JP5142373B2 - 再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2枚の連続するフレームから仮想的なフレーム(補間フレーム)を生成し、その補間フレームを含むフレームを再生することによって、時間解像度を向上させる再生装置に関する。
一般的な補間フレームの生成手法としては、次のようなものがある。図15に、補間フレームの生成手法を説明する図を示す。補間フレームを生成するために、まず、2枚の連続するフレームP1、P2(本明細書では、「フレーム」との文言は、符号化済みのフレームであって、「補間フレーム」を生成するために参照されるべきフレームを意味するものとする。)をあるサイズの領域(この領域のことを、以後「ブロック」と称する。)に分割する。例えば、図15では、縦8×横8のピクセルから構成される領域によってフレームを分割している。そして、出力すべきタイミングが早いフレームP1の各ブロックが、出力すべきタイミングの遅いフレームP2のどこに移動しているかをブロックマッチング法により推定する。図15は、フレームP1を構成するブロックのうちのブロックAが、フレームP2における領域A’に移動した場合を示している。
ここで、フレームP1を構成するあるブロックがフレームP2においてどの向きにどれくらいの距離を移動したかを定義する指標が、動きベクトルMV(Moving Vector)である。動きベクトルMVは、フレームP1を構成するブロックの代表座標X1(x1、y1)と、フレームP2における、フレームP1を構成するブロックが移動したと推定される領域の代表座標X2(x2、y2)と、から算出される。図15は、ブロックAの代表座標がX1(x1、y1)=(8、8)であり、ブロックAが移動したと推定される領域A’の代表座標X2が(x2、y2)=(12、12)である場合を示しており、このとき、動きベクトルMVは、(x2、y2)―(x1、y1)=(4、4)と算出される。
フレームP1を構成する各ブロックに関して上述のように算出される動きベクトルを基に、補間フレームPtを生成する。すなわち、フレームP1を構成するブロックが等速直線運動によって移動するものと仮定し、また、補間フレームがフレームP1とフレームP2の時間的に中間に位置するものと仮定すると、フレームP1を構成するブロックは、補間フレームPtにおいて、MV/2移動した領域に位置することになる。図15では、フレームP1を構成するブロックのうちのブロックAが、補間フレームPtにおける領域A’’に移動した場合を示しており、補間フレームにおける領域A’’は、MV/2=(2、2)移動した領域に位置している(ブロックAが移動すると推定される領域A’’の代表座標X3は、(x3、y3)=(10、10)である。)。このようにして、領域A’’が補間フレームPtの一部分として求められる。
上述した、1.ブロックマッチング法によるブロックの移動先の特定、2.動きベクトルMVの算出、3.補間フレームPtの一部分の確定の一連の処理を、フレームP1を構成する各ブロックに対して行い、補間フレームPtを生成する。このような補間フレームの生成手法は、例えば、特許文献1に開示されている映像信号再生装置に採用されている。
特開平10−233996号公報
しかしながら、上記の手法によって生成した補間フレームには、次の理由で誤補間が発生し、その補間フレームとその前後のフレームとの整合が取れず、再生出力したときにちらつきや絵崩れが生じる恐れがある。誤補間が発生する理由は、上述した1.のブロックマッチィング法によって移動先を特定する際に、フレームP1のあるブロックの有無を検索することができるフレーム2の検索範囲(図15に示す、領域Sが検索範囲に相当する。図15では、フレーム2における検索範囲Sの一例として、検索対象となるブロックAの周囲4ピクセルまでの領域に相当する場合を示している。)に制限があり、動きベクトルの大きさがその検索範囲より大きくなると、当該ブロックが移動していないと見なされる、または当該ブロックが誤った領域に移動したと見なされるためである。検索範囲に制限がある理由は、検索範囲と検索に要する処理量とはトレードオフの関係にあり、検索範囲を広げる程補間フレームを生成するために要する処理量は増大するためである。
近年、携帯電話に代表される携帯端末装置のなかにはデジタルテレビジョン放送を受信可能なものがあるが、時々刻々テレビ放送用電波の受信状態が変化する携帯端末装置ではフレームの欠落が発生することが考えられる。このような場合、欠落したフレームを補間しようとそのフレームを挟む前後の2つのフレームによって補間フレームを生成すると、動きベクトルが大きくなり易く、その結果、生成された補間フレームには誤補間が発生し易くなる。このように誤補間された恐れのある補間フレームに対しては、何らかの対処を施す必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、誤補間が生じた恐れのある補間フレームを効果的に特定することによって、誤補間の生じた補間フレームを再生出力することによるちらつきや絵崩れを抑制することができる再生装置を提供することを目的とする。
本発明の再生装置は、フレームを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に第1の時点にて記憶された第1のフレームと前記記憶手段に第2の時点にて記憶された第2のフレームを構成するピクセルに基づいて、動きベクトルを算出する動きベクトル算出手段と、前記動きベクトル算出手段によって算出された前記動きベクトルに基づいて、前記第1のフレームと前記第2のフレームを補間するための補間フレームを生成する補間フレーム生成手段と、前記第1のフレームと前記第2のフレームの変化に基づいて、前記補間フレームの出力の可否を判定する補間フレーム出力判定手段と、前記第1の時点と前記第2の時点との間の時間間隔を測定するフレーム間隔測定手段と、を備え、前記補間フレーム出力判定手段が、前記フレーム間隔測定手段により測定した時間間隔が第1の閾値以上である場合、前記補間フレームの出力を否と判定するものである。
この構成により、誤補間が生じた恐れのある補間フレームを効果的に特定し、映像再生時に当該補間フレームを出力しないようにすることによって、誤補間の生じた補間フレームを再生出力することによるちらつきや絵崩れを抑制することができる。また、この構成により、連続する2枚のフレームが入力される時間間隔に応じて補間フレームに誤補間が生じたか否かを判定することによって、誤補間が生じた恐れのある補間フレームを効果的に特定することができる。この結果、映像再生時に当該補間フレームを出力することを抑制することができる。
