JP5891913B2 - 映像信号処理装置及び方法 - Google Patents

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本発明は、画像の動きベクトルを用いて補間フレームを生成する映像信号処理装置及び方法に係り、特に、動領域において検出した動きベクトルが静止領域の背景に影響することによって発生する補間画像の不連続性に起因する視覚的な違和感を軽減させることができる映像信号処理装置及び方法に関する。
液晶パネルを用いた画像表示装置で動画像を表示すると残像が生じやすい。そこで、残像を低減させて動画特性を向上させるために、映像信号の実フレーム間に補間フレームを内挿してフレーム数を増大させ、例えば垂直周波数60Hzのフレームレート(フレーム周波数)を2倍の120Hzまたはそれ以上のフレームレートに変換して画像表示することが行われている。映像信号のフレームレートを変換して画像表示する画像表示装置においては、画像の動きベクトルを検出し、動きベクトルを用いて各補間画素を生成し、実フレーム間に内挿する補間フレームを生成する。
画像の動きベクトルを検出する方法の1つとして、補間フレームの時間的な前後に位置する実フレームである過去フレームまたは現在フレームを相関が最も高い方向を探索する際の基準フレームとして動きベクトルを検出する方法がある。この過去フレームまたは現在フレームを探索基準として動きベクトルを検出する方法では、基準フレーム内の動きベクトルを検出した画素(ブロック)の検出位置と、補間フレーム内で補間画素(補間ブロック)を生成する補間位置とがずれてしまう。
そこで、動領域において所定の物体が移動するとき、移動する物体の範囲よりも広い範囲で物体の動きベクトルが検出されるようにしておく。このようにすれば、過去フレームまたは現在フレームを探索基準として検出した動きベクトルを用いても、補間フレーム内に正しい動きベクトルによって補間された補間画像を生成することができる。
特開2009−55340号公報
ところが、移動する物体の範囲よりも広い範囲で物体の動きベクトルを検出して、補間フレームにおける補間画像を生成するために用いると、動領域において検出した動きベクトルの一部が動領域に隣接する静止領域の背景の補間画像を生成する際にも適用されることになる。すると、背景内で、移動する物体の動きベクトルが適用されて補間された領域と正しく静止画像として補間された領域との境界が不連続となり、視覚的な違和感となるという問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑み、移動する物体の範囲よりも広い範囲で物体の動きベクトルを検出して、補間フレームを生成した場合に発生する補間画像の不連続性に起因する視覚的な違和感を軽減させることができる映像信号処理装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、入力された映像信号(Sin)の過去フレームまたは現在フレームを探索基準とし、前記映像信号中の移動する物体の範囲よりも広い範囲で前記物体の動きを示す第1の動きベクトル(V1)を検出する動きベクトル検出部(2)と、前記過去フレームと前記現在フレームと前記第1の動きベクトルとを用いて、前記過去フレームと前記現在フレームとの間に内挿する第1の補間フレーム(f0.5)を生成する補間フレーム生成部(3)と、前記第1の動きベクトルに対して第1のフィルタ処理を施して、第2の動きベクトル(V2)として出力する動きベクトルフィルタ部(4)と、前記第1の動きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分を算出することによって、前記物体の外側に位置する静止領域の背景における前記第1の動きベクトルに基づいて補間画像が生成される第1の領域と静止ベクトルに基づいて補間画像が生成される第2の領域との境界線を含む所定の範囲の領域である境界領域を示す境界判定信号(Sjb)を生成する差分算出部(5)と、前記境界判定信号に基づいて、前記第1の補間フレームにおける前記境界領域に対して第2のフィルタ処理を施して第2の補間フレーム(f0.5’)として出力する補間フレームフィルタ部(6)とを備えることを特徴とする映像信号処理装置を提供する。
上記の映像信号処理装置において、前記動きベクトルフィルタ部は、ローパスフィルタであることが好ましい。
上記の映像信号処理装置において、前記補間フレームフィルタ部は、ローパスフィルタであることが好ましい。
上記の映像信号処理装置において、前記差分算出部は、前記境界判定信号として、前記境界領域内で前記境界線からの距離に応じて複数のステップよりなる信号を生成し、前記補間フレームフィルタ部は、前記境界判定信号による前記複数のステップに応じて前記第2のフィルタ処理におけるタップ数を異ならせることが好ましい。
