JP5152842B2 - 誘電体構造体の製造方法、圧着転写方法、及び保持構造 - Google Patents

誘電体構造体の製造方法、圧着転写方法、及び保持構造 Download PDF

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Description

本発明は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems(微小電気機械システム))、MST(Micro System Technology)、マイクロマシン、ナノテクノロジー、メカトロニクス、電気電子機器、情報通信機器等の主要構成部品である電子回路基板に適用される強誘電体膜、より具体的には、センサ、アクチュエータ、キャパシタ、コントローラ(出力制御器)、メモリ、小型電力源、フィルタ−、導波路等の機能性トランスデュ−サ(エネルギ−変換)の電子回路基板上に成膜された誘電体構造体の製造方法、圧着転写方法、及び保持構造に関する。
誘電体は、強誘電性、誘電性、焦電性、圧電性、電気光学性、光起電力性、電歪、光歪等の有用な特性を有しており、コンデンサやメモリ等の電子デバイス、センサやアクチュエータ等の駆動及び検知デバイス、光スイッチ、SHG(第2高調波)素子、光導波路等の光デバイスに用いられている。
このような小型デバイスへの応用に際しては、誘電体への印加電圧を低くし、基板等への集積及び実装を容易にするために、バルク単結晶やセラミックスではなく、基板上に成膜した膜構造体として用いることが望ましい。特に、強誘電体構造体は、電気機械結合定数が高く、また入出力特性の線形性により、消費電力が小さく、熱的な影響が小さいため小型化に適した駆動・検知方式が実現可能であり、これらの材料をMEMS等の小型デバイスの構成要素として適用する利点は多い。
従来このような誘電体膜は、例えば、ゾルゲル法、MOD法、スパッタリング法、電子ビーム蒸着法、レーザ蒸着法、MOCVD法、CVD法等によって作製されていた。この際、成膜基板として主として用いられてきたのは、シリコン若しくはシリコン上に酸化膜や下地電極等を形成したもの、又は酸化マグネシウムやサファイア等の耐熱性の基板材料であった。特に電気・機械特性を有する誘電体膜はこのような耐熱性の基板上に形成されていた。
ところで、上記の技術分野においては、低コスト化・軽量化・高成形性等の優位性を確保するために、今後はシリコン基板に加えて樹脂製の基板材料も広く用いられることが予想される。通常、薄膜の結晶化には600℃以上の製膜基板温度とアニーリングが必要であり、熱処理を施す基板として、エポキシ樹脂等の低融点材料を使用することは困難であった。
現在、既に一部の電子回路基板において誘電体膜をコンデンサ等の受動素子として利用されているが、実用的な手法によって達成できる比誘電率は50程度である。ところで、今後のエレクトロニクスや実装技術の技術動向を俯瞰すると、高い電気・機械特性を持つ誘電体膜を、プリント基板や樹脂基板上に形成するための技術開発の重要性は非常に高まることが予想されるが、これに適した製造技術並びに製造装置などの技術基盤が確立されていないのが現状である。
一方、カンチレバーや光スキャナ等のMEMSデバイスにおいては、誘電体も成膜に加えて、半導体のプロセスを多用するために、高コスト化することとなる。そこで、今後の量産化技術を確立するためには、原材料の最小化・低コスト化、製造プロセスの簡素化、廃棄物や温室効果ガスの削減・最小化等の検討が要請される。
図10は、従来技術に係るデバイスの製造方法の一例(Pt/Ti/PZT/Pt/Ti/SiO2/Si多層構造の微細加工)を示す図である。
この製造方法では、誘電体膜(Pt/Ti/PZT/Pt/Ti)を基板(SiO2/Si)全面に塗布した後に、リソグラフィーによるリフトオフプロセスにより微細構造やパターニングを形成している。この製造方法は、後工程であるエッチングにより、基板及び膜の双方ともに除去する箇所が多く存在するため原材料の無駄な使用が多く、また、ドライエッチングやウェットエッチングに際しては、温室効果ガスや有毒物質を使用するために、半導体プロセスを多用した既存の製造技術手法の改良が望まれている。このような状況を踏まえて以下の技術が提案されている。
特許文献1には、球形の無機酸化物粒子を分散させた有機・無機酸化物混合体薄膜を用いてコンデンサ用の電子基板を作製する技術が記載されている。
また、特許文献2は、層間絶縁層及び導電体層を積層させた基板上に、エアロゾル化した誘電体を堆積させることによって、キャパシタを形成する技術が記載されている。
また、特許文献3には、導電性ペーストを付着した可とう性金属基板上に、厚膜誘電体ペーストを塗布・焼成した後に、有機基板上へ付着することで転写させる技術が記載されている。
また、非特許文献1には、スクリーン印刷によりサファイア基板上に形成したPZT厚膜を裏面よりエキシマレーザ照射することにより、シリコン上へ移植する技術が示されている。
特許文献4、5には、ナノインプリント技術により型パターンを基板に形成するための技術が示されている。ロール状の側面へのパターン形成方法とその転写技術が示されている。
特開2005−56935公報 特開2005−5645公報 特開2001−160672公報 特開2007−50462公報 特開2007−76358公報 B.Xu et al. Appl.Phys.Lett. 87(2005)192902.