また、本発明の再生装置は、フレームを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に第1の時点にて記憶された第1のフレームと前記記憶手段に第2の時点にて記憶された第2のフレームを構成するピクセルに基づいて、動きベクトルを算出する動きベクトル算出手段と、前記動きベクトル算出手段によって算出された前記動きベクトルに基づいて、前記第1のフレームと前記第2のフレームを補間するための補間フレームを生成する補間フレーム生成手段と、前記第1のフレームと前記第2のフレームの変化に基づいて、前記補間フレームの出力の可否を判定する補間フレーム出力判定手段と、前記第1のフレームまたは前記第2のフレームに含まれるスリット領域を特定するスリット領域特定手段と、を備え、前記補間フレーム出力判定手段が、前記動きベクトル算出手段によって算出された前記動きベクトルの大きさが第2の閾値以上である場合、前記補間フレームの出力を否と判定し、前記動きベクトル算出手段によって算出された前記動きベクトルの大きさが、前記第2の閾値よりも値の小さい第3の閾値以上であり、かつ、前記スリット領域特定手段により特定した前記スリット領域の大きさが第4の閾値以上である場合、前記補間フレームの出力を否と判定するものである
この構成により、連続する2枚のフレームによって算出される動きベクトルの大きさに応じて補間フレームに誤補間が生じたか否かを判定することによって、誤補間が生じた恐れのある補間フレームを効果的に特定することができる。この結果、映像再生時に当該補間フレームを出力することを抑制することができる。また、この構成により、フレームに存在するスリット領域の大きさに応じて補間フレームを出力するか否か判定することによって、スリットノイズを抑制するまたはスリットノイズが発生したとしても視聴者によって気付かれ難くすることができる。
本発明の再生装置によれば、誤補間が生じた恐れのある補間フレームを効果的に特定し、映像再生時に当該補間フレームを出力しないようにすることによって、誤補間の生じた補間フレームを再生出力することによるちらつきや絵崩れを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態の再生装置について詳細に説明する。まず、本発明の実施の形態の再生装置による処理の概要について、説明する。
補間フレームに誤補間が発生する理由は、ブロックマッチィング法によって移動先を特定する際に、フレームP1のあるブロックの有無を検索することができるフレーム2の検索範囲に制限があり、動きベクトルの大きさがその検索範囲より大きくなると、当該ブロックが移動していないと見なされる、または当該ブロックが誤った領域に移動したと見なされるためである。本発明の再生装置による主要な処理は、誤補間が発生する可能性の高い補間フレームであるか否かを判定し、誤補間が発生する可能性の高いと判定された補間フレームを再生出力すべきフレームから排除する、ことである。
本発明の実施の形態の再生装置では、誤補間が発生する可能性の高い補間フレームであるか否かを判定する基準として、次のものを考える。すなわち、1.連続する2枚のフレームの時間間隔、2.連続する2枚のフレームから算出される動きベクトルの大きさ、3.連続する2枚のフレームをそれぞれ構成するピクセルの値の変化量、を上記基準とする。
(第1実施形態)
まず、1.連続する2枚のフレームの時間間隔を基に誤補間が発生する可能性の高い補間フレームであるか否かを判定する、本発明の第1実施形態の再生装置について説明する。図1に、本発明の第1実施形態の再生装置の機能ブロック図を示す。
本発明の第1実施形態の再生装置は、切替スイッチ100、フレームバッファ101、フレームバッファ102、動きベクトル算出手段103、補間フレーム生成手段104、フレーム間隔測定手段105、補間フレーム出力判定手段106、出力制御手段107、出力画像バッファ108、を含んで構成される。このうち、フレームバッファ101、フレームバッファ102、出力画像バッファ108は、RAMによって構成され、動きベクトル算出手段103、補間フレーム生成手段104、フレーム間隔測定手段105、補間フレーム出力判定手段106、出力制御手段107、は、CPUによって構成される。
切替スイッチ100は、フレームが入力される度にスイッチを切り替え、入力されたフレームをフレームバッファ101またはフレームバッファ102のいずれか一方に出力する。
フレームバッファ101、102は、RAMによって構成され、入力されたフレームを記憶する。フレームバッファ101、102は、既にフレームを記憶している場合には、入力されたフレームを上書きして記憶する。
動きベクトル算出手段103は、フレームバッファ101及びフレームバッファ102に記憶されたフレームを構成する各ブロックに関して動きベクトルを算出する。なお、フレームバッファ101、102に記憶されるフレームの順序は、フレームバッファ101、102には新しいフレームが記憶されるたびに切り替わる。例えば、フレームバッファ101にフレーム1が記憶された後フレームバッファ102にフレーム2が記憶された場合、フレームバッファ102に順序の後のフレームが記憶されているが、続いて、フレームバッファ101にフレーム3が記憶されれば、フレームバッファ101に順序の後のフレームが記憶されることになる。動きベクトル算出手段103は、切替スイッチ100の切替と連動して、フレームバッファ101、102に記憶されるフレームの順序を検出し、動きベクトルを算出する。
補間フレーム生成手段104は、フレームバッファ101及びフレームバッファ102に記憶されたフレーム、並びに動きベクトル算出手段103によって算出した動きベクトルを基に補間フレームを生成する。補間フレーム生成手段104もまた、切替スイッチ100の切替と連動して、フレームバッファ101、102に記憶されるフレームの順序を検出し、動きベクトルを基に補間フレームを生成する。
フレーム間隔測定手段105は、タイマ(図1に図示せず)によって計時される数値を参照して、切替スイッチ100に前回フレームが入力された時点から今回フレームが入力される時点までの時間間隔を測定する。
補間フレーム出力判定手段106は、フレーム間隔測定手段105が測定した時間間隔と、所定の閾値と、を比較し、測定した時間間隔が所定の閾値よりも大きければ、出力制御手段107に通知する。
