JP5143039B2 - センサ付車輪用軸受 - Google Patents

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この発明は、車輪の軸受部にかかる荷重を検出する荷重センサを内蔵したセンサ付車輪用軸受に関する。
自動車の各車輪にかかる荷重を検出する技術として、車輪用軸受の外輪に歪みゲージを貼り付け、外輪外径面の歪みから荷重を検出するようにした車輪用軸受が提案されている(例えば特許文献1)。
特表2003−530565号公報
特許文献1に開示の技術では、車輪用軸受に作用する荷重を検出する場合、荷重に対する固定輪変形量が小さいため歪み量も小さく、検出感度が低くなり、荷重を精度良く検出できない。
本発明者等は、上記課題を解決するものとして、以下の構成としたセンサ付車輪用軸受を開発した。このセンサ付車輪用軸受における車輪用軸受は、複列の転走面が内周に形成された外方部材と、上記転走面と対向する転走面が外周に形成された内方部材と、両部材の対向する転走面間に介在した複列の転動体とを備え、車体に対して車輪を回転自在に支持する。上記外方部材および内方部材のうちの固定側部材の外径面には、少なくとも3つ以上のセンサユニットを設ける。このセンサユニットは、前記固定側部材の外径面に接触して固定される2つ以上の接触固定部を有する歪み発生部材、およびこの歪み発生部材に取付けられて歪み発生部材の歪みを検出する1つ以上のセンサを有するものとする。この構成において、前記各センサユニットのセンサの出力信号から平均値(直流成分)と振幅値(交流成分)を算出し、これら両方の値を用いて車輪用軸受に作用する荷重を推定する。
上記構成では、歪みを拡大する歪み発生部材を有するセンサユニットを用い、さらに、センサの出力信号の平均値と振幅値とに基づき荷重を推定するので、荷重の検出精度を上げることができる。
しかし、平均値および振幅値を求めるには軸受が回転して公転している必要があり、静止状態や極低速状態では誤差が大きくなってしまうという課題が残る。
特に、振幅値を用いる演算では少なくとも1周期の信号が必要となるうえ、低速回転時には振幅の推定精度がさらに低下することは避けられず、荷重推定誤差が大きくなってしまう。
そこで、静止あるいは低速状態での荷重検出誤差を低減し、走行速度に左右されず正確な荷重推定が可能な手段が必要となる。さらに、平均値を求めるためには、回転速度に応じた時間の信号変化を調べる必要があり、特に低速回転になると必要な時間が長くなる。そのため、演算結果として出力される推定荷重出力の時間遅れが大きくなり、この信号を用いた車両の制御レスポンスが低速回転状態では低下してしまう。
この発明の目的は、車輪にかかる荷重を正確に推定でき、かつ検出した荷重信号を遅延なく出力できるセンサ付車輪用軸受を提供することである。
この発明のセンサ付車輪用軸受は、複列の転走面が内周に形成された外方部材と、前記転走面と対向する転走面が外周に形成された内方部材と、両部材の対向する転走面間に介在した複列の転動体とを備え、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用軸受において、上記外方部材および内方部材のうちの固定側部材に、この固定側部材に接触して固定される2つ以上の接触固定部を有する歪み発生部材、およびこの歪み発生部材に取付けられてこの歪み発生部材の歪みを検出する1つ以上のセンサからなる荷重検出用センサユニットを設けてなるセンサ付車輪用軸受であって、前記センサの出力信号の平均値を用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定する第1の荷重推定手段と、前記センサの出力信号の振幅値、またはその振幅値と前記平均値とを用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定する第2の荷重推定手段と、車輪回転速度に応じて、前記第1および第2の荷重推定手段のうちいずれか一方の推定荷重値を切り替え選択して出力する選択出力手段とを設けたことを特徴とする。
車輪のタイヤと路面間に荷重が作用すると、車輪用軸受の固定側部材(例えば外方部材)にも荷重が印加されて変形が生じる。ここではセンサユニットにおける歪み発生部材の2つ以上の接触固定部が、外方部材に接触固定されているので、外方部材の歪みが歪み発生部材に拡大して伝達され易く、その歪みがセンサで感度良く検出される。
