JP5333791B2 - 画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、インターレース‐プログレッシブ変換によってプログレッシブ画像を生成する画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
TV放送で配信される映像やビデオテープやDVDなどの記録メディアに保存されている映像は、インターレース映像であることが多い。インターレース画像Fiとは、式(1)で表されるように、プログレッシブ画像Fpと比較して、画像の走査方向に一ライン毎に間引かれた画像である。
Figure 0005333791
ここで、Fi(x,y)およびFp(x,y)は、座標(x,y)におけるFiおよびFpの画素値である。また、x mod yは、xをyで割ったときの余剰を表す算術記号である。
液晶ディスプレイやプラズマディスプレイといったプログレッシブ画像を表示する画像表示装置でインターレース画像を表示する場合や、入力されたプログレッシブ画像とあらかじめデータベースに保存されているプログレッシブ画像とを比較し入力プログレッシブ画像を認識する画像照合装置においてインターレース画像を入力する場合等は、式(1)のインターレース画像における間引かれたラインのNull画素を補間によって復元し、プログレッシブ映像を生成する必要がある。この補間処理は、一般にインターレース‐プログレッシブ変換(IP変換・De-interlacing)と呼ばれる。以下、補間によって復元するNull画素を補間画素と呼ぶことにする。
IP変換の方法の一つに、Fi内の座標(x1,y1)のNull画素の補間にその周辺画素情報を用いる方法がある。この方法として、式(2)で示される単純線形補間方法や式(3)で示されるエッジ適応型補間方法(非特許文献1、特許文献1)などがある。ただし、Fp2は、前記補間方法によって生成されたプログレッシブ映像であり、Fp2(x,y)は、座標(x,y)におけるFp2の画素値である。また、式(3)におけるmは、あらかじめ定められた範囲-φ≦p≦φの中で式(4)を最小にするpである。以下、範囲(-φ≦p≦φ)のことを探索範囲、数値φを探索範囲決定値と呼ぶことにする。
また、非特許文献2では、周辺画素の輝度変換をもとに、それぞれの補間画素におけるエッジ適応型補間方法の探索範囲内の上下ラインの輝度変化を、図7に示すように、(1)片方が平坦、(2)同一方向に単調増加・減少、(3)同一方向に凸、(4)片方が増加減少でもう片方が凸、(5)その他の5つのパターンに分類し、範囲内の上下ラインの輝度変化のパターンが(1)から(4)のパターンのいずれかとなるような最大範囲が探索範囲となるように探索範囲決定値φを適応的に変更している。以下、分類された探索範囲内の上下ラインの輝度変化のパターンを上下ラインの輝度変化パターンと呼ぶことにする。
Figure 0005333791
Figure 0005333791
Figure 0005333791
IP変換において、全てのNull画素を正確に補間することは一般に困難であるとされている。すなわち、IP変換により生成されたプログレッシブ画像には誤って補間された画素(以下補間画素)が含まれていることを意味する。
このようなプログレッシブ画像を利用する映像表示装置や画像照合装置などの画像処理応用装置においては、プログレッシブ画像に含まれる誤った補間画素に起因する処理性能の低下が問題となる。この問題を防ぐために、上述の手法では、各補間画素について、補間に利用した画素値の差分絶対値から補間信頼度を計算し、上記のような画像処理応用において、この補間信頼度に応じた画像処理が行われる。以下、この補間に利用した画素の差分絶対値のことを補間差分値と呼ぶことにする。
例えば、特許文献2のような、さらに高精度に補間されたプログレッシブ画像を表示するために、前記方法によって現時刻の1枚のインターレース画像から補間されたプログレッシブ画像と他時刻におけるインターレース画像とを、静動判別を用いて合成する動き適応型IP変換を実行する画像処理応用装置においては、前記補間差分値から計算される補間信頼度を一つの指標として、処理の切り替えを実行している。前記補間信頼度は、補間差分値が小さいほど大きく、大きいほど小さくなるように計算される。
図9を用いて、本発明に関連する技術のIP変換によりプログレッシブ画像を生成しプログレッシブ画像とその補間信頼度を出力する画像処理装置について説明する。図9は、本発明に関連する技術によるプログレッシブ画像の生成とその補間信頼度の算出を実行する画像処理装置の構成を表すブロック図である。
図9の画像処理装置100は、画像補間手段11と信頼度計算手段12とから構成され、インターレース画像を入力とし、映像表示装置や画像照合装置などの画像処理応用装置400にプログレッシブ画像とその補間信頼度を出力する。
画像補間手段11は、インターレース画像を入力とし、インターレース画像を前記方法により補間し、プログレッシブ画像を生成するとともに各画素における補間差分値を出力する。
補間信頼度計算手段12は、画像補間手段11から出力された各画素における補間差分値を入力とし、補間差分値に応じた補間信頼度を計算し、補間信頼度を出力する。
特開平4−355581号公報 特開2000−50212号公報 "Deinterlacing-an overview", De Haan, G., Bellers, E.B, Proceedings of the IEEE, Volume 86, Issue 9, Sept. 1998 Page(s):1839 - 1857 "周辺領域の輝度変化に基づくエッジ適応型インターレース-プログレッシブ変換法", 戸田ら, 第6回情報科学技術フォーラム, I-034, 2007
しかしながら、上述の関連する技術は、補間差分値を用いて補間信頼度を計算しているが、補間差分値の情報だけでは補間信頼度を正しく求めることはできなかった。