出力制御手段107は、フレームバッファ101から読み出したフレーム、フレームバッファ102からフレーム、及び補間フレーム生成手段104により生成されたフレームを、次に説明する規則に従って出力画像バッファ108に記録する。図2に、本発明の第1実施形態の再生装置による、出力画像のバッファ処理を説明するタイムチャートを示す。図2において、上段のタイムチャートは、フレームバッファ101、102にフレームが書き込まれるタイミング及び補間フレームが生成されるタイミングを示し、下段のタイムチャートは、出力画像バッファ108にフレーム及び補間フレームが書き込まれるタイミングを示す。
図2の上段のタイムチャートにおいて、「○」はフレームバッファ101、102にフレームP1、P2、P3、P4、P5、P6が書き込まれるタイミングを、「□」は補間フレームPt12、Pt23、Pt34、Pt45、Pt56が生成されるタイミングを、それぞれ示している。なお、PtMN(M、Nは整数)との標記によって、PtMNがフレームPMとフレームPNを補間する補間フレームであることを表している。補間フレーム生成手段104は、フレームバッファ101、102に新たなフレームPN(N=2、3、4、5、6)が記録される度に、補間フレームPtMN(M=N−1)を生成する。例えば、新たなフレームP2が記録されると、補間フレームPt12を生成する。
また、図2の上段のタイムチャートにおいて、フレーム間隔測定手段105によって測定される時間間隔をT12、T23、T34、T45、T56として表している。TMN(M、Nは整数)との標記によって、TMNがフレームPMが入力された時点からフレームPNが入力された時点までの時間間隔を表している。なお、補間フレーム出力判定手段106は、時間間隔T12、T23、T34、T45、T56のうち、時間間隔T12、T34、T56が所定の閾値よりも小さく、残りの時間間隔T23、T45が所定の閾値よりも大きいものと判定したとする。
続いて、図2の下段のタイムチャートについて説明する。出力制御手段107は、ある動画コンテンツを構成するフレームの入力が開始されると、まず、フレームバッファ101、102の一方から先頭のフレームP1を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S21)。その後、出力制御手段107は、補間フレーム出力判定手段106から時間間隔T12が所定の閾値よりも小さいと通知されると、補間フレーム生成手段によって生成された補間フレームPt12を出力画像バッファ108に記録し(S22)、フレームバッファ101、102のうちのフレームP1が記録されていない他方からフレームP2を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S23)。
その後、出力制御手段107は、補間フレーム出力判定手段106から時間間隔T23が所定の閾値よりも大きいと通知されると、補間フレーム生成手段によって生成された補間フレームPt23を出力画像バッファ108に記録せず、フレームバッファ101、102のうちのフレームP2が記録されていない他方からフレームP3を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S24)。
その後、出力制御手段107は、補間フレーム出力判定手段106から時間間隔T34が所定の閾値よりも小さいと通知されると、補間フレーム生成手段によって生成された補間フレームPt34を出力画像バッファ108に記録し(S25)、フレームバッファ101、102のうちのフレームP3が記録されていない他方からフレームP4を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S26)。以後同様に、出力制御手段107は、フレームバッファ101から読み出したフレーム、フレームバッファ102からフレーム、及び補間フレーム生成手段104により生成されたフレームを出力画像バッファ108に記録する。
図2の下段に示すタイムチャートの順に出力画像バッファ108に記録されたフレーム及び補間フレームは、その順にしたがって映像出力される。
本発明の第1実施形態の再生装置による出力画像バッファへの書き込み処理を一般化すると、次のようになる。図3に、本発明の第1実施形態の再生装置による、出力画像バッファへの書き込み処理を説明するフローチャートを示す。
再生装置は、ある動画コンテンツを構成するフレームの入力が開始されると、まず、フレームバッファ101、102の一方から先頭のフレームP1を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS31)。
その後、再生装置は、時間間隔TMN(M=N−1、N=2、3・・・)が所定の閾値よりも大きいか小さいかを判別し(ステップS32)、時間間隔TMNが所定の閾値よりも小さければ(ステップS32、N)、補間フレームPtMNを出力画像バッファ108に記録し(ステップS33)、続いて、フレームバッファ101、102のうちのフレームPMが記録されていない他方からフレームPNを読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS34)。
他方、再生装置は、時間間隔TMNが所定の閾値よりも大きければ(ステップS32、Y)、フレームバッファ101、102のうちのフレームPMが記録されていない他方からフレームPNを読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS35)。
その後、再生装置は、動画コンテンツの入力が継続されている期間(ステップS37、N)、Nを繰り上げながら(ステップS36)ステップS32からステップS35の処理を継続する。
連続する2枚のフレームがある一定時間以上の時間間隔をもって入力される場合、それらのフレームを構成するピクセル値は大きく変化する可能性があり、それらのフレームに基づいて補間フレームを生成しても、その補間フレームには誤補間が生じる可能性が高い。このため、本発明の第1実施形態の再生装置及びその再生方法によれば、誤補間が生じた恐れのある補間フレームを効果的に特定し、当該補間フレームを出力画像バッファに記録しないようにすることによって、映像再生時に当該補間フレームを出力することがないため、誤補間の生じた補間フレームを再生出力することによる絵崩れを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、2.連続する2枚のフレームから算出される動きベクトルの大きさを基に誤補間が発生する可能性の高い補間フレームであるか否かを判定する、本発明の第2実施形態の再生装置について説明する。図4に、本発明の第2実施形態の再生装置の機能ブロック図を示す。なお、図4において図1に示す機能ブロック図と同様の参照番号が割り当てられた各手段は、第1実施形態で説明した通りであるため、説明を省略する。
