JP4834890B2 - プレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法 - Google Patents

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本発明は、例えばプレキャストコンクリート板を、支持杭や支柱等の柱状部材に支持させた鋼桁上に並べて設置し、該プレキャストコンクリート板間を、その間詰め間隙に場所打ちの間詰めコンクリートを打設して互いに一体化させることによって合成床板を構築する場合等、場所打ちの間詰めコンクリートにプレストレスを導入するためのプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法に関する。
従来、例えば海上に構築される桟橋等のように海底に立設した支持杭や陸上基礎上に立設した支柱等の柱状部材に支持させて床版を構築する工法には、例えば図14(ロ)に示すように支柱1の上端に格子状に組み立てた鋼桁2を支持させ、その上にプレキャストコンクリート板3,3......を架け渡し、鋼桁2上で互いに隣り合うプレキャストコンクリート板3,3間を、両者の間隙に場所打ちの間詰めコンクリート4を打設することによって一体化させる方法がある。
この場合に使用するプレキャストコンクリート板は、床版自体を軽くし、しかも高い曲げ応力を得るために多くの場合プレストレストコンクリート構造(以下PC造と記す)のものを使用する場合が多い。
また、間詰めコンクリート含めて隣り合うプレキャストコンクリート板間の一体化強度を高める方法としては、図15に示すように各プレキャストコンクリート板3の接合端面に多数の連結用鉄筋5,5......を突設しておき、両プレキャストコンクリート板3,3の各連結用鉄筋5,5を互いにオーバーラップさせ、これらを間詰めコンクリート4内に埋め込むことによって一体化強度を高める方法がある。この連結用鉄筋には図16に示すように両端をプレキャストコンクリート板の上下に埋設したループ状筋を使用することにより高い強度が得られる。
また、間詰めコンクリート4とプレキャストコンクリート板3とを同等のPC造とすることにより全体に一様なプレストレスを導入することによりプレキャストコンクリート板間の一体化強度を高める方法がある。これは、図17に示すように複数のプレキャストコンクリート板3,3......及びそれらの間の間詰めコンクリート4に跨らせて連続した配置にPC緊張材6,6を挿通し、所望の単位広さ毎にその周縁部においてPC緊張材を緊張定着させることにより、その各単位広さ全域に連続させたプレストレスを導入する方法がある。
上述の如き従来のプレキャストコンクリート部材間の一体化方法において、特にプレキャストコンクリート板3,3を鋼桁2上に突合せ配置に支持させ、間詰め間隙を鋼桁2上に配置することが、鋼桁2とその上の合成床板との一体化を、鋼桁2に突設したスタッド7を間詰めコンクリート内に埋め込むによってなされるために作業効率上好ましいが、その場合、図14(イ)に示すように下向きの荷重によって生じる負の曲げモーメントが鋼桁上、即ち間詰めコンクリート部分において最大となる。
この負の曲げモーメントに対抗させるためには間詰めコンクリート部分における強度を高める必要があるが、前述した間詰めコンクリートにPC造を採用しない工法では、耐垂直荷重を大きいものとすればする程、連結用鉄筋の量を多くする必要があり、多量の連結用鉄筋を突設したプレキャストコンクリート板の製造が必要となって、その製造及び運搬が困難となる。
一方、プレキャストコンクリート板及び目地コンクリートに連続させたPC造とする工法では、目地コンクリートがPC造となるために鉄筋量を多くしたり連結筋を多くしたりする必要は生じないが、所定の単位広さ毎に緊張作業が必要となり、作業工程に偏りができて作業効率に問題が生じることがあり、また、PC造の利点を発揮させるには単位広さを大きくする必要があるが、単位広さが広くなればなる程、1回の緊張作業における緊張力が大きなものとならざるを得ず、その作業には高度の技術と熟練を要することとなるという問題がある。
本発明は上述の如き従来の問題に鑑み、場所打ちの間詰めコンクリートに対し、プレキャストコンクリート板と同等又はそれ以上のプレストレスを、狭い範囲において逐次導入することができるプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の課題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明の特徴は、互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材間に介在させた場所打ちコンクリートからなる間詰め部に対してプレストレスを導入させるプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法において、前記互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材の隣接側端