JP2000137709A - 機械翻訳装置及び機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

機械翻訳装置及び機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000137709A
JP2000137709A JP10309690A JP30969098A JP2000137709A JP 2000137709 A JP2000137709 A JP 2000137709A JP 10309690 A JP10309690 A JP 10309690A JP 30969098 A JP30969098 A JP 30969098A JP 2000137709 A JP2000137709 A JP 2000137709A
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Akiko Niimi
晶子 新美
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自由度の高い辞書編集により精度の高い機械
翻訳処理が可能で、後編集が少なく使用者の負担が小さ
い機械翻訳装置を提供すること。 【解決手段】 原言語からなる第一言語文を入力する入
力部2と、見出し語と品詞と対応する訳語と、格支配情
報と文法情報とを格納した辞書12及びユーザ辞書14
と備えた機械翻訳装置1は、辞書14の見出し語と品詞
と対応する訳語と、格支配情報と、文法情報とを編集す
るユーザ辞書編集プログラムを備え、ユーザ辞書編集プ
ログラム215は、格を表す第一言語文の一部と、対応
する第二言語文の格を表す一部とをそれぞれ指定する格
指定プログラム217と、格支配情報を抽出する格情報
抽出プログラム218と、格支配情報を格納する格情報
格納プログラム216とを有し、訳語と格支配情報指定
メニューの編集を行う(S550)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械翻訳装置およ
び機械翻訳処理プログラムに関し、詳しくは、第一言語
文と第二言語文の対訳テキストから、ユーザ辞書に格支
配情報を得る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】機械翻訳装置による機械翻訳処理は、一
般に格文法を中心に、辞書を参照して単語や構文が解析
されて行われるが、翻訳する分野や種類によって異なる
語彙や異なった使用法をすることがあることから、基本
辞書に加え、ユーザ辞書を備えてユーザ自身が独自に辞
書を構築して基本辞書を補完することが多かった。この
ユーザ辞書により基本辞書を補完して機械翻訳処理をす
れば、ユーザの独自の環境に合った、精度の高い機械翻
訳処理ができる。従来、このユーザ辞書を構築する方法
の一つとして、ユーザがマニュアルで、訳語などの情報
をひとつひとつ手入力して辞書を編集する方法があっ
た。このユーザ辞書の編集は、一般には、訳語の登録を
認める程度のものが多く、格支配情報まで編集できるも
のは少なかった。またたとえ格支配情報の編集ができた
としても、格支配情報の編集には原言語及び目的言語の
文法の専門的な知識が必要で一般のユーザには編集が困
難であり、且つ作業が煩雑であるため多大な労力がかか
り、ユーザに大きな負担を与えるものであった。
【0003】そこで、この多大な労力を省くため、例え
ば特開平8−101837号公報に記載されているよう
な、人間が翻訳した大量の翻訳文とその原文の対(対訳
文書)を利用して、そこから翻訳規則を自動的に学習
し、その結果について、ユーザが、誤りや不完全さを訂
正することによって、機械翻訳装置内部に正しいと推定
された格支配情報を得るようなものが提案されている。
このような方法を用いた機械翻訳装置であれば、ユーザ
辞書の編集の自動化によって多大の労力が省かれるよう
にみえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、画一的に格支配情報を機械的に収集して規則化
するため、ユーザが経験から得た個別の単語の知識を翻
訳規則に十分生かし切れず、そのため翻訳辞書の精度を
高められないため高い精度の翻訳を行うことができず、
従って、結局ユーザが多大な後編集の負担を強いられる
という問題があった。
【0005】この発明は上記課題を解決するものであ
り、入力が容易で、且つユーザの知識を活かした自由度
の高い辞書編集により精度の高い機械翻訳処理が可能
で、後編集が少なく使用者の負担が小さい機械翻訳装置
及び機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明の機械翻訳装置では、原言語か
らなる第一言語文を入力する入力手段と、見出し語と、
前記見出し語の品詞と、前記見出し語に対応する訳語と
格支配情報と文法情報とを格納した辞書と、前記辞書を
用いて、前記入力された第一言語文を目的言語としての
第二言語文に翻訳する翻訳手段と、前記辞書の見出し語
と、前記見出し語の品詞と、前記見出し語に対応する訳
語と格支配情報と文法情報とを編集する辞書編集手段と
を備えたことを特徴とする。
【0007】この構成に係る機械翻訳装置では、格支配
情報を含めた辞書の編集が可能である。そのため、ユー
ザの業務に適した訳語ばかりでなく、より適切な格支配
情報の編集によって、より高精度な機械翻訳処理を行う
ことができる。
【0008】請求項2に係る発明の機械翻訳装置では、
請求項1に記載の機械翻訳装置の構成に加え、前記辞書
編集手段は、格を表す第一言語文の一部と、その第一言
語文に対応する第二言語文の格を表す一部とをそれぞれ
指定する格指定手段と、前記指定された部分から、格支
配情報を抽出する格情報抽出手段と、前記格指定手段に
より指定された前記第一言語文の一部の格と、対応する
前記第二言語の一部の格の関係を前記辞書の格支配情報
として格納する格情報格納手段とを有することを特徴と
する。
【0009】この構成に係る機械翻訳装置では、第一言
語文及び第二言語文のそれぞれ格を表す一部を指定する
だけで、第一言語文及び第二言語文のそれぞれの部分の
格を容易に指示することができ、且つ、このように選択
した部分からそれぞれの格文法上の格を判断してこれを
抽出し、さらにこれらの抽出した情報を辞書に格納して
おくことができる。そのため、極めて容易で分かり易い
操作により、辞書の格支配情報を編集でき、より適切な
格支配情報により、より高精度な機械翻訳処理を行うこ
とができる。
【0010】請求項3に係る機械翻訳装置では、請求項
2に記載の機械翻訳装置の構成に加え、前記格指定手段
は、前記第一言語文と前記第一言語文の対訳である前記
第二言語文とを対比して表示する対訳表示手段と、前記
対訳表示手段により表示された第一言語文と第二言語文
の対訳文のそれぞれから対応する訳の部分を選択する対
応訳選択手段とからなることを特徴とする。
【0011】この構成に係る機械翻訳装置では、第一言
語文と第二言語文を対比して表示するため第一言語文と
第二言語文の対応する部分が分かり易く、その対比して
表示された第一言語文と第二言語文からそれぞれ文の一
部を選択することで対応する格を表す部分を指定でき
る。そのため、対応する格の指定が容易にできる。
【0012】請求項4に係る機械翻訳装置では、請求項
