JP2893000B2 - 広告スペース管理装置及びプログラム記録媒体 - Google Patents

広告スペース管理装置及びプログラム記録媒体

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JP2893000B2
JP2893000B2 JP9008686A JP868697A JP2893000B2 JP 2893000 B2 JP2893000 B2 JP 2893000B2 JP 9008686 A JP9008686 A JP 9008686A JP 868697 A JP868697 A JP 868697A JP 2893000 B2 JP2893000 B2 JP 2893000B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンビニエンスス
トアなどの広告スペースの管理を行う広告スペース管理
装置と、コンピュータを、広告スペース管理装置として
機能させるためのプログラムが記録されたプログラム記
録媒体に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、複数
の広告スペースの使用状況を、効率的に管理できる広告
スペース管理装置を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、表示装置と、入力装置と、管理対象と
なっている複数の広告スペースに関する、広告契約がな
された期間を表す契約期間情報を含む広告契約情報を記
憶する記憶手段と、入力装置に対して行われた操作内容
に基づき、期間を表す期間情報を取得する期間情報取得
手段と、この期間情報取得手段によって期間情報が取得
されたときに、記憶手段に記憶されている広告契約情報
に基づき、複数の広告スペースの中から、取得された期
間情報で表される期間の間、広告契約がなされていない
広告スペースを特定する特定手段と、この特定手段によ
って特定された広告スペースを表す情報を表示するよう
に、表示装置を制御する表示制御手段とを組み合わせる
ことによって、広告スペース管理装置を構成する。
【0004】このような構成を有する、本発明の第1の
広告スペース管理装置を用いれば、ある期間中、契約が
行われていない広告スペースを表す情報(例えば、店舗
名称とコマ番号)を表示させることができるので、広告
スペース管理(広告予約)が簡単に行えることになる。
【0005】また、本発明の第2の広告スペース管理装
置は、表示装置と、入力装置と、管理対象となっている
複数の広告スペースに関する、広告契約がなされた期間
を表す契約期間情報を含む広告契約情報を記憶する記憶
手段と、入力装置に対して行われた操作内容に基づき、
期間を表す期間情報を取得する期間情報取得手段と、こ
の期間情報取得手段によって期間情報が取得されたとき
に、記憶手段に記憶されている広告契約情報に基づき、
複数の広告スペースの中から、取得された期間情報で表
される期間の間に、広告契約がなされていない期間が存
在する広告スペースを特定する特定手段と、この特定手
段によって特定された広告スペースを表す情報を、各広
告スペースの広告契約がなされていない期間を示す情報
と共に表示するように、表示装置を制御する表示制御手
段とを備える。
【0006】このような構成を有する、本発明の第2の
広告スペース管理装置を用いれば、ある期間中、契約が
行われていない期間(未契約期間)が存在する広告スペ
ースを表す情報を、その未契約期間と共に表示させるこ
とが出来るので、広告スペース管理(広告予約)が簡単
に行えることになる。
【0007】第1あるいは第2の広告スペース管理装置
を実現する際に、表示装置に、表示制御手段の制御によ
る情報が表示されている間に、入力装置に対して行われ
た操作内容に基づき、1つの広告スペースを特定する広
告スペース特定手段と、この広告スペース特定手段によ
って広告スペースが特定されたときに、その特定された
広告スペースに関する広告契約情報を入力するための情
報入力画面を表示するように、表示装置を制御する第2
表示制御手段と、表示装置に、第2表示制御手段の制御
による情報入力画面が表示されている間に、入力装置に
対して行われた操作内容に基づき、広告契約情報を取得
し、取得した広告契約情報を、広告スペース特定手段に
よって特定された広告スペースに関する広告契約情報と
して、記憶手段に追加する広告契約情報追加手段とを付
加することも出来る。
【0008】このような手段を付加して構成した広告ス
ペース管理装置を用いれば、広告契約(広告スペースの
使用予約)が対話形式で行えるので、広告スペースの管
理を効率的に行えることになる。
【0009】また、上記のような手段を付加する場合に
は、さらに、広告契約情報追加手段によって記憶手段に
追加された広告契約情報が関係する広告スペースを備え
る店舗に、広告媒体を郵送するための宛名ラベルを印刷
する印刷手段を付加しておくことができる。
【0010】そして、印刷手段を付加する際には、印刷
手段として、宛名ラベルを用いて郵送される広告媒体を
特定できる情報がバーコードで表された宛名ラベルを印
刷する手段を用い、広告契約情報を、広告スペースの使
用状況を表す使用状況情報を含むものとし、さらに、外
部機器と通信回線を介して情報を送受信するための通信
手段と、通信手段によって、印刷手段で印刷された宛名
ラベル上のバーコードに対応する情報が受信されたとき
に、その受信された情報に基づき、使用状況が変化した
広告スペースと、その広告スペースの現在の使用状況を
特定し、特定した広告スペースに関する、記憶手段に記
憶されている広告契約情報内の使用状況情報を、その特
定した使用状況を表すものに変更する使用状況情報管理
手段とを付加しておくことが望ましい。
【0011】このような手段が付加された広告スペース
管理装置では、外部機器(広告スペースが設けられてい
る店舗内の機器)によってバーコードがスキャンされた
とき、広告スペースの使用状況が変化した(例えば、広
告媒体の掲示が開始された)ことが自動的に記録され
る。このため、本広告スペース管理装置を用いれば、店
舗側での作業量を増やすことなく、確実に広告スペース
の管理が行えることになる。
【0012】また、広告スペース管理装置に、通信制御
手段等を付加する際には、さらに、記憶手段に記憶され
た広告契約情報に基づき、使用状況を変化させるべき広
告スペースと、その広告スペースを有している店舗を特
定する特定手段と、通信手段を制御することによって、
特定手段で特定された店舗に対して、特定手段で特定さ
れた広告スペースの使用状況を変化させることを、その
店舗の従業員に指示するための情報を送信する指示送信
手段とを付加することも出来る。
【0013】また、通信制御手段等を有する広告スペー
ス管理装置に、複数の広告スペースを有する各店舗にお
ける各商品の売り上げ情報を記憶するための売り上げ情
報記憶手段と、通信手段によって受信された情報に基づ
き、売り上げ情報記憶手段内の情報を更新する更新手段
とを付加することも出来る。
【0014】売り上げ情報記憶手段等を付加する際に
は、売り上げ情報記憶手段に記憶された売り上げ情報
と、記憶手段に記憶された広告契約情報とを用いて、広
告が行われており、かつ、店舗から除去することが好ま
しい商品を特定し、特定した商品に関する広告の広告契
約情報を表示するように、表示装置を制御する第4表示
制御手段を付加しても良い。すなわち、いわゆる、死に
筋商品に関する広告契約情報を表示できるように、広告
スペース管理装置を構成しても良い。
【0015】また、第4表示制御手段を付加する際に
は、その第4表示制御手段として、広告が行われてお
り、かつ、店舗から除去することが好ましい商品に関す
る広告の広告契約情報が示された情報入力画面を表示さ
せるための制御を行う手段を採用するとともに、表示装
置に、第4表示制御手段の制御による情報入力画面が表
示されている間に、入力装置に対して行われた操作内容
に基づき、広告を打ち切る広告契約を認識するととも
に、広告を打ち切る日付を取得し、記憶手段内の、認識
した広告契約に関する広告契約情報内に、取得した日付
を設定する打切日設定手段を付加しても良い。
【0016】これら、第4表示制御手段を付加した広告
スペース管理装置を用いれば、店舗経営上、陳列棚から
除去されることが望ましい商品(いわゆる、死に筋商
品)に関する広告契約情報を表示させることができるの
で、広告スペース管理装置の使用者は、表示される情報
に基づき、広告契約の打切交渉等を行うことによって、
その広告契約で使用されていた広告スペースが、他の広
告契約(商品の売り上げ向上に役立つ広告契約)に利用
可能なようにすることができる。このため、第4表示制
御手段を付加した広告スペース管理装置によれば、複数
の広告スペースをより効率的に活用できることになる。
そして、打切日設定手段をも付加した形態の広告スペー
ス管理装置を用いれば、中途で打ち切るべき広告に関す
る広告契約情報に、その打切日を設定できる。従って、
打切日設定手段を備える広告スペース管理装置を用いれ
ば、そのような、通常とは異なる形で使用される広告ス
ペースをも、確実に管理できることになる。
【0017】また、売り上げ情報記憶手段等を採用する
際には、売り上げ情報記憶手段に記憶された売り上げ情
報と、記憶手段に記憶された広告契約情報に基づき、指
定された商品の売り上げの推移状況が、広告が行われて
いた期間が判る形態で表示されるように、表示装置を制
御する第5表示制御手段を付加することも出来る。な
お、第5表示制御手段を付加して構成された広告スペー
ス管理装置を用いれば、広告契約交渉の際に、交渉相手
に対して、広告の効果を視覚的に示すことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を説明する。図1に、本発明の一実施形態によ
る広告スペース管理装置の構成と、その使用形態を示
す。実施形態の広告スペース管理装置は、複数のコンビ
ニエンスストア(以下、店舗と表記する)内の広告スペ
ースを統合的に管理するための装置である。図示したよ
うに、広告スペース管理装置10は、キーボード(KB
D)11とマウス12からなる入力部13と、表示装置
(CRTディスプレイ)14と、プリンタ15と、制御
装置16とを、主な構成要素として有する。
【0019】制御装置16は、CPU(central process
ing unit)21と、ROM(read only memory)22と、
RAM(random access memory)23と、ハードディスク
ドライブ(HDD)24と、モデム25と、インタフェ
ース回路261〜264を備える。制御装置16内の各部
は、バス27によって相互に接続されており、制御装置
16は、インタフェース回路261〜264を介して、そ
れぞれ、キーボード11、マウス12、表示装置14、
プリンタ15と接続されている。
【0020】また、本装置の管理対象である各店舗内に
は、複数(少なくとも1つ)のPOS端末28と、PO
S端末28で収集されたデータを統合的に管理するスト
ア・コントローラ29が設けられている。各ストア・コ
ントローラ29は、モデム(図示せず)を備えており、