特に、センサユニットのセンサの出力信号の平均値を用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定する第1の荷重推定手段と、センサ出力信号の振幅値、またはその振幅値と前記平均値とを用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定する第2の荷重推定手段とを設け、これら両荷重推定手段のうちいずれかの推定する荷重値を、車輪回転速度に応じて切り替え選択して出力する選択出力手段を設けているので、車輪が静止あるいは低速状態にあるときには時間平均処理をすることなく求められる平均値から得られる第1の荷重推定手段の推定荷重値を出力することで、検出処理時間を短くできる。また、車輪が通常回転状態にあるときには、センサ出力信号の平均値と振幅値を精度良く演算できるので、振幅値、または平均値と振幅値とから得られる第2の荷重推定手段の推定荷重値を出力することで、推定荷重値の誤差が小さくなり、検出遅延時間も十分小さくなる。
その結果、車輪にかかる荷重を正確に推定でき、かつ検出した荷重信号を遅延なく出力できる。このため、その荷重信号を利用した車両の制御の応答性や制御性が向上し、より安全性や走行安定性を高めることができる。
この発明において、前記第1の荷重推定手段は前記2つのセンサの出力信号の平均値を用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定するものとし、前記第2の荷重推定手段は前記2つのセンサの出力信号の平均値と振幅値とを用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定するものとしても良い。
この場合に、例えば、前記第1の荷重推定手段および第2の荷重推定手段における前記2つのセンサの出力信号の平均値は、前記2つのセンサの出力信号を加算することで得て、前記第2の荷重推定手段における前記振幅値は、前記2つのセンサの出力信号の差分値より算出しても良い。
この発明において、前記第1および第2の荷重推定手段は、いずれも、前記3つ以上のセンサユニットのセンサの出力信号から車輪用軸受の径方向の上下および前後に作用する各径方向荷重と、車輪用軸受の軸方向に作用する軸方向荷重との3方向の荷重を演算・推定するものとしても良い。
この発明において、前記センサユニットを、タイヤ接地面に対して上下位置および左右位置となる前記固定側部材の外径面の上面部、下面部、右面部、および左面部に円周方向90度の位相差で4つ等配しても良い。この構成の場合、複数方向の荷重を推定することができる。すなわち、固定側部材の外径面における上面部と下面部に配置される2つのセンサユニットの出力信号から垂直方向荷重Fz と軸方向荷重Fy を推定でき、固定側部材の外径面における右面部と左面部に配置される2つのセンサユニットの出力信号から駆動力や制動力による荷重Fx を推定することができる。
記センサユニットは3つ以上の接触固定部と2つのセンサを有し、隣り合う第1および第2の接触固定部の間、および隣り合う第2および第3の接触固定部の間に各センサをそれぞれ取付け、隣り合う接触固定部もしくは隣り合うセンサの前記固定部材の円周方向についての間隔を、転動体の配列ピッチの{1/2+n(n:整数)}倍とし、前記第1および第2の荷重推定手段は前記2つのセンサの出力信号の和を平均値として用い、差分より振幅値を算出して用いる。この構成の場合、2つのセンサの出力信号は略180度の位相差を有することになり、その平均値は転動体通過による変動成分をキャンセルした値となる。また、振幅値は温度の影響を受けにくいため安定しており、さらに2つの信号を使用するため検出精度が高められる。これにより、2つのセンサの出力信号の平均値は転動体通過による変動成分をキャンセルした値となり、振幅値は、より安定した正確なものとなる。
この発明において、前記センサユニットに温度センサを取付け、この温度センサの検出信号により前記センサ出力信号の平均値を補正する温度補正手段を設けても良い。
軸受回転による発熱や周辺環境などにより車輪用軸受の温度が変化すると、荷重が変化しなくても、センサユニットのセンサ出力信号は熱膨張などにより変動するので、検出された荷重に温度の影響が残る。そこで、車輪用軸受の温度またはその周辺温度に応じてセンサ出力信号の平均値を補正する温度補正手段を設けると、温度による検出荷重誤差を低減することができる。
この発明において、車輪回転速度が、設定された下限速度よりも低い場合に、前記選択出力手段は第1の荷重推定手段の推定荷重値を選択して出力するものとしても良い。前記下限速度は、任意に設定した速度で良いが、例えば人が歩く程度の速度までの低速とされる。
