JP2003006191A - 外国語文書作成支援装置及び外国語文書作成支援方法並びにプログラム記録媒体 - Google Patents

外国語文書作成支援装置及び外国語文書作成支援方法並びにプログラム記録媒体

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JP2003006191A
JP2003006191A JP2001194010A JP2001194010A JP2003006191A JP 2003006191 A JP2003006191 A JP 2003006191A JP 2001194010 A JP2001194010 A JP 2001194010A JP 2001194010 A JP2001194010 A JP 2001194010A JP 2003006191 A JP2003006191 A JP 2003006191A
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Masumi Narita
真澄 成田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的とする外国語における単語や文法の知識
が不十分な人に対しても、より自然な外国語文書の作成
を支援する。 【解決手段】 外国語の作文に必要な語彙的および文法
的な作文支援情報を逆引き辞書形式で格納している知識
データベース2と、入力部1から入力された検索語に合
致する前記作文支援情報を知識データベース2から検索
する作文情報検索部3と、作文情報検索部3により検索
された前記作文支援情報に基づいて、外国語による文書
編集制御を行なう外国語文書作成手段4とを有してい
る。知識データベース2は、単語単位の対訳辞書と、対
訳形式の対訳類義語辞書と、対訳例文データベースとを
有し、訳語情報の他に、各単語の使い分けに関する説明
情報,難易度情報,文構造情報をも有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外国語による文書
を作成する際の作業を支援する外国語文書作成支援装置
及び外国語文書作成支援方法並びにプログラム記録媒体
に関わり、特に、目的とする外国語における単語や文法
の知識が不十分な人であっても、より自然な外国語文書
を作成するためのガイドラインの提供が可能な外国語文
書作成支援装置及び外国語文書作成支援方法並びにプロ
グラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インタネットの爆発的な普及により、外
国語で情報発信を行なう必要性が高まってきている。か
かる場合において、目的とする外国語に精通していない
者にとっては、当該外国語での文書の作成に多大な時間
を要することになり、折角のビジネスチャンスを逃しか
ねない。而して、できるだけ容易に、目的とする外国語
で文書を作成することができるように支援する外国語文
書作成支援装置が、益々必要となってきている。
【0003】従来の外国語文書作成支援装置としては、
例えば、日本語の母語話者が、英文書を作成する場合を
例にとると、実際に作成した英文書のスペリングをチェ
ックするための英語スペルチェッカー,基本的な文法事
項をチェックするための英文法チェッカー,更には、作
成した英文書中の単語の意味を確認するための英和辞
書,日本語に対応する英単語を検索するための和英辞書
等が用意されている。また、日本語で作成した文書を機
械的に英語の文書に翻訳する日英機械翻訳ソフトや、作
成された英文書全体の意味を確認するために英文書から
日本語の文書に翻訳する英日機械翻訳ソフトを搭載した
外国語文書作成支援装置もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の外国語文書作成支援装置には、以下のような問
題点がある。即ち、翻訳対象とする外国語のスペルチェ
ッカーや文法チェッカーを用いる場合は、実際に、当該
外国語による文書を作成した後に行なうものであり、そ
もそも当該外国語で文書を作成することが苦手な使用者
にとっては、あまり有用な手段とはならない。
【0005】また、翻訳対象とする外国語との単語単位
の対訳辞書を用いる場合も、2言語間における単語の対
応関係が文脈から切り離されて提示され、しかも、複数
の候補が提示されることが多く、どの単語を使用するの
が良いのかといったガイダンスを得ることも困難であ
る。
【0006】また、機械翻訳ソフトの場合には、機械的
に生成された訳出結果の品質を判断することが難しいこ
とに加えて、仮に、翻訳文書に問題箇所が発見されたと
しても、当該問題をどのように修正すれば良いのかとい
った情報が使用者に提供されることがないという問題が
