JP5145077B2 - 無線装置 - Google Patents

無線装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5145077B2
JP5145077B2 JP2008043215A JP2008043215A JP5145077B2 JP 5145077 B2 JP5145077 B2 JP 5145077B2 JP 2008043215 A JP2008043215 A JP 2008043215A JP 2008043215 A JP2008043215 A JP 2008043215A JP 5145077 B2 JP5145077 B2 JP 5145077B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
antenna
loop
linear antenna
wireless device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008043215A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009201047A (ja
Inventor
武志 興梠
秀生 鍋嶋
一弘 松本
真理 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008043215A priority Critical patent/JP5145077B2/ja
Publication of JP2009201047A publication Critical patent/JP2009201047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5145077B2 publication Critical patent/JP5145077B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、無線通信を行う無線回路とアンテナとを備えた無線装置に関する。
従来の技術を図7〜図11を用いて説明する。図7は、従来の無線装置を示す斜視図である。図7に示す無線装置100は、略箱状の筐体101に、回路基板102が収容されている。また、筐体101の外部には、側面上部から突出するように線状アンテナ103が取り付けられている。線状アンテナ103と回路基板102とは、ケーブル104で接続されている。
線状アンテナ103は、無線電波を送信または受信する為の線状アンテナである。回路基板102には、無線装置全体を制御する制御部や、無線信号のチャネル制御や誤り訂正および変復調処理を行うRF回路部等が構成されている。
無線装置は、自身および無線による通信相手が固定されていない状況で使用されることが多いため、どの様な方向であっても無線電波の送受信が良好に行えることが望ましい。
そのため、従来の無線装置では、図7に示すように、線状アンテナ103を回路基板102の側面上側に取り付けて上方向に配置することで、水平面内でほぼ無指向性の放射指向性を実現している。
図8は、図7に示すように、線状アンテナ103を回路基板102の側面上側に取り付けた場合における回路基板102の電流分布と放射指向性を説明するための説明図である。図8(a)は回路基板102の電流分布を示す模式図であり、図8(b)はこの場合の放射指向性を示すレーダーチャートである。図8(a)では、アンテナの給電点を符号Eで示している。
図8(a)に示すように、線状アンテナ103を回路基板102の側面上側に取り付けたアンテナ配置では、ある位相において、線状アンテナ103に電流Iaが流れると、回路基板102にも等価的に電流Iaと同方向の電流Ibが流れることが知られている。この場合の放射指向性は、図8(b)に示すように、水平面内でほぼ無指向性となる。
しかし、このような無線装置100は、線状アンテナ103が筐体101から突出する形状であるため、無線装置全体の形状が大きくなったり、線状アンテナ103が破損し易くなったりする等の欠点がある。これらの形状的な問題を解決するために、図9に示すように、線状アンテナ103を回路基板102の側面下側に取り付けて回路基板の側面に沿うよう配置し、回路基板102と共に線状アンテナ103も筐体101の内部に配置する方法がある。
図10は、図9に示すアンテナ配置における回路基板102の電流分布と放射指向性を説明するための説明図である。図10(a)は回路基板102の電流分布を示す模式図であり、図10(b)はこの場合の放射指向性を示すレーダーチャートである。