動きベクトル判定手段201は、動きベクトル算出手段103によって算出された各ブロックの動きベクトルの大きさから、連続する2枚のフレームの変化量を数値化する。具体的には、動きベクトル判定手段201は、各ブロックの動きベクトルの大きさのうち最も大きな値を変化量とする、各ブロックの動きベクトルの大きさの平均値を変化量とする、または、ある閾値以上の大きさの動きベクトルを有するブロックの個数を変化量とする、などが挙げられる。第2実施形態では、動きベクトル判定手段201は、ある閾値以上の大きさの動きベクトルを有するブロックの個数を、連続する2枚のフレームの変化量として数値化する場合について説明する。
補間フレーム出力判定手段202は、動きベクトル判定手段201が判定したブロックの個数と、所定の閾値と、を比較し、判定したブロックの個数が所定の閾値よりも大きければ、出力制御手段203に通知する。所定の閾値とは、例えばブロックの総数のうちの、ある閾値以上の大きさの動きベクトルを有するブロックの個数の割合に関する値として設定される。
出力制御手段203は、フレームバッファ101から読み出したフレーム、フレームバッファ102からフレーム、及び補間フレーム生成手段104により生成されたフレームを、次に説明する規則に従って出力画像バッファ108に記録する。図5に、本発明の第2実施形態の再生装置による、出力画像のバッファ処理を説明するタイムチャートを示す。図5において、上段のタイムチャートは、フレームバッファ101、102にフレームが書き込まれるタイミング及び補間フレームが生成されるタイミングを示し、下段のタイムチャートは、出力画像バッファ108にフレーム及び補間フレームが書き込まれるタイミングを示す。
図5の上段のタイムチャートにおいて、「○」はフレームバッファ101、102にフレームP1、P2、P3、P4、P5、P6が書き込まれるタイミングを、「□」は補間フレームPt12、Pt23、Pt34、Pt45、Pt56が生成されるタイミングを、それぞれ示している。補間フレーム生成手段104は、フレームバッファ101、102に新たなフレームPN(N=2、3、4、5、6)が記録される度に、補間フレームPtMN(M=N−1)を生成する。例えば、新たなフレームP2が記録されると、補間フレームPt12を生成する。
また、図5の上段のタイムチャートにおいて、動きベクトル判定段201によって判定される、ある閾値以上の大きさの動きベクトルを有するブロックの個数をO12、O23、O34、O45、O56として表している。OMN(M、Nは整数)との標記によって、フレームPMとフレームPNを基に動きベクトルを算出した各ブロックのうち、ある閾値以上の大きさの動きベクトルを有するブロックの個数を表している。なお、補間フレーム出力判定手段202は、ブロックの個数O12、O23、O34、O45、O56のうち、ブロックの個数O12、O34、O56が所定の閾値よりも小さく、ブロックの個数T23、T45が所定の閾値よりも大きいと判定したものとする。
続いて、図5の下段のタイムチャートについて説明する。出力制御手段203は、ある動画コンテンツを構成するフレームの入力が開始されると、まず、フレームバッファ101、102の一方から先頭のフレームP1を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S51)。その後、出力制御手段203は、補間フレーム出力判定手段202からブロックの個数O12が所定の閾値よりも小さいと通知されると、補間フレーム生成手段によって生成された補間フレームPt12を出力画像バッファ108に記録し(S52)、フレームバッファ101、102のうちのフレームP1が記録されていない他方からフレームP2を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S53)。
その後、出力制御手段203は、補間フレーム出力判定手段202からブロックの個数O23が所定の閾値よりも大きいと通知されると、補間フレーム生成手段によって生成された補間フレームPt23を出力画像バッファ108に記録せず、フレームバッファ101、102のうちのフレームP2が記録されていない他方からフレームP3を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S54)。
その後、出力制御手段203は、補間フレーム出力判定手段202からO34が所定の閾値よりも小さいと通知されると、補間フレーム生成手段によって生成された補間フレームPt34を出力画像バッファ108に記録し(S55)、フレームバッファ101、102のうちのフレームP3が記録されていない他方からフレームP4を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S56)。以後同様に、出力制御手段203は、フレームバッファ101から読み出したフレーム、フレームバッファ102からフレーム、及び補間フレーム生成手段104により生成されたフレームを出力画像バッファ108に記録する。
図5の下段に示すタイムチャートの順に出力画像バッファ108に記録されたフレーム及び補間フレームは、その順にしたがって映像出力される。
本発明の第2実施形態の再生装置による出力画像バッファへの書き込み処理を一般化すると、次のようになる。図6に、本発明の第2実施形態の再生装置による、出力画像バッファへの書き込み処理を説明するフローチャートを示す。
再生装置は、ある動画コンテンツを構成するフレームの入力が開始されると、まず、フレームバッファ101、102の一方から先頭のフレームP1を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS61)。
その後、再生装置は、連続する2枚のフレームPM、PNから各ブロックの動きベクトルを算出し(ステップS62)、ある閾値以上の大きさの動きベクトルを有するブロックの個数OMNをカウントする(ステップS63)。