部とは反対側の端部の移動を拘束させた状態で、ジャッキにより該両プレキャストコンクリート部材間の間詰め間隙を押し広げる方向の荷重を加えて前記プレキャストコンクリート部材を圧縮方向に弾性変形させることにより、互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材との間の間詰め間隙を広げ、この広がった間詰め間隙に間詰めコンクリートを打設し、該間詰めコンクリートが所要の強度を発現した後、前記荷重を開放することによるプレキャストコンクリート部材の戻り力によって該間詰めコンクリートにプレストレスを導入させることにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材間に介在させた場所打ちコンクリートからなる間詰め部に対してプレストレスを導入させるプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法において、前記プレキャストコンクリート部材製造時に、供用時に必要なプレストレス導入用のPC緊張材とは別のPC緊張材を使用して余剰のプレストレス荷重かけることにより、該プレキャストコンクリート部材を圧縮方向に弾性変形させておくことにより、互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材との間の間詰め間隙を広げ、この広がった間詰め間隙に間詰めコンクリートを打設し、該間詰めコンクリートが所要の強度を発現した後、前記余剰のプレストレス荷重を開放することによるプレキャストコンクリート部材の戻り力によって該間詰めコンクリートにプレストレスを導入させることにある
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項2の攻勢に加え、前記プレキャストコンクリート部材の製造時に与えておく余剰のプレストレスは、コンクリートのクリープによる収縮量より大きく弾性圧縮変形させる大きさであることにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材間に介在させた場所打ちコンクリートからなる間詰め部に対してプレストレスを導入させるプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法において、前記プレキャストコンクリート部材の両端に取り付けたブラケット間にPC緊張材を張設し、該PC緊張材を緊張することによって該プレキャストコンクリート部材を圧縮方向に弾性変形させておくことにより、互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材との間の間詰め間隙を広げ、この広がった間詰め間隙に間詰めコンクリートを打設し、該間詰めコンクリートが所要の強度を発現した後、前記ブラケット間のPC緊張材による緊張を解除し、該緊張を解除することによるプレキャストコンクリート部材の戻り力によって該間詰めコンクリートにプレストレスを導入させることにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項4の構成に加え、前記ブラケットは、前記フレキャストコンクリート部材の端面に当接する圧縮部と、該圧縮部上に一体に備えたPC緊張材定着部とを有し、該定着部にPC緊張材を定着させて緊張することにある。
請求項6に記載の発明の特徴は、請求項4又は5の構成に加え、PC緊張材として外周に雄ネジを形成したネジ付き鋼棒を使用し、緊張後に前記雄ネジに螺嵌したナットを前記PC緊張材定着部に定着させることにある。
本発明のプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法においては、前記プレキャストコンクリート部材に前記プレキャストコンクリート部材を変形させる荷重を加えることにより、互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材間の間詰め間隙を広がる方向に弾性変形させ、この広がった間詰め間隙に間詰めコンクリートを打設し、この間詰めコンクリートが所要の強度を発現した後、前記荷重を開放することによるプレキャストコンクリート部材の戻り力によって前記間詰めコンクリートにプレストレスを導入させることにより、間詰め用間隙内にプレキャストコンクリート連結用の補強筋を多数使用することなく、間詰めコンクリートの強度を増大させることができる。更に、プレキャストコンクリート部材の製造、運搬及び桁上への設置作業が容易となる。また、プレキャストコンクリート部材を多数並べる際に、その一部の小範囲のみに現場におけるプレストレスの導入作業を行うことができるため、プレストレス導入作業が容易であり、全体にプレストレスを導入する場合に比べて、作業の合理化が計られる。
また本発明では、前記弾性変形させるにあたって、互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材の隣接側端部とは反対側の端部の移動を拘束させた状態で、ジャッキによりその両プレキャストコンクリート板間の間詰め間隙を押し広げる方向の荷重を加えて前記プレキャストコンクリート部材を圧縮方向に弾性変形させることにより、間詰め間隙へのプレストレスの導入作業が容易となる。