しかしながら、特許文献1で得られる有機・無機酸化物混合体薄膜の比誘電率はせいぜい50程度である。また、この薄膜を得る方法では形成過程における体積収縮が大きく、膜厚等の寸法の制御が困難であり、表面の凹凸も他の薄膜形成技術に比べて大きい。
また、特許文献2で得られる回路基板においては、成膜を安定して持続させるための技術開発が必要であり、また、微粒子汚染問題の対処が付加的に必要になる。さらに微粒子のアンカーリングによる基板の損傷に関しても課題が残っており、また、この回路基板を得る手法では、焼成した微粒子を用いるために、形成される誘電体膜はランダム配向膜となり、最高レベルの誘電体性能を実現することは難しい。
また、特許文献3の方法で得られる誘電体の比誘電率も50程度であり、高い誘電率の膜を作製することは実現されていない。また、特許文献1の手法と同様に寸法制御と表面凹凸の発生に関して課題が残っている。さらに、この手法による転写方法は、誘電体ペーストを用いる方法であり、薄膜技術を用いる方法による作製されたものより1桁以下小さな比誘電率のものしか実現することができない。
また、非特許文献1の方法では、焼成時に1200℃程度の高温プロセスが必要であり、また特殊なレーザ装置や技術が必要であることから、より簡素な技術開発が必要とされる。
特許文献4,5には、耐熱性基板上に形成した誘電体構造体を非耐熱性の基板上へ乗せ替え転写するための治具ホルダ等の具体的な固定保持手段については開示されていない。
このような問題点を解決するために、既存の高い配向性薄膜形成手法を用いて一旦耐熱性の基板上に薄膜形成方法により、誘電体膜を形成し、その後、この耐熱性の基板上から誘電体膜を剥離し、非耐熱性の基板上へ転写することが考えられる。しかし、通常、耐熱性の基板上に形成された高誘電率特性の誘電体膜は基板との付着力が非常に強く、剥離することは困難であった。これに対処するために、レーザを用いて基板の裏面から高エネルギービームを照射して剥離することを容易化する方法があるが、これには特殊な設備を要し、またハロゲンの有毒ガスを用いなければならない難点がある。
また、誘電体膜を耐熱性の転写基板から剥離し、転写するためには、ナノメートルサイズの微細なパターンを持つ金型を用いて樹脂材料等に成型加工する熱式のナノインプリント技術を応用する方法が有用である。しかし、物理的な移植を主な対象とするナノトランスファー(転写)にこの手法を適用するには、目的の応じた転写及び被転写基板の保持に係る保持手段を用いることが必要である。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、誘電体膜を形成する耐熱性基板上の下地電極にあらかじめ剥離性の高い積層構造を導入しておいて転写することにより、低コストで高誘電率を有し、しかも所要の場所に無駄なく形成することのできる、誘電体構造体の製造方法、圧着転写方法、及び保持構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の誘電体構造体の製造方法は、非耐熱性基板上に第1の電極を形成する工程と、
熱性基板上に形成された絶縁膜上に第2の電極及び誘電体の順に積層する工程と、
前記非耐熱性基板上に形成された前記第1の電極上に、前記耐熱性基板上に積層された構造体の前記誘電体側を圧着する工程と、
前記耐熱性基板上に形成された前記絶縁膜と前記第2の電極との間を剥離して、前記非耐熱性基板上に前記第1の電極、前記誘電体、及び前記第2の電極の順に積層された誘電体構造体を取得する工程と
を含み、前記非耐熱性基板上に形成された前記第1の電極上に、前記耐熱性基板上に積層された構造体の前記誘電体側を圧着する工程は、
