JP5145114B2 - ゴミ袋製造管理装置並びにゴミ袋製造管理システム - Google Patents
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Description
このような指定ゴミ袋の価格には、ゴミの回収費用も含まれているため、収入証紙としての価値があり、そのため製造に際しての公明性、即ち不正なく適正な量で製造がなされていることの証明が要求される。
製造に際しての公明性を証明するには、自治体職員の立会いの下で製造するのが望ましいが、その製造は一般的に数日間に亘る連続製造になるため、自治体職員が常時立会うのは現実問題として無理である。
更に、ゴミ袋を一枚たりとも余分に多く製造したり少なく製造したりしていないことの確認、及び製造過程で発生した製造ロス分(規格外品や不良品等)の確認、製造仕様書の規定通りに製造がなされているかどうかの確認ができるように、製品の重量データ、映像、及び主原料や副原料(再生原料等)や着色剤等の原料資材の重量データ(重量、設定割合)及び種類データ(種類名)等を記録させることにより製造の公明性を証明できるようにしたゴミ袋製造管理装置並びにゴミ袋製造管理システムを提供することを課題としている。
自治体指定のゴミ袋(10)が切込破線(11)により連結された帯状連続ゴミ袋をロール状に巻き取ったロール状ゴミ袋(1)を対象としたゴミ袋製造管理装置であって、
ゴミ袋製造ライン(L)の途中に、製造シリアル番号(A)をゴミ袋1枚毎に連続して付すための印字装置(4a)が設けられ、
前記製造ラインの少なくとも成形部(2)と、シール部(4)と、巻取部(5)と、計量部(6)にそれぞれの製造状態及びその撮影日時を映像として記録するためのカメラ(K)が配設されると共に、前記各カメラで記録した映像を録画させる録画装置(7)が設けられ、
前記計量部に、ロール状ゴミ袋の1本毎の重量を計量してその重量及びその計量日時を表示する第1計量機(6a)と、複数本のロール状ゴミ袋を収容したケース(B)毎の重量を計量してその重量及びその計量日時を表示する第2計量機(6b)と、製造ロス分(C)の重量及びその計量日時を表示するロス計量機(6c)が設けられ、
前記各計量機で計量した重量データ及び計量日時を記録するための計量データ記録部(8a)と、少なくとも主原料(2a)や副原料(2b)や着色剤(2c)等の原料資材に関する重量及び設定割合及び種類名を入力し記録する原料データ記録部(8b)を有する製造履歴記録装置(8)を備えている構成とした。
自治体指定のゴミ袋(10)が切込破線(11)により連結された帯状連続ゴミ袋をロール状に巻き取ったロール状ゴミ袋(1)を対象としたゴミ袋製造管理システムであって、
ゴミ袋製造ライン(L)の途中に設けた印字装置(4a)によりゴミ袋1枚毎に連続して製造シリアル番号(A)を付し、
前記製造ラインの少なくとも成形部(2)と、シール部(4)と、巻取部(5)と、計量部(6)に配設させたカメラ(K)によりそれぞれの製造状態及びその撮影日時を映像として記録させると共に、前記各カメラで記録した映像を録画装置(7)によって録画させ、
前記計量部に、ロール状ゴミ袋の1本毎の重量を計量してその重量及びその計量日時を表示する第1計量機(6a)と、複数本のロール状ゴミ袋を収容したケース(B)毎の重量を計量してその重量及びその計量日時を表示する第2計量機(6b)と、製造ロス分の重量及びその計量日時を表示するロス計量機(6c)を設け、
前記各計量機で計量した重量データ及び計量日時を製造履歴記録装置(8)の計量記録部(8a)に記録させ、かつ少なくとも主原料(2a)や副原料(2b)や着色剤(2c)等の原料資材に関する重量及び設定割合及び種類名を入力し記録する原料データ記録部重量及び種類を製造履歴記録装置(8)の原料データ記録部(8b)に入力し記録させる構成とした。
