JP5151130B2 - 電気光学装置、駆動方法および電子機器 - Google Patents
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Description
示特性を改善する技術に関する。
縮小画像を光学系によって拡大投射するプロジェクタが普及しつつある。このような縮小
画像を形成する電気光学装置では、画素同士の隙間が非常に狭いので、いわゆるディスク
リネーション(配向不良)が問題となる。このディスクリネーションについては、隣接画
素同士を互いに同一極性とする面反転(フレーム反転ともいう)方式を採用することで回
避することができるが、面反転方式では、表示画面の例えば上端と下端とで表示差が発生
する、という問題がある。
この表示差を解消するために、1フレームの期間において、正極性と負極性とで2回書
き込むとともに、各極性で書き込まれる領域が行方向に連続するように書き込むことによ
り、画素1列分において正極性で保持される画素と負極性で保持される画素との割合がい
ずれのタイミングにおいても50%ずつとなるようにした、いわゆる領域走査駆動方式が
提案されている(特許文献1参照)。
おいて同じ表示内容となる電圧の書き込みが行われるので、1フレームの期間にわたって
同一表示内容が維持される。このため、表示される画像の残像感が強くなって、例えば動
きのある領域の輪郭部分がぼやけて見えるので、動画表示特性が悪い、という問題がある
。なお、このように動画表示特性が悪い、という点は上記領域走査駆動方式に限った問題
ではなく、液晶のようなホールド型の表示特性を有する場合に発生する問題である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、領域走査
駆動方式を採用した場合に、動画の表示特性を改善した電気光学装置、駆動方法および電
子機器を提供することにある。
対応して設けられ、各々は、自身に対応する走査線に所定の選択電圧が印加されたときに
、前記データ線に供給されたデータ信号の電圧に応じた階調となる画素を備える電気光学
装置の駆動方法であって、前記複数行の走査線のうち、所定行離間した4行を指定する動
作を、垂直走査方向に向かって順番に行うとともに、指定した4行に対し、第1リセット
期間、第1書込期間、第2リセット期間および第2書込期間のいずれかを割り当て、この
うち、前記第1リセット期間では、割り当てた走査線に前記選択電圧を印加するとともに
、所定の基準電圧に対し高位または低位のいずれか一方極性の電圧のデータ信号を前記複
数列のデータ線に供給し、前記第1書込期間では、割り当てた走査線に前記選択電圧を印
加するとともに、前記画素の階調に応じた電圧であって、前記基準電圧に対し高位または
低位のいずれか一方極性の電圧のデータ信号を前記データ線に供給し、前記第2リセット
期間では、割り当てた走査線に前記選択電圧を印加するとともに、前記基準電圧に対し高
位または低位のいずれか他方極性の電圧のデータ信号を前記複数列のデータ線に供給し、
前記第2書込期間では、割り当てた走査線に前記選択電圧を印加するとともに、前記画素
の階調に応じた電圧であって、前記基準電圧に対し高位または低位のいずれか他方極性の
電圧のデータ信号を前記データ線に供給し、前記第1リセット期間において前記複数列の
データ線に供給する一方極性の電圧と、前記第2リセット期間において前記複数列のデー
タ線に供給する他方極性の電圧とは、互いに異なる階調に対応することを特徴とする。本
発明によれば、領域走査駆動方式によって、画面の上・下端における表示差が抑えられる
とともに、画素は所定の階調となった後にリセットされるので、階調保持による残像感が
解消される。さらに、当該リセットと、階調に応じた電圧書込前にデータ線の電圧を揃え
るプリチャージとが兼用されて実行されるので、書込時間が短くなる、という不都合もな
い。なお、異なる階調の例としては、最低階調の黒色および中間階調の灰色や、黒色およ
び最高階調の白色、やや明るい灰色およびやや暗い灰色などの組み合わせが考えられる。
記第1書込期間を割り当てる一方、前記第2リセット期間を割り当てた後に前記第2書込
期間を割り当てても良い。このとき、前記第1リセット期間により一方極性の電圧が書き
込まれた画素の領域と、前記第1書込期間により階調に応じた一方極性の電圧が書き込ま
れた画素の領域とが、互いに隣接し、前記第2リセット期間により他方極性の電圧が書き
込まれた画素の領域と、前記第2書込期間により階調に応じた他方極性の電圧が書き込ま
れた画素の領域とが、互いに隣接しても良いし、また、前記第1リセット期間により一方
極性の電圧が書き込まれた画素の領域と、前記第2リセット期間により他方極性の電圧が
書き込まれた画素の領域とが、互いに隣接し、前記第1書込期間により一方極性の電圧が
書き込まれた画素の領域と、前記第2書込期間により他方極性の電圧が書き込まれた画素
の領域とが、互いに隣接しても良い。
一方、本発明において、前記第1リセット期間における一方極性の電圧が第1階調に相
当し、前記第2リセット期間における他方極性の電圧が第2階調に相当する場合、所定期
間経過後に、第1リセット期間における一方極性の電圧を前記第2階調に相当させ、第2
リセット期間における他方極性の電圧を前記第1階調に相当させても良い。
なお、本発明は、電気光学装置の駆動方法、走査線駆動回路のみならず、電気光学装置
それ自体としても、さらには、当該電気光学装置を有する電子機器としても概念すること
が可能である。
態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、電気光学装置1は、表示パネル10と処理回路50とに大別
される。このうち、処理回路50は、データ信号Vidの出力に合わせて表示パネル10の
動作等を制御する回路モジュールであり、表示パネル10とは、例えばFPC(flexible
printed circuit)基板によって接続される。詳細には、処理回路50は、走査制御回路
52、制御信号生成回路54、表示データ処理回路56、セレクタ58、59およびプリ
チャージ電圧生成回路60を含む。このうち、走査制御回路52は、外部上位装置(図示
省略)から供給される垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsyncおよびドットクロック信
号Dclkに同期して、制御信号生成回路54、表示データ処理回路56、セレクタ58、
19を制御するものである。
を制御するための各種の制御信号を生成するものである。なお、これらの制御信号につい
ては適宜後述するものとする。
表示データ処理回路56は、外部上位装置から供給される表示データVideoを、走査制
御回路52による制御にしたがって、一旦内部メモリ(図示省略)に記憶した後、表示パ
ネル10の駆動に同期して読み出して、アナログのデータ信号Vdに変換するものである
。なお、表示データVideoは、表示パネル10における画素の階調を指定するデータであ
り、特に波形については図示しないが、垂直同期信号Vsyncの供給タイミングを契機とし
て1フレーム分供給されるとともに、水平同期信号Hsyncの供給タイミングを契機として
1行分供給される。ここで、本実施形態において垂直同期信号Vsyncは、周波数60Hz
(周期16.7ミリ秒)である。さらに、ドットクロックDclkについては、表示データ
Videoのうち、1画素分が供給される期間を規定する。このため、走査制御回路52は、
表示データVideoの供給に同期して各部を制御することになる。
一方、プリチャージ(P)電圧生成回路60は、表示内容に応じた階調状態となってい
る画素をリセットするためのリセット電圧と、データ線のプリチャージ電圧とを兼用する
信号Prを生成するものである。信号Prの電圧については後述する。
60による信号Prを、水平有効期間では表示データ処理回路56によるデータ信号Vdを
、それぞれ走査制御回路52による制御にしたがって選択するとともに、当該選択した信
号をデータ信号Vi dとして表示パネル10に供給するものである。
セレクタ(デマルチプレクサ)58は、制御信号生成回路54によって生成される信号
