JP5137107B2 - 電子機器、その制御方法、および、翻訳文出力用プログラム - Google Patents

電子機器、その制御方法、および、翻訳文出力用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子機器に関し、特に、翻訳結果として多言語混在文を出力することができる電子機器、その制御方法、および、翻訳文出力用プログラムに関する。
従来から、異なる言語で会話をする人たちの間でのコミュニケーションを円滑にするためのツールの一つとして翻訳機が利用されてきた。そして、このような翻訳機に関して、種々の技術が開示されてきている。
なお、異なる言語を使う人たちの間で会話がなされる場合、その場のすべての人が理解できるように、お互いの言語を混在させた文(以下、多言語混在文と呼ぶ)が利用される場合がある。
そして、翻訳機において多言語混在文を扱う技術についても、種々開示されている。
たとえば、特許文献1には、原語(原文が記述された言語または原文が主として対応する言語)と目的言語(翻訳文が記述される言語または翻訳文が主に対応する言語)が混在する原文を翻訳する際に、ユーザから原語で記述された部分と目的言語で記述された部分を指定する情報の入力を受付け、当該情報に応じて、部分毎に使用する辞書を選択する技術が開示されている。
また、特許文献2には、目的言語の単語が混在した原文の翻訳において、原文中の当該目的言語の単語について、原語における品詞を推定し、当該推定結果に基づいて目的言語における適正な品詞を取得し、そして、取得した適正な品詞で表現することにより、多言語混在文を目的言語に従った適切な翻訳文へと翻訳する技術が開示されている。
特開平10−63668号公報 特開平9−179866号公報
従来の翻訳機では、翻訳の結果として多言語混在文を出力するものはなかった。なお、目的言語において対応する単語を検索できないために、翻訳文において原文の中の一部の単語を原語のままで含めることによって、結果として多言語混在文が出力されることはあった。
しかしながら、このようにして出力される多言語混在文が翻訳文としてコミュニケーションの相手に提示されても、原語のまま提示された単語は当該相手には理解されない可能性が高い。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、翻訳文として有用な多言語混在文を出力することができる電子機器、その制御方法、および、翻訳文出力用プログラムを提供することである。
本発明に従った電子機器は、原言語の複数の単語からなる原文を入力する原文入力手段と、原文を第1言語と第2言語が入り混じって翻訳された結果を出力する出力手段と、原言語の単語に対応する第1言語の単語を記述する第1辞書と原言語の単語に対応する第2言語の単語を記述する第2辞書を記憶する翻訳辞書記憶手段と、第1言語および第2言語の精通の度合いを設定するレベル設定手段と、レベル設定手段により設定された精通の度合いに基づいて、翻訳文が従う文法規則を第1言語または第2言語に設定する文法言語設定手段と、第1言語および第2言語の文法規則を記憶する文法規則記憶手段と、文法言語設定手段において設定された第1言語または第2言語の文法規則、および、原文入力手段により入力された原文中の単語の文法規則に基づいた成分に基づいて、原文入力手段により入力された原文中の単語を文法規則記憶手段に記憶された第1言語または第2言語の文法規則に従った語順に変換する文法変換手段と、レベル設定手段により設定された精通の度合いに基づいて、翻訳する単語の品詞と翻訳する言語とを設定する翻訳単語設定手段と、文法変換手段により変換された文の単語の中から、翻訳単語設定手段により設定された単語の品詞と一致する単語を、翻訳辞書記憶手段から取得し、原文の各単語を、第1言語または第2言語に置き換える単語翻訳手段とを備え、出力手段は、単語翻訳手段によって第1言語または第2言語に単語を置き換えられた多言語混在文を翻訳文として出力することを特徴とする。
また、本発明に従った電子機器では、文法言語設定手段は、第1言語と第2言語との精通の度合いを比較し、精通の度合いの高い言語の文法規則を設定することが好ましい。
また、本発明に従った電子機器は、原言語の単語について、その精通の度合いと、その意味を特定するグループ番号と、その単語を第1言語に翻訳した第1言語単語と、当該第1言語単語の精通の度合いと、当該第1言語単語の意味を特定するグループ番号と、その単語を第2言語に翻訳した第2言語単語と、当該第2言語単語の精通の度合いと、当該第2言語単語の意味を特定するグループ番号とを対応付けて記憶した翻訳辞書記憶手段と、単語翻訳手段により翻訳された単語を、翻訳辞書記憶手段において同じグループ番号に対応して記憶された第1言語または第2言語の単語の中で、レベル設定手段により設定された精通の度合いより低い難易度の同意語に置き換える単語置換手段とをさらに備えることが好ましい。
本発明に従った電子機器の制御方法は、原文の翻訳文を出力する電子機器の制御方法であって、原言語の複数の単語からなる原文を入力するステップと、第1言語および第2言語の精通の度合いを設定するステップと、第1言語および第2言語の文法規則を記憶するステップと、設定された精通の度合いに基づいて、翻訳文が従う文法規則を第1言語または第2言語に設定するステップと、翻訳文が従う文法規則に設定された第1言語または第2言語の文法規則、および、入力された原文中の単語の文法規則に基づいた成分に基づいて、入力された原文中の単語を翻訳文が従うと設定された言語の文法規則であって記憶した文法規則に従った語順に変換するステップと、設定された精通の度合いに基づいて、翻訳する単語の品詞と翻訳する言語とを設定するステップと、語順を変換された文の単語の中から、翻訳する単語の品詞として設定された品詞と一致する原文中の各単語を、当該品詞を翻訳すると設定された言語の単語に置き換えるステップと、単語の置き換えによって得られた多言語混在文を翻訳文として出力するステップとを備えることを特徴とする。