図10(a)に示すように、図9に示すアンテナ配置では、ある位相において、線状アンテナ103に電流Iaが流れると、回路基板102には等価的に電流Iaと逆方向の電流Icが流れることが知られている。この場合の放射指向性は、図10(b)に示すように、水平面内において前方と後方の指向性にヌルポイントが発生する。
図11に、図9に示すアンテナ配置における放射指向性のシミュレーション結果を示す。このように、図9に示すアンテナ配置では、無線による通信相手がこれらヌルポイントの方向にいる場合は良好な通信を行うことが出来なくなるという問題が発生する。
そこで、回路基板と、回路基板に沿って配置されたヘリカルアンテナとの間の角度を調節することで、回路基板により得られる等価的なアンテナ及びヘリカルアンテナの指向性を補うことにより、無線装置の放射特性を改善する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−82913号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、回路基板により得られる等価的なアンテナの特性によって、無線装置の放射指向性を改善するものであるため、アンテナとして機能する回路基板のグラウンドパターンの形状が、所望のアンテナ特性を得る必要から制約されるおそれがあるという、不都合があった。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、アンテナを回路基板の側面に沿わせて配置しつつ、回路基板におけるグラウンドパターンの形状の制約を低減することができる無線装置を提供することを目的とする。
本発明に係る無線装置は、無線回路が構成される回路基板と、前記回路基板の一辺に沿って配設された線状アンテナと、略矩形のループ状導体とを備え、前記線状アンテナと前記ループ状導体の一辺とが略平行に近接して配設され、前記回路基板、前記線状アンテナ、及び前記ループ状導体とが、同一平面内に配設され、前記ループ状導体は、前記線状アンテナ及び前記回路基板と電気的に接続されていない
この構成によれば、線状アンテナに電流が流れると、ループ状導体にも、略矩形の対角付近をそれぞれ節とする定在波が生じる。そうすると、線状アンテナと略平行なループ状導体の二辺を流れる電流の向きが互いに同一方向となる結果、ほぼ無指向性の放射特性が得られる。また、特許文献1に記載の技術のように、回路基板により得られる等価的なアンテナの特性によって、無線装置の放射指向性を改善するものではないので、特許文献1に記載の技術と比べて回路基板におけるグラウンドパターンの形状の制約を低減することができる。また、回路基板、線状アンテナ、及びループ状導体を流れる電流が、略同一平面内を流れる結果、放射特性が改善される。
また、前記回路基板には、略面状のグラウンドパターンが設けられていることが好ましい。
この構成によれば、回路基板に、線状アンテナと略平行に、ループ状導体の二辺を流れる電流と同一方向に等価な電流が流れる結果、放射特性が改善される。
また、前記ループ状導体の1周の長さが、前記無線回路が取り扱う電波の波長と略等しいことが好ましい。
この構成によれば、ループ状導体の略矩形の対角付近をそれぞれ節とする定在波が生じ易くなるので、線状アンテナと略平行なループ状導体の二辺を、互いに同一方向に電流が流れやすくなる結果、放射特性が改善される。
また、本発明に係る無線装置は、無線回路が構成される回路基板と、前記回路基板の一辺に沿って配設された線状アンテナと、略矩形のループ状導体と、前記回路基板と前記線状アンテナとを収容すると共に壁面に設けられる埋込穴に後部を埋め込む形で配設される筐体とを備え、前記線状アンテナと前記ループ状導体の一辺とが略平行に近接して配設され、前記ループ状導体は、前記筐体の回りに配設される取付け枠であり、前記取付け枠の内周の長さが、前記無線回路が取り扱う電波の波長と略等しい
この構成によれば、取付け枠がループ状導体として機能するので、壁面取り付け型の無線装置において、別途ループ状導体を配置する必要が無く、構成を簡素化することができる。
この構成によれば、取付け枠の略矩形の対角付近をそれぞれ節とする定在波が生じ易くなるので、線状アンテナと略平行な取付け枠の二辺を、互いに同一方向に電流が流れやすくなる結果、放射特性が改善される。
また、本発明に係る無線装置は、無線回路が構成される回路基板と、前記回路基板の一辺に沿って配設された線状アンテナと、略矩形のループ状導体とを備え、前記線状アンテナと前記ループ状導体の一辺とが略平行に近接して配設され、前記ループ状導体は、交流磁界を空間に送出するためのループアンテナである。