Pb1、Pb2、Vw1、Vw2を、走査制御回路52による制御にしたがってイネーブル信号E
nb1〜Enb4として割り当てて出力するものである。なお、セレクタ58における割り当て
については後述する。
る。
この図に示されるように、表示パネル10は、表示領域100の周辺に走査線駆動回路
130およびデータ線駆動回路140を内蔵した周辺回路内蔵型となっている。表示領域
100では、56行の走査線112が行(X)方向に延在するように設けられ、また、8
4列のデータ線114が列(Y)方向に延在するように、かつ、各走査線112と互いに
電気的に絶縁を保つように設けられ、さらに、画素110が56行の走査線112と84
列のデータ線114との交差に対応して、それぞれ配列している。したがって、本実施形
態では、画素110が縦56行×横84列でマトリクス状に配列することになるが、これ
は、本発明による駆動が複雑であるので、簡略化して説明するためのものに過ぎず、本発
明をこの配列に限定する趣旨ではない。
隣接する(i+1)行と、j列及びこれと1列右で隣接する(j+1)列との交差に対応
する2×2の計4画素分の構成を示している。なお、i、(i+1)は、画素110が配
列する行を一般的に示す場合の記号であって、この説明では、1以上56以下の整数であ
る。また、j、(j+1)は、画素110が配列する列を一般的に示す場合の記号であっ
て、1以上84以下の整数である。
m transistor:以下単に「TFT」と略称する)116と液晶容量120とを含む。
ここで、各画素110については互いに同一構成なので、i行j列に位置するもので代
表させて説明すると、当該i行j列の画素110におけるTFT116のゲート電極はi
行目の走査線112に接続される一方、そのソース電極はj列目のデータ線114に接続
され、そのドレイン電極は液晶容量120の一端たる画素電極118に接続されている。
また、液晶容量120の他端は、コモン電極108である。このコモン電極108は、全
ての画素110にわたって共通であって、時間的に一定の電圧LCcomが印加されている
。
の間隙を保って貼り合わせられるとともに、この間隙に液晶が封止された構成となってい
る。このうち、素子基板には、走査線112や、データ線114、TFT116および画
素電極118が走査線駆動回路130やデータ線駆動回路140とともに形成される一方
、対向基板にコモン電極108が形成されて、これらの電極形成面が互いに対向するよう
に一定の間隙を保って貼り合わせられている。このため、本実施形態において液晶容量1
20は、画素電極118とコモン電極108とが液晶105を挟持することによって構成
されることになる。
なお、本実施形態では、液晶容量120において保持される電圧実効値がゼロに近けれ
ば、液晶容量を通過する光の透過率が最大となって白色表示になる一方、電圧実効値が大
きくなるにつれて透過する光量が減少して、ついには透過率が最小の黒色表示になるノー
マリーホワイトモードに設定されている。
せるとともに、画素電極118に、データ線114およびオン状態のTFT116を介し
て、階調(明るさ)に応じた電圧のデータ信号を供給することにより、選択電圧を印加し
た走査線112とデータ信号を供給したデータ線114との交差に対応する液晶容量12
0に、階調に応じた電圧実効値を保持させることができる。
なお、走査線112が非選択電圧になると、TFT116がオフ(非導通)状態となる
が、このときのオフ抵抗が理想的に無限大とはならないので、液晶容量120に蓄積され
た電荷が少なからずリークする。このオフリークの影響を少なくするために、蓄積容量1
09が画素毎に形成されている。この蓄積容量109の一端は、画素電極118(TFT
116のドレイン)に接続される一方、その他端は、全画素にわたって容量線107に共
通接続されている。この容量線107は、時間的に一定の電位、例えばコモン電極108
と同じ電圧LCcomに保たれている。
図4において、Yシフトレジスタ132は、表示領域100における走査線数の「56
」よりも1段多い「57」段の転送回路(図においてLと表記)と、走査線112に対応
して設けられるAND回路1320と、を有する。
ここで、各転送回路は、クロック信号Clyの論理レベルが遷移する(立ち上がる、およ
び、立ち下がる)毎に、クロック信号Clyの1周期に相当する幅のスタートパルスDyを
順次シフトして、各段からシフト信号を出力するものである。
また、AND回路1320は、「57」段の転送回路のうち、隣接する段の転送回路か
ら出力される信号同士の論理積信号を出力するものである。このため、AND回路132
0は、隣接する段の転送回路から出力される信号のパルス幅の重複部分を抜き出して出力
することになる。ここで、1、2、3、…、56行目に対応するAND回路1320によ
る論理積信号が、Yシフトレジスタ132の出力信号となり、図においてそれぞれY1、
Y2、Y3、…、Y56と表記されている。
ートである。なお、図5においては、簡略化のために、奇数(1、3、5、…、55)行
目に対応する出力信号のみが示されている。
各段の転送回路から出力される信号は、クロック信号Clyの1周期に相当する幅のスタ
ートパルスDyを、クロック信号Clyの半周期だけシフトした関係になるので、隣接する
段の転送回路から出力される信号のパルス幅は、互いにクロック信号Clyの半周期ずつ重
複した関係となる。そして、この重複した部分がAND回路1320により抜き出される
。
Dyが立ち上がる場合、信号Y1は、当該スタートパルスDyを、クロック信号Clyの立ち
上がりから立ち下がりまでの期間にわたって抜き出したものとなり、以下、信号(Y2)
、Y3、(Y4)、…、Y55、(Y56)は、信号Y1を、クロック信号Clyの半周期
ずつ遅延させたものとなる。
本実施形態では、スタートパルスDyがクロック信号Clyの7周期毎に供給される。こ
のため、Yシフトレジスタ132における出力信号Y1〜Y56は、56行を4分割した
14行ずつ離間したもの同士が同時にHレベルとなる。例えば、信号Y3がHレベルとな
るとき、信号Y17、Y31、Y45も同時にHレベルとなる。
ルとなるのに要する期間は、クロック信号Clyの28周期分となり、これが垂直走査期間
Vsyncで規定される1フレームの期間に相当するが、以下、表示パネル10の走査に関す
る1フレームの期間については、開始点については説明の便宜上、図5に示されるように
、信号Y5(Y19、Y33、Y47)がHレベルとなるタイミングとしている。換言す
れば、垂直走査期間Vsyncで規定される1フレームの期間と、表示パネルを垂直走査する
ための1フレームの期間とは、開始点が異なるだけであり、時間的な長さは同じである。
また、さらに、表示パネルの走査に関する1フレームの期間を、信号Y5がHレベルと
なる開始タイミングからクロック信号Clyの4周期分に相当する期間毎に7分割して、そ
れぞれ第1〜第7期間としている。
信号(論理積信号)とイネーブル信号Enb1〜Enb4のいずれかとの論理積信号を走査信号
として出力するものである。
なお、各行に対応するAND回路136に入力されるイネーブル信号Enb1〜Enb4の関
係については、次の通りである。詳細には、1〜56行目の走査線112は、8行毎に7
分割されるとともに、各分割された8行の走査線に対応するAND回路136には、上か
ら順番にイネーブル信号Enb1、Enb1、Enb2、Enb2、Enb3、Enb3、Enb4、Enb4が供
給されている。そして、1、2、3、…、56行目に対応するAND回路136による論
理積信号が、走査信号G1、G2、G3、…、G56として出力される。
実際には、AND回路136の出力信号は、インバータやレベルシフタなどを経て、駆
動能力が高められるとともに、論理信号の振幅変換される場合もあるが、本発明では、特
に重要ではないので、その説明を省略している。また、Yシフトレジスタ132や、AN
D回路1320、136は、実際には、負論理回路で構成されるが、ここでは、論理演算
の説明を簡略化するために、正論理で説明している。
このような走査線駆動回路130において、走査信号G1、G2、G3、…、G56の
Hレベルがアクティブレベルであって、電源電圧Vddの選択電圧となり、Lレベルは、ノ
