JPH11259480A - 文書作成装置、文書作成方法および文書作成プログラムを記憶した媒体 - Google Patents

文書作成装置、文書作成方法および文書作成プログラムを記憶した媒体

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JPH11259480A
JPH11259480A JP10054658A JP5465898A JPH11259480A JP H11259480 A JPH11259480 A JP H11259480A JP 10054658 A JP10054658 A JP 10054658A JP 5465898 A JP5465898 A JP 5465898A JP H11259480 A JPH11259480 A JP H11259480A
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word
phrase
combining
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JP10054658A
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English (en)
Inventor
Seigo Okumura
成吾 奥村
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な文型の文や語句を入力するのみで、複
雑な構文の文章を作成することができる文章作成装置を
提供する。 【解決手段】 文章の本文を入力中に、本文と切り離し
て修飾フレーズの入力を許可する。そして、この別々に
入力された本文と修飾フレーズの構文を解析して文法的
に被修飾可能な候補語句(単語,句,節)を本文中から
複数抽出し、修飾フレーズの記述内容ともっともよく適
合する候補語句を被修飾語句として決定する。被修飾語
句が決定されると、この被修飾語句を修飾するために最
適の挿入位置と活用語の変化型などを決定して修飾フレ
ーズを本文中に挿入する。これにより、ユーザはフレー
ズ順や文法的な変化などを全く考慮せずに本文と修飾フ
レーズを入力すれば、装置が自動的に正しい文章に結合
してくれるため、思考を妨げられることなく文章を入力
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容易な短文入力
で複雑な構文の文章を作成することができる文書作成装
置、文書作成方法および文書作成プログラムを記憶した
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】文章は、意味的・文法的な誤りがければ
最低限その機能を果たすことができるが、文章を作成す
る者は、できる限り読みやすい文章、理解しやすい文
章、格調のある構文の文章を作成したいものである。
【0003】文章を作成する場合、主語、動詞、目的語
(述語)程度からなる単純な(単文)は、思考を妨げず
にスピーディに入力することができるが、上記のより良
い文章の条件を満たすことができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来は、文
章を入力しているときに修飾フレーズを思いついたと
き、その修飾フレーズを入力する場所を入力中でない場
合には、別の場所に書き留めておいたり、そのフレーズ
が修飾する被修飾語句を入力するまで記憶しておく必要
があり、自然な流れの思考の妨げになっていた。また、
文を入力したのちに、修飾語句を思いついた場合には、
その語句を挿入する場所に戻って書き込む必要があった
ため、面倒であった。
【0005】また、修飾語句を文中に挿入する場合、そ
の挿入位置にあった形に文を変形して入力する必要があ
り、文法を配慮するために文の内容の思考が妨げられる
という問題点があった。
【0006】この発明は、単純な文型の文や語句を入力
するのみで、複雑な構文の文章を作成することができる
文書作成装置、文書作成方法および文書作成プログラム
を記憶した媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、第1の語句および第2の語句を入力する入力手段
と、前記第1の語句および第2の語句の文法的関係およ
び内容的関係を解析して結合態様を決定する解析手段
と、解析手段が決定した結合態様に基づいて第1の語句
と第2の語句とを結合する結合手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0008】この出願の請求項2の発明は、請求項1の