この構成によれば、ループアンテナがループ状導体として機能するので、線状アンテナを介して行う無線通信方式に加えてループアンテナを用いる誘導磁界方式の無線方式を同時に備える無線装置では、別途ループ状導体を配置する必要が無く、構成を簡素化することができる。
このような構成の無線装置では、線状アンテナに電流が流れると、ループ状導体にも、略矩形の対角付近をそれぞれ節とする定在波が生じる。そうすると、線状アンテナと略平行なループ状導体の二辺を流れる電流の向きが互いに同一方向となる結果、ほぼ無指向性の放射特性が得られる。また、特許文献1に記載の技術のように、回路基板により得られる等価的なアンテナの特性によって、無線装置の放射指向性を改善するものではないので、特許文献1に記載の技術と比べて回路基板におけるグラウンドパターンの形状の制約を低減することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線装置の構成の一例を示す斜視図である。図1に示す無線装置1は、回路基板2、線状アンテナ3、ループ状導体4、及び筐体5を備えている。線状アンテナ3は、無線電波を送信または受信する為の線状アンテナである。線状アンテナ3としては、モノポールアンテナ、逆Fアンテナ、ヘリカルアンテナ等一般的なアンテナが使用可能である。
回路基板2には、無線装置全体を制御する制御部や、無線信号のチャネル制御や誤り訂正および変復調処理を行うRF回路部等が構成されている。そして、回路基板2の内層、あるいは表面に、これらの回路の電源グラウンドとなるグラウンドパターンが面状に形成されている。グラウンドパターンは、例えばスルーホール、部品取付け穴等の孔が開いていてもよく、信号線で切断されていてもよく、網状であってもよいが、回路基板2全体では、おおよそ面状に拡がったグラウンドパターンが等価的に得られるようになっている。
線状アンテナ3は、回路基板2の側面下側に取り付けられており、回路基板2の側面に沿うように配置されている。そして、回路基板2と線状アンテナ3とが、略箱状の筐体5に収容されている。
ループ状導体4は、鉄や銅などの導電性の材料で構成されている。ループ状導体4は、略矩形形状のループ状導体である。そして、ループ状導体4の周囲長が、無線通信に使用する周波数における波長とほぼ同じ長さになるようにされている。回路基板2、線状アンテナ3、及びループ状導体4は、略同一平面内に配設されている。そして、ループ状導体4の一辺と、線状アンテナ3とが略平行に近接して、例えば2cm以下の距離で、より望ましくは1cm以下の距離で配設されている。ループ状導体4は、線状アンテナ3や回路基板2とは電気的に接続されていない。
ループ状導体4は、電気的に何れにも接続されないので、筐体5の内部に配置してもよく、筐体5の外部に筐体を囲むように取り付けられていてもよく、筐体5に埋め込まれていてもよい。また、線状アンテナ3と回路基板2との間、及び線状アンテナ3とループ状導体4との間の距離が、例えば2cm以下、より望ましくは1cm以下で近接して配設されていれば、回路基板2、線状アンテナ3、及びループ状導体4が、同一平面からずれて配設されていてもよい。
図2は、図1に示すアンテナ配置における回路基板2の電流分布と放射指向性を説明するための説明図である。図2(a)は回路基板2の電流分布を示す模式図であり、図2(b)はこの場合の放射指向性を示すレーダーチャートである。
図2(a)に示すように、図1に示すアンテナ配置では、ある位相において、線状アンテナ3に電流Iaが流れると、回路基板2には等価的に電流Iaと逆方向の電流Icが流れる。このとき、ループ状導体4にも、電流Id、Ieが流れる。ループ状導体4を流れる電流は、ループ状導体4の頂点41及び頂点42の付近をそれぞれ節とする定在波となっており、ループ状導体4の右側面を流れる電流Idと左側面を流れる電流Ieの向きは常に互いに同一方向となる。
このため、上記の2辺を流れる電流Id,Ieにより、水平面内(XY平面内)の垂直偏波成分の放射指向性は、図2(b)に示すようにほぼ無指向性となる。図3に、図1に示すアンテナ配置における放射指向性のシミュレーション結果を示す。
以上のように、図1に示す無線装置1では、線状アンテナ3を回路基板2の側面に沿わせて配置し、線状アンテナ3が回路基板2から突出しないようにすることで、線状アンテナ3が破損するおそれを低減することができる。また、無線装置1全体の形状が大きくなるおそれを低減しつつ、回路基板2と線状アンテナ3とを筐体に収容することが容易となる。
