JP2014187690A - 映像信号処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】動きベクトルの誤検出が発生しても視覚的な違和感を軽減させることができる映像信号処理装置を提供する。
【解決手段】動きベクトル検出部14は、第1のフレーム周波数を有する入力映像信号f0における画像の動きベクトルMVを検出し、動きベクトルMVの信頼度を示す信頼度データDreを生成する。補間フレーム生成部15,16は、補間フレーム信号f0a,f0.5aを生成する。混合比率生成部17は、信頼度データDreに基づいて混合比率制御データDmrを生成する。混合部18は、補間フレーム信号f0a,f0.5aを、混合比率制御データDmrが示す混合比率の値に応じて混合して混合フレームf0.5bを生成する。フレームレート変換部19は、補間フレームf0a及び混合フレームf0.5bを第2のフレーム周波数で出力して出力映像信号f20を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像信号の動きベクトルに基づいて補間画像データを生成し、フレーム周波数を変換する映像信号処理装置及び方法に関する。
液晶パネルを用いた画像表示装置で動画像を表示すると残像が生じやすい。そこで、残像を低減させて動画特性を向上させるために、映像信号の実フレーム間に補間画像データよりなる補間フレームを内挿してフレーム数を増大させ、例えば垂直周波数60Hzのフレームレート(フレーム周波数)を2倍の120Hzまたはそれ以上のフレームレートに変換して画像表示することが行われている。
補間フレームを生成する際には、映像信号における画像の動きベクトルを検出し、動きベクトルを用いて各補間画素を生成して補間フレームを生成するのが一般的である。
動きベクトルは、連続するフレームの内の限られた複数のフレーム内の画素に基づいた推定によって検出されるものであり、誤検出なく動きベクトルを検出することは難しい。例えば、空間的に前に位置する前景の画像と空間的に後ろに位置する背景の画像との動きが異なる場合には、動きベクトルの誤検出が発生しやすい。そこで、一例として特許文献1のように、動きベクトルの検出精度を向上させるための工夫が種々提案されている。
特開2011−82846号公報
しかしながら、動きベクトルの検出精度を向上させても動きベクトルの誤検出を完全になくすことは難しい。動きベクトルの誤検出があると補間画像は破綻してしまい、違和感のある画像として認識されてしまう。そこで、動きベクトルの誤検出が発生しても視覚的な違和感を軽減させることが求められる。
本発明はこのような要望に対応するため、動きベクトルの誤検出が発生しても視覚的な違和感を軽減させることができる映像信号処理装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のフレーム周波数を有する入力映像信号における画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部と、前記動きベクトルを用いて、前記入力映像信号における2つの実フレーム間に内挿する1または複数の補間フレームを生成する補間フレーム生成部と、前記動きベクトルの信頼度を示す信頼度データを生成する信頼度データ生成部と、前記信頼度データに基づいて混合比率制御データを生成する混合比率生成部と、補間フレームに対して実フレームまたは他の補間フレームを、前記混合比率制御データが示す混合比率の値に応じて混合して混合フレームを生成する混合部と、前記補間フレーム及び前記混合フレーム、または、前記実フレーム及び前記混合フレームを、前記第1のフレーム周波数の整数倍である第2のフレーム周波数で出力することにより出力映像信号を生成するフレームレート変換部とを備えることを特徴とする映像信号処理装置を提供する。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のフレーム周波数を有する入力映像信号における画像の動きベクトルを検出し、前記動きベクトルを用いて、前記入力映像信号における2つの実フレーム間に内挿する1または複数の補間フレームを生成し、前記動きベクトルの信頼度を示す信頼度データを生成し、前記信頼度データに基づいて混合比率制御データを生成し、補間フレームに対して実フレームまたは他の補間フレームを、前記混合比率制御データが示す混合比率の値に応じて混合して混合フレームを生成し、前記補間フレーム及び前記混合フレーム、または、前記実フレーム及び前記混合フレームを、前記第1のフレーム周波数の整数倍である第2のフレーム周波数で出力することにより出力映像信号を生成することを特徴とする映像信号処理方法を提供する。
本発明の映像信号処理装置及び方法によれば、動きベクトルの誤検出が発生しても視覚的な違和感を軽減させることができる。
