JP2003271229A - 製造履歴管理方法および製造情報管理システム - Google Patents

製造履歴管理方法および製造情報管理システム

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JP2003271229A
JP2003271229A JP2002074451A JP2002074451A JP2003271229A JP 2003271229 A JP2003271229 A JP 2003271229A JP 2002074451 A JP2002074451 A JP 2002074451A JP 2002074451 A JP2002074451 A JP 2002074451A JP 2003271229 A JP2003271229 A JP 2003271229A
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Kazuji Saito
和司 斉藤
Koji Oikawa
浩二 及川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造実績情報によるトレース作業を、迅速に容
易に正確に漏れなく行うことができる製造履歴管理方法
およびその管理方法を用いた製造情報管理システムを提
供することを課題とする。 【解決手段】各製造工程での一単位処理の作業実績を識
別番号をつけて記録する工票記録レコードと、その単位
処理に投入された原材料または半製品の識別コードおよ
びその単位処理で生成された出力物の識別コードをその
単位処理の識別番号と関係付けて記録した入出力レコー
ドとを、検索可能な形態で製造実績情報として記録する
ことにより製品の製造履歴を管理する方法により上記課
題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品メーカー等に
おいて商品に不具合が発生した時に、同一のロットから
生産された同様な不具合が出現する可能性のある商品群
を簡単に迅速に正確に漏れなく検索する製造情報管理方
法および製造情報管理システムに関する。
【0002】
【従来技術】例えば、食品包材メーカーが食品メーカー
に納入した食品容器である紙製カップの内面に黒点が付
着しているという不具合が発見された場合では、食品メ
ーカーは、包材メーカーに、不具合が発見された紙製カ
ップのケースに貼り付けられているラベルの番号を伝え
る。すると包材メーカーでは、紙製カップを製造する工
程を逆に辿って、不具合が発見された紙製カップの製造
に利用された共通の中間材料または原料を特定する。こ
の特定作業は、包材メーカーにて各工程毎に残されてい
る記録(ここでは以後「工票」という語を用いる)か
ら、その工程の中間出力物の元となる入力物は何であっ
たかを工程毎に辿って行くことにより行われる。共通の
原料または中間材料が特定されると、今度は、関係する
工票の記録を順方向に、すなわち、工程の入力物から出
力物の方向に、辿ることにより、同様な不具合が生じて
いる可能性のある紙製カップをケースのラベル番号によ
って特定する。包材メーカーは、それらのラベル番号の
製品を全て回収するなどの措置を取るとともに、不具合
が発生した原因を調査することとなる。
【0003】しかしながら、このように、納入製品が発
見されてから、工票記録に基づいて、その納入製品の元
となった原料等を特定する作業、および、同様な不具合
が生じている可能性のある他の納入製品を、特定する作
業(以後この作業を「トレース作業」と記す)は、一般
に手書きの工票を人が読みとってトレースするため、時
間のかかる厄介な作業であった。しかも、不具合が、最
終消費者の手に渡ってから最終消費者によって発見され
た場合は、対応が遅いと食品メーカーの信用が著しく損
なわれるため、包材メーカーにとっては、迅速で正確で
漏れのないトレース作業が要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を考慮してなされたものであり、上記トレース作業
を、迅速に容易に正確に漏れなく行うことができる製造
履歴管理方法および製造情報管理システムを提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための第
1の発明は、各製造工程での一単位処理の作業実績を識
別番号をつけて記録する工票記録レコードと、その単位
処理に投入された原材料または半製品の識別コードおよ
びその単位処理で生成された出力物の識別コードをその
単位処理の識別番号と関係付けて記録した入出力レコー
ドとを、検索可能な形態で製造実績情報として記録する
方法により、製品の製造履歴を管理することを要旨とす