更に本発明では、前記弾性変形させるにあたって、プレキャストコンクリート部材製造時に、架設後に必要なプレストレスを導入する際に使用したPC緊張材とは別のPC緊張材を使用して余剰のプレストレス荷重をかけることによって、プレキャストコンクリート部材を前記間詰め間隙が広がる方向に弾性変形させることにより、間詰め間隙に容易にプレストレスを導入することができると共に、現場においてプレキャストコンクリート板変形作業を行わなくてすむ。
また、前記プレキャストコンクリート部材の製造時に与えておく余剰のプレストレスは、コンクリートのクリープによる収縮量より大きく弾性圧縮変形させる大きさであることにより、プレキャストコンクリート板架設後にクリープが生じても、間詰めコンクリートのプレストレス導入状態が維持できる。
本発明においては、プレキャストコンクリート部材の両端に取り付けたブラケット間にPC緊張材を張設し、該PC緊張材を緊張することによって該フレキャストコンクリート部材を前記間詰め間隙が広がる方向に弾性変形させ、該間詰めコンクリート打設後に前記緊張を解除することによるプレキャストコンクリート部材の戻り力により該間詰めコンクリートにプレストレスを導入させるようにすることにより、フレキャストコンクリート部材を弾性変形させるための装置として、従来のPC緊張材緊張のための装置を使用することができ、しかも緊張解除後は取り外して再使用が可能となり、作業性がよく、かつ経済性が高い。
また、前記ブラケットは、前記フレキャストコンクリート部材の端面に当接する圧縮部と、該圧縮部に上に一体に備えたPC緊張材定着部とを有し、該定着部にPC緊張材を定着させて緊張することにより、フレキャストコンクリート部材の圧縮弾性変形のための緊張作業がプレキャストコンクリート部材上にて行うことができ、作業性がよく、更に、そのPC緊張材として外周に雄ネジを形成したネジ付き鋼棒を使用し、緊張後に前記雄ネジに螺嵌したナットを前記PC緊張材定着部に定着させることにより、定着の際に圧縮変形の戻りを極力小さいものとすることができ、正確に必要な弾性変形を与えることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の第一実施例を図1〜図4に基づいて説明する。図1は本発明に係るプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法を使用して構築された床版構造の一例の概略構成を示している。図において符号10は鋼桁枠である。この鋼桁枠10は、後述するプレキャストコンクリート板の平行な2辺を支持する平行な床板支持用鋼桁11,11......と、この隣り合う床版支持用鋼桁11,11間を連結する連結桁12によって格子状に組み立てられている。
各床板支持用鋼桁11,11間に架け渡して、本発明のプレキャストコンクリート部材の一例であるプレキャストコンクリート板(以下同じ)13,13......が架設されており、各プレキャストコンクリート板13の接合端面が床板支持用鋼桁11上で対向し、その間に間詰めコンクリートが打設されている。
図2に示すように、隣り合う各プレキャストコンクリート板13,13の間詰め間隙側面15,15には該プレキャストコンクリート板13内に埋設された連結用鉄筋16,16が突設され、これを間詰めコンクリート14内に埋め込むことにより両プレキャストコンクリート板相互間を、間詰めコンクリート14を介して一体化させた床版を構成している。
また、各プレキャストコンクリート板13,13の間詰め間隙側面15とは反対側の端部が、ストッパー17によって移動が拘束された状態となっており、プレキャストコンクリート板13,13の伸張方向の弾性戻り力によって間詰めコンクリート14にプレストレスが付与された状態となっている。
次に、この床版における間詰めコンクリート14に対するプレストレスの導入方法について説明する。
プレキャストコンクリート板13,13は、工場等の製作ヤードにて製造され、それ自体に設計荷重に見合ったプレストレスが図示しないPC緊張材の緊張力によって付与されているとともに、間詰め間隙側面15には連結用鉄筋16が突設されている。
このプレキャストコンクリート板13,13を図3に示すように床版支持用鋼桁11,11にそれぞれの両端部下面を支持させて架設し、床版支持用鋼桁11上に間詰め間隙20を空け、その内部においてそれぞれのプレキャストコンクリート板13,13から突設されている連結用鉄筋16,16をオーバーラップさせる。また、間詰め間隙20とは反対側のプレキャストコンクリート板13,13の端部は、床版支持用鋼桁11に固定したストッパー17によって移動を拘束させる。なお、図示してないが、間詰め間隙20内には間詰めコンクリートの補強に必要な配筋を施す。
