JP5314610B2 - 複合アンテナ装置 - Google Patents

複合アンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5314610B2
JP5314610B2 JP2010019933A JP2010019933A JP5314610B2 JP 5314610 B2 JP5314610 B2 JP 5314610B2 JP 2010019933 A JP2010019933 A JP 2010019933A JP 2010019933 A JP2010019933 A JP 2010019933A JP 5314610 B2 JP5314610 B2 JP 5314610B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
conductor
line pattern
composite
conductor line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010019933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011160169A (ja
Inventor
直樹 磯
晴之 渡辺
守彦 池ケ谷
智之 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2010019933A priority Critical patent/JP5314610B2/ja
Priority to US12/871,437 priority patent/US8421694B2/en
Priority to CN201110035538.2A priority patent/CN102157799B/zh
Publication of JP2011160169A publication Critical patent/JP2011160169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5314610B2 publication Critical patent/JP5314610B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/10Resonant slot antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/28Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/24Combinations of antenna units polarised in different directions for transmitting or receiving circularly and elliptically polarised waves or waves linearly polarised in any direction
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0428Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna radiating a circular polarised wave

Description

本発明は、無線通信に利用されるアンテナに関し、特に、規格の異なる無線通信に同時に対応させるために複数のアンテナを一体化した複合アンテナ装置に関する。
携帯無線端末(携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、ネットブック、センサネットワーク、Ultra-Mobile Personal Computer(UMPC)、Personal Navigation Device(PND)等)において、該端末の小型軽薄化や高機能化に伴い、内蔵される部品に対する小型化の要求は年々高まっている。また、無線通信規格の乱立もあって、アンテナには、複数の周波数帯域や異なる偏波の電波に対応することがしばしば求められている。
特許文献1は、複数の周波数帯域に対応しかつ受信ユニット間の相互干渉の影響を受けない複合アンテナ装置を開示している。特許文献1に記載の複合アンテナ装置は、第1の無線周波数帯域の電波に対応した通信機器のための第1のアンテナユニットと、第1の無線周波数とは別の無線周波数帯域の電波に対応した通信機器のための第2のアンテナユニットとを備え、第2のアンテナユニットに第1のアンテナユニットの無線周波数帯域の電波による干渉を除去するためにトラップ回路を設けている。
図1は、特許文献1における第2のアンテナユニットに設けられたトラップ回路の構成図である。図1に示したように、アンテナ100とLNA(Low Noise Amplifier)入力回路101との間に、第1の無線周波数帯域に対応したトラップ回路102ともう1つの無線周波数帯域に対応したトラップ回路103とが設けられている。
また、特許文献2は、対象周波数帯の異なる複数のアンテナ素子をよりコンパクトに配置しながら各素子間の干渉等を防止した複合アンテナ装置を開示している。図2は、特許文献2における一実施形態に係る複合アンテナ装置の外観構成を示す斜視図である。図2に示したように、特許文献2に記載の複合アンテナ装置は、矩形の誘電体板211上に素子パターン212がプリント形成されたGPS(Global Positioning System)用アンテナ素子210と、矩形の誘電体板221上に素子パターン222がプリント形成されたETC(Electronic Toll Collection System)用アンテナ素子220とがアンテナ基板201上に並列配置されている。また、ETCアンテナの素子パターン222が形成されている誘電体板221の4側面と底面とが接地板223で包囲されている。