上記の映像信号処理装置において、前記補間フレームフィルタ部は、前記境界領域内で前記境界線に近いほど前記第2のフィルタ処理におけるタップ数を多くすることが好ましい。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、入力された映像信号(Sin)の過去フレームまたは現在フレームを探索基準とし、前記映像信号中の移動する物体の範囲よりも広い範囲で前記物体の動きを示す第1の動きベクトル(V1)を検出し、前記過去フレームと前記現在フレームと前記第1の動きベクトルとを用いて、前記過去フレームと前記現在フレームとの間に内挿する第1の補間フレーム(f0.5)を生成し、前記第1の動きベクトルに対して第1のフィルタ処理を施して、第2の動きベクトル(V2)として出力し、前記第1の動きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分を算出することによって、前記物体の外側に位置する静止領域の背景における前記第1の動きベクトルに基づいて補間画像が生成される第1の領域と静止ベクトルに基づいて補間画像が生成される第2の領域との境界線を含む所定の範囲の領域である境界領域を示す境界判定信号(Sjb)を生成し、前記境界判定信号に基づいて、前記第1の補間フレームにおける前記境界領域に対して第2のフィルタ処理を施して第2の補間フレーム(f0.5’)として出力することを特徴とする映像信号処理方法を提供する。
上記の映像信号処理方法において、前記第1のフィルタ処理は、ローパスフィルタによるフィルタ処理であることが好ましい。
上記の映像信号処理方法において、前記第2のフィルタ処理は、ローパスフィルタによるフィルタ処理であることが好ましい。
上記の映像信号処理方法において、前記境界判定信号として、前記境界領域内で前記境界線からの距離に応じて複数のステップよりなる信号を生成し、前記境界判定信号による前記複数のステップに応じて前記第2のフィルタ処理におけるタップ数を異ならせることが好ましい。
上記の映像信号処理方法において、前記境界領域内で前記境界線に近いほど前記第2のフィルタ処理におけるタップ数を多くすることが好ましい。
本発明の映像信号処理装置及び方法によれば、移動する物体の範囲よりも広い範囲で物体の動きベクトルを検出して、補間フレームを生成した場合に発生する補間画像の不連続性に起因する視覚的な違和感を軽減させることができる。
本発明の映像信号処理装置の一実施形態を示すブロック図である。 図1中の動きベクトル検出部2による現在フレームを探索基準とした動きベクトルの検出動作を説明するための図である。 図1中の動きベクトル検出部2による移動する物体の範囲よりも広い範囲で動きベクトルを検出する検出動作を説明するための図である。 移動する物体の範囲よりも広い範囲で検出した動きベクトルが静止領域の背景にも適用されることによって発生する視覚的な現象を説明するための図である。 図1中の動きベクトルフィルタ部4の動作を説明するための図である。 図1中の差分算出部5の動作を説明するための図である。 図1中の補間フレームフィルタ部6の動作であり、一実施形態による効果を説明するための図である。
以下、本発明の映像信号処理装置及び方法の一実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1に示す一実施形態は、映像信号処理装置の一例としてフレーム周波数変換装置を示している。図1において、入力された映像信号Sinの各画素データは、フレームメモリ1と、動きベクトル検出部2と、補間フレーム生成部3と、フレーム周波数変換部7とに順次入力される。映像信号Sinは、例えば60Hzのフレーム周波数を有する。
フレームメモリ1は、入力された画素データを1フレーム期間遅延させて出力する。映像信号Sinの現在のフレームを現在フレームf0、フレームメモリ1より出力された1フレーム過去のフレームを過去フレームf1とする。補間フレーム生成部3が生成する補間フレームを補間フレームf0.5とする。フレームメモリ1より出力された過去フレームf1の各画素データは、動きベクトル検出部2と補間フレーム生成部3とに順次入力される。
動きベクトル検出部2は、例えばマッチング法を用い、現在フレームf0と過去フレームf1の画素を用いて、現在フレームf0と過去フレームf1との間に内挿する補間フレームf0.5の各補間画素を生成するための動きベクトルV1を検出する。動きベクトルV1は、補間フレーム生成部3と、動きベクトルフィルタ部4と、差分算出部5とに入力される。
動きベクトルV1を画素単位で検出してもよいし、複数の画素よりなるブロック単位で検出してもよい。ブロックとは1または複数画素であるとする。特に図示しないが、動きベクトル検出部2は複数のラインメモリと画素遅延器、画素データの差分を求める減算器等を含んで構成される。
