JP5151023B2 - 現像剤担持体、現像剤担持体の製造方法、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤担持体、現像剤担持体の製造方法、現像装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像剤担持体、現像剤担持体の製造方法、現像装置及び画像形成装置に関し、詳細には、電子写真技術を利用した複写機や印刷機で用いられる現像剤担持体、現像剤担持体の製造方法、現像装置及び画像形成装置に関する。
電子写真技術を利用した複写機や印刷機では、感光体上に形成された静電潜像に、現像剤を静電吸着させることにより、静電潜像の現像が行なわれており、現像剤の供給には、円筒状の現像剤担持体が用いられている。このような現像の際には、感光体の帯電電位に応じた量の現像剤を、静電潜像に供給することが必要とされる。
しかし、小粒径の現像剤や帯電性能の高い現像剤を用いたときには、現像剤担持体上の現像剤に、現像履歴により現像能力分布が生じ、その結果として、感光体の帯電電位に応じた量の現像剤の供給が行なわれないことがある。この現像ゴーストと呼ばれる現象の発生原因は、定性的には以下のように説明することができる。
図5に、磁性トナーを用いる現像装置の概要を示す。現像装置は、現像剤担持体11とマグネット12と現像剤ホッパー13と現像ブレード14とで構成される。現像剤ホッパー13には、現像剤15が蓄えられ、現像剤はマグネット12の磁力により現像剤担持体11に引きつけられる。現像剤担持体11が回転することにより、現像剤担持体上に付着した現像剤は、現像ブレード14により所定の膜厚に制御される。また、現像剤は、現像剤同士の摩擦や現像ブレード14との摩擦により帯電される。帯電された現像剤は、静電潜像保持体16と近接する箇所で、静電潜像保持体上の静電潜像へクーロン力により転移し、静電潜像が顕像化される。この顕像化の際には、現像剤担持体11上の現像剤のうち、静電潜像に対応した部分に位置した現像剤だけが消費されることになる。消費された部分には、現像剤担持体の回転により、新たな現像剤が供給され、現像ブレード14により帯電される。
このような動作で現像は行われるため、現像行程で現像剤が消費された部分に新たに供給された現像剤は現像ブレードによる摩擦帯電を一度しか受けないが、消費されなかった部分の現像剤は重ねて摩擦帯電を受けることになる。
その結果、現像履歴に応じて、現像剤担持体11上の現像剤の帯電量が分布を持つことになる。帯電量が高くなると、現像剤と静電潜像とのクーロン相互作用は強くなるが、これと同時に現像剤と現像剤担持体との間に鏡像力による引力も強くなる。現像剤の静電潜像への転移量、すなわち、現像能力は、これらの力の大小関係により決まる。
このため、実際の現像においては、新たに現像剤が供給された部分の現像能力が他の部分に比べて高くなる場合と、低くなる場合が生じ、それに応じてプリント結果に静電潜像とは異なる像が現われることになる。
例えば、図6に示すような、「AAAAA」と書かれた部分と、一様な濃度の網点領域とを有する原稿の複写を行う場合を考える。通常、現像剤担持体11の周速は、静電潜像保持体16の周速に比べて早いが、ここでは説明の便宜上、両者の周速は等しいものとする。また、現像は、図の上方から行われるものとする。
現像剤担持体の周囲の長さは、一般に原稿の長さより短いため、一枚の原稿の複写を行うためには、現像剤担持体が複数回、回転することが必要である。図6(B)及び図6(C)において、Lで示した長さが現像剤担持体の周囲の長さであるとする。この部分の現像を行うことにより、現像剤担持体表面には、静電潜像に応じた形で現像能力の分布をもった現像剤層が形成され、この層により、次の部分の現像が行われることになる。このとき、文字の現像に用いられた部分の現像剤の現像能力が他の部分の現像剤に比して高ければ、図6(B)に示したように、現像剤担持体の周囲の長さLに応じた位置にポジゴーストと呼ばれる静電潜像にはない像が現像結果に現われることになる。逆に、その部分の現像能力が低ければ、図6(C)に示したような、静電潜像が存在するにもかかわらず、その静電潜像の現像が行われない、ネガゴーストと呼ばれる現象が発生する。
このように現像ゴーストは、現像剤の帯電性能に関係するものであるため、高品位な画質を得るために開発が進められている小粒径の現像剤や帯電性能を向上させた現像剤を用いたときに特に顕著となる。
現像ゴーストに対処するための技術としては、例えば、現像剤担持体表面に、フェノール樹脂とカーボンを含む導電性と表面潤滑性を有する樹脂層を設けることにより現像ゴーストの発生を抑制する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、現像剤担持体表面に、モリブデンからなる皮膜を設けることにより現像ゴーストの発生を抑制する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−231257号公報 特開平7−281517号公報
しかし、現像剤担持体表面に樹脂層を設けるという方法では、樹脂層が摩耗しやすいため、走行するにしたがいスリーブ表面状態が変わり、現像ゴーストを一定に抑制できる期間が短いといった問題があった。
また、現像剤担持体表面にモリブデン層を設けるという方法では、近年開発された低温定着用トナーを用いたときに、モリブデンの帯電性が低いために、得られる画像の濃度が低くなってしまうといった問題があった。
そこで本発明の目的は、長期にわたって現像ゴーストの発生を抑制することができる現像剤担持体、現像装置、画像形成装置及び現像剤担持体の製造方法を提供することにある。
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、特定の基体と表面層とを有する現像剤担持体により、現像履歴によって生ずる現像ゴーストの発生を長期にわたって抑制することができ、その結果として高品質の画像を形成することができることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、
<1> 粗面化された中空円筒状の基体上に、金属で構成される表面層を有し、該表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)が10以上40以下の範囲である現像剤担持体である。
<2> 前記基体の算術平均表面粗さRaに対する前記表面層の算術平均表面粗さRa2の比率Ra/Raが、0.7以上1未満であることを特徴とする前記<1>に記載の現像剤担持体である。