3に記載の機械翻訳装置の構成に加え、前記対応訳選択
手段は、日本語においては、格助詞を含めた文節を選択
するものであることを特徴とする。
【0013】この構成に係る機械翻訳装置では、文法に
詳しくないユーザであっても、文節の末尾の格助詞を含
めて選択するだけで格の指定が容易にできる。
【0014】請求項5に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、見
出し語と、前記見出し語の品詞と、前記見出し語に対応
する訳語と格支配情報と文法情報とを記憶手段に辞書と
して記憶したコンピュータに、原言語からなる第一言語
文を入力する入力の手順と、前記辞書を用いて、前記入
力された第一言語文を目的言語としての第二言語文に翻
訳する翻訳の手順と、前記辞書の見出し語と、前記見出
し語の品詞と、前記見出し語に対応する訳語と格支配情
報と文法情報とを編集する辞書編集の手順とを実行させ
ることを特徴とする。
【0015】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体では、コ
ンピュータに、格支配情報を含めた辞書の編集が可能な
処理を実行させることができる。そのため、ユーザの業
務に適した訳語ばかりでなく、より適切な格支配情報の
編集によって、より高精度な機械翻訳処理を行うことが
できる。
【0016】請求項6に係る発明の機械翻訳処理プログ
ラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体で
は、請求項5に記載の機械翻訳処理プログラムを記録し
たコンピュータ読みとり可能な記録媒体の構成に加え、
前記辞書編集の手順は、前記コンピュータに、格を表す
第一言語文の一部とその第一言語文に対応する第二言語
文の格を表す一部とをそれぞれ指定する格指定の手順
と、前記指定された部分から、格支配情報を抽出する格
情報抽出の手順と、前記格指定の手順により指定された
前記第一言語文の一部の格と、対応する前記第二言語の
一部の格の関係を前記辞書の格支配情報として格納する
格情報格納の手順とを実行させることを特徴とする。
【0017】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体では、前
記コンピュータに、第一言語文及び第二言語文のそれぞ
れ格を表す一部を指定するだけで、第一言語文及び第二
言語文のそれぞれの部分の格を容易に指示することがで
き、かつ、このように選択した部分からそれぞれの格文
法上の格を判断してこれを抽出し、且つさらにこれらの
抽出した情報を辞書に格納しておくことができる処理を
実行させることができる。そのため、極めて容易で分か
り易い操作により、辞書の格支配情報を編集でき、より
適切な格支配情報により、より高精度な機械翻訳処理を
行うことができる。
【0018】請求項7に係る発明の機械翻訳処理プログ
ラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体で
は、請求項6に記載の機械翻訳処理プログラムを記録し
たコンピュータ読みとり可能な記録媒体の構成に加え、
前記格指定の手順は、前記コンピュータに、前記第一言
語文と、前記第一言語文の対訳である前記第二言語文と
を対比して表示する対訳表示の手順と、前記対訳表示の
手順により表示された第一言語文と第二言語文の対訳文
のそれぞれから対応する訳の部分を選択する対応訳選択
の手順とを実行させることを特徴とする。
【0019】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体では、前
記コンピュータに、第一言語文と第二言語文を対比して
表示するため第一言語文と第二言語文の対応する部分が
分かり易く、その対比して表示された第一言語文と第二
言語文からそれぞれ文の一部を選択することで対応する
格を表す部分を指定できるように処理を実行させる。そ
のため、対応する格の指定が容易にできる。
【0020】請求項8に係る発明の機械翻訳処理プログ
ラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体で
は、請求項7に記載の機械翻訳処理プログラムを記録し
たコンピュータ読みとり可能な記録媒体の構成に加え、
前記対応訳選択の手順は、前記コンピュータに、日本語
においては、格助詞を含めた文節を選択する手順を実行
させるものであることを特徴とする。
【0021】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体では、前
記コンピュータに、文法に詳しくないユーザであって
も、文節の末尾の格助詞を含めて選択するだけで格の指
定が容易にできるような処理を実行させることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の機械翻訳装置及び
機械翻訳処理プログラムを具体化した好ましい実施の形
態について図面を参照して説明する。尚、本実施の形態
では、翻訳対象である原言語(第一言語)を日本語と
し、翻訳される目的言語(第二言語)を英語として翻訳
する場合を一例として説明する。
【0023】まず、図1に本実施の形態の機械翻訳装置
1の概略構成を示すブロック図を示す。図1に示すよう
に、本実施の形態の機械翻訳装置1は、翻訳対象となる
日本語の原文や各種操作指示等を入力するためのキーボ
ード等からなる入力部2と、ハードディスクや光ディス
ク等からなり、翻訳処理に利用される基本辞書12やユ
ーザ辞書14などの各種辞書が格納された外部記憶装置
4と、入力された日本語の原文や翻訳結果である英語の
訳文等を表示するためのCRT等からなる表示部6と、
その表示部6に表示するデータを制御する表示制御部7
と、翻訳結果である英語の訳文等を印刷して出力するた
めのレーザープリンタ等からなる印刷部8と、入力部2
や外部記憶装置4から入力されるデータに基づいて翻訳
処理を行い、その翻訳結果の表示部6での表示や、印刷
部8の出力等の制御を行う制御部10とから構成されて
いる。
【0024】入力部2の図示しないキーボードには、文
字を入力するための文字キー、各種処理を起動するため
の入力文編集キー、翻訳実行キー、ユーザ辞書編集キ
ー、登録キー、取消キー、キャンセルキー、出力文編集
キー、終了キー、及び印字実行キーといった各種機能キ
ー、入力文や出力文の編集、表示部6に表示されている
画面操作等に使用するカーソルキー、挿入キー、削除キ
ー、確定キー、及び次候補選択キー等が設けられてい
る。
【0025】また、前記外部記憶装置4には、翻訳処理
に利用される基本辞書12とユーザ辞書14が格納され
ている。
【0026】ここで、機械翻訳装置1が利用する辞書と
しては、機械翻訳装置1が予めシステムの一部として保
有しているシステム辞書である基本辞書12の他に、例
えば医学用語など専門分野毎に予め編集されその内容は
一般に変更できない図示しない専門辞書、及びユーザが
独自に内容を編集して構築するユーザ辞書14がある。
専門辞書、ユーザ辞書14は任意に用いるもので基本辞
書12だけでもシステムとしては稼動できる。ユーザ辞
書14、専門辞書を利用する際には、外部記憶装置4内
に格納して利用する。また、専門辞書は、各種専門分野
毎に、ユーザ辞書14は、例えば、ユーザ毎や利用分野