特開2004−015096号公報 特開2004−187148号公報
特許文献1によると、アンテナ100で受信した後の電気信号に対してトラップ回路102,103を設けることで不要な無線周波数帯域の信号を遮断することができ、複数の無線周波数帯域に対応した受信ユニット間の相互干渉の影響を受けないとされている。しかしながら、干渉の根本的な原因である第1のアンテナユニットと第2のアンテナユニット間での干渉の低減に関しては具体的対策が示されておらず、対象とする周波数帯域に受信の段階でのってしまう干渉ノイズを低減することができない問題がある。
また、特許文献2によると、複数のアンテナ素子210,220のうち少なくとも1つのアンテナ素子に対して該素子パターンが形成される誘電体板の側面と底面を接地板223で包囲することにより、アンテナ素子同士を近接配置してもアンテナ素子間の相互干渉を低減できるとされている。該技術は、アンテナ素子が特許文献2に記載のようにパッチアンテナの場合には有効な干渉低減方法であると考えられるが、構造の異なるアンテナ素子(例えばスロットアンテナ等)に対しては、適用が困難であったり十分な干渉低減効果が得られなかったりすることが懸念される。
したがって本発明は、上記の課題を解決し、異なる無線周波数帯域で動作する複数のアンテナ素子を一体的に具備しながら、アンテナ素子同士の干渉が互いに小さくなるように構成した複合アンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、複数の無線周波数帯域の電波に対応する複合アンテナ装置であって、少なくとも1つの無線周波数帯域の電波であり直線偏波の電波に対応する第1アンテナと、前記少なくとも1つの無線周波数帯域と異なる無線周波数帯域の電波であり円偏波の電波に対応する第2アンテナとを1枚の導体板に具備し、前記第1アンテナはグランド部を有し、前記第2アンテナは矩形状導体領域の縦横それぞれを所定数以下に等分したセグメントに分割して、該セグメントの複数個を除去し残存したセグメントから成る二次元バーコード状の導体線路パターンと前記給電部とから構成され、前記導体線路パターンの外縁領域に導体がある状態で円偏波アンテナとして機能するものであり、最外周の前記導体線路パターンが前記グランド部と接続されるように前記グランド部の領域内に形成され、前記第1アンテナと前記第2アンテナのそれぞれが給電部を有していることを特徴とする複合アンテナ装置を提供する。なお、本発明において前記直線偏波とは、垂直偏波または水平偏波を意味するものとする。
また、本発明は上記目的を達成するため、上記の本発明に係る複合アンテナ装置において、以下のような改良や変更を加えることができる。
(1)前記第2アンテナが形成される前記グランド部の領域は、前記第1アンテナが前記グランド部内に誘起する電流分布における電流密度の小さい領域である。
(2)前記第2アンテナは、矩形状導体領域の縦横それぞれを所定数以下に等分したセグメントに分割して、該セグメントの複数個を除去し残存したセグメントから成る二次元バーコード状の導体線路パターンと前記給電部とから構成される。なお、本発明において前記所定数とは、前記第2アンテナが形成される前記グランド部のスペースや前記第2アンテナに要求される精度・特性などによって適宜決定される数を意味するものとする。
(3)前記第2アンテナの前記導体線路パターンは、前記導体線路パターンと補対関係にある導体線路パターンを有する導体板を別途用意し前記補対関係にある導体線路パターンに給電がなされるアンテナ構造体を単独で形成した場合、前記導体線路パターンの外縁領域に導体がない状態で、前記アンテナ構造体が前記第2アンテナと同じ無線周波数帯域の電波に対応する円偏波アンテナとして機能する。
(4)前記アンテナ構造体は、前記補対した導体線路パターンに誘起される電流について互いに直交する二方向に対してそれぞれ複素ベクトルの射影の総和をとったとき、各総和の絶対値の比が0.7〜1.3となりかつ各総和の位相差が80〜100°となるように前記補対した導体線路パターンが決定されている。
(5)前記第1アンテナは、スロットアンテナである。
(6)前記第1アンテナは、一列に配置された2つの矩形状スロットを有し、前記2つの矩形状スロットそれぞれの開放端が相対方向に配置されている。
(7)前記第1アンテナは、前記2つの矩形状スロットの幅の中心線を対称軸とした線対称形状を有する。
本発明によれば、異なる無線周波数帯域で動作する複数のアンテナ素子を一体的に具備しながら、アンテナ素子同士の干渉が互いに小さくなるように構成された複合アンテナ装置を提供することができる。