ンアクティブレベルであって、接地電位Gndの非選択電圧となる。
R回路146およびnチャネル型TFT148を含む。このうち、OR回路146および
TFT148は、データ線114に対応して設けられている。また、Xシフトレジスタ1
42は、詳細については特に図示しないが、クロック信号Clx、スタートパルスDxが供
給されるものの、走査線駆動回路130におけるYシフトレジスタ132と同様な構成で
ある。すなわち、Xシフトレジスタ142は、データ線114の総数「84」よりも1段
多い「85」段の転送回路を有し、各転送回路は、クロック信号Clxの論理レベルが遷移
する(立ち上がり、および、立ち下がる)毎にスタートパルスDxを順次シフトしたシフ
ト信号を出力し、各AND回路が、隣接するシフト信号同士の論理積信号を出力して、当
該論理積信号が、それぞれ信号X1、X2、X3、X4、…、X83、X84として出力
される構成となっている。
このため、クロック信号Clxの立ち下がり時にスタートパルスDxが立ち上がる場合、
信号X1は、当該スタートパルスDxを、クロック信号Clxの立ち上がりから立ち下がり
までの期間にわたって抜き出したものとなり、以下、信号X2、X3、X4、…、X83
、X84は、信号X1を、クロック信号Clxの半周期ずつ遅延させたものとなる。
なお、クロック信号Clx、スタートパルスDxについては図示省略するが、信号X1、
X2、X3、X4、…、X83、X84の出力状態については、後述する図10乃至図1
3に示した通りとなる。
力信号(論理積信号)と信号Nrgとの論理和信号をサンプリング信号として出力するもの
である。なお、Xシフトレジスタ142や、OR回路146は、実際には、負論理回路で
構成される。
次に、TFT148については、そのソース電極が、データ信号Vidが供給される画像
信号線171に共通接続され、そのドレイン電極が、データ線114に接続されて、その
ゲート電極にサンプリング信号が供給される。このため、j列目のデータ線114にドレ
イン電極が接続されたTFT148は、j列目に対応して出力されるXシフトレジスタの
信号XjがHレベルになったとき、または、信号NrgがHレベルであるときに、画像信号
線171に供給されたデータ信号Vidをj列目のデータ線114にサンプリングする構成
となっている。
について説明する。図6は、これらの信号をクロック信号Clyとの関係で示す図である。
この図に示されるように、信号Pb1は、デューティ比が50%であるクロック信号Cly
の半周期(立ち上がりから立ち下がるまでのHレベルとなる期間)を2分割した期間のう
ち、前半期間の開始側でHレベルとなる短パルスであり、信号Pb2は、当該2分割した期
間のうち、後半期間の開始側でHレベルとなる短パルスである。
信号Vw1は、当該2分割した期間のうち、前半期間において信号Pb1の出力後にHレベ
ルとなる長パルスであり、信号Vw2は、当該2分割した期間のうち、後半期間において信
号Pb2の出力後にHレベルとなる長パルスである。
また、信号Nrgは、後述する水平帰線期間に出力される信号であり、詳細には、クロッ
ク信号Clyを2分割した期間の前半期間および後半期間の開始側のそれぞれにおいて、信
号Pb1、Pb2の出力期間を含み、かつ、信号Vw1、Vw2の出力前にHレベルとなるパルス
である。
なお、クロック信号Clyの立ち下がりから立ち上がるまでのLレベルとなる期間におけ
る信号Pb1、Pb2、Vw1、Vw2、Nrgは、直前半周期における波形と同一である。
チャージと液晶容量120の正極性側リセットとを同時実行するために、走査線112に
選択電圧を印加する期間を規定する信号であり、信号Pb2は、データ線114に対する負
極性電圧のプリチャージと液晶容量120の負極性側リセットとを同時実行するために、
走査線112に選択電圧を印加する期間を規定する信号である。
また、信号Vw1は、画素に対し、階調に応じた正極性電圧を書き込むために、走査線1
12に選択電圧を印加する期間を規定する信号であり、信号Vw2は、画素に対し、階調に
応じた負極性電圧を書き込むために、走査線112に選択電圧を印加する期間を規定する
信号である。
一方、信号Nrgは、1〜84列のデータ線114のプリチャージ(液晶容量のリセット
も兼用する)を指定する信号である。
ネーブル信号Enb1〜Enb4に、どのようにして割り当てられるかについて説明する。図7
は、信号Pb1、Pb2、Vw1、Vw2に対するイネーブル信号Enb1〜Enb4の割り当てを示す
タイムテーブルである。
上述したように、1フレームの期間を7分割した第1〜第7期間は、それぞれクロック
信号Clyの4周期分に相当する期間である。この4周期分の期間を、さらに、クロック信
号Clyの1周期で4分割した期間を、それぞれ順番に(a)期間、(b)期間、(c)期
間および(d)期間としている。
ここで、図7に示されるように、第1〜第7期間のそれぞれにおいては、イネーブル信
号Enb1〜Enb4として、(a)期間では、順に信号Pb1、Vw1、Pb2、Vw2が割り当てら
れ、(b)期間では、順に信号Vw2、Pb1、Vw1、Pb2が割り当てられ、(c)期間では
、順に信号Pb2、Vw2、Pb1、Vw1が割り当てられ、(d)期間では、順に信号Vw1、P
b2、Vw2、Pb1が割り当てられる。このように、イネーブル信号Enb1〜Enb4の割り当て
は、(a)〜(d)期間において1つずつシフトする関係にある。
期間、(b)期間、(c)期間および(d)期間にわたって示す図である。なお、この図
において第1〜第7期間を一般化して説明するために、第m期間として表記しており、m
については1以上7以下の整数である。
また、(a)期間、(b)期間、(c)期間および(d)期間は、それぞれクロック信
号Clyの1周期分に相当する期間であるが、この1周期の期間については、上述したよう
に、クロック信号Clyの立ち上がりから立ち下がるまでの前半期間(Hレベルとなる期間
)と、クロック信号Clyの立ち下がりから立ち上がるまでの後半期間(Lレベルとなる期
間)とに分けられる。
そこで便宜的に、(a)期間の前半期間を(a1)と表記し、その後半期間を(a2)
と表記している。同様に(b)期間の前半期間を(b1)と、その後半期間を(b2)と
それぞれ表記し、(c)期間の前半期間を(c1)と、その後半期間を(c2)とそれぞ
れ表記し、(d)期間の前半期間を(d1)と、その後半期間を(d2)とそれぞれ表記
している。
Prにおける電圧波形を示す図である。
この図に示されるように、信号Prの出力期間は、偶数フレームの最後に出力されるス
タートパルスDyが出力されることにより信号Y1がHレベルとなった時点を開始点とし
たときに、クロック信号Clyの14周期を1単位として区切った4つの期間で分類するこ
とができる。そして、これらの4つの期間を順番に、灰灰期間、黒灰期間、黒黒期間およ
び灰黒期間としている。
なお、上述したように、本実施形態では、1フレームの期間はクロック信号Clyの28
周期分であるから、信号Prの出力期間は、2フレームに相当する期間を1単位としてみ
ることができる。このため、互いに隣接するフレームを区別するために、奇数フレーム、
偶数フレームとしている。
lyの半周期(すなわち、信号Y1〜Y56がそれぞれHレベルとなる期間)の前半期間と
後半期間とでそれぞれ次のような電圧となる。
詳細には、同図に示されるように、信号Prは、灰灰期間におけるクロック信号Clyの
半周期の前半期間では、電圧Vg(+)となり、後半期間では、電圧Vg(-)となる。黒灰期間
におけるクロック信号Clyの半周期の前半期間では、電圧Vb(+)となり、後半期間では、
電圧Vg(-)となる。黒黒期間におけるクロック信号Clyの半周期の前半期間では、電圧V
b(+)となり、後半期間では、電圧Vb(-)となる。灰黒期間におけるクロック信号Clyの半
周期の前半期間では、電圧Vg( +)となり、後半期間では、電圧Vb(-)となる。
ここで、電圧Vb(+)とは、この電圧が仮に液晶容量120の画素電極118に印加され
た場合に、当該液晶容量を最低階調の黒色とさせる正極性電圧であり、電圧Vg(+)とは、