第1のワークガイドに載置された前記非耐熱性基板上に形成された前記第1の電極を第1の開口部を有する第1の固定プレートを介して第1の固定手段によって固定保持する第1の保持手段と、第2のワークガイドに載置された前記耐熱性基板上に形成された前記絶縁膜上の前記構造体を第2の開口部を有する第2の固定プレートを介して第2の固定手段によって固定保持する第2の保持手段とを使用して、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが向き合うように前記第1の保持手段上に前記第2の保持手段を重ね合わせ、前記第1の保持手段に対して前記第2の保持手段を加圧する工程であることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の圧着転写方法は、第1のワークガイドに載置された非耐熱性基板からなる被転写体を第1の開口部を有する第1の固定プレートを介して第1の固定手段によって固定保持する第1の保持手段と、第2のワークガイドに載置された耐熱性基板上に形成され転写体を第2の開口部を有する第2の固定プレートを介して第2の固定手段によって固定保持する第2の保持手段とを使用して、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが向き合うように前記第1の保持手段上に前記第2の保持手段を重ね合わせ、前記第1の保持手段に対して前記第2の保持手段を加圧する加圧工程と、前記加圧工程による加圧後、前記第1の保持手段と前記第2の保持手段を分離することによって、前記非耐熱性基板からなる前記被転写体上に、前記耐熱性基板上に形成された前記転写体を転写する分離工程とを含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の保持構造は、第1のワークガイドに載置された非耐熱性基板からなる被転写体を第1の開口部を有する第1の固定プレートを介して第1の固定手段によって固定保持する第1の保持手段と、第2のワークガイドに載置された耐熱性基板上に形成され転写体を第2の開口部を有する第2の固定プレートを介して第2の固定手段によって固定保持する第2の保持手段とからなり、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが向き合うように前記第1の保持手段上に前記第2の保持手段を重ね合わせる保持構造であって、前記第1の保持手段は、前記第1のワークガイドと前記第1の固定プレートを貫通する第3の開口部を有し、前記第2の保持手段は、前記第2のワークガイドと前記第2の固定プレートを貫通する第4の開口部を有し、前記第1の保持手段と前記第2の保持手段が重ね合わされたとき、前記第3の開口部に前記第2の固定手段の凸部が嵌入され、前記第4の開口部に前記第1の固定手段の凸部が嵌入されることを特徴とする。
本発明によれば、耐熱性基板上で結晶化した誘電体を、非耐熱性基板上やシリコンデバイス上に、特殊な装置等を用いることなく簡便な方法で転写することができ、非耐熱性基板やシリコンデバイス上に高誘電率を有する誘電体を形成することが可能となる。また、耐熱性基板を繰りかえし使用することが可能であることに加えて、不要な成膜箇所とその除去のプロセスが不要であるオンデマンド製造技術として活用することができる。
また、本発明によれば、今後の受動素子内蔵型回路基板に必要とされる高い容量密度のキャパシタを含む多層回路基板及び誘電体を用いるMEMSデバイスに特に有効である。
さらに、本発明によれば、圧着転写方法や保持構造を用いることにより、被転写体への転写体の転写を繰り返し精度よく確実に行うことができる。
本発明の第1の実施形態を図1ないし図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態の発明に係る誘電体構造体の構成を示す図である。
同図において、1はポリイミド樹脂等からなる非耐熱性基板、2は銀ペーストからなる下部電極(第1の電極)、3は配向性PZT膜からなる誘電体、4は白金からなる上部電極(第2の電極)、5は貫通穴に充填された金属ペーストあるいは半田である。
なお、誘電体としては、鉛含有誘電体または非鉛含有誘電体が使用される。さらに、鉛含有誘電体または非鉛含有誘電体は、多結晶体または単結晶体であって、単独もしくは複数の化合物から成る母材材料が単独で使用されているもの、または前記母材材料に微量添加物を1種もしくは2種以上加えたものである。