特許文献1における第2のアンテナユニットに設けられたトラップ回路の構成図である。 特許文献2における一実施形態に係る複合アンテナ装置の外観構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る複合アンテナ装置の一例を示した平面模式図である。 第1アンテナの動作原理を説明する模式図である。 第1アンテナの動作原理を説明する模式図である。 図3における第2アンテナを拡大した平面模式図である。 図6の第2アンテナと補対関係にある導体線路パターンを有するアンテナ構造体の平面模式図である。 第1アンテナがグランド部内に誘起する電流分布の解析結果の一例である。 第1の実施形態に係る複合アンテナ装置における第1アンテナ(セルラ用アンテナ)と第2アンテナ(GPS用アンテナ)の周波数共振特性の測定結果の一例である。 第1の実施形態に係る複合アンテナ装置の遠方界における電力放射分布特性の測定面定義を示す模式図である。 第1アンテナ(セルラ用アンテナ)の2つの共振線周波数帯域における測定結果の一例である。 第2アンテナ(GPS用アンテナ)の共振周波数帯域における測定結果(右旋円偏波利得)の一例である。 本発明の第2の実施形態に係る複合アンテナ装置の一例を示した平面模式図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明はここで取り上げた実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で組み合わせや改良を適宜行ってもよい。また、同義の部分には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
〔本発明の第1の実施形態〕
図3は、本発明の第1の実施形態に係る複合アンテナ装置の一例を示した平面模式図である。図3に示したように、第1の実施形態に係る複合アンテナ装置10は、800 MHz帯と1900 MHz帯の2つの無線周波数帯域の電波に対応する第1アンテナとしてのセルラ用アンテナ20と、1575 MHz帯の無線周波数帯域の電波に対応する第2アンテナとしてのGPS用アンテナ30とを1枚の導体板に具備している。セルラ用アンテナ20は、矩形状スロット21とグランド部22とを有するスロットアンテナで構成され、直線偏波(垂直偏波または水平偏波)の電波に対応する。GPS用アンテナ30は、セルラ用アンテナ20のグランド部22の領域内に形成された円偏波アンテナである。なお、セルラ用アンテナ20およびGPS用アンテナ30の構造の詳細については後述する。また、導体板としては、良導電性の金属(例えば、銅やアルミニウム等)による平板や可撓性シートを用いることができる。それら平板や可撓性シートに誘電体基板や絶縁性フィルムが積層されていてもよい。
セルラ用アンテナ20およびGPS用アンテナ30は、それぞれ給電部50,50’において同軸ケーブル40,40’が接続されている。セルラ用アンテナ20への給電方法は、矩形状スロット21の一方の開放端からの距離gの位置で、矩形状スロット21を挟んで対向する導体縁の一方に同軸ケーブル40の内導体41がはんだ材等で電気的に接続され、他方の導体縁に同軸ケーブル40の外導体42がはんだ材等で電気的に接続されて給電される。また、GPS用アンテナ30への給電方法は、GPS用アンテナ30の放射素子に同軸ケーブル40’の内導体41’がはんだ材等で電気的に接続され、セルラ用アンテナ20のグランド部22に同軸ケーブル40’の外導体42’がはんだ材等で電気的に接続されて給電される。
また、GPS用アンテナ30が形成される領域は、セルラ用アンテナ20がグランド部22内に誘起する電流分布における電流密度の小さい領域であることが望ましい。電流密度が小さい領域は電波の放射に対する寄与が小さいため、GPS用アンテナ30を設けることによるセルラ用アンテナ20の放射特性の劣化を防止できるとともに該2つのアンテナ間の干渉を最小限に抑えることができる。さらに、GPS用アンテナ30がセルラ用アンテナ20のグランド部22に形成されていることから、複合アンテナ装置10の小型化も同時に達成できる。また、セルラ用アンテナ20とGPS用アンテナ30とが1枚の導体板で形成できるため、複合アンテナ装置10の薄型化も達成できる。なお、前記電流密度が小さい領域とは、具体的には、最大電流密度の1/40以下の領域を意味するものとする。
(セルラ用アンテナの詳細説明)
第1アンテナとしてのセルラ用アンテナ20の詳細について説明する。図3に示したように、セルラ用アンテナ20は、x方向長さaとy方向長さhの導体板に対して一列に配置された2つの矩形状スロット21が形成されている。2つの矩形状スロット21はそれぞれ開放端を有しており、それぞれの開放端はx方向長さcのスロット境界導体部23を境にして相対方向に配置されている。2つの矩形状スロット21それぞれの寸法は、x方向長さbおよびy方向長さjの矩形状スロットと、x方向長さdおよびy方向長さjの矩形状スロットである(a = b + c + d)。なお、スロット境界導体部23のx方向長さcは、2つの矩形状スロット21のx方向長さb,dよりも十分に小さく設定されていれば任意の値でよい。また、セルラ用アンテナ20は、2つの矩形状スロット21の幅(図3ではy方向)の中心線24を対称軸とした線対称形状を有している。
ここで、セルラ用アンテナ20で対応する電波のうちの1つの無線周波数帯域の中心波長をλ1とし、もう1つの無線周波数帯域の中心波長をλ2とした場合、一方の矩形状スロット21のx方向長さbをλ1の3/16倍とし(b = λ1 × 3/16)、他方の矩形状スロット21のx方向長さdをλ2の3/16倍とする(d = λ2 × 3/16)。セルラ用アンテナ20に電力を供給する給電部50は、一方の矩形状スロット21側(一方の開放端からの距離g)に設けられている。なお、上記のλ1およびλ2は、本発明に係る複合アンテナ装置10が設置される機器や設備を構成する他の導電部品や各種誘電体との位置関係により生じる波長短縮効果を考慮して適宜調整されるものとする。