本発明に従った翻訳文出力用プログラムは、原文の翻訳文を出力する電子機器のコンピュータによって実行される翻訳文出力用プログラムであって、翻訳文出力用プログラムは、コンピュータに、原言語の複数の単語からなる原文を入力するステップと、第1言語および第2言語の精通の度合いを設定するステップと、第1言語および第2言語の文法規則を記憶するステップと、設定された精通の度合いに基づいて、翻訳文が従う文法規則を第1言語または第2言語に設定するステップと、翻訳文が従う文法規則に設定された第1言語または第2言語の文法規則、および、入力された原文中の単語の文法規則に基づいた成分に基づいて、入力された原文中の単語を翻訳文が従うと設定された言語の文法規則であって記憶した文法規則に従った語順に変換するステップと、設定された精通の度合いに基づいて、翻訳する単語の品詞と翻訳する言語とを設定するステップと、語順を変換された文の単語の中から、翻訳する単語の品詞として設定された品詞と一致する原文中の各単語を、当該品詞を翻訳すると設定された言語の単語に置き換えるステップと、単語の置き換えによって得られた多言語混在文を翻訳文として出力するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、出力される翻訳文は、文法言語設定手段によって設定された言語の文法規則に従い、かつ、第1言語と第2言語の単語が入り混じったものとされる。また、出力される翻訳文では、言語レベル設定手段において設定された第1言語および第2言語の精通度合いに基づいて、第1言語で表現される品詞と第2言語で表現される品詞が決定されている。
これにより、翻訳文は、文法言語設定手段で設定された言語の文法規則に従って記述されながらも、第1言語と第2言語の言語の精通度合いに応じて、これらの言語を含む度合いが変更される。
したがって、本発明によれば、電子機器は、翻訳文を必要とする人のレベルに応じた態様で2種類の言語を織り交ぜた翻訳文を出力できるため、今までに無いほど理解されやすい翻訳文を出力することができる。
以下、本発明に従った電子機器の一実施の形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の電子機器のハードウェア構成を模式的に示す図である。
電子機器1は、CPU(Central Processing Unit)10、記憶装置20、表示装置30、スピーカ40、キーボード50、および、翻訳モジュール60を含む。電子機器1では、これらの各構成要素は、バス70を介して接続されている。CPU10は、電子機器1の動作を全体的に制御する。記憶装置20は、後述するように種々の情報を記憶する。表示装置30は、たとえば液晶ディスプレイなどによって構成される。スピーカ40は、音声を出力する。電子機器1では、キーボード50を操作されることによって、種々の情報が入力される。翻訳モジュール60は、キーボード50などを介して入力された文に対する翻訳処理を実行する。
図2は、電子機器1における、翻訳処理に関する機能構成を示すブロック図である。
翻訳モジュール60は、記憶装置20に記憶された情報を利用することによって、入力部100から入力された文に対して翻訳処理を行なう。また、翻訳モジュール60は、翻訳処理の結果である翻訳文を、出力部200において出力する。入力部100は、たとえばキーボード50によって構成される。なお、入力部100は、電子機器1に適宜備えられたマイク(図示略)によって構成されてもよい。つまり、翻訳モジュール60は、当該マイクを介して入力された音声に対して音声認識を行ない、当該認識結果に基づいて得られた文に対して翻訳処理を行なってもよい。
出力部200は、表示装置30および/またはスピーカ40から構成される。つまり、翻訳モジュール60は、翻訳処理の結果を、表示装置30に表示させてもよいし、スピーカ40から音声として出力してもよい。
記憶装置20は、翻訳履歴記憶部201、使用単語記憶部202、文法言語設定記憶部203、翻訳単語設定記憶部204、翻訳単語パターン記憶部205、言語レベル記憶部206、および、辞書メモリ210を含む。
翻訳履歴記憶部201は、たとえば図3に示すように、電子機器1における翻訳処理に関する履歴を記憶する。具体的には、電子機器1に入力された文(入力文)と、当該入力文の翻訳結果として出力した文(出力文)と、目的言語の文法であって出力文が従う文法(出力文法)と、翻訳処理において使用した翻訳パターンとを互いに関連付けて記憶する。図3に示された翻訳履歴において、出力文法および翻訳パターンは、使用された文法およびパターンに対応した番号で記憶されている。図3における出力文法と番号との対応関係を、表1に示す。
Figure 0005137107
表1から理解されるように、電子機器1では、出力文法が日本語である場合には、番号0が利用され、出力文法が中国語である場合には、番号1が利用され、出力文法が英語である場合には、番号2が利用される。
図3における翻訳パターンと番号との対応関係を、表2に示す。
Figure 0005137107
表2において、Sは、入力文の主語を意味し、Vは、入力文の述語を意味し、Oは、入力文の目的語を意味し、そして、Cは、入力文の補語を意味する。つまり、たとえば、パターン番号0に従って翻訳処理が行なわれた場合、入力文の主語は、中国語の単語を使って翻訳され、入力文の述語および目的語は、英語の単語を使って翻訳される。また、たとえば、パターン番号18に従って翻訳処理が行なわれた場合、入力文の主語および述語は、英語の単語を使って翻訳され、入力文の目的語および補語は、中国語の単語を使って翻訳される。
表1に示した文法パターンおよび表2に示した翻訳パターンは、翻訳パターン記憶部205に記憶される。