<3> 前記表面層の算術平均表面粗さRaが、1.0μm以上3.2μm以下の範囲であることを特徴とする前記<1>又は<2>に記載の現像剤担持体。
<4> 前記基体の算術平均表面粗さRaが、1.4μm以上3.5μm以下の範囲であることを特徴とする前記<1>〜<3>のいずれか1項に記載の現像剤担持体。
<5> 前記表面層を形成する金属が、Ni、Cu、Zn、及びSnからなる群より選択される少なくとも1種の金属であることを特徴とする前記<1>〜<4>のいずれか1項に記載の現像剤担持体である。
<6> 前記基体と前記表面層との間に、Ni及びCuからなる群より選択される少なくとも1種の金属で構成されてなる下引き層を有することを特徴とする前記<1>〜<5>のいずれか1項に記載の現像剤担持体である。
<7> 前記表面層の厚さが、0.3μm以上30μm以下の範囲であることを特徴とする前記<1>〜<6>のいずれか1項に記載の現像剤担持体である。
<8> 少なくとも、前記<1>〜<7>のいずれか1項に記載の現像剤担持体と、
該現像剤担持体上に現像剤を供給する現像剤供給手段と、
該現像剤供給手段により供給された現像剤を帯電する帯電手段と、を有する現像装置である。
<9> 少なくとも、潜像担持体と、
前記潜像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する前記<8>に記載の現像装置と、
前記トナー像を被転写体に転写する転写手段と、を有する画像形成装置である。
<10> 前記<1>〜<7>のいずれか1項に記載の現像剤担持体の製造方法であって、
粗面化された中空円筒状の基体を、金属を含有する電解液で電解処理して、前記金属で構成される60度鏡面光沢度Gs(60°)が10以上40以下の表面層を、前記基体の表面に形成する表面層形成工程を有することを特徴とする現像剤担持体の製造方法である。
<11> 前記金属が、Ni、Cu、Zn、及びSnからなる群より選択される少なくとも1種の金属であることを特徴とする前記<10>に記載の現像剤担持体の製造方法である。
<12> 算術平均表面粗さRaが1.4μm以上3.5μm以下の範囲となるように前記現像剤担持体の基体表面を粗面化処理する基体表面粗面化工程を有することを特徴とする前記<10>又は<11>に記載の現像剤担持体の製造方法である。
本発明によれば、現像履歴によって生ずる現像ゴーストの発生を長期にわたって抑制することができ、その結果として高品質の画像を形成することができる現像剤担持体、現像剤担持体の製造方法、現像装置及び画像形成装置を提供することができる。
<現像剤担持体>
本発明の現像剤担持体は、粗面化された中空円筒状の基体上に金属で構成される表面層を有し、該表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)が10以上40以下の範囲であることを特徴とする。
本発明にかかる基体は、中空状円筒の表面を粗面化処理して得られる。粗面化することで、表面に凹凸ができる。この凹凸を有する基体表面に、金属で構成される表面層を形成すると、下地の凹凸の形状に起因して、表面層の表面にも凹凸が生じる。その様子を図1に示す。
作製された現像剤担持体に現像剤を付着させると、基体10の凹凸に起因した表面層20の表面の凹凸(図1におけるマクロな凹凸R)に現像剤が捕捉されやすくなり、潜像担持体へ現像剤を搬送しやすくなる。しかしながら、過剰な表面の凹凸は、現像ゴーストの発生を多くしてしまう。
また、上記表面の凹凸を拡大すると、図1(B)に示すように、更に微小な凹凸が存在する。この微小な凹凸(図1におけるミクロな凹凸r)の凹部にトナー粒子が残存し、更なる現像ゴーストの発生を引き起こしていることが明らかとなった。つまり、表面層のミクロな凹凸rに残存したトナー粒子は、現像のために移転することなく残存し続けてしまうため、次の帯電工程では、残存したトナーを帯電させてしまう。したがって、新たに供給されたトナーの帯電が潤滑に行われなくなってしまい、その結果、ゴーストの発生が引き起こされているものと考えられる。
そこで、図2に示すように、上記ミクロな凹凸rを平坦化し、且つ上記マクロな凹凸Rについても基体の凹凸よりは滑らかな表面となるよう、本発明では、表面層に光沢剤を添加する。その結果、図2に示すように、本発明の現像剤担持体は、マクロな凹凸Rを適度に有し、且つミクロな凹凸rが平坦化された表面層を有する。このような構造により、トナーが搬送されやすく且つトナーの残存が防止され、長期にわたって現像ゴーストの発生を抑えることができる現像剤担持体となる。
このように、本発明は、表面層20のマクロな凹凸Rの制御に加え、ミクロな凹凸rの制御を行うことに特徴があるため、単に、表面の算術平均表面粗さRaで示されるマクロな凹凸Rについての規定ではなく、表面層20の60度鏡面光沢度Gs(60°)で規定するものとする。
以下に、現像剤担持体の構成を詳細に説明する。
−基体−
本発明にかかる基体は、中空円筒状の形状を有する。基体の素材としては、通常、アルミニウムおよびその合金、SUS等が挙げられるが、以下に説明するように、本発明では基体の表面を粗面化するため、アルミニウムまたはその合金であることが好ましい。
本発明では、現像剤担持体によって搬送する現像剤の量を増加させるために、粗面化された中空円筒状の基体を用いる。ここで、本発明における「粗面化」とは、基体表面の算術平均表面粗さRaが、1.0μm以上となるように処理することをいう。基体の粗面化加工には、乾式で粒子を吹き付けるブラスト加工法や、湿式で粒子を吹き付けるホーニング加工法、あるいは砥石研削法などがある。
本発明において、基体の表面粗さは、算術平均表面粗さRaが、1.4μm以上3.5μm以下の範囲であることが好ましく、1.7μm以上3.2μm以下であることがより好ましく、2.5μm以上3.1μm以下であることが更に好ましい。Raが、1.4μmよりも小さいと、現像剤担持体によって搬送される現像剤の量を確保することが難しくなり、3.5μmよりも大きいと、粗面化加工時の現像剤担持体の曲がりが大きくなり、精度良く製造することが困難となる場合があるため、好ましくない。
基体の算術平均表面粗さRaは、東京精密社製(サーフコム1400A−3DF)で、JIS B0601(2001)に準じて測定した。詳しくは、触針先端2μmR、
測定速度0.3mm/s、カットオフ値0.8mm、測定長さ4.0mmの測定条件にて、周方向3箇所×軸方向3箇所の計9箇所を軸方向に向かい測定し、平均値を計算したものである。以下、「算術平均表面粗さ」については、同様の測定方法による。