このカメラによる映像と、重量データを製造履歴として計量記録部に記録して残すことにより、ゴミ袋を一枚たりとも余分に多く製造したり少なく製造したりしていないことの確認、及び製造過程で発生した製造ロス分(規格外品や不良品等)の確認ができ、製造の公明性を証明することができる。
そこで、ゴミ袋の製造に際し、実際に使用した主原料や副原料や着色剤等の原料資材を重量換算で入力させ、製造履歴として原料データ記録部に記録して残すことにより、当該仕様書通りに間違い無く製造したことの証明になるし、また、万一、異物等(着色剤、再生原料等)の混入があった場合もこれら記録データの検証によって判明が可能になる。
従って、前記切取線11から切断することにより、上端に開口部14が形成されると共に、溶着シール13によって底端が閉鎖したゴミ袋10を得ることができる。
この製造シリアル番号Aは、当該ゴミ袋10の製造日付(製造年月日及び製造時刻)、製造機械番号、製造担当者名、製造担当者別生産枚数を、数字によって表示させたもので、言い換えれば、この製造シリアル番号Aを読み取ることで、当該ゴミ袋10の製造日付(製造年月日及び製造時刻)、製造機械番号、製造担当者名、製造担当者別生産枚数が判明する。
印字装置4aとしては、インクジェットプリンタ等が用いられ、この印字装置4aは今現在、製造シリアル番号の何番を印字しているのかを出力する機能を有し、定期的(例えば、10秒毎)に製造シリアル番号を製造日時に関連付けて後述するパソコン8に記録することができる。
前記各カメラKは、録画装置7に接続され、各カメラKで撮影された映像を録画装置7に挿入した記録媒体70(例えば、磁気テープ、CD、DVD、SDカード等)に録画させるようになっている。
この場合、各カメラKの映像を録画装置7によって記録媒体70に録画させると同時に、撮影日付(撮影年月日及び撮影時刻)も同時に録画させるようになっている。
このように、1秒間に1コマの間欠撮影を行うと、記録媒体70の1個当りの録画時間を長時間にすることができ、録画済記録媒体の管理が容易になる。
そして、前記第1計量機6aで計量した計測重量を前記製品重量と比較することにより、ロール状ゴミ袋1が正確に製造されているか否かを確認することができる。
また、前記第2計量機6bで計量した計測重量を1ケース当りの重量と比較することにより、ケースBにロール状ゴミ袋1が正確な本数で収容されているか否かを確認することができる。
また、前記ロール状ゴミ袋1を包装した包装材にも、このロール状ゴミ袋1に巻付けた各ゴミ袋10の製造シリアル番号を印字するようにしている。
このようにして、製造シリアル番号Aから当該不良ゴミ袋の製造日時が判明するため、この製造日時に対応した撮影日時の映像が記録されている記録媒体70を取り出し、これを再生させれば、当該不良ゴミ袋の製造状態を映像によって確認することができる。
これにより、どこの工程で、何枚の不良ゴミ袋が発生したのかを映像で把握でき、不良品発生の原因究明が可能になるし、的確な製造管理を行うことができる。
このカメラKによる映像と同時に重量データを記録することにより、ゴミ袋10を一枚たりとも余分多く製造したり少なく製造したりしていないことの確認、及び製造過程で発生した製造ロス分C(規格外品や不良品等)の確認ができ、製造の公明性を証明することができる。
この場合、例えば、主原料2a、副原料2b、着色剤2cのそれぞれの設定割合を、主原料88%、副原料10%、着色剤2%とし、ワンバッチの重量を6kgとすると、重量換算で主原料5280g、副原料600g、着色剤120gとなり、これらの重量及び設定割合及び種類名を原料投入量に関するデータとして原料データ記録部8bに入力し記録させるものである。
この製造シリアル番号をケースBに記入し、このケースBの重量を第2計量機6bで計量することにより、50本入りであることを証明することができる。