次いで、図4に示すように間詰め間隙20内に複数の油圧ジャッキ21,21を挿入し、両プレキャストコンクリート板13,13の間詰め間隙側面15,15間に設置する。この状態でジャッキ21,21を伸長させる方向に作動させ、間詰め間隙20が広がる方向、即ち両プレキャストコンクリート板13,13を圧縮する方向の荷重を加える。所定量の弾性圧縮変形を与えた後、ジャッキ挿入部を仕切り22によって囲い、ジャッキ挿入部以外の間詰め間隙内に間詰めコンクリート14を打設する。
この状態でジャッキによるプレキャストコンクリート板圧縮荷重付加を維持させる。そして、間詰めコンクリート14が所定のプレストレス導入可能な強度に達するのを待ってジャッキ21,21による荷重を開放させる。これによって弾性圧縮変形していたプレキャストコンクリート板13の伸長方向に戻ろうとする力により間詰めコンクリート14にプレストレスが付与される。尚、ジャッキは支持具等を用いて間詰め間隙外に設置してもよい。
次に、本発明の第二実施例を図5に基づいて説明する。
上述の実施例と同様の床版支持用鋼桁11上に、上述の実施例と同様のプレキャストコンクリート板13,13と間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18が架設されている。間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18は、プレキャストコンクリート板13,13間に設置されている。プレキャストコンクリート板13と間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18の接合端面は対抗しており、プレキャストコンクリート板13,13と間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18の間詰め間隙側面15,15......からは、連結用鉄筋16,16......が突設されている。これらの連結鉄筋16,16......を間詰めコンクリート14,14に埋め込むことにより、プレキャストコンクリート板間を間詰めコンクリートを介して一体化させた床版を構成している。
また、各プレキャストコンクリート板13,13の間詰め間隙側面15とは反対側の端部が、ストッパー17,17によって移動が拘束された状態となっており、間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18の伸長方向の弾性戻り力によって間詰めコンクリート14,14にプレストレスが付与された状態になっている。
次に、この床版における間詰めコンクリートに対するプレストレスの導入方法について説明する。まず、その一例を図6〜図7に基づいて説明する。間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18は、工場等の製作ヤードにて製造され、過剰なプレストレスが付与されている。この過剰なプレストレスは、解放用PC緊張材19,19......の緊張力によって間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18を圧縮方向に弾性変形させることにより付与されている。また、解放用PC緊張材19,19......の緊張を解放した後に通常のプレストレスを維持するために、非解放用PC緊張材41,41......によってプレストレスが導入されている。
間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18は、解放用PC緊張材19,19......の緊張を解放するためのPC緊張材解放孔23,23......を備えている。このPC緊張材解放孔23は、間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18に埋設されているPC緊張材19の長さ方向における中央付近の間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18上面に開口され、解放用PC緊張材19下まで凹ませた形状に形成されている。
PC緊張材解放孔23内部においては、解放用PC緊張材19を露出させた状態で貫通させている。PC緊張材解放孔23の大きさは、PC緊張材解放孔23内において、PC緊張材切断機を用いて解放用PC緊張材19を切断することができる程度の大きさである。また、解放用PC緊張材19はPC緊張材挿通孔24の中を通してプレキャストコンクリート中に配設されている。
プレキャストコンクリート板13,13を鋼桁上に架設し、桁上のプレキャストコンクリート板13,13の間に間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18を、間詰め間隙20,20を空けて設置する。上述した図1〜4に示す第一実施例と同様に、この間詰め間隙20,20において連結用鉄筋をオーバーラップさせ、プレキャストコンクリート板13,13はストッパーによって固定させる。また、図示していないが、間詰め間隙20,20内には間詰めコンクリートの補強に必要な配筋を施す。