例えば、図8の上段の示す注目補間画素を、図8下段のように、上下画素を連結させ白く補間した場合と、斜め方向の黒い画素同士を連結させ黒く補間した場合とでは、どちらも補間差分値が0となり、その結果補間信頼度が最大となる。しかし、領域の連結を考えた場合、白く補間させた場合は、補間画素の右上の黒い画素が孤立してしまうため、妥当ではない。そのため、注目補間画素の補間信頼度は、白く補間された場合の方が黒く補間された場合よりも小さい値を持つことが望ましい。しかし、補間差分値のみに基づく、上述の関連技術では、どちらの補間を実行しても、その補間信頼度が同じ最大値とされる。従って、上述の関連技術を用いた場合、画像処理応用装置における処理性能が劣化してしまう場合があった。
このように、上述の関連技術では、算出される補間信頼度に問題があるため、画像処理応用装置における処理性能に問題を有することになり、良好な画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することができなかった。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて発明されたものであって、その目的は、インターレース‐プログレッシブ変換時における補間信頼度を高精度に計算する画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することにある。
上記課題を解決する本発明は、インターレース画像を補間することで生成されるプログレッシブ画像の補間画素の補間信頼度を、補間する画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される第1の補間信頼度と、前記補間する画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素とを決定するために用いた領域の広さから決定される第2の補間信頼度と、前記領域内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせにより決定される第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合することで決定することを特徴とする画像処理方法
である。
上記課題を解決する本発明は、インターレース画像を補間し、プログレッシブ画像を生成する画像補間ステップと、補間する画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される補間画素の第1の補間信頼度を計算する第1の補間信頼度計算ステップと、前記補間する画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素とを決定するために用いた領域の広さから決定される補間画素の第2の補間信頼度を計算する第2の補間信頼度計算ステップ、と、前記領域内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンにより決定される補間画素の第3の補間信頼度を計算する第3の補間信頼度計算ステップとの少なくともいずれかのステップと、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度の少なくともいずれかとを統合し、補間画素の補間信頼度を算出する補間信頼度統合ステップとを有することを特徴とする画像処理方法である。
上記課題を解決する本発明は、インターレース画像を補間することで生成されるプログレッシブ画像の補間画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される補間画素の第1の補間信頼度を計算する第1の補間信頼度計算手段と、前記補間画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素とを決定するために用いた領域の広さから決定される補間画素の第2の補間信頼度を計算する第2の補間信頼度計算手段、と、前記領域内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンにより決定される補間画素の第3の補間信頼度を計算する第3の補間信頼度計算手段との少なくともいずれかの手段と、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合し、補間画素の補間信頼度を算出する補間信頼度統合手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
上記課題を解決する本発明は、インターレース画像を補間することで生成されるプログレッシブ画像の補間画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される補間画素の第1の補間信頼度を計算する第1の補間信頼度計算処理と、前記補間画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素とを決定するために用いた領域の広さから決定される補間画素の第2の補間信頼度を計算する第2の補間信頼度計算処理、と、前記領域内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンにより決定される補間画素の第3の補間信頼度を計算する第3の補間信頼度計算処理との少なくともいずれかの処理と、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合し、補間画素の補間信頼度を算出する補間信頼度統合処理とを情報処理装置に実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明は、インターレース‐プログレッシブ変換時における補間信頼度を高精度に計算できるという効果を有する。