この電圧が液晶容量120の画素電極118に印加された場合に、当該液晶容量を黒色と
最高階調の白色との間の灰色(グレー)とさせる正極性電圧である。一方、電圧Vb(-)、
Vg(-)は、電圧Vcを基準にしたときに、それぞれ電圧Vb(+)、Vg(+)と対称の位置にあ
る負極性電圧である。
なお、本実施形態において信号Pdやデータ信号Vdの電圧極性は、電圧Vc(この説明
ではイコール電圧LCcom)を基準として高位側となる場合を正極性といい、低位側とな
る場合を負極性というが、後述するように、電圧LCcomからシフトさせた電圧Vcを基準
とする場合もある。一方、電圧それ自体については、特に説明のない限り、後述する論理
レベルのLレベルに相当する接地電位Gndを電圧ゼロの基準としている。
また、図9(および、図10乃至図13)におけるデータ信号Vidの電圧の縦スケール
は、他の論理信号の電圧波形と比較して拡大してある。
走査制御回路52は、外部上位装置から供給される表示データVideoを、表示データ処
理回路56の内部メモリに記憶させた後、表示パネル10の駆動に同期して記憶速度の倍
の速度で読み出して、アナログのデータ信号Vidに変換する。
ここで、1フレームの期間では、第1期間から第7期間へと進行し、第1〜第7期間の
各々では、それぞれ期間(a)、(b)、(c)および(d)という順番で進行すること
になる。
Vidに変換する場合に、正極性書込が指定されていれば、黒色に相当する電圧Vb(+)から
白色に相当する電圧Vw(+)までの範囲で電圧Vcから画素の階調に応じた分だけ高位の電
圧とし、負極性書込が指定されていれば、黒色に相当する電圧Vb(-)から白色に相当する
電圧Vw(-)までの範囲で電圧Vcから画素の階調に応じた分だけ低位の電圧とする。
ここで、本実施形態において、正極性書込が指定される期間は、クロック信号Clyの半
周期を2分割した期間の前半期間であり、負極性書込が指定される期間は、クロック信号
Clyの半周期を2分割した期間の後半期間である。
また、水平有効期間とは、クロック信号Clyの半周期を2分割した期間の前半および後
半期間のうち、Xシフトレジスタ142による信号X1〜X84が出力される期間であり
、図10(および図11乃至図13)においてHbと表記された期間である。水平帰線期
間とは、クロック信号Clyの半周期を2分割した期間の前半および後半期間のうち、水平
有効期間Hbを除いた期間であり、図10(および図11乃至図13)においてHaと表記
された期間である。
一方、プリチャージ電圧生成回路60は、信号Prの電圧を上述したように供給するの
で、正極性書込が指定される水平有効期間直前の水平帰線期間では電圧Vg(+)またはVb(
+)となり、負極性書込が指定される水平有効期間直前の水平帰線期間では電圧Vg(-)また
はVb(-)となる。
間(a1)においては、Yシフトレジスタ132の出力信号のうち、信号Y5、Y19、
Y33、Y47がHレベルとなる一方、期間(a)では、イネーブル信号Enb1〜Enb4と
して順に信号Pb1、Vw1、Pb2、Vw2が割り当てられる。このため、前半期間(a1)で
は、イネーブル信号Enb1が最初にHレベルとなるが、走査線駆動回路130においてイ
ネーブル信号Enb1を入力する行は、5、19、33、47行目のうち、33行目のみで
ある。したがって、前半期間(a1)においてイネーブル信号Enb1がHレベルになると
、走査信号G33だけがHレベルとなる。
ルとなる期間に、プリチャージ電圧生成回路60は、信号Prを電圧Vg(+)とする。この
期間は水平帰線期間Haであるから、セレクタ59では信号Prが選択され、これにより、
信号Prがデータ信号Vidとして画像信号線171に供給される。
ここで、水平帰線期間Haにおいて、制御信号生成回路54は、信号NrgをHレベルに
する。信号NrgがHレベルになると、1〜84列のOR回路146の出力信号は、Xシフ
トレジスタ142の出力信号とは無関係に、すべてHレベルとなる。このため、すべての
TFT148がオンするので、1〜84列のデータ線114には、画像信号線171に供
給されたデータ信号Vidがサンプリングされて、当該データ信号Vidの正極性電圧Vg(+)
にプリチャージされる。
このときに、イネーブル信号Enb1によって走査信号G33がHレベルになると、33
行目に位置する画素110のTFT116がすべてオンするので、データ線114にサン
プリングされたデータ信号Vidの電圧Vg(+)がそのまま画素電極118に印加される。し
たがって、33行目であって1、2、3、4、…、83、84列の画素における液晶容量
120には、それぞれ電圧Vg(+)が書き込まれるので、33行目に位置する画素1行分は
すべて灰色となる。
なお、イネーブル信号Enb1がLレベルになると、33行目に位置する画素110のT
FT116がオフするが、液晶容量120および蓄積容量109による電圧保持性により
、書き込まれた電圧が保持されるので、灰色を維持することなる。
このようにイネーブル信号Enb1によって、すべてのデータ線114が正極性電圧Vg(+
)にプリチャージされるとともに、33行目の画素1行分が灰色表示とされる。
とともに、イネーブル信号Enb2がHレベルとなる。
ここで、イネーブル信号Enb2(Vw1)がHレベルとなる期間に、走査制御回路52は、
表示データ処理回路56に対し、メモリに記憶された19行目に相当する表示データVid
eoを倍速で読み出させ、正極性のデータ信号Vdに変換するように制御するとともに、制
御信号生成回路54に対し、この変換に合わせて、信号X1、X2、X3、X4、…、X
83、X84が順番にHレベルとなるように、クロック信号ClxおよびスタートパルスD
xを出力するように制御する。詳細には、19行目にあって1列、2列、3列、4列、…
、83列、84列の画素に対応するデータ信号Vidが画像信号線171に供給されるタイ
ミングにおいて、それぞれ信号X1、X2、X3、X4、…、X83、X84が順番にH
レベルとなるように、走査制御回路52は、クロック信号ClxおよびスタートパルスDx
を介してXシフトレジスタ142を制御することになる。
さらに、走査制御回路52は、セレクタ59に対し、当該データ信号Vdを選択するよ
うに制御する。
よる信号Y5、Y19、Y33、Y47がHレベルとなるが、イネーブル信号Enb2を入
力する行は、5、19、33、47行目のうち、19行目のみである。したがって、この
前半期間(a1)においてイネーブル信号Enb2がHレベルになると、走査信号G19だ
けがHレベルとなる。
この状態において、Xシフトレジスタ142による信号X1がHレベルになると、1列
目のTFT148がオンするので、画像信号線171に供給された19行1列の画素に対
応するデータ信号Vidが1列目のデータ線114にサンプリングされる。同様に、信号X
2、X3、X4、…、X84、X84が順番にHレベルになると、2、3、4、…、83
、84列目のTFT148が順番にオンするので、2、3、4、…、83、84列目のデ
ータ線114には、19行目にあって2列、3列、4列、…、83列、84列の画素に対
応するデータ信号Vidがそれぞれサンプリングされることになる。
走査信号G19がHレベルであると、19行目に位置する画素110におけるTFT1
16がすべてオンするので、データ線114にサンプリングされたデータ信号Vidの電圧
がそのまま画素電極118に印加される。このため、19行目であって1、2、3、4、
…、83、84列の画素における液晶容量120には、表示データVideoで指定された階
調に応じた正極性の電圧が書き込まれて、保持されることになる。
)および信号NrgがHレベルとなる。
イネーブル信号Enb3(Pb2)および信号NrgがHレベルとなる期間において、信号Pr
は負極性の電圧Vg(-)である。この期間は水平帰線期間Haであるから、信号Prがデータ
信号Vidとして画像信号線171に供給される。信号NrgがHレベルであるので、1〜8
4列のOR回路146の出力信号は、すべてHレベルとなる。このため、すべてのTFT
148がオンし、これにより、1〜84列のデータ線114には、画像信号線171に供
給されたデータ信号Vidがサンプリングされて、当該データ信号Vidの負極性電圧Vg(-)