次いで、間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18とプレキャストコンクリート板13,13との間の間詰め間隙20,20に、間詰めコンクリート14,14を打設する。そして、この間詰めコンクリート14,14が所定のプレストレス導入可能な強度に達した後に、間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18に配設された解放用PC緊張材19,19......の緊張を解放する。その結果、弾性圧縮変形していたプレキャストコンクリート板18の伸長方向に戻ろうとする力により、間詰めコンクリート14,14が圧縮され、間詰めコンクリートに14,14にプレストレスが付与される。また、解放様PC緊張材19,19......の緊張解放後には、PC緊張材解放孔23,23......にコンクリートを打設してこれを埋める。
尚、上述の実施例では、余剰プレストレスの解放方法として、プレキャストコンクリート板中央にPC緊張材解放孔23,23......を設けた間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18を用いているが、この他に図8、図9に示すように、間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板42端部において、ジャッキ作業空間25,25......を設け、PC緊張材緊張ジャッキを使用して余剰プレストレスを解放してもよい。この場合、間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板42の解放用PC緊張材19,19......を解放する側のPC緊張材定着部の上方は、開放されている。尚、図8に示すように、間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板42には、非解放用PC緊張材41,41......によって通常のプレストレスも導入されている。
ジャッキ作業空間25,25......は図8に示すように、プレキャストコンクリート板と間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板を鋼桁上に架設し、間詰め間隙20,20に間詰めコンクリート14,14を打設する際に設ける。そして、この間詰めコンクリート14,14硬化後、図9に示すようにジャッキ作業空間25にジャッキ26を設置し、PC緊張材19の緊張を解放する。その結果、弾性圧縮変形していたプレキャストコンクリート板18の伸長方向に戻ろうとする力により、間詰めコンクリート14,14が圧縮され、間詰めコンクリートに14,14プレストレスが付与される。その後、ジャッキ作業用空間25にコンクリートを打設してジャッキ作業用空間25を埋める。
また、上述の実施例は、プレキャストコンクリート板をストッパーによって固定しているが、図10に示すように、プレキャストコンクリート板13,13同士を鋼材27,27......によって相対移動不能な状態としてもよい。尚、図10において、プレキャストコンクリート板13,13間には、前述の例に用いたPC緊張材解放孔23,23......にて解放用PC緊張材19,19......を切断する形式の間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18を使用しているが、この他、図8、図9において説明した、ジャッキ作業用空間25,25......を設けてPC緊張材19,19......の緊張を解放する間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板42を使用してもよい。
鋼材27,27......は、プレキャストコンクリート13,13と間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18或いは間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板42に予め設けておいた鋼材挿通孔に挿通させる。また、鋼材挿通孔は、プレキャストコンクリート板13,13と間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18にまたがって一直線上に配置される位置に設けられている。
また、プレキャストコンクリート板を弾性圧縮変形させる方法としては、上述の例の他に、図11(イ)に示す第三実施例のように、解放用PC緊張材19によって過剰プレストレスを導入する際に、解放用PC緊張材19を間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18の上方に設置することにより、間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18を下向きに湾曲させるようにしてもよい。