本発明の第1の発明を実施するための最良の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の発明における補間信頼度計算手段22の構成の詳細を示すブロック図である。 第1の発明を実施するための最良の形態の動作を示す流れ図である。 本発明の第2の発明を実施するための最良の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の発明における補間信頼度計算手段32の構成の詳細を示すブロック図である。 第4の発明を実施するための最良の形態の動作を示す流れ図である。 上下ラインの輝度変化パターンを示す説明図である。 関連技術の問題点を説明するための補足図である。 関連技術の構成を示すブロック図である。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による画像処理装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。図1を参照すると、本発明による第1の実施の形態である画像処理装置200は、画像補間手段21と補間信頼度計算手段22から構成される。
画像補間手段21は、インターレース画像を入力とし、非特許文献2などの方法を用いてプログレッシブ画像を生成する。ここで、非特許文献2の方法では、補間画素周辺の輝度変化をもとに、上下ラインの輝度変化パターンを算出し、最適な探索範囲を求めた後にエッジ適応型補間を実行している。画像補間手段21は、関連する手法の出力である補間されたプログレッシブ画像と補間画素ごとの補間差分値に加え、非特許文献2の方法によって求められる補間画素ごとの上下ラインの輝度変化パターンおよび探索範囲も出力する。
補間信頼度計算手段22は、補間画素ごとの、補間差分値と探索範囲と探索範囲内の上下ラインの輝度変化パターンを入力とし、それぞれの補間画素における補間信頼度を計算し、出力する。図2を参照すると、補間信頼度計算手段22は、第1の補間信頼度計算手段221と第2の補間信頼度計算手段222と第3の補間信頼度計算手段223と補間信頼度統合手段224とから構成される。
第1の補間信頼度計算手段221は、補間画素ごとの補間差分値を入力とし、補間差分値をもとにした補間信頼度を意味する第1の補間信頼度を計算し、出力する。第1の補間信頼度計算手段221の動作は、関連技術における補間信頼度計算手段12と同様の手法を利用して、補間差分値が小さいほど大きな値を持つ第1の補間信頼度を出力し、補間差分値が大きいほど小さな値を持つ第1の補間信頼度を出力すればよい。
第1の補間信頼度の計算方法の一例について説明する。いま、補間画素(x2,y2)について、補間差分値s(x2,y2)から第1の補間信頼度p1(x2,y2)を求める方法として、式(5)に示す計算式を用いて算出する。
Figure 0005333791
ここで、T1およびp10(0≦p10≦1.0)は、あらかじめ手動により与えられるパラメータである。
さらに、あらかじめ補間差分値と第1の補間信頼度を対応付けたテーブルを用意し、テーブルを参照し入力された補間差分値s(x2,y2)に対応する第1の補間信頼度を読み出す方法も利用できる。
第2の補間信頼度計算手段222について説明する。
インターレース画像を補間する場合、広い探索範囲によりエッジ適応型補間を実行することは、より多くの情報を用いて補間していることを意味し、狭い探索範囲によりエッジ適応型補間を実行することは、比較的少ない情報を用いて補間していることを意味する。例えば、非特許文献2の手法のエッジ適応型補間では、広い探索範囲によりエッジ適応型補間を実行することは、補間画素周辺の輝度変化が比較的単調であり、正確な補間が実行されやすく、また、狭い探索範囲の場合には、補間画素周辺の輝度変化が複雑であり、正確な補間を比較的実行しにくいという性質がある。すなわち、広い探索範囲で補間処理を実行した場合、その補間信頼度は高く、狭い探索範囲で補間処理を実行した場合、その補間信頼度は低いということが言える。
そこで、本発明では、この探索範囲の大きさと補間信頼度に相関があるという特性に着目し、第2の補間信頼度計算手段222は、入力された探索範囲が広いほど大きな値を持つ第2の補間信頼度を出力し、探索範囲が狭いほど小さな値を持つ第2の補間信頼度を出力する。
補間画素(x2,y2)について、補間画素(x2,y2)における探索範囲決定値φ(x2,y2)から第2の補間信頼度p2(x2,y2)を、式(6)に示す計算式を用いて算出する。
Figure 0005333791
ここで、T2およびp20(0≦p20≦1.0)は、あらかじめ手動により与えられるパラメータである。
さらに、あらかじめ探索範囲と第2の補間信頼度を対応付けたテーブルを用意し、テーブルを参照し入力された探索範囲φ(1x2,y2)に対応する第2の補間信頼度を読み出す方法も利用できる。
第3の補間信頼度計算手段223は、補間画素ごとの探索範囲内の上下ラインの輝度変化パターンを入力とし、前記輝度変化パターンをもとに計算された補間信頼度を第3の補間信頼度を出力する。
インターレース画像を補間する場合、補間画素周辺の輝度変化が単調であるほど正確な補間が実行しやすく、補間画素周辺の輝度変化が複雑であるほど正確な補間が実行しにくい。また、上下ラインの輝度変化の仕方が類似しているほど正確な補間が実行しやすく、上下ラインの輝度変化が異なっているほど正確な補間が実行しにくいという特性がある。
そこで、本発明では、この上下ラインの輝度変化パターンと補間信頼度に相関があるという特性に着目し、第3の補間信頼度計算手段223では、上下ラインの輝度変化パターンをもとに、図7において分類された4つの輝度変化のパターンについて、
(片方が平坦の時の第3の補間信頼度)≧(同一方向に単調増加・減少の時の第3の補間信頼度)≧(同一方向に凸の時の第3の補間信頼度)≧(片方が増加減少でもう片方が凸の時の補間信頼度)
となる値を持つ第3の補間信頼度を出力する。
補間画素(x2,y2)について、上下ラインの輝度変化パターンk(x2,y2)から第3の補間信頼度p3(x2,y2)を求める方法の一つとしては、あらかじめ上下ラインの輝度変化パターンと第3の補間信頼度を対応付けたテーブルを用意しておき、テーブルを参照し入力された上下ラインの輝度変化パターンk(1x2,y2)に対応する第3の補間信頼度を読み出す。また、上下ラインの輝度変化パターンと第3の補間信頼度を対応付けたテーブルは、外部から調整可能としてもよい。