各ストア・コントローラ29内のモデムが、広告スペー
ス管理装置10内のモデム25と、電話回線30によっ
て接続される。すなわち、本広告スペース管理装置10
は、各管理対象店舗内のストア・コントローラ29と、
電話回線30を介して情報交換が行える形態で使用され
る。
【0021】広告スペース管理装置10内の、HDD2
4には、オペレーティングシステムと、そのオペレーテ
ィングシステム上で動作するプログラムである広告スペ
ース管理プログラムと、広告スペース管理プログラムに
よって使用される各種のファイル(広告スペース情報フ
ァイル、契約状況ファイル、広告情報ファイル、第1店
舗情報ファイル、第2店舗情報ファイル、広告主情報フ
ァイル、商品マスタ、管理マスタ;詳細は後述)が格納
される。
【0022】CPU21は、電源が投入された際、RO
M22に記憶されたブートストラップローダに従って、
各部のテストを行った後、HDD24に格納されている
オペレーティングシステムをRAM23上に読み出す。
そして、CPU21は、入力部13に対して、所定の操
作が行われたことを検出したときに、システムを広告ス
ペース管理装置として機能させるための制御を開始す
る。すなわち、CPU21は、HDD24内に格納され
ている広告スペース管理プログラムをRAM23上に読
み出し、読み出したプログラムに従った、各部の制御を
開始する。
【0023】以下、広告スペース管理プログラムに従っ
たときのCPU21の動作手順を具体的に説明する。ま
ず、CPU21が、その動作時に参照、更新する、HD
D24内の各ファイルの説明を行う。
【0024】図2に、広告スペース情報ファイルの概要
を示す。広告スペース情報ファイルは、広告スペース管
理装置10の運用に先駆けて、その内容が設定されるフ
ァイルである。
【0025】図示したように、広告スペース情報ファイ
ル31は、店舗番号、コマ番号、棚番号、広告媒体サイ
ズ、広告料金ランクをそれぞれ含む複数のレコードから
なる。このうち、店舗番号は、広告スペース管理装置1
0の管理対象となっている店舗の識別情報であり、コマ
番号は、店舗内に存在する広告スペース(コマとも呼ば
れる)の識別情報である。広告スペース情報ファイル3
1内の、ある店舗番号並びにコマ番号を有するレコード
には、棚番号として、その店舗番号とコマ番号の組み合
わせによって識別される1つの店舗内の1つの広告スペ
ースに関連している(その広告スペースの付近に位置し
ている)幾つかの棚(什器)の識別情報が設定される。
また、広告媒体サイズとしては、対応する広告スペース
に掲示可能な広告媒体の最大サイズを示す情報が設定さ
れ、広告料金ランクとしては、その広告スペースの使用
料金を算出するための情報が設定される。
【0026】このように、広告スペース情報ファイル3
1は、どのような広告スペースが管理対象となっている
かを示す情報を記憶しておくためのファイルとなってお
り、管理対象とする店舗の数が変化したときと、管理対
象店舗の内装が変更されたときだけに、その内容が更新
される。
【0027】また、第1店舗情報ファイルは、管理対象
となっている各店舗の、棚や広告スペースの位置関係を
示す平面図データを記憶したファイルとなっており、第
2店舗情報ファイルは、店舗番号と地区コードと店舗名
称との対応関係を記憶したファイルとなっている。そし
て、商品マスタは、商品コード(バーコード)と商品分
類と商品名称等、商品に関するデータを記憶したファイ
ルとなっている。これらのファイル(マスタ)も、広告
スペース管理装置10の運用に先駆けて、その内容が設
定され、その内容は、店舗の内装が変更されたときな
ど、特殊な状況が発生したときのみに更新される。
【0028】本広告スペース管理装置10を用いた広告
契約時には、通常、複数の店舗内に存在する複数の広告
スペースに対して、同じ期間、同じ内容の広告媒体を掲
示する契約が結ばれる。すなわち、広告契約時には、広
告の依頼元(広告主)と、広告を実施する幾つかの店舗
と、それらの店舗内で広告に使用する広告スペースと、
広告を実施する期間(広告期間)、広告の内容(広告を
行う商品名等)が、装置内に記憶される。契約状況ファ
イルと広告情報ファイルと広告主情報ファイルは、その
ような広告契約の内容を記憶しておくためのファイルと
なっている。
【0029】図3、図4に、それぞれ、契約状況ファイ
ル、広告情報ファイルの概要を示す。図3に示したよう
に、契約状況ファイル32は、店舗番号とコマ番号と広
告開始日と広告終了日と広告打切日と4種のフラグデー
タF1〜F4と広告番号を含むレコードからなる。そし
て、図4に示したように、広告情報ファイル33は、広
告番号と依頼元識別情報と商品コードと商品名と商品分
類とフラグデータF5、F6と備考情報を含むレコード
からなる。また、広告主情報ファイル(図示せず)は、
複数の広告主の名称(社名)と住所等を、広告主識別情
報に対応づけて記憶するためのファイルとなっている。
【0030】ここで、これらのファイル内の各データの
意味、関係を示すために、本装置による広告契約手順の
概要を説明しておく(詳細は後述)。本広告スペース管
理装置10では、広告契約がなされた際、その広告契約
の識別情報である広告番号が定められる。そして、広告
情報ファイル33には、その広告番号と、広告の内容に
関する情報(広告主識別情報、商品コード、商品名、商
品分類、備考情報)とを有する1つのレコードが追加さ
れる。その際、広告契約の相手(広告主)が、過去に広
告契約を結んだことがない者であった場合には、その広
告主に対して使用する広告主識別情報が定められ、その
広告主識別情報がレコード内に記憶される。さらに、広
告主情報ファイルに、その広告主識別情報と広告主名称
と住所等が設定されたレコードが追加される。また、広
告情報ファイル33内に追加されるレコードのF5、F
6には、それぞれ、広告契約が未完了であることを示す
情報、広告料金の請求書が未発行であることを示す情報
として、“0”が設定される。
【0031】そして、契約状況ファイル32には、広告
契約を結ぶ広告スペース毎に、その広告契約に対して定
められた広告番号を有し、広告スペースを指定する情報
(店舗番号とコマ番号)と、広告期間(契約期間)を指
定する情報(広告開始日、広告終了日)とが設定された
レコードが追加される。その際、各レコード内には、広
告打切日として、"NULL"(空文字列)が、F1〜F4と
して、それぞれ、“0”が設定される。なお、契約を行
った期間の完了前に広告を打ち切る必要が生じたとき
に、契約状況ファイル32内の、その広告に関するレコ
ード内に、広告打切日が設定される。そして、広告打切
日の設定後は、広告開始日と広告打切日とで規定される
期間が契約期間として扱われる。また、F1〜F4は、
それぞれ、広告の実施状況を管理するためのデータとな
っている。たとえば、F3は、店舗における広告媒体の
掲示が開始されているか否かを示すデータとなってお
り、F4は、その広告媒体の掲示が完了したか否かを示
すデータとなっている。他のフラグデータも、広告契約
の実施状況を示すデータとなっており、広告スペース管
理装置10は、広告の実施状況に応じて、これらのフラ
グデータの値を変更する(詳細は後述)。
【0032】また、管理マスタは、図5に模式的に示し
たように、店舗番号、商品コード、棚番号、商品分類、
売り上げ情報とを含むレコードからなるファイルとなっ
ており、広告スペース管理装置10は、管理対象となっ
ている各店舗内のストア・コントローラ29から収集し
た各商品の売り上げに関する情報(売り上げ情報)を、
この管理マスタ34に記憶する。
【0033】以下、広告スペース管理装置10(広告ス
ペース管理プログラムに従った制御を行っているときの
CPU21)の動作手順を具体的に説明する。図6に、
広告スペース管理プログラム実行時のCPU21の全体
的な動作手順を示す。図示したように、広告スペース管
理プログラムに従った制御を開始した際、CPU21
は、まず、表示装置14を制御することによって、その
画面上に、契約状況表示処理、売り上げ推移表示処理、
第2宛名ラベル印刷処理、広告打切日入力処理、広告媒
体掲示・取外指示処理、課金処理の実行を指示するため
のシンボルや、広告スペース情報ファイル31、第1、
第2店舗情報ファイル、商品マスタ等の内容の更新処理
の実行を指示するためのシンボルが表示されたメインメ
ニューを表示する(ステップS101)。
【0034】メインメニューの表示後、CPU21は、
入力部13からの信号の監視を開始する(ステップS1
02)。そして、契約状況表示処理に関するシンボルが
選択されたことを検出した場合(ステップS102;状
況)には、ステップS110以降の処理を開始する。ま
た、売り上げ推移表示処理、第2宛名ラベル印刷処理、
広告打切日入力処理、広告媒体掲示・取外指示処理、課
金処理に関するシンボルが選択された場合には、それぞ
れ、売り上げ推移表示処理(ステップS103)、第2
宛名ラベル印刷処理(ステップS104)、広告打切日
入力処理(ステップS105)、広告媒体掲示・取外指
示処理(ステップS106)、課金処理(ステップS1
07)を実行し、各処理の実行後、ステップS101に
戻る。ファイルの更新処理に関するシンボルが選択され
た場合には、選択されたシンボルに応じた更新処理を実
行した後に、ステップS101に戻る(図示せず)。
【0035】以下、各処理の詳細を説明する。最初に、
契約状況表示処理に関するシンボルが選択された場合に
実行される処理(ステップS101〜S117)を説明
する。
【0036】この場合、CPU21は、まず、表示装置
14の画面上に、状況表示用データ入力画面を表示し、
入力部13に対して行われる操作内容を監視することに
よって、契約状況表示処理の実行に必要なデータを取得
する(ステップS110)。
【0037】具体的には、ステップS110において、
CPU21は、表示装置14の画面上に、図7に示した
状況表示用データ入力画面を表示する。図示してあるよ
うに、状況表示用データ入力画面は、日付情報(開始
日、終了日)を入力・表示するためのデータ入力表示欄
41、42、商品分類を入力・表示するためのデータ入
力表示欄44を備える。また、探索条件を択一的に選択
するためのラジオボタン431、432と、キャンセルボ
タン45、設定完了ボタン46を備える。
【0038】広告スペース管理装置10の操作者は、こ
の画面が表示されたとき、入力部13(主にキーボード
11)を操作することによって、データ入力表示欄4
1、42に、契約状況を表示させたい期間(以下、対象
期間と表記する)の開始日と終了日を入力する。また、
マウス12を用いて、いずれかのラジオボタン43を選
択することによって、対象期間中が全て未契約の広告ス
ペースを探索するか、対象期間中に、未契約の期間があ
る広告スペースを探索するかを指定する。そして、特定
の商品分類に関係する広告スペースの契約状況を表示さ
せたい場合には、データ入力・表示欄44内に、その商
品分類を入力する。その後、操作者は、設定完了ボタン
46を選択することによって、CPU21に、データ入
力の完了を通知する。
【0039】一方、CPU21は、状況表示用データ入
力画面の表示後、入力部13からの信号の内容に応じた