毎にそれぞれ複数個の辞書が同時に存在可能に構成され
ていてもよい。本実施の形態では、便宜上外部記憶装置
4の基本辞書12とユーザ辞書14のみ利用した状況に
おいて説明する。
【0027】ここで図2は、基本辞書12のデータ構成
の一例をあらわす模式図である。図2に示すように基本
辞書12に格納された個々の辞書登録情報は、それぞれ
見出し語30と、その見出し語の品詞32と、見出し語
に対する訳語34と、その見出し語が用言であるとき
は、格支配情報36と、そして接続情報やその他の翻訳
に必要な文法情報を格納した辞書情報38とからデータ
が構成されている。
【0028】格支配情報36は、日本語の構文の要とな
る格についての情報を記憶しているもので、例えば日本
語の助詞、例えば格助詞「が」であれば、この助詞がつ
いた文節が主語を表すため、「が」で主格を表現してい
る。これに対し、英文では、品詞、構文から用言(動
詞)V、主語Sなどの格が推定でき、これにより主格を
表すのには「S」を用いる。こうして、「が−S」とい
う表示で、格のペアを作成して記憶するものである。ま
た、その他の辞書情報としては、可算・不可算、品詞の
詳細例えば普通名詞か固有名詞か或いは自動詞か他動詞
か、意味の上で道具・人・行為などのいずれの意味のグ
ループに属するか、等々単語の属性についての情報が記
憶される。
【0029】なお、ユーザ辞書14については、基本辞
書12のデータ構成と基本的に同じ構成である。但し、
基本辞書12の内容は、ユーザが変更できないのに比
べ、ユーザ辞書14の内容はユーザが、入力部2のユー
ザ辞書編集キーを操作すれば辞書の内容が編集可能にな
っており、ユーザが希望する語句を予め登録しておくこ
とができる。形態素解析の処理(図6:ステップ250
(以下ステップをSと略記してS250のように表わ
す))に際してはユーザ辞書14に登録した場合は、基
本辞書12に優先してユーザ辞書14の内容が読み出さ
れる。
【0030】次に、制御部10について説明する。制御
部10は、CPU18、ROM20、RAM22、入出
力ポート24、及びこれら各部を結ぶバスライン26を
備えた周知のマイクロコンピュータにより構成されてい
る。そして、制御部10においては、ROM20に格納
された以下のプログラムによって各種処理が実行され
る。
【0031】制御プログラム202は、図示しない電源
部や、印刷部8などの駆動部の入出力や、後述の各プロ
グラムを制御し機械翻訳装置1全体を統括するプログラ
ムである。
【0032】翻訳プログラム204は、形態素解析プロ
グラム206、構文解析プログラム208、変換プログ
ラム210、生成プログラム212、形態素生成プログ
ラム214からなり、機械翻訳装置1に入力された原言
語文である日本語文章を、目的言語文である英語の文章
に翻訳するためのプログラムである。
【0033】形態素解析プログラム206は、第一言語
である日本語文章を図2に示すような基本辞書12及び
ユーザ辞書14を用いて、入力文の文字列を順次最長一
致法を基本として同一の文字列の検索を行い、同一の文
字列の検索に成功したら、その文字列を切り出し、見出
し語30の品詞32、訳語34、格支配情報36、辞書
情報38の各種情報を読み出し、その切り出した文字列
に付加する。このようにして入力文字列を単語に分割
し、同時にその単語の文法情報等を後の翻訳処理のため
保存しておくものである。
【0034】構文解析プログラム208は、形態素解析
を行って単語に分割された日本文を、辞書12に記載さ
れた辞書情報40をもとに修飾関係を木(ツリー)構造
で記述するものである。
【0035】変換プログラム210は、原言語の単語を
目的言語に、ここでは日本語を基本辞書12又はユーザ
辞書14により対応する訳の英語に変換するものであ
る。
【0036】生成プログラム212は、木(ツリー)構
造に記述され英語に変換された入力文を、目的言語の文
法に従って、ここでは英語の文章に構成し直す構文生成
を行うものである。
【0037】さらに形態素生成プログラム214は、文
法に従って細部を調整し最終的な訳文を生成する形態素
生成を行う。
【0038】以上の形態素解析プログラム206、構文
解析プログラム208、変換プログラム210、生成プ
ログラム212、形態素生成プログラム214により翻
訳プログラム204が構成されている。
【0039】ユーザ辞書編集プログラム215は、前述
ユーザ辞書14の内容を編集するプログラムである。こ
のプログラムの処理の手順については後に詳述する。
【0040】格情報格納プログラム216は、格情報抽
出プログラム218により抽出された格支配情報を、例
えば「が−S」のような格のペアを作成し、記憶してお
くための手順を実行するためのプログラムである。具体
的には、図10に示すフローチャートのS870の手順
を実行させるプログラムである。
【0041】格指定プログラム217は、日本文及び英
文から訳語、格を指定抽出して登録する手順を実行させ
るプログラムで、具体的には、図9及び図10に示すフ
ローチャートのS710からS750の手順を実行させ
るプログラムである。
【0042】格情報抽出プログラム218は、格指定プ
ログラム217により指定された第一言語文及び第二言
語文の部分から、格支配情報を抽出するプログラムで、
具体的には、図9及び図10に示すフローチャートのS
760からS860の手順を実行させるプログラムであ
る。
【0043】前記RAM22には、入力部2から入力さ
れる日本語の原文、及び翻訳、編集処理により翻訳、編
集された英語の訳文が格納される。
【0044】作業領域222は、各種処理のため、文字
列やフラグ、パラメータを一時的に記憶しておく領域で
ある。
【0045】原言語文記憶領域224は、入力された原
言語文をテキストデータの形で記憶しておく領域であ
る。
【0046】訳文記憶領域226は、翻訳された目的言
語文をテキストデータの形で記憶しておく領域である。
【0047】入出力ポート24は、入力部2、表示部
6、印刷部8などのデータ等を制御部10が入出力を行
うインターフェイスで、他にも電話回線等を経由してイ
ンターネットから有線で入出力したり、音声認識装置な
どの各種入力機器から入力する場合のインターフェイス
となるもので、各種の態様で本発明の入力手段を構成し
得る。
【0048】バスライン26は、各機器のデータをやり
取りするためのアドレスバス、データバス、制御バスか
らなるものである。
【0049】続いて、図3、図4、図8、図9に示すフ
ローチャートに従って機械翻訳装置1が実行する翻訳、
編集処理について説明する。
【0050】図3は、機械翻訳装置1において行われる
翻訳、編集等の処理の概略を示すフローチャートであ
る。図3に示すように、電源が投入され処理が開始され
ると(START)、まず、ユーザにより入力部2の文
字キー等が操作されるなどして、翻訳対象となる第一言
語文である日本語の原文が入力される(S110)。こ
こで、原文の入力は、既に作成されている原言語文記憶
領域224を読み込むように構成してもよく、入出力ポ
ート24を介して電話回線等から転送されたデータなど
を読み込んでもよい。要は、何らかの形で第一言語であ
る日本語文字列が翻訳対象として読み込まれれば十分で
その方法は問わない。そして、日本語の原文(以下、入
力文)が入力されると、この入力文を、表示部6の所定
のエリアに表示する(S120)。