補間信頼度統合手段224は、前記第1の補間信頼度計算手段221から出力される前記第1の補間信頼度と前記第2の補間信頼度計算手段222から出力される前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度計算手段223から出力される前記第3の補間信頼度とを入力とし、補間信頼度を計算し、補間信頼度計算手段22の出力とする。
補間画素(x2,y2)についての補間信頼度p(x2,y2)を求める方法の一つとして、(x2,y2)における第1の補間信頼度p1(x2,y2)と(x2,y2)における第2の補間信頼度p2(x2,y2)と(x2,y2)における第3の補間信頼度p3(x2,y2)とを用いて、式(7)の計算式によって求める。
Figure 0005333791
また、式(8)の計算式のように、p1(x2,y2)とp2(x2,y2)とp3(x2,y2)の加重平均によって求めてもよい。
Figure 0005333791
ここで、w1、w2、w3は、実数の合成重み係数であり、あらかじめ設定された固定値でもよいし、外部から調整可能としてもよい。
以上のように、画像処理装置200は、インターレース画像を入力として、プログレッシブ画像と補間信頼度を出力とする。これらの出力は、後段の、例えば解像度変換を実現する画像処理応用装置400などの入力となる。
次に、図3のフローチャートを参照して、本発明による第1の実施の形態である画像処理方法の動作について説明する。
インターレース画像を入力して、これを補間しプログレッシブ画像を生成する(ステップS11)。
第1の補間信頼度計算において、補間差分値から第1の補間信頼度を求める(ステップS12)。
第2の補間信頼度計算において、探索範囲の広さから第2の補間信頼度を求める(ステップS13)。
第3の補間信頼度計算において、探索範囲内の上下ラインの輝度変化パターンから第3の補間信頼度を求める(ステップS14)。
そして、補間信頼度の計算において、第1の補間信頼度と第2の補間信頼度と第3の補間信頼度とから注目補間画素の補間信頼度を求める(ステップS15)。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態を説明する。
図4は、本発明による画像処理装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。図4を参照すると、本発明による第2の実施の形態である画像処理装置300は、画像補間手段21と補間信頼度計算手段32とを含む。本発明による第2の実施の形態である画像処理装置300は、本発明による第1の実施の形態である画像処理装置200と比較して、補間信頼度計算手段32において異なる。以下、補間信頼度計算手段32の詳細を説明する。
図5を参照すると、補間信頼度計算手段32は、第1の補間信頼度計算手段221と第2の補間信頼度計算手段222と第3の補間信頼度計算手段223と補間信頼度統合手段324とから構成される。補間信頼度計算手段32は、本発明による第1の実施の形態である画像処理装置101における補間信頼度計算手段22と比較して、補間信頼度統合手段324において、補間信頼度統合手段224の式(8)における合成重み係数がユーザーインターフェース500から入力される点で異なる。
本発明による第2の実施の形態である画像処理装置102は、補間信頼度統合手段324における合成重み係数の設定を、ユーザーインターフェース500を通じて実行することで、合成重み係数の調節を容易にする。
次に、図6のフローチャートを参照して、本発明による第2の実施の形態である画像処理方法の動作について説明する。
インターレース画像を入力して、これを補間しプログレッシブ画像を生成する(ステップS21)。
第1の補間信頼度計算において、補間差分値から第1の補間信頼度を求める(ステップS22)。
第2の補間信頼度計算において、探索範囲の広さから第2の補間信頼度を求める(ステップS23)。
第3の補間信頼度計算において、探索範囲内の上下ラインの輝度変化パターンから第3の補間信頼度を求める(ステップS24)。
合成重み係数の値を、ユーザーインターフェースにより指定された値に設定する(ステップS25)。
そして、補間信頼度の計算において、第1の補間信頼度と第2の補間信頼度と第3の補間信頼度とから注目補間画素の補間信頼度を求める(ステップS26)。
また、本発明による画像処理装置の第1と第2の実施の形態および前記本発明による画像処理方法の第1と第2の実施の形態においては、第1の補間信頼度と第2の補間信頼度のみ、あるいは、第1の補間信頼度と第3の補間信頼度のみの統合により、補間信頼度を算出してもよい。このような実施の形態は、第1の補間信頼度と第2の補間信頼度のみの統合の場合は、前記第1と第2の実施の形態における第3の補間信頼度の値を固定値1.0に、第1の補間信頼度と第3の補間信頼度のみの統合の場合は、第2の補間信頼度の値を固定値1.0にすることにより、実現可能である。
第1の補間信頼度と第2の補間信頼度とを統合し補間信頼度を算出する方法では、従来の補間差分値から補間信頼度する方法と比較して、探索範囲の広さから算出される第2の補間信頼度を加えることにより、探索範囲の広さが持つ正確な補間の実行しやすさについての情報を用いることができるため、より高精度な補間信頼度を算出することが可能である。
また、第1の補間信頼度と第3の補間信頼度を統合し補間信頼度を算出する方法では、従来の補間差分値から補間信頼度する方法と比較して、探索範囲内の上下ラインの輝度変化パターンから算出される第3の補間信頼度を加えることにより、補間画素周辺の輝度変化の複雑さから正確な補間の実行しやすさについての情報を得ることができるため、より高精度な補間信頼度を算出することが可能である。
上述した実施の形態では、画像補間手段21、補間信頼度計算手段22,32などの各部をハードウェアで構成したが、プログラム制御により動作するコンピュータによって構成しても良い。コンピュータは、中央処理装置、プロセッサ、データ処理装置のいずれでもよい。