る。
【0006】前記製造履歴管理方法において、製造実績
情報を受注単位毎に別のデータセットとして管理しても
よい。尚、各製造工程の単位処理については「識別番
号」、単位処理に投入する入力物および単位処理から得
られる出力物には「識別コード」の語を用いるが、いず
れも数字と文字から成る適当な桁数の符号である。便宜
上使い分けたにすぎない。
【0007】課題を解決するための第2の発明は、各製
造工程の作業前に投入原材料または半製品の識別コード
を入力する識別コード入力手段と、各製造工程の一単位
の処理終了時に生成された半製品または最終製品に識別
コードを付与する識別コード付与手段と、各製造工程で
の一単位処理の作業実績を識別番号をつけて記録する工
票記録レコードと、その単位処理に投入された原材料ま
たは半製品の識別コードおよびその単位処理で生成され
た出力物の識別コードをその単位処理の識別番号と関係
付けて記録した入出力レコードとを、検索可能な形態で
製造実績情報として記録する記憶手段と、作業の進行に
伴って前記製造実績情報を更新する製造実績記録手段
と、この製造実績情報以外の必要な管理情報を後で検索
可能な形態で前記記憶手段に記録蓄積する製造情報管理
手段と、最終製品または原材料の識別コードから、前記
製造実績情報を参照することにより、対応する原材料ま
たは最終製品または関連する半製品に関する情報を検索
する製造情報トレース手段と、を備えたことを特徴とす
る製造情報管理システムである。
【0008】第2の発明の製造情報管理システムにおい
て、製造情報管理システムが記録蓄積する前記製造実績
情報を、前記入出力レコードを用いる代わりに、各製造
工程での一単位処理で生成された出力物の識別コードと
その単位処理の工票記録レコードへのリンク情報とを各
工程別に1組の情報として記録する第1のテーブルと、
前記各単位処理について、その処理で投入された一の入
力物の識別コードと、その処理で生成された一の出力物
の識別コードとを対応付けて、工程別に記録する第2の
テーブルと、を用いて記録してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明の実施
形態を説明してゆく。図3は、本発明の実施形態に係る
製造情報管理システム1(以下システム1)の全体構成
図である。以下のシステム1の説明においては、食品包
材メーカーの製造情報管理を念頭において説明する。シ
ステム1は、中心的な役割を果たす製造情報管理装置2
0と、工程毎に設置される幾つかの入力端末10と印字
端末30から構成される。
【0010】入力端末10は、ある工程での処理が始ま
る前に、その工程で投入される原材料や前工程で作成さ
れた半製品の識別コードを読取り、製造情報管理装置2
0に伝える。またその工程における処理の終了時には、
生成された半製品に付された識別コードを読取る。ま
た、作業記録を残すための工票の作成と製造情報管理装
置20への工票レコードの登録リクエストを行う。従っ
て、例えば、バーコードリーダーを備えたパーソナルコ
ンピュータで構成できる。あるいは、バーコードリーダ
ー、工票入力表示用モニタ、入力キーボードを備えた専
用端末であってもよい。また、識別コードとして半製品
に付随させるものは、バーコードではなく、識別コード
を記録させた磁気テープ記録部分を持ったカードやIC
タグのような媒体でもよい。したがって、入力端末10
は、それらの媒体を接触または非接触で読取る装置を備
えたものであってもよい。印字端末30は、当該工程で
アウトプットされた半製品に対してユニークに識別する
入力端末が読取り可能なコードを生成し印字する。作業
者は、半製品または半製品の集合に対して所定の仕方で
印字された識別コードを貼りつける。入力端末10およ
び印字端末30は、通常生産工程毎に対を成して配置さ
れる。
【0011】製造情報管理装置20は、製造実績記録手
段21、製造情報管理手段24、製造情報データベース
23、製造情報トレース手段25及びグラフィカルユー
ザーインターフェース手段(以下GUI手段)26を備
える。また、40および41は、製造情報管理装置20
に接続されるグラフィックディスプレイおよびキーボー
ド等の入力装置である。
【0012】製造実績記録手段21は、入力端末10か
らの作業開始通知を受けて、工票フォームを入力端末1
0に提示し、入力端末10からの製造実績情報の入力を
受けて、製造実績情報52を更新・登録する。すなわ
ち、この製造実績情報52には、工票レコードと、後述
する工程出力品テーブル521および入出力結合テーブ
ル522が含まれる。製造情報管理手段24は、作業者
からの入力装置41からの入力により、その他の製造情
報、すなわち、品目単位に必要な製品マスター情報、製