【0051】次に、入力部2に設けられた入力文編集キ
ーが操作されたか否かが判断され(S130)、入力文
編集キーが操作されていれば(Sl30:YES)、入
力文編集処理を実行する(S140)。尚、入力文編集
処理が実行されると、ユーザは表示部6の所定のエリア
に表示された入力文を、入力部2に設けられたカーソル
キー、削除キー、挿入キー及び文字キー等を使用して直
接修正することが可能となる。入力文編集キーが操作さ
れていなければ(S130:NO)、S150に移行す
る。
【0052】入力文編集キーが操作されていない場合
(S130:NO)には、入力部2に設けられた翻訳実
行キーが操作されたか否かが判断され(S150)、翻
訳実行キーが操作されていれば(S150:YES)、
翻訳プログラム204により日本語の入力文を英語の訳
文(以下、出力文とする)に翻訳する翻訳処理が実行さ
れ(S160)、翻訳処理により得られた出力文を入力
文と対にしてRAM22の訳文記憶領域226に格納さ
れる(S170)と共に、表示部6に設けられた所定の
エリアにそれぞれ入力文と出力文とが表示される(S1
80)。また、翻訳実行キーも操作されていなければ
(S150:NO)、S190に移行する。
【0053】尚、翻訳処理は、入力文全部を一括して実
行しても良いし、文章単位で範囲を指定し、指定された
範囲の文章のみについて実行するようにしてもよい。
【0054】翻訳実行キーも操作されていない場合は
(S150:NO)、入力部2に設けられたユーザ辞書
編集キーが操作されたか否かが判断される(S19
0)。辞書編集キーが操作されていれば(S190:Y
ES)、ユーザ辞書編集プログラム215により処理が
実行される(S200)。尚、ユーザ辞書編集処理が実
行されると、ユーザはユーザ辞書14に登録されている
情報の内容を修正したり、削除したり、新たに必要な見
出し語を登録することが可能となる。また、ユーザ辞書
編集キーも操作されていなければ(S190:NO)、
S210に移行する。
【0055】ユーザ辞書編集キーも操作されていない場
合は(S190:NO)、S210では、入力部2に設
けられた出力文編集キーが操作されたか否かを判断し、
出力文編集キーが操作されていれば(S210:YE
S)、出力文編集処理を実行する(S220)。尚、出
力文編集処理が実行されると、ユーザは先のS160に
おいて翻訳処理が実行されることにより表示部6の所定
のエリアに表示される出力文(英語の訳文)を、S14
0の入力文編集処理と同様に、入力部2に設けられたカ
ーソルキー、削除キー、挿入キー及び文字キー等を使用
して、直接修正することが可能となる。また、出力文編
集キーも操作されていなければ(S210:NO)、S
230に移行する。
【0056】出力文編集キーも操作されていなければ
(S210:NO)、入力部2に設けられた終了キーが
操作されたか否かを判断し(S230)、操作されてな
ければ(S230:NO)、詳細は省略するが、他のキ
ー、例えば、翻訳された出力文を印刷部8に出力し印刷
させる印刷実行キー等、その他のキー操作を検出すると
共に、操作されたキーに応じた処理を実行する(S24
0)。
【0057】即ち、S130:NO、S150:NO、
S190:NO、S210:NO、S230:NO、S
240の各ステップにより入力文編集キー、翻訳実行キ
ー、ユーザ辞書編集キー、出力文編集キー、終了キー、
その他のキーのいずれかが操作されるのを待機する入力
待ちのループが形成されている。
【0058】また、先の入力文編集処理(S140)、
入力文と出力文の表示(S180)、ユーザ辞書編集処
理(S200)、出力文編集処理(S220)、他のキ
ー処理(S240)が処理された後は、S130に戻
り、再び入力待機状態になり、同様の処理を繰り返し実
行する。
【0059】また、終了キーを操作すれば(S230:
YES)、本処理を終了する(END)。
【0060】このように翻訳、編集処理においては、日
本語の原文が入力された後、入力部2に設けられた各種
キーの操作に従って、入力文の編集処理、翻訳処理、ユ
ーザ辞書編集処理、及び出力文編集処理といった各種処
理が実行される。そして、もし、翻訳実行キーを操作し
翻訳処理を実行したが、得られた出力文(英語の訳文)
が不正確であったり不自然であったりする場合には、入
力文編集キーを操作して入力文編集処理を実行し,入力
文である日本語の原文を再編集した後、またはユーザ辞
書編集キーを操作してユーザ辞書14を編集した後、再
度、翻訳実行キーを操作して再翻訳させるか、あるいは
出力文編集キーを操作して出力文編集処理を実行し、出
力文である英語の訳文を直接編集する。
【0061】このような処理を繰り返すことにより、ユ
ーザが求める翻訳結果を得ることができれば、印刷キー
を操作して、翻訳結果を印刷部8から出力したり、テキ
ストデータとして外部記憶装置4に保存し、その後、終
了キーを操作して、処理を終了する。
【0062】ここで図4は、図3に示すフローチャート
中のS200においてユーザ辞書編修プログラム215
によって実行され、ユーザがユーザ辞書14の内容を修
正したり、削除したり、新たに必要な見出し語を登録す
る辞書編集処理についての手順を詳細に表したフローチ
ャートである。以下、図4に従って説明する。
【0063】まず、図示しない終了キーが押されたか否
かを判断して(S500)、終了キーが押されていなけ
れば(S500:NO)、ユーザが編集したい見出し語
と品詞を入力したか否かが判断される(S510)。見
出し語と品詞が入力されていれば(S510:YE
S)、入力された見出し語が、既にユーザ辞書14に登
録されているか否かを判断する(S520)。既にユー
ザ辞書14に登録されていれば(S520:YES)、
ユーザ辞書14内の見出し語、及び訳語、その他の辞書
情報を呼び出して(S540)、再編集に備え、S55
0の処理へ移行する。一方、まだ登録されておらずユー
ザ辞書14に登録されてなければ(S520:NO)、
新規に見出し語を編集するためのテンプレートを用意す
る(S530)。
【0064】ユーザ辞書14からデータが呼び出され
(S540)、或いは新規見出し語のためのテンプレー
トが準備されると(S530)、入力された品詞が動詞
か形容詞か形容動詞のいずれかであるか否かを判断する
(S550)。すなわち、動詞、形容詞、形容動詞は日
本語の文章の用言(述部)を形成するので、格支配情報
が必要だからである。従って、動詞か形容詞か形容動詞
かのいずれかであれば(S550:YES)、日本文と
英文の対を入力する格支配情報指定メニューを表示する
(S560)。
【0065】ここで、図9及び図10は、図4に示すフ
ローチャートの中のS560において実行される格情報
指定メニューの編集処理の手順を詳細に示すフローチャ
ートである。以下、図9及び図10に沿って、訳語と格
支配情報指定メニューの編集について説明する。まず、
終了キーが押されたか否かを判断され(S700)、終
了キーが押されていなければ(S700:NO)、処理
が続行される。
【0066】ここで、図5は、S560の訳語と格支配
情報指定メニューの編集画面を表す模式図である。ま
た、図6はS560の訳語と格支配情報指定メニューの
編集画面に英文と日本文とを入力した状態を表す模式図
である。まず、日本文と英文の対が、図5に示すような