ある。
【0007】また、英文法や単語の知識を余り有してい
ない使用者であっても英語的な表現の文書を作成できる
ようにせんとする英文書作成支援装置としては、例え
ば、特開2000−242643号公報「英文作成支援
装置及び方法並びに記憶媒体」にて開示された英文作成
支援装置がある。本公報にて開示されている技術は、辞
書データベースに基づいて使用者が指定した英単語に接
続可能な語句の一覧を表示する文書作成支援機能や、当
該一覧の中から選択された語句と指定された英単語との
組み合わせに関する文法情報を、英文法表データベース
に基づいて表示する文書作成支援機能が用意されてい
て、かかる文書作成支援機能を提供することにより獲得
される文書作成支援情報に基づいて、使用者が、容易
に、英文書を作成可能になるものとしている。
【0008】しかしながら、本公報にて開示されている
技術は、作成する英文書に使用する英単語を利用者が入
力した後における英文書作成支援に関わるものであり、
未熟な英文書作成者が、最初に遭遇することになる「適
切な語彙の選択」を支援するものとはなっていない。も
ちろん、かかる場合であっても、当てずっぽうで、適当
に思い付いた英単語を入力し、用意されている文書作成
支援機能を使いながら、適切な英単語を見つけ出すとい
う方法も可能ではあるが、効率が極めて悪いばかりでな
く、利用者が思い付いた複数の英単語(該複数の英単語
は、大抵の場合は、類義語であると思われるが)の間に
存在する文法上の相違点が明示的には判らないので、い
ずれの英単語を使用すべきかが判断できず、英文書作成
能力の向上には繋がり難い問題を有している。
【0009】本発明の目的とするところは、前述のよう
な従来技術の問題を解決することにあり、たとえ、目的
とする外国語における単語や文法の知識が不十分な人で
あっても、当該外国語に基づいて、より自然な文書を作
成するためのガイドラインを提供することができる外国
語文書作成支援装置及び外国語文書作成支援方法並びに
該外国語文書作成支援方法を実施するプログラムを格納
するプログラム記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る外国語文書
作成支援装置及び外国語文書作成支援方法並びにプログ
ラム記録媒体においては、前述の各種課題を解決するた
めに、以下に示す具体的な技術手段を提供している。
【0011】請求項1に記載の外国語文書作成支援装置
は、外国語による文書を作成する際の作業を支援する外
国語文書作成支援装置において、目的とする外国語によ
る作文を行なうために必要とする語彙的および文法的な
作文支援情報を格納している知識データベースと、入力
手段により入力された検索語に合致する前記作文支援情
報を前記知識データベースから検索する作文情報検索手
段と、該作文情報検索手段により検索された前記作文支
援情報に基づいて、目的とする前記外国語による文書編
集制御を行なう外国語文書作成手段と、を備えている外
国語文書作成支援装置とすることを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項2に記載の外国語文書作成支援装置
は、前記請求項1に記載の外国語文書作成支援装置にお
いて、前記知識データベースが、単語単位の訳語情報か
らなる対訳辞書と、類義語に関する対訳形式の対訳類義
語辞書と、対訳例文からなる対訳例文データベースと、
の各情報源を備えている外国語文書作成支援装置とする
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項3に記載の外国語文書作成支援装置
は、前記請求項2に記載の外国語文書作成支援装置にお
いて、前記知識データベースに備えられている前記対訳
辞書及び前記対訳類義語辞書が、目的とする外国語単語
を見出し語として、該見出し語の対訳となる母語による
訳語情報が記述されている形式から構成されるものであ
り、かつ、各前記見出し語には、それぞれ、前記外国語
単語の難易度情報が併記されている外国語文書作成支援
装置とすることを特徴とするものである。
【0014】請求項4に記載の外国語文書作成支援装置
は、前記請求項2又は請求項3に記載の外国語文書作成
支援装置において、前記知識データベースに備えられて
いる前記対訳辞書及び前記対訳類義語辞書に、前記見出
し語毎に、各前記見出し語の使い分けに関する母語によ
る説明情報が記述されている外国語文書作成支援装置と
することを特徴とするものである。
【0015】請求項に5記載の外国語文書作成支援装置
は、前記請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の外国
語文書作成支援装置において、前記知識データベースに