使用単語記憶部202は、入力文に含まれる単語が、出力文においてどのように翻訳されたかを示す情報を記憶する。使用単語記憶部202に記憶される情報を、図4に模式的に示す。
図4を参照して、使用単語記憶部202では、入力文に含まれる単語(入力単語)と、入力単語に対して過去の出力文で使用された単語(翻訳候補)、および、各翻訳候補が過去の出力文において使用された回数が、互いに関連付けられて記憶されている。たとえば、「私は」という入力単語に対して、上段に中国語の翻訳候補である「我」がその使用回数(28回)とともに記憶され、さらに、下段に英語の翻訳候補である「I」がその使用回数(3回)とともに記憶されている。
文法言語設定記憶部203は、これから実行される翻訳処理において使用する文法の種類(目的言語)を記憶している。翻訳単語設定記憶部204は、これから実行される翻訳処理において、出力文において使用される単語の言語(翻訳言語)を、出力文の構文成分ごとに記憶している。翻訳単語設定記憶部204の記憶内容の一例を表3に示す。
Figure 0005137107
表3に示された例では、次回の翻訳処理において、入力文の主語および述語は中国語の単語によって構成され、出力文の目的語および補語は英語によって構成されることが示されている。なお、翻訳単語設定記憶部204には、表2を参照して説明したパターン番号が記憶されていてもよい。
辞書メモリ210は、翻訳辞書211、文法規則212、基本構造変換規則213、および、単語レベル214を記憶している。
翻訳辞書211には、日本語の単語に対応する英語の単語を記述する辞書と、日本語の単語に対応する中国語の単語を記述する辞書とが含まれる。
文法規則212には、日本語と英語と中国語の文法規則が含まれる。
基本構造変換規則213には、日本語と英語と中国語のそれぞれについて、文法規則に基づいた成分(主語、述語、目的語、補語など)の配列の順序などが含まれる。
単語レベルには、日本語と英語と中国語のそれぞれについての、各単語の言語レベルが含まれる。なお、単語の言語レベルとは、各言語における単語の使いやすさを表わしたものであり、本実施の形態では、A〜Cの3段階で区別されている。なお、単語レベル214の記憶態様の一例を図5に示す。
図5を参照して、辞書メモリ210では、日本語の単語が、その単語の日本語における言語レベルと、その単語の日本語における品詞と、その単語の日本語における意味を特定するグループ番号と、その単語に対応する英単語と、その英単語の英語における言語レベルと、その英単語の英語における品詞と、その英単語の英語における言語レベルと、その単語に対応する中国語の単語と、その中国語の単語の中国語における言語レベルと、その中国語の単語の中国語における品詞と、その中国語の単語の中国語における言語レベルとに関連付けて記憶されている。たとえば、「やさしい」という日本語の単語に関しては、日本語の言語レベルとして「C」が記憶され、日本語の品詞として形容詞が記憶され、日本語のグループ番号として「10」が記憶され、対応する英単語として「easy」が記憶され、この英単語の英語における言語レベルとして「C」が記憶され、この英単語の英語における品詞として形容詞(Adjective)が記憶され、英語におけるこの英単語のグループ番号として「10」が記憶され、対応する中国語の単語として「簡単」が記憶され、この中国語の単語の中国語における言語レベルとして「C」が記憶され、この中国語の単語の中国語における品詞として形容詞が記憶され、そして、この中国語の中国語におけるグループ番号として「10」が記憶されている。
また、図5では、「やさしい」と「簡単」と「容易」という日本語の単語が、同じグループ番号(「10」)に関連付けられている。ただし、「やさしい」の言語レベルは「C」であるが、「簡単」の言語レベルは「B」であり、「容易」の言語レベルは「A」とされている。なお、本実施の形態では、言語レベルは、単語の難易度の高いものから「A」「B」「C」とされている。つまり、グループ番号10で特定される意味を日本語で表現する場合に、図5に示された単語の中で最も難易度の高い単語は「容易」であり、次に難易度が高いものは「簡単」であり、最も難易度が低いものは「やさしい」となる。
なお、図5に示したような言語レベル214に関する情報は、辞書メモリ210において、つまり、翻訳辞書211と同じ領域に、記憶されていても良いし、別の領域に、また、電子機器1に対して着脱可能な記録媒体に、記憶されていても良い。
翻訳モジュール60では、言語設定部61において、これから実行する翻訳処理における出力文法を特定する情報が記憶されている。
解析部62は、入力文から前編集記号を取除いた後、辞書(翻訳辞書211)を引いて入力文を各形態素に分割し、時制・人称・数などを得る辞書引き・形態素解析を行なう。さらに、解析部62は、単語間の係り受けなどの文法構造(構文解析木)を決定する。
そして、文法変換部63は、解析部62で決定された構文解析木を目的言語(文法言語設定記憶部203に記憶された言語)での構文解析木に変換する。これにより、入力文を構成する単語は、目的言語での構文に従って並べられている。
そして、単語変換部64は、目的言語での構文に従って並べられた入力文の各単語を、翻訳辞書211を用いて、異なる言語の単語に入れ替える。
翻訳制御部65は、解析部62、文法変換部63、および、単語変換部64の動作を制御する。そして、翻訳制御部65は、単語変換部64が単語の変換を行なった文を、出力文として出力部200へ出力する。
図6および図7は、電子機器1における翻訳処理の内容を説明するためのフローチャートである。以下、電子機器1における翻訳処理の内容について説明する。
まず図6を参照して、電子機器1に対して電力が供給され、翻訳モードへの設定がなされると、ステップSA1において、文法言語設定処理が行なわれる。図8に、文法言語設定処理のサブルーチンのフローチャートを示す。