第1実施形態の映像信号処理装置を示すブロック図である。 図1中の混合比率生成部17の具体的な構成例を示すブロック図である。 図1における入力映像信号f0と補間フレーム生成部15,16より出力される補間フレーム信号f0a,f0.5aを示す図である。 図1における混合比率制御データDmrが示す混合比率が最大値の1/2である場合の混合部18における補間フレーム信号f0a,f0.5aの混合動作を示す図である。 図1における混合比率制御データDmrが示す混合比率が最大値の1/2である場合の、入力映像信号f0と補間フレーム信号f0aと混合部18より出力される混合補間フレーム信号f0.5bを示す図である。 図1における混合比率制御データDmrが示す混合比率が最大値である場合の、入力映像信号f0と補間フレーム信号f0aと混合補間フレーム信号f0.5bを示す図である。 第2実施形態の映像信号処理装置を示すブロック図である。 図7における入力映像信号f0と補間フレーム生成部261〜263より出力される補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aを示す図である。 図7における混合比率制御データDmrが示す混合比率が最大値の1/2である場合の混合部281〜283における入力映像信号f0と補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aとの混合動作を示す図である。 図7における混合比率制御データDmrが示す混合比率が最大値である場合の、入力映像信号f0と混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25bを示す図である。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態の映像信号処理装置及び方法について、添付図面を参照して説明する。図1において、入力映像信号f0の各画素データは、フレームメモリ11と、プルダウン検出部13と、動きベクトル検出部14と、補間フレーム生成部15,16に順次入力される。入力映像信号f0のフレーム周波数を例えば60Hzとする。フレームメモリ11は、入力映像信号f0の各画素データを1フレーム期間遅延させ、映像信号f1の各画素データとして出力する。
映像信号f1の各画素データは、フレームメモリ12と、プルダウン検出部13と、動きベクトル検出部14と、補間フレーム生成部15,16に順次入力される。フレームメモリ12は、映像信号f1の各画素データを1フレーム期間遅延させ、映像信号f2の各画素データとして出力する。映像信号f2は、入力映像信号f0に対して2フレーム遅延した信号である。映像信号f2の各画素データは、プルダウン検出部13に順次入力される。
プルダウン検出部13は、入力映像信号f0と映像信号f1と映像信号f2のそれぞれのフレームを比較することによって、入力映像信号f0が24フレームを2−3プルダウンによって60フレームに変換したプルダウン映像信号であるか否かを検出する。プルダウン検出部13は、プルダウン映像信号であることを検出した場合に、プルダウンシーケンスも併せて検出する。プルダウン検出部13は、プルダウン検出信号Spdを出力する。プルダウン検出信号Spdは、補間フレーム生成部15,16に入力される。
ここでは、プルダウン検出部13は、プルダウン検出の精度を高めるために3フレームの映像信号を用いてプルダウン映像信号であるか否か及びプルダウンシーケンスを検出している。プルダウン検出部13は、入力映像信号f0と映像信号f1の2フレームの映像信号を用いてそれらを検出してもよい。この場合には、フレームメモリ12を設けなくてよい。
動きベクトル検出部14は、入力映像信号f0と映像信号f1とに基づき、例えばマッチング法を用いてフレーム間の動きベクトルMVを検出する。動きベクトル検出部14は、入力映像信号f0の画素データと映像信号f1の画素データとの複数の方向の差分値をとり、差分値が最も小さい方向を動きベクトルMVとする。
動きベクトル検出部14は、併せて、動きベクトルMVを決定したときの入力映像信号f0の画素データと映像信号f1の画素データとの差分値を動きベクトルMVの信頼度データDreとして出力する。この場合、信頼度データDreが小さいほど信頼度が高いということになる。ここでは差分値自体を動きベクトルMVの信頼度データDreとしているが、信頼度の生成方法はこれに限定されない。信頼度Dreデータが大きいほど信頼度が高いような信頼度データを用いてもよい。
動きベクトル検出部14は、動きベクトルMVの信頼度を示す信頼度データを生成する信頼度データ生成部である。信頼度データ生成部を、動きベクトル検出部14とは別に設けてもよい。
動きベクトルMVは、補間フレーム生成部15,16に入力される。信頼度データDreは、混合比率生成部17に入力される。補間フレーム生成部15,16は、入力映像信号f0と映像信号f1それぞれの画素データを用い、動きベクトルMVに基づいて、補間フレーム信号f0a,f0.5aを構成する各補間画素データを順次生成して出力する。
補間フレーム生成部15,16は、入力映像信号f0における画像に含まれる移動する物体の動きを滑らかにするために、画像が異なる2つの実フレーム間に内挿する1または複数のデジャダ用の補間フレームを生成する。
補間フレーム生成部15,16は補間フレーム信号f0a,f0.5aを生成するとしているが、補間フレーム信号f0a,f0.5aには入力映像信号f0のフレーム(オリジナルフレーム)が含まれる。即ち、補間フレーム生成部15,16は、入力映像信号f0のオリジナルフレームをそのまま補間フレーム信号f0a,f0.5aとして出力する場合がある。補間フレーム生成部15,16が生成する補間フレーム信号f0a,f0.5aの詳細については後述する。
混合比率生成部17は、入力された信頼度データDreに基づいて、補間フレーム信号f0a,f0.5aの補間画素データを混合する混合比率制御データDmrを生成する。
