JP6912618B2 - サーバ、プログラムおよび商品情報出力方法 - Google Patents

サーバ、プログラムおよび商品情報出力方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、サーバ、プログラムおよび商品情報出力方法に関する。
従来、スーパーマーケットのような大規模小売店の多くは、販売時点管理(POS)システムを利用して業務の合理化を図っている。一般的なPOSシステムでは、ストアコントローラが複数のPOS端末に例えばLANを介して接続される。各POS端末はストアコントローラをアクセスして得られる商品データに基づいて販売登録を行う電子キャッシュレジスタであり、ストアコントローラはこの販売登録で得られる販売データに基づいて売上集計を行っている。
近年では、このようなPOSシステムが顧客管理にも利用されるようになっている。この場合、店舗で日常的に買物をするような顧客に会員登録をしてもらい、この顧客に会員番号のような顧客コードを記録した会員カードを発行する。販売員は買物の精算時に顧客から提示される会員カードからカードリーダを用いて顧客コードを読出し、この顧客コードに基づいてストアコントローラで管理される顧客情報に販売額に対応するサービスポイントを付加する。このサービスポイントは買物のたびに累積され、例えば所定ポイントに達した時点で買物クーポン等に交換される。
そして、POSシステムでは、顧客毎に、商品の購入履歴を保持し、購入履歴で保持された商品と関連する商品の情報を、顧客の興味があるものとして提供するサービスが提案されている。
しかしながら、顧客が一旦購入した商品であっても、当該商品に関連する情報の提供を受け付けたくない場合もある。このような場合、購入した商品に関する履歴情報の更新が必要となる。当該更新は、購入した履歴情報を管理しているデータベースにアクセスし、当該データベース上で商品情報を特定し、当該商品情報を削除するといった操作が必要で、ユーザの操作負担が多いという問題がある。
実施形態のサーバは、顧客が購入した商品の商品情報の出力先情報を記憶する第1記憶手段と、前記出力先情報と当該出力先情報と関連付けられた顧客が購入した商品の商品情報を記憶するとともに、前記商品情報毎に前記商品情報に関連する他の商品情報の出力を行うか否かを記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段に記憶した前記商品情報を前記第1記憶手段に記憶した前記出力先情報で特定される出力先に出力する第1出力手段と、前記商品情報に関連する他の商品情報を記憶する第3記憶手段と、前記商品情報を前記出力先情報で特定される前記出力先に出力する際に前記商品情報に関連する他の商品情報を前記第3記憶手段から読み出して前記出力先に出力する第2出力手段と、前記商品情報毎に前記他の商品情報を出力するか否かを設定する設定手段と、を備える。

図1は、実施形態にかかる電子レシートシステムを示す構成図である。 図2は、実施形態にかかる集計サーバの構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態にかかる携帯通信端末の構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態にかかる表示制御部が表示する登録画面の例を示した図である。 図5は、実施形態にかかる表示制御部が表示する電子レシートの例を示した図である。 図6は、実施形態にかかる表示制御部が表示する、商品情報提供の設定変更画面の例を示した図である。 図7は、実施形態にかかる携帯通信端末に対して送信されるおすすめ商品情報の第1の例を示した図である。 図8は、実施形態にかかる携帯通信端末に対して送信されるおすすめ商品情報の第2の例を示した図である。 図9は、実施形態にかかる電子レシートシステムにおける全体的な処理を示した図である。 図10は、実施形態にかかる電子レシートシステムにおける登録処理を示したシーケンス図である。 図11は、実施形態にかかる電子レシートシステムにおける、商品の登録情報を修正するまでの処理を示したシーケンス図である。