車輪が静止あるいは低速状態では、振幅値を演算するのにセンサ出力信号の1周期分の時間を要し、推定荷重値の出力の時間遅れが大きくなるが、平均値のみから荷重値を演算する第1の荷重推定手段からは検出した荷重信号を遅延なく出力できる。
この発明において、前記第1および第2の荷重推定手段は並行して荷重を演算・推定し、前記選択出力手段は、車輪回転速度に応じて前記両荷重推定手段のうちいずれか一方の推定荷重値を選択して出力するものとしても良い。
この発明において、前記選択出力手段は、このセンサ付車輪用軸受に対する外部から車輪回転速度の情報を受けて前記車輪回転速度に応じた前記選択を行うものとしても良い。
この発明において、前記選択出力手段は、前記センサの出力信号から転動体の通過周波数を検出して車輪回転速度を推定し、その推定した車輪回転速度から前記車輪回転速度に応じた前記選択を行うものとしても良い。この構成の場合、余分なセンサや配線が不要で、構成が簡単になる。
この発明において、前記選択出力手段は、車体側から供給される回転センサ信号から車輪回転速度を推定し、その推定した車輪回転速度から前記車輪回転速度に応じた前記選択を行うものとしても良い。
この発明において、前記選択出力手段は、車体側の制御装置から車輪回転速度に応じた切り替え選択指令を受けて、前記選択を行うものとしても良い。
この発明のセンサ付車輪用軸受は、複列の転走面が内周に形成された外方部材と、前記転走面と対向する転走面が外周に形成された内方部材と、両部材の対向する転走面間に介在した複列の転動体とを備え、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用軸受において、上記外方部材および内方部材のうちの固定側部材に、この固定側部材に接触して固定される2つ以上の接触固定部を有する歪み発生部材、およびこの歪み発生部材に取付けられてこの歪み発生部材の歪みを検出する1つ以上のセンサからなる荷重検出用センサユニットを設けてなるセンサ付車輪用軸受であって、前記センサの出力信号の平均値を用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定する第1の荷重推定手段と、前記センサの出力信号の振幅値、またはその振幅値と前記平均値とを用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定する第2の荷重推定手段と、車輪回転速度に応じて、前記第1および第2の荷重推定手段のうちいずれか一方の推定荷重値を切り替え選択して出力する選択出力手段とを設け、前記センサユニットは3つ以上の接触固定部と2つのセンサを有し、隣り合う第1および第2の接触固定部の間、および隣り合う第2および第3の接触固定部の間に各センサをそれぞれ取付け、隣り合う接触固定部もしくは隣り合うセンサの前記固定部材の円周方向についての間隔を、転動体の配列ピッチの{1/2+n(n:整数)}倍とし、前記第1および第2の荷重推定手段は前記2つのセンサの出力信号の和を平均値として用いるものとしたため、車輪にかかる荷重を正確に推定でき、かつ検出した荷重信号を遅延なく出力できる。
この発明の一実施形態にかかるセンサ付車輪用軸受の断面図とその検出系の概念構成のブロック図とを組み合わせて示す図である。 同センサ付車輪用軸受の外方部材をアウトボード側から見た正面図である。 同センサ付車輪用軸受におけるセンサユニットの拡大平面図である。 図3におけるIV−IV矢視断面図である。 センサユニットの他の設置例を示す断面図である。 センサユニットの出力信号に対する転動体位置の影響の説明図である。 センサ出力信号の平均値と振幅値を演算する演算部の回路例のブロック図である。 平均値および振幅値から荷重を推定・出力する回路部のブロック図である。 この発明の他の実施形態にかかるセンサ付車輪用軸受の外方部材をアウトボード側から見た正面図である。
この発明の一実施形態を図1ないし図8と共に説明する。この実施形態は、第3世代型の内輪回転タイプで、駆動輪支持用の車輪用軸受に適用したものである。なお、この明細書において、車両に取付けた状態で車両の車幅方向の外側寄りとなる側をアウトボード側と呼び、車両の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。
このセンサ付車輪用軸受における軸受は、図1に断面図で示すように、内周に複列の転走面3を形成した外方部材1と、これら各転走面3に対向する転走面4を外周に形成した内方部材2と、これら外方部材1および内方部材2の転走面3,4間に介在した複列の転動体5とで構成される。この車輪用軸受は、複列のアンギュラ玉軸受型とされていて、転動体5はボールからなり、各列毎に保持器6で保持されている。上記転走面3,4は断面円弧状であり、ボール接触角が背面合わせとなるように形成されている。外方部材1と内方部材2との間の軸受空間の両端は、一対のシール7,8によってそれぞれ密封されている。