処理を実行する状態に移行しており、例えば、操作者が
キーボード11を用いて文字入力を行った場合には、カ
ーソル(図示せず)位置に、入力された文字を表示す
る。また、操作者が、マウス12を用いて何れかのデー
タ入力表示欄を選択した際には、選択されたデータ入力
表示欄内にカーソルを移動する。さらに、いずれかのラ
ジオボタン43付近にマウスカーソルが存在している状
態下、マウスボタンがクリックされたことを検出した際
には、そのラジオボタン43の表示形態を、選択されて
いることを意味するものに変更し、他方のラジオボタン
43の表示形態を、選択されていないことを意味するも
のに変更する。
【0040】また、データ入力表示欄44内の、右端に
示してあるボタンが選択されたことを検出した際、CP
U21は、商品マスタに記憶されている情報に基づき、
商品分類のリストを作成し、そのリストをデータ入力表
示欄44の下方に表示する。そして、当該リスト内の、
ある商品分類を選択する操作がなされた場合、選択され
た商品分類をデータ入力表示欄44内に表示し、当該リ
ストを画面上から消去する。
【0041】設定完了ボタン46が選択されたことを認
識したときに、CPU21は、各データ入力表示欄に入
力されたデータと、いずれのラジオボタン43が選択さ
れているかを記憶し、ステップS110を終了する。
【0042】図6に戻って、ステップS110実行後の
CPU21の動作手順を説明する。ステップS110の
実行後、CPU21は、取得したデータ(選択されたラ
ジオボタン43を示すデータ)に基づき、対象期間中が
全て未契約の広告スペースを探索することが指示された
か否か(期間絶対指定がなされているか否か)を判断す
る(ステップS111)。そして、期間絶対指定がなさ
れていた場合(ステップS111;Y)には、第1契約
状況表示処理(ステップS112)を実行し、期間絶対
指定がなされていなかった場合(ステップS111;
N)には、第2契約状況表示処理(ステップS113)
を実行する。状況表示用データ入力画面(図7)のキャ
ンセルボタン45が選択された場合にも、CPU21
は、ステップS110を終了する。流れ図への表示は省
略したが、この場合、CPU21は、ステップS111
以降の処理を実行せずに、ステップS101に戻る。
【0043】図8に、第1契約状況表示処理の流れを示
す。なお、第1契約状況表示処理時のCPU21の動作
手順は、状況表示用データ入力画面において商品分類が
入力された場合と、入力されなかった場合とで異なって
おり、図8の流れ図は、後者の場合における動作手順を
示したものとなっている。
【0044】図示したように、第1契約状況表示処理の
開始時、CPU21は、探索結果を一時的に記憶するた
めのファイルである抽出ファイルをクリアする(ステッ
プS201)。次いで、CPU21は、広告スペース情
報ファイル31から、検索キーとして使用する、1つ
の、店舗番号とコマ番号の組み合わせを読み出す(ステ
ップS202)。図から明らかなように、このステップ
は何度か繰り返されるステップであり、CPU21は、
最初に本ステップを実行する際には、広告スペース情報
ファイル31の先頭に記憶されている店舗番号とコマ番
号を読み出す。そして、2回目以降に本ステップを実行
する際には、前回、読み出した店舗番号とコマ番号の次
に記憶されている店舗番号とコマ番号を読み出す。ま
た、このステップにおいて、CPU21は、契約状況フ
ァイル32内の複数のレコードの内容を一時的に記憶す
るための配列変数をクリアする処理をも行う。
【0045】店舗番号とコマ番号の組み合わせ(検索キ
ー)の読み出しが行えた場合(ステップS203;
Y)、CPU21は、契約状況ファイル32から、その
検索キーを含む1レコードを読み出し、配列変数の一要
素として記憶する(ステップS204)。このステップ
を最初に実行する際、CPU21は、店舗番号及びコマ
番号が検索キーと一致しているレコード群の中の、先頭
のレコードを読み出す。そして、2回目以降に、このス
テップを実行する際には、そのレコード群の中の、前
回、使用したレコードの次に位置しているレコードを読
み出す。
【0046】レコードの読み出しが行えた場合(ステッ
プS205;Y)、CPU21は、そのレコード内に含
まれている契約期間(広告打切日が設定されていた場合
には、広告開始日と広告打切日とで規定される期間)
と、ステップS110(図6)で取得した対象期間とが
重なっているか否かを判断する(ステップS206)。
そして、重なっていなかった場合(ステップS206;
N)には、ステップS204に戻り、同じ検索キー(店
舗番号とコマ番号)を含む、次のレコードの読み出しを
試みる。
【0047】CPU21は、このような処理を、契約状
況ファイル32内の、当該検索キーを含む各レコードに
対して繰り返し、そのようなレコードの読み出しが行え
なくなったとき(ステップS205;N)に、配列変数
に記憶しておいた一連のレコードを抽出ファイルに追加
する(ステップS207)。また、このステップにおい
て、配列変数にレコードが記憶されていなかった場合
(契約状況ファイル32に、検索キーが関係したレコー
ドが1つも存在していなかった場合)、CPU21は、
検索キーと同じ店舗番号とコマ番号を有し、他のデータ
が“NULL”のレコードを抽出ファイルに追加する。そし
て、ステップS207の実行後、新たな検索キーの読み
出しを行うために、ステップS202に戻る。
【0048】また、ステップS204〜S206のルー
プの実行中に、契約期間が、対象期間と一部でも重なる
レコードを見い出した場合(ステップS206;Y)、
CPU21は、抽出ファイルにレコードを追加すること
なく、ステップS202に戻る。
【0049】上述したような処理を、広告スペース情報
ファイル31内の、全ての店舗番号とコマ番号との組み
合わせを検索キーとして行った(ステップS203;
N)後、CPU21は、抽出ファイルの内容に基づき、
各店舗における各広告スペースの未契約期間が示された
リスト(以下、未契約状況リストと表記する)を表示す
るためのファイルを作成し、さらに、そのファイルの内
容に基づき、未契約状況リストが、画面上に表示される
ように、表示装置14を制御する(ステップS20
8)。
【0050】ここで、図9を用いて、ステップS208
における処理を、具体的に説明する。なお、図9は、印
刷指示が入力されたとき(詳細は後述)に印刷される未
契約状況リストの概要を示した図であり、ステップS2
08では、図9に示したような未契約状況リストと、未
契約状況リスト内の表示内容をスクロールさせるための
ボタン、未契約状況リストの印刷を指示するための印刷
指示ボタン、未契約状況リストの表示の終了を指示する
ための終了指示ボタンとを備えた画面が表示される。
【0051】図示したように、未契約状況リストは、店
舗名称とコマ番号と未契約期間との対応関係を示す表
と、対象期間情報(図において表の上方に示してある情
報)とからなる。既に説明した手順から明らかなよう
に、抽出ファイルは、契約状況ファイル32を構成する
レコードと同じレコードが記憶されるファイルであるた
め、抽出ファイルには、未契約期間相当のデータや、店
舗名称が記憶されていない。このため、CPU21は、
ステップS208において、抽出ファイル内に記憶され
ているデータに基づき、未契約状況表示リストの表示に
必要なデータが記憶されたファイルを作成する処理を行
う。
【0052】当該処理時、CPU21は、店舗名称を取
得するために、第2店舗情報ファイルを、抽出ファイル
内の各店舗番号を用いて検索する。また、未契約期間を
求めるために、同じ広告番号とコマ番号の組み合わせに
対して、抽出ファイル内に記憶されている1つ以上のレ
コードの中から、対象期間の開始日以前であり、かつ、
最も、開始日に近い広告終了日(あるいは広告打切日)
と、対象期間の終了日以後であり、かつ、最も、終了日
に近い広告開始日とを探索する。そして、探索した広告
終了日の次の日と、広告開始日の前日を、それぞれ、そ
の広告番号とコマ番号の組み合わせに関する未契約期間
の開始日、終了日とする。
【0053】なお、広告開始日、広告終了日として有意
なデータが記憶されていないレコードが、抽出ファイル
内に存在した場合と、入力された対象期間が、かなり先
のものであった場合には、上記条件を満たす広告終了日
や広告開始日が見い出されないことになる。上記条件を
満たす広告終了日を見いだせなかった場合、CPU21
は、その広告スペース(店舗番号とコマ番号)に関する
未契約期間の開始日を、当日の日付が記憶されたファイ
ルを作成する。また、上記条件を満たす広告開始日を見
いだせなかった場合、CPU21は、その広告スペース
に関する未契約期間の終了日をNULLとしたファイルを作
成し、未契約状況リスト表示時には、対応するデータ入
力表示欄を空欄とする(スペースを表示する)。
【0054】未契約状況リストの表示(図8:ステップ
S208)後、CPU21は、入力部13(操作者)か
らの指示入力を待機する状態(ステップS209)に移
行する。このステップにおいて、使用者が入力可能な指
示は、終了指示と、それ以外の指示があり、終了指示以
外の指示が入力されたことを検出した場合(ステップS
209;その他)、CPU21は、入力された指示に応
じた処理(リスト印刷処理、商品名表示処理、店舗図面
表示処理、予約受付処理)を実行(ステップS210)
した後に、ステップS209に戻る。
【0055】例えば、ステップS209において、印刷
指示ボタンが選択されたことを検出した場合、CPU2
1は、ステップS210において、未契約状況リストが
印刷されるよう、プリンタ15を制御する。そして、ス
テップS209に戻り、次の指示が入力されるのを待機
する。
【0056】また、ステップS209において、未契約
状況リスト上の、ある店舗に関するコマ番号が選択され
た(あるコマ番号が表示されている部分にマウスカーソ
ルが位置している状態で、マウスボタンがダブルクリッ
クされた)ことを検出した際、CPU21は、ステップ
S210において、商品名表示処理を実行する。具体的
には、上記イベントの発生を検出した際、CPU21
は、まず、マウスによって選択されたコマ番号と、その
コマ番号に対応している店舗番号とを認識する。そし
て、それらのデータを用いて、広告スペース情報ファイ
ル31を検索することによって、指定された広告スペー
スに対応づけられている棚番号を取得する。次いで、当
該店舗番号と、取得した棚番号とを用いて、管理マスタ
34を検索することによって、その店舗番号によって識
別される店舗内の、選択されたコマ番号に関係する各棚
に陳列されている商品の商品コード、商品分類を取得す
る。さらに、商品マスタを用いて、その商品コードか
ら、商品名称を取得する。そして、取得した商品分類、
商品名称からなるリストが、画面上にオーバラップ表示
されるよう、表示装置14を制御する。その後、CPU
21は、操作者からの指示入力を待機する状態に移行
し、所定の指示が入力されたときに、当該リストを消去
し、商品名表示処理を終了する(ステップS209に戻
る)。
【0057】また、ステップS209において、未契約
状況リストに表示されている、ある店舗名称が選択され