発明において、前記解析手段は、文法的に結合可能な複
数の態様を候補として選出する候補選出手段と、内容的
に最適な候補を結合態様として決定する態様決定手段
と、を含むことを特徴とする。
【0009】この出願の請求項3の発明は、請求項2の
発明において、前記態様決定手段は、第2の語句がどの
分野の内容を記述したものであるかを判断する手段と、
この記述内容に対応する被修飾語句を第1の語句から検
索する手段と、を含み、前記結合手段は、該被修飾語句
を修飾する態様で第2の語句を第1の語句に挿入する手
段であることを特徴とする。
【0010】この出願の請求項4の発明は、請求項2の
発明において、前記態様決定手段は、修飾語句と被修飾
語句の組み合わせパターンを記憶する手段と、第2の語
句を修飾語句としたときに前記組み合わせパターンに当
てはまる被修飾語句を第1の語句から検索する手段と、
を含み、前記結合手段は、該被修飾語句を修飾する態様
で第2の語句を第1の語句に挿入する手段であることを
特徴とする。
【0011】この出願の請求項5の発明は、請求項1〜
請求項4の発明において、第1の語句と第2の語句とを
結合したのち、修飾語句となった第2の語句および第1
の語句中の被修飾語句を他の語句と異なる表示態様で表
示する手段を備えたことを特徴とする。
【0012】この出願の請求項6の発明は、第1の語句
および第2の語句を入力する入力ステップと、前記第1
の語句および第2の語句の文法的関係および内容的関係
を解析して結合態様を決定する解析ステップと、この結
合態様に基づいて第1の語句と第2の語句とを結合する
結合ステップと、を有することを特徴とする。
【0013】この出願の請求項7の発明は、請求項6の
発明において、前記解析ステップは、文法的に結合可能
な複数の態様を候補として選出し、内容的に最適な候補
を結合態様として決定する処理を含むことを特徴とす
る。
【0014】この出願の請求項8の発明は、請求項7の
発明において、前記態様決定ステップは、第2の語句が
どの分野の内容を記述したものであるかを判断し、この
記述内容に対応する被修飾語句を第1の語句から検索す
る処理を含み、前記結合ステップは、該被修飾語句を修
飾する態様で第2の語句を第1の語句に挿入するステッ
プであることを特徴とする。
【0015】この出願の請求項9の発明は、請求項7の
発明において、前記態様決定手段は、修飾語句と被修飾
語句の組み合わせパターンを記憶し、第2の語句を修飾
語句としたときに前記組み合わせパターンに当てはまる
被修飾語句を第1の語句から検索する処理を含み、前記
結合手段は、該被修飾語句を修飾する態様で第2の語句
を第1の語句に挿入するステップであることを特徴とす
る。
【0016】この出願の請求項10の発明は、請求項6
〜請求項9の発明において、第1の語句と第2の語句と
を結合したのち、修飾語句となった第2の語句および第
1の語句中の被修飾語句を他の語句と異なる表示態様で
表示するステップを有することを特徴とする。
【0017】この出願の請求項11の発明は、第1の語
句および第2の語句を入力する入力ステップ、前記第1
の語句および第2の語句の文法的関係および内容的関係
を解析して結合態様を決定する解析ステップ、この結合
態様に基づいて第1の語句と第2の語句とを結合する結
合ステップからなる文書作成処理プログラムを記憶した
ことを特徴とする。
【0018】この出願の請求項12の発明は、請求項1
1の発明において、前記解析ステップに、文法的に結合
可能な複数の態様を候補として選出し、内容的に最適な
候補を結合態様として決定する処理を含む文書作成処理
プログラムを記憶したことを特徴とする。
【0019】この発明は、入力された第1の語句と第2
の語句を文法的、内容的に適当な関係で結合する。第1
の語句を入力中の文、第2の語句を思いついた修飾フレ
ーズであるとすると、第1の語句中から文法的に被修飾
語句となり得る候補を選出し、このなかから、内容的に
最適なものを被修飾語句として決定する。結合態様とし
ては、この被修飾語句の決定のほか結合位置、活用語の
変形、関係詞,前置詞の付与およびこれに伴う語順の変
化などがあり、これらを最適なものにして両語句を結合
する。また、被修飾語句は1語の単語(word)でも
よく句(phrase)や節(clause)でもよ
い。
【0020】そして内容的に最適な結合態様を決定する
手段としては、第2の語句の記述分野を判断し、この分
野に対応する被修飾語句を第1の語句から検索して同じ