備えられている前記対訳例文データベースには、母語に
よる訳語情報を含む対訳例文のみならず、目的とする外
国語単語に関する文構造情報が併記されている外国語文
書作成支援装置とすることを特徴とするものである。
【0016】請求項6に記載の外国語文書作成支援装置
は、前記請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の外国
語文書作成支援装置において、前記作文情報検索手段
が、前記入力手段から母語で入力された検索語と、前記
知識データベース中の各前記情報源に含まれている母語
による前記訳語情報及び前記説明情報との照合を行なう
ことにより、前記検索語に合致した前記訳語情報又は/
及び前記説明情報を有している目的外国語の対訳単語や
対訳例文を検索し、前記外国語文書作成手段が、検索結
果である合致した前記訳語情報又は/及び前記説明情報
を含む前記作文支援情報を、前記知識データベース中の
各情報源ごとに分類して、検索作文支援情報として、表
示手段に一覧表示させるように、構成されている外国語
文書作成支援装置とすることを特徴とするものである。
【0017】請求項7に記載の外国語文書作成支援装置
は、前記請求項6に記載の外国語文書作成支援装置にお
いて、前記作文情報検索手段によって、前記知識データ
ベース中の各情報源のうち前記対訳辞書及び前記対訳類
義語辞書から検索された前記検索作文支援情報を、難易
度の低い見出し語から、前記表示手段に優先的に一覧表
示させるように、前記外国語文書作成手段が、構成され
ている外国語文書作成支援装置とすることを特徴とする
ものである。
【0018】請求項8に記載の外国語文書作成支援方法
は、外国語による文書を作成する際の作業を支援する外
国語文書作成支援方法において、目的とする外国語によ
る作文を行なうために必要とする語彙的および文法的な
作文支援情報を、単語単位の対訳辞書,類義語に関する
対訳類義語辞書,対訳例文からなる対訳例文データベー
スを含む複数の情報源から構成されている知識データベ
ースとして記憶せしめ、入力手段により入力された検索
語に合致する前記作文支援情報を前記知識データベース
中の各情報源ごとに検索して、表示手段に一覧表示する
ことにより、目的とする外国語による文書作成を支援す
る外国語文書作成支援方法とすることを特徴とするもの
である。
【0019】請求項9に記載のプログラム記録媒体は、
前記請求項8に記載の外国語文書作成支援方法を、コン
ピュータにより実施させるためのプログラムとして記録
せしめているコンピュータ読み取り可能なプログラム記
録媒体とすることを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明に係る外
国語文書作成支援装置の実施形態の一例を詳細に説明す
る。図1は、本発明に係る外国語文書作成支援装置の構
成の一実施例を示すブロック構成図である。図1に図示
したように、本実施例における外国語文書作成支援装置
10は、キーボード、マウスなどを有して、母語による
検索語や操作コマンドなどを入力する入力手段として機
能する入力部1と、目的とする外国語による作文を行な
うために必要とする語彙的および文法的な作文支援情報
を格納した知識データベース2と、入力部1により入力
された検索語に合致する前記作文支援情報を前記知識デ
ータベース2から検索する作文情報検索部3と、前記作
文情報検索部3により検索された前記作文支援情報に基
づいて、目的の外国語による文書編集制御を行なう編集
制御部4とを備えている。即ち、編集制御部4は、目的
外国語による外国文書を編集するための外国語文書作成
手段として機能しているものである。
【0021】また、外国語文書作成支援装置10は、入
力部1により入力された検索語や語句などを一時的に記
憶する入力記憶部5、目的の外国語で作成された文書を
記憶しておく外国語文書記憶部6、前記作文情報検索部
3により検索された前記作文支援情報を、検索作文支援
情報として、一覧表示する表示部7などを備えている。
【0022】なお、前記作文情報検索部3と編集制御部
4とは、プログラムを記憶する共有あるいは個別のプロ
グラム格納用メモリと、プログラム格納用メモリに格納
されたプログラムに従って動作する共有あるいは個別の
CPUとを有していて、外国語文書作成支援情報を生成
するための動作をプログラムにより実現することとして
も良い。
【0023】また、知識データベース2は、言語情報を
提供する情報源として、単語単位の訳語情報からなる対
訳辞書2a、類義語に関する対訳形式の対訳類義語辞書
2b、対訳例文が記述されている対訳例文データベース
2cとから構成されるが、かかる言語情報に関する知識
データベース2や、入力された検索語や語句を一時的に
記憶する入力記憶部5、並びに、外国語で作成された文