図1は、一実施形態にかかる電子レシートシステム100を示す構成図である。図1に示すように、電子レシートシステム100は、店舗に設置される決済装置としてのPOS端末1(Point Of Sale)と、レシートなどの取引明細の配信先端末である携帯電話端末2と、売上を集計するための集計サーバ3と、を備えている。ネットワークNTは、LAN(Local Area Network)、イントラネット、インターネット、公衆通信回線などを含む通信網である。電子レシートシステム100において、POS端末1、携帯電話端末2、及び集計サーバ3は、ネットワークNTにより互いに通信可能に接続される。
POS端末1は、一取引の締め処理を行って代金を決済し、その決済済みの一取引の取引内容を紙レシートPに印刷するとともに、その取引内容を示す取引情報(決済情報)を集計サーバ3に通知する。取引情報の具体例としては、取引を識別するためにユニークに割り当てられた取引通番、取引があった商品の品名、その価格や個数、一取引の合計金額、預かり金額、釣銭額などがある。
また、電子レシートを発行するためにPOS端末1で一取引を行う際に、顧客を識別する顧客識別情報が必要となる。この顧客識別情報としては、携帯電話端末2に記憶された顧客識別情報を用いても良いし、顧客が一取引を行う際に提示するポイントカードから読み取ったポイントカード番号を顧客識別情報として用いても良い。この顧客識別情報は、客ごとにユニークに割り当てられた情報とする。
また、POS端末1は、一取引毎に当該取引の内容を示した取引情報を生成し、顧客識別情報と共に、集計サーバ3に送信する。
集計サーバ3は、客毎の設定情報が格納された顧客マスタデータベースM1、POS端末1から通知された取引情報が順次格納された売上マスタデータベースM2を記憶しており、売上マスタデータベースM2に順次格納された取引情報をもとに売上を集計する。例えば、集計サーバ3は、売上マスタデータベースM2に格納された取引情報に含まれる各取引の合計金額を集計して総売上額の算出などを行う。なお、顧客マスタデータベースM1に格納された客毎の設定情報には、顧客ID、電子レシートを送信するか否かを示すレシート要否情報、客へ配信すべきデータ(電子レシート含む)の配信先を示す配信先情報(例えばメールアドレスなど)等が予め設定されている。したがって、前述した顧客識別情報をもとに顧客マスタデータベースM1を参照することで、電子レシートの送信を必要とする客であるか否かを確認することや、電子レシートや、顧客に対する商品のおすすめ情報の配信先を認識できる。
POS端末1は、顧客から顧客識別情報を取得した場合、当該顧客の取引内容と、取得した顧客識別情報と、を含む取引情報を集計サーバ3に通知する。そして、集計サーバ3は、取引情報を受信した場合に、当該取引情報に含まれた顧客識別情報と、顧客マスタデータベースM1で対応付けられたレシート要否情報を参照して、電子レシートを送信する必要とするか否かを判定する。電子レシートを必要とする場合は、取引情報に示された取引内容に含まれた各商品の情報が示された電子レシートを、顧客マスタデータベースM1に格納されている配信先で示されたメールアドレスに対して送信する。また、電子レシートを必要としない顧客の場合には、POS端末1で一取引の締め処理の際にその取引にかかる紙レシートPが印刷される。
具体的には、集計サーバ3が、受信した取引情報に含まれる識別情報をもとに客ごとの取引明細を集計し、その集計した取引明細を電子レシートとして、顧客の配信先に配信する。これにより、客は、例えば携帯電話端末2などで取引明細を確認できる。電子レシートシステム100は、紙レシートPを不要とする客に対してペーパーレス化を実現できる。また、一取引の締め処理を行う際に紙レシートPを必要としないとしても、集計サーバ3が取引明細を客の配信先に配信する前に取引を確認したい場合など、後で紙レシートPが必要となる場合がある。このような場合、客は、携帯電話端末2の取引履歴をPOS端末1に読み取らせて表示された取引一覧の中から、印刷したい取引を選択することで、必要とする紙レシートPのみを後から取得できる。