再生装置は、ブロックの個数OMN(M=N−1、N=2、3・・・)が所定の閾値よりも大きいか小さいかを判別し(ステップS64)、ブロックの個数OMNが所定の閾値よりも小さければ(ステップS64、N)、補間フレームPtMNを出力画像バッファ108に記録し(ステップS65)、続いて、フレームバッファ101、102のうちのフレームPMが記録されていない他方からフレームPNを読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS66)。
他方、再生装置は、ブロックの個数OMNが所定の閾値よりも大きければ(ステップS64、Y)、フレームバッファ101、102のうちのフレームPMが記録されていない他方からフレームPNを読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS67)。
その後、再生装置は、動画コンテンツの入力が継続されている期間(ステップS69、N)、Nを繰り上げながら(ステップS68)ステップS62からステップS67の処理を継続する。
連続する2枚のフレームから算出されるブロックの動きベクトルがある閾値以上である場合、それらのフレームを構成するピクセル値は大きく変化している可能性があり、それらのフレームに基づいて補間フレームを生成しても、その補間フレームには誤補間が生じる可能性が高い。このため、本発明の第2実施形態の再生装置及びその再生方法によれば、誤補間が生じた恐れのある補間フレームを効果的に特定し、当該補間フレームを出力画像バッファに記録しないようにすることによって、映像再生時に当該補間フレームを出力することがないため、誤補間の生じた補間フレームを再生出力することによる絵崩れを抑制することができる。
(第3実施形態)
本発明の第2実施形態では、連続する2枚のフレームから算出される動きベクトルの大きさを基に、その2枚のフレームから生成される補間フレームにおける誤補間の有無を判別する構成について説明した。この構成のためには、動きベクトルを算出するためにブロックマッチィング法によってブロックの移動先を特定する必要がある。本発明の第3実施形態では、誤補間の有無を判別するより簡便な処理について説明する。図7に、本発明の第3実施形態の再生装置の機能ブロック図を示す。なお、図7において図1に示す機能ブロック図と同様の参照番号が割り当てられた各手段は、第1実施形態で説明した通りであるため、説明を省略する。
ピクセル値判定手段301は、フレームバッファ101及びフレームバッファ102に記憶されたフレームを構成するピクセル値から、連続する2枚のフレームの変化量を数値化する。具体的には、ピクセル値判定手段301は、2枚のフレーム間で同一の位置座標のピクセルにおけるピクセル値の差分を算出し、全ピクセルにおけるその差分を二乗平均する。
補間フレーム出力判定手段302は、ピクセル値判定手段301が算出した差分の二乗平均値と、所定の閾値と、を比較し、差分の二乗平均値が所定の閾値よりも大きければ、出力制御手段203に通知する。
出力制御手段303は、フレームバッファ101から読み出したフレーム、フレームバッファ102からフレーム、及び補間フレーム生成手段104により生成されたフレームを、誤補間が発生する可能性の高い補間フレームであるか否かを判定する基準をブロックの個数OMNから上記差分の二乗平均値へ置換する点を除く、第2実施形態で説明した規則と同様の規則に従って出力画像バッファ108に記録する。
本発明の第3実施形態の再生装置及びその再生方法によれば、誤補間が生じた恐れのある補間フレームを簡便な処理によって特定し、当該補間フレームを出力画像バッファに記録しないようにすることによって、映像再生時に当該補間フレームを出力することがないため、誤補間の生じた補間フレームを再生出力することによる絵崩れを抑制することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態の再生装置について説明する。近年の多機能化が進む携帯端末装置のなかには、マルチウィンドウ環境によるマルチタスク機能を実現するものがある。そのような携帯端末装置によれば、例えば、再生中の動画コンテンツと電子メールの内容を別々のウィンドウに表示させることができる。
このように、マルチウィンドウ環境下で複数のコンテンツを別々のウィンドウに出力させる場合、装置利用者による個々のウィンドウに対するそれぞれの注視度は下がる傾向にある。装置利用者による注視度が下がった状態において、補間フレームの出力を伴って動画コンテンツを再生しても、装置利用者が必要とする以上に過度に動画コンテンツを滑らかに再生していることになる。益々の省電力化が求められる携帯端末装置においては、補間フレームの出力処理に伴う過度な電力消費は避けるべきである。このため、本発明の第4実施形態では、補間フレームの出力処理に伴う過度な電力消費を軽減することができる再生装置について説明する。
本発明の第4実施形態の再生装置は、フレームを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された、第1の時点にて出力すべき第1のフレームと第2の時点にて出力すべき第2のフレームを構成するピクセルに基づいて、動きベクトルを算出する動きベクトル算出手段と、前記動きベクトル算出手段によって算出された前記動きベクトルに基づいて、前記第1の時点と前記第2の時点の間の第3の時点に出力すべき、前記第1のフレームと前記第2のフレームを補間するための補間フレームを生成する補間フレーム生成手段と、前記第1のフレームと前記前記第2のフレームを含んで構成される第1のコンテンツと前記第1のコンテンツとは異なる第2のコンテンツとを同時に出力している期間において、前記補間フレームの出力を否と判定する補間フレーム出力判定手段と、を備えるものである。
図8に、本発明の第4実施形態の再生装置の機能ブロック図を示す。なお、図8において図1に示す機能ブロック図と同様の参照番号が割り当てられた各手段は、第1実施形態で説明した通りであるため、説明を省略する。
補間フレーム出力判定手段401は、動画コンテンツ以外のコンテンツの再生出力を制御する他のアプリケーション(例えば、電子メール、電話帳、発着信履歴など)から各種コンテンツを出力する旨の制御信号を入力すると、出力制御手段203に通知する。
出力制御手段402は、フレームバッファ101から読み出したフレーム、フレームバッファ102からフレーム、及び補間フレーム生成手段104により生成されたフレームを、次に説明する規則に従って出力画像バッファ108に記録する。図9に、本発明の第4実施形態の再生装置による、出力画像のバッファ処理を説明するタイムチャートを示す。図9において、上段のタイムチャートは、フレームバッファ101、102にフレームが書き込まれるタイミング及び補間フレームが生成されるタイミングを示し、下段のタイムチャートは、出力画像バッファ108にフレーム及び補間フレームが書き込まれるタイミングを示す。