図8を参照して、文法言語設定処理では、翻訳モジュール60は、ステップSB1で、文法言語設定記憶部203において、目的言語を特定する情報が記憶されているか否かを判断する。そして、記憶されていると判断すると、処理をステップSA1にリターンさせる。一方、記憶されていないと判断すると、ステップSB2に処理を進める。
ステップSB2では、翻訳モジュール60は、翻訳履歴記憶部201に少なくとも1組のデータが記憶されているか否かを判断する。そして、記憶されていると判断するとステップSB3に処理を進め、記憶されていないと判断するとステップSB4に処理を進める。
ステップSB4では、翻訳モジュール60は、言語レベル記憶部206に設定内容が登録されているか否かを判断し、設定されていると判断するとステップSB6へ処理を進め、設定されていないと判断するとSB5ヘ処理を進める。
ステップSB5では、翻訳モジュール60は、言語レベル設定処理を実行して、ステップSB6へ処理を進める。なお、言語レベル設定処理の内容を、当該処理のサブルーチンのフローチャートである図9を参照して、説明する。
図9を参照して、言語レベル設定処理では、翻訳モジュール60は、SC1で、中国語の言語レベルの入力を受付け、ステップSC2に処理を進める。
ステップSC2では、翻訳モジュール60は、英語の言語レベルの入力を受付け、ステップSC3へ処理を進める。
ステップSC3では、翻訳モジュール60は、その他の言語についての言語レベルの入力を受付け、ステップSC4へ処理を進める。
ステップSC4では、翻訳モジュール60は、言語レベル記憶部206に、ステップSC1〜ステップSC3で入力を受付けた言語レベルをそれぞれ設定(記憶)させて、ステップSB5へ処理をリターンさせる。なお、言語レベル設定処理では、ステップSC3の処理は、必要に応じて実行される。つまり、日本語の原文を中国語と英語以外の言語の単語を混在させて翻訳する場合には実行されるが、中国語と英語のみを利用して翻訳する場合には省略される。
再度図8を参照して、ステップSB6では、翻訳モジュール60は、言語レベル記憶部206に記憶された各言語の言語レベルを取得し、ステップSB7へ処理を進める。
ステップSB7では、翻訳モジュール60は、ステップSB6で取得した言語レベルについて、中国語の言語レベルが英語の言語レベル以上であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSB8へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSB9へ処理を進める。
ステップSB9では、ステップSB6で取得した言語レベルについて、英語の言語レベルがその他(中国語と英語以外)の言語の言語レベル以上であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSB10へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSB11へ処理を進める。
ステップSB8,ステップSB10,ステップSB11では、翻訳モジュール60が、辞書メモリ210の文法規則212から、中国語,英語,その他の言語の文法規則を取得し、ステップSB12へ処理を進める。
ステップSB12では、翻訳モジュール60は、文法言語設定記憶部203に、ステップSB8、ステップSB10、または、ステップSB11で取得した文法を記憶させて、ステップSA1へ処理をリターンさせる。
一方、ステップSB3では、翻訳モジュール60は、翻訳履歴文法単語設定処理を実行する。ここで、この処理の内容を、この処理のサブルーチンのフローチャートである図10を参照して、説明する。
図10を参照して、翻訳モジュール60は、翻訳履歴文法単語設定処理において、まずステップSD1で、翻訳履歴記憶部201のデータを取得し、次に、ステップSD2で、使用された回数が最も多い出力文法を取得して、ステップSB3に処理をリターンさせる。なお、ステップSD2では、翻訳履歴記憶部201に記憶されている翻訳履歴の中で、出力文法ごとに入力文の数を計算し、その数が最も大きい出力文法を、最も使用されている出力文法として決定して、その文法番号を取得する処理を行なっている。
再度図8を参照して、翻訳モジュール60は、ステップSB3の処理を終えると、ステップSA1に処理をリターンさせる。
再度図6を参照して、文法言語設定処理の次には、翻訳モジュール60は、ステップSA2で、翻訳単語設定処理を行なう。ここで、この処理の内容を、この処理のサブルーチンのフローチャートである図11を参照して説明する。
図11を参照して、翻訳単語設定処理では、翻訳モジュール60は、まずステップSE1で、翻訳単語設定記憶部204に情報が記憶されているか否かを判断する。そして、記憶されていると判断すると、そのまま処理をステップSA2にリターンさせる。一方、記憶されていないと判断すると、ステップSE2に進める。
ステップSE2では、翻訳モジュール60は、翻訳履歴記憶部201に情報が記憶されているか否かを判断し、記憶されていると判断するとステップSE3に処理を進め、記憶されていないと判断すると、ステップSA2に処理をリターンさせる。
ここでステップSE3における翻訳履歴単語設定処理の内容を、この処理のサブルーチンのフローチャートである図12を参照して説明する。
図12を参照して、ステップSF1では、翻訳モジュール60は、翻訳履歴記憶部201に記憶されたデータを取得し、そして、ステップSF2で、使用されている回数が最も多い翻訳パターンを取得して、スティックSE3に処理をリターンさせる。なお、ステップSF2では、翻訳履歴記憶部201に記憶されている翻訳履歴の中で、翻訳パターンの数値ごとに入力文の数を計算し、入力文の数が最も大きい翻訳パターンを、最も使用されている翻訳パターンと決定して、その翻訳パターンの番号を取得する処理が行なわれている。
