁と、
    隣り合う前記橋桁の間に設けられる第1のコンクリートと、
    前記橋桁および前記第1のコンクリートを貫通するように略水平方向に緊張されて設けられた第1の鋼材と、
    前記第1のコンクリートと前記橋台の座面との間に設けられる第2のコンクリートと、
    前記第2のコンクリートを貫通するように、前記橋台と前記第1のコンクリートとの間に略鉛直方向に設けられた第2の鋼材と、
    を具備し、
    前記第1のコンクリートおよび前記第2のコンクリートと前記橋台とが一体化されることを特徴とする橋梁の補強構造。
  2. 前記橋桁は、略鉛直方向に起立するウェブと前記ウェブの上下端にそれぞれ前記ウェブと略垂直な上フランジおよび下フランジとを有し、
    前記第1のコンクリートは、隣り合う前記橋桁の向かい合う前記ウェブの間に設けられ、
    前記第1の鋼材は、前記ウェブおよび前記第1のコンクリートを貫通するように略水平方向に緊張されることを特徴とする請求項1記載の橋梁の補強構造。
  3. 前記ウェブの表面は、面荒らし加工が施されていることを特徴とする請求項2記載の橋梁の補強構造。
  4. 前記橋桁の上側のフランジである上フランジの下面および/または前記橋桁の下側のフランジである下フランジの上面と前記第1のコンクリートとの間には縁切り材が設けられることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の橋梁の補強構造。
  5. 前記ウェブの互いの外方にブロックが設けられ、
    前記第2の鋼材は、前記橋台と前記第1のコンクリートとの間に設けられることに代えて、前記橋台と前記ブロックとの間に略鉛直方向に設けられて緊張されることを特徴とする請求項2から請求項4に記載の橋梁の補強構造。
  6. 前記橋桁は、前記橋台の座面上に設けられた支持部材上に設けられており、
    前記支持部材と前記橋台との間または前記支持部材と前記橋桁との間には、緩衝部材が挟みこまれていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の橋梁の補強構造。
  7. 前記橋台の前面から前記橋桁の上方までの間に鋼板が設けられ、前記鋼板と前記第1のコンクリートおよび前記第2のコンクリートとがそれぞれ接合されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の橋梁の補強構造。
  8. 前記第1のコンクリートと前記橋台の背面の盛土との間に連結部材が設けられ、前記橋台と前記盛土とが一体化されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の橋梁の補強構造。
  9. 橋台と、前記橋台上に設置され、略鉛直方向に起立するウェブと前記ウェブの上下端に前記ウェブと略垂直なフランジとを具備する複数の橋桁と、を有する橋梁の補強方法であって、
    前記橋台上で、隣り合う前記橋桁の向かい合う前記ウェブの間に、第1のコンクリートを打設し、前記ウェブおよび前記第1のコンクリートを貫通するように略水平方向に第1の鋼材を設けて緊張する工程(a)と、
    前記第1のコンクリートと前記橋台との間に第2のコンクリートを打設し、前記第2のコンクリートを貫通するように、前記橋台と前記第1のコンクリートとの間に略鉛直方向に第2の鋼材を設けて緊張する工程(b)と、
    を具備し、前記第1のコンクリートおよび前記第2のコンクリートと前記橋台とが一体化されることを特徴とする橋梁の補強方法。
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