上記鉛含有誘電体としては、PLZT、PZT、PMN、PbTiO3、PbTiO−La(Zn2/3Nb1/3)O、PbTiO−Pb(Mg1/21/2)OまたはPb2Nb2O7,Cd2Nb2O7、Pb(Ni1/3Nb2/3)O3が用いられる。
また、上記非鉛含有誘電体としては、BaTiO、BaSrTiO3、BaTiZrO3、BaTi4O9、Ba2Ti9O20、Ba(Mg1/3Ta2/3)O3、Ba(Zn1/3Ta2/3)、Ba(Zn1/3Nb2/3)、ZrSnTiO4、LiNbO、KNbO、TaNbO、ZnO、SbSI、RbZnBr、TGS、PVDF、GaP、La、 Gd、D、CuPsBr、Bi12SiO20、Bi12GeO20、Bi12TiO20、Te、SiO、HgS、または(Ba、Ca)TiO タンタル酸ビスマスストロチウム、タンタル酸ビスマス、AlNが用いられる。
また、上記微量添加物としては、タングステン、タンタル、ニオブ、鉄、銅、マグネシウム、ビスマス、イットリウム、モリブデン、バナジウム、ナトリウム、カリウム、アルミニウム、マンガン、ニッケル、亜鉛、カルシウム、ストロンチウム、ケイ素、錫、セレン、ネオジウム、エルベニウム、ツリウム、ホフニウム、プラセオジウム、プロメチウム、サマリウム、ユウロビウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、リチウム、スカンジウム、バリウム、ランタン、アクチニウム、セリウム、ルテニウム、オスシウム、コバルト、パラジウム、銀、カドニウム、ホウ素、ガリウム、ゲルマニウム、リン、ヒ素、アンチモン、フッ素、テルル、ルテチウム及びイッテルビウムからなる群から選択された1又は2以上のものが用いられる。
次に、上記誘電体構造体の製造方法について説明する。
図2は、上記誘電体構造体の製造工程を示す図である。
同図において、6は膜厚が400μmからなる(100)面のシリコン基板からなる耐熱性基板、7は酸化シリコンからなる絶縁膜、8は白金からなる上部電極用金属、9は配向性PZT膜からなる誘電体膜である。なお、その他の構成は図1に示した同符号の構成に対応する。
まず、図2(1)の工程において、耐熱性基板6であるシリコン基板を熱酸化炉中で20時間1200度で酸化させ表面に約1.8ミクロンの酸化シリコンからなる絶縁膜7を形成した。この絶縁膜7上にRFスパッタリング方法により、上部電極用金属8を500nmスパッタした。この際の背圧の真空度は5×10−6Torr程度であり、アルゴンガスの流量は25sccm、スパッタ時の圧力は1.5mTorr、出力は100WのDCモードを用いた。上部電極用金属8の成膜に要する時間は5分であった。またスパッタリング時の耐熱性基板の温度は200度とした。通常は上部電極用金属8である白金と絶縁膜7の間には、密着層としてチタン層を形成するが、本発明では後の剥離工程のために特にこの層を形成することはしない。しかしチタン層がない場合でも白金や絶縁膜7の形成時に自発的な剥離などは起きないことを実験により確認している。
次に、上部電極用金属8上にMOD法により配向性PZT膜を塗布した。前駆体溶液は市販のPZT(52/48)溶液を用い、鉛の過剰添加量は10%のものを用いた。この前駆体溶液をスピンコータの上の真空チャックに固定した上部電極用金属8上に滴下し、スピンコータの回転により均一に塗布を行った。回転数は700rpmで10秒、2700rpmで10秒、4000rpmで40秒行った。その後、溶液を塗布した耐熱性基板6を高速焼成炉中で熱処理した。この際の熱処理温度は120℃2分、250℃5分、650℃2分であり、各温度における目的は順に乾燥、前駆体形成、結晶化である。これによって、厚さ500nmの配向性PZT膜からなる誘電体膜9が形成された。
次に、図2(2)の工程において、耐熱性基板6上の絶縁膜7上に、パターニングにより、誘電体3及び上部電極4を形成した。
次に、図2(3)の工程において、あらかじめ貫通穴が形成されているポリイミド樹脂からなる非耐熱性基板1に下部電極2を銀の金属ペーストによりパターニングした。または、薄膜形成方法により作製した電極上にペーストを塗布してもよい。この非耐熱性基板1上の下部電極2上に、先に、図2(2)の工程で耐熱性基板6上に形成された構造体中の誘電体3を圧着した。