再度図11を参照して、ステップSE3の後、処理はステップSE4に進められる。
ステップSE4では、翻訳モジュール60は、ステップSE3において取得した設定内容を、翻訳単語設定記憶部204に記憶させて、ステップSA2に処理をリターンさせる。
再度図6を参照して、翻訳単語設定処理の後、翻訳モジュール60は、ステップSA3で、翻訳の対象となる入力文が入力されているか否かを判断し、入力されていると判断するとステップSA5に処理を進める。また、入力されていないと判断すると、ステップSA4で、入力文の入力を受付けた後、ステップSA5に処理を進める。
ステップSA5では、翻訳モジュール60は、入力文に対する解析処理を実行し、ステップSA6に処理を進める。なお、ここで言う解析処理とは、入力文に対する形態素解析、構文解析、意味解析、および、文脈解析を含む。そして、これらの解析により、翻訳モジュール60は、入力文中の各単語についての単語種類とその品詞および成分を得るため、結果として、入力文についての原語の内部構造を得る。
ステップSA6では、翻訳モジュール60は、文法言語設定記憶部203に格納された情報を取得し、ステップSA7に処理を進める。
ステップSA7では、翻訳モジュール60は、文法言語設定記憶部203に格納された言語が中国語であるか否かを判断し、そうであると判断すると、ステップSA11に処理を進め、そうではないと判断すると、ステップSA8に処理を進める。
ステップSA8では、翻訳モジュール60は、文法言語設定記憶部203に格納された言語が英語であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSA10に処理を進め、そうではないと判断すると、ステップSA9に処理を進める。
ステップSA9では、翻訳モジュール60は、文法言語設定記憶部203に格納された言語を目的言語とした翻訳処理を適宜実行し、処理を終了する。なお、本実施の形態では、目的言語が中国語または英語である場合の処理内容についてのみ、詳細に説明する。
図7を参照して、ステップSA10では、翻訳モジュール60は、辞書メモリ210の文法規則212から、英語の文法規則を取得して、ステップSA12に処理を進める。
また、ステップSA11では、翻訳モジュール60は、辞書メモリ210の文法規則212から、中国語の文法規則を取得して、ステップSA12に処理を進める。
ステップSA12では、文法変換処理が実行される。なお、図13に、当該文法変換処理のサブルーチンのフローチャートを示す。図13を参照して、文法変換処理では、翻訳モジュール60は、ステップSG1で、ステップSA10またはステップSA11で取得した文法規則に従って、入力文における単語の順番を目的言語の文法規則に基づいて並び替える。翻訳モジュール60は、ステップSG1の後、図7に示されたフローチャートに処理を戻す。
なお、ステップSA12(ステップSG1)における文法変換処理について、入力文が日本語で記載され、かつ、目的言語が英語である場合の具体例を用いて説明する。入力文の一例として、「私は飛行機で中国に行きます」を挙げる。この入力文は、ステップSA5の解析処理において、「[私は][飛行機で][中国に][行きます]」というように、単語レベルまで分解され、構文を解析されている。このように、日本語の文法規則に従って並べられた単語が、文法変換処理では、目的言語(英語)の文法規則に従って、並べ替えられる。具体的には、「[私は][行きます][中国に][飛行機で]」とされる。なお、ある言語の文法規則に従って並べられた単語を、他の言語の文法規則に従って並べ替える技術については、周知の技術を利用できるため、ここでは詳細な説明を繰返さない。
ステップSA12の文法変換処理の後、翻訳モジュール60は、ステップSA13で、翻訳単語設定記憶部204に格納されたデータを取得して、ステップSA14に処理を進める。
ステップSA14では、単語変換処理を実行する。ここで、この処理の内容を、この処理のサブルーチンのフローチャートである図14を参照して、詳細に説明する。
図14を参照して、単語変換処理では、翻訳モジュール60は、まずステップSH1では、言語レベル記憶部206に記憶されたデータを取得し、ステップSH2へ処理を進める。
ステップSH2では、翻訳モジュール60は、ステップSH1で取得した言語レベルについて、中国語の言語レベルが英語の言語レベル以上であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSH3へ処理を進める。一方、そうではないと判断すると、ステップSH4へ処理を進める。
ステップSH4では、翻訳モジュール60は、ステップSH1で取得した言語レベルについて、英語の言語レベルがその他の言語レベル以上であるか否かを判断し、どうであると判断するとステップSH5へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSH6へ処理を進める。
ステップSH3、ステップSH5、ステップSH6では、翻訳モジュール60は、それぞれ中国語単語変換処理、英語単語変換処理、その他の言語の単語変換処理を実行し、ステップSH7へ処理を進める。
ステップSH3の中国語単語変換処理の内容を、この処理のサブルーチンのフローチャートである図15を参照して説明する。
図15を参照して、中国語単語変換処理では、翻訳モジュール60は、まずステップSJ1で、言語レベル記憶部206に記憶されている中国語の言語レベルが「高」であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSJ2へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSJ4へ処理を進める。