表示部にウインドウが表示され、このウインドウに日本
文と英文とをそれぞれ図6に示すように入力する(S7
10)。この対訳テキストは、電子辞書などのデータか
らコピー&ペーストで持ってきてもよいし、ユーザが独
自に入力してもよい。また、機械翻訳されて(図3:S
160)、表示されている翻訳結果(図3:S180)
を利用してもよく、さらにこれを後編集した翻訳結果
(図3:S220)を利用してもよい。
【0067】そして、図6に示すウインドウに表示され
た英文中から訳語を指定する(S720)。訳語の指定
は、例えば入力した英文中からマウスのドラッグにより
文字を反転表示させることで行うようにする。そして、
訳語が決定されたら図示しないキーボード上の訳語指定
キーを操作することで確定する。或いは、図6の下部に
示したような訳語指定キーのボタンをクリックすること
で画面のウインドウに反転表示された訳語を確定する。
訳語指定キーを押さなければ、訳語が指定されるまで待
機状態となり(S730:NO、S720)、訳語指定
キーが押されていれば(S730:YES)、日本文と
英文の対応する格をそれぞれ指定するモードに移行する
(S740)。
【0068】ここで図7は、図6に示す画面において、
格を表す部分を選択した状態を示す模式図である。日本
文と英文の対応する格の指定は、図7に示すように、日
本文では表示された文章から、先に入力した訳語に対応
する部分を、その格がわかるように格助詞の部分なども
含めた形で該当部分を指定する。このようにして、対応
する格を日本文と英文のそれぞれから選択指定して(S
740)、指定が完了したら図示しないキーボードの格
指定キーを押下、或いは図7の下部に示すような格指定
キーをクリックすることで確定させる。格指定キーを押
すまでは、終了や、日本文、英文の入力や、英文におけ
る訳語指定などの編集が可能となっており(S750、
S700〜S740)、格指定キーが押されていれば
(S750:YES)、日本文、英文の入力や、英文に
おける訳語指定、格指定が確定されて次の処理(S76
0)に移行する。図7では、便宜上模式的に枠で囲んで
表示しているが、指定部分を示すことができれば、網掛
け、反転、下線等のどのような方法を利用してもよい。
【0069】日本文、英文の入力や、英文における訳語
指定、格指定が確定されると(S750:YES)、日
本文の指定された部分の語尾を検出し、語尾が格助詞か
否かが判断される(S770)。もし語尾が格助詞でな
ければ(S770:NO)、正しい格の指定ではないた
め、再び日本文の英文の該当部分に対応する格の部分を
指定する画面に戻る(S740)。なおこの際に、図1
1に示すエラー画面を表示することで(図9:S88
0)、格指定の方法が誤ったことを使用者に伝える。
【0070】日本語文において格指定した指定部分の語
尾が格助詞であれば(S770)、格指定した部分から
有効な格支配情報が得られるため、次いで英文の指定位
置が訳語指定された部分の前方か否かを判断する(S7
80)。英文において格指定された指定位置が訳語とし
て指定された部分の前方であれば(S780:YE
S)、主語である判定して(S790)、格助詞を含ん
だ日本語文の指定部分と英文の指定部分による格を合わ
せた対(ペア)を作り(S870)、ユーザ辞書の記憶
させる。こうして一組の対応する格の対の生成が完了す
る。ここで、図8は、図7に示す画面において、選択し
た格を表す部分とは別の格を表す部分を選択した状態を
示す模式図である。入力文の他の格の対をさらに生成す
るために、図8に示すように、次の日本文と英文の対応
する格を順々に指定していく(S870、D、S74
0)。このように複数組指定することで、より正確な格
支配情報が得られることになる。このように指定してゆ
けば、既に図示した「刃が−The blade」、
「板を−the plate」の組み合わせの他、「上
下抜きで抜く−pierce」という組み合わせも指定
される。なお、この「上下抜きで抜く」という単語は、
特定の業界で使われる一続きの単語であるので(図2参
照)、この部分は一括して選択しなければならない。こ
のように一文節は、場合によっては判断が難しい場合が
あるので、文頭から、順次、文節毎に指示するような構
成にしてもよい。
【0071】もし、英文で格指定した部分が訳語として
指定した部分の前方に位置しない場合(S780:N
O)は、主語(部)ではないので、さらに英文において
格指定された部分の位置が英文の用言の後方か否かを判
断する(S800)。もし、英文において格指定された
部分の位置が英文の用言の後方に位置していれば(S8
00:YES)、この格指定された部分は目的語である
と判断されて(S810)、格助詞を含んだ日本語文の
指定部分と英文の指定部分による格を合わせた対(ペ
ア)を作り(S870)、ユーザ辞書14に登録され
る。
【0072】英文において格指定された部分の位置が、
英文の用言の後方か否かが判断され(S800)、も
し、英文において格指定された部分の位置が英文の用言
の後方でなければ(S800:NO)、英文において格
指定した部分は、主語でも目的語でもないとして、さら
に英文において格指定された部分の位置が英文の目的語
の後方か否かを判断する(S820)。もし、英文にお
いて格指定された部分の位置が英文の目的語の後方に位
置していれば(S820:YES)、この格指定された
部分は補目語であると判断されて(S810)、格助詞
を含んだ日本語文の指定部分と英文の指定部分による格
を合わせた対(ペア)を作成し(S870)、ユーザ辞
書14に登録される。
【0073】そして、主語でも、目的語でも、補目語で
もなければ(S780:NO、S800:NO、S82
0:NO)、英文の格指定部分の先頭から次のスペース
まで、つまり最初の単語を切り取り(S840)、その
切り取られた部分が前置詞である場合は(S850:Y
ES)、前置詞句であると判断されて、(S860)、
格助詞を含んだ日本語文の指定部分と英文の指定部分に
よる格を合わせた対(ペア)を作成し(S870)、ユ
ーザ辞書14に登録される。
【0074】なお、英文の指定部分の先頭からスペース
まで、すなわち最初の単語を切り取り(S840)、そ
の切り取られた部分が前置詞でない場合は(S850:
NO)、前置詞句でもなく、格指定を失敗したとして、
図11に示すような、「格情報の指定が正しくありませ
ん。入力しなおして下さい。」というようなメッセージ
を表示したエラー画面により(図10:E,図9:S8
80)、使用者に格指定ができなかった旨を報知して、
注意を促す。そして、再び日本文と英文の対応する格を
指定する画面に戻る(S740)。
【0075】このようにして、すべての格の指定を完了
したら、終了キーを操作することで、図4における訳語
と格支配情報指定メニューの編集の手順を終了する
(D、S740、S750:NO、S700:YES、
END)。
【0076】以下、図4に戻って説明を続ける。上述の
ように訳語と格支配情報指定メニューの編集の手順が終
了すると(S560)、訳語などその他の辞書情報がユ
ーザにより編集の手順が行われる(S570)。ここで
は、図2に示したような内容が表示され、格支配情報以
外の訳語や、例えば、意味上道具に関する単語であると
か、活用形だとか、品詞の詳細などの単語の属性などが
編集される。図示しない確定キーを操作するまでは、編