次に、図2(4)の工程において、耐熱性基板6と非耐熱性基板1間を剥離操作すると、絶縁膜7と上部電極4との間が剥離し、非耐熱性基板1側に上部電極4と強誘電体3が一体に転写される。剥離工程に際しては、超音波加振等の付加的な操作を行うことにより転写精度を向上させることができる。
ここで、作製した誘電体3の比誘電率をインピーダンスアナライザを用いて1kHzの周波数で計測評価したところ900であった。この数値は、通常の薄膜形成方法による比誘電率が1000程度であることを考慮するとほぼ最高性能を実現していることが分かる。
図3は、作成した誘電体3のX線回析を示す図である。同図に示すように、この誘電体3は、典型的なペロブスカイト構造を形成しており、高い誘電率を示す材料に必要な結晶構造を形成していることが確認できる。
次に、本発明の第2の実施形態を図4及び図5を用いて説明する。
図4は、本実施形態の発明に係る誘電体構造体(カンチレバー)の構成を示す図である。
同図において、10はシリコンからなる耐熱性基体、11は酸化シリコンからなる絶縁膜、12は白金からなる下部電極(第1の電極)、13は配向性PZT膜からなる誘電体、14は白金からなる上部電極(第2の電極)である。
なお、誘電体13としては、鉛含有誘電体または非鉛含有誘電体が使用され、鉛含有誘電体または非鉛含有誘電体は、多結晶体または単結晶体であって、単独もしくは複数の化合物から成る母材材料が単独で使用されているもの、または前記母材材料に微量添加物を1種もしくは2種以上加えたものである。なお、上記鉛含有誘電体、上記非鉛含有誘電体、及び上記微量添加物には、第1の実施形態において具体的に開示したものと同様のものが用いられる。
次に、本実施形態の発明に係る誘電体構造体(カンチレバー)の製造方法について説明する。
図5は上記誘電体構造体(カンチレバー)の製造工程を示す図である。
同図において、15は膜厚が400μmからなる(100)面のシリコンからなる耐熱性基板、16,17は酸化シリコンからなる絶縁膜である。なお、その他の構成は図4に示した同符号の構成に対応する。
まず、図5(1)の工程において、シリコンからなる耐熱性基板15を熱酸化炉中で20時間1200度で酸化させ表面に約1.8ミクロンの酸化シリコンからなる絶縁膜16,17を形成した。
次に、図5(2)の工程において、絶縁膜17上にRFスパッタリング方法により、白金をスパッタし、その後、スパッタされた白金をパターニングすることにより、絶縁膜17上に下部電極12を形成した。
次に、図5(3)の工程において、別途、第1の実施形態の図2(3)と図2(4)と同様の工程により白金からなる上部電極14及び配向性PZT膜からなる誘電体13を取得しておいて、誘電体13を下面とし部電極14を上面として、誘電体13と下部電極12を圧着し、誘電体13及び上部電極14を耐熱性基板15側に移植した。
次に、図5(4)の工程において、下部電極12に相応する耐熱性基板15上の絶縁膜17の領域を除いて、絶縁膜17を反応性イオンエッチングにより除去した。
次に、図5(5)の工程において、耐熱性基板15の裏側から、絶縁膜17及び耐熱性基板15の所定の領域(耐熱性基体10)を除く耐熱性基板15を反応性イオンエッチングにより除去して、図4に示した耐熱性基体10上であって耐熱性基体10を超える領域に、絶縁膜11、下部電極12、誘電体13、及び上部電極14の順に形成された片持ち梁の誘電体構造体(カンチレバー)を得た。
この製造方法によれば、従来法に比べてプロセス工程の簡素化が可能となり、同時に必要最小限のPZT膜の使用によりデバイス作製することが可能となり、PZT除去プロセスが不要となる。これにより、誘電体膜を使用した製造プロセスの改善が可能となる。
本発明の第3の実施形態を図6ないし図9を用いて説明する。
図6は、本発明の圧着の際に適用可能なナノインプリント装置(加圧装置)を示す図である。