品(包装パッケージ等)のDTPデータ、過去の苦情処
理情報等、またロット単位で関係する受注元票、製品仕
様書、さらに、各工程で使用される機械等のマスター情
報等、製造に関わる必要な全ての管理情報をデータベー
ス23に蓄積し管理する。
【0013】製造情報トレース手段25は、指定された
最終製品の識別番号等の検索条件に従って、製造実績情
報52を検索し、関係する工票データ等を製造情報デー
タベース23から抽出する。その結果は、GUI手段2
6を通してディスプレイ40に表示される。
【0014】図4は、製造情報データベース23のデー
タの構成を示した図である。データの構成は、1件の受
注に基づいてその都度作成され管理される生産ロットに
関わる情報50と、取扱う製品自体に関わる製品情報8
0と、工程に関わる情報90とに大別できる。生産ロッ
トに関わる情報50は、さらに1件の受注毎に、受注元
票レコード、受注仕様レコード、および製造実績情報5
2により記録管理される。受注元票レコードは受注に関
する基本的な情報、受注番号、注文元、納期、納入先、
受注金額等が記録されるレコードである。受注仕様レコ
ードは、生産する製品の製造仕様に関わる情報を記録す
るレコードである。製造実績情報52は、当該受注ロッ
トについての各工程毎の工票レコード523を含む。同
じく製造実績情報52に含まれる工程出力品テーブル5
21および入出力結合テーブル522は後述する。
【0015】製品情報80には、製品(紙箱または包
袋)の仕様情報のレコード、その意匠デザインを定める
DTPデータ、製品に対する過去の苦情処理の記録レコ
ードが含まれる。また、工程情報90には、使用される
製造機械についての情報等を工程別に記録する。また各
工程で作成される工票のフォームデータを含む。
【0016】図5は、工程出力品テーブル521を説明
する図である。このテーブルの列は2列ずつがひと組み
となっておりそれぞれ1つの工程に対応する。このテー
ブルの1組をなす2列の特定の行に対応する2つのセル
は、当該工程における生成物(半製品)に付与した識別
コードとその半製品を処理した作業工票の番号を一対と
して記録する。例えば図5で、5列目と6列目は工程A
に対応している。そしてそれらの列の1行目の2個のセ
ルは、工程Aで半製品「A-1」が生成され、その時の作
業工票は「工票00A1」であることを示している。また、
1列から4列は、原料1と原料2というタイトルが付け
られているが、これは、「原料1受入工程」、「原料2
受入工程」という意味で、工程の一種として扱っている
ものである。従って、このテーブルを参照することによ
り、例えば、識別コード「Y」で特定される原料1を受
入れた際の納品書は「納品書02」であることがわかる。
【0017】工程出力品テーブル521の一組をなす各
2列の各行は、その工程の1作業単位に相当する。別言
すれば、その工程で、作業担当者や作業内容等を記録す
る作業工票が作成される単位に対応する。したがって、
同じ1行の記録であっても、ある工程では、丸1日を要
する作業で、別の工程では、2時間で終了する作業の記
録である場合があり得る。
【0018】次に、図6により、入出力結合テーブル5
22を説明する。入出力結合テーブル522も、テーブ
ルの列は2列ずつがひと組みとなっておりそれぞれ1つ
の工程に対応している。このテーブルの1組をなす2列
の特定の行に対応する2つのセルは、当該工程における
出力物と、当該工程に入力物として投入された原材料ま
たは以前の工程の出力物を示している。例えば、工程A
の列では、その1行目に、工程Aの生成物「A-1」に対
して原料1の「X」が投入されたことが記録されてい
る。また2行目には、生成物「A-1」に対して原料1の
「Y」が投入されたことが記録されている。生成物「A-
1」が一致するので、結局、生成物「A-1」に対して原料
1の「X」および「Y」が両方とも投入されたことがわか
る。
【0019】製造実績記録手段21は、作業者が入力端
末10で入力する情報に基づいて、工程出力品テーブル
521および入出力結合テーブル522を順次更新して
ゆく。作業者が、それぞれの工程において入力端末10
にて行なう作業は次のようになる。まず、当該工程の一
単位の処理を新たに開始することを、システム1に知ら
せる。システム1は、工票番号を発生させ、工票フォー
ムを入力端末上に表示する。次に、作業者は、その工程
処理で投入する入力物をシステム1に入力する。具体的
には、原材料または前工程の出力物のパレット等に貼り
付けられている識別コードを入力端末10で読取りシス
テム1に入力する。入力物が複数種類ある時は全ての入
力物について識別コードを読取る。また、作業工票作成
に必要な情報も入力端末10から入力する。作業者は、
