JP4915018B2 - 映像処理装置、映像処理方法、プログラム、記録媒体、携帯端末、及び、受信装置 - Google Patents
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Description
図7に示したように、従来では、受信フレームk(101x)及び受信フレームk+1(103x)から、補間フレームI(102x)を生成し、当該各フレームに対して拡大処理を実行し、拡大フレーム101m〜103mを生成する。なお、拡大フレーム104m,105mについても、補間フレームI+1(104x),受信フレームk+2(105x)から生成される。
ここで、図8を用いて、この問題について説明する。
図8(A)は、受信フレームk(101x)の一部分(ブロック)を示す画素数10×10の画素配列図111で、図8(B)は、受信フレームk+1(103x)の同画素配列図112で、図8(C)は、補間フレームI(102x)の同画素配列図113である。
このような場合に、当該注目画素の動きベクトルmvは、(5,0)((7,2)−(2,2))と算出される。そして、補間フレーム生成時に参照される動きベクトルは、前記動きベクトルmvを(補間フレーム数+1)で割った値、すなわち、mv/2((5,0)/2=(2.5,0))と非整数倍となる。
つまり、補間フレームを生成する際に算出される動きベクトルが非整数倍(半画素精度)の場合には、補間フレームの画素位置を決定する際に、誤差が生じてしまう(補間の精度が低い)。
また、前記映像処理装置を備えた受信装置及び携帯端末を提供することを目的とする。
図1に示したように、本発明により、受信フレームk(51x)及び受信フレームk+1(52x)に基づいて、フレーム補間と画像拡大処理を同時に実行することにより、補間拡大フレーム52mを生成する。また、この補間拡大フレームの生成処理手法によって、受信フレームk/受信フレームk+1の拡大フレーム51m,53mを生成する。
なお、同様に、受信フレームk+1(52x)及び受信フレームk+2(53x)から、補間拡大フレーム54m、拡大フレーム55mを生成する。
すなわち、(式1)に示すように、注目画素抽出部12が抽出した受信フレームk内の注目画素に対応する受信フレームk+1内の注目画素の画素位置と、前記受信フレームk内の注目画素の画素位置との差をとり、動きベクトルmv1を算出する。
mv1=受信フレームk内の注目画素に対応する受信フレームk+1内の注目画素の画素位置p’−受信フレームk内の注目画素の画素位置p……(式1)
図3(A)は、受信フレームk(11a)の一部分(ブロック)を示す画素数10×10の画素配列図61で、図3(B)は、受信フレームk+1(11b)の同画素配列図62である。
図からも明らかなように、注目画素は右方向に移動している。
mv2=mv1×C×(1/N)×M……(式2)
をもとに、補間拡大フレームごとに動きベクトルmv2の値を調整する。
1枚目の補間拡大フレームに対して、mv2’ =mv1×(1)×(1/4)×M
2枚目の補間拡大フレームに対して、mv2’’ =mv1×(2)×(1/4)×M
3枚目の補間拡大フレームに対して、mv2’’’=mv1×(3)×(1/4)×M
として、補間拡大フレームごとに動きベクトルmv2の値を調整する。
なお、当該拡大倍率は任意である。
P=p×M+mv2……(式3)
により算出される。そして、算出した画素位置Pの近隣に位置する画素に対して所定の拡大処理を施すことにより、拡大した補間フレームを生成する。
このように、補間拡大フレーム生成手法を利用して受信フレームの拡大フレームを生成することができるので、処理負担も削減することができる。
なお、拡大処理における画素の補間の手法は、従来から提案されている様々な手法を採用することができる。
図4(A)は、出力フレーム生成部16にて生成される補間拡大フレームの一部分(ブロック)を示す画素数20×20の画素配列図63である。これは、前述した図3の画素配列図を2倍に拡大した画素配列図である。
出力フレーム生成部16は、例えば、前述した(式3)の数式、P=p×M+mv2を用いて補間拡大フレームの画素位置を決定する。
図4(B)は、図3(B)の画素配列図を2倍に拡大した画素数20×20の画素配列図64を示すものである。
出力フレーム生成部16は、前述した(式3)の数式、P=p×M+mv2の動きベクトルmv2を(動きベクトルmv1×拡大倍率M)に置換した式を用いて拡大フレームの画素位置を決定する。
図4(C)は、図3(A)の画素配列図を2倍に拡大した画素数20×20の画素配列図65を示すものである。
この拡大処理は、受信フレームk−1と受信フレームkの補間拡大処理で同様に生成される。
しかし、本発明のようにフレーム補間処理と画像拡大処理を同時に実行することで、従来の手法で生成する補間拡大フレームよりも精度の向上した補間拡大フレームを生成でき、滑らかな動画像を生成できる。
受信フレームk,受信フレームk+1を受信フレームメモリ11に記憶する(ステップS1)。
注目画素抽出部12は、記憶した受信フレームk及び受信フレームk+1内の画像に対して注目画素を抽出してコントロールラインを設定する(ステップS2)。
次に、動きベクトル算出部13は、注目画素抽出部12にて設定したコントロールラインの画素の動きベクトルmv1を算出する(ステップS3)。
さらに、本発明による映像処理機能をプログラムにて実行することもでき、当該プログラムを記録媒体に記録し、記録したプログラムを携帯端末、情報処理装置にインストールして実行することもできる。
Claims (8)
- 受信映像についてフレーム補間すると共に画像を拡大する映像処理装置であって、
連続して受信した受信映像の2つの受信フレームの画像を順次記憶し、前記記憶した受信映像を構成する画素値の画像に基づいて動きベクトル値を算出し、
前記受信フレーム間に補間するフレーム数及び拡大画像の画素数に基づく画像の拡大倍率に基づいて前記動きベクトル値を調整し、
前記調整した動きベクトル値及び拡大倍率に基づいて前記記憶した受信フレームの画像を参照して前記補間フレームの画像を含めた拡大画像を生成することを特徴とする映像処理装置。 - 前記動きベクトル値の調整は、前記算出した動きベクトル値に補間フレーム数に1を加算した数の逆数及び拡大倍率を乗算して算出することを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
- 受信映像についてフレーム補間すると共に画像を拡大する映像処理方法であって、
連続して受信した受信映像の2つの受信フレームの画像を順次記憶し、前記記憶した受信映像を構成する画素値の画像に基づいて動きベクトル値を算出するステップと、
前記受信フレーム間に補間するフレーム数及び拡大画像の画素数に基づく画像の拡大倍率に基づいて前記動きベクトル値を調整するステップと、
前記調整した動きベクトル値及び拡大倍率に基づいて前記記憶した受信フレームの画像を参照して前記補間フレームの画像を含めた拡大画像を生成するステップからなることを特徴とする映像処理方法。 - 前記動きベクトル値を調整するステップは、前記算出した動きベクトル値に補間フレーム数に1を加算した数の逆数及び拡大倍率を乗算して算出することを特徴とする請求項3に記載の映像処理方法。
- 請求項1又は2に記載の映像処理装置を備えたことを特徴とする携帯端末。
- 請求項1又は2に記載の映像処理装置を備えたことを特徴とする受信装置。
- 請求項3又は4に記載の映像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項7に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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JP2007029358A JP4915018B2 (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | 映像処理装置、映像処理方法、プログラム、記録媒体、携帯端末、及び、受信装置 |
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