混合比率生成部17は、図2に示すように、比較部171,1フレーム期間積算部172,減算器173,混合比率決定部174を有する。混合比率生成部17は、次のようにして混合比率制御データDmrを生成する。図2において、比較部171は、信頼度データDreと所定の閾値th1とを比較する。比較部171は、信頼度データDreが閾値th1以上であれば1、閾値th1未満であれば0の比較データDcpを出力する。
信頼度Dreデータが大きいほど信頼度が高いような信頼度データを用いる場合には、信頼度データDreが閾値th1以下であれば1、閾値th1を越えれば0の比較データDcpを出力すればよい。即ち、比較部171は、信頼度データDreに基づいて、信頼度が所定の基準よりも低い場合に1となる比較データDcpを出力する。
1フレーム期間積算部172は、比較データDcpを1フレーム期間積算して、積算データDacp1を生成する。積算データDacp1は、1画面全体における動きベクトルMVの信頼度が低いほど大きな値となる。ここでは、比較データDcpを1フレーム期間積算して、積算データDacp1を生成しているが、2フレーム期間、1フレーム未満の期間等の所定の期間積算して、積算データDacp1を生成すればよい。但し、1フレーム期間の積算が最も好ましい。
減算器173は、積算データDacp1から所定の閾値th2を減算して、積算データDacp1より値が小さくなるように補正した補正積算データDacp2を出力する。減算器173によって積算データDacp1から所定の閾値th2を減算するのは、積算データDacp1そのままであると値が大きくなりすぎて不都合であるからである。
混合比率決定部174は、補正積算データDacp2における負の値を0とすることによってとり得る値を0以上に制限し、所定のゲインを乗じて混合比率制御データDmrとして出力する。混合比率制御データDmrは混合部18に入力される。
図1に戻り、混合部18は、補間フレーム信号f0a,f0.5aを、混合比率制御データDmrに応じて、次の式(1)に基づいて混合して、混合補間フレーム信号f0.5bを出力する。式(1)において、Vdmrは混合比率制御データDmrが示す混合比率の値とし、VmaxはVdmrがとり得る最大値とする。
f0.5b={(f0a×Vdmr)+(f0.5a×(Vmax-Vdmr))}/Vmax …(1)
式(1)では、混合比率の値を、補間フレーム信号f0.5aに対する補間フレーム信号f0aの混合の程度として混合補間フレーム信号f0.5bを生成しているが、式(2)のように、混合比率の値を、補間フレーム信号f0aに対する補間フレーム信号f0.5aの混合の程度として混合補間フレーム信号f0.5bを生成してもよい。
f0.5b={(f0a×(Vmax-Vdmr))+(f0.5a×Vdmr)}/Vmax …(2)
補間フレーム生成部15より出力された補間フレーム信号f0aを構成する各補間画素データと、混合部18より出力された混合補間フレーム信号f0.5bを構成する各補間画素データは、フレームレート変換部19に順次入力される。フレームレート変換部19は、補間フレーム信号f0aと混合補間フレーム信号f0.5bとを、入力映像信号f0の2倍のフレーム周波数である120Hzで交互に順次出力する。フレームレート変換部19からは、フレーム周波数120Hzの出力映像信号f20が出力される。
図3〜図6を用いて、第1実施形態の映像信号処理装置の動作、及び、第1実施形態の映像信号処理方法について改めて説明する。
図3の(a)は、入力映像信号f0におけるフレームを示している。入力映像信号f0が24フレームを2−3プルダウンによって60フレームに変換したプルダウン映像信号であるので、図3の(a)に示すように、フレームf0Aが2フレーム、フレームf0Bが3フレーム連続している。フレームf0Cも2フレーム連続する。即ち、同じ画像が2フレーム、3フレームと交互に連続する。
円形の物体OBがフレームの左方向から右方向へと移動している。入力映像信号f0では、同じ画像が2フレームまたは3フレーム連続するので、物体OBの動きは滑らかではなく、いわゆるモーションジャダが発生する。なお、図3において、フレーム内の垂直方向の破線は、物体OBの位置が分かりやすいよう、便宜上示しているものである。
図3の(b)は補間フレーム生成部15より出力される補間フレーム信号f0aを、図3の(c)は補間フレーム生成部16より出力される補間フレーム信号f0.5aを示している。物体OBiは、図3の(a)における2フレームに基づいて補間した物体を示している。図3の(b),(c)において、太い実線で示すフレームは図3の(a)に示す入力映像信号f0のオリジナルフレームを示している。
補間フレーム生成部15,16は、フレームf0Aとフレームf0Bとの間で物体OBが滑らかに移動するように、フレームf0Aの物体OBとフレームf0Bの物体OBとの間の距離を5等分して、フレームf0Aとフレームf0Bとの間に挿入する4つの補間フレームf0AB1〜f0AB4を生成する。
補間フレーム生成部15は、入力映像信号f0のオリジナルフレームであるフレームf0Aを出力した後、2つ目の補間フレームf0AB2と、フレームf0Bの直前に位置する4つ目の補間フレームf0AB4とを生成して出力する。補間フレーム生成部16は、フレームf0Aの直後に位置する1つ目の補間フレームf0AB1と、3つ目の補間フレームf0AB3とを生成して出力した後、入力映像信号f0のオリジナルフレームであるフレームf0Bを出力する。
補間フレーム生成部15,16は、入力映像信号f0のフレームf0C以降も同様の動作を繰り返す。