そして、線状アンテナ3を回路基板2及び筐体5から突出しないように配置した場合においても、水平面内で放射指向性が無指向となり、全方位に対して良好な無線通信特性を得ることが可能となる。また、特許文献1に記載の技術のように、回路基板により得られる等価的なアンテナの特性によって、無線装置の放射指向性を改善するものではないので、特許文献1に記載の技術と比べて回路基板におけるグラウンドパターンの形状の制約を低減することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る無線装置について説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係る無線装置1aの構成の一例を示す斜視図である。また、図5は、筐体5から取付け枠4aを取り外した状態を示す斜視図である。図4に示す無線装置1aは、図1に示す無線装置1とは、ループ状導体4が、取付け枠4aに変更されている点で異なる。その他の構成は図1に示す無線装置1と同様であるのでその説明を省略し、以下本実施形態の特徴的な点について説明する。
取付け枠4aは、線状アンテナ3および回路基板2が収められる筐体5を壁面Wに固定するためのものである。無線装置1aは、取付け枠4aによって、筐体5の後部が壁面Wに設けられる埋込穴に埋め込まれる形で壁面Wに取り付けられるようになっている。また、取付け枠4aには、筐体5を保持する機構と壁面Wにネジ等で固定する為の孔とが設けられている。また、取付け枠4aは、筐体5の側面を取り囲むようなループ形状をしている。取付け枠4aの材質は、例えば鉄、銅、アルミ等の導電性の金属である。
したがって、取付け枠4aで筐体5を保持すると、取付け枠4aの開口部の一辺と線状アンテナ3とは互いに平行に近接するように配置される。これにより、取付け枠4aが、図1に示すループ状導体4と同様の役割を果たす。そうすると、取付け枠4aにおける電流分布は、開口部右上の頂点41付近、及び開口部左下の頂点42付近をそれぞれ節とする定在波となり、無線装置1の場合と同様に水平面内の指向性がほぼ無指向性となる。
このとき、電流は最短距離で流れようとするので、取付け枠4aの内周43付近に集中して流れる。そのため、取付け枠4aの内周43の長さが、無線回路が送受信する電波の波長と略等しくなるように、されている。
この場合、取付け枠4aは、ループ状導体の一例に相当している。
以上のように、図4に示す無線装置1aは、線状アンテナ3を回路基板2の側面に沿わせて配置し、線状アンテナ3が回路基板2及び筐体5から突出しないようにすることで、線状アンテナ3が破損するおそれを低減することができる。また、無線装置1a全体の形状が大きくなるおそれを低減しつつ、回路基板2と線状アンテナ3とを筐体5に収容することが容易となる。
そして、線状アンテナ3を回路基板2及び筐体5から突出しないように配置した場合においても、水平面内で放射指向性が無指向となり、全方位に対して良好な無線通信特性を得ることが可能となる。また、特許文献1に記載の技術のように、回路基板により得られる等価的なアンテナの特性によって、無線装置の放射指向性を改善するものではないので、特許文献1に記載の技術と比べて回路基板におけるグラウンドパターンの形状の制約を低減することができる。
さらに、取付け枠4aが図1に示す無線装置1におけるループ状導体4として機能するので、壁面取り付け型の無線装置において、別途ループ状導体を配置する必要が無く、構成をより簡単にすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る無線装置について説明する。図6は、本発明の第3実施形態に係る無線装置1bの構成の一例を示す概念図である。図6に示す無線装置1bは、図1に示す無線装置1とは、ループ状導体4が、ループアンテナ4bに変更されている点で異なる。図6では、筐体5の図示を省略している。その他の構成は図1に示す無線装置1と同様であるのでその説明を省略し、以下本実施形態の特徴的な点について説明する。
ループアンテナ4bは、交流磁界を空間に送出することで、誘導磁界により無線通信を行うためのアンテナであり、線状アンテナ3を介して行われる無線通信方式とは通信方式および使用周波数が異なっている。その為、それぞれの無線通信がお互いに干渉し合う事はない。ループアンテナ4bは、例えば非接触ICカードリーダにおける、130kHzのLF帯用アンテナとして用いられる。また、線状アンテナ3は、例えば特定小電力無線機における、400MHz帯用アンテナとして用いられる。
また、ループアンテナ4bの1周の長さが、無線回路が送受信する電波の波長と略等しくなるように、されている。