集が可能で(S580:NO、S570)、編集が終了
したら確定キーを操作することで、編集終了が検知され
(S580:YES)、内容がユーザ辞書のに記憶され
ることで登録が完了する(S590)。
【0077】この後、さらに別の見出し語について編集
したい場合は、新たに見出し語と品詞を入力して(S5
00:NO、S510:YES)、図4に示した前述の
手順を繰り返す。このようにして辞書の編集が完了した
ら図示しない終了キーを操作することで(S500:Y
ES)、ユーザ辞書編集処理(図3:S200)が終了
する(END)。
【0078】次に、このように編集されたユーザ辞書1
4を用いて翻訳処理(図3:S160)を行う場合を説
明する。ここで、図12は、図3に示すフローチャート
中のS160において実行され、入力文(日本語の原
文)から出力文(英語の訳文)に翻訳する翻訳処理の手
順についてその流れを表すフローチャートである。図1
2に沿って、翻訳処理の手順について詳細に説明する。
【0079】図3において、日本語文入力処理(S11
0)を行い、入力文が表示されたら(S120)、前述
のようにキー入力待ちの状態になるので、ここで図示し
ない翻訳実行キーを操作することで(S150:YE
S)、翻訳処理がなされる(S160)。
【0080】まず、翻訳実行キーが操作されると、S2
50で、形態素解析プログラム206内の予め定められ
た判断規則と基本辞書12とユーザ辞書14内の見出し
語、品詞、辞書情報とを参照して、見出し語を検索す
る。基本辞書12またはユーザ辞書14から検索された
見出し語に対して、訳語、品詞といった情報を形態素解
析結果に付与する形態素解析処理を実行する。もし、ユ
ーザ辞書14、専門辞書を利用する場合は、ユーザ辞書
14、専門辞書、基本辞書12の順に優先される。この
形態素解析処理(S250)により、入力文字列が単語
に分割されるとともに、辞書情報が付加されてRAM2
2の作業領域222にその結果が記憶される。
【0081】S260では、S250における形態素解
析処理の結果を受け取り、ROM20の構文解析プログ
ラム208に格納された予め定められた解析文法を用い
て、日本語の構造を解析する解析処理を実行し、形態素
解析により単語に分割された文字列相互の関係が解析さ
れ、木(ツリー)構造により文の関係を構築する。この
時、前記辞書編集処理S200により編集された動詞、
形容詞、形容動詞の格支配情報を利用して、入力文中の
格助詞を見出し語のスコープ内に取り込むことにより構
文解析を行い、S270へ移行する。
【0082】S270では、ROM20の変換プログラ
ム210に格納されている予め定められた変換文法を用
いて、構文解析処理により解析された日本語の単語を辞
書に記憶された対応する英語の訳語に変換する変換処理
を実行する。ここでも前記辞書編集処理200により編
集された動詞、形容詞、形容動詞が、英語の動詞、形容
詞に翻訳され、また、その格支配情報36に基づいて英
語側の表層が決定される。
【0083】S280では、ROM20に格納されてい
る生成プログラム212により予め定められた生成文法
を用いて、変換処理により変換された英語の構造から英
語の語順を決定する。
【0084】S290で、形態素生成プログラム214
に格納されている予め定められた形態素生成規則を用い
て、S280の生成処理により生成された英語の単語列
に対して、さらに英語に特有の冠詞を生成したり、入力
文に存在しなくても出力文には必須の主語を補充した
り、名詞の複数形、動詞の過去、過去分詞等の活用形を
生成して、テンス、アスペクト、人称及び数素性等を処
理する形態素生成処理がなされ最終的な訳文である英語
の単語列からなる出力文を生成し、翻訳処理を終了す
る。
【0085】以上の具体例からも更に明らかなように、
本発明に係る実施の形態の機械翻訳装置1は、翻訳作業
を通じて得た多くの知識を、ユーザ辞書を編集すること
で機械翻訳処理に反映させ、ユーザ辞書の精度を高め、
単語レベルで細かく対応することにより、機械翻訳の精
度を向上させることができる。従来のように一律な処理
をするものでは、ユーザが分かっていても機械翻訳処理
にその知識を生かすことができず、みすみす誤訳を許容
し、機械翻訳処理後に人力で後編集により正しい翻訳を
得ており、ユーザに極めて大きな負担をかけていた、そ
の負担を軽減し、変換効率も大きく向上させるものであ
る。
【0086】尚、本実施の形態においては、制御プログ
ラム202がCPU18を前記入力部と共に本発明の入
力手段として機能させるものであり、この制御プログラ
ム202がCPU18により実行される処理が本発明の
入力の手順に相当する。また、基本辞書12、ユーザ辞
書14は本発明の辞書を構成する。翻訳プログラム20
4が、CPU18を本発明の翻訳手段として機能させ、
翻訳プログラム204がCPU18に実行させる処理が
本発明の翻訳の手順に相当する。そして形態素解析プロ
グラム206が、CPU18を本発明の形態素解析手段
として機能させ、形態素解析プログラム206がCPU
18に実行させる処理が本発明の形態素解析の手順に相
当する。ユーザ辞書編集プログラム215がCPU18
を本発明の辞書編集手段として機能させ、ユーザ辞書編
集プログラム215がCPU18に実行させる処理が本
発明の辞書編集の手順に相当する。格情報格納プログラ
ム216がCPU18を本発明の格情報格納手段として
機能させ、格情報格納プログラム216がCPU18に
実行させる処理が本発明の格情報格納の手順に相当す
る。格指定プログラム217が、CPU18を本発明の
格情報指定手段として機能させ、格指定プログラム21
7が、CPU18に実行させる処理が本発明の格情報指
定の手順に相当する。格情報抽出プログラム218が、
CPU18を本発明の格情報抽出手段として機能させ、
格情報抽出プログラム218が、CPU18に実行させ
る処理が本発明の格情報抽出の手順に相当する。
【0087】なお、本実施の形態の機械翻訳装置1で
は、ROM20に機械翻訳処理プログラムであるプログ
ラム202から218が格納されて実行されるが、これ
らのプログラムは、CD−ROM、ハードディスク、フ
レキシブルディスク等の記録媒体に記録されて、汎用コ
ンピュータに読み取られて直接、或いは一旦RAMに記
憶されて実施することができる。この場合、機械翻訳処
理プログラムであるプログラム202から218が格納
されたCD−ROM、ハードディスク、フレキシブルデ
ィスク等の記録媒体及びRAMが本発明の機械翻訳処理
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に相当する。
【0088】以上、一の実施の形態に基づき本発明を説
明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の
改良変更が可能であることは容易に推察できるものであ
る。
【0089】例えば、英文が受け身文であるような場合
は、辞書情報で受動態であることを記述し、その値か
ら、日本語と英語の主語を逆にするなどの細かい文法の
設定が可能である。また、これは、日本語から英語に限
ったものではなく、英語から日本語でも、どの多言語間
であっても、述部が存在する以上、格支配情報は文章の
翻訳に威力を発揮する。このように、機械翻訳装置が利
用する格文法の知識が乏しくても、対応する第一言語文