混合部18に入力される混合比率制御データDmrが示す混合比率Vdmrが0であれば、式(1)より、混合部18は、図3の(c)に示す補間フレーム信号f0.5aをそのまま混合補間フレーム信号f0.5bとして出力する。この場合、厳密には、混合補間フレーム信号f0.5bは非混合の補間フレーム信号f0.5aとなる。
この場合、フレームレート変換部19は、フレームf0Aからフレームf0Bまでの範囲で説明すれば、フレームf0A,補間フレームf0AB1,f0AB2,f0AB3,f0AB4,フレームf0Bの順となるように補間フレーム信号f0a,f0.5bを選択して出力映像信号f20とする。よって、物体OB(OBi)の動きは滑らかとなる。
このように、混合部18は、混合比率制御データDmrが示す混合比率Vdmrが最小値である0を示す場合には、デジャダの効果を最大とするよう、補間フレーム信号f0.5aのそれぞれのフレームをそのまま混合補間フレーム信号f0.5bとして出力する。
混合比率制御データDmrが示す混合比率Vdmrが例えばVmax/2であるとすると、第1実施形態の映像信号処理装置は次のように動作し、第1実施形態の映像信号処理方法は次のように処理する。混合比率VdmrがVmax/2のとき、式(1)より、混合部18は、補間フレーム信号f0aと補間フレーム信号f0.5aとを同じ割合で混合して、混合補間フレーム信号f0.5bとして出力する。
図4を用いて、混合部18における補間フレーム信号f0aと補間フレーム信号f0.5aとの混合の動作について説明する。図4において、(a)は補間フレーム信号f0aにおけるフレームf0A,補間フレームf0AB2,f0AB4,f0BC1を示し、(b)は、補間フレーム信号f0.5aにおける補間フレームf0AB1,f0AB3,フレームf0B,補間フレームf0BC2を示している。
図4の(c)に示すように、混合部18は、フレームf0Aと補間フレームf0AB1とを同じ割合で混合して混合補間フレームf0AAB1を生成する。すると、物体OBと物体OBiとが混合されて、ぼやけた物体OBmixが生成される。混合部18は、補間フレームf0AB2と補間フレームf0AB3とを同じ割合で混合して混合補間フレームf0AB2AB3を生成する。同様に、ぼやけた物体OBmixが生成される。
混合部18は、補間フレームf0AB4とフレームf0Bとを同じ割合で混合して混合補間フレームf0AB4Bを生成する。同様に、ぼやけた物体OBmixが生成される。混合部18は、補間フレームf0BC1と補間フレームf0BC2とを同じ割合で混合して混合補間フレームf0BC1BC2を生成する。同様に、ぼやけた物体OBmixが生成される。以降、同様の動作を繰り返す。
図5において、(a)は入力映像信号f0における各フレーム、(b)は補間フレーム信号f0aの各フレーム、(c)は、混合比率VdmrがVmax/2のとき、図4のようにして生成した混合補間フレーム信号f0.5bの各フレームを示している。
この場合、フレームレート変換部19は、フレームf0A以降で説明すれば、フレームf0A,混合補間フレームf0AAB1,補間フレームf0AB2,混合補間フレームf0AB2AB3,補間フレームf0AB4,混合補間フレームf0AB4B,補間フレームf0BC1,混合補間フレームf0BC1BC2…の順となるように補間フレーム信号f0a,f0.5bを選択して出力映像信号f20とする。よって、物体OB(OBi,OBmix)の動きがぼやけた画像となる。
ここでは、混合比率VdmrがVmax/2のときを示しているが、混合部18は、混合比率Vdmrの値に応じて補間フレーム信号f0aと補間フレーム信号f0.5aとを混合する。混合部18が混合比率Vdmrの値に応じて補間フレーム信号f0aと補間フレーム信号f0.5aとを混合すると、混合比率Vdmrが最小値から大きくなるに従って、デジャダの効果が小さくなっていく。
図6は、混合比率Vdmrが最大値Vmaxのときの状態を示している。図6において、(a)は入力映像信号f0における各フレーム、(b)は補間フレーム信号f0aの各フレーム、(c)は、混合比率Vdmrが最大値Vmaxのときの混合補間フレーム信号f0.5bの各フレームを示している。
混合比率Vdmrが最大値Vmaxであれば、式(1)より、混合部18は、図3の(b)に示す補間フレーム信号f0aをそのまま混合補間フレーム信号f0.5bとして出力する。この場合、厳密には、混合補間フレーム信号f0.5bは非混合の補間フレーム信号f0aとなる。
フレームレート変換部19は、フレームf0A以降で説明すれば、フレームf0A,f0A,補間フレームf0AB2,f0AB2,f0AB4,f0AB4,f0BC1,f0BC1…の順となるように補間フレーム信号f0a,f0.5bを選択して出力映像信号f20とする。即ち、フレームレート変換部19は、補間フレーム信号f0aの各フレームを2回ずつ出力して、出力映像信号f20とする。
この場合、出力映像信号f20のフレーム周波数は120Hzではあるものの、物体OB(OBi)の動きが滑らかではない画像となる。
このように、混合部18は、混合比率制御データDmrが示す混合比率Vdmrが最大値である場合には、デジャダの効果を最小とするよう、補間フレーム信号f0aのそれぞれのフレームをそのまま混合補間フレーム信号f0.5bとして出力する。