図2は、集計サーバ3の構成を示すブロック図である。図2に示すように、集計サーバ3は、制御部30、キーボード31、プリンタ32、表示部33、通信I/F34及び記憶部35を備え、各部はバス36により互いに接続されている。制御部30は、各種演算や集計サーバ3の各部を集中的に制御する。具体的には、制御部30は、CPU、各種プログラムやデータを記憶するROM、各種プログラムを一時的に記憶したり各種データを書き換え自在に記憶するRAM、現在の日時を計時するRTC部等によって構成されるコンピュータである。キーボード31は、数字キー、文字キー、各種入力キーなどを備え、操作者の入力を受け付ける入力デバイスである。なお、入力デバイスは、キーボード31以外にマウス等のポインティングデバイスを含む構成であってもよい。プリンタ32は、各種バッチ処理等で集計した集計結果を印字するプリンタ装置である。表示部33は、液晶カラーディスプレイ等であり、上述した集計結果などの各種情報を表示する。記憶部35は、例えばHDDなどのストレージであり、制御部30のCPUを動作させるプログラムの他、顧客マスタデータベースM1や売上マスタデータベースM2などの各種データを格納している。
図3は、携帯通信端末の構成を示すブロック図である。図3に示すように、携帯電話端末2は、制御部10と、情報を記憶する不揮発性の記憶部11と、表示部12と、操作部13と、電話通信部14と、支払手段であるIC(Integrated Circuit)カード部15と、カメラ16と、を備えている。制御部10には、記憶部11、表示部12、操作部13、電話通信部14、ICカード部15及びカメラ16が、バス17によって接続されている。
制御部10は、各種演算や携帯電話端末2の各部を集中的に制御するCPU(Central Processing nit)、各種プログラムや各種データを記憶するROM(Read Only Memory)、各種プログラムを一時的に記憶したり各種データを書き換え自在に記憶するRAM(Random Access Memory)、現在の日時を計時する時計部等から構成されるコンピュータとする。
表示部12は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)とする。操作部13は、例えば各種の操作キーとテンキーとする。また、操作部13は、表示部12上に備えられたタッチパネルでもよい。電話通信部14は、携帯電話用の公衆通信回線と接続するインターフェースであり、通話機能及びインターネットメール機能等を有する。
ICカード部15は、非接触式ICカードによって構成されている。ICカード部15は、POS端末1とデータ通信を行って、POS端末1との間で一取引に係る電子決済を行う。ICカード部15は、アンテナを有しており、POS端末1の後述する無線通信部34との間で近距離の無線通信を実行する。この無線通信は、例えばRFID(Radio Frequency Identification:無線周波数識別)で用いられる近距離無線通信用の電波を用いて行われる。
以上の構成の携帯電話端末2の制御部10で実行されるプログラムは、受付部101と、表示制御部102と、通信制御部103と、登録受付部104と、を含む構成となっており、実際のハードウェアとしては、制御部10のCPUが記憶部11からプログラムを読み出して実行することにより、受付部101と、表示制御部102と、通信制御部103と、登録受付部104と、を制御部10のRAM上に機能部として生成する。
通信制御部103は、電話通信部14を介して、POS端末1や集計サーバ3に対して、情報の送受信を行う。例えば、ユーザが商品の購入時に受け渡された紙レシートPに示された2次元バーコード(登録先を示すURL等が含まれている)を、カメラ16が撮影することで得られたURLから、顧客登録を行うための登録画面情報を受信する。当該登録画面で、必要な情報を登録することで、顧客に対して電子レシート等が発行される。
表示制御部102は、表示部12に対して様々な情報を表示する。例えば、表示制御部102は、受信した登録画面情報を表示する。図4は、表示制御部102が表示部12に表示する登録画面の例を示した図である。この登録画面においては、顧客識別情報(ポイントカード番号)の登録を受け付ける欄403と、携帯電話端末2を識別する情報(メールアドレス)の登録を受け付ける欄404と、が表示される。