このように、間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18を下向きに湾曲させることにより、間詰め間隙20,20を広げ、その広がった間詰め間隙20,20に間詰めコンクリートを打設する。この間詰めコンクリートが所定のプレストレス導入可能な強度に達した後に、解放用PC緊張材19の緊張を解放する。これによって、下向きに湾曲した間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板18が元の形状に戻ろうとする。その間詰め部圧縮用プレキャストコンクリートの戻り力によって、図11(ロ)に示すように、間詰めコンクリート14,14が圧縮され、間詰めコンクリート14,14にプレストレスが導入される。尚、上述の余剰プレストレス荷重は、コンクリートのクリープによる収縮量より大きく弾性圧縮変形させる大きさであることが好ましい。
更に、この床版における間詰めコンクリートに対するプレストレスの導入するためにプレキャストコンクリート板13を圧縮方向に弾性変形させる方法としては、図12、図13に示す第四実施例のように、プレキャストコンクリート板13の両端に取り付けたブラケット50,50間にPC緊張材51を張設し、これを緊張することによって該フレキャストコンクリート部材を前記間詰め間隙52が広がる方向に弾性変形させ、該間詰間隙52に間詰めコンクリート(図示せず)を打設後に前記緊張を解除し、その際のプレキャストコンクリート板13延び方向の戻り力により前記間詰めコンクリートにプレストレスを導入させるようにしてもよい。
ブラケット50はそれぞれ、フレキャストコンクリート板13の端面に当接する圧縮部53と、該圧縮部53上に一体に備えられ、プレキャストコンクリート板13の上面に沿って他方側端部側に延びるPC緊張材定着部54とを有し、該定着部54に、その長手方向と直交する配置に一体に備えた定着板55に貫通開口させたPC緊張材挿通孔にPC緊張材51を貫通させ、定着具56によって定着させている。
尚、定着具54としては、従来使用されている楔定着方式等のPC緊張材端部定着具が使用できるが、PC緊張材51として外周に雄ネジを形成したネジ付き鋼棒を使用し、定着具56としてナットを使用し、PC緊張材51の外周の雄ネジに定着具56であるナットを螺嵌し、PC緊張材51の緊張後、定着部54に定着させるようにすることが好ましい。
本発明方法によって一体化されたプレキャストコンクリート部材間の部分横断平面図である。 本発明方法の実施例における間詰め間隙にコンクリートを打設した状態を示す断面図である。 本発明方法の実施例におけるプレキャストコンクリート板を鋼桁上に架設した状態を示す断面図である。 本発明方法の第一実施例における間詰め間隙内にジャッキを設置してコンクリートを打設した状態を示す部分平面図である。 本発明方法の第二実施例におけるPC緊張材解放孔においてPC緊張材を解放した状態を示す断面図である。 本発明方法の第二実施例における間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板に対するプレストレス導入方法の一例を示すもので、PC緊張材解放孔においてPC緊張材を解放する前の状態を示す部分平面図である。 同上のPC緊張材解放孔を示す部分拡大断面図である。 本発明方法の第二実施例における間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板に対するプレストレス導入方法の他の例を示すもので、間詰め間隙内にジャッキ作業空間を残して間詰めコンクリートを打設した状態を示す部分平面図である。 同上のジャッキ作業空間にジャッキを設置した状態を示す部分拡大断面図である。 本発明方法の第二実施例におけるプレキャストコンクリート板同士を、鋼材を用いて相対的に固定した状態を示す部分平面図である。 (イ)本発明方法の第三実施例におけるプレキャストコンクリート板に余剰プレストレスを導入してプレキャストコンクリート板を湾曲変形させた状態を示す断面図である。(ロ)上述の変形を、余剰プレストレスを解放し、間詰めコンクリートにプレストレスを導入した状態を示す断面図である。 本発明の第四実施例の、フレキャストコンクリート板に対し、その上面でPC緊張材の緊張により圧縮方向に弾性変形させる方法を示す平面図である。 同上の側面図である。 (イ)従来のプレキャスト板を使用した床版構造における曲げモーメント曲線である。
(ロ)従来のプレキャスト板を使用した床版構造の部分縦断面図である。
従来のプレキャスト板を使用した床版構造における床板の連結筋のオーバーラップ状態を示す部分拡大縦断面図である。 同上の他の例を示す部分拡大縦断面図である。 従来のプレキャストコンクリート板を使用したPC造床版の一例を示す平面図である。
10 鋼桁枠
11 床板支持用鋼桁
12 連結桁
13 プレキャストコンクリート板
13a 接合端面
13b 接合端面
14 間詰めコンクリート
15 間詰め間隙側面
16 連結用鉄筋
17 ストッパー
18 間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板
19 解放用PC緊張材
20 間詰め間隙
21 油圧ジャッキ
22 仕切り
23 PC緊張材解放孔