ステップSJ2では、翻訳モジュール60は、原文の名詞以外の成分を構成する単語を、翻訳辞書211で関連付けられている中国語の単語に変換し、ステップSJ3に処理を進める。なお、ステップSJ2では、言語レベルがA〜Cのすべての単語を使用して、変換が行なわれる。つまり、原文に対応する中国語の言語レベルがA〜Cのいずれであっても、後述するステップSJ5のような単語の置き換えはなされない。
ステップSJ3では、翻訳モジュール60は、原文の名詞を構成する単語を英単語に変換し、ステップSH3へ処理をリターンさせる。
ステップSJ4では、翻訳モジュール4は、言語レベル記憶部206に記憶された中国語の言語レベルが「中」であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSJ5へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSJ7へ処理を進める。
ステップSJ5では、翻訳モジュール60は、原文の名詞と動詞以外の成分を構成する単語を、中国語の単語に変換し、ステップSJ6へ処理を進める。なお、ステップSJ5では、単語レベルがBまたはCの単語のみを使用して、変換が行なわれる。つまり、原文の単語に対応する中国語の単語の単語レベルはAである場合には、当該中国語の単語と同じグループ番号を有する単語の中で単語レベルがBまたはCの単語に置き換えられる。
ステップSJ6では、翻訳モジュール60は、原文の中の名詞と動詞を構成する単語を英単語に変換して、ステップSH3に処理をリターンさせる。
ステップSJ7では、言語レベル記憶部206に記憶された中国語の言語レベルが「低」であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSJ8へ処理を進め、そうではないと判断するとそのまま処理をステップSH3へリターンさせる。
ステップSJ8では、翻訳モジュール60は、原文中の名詞と動詞と形容詞以外の品詞を構成する単語を中国語の単語に変換する。なお、ステップSJ8では、単語レベルがCの単語のみが使用されるように、変換が行なわれる。つまり、翻訳辞書211において原文の単語が単語レベルAまたはBの中国語の単語に関連付けられている場合には、その単語レベルAまたはBの単語と同じグループ番号を有する単語レベルCの単語に置換される。
ステップSJ9では、翻訳モジュール60は、原文中の名詞と動詞と形容詞を構成する単語を英単語に変換して、ステップSH3へ処理をリターンさせる。
図16を参照して、英語単語変換処理では、翻訳モジュール60は、まずステップSK1で、言語レベル記憶部206に記憶されている英語の言語レベルが「高」であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSK2へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSK4へ処理を進める。
ステップSK2では、翻訳モジュール60は、原文の名詞以外の成分を構成する単語を、翻訳辞書211で関連付けられている英単語に変換し、ステップSK3に処理を進める。なお、ステップSK2では、言語レベルがA〜Cのすべての単語を使用して、変換が行なわれる。つまり、原文に対応する英単語の言語レベルがA〜Cのいずれであっても、後述するステップSK5のような単語の置き換えはなされない。
ステップSK3では、翻訳モジュール60は、原文の名詞を構成する単語を中国語に変換し、ステップSH5へ処理をリターンさせる。
ステップSK4では、翻訳モジュール4は、言語レベル記憶部206に記憶された英語の言語レベルが「中」であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSK5へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSK7へ処理を進める。
ステップSK5では、翻訳モジュール60は、原文の名詞と動詞以外の成分を構成する単語を、英単語に変換し、ステップSK6へ処理を進める。なお、ステップSK5では、単語レベルがBまたはCの単語のみを使用して、変換が行なわれる。つまり、原文の単語に対応する英単語の単語レベルはAである場合には、当該英単語と同じグループ番号を有する単語の中で単語レベルがBまたはCの単語に置き換えられる。
ステップSK6では、翻訳モジュール60は、原文の中の名詞と動詞を構成する単語を中国語に変換して、ステップSH5に処理をリターンさせる。
ステップSK7では、言語レベル記憶部206に記憶された英語の言語レベルが「低」であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSK8へ処理を進め、そうではないと判断するとそのまま処理をステップSH5へリターンさせる。
ステップSK8では、翻訳モジュール60は、原文中の名詞と動詞と形容詞以外の品詞を構成する単語を英単語に変換する。なお、ステップSK8では、単語レベルがCの単語のみが使用されるように、変換が行なわれる。つまり、翻訳辞書211において原文の単語が単語レベルAまたはBの英単語に関連付けられている場合には、その単語レベルAまたはBの単語と同じグループ番号を有する単語レベルCの単語に置換される。
ステップSK9では、翻訳モジュール60は、原文中の名詞と動詞と形容詞を構成する単語を中国語に変換して、ステップSH5へ処理をリターンさせる。
ステップSH6では、他の言語について、上記したステップSH3における中国語への変換またはステップSH5における英語への変換と同様の変換処理がなされる。
再度図14を参照して、翻訳モジュールは、ステップSH7では、翻訳単語補正処理を実行する。なお、この処理の内容を、この処理のサブルーチンのフローチャートである図17を参照して、詳細に説明する。
図17を参照して、翻訳単語補正処理では、翻訳モジュール60は、まずステップSH71で、使用単語記憶部202に格納されたデータを取得し、ステップSH72に処理を進める。