分野の語句動詞を結合することでユーザの意図どおりの
結合を可能にした。また、既存の修飾語句と被修飾語句
の組み合わせパターンに照らして被修飾語句を決定する
ことで通常の言い回しに合わせた自然な結合を可能にし
た。
【0021】また、第1の語句と第2の語句を結合した
のち、修飾語句である第2の語句と第1の語句中の被修
飾語句を他の語句と異なる態様で表示することにより、
結合関係が視覚的に判りやすく、その結合の可否の判断
を的確にすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態である文書作成装置について説明する。この文書作成
装置は、英文を処理する装置であり、ユーザが入力した
英文を蓄積保存するのみでなく、ユーザが入力した文や
語句を文法的・意味的に分析して結合する文書作成支援
機能を有している。
【0023】図1は、同文章作成装置の機能ブロック図
である。入力部1はキーボードやマウスなどの入力デバ
イスを含み、ユーザが文やフレーズなどの語句を入力す
る機能部である。ここで、文とは作成している文章のス
トーリーを構成する本文であり、この発明の第1の語句
に対応している。フレーズとは文を修飾するための語句
であり、この発明の第2の語句に対応している。ただ
し、この実施形態におけるフレーズは英文法上のphr
aseに限定されず、本文を修飾するものであれば節
(clause)や単語(word)も含むものとす
る。保管部2はユーザが入力した文やフレーズを確定す
るまで保管する機能部である。
【0024】編集部3は、保管部2に保管されている文
やフレーズを読み込み、ユーザに対してこれを表示する
とともに結合部4に送ってこれらを結合させる。結合部
4は、構文解析部4a,修飾位置決定部4b,修飾結合
部4cを有し、文とフレーズの結合処理を実行する。構
文解析部4aは、文とフレーズを文法的に解析し、フレ
ーズが文法的に修飾可能な文中の単語,句,節(候補語
句)を割り出す。修飾位置決定部4bは、割り出された
候補語句とフレーズとの意味的な関係を解析し、意味的
に最適な候補語句を被修飾語句として決定する。そし
て、修飾結合部4cは、決定された被修飾語句とフレー
ズとを実際に結合する。結合に際してはフレーズを必要
に応じて変形したり、前置詞や関係詞を付加したりする
加工を併せて行う。文とフレーズは、別々に入力される
が、分離せずに連続して入力された場合には、前記構文
解析部4aがこれらを分離する。
【0025】入力された文に対してフレーズが結合され
た結合文は編集部3に返される。編集部3はこの結合文
を表示するとともに保管部2に確定するまで保管する。
ユーザが確定操作(returnキーのオンなど)を行
った場合にはこれを出力部5に出力してアプリケーショ
ンプログラムなどにこれを転送する。一方、ユーザが結
合結果を確定しない操作を行った場合には、条件を変更
して再度結合処理をやり直す、結合を中止して文とフレ
ーズをそのまま保管するなどの処理を行う。
【0026】以下、図面を参照して結合部4の動作を詳
細に説明する。図2は前記構文解析部4aが行う構文解
析を説明する図である。同図は、「This is a
pen which he gave me yes
terday.」という文の解析結果を解析木の形状に
グラフィカルに示したものである。同図において、単語
が表示されている箱は、各単語の属性記憶エリアを示し
ている。単語の属性としては、品詞,意味的な属性,他
の単語との関係などである。なお、他の単語との関係は
同図において矢印で示したものである。ここで、矢印に
ついて説明する。矢印の機能には2種類あり、その1は
S,V,O,C,などの文法的属性を示すものであり、
VからS,O,Cに対して形成されている矢印がこれで
ある。その2は修飾関係を示す矢印であり、同図におい
てwhichからpenに向けて形成されている矢印や
yesterdayからgaveに向けて形成されてい
る矢印がこれにあたる。
【0027】構文解析部4aは、結合する文およびフレ
ーズの両方について上記構文解析を行ったのち、文中の
単語,句,節で文法的に被修飾語句となり得る候補語句
を割り出す。図2のなかではpenが候補語句となる。
【0028】修飾位置決定部4bは、候補語句のなかか
ら意味的に最適なものを割り出し、それを被修飾語句と
して決定する。この割出処理には評価値テーブルが使用
される。
【0029】図3、図4は評価値テーブルおよび被修飾
語句選出の方式を説明する図である。図3において、評
価値テーブルは、入力され得る全ての単語について分野