以上説明したように、第1実施形態の映像信号処理装置及び方法は、動きベクトルMVの信頼度に応じて、画像に含まれる移動する物体の動きを滑らかにするデジャダ用の補間フレームによるデジャダの効果を増減させる。第1実施形態の映像信号処理装置及び方法は、動きベクトルの誤検出が発生した場合には、意図的にモーションジャダを残すように、フレームレートを変換する。
よって、第1実施形態の映像信号処理装置及び方法によれば、動きベクトルの誤検出が発生しても視覚的な違和感を軽減させることができる。
<第2実施形態>
第1実施形態においては、入力映像信号f0がプルダウン映像信号である場合の動作について説明したが、入力映像信号f0はプルダウン映像信号ではない通常の映像信号であってもよい。また、第1実施形態は、フレーム周波数60Hzの入力映像信号f0を、120Hzの出力映像信号f20に変換するフレームレート変換を示しているが、フレームレートを3倍以上に変換してもよい。
第2実施形態は、入力映像信号f0を通常の映像信号とし、フレームレートを4倍に変換する場合を示す。図7に示す第2実施形態の映像信号処理装置において、図1に示す第1実施形態の映像信号処理装置と共通部分の説明を適宜省略することとする。
図7において、入力映像信号f0の各画素データは、フレームメモリ21と、動きベクトル検出部24と、補間フレーム生成部261〜263と、混合部281〜283と、フレームレート変換部29に順次入力される。
図7に示す構成では、図1におけるプルダウン検出部13が存在していないため、入力映像信号f0を遅延させるフレームメモリはフレームメモリ21の1つのみでよい。図7に示す構成では、プルダウン映像信号のデジャダを意図していないため、入力映像信号f0をフレームレート変換部29に入力している。
フレームメモリ21は、入力映像信号f0の各画素データを1フレーム期間遅延させ、映像信号f1の各画素データとして出力する。映像信号f1の各画素データは、動きベクトル検出部24と補間フレーム生成部261〜263に順次入力される。
動きベクトル検出部24は、図1の動きベクトル検出部14と同様、動きベクトルMVと動きベクトルMVの信頼度を示す信頼度データDreとを生成して出力する。動きベクトル検出部24は、信頼度データ生成部である。
動きベクトルMVは、補間フレーム生成部261〜263に入力される。信頼度データDreは、混合比率生成部27に入力される。
補間フレーム生成部261〜263は、入力映像信号f0と映像信号f1それぞれの画素データを用い、動きベクトルMVに基づいて、補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aを構成する各補間画素データを順次生成して出力する。
補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aは、入力映像信号f0における隣接する2フレーム間に内挿する3つのフレームを構成する信号である。補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aは、補間フレーム信号f0.75aが時間順で最も前のフレーム信号であり、補間フレーム信号f0.25aが時間順で最も後のフレーム信号である。
混合比率生成部27は、図2に示す混合比率生成部17と同じ構成でよい。混合比率生成部27は、入力された信頼度データDreに基づいて、混合部281〜283における混合比率を決める混合比率制御データDmrを生成する。
後述するように、第2実施形態の映像信号処理装置及び方法においては、混合部281〜283は、一例として、補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aそれぞれに対して、混合比率制御データDmrが示す混合比率の値に応じて、入力映像信号f0を混合する。混合部281〜283は、混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25bを出力する。
混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25bは、補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aと同じ場合がある。混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25bは、全て入力映像信号f0と同じ場合がある。
前述のように、複数のフレーム信号(補間フレーム信号)を混合するのは、動きベクトルMVの信頼度が比較的低い場合に、動きベクトルの誤検出が発生しても視覚的な違和感を軽減させるためである。
視覚的な違和感を軽減させるための混合の仕方は他にも考えられる。例えば、補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aのうちの少なくとも2つの補間フレーム信号を混合してもよい。また、補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aのうちの一部の補間フレーム信号に入力映像信号f0を混合し、残りの補間フレーム信号に他の補間フレーム信号を混合してもよい。
補間フレーム信号f0.5aを補間フレーム信号f0.75a,f0.25aに混合してもよい。入力映像信号f0と補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aとのうち、時間的に隣接する2つのフレーム信号(補間フレーム信号)を混合してもよい。