同図に示すように、このナノインプリント装置において、加圧ヘッド21と金型ホルダ22とにより金型23が固定されている。加圧ヘッド21を下へ押し下げることにより、基板ホルダ25に固定されている転写基板24に微細なパターンが形成される。以上が通常のナノインプリント装置による微細なパターンの形成方法である。
上記のナノインプリント装置(加圧装置)を使用して、非耐熱性基板からなる被転写体(下部電極)上に、耐熱性基板上に形成され転写体(誘電体及び上部電極)を転写するためには被転写体や転写体をそれぞれ保持するための保持構造が必要である。
図7は、ナノインプリント装置(加圧装置)利用して、本発明における圧着工程の際に使用される、非耐熱性基板からなる被転写体(下部電極)及び耐熱性基板上に形成され転写体(誘電体及び下部電極)を保持するための保持構造を示す図である。
具体的には、この保持構造は、図7(1)に示すように、第1のワークガイド31に載置される、例えば、不図示の非耐熱性基板からなる被転写体(下部電極)を第1の開口部33を有する第1の固定プレート32を介して、固定板35及び低頭ボルト36からなる第1の固定手段によって固定保持する第1の保持手段34と、図7(2)に示すように、第2のワークガイド37に載置される、例えば、不図示の耐熱性基板上に形成され転写体(誘電体及び上部電極)を第2の開口部39を有する第2の固定プレート38を介して固定板41及び低頭ボルト42からなる第2の固定手段によって固定保持する第2の保持手段40とから構成される。
さらに、図7(3)に示すように、第1の保持手段34は、第1のワークガイド31と第1の固定プレート32を貫通する第3の開口部42を有し、第2の保持手段40は、第2のワークガイド37と第2の固定プレート38を貫通する第4の開口部43を有する。そのため、第1の開口部33と第2の開口部39とが向き合うように、第1の保持手段34上に第2の保持手段40を重ね合わされたとき、第3の開口部42に固定板41及び低頭ボルト42からなる凸状の第2の固定手段が嵌入し、第4の開口部43に固定板35及び低頭ボルト36からなる凸状の第1の固定手段が嵌入される。その結果、第1の保持手段34の第1の固定プレート32の表面と第2の保持手段40の第2の固定プレート38の表面とは略隙間なく配置することができる。
次に、図6に示した加圧装置及び図7(3)に示した保持構造を用いた誘電体構造体の製造工程について図8及び図9を用いて説明する。
まず、図8(1)に示すように、耐熱性基板51上に形成され転写体(誘電体54及び上部電極53)を用意する。具体的には、耐熱性基板上に形成され転写体は、20mm角で400μm厚シリコン51上に酸化膜52を形成したもので白金とチタンをスパッタにより形成された上部電極53とからなるPt/Ti/SiO/Si基板であり、配向性PZT膜からなる誘電体54は実施例1の場合と同様の条件により製作されたものである。
次に、図8(2)に示すように、図8(1)で用意した耐熱性基板51上に形成された転写体(誘電体54及び上部電極53)を、図7(1)において説明したように、第1のワークガイド31に載置し、第1の開口部33を有する第1の固定プレート32を介して、固定板35及び低頭ボルト36からなる第1の固定手段によって第1の保持手段34に固定保持する。固定保持後、第1の保持手段34を、図6に示した加圧装置の加圧ヘッド21と金型ホルダ22に固定する。
次に、図8(3)に示すように、予め耐熱性基板55上に形成された被転写体(下部電極56)を用意する。具体的には、20mm角で120μmのポリイミドとこれを3層積層した400μmのポリイミドからなる耐熱性基板55上に白金とチタンをスパッタして下部電極56を形成する。この耐熱性基板55上に形成された被転写体(下部電極56)を、図7(2)において説明したように、第2のワークガイド37に載置し、第2の開口部39を有する第2の固定プレート38を介して固定板41及び低頭ボルト42からなる第2の固定手段によって第2の保持手段40に固定保持する。固定保持後、図6に示した加圧装置の基板ホルダ25に固定する。ここで、圧着して転着が確実に行われるようにするために、耐熱性基板55上に形成された被転写体の厚さを第2の固定プレート38の厚さよりわずかに厚くする。具体的には、120ミクロンと400ミクロンの耐熱性基板55上に形成された被転写体を用いるときは、第2の固定プレートの厚さはそれぞれ80ミクロンと300ミクロンである。