そして、ループアンテナ4bの一辺と線状アンテナ3とは、互いに略平行に近接するように配置されている。そのため、ループアンテナ4bが、図1に示すループ状導体4と同様の役割を果たす。そうすると、ループアンテナ4bにおける電流分布は、右上の頂点41付近、及び左下の頂点42付近をそれぞれ節とする定在波となり、無線装置1の場合と同様に水平面内の指向性がほぼ無指向性となる。
この場合、ループアンテナ4bは、ループ状導体の一例に相当している。
以上のように、図6に示す無線装置1bは、線状アンテナ3を回路基板2の側面に沿わせて配置し、線状アンテナ3が回路基板2及び筐体5から突出しないようにすることで、線状アンテナ3が破損するおそれを低減することができる。また、無線装置1b全体の形状が大きくなるおそれを低減しつつ、回路基板2と線状アンテナ3とを筐体5に収容することが容易となる。
そして、線状アンテナ3を回路基板2及び筐体5から突出しないように配置した場合においても、水平面内で放射指向性が無指向となり、全方位に対して良好な無線通信特性を得ることが可能となる。また、特許文献1に記載の技術のように、回路基板により得られる等価的なアンテナの特性によって、無線装置の放射指向性を改善するものではないので、特許文献1に記載の技術と比べて回路基板におけるグラウンドパターンの形状の制約を低減することができる。
さらに、ループアンテナ4bが図1に示す無線装置1におけるループ状導体4として機能するので、線状アンテナ3を介して行う無線通信方式に加えてループアンテナ4bを用いる誘導磁界方式の無線方式を同時に備える無線装置1bでは、別途ループ状導体を配置する必要が無く、構成をより簡単にすることができる。
本発明の第1実施形態に係る無線装置の構成の一例を示す斜視図である。 図1に示すアンテナ配置における回路基板の電流分布と放射指向性を説明するための説明図である。図2(a)は回路基板の電流分布を示す模式図であり、図2(b)はこの場合の放射指向性を示すレーダーチャートである。 図1に示すアンテナ配置における放射指向性のシミュレーション結果を示すレーダーチャートである。 本発明の第2実施形態に係る無線装置の構成の一例を示す斜視図である。 図4に示す筐体から取付け枠を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る無線装置の構成の一例を示す概念図である。 従来の無線装置を示す斜視図である。 線状アンテナを回路基板の側面上側に取り付けた場合における回路基板の電流分布と放射指向性を説明するための説明図である。図8(a)は回路基板の電流分布を示す模式図であり、図8(b)はこの場合の放射指向性を示すレーダーチャートである。 従来の無線装置を示す斜視図である。 図9に示すアンテナ配置における回路基板の電流分布と放射指向性を説明するための説明図である。図10(a)は回路基板の電流分布を示す模式図であり、図10(b)はこの場合の放射指向性を示すレーダーチャートである。 図9に示すアンテナ配置における放射指向性のシミュレーション結果を示すレーダーチャートである。
符号の説明
1,1a,1b 無線装置
2 回路基板
3 線状アンテナ
4 ループ状導体
4a 取付け枠
4b ループアンテナ
5 筐体
43 内周
W 壁面

Claims (2)

  1. 無線回路が構成される回路基板と、
    前記回路基板の一辺に沿って配設された線状アンテナと、
    略矩形のループ状導体と
    前記回路基板と前記線状アンテナとを収容すると共に壁面に設けられる埋込穴に後部を埋め込む形で配設される筐体とを備え、
    前記線状アンテナと前記ループ状導体の一辺とが略平行に近接して配設され、
    前記ループ状導体は、前記筐体の回りに配設される取付け枠であり、
    前記取付け枠の内周の長さが、前記無線回路が取り扱う電波の波長と略等しいこと
    を特徴とする無線装置。
  2. 前記回路基板には、略面状のグラウンドパターンが設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の無線装置。
JP2008043215A 2008-02-25 2008-02-25 無線装置 Expired - Fee Related JP5145077B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008043215A JP5145077B2 (ja) 2008-02-25 2008-02-25 無線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008043215A JP5145077B2 (ja) 2008-02-25 2008-02-25 無線装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009201047A JP2009201047A (ja) 2009-09-03