にプリチャージされる。
第1期間の前半期間(a1)においては、Yシフトレジスタ132による信号Y5、Y
19、Y33、Y47がHレベルとなるが、イネーブル信号Enb3を入力する行は、5、
19、33、47行目のうち、5行目である。したがって、この前半期間(a1)におい
てイネーブル信号Enb3がHレベルになると、走査信号G5だけがHレベルとなる。
走査信号G5がHレベルになると、5行目に位置する画素110のTFT116がすべ
てオンするので、データ線114にサンプリングされたデータ信号Vidの電圧Vg(-)がそ
のまま画素電極118に印加される。このため、5行目であって1、2、3、4、…、8
3、84列の画素における液晶容量120には、それぞれ電圧Vg(- )が書き込まれるの
で、5行目の画素は灰色となる。
このようにイネーブル信号Enb2によって、すべてのデータ線114が負極性電圧Vg(-
)にプリチャージされるとともに、5行目の画素1行分が灰色表示とされる。
Lレベルになるとともに、イネーブル信号Enb4がHレベルとなる。
イネーブル信号Enb4(Vw2)がHレベルとなる期間に、走査制御回路52は、表示デー
タ処理回路56に対し、47行目に相当する表示データVideoを倍速で読み出させ、負極
性のデータ信号Vdに変換するように制御するとともに、制御信号生成回路54に対し、
この変換に合わせて、信号X1、X2、X3、X4、…、X83、X84が順番にHレベ
ルとなるように、クロック信号ClxおよびスタートパルスDxを出力するように制御する
一方、セレクタ59に対し、当該データ信号Vdを選択するように制御する。
前半期間(a1)においては、Yシフトレジスタ132による信号Y5、Y19、Y3
3、Y47がHレベルとなるが、イネーブル信号Enb4を入力する行は、5、19、33
、47行目のうち、47行目である。したがって、この前半期間(a1)においてイネー
ブル信号Enb4がHレベルになると、走査信号G47だけがHレベルとなる。
この状態において、Xシフトレジスタ142による信号X1がHレベルになると、1列
目のTFT148がオンするので、画像信号線171に供給された47行1列の画素に対
応するデータ信号Vidが1列目のデータ線114にサンプリングされる。同様に、信号X
2、X3、X4、…、X83、X84が順番にHレベルになると、2、3、4、…、83
、84列目のTFT148が順番にオンするので、2、3、4、…、83、84列目のデ
ータ線114には、47行目にあって2列、3列、4列、…、83列、84列の画素に対
応するデータ信号Vidがそれぞれサンプリングされることになる。
走査信号G47がHレベルであると、47行目に位置する画素110におけるTFT1
16がすべてオンするので、データ線114にサンプリングされたデータ信号Vidの電圧
がそのまま画素電極118に印加される。このため、47行目であって1、2、3、4、
…、83列、84列の画素における液晶容量120には、表示データVideoで指定された
階調に応じた負極性の電圧が書き込まれて、保持されることになる。
シフトレジスタ132の出力信号のうち、信号Y6、Y20、Y34、Y48がHレベル
となる。ただし、前半期間(a1)と同様にイネーブル信号Enb1〜Enb4として順に信号
Pb1、Vw1、Pb2、Vw2が割り当てられるので、イネーブル信号Enb1(Pb1)によって
データ線が電圧Vg(+)にプリチャージされるとともに、34行目の画素に当該プリチャー
ジ電圧が書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb2(Vw1)によって20行目の画
素に階調に応じた正極性電圧が書き込まれ、イネーブル信号Enb3(Pb2)によってデー
タ線が電圧Vg(-)にプリチャージされるとともに、6行目の画素に当該プリチャージ電圧
が書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb4(Vw2)によって48行目の画素に階
調に応じた負極性電圧が書き込まれる動作が実行される。
に信号Vw2、Pb1、Vw 1、Pb2が割り当てられる(図7参照)。このため、図8または
図11に示されるように、前半期間(b1)および後半期間(b2)では、時系列的に、
イネーブル信号Enb2が正極性プリチャージのための短パルス(信号Pb1)となり、イネ
ーブル信号Enb3が正極性書込のための長パルス(信号Vw1)となり、イネーブル信号En
b4が負極性プリチャージのための短パルス(信号Pb2)となり、イネーブル信号Enb1が
負極性書込のための長パルス(信号Vw2)となる。
また、第1期間の前半期間(b1)においては、Yシフトレジスタ132の出力信号の
うち、信号Y7、Y21、Y35、Y49がHレベルとなり、後半期間(b2)において
は、信号Y8、Y22、Y36、Y50がHレベルとなる。
前半期間(b1)および後半期間(b2)において、1番目にパルス出力されるイネー
ブル信号Enb2が入力されるのは35、36行目であり、2番目にパルス出力されるイネ
ーブル信号Enb3が入力されるのは21、22行目であり、3番目にパルス出力されるイ
ネーブル信号Enb4が入力されるのは7、8行目であり、4番目にパルス出力されるイネ
ーブル信号Enb1が入力されるのは49、50行目である。
14が電圧Vg(+)にプリチャージされるとともに、35行目の画素に当該プリチャージ電
圧が書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb3(Vw1)によって21行目の画素に
階調に応じた正極性電圧が書き込まれ、イネーブル信号Enb4(Pb2)によってデータ線
114が電圧Vg(-)にプリチャージされるとともに、7行目の画素に当該プリチャージ電
圧が書き込まれて灰色なり、イネーブル信号Enb1(Vw2)によって49行目の画素に階
調に応じた負極性電圧が書き込まれることになる。
また、後半期間(b2)では、イネーブル信号Enb2(Pb1)によってデータ線114
が電圧Vg(+)にプリチャージされるとともに、36行目の画素に当該プリチャージ電圧が
書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb3(Vw1)によって22行目の画素に階調
に応じた正極性電圧が書き込まれ、イネーブル信号Enb4(Pb2)によってデータ線11
4が電圧Vg(-)にプリチャージされるとともに、8行目の画素に当該プリチャージ電圧が
書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb1(Vw2)によって50行目の画素に階調
に応じた負極性電圧が書き込まれることになる。
b4として順に信号Pb2、Vw2、Pb1、Vw1が割り当てられる(図7参照)。このため、図
8または図12に示されるように、前半期間(c1)および後半期間(c2)では、時系
列的に、イネーブル信号Enb3が正極性プリチャージのための短パルス(信号Pb1)とな
り、イネーブル信号Enb4が正極性書込のための長パルス(信号Vw1)となり、イネーブ
ル信号Enb1が負極性プリチャージのための短パルス(信号Pb2)となり、イネーブル信
号Enb2が負極性書込のための長パルス(信号Vw2)となる。
第1期間の前半期間(c1)においては、Yシフトレジスタ132の出力信号のうち、
信号Y9、Y23、Y37、Y51がHレベルとなり、後半期間(c2)においては、信
号Y10、Y24、Y38、Y52がHレベルとなる。前半期間(c1)および後半期間
(c2)において、1番目にパルス出力されるイネーブル信号Enb3が入力されるのは3
7、38行目であり、2番目にパルス出力されるイネーブル信号Enb4が入力されるのは
23、24行目であり、3番目にパルス出力されるイネーブル信号Enb1が入力されるの
は9、10行目であり、4番目にパルス出力されるイネーブル信号Enb2が入力されるの
は51、52行目である。
データ線114が電圧Vg(+)にプリチャージされるとともに、37行目の画素に当該プリ
チャージ電圧が書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb4(Vw1)によって23行