登録受付部104は、表示部12により表示された登録画面上で、欄403に対して顧客識別情報(ポイントカード番号)の、欄404に対して、携帯電話端末2を識別する情報(メールアドレス)の、登録を受け付ける。登録受付部104は、登録ボタン405の押下を受け付けた場合に、顧客識別情報(ポイントカード番号)と、携帯電話端末2を識別する情報(メールアドレス)と、の登録を受け付けたものとする。
通信制御部103は、登録受付部104が登録を受け付けた、顧客識別情報(ポイントカード番号)と、携帯電話端末2を識別する情報(メールアドレス)と、を対応付けて、集計サーバ3に送信する。これにより、集計サーバ3の顧客マスタデータベースM1が更新される。
通信制御部103は、顧客識別情報(ポイントカード番号)と、携帯電話端末2を識別する情報(メールアドレス)と、を対応付けて、集計サーバ3に送信した後、集計サーバ3から、顧客識別情報(ポイントカード番号)で識別される顧客が商品をPOS端末1で購入する毎に、購入した商品情報の一覧を含んだ電子レシートを受信する。
表示制御部102は、受信した電子レシートを、表示部12に表示する。図5は、表示制御部102が表示する電子レシートの例を示した図である。図5に示すように、表示制御部102が表示する電子レシートでは、購入した商品情報毎に、文字列「商品おすすめに利用」と、文字列「変更受付」と、を表示する。文字列「商品おすすめに利用」が表示された商品は、当該商品情報に関連する他の商品の情報の提供を受け付けることを示している。文字列「変更受付」は、当該商品の関連した他の商品をおすすめとして提供を受け付けるか否かの設定変更するために表示された文字列であり、当該設定変更を行う画面に移動するためのURLが付与されている。なお、設定変更が行われた後は、文字列「商品おすすめに利用」が、文字列「商品おすすめに利用しない」に変更される。
受付部101は、操作部13を介して、ユーザに入力された様々な情報の入力を受け付ける。例えば、受付部101は、図5に示す電子レシートで、商品情報毎の文字列「変更受付」の選択を受け付ける。当該選択を受け付けた場合、「変更受付」に付与されていたURLから画面情報を取得する。
図6は、受付部101が図5に示す文字列「変更受付」501の選択を受け付けた場合に、表示制御部102が表示する、商品情報提供の設定変更画面の例を示した図である。図6に示す表示画面では、電子レシートで「変更受付」501の選択を受け付けた商品名(商品情報)が表示される。そして、受付部101が、当該商品情報で示された商品に関連した他の商品の情報の提供を受けるか否かの選択を受け付ける。具体的には、当該表示画面で、「はい」ボタン601の押下を受け付けると、受付部101が当該商品に関連した他の商品の情報の提供を抑止する選択を受け付けたものとみなす。
そして、通信制御部103が、当該購入した商品に関連する他の商品の情報の提供を停止することを示した提供停止要求情報を、集計サーバ3に対して送信する。当該送信により、図6に示す画面例では「△△水」に関連する他の商品の情報の提供が停止される。
図7は、図5に示したレシートで購入された商品に従って、携帯電話端末2に対して送信されるおすすめ商品情報の第1の例を示した図である。図7に示す例は、「△△水」に関連する他の商品の情報の提供が停止されない場合とする。図7の領域701内の商品は、図5に示した電子レシートで購入された商品“○○[音楽CD]”に基づいて提供されたおすすめ商品とする。一方、領域702内の商品は、図5に示した電子レシートで購入された商品“△△水”に基づいて提供されたおすすめ商品とする。
図8は、図5に示したレシートで購入された商品に従って、携帯電話端末2に対して送信されるおすすめ商品情報の第2の例を示した図である。図8に示す例は、上述した処理により、「△△水」に関連する他の商品の情報の提供が停止された場合とする。このように図8に示す例では、「△△水」に関連する「△×水」がおすすめ情報から除外されている。
このように、本実施形態にかかる携帯電話端末2及び集計サーバ3により、ユーザは、購入した商品のうち、顧客が所望する商品に関連する他の商品に限り、おすすめ商品情報として提供できる。さらに、本実施形態においては、関連する他の商品の情報を受け付けるか否かを顧客が容易に選択できる。