図9の上段のタイムチャートにおいて、「○」はフレームバッファ101、102にフレームP1、P2、P3、P4、P5、P6が書き込まれるタイミングを、「□」は補間フレームPt12、Pt23、Pt34、Pt45、Pt56が生成されるタイミングを、それぞれ示している。補間フレーム生成手段104は、フレームバッファ101、102に新たなフレームPN(N=2、3、4、5、6)が記録される度に、補間フレームPtMN(M=N−1)を生成する。例えば、新たなフレームP2が記録されると、補間フレームPt12を生成する。
また、図9の上段のタイムチャートにおいて、補間フレーム出力判定手段401は、時間間隔Taにおいて他のアプリケーションから各種コンテンツを出力する旨の制御信号を入力しており、時間間隔Tbにおいて他のアプリケーションから各種コンテンツを出力する旨の制御信号を入力していないものとする。
続いて、図9の下段のタイムチャートについて説明する。出力制御手段402は、ある動画コンテンツを構成するフレームの入力が開始されると、まず、フレームバッファ101、102の一方から先頭のフレームP1を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S91)。その後、出力制御手段402は、補間フレーム出力判定手段401から他のアプリケーションから制御信号を入力していないと通知されているため、補間フレーム生成手段によって生成された補間フレームPt12を出力画像バッファ108に記録し(S92)、フレームバッファ101、102のうちのフレームP1が記録されていない他方からフレームP2を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S93)。
その後、出力制御手段402は、補間フレーム出力判定手段402から他のアプリケーションから制御信号を入力していると通知されると、補間フレーム生成手段によって生成された補間フレームPt23を出力画像バッファ108に記録せず、フレームバッファ101、102のうちのフレームP2が記録されていない他方からフレームP3を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S94)。
その後、出力制御手段402は、補間フレーム出力判定手段402から補間フレーム出力判定手段402から他のアプリケーションから制御信号を入力していると通知されているため、補間フレーム生成手段によって生成された補間フレームPt34を出力画像バッファ108に記録せず、フレームバッファ101、102のうちのフレームP3が記録されていない他方からフレームP4を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(S95)。以後同様に、出力制御手段402は、フレームバッファ101から読み出したフレーム、フレームバッファ102からフレーム、及び補間フレーム生成手段104により生成されたフレームを出力画像バッファ108に記録する。
図9の下段に示すタイムチャートの順に出力画像バッファ108に記録されたフレーム及び補間フレームは、その順にしたがって映像出力される。
本発明の第4実施形態の再生装置による出力画像バッファへの書き込み処理を一般化すると、次のようになる。図10に、本発明の第4実施形態の再生装置による、出力画像バッファへの書き込み処理を説明するフローチャートを示す。
再生装置は、ある動画コンテンツを構成するフレームの入力が開始されると、まず、フレームバッファ101、102の一方から先頭のフレームP1を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS101)。
その後、再生装置は、他のアプリケーションから各種コンテンツを出力する旨の制御信号の有無を判別し(ステップS102)、その制御信号がなければ(ステップS102、N)、補間フレームPtMNを出力画像バッファ108に記録し(ステップS103)、続いて、フレームバッファ101、102のうちのフレームPMが記録されていない他方からフレームPNを読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS104)。
他方、再生装置は、上記制御信号があれば(ステップS102、Y)、フレームバッファ101、102のうちのフレームPMが記録されていない他方からフレームPNを読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS105)。
その後、再生装置は、動画コンテンツの入力が継続されている期間(ステップS107、N)、Nを繰り上げながら(ステップS106)ステップS102からステップS105の処理を継続する。
以上、本発明の第4実施形態の再生装置によれば、装置利用者による注視度が下がった状態において、補間フレームの出力をしないことによって、補間フレームの出力処理に伴う過度な電力消費を軽減することができる。
なお、本発明の第4実施形態の再生装置は、図9に示すように、他のアプリケーションから各種コンテンツを出力する旨の制御信号の有無によらず、補間フレームを生成するよう記載したが、上記制御信号がなければ補間フレームを生成し、上記制御信号があれば補間フレームを生成しない、処理を併せて実施しても良い。これにより、装置利用者による注視度が下がった状態において、補間フレームの生成をしないことによって、補間フレームの生成処理に伴う過度な電力消費を軽減することができる。
また、装置利用者による注視度が下がる期間の一例として、他のアプリケーションによって各種コンテンツを出力している期間を挙げたが、これに限るものではなく、例えば、ポップアップメニューを出力している期間においても補間フレームの出力、または補間フレームの生成を行わない構成にしてもよい。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態では、出力中の動画コンテンツにスリットノイズが発生することを抑制することができる再生装置について説明する。まず、スリットノイズについて説明する。図11に、スリットノイズを説明する図を示す。