当該工程の処理を開始する。処理の途中で、入力物を補
充する必要が生じた時は、工程処理開始時と同様に、原
材料または前工程の出力物のパレット等に貼り付けられ
ている識別コードを入力端末10で読取りシステム1に
入力する。
【0020】工程処理が終了した時は、印字端末30よ
り新たな識別コードが印刷されたラベル(または、新た
な識別コードが記録された磁気カードまたはICタグ)
を出力し、作業者はこれを、当該工程の生成物に対して
貼りつける。多数の半製品が1個のパレット等に積み上
げられている場合は、そのパレット等に前記ラベルを貼
りつける。可能であれば、ラベル貼付けでなくインキジ
ェットプリンタ等による生成物への直接印字であっても
よい。そして、作業者はこのラベルを入力端末10によ
り読取る(実際には貼り付ける前に読取る場合が多いで
あろう)。この結果、工票レコード523、工程出力品
テーブル521、入出力結合テーブル522に新たに記
録するべき内容が確定する。製造実績記録手段21は、
工票レコード523を新たに登録し、工程出力品テーブ
ル521、入出力結合テーブル522については、新た
な入力情報およびシステム1が生成した新たな工票レコ
ードの識別番号を、それぞれのテーブルの当該工程に対
応する列の末尾に付け加えることにより内容を更新す
る。
【0021】次にシステム1の品質トレース機能をグラ
フィカルユーザーインターフェース(以下GUI)を中
心に説明する。図7は、システム1の主要な機能である
工程トレース検索時の検索画面である。はじめは、トレ
ース検索テーブル700は表示されていない。納品した
製品に苦情が寄せられたとする。その製品に付けられて
いたケース番号が102であるとすると、図7の画面の
左上にあるケース番号入力欄701にケース番号「10
2」を、得意先/品名指定欄703に得意先(メーカ
ー)名、品名(商品名)を入力し、検索ボタン702を
押すと、データベース23を検索して対象商品の受注番
号を特定し、その製造実績情報をトレース検索テーブル
700として表示する。図7は、この段階の表示状態で
ある。ケース番号が102に対する納品作業に相当する
トレース検索テーブル700上のセルの色が変化して表
示されている(図7イ)。
【0022】次に前方トレースボタン704をクリック
する。すると図8に示すように、トレース検索テーブル
700上の検索が始まる。すなわち、ケース番号102
に対応する納品作業を表すセル(図8イ)から、前方向
に検索が始まり、関連する中間作業工程のセルの色を変
えて、原材料の組合わせ「X」「Y」「Z」「a」(図
8ロ)に至る。図8でセルの色が変わった部分は、ケー
ス番号102として納入された製品と、途中の作業工程
で共通の中間製品または原料を用いた作業であること示
している。
【0023】次に、前方トレースボタン705をクリッ
クすることにより、原材料の組合わせ「X」「Y」
「Z」「a」(図8ロ)から出発して、これらの原材料
を使用した図8に示した作業工程以外の作業工程を、後
ろ方向に検索してゆく。この結果、図9に示すように、
ケース番号「105」および「106」(図9ハ)が、
ケース番号「102」の製品と同じ原材料から、製造さ
れたことがわかる。従って作業者は、ケース番号「10
2」に不具合があった場合は、ケース番号「105」お
よび「106」の納入製品にも同様の不具合が起きてい
る可能性が極めて高いことをこの検索画面を利用するこ
とにより容易に知ることができる。
【0024】作業者は、トレース検索テーブル700上
の納品工程の列のケース番号「105」および「10
6」のセルの表示から、それらが得意先の東京工場およ
び仙台工場に出荷された事を知ることができる。さらに
それらのセルをクリックすることにより、出荷伝票を画
面に表示し、納入先の連絡先その他の詳細情報を知るこ
とが可能である。
【0025】次にこの図7から図9のように動作するG
UIを実現する裏側の仕組みである製造情報トレース手
段25について、その動作を図10のフローチャートに
従って説明する。製造情報トレース手段25は、作業者
がGUI手段26が提示するメニュー画面から「品質ト
レース」を選択することにより呼び出される。まず、作
業者は、不具合品またはその包装フィルム等に印刷され
ている製品の納品単位を特定するケース番号を入力欄7
01に指定する(S100)。この時、得意先(メーカ
ー)名、品名(商品名)もできるだけ得意先/品名指定
欄703に入力する。続けて、検索ボタン702を押す
と、製造情報トレース手段25は、納品伝票データを検
索して対象商品の受注番号を特定する(S103)。そ
して、当該受注番号に関わる製造実績情報52を製造情
報データベース23より抽出する(S104)。製造実