図9は、電子レシートシステム100における全体的な処理を示した図である。図9に示す例では、顧客の情報を登録してから、商品の情報の配信を受けるまでが示されている。
まず、顧客は、POS端末1に対して商品を購入する(ステップS901)。この際に、POS端末1から発行された紙レシートPを受け取る(ステップS902)。この紙レシートPには、顧客の情報を登録するためのURLを含む2次元バーコードが付与されている。当該商品の購入では、顧客は決済を行う際に、ポイントカードを提示しても良いし、携帯電話端末2のICカード部15による電子決済を行っても良い。なお、紙レシートPには、登録画面に接続できる情報が添付されていればよく、2次元バーコードに制限するものではない。例えばURLを用いてもよい。
その後、顧客は、携帯電話端末2及び紙レシートPを用いて、電子レシートの発行、及び商品情報の提供を受け付けるための登録を行う(ステップS903)。図10は、電子レシートシステムにおける登録処理を示したシーケンス図である。
まず、携帯電話端末2のカメラ16が、紙レシートPの2次元バーコードを撮像する(ステップS1001)。これにより、携帯電話端末2の制御部10が、2次元バーコードに含まれた、URLを抽出する。そして、制御部10の通信制御部103が、電話通信部14を介して、抽出したURLにアクセスし、当該URLに存在する登録画面情報の取得要求を送信する(ステップS1002)。なお、本実施形態においては、URLで示された接続先が、集計サーバ3の例について説明するが、登録先として集計サーバ3と別のサーバを設けても良い。
そして、集計サーバ3が、携帯電話端末2に対して、登録画面情報を送信する(ステップS1003)。そして、携帯電話端末2の通信制御部103が、当該登録画面情報を受信した場合に、表示制御部102が、表示部12に対して、当該登録画面情報を表示する(ステップS1004)。当該登録画面情報としては、例えば、図4に示す画面例がある。なお、登録に用いる顧客識別情報は、顧客が商品を購入した場合にポイントカードを提示した場合には、ポイントカード番号を用い、顧客が携帯電話端末2のICカード部15を用いて決済を行った場合には、ICカード部15に格納されているICカード識別情報を用いることが考えられるが、これらに制限するものではない。これら顧客識別情報は予め2次元バーコードに埋め込まれ、登録画面情報が表示された際に、欄403に自動的に入力されるようにしても良い。
そして、登録受付部104は、操作部13を介して、顧客識別情報(例えばポイントカード番号)と、電子レシートや商品情報の配信先(例えばメールアドレス)の登録を受け付ける(ステップS1005)。なお、ICカード部15で決済を行う場合には、メールアドレスなどの配信先の登録を行わずに、POS端末1と携帯電話端末2が接触しているときに電子レシートやおすすめ商品の情報が携帯電話端末2に格納されるようにしても良い。
そして、通信制御部103が、登録を受け付けた顧客識別情報と配信先とを集計サーバ3に送信する(ステップS1006)。次に、集計サーバ3が、顧客マスタデータベースM1に対して、当該顧客識別情報で識別される顧客の情報を更新する(ステップS1007)。これにより、当該顧客に対して電子レシートの発行、及び商品情報の提供が許可に必要な設定がなされたことになる。
図9に戻って登録以降の処理について説明する。登録が終了した後、顧客は、POS端末1に対して商品を購入する(ステップS904)。この取引情報は、POS端末1から集計サーバ3に送信される。そして、携帯電話端末2は、POS端末1又は集計サーバ3で発行された電子レシートを受信する(ステップS905)。そして、携帯電話端末2の受付部101が、電子レシートに記載された任意の商品情報に、関連する商品情報を提供されるか否かの選択を受け付ける。そして、通信制御部103が、選択結果に基づく提供停止要求情報を、集計サーバ3に送信し、登録情報を修正する(ステップS906)。
図11は、登録情報を修正するまでの処理の詳細を示したシーケンス図である。なお、図11に示す例では、電子レシートを、集計サーバ3から送信する例とするが、POS端末1から送信しても良い。