24 PC緊張材挿通孔
25 ジャッキ作業空間
26 ジャッキ
27 鋼材
41 非解放用PC緊張材
42 間詰め部圧縮用プレキャストコンクリート板
50 ブラケット
51 PC緊張材
52 間隙
53 圧縮部
54 PC緊張材定着部
55 定着板
56 定着具

Claims (6)

  1. 互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材間に介在させた場所打ちコンクリートからなる間詰め部に対してプレストレスを導入させるプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法において、
    前記互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材の隣接側端部とは反対側の端部の移動を拘束させた状態で、ジャッキにより該両プレキャストコンクリート部材間の間詰め間隙を押し広げる方向の荷重を加えて前記プレキャストコンクリート部材を圧縮方向に弾性変形させることにより、互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材との間の間詰め間隙を広げ、この広がった間詰め間隙に間詰めコンクリートを打設し、該間詰めコンクリートが所要の強度を発現した後、前記荷重を開放することによるプレキャストコンクリート部材の戻り力によって該間詰めコンクリートにプレストレスを導入させることを特徴としてなるプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法。
  2. 互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材間に介在させた場所打ちコンクリートからなる間詰め部に対してプレストレスを導入させるプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法において、
    前記プレキャストコンクリート部材製造時に、供用時に必要なプレストレス導入用のPC緊張材とは別のPC緊張材を使用して余剰のプレストレス荷重かけることにより、該プレキャストコンクリート部材を圧縮方向に弾性変形させておくことにより、互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材との間の間詰め間隙を広げ、この広がった間詰め間隙に間詰めコンクリートを打設し、該間詰めコンクリートが所要の強度を発現した後、前記余剰のプレストレス荷重を開放することによるプレキャストコンクリート部材の戻り力によって該間詰めコンクリートにプレストレスを導入させることを特徴としてなるプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法。
  3. 前記プレキャストコンクリート部材の製造時に与えておく余剰のプレストレスは、コンクリートのクリープによる収縮量より大きく弾性圧縮変形させる大きさである請求項2に記載のプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法。
  4. 互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材間に介在させた場所打ちコンクリートからなる間詰め部に対してプレストレスを導入させるプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法において、
    前記プレキャストコンクリート部材の両端に取り付けたブラケット間にPC緊張材を張設し、該PC緊張材を緊張することによって該プレキャストコンクリート部材を圧縮方向に弾性変形させておくことにより、互いに隣り合うプレキャストコンクリート部材との間の間詰め間隙を広げ、この広がった間詰め間隙に間詰めコンクリートを打設し、該間詰めコンクリートが所要の強度を発現した後、前記ブラケット間のPC緊張材による緊張を解除し、該緊張を解除することによるプレキャストコンクリート部材の戻り力によって該間詰めコンクリートにプレストレスを導入させることを特徴としてなるプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法。
  5. 前記ブラケットは、前記フレキャストコンクリート部材の端面に当接する圧縮部と、該圧縮部上に一体に備えたPC緊張材定着部とを有し、該定着部にPC緊張材を定着させて緊張する請求項4に記載のプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法。
  6. PC緊張材として外周に雄ネジを形成したネジ付き鋼棒を使用し、緊張後に前記雄ネジに螺嵌したナットを前記PC緊張材定着部に定着させる請求項4又は5に記載のプレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法。
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