績情報52には、工程出力テーブル521、入出力結合
テーブル522、各製造工程で記録された製造実績レコ
ード523が含まれる。したがって、それらの内容に基
づいてトレーステーブル700を表示することができる
(S106)。図7が表示されたトレーステーブルであ
る。
【0026】図2は、図7で表示されるトレーステーブ
ルを、共通の工票レコードに対応するセルを結合してよ
りわかりやすく描いたものである。図2からわかるよう
に、トレーステーブル700は図11に示す基本単位7
90により構成されている。基本単位790は、当該工
程作業で実際に投入された一の入力物識別コードを表示
するセル791、当該工程作業を行なった機械番号、進
行日付を表示するセル792、当該工程作業で得られた
一の出力物の識別コードを表示するセル793の3つの
セルから構成される。セル792は、当該作業の作業実
績を記録した工票レコードとリンク付けされている。こ
れらのセルは、工程出力テーブル521、入出力結合テ
ーブル522に基づいて必要な情報を抽出して作成され
る。
【0027】この状態で入力待ちの状態(S110)と
なる。作業者が、前方トレースボタン704をクリック
することにより前方トレースを指定すれば、指定された
ケース番号から前方トレースを行う(S113)。これ
は、トレーステーブル700において、納品工程の一つ
前の工程(梱包工程)を表す列において、指定されたケ
ース番号.を出力物として表示している基本単位を探し
て、この基本単位の入力側に表示される識別コードを得
て、次にこの識別コードと一致する識別コードを出力側
に持つさらに前の工程の基本単位を探して、その入力側
の識別コードを得る。という前工程へのトレースを順に
繰り返して、原料の識別コードに到達するまで繰り返せ
ばよい。この状態を表示したのが図8である。再び入力
待ちの状態(S110)となる。
【0028】作業者が、引き続き後方トレースを指定す
れば、抽出した原料から後方トレースを行う(S11
5)。後方トレースは、前方トレースとは逆に、最初の
識別コード(原料の識別コード)を入力側に持つ次の工
程の基本単位を探して、その基本単位の出力物の識別コ
ードと一致するものを入力物とするさらに次の工程の基
本単位を探す、ということを繰り返して、再び納品工程
のケース番号.に至るまで繰り返す。後方トレースが終
了した状態を示したのが図9である。再び入力待ちの状
態(S110)となる。
【0029】作業者が、基本単位790の機械番号、進
行日付を表示するセル792を選択すると、このセルに
リンクされた当該工程作業の製造実績レコード523が
呼出され、製造実績情報が表示される(S117)。
【0030】以上、本発明の実施形態として製造情報管
理システム1を詳細に説明した。本発明の本質は、次の
3点に要約することができる。製造実績情報を、各工
程の毎回の単位作業ごとに、その工程の一単位作業への
入力物、その工程の一単位作業で生成された出力物、そ
の時の作業実績を記録した工票レコード、として把握す
ること。各工程での単位作業により生成された出力物
に対して、ユニークな識別コードを物理的に結合させ、
システムが扱う情報と実際の物理的な物との対応付けを
行うこと。トレース作業を行う際は、の構造で蓄積
記録した製造実績情報を、各工程の一単位作業毎にその
入力物識別コード、出力物識別コード、その作業の工票
レコードへのリンクから成る基本単位790を構成し
て、この基本単位790により、トレース作業を容易に
漏れなく行なうこと。以上の3点である。したがって、
システム1の実施形態では、工程出力テーブル521、
入出力結合テーブル522、製造実績(工票)レコード
523の3点で製造実績情報52を構成し、これらに基
づいて、基本単位790を構成して、対話インターフェ
ースをにより容易にトレース作業を行う機能を実現した
わけであるが、本来、基本単位790を構成可能である
ならばどのような形態で製造実績情報52を蓄積記録し
ても構わないのである。
【0031】従って、各製造工程での一単位処理の作業
実績を識別番号をつけて記録する製造実績(工票)レコ
ード523と、その単位処理に投入された原材料または
半製品の識別コードおよびその単位処理で生成された出
力物の識別コードをその単位処理の識別番号と関係付け
て記録した入出力レコードとの2種類のレコードデータ
を、検索可能な形態で製造実績情報52として記録して
もよい。この入出力レコードは、ただちに前記基本単位
790のデータとして利用できるからである。
【0032】また、製造情報データベース23は、図4
に示したような一つのデータベースである必要はなく、
製品情報80、工程情報90がそれぞれ別の独立したデ
ータベースであってもよい。図10において、該当する
受注番号が得られる(S103)ことにより、該当する
受注番号の受注単位情報50に含まれる受注元票から、
品名がわかるので、品名から製品情報80の特定の製品
を指定できるからである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、食品メ
ーカー等において商品に不具合が発生した時に、同一の
ロットから生産された同様な不具合が出現する可能性の
ある商品を簡単に迅速に正確に漏れなく検索できるとい
う顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 製造工程のモデル図である。
【図2】 トレーステーブル700と基本単位790の
説明図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る製造情報管理システ
ム1の全体構成図である。
【図4】 製造情報データベース23の構造説明図であ
る。
【図5】 工程出力テーブル521の説明図である。
【図6】 入出力結合テーブル522の説明図である。
【図7】 製造情報トレースの画面インターフェースで
ある。
【図8】 製造情報トレースの画面インターフェースで
ある。
【図9】 製造情報トレースの画面インターフェースで
ある。
【図10】製造情報トレース手段25の働きを説明する
流れ図である。
【図11】トレーステーブル700を構成する基本単位
790の説明図である。
【符号の説明】
1 製造情報管理システム 10 入力端末 20 製造情報管理装置 21 製造実績記録手段 23 製造情報データベース 24 製造情報管理手段 25 製造情報トレース手段 26 GUI手段 50 受注単位情報 51 受注内容情報 52 製造実績情報 521 工程出力テーブル 522 入出力結合テーブル 523 製造実績レコード 80 製品情報 90 工程情報 700 トレーステーブル 790 基本単位

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各製造工程での一単位処理の作業実績を識
    別番号をつけて記録する工票記録レコードと、その単位
    処理に投入された原材料または半製品の識別コードおよ
    びその単位処理で生成された出力物の識別コードをその
    単位処理の識別番号と関係付けて記録した入出力レコー
    ドとを、検索可能な形態で製造実績情報として記録する
    ことにより製品の製造履歴を管理する方法。
  2. 【請求項2】 前記製造実績情報を受注単位毎に別のデ
    ータセットとして管理する請求項1に記載の製品の製造
    履歴管理方法。
  3. 【請求項3】 各製造工程の作業前に投入原材料または
    半製品の識別コードを入力する識別コード入力手段と、
    各製造工程の一単位の処理終了時に生成された半製品ま
    たは最終製品に識別コードを付与する識別コード付与手
    段と、各製造工程での一単位処理の作業実績を識別番号
    をつけて記録する工票記録レコードと、その単位処理に
    投入された原材料または半製品の識別コードおよびその
    単位処理で生成された出力物の識別コードをその単位処
    理の識別番号と関係付けて記録した入出力レコードと
    を、検索可能な形態で製造実績情報として記録する記憶
    手段と、作業の進行に伴って前記製造実績情報を更新す
    る製造実績記録手段と、この製造実績情報以外の必要な
    管理情報を後で検索可能な形態で前記記憶手段に記録蓄
    積する製造情報管理手段と、最終製品または原材料の識
    別コードから、前記製造実績情報を参照することによ
    り、対応する原材料または最終製品または関連する半製
    品に関する情報を検索する製造情報トレース手段と、を
    備えたことを特徴とする製造情報管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の製造情報管理システム
    が記録蓄積する前記製造実績情報を、前記入出力レコー
    ドを用いる代わりに、各製造工程での一単位処理で生成
    された出力物の識別コードとその単位処理の工票記録レ
    コードへのリンク情報とを各工程別に1組の情報として
    記録する第1のテーブルと、前記各単位処理について、
    その処理で投入された一の入力物の識別コードと、その
    処理で生成された一の出力物の識別コードとを対応付け
    て、工程別に記録する第2のテーブルと、を用いて記録
    する製造情報管理システム。
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