目の画素に階調に応じた正極性電圧が書き込まれ、イネーブル信号Enb1(Pb2)によっ
てデータ線114が電圧Vg(-)にプリチャージされるとともに、9行目の画素に当該プリ
チャージ電圧が書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb4(Vw2)によって51行
目の画素に階調に応じた負極性電圧が書き込まれることとなる。
第1期間の後半期間(c2)においては、イネーブル信号Enb3(Pb1)によってデー
タ線114が電圧Vg(+)にプリチャージされるとともに、38行目の画素に当該プリチャ
ージ電圧が書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb4(Vw1)によって24行目の
画素に階調に応じた正極性電圧が書き込まれ、イネーブル信号Enb1(Pb2)によってデ
ータ線114が電圧Vg(-)にプリチャージされるとともに、10行目の画素に当該プリチ
ャージ電圧が書き込まれ灰色となり、イネーブル信号Enb4(Vw2)によって52行目の
画素に階調に応じた負極性電圧が書き込まれることとなる。
b4として順に信号Vw1、Pb2、Vw2、Pb1が割り当てられる(図7参照)。このため、図
8または図13に示されるように、前半期間(d1)および後半期間(d2)では、時系
列的に、イネーブル信号Enb4が正極性プリチャージのための短パルス(信号Pb1)とな
り、イネーブル信号Enb1が正極性書込のための長パルス(信号Vw1)となり、イネーブ
ル信号Enb2が負極性プリチャージのための短パルス(信号Pb2)となり、イネーブル信
号Enb3が負極性書込のための長パルス(信号Vw2)となる。
第1期間の前半期間(d1)においては、Yシフトレジスタ132の出力信号のうち、
信号Y11、Y25、Y39、Y53がHレベルとなり、後半期間(d2)においては、
信号Y12、Y26、Y40、Y54がHレベルとなる。前半期間(d1)および後半期
間(d2)において、1番目にパルス出力されるイネーブル信号Enb4が入力されるのは
39、40行目であり、2番目にパルス出力されるイネーブル信号Enb1が入力されるの
は25、26行目であり、3番目にパルス出力されるイネーブル信号Enb2が入力される
のは11、12行目であり、4番目にパルス出力されるイネーブル信号Enb 3が入力され
るのは53、54行目である。
データ線114が電圧Vg(+)にプリチャージされるとともに、39行目の画素に当該プリ
チャージ電圧が書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb1(Vw1)によって25行
目の画素に階調に応じた正極性電圧が書き込まれ、イネーブル信号Enb2(Pb2)によっ
てデータ線114が電圧Vg(-)にプリチャージされるとともに、11行目の画素に当該プ
リチャージ電圧が書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb3(Vw2)によって53
行目の画素に階調に応じた負極性電圧が書き込まれることとなる。
第1期間の後半期間(d2)においては、イネーブル信号Enb4(Pb1)によってデー
タ線114が電圧Vg(+)にプリチャージされるとともに、40行目の画素に当該プリチャ
ージ電圧が書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb1(Vw1)によって26行目の
画素に階調に応じた正極性電圧が書き込まれ、イネーブル信号Enb2(Pb2)によってデ
ータ線114が電圧Vg(-)にプリチャージされるとともに、12行目の画素に当該プリチ
ャージ電圧が書き込まれて灰色となり、イネーブル信号Enb3(Vw2)によって54行目
の画素に階調に応じた負極性電圧が書き込まれることとなる。
40行目の画素に対して、プリチャージ電圧である正極性の電圧Vg(+)を書き込むことに
よって灰色(ハッチングで+と表記された□)となり、19〜26行目の画素に対して、
正極性であって階調に応じた電圧を書き込むことによって表示データVideoにしたがった
階調(単に+と表記された□)となり、5〜12行目の画素に対して、プリチャージ電圧
である負極性の電圧Vg(-)を書き込むことによって灰色(ハッチングで−と表記された□
)となり、47〜54行目の画素に対して、負極性であって階調に応じた電圧を書き込む
ことによって表示データVideoにしたがった階調(単に−と表記された□)となる。
なお、図14において、丸数字の1は、信号Pb1が割り当てられたイネーブル信号によ
って正極性のプリチャージ電圧が書き込まれる行を示し、丸数字の2は、信号Vw1が割り
当てられたイネーブル信号によって正極性の階調に応じた電圧が書き込まれる行を示し、
丸数字の3は、信号Pb2が割り当てられたイネーブル信号によって負極性のプリチャージ
電圧が書き込まれる行を示し、丸数字の4は、信号Vw2が割り当てられたイネーブル信号
によって負極性の階調に応じた電圧が書き込まれる行を示している。
5に示される内容となる点において異なる以外、同様な動作が実行される。ここで、第2
〜第7期間の各期間での書き込みの状態を、それぞれ図15〜図20に示す。
なお、奇数フレームの第4期間の開始から第7期間の途中(信号Y14、Y28、Y4
2、Y56がHからLレベルとなるタイミング)までの黒灰期間では、プリチャージ電圧
生成回路60による信号Prが、クロック信号Clyの半周期のうち、前半期間において黒
色に相当する正極性電圧Vb(+)となり、後半期間において灰色に相当する負極性電圧Vg(
-)となる。このため、黒灰期間において信号Pb1が割り当てられたイネーブル信号によっ
て正極性のプリチャージ電圧が書き込まれる行の画素は黒色となる。
割り当てられたイネーブル信号による階調に応じた正極性電圧の書き込み、および、信号
Vw2が割り当てられたイネーブル信号による階調に応じた負極性電圧の書き込みが、それ
ぞれ実行される。
ただし、直前奇数フレームの第7期間の途中から偶数フレームの第3期間までの黒黒期
間では、信号Prが、クロック信号Clyの半周期のうち、前半期間において黒色に相当す
る正極性電圧Vb(+)となり、後半期間において黒色に相当する負極性電圧Vb(-)となる。
このため、黒黒期間において信号Pb1、Pb2が割り当てられたイネーブル信号によって正
・負極性のプリチャージ電圧が書き込まれる行の画素はそれぞれ黒色となる。
また、偶数フレームの第4期間の開始から第7期間の途中までの灰黒期間では、信号P
rが、クロック信号Clyの半周期のうち、前半期間において灰色に相当する正極性電圧Vg
(+)となり、後半期間において黒色に相当する負極性電圧Vb(-)となる。このため、灰黒
期間において信号Pb1が割り当てられたイネーブル信号によって正極性のプリチャージ電
圧が書き込まれる行の画素は灰色となり、信号Pb2が割り当てられたイネーブル信号によ
って負極性のプリチャージ電圧が書き込まれる行の画素は黒色となる。
画素は、図21に示されるように推移する。詳細には、例えば黒黒期間の開始時点(黒灰
期間の終了時点)でみたとき、表示領域100を走査線の配列するY方向に沿って4分割
された領域が、上から順番に、正極性の階調に応じた電圧を書き込んだ領域、正極性の黒
色に相当するプリチャージ電圧を書き込んだ領域、負極性の階調に応じた電圧を書き込ん
だ領域、および、負極性の灰色に相当するプリチャージ電圧を書き込んだ領域、となる。
そして、4分割された領域が、垂直走査方向である下方向に向かって順番にスクロールす
るように移動する。
ただし、本実施形態における画素に対する書き込みの順番は、第1に、信号Pb1が割り
当てられたイネーブル信号による正極性のプリチャージ電圧の書き込み、第2に、信号V
w1が割り当てられたイネーブル信号による階調に応じた正極性電圧の書き込み、第3に、
信号Pb2が割り当てられたイネーブル信号による負極性のプリチャージ電圧の書き込み、
および、第4に、信号Vw2が割り当てられたイネーブル信号による階調に応じた負極性電