−表面層−
本発明の現像剤担持体は、上記基体上に金属で構成される表面層を有する。該表面層は、60度鏡面光沢度Gs(60°)が10以上40以下の範囲であり、好ましくは13以上35以下であり、より好ましくは15以上30以下であり、更に好ましくは、15以上21以下である。60度鏡面光沢度Gs(60°)が10未満であると、画像にゴーストが発生してしまう場合が有り、40を超えると表面の平坦化が強くなり現像剤の搬送が均一になされず画像に濃度ムラが生じる場合がある。
表面層の鏡面光沢度は、表面層の厚さ及び表面粗さ、表面層を形成する際の光沢剤の濃度及び電流密度を適宜調整することで上記範囲に制御することができる。
本発明における60度鏡面光沢度Gs(60°)は、JIS Z8741(1997)に準拠し、方法3によって測定した値である。
表面層を構成する金属としては、ニッケル、銅、亜鉛、錫、金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、等を適用することができるが、ニッケル、銅、亜鉛、錫が好ましく、亜鉛、錫がより好ましく、特に亜鉛が好適である。これらの金属が好適である理由については明らかになっていないが、以下のように推測される。
一般的に、表面層の帯電性を高めると画像濃度は高くなるが、ゴーストの発生が多くなる。そのために、これまでの技術では、画像濃度を若干犠牲にしてゴーストの発生を抑えるよう、帯電性の低いモリブデン等を表面層に用いて、実用に向けて対処していた。しかし、本発明では、表面層の表面粗さを制御することによって、ゴースト発生の観点から従来使いこなし難かったモリブデンよりも帯電性の高い亜鉛や錫などの金属を、表面層に用いることができるようになった。したがって、本発明において、現像剤担持体の表面層に亜鉛や錫等を適用すると、ゴーストの発生を抑えつつ、且つ高い画像濃度の画像を得ることができる。
表面層の表面粗さは、算術平均表面粗さRaが、1.0μm以上3.2μm以下の範囲であることが好ましく、1.7μm以上2.9μm以下であることがより好ましく、2.3μm以上2.85μm以下であることが更に好ましい。Raが、1.0μmよりも小さいと、現像剤担持体によって搬送される現像剤の量を確保することが難しくなり、3.2μmよりも大きいと、搬送能力が向上するため現像される現像剤量が多くなるが、現像剤の帯電が不均一になり、帯電が低い現像剤も入ってくるため、例えば文字画質やソリッド画質の後端部にトナー飛び散りの画像障害が発生する場合があるため、好ましくない。
なお、ここで測定される算術平均表面粗さRaは、図2におけるマクロな凹凸を測定して得られた値に該当する。
また、表面層の算術平均表面粗さRaは、基体の算術平均表面粗さRaに対して、Ra/Raが、0.7以上1未満であることが好ましく、0.75以上0.99以下であることがより好ましく、0.80以上0.98以下であることが更に好ましい。Ra/Raの値が、0.7未満の場合には、現像担持体表面の平滑さが増し、現像剤搬送に不均一が生じ、画像濃度ムラが生じる場合があり、1.0を超える場合には、前述のミクロな凹凸rの凹部にトナーが残存するためゴーストが発生する場合があるため好ましくない。
このような表面層の表面粗さ(マクロ及びミクロの状態を含む)にするためには、光沢剤を添加することが好ましい。表面層の光沢剤の添加量は、金属や光沢剤の種類によって異なるため一概に言うことはできず、上記算術平均表面粗さRaの範囲に入るよう、適宜調整することが好ましい。
表面層に添加し得る光沢剤としては、上記算術平均表面粗さRaの範囲に調整することができるものであれば、特に限定されないが、例えば、亜鉛用には、デュオジンク100、ジンクライト1600、ジンクライトS−3400、ジンクライトK−2500、ジンクライトK−7500、ジンクNH、ジンクA−100、ジンクA−200、ジンクACK、ジンクA(以上、奥野製薬株式会社製)等を挙げることができ、錫用には、トップフローナR、トップフローナMU(以上、奥野製薬株式会社製)等を挙げることができる。また、ニッケル用には、スーパーネオライト、スーパーゼナー、モノライト、トップセリーナ、トップルナー、トップレオナNL、アクナB−30、アクナB、ターボライト(以上、奥野製薬株式会社製)、#810、#81、#83、#81−J(以上、荏原ユージライト株式会社製)等を挙げることができ、銅用には、KOTAC1、KOTAC2(以上、大和特殊株式会社製)、エレカッパー25MU、エレカッパー25A(以上、奥野製薬株式会社製)等を挙げることができる。
表面層は、単層であっても2層以上であってもよい。
表面層の厚さは、0.3μm以上30μm以下の範囲であることが好ましく、0.6μm以上7μm以下であることがより好ましく、2.5μm以上4μm以下であることが更に好ましい。表面層の厚さが0.3μm未満の場合には、繰り返し走行による表面層の磨耗により、下地が露出し、ゴースト抑制を維持できなくなる場合があり、30μmよりも厚いと膜厚が厚くなったために表面層の面内粗度バラツキが発生し、画像濃度ムラが発生する場合があるため好ましくなく、また生産コストの点から膜厚は薄い方が望ましい。ここでいう表面層の膜厚は、蛍光X線膜厚計(SFT3000S:SII製)を用い、現像剤担持体1本当たり周方向4箇所×軸方向9箇所の計36箇所の膜厚を測定した場合の平均値をいう。
表面層が2層以上からなる場合には、全表面層の厚さを合算した値が上記範囲内にあることが好ましい。
表面層は、構成する金属を含む電解液で上記粗面化された基体を電解処理して、該基体上に形成されることが好ましい。上記電解液中に光沢剤を添加し、均一となるように混合した後、基体を陰極として電解処理を行う。
表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)や表面粗さは、表面層に添加する光沢剤の添加量や表面層の膜厚を調整することによって制御することができる。また、表面層の前記Gs(60°)と前記表面粗さは、基体の表面粗さから影響を受けるため、基体の表面粗さと光沢剤の添加量と表面層の膜厚を適宜調整することが好ましい。
表面層の膜厚は、電解処理の温度、電流密度、或いは電解処理時間によって調整することができる。
なお、表面層に添加する光沢剤の添加量を増やすほど、また表面層の膜厚を厚くするほど、表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)を大きくすることができ、表面層の表面粗さを小さくすることができる。
また、電界処理の温度を高く、電流密度を高く、電界処理時間を長くするほど、表面層の膜厚を大きくすることができる。
−その他の層−
本発明の現像剤担持体は、少なくとも前記基体と表面層とを有していれば、その他は特に制限されず、例えば、基体と表面層との間に密着性を高めたり、帯電量の調整をおこなったりするための下引き層を設けてもよい。勿論、下引き層を設けない態様であってもよい。下引き層としては、例えば、ニッケル、銅、クロム、金などの金属を用いることができ、ニッケル、銅を用いることが好ましい。
下引き層は、単層であっても2層以上であってもよい。下引き層の厚さは、全体で、0.3μm以上5.0μm以下であることが好ましく、1.5μm以上4.0μm以下であることがより好ましい。
下引き層は、電解めっきによって或いは無電解めっきによって形成することが好ましく、無電解めっきで形成することがより好ましい。
<現像装置>
本発明の現像装置は、現像剤担持体と、該現像剤担持体上に現像剤を供給する現像剤供給手段と、該現像剤供給手段により供給された現像剤を帯電する帯電手段とを有する。
ここで、本発明の現像装置における現像剤担持体は、これまでに説明したように、粗面化された基体上に、特定の表面状態を有する表面層を有する上記現像剤担持体である。このような現像剤担持体を用いることで、本発明の現像装置では、長期にわたって現像ゴーストの発生を抑えることができる。
本発明の現像装置における現像剤供給手段は、攪拌部材(アジテーター)、螺旋状搬送部材であるオーガなど、現像剤担持体に現像剤を供給するのに用いるものであれば特に制限されず、通常現像装置に適用されるものを適宜適用することができる。
本発明の現像装置における帯電手段は、現像剤を、静電潜像保持体上の静電潜像へクーロン力によって転移することのできる帯電量に帯電させることができるものであれば、特に制限はなく用いることができ、通常現像装置に用いられる帯電手段を適宜適用することができる。通常現像剤は、現像剤同士の摩擦や、現像剤担持体上に付着した現像剤を所定の膜厚に制御するための現像剤層規制部材との摩擦によって帯電される。
本発明に適用し得る現像剤は、磁性一成分系現像剤、二成分系現像剤のいずれであっても本発明の効果を得ることができるが、磁性一成分系現像剤の場合に、本発明の効果をより享受することができる。
本発明の現像装置に適用し得る現像剤の組成は、通常現像剤に適用する組成物を適宜適用することができる。
図3は、本発明の実施に適した現像装置の1例であるが、これに限定されるものではない。
図3において、像担持体1には、現像装置3が対向して配置される。現像ハウジング8内には、現像ロール部(現像剤担持体)4と攪拌部材(現像剤供給手段)9とが設けられている。現像ロール部4には、軸方向に均一な磁場を形成するためのマグネットロール5と、このマグネットロール5の外周に装着される現像スリーブ6と、現像スリーブ6に圧接される軟弾性体で構成される現像剤層規制部材7とが配設されている。
マグネットロール5は、図中、例えばNおよびSで示す磁気パターンを有し、現像スリーブ6内において現像ハウジング8に固定されている。現像スリーブ6は、現像ハウジング8に回転自在に支持されている。また、現像剤Tを攪拌する攪拌部材9も現像ハウジング8に回転可能に設けられている。
現像スリーブ6としては、基体上に、公知の金属メッキ、陽極酸化膜或いは樹脂層等を有するものが好適に使用できる。基体としては、その材質、形状、構造等は目的に応じて適宣選択することができるが、形状としては円筒状等が一般的であり、材質としては、例えば、アルミニウム、銅、無電解銅、ニッケル、無電解ニッケル、ニッケル−カドミ拡散、硬質クロム、黒色クロム、金、銀、ロジウム、白金、パラジウム、ルテニウム、錫、インジウム、鉄、カドミウム等が挙げられる。酸化膜としては、アルミニウムの酸化膜であるアルマイト処理が最も広く用いられているが、他にもモリブデン酸、鉄、銅等の酸化物でもよい。
樹脂層としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリウレア、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等を用いることができる。
本発明に用いられる現像剤層規制部材7の構成としては、ステンレス、銅、鉄及び樹脂等の板材に軟弾性体シートを形成したものを使用できる。軟弾性体シートとしては、シリコーンゴム,ウレタンゴム、ブタジエンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロロヒドリンゴム等、また、これらの軟弾性体を単独で成型したものや、鉄、ステンレス、アルミ等の金属性板金に直接シートを貼り付けて構成したものも同様に使用できる。
現像剤Tは、ホッパー2内において攪拌部材9の回動により攪拌、搬送され、高画質画像にも耐えられる現像剤Tを現像ロール部4側へ供給可能にする。この現像剤Tは現像スリーブ6表面にマグネットロール5の磁力により付着した後、現像剤層規制部材7の突き出し量と当接圧により層厚が規制され、かつ、摩擦帯電される。摩擦帯電され現像スリーブ6上に搬送された現像剤は帯電量に応じて像担持体1へ移動し現像される。
このような現像方法においては、特に現像スリーブ6とこれに接触する現像剤層規制部材7との摩擦により、現像剤担持体表面は、現像剤が押し付けられるような強いストレスを受けるが、本発明の現像剤担持体を用いることにより、現像剤が現像剤担持体表面に埋まり込みにくいため、現像剤担持体表面に残存し難い。また、像担持体1への現像剤の搬送量が安定化されるので、長期にわたって現像ゴーストの発生を抑えることができ、且つ安定した画像濃度を得ることができる。
<画像形成装置>
本発明の画像形成装置は、少なくとも、潜像担持体と、前記潜像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する上記の本発明の現像装置と、前記トナー像を被転写体に転写する転写手段と、を有する。
図4は、本発明の画像形成装置の好適な一実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。図4に示す画像形成装置100は、電子写真感光体(像担持体)107と、電子写真感光体107を帯電させるコロトロンやスコロトロンなどの帯電装置108と、帯電装置108に接続された電源109と、帯電装置108により帯電される電子写真感光体107を露光して静電潜像を形成する露光装置(潜像形成手段)110と、露光装置110により形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像装置(現像手段)111と、現像装置111により形成されたトナー像を転写体500に転写する転写装置(転写手段)112と、転写後に電子写真感光体107に残留しているトナーを除去するクリーニング装置113と、除電器114と、定着装置(定着手段)115とを備える。
画像形成装置100における各装置は、いずれも従来の画像形成装置で採用されているものを適用できる。
なお、本発明においては、除電器114が設けられていない画像形成装置であってもよい。また、図4では、帯電装置108は接触型の帯電装置を示しているが、コロトロン帯電器のような非接触型の帯電装置であってもよい。
更に、通常画像形成装置に適用される他の構成を適宜備えてもよい。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1]
亜鉛で構成される表面層を設けた現像剤担持体を作製した。作製方法の詳細を説明する。
(現像剤担持体−Zn−1の作製)
−基体の作製−
引き抜き成形後、切削加工を施した中空状円筒のAl(アルミニウム:A6063)管に、球形研磨材であるFGB#60/#40にてブラスト処理を施した。ブラスト圧力は0.2MPaとし、ブラスト時間は60秒とした。
得られたアルミニウム管(基体)の算術平均表面粗さRaを上記方法で測定したところ、2.8μmであった。
−表面層の形成−
上記ブラスト処理を施したアルミニウム管(基体)に対し、めっきの密着性を高めるため、エッチング処理を行った後、ダブルジンケート処理を施した。
一方、主剤(酸化Zn試薬、昭和化学社製)を使い建浴したシアン化Zn浴に対し、光沢剤(商品名:ジンクライト1600、奥野製薬株式会社)を4ml/l添加した処理液を調整し、かかる処理液を用いて上記ダブルジンケート処理を施したアルミニウム管(基体)を陰極とした亜鉛電解処理を行い、亜鉛で構成される表面層を形成した。
亜鉛電解処理後、複数回水洗を行った後、硝酸で中和処理を行ない、複数回水洗を行なった後、50℃の雰囲気下で10分以上乾燥し、現像剤担持体−Zn−1を作製した。得られた表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)を前記の方法で測定したところ、20であった。また、表面層の算術平均表面粗さRaは、2.60μmであり、平均膜厚は2.5μmであった。
(現像剤担持体−Zn−2〜Zn−9の作製)
上記現像剤担持体−Zn−1の作製において、光沢剤を4ml/ml添加したところを、下記表1の光沢度となるように、光沢剤の添加量を調整し、現像剤担持体−2〜9を作製した。得られた表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)、算術平均表面粗さRa、及び平均膜厚を表1に示す。
(現像剤担持体−Zn−10〜Zn−19の作製)
前記現像剤担持体−Zn−1の作製において、アルミニウム基体に対してのブラスト処理で、ブラスト圧力/時間を調整して、基体の表面粗さを変更した以外は同様にして、現像剤担持体−Zn−10〜Zn−19の作製を行った。基体の算術平均表面粗さRaを測定し、その結果を表2に示す。
(現像剤担持体−Zn−20〜Zn−28の作製)
前記現像剤担持体−4の作製において、表面層の形成での電解処理で、温度・電流密度等の条件を固定し、電解処理時間を変えることにより、表面層の膜厚を変えた現像剤担持体−Zn−20〜Zn−28を作製した。得られた表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)、算術平均表面粗さRa、及び平均膜厚を表3に示す。
(現像剤の調製)
・結着樹脂:ポリエステル樹脂 50重量部
(アルコール成分:ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物、酸成分:テレフタル酸,MI:5g/10min、Tg:60℃)
・マグネタイト(粒径:0.25μm) 50重量部
・ポリプロピレンワックス 3.5重量部
(商品名:660P、三洋化成社製)
上記組成の材料をヘンシェルミキサーにより粉体混合し、これを設定温度140℃のエクストルーダーにより熱混練した。冷却後、粗粉砕、微粉砕し、体積平均粒径D50が5.8μmの粉砕物を得た。さらにこの粉砕物を分級して、D50が6.2μmで、4μm以下の粒子が22個数%のトナー分級品を得た。
得られたトナー分級品100重量部に対して、粒径12nmのジメチルシリコーンオイル処理シリカ微粒子(炭素量7.5質量%)1.2重量部およびデシルトリメトキシシラン10質量%で表面処理した平均一次粒子50nmの酸化チタン微粒子0.6重量部をヘンシェルミキサーで外添し
て、磁性一成分現像剤を調製した。
(評価)
画像形成装置(富士ゼロックス社製、DocuPrint 340A)の現像剤担持体を上記作製の現像剤担持体−Zn−1〜Zn−28に変更した改造機を用い、上記調製の磁性一成分現像剤でベタ黒1枚・ベタ白3枚のプリント後に、図6に示すゴーストチャ−ト画像を1枚複写し、そのプリント結果を目視にて検査することにより、下記の基準で評価した。
−画像ゴースト−
◎:ゴースト未発生
○:ゴースト発生が軽微にみられる
△:ゴースト発生はあるが実用上許容レベルの範囲である
×:明らかにゴースト発生で許容できない
尚、現像は、以下に記す条件下で、非接触のジャンピング現像法を用いて行なった。
・現像バイアス(AC):矩形波、1.8kVpp、Duty比50%、周波数3.3kHz
・現像バイアス(DC):−400V
・VHIGH:−500V、VLOW:−150V
・ドラムと現像剤担持体との間隔:250μm
・周囲温度:28℃、湿度:85%RH
評価結果を表1〜表3に示す。
表1に示すとおり、粗面化された中空円筒状の基体上に、60度鏡面光沢度Gs(60°)が10以上40以下の表面層を有する現像剤担持体を用いると、長期使用においても画像ゴーストの発生が抑えられていた。特に、60度鏡面光沢度Gs(60°)が15〜30の現像剤担持体−1、4及び5を用いた場合が良好であった。
表2に示すように、基体の表面粗さを変えると、それに追随して表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)も変動するが、Gs(60°)が10以上40以下の範囲であれば、いずれの現像剤担持体も画像ゴーストの発生が抑えられていた。この中でも、基体の表面粗さRaが、1.7〜3.5である現像剤担持体−Zn−12〜17を用いる場合に良好な結果が得られ、更に好適には、基体の表面粗さRaが2.5〜2.8である現像剤担持体−Zn−14、Zn15の場合であった。なお、粗面化処理をせず基体に表面粗さRaが0.5μmである切削管を用いている現像剤担持体−Zn−10では、基体の表面粗さに起因して表面層の光沢度Gs(60°)が40を超え、基本画像特性である画像濃度が出ていなかったため、画像ゴーストの評価を行わなかった。また、基体の表面粗さRaが3.8である現像剤担持体−Zn−18及び4.0μmである現像剤担持体−Zn−19は、それぞれ表面層の光沢度Gs(60°)が17及び16であり、本発明の範囲内にあるため実用上は問題ないが、ネガゴーストが発生する場合があった。
表3に示すように、表面層の膜厚を変えると、それに追随して表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)及び表面粗さRaも変動するが、Gs(60°)が10以上40以下の範囲であれば、いずれの現像剤担持体も画像ゴーストの発生が抑えられていた。但し、現像剤担持体−20は画像ゴースト発生に対して抑制効果があるものの、1300枚程度の印刷を行なうと、表面層が磨耗し、下地が露出する場合があることが分かった。また、現像剤担持体−28では膜厚が厚くなったために表面層の面内粗度バラツキが発生し、画像濃度ムラが生じる場合があった。そのため、表面層は0.3〜30μmの膜厚とすることが望ましいことがわかった。なお、生産コストの点から膜厚は薄い方向が望ましい。
[実施例2]
基体と亜鉛表面層との間にニッケル下引き層を有する現像剤担持体を作製し、評価を行った。
(現像剤担持体−Zn−29〜37の作製)
−下引き層の形成−
実施例1と同様のアルミニウム管(基体)に、主剤(奥野製薬製;商品名 トップニコロンBL−M/BL−1)を用いたNi−P無電解処理を行い、ニッケルで形成される膜厚3.0±0.5μmの下引き層を形成した。
−表面層の形成−
上記下引き層の上に、実施例1と同様の方法で表面層を形成し、現像剤担持体−Zn−29を作製した。また、実施例1の現像剤担持体−Zn−2〜Zn−9と同様に、表面層に添加する光沢剤の量を変更して、現像剤担持体−Zn−29〜37を作製した。得られた表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)、算術平均表面粗さRa、及び平均膜厚を表4に示す。
(現像剤担持体−Zn−38〜Zn−47の作製)
前記現像剤担持体−Zn−32(表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)が約20のもの)の作製において、アルミニウム基体に対してのブラスト処理で、ブラスト圧力/時間を調整して、基体の表面粗さを変更した以外は同様にして、現像剤担持体−Zn−38〜Zn−47の作製を行った。基体の算術平均表面粗さRaを測定し、その結果を表5に示す。
(現像剤担持体−Zn−48〜Zn−56の作製)
前記現像剤担持体−Zn−32(表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)が20のもの)の作製において、表面層の形成での電解処理で、温度・電流密度等の条件を固定し、電解処理時間を変えることにより、表面層の膜厚を変えて、現像剤担持体−Zn−48〜Zn−56を作製した。得られた表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)、算術平均表面粗さRa、及び平均膜厚を表6に示す。
得られた現像剤担持体−Zn−29〜56を実施例1と同様の方法で評価した。その結果を表4〜表6に示す。
表4〜表6に示すように、ニッケルの下引き層を有する場合であっても、亜鉛で形成される表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)が10以上40以下の範囲であれば、いずれの現像剤担持体も画像ゴーストの発生が抑えられていた。
なお、現像剤担持体−Zn−48は画像ゴースト発生に対して抑制効果があるものの、1300枚程度の印刷を行なうと、表面層が磨耗し、下地が露出する場合があることが分かった。また、現像剤担持体−Zn−56では膜厚が厚くなったために表面層の面内粗度バラツキが発生し、画像濃度ムラが生じる場合があった。このため、表面層は0.3〜30μmの膜厚を有する場合が良好であることがわかった。
(表面層の膜厚と帯電量との関係)
上記現像剤担持体−Zn−50とZn−51について、22度、55%RHの環境下で帯電量の測定を行った。帯電量の測定方法は、以下の通りである。
吸引ノズル及びフィルターを有するファラデーゲージとクーロンメータとを用い、吸引法にて行なった。具体的には、現像剤担持体の表面曲率と同じ曲率の開口面積2.5cmのマスキング治具を現像剤担持体上にセットし、マスキング開口部に露出している現像剤担持体上の現像剤を、上記吸引ノズルより吸引しファラデーゲージに溜め、電荷量測定及び吸引後の重量増加を測定し、単位面積当たりの電荷量を計算した。
その結果を表7に示す。
表7に示すように、表面層の膜厚を調整することで、帯電量を調整できることが明らかとなり、好適な帯電量を有する現像剤担持体を作製することができた。
[実施例3]
銅で構成される下引き層と、錫で構成される表面層とを有する現像剤担持体を作製した。
(現像剤担持体−Sn−1の作製)
−下引き層の形成−
実施例1と同様方法でブラスト処理を施したアルミニウム管(基体)に、主剤(関東化学株式会社製の商品名:シアン化銅(I))を用いた電解処理を行い、銅で形成される膜厚3.5μmの下引き層を形成した。
−表面層の形成−
主剤(関東化学株式会社;商品名 硫酸錫(II))を使い建浴した錫浴に対し、光沢剤(奥野製薬株式会社;商品名 トップフローナRとトップフローナMUとの混合物(混合比率2/5))を28ml/l添加した処理液を調整し、かかる処理液を用いて上記下引き層を設けた基体を陰極とした錫電解処理を行い、錫で構成される表面層を形成した。
錫電解処理後、複数回水洗を行った後、100℃の雰囲気下で10分以上乾燥し、現像剤担持体−Sn−5を作製した。得られた表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)を前記の方法で測定したところ、29であった。また、表面層の算術平均表面粗さRaは、1.91μmであり、平均膜厚は3μmであった。
(現像剤担持体−Sn−2〜Sn−9の作製)
上記現像剤担持体−Sn−1の作製において、光沢剤を28ml/l添加したところを、下記表1の光沢度となるように、光沢剤の添加量を調整し、現像剤担持体−Sn−2〜Sn−9を作製した。得られた表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)、算術平均表面粗さRa、及び平均膜厚を表8に示す。
(現像剤担持体−Sn−10〜Sn−14の作製)
前記現像剤担持体−Sn−1の作製において、アルミニウム基体に対してのブラスト処理で、ブラスト圧力/時間を調整して、基体の表面粗さを変更した以外は同様にして、現像剤担持体−Sn−10〜Sn−14の作製を行った。基体の算術平均表面粗さRaを測定し、その結果を表9に示す。
得られた現像剤担持体−Sn−1〜Sn−14について、実施例1と同様の方法で評価を行った。その結果を表8及び表9に示す。
表8及び表9に示すように、銅の下引き層と錫の表面層を有する場合であっても、基体が粗面化され且つ表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)が10以上40以下の範囲であれば、いずれの現像剤担持体も画像ゴーストの発生が抑えられていた。
なお、表9では、基体の表面粗さの変化に追随して、表面層の表面粗さも変化した結果、60度鏡面光沢度Gs(60°)が変動したが、この場合であっても、Gs(60°)が10以上40以下の範囲であれば、画像ゴーストの発生が抑制された現像剤担持体であることがわかる。但し、現像剤担持体−Sn−10では、基体に粗面化処理をしていない表面粗さRaが0.5μmである切削管を用いているため、基体の表面粗さに起因して表面層の表面粗さも低くなっているため、現像剤の搬送量が少なくなり、画像濃度が低くなっていた。このため画像ゴーストの評価は行わなかった。
ここでトナー搬送量の測定は、現像剤担持体表面のトナーを吸引で吸い取ることにより、トナー重量を測定した。具体的には、現像剤担持体の表面曲率と同じ曲率の開口面積2.5cmのマスキングジグを現像剤担持体上にセットし左記マスキング開口部に露出しているスリーブ上のトナーをノズルにより吸引することにより、ファラデーゲージにため、吸引前後による重量差を測定することにより求めた。
[実施例4]
銅で構成される下引き層と、ニッケルで構成される表面層とを有する現像剤担持体を作製した。
(現像剤担持体−Ni−1の作製)
−下引き層の形成−
実施例1と同様の方法でブラスト処理を施したアルミニウム管(基体)に、主剤(関東化学株式会社製の商品名:シアン化銅(I))を用いた電解処理を行い、銅で形成される膜厚3.5μmの下引き層を形成した。
−表面層の形成−
主剤(住友金属鉱山株式会社の商品名:硫酸Niと、日本化学産業株式会社の商品名:塩化ニッケルとを混合比(質量比)5/1で使用。)を使い建浴したNi浴に対し、光沢剤(荏原ユージライト株式会社、商品名#810/#83(混合比率(体積比)1/3を使用。)を20ml/l添加した処理液を調整し、かかる処理液を用いて上記下引き層を設けた基体を陰極としたNi電解処理を行い、ニッケルで構成される表面層を形成した。
ニッケル電解処理後、複数回水洗を行った後、100℃の雰囲気下で10分以上乾燥し、現像剤担持体−Ni−1を作製した。得られた表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)を前記の方法で測定したところ、18であった。また、表面層の算術平均表面粗さRaは、2.63μmであり、平均膜厚は3μmであった。
(現像剤担持体−Ni−2〜Ni−9の作製)
上記現像剤担持体−Ni−1の作製において、光沢剤を20ml/l添加したところを、下記表10の光沢度となるように、光沢剤の添加量を調整し、現像剤担持体−Ni−2〜Ni−9を作製した。得られた表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)、算術平均表面粗さRa、及び平均膜厚を表10に示す。
(現像剤担持体−Ni−10〜Ni−14の作製)
前記現像剤担持体−Ni−1(の作製において、アルミニウム基体に対してのブラスト処理で、ブラスト圧力/時間を調整して、基体の表面粗さを変更した以外は同様にして、現像剤担持体−Ni−10〜Ni−14の作製を行った。基体の算術平均表面粗さRaを測定し、その結果を表11に示す。
得られた現像剤担持体−Ni−1〜Ni−14について、実施例1と同様の方法で評価を行った。その結果を表10及び表11に示す。
表10及び表11に示すように、銅の下引き層とニッケルの表面層を有する場合であっても、基体が粗面化され且つ表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)が10以上40以下の範囲であれば、いずれの現像剤担持体も画像ゴーストの発生が抑えられていた。
なお、表11では、基体の表面粗さの変化に追随して、表面層の表面粗さも変化した結果、60度鏡面光沢度Gs(60°)が変動したが、この場合であっても、Gs(60°)が10以上40以下の範囲であれば、画像ゴーストの発生が抑制された現像剤担持体であることがわかる。但し、現像剤担持体−Ni−10では、基体に粗面化処理をしていない表面粗さRaが0.5μmである切削管を用いているため、基体の表面粗さに起因して表面層の表面粗さも低くなっているため、現像剤の搬送量が少なくなり、画像濃度が低くなっていた。このため画像ゴーストの評価は行わなかった。
[実施例5]
ニッケルで構成される下引き層と、銅で構成される表面層とを有する現像剤担持体を作製した。
(現像剤担持体−Cu−1の作製)
−下引き層の形成−
実施例1と同様の方法でブラスト処理を施したアルミニウム管(基体)に、主剤(奥野製薬株式会社製;商品名トップニコロンBL−M/BL−1)を用いた無電解処理を行い、Niで形成される膜厚3.0μmの下引き層を形成した。
−表面層の形成−
主剤(株式会社日鉱マテリアルズ;商品名 高純度硫酸銅結晶品)を使い建浴した硫酸銅浴に対し、光沢剤(奥野製薬株式会社;商品名 エレカッパー25MUとエレカッパー25Aとを併用(混合比率(体積比)10/1)。)を5.5ml/l添加した処理液を調整し、かかる処理液を用いて上記下引き層を設けた基体を陰極とした銅電解処理を行い、銅で構成される表面層を形成した。
銅電解処理後、複数回水洗を行った後、50℃の雰囲気下で10分以上乾燥し、現像剤担持体−Cu−1を作製した。得られた表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)を前記の方法で測定したところ、19であった。また、表面層の算術平均表面粗さRaは、1.95μmであり、平均膜厚は3μmであった。
(現像剤担持体−Cu−2〜Cu−9の作製)
上記現像剤担持体−Cu−1の作製において、光沢剤を5.5ml/l添加したところを、下記表12の光沢度となるように、光沢剤の添加量を調整し、現像剤担持体−Cu−2〜Cu−9を作製した。得られた表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)、算術平均表面粗さRa、及び平均膜厚を表12に示す。
(現像剤担持体−Cu−10〜Cu−14の作製)
前記現像剤担持体−Cu−1の作製において、アルミニウム基体に対してのブラスト処理で、ブラスト圧力/時間を調整して、基体の表面粗さを変更した以外は同様にして、現像剤担持体−Cu−10〜Cu−14の作製を行った。基体の算術平均表面粗さRaを測定し、その結果を表13に示す。
得られた現像剤担持体−Cu−1〜Cu−14ついて、実施例1と同様の方法で評価を行った。その結果を表12及び表13に示す。
表12及び表13に示すように、ニッケルの下引き層と銅の表面層を有する場合であっても、基体が粗面化され且つ表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)が10以上40以下の範囲であれば、いずれの現像剤担持体も画像ゴーストの発生が抑えられていた。
なお、表13では、基体の表面粗さの変化に追随して、表面層の表面粗さも変化した結果、60度鏡面光沢度Gs(60°)が変動したが、この場合であっても、Gs(60°)が10以上40以下の範囲であれば、画像ゴーストの発生が抑制された現像剤担持体であることがわかる。但し、現像剤担持体−Cu−10では、基体に粗面化処理をしていない表面粗さRaが0.5μmである切削管を用いているため、基体の表面粗さに起因して表面層の表面粗さも低くなっているため、現像剤の搬送量が少なくなり、画像濃度が低くなっていた。このため画像ゴーストの評価は行わなかった。
従来の現像剤担持体の一例を示す概略構成図であり、(A)は全体図を示し、(B)は現像剤担持体の表面層を拡大した図である。 本発明の現像担持体の表面層を拡大した図である。 本発明の現像装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 現像装置の一般的な構成を示す図である。 印画した際に発生するゴーストを説明するための図である。
符号の説明
1、107 像担持体
2 ホッパー
3、111 現像装置
4 現像スリーブ部
5 マグネットロール
6 現像スリーブ
7 現像剤層規制部材
8 現像ハウジング
9 攪拌部材
10 基体
11 現像剤担持体
20 表面層
10磁性一成分現像剤
100 画像形成装置
108 帯電装置
109 電源
110 露光装置
112 転写装置
113 クリーニング装置
114 除電器
115 定着装置
500 転写体

Claims (12)

  1. 粗面化された中空円筒状の基体上に、金属で構成される表面層を有し、該表面層の60度鏡面光沢度Gs(60°)が10以上40以下の範囲である現像剤担持体。
  2. 前記基体の算術平均表面粗さRa に対する前記表面層の算術平均表面粗さR a2 の比率Ra /Ra が、0.7以上1未満であることを特徴とする請求項1に記載の現像剤担持体。
  3. 前記表面層の算術平均表面粗さRa が、1.0μm以上3.2μm以下の範囲であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像剤担持体。
  4. 前記基体の算術平均表面粗さRa が、1.4μm以上3.5μm以下の範囲であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の現像剤担持体。
  5. 前記表面層を形成する金属が、Ni、Cu、Zn、及びSnからなる群より選択される少なくとも1種の金属であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の現像剤担持体。
  6. 前記基体と前記表面層との間に、Ni及びCuからなる群より選択される少なくとも1種の金属で構成されてなる下引き層を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の現像剤担持体。
  7. 前記表面層の厚さが、0.3μm以上30μm以下の範囲であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の現像剤担持体。
  8. 少なくとも、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体上に現像剤を供給する現像剤供給手段と、
    前記現像剤供給手段により供給された現像剤を帯電する帯電手段と、を有する現像装置。
  9. 少なくとも、潜像担持体と、
    前記潜像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
    前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する請求項に記載の現像装置と、
    前記トナー像を被転写体に転写する転写手段と、を有する画像形成装置。
  10. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の現像剤担持体の製造方法であって、
    粗面化された中空円筒状の基体を、金属を含有する電解液で電解処理して、前記金属で構成される60度鏡面光沢度Gs(60°)が10以上40以下の表面層を、前記基体の表面に形成する表面層形成工程を有することを特徴とする現像剤担持体の製造方法。
  11. 前記金属が、Ni、Cu、Zn、及びSnからなる群より選択される少なくとも1種の金属であることを特徴とする請求項10に記載の現像剤担持体の製造方法。
  12. 算術平均表面粗さRaが1.4μm以上3.5μm以下の範囲となるように前記現像剤担持体の基体表面を粗面化処理する基体表面粗面化工程を有することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の現像剤担持体の製造方法。
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