と第二言語文の格要素を順番に示していくことにより、
細かい設定が可能になるので、ユーザの自由が広がり、
翻訳精度の向上と後編集の軽減が可能になる。
【0090】さらに、第一言語及び第二言語は、日本語
と英文に限られるものではなく、格支配情報により文が
構成される言語において適用可能である。
【0091】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明の機械翻訳装置では、原言語からなる第一
言語文を入力する入力手段と、見出し語と、前記見出し
語の品詞と、前記見出し語に対応する訳語と格支配情報
と文法情報とを格納した辞書と、前記辞書を用いて、前
記入力された第一言語文を目的言語としての第二言語文
に翻訳する翻訳手段と、前記辞書の見出し語と、前記見
出し語の品詞と、前記見出し語に対応する訳語と格支配
情報と文法情報とを編集する辞書編集手段とを備えたこ
とを特徴とするため、格支配情報を含めた辞書の編集が
可能になるという効果がある。そのため、ユーザの業務
に適した訳語ばかりでなく、より適切な格支配情報の編
集によって、より高精度な機械翻訳処理を行うことがで
きるという効果を奏する。
【0092】請求項2に係る発明の機械翻訳装置では、
請求項1に記載の機械翻訳装置の効果に加え、前記辞書
編集手段は、格を表す第一言語文の一部と、その第一言
語文に対応する第二言語文の格を表す一部とをそれぞれ
指定する格指定手段と、前記指定された部分から、格支
配情報を抽出する格情報抽出手段と、前記格指定手段に
より指定された前記第一言語文の一部の格と、対応する
前記第二言語の一部の格の関係を前記辞書の格支配情報
として格納する格情報格納手段とを有することを特徴と
するため、第一言語文及び第二言語文のそれぞれ格を表
す一部を指定するだけで、第一言語文及び第二言語文の
それぞれの部分の格を容易に指示することができるとい
う効果があり、かつ、このように選択した部分からそれ
ぞれの格文法上の格を判断してこれを抽出し、且つさら
にこれらの抽出した情報を辞書に格納しておくことがで
きるという効果がある。そのため、極めて容易で分かり
易い操作により、辞書の格支配情報を編集でき、より適
切な格支配情報により、より高精度な機械翻訳処理を行
うことができるという効果を奏する。
【0093】請求項3に係る機械翻訳装置では、請求項
2に記載の機械翻訳装置の効果に加え、前記格指定手段
は、前記第一言語文と前記第一言語文の対訳である前記
第二言語文とを対比して表示する対訳表示手段と、前記
対訳表示手段により表示された第一言語文と第二言語文
の対訳文のそれぞれから対応する訳の部分を選択する対
応訳選択手段とからなることを特徴とするため、第一言
語文と第二言語文を対比して表示するため第一言語文と
第二言語文の対応する部分が分かり易くなるという効果
がある。そして、その対比して表示された第一言語文と
第二言語文からそれぞれ文の一部を選択することで対応
する格を表す部分を指定でき、そのため、対応する格の
指定が容易にできるという効果を奏する。
【0094】請求項4に係る機械翻訳装置では、請求項
3に記載の機械翻訳装置の効果に加え、前記対応訳選択
手段は、日本語においては、格助詞を含めた文節を選択
するものであることを特徴とするため、文法に詳しくな
いユーザであっても、文節の末尾の格助詞を含めて選択
するだけで格の指定が容易にできるという効果がある。
【0095】請求項5に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、見
出し語と、前記見出し語の品詞と、前記見出し語に対応
する訳語と格支配情報と文法情報とを記憶手段に辞書と
して記憶したコンピュータに、原言語からなる第一言語
文を入力する入力の手順と、前記辞書を用いて、前記入
力された第一言語文を目的言語としての第二言語文に翻
訳する翻訳の手順と、前記辞書の見出し語と、前記見出
し語の品詞と、前記見出し語に対応する訳語と格支配情
報と文法情報とを編集する辞書編集の手順とを実行させ
ることを特徴とするため、コンピュータに、格支配情報
を含めた辞書の編集が可能な処理を実行させることがで
きるという効果がある。そのため、ユーザの業務に適し
た訳語ばかりでなく、より適切な格支配情報の編集によ
って、より高精度な機械翻訳処理を行うことができると
いう効果を奏する。
【0096】請求項6に係る発明の機械翻訳処理プログ
ラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体で
は、請求項5に記載の機械翻訳処理プログラムを記録し
たコンピュータ読みとり可能な記録媒体の効果に加え、
前記辞書編集の手順は、前記コンピュータに、格を表す
第一言語文の一部とその第一言語文に対応する第二言語
文の格を表す一部とをそれぞれ指定する格指定の手順
と、前記指定された部分から、格支配情報を抽出する格
情報抽出の手順と、前記格指定の手順により指定された
前記第一言語文の一部の格と、対応する前記第二言語の
一部の格の関係を前記辞書の格支配情報として格納する
格情報格納の手順とを実行させることを特徴とするた
め、前記コンピュータに、第一言語文及び第二言語文の
それぞれ格を表す一部を指定するだけで、第一言語文及
び第二言語文のそれぞれの部分の格を容易に指示するこ
とができるという効果があり、かつ、このように選択し
た部分からそれぞれの格文法上の格を判断してこれを抽
出し、且つさらにこれらの抽出した情報を辞書に格納し
ておくことができる処理を実行させることができるとい
う効果がある。そのため、極めて容易で分かり易い操作
により、辞書の格支配情報を編集でき、より適切な格支
配情報により、より高精度な機械翻訳処理を行うことが
できるという効果を奏する。
【0097】請求項7に係る発明の機械翻訳処理プログ
ラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体で
は、請求項6に記載の機械翻訳処理プログラムを記録し
たコンピュータ読みとり可能な記録媒体の効果に加え、
前記格指定の手順は、前記コンピュータに、前記第一言
語文と、前記第一言語文の対訳である前記第二言語文と
を対比して表示する対訳表示の手順と、前記対訳表示の
手順により表示された第一言語文と第二言語文の対訳文
のそれぞれから対応する訳の部分を選択する対応訳選択
の手順とを実行させることを特徴とするため、前記コン
ピュータに、第一言語文と第二言語文を対比して表示す
るため第一言語文と第二言語文の対応する部分を分かり
易くすることができるという効果がある。そして、その
対比して表示された第一言語文と第二言語文からそれぞ
れ文の一部を選択することで対応する格を表す部分を指
定できるように処理を実行させ、そのため、対応する格
の指定が容易にできるという効果を奏する。
【0098】請求項8に係る発明の機械翻訳処理プログ
ラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体で
は、請求項7に記載の機械翻訳処理プログラムを記録し
たコンピュータ読みとり可能な記録媒体の効果に加え、
前記対応訳選択の手順は、前記コンピュータに、日本語
においては、格助詞を含めた文節を選択する手順を実行
させるものであることを特徴とするため、前記コンピュ
ータに、文法に詳しくないユーザであっても、文節の末