図2を用いて、動きベクトル検出部2による動きベクトルV1の検出動作についてさらに説明する。図2は、過去フレームf1内に位置している物体OBが、現在フレームf0内の図示の位置に移動した状態を示している。理想的には、補間フレームf0.5内に、破線で示すような補間画像による物体OBiが生成される。本実施形態では、動きベクトル検出部2は、現在フレームf0を探索基準として動きベクトルV1を検出する。過去フレームf1を探索基準として動きベクトルV1を検出してもよいし、過去フレームf1及び現在フレームf0の双方を探索基準として動きベクトルV1を検出してもよい。
図2に示すように、現在フレームf0を探索基準として、現在フレームf0内の注目ブロックと細い矢印線で示すように過去フレームf1内の複数のブロックとの相関(差分値)を検出する。互いの相関を比較して最も差分値が小さい方向を最も相関が高い方向と判定する。このようにして、動きベクトル検出部2は最も相関が高い方向と動きの量を示す動きベクトルV1を検出することができる。
現在フレームf0を探索基準として検出した動きベクトルV1を破線の矢印線で示すように補間フレームf0.5に適用すると、動きベクトルV1の検出位置と物体OBiを生成する補間位置とがずれることになる。そこで、動きベクトル検出部2においては、図3に示すように、移動する物体OBの範囲よりも広い範囲で物体OBの動きベクトルV1を検出するように構成されている。
図3において、現在フレームf0内の物体OBにかかっている動きベクトルV1は、動きベクトルV1を検出するそれぞれのブロックで図2のようにして検出された動きベクトルを示している。物体OBの両外側に位置する動きベクトルV1は、移動する物体OBの範囲よりも広い範囲で物体OBの動きベクトルV1を検出するように構成することによって検出された動きベクトルである。物体OBの両外側に位置する動きベクトルV1は、物体OBの移動方向を正しく示している。
移動する物体OBの範囲のみで動きベクトルV1を検出すれば、物体OBの両外側に位置する動きベクトルV1は、静止ベクトルとなったり、物体OBの移動方向を正しく示す動きベクトルV1とはならなかったりする。
このように動きベクトルV1の検出範囲を広げる手法は種々あり、任意の手法を採用すればよい。例えば、動きベクトルV1を検出しようとする注目ブロックで得られた差分値に近傍のブロックで得られた差分値を加算することによって、動きベクトルV1の検出範囲を広げることができる。また、過去のフレームで検出した動きベクトルV1の検出結果を参照することによって動きベクトルV1の検出範囲を広げることができる。
補間フレーム生成部3は、以上のようにして動きベクトル検出部2が検出した動きベクトルV1に基づいて補間フレームf0.5を生成する。図3に示すように、物体OBの範囲よりも広い範囲で検出した物体OBの動きを示す動きベクトルV1を破線の矢印線で示すように補間フレームf0.5に適用することにより、動きベクトルV1の検出位置と物体OBiを生成する補間位置とがずれることがない。よって、補間フレームf0.5内に正しい動きベクトルV1によって補間された補間画像による物体OBiを生成することができる。
図3において、物体OBの右側に位置している領域は静止画の背景Rbgである。図3に示すように、検出範囲を広げた動きベクトルV1の一部は、背景Rbgにも適用される。背景Rbg内の物体OBiに隣接する領域Raは動きベクトルV1に基づいて生成される補間画像となる。領域Raよりも外側の領域Rbは、静止ベクトルによって生成される静止画の補間画像となる。
図4を用いて、物体OBiを生成するために生成した動きベクトルV1が静止領域の背景Rbgにも適用されることによって発生する視覚的な現象について説明する。図4は、一例として、背景Rbgが、図の左側から右側へとグレーのレベルが順次高くなっている静止画を示している。図4(A)に示すように、破線で囲んだ領域Raには動きベクトルV1が適用され、領域Rbには動きベクトルV1は適用されない。領域Rbには正しく検出された静止ベクトルが適用される。
図4(B)は、補間フレームf0.5内に生成される補間画像を示している。領域Raに対応する部分では、動きベクトルV1に基づいて生成された補間画像IMaとなり、領域Rbに対応する部分では、静止ベクトルに基づいて生成された補間画像IMbとなる。図4(B)に示すように、補間画像IMaと間画像IMbとの境界には、補間画像IMaと間画像IMbとが不連続であることによって境界線Lbdrが発生してしまう。この境界線Lbdrは視覚的な違和感となる。