b1〜bn毎の評価値を記憶したテーブルである。分野
b1〜bnは、たとえば、技術,医療,経済,文芸など
入力される文のジャンルを示すものであり、評価値はそ
の単語が各分野においてどの程度の重要性を持っている
かを示す値である。すなわち、評価値が大きい単語はそ
の分野の文章中で多くの修飾語句を伴う可能性があるこ
とを示している。ここで、候補語句が単語の場合、その
候補語句の各分野の評価値はその単語に対応する評価値
そのものであるが、候補語句が句,節など複数の単語か
らなる場合、その候補語句を構成する複数の単語に対応
する評価値の相加平均をその候補語句の評価値とする。
【0030】図4(A)において、修飾語句であるフレ
ーズS0および修飾される文Sの構造解析の結果が同図
のようであり、単語S1〜S3および句S4,S5およ
び節S6が候補語句として割り出されたとする。フレー
ズS0の評価値は、図示のように5個の単語S0−1〜
S0−5の単語の評価値の相加平均が評価値であり、こ
の評価値が各分野b1〜bnについて求められる。この
n個の評価値のうち最大値となった分野をこのフレーズ
の分野であるとする。すなわち、このフレーズはこの分
野について言及したものであると判定する。
【0031】次に、候補語句S1〜S6の上記分野にお
ける評価値を算出する。S1〜S3は単語であるため、
その単語の上記分野における評価値がそのまま評価値と
なる。そして、候補語句S4〜S6はそれを構成する単
語の上記分野における評価値の相加平均がその候補語句
の評価値となる。このようにして求められたS1〜S6
の評価値のうち最大値の候補語句が被修飾語句として決
定される。
【0032】なお、評価値のみで被修飾語句を決定した
のでは誤判定が生じやすいため、評価値が所定以上のも
のを第2次候補として再選出し、この第2次候補のなか
から他のルールに基づいて被修飾語句を決定してもよ
い。
【0033】他のルールとしては、例えば、入力された
語順または前記解析木においてフレーズとの距離が近い
候補語句を被修飾語句として決定するものなどを採用す
ることができる。
【0034】そして、修飾結合部4cは、被修飾語句が
決定されたときに、その被修飾語句を修飾するために最
適な形にフレーズを加工する。すなわち、単数・複数の
考慮、時制の考慮、語順の変形、前置詞・関係詞の挿入
などの加工を行う。そして、フレーズを文章中に挿入し
て結合する。
【0035】以上説明した文書作成装置は、パーソナル
コンピュータ上でアプリケーションプログラム(英文ワ
ープロソフト)を動作させることによって実現される場
合が多い。以下、上記文書作成装置をパーソナルコンピ
ュータで実現した実施形態について説明する。図5は、
上記パーソナルコンピュータのハード構成図である。パ
ーソナルコンピュータ本体20は、CPUやメモリを搭
載したメインボード21と内蔵の周辺機器であるハード
ディスク22、CD−ROMドライブ23、フロッピィ
ディスクドライブ24、モデム25などで構成される。
また、このパーソナルコンピュータ本体20には、モニ
タ30、キーボード31、マウス32などが接続されて
いる。上記文書作成装置の機能を実行するための動作プ
ログラムは、通常はハードディスク22に記憶されてお
り、その処理動作を実行するときメインボード21のR
AM21aに読み込まれる。また、この動作プログラム
は、CD−ROMドライブ23にセットされるCD−R
OM33やフロッピィディスクドライブ24にセットさ
れるフロッピィディスク34などによって供給され、ハ
ードディスク22にインストールされる。また、モデム
25を介して接続されるサーバコンピュータ40からこ
の動作プログラムをダウンロードするようにしてもよ
い。
【0036】図6は、上記RAM21aのメモリ領域を
示す図である。パーソナルコンピュータが起動され、上
記文書作成装置のアプリケーションプログラムが起動さ
れると、RAM21aには、システムプログラム記憶領
域210およびアプリケーションプログラム記憶領域2
11が確保される。アプリケーションプログラム記憶領
域211には、作業領域として文・フレーズ一時保管エ
リア212および確定文章記憶エリア213が確保され
る。キーボード31から入力された文やフレーズは文・
フレーズ一時保管エリア212に一時記憶され、上記フ
レーズの結合などの処理を経てユーザが確定操作を行う
と確定文章記憶エリア213に転送される。
【0037】図7,図8のフローチャートおよび図9の
モニタ表示例を参照して上記パーソナルコンピュータの
文書作成動作を説明する。ユーザがキーボード31を操