これらの混合のさせ方を実施する場合には、混合部281〜283にはそれぞれ必要なフレーム信号(補間フレーム信号)を入力すればよい。
フレームレート変換部29は、入力映像信号f0と混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25bとを、混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25b、入力映像信号f0の順で、入力映像信号f0の4倍のフレーム周波数である240Hzで順次出力する。フレームレート変換部29からは、フレーム周波数240Hzの出力映像信号f40が出力される。
図8〜図10を用いて、第2実施形態の映像信号処理装置の動作、及び、第2実施形態の映像信号処理方法について改めて説明する。
図8の(a)〜(c)は補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aのフレームを、図8の(d)は入力映像信号f0のフレームを示している。図8の(d)に示すように、円形の物体OBがフレームの左方向から右方向へと移動している。補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aのフレームにおける物体OBiは、入力映像信号f0における隣接する2フレームに基づいて補間した物体を示している。
補間フレーム生成部261〜263は、入力映像信号f0におけるフレームf0Aとフレームf0Bとの間に位置する、3つの補間フレームf0AB1〜f0AB3を生成する。補間フレーム生成部261〜263は、入力映像信号f0におけるフレームf0Bとフレームf0Cとの間に位置する、3つの補間フレームf0BC1〜f0BC3を生成する。
補間フレーム生成部261〜263は、入力映像信号f0におけるフレームf0Cとフレームf0Dとの間に位置する、3つの補間フレームf0CD1〜f0CD3を生成する。補間フレーム生成部261〜263は、以下、同様の動作を繰り返す。
混合部281〜283に入力される混合比率制御データDmrが示す混合比率Vdmrが0であれば、混合部281〜283は、図8の(a)〜(c)に示す補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aをそのまま混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25bとして出力する。この場合、厳密には、混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25bは非混合の補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aとなる。
このように、混合部281〜283は、混合比率制御データDmrが示す混合比率Vdmrが最小値である0を示す場合には、補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aそれぞれのフレームをそのまま混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25bとして出力する。
混合比率制御データDmrが示す混合比率Vdmrが例えばVmax/2であるとすると、第2実施形態の映像信号処理装置は次のように動作し、第2実施形態の映像信号処理方法は次のように処理する。混合比率VdmrがVmax/2のとき、混合部281〜283は、入力映像信号f0と補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aとを同じ割合で混合して、混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25bとして出力する。
混合部281は、図8の(a)に示す補間フレーム信号f0.75aにおける補間フレームf0AB1と、図8の(d)に示す入力映像信号f0におけるフレームf0Bとを混合して、図9の(a)に示す混合補間フレームf0BAB1を生成する。
混合部282は、図8の(b)に示す補間フレーム信号f0.5aにおける補間フレームf0AB2と、図8の(d)に示す入力映像信号f0におけるフレームf0Bとを混合して、図9の(b)に示す混合補間フレームf0BAB2を生成する。
混合部283は、図8の(c)に示す補間フレーム信号f0.25aにおける補間フレームf0AB3と、図8の(d)に示す入力映像信号f0におけるフレームf0Bとを混合して、図9の(c)に示す混合補間フレームf0BAB3を生成する。
同様にして、図9の(a)〜(c)に示すように、混合部281〜283は、補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aにおける補間フレームf0BC1〜f0BC3と入力映像信号f0におけるフレームf0Cとを混合して、混合補間フレームf0CBC1〜f0CBC3を生成する。
また、図9の(a)〜(c)に示すように、混合部281〜283は、補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aにおける補間フレームf0CD1〜f0CD3と入力映像信号f0におけるフレームf0Dとを混合して、混合補間フレームf0DCD1〜f0DCD3を生成する。混合部281〜283は、以降、同様の動作を繰り返す。
混合補間フレームf0BAB1〜f0BAB3,f0CBC1〜f0CBC3,f0DCD1〜f0DCD3は、物体OBと物体OBiとが混合された、ぼやけた物体OBmixを含む。