たことを検出した際、CPU21は、ステップS110
において、店舗図面表示処理を実行する。
【0058】以下、図10および図11を用いて、店舗
図面表示処理を説明する。なお、図10は、店舗図面表
示処理の流れ図であり、図11は、店舗図面表示処理に
よって表示される店舗図面の一例を示した図である。
【0059】図10に示したように、店舗図面表示処理
実行時、CPU21は、まず、選択された店舗名称に対
応する店舗番号を特定する(ステップS301)。次い
で、特定した店舗番号を用いて第1店舗情報ファイルを
検索することによって、その店舗番号によって識別され
る店舗に関する平面図データを取得する(ステップS3
02)。さらに、その店舗番号を用いて、管理マスタ3
4を検索することによって、その店舗内の各棚に陳列さ
れている商品の商品分類(棚番号と商品分類の対応関
係)を取得する(ステップS303)。そして、取得し
た平面図データと商品分類とを、棚番号で関係づけるこ
とによって、図11に示したような、棚(什器)並びに
広告スペースの配置と商品分類(生鮮品、弁当類等)と
の対応関係が示された平面図を作成し、未契約状況リス
トの代わりに、作成した平面図と、印刷指示ボタンと終
了指示ボタンとが表示されるよう、表示装置14を制御
する(ステップS304)。
【0060】その後、CPU21は、操作者からの指示
入力を待機する状態に移行し、印刷指示ボタンが選択さ
れた場合(ステップS305;印刷)には、店舗図面が
印刷されるよう、プリンタ15を制御し(ステップS3
06)。ステップS305に戻る。また、店舗図面上の
いずれかのコマ番号が選択されたことを検出した場合
(ステップS305;選択)、CPU21は、既に説明
した商品名表示処理と同じ処理を実行し(ステップS3
07)、ステップS305に戻る。そして、終了指示ボ
タンが選択された場合(ステップS305;終了)に
は、表示装置14の表示内容を未契約状況リストに戻し
(ステップS308)、店舗図面表示処理を終了する
(図8のステップS209に戻る)。
【0061】また、ステップS209において、未契約
状況リスト上の、未契約期間が表示されている領域が、
マウスによって選択されたことを検出した際、CPU2
1は、ステップS210において、予約受付処理を実行
する。
【0062】以下、予約受付処理の詳細を説明する。予
約受付処理時、CPU21は、まず、広告契約に関する
データを入力するための広告契約用データ入力画面を、
表示装置14の画面上に表示する。
【0063】なお、図8から明らかなように、本装置
は、第1契約状況表示処理を終了することなく(図示し
てある処理を終了することなく)、予約受付処理を繰返
し実行できるように構成されており、CPU21は、第
1契約状況表示処理内で最初に実行される予約受付処理
時と、2回目以降の予約受付処理時、表示内容が僅かに
異なる広告契約用データ入力画面を表示し、また、内容
が僅かに異なった制御を行う。
【0064】まず、第1契約状況表示処理内で最初に実
行される予約受付処理時のCPU21の動作手順を説明
する。予約受付処理を最初に実行する際、CPU21
は、図12に示したように、契約を行う期間(契約期
間)を入力・表示するためのデータ入力表示欄511
512と、広告内容に関する情報を入力・表示するため
のデータ入力表示欄521〜523と、広告主に関する情
報を入力・表示するためのデータ入力表示欄531〜5
3と、キャンセルボタン54、設定完了ボタン55を
有し、データ入力表示欄511、522内に、状況表示用
データ入力画面(図7)で設定された対象期間が表示さ
れ、他のデータ入力表示欄内には、何も表示されていな
い(スペースが表示された)広告契約用データ入力画面
を表示する。
【0065】そのような広告契約用データ入力画面の表
示後、CPU21は、入力部13からの信号を監視する
状態に移行し、操作者が入力部13に対して行った操作
に応じた処理を実行する。例えば、データ入力表示欄5
1、512に対して日付情報が入力された場合、そのデ
ータ入力表示欄51の表示内容を入力された日付情報に
置き換える。ただし、その日付が、対応する未契約期間
(ステップS209で選択された領域に表示してあった
未契約期間)に含まれていないものであった場合、デー
タの再入力を促すメッセージを表示する。
【0066】また、データ入力表示欄521内の右側に
示してあるボタンを選択する操作がなされたことを検出
した際、CPU21は、商品マスタ34の内容(商品
名)が表されたリストをデータ入力表示欄521の下方
に表示する。そして、そのリスト上で選択された商品名
を、データ入力表示欄511内に表示するとともに、商
品マスタ内に、その商品名に対応づけられて記憶されて
いる商品コード、商品分類を、それぞれ、データ入力表
示欄522、523に表示する。また、データ入力表示欄
521内に、直接、文字列が入力された場合には、その
入力された文字列(商品名)に対応する商品コード、商
品分類を商品マスタから検索し、検索結果をデータ入力
表示欄522、523に表示する。
【0067】データ入力表示欄531に対する操作がな
されたことを検出した場合、CPU21は、広告主情報
ファイルを用いて、同様の処理を実行する。ただし、デ
ータ入力表示欄531に入力された文字列(広告主名
称)が、広告主情報ファイル内に記憶されていないもの
であった場合、CPU21は、その旨を示すダイアログ
ボックスを表示する。そして、そのダイアログボックス
上に設けられている“確認”ボタンが選択されたことを
検出した場合には、住所、備考情報等を入力するための
データ入力表示欄と、キャンセルボタン、設定完了ボタ
ンとを備えた広告主データ入力画面を、広告契約用デー
タ入力画面上に表示する。次いで、広告主データ入力画
面上の設定完了ボタンが選択されたことを検出したとき
に、その新規な広告主に対して割り当てる識別番号を決
定し、決定した識別番号と、広告主データ入力画面を用
いて設定された住所、備考情報等が設定されたレコード
を広告主情報ファイルに追加する。その後、広告主デー
タ入力画面を、広告契約用データ入力画面上から消去す
るとともに、データ入力表示欄532、523に、広告主
情報ファイルに追加したレコード内の、対応する情報を
表示する。
【0068】そして、広告契約用データ入力画面上の設
定完了ボタン55が選択されたことを検出した際に、C
PU21は、新規な広告番号(契約状況ファイル32内
の他の広告番号と一致しない番号)を定め、その広告番
号と、広告主データ入力画面表示時に決定あるいは読み
出された広告主識別情報、商品コード等が設定されたレ
コードを広告情報ファイル33に追加する。また、その
広告番号と、ステップS209において選択された未契
約期間に対応する店舗番号とコマ番号、広告契約用デー
タ入力画面で設定された契約期間等が設定されたレコー
ドを契約状況ファイル32に追加する。そして、未契約
状況リストを表示するためのファイルの内容を、契約後
の状況を表すものに更新した後に、そのファイルの内容
を、表示装置14の画面上に表示して、予約受付処理を
終了する(図8のステップS209に戻る)。
【0069】一方、2回目以降の予約受付処理時、CP
U21は、データ入力表示欄51〜53に、前回の予約
受付処理時に設定されたデータ(商品名、広告主等)が
表示された広告契約用データ入力画面を表示する。
【0070】そして、データが書き換えられることな
く、設定完了ボタン55が選択された場合には、契約状
況ファイル32に、前回のレコードとは、店舗番号とコ
マ番号だけが異なるレコードを追加する。一方、広告契
約用データ入力画面表示時に、データを書き換える操作
がなされたことを検出した際、CPU21は、その旨を
示したダイアログボックスを表示し、そのダイアログボ
ックス上に設けられた確認ボタンが選択された際には、
そのダイアログボックスを消去して、以後、一回目の予
約受付処理と同じ処理を実行する。換言すれば、データ
が書き換えられた後に、設定完了ボタン55が選択さ
れ、さらに、確認ボタンが選択された場合、CPU21
は、新たな広告に関するデータ入力がなされたものと判
断する。そして、新たな広告番号を決定し、その広告番
号を含むレコードを、契約状況ファイル32と広告情報
ファイル33に追加する。
【0071】次に、表示状況用データ入力画面(図7)
表示時に、商品分類が入力された場合における第1契約
状況表示処理時の、CPU21の動作手順を説明する。
なお、当該場合における第1契約状況表示処理は、図8
を用いて説明した第1契約状況表示処理と本質的には同
じ処理となっている。このため、ここでは、主要なステ
ップのみを示した流れ図である図13を用いて、商品分
類が設定されていた場合における第1契約状況表示処理
を説明することにする。
【0072】図示したように、商品分類が入力(指定)
された場合における第1契約状況表示処理の実行時、C
PU21は、広告スペース情報ファイル31から、店舗
番号とコマ番号を読み出す際に、棚番号をも併せて読み
出す(ステップS202′)。そして、それらのデータ
の読み出しが成功した場合(ステップS203;Y)、
CPU21は、ステップS204を実行する前に、読み
出した店舗番号と棚番号とを用いて管理マスタ34を検
索することによって、読み出したコマ番号に関連する棚
に陳列されている商品の商品分類を取得する(ステップ
S220)。次いで、取得した商品分類の中に、指定さ
れた商品分類と一致するものがあるか否かを判断(ステ
ップS221)する。そして、一致するものがあった場
合(ステップS221;Y)には、ステップS204以
降の処理を実行し、一致するものがなかった場合(ステ
ップS221;N)には、ステップS202′に戻り、
広告スペース情報ファイル31内の次のレコードの読み
出しを試みる。
【0073】すなわち、状況表示用データ入力画面にお
いて、商品分類が入力された場合、CPU21は、その
商品分類に属する商品が陳列されている棚に関係する広
告スペースであって、対象期間中、広告契約がなされて
いない広告スペースに関する情報だけを含む抽出ファイ
ルを作成する。そして、その抽出ファイルの内容に基づ
き、既に説明したような手順で、未契約状況リストの表
示等を行う。
【0074】次に、第2契約状況表示処理時のCPU2
1の動作手順を説明する。なお、既に説明したように、
CPU21は、状況表示用データ入力画面において期間
絶対指定がなされなかった場合(図6:ステップS11
1;N)に、第2契約状況表示処理(ステップS11
3)を開始する。
【0075】図14に、第2契約状況表示処理時のCP
U21の動作手順を示す。なお、図14は、商品分類が
指定されていないときのCPU21の動作手順のみを示
した流れ図となっている。
【0076】図示してあるように、CPU21は、第2
契約状況表示処理のステップS401ないしS405に
おいて、それぞれ、第1契約状況表示処理のステップS
201ないしS205と同じ処理を実行する。そして、
レコードの読み出しに成功した場合(ステップS40
5;Y)には、そのレコード内の契約期間(広告打切日
が設定されていた場合には、広告開始日と広告打切日で
規定される期間)と対象期間とが重複しているか否かを
判断する(ステップS406)。そいて、重複していた