外方部材1は固定側部材となるものであって、車体の懸架装置(図示せず)におけるナックル16に取付ける車体取付用フランジ1aを外周に有し、全体が一体の部品とされている。フランジ1aには周方向複数箇所にナックル取付用のねじ孔14が設けられ、インボード側よりナックル16のボルト挿通孔17に挿通したナックルボルト(図示せず)を前記ねじ孔14に螺合することにより、車体取付用フランジ1aがナックル16に取付けられる。
内方部材2は回転側部材となるものであって、車輪取付用のハブフランジ9aを有するハブ輪9と、このハブ輪9の軸部9bのインボード側端の外周に嵌合した内輪10とでなる。これらハブ輪9および内輪10に、前記各列の転走面4が形成されている。ハブ輪9のインボード側端の外周には段差を持って小径となる内輪嵌合面12が設けられ、この内輪嵌合面12に内輪10が嵌合している。ハブ輪9の中心には貫通孔11が設けられている。ハブフランジ9aには、周方向複数箇所にハブボルト(図示せず)の圧入孔15が設けられている。ハブ輪9のハブフランジ9aの根元部付近には、車輪および制動部品(図示せず)を案内する円筒状のパイロット部13がアウトボード側に突出している。
図2は、この車輪用軸受の外方部材1をアウトボード側から見た正面図を示す。なお、図1は、図2におけるI−I矢視断面図を示す。前記車体取付用フランジ1aは、図2のように、各ねじ孔14が設けられた円周方向部分が他の部分よりも外径側へ突出した突片1aaとされている。
固定側部材である外方部材1の外径面には、2つのセンサユニット20A,20Bが設けられている。ここでは、これらのセンサユニット20A,20Bが、タイヤ接地面に対して上下位置となる外方部材1の外径面における上面部および下面部にそれぞれ設けられている。
これらのセンサユニット20A,20Bは、図3および図4に拡大平面図および拡大断面図で示すように、歪み発生部材21と、この歪み発生部材21に取付けられて歪み発生部材21の歪みを検出する2つ以上(ここでは2つ)の歪みセンサ22とでなる。歪み発生部材21は、鋼材等の弾性変形可能な金属製で2mm以下の薄板材からなり、平面概形が全長にわたり均一幅の帯状で両側辺部に切欠き部21bを有する。切欠き部21bの隅部は断面円弧状とされている。また、歪み発生部材21は、外方部材1の外径面にスペーサ23を介して接触固定される2つ以上(ここでは3つ)の接触固定部21aを有する。3つの接触固定部21aは、歪み発生部材21の長手方向に向け1列に並べて配置される。2つの歪みセンサ22は、歪み発生部材21における各方向の荷重に対して歪みが大きくなる箇所に貼り付けられる。具体的には、歪み発生部材21の外面側で隣り合う接触固定部21aの間に配置される。つまり、図4において、左端の接触固定部21aと中央の接触固定部21aとの間に1つの歪みセンサ22Aが配置され、中央の接触固定部21aと右端の接触固定部21aとの間に他の1つの歪みセンサ22Bが配置される。切欠き部21bは、図3のように、歪み発生部材21の両側辺部における前記歪みセンサ22の配置部に対応する2箇所の位置にそれぞれ形成されている。これにより、歪みセンサ22は歪み発生部材21の切欠き部21b周辺における長手方向の歪みを検出する。なお、歪み発生部材21は、固定側部材である外方部材1に作用する外力、またはタイヤと路面間に作用する作用力として、想定される最大の力が印加された状態においても、塑性変形しないものとするのが望ましい。塑性変形が生じると、外方部材1の変形がセンサユニット20A,20Bに伝わらず、歪みの測定に影響を及ぼすからである。
前記センサユニット20は、その歪み発生部材21の3つの接触固定部21aが、外方部材1の軸方向について同じ位置で、かつ各接触固定部21aが互いに円周方向に離れた位置に来るように配置され、これら接触固定部21aがそれぞれスペーサ23を介してボルト24により外方部材1の外径面に固定される。前記各ボルト24は、それぞれ接触固定部21aに設けられた径方向に貫通するボルト挿通孔25からスペーサ23のボルト挿通孔26に挿通し、外方部材1の外周部に設けられたねじ孔27に螺合させる。このように、スペーサ23を介して外方部材1の外径面に接触固定部21aを固定することにより、薄板状である歪み発生部材21における切欠き部21bを有する各部位が外方部材1の外径面から離れた状態となり、切欠き部21bの周辺の歪み変形が容易となる。接触固定部21aが配置される軸方向位置として、ここでは外方部材1のアウトボード側列の転走面3の周辺となる軸方向位置が選ばれる。ここでいうアウトボード側列の転走面3の周辺とは、インボード側列およびアウトボード側列の転走面3の中間位置からアウトボード側列の転走面3の形成部までの範囲である。外方部材1の外径面へセンサユニット20A,20Bを安定良く固定する上で、外方部材1の外径面における前記スペーサ23が接触固定される箇所には平坦部1bが形成される。