作して文を入力する(s1)。入力された文は図9
(A)のようにモニタ30の入力ウィンドウに表示され
る。ここで■はカーソルを示している。次に、ユーザが
キーボード31を操作してフレーズを入力する(s
2)。入力されたフレーズは、図9(B)のようにモニ
タ30上に文に続けて表示される。
【0038】文とフレーズの入力を続けて行う場合、ユ
ーザがフレーズの入力を開始する旨の何らかの操作を行
うようにすれば、図9(B)のように▼のマーカをモニ
タ30の入力ウィンドウに表示させることができる。ま
た、ユーザがフレーズの入力を開始する旨の操作を行わ
ずに直接フレーズを入力した場合でも、アプリケーショ
ンプログラムの図1の構文解析部4aに対応する機能が
文とフレーズを識別分離することができる。
【0039】そして、ユーザがフレーズを結合する旨の
操作を行うと、結合処理を実行する(s3)。この結合
処理ののち結合した結果をモニタ30の入力ウィンドウ
に表示する(s4)。この表示態様は、図9(C)に示
すようなものであり、挿入されたフレーズ(small
and medium sized)と選択された被
修飾語句(self governing bodie
s)が下線や色変など表示態様を変えて表示され、どれ
がフレーズでどの語句を修飾しているかが判りやすく表
示される。
【0040】ユーザはこの表示を見て意図した意味関係
でフレーズが挿入されている場合には確定操作を行い
(s5)、この結合文を確定文章記憶エリアに出力する
(s6)。ユーザが確定操作以外の操作(やり直し操
作、中止操作)などを行った場合には、対応する操作を
実行する。ユーザがやり直し操作を行った場合には結合
条件を変更して(s7)、結合処理をやり直し(s
3)、この結果を再度モニタ30に表示する(s4)。
また、ユーザが中止操作を行った場合には、結合処理を
中止し、フレーズをフレーズリストに転送して(s8)
リターンする。フレーズリストは図9(D)に示すよう
に入力されたが使用されていないフレーズをリスト表示
する、入力ウィンドウとは別のウィンドウである。この
フレーズリストに表示されているフレーズは文・フレー
ズ一時保管エリア212に記憶されたまま保持される。
このとき、モニタ30の入力ウィンドウの表示は、図9
(A)の表示に戻る。ここで、ユーザが確定操作を実行
すれば、フレーズ結合処理を実行せずにこの文をそのま
ま確定文章記憶エリアに転送する。
【0041】なお、上記動作ではフレーズがフレーズリ
ストに転送されるのは結合処理を中止したときのみであ
るが、フレーズを入力したとき転送操作を行うことによ
って結合処理を実行せずにフレーズをフレーズリストに
転送できるようにしてもよい。
【0042】また、上記結合処理では、被修飾語句をプ
ログラムが自動選択してフレーズを結合し、その結果を
ユーザが確認して確定するようにしているが、結合処理
を実行する前に、ユーザが被修飾語句を指定し、プログ
ラムはその語句に対する文法的な結合処理(修飾結合部
4cの機能)のみを実行するようにしてもよい。
【0043】図8は、上記結合処理動作を示すフローチ
ャートである。まず、フレーズの構文を解析するととも
に(s11)、入力中の文の構文を解析する(s1
2)。この解析処理は図1の構文解析部4aにおいて説
明した処理であり、フレーズや文の構造を図2,図4に
示すような解析木に分解する処理である。こののち、修
飾語句であるフレーズの先頭の属性を判断する(s1
3)。先頭の属性とは、フレーズの先頭単語の品詞やそ
の単語が伴うべき目的語の有無などである。この属性に
基づいてフレーズを修飾型,欠落型,完結型の3種類に
分類する。
【0044】ここで、修飾型とはそのまま修飾語句とし
て使用できるフレーズである。ここで、「そのまま」と
は、活用形や時制を変更することがあっても構文を変更
することがないことを意味する。フレーズが単独の単語
の場合、形容詞,副詞,所有格などであり、複数の単語
からなるフレーズの場合、先頭に前置詞や関係詞などが
ついているものである。また、欠落型とは、前置詞や動
詞の目的語が欠落しているものである。また、完結型と
は、上記修飾型や欠落型でないものである。
【0045】修飾型の場合にはユーザによる被修飾語句
(位置)の指定があるかないかを判断し(s21)、あ
る場合にはその指示に従ってフレーズを結合して結合文
を作成する(s24)。ユーザによる被修飾語句の指定
がない場合には評価値テーブルを用いてフレーズと関連
のある語句を検索し(s22)、これに基づいてフレー
ズ挿入位置を決定する(s23)。そしてこの挿入位置