書を記憶しておく外国語文書記憶部6は、ハードディス
クやRAMなどのハードウェア手段により構成されてい
る。
【0024】対訳辞書2aと対訳類義語辞書2bとは、
目的とする外国語単語を見出し語として、該見出し語の
対訳となる母語による訳語情報が記述されている形式か
ら構成されている。また、対訳辞書2aと対訳類義語辞
書2bには、各見出し語毎に、それぞれ、外国語単語の
難易度を示す難易度情報が併記されている。
【0025】更には、対訳辞書2aあるいは対訳類義語
辞書2bには、検索語に対応する母語による訳語情報が
記述されている(更に、難易度情報も併記されていても
構わない)、あるいは、検索語に対応する母語による訳
語情報の対訳となる複数の対訳類義語が記述されている
(更に、難易度情報も併記されていても構わない)のみ
ならず、見出し語となる各対訳外国語単語を、前後の文
脈に応じて、使用環境に対応させて使い分けるためのガ
イダンスが、母語による説明情報として記述されてい
る。
【0026】また、母語による訳語情報を含む対訳例文
が記述されている対訳例文データベース2cには、かか
る対訳例文のみならず、検索語の対訳となる目的の外国
語単語に関する文構造情報も併記されていて、当該外国
語単語の文法上の構造が表示されている。
【0027】而して、入力された母語による検索語に基
づいて知識データベース2を検索する作文情報検索部3
は、知識データベース2中の各情報源毎に検索を行な
い、対訳辞書2aあるいは対訳類義語辞書2bにおいて
は、母語による前記訳語情報と検索語とが合致する見出
し語及び前記説明情報に含まれている訳語情報と検索語
とが合致する見出し語とを抽出し、抽出された見出し語
に対応して記述されているすべての言語情報(即ち、当
該見出し語、前記訳語情報、前記難易度情報、更には、
前記説明情報を含むすべての作文支援情報)を、検索作
文支援情報として、出力する。
【0028】更に、作文情報検索部3は、対訳例文デー
タベース2cにおいては、母語による検索語と合致する
文字列を含む訳語情報に対応する外国語による対訳例文
を抽出し、抽出された対訳例文に記述されているすべて
の言語情報(即ち、外国語による対訳例文、母語による
訳語情報、更には、前記文構造情報を含むすべての作文
支援情報)を、検索作文支援情報として、出力する。
【0029】また、前記作文情報検索部3により検索さ
れ出力された前記検索作文支援情報に基づいて目的の外
国語による文書編集制御を行なう編集制御部4は、対訳
辞書2aあるいは対訳類義語辞書2bの中から検索され
た前記検索作文支援情報に外国語単語の難易度を示す難
易度情報が含まれている場合には、該難易度情報が示す
難易度の低い見出し語ほど、上位に配列替えを施した
後、対訳例文データベース2cから検索された前記検索
作文支援情報と共に、表示部7に送出する。
【0030】表示部7は、送出されてきた前記検索作文
支援情報を、前記知識データベース2の中の各情報源毎
に分離して、別々の表示画面、あるいは、マルチウィン
ドウ形式の表示の場合は、別々の表示ウィンドウに表示
させることにより、使用者に対して、検索結果を表示す
る。この時、前述のように、難易度が低い前記検索作文
支援情報ほど、優先的に上位に表示され、使用者が優先
的に選択することが可能になっている。
【0031】使用者が、表示された前記検索作文支援情
報を参照して、母語による検索語の対訳として最も適切
な外国語単語あるいは文字列を選択した場合、入力部1
を介して、選択された外国語単語あるいは文字列の選択
指示を行なうと、前記編集制御部4は、選択指示された
当該外国語単語あるいは文字列を、外国語文書の作文作
成画面上に自動的に貼り付けることが可能であり、わざ
わざ、当該外国語単語あるいは文字列を外国語文書の作
文作成画面に再入力することは不要であり、文書の編集
をより容易にすることができる。
【0032】次に、図1に示すごとき構成からなる本発
明に係る外国語文書作成支援装置の動作について、更に
詳細に説明する。図2は、本発明に係る外国語文書作成
支援装置における外国語文書作成支援方法を実現するた
めの動作を示す動作フローチャートである。まず、使用
者が、表示部7に表示されている外国語文書の作文作成
画面に基づいて、入力部1から、指示コマンド(即ち、
操作コマンド)を指定することにより、外国語文書作成
支援装置10にある作文情報検索部3を起動させる(ス
テップS1)。起動された作文情報検索部3は、一例と
して図3に示すような検索語入力画面を表示させて、利
用者の母語による検索語の入力を促す。ここに、図3
は、検索語を母語により入力することを促すための検索
語入力画面の一例を示す模式図である。
【0033】図3に示す「検索語:」枠に、利用者が母