まず、集計サーバ3が、顧客マスタデータベースM1に登録された送信先である、携帯電話端末2に対して、電子レシートを送信する(ステップS1101)。そして、携帯電話端末2の通信制御部103が電子レシートを受信した場合、表示制御部102が、当該電子レシートを、表示部12に表示する(ステップS1102)。この表示された電子レシートは、図5に示すような画面例とする。そして、受付部101は、電子レシートに示された各商品情報のうち、関連する商品情報の提供を停止したい商品情報の選択を受け付ける(ステップS1103)。そして、携帯電話端末2の通信制御部103が、選択を受け付けた商品情報に関連する情報の提供を停止させる提供停止要求情報を、集計サーバ3に送信する(ステップS1104)。当該提供停止要求情報を受け付けた集計サーバ3は、売上マスタデータベースM2に対して、提供停止要求情報が指し示す当該商品情報を更新する(ステップS1105)。例えば、売上マスタデータベースM2が、商品を購入した顧客を識別する顧客識別情報と、商品を識別する商品識別情報と、顧客が購入した購入日時と、情報提供を行うか否かの提供フラグと、を対応付けて保持している場合、集計サーバ3が、上述した提供停止要求情報を受信した場合、顧客識別情報と商品識別情報と購入日時とにより特定されるレコードの提供フラグに対して、情報提供を行わない旨設定し、更新する。これ以降、当該商品識別情報で識別される商品に関連する商品の情報の提供が行われないことになる。なお、売上マスタデータベースM2の提供フラグを更新することに制限するものではなく、関連情報の提供を抑止するために、当該レコード自体を削除しても良い。
図9に戻って、電子レシートに基づく商品情報の修正以降の処理について説明する。集計サーバ3は、売上マスタデータベースM2及び顧客マスタデータベースM1に格納されている情報に基づいて、顧客に対して、クーポン・新商品情報等を配信する(ステップS907)。そして、ユーザは、配信されたクーポン・新商品情報等に、興味のない商品に関するものが含まれている場合に、携帯電話端末2から、集計サーバ3に対して登録情報の修正を行う(ステップS908)。なお、配信されるクーポンは、例えばPOS端末1等で決済を行う際に提示することで、割引を受けることができるものとする。
本実施形態にかかる集計サーバ3及び携帯電話端末2においては、ユーザが関連する情報の提供を受けたくない商品の選択、当該商品に関する情報の更新を容易に行うことを可能とした。これにより、電子レシートシステムでは、ユーザ毎に興味のある情報を適切に提供することを可能とした。
上述したような、関連する商品の提供を停止対象となる商品の例としては、顧客が試しに購入したがあまり好みでなかった商品、関連情報の配信まで必要ないと顧客が考えた商品、顧客は興味がないが他の人にプレゼントするために購入した商品などがある。
上述電子レシートシステムでは、上述した構成及び処理手順で関連する商品情報を提供することで、POS端末1で購入を行う顧客が不特定多数であっても、顧客毎に趣味、嗜好を反映したメッセージを作成し、配布することを可能とした。これにより、電子レシートシステムでは、顧客側のニーズにあった集客活動を可能とした。
本実施形態の携帯電話端末2で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の携帯電話端末2で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の携帯電話端末2で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の携帯電話端末2で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1…POS端末、2…携帯電話端末、3…集計サーバ、10…制御部、11…記憶部、12…表示部、13…操作部、14…電話通信部、15…ICカード部、16…カメラ、17…バス、101…受付部、102…表示制御部、103…通信制御部、104…登録受付部
特開2001−126145号公報

Claims (9)

  1. 顧客が購入した商品の商品情報の出力先情報を記憶する第1記憶手段と、
    前記出力先情報と当該出力先情報と関連付けられた顧客が購入した商品の商品情報を記憶するとともに、前記商品情報毎に前記商品情報に関連する他の商品情報の出力を行うか否かを記憶する第2記憶手段と、