にフレーズを挿入して結合文を構成する(s24)。な
お、s23において、複数の挿入位置の候補を尤度順に
並べてユーザに選択させるようにしてもよい。
【0046】また、欠落型の場合には、欠落している目
的語として入力中の文を用いればよいため、フレーズと
文の関係を逆にして(s31)s13に戻る。
【0047】また、完結型の場合には関係詞を用いて文
とフレーズを結合することができるかを判断し(s4
1)、関係詞で文とフレーズを結合することができる場
合にはフレーズを関係詞文に加工したのち(s42)、
s24に進む。また、関係詞を用いて文とフレーズを結
合できない場合には前置詞などの別の機能の品詞を選択
し(s43)、s21に進む。
【0048】なお、上記実施形態において、被修飾語句
の決定を評価値によって行っているが、修飾語句と被修
飾語句の具体的な組み合わせを予め多数記憶しておき、
文とフレーズが入力されたとき、文中の語句でフレーズ
との関係が上記組み合わせに当てはまるものを選択して
それを被修飾語句として決定してもよい。具体的な組み
合わせとは、たとえば、「色を表す形容詞」→「具体的
な物の名詞」などの特徴でグループ化した語句の組み合
わせでもよく、「blue」→「sky」、「red」
→「rose」など個別の語句(単語)の組み合わせで
あってもよい。また、上記結合処理は連続して入力され
た文とフレーズについて行うようになっているが、先に
入力されフレーズリストに登録されているフレーズを読
み出して入力された文に結合するようにしてもよい。
【0049】なお、上記実施形態は英文を処理する文書
作成装置について説明したが、処理する言語は英語に限
らずどのような言語であってもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、第1の
語句と第2の語句を文法的・内容的に適当な態様で結合
することにより、ユーザが入力場所や文型を考慮せずに
入力した修飾フレーズを本文中の適切な位置に正しい文
型で挿入することができ、単純な文型で文章を入力して
も、読みやすい格調のある構文の文章を自動的に作成す
ることができ、ユーザは思考を妨げられることなく文章
の入力が可能になる。
【0051】また、この発明によれば、第2の語句の記
述分野を判断し、この分野に対応する被修飾語句を第1
の語句から検索して同じ分野の語句動詞を結合すること
により、ユーザの意図どおりの結合が可能になる。ま
た、この発明によれば、既存の修飾語句と被修飾語句の
組み合わせパターンに照らして被修飾語句を決定するこ
とで通常の言い回しに合わせた自然な結合が可能にな
る。
【0052】さらに、この発明によれば、第1の語句と
第2の語句を結合したのち、修飾語句である第2の語句
と第1の語句中の被修飾語句を他の語句と異なる態様で
表示することにより、結合関係が視覚的に判りやすく、
その結合の可否の判断を的確にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である文書作成装置の機能
ブロック図
【図2】同文書作成装置の構文解析機能を説明する図
【図3】同文書作成装置の評価値テーブルを示す図
【図4】同文書作成装置の修飾位置決定機能を説明する
【図5】パーソナルコンピュータのブロック図
【図6】同パーソナルコンピュータのRAMの領域を示
す図
【図7】同パーソナルコンピュータの動作を示すフロー
チャート
【図8】同パーソナルコンピュータの動作を示すフロー
チャート
【図9】同パーソナルコンピュータのモニタの表示例を
示す図
【符号の説明】
1…入力部、2…保管部、3…編集部、4…結合部、4
a…構文解析部、4b…修飾位置決定部、4c…修飾結
合部、5…出力部、21…メインボード、21a…RA
M、22…ハードディスクドライブ、23…CD−RO
Mドライブ、24…フロッピィディスクドライブ、30
…モニタ、31…キーボード、33…CD−ROM、3
4…フロッピィディスク

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の語句および第2の語句を入力する
    入力手段と、 前記第1の語句および第2の語句の文法的関係および内
    容的関係を解析して結合態様を決定する解析手段と、 解析手段が決定した結合態様に基づいて第1の語句と第
    2の語句とを結合する結合手段と、 を備えたことを特徴とする文書作成装置。
  2. 【請求項2】 前記解析手段は、文法的に結合可能な複
    数の態様を候補として選出する候補選出手段と、内容的