語による検索語を入力した後、該「検索語:」の右側に
ある「検索実行」ボタンをクリックすると、入力部1を
介して、検索語が作文情報検索部3に入力される(ステ
ップS2)。作文情報検索部3は、知識データベース2
を構成している3つの情報源(即ち、対訳辞書2a、対
訳類義語辞書2b、対訳例文データベース2c)に、そ
れぞれアクセスし、各前記情報源において、母語で記述
されている前記訳語情報や前記説明情報との照合処理
(即ち、辞書の逆引き処理)がなされる。該照合結果に
おいて合致する母語が含まれている前記訳語情報や前記
説明情報からなる前記言語情報(即ち、当該見出し語、
前記訳語情報、前記難易度情報、前記説明情報、前記文
構造情報を含むすべての作文支援情報)を、検索作文支
援情報として、各前記情報源ごとに取得する(ステップ
S3)。
【0034】ここで、対訳辞書2aおよび対訳類義語辞
書2bから取得された当該言語情報に関しては、対訳辞
書2aおよび対訳類義語辞書2bに記述されている外国
語見出し語の難易度情報に基づいて、外国語の難易度が
低いものほど、優先度が高くなるように、当該言語情報
の並べ替えが行なわれる(ステップS4)。かかる検索
や並べ替えがなされた結果である前記言語情報は、前記
検索作文支援情報として、各前記情報源ごとに独立した
マルチウィンドウ形式により、それぞれ、別々の表示ウ
ィンドウを開いて、表示部7に、例えば、図4に示すよ
うに、一覧表示される(ステップS5)。なお、かかる
場合においては、前記難易度情報も併せて表示される。
【0035】ここに、図4は、検索及び並べ替え結果で
ある言語情報を各情報源ごとに対応する表示ウィンドウ
にマルチウィンドウ形式で表示させる場合の検索結果表
示画面の一例を示す模式図であり、詳細は後述する。な
お、図4においては、各前記情報源ごとに、表示ウィン
ドウを分離させたマルチウィンドウ形式によって、同一
画面として表示部7に表示させる例を示しているが、言
語情報が大量に出力される場合に備えて、各前記情報源
ごとに表示画面を異ならせ、別々の表示画面に表示する
ことにより、言語情報を見易くすることとしても構わな
い。
【0036】通常、母語を検索語として対応する外国語
の単語を検索する場合には、母語→外国語対訳辞書(例
えば、日本語を母語とした文書に関する英文書を作成す
る場合には、和英辞書が対応する)を使用するのが一般
的であるが、本願発明者の今までの経験に照らして、む
しろ、逆方向の対訳辞書即ち外国語→母語対訳辞書(先
の例の場合では、英和辞書が対応する)を逆引きして使
用する方が、より有用な情報が記述されていることが多
い。而して、本発明においては、前記逆方向の対訳辞書
を使って、ステップS3において、逆引き照合処理を行
なうこととしている。
【0037】また、外国語見出し語の難易度情報として
は、広く利用可能な大規模な「英文コーパス」を基にし
て算出された使用頻度情報を用いることとしても良い
し、外国語学習用の辞書に記載されていることが多い学
習レベル情報を参考にして設定することとしても良い。
【0038】ステップS4において、かかる難易度情報
に基づいて、難易度の低い順に並べ替えを行なうことに
よって、普段余り使用されないような難解な単語は、検
索結果を表示する前記言語情報の一覧のうち、最後の方
に表示されることとなり、使用者は、使用の対象とする
優先順位を下げることとなる。
【0039】以上に述べたステップS1乃至S5の動作
により、利用者は、各前記情報源ごとに各表示ウィンド
ウ(又は、各表示画面)上に一覧表示されている前記言
語情報を参考にして、所望の外国語単語や文字列を選択
しながら、外国語文書を作成することになる。
【0040】なお、次の検索要求がある場合に備えて、
母語による単語検索処理は、必要に応じて、何度でも呼
び出すことができる(ステップS6のYES)。例え
ば、図4に示す検索結果表示画面において、画面最上段
のツールバーに表示されている『単語検索』ボタンをク
リックすることにより、図3に示す検索語入力画面に切
り替わり、次の新たな検索語を母語として入力すること
が可能となる。
【0041】また、検索処理によって、図4に示すごと
く、前記情報源ごとに各ウィンドウに表示された前記言
語情報(即ち、前記検索作文支援情報)を、適宜、自分
の作文作成画面にコピーできるように設定することによ
り、自分の作文作成画面に、わざわざ、所望の外国語単
語や文字列を改めて入力する手間を省くことも可能であ
る。
【0042】図4は、前述したように、検索処理によっ
て取得された前記検索作文支援情報即ち前記言語情報の
表示の一例を示す検索結果表示画面である。図4におい
ては、日本人が英文書を作成する場合を想定しているも
のであるが、本発明は、かかる場合に限るものではな