    前記第2記憶手段に記憶した前記商品情報を前記第1記憶手段に記憶した前記出力先情報で特定される出力先に出力する第1出力手段と、
    前記商品情報に関連する他の商品情報を記憶する第3記憶手段と、
    前記商品情報を前記出力先情報で特定される前記出力先に出力する際に前記商品情報に関連する他の商品情報を前記第3記憶手段から読み出して前記出力先に出力する第2出力手段と、
    前記商品情報毎に前記他の商品情報を出力するか否かを設定する設定手段と、
    を備えたサーバ。
  2. 前記他の商品情報の出力を停止するための操作子を前記出力先に表示させるように出力する操作子出力手段、
    をさらに備えた請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記第2記憶手段は、前記他の商品情報の出力を行うか否かの出力フラグを記憶し、
    前記設定手段は、前記出力先に表示された前記操作子の操作信号を受信すると、前記出力フラグを前記他の商品情報の出力を停止するように設定する、
    請求項2に記載のサーバ。
  4. サーバとしてのコンピュータを、
    顧客が購入した商品の商品情報の出力先情報を記憶する第1記憶手段と、
    前記出力先情報と当該出力先情報と関連付けられた顧客が購入した商品の商品情報を記憶するとともに、前記商品情報毎に前記商品情報に関連する他の商品情報の出力を行うか否かを記憶する第2記憶手段と、
    前記第2記憶手段に記憶した前記商品情報を前記第1記憶手段に記憶した前記出力先情報で特定される出力先に出力する第1出力手段と、
    前記商品情報に関連する他の商品情報を記憶する第3記憶手段と、
    前記商品情報を前記出力先情報で特定される前記出力先に出力する際に前記商品情報に関連する他の商品情報を前記第3記憶手段から読み出して前記出力先に出力する第2出力手段と、
    前記商品情報毎に前記他の商品情報を出力するか否かを設定する設定手段と、
    して機能させるためのプログラム。
  5. 前記他の商品情報の出力を停止するための操作子を前記出力先に表示させるように出力する操作子出力手段、
    としてさらに機能させるための請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記第2記憶手段は、前記他の商品情報の出力を行うか否かの出力フラグを記憶し、
    前記設定手段は、前記出力先に表示された前記操作子の操作信号を受信すると、前記出力フラグを前記他の商品情報の出力を停止するように設定する、
    請求項5に記載のプログラム。
  7. 商品情報に関連する他の商品情報を記憶する記憶手段を備えたサーバにおける商品情報出力方法であって、
    顧客が購入した商品の商品情報の出力先情報を記憶する第1記憶工程と、
    前記出力先情報と当該出力先情報と関連付けられた顧客が購入した商品の商品情報を記憶するとともに、前記商品情報毎に前記商品情報に関連する他の商品情報の出力を行うか否かを記憶する第2記憶工程と、
    前記第2記憶工程によって記憶した前記商品情報を前記第1記憶工程によって記憶した前記出力先情報で特定される出力先に出力する第1出力工程と、
    前記商品情報を前記出力先情報で特定される前記出力先に出力する際に前記商品情報に関連する他の商品情報を前記記憶手段から読み出して前記出力先に出力する第2出力工程と、
    前記商品情報毎に前記他の商品情報を出力するか否かを設定する設定工程と、
    を含む商品情報出力方法。
  8. 前記第2出力工程によって出力された前記他の商品情報の出力を停止するための操作子を前記出力先に表示させるように出力する操作子出力工程、
    をさらに備えた請求項7に記載の商品情報出力方法。
  9. 前記第2記憶工程は、前記他の商品情報の出力を行うか否かの出力フラグを記憶し、
    前記設定工程は、前記出力先に表示された前記操作子の操作信号を受信すると、前記出力フラグを前記他の商品情報の出力を停止するように設定する、
    請求項8に記載の商品情報出力方法。
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