以上の如く、本発明の第1の態様は、インターレース画像を補間することで生成されるプログレッシブ画像の補間画素の補間信頼度を、補間する画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される第1の補間信頼度と、前記補間する画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素とを決定するために用いた領域の広さから決定される第2の補間信頼度と、前記領域内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせにより決定される第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合することで決定することを特徴とする画像処理方法である。
本発明の第2の態様は、上記態様において、前記補間信頼度を、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と、前記第3の補間信頼度とを統合することで決定することを特徴とする。
本発明の第3の態様は、上記態様において、前記第1の補間信頼度が、前記差分絶対値が小さいほど大きな値を持ち、差分絶対値が大きいほど小さな値を持つことを特徴とする。
本発明の第4の態様は、上記態様において、前記第2の補間信頼度が、前記領域が広いほど大きな値を持ち、前記領域が狭いほど小さな値を持つことを特徴とする。
本発明の第5の態様は、上記態様において、前記第3の補間信頼度が、上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが類似しているほど大きな値を持つことを特徴とする。
本発明の第6の態様は、上記態様において、前記第3の補間信頼度が、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが単純であるほど大きな値を持ち、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが複雑であるほど小さな値を持つことを特徴とする。
本発明の第7の態様は、上記態様において、前記領域内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンとして、片方が平坦、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸の4のパターンを用いることを特徴とする。
本発明の第8の態様は、上記態様において、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合する際に、ユーザーインターフェースを通じて入力される合成重み係数を利用することを特徴とする。
本発明の第9の態様は、インターレース画像を補間し、プログレッシブ画像を生成する画像補間ステップと、補間する画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される補間画素の第1の補間信頼度を計算する第1の補間信頼度計算ステップと、前記補間する画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素とを決定するために用いた領域の広さから決定される補間画素の第2の補間信頼度を計算する第2の補間信頼度計算ステップ、と、前記領域内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンにより決定される補間画素の第3の補間信頼度を計算する第3の補間信頼度計算ステップとの少なくともいずれかのステップと、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度の少なくともいずれかとを統合し、補間画素の補間信頼度を算出する補間信頼度統合ステップとを有することを特徴とする画像処理方法である。
本発明の第10の態様は、上記態様において、前記第2の補間信頼度計算ステップと前記第3の補間信頼度計算ステップとの双方を行い、前記第1の補間信頼度と前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度とを統合することを特徴とする。
本発明の第11の態様は、インターレース画像を補間することで生成されるプログレッシブ画像の補間画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される補間画素の第1の補間信頼度を計算する第1の補間信頼度計算手段と、前記補間画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素とを決定するために用いた領域の広さから決定される補間画素の第2の補間信頼度を計算する第2の補間信頼度計算手段、と、前記領域内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンにより決定される補間画素の第3の補間信頼度を計算する第3の補間信頼度計算手段との少なくともいずれかの手段と、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合し、補間画素の補間信頼度を算出する補間信頼度統合手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の第12の態様は、上記態様において、前記第2の補間信頼度計算手段と前記第3の補間信頼度計算手段との双方を有し、前記補間信頼度統合手段は、前記第1の補間信頼度と前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度とを統合することを特徴とする。
本発明の第13の態様は、上記態様において、前記第1の補間信頼度計算手段は、前記差分絶対値が小さいほど大きな値を持ち、差分絶対値が大きいほど小さな値を持つように前記第1の補間信頼度を計算することを特徴とする。
本発明の第14の態様は、上記態様において、前記第2の補間信頼度計算手段は、前記領域が広いほど大きな値を持ち、前記領域が狭いほど小さな値を持つように前記第2の補間信頼度を計算することを特徴とする。
本発明の第15の態様は、上記態様において、前記第3の補間信頼度計算手段は、上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが類似しているほど大きな値を持つように前記第3の補間信頼度を計算することを特徴とする。