く、他の言語間の組み合わせであっても、全く同一の技
術が適用可能である。また、図4に示す例は、検索語と
して「助ける」という動詞を入力した場合の検索結果表
示画面である。
【0043】なお、ここでは、検索結果として表示され
た文字列の中に、入力された検索語と同一の単語(図4
においては、「助ける」)を強調表示(例えば、ゴシッ
ク体表示)させることとしている。また、画面上段の左
側のウィンドウには、単語単位の対訳辞書2aからの英
単語に関する作文支援情報が表示されている。ここで、
難易度情報は、外国語見出し語の先頭に付与されている
★の数によって識別され、★の数が多いほど、難易度が
低いことを意味している。即ち、「助ける」の場合にお
ける検索結果として出力された「help」,「sav
e」,「assist」の各単語は、ほぼ同程度の難易
度であるが、「aid」の単語は、難易度がやや高いと
判定されている。
【0044】また、図4に示す画面上段の右側のウィン
ドウには、対訳類似語辞書2bから求められた英単語の
類義語情報が、使用環境による使い分けに関する説明情
報と共に表示されている。したがって、利用者は、該使
い分けに関する説明情報を参考にしながら、前後の文脈
から、最も適切な表現となる外国語単語を抽出すること
ができる。なお、図4に示す対訳類義語辞書2bの例に
おいては、英単語としての類義語である各単語に関する
難易度情報が表示されていないが、前述の対訳辞書2a
の場合と同様に、難易度情報を併記させることとしても
良い。
【0045】また、図4に示す画面下段のウィンドウに
は、訳語情報を含む対訳例文と共に文構造情報が併記さ
れている対訳例文データベース2cからの対訳例文と文
構造情報とが表示されている。即ち、外国語による対訳
例文の対訳となる訳語情報の他に、該訳語情報に含まれ
ている検索語の対訳となる外国語単語(図4の場合にお
いては、「助ける」の対訳外国語単語候補となる「sa
ve」,「help」,「assist」…)に関する
文構造情報(即ち、文法情報)が括弧内に表示されてい
るので、利用者は、語彙選択のみならず、文法構造に関
する作文支援情報までも同時に入手することができる。
なお、各表示ウィンドウの右端にあるスクロールバー
(図4においては、縦長の四角枠にて表示している部
分)を使うことにより、一覧表示されている前記言語情
報即ち前記検索作文支援情報を漏れなく参照することが
できる。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、母語により入力した検索語を用いて、目的とする外
国語として使用すべき語彙に関する情報や各該語彙に関
する文法的な情報を、作文支援情報として、同時に検索
表示することができるので、利用者は、かかる作文支援
情報を参照することによって、より自然な外国語文書を
作成することができる。つまり、目的とする外国語の文
書を作成するためのガイドラインが提供されることとな
り、目的とする外国語の単語や文法に関する知識が不十
分な人であっても、目的とする外国語に関し、より自然
な表現の文書を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る外国語文書作成支援装置の構成
の一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】 本発明に係る外国語文書作成支援装置におけ
る外国語文書作成支援方法を実現するための動作を示す
動作フローチャートである。
【図3】 検索語を母語により入力することを促すため
の検索語入力画面に一例を示す模式図である。
【図4】 検索及び並べ替え結果である言語情報を各情
報源ごとに対応する表示ウィンドウにマルチウィンドウ
形式で表示させる場合の検索結果表示画面の一例を示す
模式図である。
【符号の説明】
1…入力部、2…知識データベース、2a…対訳辞書、
2b…対訳類義語辞書、2c…対訳例文データベース、
3…作文情報検索部、4…編集制御部(外国語文書作成
手段)、5…入力記憶部、6…外国語文書記憶部、7…
表示部、10…外国語文書作成支援装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外国語による文書を作成する際の作業を
    支援する外国語文書作成支援装置において、目的とする
    外国語による作文を行なうために必要とする語彙的およ
    び文法的な作文支援情報を格納している知識データベー
    スと、入力手段により入力された検索語に合致する前記
    作文支援情報を前記知識データベースから検索する作文
    情報検索手段と、該作文情報検索手段により検索された
    前記作文支援情報に基づいて、目的とする前記外国語に