そこで、本実施形態の映像信号処理装置及び方法においては、図1に示す構成とすることよって境界線Lbdrを目立たなくするよう処理し、視覚的な違和感を軽減させる。図1において、動きベクトルフィルタ部4は、入力された動きベクトルV1に対してフィルタ処理を施して動きベクトルV2として出力する。動きベクトルフィルタ部4におけるフィルタは、ローパスフィルタであることが好ましい。動きベクトルフィルタ部4として、3タップのローパスフィルタを用いることができる。
図5を用いて、動きベクトルフィルタ部4の動作について説明する。図5(A)は図4(A)と同じである。領域Raにおける動きベクトルV1は所定の動きベクトル値を有し、領域Rbでは静止ベクトルであるので動きベクトル値は0である。従って、動きベクトルV1の動きベクトル値は水平方向の画素位置に応じて図5(B)に実線で示すように急峻に変化する。動きベクトルフィルタ部4によって動きベクトルV1に対してローパスフィルタによるフィルタ処理を施すと、破線にて示すなだらかな特性の動きベクトルV2となる。動きベクトルV1と動きベクトルV2との差であるハッチングを付した部分は、領域Raと領域Rbとの境界を含む所定の領域の境界領域Rbdrとなる。
境界領域Rbdrの幅は、動きベクトルフィルタ部4におけるフィルタを適宜に設定することによって調整することができる。
図1に戻り、差分算出部5は、動きベクトルV1と動きベクトルV2との差分絶対値を算出する。差分算出部5には複数の閾値が設定されており、差分算出部5は、動きベクトルV1と動きベクトルV2との差分絶対値と複数の閾値とを比較することによって、領域Raと領域Rbとの境界からの距離を大まかに検出する。差分算出部5は、領域Raと領域Rbとの境界からの距離に応じた複数ステップを有する境界判定信号Sjbを生成する。
図6を用いて、境界判定信号Sjbを生成する差分算出部5の動作について説明する。図6では、簡略化のため、閾値がTH1,TH2の2つ場合について示している。境界領域Rbdrより外側の部分では、動きベクトルV1と動きベクトルV2との差分絶対値は0であり、差分算出部5は境界判定信号Sjbを“0”とする。差分算出部5は、差分絶対値が0を超えて閾値TH1までであれば境界判定信号Sjbを“1”とし、差分絶対値が閾値TH1を超えて閾値TH2までであれば境界判定信号Sjbを“2”とする。差分算出部5は、差分絶対値が閾値TH2を越えたら境界判定信号Sjbを“3”とする。境界判定信号Sjbの“0”〜“3”なる数値は単なる例である。
差分算出部5が生成した境界判定信号Sjbは、補間フレームフィルタ部6に入力される。補間フレームフィルタ部6は、補間フレーム生成部3によって生成された補間フレームf0.5に対してフィルタ処理を施して、補間フレームf0.5’として出力する。補間フレームフィルタ部6におけるフィルタは、ローパスフィルタであることが好ましい。補間フレームフィルタ部6は、境界判定信号Sjbによるステップに応じて、ローパスフィルタのタップ数を動きベクトルV1と動きベクトルV2との差分絶対値が大きいほど増やすことが好ましい。
境界判定信号Sjbが“0”〜“3”の場合には、境界判定信号Sjbが“3”のとき最も多いタップ数としてフィルタ処理の範囲を広くし、境界判定信号Sjbが“1”のとき最も少ないタップ数としてフィルタ処理の範囲を狭くすればよい。差分算出部5にさらに多くの閾値を設定し、境界判定信号Sjbをさらに多くのステップを有する信号としてもよい。境界判定信号Sjbの値が“3”であればローパスフィルタのタップ数を3タップ、境界判定信号Sjbの値が“15”であればローパスフィルタのタップ数を15タップのようにしてもよい。
図7(A)は、補間フレーム生成部3より出力される補間フレームf0.5による補間画像であり、図4(B)と同じである。補間画像IMaと間画像IMbとの間には境界線Lbdrが発生する。図7(B)は、補間フレームフィルタ部6より出力される補間フレームf0.5’による補間画像である。補間フレームフィルタ部6によって境界領域Rbdrに対してフィルタ処理が施されるので、境界領域Rbdr内の補間画像が補正されて境界線Lbdrが目立たなくなる。これによって、視覚的な違和感を軽減することができる。補間フレームf0.5’は、フレーム周波数変換部7に入力される。
フレーム周波数変換部7は、入力された現在フレームf0と補間フレームf0.5’とを、補間フレームf0.5’、現在フレームf0の順で、映像信号Sinの2倍の周波数である120Hzで交互に出力する。これによって、フレーム周波数変換部7からは、120Hzのフレーム周波数を有する映像信号Soutが出力される。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。上述した本実施形態においては、水平方向のフィルタ処理について説明したが、垂直方向のフィルタ処理を加えてもよい。