場合(ステップS406;Y)には、読み出したレコー
ドを抽出ファイルに追加(ステップS407)し、ステ
ップS404に戻る。一方、重複していなかった場合
(ステップS406;N)には、読み出したレコードを
利用することなく、ステップS404に戻る。
【0077】このような処理を、現検索キーに対応づけ
られた全てのレコードに対して行った後(ステップS4
05;N)、CPU21は、現検索キーに対して抽出フ
ァイルへのレコードの追加を行っていなかった場合に
は、現検索キーを含み、その他のデータが“NULL”であ
るレコードを抽出ファイルに追加する(ステップS40
8)。その後、ステップS402に戻り、次の検索キー
を読み出す。
【0078】そして、上述したような処理を、広告スペ
ース情報ファイル31内の全ての検索キー(店舗番号と
コマ番号の組み合わせ)に対して行ったとき(ステップ
S403;Y)に、CPU21は、ステップS409に
進む。ステップS409において、CPU21は、抽出
ファイルの内容に基づき、各店舗の各広告スペースの未
契約期間がカレンダ形態で示されたリストである、図1
5に示したような、未契約状況カレンダを表示する処理
を実行する。なお、図15に示した未契約状況カレンダ
は、状況表示用データ入力画面において、開始日、終了
日として、それぞれ、96/10/01、97/1/31が入力されて
いた場合に表示されるものであり、図において、網掛け
が施されている部分が契約期間を表している。
【0079】すなわち、CPU21は、ステップS40
9において、まず、ステップS208における未契約リ
スト表示時と同様に、抽出ファイルに記憶されている情
報に基づき、カレンダの表示に必要なデータが記憶され
たファイルを作成する。ただし、第2契約状況表示処理
時に生成される抽出ファイル内には、対象期間の間、全
て契約が行われている広告スペースに関する情報も含ま
れている。このため、CPU21は、カレンダ表示用の
ファイルの作成時、対象期間の間が全て契約されている
広告スペースに関する情報を除外する処理も行う。そし
て、作成したファイルの内容に応じた未契約状況カレン
ダを、幾つかのボタンと共に、表示装置14の画面上に
表示する。
【0080】未契約状況カレンダの表示後、CPU21
は、操作者からの指示入力を待機する状態に移行し、終
了指示が入力されたことを検出した際(ステップS41
0;終了)には、第2契約状況表示処理を終了し、図6
のステップS101に戻る。また、それ以外の処理の実
行指示が入力されたことを検出した際(ステップS41
0;その他)には、指示内容に応じた処理を実行する
(ステップS411)。
【0081】このステップS411において、CPU2
1は、ステップS210と同様の処理(リスト印刷処
理、商品名表示処理、店舗図面表示処理、予約受付処
理)に加えて、店舗・商品分類別カレンダ表示処理、店
舗・コマ番号別カレンダ表示処理を実行する。
【0082】具体的には、ステップS410において、
未契約状況カレンダ内の、あるコマ番号を表示している
領域が選択されたことを検出した場合、CPU21は、
ステップS411において、まず、商品名表示処理を実
行するか、店舗・コマ番号別カレンダ表示処理を実行す
るかを、操作者に選択させるためのダイアログボックス
を表示する。
【0083】そして、商品名表示処理を実行することが
選択された場合には、既に説明した商品名表示処理を実
行し、処理の終了を指示された際に、ステップS411
(商品名表示処理)を終了し、ステップS410に戻
る。
【0084】一方、店舗・コマ番号別カレンダ表示処理
を実行することが指示された場合、CPU21は、図1
6に示したような、1つの店舗の1つの広告スペース
(ステップS410で選択されたコマ番号に対応する広
告スペース)に関する広告状況が、広告主別に示された
店舗・コマ番号別カレンダを、幾つかのボタンと共に、
表示装置14の画面上に表示する。そして、特定のボタ
ンが選択されたことを検出した際に、ステップS411
(店舗・コマ番号別カレンダ表示処理)を終了し、ステ
ップS410に戻る。
【0085】また、ステップS410において、店舗名
称が表示されている領域が選択されたことを検出した場
合、CPU21は、ステップS411において、まず、
店舗図面表示処理を実行するか、店舗・商品分類別カレ
ンダ表示処理を実行するかを、操作者に選択させるため
のダイアログボックスを表示する。
【0086】そして、店舗図面表示処理を実行すること
が選択された場合には、既に、図10等を用いて説明し
た店舗図面表示処理を実行し、処理の終了を指示された
際に、ステップS410に戻る。
【0087】一方、店舗・商品分類別カレンダ表示処理
を実行することが指示された場合、CPU21は、商品
分類入力表示欄、キャンセルボタン、確認ボタンを備え
た商品分類入力用データ入力画面を表示し、店舗・商品
分類別カレンダを表示すべき商品分類を操作者から取得
する。
【0088】その後、CPU21は、そのデータ入力画
面において取得した商品分類について、ステップS41
0で選択された店舗番号に対応する店舗内で行われてい
る、あるいは、行われる予定の広告に関する情報が、商
品別に表された、図17に示したような店舗・商品分類
別カレンダと、終了ボタン等を、表示装置14の画面上
に、表示する。そして、終了ボタンが選択されたとき
に、ステップS411(店舗・商品分類別カレンダ表示
処理)を終了し、ステップS410に戻る。
【0089】また、ステップS410において、契約状
況を表示するための領域であって、網掛けが施されてい
ない領域(すなわち、未契約期間)が選択されたことを
検出した場合、CPU21は、ステップS411におい
て、既に、図12を用いて説明した契約予約処理と同じ
処理を実行する。ただし、第2契約状況表示処理におい
て、最初に実行される契約予約処理時に表示される広告
契約用データ入力画面(図12)のデータ入力欄51に
は、ステップS110で設定された開始日と終了日では
なく、ステップS410で選択された未契約期間の開始
日と終了日が表示される。
【0090】以上、状況表示用データ入力画面で商品分
類が入力されなかった場合の、第2契約状況表示処理を
説明したが、当該画面で、商品分類が入力されていた場
合、CPU21は、ステップS402において、棚番号
をも読み出し、ステップS403とS404の間で、ス
テップS402において読み出した棚番号を用いて、表
示対象となっていない商品分類についてのレコードを除
外するための処理を行う。そして、これら以外のステッ
プでは、商品分類が入力されなかった場合と同じ処理を
行う。
【0091】図6に戻って、第1契約状況表示処理ある
いは第2契約状況処理実行後の、CPU21の動作手順
を説明する。図示してあるように、第1あるいは第2契
約状況表示処理の実行後、CPU21は、まず、契約状
況表示処理時に広告契約を行ったか否かの判断を行う
(ステップS114)。そして、広告契約を行っていな
かった場合(ステップS114;N)、ステップS10
1に戻り、再び、表示装置14の画面上にメインメニュ
ーを表示する。一方、新規な広告契約を行っていた場合
(ステップS114;Y)、CPU21は、表示装置1
4の画面上に、各店舗へ広告媒体を送付する際に用いる
宛名ラベルを印刷する処理である宛名ラベル印刷処理を
実行するか否かを選択させるためのダイアログボックス
を表示し(ステップS115)、操作者からの指示が入
力されるのを待機する(ステップS116)。CPU2
1は、宛名ラベル印刷処理を実行しないことが選択され
た場合(ステップS116;Y)、ステップS101に
戻り、宛名ラベル印刷処理を実行することが選択された
場合(ステップS116;Y)には、宛名ラベル印刷処
理(ステップS117)を開始する。
【0092】なお、本装置は、第2宛名ラベル印刷処理
(ステップS104;詳細は後述)によっても、宛名ラ
ベルを印刷することが出来るように構成されている。こ
のため、操作者は、契約を行った広告の実施時期等を勘
案して、宛名ラベル印刷処理を、現時点において、実行
するか否かを決定する。
【0093】図18に、宛名ラベル印刷処理時のCPU
21の動作手順を示す。図示したように、宛名ラベル印
刷処理時、CPU21は、まず、第1契約状況表示処理
(あるいは第2契約状況表示処理)時に、レコードへの
書き込みに使用した広告番号を用いて、契約状況ファイ
ル32を検索し、その広告番号と関係づけられている店
舗番号とコマ番号と契約期間を定める情報(広告開始日
と、広告終了日あるいは広告打切日)を取得する(ステ
ップS501)。次いで、取得した店舗番号とコマ番号
とを用いて、広告スペース情報ファイル31を検索する
ことによって、各広告スペースの広告媒体サイズを取得
する(ステップS502)。さらに、取得した店舗番号
を用いて、第2店舗情報ファイルを検索することによっ
て、各店舗の住所を取得する(ステップS503)。
【0094】その後、同じ広告番号を用いて、広告情報
ファイル32を検索することによって、広告主識別情
報、備考情報等を取得し、さらに、その広告主識別情報
を用いて、広告主元識別情報ファイルから、広告主の名
称、広告主の住所を取得する(ステップS504)。次
いで、広告主の名称等と、広告主への宛名ラベルを印刷
するか否かを選択させるためのラジオボタンと、備考情
報を入力・表示するためのデータ入力表示欄、キャンセ
ル、設定完了ボタン等を備えたデータ入力画面を表示
し、広告主への宛名ラベルを印刷するか否かの指示と、
備考情報とを、操作者から取得する(ステップS50
5)。
【0095】なお、各店舗への広告媒体を送付するため
の宛名ラベルを、直接、広告主に交付する場合や、本部
(広告スペース管理装置10が設置されている場所)に
おいて、広告主から広告媒体を一括して受け取って、本
部からそれらの広告媒体を各店舗に発送する場合には、
広告主への宛名ラベルを印刷する必要がない。このた
め、そのような場合、操作者は、広告主への宛名ラベル
を印刷しないことを選択する。そして、備考情報用のデ
ータ入力表示欄に表示される備考情報に、例えば、「本
部から広告媒体を発送」といったような、広告媒体の各
店舗への配送手順に関する情報を付加した後に、設定完
了ボタンを選択し、ステップS505を終了させる。
【0096】操作者によって、広告主への宛名ラベルの
印刷を行うことが指示された場合(ステップS506;
Y)、CPU21は、プリンタ15を制御することによ
って、広告主への宛名ラベルを印刷(ステップS50
7)し、ステップS508に進む。一方、広告主への宛
名ラベルを印刷しないことが指示された場合(ステップ
S506;N)、CPU21は、ステップS507を実
行することなく、ステップS508に進む。
【0097】ステップS508において、CPU21
は、ステップS501〜S503で取得した各情報に基
づき、それぞれ、店舗名称、住所が印字された宛名ラベ
ルであって、コマ番号、契約済期間、コマ番号と広告番
号を表すバーコードもが印字された宛名ラベルが印刷さ
れるよう、プリンタ15を制御する。
【0098】その後、CPU21は、印刷が正常に完了
したか否かを問うダイアログボックスを表示(ステップ