図11において、連続する2枚のフレームP1、P2のうち、出力すべきタイミングが早いフレームP1が上段に、出力すべきタイミングの遅いフレームP2が下段に記載されている。図11の上段、下段のフレームP1、P2に示すように、フレームP1、P2に縞状のスリットが含まれている場合、図11の中段に示す補間フレームPtが生成される。すなわち、フレームP1におけるブロックAは、フレームP2のどこに移動したかをブロックマッチィング法により推定したとき、本来フレームP2における領域Arに移動したと推定されるべきであるが、その領域Arとは異なるフレームP2における領域A’に移動したと推定されることがある。一方、フレームP1におけるブロックBは、フレームP2における領域B’(図11の下段において、領域A’と領域B’は重複している。)に移動したと正確に推定されたとする。
フレームP1におけるブロックAが上記のように誤って推定されてしまう原因は、次の二点である。一点目は、ブロックマッチィング法によるマッチィングが、スリットを一本単位でが区別できる程、マッチィング精度が高くないこと、二点目は、マッチィングに伴う演算処理の負担を軽減するために、フレームP1におけるブロックAに近い領域からフレームP2に対してマッチィングを行うこと、である。このため、図11に示すように、フレームP1におけるブロックAは、当該ブロックAにより近いフレームP2における領域A’に移動したと誤って推定されしまう。
この推定結果に基づいて、ブロックA、B毎の動きベクトルMVの算出、及び、補間フレームPtの一部分の確定の処理を行うと、図11の中段に示す補間フレームが生成される。この補間フレームは、当該補間フレームに前後するフレームP1、P2と整合が取れておらず、さらに、補間フレームにおけるスリットの間隔がフレームP1、P2とは異なるため、フレームP1、P2及び補間フレームPtを連続して出力した際に、スリットのちらつきがより顕著になってしまう。このような補間フレームを出力することに伴って発生するスリットのちらつきのことを本明細書ではスリットノイズと称している。
以下、本発明の第5実施形態の再生装置について説明する。図12に、本発明の第5実施形態の再生装置の機能ブロック図を示す。なお、図12において図1及び図4に示す機能ブロック図と同様の参照番号が割り当てられた各手段は、第1実施形態及び第2実施形態で説明した通りであるため、説明を省略する。
スリット領域検出手段501は、切替スイッチ100に入力されるフレームを抽出し、フレームにおけるスリットのある領域(以下、単にスリット領域と称する。)を検出する。図13に示す、スリット領域を検出する処理を説明する図を参照して、スリット領域検出手段501による検出処理について説明する。スリット領域検出部501は、フレームを構成するピクセルを行毎(あるいは列毎)に取り出し、それらのピクセルの値の平均値(図13に示すAVR)を算出し、その平均値AVRを挟んで周期的にピクセル値が前後するピクセルの有無を検出する。図13では、フレームを構成するある行L−L’のピクセルにおいて、2つのスリットSL1、SL2が検出されたことを示している。さらに、スリット領域検出手段501は、各スリット毎にその始点及び終点となるピクセルの位置座標(スリットSL1では、始点がr1、終点がr2、スリットSL2では、始点がr3、終点がr4となる。)を検出する。スリット領域検出手段501は、フレームを構成する全ての行(あるいは列)に対してこの処理を行って、フレームにおけるスリット領域を検出する。
スリット領域サイズ計測手段502は、スリット領域検出手段501によって検出したスリット領域の面積(スリット領域の総ピクセル数)を計測し、その面積を補間フレーム出力判定手段503に出力する。なお、スリット領域サイズ計測手段502によって計測されたフレームPN(N=1、2・・・)の面積をSNと記載することがある。
補間フレーム出力判定手段503は、動きベクトル判定手段201が判定した、ある閾値以上の大きさの動きベクトルを有するブロックの個数と所定の閾値とを比較し、さらに、スリット領域サイズ計測手段502から入力したスリット領域の面積と所定の閾値とを比較し、それぞれの比較結果を出力制御手段504に通知する。
なお、第5実施形態では、動きベクトル判定手段201がある閾値以上の大きさの動きベクトルと判定する基準は、第2実施形態のように誤補間が発生する可能性の高い補間フレームであるか否かを判定する基準として動きベクトルのみを利用する場合に比べて、小さくしたほうが好ましい。
出力制御手段504は、補間フレーム出力判定手段503から通知された比較結果に応じた規則に従って、フレームバッファ101から読み出したフレーム、フレームバッファ102からフレーム、及び補間フレーム生成手段104により生成されたフレームを出力画像バッファ108に記録する。出力制御手段504による出力画像バッファ108へのフレームの書き込み処理をまとめると、表1のようになる。表1に、ブロックの個数及びスリット領域の面積に対応する出力画像バッファへの記録処理例を示す。
本発明の第5実施形態の再生装置による、補間フレームの出力画像バッファへの書き込み処理を、図14に示す、本発明の第5実施形態の再生装置による、出力画像バッファへの書き込み処理を説明するフローチャートを参照して説明する。
再生装置は、ある動画コンテンツを構成するフレームの入力が開始されると、まず、フレームバッファ101、102の一方から先頭のフレームP1を読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS1401)。
その後、再生装置は、連続する2枚のフレームPM、PNから各ブロックの動きベクトルを算出し(ステップS1402)、ある閾値以上の大きさの動きベクトルを有するブロックの個数OMNをカウントする(ステップS1403)。
再生装置は、ブロックの個数OMN(M=N−1、N=2、3・・・)が所定の閾値よりも大きいか小さいかを判別し(ステップS1404)、ブロックの個数OMNが所定の閾値よりも小さければ(ステップS1404、N)、補間フレームPtMNを出力画像バッファ108に記録し(ステップS1405)、続いて、フレームバッファ101、102のうちのフレームPMが記録されていない他方からフレームPNを読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS1406)。
ブロックの個数OMNが所定の閾値よりも小さい場合、連続する2枚のフレームPM、PNを構成するそれぞれのピクセルの値は変化量が小さいと考えられる。この場合、このフレームPM、PNから生成した補間フレームにはスリットノイズが発生し難く、また発生したとしても視聴者に与える視覚的影響は極めて小さいため、補間フレームPtMNを出力画像バッファに記録しても、スリットノイズの影響を充分抑えることができる。