このほか、図5に断面図で示すように、外方部材1の外径面における前記歪み発生部材21の3つの接触固定部21aが固定される3箇所の各中間部に溝1cを設けることで、前記スペーサ23を省略し、歪み発生部材21における切欠き部21bが位置する各部位を外方部材1の外径面から離すようにしても良い。
歪みセンサ22としては、種々のものを使用することができる。例えば、歪みセンサ22を金属箔ストレインゲージで構成することができる。その場合、通常、歪み発生部材21に対しては接着による固定が行なわれる。また、歪みセンサ22を歪み発生部材21上に厚膜抵抗体にて形成することもできる。
センサユニット20A(20B)の2つの歪みセンサ22A,22Bは平均値演算部28と振幅値演算部29とに接続される。図7に示すように、平均値演算部28は加算器からなり、2つの歪みセンサ22A,22Bの出力信号の和を演算して、その和を平均値Aとして取り出す。振幅値演算部29は減算器からなり、2つの歪みセンサ22A,22Bの出力信号の差分を演算して変動成分を取り出し、処理回路や計算処理により振幅値Bを求める。
前記平均値演算部28および振幅値演算部29は推定手段30に接続される。推定手段30は、各センサユニット20A,20Bのセンサ出力信号から演算される前記平均値Aおよび振幅値Bから、車輪用軸受や車輪と路面間(タイヤ接地面)に作用する力F(例えば垂直方向荷重Fz )を演算・推定する手段である。この推定手段30は、前記歪みセンサ22A,22Bの出力信号の平均値Aを用いて車輪用軸受に作用する荷重Fを演算・推定する第1の荷重推定手段31と、前記歪みセンサ22A,22Bの出力信号の平均値Aと振幅値Bとを用いて車輪用軸受に作用する荷重Fを演算・推定する第2の荷重推定手段32とでなる。
一般に、車輪用軸受に作用する荷重ベクトルFと複数の歪みセンサの出力信号ベクトルSとの関係は、線形な範囲内でオフセット分を除外すれば、
F=M1×S ……(1)
という関係で表すことができ、この関係式(1)から荷重Fを推定することができる。ここで、M1は所定の補正係数行列である。
前記第1の荷重推定手段31では、複数のセンサユニットからの平均値信号からオフセット分を除外した平均値ベクトルAを用いて、この変数に所定の補正係数M1を乗算した一次式、つまり
F=M1×A ……(2)
から荷重Fを演算・推定する。
前記第2の荷重推定手段32では、前記平均値ベクトルAおよび振幅値ベクトルBを入力変数として用い、これらの変数に所定の補正係数M2,M3を乗算した一次式、つまり
F=M2×A+M3×B ……(3)
から荷重Fを演算・推定する。このように2種類の変数を用いることで、荷重推定精度をさらに向上させることができる。
上記各演算式における各補正係数の値は、予め試験やシミュレーションで求めておいて設定する。前記第1の荷重推定手段31および第2の荷重推定手段32による演算は並行して行なわれる。なお、式(3)において、変数である平均値Aを省略しても良い。つまり、第2の荷重推定手段32では、振幅値Bのみを変数として用いて荷重Fを演算・推定することもできる。
センサユニット20は、外方部材1のアウトボード側列の転走面3の周辺となる軸方向位置に設けられるので、歪みセンサ22A,22Bの出力信号a,bは、図6のようにセンサユニット20の設置部の近傍を通過する転動体5の影響を受ける。つまり、この転動体5の影響が上記したオフセット分として作用する。また、軸受の停止時においても、歪みセンサ22A,22Bの出力信号a,bは、転動体5の位置の影響を受ける。すなわち、転動体5がセンサユニット20における歪みセンサ22A,22Bに最も近い位置を通過するとき(または、その位置に転動体5があるとき)、歪みセンサ22A,22Bの出力信号a,bは最大値となり、図6(A),(B)のように転動体5がその位置から遠ざかるにつれて(または、その位置から離れた位置に転動体5があるとき)低下する。軸受回転時には、転動体5は所定の配列ピッチPで前記センサユニット20の設置部の近傍を順次通過するので、歪みセンサ22A,22Bの出力信号a,bは、その振幅が転動体5の配列ピッチPを周期として図6(C)に実線で示すように周期的に変化する正弦波に近い波形となる。この実施形態では、前記2つの歪みセンサ22A,22Bの出力信号a,bの和を上記した平均値Aとし、振幅の差分(絶対値)から振幅を求めて上記した振幅値Bとする。これにより、平均値Aは転動体5の通過による変動成分をキャンセルした値となる。また、振幅値は温度の影響を受けにくいため安定しており、さらに2つの信号を使用するため検出精度が高められる。したがって、この平均値Aと振幅値Bを用いることにより、車輪用軸受やタイヤ接地面に作用する荷重を正確に検出することができる。