この場合、欠番があるときには、そのシリアル番号も記入することが好ましい。
10 ゴミ袋
11 ミシン目切取線
12 長尺筒状フィルム
13 溶着シール
14 開口部
2 成形工程
2a 主原料
2b 副原料
2c 着色剤
21 フィルム成形機
22 投入ホッパー
23 混合機
3 印刷部
30 印刷機
4 シール部
4a 印字装置
40 製袋機
5 包装工程
50 巻取機
6 計量部
6a 第1計量機
6b 第2計量機
6c ロス計量機
60 表示部
61 表示部
62 表示部
7 録画装置
70 記録媒体
71 ディスプレイ
8 製造履歴記録装置(パソコン)
8a 計量記録部
8b 原料データ記録部
80 記録媒体
81 ディスプレイ
82 プリンタ
90 破砕機
91 再生機
A 製造シリアル番号
B ケース
C 製造ロス分
K カメラ
L ゴミ袋製造ライン
Claims (3)
- 自治体指定のゴミ袋(10)が切込破線(11)により連結された帯状連続ゴミ袋をロール状に巻き取ったロール状ゴミ袋(1)を対象としたゴミ袋製造管理装置であって、
ゴミ袋製造ライン(L)の途中に、製造シリアル番号(A)をゴミ袋1枚毎に連続して付すための印字装置(4a)が設けられ、
前記製造ラインの少なくとも成形部(2)と、シール部(4)と、巻取部(5)と、計量部(6)にそれぞれの製造状態及びその撮影日時を映像として記録するためのカメラ(K)が配設されると共に、前記各カメラで記録した映像を録画させる録画装置(7)が設けられ、
前記計量部に、ロール状ゴミ袋の1本毎の重量を計量してその重量及びその計量日時を表示する第1計量機(6a)と、複数本のロール状ゴミ袋を収容したケース(B)毎の重量を計量してその重量及びその計量日時を表示する第2計量機(6b)と、製造ロス分(C)の重量及びその計量日時を表示するロス計量機(6c)が設けられ、
前記各計量機で計量した重量データ及び計量日時を記録するための計量データ記録部(8a)と、少なくとも主原料(2a)や副原料(2b)や着色剤(2c)等の原料資材に関する重量及び設定割合及び種類名を入力し記録する原料データ記録部(8b)を有する製造履歴記録装置(8)を備えていることを特徴とするゴミ袋製造管理装置。 - 自治体指定のゴミ袋(10)が切込破線(11)により連結された帯状連続ゴミ袋をロール状に巻き取ったロール状ゴミ袋(1)を対象としたゴミ袋製造管理システムであって、
ゴミ袋製造ライン(L)の途中に設けた印字装置(4a)によりゴミ袋1枚毎に連続して製造シリアル番号(A)を付し、
前記製造ラインの少なくとも成形部(2)と、シール部(4)と、巻取部(5)と、計量部(6)に配設させたカメラ(K)によりそれぞれの製造状態及びその撮影日時を映像として記録させると共に、前記各カメラで記録した映像を録画装置(7)によって録画させ、
前記計量部に、ロール状ゴミ袋の1本毎の重量を計量してその重量及びその計量日時を表示する第1計量機(6a)と、複数本のロール状ゴミ袋を収容したケース(B)毎の重量を計量してその重量及びその計量日時を表示する第2計量機(6b)と、製造ロス分の重量及びその計量日時を表示するロス計量機(6c)を設け、
前記各計量機で計量した重量データ及び計量日時を製造履歴記録装置(8)の計量記録部(8a)に記録させ、かつ少なくとも主原料(2a)や副原料(2b)や着色剤(2c)等の原料資材に関する重量及び設定割合及び種類名を入力し記録する原料データ記録部重量及び種類を製造履歴記録装置(8)の原料データ記録部(8b)に入力し記録させることを特徴とするゴミ袋製造管理システム。 - 前記製造ロス分を原料として再利用させるようにした請求項2記載のゴミ袋製造管理システム。
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