S509)し、正常に完了していないことを示す操作が
なされた場合(ステップS510;N)には、ステップ
S508に戻り、再び、各店舗への宛名ラベルの印刷を
行う。そして、正常に完了したことを示す操作がなされ
たとき(ステップS510;Y)に、契約状況ファイル
32内の、現在対象としている広告番号が関係している
レコード内の、F1に“1”を書き込むとともに、広告
情報ファイル33内に、備考情報を書き戻して(ステッ
プS511)、宛名ラベル印刷処理を終了する。すなわ
ち、宛名ラベルの印刷が完了した旨(F1=1)を、契
約状況ファイル32内に記憶し、その宛名ラベルの使用
方法(広告媒体の発送手順)に関する情報を、広告情報
ファイル33に記憶して、宛名ラベル印刷処理を終了す
る(図6のステップS101に戻る)。
【0099】ちなみに、広告主への宛名ラベルを印刷す
ることを指示していた場合、この後、操作者によって、
ステップS508で印刷された宛名ラベルを入れた封筒
に、ステップS506で印刷された宛名ラベルが貼付さ
れ、その封筒が郵便によって広告主の元に届けられる。
そして、広告主から、届けられた宛名ラベルを用いて、
各店舗へ広告媒体が発送されることになる。
【0100】以下、広告スペース管理装置10と管理対
象店舗内の各ストア・コントローラ29からなるシステ
ムにおける、宛名ラベルの利用手順を説明する。広告主
(あるいは本部)から、広告媒体を受け取った各店舗で
は、POS端末28を用いて、その宛名ラベル上のバー
コードをスキャンする処理が行われる。また、実際に広
告媒体の掲示を開始する際と掲示を終了した際にも、バ
ーコードをスキャンする処理が行われる。そして、PO
S端末28に接続されたストア・コントローラ29は、
バーコードがスキャンされた際、そのバーコードの内容
(コマ番号と広告番号)を、電話回線30を介して、広
告スペース管理装置10に通知する。
【0101】一方、バーコード(コマ番号と広告番号)
の通知を受けた広告スペース管理装置10(CPU2
1)は、店舗(ストア・コントローラ29)との回線確
立時に既に通知されている店舗番号と、通知されたコマ
番号と広告番号とに基づき、契約状況ファイル32内の
1つのレコードを特定する。そして、特定したレコード
のF2が“0”であった場合には、その値を“1”に書
き換える。また、F2の値が“1”であった場合には、
バーコードの内容(コマ番号と広告番号)の通知日時
が、その広告番号に対応する広告開始日と一致している
と見なせることを確認した後に、F3の値を“1”に書
き換える。なお、通知日時が妥当なものでなかった場
合、CPU21は、その旨を示す情報を、バーコード内
容を送信してきたストア・コントローラ29に送信す
る。
【0102】さらに、F3の値が“1”であった場合に
は、バーコードの内容(コマ番号と広告番号)の通知日
時が、その広告番号に対応する広告終了日(あるいは広
告打切日)と一致していると見なせることを確認した後
に、F4の値を“1”に書き換える。この場合も、CP
U21は、通知日時が妥当なものでなかったときには、
その旨を、バーコード内容を送信してきたストア・コン
トローラ29に通知する処理を行う。そして、契約状況
ファイル32内の、ある広告番号に関する全てのレコー
ド内にF4を“1”に書き換えたときには、広告情報フ
ァイル33内の、その広告番号に対応するレコードのF
5を“1”に書き換える。
【0103】すなわち、CPU21は、最初に、バーコ
ードの内容が通知されたときには、その通知を広告媒体
の受領通知として受け取り、広告媒体が店舗に到着して
いることを示す情報(F2=1)を、契約状況ファイル
32内の、対応するレコード内に記憶する。また、2度
目に、バーコードの内容が通知されたときには、その通
知を広告媒体の掲示開始通知として受け取り、その掲示
日が妥当なものであることを確認した上で、掲示が開始
されていることを示す情報(F3=1)を、対応するレ
コード内に記憶する。3度目に、バーコードの内容が通
知されたときには、その通知を広告媒体の取外完了通知
として受け取り、その取外日が妥当なものであることを
確認した上で、広告媒体が既に取り外されていることを
示す情報(F4=1)を、契約状況ファイル32内に記
憶する。そして、契約状況ファイル32内の、ある広告
番号に関する全てのレコード内にF4に“1”がセット
されたときに、広告情報ファイル33内の、その広告番
号に対応するレコードに、当該広告番号で識別される広
告契約の遂行が完了したことを示す情報(F5=1)を
セットする。
【0104】このように、本広告スペース管理装置10
を用いたシステムでは、契約の進行状況が変化した際、
各店舗において宛名ラベル上のバーコードがスキャンさ
れ、状況が変化したことが、CPU21に通知され、C
PU21は、広告スペース情報ファイル31内および広
告情報ファイル内に、各広告の実施状況を記憶する。
【0105】そして、CPU21は、その実施状況に関
する情報(F1〜F5)を利用して、第2宛名ラベル印
刷処理、広告打切日入力処理、広告媒体掲示・取外処
理、課金処理を実行する。
【0106】例えば、第2宛名ラベル印刷処理(図6;
ステップS104)の実行時、CPU21は、図19に
示してあるように、まず、F1の値が“0”であるレコ
ード(広告番号と契約期間)を契約状況ファイル32か
ら抽出(ステップS601)する。すなわち、宛名ラベ
ルの印刷が行われていない広告スペースに関するレコー
ドを抽出する。そして、抽出したレコードに含まれてい
る広告番号が、重複しない形態で、対応する契約期間と
共に示されたリストと、そのリストの表示内容をスクロ
ールするためのボタン、第2宛名ラベル印刷処理の終了
指示ボタン等を、表示装置14の画面上に表示する(ス
テップS602)。次いで、CPU21は、表示したリ
スト内のいずれかの広告番号の選択や、終了指示ボタン
の選択が行われるのを待機(ステップS603)する。
そして、広告番号が選択された際(ステップS603;
広告番号)には、その広告番号を用いて、図18を用い
て説明した宛名ラベル印刷処理を実行する(ステップS
604)。その後、ステップS602に戻り、CPU2
1は、新たな指示が入力されるのを待機し、終了指示ボ
タンが選択されたときに(ステップS603;終了)、
第2宛名ラベル印刷処理を終了する(ステップS101
に戻る)。
【0107】また、広告媒体掲示・取外指示処理(図
6;ステップS106)実行時、CPU21は、図20
に示したように、まず、広告開始日、広告終了日(ある
いは広告打切日)が、当日の日付と一致しているレコー
ドを、契約状況ファイル32から抽出する(ステップS
701)。すなわち、CPU21は、その日に、広告媒
体の掲示を開始すべき広告スペース、あるいは、広告媒
体の掲示を止めるべき広告スペースに関する情報を取得
する。
【0108】次いで、広告開始日が、当日の日付以前で
あり、F3の値が“0”であるレコードを、契約状況フ
ァイル32から抽出(ステップS702)し、さらに、
広告終了日が、当日の日付以前であり、F4の値が
“0”であるレコードを、契約状況ファイル32から抽
出する(ステップS703)。すなわち、CPU21
は、これらのステップにおいて、広告媒体の掲示を開始
すべき日が過ぎているにも拘わらず、掲示が開始されて
いない広告スペースに関する情報(F3=0)、あるい
は、広告媒体の掲示を止めるべき日が過ぎているにも拘
わらず、掲示が行われている広告スペースに関する情報
(F4=0)を取得する。
【0109】そして、CPU21は、ステップS701
〜S703で抽出した各レコード内の各店舗番号に対応
するストア・コントローラ29に、広告媒体の掲示指示
あるいは取外指示を送信する(ステップS704)。
【0110】次いで、CPU21は、広告開始日が、当
日から、予め定められた所定日数以内にあり、かつ、F
2の値が“0”であるレコードを、契約状況ファイル3
2から抽出する(ステップS705)。その後、表示装
置14を制御することによって、その画面上に、ステッ
プS705で抽出した各レコード内の情報(契約期間)
を、広告情報ファイル並びに広告主情報ファイル内の、
対応する情報(広告主名称、備考情報等)と共に表示す
る(ステップS706)。すなわち、CPU21は、広
告開始日が迫っているにも拘わらず、広告媒体が店舗に
到達していない広告に関する情報を、表示装置14の画
面上に表示する。そして、入力部13に対して所定の操
作がなされたことを検出したときに(ステップS70
7;Y)、広告媒体掲示・取外指示処理を終了する(図
6のステップS101に戻る)。
【0111】このように、広告媒体掲示・取外指示処理
では、各店舗への広告媒体の掲示や取り外しの指示が自
動的に行われる。さらに、広告媒体掲示・取外指示処理
時、表示装置14の画面上には、広告媒体が店舗に到着
していない広告に関する契約期間等が、広告媒体の各店
舗への発送者が広告主であるか、本部であるかといった
情報(備考情報)と共に表示される。このため、操作者
は、広告媒体が店舗に到着していない広告に対して、実
際の状況に応じた対処が即座に行えることになる。
【0112】また、課金処理(図1;ステップS10
7)実行時、CPU21は、まず、広告情報ファイルか
ら、F5が“1”で、F6が“0”であるレコードを抽
出する。次いで、抽出したレコード内の広告番号が、他
のファイル内の関係する情報(広告主、契約期間)とと
もに示された、広告番号を選択するためのリストを表示
する。そして、広告番号の選択が行われたときに、CP
U21は、契約状況ファイル32の中から、選択された
広告番号を有するレコードを抽出する。次いで、抽出し
た各レコード内の広告料金ランクと、既に取得している
契約期間とを用いて、当該広告番号によって識別される
広告契約に対して請求すべき広告料金を算出する。そし
て、算出した広告料金等を印字した請求書を印刷した後
に、広告情報ファイル内の、当該広告番号を有するレコ
ード内のF6を“1”に書き換えて(請求書が印刷済み
であることを記憶して)、課金処理を終了する(ステッ
プS101に戻る)。
【0113】次に、図21を用いて、広告打切日入力処
理(図6;ステップS105)時のCPU21の動作手
順を説明する。図示したように、広告打切日入力処理の
実行時、CPU21は、契約状況ファイル32内の各レ
コードに記憶されている契約期間と当日の日付を比較す
ることによって、現在、広告が行われている広告番号と
店舗番号とを取得する(ステップS801)。次いで、
取得した各広告番号によって識別される広告が対象とし
ている商品の商品コード等を、広告情報ファイル33か
ら取得する(ステップS802)。さらに、ステップS
801、S802で取得した各店舗番号と、その店舗番
号に対応する広告番号の広告が対象とする商品コードと
を用いて、管理マスタ34を検索することによって、各
広告が対象としている商品の、広告が行われている各店
舗における売り上げ情報を取得する(ステップS80
3)。次いで、CPU21は、広告ごとに、売り上げ情
報の内容分析を行い、対象商品が死に筋商品となってい
る広告を特定する(ステップS804)。
【0114】その後、CPU21は、特定した広告に関
する情報が示された、図22に示したような形態の、打