    よる文書編集制御を行なう外国語文書作成手段と、を備
    えていることを特徴とする外国語文書作成支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の外国語文書作成支援装
    置において、前記知識データベースが、単語単位の訳語
    情報からなる対訳辞書と、類義語に関する対訳形式の対
    訳類義語辞書と、対訳例文からなる対訳例文データベー
    スと、の各情報源を備えていることを特徴とする外国語
    文書作成支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の外国語文書作成支援装
    置において、前記知識データベースに備えられている前
    記対訳辞書及び前記対訳類義語辞書が、目的とする外国
    語単語を見出し語として、該見出し語の対訳となる母語
    による訳語情報が記述されている形式から構成されるも
    のであり、かつ、各前記見出し語には、それぞれ、前記
    外国語単語の難易度情報が併記されていることを特徴と
    する外国語文書作成支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の外国語文
    書作成支援装置において、前記知識データベースに備え
    られている前記対訳辞書及び前記対訳類義語辞書に、前
    記見出し語毎に、各前記見出し語の使い分けに関する母
    語による説明情報が記述されていることを特徴とする外
    国語文書作成支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載
    の外国語文書作成支援装置において、前記知識データベ
    ースに備えられている前記対訳例文データベースには、
    母語による訳語情報を含む対訳例文のみならず、目的と
    する外国語単語に関する文構造情報が併記されているこ
    とを特徴とする外国語文書作成支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載
    の外国語文書作成支援装置において、前記作文情報検索
    手段が、前記入力手段から母語で入力された検索語と、
    前記知識データベース中の各前記情報源に含まれている
    母語による前記訳語情報及び前記説明情報との照合を行
    なうことにより、前記検索語に合致した前記訳語情報又
    は/及び前記説明情報を有している目的外国語の対訳単
    語や対訳例文を検索し、前記外国語文書作成手段が、検
    索結果である合致した前記訳語情報又は/及び前記説明
    情報を含む前記作文支援情報を、前記知識データベース
    中の各情報源ごとに分類して、検索作文支援情報とし
    て、表示手段に一覧表示させるように、構成されている
    ことを特徴とする外国語文書作成支援装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の外国語文書作成支援装
    置において、前記作文情報検索手段によって、前記知識
    データベース中の各情報源のうち前記対訳辞書及び前記
    対訳類義語辞書から検索された前記検索作文支援情報
    を、難易度の低い見出し語から、前記表示手段に優先的
    に一覧表示させるように、前記外国語文書作成手段が、
    構成されていることを特徴とする外国語文書作成支援装
    置。
  8. 【請求項8】 外国語による文書を作成する際の作業を
    支援する外国語文書作成支援方法において、目的とする
    外国語による作文を行なうために必要とする語彙的およ
    び文法的な作文支援情報を、単語単位の対訳辞書,類義
    語に関する対訳類義語辞書,対訳例文からなる対訳例文
    データベースを含む複数の情報源から構成されている知
    識データベースとして記憶せしめ、入力手段により入力
    された検索語に合致する前記作文支援情報を前記知識デ
    ータベース中の各情報源ごとに検索して、表示手段に一
    覧表示することにより、目的とする外国語による文書作
    成を支援することを特徴とする外国語文書作成支援方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の外国語文書作成支援方
    法を、コンピュータにより実施させるためのプログラム
    として記録せしめていることを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能なプログラム記録媒体。
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