センサユニット20として、図5の構成例のものを示す図6においては、固定側部材である外方部材1の外径面の円周方向に並ぶ3つの接触固定部21aのうち、その配列の両端に位置する2つの接触固定部21aの間隔を、転動体5の配列ピッチPと同一に設定している。この場合、隣り合う接触固定部21aの中間位置にそれぞれ配置される2つの歪みセンサ22A,22Bの間での前記円周方向の間隔は、転動体5の配列ピッチPの略1/2となる。その結果、2つの歪みセンサ22A,22Bの出力信号a,bは略180度の位相差を有することになり、その和として求められる平均値Aは転動体5の通過による変動成分をキャンセルしたものとなる。また、その差分は温度の影響を受けにくいため安定しており、さらに2つの信号を使用するため検出精度が高められる。
なお、図6では、接触固定部21aの間隔を、転動体5の配列ピッチPと同一に設定し、隣り合う接触固定部21aの中間位置に各1つの歪みセンサ22A,22Bをそれぞれ配置することで、2つの歪みセンサ22A,22Bの間での前記円周方向の間隔を、転動体5の配列ピッチPの略1/2となるようにした。これとは別に、直接、2つの歪みセンサ22A,22Bの間での前記円周方向の間隔を、転動体5の配列ピッチPの1/2に設定しても良い。
この場合に、2つの歪みセンサ22A,22Bの前記円周方向の間隔を、転動体5の配列ピッチPの{1/2+n(n:整数)}倍、またはこれらの値に近似した値としても良い。この場合にも、両歪みセンサ22A,22Bの出力信号a,bの和として求められる平均値Aは転動体5の通過による変動成分をキャンセルした値となり、差分から求められる振幅値Bは温度の影響を受けにくいため安定しており、さらに2つの信号を使用するため検出精度が高められる。
図8のように、前記推定手段30は次段の選択出力手段33に接続される。この選択出力手段33は、車輪回転速度に応じて、前記第1および第2の荷重推定手段31,32のうちいずれかの推定荷重値を切り替え選択して出力するものである。具体的には、車輪回転速度が所定の下限速度よりも低い場合に、選択出力手段33は、第1の荷重推定手段31の推定荷重値を選択して出力するものとしている。前記所定の下限速度は、任意に設定した値で良いが、例えば、人が歩く程度の速度(時速4Km)か、それよりも遅い速度とされる。
車輪の低速回転時には、センサ出力信号の振幅を検出するための処理時間が長くなり、さらに静止時には振幅の検出そのものが不可能になる。そこで、このように、車輪回転速度が所定の下限速度よりも低い場合に、平均値Aだけを用いた第1の荷重推定手段31からの荷重推定値を選択して出力することにより、検出した荷重信号を遅延なく出力することができる。
前記選択出力手段33には、例えば外部から車輪回転速度の情報が入力され、この情報に基づいて前記切り替え選択が行なわれる。この場合、外部からの車輪回転速度の情報として、車体側からのABSセンサなどの回転センサ信号を用い、これにより車輪回転速度を推定するようにしても良い。また、車体側の車内通信バスに接続された上位制御装置から、車輪回転速度の情報に代わるものとして、切り替え選択指令を選択出力手段33が受ける構成としても良い。さらに、車輪回転速度の情報として、前記歪みセンサ22A,22Bの出力信号a,bから転動体5の通過周波数を検出して、車輪回転速度を推定するものとしても良い。
図1および図2の実施形態では、固定側部材である外方部材1の外径面の上下位置に2つのセンサユニット20A,20Bを配置しているので、車輪用軸受に作用する垂直方向荷重Fz を精度良く推定できる。配置するセンサユニット20の個数を増やせば、さらに駆動力や制動力となる荷重Fx 、軸方向荷重Fy も推定することができる。
また、図7のように、センサユニット20A,20Bに温度センサ34を取付け、この温度センサ34の検出信号により前記センサ出力信号の平均値Aを補正する温度補正手段35を設けても良い。