圧の書き込み、という順番であり、この順番は、奇数および偶数フレームの第1〜第7期
間においてそれぞれ共通である。
極性のプリチャージ電圧が書き込まれて灰色または黒色となり、正極性の階調に応じた電
圧が書き込まれた領域は、負極性のプリチャージ電圧が書き込まれて灰色または黒色とな
る。このため、階調に応じた電圧が書き込まれた画素は、1フレーム期間の半分の期間で
保持された後に、灰色または黒色にリセットされるので、動画を表示する際の残像感が低
減される。すなわち、階調に応じた電圧が書き込まれた画素は、黒色または灰色化(リセ
ット)されるので、残像感が低減されるのである。
また、残像感を低減させるために画素をリセットする場合に、正極性のプリチャージ電
圧を書き込む行数と同数の行に負極性のプリチャージ電圧を書き込み、また、階調に応じ
た電圧を書き込む行数は、正極性と負極性とで同一である。このため、データ線114に
サンプリングされる電圧は、例えば1フレームの期間でみたときに、正極性と負極性とな
る割合がそれぞれ50%ずつとなる。
したがって、ある列の画素について着目したときに、走査線に選択電圧が印加されない
保持期間(非選択期間)にわたって当該列のデータ線114に正極性の電圧がサンプリン
グされる期間と負極性の電圧がサンプリングされる期間とは、半々となるので、行位置に
応じていずれかの一方の極性に偏ってしまうことがない。このため、本実施形態では、T
FT116のオフリークの影響が表示領域100の上側と下側とでほぼ同じとなるので、
表示に差が発生することもない。
極性の階調に応じた電圧が書き込まれる領域であり、負極性のプリチャージ電圧が書き込
まれた領域に上方向で隣接する領域は、負極性の階調に応じた電圧が書き込まれる領域で
あり、いずれも同極性であるので、ディスクリネーションの原因となる極性の境部分が少
ない。
本実施形態において、正極性または負極性の階調に応じた電圧を書き込む前に、すべて
のデータ線114を同極性の電圧にプリチャージするとともに、このときのプリチャージ
電圧を画素に書き込んで灰色または黒色とさせている。すなわち、プリチャージと、残像
感を低減するために画素のリセットとを兼用させて実行している。このため、画素をリセ
ットするために、階調に応じた電圧を書き込む期間が浸食されることもない。
ので、2フレーム以上の単位時間当たりでみたときに、画面全体が暗くなってしまうこと
が防止される。また、画素のリセットを、階調に応じた電圧の書き込み後のリセットを、
灰色または黒色とすることにより実行しているが、双方とも正極性および負極性で実行し
ているので、液晶105に直流成分が印加されることもない。
黒黒期間→灰黒期間(→灰灰期間)という順番で変化させたが、例えば、灰灰期間→灰黒
期間→黒黒期間→黒灰期間(→灰灰期間)という順番で変化させても良い。このように変
化させた場合には、奇数および偶数の2フレーム期間にわたって書き込まれた表示領域1
00の画素は、図22に示されるように推移することになる。
また、上述した実施形態では、正極性のプリチャージ電圧が書き込まれた領域と正極性
の階調に応じた電圧が書き込まれる領域とを隣接させ、さらに、負極性のプリチャージ電
圧が書き込まれた領域と負極性の階調に応じた電圧が書き込まれる領域とを隣接させたが
、例えば、図23に示されるように、正極性のプリチャージ電圧が書き込まれた領域と負
極性のプリチャージ電圧が書き込まれた領域とを隣接させ、さらに、正極性の階調に応じ
た電圧が書き込まれる領域と負極性の階調に応じた電圧が書き込まれる領域とを隣接させ
ても良い。なお、図23に示されるような場合でも、正極性のプリチャージ電圧の書き込
み、階調に応じた正極性電圧の書き込み、負極性のプリチャージ電圧の書き込み、および
、階調に応じた負極性電圧の書き込み、という順番とする必要があるので、イネーブル信
号Enb1〜Enb4に対する信号Pb1、Pb2、Vw1、Vw2の割り当てを図7とは異ならせる必
要がある。
灰色とすることにより実行しているが、この理由は、上述したように画面全体が暗くなっ
てしまうことを防止するためである。したがって、黒色および黒色以外であれば、すなわ
ち、2つ以上の異なる明るさでリセットをする構成であればよい。例えば、灰色および白
色、黒色および白色、やや明るい灰色およびやや暗い灰色でも良い。また、リセットのた
めの階調を調整するためもボリュームを設けても良い。さらに、異なる3つ以上の階調を
所定の順番でローテーションさせても良い。
なお、リセットする際の明るさの差が大きいと、フリッカとして視認される可能性が高
くなる。
圧LCcomとしているが、これは、画素110におけるTFT116が理想的なスイッチ
として機能する場合であり、実際には、TFT116のゲート・ドレイン間の寄生容量に
起因して、オンからオフに状態変化するときにドレイン(画素電極118)の電位が低下
する現象(プッシュダウン、突き抜け、フィールドスルーなどと呼ばれる)が発生する。
液晶の劣化を防止するため、液晶容量120については交流駆動としなければならないが
、コモン電極108への印加電圧LCcomを書込極性の基準として交流駆動すると、プッ
シュダウンのために、負極性書込による液晶容量120の電圧実効値が、正極性書込によ
る実効値よりも若干大きくなってしまう(TFT116がnチャネルの場合)。このため
、実際には、書込極性の基準電圧とコモン電極108の電圧LCcomとを別々となるよう
に設定する、詳細には、書込極性の基準電圧を、プッシュダウンの影響が相殺されるよう
に、電圧LCcomよりも高位側にオフセットして設定するようにしても良い。また、この
プッシュダウンによる影響を相殺するように、正極性のプリチャージ電圧(リセット電圧
)と負極性のプリチャージ電圧(リセット電圧)とを設定しても良い。
たが、AND回路136に対するイネーブル信号Enb1〜Enb4の入力周期である8行の倍
数であれば良い。また、実施形態においては、正極性のプリチャージ電圧が書き込まれて
、これを保持する画素(1)と、正極性の階調に応じた電圧が書き込まれて、これを保持
する画素(2)と、負極性のプリチャージ電圧が書き込まれて、これを保持する画素(3
)と、負極性の階調に応じた電圧が書き込まれて、これを保持する画素(4)とは、いず
れも14行ずつとして同数としたが、画素(1)と画素(3)との行数が互いに同一であ
り、かつ、画素(2)と画素(4)との行数互いに同一であれば、画素(1)〜(4)の
行数をすべて揃える必要はない。なお、プリチャージ電圧が書き込まれる画素(1)と画
素(3)との和は、全画素数の30〜50%程度であることが望ましい。
、信号Vw1がLからHレベルに立ち上がり、また、信号Pb2がHからLレベルに立ち下が
った後に、信号Vw2がLからHレベルに立ち上がったが、信号X1の出力前に、信号Pb1
(Pb2)がLレベルに立ち下がるのを条件として、信号Pb1がHレベルに立ち上がったと
きに信号Vw1がHレベルに立ち上がり、また、信号Pb2がHレベルに立ち上がったときに
、信号Vw2がHレベルに立ち上がっても良い。
このようにすると、階調に応じた電圧を書き込む前の状態が、同極性のプリチャージ電
圧に揃うので、反対極性の黒色電圧が保持されている状態から階調に応じた電圧を書き込
むよりも、時間を短縮する、または、当該電圧を充分に書き込むことが可能となる。
ベルをアクティブレベルとし、Lレベルをノンアクティブレベルとしたが、これは、走査
信号によってスイッチングするTFT116がnチャネル型であるためである。このため
、TFT116をpチャネル型とした場合には、走査信号G1、G2、G3、…、G56
のLレベルをアクティブレベルとなり、Hレベルがノンアクティブレベルとなるように走
査線駆動回路130を構成すれば良い。
を、1列〜84列のデータ信号Vidを順番にサンプリングすることによって、当該行の画
素を1列から84列まで順に書き込むという、いわゆる点順次の構成としたが、データ信
号を時間軸にn(nは2以上の整数)倍に伸長するとともに、n本の画像信号線に供給す
る、いわゆる相展開(シリアル−パラレル変換ともいう)駆動を併用した構成としても良
いし(特開平2000−112437号公報参照)、すべてのデータ線114に対しデー
タ信号を一括して供給する、いわゆる線順次の構成としても良い。