JP5145077B2 true JP5145077B2 (ja) 2013-02-13

Family

ID=41144027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008043215A Expired - Fee Related JP5145077B2 (ja) 2008-02-25 2008-02-25 無線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5145077B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0486974A (ja) * 1990-07-31 1992-03-19 Toshiba Corp 照合装置
JP2000082913A (ja) * 1998-09-07 2000-03-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンテナ装置およびこれを用いた無線受信装置
JP3432768B2 (ja) * 1999-04-15 2003-08-04 松下電器産業株式会社 携帯型通信端末用アンテナ
JP2004056665A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Taiyo Yuden Co Ltd アンテナ及びそれを内蔵する移動体通信機
JP4053367B2 (ja) * 2002-07-26 2008-02-27 松下電器産業株式会社 携帯無線通信装置
JP4297840B2 (ja) * 2004-06-24 2009-07-15 古野電気株式会社 円偏波ループアンテナ
JP4665644B2 (ja) * 2005-07-22 2011-04-06 パナソニック電工株式会社 非接触icカードリーダ装置
JP2007124181A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rf回路モジュールおよび移動体通信機器
JP4678285B2 (ja) * 2005-11-21 2011-04-27 パナソニック電工株式会社 非接触icカードリーダ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009201047A (ja) 2009-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5435130B2 (ja) 通信端末機器及びアンテナ装置
JP5994917B2 (ja) アンテナ装置および電子機器
JP5924006B2 (ja) アンテナ装置
JP6776847B2 (ja) ループアンテナ及び電子機器
JP4968226B2 (ja) アンテナ、及びリーダライタ装置
JP4171008B2 (ja) アンテナ装置および携帯無線機
JP2010171857A (ja) アンテナ装置
JP5506940B2 (ja) アンテナ装置
KR20140016985A (ko) 안테나 구성
JP6589403B2 (ja) アンテナ装置及びこれに用いるコイル部品
JP5314610B2 (ja) 複合アンテナ装置
JP2007300266A (ja) Ic部品
JP6381048B2 (ja) アンテナ装置及び無線通信装置
JP2005260382A (ja) ダイポールアンテナ
JP5145077B2 (ja) 無線装置
JP5149232B2 (ja) アンテナ装置
JP5630499B2 (ja) アンテナ装置及び無線通信デバイス
JP2003258546A (ja) アンテナ、受信方法、および送信方法
JP2016178527A (ja) アンテナ装置
JP2008153813A (ja) 小型無線通信機器のアンテナ指向性可変方法及び小型無線通信機器
JP6183269B2 (ja) アンテナ装置およびこれを搭載した携帯無線端末
JP2006191226A (ja) 携帯無線機のアンテナ装置
JP2007267178A (ja) アンテナ装置とこれを用いた通信機器
JP2023167997A (ja) Rfidタグ
JP2005260917A (ja) 複合アンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111226

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees