JP5149758B2 - 表示装置及び携帯端末装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、液晶パネル素子と表示窓を穿設して成る固定枠体との間に緩衝材を挟む液晶表示装置において、該緩衝材を、弾力性を有する両面テープにし、液晶パネル素子と固定枠体とを接着したことを特徴とする液晶表示装置が開示されている。
クッション部材100の反発力を少なくするために、クッション部材100の厚さを小さくすると衝撃を十分に吸収できなくなり、表示窓部120や電子回路部111等が破損する虞がある。
このような構成を採用することによって、本発明では、接着シートに凹部が形成されるため、電子回路部に対応する位置にクッション部材の逃げを形成することが可能となる。すなわち、電子回路部に対応する位置におけるクッション部材の圧縮率が高くなることを防止することができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、電子回路部に対応する位置の接着シートを切り欠くことで、接着シートの厚さ分の逃げを形成することが可能となる。すなわち、電子回路部に対応する位置におけるクッション部材の圧縮率が高くなることをより確実に防止することができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、クッション部材の耐衝撃性が損なわれることを防止することができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、クッション部材と表示窓部とが両面テープを介して接着される。
このような構成を採用することによって、本発明では、発泡ウレタン樹脂部材により表示モジュールへの衝撃を低減し、埃の侵入を防止する。
このような構成を採用することによって、本発明では、表示窓部にクッション部材の反発力が加わり浮きが生じることを確実に防止することができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、クッション部材によりドライバICを衝撃等から保護することができ、安定した表示性能が得られる。
したがって、本発明は、表示窓部にかかるクッション部材の反発力を小さくすると共に、衝撃による表示窓部や電子回路部等の破損を防止できる表示装置が得られる効果がある。
図1は、本実施形態におけるPHS端末Xの外観を示す斜視図である。
本実施形態のPHS端末Xは、図1に示すように表示側本体(表示装置)1と操作側本体2とがヒンジ構造3によって連結された折りたたみ形式のものである。
表示部5は、例えば、液晶ディスプレイや、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等から形成されて所望の画像や文字等を表示するものであり、表示側筐体4の略中央部に嵌合されて設けられる。本実施形態では、表示部5は液晶ディスプレイからなる。
受話口6は、表示部5の上方に形成され、表示側筐体4内に設けられた不図示のスピーカと外部とを連通する構成となっている。
操作部8は、電源キー、テンキーや各種の機能キーから構成されており、ユーザによる各種の操作指示を受け付ける構成となっている。
送話口9は、操作部8の下方に形成され、操作側筐体7内に設けられた不図示のマイクと連通する構成となっている。
図2は、本実施形態における表示側本体1を示す平面図である。
図3は、図2における線視A−A断面図である。
図4は、本実施形態における液晶表示モジュール20を示す平面図である。
図5は、本実施形態におけるスポンジ部材30及び両面テープ40の外形を示す平面図である。
図2及び図3に示すように、表示側本体1は、表示面側1aに設けられている強化ガラス窓(表示窓部)10と、強化ガラス窓10の裏側に設けられ画像を表示する液晶表示モジュール(表示モジュール)20と、強化ガラス窓10と液晶表示モジュール20との間に設けられるスポンジ部材(クッション部材)30と、スポンジ部材30と強化ガラス窓10とを接着する両面テープ(接着シート)40とを備える。なお、強化ガラス窓10のかわりにプラスチック窓としても良い。プラスチック窓の場合は、後述の飛散防止フィルム11は貼設されない。
液晶表示パネル21は、RGBの各色の画素を有するカラーフィルタと、液晶が封入された液晶板と、カラーフィルタ及び液晶板を介して照明する照明素子とを概略備える(いずれも不図示)。
ドライバIC22は、電気的に液晶の配向状態を制御することにより、液晶表示パネル21に所望の画像を表示させるものである。本実施形態では、液晶表示モジュール20の幅方向(図4において紙面左右方向)に延在し、且つ、強化ガラス窓10側(図4において紙面垂直方向手前側)に凸出する略直方体形状を有する。このドライバICは、液晶表示パネル21と同一面上であってヒンジ構造3側(紙面下方側)に設けられる。また、ドライバICは、0.2mm程度の高さを有する。
両面テープ40は、液晶表示パネル21に対応する位置が矩形に開口されており、また、ドライバIC22に対応する位置に切欠き部(凹部)41が設けられている。切欠き部41は、両面テープ40の厚さ方向に貫通して形成される。両面テープ40は、切欠き部41を除く略全領域においてスポンジ部材30と接着する構成となっている。
図3のように、表示側筐体4に、液晶表示モジュール20、スポンジ部材30、両面テープ40、強化ガラス窓10が順に重層するように組み付けると、スポンジ部材30は、厚さ方向に圧縮され液晶表示パネル21への埃の侵入を防止すると共に、強化ガラス窓10と液晶表示モジュール20との間で外部から受ける衝撃を吸収する。なお、図3において、スポンジ部材30と飛散防止フィルム11との間に隙間が形成されているが、これは図6に示す従来との差を明確にするものであり、実際には、スポンジ部材30が該隙間を埋めるように膨張している。
このように、ドライバIC22に対応する位置におけるスポンジ部材30の圧縮率が高くなることが防止されるため、反発力が低減されて強化ガラス窓10の浮きを抑制することができる。
したがって、本発明は、強化ガラス窓10にかかるスポンジ部材30の反発力を小さくすると共に、衝撃による強化ガラス窓10やドライバIC22等の破損を防止できる表示側本体1が得られる効果がある。
Claims (8)
- 画像を表示する表示モジュールと表示窓部との間に設けられるクッション部材と、前記クッション部材と前記表示窓部とを接着する接着シートとを備える表示装置であって、
前記クッション部材は、前記表示窓部側に凸出する前記表示モジュールの電子回路部を含む位置に設けられ、
前記接着シートは、前記電子回路部に対応する位置に凹部が設けられていることを特徴とする表示装置。 - 前記凹部は、前記接着シートの厚さ方向に貫通する切欠き部であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記クッション部材は、厚さが一定であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
- 前記接着シートは、両面テープからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示装置。
- 前記クッション部材は、発泡ウレタン樹脂部材からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示装置。
- 前記電子回路部に対応する位置の前記発泡ウレタン樹脂部材の圧縮率を20%以下とすることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- 前記電子回路部は、前記表示モジュールの動作を制御するドライバICからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の表示装置。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の表示装置が設けられることを特徴とする携帯端末装置。
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