次に、図8(4)に示すように、図8(3)において用意した耐熱性基板55上に形成された被転写体(下部電極56)を保持固定した第2の保持手段40をさらに加圧装置の基板ホルダ25に固定保持したものの上に、図8(2)において用意した耐熱性基板51上に形成された転写体(誘電体53及び上部電極53)保持固定した第1の保持手段34をさらに加圧装置の加圧ヘッド21と金型ホルダ22に固定保持したものを載せ、加圧装置を動作させて加圧する。加圧時の条件は、温度は室温、印加力は400N、印加時間は30秒である。
その後、図9(5)に示すように、加圧を解除し、図8(3)で用意したものを、図8(2)で用意したものから離すと、耐熱性基板55上に形成された被転写体(下部電極56)上に、耐熱性基板51上の転写体(誘電体54及び上部電極53)が圧着転着され、耐熱性基板51側から転写体(誘電体5及び上部電極53)が剥離され、耐熱性基板55に形成されている下部電極56上に、誘電体5及び上部電極53の順に積層された誘電体構造体を得ることができた。
なお、上記に記載したごとく、転写基板側構造が耐熱性基板(シリコン+絶縁膜)+第2の電極+誘電体とし、被転写基板側構造が第1の電極+被耐熱性基板とする他に、転写基板側構造が耐熱性基板(シリコン+絶縁膜)+第2の電極+誘電体+第1電極とし、被転写基板側構造が被耐熱性基板とすることも可能である。また、上記の第1の電極として、薄膜で形成する他に、導電性ペーストを用いることも可能である。
第1の実施形態の発明に係る誘電体構造体の構成を示す図である。 第1の実施形態の発明に係る誘電体構造体の製造工程を示す図である。 第1の実施形態の発明に係る誘電体構造体の誘電体のX線回析を示す図である。 第2の実施形態の発明に係る誘電体構造体(カンチレバー)の構成を示す図である。 第2の実施形態の発明に係る誘電体構造体(カンチレバー)の製造工程を示す図である。 第3の実施形態の発明に係る圧着の際に適用可能なナノインプリント装置(加圧装置)を示す図である。 第3の実施形態の発明に係る誘電体構造体の製造工程において使用される保持構造を示す図である。 第3の実施形態の発明に係る誘電体構造体の製造工程を示す図である。 第3の実施形態の発明に係る誘電体構造体の製造工程を示す図である。 従来技術に係るデバイスの製造方法の一例(Pt/Ti/PZT/Pt/ti/SiO2/Si多層構造の微細加工)を示す図である。
符号の説明
1 非耐熱性基板
2 下部電極(第1の電極)
3 誘電体
4 上部電極(第2の電極)
5 貫通穴に充填された金属ペーストあるいは半田
6 耐熱性基板
7 絶縁膜
8 上部電極用金属
9 誘電体膜
10 耐熱性基体
11 絶縁膜
12 下部電極(第1の電極)
13 誘電体
14 上部電極(第2の電極)
15 耐熱性基板
16 絶縁膜
17 絶縁膜
21 加圧ヘッド
22 金型ホルダ
23 金型24 転写基板
25 基板ホルダ
31 第1のワークガイド
32 第1の固定プレート
33 第1の開口部
34 第1の保持手段
35 固定板
36 低頭ボルト
37 第2のワークガイド
38 第2の固定プレート
39 第2の開口部
40 第2の保持手段
41 固定板
42 低頭ボルト
51 耐熱性基板
52 酸化膜
53 上部電極
54 誘電体
55 被耐熱性基板
56 下部電極

Claims (5)

  1. 非耐熱性基板上に第1の電極を形成する工程と、
    熱性基板上に形成された絶縁膜上に第2の電極及び誘電体の順に積層する工程と、
    前記非耐熱性基板上に形成された前記第1の電極上に、前記耐熱性基板上に積層された構造体の前記誘電体側を圧着する工程と、