    に最適な候補を結合態様として決定する態様決定手段
    と、を含む請求項1に記載の文書作成装置。
  3. 【請求項3】 前記態様決定手段は、第2の語句がどの
    分野の内容を記述したものであるかを判断する手段と、
    この記述内容に対応する被修飾語句を第1の語句から検
    索する手段と、を含み、 前記結合手段は、該被修飾語句を修飾する態様で第2の
    語句を第1の語句に挿入する手段である請求項2に記載
    の文書作成装置。
  4. 【請求項4】 前記態様決定手段は、修飾語句と被修飾
    語句の組み合わせパターンを記憶する手段と、第2の語
    句を修飾語句としたときに前記組み合わせパターンに当
    てはまる被修飾語句を第1の語句から検索する手段と、
    を含み、 前記結合手段は、該被修飾語句を修飾する態様で第2の
    語句を第1の語句に挿入する手段である請求項2に記載
    の文書作成装置。
  5. 【請求項5】 第1の語句と第2の語句とを結合したの
    ち、修飾語句となった第2の語句および第1の語句中の
    被修飾語句を他の語句と異なる表示態様で表示する手段
    を備えた請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の文
    書作成装置。
  6. 【請求項6】 第1の語句および第2の語句を入力する
    入力ステップと、 前記第1の語句および第2の語句の文法的関係および内
    容的関係を解析して結合態様を決定する解析ステップ
    と、 この結合態様に基づいて第1の語句と第2の語句とを結
    合する結合ステップと、 を有することを特徴とする文書作成方法。
  7. 【請求項7】 前記解析ステップは、文法的に結合可能
    な複数の態様を候補として選出し、内容的に最適な候補
    を結合態様として決定する処理を含む請求項6に記載の
    文書作成方法。
  8. 【請求項8】 前記態様決定ステップは、第2の語句が
    どの分野の内容を記述したものであるかを判断し、この
    記述内容に対応する被修飾語句を第1の語句から検索す
    る処理を含み、 前記結合ステップは、該被修飾語句を修飾する態様で第
    2の語句を第1の語句に挿入するステップである請求項
    7に記載の文書作成方法。
  9. 【請求項9】 前記態様決定手段は、修飾語句と被修飾
    語句の組み合わせパターンを記憶し、第2の語句を修飾
    語句としたときに前記組み合わせパターンに当てはまる
    被修飾語句を第1の語句から検索する処理を含み、 前記結合手段は、該被修飾語句を修飾する態様で第2の
    語句を第1の語句に挿入するステップである請求項7に
    記載の文書作成方法。
  10. 【請求項10】 第1の語句と第2の語句とを結合した
    のち、修飾語句となった第2の語句および第1の語句中
    の被修飾語句を他の語句と異なる表示態様で表示するス
    テップを有する請求項6ないし請求項9のいずれかに記
    載の文書作成方法。
  11. 【請求項11】 第1の語句および第2の語句を入力す
    る入力ステップ、前記第1の語句および第2の語句の文
    法的関係および内容的関係を解析して結合態様を決定す
    る解析ステップ、この結合態様に基づいて第1の語句と
    第2の語句とを結合する結合ステップからなる文書作成
    処理プログラムを記憶した媒体。
  12. 【請求項12】 前記解析ステップに、文法的に結合可
    能な複数の態様を候補として選出し、内容的に最適な候
    補を結合態様として決定する処理を含む文書作成処理プ
    ログラムを記憶した請求項11に記載の文書作成プログ
    ラムを記憶した媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012053634A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Fujifilm Corp 文書作成支援装置、文書作成支援方法、並びに文書作成支援プログラム
JP2013054415A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Yahoo Japan Corp 記事挿入位置提示装置、記事挿入位置提示方法及び記事挿入位置提示システム

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