切日入力用リストを、表示装置14の画面上に表示する
(ステップS805)。次いで、CPU21は、入力部
13からの信号入力を監視する状態に移行し、打切日入
力リスト上の、いずれかの広告打切日入力表示欄(図2
2において右端に示してある空欄)に広告打切日が入力
された場合(ステップS806;打切日入力)には、入
力された広告打切日を、契約状況ファイル32の、対応
するレコード群に設定(ステップS809)してから、
ステップS805に戻る。
【0115】また、商品名あるいは広告主が表示された
領域がマウス12によって選択されたことを検出した場
合(ステップS806;商品名選択)には、選択された
商品の広告状況が店舗単位で示されたリストを、表示装
置14の画面上に表示する(ステップS807)。例え
ば、図22の“○○チョコレートA”と表示された領域
が選択された場合、CPU21は、ステップS807に
おいて、図23に示したような、“○○チョコレート
A”に関する広告が行われている店舗のリストを表示す
る。その後、CPU21は、入力部13からの信号の内
容を監視する状態に移行し、キャンセルボタンが押下さ
れたことを検出した場合(ステップS808;キャンセ
ル)には、ステップS805に戻り、再び、画面上に、
図22に示したようなリストを表示する。また、広告打
切日が入力された場合(ステップS808;打切日入
力)、CPU21は、広告打切日入力用リスト表示時と
同様に、入力された広告打切日を、契約状況ファイル3
2の、対応するレコード内に設定(ステップS809)
してから、ステップS805に戻る。
【0116】そして、終了を指示する操作がなされたこ
とを検出したとき(ステップS806;終了指示)に、
広告打切日入力処理を終了する(図6のステップS10
1に戻る)。
【0117】最後に、図24および図25を用いて、売
り上げ推移表示処理(図1:ステップS103)実行時
の、CPU21の動作手順を説明する。図24に示した
ように、売り上げ推移表示処理時、CPU21は、ま
ず、表示装置14の画面上に、売り上げの推移表示を行
う表示単位を、操作者に選択させるためのダイアログボ
ックスを表示し、入力部13からの信号の内容に基づ
き、操作者が選択した表示単位を認識する(ステップS
901)。なお、このステップにおいて、実際には、表
示広告契約単位、商品単位、店舗及び商品単位といった
3つの表示単位から、1つの表示単位を選択させるため
のダイアログボックスが表示されるのであるが、図24
では、商品単位を選択された場合の流れを省略してあ
る。換言すれば、図24の流れ図は、ステップS901
において、表示広告契約単位、店舗及び商品単位という
2つの表示単位から、1つの表示単位を選択させるため
のダイアログボックスが表示されると仮定した流れ図と
なっている。
【0118】広告契約単位で表示を行うべきことを認識
した場合(ステップS902;広告契約)、CPU21
は、広告契約を選択させるためのリスト、すなわち、広
告主、契約期間、広告が対象とする商品名等からなるデ
ータのリストを表示し、入力部13に対する操作内容を
判別することによって、操作者が選択した広告契約に関
する広告番号、商品コード等を認識する(ステップS9
03)。
【0119】次いで、CPU21は、認識した広告番号
に対応づけられている店舗番号を契約状況ファイル32
から抽出する(ステップS904)。そして、抽出した
各店舗番号と、ステップS903で認識した商品コード
とを用いて、管理マスタ34を検索し、売り上げ推移の
表示が指示された広告契約(目的広告)に関連する商品
の売り上げ情報を読み出す(ステップS905)。
【0120】次いで、CPU21は、それまでのステッ
プで取得した各売り上げ情報を用いて、図25に示した
ような、目的広告が行われている(あるいは行われてい
た)店舗群における、その広告が対象とする商品の総売
り上げの推移が、広告期間が判る形態で示されたグラフ
を、戻りボタン、終了ボタン、2つの表示期間変更ボタ
ン等と共に表示装置14の画面上に表示し、選択された
ボタンに応じた処理を実行する(ステップS906)。
すなわち、CPU21は、このステップにおいて、ま
ず、過去、所定週間の売り上げが示されたグラフ(最新
のデータが右端に示されたグラフ)を表示する。ステッ
プS903において、現在、実施中の広告契約が選択さ
れていた場合、この際、表示されるグラフの右端の領域
に、その広告契約が実施されていることを示す網掛けが
施されることになる。また、表示に用いられる売り上げ
情報に、他の広告契約が関係していた場合には、その広
告契約の広告期間に対応する領域にも網掛けが施される
ことになる。なお、上述した売り上げ情報の取得手順か
ら明らかなように、この網掛け部分に表示される売り上
げが、対応する広告契約が対象とした店舗の、広告対象
商品の総売り上げとなっているとは限らない。
【0121】グラフの表示後、CPU21は、入力部1
3からの信号の内容の監視を開始し、いずれかの表示期
間変更ボタンが選択されたことを検出したときには、売
り上げの表示期間を変更する(選択されたボタンに応じ
た方向に、表示期間をシフトしたグラフを再表示す
る)。そして、戻りボタンあるいは終了ボタンが選択さ
れたことを検出したときに、ステップS906を終了す
る。
【0122】次いで、戻りボタンの選択によってステッ
プS906を終了した場合(ステップS907;戻り)
には、ステップS901に戻り、再度、表示単位を選択
させるためのダイアログボックスの表示を行う。また、
終了ボタンの選択によってステップS906を終了した
場合(ステップS907;終了)には、売り上げ推移表
示処理を終了する(図6のステップS101に戻る)。
【0123】一方、店舗及び商品単位で売り上げの推移
状態を表示することが指示された場合(ステップS90
2;店舗・商品)、CPU21は、ステップS910〜
S915に示した処理を実行する。
【0124】すなわち、CPU21は、まず、表示装置
14の画面上に、店舗を選択させるための、店舗名称等
からなるリストを表示し、操作者が選択した店舗の店舗
番号を認識する(ステップS910)。次いで、売り上
げの推移状態の表示を行う商品を選択させるための、商
品名称等からなるリストを表示し、操作者が選択した商
品の商品コードを認識する(ステップS911)。
【0125】その後、CPU21は、ステップS91
0、S911で取得した店舗番号、商品コードを用い
て、広告情報ファイル並びに契約情報ファイルを検索す
ることによって、当該店舗番号で識別される店舗(目的
店舗)における、当該商品コードに対応する商品(目的
商品)に対して、行われた(行われている)広告に関す
る情報(広告期間)を取得する(ステップS912)。
さらに、ステップS910、S911で取得した店舗番
号、商品コードを用いて管理マスタ34を検索し、目的
店舗における、目的商品の売り上げ情報を読み出す(ス
テップS913)。
【0126】その後、CPU21は、それまでのステッ
プで取得した各情報を用いて、目的店舗での目的商品の
売り上げの推移が、広告期間が判る形態で示されたグラ
フを表示する(ステップS915)。この際、CPU2
1は、表示装置14の画面上に、戻りボタン、店舗変更
ボタン、商品変更ボタン、終了ボタン、2つの表示期間
変更ボタン等をも表示し、表示期間変更ボタンが選択さ
れた際には、グラフの表示内容を変更する。そして、戻
りボタン、店舗変更ボタン、商品変更ボタン、終了ボタ
ンのいずれかが選択されたことを検出した際に、ステッ
プS914を終了する。
【0127】次いで、戻りボタンの選択によってステッ
プS914を終了した場合(ステップS915;戻り)
には、ステップS901に戻り、再度、表示単位を選択
させるためのダイアログボックスの表示を行う。また、
店舗変更ボタンの選択によってステップS914を終了
した場合(ステップS915;店舗)には、ステップS
910に戻り、商品変更ボタンの選択によってステップ
S914を終了した場合(ステップS915;商品)に
は、ステップS911に戻る。なお、操作者は、同じ店
舗で扱われている他の商品の売り上げを表示したい場合
に、商品変更ボタンを選択する。また、他の店舗におけ
る、商品の売り上げを表示した場合には、店舗変更ボタ
ンを選択する。
【0128】CPU21は、終了ボタンの選択によって
ステップS914を終了したとき(ステップS915;
終了)に、売り上げ推移表示処理を終了する(図6のス
テップS101に戻る)。
【0129】なお、図示を省略した、商品単位での売り
上げ推移状態の表示時、CPU21は、商品を選択させ
るためのリストを表示し、操作者によって選択された商
品の、全店舗における総売り上げを示すグラフを表示す
る。
【0130】以上、詳細に説明したように、本広告スペ
ース管理装置10によれば、広告契約に関係する処理を
極めて効率的に行うことが出来る。たとえば、売り上げ
推移表示処理を用いれば、広告の効果を、広告主に視覚
的に説明することができるので、広告契約に関する交渉
を効率的に進められることになる。また、売り上げ推移
表示処理を用いれば、いわゆる、死筋商品を認識して、
その商品を各店舗から除去することが容易に行えるの
で、商品陳列スペースを有効に(経済的に)利用した店
舗の運営が行えることになる。さらに、売り上げ推移表
示処理とともに、あるいは、単独で、打切日入力処理を
用いれば、効果が少ない広告を識別して、その広告を取
りやめることができる。従って、広告主の無駄な出費を
防止できることになる。また、その契約期間が短縮され
た広告スペースを他の広告に利用できることにもなる。
【0131】また、本広告スペース管理装置10によれ
ば、広告媒体の郵送時に用いる宛名ラベルを簡単な操作
で印刷できる。さらに、広告スペース管理装置10は、
広告契約に関する情報がバーコードで示された宛名ラベ
ルを印刷し、通信回線を介して入力された情報に応じ
て、各店舗における広告契約の実施状況を管理する機能
を有している。このため、本広告スペース管理装置10
を用いれば、各店舗における店員の作業量を増やすこと
なく、広告契約の状況が確実に管理できるシステムが構
築できることになる。
【0132】
【発明の効果】本発明の広告スペース管理装置によれ
ば、複数の広告スペースを効率的に利用できることにな
るので、店舗の良好な経営が可能となる。また、通信制
御手段等を備えた、本発明の広告スペース管理装置によ
れば、各店舗において、バーコードのスキャンといった
極めて簡単な処理を実行するだけで、本部において、各
店舗における広告契約の実施状況を、集中的に管理でき
る。このため、広告契約の管理が、確実に、しかも、店
舗側の負担を増やすことなく行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による広告スペース管理
装置の構成、使用形態を示したブロック図である。
【図2】 実施形態の広告スペース管理装置が備える広
告スペース情報ファイルの説明図である。
【図3】 実施形態の広告スペース管理装置が備える契
約状況ファイルの説明図である。
【図4】 実施形態の広告スペース管理装置が備える広
告情報ファイルの説明図である。
【図5】 実施形態の広告スペース管理装置が備える管