他方、再生装置は、ブロックの個数OMNが所定の閾値よりも大きければ(ステップS1404、Y)、フレームPMにおけるスリット領域の面積SMが所定の閾値以上であるか未満かを判定する(ステップS1407)。再生装置は、フレームPMにおけるスリット領域の面積SMが所定の閾値未満であると判定すれば(ステップS1407、N)、補間フレームPtMNを出力画像バッファ108に記録し(ステップS1408)、続いて、フレームバッファ101、102のうちのフレームPMが記録されていない他方からフレームPNを読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS1409)。一方、再生装置は、フレームPMにおけるスリット領域の面積SMが所定の閾値以上であると判定すれば(ステップS1407、Y)、フレームバッファ101、102のうちのフレームPMが記録されていない他方からフレームPNを読み出し、出力画像バッファ108に記録する(ステップS1410)。
ブロックの個数OMNが所定の閾値よりも大きい場合、連続する2枚のフレームPM、PNを構成するそれぞれのピクセルの値は変化量が大きいと考えられる。このような場合、本発明の第2実施形態で説明したように、補間フレームを出力画像バッファに記録しないようにすることによって、映像再生時に当該補間フレームを出力させないようにするのも一つの解決手段である。本発明の第5実施形態では、ブロックの個数OMNの大小という条件だけでなく、さらに、フレームPMにおけるスリット領域の面積の大小という条件を加え、補間フレームを出力画像バッファに記録するか否かを制御する。これにより、スリットノイズの影響を考慮した滑らかなフレームを再生出力することができる。
その後、再生装置は、動画コンテンツの入力が継続されている期間(ステップS1412、N)、Nを繰り上げながら(ステップS1411)ステップS1402からステップS1410の処理を継続する。
以上、本発明の再生装置によれば、誤補間が生じた恐れのある補間フレームを効果的に特定し、映像再生時に当該補間フレームを出力しないようにすることによって、誤補間の生じた補間フレームを再生出力することによるちらつきや絵崩れを抑制することができるという効果を奏し、2枚の連続するフレームから補間フレームを生成し、その補間フレームを含むフレームを再生することによって、時間解像度を向上させる再生装置の分野において有用である。
本発明の第1実施形態の再生装置の機能ブロック図 本発明の第1実施形態の再生装置による、出力画像のバッファ処理を説明するタイムチャート 本発明の第1実施形態の再生装置による、出力画像バッファへの書き込み処理を説明するフローチャート 本発明の第2実施形態の再生装置の機能ブロック図 本発明の第2実施形態の再生装置による、出力画像のバッファ処理を説明するタイムチャート 本発明の第2実施形態の再生装置による、出力画像バッファへの書き込み処理を説明するフローチャート 本発明の第3実施形態の再生装置の機能ブロック図 本発明の第4実施形態の再生装置の機能ブロック図 本発明の第4実施形態の再生装置による、出力画像のバッファ処理を説明するタイムチャート 本発明の第4実施形態の再生装置による、出力画像バッファへの書き込み処理を説明するフローチャート スリットノイズを説明する図 本発明の第5実施形態の再生装置の機能ブロック図 スリット領域を検出する処理を説明する図 本発明の第5実施形態の再生装置による、出力画像バッファへの書き込み処理を説明するフローチャート 補間フレームの生成手法を説明する図
符号の説明
100 切替スイッチ
101、102 フレームバッファ
103 動きベクトル算出手段
104 補間フレーム生成手段
105 フレーム間隔測定手段
106、202、302、401、503 補間フレーム出力判定手段
107、203、303、402、504 出力制御手段
108 出力画像バッファ
201 動きベクトル判定手段
301 ピクセル値判定手段
501 スリット領域検出手段
502 スリット領域サイズ計測手段

Claims (2)

  1. フレームを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に第1の時点にて記憶された第1のフレームと前記記憶手段に第2の時点にて記憶された第2のフレームを構成するピクセルに基づいて、動きベクトルを算出する動きベクトル算出手段と、
    前記動きベクトル算出手段によって算出された前記動きベクトルに基づいて、前記第1のフレームと前記第2のフレームを補間するための補間フレームを生成する補間フレーム生成手段と、
    前記第1のフレームと前記第2のフレームの変化に基づいて、前記補間フレームの出力の可否を判定する補間フレーム出力判定手段と、
    前記第1の時点と前記第2の時点との間の時間間隔を測定するフレーム間隔測定手段と、を備え、
    前記補間フレーム出力判定手段は、前記フレーム間隔測定手段により測定した時間間隔が第1の閾値以上である場合、前記補間フレームの出力を否と判定する、
    再生装置。
  2. フレームを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に第1の時点にて記憶された第1のフレームと前記記憶手段に第2の時点にて記憶された第2のフレームを構成するピクセルに基づいて、動きベクトルを算出する動きベクトル算出手段と、
    前記動きベクトル算出手段によって算出された前記動きベクトルに基づいて、前記第1のフレームと前記第2のフレームを補間するための補間フレームを生成する補間フレーム生成手段と、
    前記第1のフレームと前記第2のフレームの変化に基づいて、前記補間フレームの出力の可否を判定する補間フレーム出力判定手段と、
    前記第1のフレームまたは前記第2のフレームに含まれるスリット領域を特定するスリット領域特定手段と、を備え、
    前記補間フレーム出力判定手段は、
    前記動きベクトル算出手段によって算出された前記動きベクトルの大きさが第2の閾値以上である場合、前記補間フレームの出力を否と判定し、
    前記動きベクトル算出手段によって算出された前記動きベクトルの大きさが、前記第2の閾値よりも値の小さい第3の閾値以上であり、かつ、前記スリット領域特定手段により特定した前記スリット領域の大きさが第4の閾値以上である場合、前記補間フレームの出力を否と判定する、
    再生装置。
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