ここでは、混合比率VdmrがVmax/2のときを示しているが、混合部281〜283は、混合比率Vdmrの値に応じて、入力映像信号f0と補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aとを混合する。混合部281〜283が入力映像信号f0と補間フレーム信号f0.75a,f0.5a,f0.25aとを混合するとき、混合比率Vdmrが最小値から大きくなるに従って、入力映像信号f0の割合が増加していく。
図10は、混合比率Vdmrが最大値Vmaxのときの状態を示している。混合比率Vdmrが最大値Vmaxであれば、混合部281〜283は、図10の(a)〜(c)に示すように、図10の(d)に示す入力映像信号f0をそのまま混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25bとして出力する。この場合、厳密には、混合補間フレーム信号f0.75b,f0.5b,f0.25bは非混合の入力映像信号f0となる。
図10の場合、出力映像信号f40のフレーム周波数は240Hzではあるものの、物体OB(OBi)の動きが滑らかではない画像となる。
図7に示す第2実施形態の映像信号処理装置において、入力映像信号f0がプルダウン映像信号であり、入力映像信号f0のデジャダを意図する場合には、補間フレーム生成部をもう1つ設ければよい。図1と同様に、映像信号f2を生成するフレームメモリと、プルダウン検出部を設けることが好ましい。
<第1及び第2実施形態のまとめ>
以上説明した第1及び第2実施形態より分かるように、動きベクトルMVの誤検出が発生しても視覚的な違和感を軽減させるために、映像信号処理装置の各構成は次のように動作すればよい。
動きベクトル検出部(14,24)は、第1のフレーム周波数を有する入力映像信号f0における画像の動きベクトルMVを検出する。補間フレーム生成部(15,16,261〜263)は、動きベクトルMVを用いて、入力映像信号f0における2つの実フレーム間に内挿する1または複数の補間フレームを生成する。
信頼度データ生成部(14,24)は、動きベクトルMVの信頼度を示す信頼度データDreを生成する。混合比率生成部(17,27)は、信頼度データDreに基づいて混合比率制御データDmrを生成する。
混合部(18,281〜283)は、補間フレームに対して実フレームまたは他の補間フレームを、混合比率制御データDmrが示す混合比率の値に応じて混合して混合フレームを生成する。
上述のように、第1実施形態においては、混合部18は、補間フレームに対して他の補間フレームを混合して混合フレームを生成する。第2実施形態においては、混合部281〜283は、補間フレームに対して実フレームを混合して混合フレームを生成する。
補間フレームに対して、実フレームまたは他の補間フレームを混合することにより、動きベクトルMVの誤検出が発生したとしても、視覚的な違和感が軽減されることになる。
フレームレート変換部(19,29)は、補間フレーム及び混合フレーム、または、実フレーム及び混合フレームを、第1のフレーム周波数の整数倍である第2のフレーム周波数で出力することにより出力映像信号を生成する。
上述のように、第1実施形態においては、第1のフレーム周波数は60Hzであり、フレームレート変換部19は、補間フレームと混合フレームとに基づいて第2のフレーム周波数として120Hzの出力映像信号f20を生成する。
第2実施形態においては、第1のフレーム周波数は60Hzであり、フレームレート変換部29は、実フレームと混合フレームとに基づいて第2のフレーム周波数として240Hzの出力映像信号f40を生成する。
混合部(18,281〜283)は、混合比率の値が最小であるとき、補間フレームをそのまま混合フレームとしてよい。混合部(18,281〜283)は、混合比率の値が最大であるとき、実フレームまたは他の補間フレームをそのまま混合フレームとしてよい。
入力映像信号f0は、第1のフレーム周波数より低い第3のフレーム周波数を有する映像信号がプルダウンによって第1のフレーム周波数を有する映像信号に変換されたプルダウン映像信号であってもよい。
入力映像信号f0がプルダウン映像信号であるとき、補間フレーム生成部(15,16)は、入力映像信号f0における画像が異なる2つの実フレーム間に内挿する補間フレームであり、画像に含まれる移動する物体の動きを滑らかにするためのデジャダ用の補間フレームを生成してよい。
実フレームと補間フレームとを移動する物体の順となるように並べたときの隣接する2つのフレームを組とし、組となる2つのフレームの一方を第1のフレーム、他方を第2のフレームとする。混合部(18)は、混合比率の値が最小であるとき、第2のフレームを混合フレームとしてよい。混合部(18)は、混合比率の値が最大であるとき、第1のフレームを混合フレームとしてよい。
混合部(18)は、混合比率の値が最小と最大との間であるとき、第1のフレームと第2のフレームとを混合比率に応じて混合して混合フレームとしてよい。
映像信号処理装置は、入力映像信号f0がプルダウン映像信号であるか否か、及び、プルダウン映像信号である場合にプルダウンシーケンスを検出するプルダウン検出部(13)を備えるのがよい。補間フレーム生成部(15,16)は、プルダウンシーケンスに基づいて、画像が異なる2つの実フレーム間に内挿する補間フレームを生成するのがよい。