ステップSH72では、翻訳モジュール60は、入力文に含まれる単語の中で、使用単語記憶部202においてデータが記憶されている場合、当該単語を、使用単語記憶部202において最も使用回数が多い言語の単語に変換して、処理をステップSG4にリターンさせる。なお、ステップSH2の処理を、入力文に「中国に」という日本語の単語が含まれる場合を用いて具体的に説明する。図4を参照して、使用単語記憶部202では、「中国に」という入力単語に対して、「中国」という中国語の翻訳候補と、「China」という英語の翻訳候補が記憶されている。これらの翻訳候補の使用回数を比較すると、前者よりも後者の方が多い。このことから、ステップSH2では、「中国に」という日本語の単語が入力文に含まれていた場合、当該単語は、英語の「China」に変換される。
再度図14を参照して、ステップSH7における翻訳単語補正処理が終了すると、翻訳モジュール60は、ステップSA14に処理をリターンさせる。
再度図7を参照して、ステップSA14の処理の後、翻訳モジュール60は、ステップSA15では、(ステップSA12で文法変換処理を施された)入力文の各単語が目的言語の中の対応する単語または使用単語記憶部202において使用回数が最も多いとされた言語の単語に変換されることによって生成された文(翻訳文)を、出力部200で出力する。
次に、翻訳モジュール60は、ステップSA16において、ステップSA15において出力した翻訳文に対する、別言語に翻訳したい単語の指定、および、当該別言語の選択を受付ける。
そして、翻訳モジュール60は、ステップSA17において、ステップSA16において受付けた情報に基づいて翻訳文を修正し、出力部200に再度出力する。
なお、翻訳モジュール60は、ここでの修正内容を記憶装置20に適宜記憶しても良い。具体的には、表4に変更履歴情報として示すように、別言語に翻訳したいと指定された単語(変更前の単語)と、上記ように選択された別言語における変更前の単語に対応した単語(変更後の単語)と、変更前の単語に対応した入力文中の単語(原文中の単語)と、ステップSA17における変更前の単語から変更後の単語への変更回数とが、互いに関連付けられて記憶されても良い。
Figure 0005137107
つまり、翻訳モジュール60は、入力文中の「私は」(日本語)という単語に対応した「我」(中国語)という単語を含む翻訳文に対して、ステップSA16において、「我」が指定されて上記の別言語として「英語」が選択された場合には、ステップSA17で、「我」(中国語)を「I」(英語)に変更するように翻訳文を修正するとともに、変更履歴情報中の「我」から「I」への変更についての変更回数の欄の数値を「1」加算更新する。
また、翻訳モジュール60は、ステップSA14において、入力文に使用単語記憶部202の入力単語の欄で記憶される単語が含まれているときに当該単語を対応する翻訳候補の中で最も使用回数の多い翻訳候補の欄に記憶された単語に翻訳するのに加えて、入力文に変更履歴情報中の「原文中の単語」の欄に記憶された単語が含まれているときに当該単語を対応する「変更後の単語」に翻訳する処理を行なっても良い。
そして、翻訳モジュール60は、ステップSA18において、翻訳履歴記憶部201に、ステップSA4で受付けた入力文、ステップSA17で出力した翻訳文、ステップSA6で取得した文法言語設定記憶部203における設定内容(出力文法)、および、ステップSA13で取得した翻訳単語設定記憶部204における設定内容(出力成分)を互いに関連付けて翻訳履歴記憶部201に記憶させる。
そして、ステップSA19において、翻訳モジュール60は、ステップSA17において出力した翻訳文において使用した単語を、使用単語記憶部202に記憶させる。なお、翻訳文において使用した単語についての使用回数も、適宜カウントアップする。
以上説明した本実施の形態では、電子機器1において、入力部100を介して入力された文が、翻訳モジュール60において翻訳処理を施されて出力文(翻訳文)とされて、出力部200において出力される。なお、本実施の形態では、電子機器1において出力される翻訳文では、ステップSJ5,ステップSJ8,ステップSK5,ステップSK8において実行される処理にように、翻訳文が或る言語の文法規則に従ったものとされるときに、当該或る言語の言語レベル記憶部206に記憶されたレベルに応じて、品詞ごとに利用される単語の言語レベルが調節される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の一実施形態である電子機器のハードウェア構成を模式的に示す図である。 図1の電子機器における翻訳処理に関連する部分のブロック構成を模式的に示す図である。 図2の翻訳履歴記憶部の記憶内容を模式的に示す図である。 図2の使用単語記憶部の記憶内容を模式的に示す図である。 図2の辞書メモリに記憶される単語レベルの記憶態様の一例を示す図である。 図1の電子機器において実行される翻訳処理のフローチャートである。 図1の電子機器において実行される翻訳処理のフローチャートである。 図6の文法言語設定処理のサブルーチンのフローチャートである。 図8の言語レベル設定処理のサブルーチンのフローチャートである。 図8の翻訳履歴文法単語設定処理のサブルーチンのフローチャートである。 図6の翻訳単語設定処理のサブルーチンのフローチャートである。 図11の翻訳履歴単語設定処理のサブルーチンのフローチャートである。 図13の文法変換処理のサブルーチンのフローチャートである。 図7の単語変換処理のサブルーチンのフローチャートである。 図14の中国語単語変換処理のサブルーチンのフローチャートである。 図14の英語単語変換処理のサブルーチンのフローチャートである。 図14の翻訳単語補正処理のサブルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 電子機器、10 CPU、20 記憶装置、30 表示装置、40 スピーカ、50 キーボード、60 翻訳モジュール、61 言語設定部、62 解析部、63 文法変換部、64 単語変換部、65 翻訳制御部、70 バス、100 入力部、200 出力部、201 翻訳履歴記憶部、202 使用単語記憶部、203 文法言語設定記憶部、204 翻訳単語設定記憶部、205 翻訳単語パターン記憶部、206 言語レベル記憶部、210 辞書メモリ、211 翻訳辞書、212 文法規則、213 基本構造変換規則、214 単語レベル。