軸受回転による発熱や周辺環境などにより車輪用軸受の温度が変化すると、荷重が変化しなくても、センサユニット20A,20Bのセンサ出力信号は熱膨張などにより変動するので、検出された荷重に温度の影響が残る。そこで、車輪用軸受の温度またはその周辺温度に応じてセンサ出力信号の平均値Aを補正する温度補正手段35を設けると、温度による検出荷重誤差を低減することができる。
車輪のタイヤと路面間に荷重が作用すると、車輪用軸受の固定側部材である外方部材1にも荷重が印加されて変形が生じる。ここではセンサユニット20A(20B)における歪み発生部材21の2つ以上の接触固定部21aが、外方部材1に接触固定されているので、外方部材1の歪みが歪み発生部材21に拡大して伝達され易く、その歪みが歪みセンサ22A,22Bで感度良く検出される。
特に、センサユニット20の歪みセンサ22A,22Bの出力信号の和によって求められた平均値Aを用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定する第1の荷重推定手段31と、センサ出力信号の振幅値Bと前記平均値Aとを用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定する第2の荷重推定手段32とを設け、これら両荷重推定手段31,32のうちいずれかの推定する荷重値を、車輪回転速度に応じて切り替え選択して出力する選択出力手段33を設けているので、車輪が静止あるいは低速状態にあるときには時間平均処理をすることなく求められる平均値Aから得られる第1の荷重推定手段31の推定荷重値を出力することで、検出処理時間を短くできる。また、車輪が通常回転状態にあるときには、センサ出力信号の平均値Aと振幅値Bを精度良く演算できるので、平均値Aと振幅値Bとから得られる第2の荷重推定手段32の推定荷重値を出力することで、推定荷重値の誤差が小さくなり、検出遅延時間も十分小さくなる。
その結果、車輪にかかる荷重を正確に推定でき、かつ検出した荷重信号を遅延なく出力できる。このため、その荷重信号を利用した車両の制御の応答性や制御性が向上し、より安全性や走行安定性を高めることができる。
図9は、タイヤ接地面に対して上下位置および左右位置となる、前記固定側部材である外方部材1の外径面の上面部、下面部、右面部、および左面部に、円周方向90度の位相差で4つのセンサユニット20A,20B,20C,20Dを等配した他の実施形態のアウトボード側から見た正面図を示す。センサユニット20A〜20Dの配置構成を除くその他の構成は、先の実施形態の場合と同様である。
このように4つのセンサユニット20A〜20Dを配置することで、車輪用軸受に作用する垂直方向荷重Fz 、駆動力や制動力となる荷重Fx 、軸方向荷重Fy を推定することができる。
なお、上記した各実施形態では、外方部材1が固定側部材である場合につき説明したが、この発明は、内方部材が固定側部材である車輪用軸受にも適用することができ、その場合、センサユニット20は内方部材の内周となる周面に設ける。
また、これらの実施形態では第3世代型の車輪用軸受に適用した場合につき説明したが、この発明は、軸受部分とハブとが互いに独立した部品となる第1または第2世代型の車輪用軸受や、内方部材の一部が等速ジョイントの外輪で構成される第4世代型の車輪用軸受にも適用することができる。また、このセンサ付車輪用軸受は、従動輪用の車輪用軸受にも適用でき、さらに各世代形式のテーパころタイプの車輪用軸受にも適用することができる。
1…外方部材
2…内方部材
3,4…転走面
5…転動体
20,20A〜20D…センサユニット
21…歪み発生部材
21a…接触固定部
22,22A,22B…歪みセンサ
31…第1の荷重推定手段
32…第2の荷重推定手段
33…選択出力手段
34…温度センサ

Claims (12)

  1. 複列の転走面が内周に形成された外方部材と、前記転走面と対向する転走面が外周に形成された内方部材と、両部材の対向する転走面間に介在した複列の転動体とを備え、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用軸受において、
    上記外方部材および内方部材のうちの固定側部材に、この固定側部材に接触して固定される2つ以上の接触固定部を有する歪み発生部材、およびこの歪み発生部材に取付けられてこの歪み発生部材の歪みを検出する1つ以上のセンサからなる荷重検出用センサユニットを設けてなるセンサ付車輪用軸受であって、