さらに、実施形態では、電圧無印加状態において白色を表示するノーマリーホワイトモ
ードとしたが、電圧無印加状態において黒色を表示するノーマリーブラックモードとして
も良い。また、R(赤)、G(緑)、B(青)の3画素で1ドットを構成して、カラー表
示を行うとしても良い。表示領域100は透過型に限られず、反射型や、両者の中間的な
半透過半反射型であっても良い。
図24は、上述した電気光学装置1の表示パネル100をライトバルブとして用いた3板
式プロジェクタの構成を示す平面図である。
このプロジェクタ2100において、ライトバルブに入射させるための光は、内部に配
置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によってR(
赤)、G(緑)、B(青)の3原色に分離されて、各原色に対応するライトバルブ100
R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれる。なお、B色の光は、他のR色やG色と
比較すると、光路が長いので、その損失を防ぐために、入射レンズ2122、リレーレン
ズ2123および出射レンズ2124からなるリレーレンズ系2121を介して導かれる
。
における電気光学装置1の表示パネル10と同様であり、外部上位装置(図示省略)から
供給されるR、G、Bの各色に対応する画像データでそれぞれ駆動されるものである。
ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイク
ロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、このダイクロイックプリズム
2112において、R色およびB色の光は90度に屈折する一方、G色の光は直進する。
したがって、各色の画像が合成された後、レンズユニット1820によって正転拡大投影
されるので、スクリーン2120には、カラー画像が表示されることとなる。
により反射した後に投射されるのに対し、ライトバルブ100Gの透過像はそのまま投射
されるので、ライトバルブ100R、100Bによる水平走査方向は、ライトバルブ10
0Gによる水平走査方向と逆向きにして、左右反転像を表示させる構成となっている。
や、パーソナルコンピュータ、テレビジョン、ビデオカメラのモニタ、カーナビゲーショ
ン装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電
話、POS端末、ディジタルスチルカメラ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられ
る。そして、これらの各種の電子機器に対して、本発明に係る電気光学装置が適用可能な
のは言うまでもない。
制御信号生成回路、56…表示データ処理回路、58、59…セレクタ、105…液晶、
108…コモン電極、110…画素、112…走査線、114…データ線、116…TF
T、118…画素電極、120…液晶容量、130…走査線駆動回路、132…Yシフト
レジスタ、136…AND回路136、140…データ線駆動回路、142…Xシフトレ
ジスタ、148…TFT、2100…プロジェクタ
Claims (6)
- 複数行の走査線と複数列のデータ線との交差に対応して設けられ、各々は、自身に対応する走査線に所定の選択電圧が印加されたときに、前記データ線に供給されたデータ信号に応じた階調となる画素と、
1フレームの期間に複数の単位期間を含み、前記各単位期間において、前記複数行の走査線のうち、所定行離間した4行を垂直走査方向に向かって順番に指定するとともに、指定した4行に対し、第1リセット期間、第1書込期間、第2リセット期間および第2書込期間のいずれかを割り当てて、割り当てた走査線に前記選択電圧を印加する走査線駆動回路と、
前記第1リセット期間では、所定の基準電圧に対し高位または低位のいずれか一方極性の電圧のデータ信号を前記複数列のデータ線に供給し、前記第1書込期間では、前記選択電圧が印加された走査線に位置する画素の階調に応じた電圧であって、前記基準電圧に対し高位または低位のいずれか一方極性の電圧のデータ信号を前記データ線に供給し、前記第2リセット期間では、前記基準電圧に対し高位または低位のいずれか他方極性の電圧のデータ信号を前記複数列のデータ線に供給し、前記第2書込期間では、前記選択電圧が印加された走査線に位置する画素の階調に応じた電圧であって、前記基準電圧に対し高位または低位のいずれか他方極性の電圧のデータ信号を前記データ線に供給するデータ線駆動回路であって、前記第1リセット期間において前記複数列のデータ線に供給する一方極性の電圧と、前記第2リセット期間において前記複数列のデータ線に供給する他方極性の電圧とを、前記複数の単位期間の少なくとも1つにおいて、互いに異なる階調の電圧とするデータ線駆動回路と、
を具備することを特徴とする電気光学装置。 - 前記走査線駆動回路は、
前記複数行の走査線のうちの一の走査線について、
前記第1リセット期間を割り当てた後に前記第1書込期間を割り当てる一方、
前記第2リセット期間を割り当てた後に前記第2書込期間を割り当てる
ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 前記第1リセット期間により一方極性の電圧が書き込まれた画素の領域と、前記第1書込期間により階調に応じた一方極性の電圧が書き込まれた画素の領域とが、互いに隣接し、
前記第2リセット期間により他方極性の電圧が書き込まれた画素の領域と、前記第2書込期間により階調に応じた他方極性の電圧が書き込まれた画素の領域とが、互いに隣接する
ことを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。 - 前記データ線駆動回路は、
前記第1リセット期間における一方極性の電圧が第1階調に相当し、前記第2リセット期間における他方極性の電圧が第2階調に相当する場合、所定期間経過後に、第1リセット期間における一方極性の電圧を前記第2階調に相当させ、第2リセット期間における他方極性の電圧を前記第1階調に相当させる
ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
- 複数行の走査線と複数列のデータ線との交差に対応して設けられ、各々は、自身に対応する走査線に所定の選択電圧が印加されたときに、前記データ線に供給されたデータ信号の電圧に応じた階調となる画素を備える電気光学装置の駆動方法であって、
1フレームの期間に複数の単位期間を含み、前記各単位期間において、前記複数行の走査線のうち、所定行離間した4行を指定する動作を、垂直走査方向に向かって順番に行うとともに、指定した4行に対し、第1リセット期間、第1書込期間、第2リセット期間および第2書込期間のいずれかを割り当て、
このうち、前記第1リセット期間では、割り当てた走査線に前記選択電圧を印加すると
ともに、所定の基準電圧に対し高位または低位のいずれか一方極性の電圧のデータ信号を前記複数列のデータ線に供給し、
前記第1書込期間では、割り当てた走査線に前記選択電圧を印加するとともに、前記画素の階調に応じた電圧であって、前記基準電圧に対し高位または低位のいずれか一方極性の電圧のデータ信号を前記データ線に供給し、
前記第2リセット期間では、割り当てた走査線に前記選択電圧を印加するとともに、前記基準電圧に対し高位または低位のいずれか他方極性の電圧のデータ信号を前記複数列のデータ線に供給し、
前記第2書込期間では、割り当てた走査線に前記選択電圧を印加するとともに、前記画素の階調に応じた電圧であって、前記基準電圧に対し高位または低位のいずれか他方極性の電圧のデータ信号を前記データ線に供給し、
前記第1リセット期間において前記複数列のデータ線に供給する一方極性の電圧と、前記第2リセット期間において前記複数列のデータ線に供給する他方極性の電圧とを、前記複数の単位期間の少なくとも1つにおいて、互いに異なる階調の電圧とする
ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
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