Claims (5)

  1. 原言語の複数の単語からなる原文を入力する原文入力手段と、
    原文を第1言語と第2言語が入り混じって翻訳された結果を出力する出力手段と、
    原言語の単語に対応する第1言語の単語を記述する第1辞書と原言語の単語に対応する第2言語の単語を記述する第2辞書を記憶する翻訳辞書記憶手段と、
    第1言語および第2言語の精通の度合いを設定するレベル設定手段と、
    前記レベル設定手段により設定された精通の度合いに基づいて、翻訳文が従う文法規則を第1言語または第2言語に設定する文法言語設定手段と、
    第1言語および第2言語の文法規則を記憶する文法規則記憶手段と、
    前記文法言語設定手段において設定された第1言語または第2言語の文法規則、および、前記原文入力手段により入力された原文中の単語の文法規則に基づいた成分に基づいて、前記原文入力手段により入力された原文中の単語を前記文法規則記憶手段に記憶された前記第1言語または前記第2言語の文法規則に従った語順に変換する文法変換手段と、
    前記レベル設定手段により設定された精通の度合いに基づいて、翻訳する単語の品詞と翻訳する言語とを設定する翻訳単語設定手段と、
    前記文法変換手段により変換された文の単語の中から、前記翻訳単語設定手段により設定された単語の品詞と一致する単語を、前記翻訳辞書記憶手段から取得し、原文の各単語を、第1言語または第2言語に置き換える単語翻訳手段とを備え、
    前記出力手段は、前記単語翻訳手段によって第1言語または第2言語に単語を置き換えられた多言語混在文を翻訳文として出力することを特徴とする電子機器。
  2. 前記文法言語設定手段は、第1言語と第2言語との精通の度合いを比較し、精通の度合いの高い言語の文法規則を設定することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 原言語の単語について、その精通の度合いと、その意味を特定するグループ番号と、その単語を第1言語に翻訳した第1言語単語と、当該第1言語単語の精通の度合いと、当該第1言語単語の意味を特定するグループ番号と、その単語を第2言語に翻訳した第2言語単語と、当該第2言語単語の精通の度合いと、当該第2言語単語の意味を特定するグループ番号とを対応付けて記憶した翻訳辞書記憶手段と、
    前記単語翻訳手段により翻訳された単語を、前記翻訳辞書記憶手段において同じグループ番号に対応して記憶された第1言語または第2言語の単語の中で、前記レベル設定手段により設定された精通の度合いより低い難易度の同意語に置き換える単語置換手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 原文の翻訳文を出力する電子機器の制御方法であって、
    原言語の複数の単語からなる原文を入力するステップと、
    第1言語および第2言語の精通の度合いを設定するステップと、
    第1言語および第2言語の文法規則を記憶するステップと、
    設定された精通の度合いに基づいて、翻訳文が従う文法規則を第1言語または第2言語に設定するステップと、
    翻訳文が従う文法規則に設定された第1言語または第2言語の文法規則、および、前記入力された原文中の単語の文法規則に基づいた成分に基づいて、前記入力された原文中の単語を前記翻訳文が従うと設定された言語の文法規則であって前記記憶した文法規則に従った語順に変換するステップと、
    前記設定された精通の度合いに基づいて、翻訳する単語の品詞と翻訳する言語とを設定するステップと、
    前記語順を変換された文の単語の中から、翻訳する単語の品詞として設定された品詞と一致する原文中の各単語を、当該品詞を翻訳すると設定された言語の単語に置き換えるステップと、
    前記単語の置き換えによって得られた多言語混在文を翻訳文として出力するステップとを備える、電子機器の制御方法。
  5. 原文の翻訳文を出力する電子機器のコンピュータによって実行される翻訳文出力用プログラムであって、
    前記翻訳文出力用プログラムは、前記コンピュータに、
    原言語の複数の単語からなる原文を入力するステップと、
    第1言語および第2言語の精通の度合いを設定するステップと、
    第1言語および第2言語の文法規則を記憶するステップと、
    設定された精通の度合いに基づいて、翻訳文が従う文法規則を第1言語または第2言語に設定するステップと、
    翻訳文が従う文法規則に設定された第1言語または第2言語の文法規則、および、前記入力された原文中の単語の文法規則に基づいた成分に基づいて、前記入力された原文中の単語を前記翻訳文が従うと設定された言語の文法規則であって前記記憶した文法規則に従った語順に変換するステップと、
    前記設定された精通の度合いに基づいて、翻訳する単語の品詞と翻訳する言語とを設定するステップと、
    前記語順を変換された文の単語の中から、翻訳する単語の品詞として設定された品詞と一致する原文中の各単語を、当該品詞を翻訳すると設定された言語の単語に置き換えるステップと、
    前記単語の置き換えによって得られた多言語混在文を翻訳文として出力するステップとを実行させる、翻訳文出力用プログラム。
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