    前記センサの出力信号の平均値を用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定する第1の荷重推定手段と、前記センサの出力信号の振幅値、またはその振幅値と前記平均値とを用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定する第2の荷重推定手段と、車輪回転速度に応じて、前記第1および第2の荷重推定手段のうちいずれか一方の推定荷重値を切り替え選択して出力する選択出力手段とを設け、前記センサユニットは3つ以上の接触固定部と2つのセンサを有し、隣り合う第1および第2の接触固定部の間、および隣り合う第2および第3の接触固定部の間に各センサをそれぞれ取付け、隣り合う接触固定部もしくは隣り合うセンサの前記固定部材の円周方向についての間隔を、転動体の配列ピッチの{1/2+n(n:整数)}倍とし、前記第1および第2の荷重推定手段は前記2つのセンサの出力信号の和を平均値として用いるものとしたことを特徴とするセンサ付車輪用軸受。
  2. 請求項1において、前記第1の荷重推定手段は前記2つのセンサの出力信号の平均値を用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定するものとし、前記第2の荷重推定手段は前記2つのセンサの出力信号の平均値と振幅値とを用いて車輪用軸受に作用する荷重を演算・推定するものとしたセンサ付車輪用軸受。
  3. 請求項2において、前記第1の荷重推定手段および第2の荷重推定手段における前記2つのセンサの出力信号の平均値は、前記2つのセンサの出力信号を加算することで得るものとしたセンサ付車輪用軸受。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれか1項において、前記第1および第2の荷重推定手段は、いずれも、前記3つ以上のセンサユニットのセンサの出力信号から車輪用軸受の径方向の上下および前後に作用する各径方向荷重と、車輪用軸受の軸方向に作用する軸方向荷重との3方向の荷重を演算・推定するものとしたセンサ付車輪用軸受。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記センサユニットを、タイヤ接地面に対して上下位置および左右位置となる前記固定側部材の外径面の上面部、下面部、右面部、および左面部に円周方向90度の位相差で4つ等配したセンサ付車輪用軸受。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、前記センサユニットに温度センサを取付け、この温度センサの検出信号により前記センサ出力信号の平均値を補正する温度補正手段を設けたセンサ付車輪用軸受。
  7. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、車輪回転速度が、設定された下限速度よりも低い場合に、前記選択出力手段は第1の荷重推定手段の推定荷重値を選択して出力するものとしたセンサ付車輪用軸受。
  8. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、前記第1および第2の荷重推定手段は並行して荷重を演算・推定し、前記選択出力手段は、車輪回転速度に応じて前記両荷重推定手段のうちいずれか一方の推定荷重値を選択して出力するものとしたセンサ付車輪用軸受。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、前記選択出力手段は、外部から車輪回転速度の情報を受けて前記車輪回転速度に応じた前記選択を行うものとしたセンサ付車輪用軸受。
  10. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、前記選択出力手段は、前記センサの出力信号から転動体の通過周波数を検出して車輪回転速度を推定し、その推定した車輪回転速度により前記車輪回転速度に応じた前記選択を行うものとしたセンサ付車輪用軸受。
  11. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、前記選択出力手段は、車体側から供給される回転センサ信号から車輪回転速度を推定し、その推定した車輪回転速度により、前記車輪回転速度に応じた前記選択を行うものとしたセンサ付車輪用軸受。
  12. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、前記選択出力手段は、車体側の制御装置から車輪回転速度に応じた切り替え選択指令を受けて、前記選択を行うものとしたセンサ付車輪用軸受。
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