    前記耐熱性基板上に形成された前記絶縁膜と前記第2の電極との間を剥離して、前記非耐熱性基板上に前記第1の電極、前記誘電体、及び前記第2の電極の順に積層された誘電体構造体を取得する工程と
    を含み、前記非耐熱性基板上に形成された前記第1の電極上に、前記耐熱性基板上に積層された構造体の前記誘電体側を圧着する工程は、
    第1のワークガイドに載置された前記非耐熱性基板上に形成された前記第1の電極を第1の開口部を有する第1の固定プレートを介して第1の固定手段によって固定保持する第1の保持手段と、第2のワークガイドに載置された前記耐熱性基板上に形成された前記絶縁膜上の前記構造体を第2の開口部を有する第2の固定プレートを介して第2の固定手段によって固定保持する第2の保持手段とを使用して、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが向き合うように前記第1の保持手段上に前記第2の保持手段を重ね合わせ、前記第1の保持手段に対して前記第2の保持手段を加圧する工程であることを特徴とする誘電体構造体の製造方法。
  2. 前記第1の保持手段は、前記第1のワークガイドと前記第1の固定プレートを貫通する第3の開口部を有し、前記第2の保持手段は、前記第2のワークガイドと前記第2の固定プレートを貫通する第4の開口部を有し、前記第1の保持手段と前記第2の保持手段が重ね合わされたとき、前記第3の開口部に前記第2の固定手段の凸部が嵌入され、前記第4の開口部に前記第1の固定手段の凸部が嵌入されることを特徴とする請求項に記載の誘電体構造体の製造方法。
  3. 第1のワークガイドに載置された非耐熱性基板からなる被転写体を第1の開口部を有する第1の固定プレートを介して第1の固定手段によって固定保持する第1の保持手段と、第2のワークガイドに載置された耐熱性基板上に形成され転写体を第2の開口部を有する第2の固定プレートを介して第2の固定手段によって固定保持する第2の保持手段とを使用して、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが向き合うように前記第1の保持手段上に前記第2の保持手段を重ね合わせ、前記第1の保持手段に対して前記第2の保持手段を加圧する加圧工程と、
    前記加圧工程による加圧後、前記第1の保持手段と前記第2の保持手段を分離することによって、前記非耐熱性基板からなる前記被転写体上に、前記耐熱性基板上に形成された前記転写体を転写する分離工程と
    を含むことを特徴とする圧着転写方法。
  4. 前記第1の保持手段は、前記第1のワークガイドと前記第1の固定プレートを貫通する第3の開口部を有し、前記第2の保持手段は、前記第2のワークガイドと前記第2の固定プレートを貫通する第4の開口部を有し、前記第1の保持手段と前記第2の保持手段が重ね合わされたとき、前記第3の開口部に前記第2の固定手段の凸部が嵌入され、前記第4の開口部に前記第1の固定手段の凸部が嵌入されることを特徴とする請求項に記載の圧着転写方法。
  5. 第1のワークガイドに載置された非耐熱性基板からなる被転写体を第1の開口部を有する第1の固定プレートを介して第1の固定手段によって固定保持する第1の保持手段と、第2のワークガイドに載置された耐熱性基板上に形成され転写体を第2の開口部を有する第2の固定プレートを介して第2の固定手段によって固定保持する第2の保持手段と
    からなり、前記第1の開口部と前記第2の開口部とが向き合うように前記第1の保持手段上に前記第2の保持手段を重ね合わせる保持構造であって、
    前記第1の保持手段は、前記第1のワークガイドと前記第1の固定プレートを貫通する第3の開口部を有し、前記第2の保持手段は、前記第2のワークガイドと前記第2の固定プレートを貫通する第4の開口部を有し、前記第1の保持手段と前記第2の保持手段が重ね合わされたとき、前記第3の開口部に前記第2の固定手段の凸部が嵌入され、前記第4の開口部に前記第1の固定手段の凸部が嵌入されることを特徴とする保持構造。
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