本発明の第16の態様は、上記態様において、前記第3の補間信頼度計算手段は、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが単純であるほど大きな値を持ち、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが複雑であるほど小さな値を持つように前記第3の補間信頼度を計算することを特徴とする。
本発明の第17の態様は、上記態様において、前記第3の補間信頼度計算手段は、前記領域内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンとして、片方が平坦、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸の4のパターンを用いることを特徴とする。
本発明の第18の態様は、上記態様において、前記補間信頼度統合手段は、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合する際に、ユーザーインターフェースを通じて入力される合成重み係数を利用することを特徴とする。
本発明の第19の態様は、インターレース画像を補間することで生成されるプログレッシブ画像の補間画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される補間画素の第1の補間信頼度を計算する第1の補間信頼度計算処理と、前記補間画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素とを決定するために用いた領域の広さから決定される補間画素の第2の補間信頼度を計算する第2の補間信頼度計算処理、と、前記領域内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンにより決定される補間画素の第3の補間信頼度を計算する第3の補間信頼度計算処理との少なくともいずれかの処理と、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合し、補間画素の補間信頼度を算出する補間信頼度統合処理とを情報処理装置に実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明の第20の態様は、上記態様において、前記第2の補間信頼度計算処理と前記第3の補間信頼度計算処理との双方を情報処理装置に実行させ、前記補間信頼度統合処理は、前記第1の補間信頼度と前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度とを統合させることを特徴とする。
本発明の第21の態様は、上記態様において、前記第1の補間信頼度計算処理は、前記差分絶対値が小さいほど大きな値を持ち、差分絶対値が大きいほど小さな値を持つように前記第1の補間信頼度を計算することを特徴とする。
本発明の第22の態様は、上記態様において、前記第2の補間信頼度計算処理は、前記領域が広いほど大きな値を持ち、前記領域が狭いほど小さな値を持つように前記第2の補間信頼度を計算することを特徴とする。
本発明の第23の態様は、上記態様において、前記第3の補間信頼度計算処理は、上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが類似しているほど大きな値を持つように前記第3の補間信頼度を計算することを特徴とする。
本発明の第24の態様は、上記態様において、前記第3の補間信頼度計算処理は、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが単純であるほど大きな値を持ち、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが複雑であるほど小さな値を持つように前記第3の補間信頼度を計算することを特徴とする。
本発明の第25の態様は、上記態様において、前記第3の補間信頼度計算処理は、前記領域内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンとして、片方が平坦、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸の4のパターンを用いることを特徴とする。
本発明の第26の態様は、上記態様において、前記補間信頼度統合処理は、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合する際に、ユーザーインターフェースを通じて入力される合成重み係数を利用することを特徴とする。
以上、好ましい実施の形態及び態様をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び態様に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することが出来る。
本出願は、2008年3月21日に出願された日本出願特願2008−72972号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明によれば、インターレース−プログレッシブ変換で生成したプログレッシブ画像を利用する様々な画像処理応用における画像処理装置として利用することができる。
符号の説明
100 従来手法による画像処理装置
11 画像補間手段
12 補間信頼度計算手段
200 本発明による第1の実施の形態である画像処理装置
21 画像補間手段
22 補間信頼度計算手段
221 第1の補間信頼度計算手段
222 第2の補間信頼度計算手段
223 第3の補間信頼度計算手段
224 補間信頼度統合手段
300 本発明による第1の実施の形態である画像処理装置
32 補間信頼度計算手段
324 補間信頼度統合手段
400 画像処理応用装置
500 ユーザーインターフェース

Claims (26)

  1. インターレース画像の上下ライン上の所定の探索範囲内で補間画素近傍のエッジを推定し、推定したエッジ方向に存在する上下ライン上の画素から補間画素を生成することにより得られるプログレッシブ画像の補間画素の補間信頼度を、
    補間する画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される第1の補間信頼度と、
    前記探索範囲の広さから決定される第2の補間信頼度と、
    前記探索範囲内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせにより決定される第3の補間信頼度と
    の少なくともいずれかと
    を統合することで決定することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記補間信頼度を、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と、前記第3の補間信頼度とを統合することで決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記第1の補間信頼度が、前記差分絶対値が小さいほど大きな値を持ち、差分絶対値が大きいほど小さな値を持つことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記第2の補間信頼度が、前記探索範囲が広いほど大きな値を持ち、前記探索範囲が狭いほど小さな値を持つことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理方法。
  5. 前記第3の補間信頼度が、上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが類似しているほど大きな値を持つことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のいずれかの画像処理方法。
  6. 前記第3の補間信頼度が、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが単純であるほど大きな値を持ち、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが複雑であるほど小さな値を持つことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のいずれかの画像処理方法。
  7. 前記探索範囲内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンとして、片方が平坦、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸の4のパターンを用いることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像処理方法。
  8. 前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合する際に、ユーザーインターフェースを通じて入力される合成重み係数を利用することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理方法。
  9. インターレース画像の上下ライン上の所定の探索範囲内で補間画素近傍のエッジを推定し、推定したエッジ方向に存在する上下ライン上の画素から補間画素を生成することにより、プログレッシブ画像を生成する画像補間ステップと、
    補間する画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される補間画素の第1の補間信頼度を計算する第1の補間信頼度計算ステップと、
    前記探索範囲の広さから決定される補間画素の第2の補間信頼度を計算する第2の補間信頼度計算ステップと、
    前記探索範囲内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンにより決定される補間画素の第3の補間信頼度を計算する第3の補間信頼度計算ステップと
    の少なくともいずれかのステップと、
    前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度の少なくともいずれかとを統合し、補間画素の補間信頼度を算出する補間信頼度統合ステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 前記第2の補間信頼度計算ステップと前記第3の補間信頼度計算ステップとの双方を行い、前記第1の補間信頼度と前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度とを統合することを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. インターレース画像の上下ライン上の所定の探索範囲内で補間画素近傍のエッジを推定し、推定したエッジ方向に存在する上下ライン上の画素から補間画素を生成することにより得られるプログレッシブ画像の補間画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される補間画素の第1の補間信頼度を計算する第1の補間信頼度計算手段と、
    前記探索範囲の広さから決定される補間画素の第2の補間信頼度を計算する第2の補間信頼度計算手段と、
    前記探索範囲内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンにより決定される補間画素の第3の補間信頼度を計算する第3の補間信頼度計算手段との少なくともいずれかの手段と、
    前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合し、補間画素の補間信頼度を算出する補間信頼度統合手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  12. 前記第2の補間信頼度計算手段と前記第3の補間信頼度計算手段との双方を有し、