混合比率生成部(17,27)は、信頼度データDreが示す動きベクトルMVの信頼度が所定の基準よりも低い状態を所定の期間積算して積算データを生成する積算部(172)と、積算データに基づいて2つのフレームを混合する混合比率を決定する混合比率制御データDmrを生成する混合比率決定部(174)とを有する構成とするのがよい。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。図1,図7に示す構成は単なる例であり、映像信号処理装置の具体的な構成は図1,図7の構成に限定されない。
13 プルダウン検出部
14,24 動きベクトル検出部(信頼度データ生成部)
15,16,261〜263 補間フレーム生成部
17,27 混合比率生成部
18,281〜283 混合部
19,29 フレームレート変換部

Claims (6)

  1. 第1のフレーム周波数を有する入力映像信号における画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部と、
    前記動きベクトルを用いて、前記入力映像信号における2つの実フレーム間に内挿する1または複数の補間フレームを生成する補間フレーム生成部と、
    前記動きベクトルの信頼度を示す信頼度データを生成する信頼度データ生成部と、
    前記信頼度データに基づいて混合比率制御データを生成する混合比率生成部と、
    補間フレームに対して実フレームまたは他の補間フレームを、前記混合比率制御データが示す混合比率の値に応じて混合して混合フレームを生成する混合部と、
    前記補間フレーム及び前記混合フレーム、または、前記実フレーム及び前記混合フレームを、前記第1のフレーム周波数の整数倍である第2のフレーム周波数で出力することにより出力映像信号を生成するフレームレート変換部と、
    を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 前記混合部は、混合比率の値が最小であるとき、前記補間フレームを前記混合フレームとし、混合比率の値が最大であるとき、前記実フレームまたは前記他の補間フレームを前記混合フレームとすることを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  3. 前記入力映像信号が、前記第1のフレーム周波数より低い第3のフレーム周波数を有する映像信号がプルダウンによって前記第1のフレーム周波数を有する映像信号に変換されたプルダウン映像信号であるとき、
    前記補間フレーム生成部は、前記入力映像信号における画像が異なる2つの実フレーム間に内挿する補間フレームであり、前記画像に含まれる移動する物体の動きを滑らかにするためのデジャダ用の補間フレームを生成し、
    前記混合部は、前記実フレームと前記補間フレームとを移動する物体の順となるように並べたときの隣接する2つのフレームを組とし、組となる2つのフレームの一方を第1のフレーム、他方を第2のフレームとしたとき、前記混合比率制御データが示す混合比率の値が最小である場合には、前記第2のフレームを前記混合フレームとし、前記混合比率制御データが示す混合比率の値が最大である場合には、前記第1のフレームを前記混合フレームとし、前記混合比率制御データが示す混合比率の値が最小と最大との間である場合には、前記第1のフレームと前記第2のフレームとを混合比率に応じて混合して前記混合フレームとする
    ことを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  4. 前記入力映像信号がプルダウン映像信号であるか否か、及び、プルダウン映像信号である場合にプルダウンシーケンスを検出するプルダウン検出部をさらに備え、
    前記補間フレーム生成部は、前記プルダウン検出部によって前記入力映像信号がプルダウン映像信号であることが検出された場合に、前記プルダウンシーケンスに基づいて、画像が異なる2つの実フレーム間に内挿する補間フレームを生成する
    ことを特徴とする請求項3記載の映像信号処理装置。
  5. 前記混合比率生成部は、
    前記信頼度データが示す前記動きベクトルの信頼度が所定の基準よりも低い状態を所定の期間積算して積算データを生成する積算部と、
    前記積算データに基づいて2つのフレームを混合する混合比率を決定する前記混合比率制御データを生成する混合比率決定部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の映像信号処理装置。
  6. 第1のフレーム周波数を有する入力映像信号における画像の動きベクトルを検出し、
    前記動きベクトルを用いて、前記入力映像信号における2つの実フレーム間に内挿する1または複数の補間フレームを生成し、
    前記動きベクトルの信頼度を示す信頼度データを生成し、
    前記信頼度データに基づいて混合比率制御データを生成し、
    補間フレームに対して実フレームまたは他の補間フレームを、前記混合比率制御データが示す混合比率の値に応じて混合して混合フレームを生成し、
    前記補間フレーム及び前記混合フレーム、または、前記実フレーム及び前記混合フレームを、前記第1のフレーム周波数の整数倍である第2のフレーム周波数で出力することにより出力映像信号を生成する
    ことを特徴とする映像信号処理方法。
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