図4,5は、第1アンテナの動作原理を説明する模式図である。セルラ用アンテナ20を中心波長λ1の無線周波数帯域の電波に対して動作させる場合、導体板上に発生する電流は共振動作に伴って、2つの矩形状スロット21の対向する導体縁付近に分布する。このとき、スロット境界導体部23に電流が集中し、図4に示すような仮想給電点51がスロット境界導体部23上に形成される。その結果、仮想給電点51を境にして、「λ1 × 3/16」分の電流分布61がx方向長さbの矩形状スロット21の対向する導体縁付近に発生し、「λ1 × 1/16」分の電流分布62がx方向長さdの矩形状スロット21の対向する導体縁付近に発生して、全体として「λ1 × 4/16 = λ1 × 1/4」で動作するスロットアンテナが実現される。
一方、セルラ用アンテナ20を中心波長λ2の無線周波数帯域の電波に対して動作させる場合も、共振動作に伴って導体板上に発生する電流は、2つの矩形状スロット21の対向する導体縁付近に分布する。このとき、スロット境界導体部23の幅cが中心波長λ2よりも十分に小さいことから、中心波長λ2の電波からは電気的にスロット境界導体部23の存在が認識されない。その結果、図5に示すように、「λ2 × 3/16」分の電流分布63がx方向長さdの矩形状スロット21の対向する導体縁付近に発生し、「λ2 × 1/16」分の電流分布64がx方向長さbの矩形状スロット21の対向する導体縁付近に発生して、全体として「λ2 × 4/16 = λ2 × 1/4」で動作するスロットアンテナが実現される。
上記で説明したように、本発明に係る複合アンテナ装置10のセルラ用アンテナ20は、スロット境界導体部23を境にして2つの矩形状スロット21それぞれの開放端が相対方向を向くように2つの矩形状スロット21を1枚の導体板に一列に形成することによって、「λ1 × 1/4」と「λ2 × 1/4」のそれぞれで動作する2つのスロットアンテナを実現している。言い換えると、セルラ用アンテナ20は、少なくとも1つの無線周波数帯域の電波であり垂直偏波または水平偏波の電波に対応する第1アンテナを構成する。
セルラ用アンテナ20が対応する無線周波数帯域を、例えば800 MHz帯および1900 MHz帯とした場合、セルラ用アンテナ20の寸法例は次のようである。a = 90 mm、b = 62 mm、c = 1 mm、d = 27 mm、g = 20 mm、h = 70 mm、i = 31 mm、j = 8 mm。なお、g,i,jはそれぞれの無線周波数帯域で適正に動作するように調整される値である。
(GPS用アンテナの詳細説明)
第2アンテナとしてのGPS用アンテナ30の詳細について説明する。図6は、図3における第2アンテナを拡大した平面模式図である。図3、図6に示したように、GPS用アンテナ30は、矩形状導体領域の縦横それぞれを所定数以下に等分したセグメントに分割して、該セグメントの複数個を除去し残存したセグメントから成る二次元バーコード状の導体線路パターンと前記給電部とから構成されている。言い換えると、二次元バーコード状の導体線路パターンは、除去されたセグメント領域31(白い部分)と残存したセグメント32(黒い部分)とで形成されている。なお、前述したように、等分する所定数には厳密な制限はなく、GPS用アンテナ30が形成されるグランド部22のスペースやGPS用アンテナ30に要求される精度・特性などによって適宜決定される数である。
また、GPS用アンテナ30の導体線路パターンは、該導体線路パターンと補対関係にある導体線路パターンを有する導体板を別途用意し、その補対関係にある導体線路パターンに給電がなされるアンテナ構造体を単独で形成した場合、前記アンテナ構造体が前記第2アンテナと同じ無線周波数帯域の電波に対応する円偏波アンテナとして機能することができるように構成されている。なお、該補対関係にある導体線路パターンを有するアンテナ構造体としては、特許文献3に提案されている円偏波アンテナとなるように構成されることが好ましい。
特開2006−222848号公報
図7は、図6の第2アンテナと補対関係にある導体線路パターンを有するアンテナ構造体の平面模式図である。「補対関係」とは、図6と図7とを見比べると解るように、放射素子(導体線路パターン)が存在する領域と放射素子(導体線路パターン)が存在しない領域とが入れ替わった関係を言う。前述したように、図7のアンテナ構造体35は、特許文献3に提案されている構造を基にしており、それ単独で円偏波の電波を放射することができる。
GPS用アンテナ30とアンテナ構造体35とを補対関係にする理由について説明する。アンテナ構造体35は、導体線路パターンの外縁領域に導体がない状態で円偏波アンテナとして機能するものである(図7参照)。このアンテナ構造体35をそのままセルラ用アンテナ20のグランド部22の領域内に形成した場合、アンテナ構造体35の最外周の放射素子(導体線路パターン)がグランド部22と接続されるため、最外周の放射素子の形状が大きく拡大することとなる。このため、アンテナ構造体35が本来有する放射特性を維持することができない。
一方、アンテナ構造体35を補対したGPS用アンテナ30は、導体線路パターンの外縁領域に導体がある状態で円偏波アンテナとして機能するものとなる(図6参照)。したがって、GPS用アンテナ30は、セルラ用アンテナ20のグランド部22の領域内に形成した場合でも本来有する放射特性を維持することができる。すなわち、本発明に係る複合アンテナ装置10の第2アンテナとしては、アンテナ構造体35と補対関係にあるGPS用アンテナ30とすることが好ましい。