尾の格助詞を含めて選択するだけで格の指定が容易にで
きるような処理を実行させることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の機械翻訳装置1の概略構成を示
すブロック図である。
【図2】基本辞書12のデータ構成の一例をあらわす模
式図である。
【図3】機械翻訳装置1において行われる翻訳、編集等
の処理の概略を示すフローチャートである。
【図4】図3のS200において実行されるユーザ辞書
編集処理の手順の流れを示すフローチャートである。
【図5】S560の訳語と格支配情報指定メニューの編
集画面を表す模式図である。
【図6】図5のの訳語と格支配情報指定メニューの編集
画面に英文と日本文とを入力した状態を表す模式図であ
る。
【図7】図6に示す画面において、格を表す部分を選択
した状態を示す模式図である。
【図8】図7に示す画面において、選択した格を表す部
分とは別の格を表す部分を選択した状態を示す模式図で
ある。
【図9】図10とともに、図4に示すフローチャートの
中のS560において実行される格情報指定メニューの
編集処理の手順を詳細に示すフローチャートである。
【図10】図9とともに、図4に示すフローチャートの
中のS560において実行される格情報指定メニューの
編集処理の手順を詳細に示すフローチャートである。
【図11】図9のS880で表示するエラー画面を示す
模式図である。
【図12】図3に示すフローチャート中のS160にお
いて実行され、入力文(日本語の原文)から出力文(英
語の訳文)に翻訳する翻訳処理の手順についてその流れ
を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 機械翻訳装置 2 入力部 4 外部記憶装置 6 表示部 7 表示制御部 8 印刷部 10 制御部 12 基本辞書 14 ユーザ辞書 18 CPU 20 R0M 22 RAM 24 入出力ポート 26 バスライン 202 制御プログラム 204 翻訳プログラム 206 形態素解析プログラム 208 構文解析プログラム 210 変換プログラム 212 生成プログラム 214 形態素生成プログラム 215 ユーザ辞書編集プログラム 216 格情報格納プログラム 217 格指定プログラム 218 格情報抽出プログラム 222 作業領域 224 原言語文記憶領域 226 訳文記憶領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原言語からなる第一言語文を入力する入
    力手段と、 見出し語と、前記見出し語の品詞と、前記見出し語に対
    応する訳語と格支配情報と文法情報とを格納した辞書
    と、 前記辞書を用いて、前記入力された第一言語文を目的言
    語としての第二言語文に翻訳する翻訳手段と、 前記辞書の見出し語と、前記見出し語の品詞と、前記見
    出し語に対応する訳語と格支配情報と文法情報とを編集
    する辞書編集手段とを備えたことを特徴とする機械翻訳
    装置。
  2. 【請求項2】 前記辞書編集手段は、 格を表す第一言語文の一部と、その第一言語文に対応す
    る第二言語文の格を表す一部とをそれぞれ指定する格指
    定手段と、 前記指定された部分から、格支配情報を抽出する格情報
    抽出手段と、 前記格指定手段により指定された前記第一言語文の一部
    の格と、対応する前記第二言語の一部の格の関係を前記
    辞書の格支配情報として格納する格情報格納手段と、を
    有することを特徴とする請求項1に記載の機械翻訳装
    置。
  3. 【請求項3】 前記格指定手段は、前記第一言語文と前
    記第一言語文の対訳である前記第二言語文とを対比して
    表示する対訳表示手段と、 前記対訳表示手段により表示された第一言語文と第二言
    語文の対訳文のそれぞれから対応する訳の部分を選択す
    る対応訳選択手段とからなることを特徴とする請求項2
    に記載の機械翻訳装置。
  4. 【請求項4】 前記対応訳選択手段は、日本語において
    は、格助詞を含めた文節を選択するものであることを特
    徴とする請求項3に記載の機械翻訳装置。
  5. 【請求項5】 見出し語と、前記見出し語の品詞と、前
    記見出し語に対応する訳語と格支配情報と文法情報とを
    記憶手段に辞書として記憶したコンピュータに、 原言語からなる第一言語文を入力する入力の手順と、 前記辞書を用いて、前記入力された第一言語文を目的言
    語としての第二言語文に翻訳する翻訳の手順と、 前記辞書の見出し語と、前記見出し語の品詞と、前記見
    出し語に対応する訳語と格支配情報と文法情報とを編集
    する辞書編集の手順とを実行させることを特徴とした機
    械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読みとり
    可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記辞書編集の手順は、 前記コンピュータに、 格を表す第一言語文の一部とその第一言語文に対応する
    第二言語文の格を表す一部とをそれぞれ指定する格指定
    の手順と、 前記指定された部分から、格支配情報を抽出する格情報
    抽出の手順と、 前記格指定の手順により指定された前記第一言語文の一
    部の格と、対応する前記第二言語の一部の格の関係を前
    記辞書の格支配情報として格納する格情報格納の手順と
    を実行させることを特徴とする請求項5に記載の機械翻
    訳処理プログラムを記録したコンピュータ読みとり可能
    な記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記格指定の手順は、 前記コンピュータに、 前記第一言語文と、前記第一言語文の対訳である前記第
    二言語文とを対比して表示する対訳表示の手順と、 前記対訳表示の手順により表示された第一言語文と第二
    言語文の対訳文のそれぞれから対応する訳の部分を選択
    する対応訳選択の手順とを実行させることを特徴とする
    請求項6に記載の機械翻訳処理プログラムを記録したコ
    ンピュータ読みとり可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記対応訳選択の手順は、 前記コンピュータに、 日本語においては、格助詞を含めた文節を選択する手順
    を実行させるものであることを特徴とする請求項7に記
    載の機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読
    みとり可能な記録媒体。
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Cited By (2)

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CN112632212B (zh) * 2019-10-08 2024-03-15 腾讯科技(深圳)有限公司 一种待翻译词条的更新方法、装置、设备和介质

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