    前記補間信頼度統合手段は、前記第1の補間信頼度と前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度とを統合することを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記第1の補間信頼度計算手段は、前記差分絶対値が小さいほど大きな値を持ち、差分絶対値が大きいほど小さな値を持つように前記第1の補間信頼度を計算することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記第2の補間信頼度計算手段は、前記探索範囲が広いほど大きな値を持ち、前記探索範囲が狭いほど小さな値を持つように前記第2の補間信頼度を計算することを特徴とする請求項11から請求項13のいずれかに記載の画像処理装置。
  15. 前記第3の補間信頼度計算手段は、上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが類似しているほど大きな値を持つように前記第3の補間信頼度を計算することを特徴とする請求項11から請求項14のいずれかに記載のいずれかの画像処理装置。
  16. 前記第3の補間信頼度計算手段は、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが単純であるほど大きな値を持ち、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが複雑であるほど小さな値を持つように前記第3の補間信頼度を計算することを特徴とする請求項11から請求項15のいずれかに記載のいずれかの画像処理装置。
  17. 前記第3の補間信頼度計算手段は、前記探索範囲内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンとして、片方が平坦、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸の4のパターンを用いることを特徴とする請求項11から請求項16のいずれかに記載の画像処理装置。
  18. 前記補間信頼度統合手段は、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合する際に、ユーザーインターフェースを通じて入力される合成重み係数を利用することを特徴とする請求項11から請求項17のいずれかに記載の画像処理装置。
  19. インターレース画像の上下ライン上の所定の探索範囲内で補間画素近傍のエッジを推定し、推定したエッジ方向に存在する上下ライン上の画素から補間画素を生成することにより得られるプログレッシブ画像の補間画素の値の算出に用いた上ラインの画素と下ラインの画素との差分絶対値から決定される補間画素の第1の補間信頼度を計算する第1の補間信頼度計算処理と、
    前記探索範囲の広さから決定される補間画素の第2の補間信頼度を計算する第2の補間信頼度計算処理と、
    前記探索範囲内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンにより決定される補間画素の第3の補間信頼度を計算する第3の補間信頼度計算処理との少なくともいずれかの処理と、
    前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合し、補間画素の補間信頼度を算出する補間信頼度統合処理と
    を情報処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
  20. 前記第2の補間信頼度計算処理と前記第3の補間信頼度計算処理との双方を情報処理装置に実行させ、
    前記補間信頼度統合処理は、前記第1の補間信頼度と前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度とを統合させることを特徴とする請求項19に記載のプログラム。
  21. 前記第1の補間信頼度計算処理は、前記差分絶対値が小さいほど大きな値を持ち、差分絶対値が大きいほど小さな値を持つように前記第1の補間信頼度を計算することを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のプログラム。
  22. 前記第2の補間信頼度計算処理は、前記探索範囲が広いほど大きな値を持ち、前記探索範囲が狭いほど小さな値を持つように前記第2の補間信頼度を計算することを特徴とする請求項19から請求項21のいずれかに記載のプログラム。
  23. 前記第3の補間信頼度計算処理は、上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが類似しているほど大きな値を持つように前記第3の補間信頼度を計算することを特徴とする請求項19から請求項22のいずれかに記載のプログラム。
  24. 前記第3の補間信頼度計算処理は、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが単純であるほど大きな値を持ち、前記上ラインの輝度変化のパターンと下ラインの輝度変化のパターンとが複雑であるほど小さな値を持つように前記第3の補間信頼度を計算することを特徴とする請求項19から請求項23のいずれかに記載のプログラム。
  25. 前記第3の補間信頼度計算処理は、前記探索範囲内における上ラインの輝度変化と下ラインの輝度変化との組み合わせのパターンとして、片方が平坦、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸の4のパターンを用いることを特徴とする請求項19から請求項24のいずれかに記載のプログラム。
  26. 前記補間信頼度統合処理は、前記第1の補間信頼度と、前記第2の補間信頼度と前記第3の補間信頼度との少なくともいずれかとを統合する際に、ユーザーインターフェースを通じて入力される合成重み係数を利用することを特徴とする請求項19から請求項25のいずれかに記載のプログラム。
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