また、GPS用アンテナ30と補対関係にあるアンテナ構造体35の導体線路パターンは、該導体線路パターンに誘起される電流について互いに直交する二方向に対してそれぞれ複素ベクトルの射影の総和をとったとき、各総和の絶対値の比が0.7〜1.3となりかつ各総和の位相差が80〜100°となるように設定される(詳細な設計思想は特許文献3を参照)。
なお、GPS用アンテナ30以外の円偏波アンテナとしては、直線偏波の電波を放射するアンテナを2つ用いて、2つの電波の共振周波数を同一にし、かつ位相を1/4波長分だけずらすことで円偏波を放射するものがある。これに対し、本発明では、GPS用アンテナ30が単独で円偏波アンテナとして機能するとともに、その共振周波数がセルラ用アンテナ20のそれと異なっている。このような構成は、セルラ用アンテナ20とGPS用アンテナ30とのアンテナ間の相互干渉を低減する上で有効である。
次に、GPS用アンテナ30を配置する領域について説明する。GPS用アンテナ30は、セルラ用アンテナ20がグランド部22内に誘起する電流分布における電流密度の小さい領域(最大電流密度の1/40以下の領域)に形成されることが望ましい。電流密度の小さい領域は電波の放射に対する寄与が小さいため、GPS用アンテナ30を設けることによるセルラ用アンテナ20の放射特性への影響を最小限に抑制できるとともに、セルラ用アンテナ20とGPS用アンテナ30とのアンテナ間の相互干渉をより小さくすることができる。
セルラ用アンテナ20がグランド部22内に誘起する電流分布の解析は、例えば、有限会社ソネット技研製の解析ソフトを用いて行うことができる。セルラ用アンテナ20の寸法として前述の値を用い、負荷インピーダンス50Ωで振幅1 Vの給電条件の下で解析を行った。
図8は、第1アンテナがグランド部内に誘起する電流分布の解析結果の一例である。図8において、白抜き領域が電流分布における最大電流密度の1/40以下の領域であり、ハッチング領域が最大電流密度の1/40より大きい電流密度の領域である。解析の結果、最大電流密度の1/40より大きい電流密度の領域の寸法は次のようであった。k1 = 5 mm、k2 = 1 mm、e1 = 1 mm、e2 = 1 mm。
上記の解析結果から、GPS用アンテナ30の許容最大寸法はy方向長さl(エル)が「i − k1− k2」となりx方向長さfが「a − e1− e2」となるが、前述のアンテナ構造体35の設計思想に基づいて良好な円偏波となるようにy方向長さl(エル)とx方向長さfとを設定すればよい。GPS用アンテナ30の寸法例は次のようである。l(エル)= 16 mm、f = 48 mm。
また、GPS用アンテナ30の配置場所は、基本的に、グランド部22内の電流分布における最大電流密度の1/40以下の領域(図8中の白抜き領域)の任意の場所とすることができる。ただし、セルラ用アンテナ20の給電線(例えば、同軸ケーブル40)がGPS用アンテナ30を跨いだり、GPS用アンテナ30の給電線(例えば、同軸ケーブル40’)が矩形状スロット21を跨いだり、給電線同士(例えば、同軸ケーブル40と同軸ケーブル40’)が交差したりしないように配置することが肝要である。それらはいずれもアンテナの放射特性を劣化させる要因となるからである。GPS用アンテナ30の配置例は次のようである。k3 = 5 mm、k4 = 10 mm、e3 = 6 mm。
(複合アンテナ装置の放射特性の評価)
本発明の第1の実施形態に係る複合アンテナ装置10の放射特性を測定・評価した。測定・評価した複合アンテナ装置10の寸法は、前述したように次のようである。a = 90 mm、b = 62 mm、c = 1 mm、d = 27 mm、e1 = 1 mm、e2 = 1 mm、e3 = 6 mm、f = 48 mm、g = 20 mm、h = 70 mm、i = 31 mm、j = 8 mm、k3 = 5 mm、k4 = 10 mm、l(エル)= 16 mm。導体板としては、厚さ0.03 mmの銅箔が表面に形成された誘電体基板を用いた。また、給電線としては、導体部と重なる部分以外にフェライトを取り付けた同軸ケーブル(直径1.1 mm)を用いた。なお、比較参照用として、上記と同じ寸法で独立した(複合していない)セルラ用アンテナおよびGPS用のアンテナ構造体35(GPS用アンテナ30を補対したもの)を別途用意した。
図9は、第1の実施形態に係る複合アンテナ装置における第1アンテナ(セルラ用アンテナ)と第2アンテナ(GPS用アンテナ)の周波数共振特性の測定結果の一例である。グラフの横軸は周波数、縦軸はリターンロスをそれぞれ示す。図9に示したように、セルラ用アンテナ20は2つの無線周波数帯域(800 MHz帯と1900 MHz帯)で動作し、GPS用アンテナ30は1575 MHz帯の無線周波数帯域で動作していることが判る。上記リターンロス特性は、比較参照用のセルラ用アンテナおよびアンテナ構造体35のそれぞれのリターンロス特性と同様であった。すなわち、両アンテナを一体化したことによる不都合がないことが確認された。
図10Aは、第1の実施形態に係る複合アンテナ装置の遠方界における電力放射分布特性の測定面定義を示す模式図である。図10Bは、第1アンテナ(セルラ用アンテナ)の2つの共振線周波数帯域における測定結果の一例である。図10Bでは、垂直偏波(V)と水平偏波(H)とを分けて示した。図10Cは、第2アンテナ(GPS用アンテナ)の共振周波数帯域における測定結果(右旋円偏波利得)の一例である。
図10Bの結果から判るように、2つの無線周波数帯域それぞれの周波数で、垂直偏波の電波に対して良好な指向特性(無指向性)を得られていることが確認された。また、図10Cの結果から判るように、アンテナ平面から垂直方向(180°)への右旋円偏波による良好な指向特性を得られていることが確認された。