また、本実施形態は映像信号処理装置の一例としてフレーム周波数を2倍に変換するフレーム周波数変換装置について説明したが、フレーム周波数を3倍以上に変換するフレーム周波数変換装置であってもよい。さらに、本発明は、フレーム周波数変換装置のみに適用されるものでもなく、動きベクトルに基づいて補間フレームを生成する任意の映像信号処理装置及び方法に適用可能である。
1 フレームメモリ
2 動きベクトル検出部
3 補間フレーム生成部
4 動きベクトルフィルタ部
5 差分算出部
6 補間フレームフィルタ部
7 フレーム周波数変換部

Claims (6)

  1. 入力された映像信号の過去フレームまたは現在フレームを探索基準とし、前記映像信号中の移動する物体の範囲よりも広い範囲で前記物体の動きを示す第1の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部と、
    前記過去フレームと前記現在フレームと前記第1の動きベクトルとを用いて、前記過去フレームと前記現在フレームとの間に内挿する第1の補間フレームを生成する補間フレーム生成部と、
    前記第1の動きベクトルに対して第1のフィルタ処理を施して、第2の動きベクトルとして出力する動きベクトルフィルタ部と、
    前記第1の動きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分を算出することによって、前記物体の外側に位置する静止領域の背景における前記第1の動きベクトルに基づいて補間画像が生成される第1の領域と静止ベクトルに基づいて補間画像が生成される第2の領域との境界線を含む所定の範囲の領域である境界領域を示す境界判定信号を生成する差分算出部と、
    前記境界判定信号に基づいて、前記第1の補間フレームにおける前記境界領域に対して第2のフィルタ処理を施して第2の補間フレームとして出力する補間フレームフィルタ部と、
    を備え
    前記差分算出部は、前記境界判定信号として、前記境界領域内で前記境界線からの距離に応じて複数のステップよりなる信号を生成し、
    前記補間フレームフィルタ部は、前記境界判定信号による前記複数のステップに応じて、前記境界領域内で前記境界線に近いほど前記第2のフィルタ処理におけるタップ数を多くする
    とを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 前記動きベクトルフィルタ部は、ローパスフィルタであることを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  3. 前記補間フレームフィルタ部は、ローパスフィルタであることを特徴とする請求項1または2に記載の映像信号処理装置。
  4. 入力された映像信号の過去フレームまたは現在フレームを探索基準とし、前記映像信号中の移動する物体の範囲よりも広い範囲で前記物体の動きを示す第1の動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと
    前記過去フレームと前記現在フレームと前記第1の動きベクトルとを用いて、前記過去フレームと前記現在フレームとの間に内挿する第1の補間フレームを生成する補間フレーム生成ステップと
    前記第1の動きベクトルに対して第1のフィルタ処理を施して、第2の動きベクトルとして出力する動きベクトルフィルタ処理ステップと
    前記第1の動きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分を算出することによって、前記物体の外側に位置する静止領域の背景における前記第1の動きベクトルに基づいて補間画像が生成される第1の領域と静止ベクトルに基づいて補間画像が生成される第2の領域との境界線を含む所定の範囲の領域である境界領域を示す境界判定信号を生成する境界判定信号生成ステップと
    前記境界判定信号に基づいて、前記第1の補間フレームにおける前記境界領域に対して第2のフィルタ処理を施して第2の補間フレームとして出力する補間フレームフィルタ処理ステップと、
    を有し、
    前記境界判定信号生成ステップは、前記境界領域内で前記境界線からの距離に応じて複数のステップよりなる信号を生成し、
    前記補間フレームフィルタ処理ステップは、前記境界判定信号による前記複数のステップに応じて、前記境界領域内で前記境界線に近いほど前記第2のフィルタ処理におけるタップ数を多くする
    ことを特徴とする映像信号処理方法。
  5. 前記第1のフィルタ処理は、ローパスフィルタによるフィルタ処理であることを特徴とする請求項記載の映像信号処理方法。
  6. 前記第2のフィルタ処理は、ローパスフィルタによるフィルタ処理であることを特徴とする請求項またはに記載の映像信号処理方法。
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