理マスタの説明図である。
【図6】 実施形態の広告スペース管理装置の全体的な
動作手順を示した流れ図である。
【図7】 実施形態の広告スペース管理装置において、
契約状況表示処理が選択された際に表示される、状況表
示用データ入力画面の説明図である。
【図8】 実施形態の広告スペース管理装置の、商品分
類が入力されなかった場合における第1契約状況表示処
理時の動作手順を示した流れ図である。
【図9】 第1契約状況表示処理時に表示される未契約
状況リストの説明図である。
【図10】 実施形態の広告スペース管理装置の、店舗
図面表示処理時の動作手順を示した流れ図である。
【図11】 店舗図面表示処理によって表示される店舗
図面の一例を示した図である。
【図12】 予約受付処理時に表示される広告契約用デ
ータ入力画面の説明図である。
【図13】 実施形態の広告スペース管理装置の、商品
分類が指定された場合における第1契約状況表示処理時
の動作手順を示した流れ図である。
【図14】 実施形態の広告スペース管理装置の、商品
分類が指定されなかった場合における第2契約状況表示
処理時の動作手順を示した流れ図である。
【図15】 第2契約状況表示処理時に表示される未契
約状況カレンダの説明図である。
【図16】 第2契約状況表示処理時に表示される店舗
・コマ番号別カレンダの説明図である。
【図17】 第2契約状況表示処理時に表示される店舗
・商品分類別カレンダの説明図である。
【図18】 実施形態の広告スペース管理装置の、宛名
ラベル印刷処理時の動作手順を示した流れ図である。
【図19】 実施形態の広告スペース管理装置の、第2
宛名ラベル印刷処理時の動作手順を示した流れ図であ
る。
【図20】 実施形態の広告スペース管理装置の、広告
媒体掲示・取外指示処理時の動作手順を示した流れ図で
ある。
【図21】 実施形態の広告スペース管理装置の、広告
打切日入力処理時の動作手順を示した流れ図である。
【図22】 広告打切日入力処理時に表示される打切日
入力用リストの説明図である。
【図23】 広告打切日入力処理時に表示される商品単
位打切日入力用リストの説明図である。
【図24】 実施形態の広告スペース管理装置の、売り
上げ推移表示処理時の動作手順を示した流れ図である。
【図25】 売り上げ推移表示処理時に表示されるグラ
フの説明図である。
【符号の説明】
11 キーボード 12 マウス 13 入力部 14 表示装置 15 プリンタ 16 制御部 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 ハードディスクドライブ(HDD) 25 モデム 26 インタフェース回路 27 バス 28 POS端末 29 ストア・コントローラ 30 電話回線 31 広告スペース情報ファイル 32 契約状況ファイル 33 広告情報ファイル 34 管理マスタ

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置と入力装置を有する広告スペー
    ス管理装置であって、 管理対象となっている複数の広告スペースに関する、広
    告契約がなされた期間を表す契約期間情報を含む広告契
    約情報を記憶する記憶手段と、 前記入力装置に対して行われた操作内容に基づき、期間
    を表す期間情報を取得する期間情報取得手段と、 この期間情報取得手段によって期間情報が取得されたと
    きに、前記記憶手段に記憶されている広告契約情報に基
    づき、前記複数の広告スペースの中から、取得された期
    間情報で表される期間の間、広告契約がなされていない
    広告スペースを特定する特定手段と、 この特定手段によって特定された広告スペースを表す情
    報を表示するように、前記表示装置を制御する表示制御
    手段とを備えることを特徴とする広告スペース管理装
    置。
  2. 【請求項2】 表示装置と入力装置を有する広告スペー
    ス管理装置であって、 管理対象となっている複数の広告スペースに関する、広
    告契約がなされた期間を表す契約期間情報を含む広告契
    約情報を記憶する記憶手段と、 前記入力装置に対して行われた操作内容に基づき、期間
    を表す期間情報を取得する期間情報取得手段と、 この期間情報取得手段によって期間情報が取得されたと
    きに、前記記憶手段に記憶されている広告契約情報に基
    づき、前記複数の広告スペースの中から、取得された期
    間情報で表される期間の間に、広告契約がなされていな
    い期間が存在する広告スペースを特定する特定手段と、 この特定手段によって特定された広告スペースを表す情
    報を、各広告スペースの広告契約がなされていない期間
    を示す情報と共に表示するように、前記表示装置を制御
    する表示制御手段とを備えることを特徴とする広告スペ
    ース管理装置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置に、前記表示制御手段の制
    御による情報が表示されている間に、前記入力装置に対
    して行われた操作内容に基づき、1つの広告スペースを
    特定する広告スペース特定手段と、 この広告スペース特定手段によって広告スペースが特定
    されたときに、その特定された広告スペースに関する広
    告契約情報を入力するための情報入力画面を表示するよ
    うに、前記表示装置を制御する第2表示制御手段と、 前記表示装置に、前記第2表示制御手段の制御による情
    報入力画面が表示されている間に、前記入力装置に対し
    て行われた操作内容に基づき、広告契約情報を取得し、
    取得した広告契約情報を、前記広告スペース特定手段に
    よって特定された広告スペースに関する広告契約情報と
    して、前記記憶手段に追加する広告契約情報追加手段と
    を、さらに、備えることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の広告スペース管理装置。
  4. 【請求項4】 前記広告契約情報追加手段によって前記
    記憶手段に追加された広告契約情報が関係する広告スペ
    ースを備える店舗に、広告媒体を郵送するための宛名ラ
    ベルを印刷する印刷手段を、さらに、備えることを特徴
    とする請求項3記載の広告スペース管理装置。
  5. 【請求項5】 前記広告契約情報は、広告スペースの使
    用状況を表す使用状況情報を含み、 前記印刷手段は、宛名ラベルを用いて郵送される広告媒
    体を特定できる情報がバーコードで表された宛名ラベル
    を印刷し、 外部機器と通信回線を介して情報を送受信するための通
    信手段と、 前記通信手段によって、前記印刷手段で印刷された宛名
    ラベル上のバーコードに対応する情報が受信されたとき
    に、その受信された情報に基づき、使用状況が変化した
    広告スペースと、その広告スペースの現在の使用状況を
    特定し、特定した広告スペースに関する、前記記憶手段
    に記憶されている広告契約情報内の使用状況情報を、そ
    の特定した使用状況を表すものに変更する使用状況情報
    管理手段とをさらに、備えることを特徴とする請求項4
    記載の広告スペース管理装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段に記憶された広告契約情報
    に基づき、使用状況を変化させるべき広告スペースと、
    その広告スペースを有している店舗を特定する特定手段
    と、 前記通信手段を制御することによって、前記特定手段で
    特定された店舗に対して、前記特定手段で特定された広
    告スペースの使用状況を変化させることを、その店舗の
    従業員に指示するための情報を送信する指示送信手段と
    をさらに、備えることを特徴とする請求項5記載の広告
    スペース管理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の広告スペースを有する各店舗
    における各商品の売り上げ情報を記憶するための売り上
    げ情報記憶手段と、 前記通信手段によって受信された情報に基づき、前記売
    り上げ情報記憶手段内の情報を更新する更新手段とを、 さらに、備えることを特徴とする請求項5または請求項
    6記載の広告スペース管理装置。
  8. 【請求項8】 前記売り上げ情報記憶手段に記憶された
    売り上げ情報と、前記記憶手段に記憶された広告契約情
    報とを用いて、広告が行われており、かつ、店舗から除
    去することが好ましい商品を特定し、特定した商品に関
    する広告の広告契約情報を表示するように、前記表示装
    置を制御する第4表示制御手段をさらに、備えることを
    特徴とする請求項7記載の広告スペース管理装置。
  9. 【請求項9】 前記第4表示手段は、前記表示装置に対
    して、広告が行われており、かつ、店舗から除去するこ
    とが好ましい商品に関する広告の広告契約情報が示され
    た情報入力画面を表示させるための制御を行い、 前記表示装置に、前記第4表示制御手段の制御による情
    報入力画面が表示されている間に、前記入力装置に対し
    て行われた操作内容に基づき、広告を打ち切る広告契約
    を認識するとともに、広告を打ち切る日付を取得し、前
    記記憶手段内の、認識した広告契約に関する広告契約情
    報内に、取得した日付を設定する打切日設定手段を、さ
    らに、備えることを特徴とする請求項8記載の広告スペ
    ース管理装置。
  10. 【請求項10】 前記売り上げ情報記憶手段に記憶され
    た売り上げ情報と、前記記憶手段に記憶された広告契約
    情報に基づき、指定された商品の売り上げの推移状況
    が、広告が行われていた期間が判る形態で表示されるよ
    うに、前記表示装置を制御する第5表示制御手段を、さ
    らに、備えることを特徴とする請求項7ないし請求項9
    のいずれかに記載の広告スペース管理装置。
  11. 【請求項11】 表示装置と入力装置を有するコンピュ
    ータを、 管理対象となっている複数の広告スペースに関する、広
    告契約がなされた期間を表す契約期間情報を含む広告契
    約情報を記憶する記憶手段と、 前記入力装置に対して行われた操作内容に基づき、期間
    を表す期間情報を取得する期間情報取得手段と、 この期間情報取得手段によって期間情報が取得されたと
    きに、前記記憶手段に記憶されている広告契約情報に基
    づき、前記複数の広告スペースの中から、取得された期
    間情報で表される期間の間、広告契約がなされていない
    広告スペースを特定する特定手段と、 この特定手段によって特定された広告スペースを表す情
    報を表示するように、前記表示装置を制御する表示制御
    手段として動作させるためのプログラムが記録されたプ
    ログラム記録媒体。
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