図9、図10B、図10Cに示した結果から、本発明の第1の実施形態に係る複合アンテナ装置10は、垂直偏波成分の電波を効率良く送受信できるアンテナ素子(セルラ用アンテナ20)と、そのグランド部22の領域内に形成され円偏波成分の電波を効率良く受信できるアンテナ素子(GPS用アンテナ30)とを一体的に具備しながら、アンテナ素子同士の干渉が互いに小さくなるように構成された複合アンテナ装置であることが実証された。
〔本発明の第2の実施形態〕
図11は、本発明の第2の実施形態に係る複合アンテナ装置の一例を示した平面模式図である。図11に示したように、第2の実施形態に係る複合アンテナ装置15は、第1の実施形態に係る複合アンテナ装置10のセルラ用アンテナ20に換えて、第1アンテナが1つの矩形状スロット26とグランド部27とを有するセルラ用アンテナ25で構成される点において異なっている。
セルラ用アンテナ25は、例えば、800 MHz帯の無線周波数帯域の電波で動作するスロットアンテナである。GPS用アンテナ30は、第1の実施形態と同様の思想・手法により設計および配置される。セルラ用アンテナ25(第1アンテナ)およびGPS用アンテナ30(第2アンテナ)への給電方法は、第1の実施形態に係る複合アンテナ装置10と同様である。
本発明の第2の実施形態に係る複合アンテナ装置15の寸法例は次のようである。m = 210 mm、n = 174 mm、o = 6 mm、p = 48 mm、q = 3 mm、r = 70 mm、s = 31 mm、t = 8 mm、u1 = 5 mm、u2 = 10 mm、v = 16 mm。また、導体板としては、厚さ0.03 mmの銅箔が表面に形成された誘電体基板を用いた。
第1の実施形態の場合と同様にして、上述の第2の実施形態に係る複合アンテナ装置15の放射特性を測定・評価したところ、第1の実施形態と同様な放射特性が得られた。すなわち、第2の実施形態に係る複合アンテナ装置15も、垂直偏波成分の電波を効率良く送受信できるアンテナ素子(セルラ用アンテナ25)と、そのグランド部27の領域内に形成され円偏波成分の電波を効率良く受信できるアンテナ素子(GPS用アンテナ30)とを一体的に具備しながら、アンテナ素子同士の干渉が互いに小さくなるように構成された複合アンテナ装置であることが実証された。
〔本発明の他の実施形態〕
前述の第1および第2の実施形態に加えて、垂直偏波または水平偏波の電波に対応する第1アンテナとして、放射素子とグランド部との組み合わせで構成されるモノポールアンテナや逆Fアンテナ等の既存のアンテナ構造を採用することができる。このときも、第1アンテナのグランド部における電流分布を確認し、電流分布の小さい領域(最大電流密度の1/40以下の領域)に円偏波の電波に対応する第2アンテナを埋め込むことで、第1および第2の実施形態と同様な放射特性が得られる。
10,15…複合アンテナ装置、20,25…セルラ用アンテナ、
21,26…矩形状スロット、22,27…グランド部、23…スロット境界導体部、
24…中心線、30…GPS用アンテナ、
31…除去されたセグメント領域、32…残存したセグメント、35…アンテナ構造体、
40,40’…同軸ケーブル、41,41’…内導体、42,42’…外導体、
50,50’…給電部、51…仮想給電点、61,62,63,64…電流分布、
100…アンテナ、101…LNA入力回路、102,103…トラップ回路、
210…GPS用アンテナ素子、220…ETC用アンテナ素子、
211,221…矩形の誘電体板、212,222…素子パターン、223…接地板。

Claims (7)

  1. 複数の無線周波数帯域の電波に対応する複合アンテナ装置であって、
    少なくとも1つの無線周波数帯域の電波であり直線偏波の電波に対応する第1アンテナと、前記少なくとも1つの無線周波数帯域と異なる無線周波数帯域の電波であり円偏波の電波に対応する第2アンテナとを1枚の導体板に具備し、
    前記第1アンテナはグランド部を有し、
    前記第2アンテナは矩形状導体領域の縦横それぞれを所定数以下に等分したセグメントに分割して、該セグメントの複数個を除去し残存したセグメントから成る二次元バーコード状の導体線路パターンと前記給電部とから構成され、前記導体線路パターンの外縁領域に導体がある状態で円偏波アンテナとして機能するものであり、最外周の前記導体線路パターンが前記グランド部と接続されるように前記グランド部の領域内に形成され、
    前記第1アンテナと前記第2アンテナのそれぞれが給電部を有していることを特徴とする複合アンテナ装置。
  2. 請求項1に記載の複合アンテナ装置において、
    前記第2アンテナが形成される前記グランド部の領域は、前記第1アンテナが前記グランド部内に誘起する電流分布における電流密度の小さい領域であることを特徴とする複合アンテナ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の複合アンテナ装置において、
    前記第2アンテナの前記導体線路パターンは、前記導体線路パターンと補対関係にある導体線路パターンを有する導体板を別途用意し前記補対関係にある導体線路パターンに給電がなされるアンテナ構造体を単独で形成した場合、前記導体線路パターンの外縁領域に導体がない状態で、前記アンテナ構造体が前記第2アンテナと同じ無線周波数帯域の電波に対応する円偏波アンテナとして機能することを特徴とする複合アンテナ装置。
  4. 請求項に記載の複合アンテナ装置において、
    前記アンテナ構造体は、前記補対した導体線路パターンに誘起される電流について互いに直交する二方向に対してそれぞれ複素ベクトルの射影の総和をとったとき、各総和の絶対値の比が0.7〜1.3となりかつ各総和の位相差が80〜100°となるように前記補対した導体線路パターンが決定されていることを特徴とする複合アンテナ装置。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の複合アンテナ装置において、
    前記第1アンテナは、スロットアンテナであることを特徴とする複合アンテナ装置。
  6. 請求項に記載の複合アンテナ装置において、
    前記第1アンテナは、一列に配置された2つの矩形状スロットを有し、前記2つの矩形状スロットそれぞれの開放端が相対方向に配置されていることを特徴とする複合アンテナ装置。
  7. 請求項に記載の複合アンテナ装置において、
    前記第1アンテナは、前記2つの矩形状スロットの幅の中心線を対称軸とした線対称形状を有することを特徴とする複合アンテナ装置。
JP2010019933A 2010-02-01 2010-02-01 複合アンテナ装置 Expired - Fee Related JP5314610B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010019933A JP5314610B2 (ja) 2010-02-01 2010-02-01 複合アンテナ装置
US12/871,437 US8421694B2 (en) 2010-02-01 2010-08-30 Composite antenna device
CN201110035538.2A CN102157799B (zh) 2010-02-01 2011-01-28 复合天线装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010019933A JP5314610B2 (ja) 2010-02-01 2010-02-01 複合アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011160169A JP2011160169A (ja) 2011-08-18
JP5314610B2 true JP5314610B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=44341162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010019933A Expired - Fee Related JP5314610B2 (ja) 2010-02-01 2010-02-01 複合アンテナ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8421694B2 (ja)
JP (1) JP5314610B2 (ja)
CN (1) CN102157799B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102623792B (zh) * 2012-03-16 2015-08-19 惠州Tcl移动通信有限公司 一种移动便携设备及2.4GHz印制天线
JP2013232768A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Hitachi Cable Ltd 2周波共用アンテナ
CN104037500B (zh) 2013-03-04 2019-06-25 联想(北京)有限公司 天线装置和用于设置天线装置的方法
TWM579391U (zh) * 2019-01-21 2019-06-11 和碩聯合科技股份有限公司 電子裝置及其天線結構

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4010650B2 (ja) * 1998-06-04 2007-11-21 松下電器産業株式会社 アンテナ装置及びそれを内蔵した無線装置
JPH05291816A (ja) * 1992-04-10 1993-11-05 Hitachi Chem Co Ltd 直線・円偏波共用平面アンテナ
US6664932B2 (en) * 2000-01-12 2003-12-16 Emag Technologies, Inc. Multifunction antenna for wireless and telematic applications
US6542128B1 (en) * 2000-03-31 2003-04-01 Tyco Electronics Logistics Ag Wide beamwidth ultra-compact antenna with multiple polarization
US6424311B1 (en) * 2000-12-30 2002-07-23 Hon Ia Precision Ind. Co., Ltd. Dual-fed coupled stripline PCB dipole antenna
JP2004015096A (ja) 2002-06-03 2004-01-15 Mitsumi Electric Co Ltd 複合アンテナ装置
US6870505B2 (en) * 2002-07-01 2005-03-22 Integral Technologies, Inc. Multi-segmented planar antenna with built-in ground plane
JP3844717B2 (ja) * 2002-07-19 2006-11-15 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 アンテナ装置および携帯無線通信端末
JP2004187148A (ja) 2002-12-05 2004-07-02 Harada Ind Co Ltd 複合アンテナ装置
JP2004194218A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンテナ装置およびそれを用いた無線装置
TWI239681B (en) * 2004-12-22 2005-09-11 Tatung Co Ltd Circularly polarized array antenna
US7224319B2 (en) * 2005-01-07 2007-05-29 Agc Automotive Americas R&D Inc. Multiple-element beam steering antenna
JP2006222848A (ja) 2005-02-14 2006-08-24 Hitachi Cable Ltd 円偏波アンテナ、アンテナ設計シミュレータ、及び同アンテナを備えた無線モジュール
JP2006222847A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Hitachi Cable Ltd 分布位相型円偏波アンテナおよび高周波モジュール
JP4532326B2 (ja) * 2005-03-31 2010-08-25 古河電気工業株式会社 多周波共用アンテナ
CN101401262B (zh) * 2006-05-25 2012-10-10 松下电器产业株式会社 可变缝隙天线及其驱动方法
US7486238B2 (en) * 2006-07-11 2009-02-03 Hitachi Cable, Ltd. Circular polarized wave antenna and method for designing same
US20090058731A1 (en) * 2007-08-30 2009-03-05 Gm Global Technology Operations, Inc. Dual Band Stacked Patch Antenna
JP2011501519A (ja) * 2007-10-08 2011-01-06 センサーマティック・エレクトロニクス・エルエルシー 共平面の基準接地および浮動接地を有するrfidパッチアンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
CN102157799B (zh) 2015-10-21
JP2011160169A (ja) 2011-08-18
US8421694B2 (en) 2013-04-16
US20110187616A1 (en) 2011-08-04
CN102157799A (zh) 2011-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8836588B2 (en) Antenna device and electronic apparatus including antenna device
US8525741B2 (en) Multi-loop antenna system and electronic apparatus having the same
JP2012147263A (ja) アンテナ・モジュール並びに無線通信装置
JP2018085647A (ja) ループアンテナ及び電子機器
CN109155467B (zh) 天线装置
JP2022022348A (ja) スロット付きパッチアンテナ
US8319691B2 (en) Multi-band antenna
JP2016129320A (ja) アンテナ装置
JP2013223022A (ja) アンテナ装置
JP2007049249A (ja) アンテナ装置
JP5314610B2 (ja) 複合アンテナ装置
JP2009060403A (ja) 無線装置および無線装置が備えるアンテナ
JP5523848B2 (ja) 多周波アンテナ
US20120146854A1 (en) Antenna device
Lizzi et al. Miniature multiband inverted-F antenna over an electrically small ground plane for compact IoT terminals
JP5078732B2 (ja) アンテナ装置
JP2007124346A (ja) アンテナ素子及びアレイ型アンテナ
JP5425019B2 (ja) アンテナ装置
JP2005260382A (ja) ダイポールアンテナ
WO2016186092A1 (ja) アンテナ装置および電子機器
JP6311512B2 (ja) 統合アンテナ装置
JP2018207346A (ja) アンテナ装置
JP5794174B2 (ja) アンテナ装置及び電子機器
JP4306691B2 (ja) 分布位相型円偏波アンテナ、高周波モジュール及び携帯無線機器
JP2010239495A (ja) アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees