図1は、この発明に係る電子音楽装置を含んでなるリモート制御システムの全体構成の一実施例を示すシステムブロック図である。勿論、リモート制御システムとしては図1に示す以外のハードウェアを有する場合もあるが、ここでは必要最小限の資源を用いた場合について説明する。なお、この明細書では、電子音楽装置DMが具備するディスプレイ7A上に表示する音楽ソフトウェアリモート制御用の画面を「ディスプレイ表示」と呼び、外部機器Xが具備するディスプレイ7A上に起動中の音楽ソフトウェア毎に表示する音楽ソフトウェア制御用の画面を「制御ウィンドウ」と呼んで便宜的に区別する。
この実施例に示すリモート制御システムは、電子音楽装置DMと外部機器Xとに大きく分けることができる。電子音楽装置DMは、例えば複数のチャンネルで楽音(例えばオーディオデータ)の同時発生が可能なシンセサイザや電子ピアノ等の電子楽器、あるいは複数チャンネルの楽音をミキシングするミキサや楽音に効果を付与するエフェクタ等の音響装置である。他方、上記電子音楽装置DMと有線あるいは無線の通信ラインを介して接続される外部機器Xは、各種の音楽ソフトウェアプログラムを記憶してなり、該記憶した音楽ソフトウェアの動作に従って楽音信号や制御パラメータあるいは演奏データ等を発生可能な、例えばパーソナルコンピュータなどの装置である。音楽ソフトウェアとしては、例えばシンセサイザ機能を実現するもの(所謂ソフトウェア音源)、ミキサ機能やエフェクタ機能等を実現するもの、あるいはシーケンサー機能を実現するものなど、多種多様な機能を実現するものがある。以下では、説明を理解しやすくするために、電子音楽装置DMとして内蔵音源を有するシンセサイザ、外部機器Xとしてシンセサイザ機能を実現する音楽ソフトウェアを有するパーソナルコンピュータを用いた場合を例に説明する。なお、外部機器Xはコンピュータに限らず、専用のハードウェアを用いて構成したものであってよい。
図1に示すように、上記電子音楽装置DMにおいて、演奏操作取得手段Bは自機の演奏操作子が操作されることに応じて、該操作された演奏操作子に対応付けられた演奏操作イベント(例えば、MIDIのノートオン/オフイベント等)を取得し、該取得した演奏操作イベントを楽音処理手段A(内蔵音源)に送る。楽音処理手段Aは、取得した演奏操作イベントに基づきオーディオデータなどの楽音信号を生成し、該生成した楽音信号を元にアンプやスピーカなどを含むサウンドシステム(図示せず)から楽音を発音する。すなわち、本発明に係る電子音楽装置DMは、ユーザによる例えば押鍵操作などの所定の演奏操作子の操作に応じて発生される演奏データ(例えばMIDIデータ等)に基づき楽音を発音する。また、楽音処理手段Aは、生成した楽音信号をミキシング手段Mに送る。ミキシング手段Mは、楽音処理手段Aから送られた楽音信号と、該電子音楽装置DMと接続された外部機器Xから取得した楽音信号(オーディオデータ)とをミキシングし、該ミキシング後の楽音をサウンドシステムから発音することができるようにもなっている。
外部機器Xから楽音信号を取得して電子音楽装置DM側でこれを利用する場合(例えば上記ミキシング等)、演奏者は電子音楽装置DMから外部機器X(詳しくは音楽ソフトウェア)をリモート制御して、所望の楽音信号を外部機器Xに出力させることができる。その場合、まず演奏者は電子音楽装置DMにおいて、多数ある設定操作子のうちのいくつかを外部機器Xを制御する制御操作子に予め割り当てる。一方で、演奏者は外部機器Xにおいて、所望の楽音信号を生成し得るシンセサイザ機能を実現する音楽ソフトウェアOを起動する。外部機器Xは音楽ソフトウェアOが起動されると、該起動された音楽ソフトウェアO用の「制御ウィンドウ」(後述する図2参照)の表示制御を行うための「ウィンドウ情報」の更新指示を、当該外部機器X(コンピュータ)全体の動作を管理するOS(オペレーティングシステム)内に含まれるウィンドウシステムWに対して送る。このOSのウィンドウシステムWは該外部機器Xが具備するディスプレイ上に表示する全てのウィンドウ(画面表示)に関する表示制御を行うソフトウェアプログラムであって、前記「ウィンドウ情報」の更新指示を受信した場合には、該起動された音楽ソフトウェアOを制御するために使用される「制御ウィンドウ」の表示制御を行う。なお、複数の音楽ソフトウェアOが起動された場合には(あるいは1の音楽ソフトウェアであっても異なる機能が起動された場合)、それに応じて複数の各機能に対応した「制御ウィンドウ」がディスプレイ上に表示されることは言うまでもない。
ここで、音楽ソフトウェアOの起動に応じて外部機器Xのディスプレイ上に自動的に表示される、該起動された音楽ソフトウェアOを制御するために使用される「制御ウィンドウ」の一表示例を図2に示す。図2は、「制御ウィンドウ」の一実施例を示す概念図である。
図2に示す「制御ウィンドウ」WDは、シンセサイザ機能を実現する音楽ソフトウェアOが起動されている場合に、該音楽ソフトウェアからの「ウィンドウ情報」の更新指示に従って表示される多種多様な「制御ウィンドウ」の中の一つであって、ここでは周波数帯域毎のゲイン制御を行うノブを模した多数の操作子画像P1〜P8を含んでなる画面を表示した例を示している。また、この例では、操作子画像P1〜P8の操作により制御される制御対象に関して、一例としてゲイン制御波形画像Yを同時に表示している。これらの操作子画像P1〜P8及びゲイン制御波形画像Yはそれぞれが予め用意された画像であって、音楽ソフトウェアが有する機能に対応した楽音制御を行うのに必要な画像が1乃至複数選択され、さらにこれらの画像が組み合わせられて1つの「制御ウィンドウ」WDとして再構成されて表示されるようになっている。
演奏者は、制御ウィンドウWD内の各操作子画像P1〜P8をマウス等により操作することで起動中の音楽ソフトウェアOを制御できるが(この場合、各操作子画像P1〜P8は画面上で操作可能なソフト操作子となる)、そうした場合には従来と同様に、操作対象の操作子画像P1〜P8はマウス等の動きにあわせて連動動作表示される。また、演奏者は電子音楽装置DMにおいて制御操作子を操作することで音楽ソフトウェアOをリモート制御できるが、こうしたリモート制御時においても従来と同様に、演奏者による制御操作子の操作に応じて、図2に示す外部機器Xのディスプレイ上に表示された「制御ウィンドウ」WD内において、前記操作された制御操作子に対応する操作子画像P1〜P8が連動動作表示されるようになっている。さらに、上記した演奏者による操作にあわせてゲイン制御波形画像Yも連動表示される。なお、外部機器Xにおいて、上記したような「制御ウィンドウ」WDに関する表示制御は、音楽ソフトウェアからの「ウィンドウ情報」の更新指示に従ってウィンドウシステムWが都度行うのであるが、こうしたウィンドウシステムWによるディスプレイ上におけるウィンドウ表示制御については公知であることから、ここではその詳細な説明を省略する。
図1の説明に戻って、電子音楽装置Oにおいて制御操作子が操作された場合、設定操作取得手段Cは制御操作子の操作に応じて発生された設定操作イベント(例えば、MIDIのシステムエクスクルーシブメッセージ)を取得し、該取得した設定操作イベントを外部機器Xで起動中の音楽ソフトウェアOに対して送る。音楽ソフトウェアOは設定操作イベントを受信した場合、該起動された音楽ソフトウェアOで使用する「制御ウィンドウ」WD(図2参照)の表示を制御する「ウィンドウ情報」の更新指示を、ウィンドウシステムWに対して送る。ウィンドウシステムWは前記「ウィンドウ情報」の更新指示を受信した場合、「制御ウィンドウ」WD内において該当の操作子画像P1〜P8をマウス等の動きにあわせて連動動作表示するように、ディスプレイを制御して「制御ウィンドウ」WDを適宜に更新する。
設定操作取得手段Cは、電子音楽装置DMにおいて制御操作子が操作された場合に、制御操作子の操作に応じて発生された設定操作イベントを上述のように外部機器Xで起動中の音楽ソフトウェアOに対して送るだけでなく、画像データ取得手段Gに対しても送る。画像データ取得手段Gは設定操作イベントを受信すると、外部機器Xに対して画像データを要求する。外部機器Xに対して要求する画像データは、外部機器Xにおいて表示中の「制御ウィンドウ」WD全体のデータでなく、「制御ウィンドウ」WD内に表示された操作子画像P1〜P8のうち、操作された制御操作子に対応する操作子画像P1〜P8を含む「制御ウィンドウ」WDの一部領域に関するデータである。具体的には、「制御ウィンドウ」WDの全体領域のうち、電子音楽装置DMが具備してなるディスプレイの画面サイズに一致する所定の範囲に含まれる一部領域の画像データを少なくとも要求する。
前記画像データの要求は、演奏者による対応する制御操作子の操作に応じてディスプレイ表示中の操作子画像P1〜P8が連動動作表示されるように、1乃至複数回繰り返し行われる。また、前回操作された制御操作子と今回操作された制御操作子とが異なる場合には、今回操作された制御操作子に対応する操作子画像P1〜P8を含む「制御ウィンドウ」WDの一部領域に関するデータのみを要求するだけでなく、表示中の前回操作された制御操作子に対応する操作子画像P1〜P8を含む一部領域から、今回操作された制御操作子に対応する操作子画像P1〜P8を含む一部領域に至るまでの、「制御ウィンドウ」WDにおける途中の領域の異なる画像データを1乃至複数回繰り返し要求する。ただし、この場合に、前後して要求する画像データの一部が重複する画像を有するよう領域を決めるとよい。こうして連続的に複数の画像データを要求することで、演奏者による対応する制御操作子の操作に応じて対応する操作子画像P1〜P8が「ディスプレイ表示」されるだけでなく、該「ディスプレイ表示」が前回操作した制御操作子から今回操作した制御操作子へと遷移するように表示されることとなって、演奏者がハード操作子である制御操作子と「ディスプレイ表示」上の操作子画像との対応関係を的確に把握しやすくなる(詳しくは後述する図5参照)。
画像データ通信ソフトウェアIは、電子音楽装置DMと外部機器Xとの間における画像データに関する情報(画像データの要求指示や画像データそのもの)の送受信を制御するソフトウェアプログラムである。ウィンドウシステムWは画像データ通信ソフトウェアIを介して画像データの要求を受信すると、ディスプレイに表示中の該当する「制御ウィンドウ」WD全体をピクセルデータ化し、該ピクセルデータ化した「制御ウィンドウ」WD全体を小さな長方形に分ける。そして、これらの小さな長方形のうち要求された一部領域に対応する長方形に含まれるピクセルデータだけを、長方形毎に相対的な位置を特定した上で、画像データ通信ソフトウェアIを介して電子音楽装置DMに対して画像データとして返送する(図中、画像データ応答)。
電子音楽装置DMの画像データ取得手段Gは、外部機器Xから応答された前記画像データを取得すると、該取得した画像データに基づき電子音楽装置DMの「ディスプレイ表示」を更新するよう、画像データ表示手段Dに対して画像データの更新指示を行う。画像データ表示手段Dは該画像データの更新指示に応じて、ディスプレイを制御して画像(つまりディスプレイ表示)の更新を行う。
なお、外部機器Xがオーディオデータに基づいて楽音を発音するように、電子音楽装置DMから外部機器Xをリモート制御することができるようにしてもよい。特に、電子音楽装置DMが内蔵音源を有していない、例えばコントロールキーボードやブレスコントローラなどの場合に有効である。
なお、電子音楽装置DMや外部機器Xは、予め用意(記憶)された所定のパターンデータ(例えば、自動伴奏パターンデータやアルペジオパターンデータ等)に従って演奏データを自動生成し、これに基づき楽音信号を発生することができてよい。
なお、電子音楽装置DMは外部機器Xからオーディオデータを取得することに限らず、演奏データや制御パラメータなど適宜の楽音発生/制御に係るデータを取得し、これに従い楽音制御を行うようにしてもよい。
次に、図1に示した電子音楽装置DM、外部機器Xのハード構成の一実施例について説明する。ただし、上記各装置は同じようなハード構成を用いるものとして説明することができることから、ここでは代表として電子音楽装置DMについてのブロック図を用いて説明する。図3は、この発明に係る電子音楽装置DMの全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。
本実施例に示す電子音楽装置DMは、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御される。CPU1は、この電子音楽装置DM全体の動作を制御する。このCPU1に対して、通信バス1D(例えばデータ及びアドレスバス)を介してROM2、RAM3、外部記憶装置4、検出回路5,6、表示回路7、音源回路8、効果回路9、ミキシング回路10、各種通信インタフェース(I/F)11,12,13がそれぞれ接続されている。ROM2は、CPU1により実行あるいは参照される各種制御プログラムや各種データ等を格納する。RAM3は、CPU1が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データなどを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを一時的に記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。
外部記憶装置4は、各種データやCPU1が実行する各種制御プログラム等を記憶する。例えば、当該電子音楽装置DMにおいて制御操作子に割り当てられた設定操作子6Aの操作に応じて発生するパラメータ種類やパラメータ値等を、接続された外部機器Xを制御するためのパラメータ種類やパラメータ値に変換する変換データ(図示せず)などを記憶する。なお、上述したROM2に制御プログラムが記憶されていない場合、この外部記憶装置4(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶させておき、それをRAM3に読み込むことにより、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。なお、外部記憶装置4はハードディスク(HD)に限られず、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD‐ROM・CD‐RAM)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Digital Versatile Disk)等の着脱自在な様々な形態の外部記憶媒体を利用する記憶装置であればどのようなものであってもよい。あるいは、フラッシュメモリなどの半導体メモリであってもよい。
演奏操作子5Aは、楽音の音高を選択するための複数の鍵を備えた例えば鍵盤等のようなものであり、各鍵に対応してキースイッチを有しており、この演奏操作子5A(鍵盤等)はユーザ自身の手弾きによるマニュアル演奏に使用することができるのは勿論のこと、音色や効果等を設定する手段などとして使用することもできる。検出回路5は、演奏操作子5Aの各鍵の押圧及び離鍵を検出することによって検出出力を生じる。設定操作子(スイッチ等)6Aはハード操作子であって、例えば電子音楽装置DMにおいて音量(ゲイン)やテンポあるいはピッチベンド等を制御するノブやフェーダーなどの楽音制御用のコントローラ類、音色や効果等を設定するスイッチ等である。ただし、上述したように、演奏者はこの設定操作子6Aのいくつかを、電子音楽装置DMを制御するための操作子ではなく、外部機器X(音楽ソフトウェア)をリモート制御するための制御操作子に任意に割り当てることができる。なお、設定操作子6Aは上記した以外にも、数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボードなどの各種操作子を含んでいてもよい。検出回路6は、上記設定操作子6Aの操作状態を検出し、その操作状態に応じたスイッチ情報等をデータ及びアドレスバス1Dを介してCPU1に出力する。
表示回路7は例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成されるディスプレイ7Aに、各種通信インタフェース11〜13を介して接続された外部機器X(MIDI機器11A,パーソナルコンピュータ12A,サーバコンピュータ13A等)上に表示された「制御ウィンドウ」のうちの一部領域の表示(ディスプレイ表示)の他に、ROM2に記憶されているデータの一覧表示、あるいはCPU1の制御状態などを表示する。演奏者はディスプレイ7Aに表示されるこれらの各種画面を参照することで、所望の楽音を発生させるために、所望の楽音信号を出力するよう外部機器Xをリモート制御したり、制御パラメータ等の設定を容易に行うことができる。
通信インタフェース(I/F)11〜13は、外部機器Xとの間で各種データの送受信を行うためのインタフェース機器であって、外部機器Xとの間で送受信する信号の種類毎に異なるインタフェースが用意される。例えばMIDI形式の演奏データを送受信するMIDI入出力インタフェース11、画像データや制御パラメータ等を送受信するLAN通信インタフェース12などのデータ入出力インタフェースとしての機能を備えた、RS-232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)、無線LAN、ブルートゥース(商標)、赤外線送受信器等のインタフェースである。さらに、WAN通信インタフェース13は、LAN(Local Area Network)やインターネット、電話回線等の有線あるいは無線の通信ネットワークを介して、電子音楽装置DMとネットワーク上の外部機器X(例えば、ソフトウェア音源を有するサーバコンピュータ13A)とを接続することができ、電子音楽装置DMとサーバコンピュータ13Aとの間でMIDIデータや制御パラメータさらには各種情報等を送受信することができるネットワークインタフェースである。こうした各種の通信インタフェース11〜13は、有線あるいは無線のものいずれかでなく双方を具えていてよい。
なお、上述した電子音楽装置DMにおいて、演奏操作子5Aとしては鍵盤等の鍵盤楽器の形態に限らず、弦を備えたネック等の弦楽器の形態のもの、息を吹き込む管楽器の形態のものなど、音高を選択できる演奏操作子であればどのようなものであってもよい。また、電子音楽装置DMは、演奏操作子5A,設定操作子6Aやディスプレイ7Aなどを1つの本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別々に構成され、MIDIインタフェースや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各機器を接続するように構成されたものであってもよいことは言うまでもない。
なお、本発明に係る電子音楽装置DMは内蔵音源を有する電子楽器の形態に限らず、内蔵音源を有していないコントロールキーボードやブレスコントローラ等の音源制御機器、音楽ソフトウェアを有するパーソナルコンピュータ、あるいはPDAや携帯電話等の携帯型通信端末、さらにはカラオケ装置やゲーム装置など、どのような形態の装置・機器に適用してもよい。携帯型通信端末に適用した場合、端末のみで所定の機能が完結している場合に限らず、機能の一部をサーバ装置側に持たせ、端末とサーバ装置とからなるシステム全体として所定の機能を実現するようにしてもよい。
次に、外部機器Xのリモート制御時における「ディスプレイ表示」の制御について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、図1に示したリモート制御システムを構成する電子音楽装置DM、外部機器Xの各々が実行する「表示制御処理」の一実施例を説明するためのフローチャートである。図4に示す各処理は、図1に示した電子音楽装置DM、外部機器Xのそれぞれにおいて各機器の電源オンに応じて起動されるソフトウェアプログラムであって、プログラム起動後は常に所定の待機状態にある。なお、実際には電子音楽装置DMと外部機器Xとでは前記処理をそれぞれ独立に実行するものであるが、ここでは説明を理解しやすくするために、一連の処理の流れに沿って電子音楽装置DMと外部機器Xの各々で実行される各処理について説明する。
電子音楽装置DMは、起動させた音楽ソフトウェアの「制御ウィンドウ」WD内における各操作子画像の相対位置を取得する(ステップS1)。各操作子画像の相対位置の取得方法としては、ユーザが手動で設定する、メーカが予め用意したデータを読み出す、あるいは画像データ取得手段Gから外部機器Xの音楽ソフトウェアO,ウィンドウシステムW,画像データ通信ソフトウェアIのいずれかに問い合わせて取得するなどがある。ステップS2は、定期的に音楽ソフトウェアの「制御ウィンドウ」WDの表示位置を外部機器Xに問い合わせて取得する。具体的には、ウィンドウシステムW,画像データ通信ソフトウェアI,音楽ソフトウェアOのいずれかに所定の時間間隔(例えば0.5秒間隔)毎に問い合わせを行う。こうすることにより、外部機器Xにおいて「制御ウィンドウ」WDの表示位置が任意に変更された場合であっても、「制御ウィンドウ」WDのディスプレイ上における現在表示位置を常に正しく特定することができる。
ステップS3は、設定操作子6Aの操作に応じて発生される設定操作イベントが発生したか否かを判定する。設定操作イベントが発生していない場合には(ステップS3のno)、ステップS2の処理に戻る。この場合、電子音楽装置DM自体を制御する設定操作子6A(ただし、制御操作子以外)及び外部機器Xをリモート制御する制御操作子のどちらも操作されていないことから、電子音楽装置WDにおける楽音制御処理は勿論のこと外部機器Xのリモート制御も行われることがない。したがって、リモート制御に関連する「ディスプレイ表示」の更新を行わなくてよい。一方、設定操作イベントが発生している場合には(ステップS3のyes)、発生した設定操作イベントに対応する電子音楽装置DMの楽音制御処理があるか否かを判定する(ステップS4)。発生した設定操作イベントに対応する電子音楽装置DMの楽音制御処理がある場合には(ステップS4のyes)、電子音楽装置DM内で対応する楽音制御処理を行う。すなわち、設定操作子6A(ただし、制御操作子以外)が操作された場合には、該イベントに基づき例えば音量、テンポ、ピッチベンド等の公知の楽音制御を電子音楽装置DMが実行する。ステップS6は、発生した設定操作イベントに対応する外部機器Xで動作中の音楽ソフトウェアOの処理があるか否かを判定する。発生した設定操作イベントに対応する音楽ソフトウェアOの処理がある場合、つまり設定操作子6Aのうち制御操作子が操作された場合には(ステップS6のyes)、対応する音楽ソフトウェアを特定して設定操作イベントを送る(ステップS7:図1の設定操作イベント)。音楽ソフトウェアと該音楽ソフトウェアの制御の元に表示される「制御ウィンドウ」WDとは対応関係が当然にあることから、音楽ソフトウェアを特定することで表示中の1乃至複数のウィンドウのうち該当する「制御ウィンドウ」WDもおのずと特定されることになる。
外部機器Xの音楽ソフトウェアOは、送られてきた設定操作イベントに基づき楽音制御処理を実行する。すなわち、設定操作イベントを受け取ったか否かを判定することにより(ステップS21)、電子音楽装置DMからの設定操作イベントの送付の有無を常時監視している。そして、設定操作イベントを受け取った場合には(ステップS21のyes)、楽音制御に関する内部設定(制御パラメータ値)を更新することで楽音制御処理を実行する(ステップS22)とともに、操作子画像の表示設定を変更してウィンドウシステムWに対して「制御ウィンドウ」WDを更新するよう指示する(ステップS23:図1のウィンドウ情報の更新)。これにより、操作子画像が制御操作子の操作に応じた分だけ連動動作するようにして、「制御ウィンドウ」WDの表示が更新される。
電子音楽装置DMの処理に戻って、ステップS8は、設定操作イベント,上記ステップS2で取得した「制御ウィンドウ」WDの現在表示位置,上記ステップS1で取得した各操作子画像の相対位置から、設定操作イベントに応じて表示が変更(更新)されたであろう操作子画像を含む「制御ウィンドウ」WD上の一部領域をディスプレイの絶対表示位置により求める(図5参照)。ステップS9は、画像データ通信ソフトウェアIに、上記求めた一部領域に相当する画像データを要求する(図1の画像データ要求)。外部機器Xの画像データ通信ソフトウェアIは、該送られてきた画像データ要求に基づき画像データの生成を実行する。すなわち、画像データ要求を受け取ったか否かを判定することにより(ステップS31)、電子音楽装置DMからの画像データの要求指示の送付の有無を常時監視しており、画像データ要求を受け取った場合には(ステップS31のyes)、指定された一部領域に相当する画像データをウィンドウシステムWから取得して(ステップS32)、該取得した画像データを電子音楽装置DMに対して返送する(ステップS33:図1の画像データ応答)。電子音楽装置DMは、外部機器Xから送られた画像データを受け取ると(ステップS10)、該画像データをディスプレイに表示する(ステップS11)。これにより、「ディスプレイ表示」が更新される。
ここで、リモート制御時における「ディスプレイ表示」の具体例を、図5に示す。図5は、「ディスプレイ表示」の一実施例を示す概念図である。ただし、この実施例では説明を理解しやすくするために、図5(a)に外部機器Xにおける「制御ウィンドウ」WDの表示を示し、図5(b)に電子音楽装置DMにおける「ディスプレイ表示」を示している。この図5(a)に示した「制御ウィンドウ」WDの表示内容については既に図2を用いて説明済みであることから、ここでは説明を省略する。なお、ここでは複数のウィンドウが重ねて表示されている。
従来知られているように、パーソナルコンピュータ(外部機器X)においてはディスプレイ7Aの任意の位置に、音楽ソフトウェアの起動に応じて対応する「制御ウィンドウ」WDを1乃至複数開くことができ、また演奏者はその表示位置や表示サイズなどを任意に設定して表示させることができるようになっている。一般的に外部機器Xが有するディスプレイは14型以上のサイズをもつ高精度な画面が標準装備されていることから、演奏者は同時に多数の「制御ウィンドウ」WDが開かれていたとしても、参照を必要とする「制御ウィンドウ」WDについてその表示内容を視認しやすい。これに比較すると、従来知られている電子音楽装置DMに備え付けられているディスプレイは大きくても8型程度のサイズのものであって、これは外部機器Xに標準装備されるディスプレイと比べると小さなサイズであり、またその表示性能も非常に低いものであることから、そうしたディスプレイに表示される「ディスプレイ表示」はどうしても小さく粗いものとなる。そのため、外部機器Xの「制御ウィンドウ」WDと同様の表示内容を表示したとしても、表示すべき操作子画像が数多い場合には1つ1つの操作子画像が見難くなる。したがって、電子音楽装置DMに備え付けられているディスプレイは、「制御ウィンドウ」WDと同様の表示を行うことに向いていない。
そこで、本発明に係る電子音楽装置DMにおいては、「制御ウィンドウ」WDに含まれる多数の操作子画像のうち、実際に演奏者により操作された制御操作子に対応する操作子画像を含む一部領域のみを「ディスプレイ表示」としてディスプレイ全体に表示するようにしている。言い換えれば、外部機器Xから電子音楽装置DMに備え付けられているディスプレイのサイズにあった表示を行う画像データを取得する。例えば「制御ウィンドウ」WDの操作子画像P1に対応する制御操作子が操作された場合には、図5(b)上段に示す「ディスプレイ表示」がなされる。この「ディスプレイ表示」は、操作された制御操作子に対応する操作子画像P1を含み、かつ「制御ウィンドウ」WDにおいて電子音楽装置DMに備え付けられているディスプレイの画面サイズとほぼ同一のサイズの一部領域(図中において点線の四角形で示す)の画像データに基づき表示されるものである。
また、上述したように、本発明に係る電子音楽装置DMにおいては、演奏者による対応する制御操作子の操作に応じて対応する操作子画像P1〜P8が「ディスプレイ表示」に表示されるだけでなく、該「ディスプレイ表示」を表示する際に、前回操作した制御操作子から今回操作した制御操作子へと画面があたかも遷移するようにして、1乃至複数の一部領域を一時的に順次に表示する。例えば、前回操作した制御操作子が操作子画像P1に対応するものであり、今回操作した制御操作子が操作子画像P7に対応するものである場合には、操作された制御操作子に対応する操作子画像P7を含み、かつ「制御ウィンドウ」WDにおいて電子音楽装置DMに備え付けられているディスプレイの画面サイズとほぼ同一のサイズの一部領域(図中において実線の四角形で示す)の画像データに基づき、図5(b)下段に示す「ディスプレイ表示」を最終的に表示する。
この今回操作した制御操作子に対応する操作子画像P7を含む「ディスプレイ表示」を表示する前に、図5(b)中段に示す「ディスプレイ表示」を一時的に表示する。図5(b)中段に示す「ディスプレイ表示」は、「制御ウィンドウ」WDにおいて図5(b)上段に示す前回操作に応じた「ディスプレイ表示」を行う一部領域から、図5(b)下段に示す今回操作に応じた「ディスプレイ表示」を行う一部領域に至るまでの間にある途中の一部領域(図中において一転鎖線の四角形で示す)の画像データに基づき表示される。この途中の一部領域は、所定のルール(又はプログラム等)に応じて決められた経路に従って、前回操作した制御操作子から今回操作した制御操作子へと画面があたかも遷移する表示を行うことができる補完的な領域が適宜に決定される。この制御は、図4に示したフローチャートにおいてステップS8からステップS11までを、今回操作に応じた一部領域に関しての表示制御のみならず、今回操作に応じた一部領域に至るまでの途中の補完的な一部領域の表示制御をも行うように、複数回実行することにより実現されるものである。勿論、単に図5(b)上段に示した表示から下段に示した表示へと切り替えるだけであってもよいことは言うまでもない。
なお、「ディスプレイ表示」は上述した表示形態に限らない。例えば、図6に示すように、「ディスプレイ表示」は、操作した制御操作子に対応する操作子画像P7を少なくとも含む一部領域の画像を含むだけでなく(図5参照)、操作された制御操作子が制御する制御対象に関する画像(図6の例ではゲイン制御波形画像Y)を含んでいてもよい。すなわち、「ディスプレイ表示」は、「制御ウィンドウ」WDにおける任意の複数の一部領域(勿論、少なくとも1つは操作した制御操作子に対応する操作子画像を含む一部領域であることは言うまでもない)を同時に表示することができてよい。その場合、操作した制御操作子に対応する操作子画像を含む一部領域以外については、「制御ウィンドウ」WDの中から演奏者が適宜にその範囲を選択することができるようにするとよい。また、複数領域を同時に表示する際に、「ディスプレイ表示」として表示すべきこれら複数領域の画像データの合計サイズが電子音楽装置DMに備え付けのディスプレイ7Aの画面サイズを超えてしまう場合、あるいは演奏者が「ディスプレイ表示」を見やすくしたいような場合には、任意の1乃至複数の領域の画像データを自動又は手動でリサイズ(縮小あるいは拡大)してから表示するのがよい。
図9は、この発明に係る電子音楽装置を含んでなるリモート制御システムの全体構成のさらに別の実施例を示すシステムブロック図である。電子音楽装置DMの演奏操作手段B,楽音処理手段A,ミキシング手段Mと、外部機器Xの音楽ソフトウェアOとで行われる楽音の発音に関する一連の処理については、図1に示した実施例と同じであることからここでの説明を省略する。
電子音楽装置DMから外部機器Xをリモート制御するよう設定済みの場合、設定操作取得手段Cは、電子音楽装置DMにおいて制御操作子が操作されると、制御操作子の操作に応じて発生された設定操作イベントを、音楽ソフトウェアOのみに送る。音楽ソフトウェアOは設定操作イベントを受信した場合、「ウィンドウ情報」の更新指示をウィンドウシステムWに対して送る。ウィンドウシステムWは前記「ウィンドウ情報」の更新指示を受信した場合、ディスプレイを制御して「制御ウィンドウ」WDを適宜に更新する。画像データ通信ソフトウェアIは音楽ソフトウェアの起動にあわせて、ウィンドウシステムWにおける対応する「制御ウィンドウ」WDの変更制御の監視を開始する(図9の音楽ソフトウェアのウィンドウの監視)。ウィンドウシステムWが前記「ウィンドウ情報」の更新指示に従い「制御ウィンドウ」WDを更新した場合、画像データ通信ソフトウェアIは更新された「制御ウィンドウ」WDのうち表示を変更した部分の画像データ、つまり操作された制御操作子に対応する操作子画像P1〜P8を含む「制御ウィンドウ」WDの一部領域に関する画像データをウィンドウシステムWから取得する(図9の画像データ取得)。この場合にも、前回操作された制御操作子に対応する操作子画像P1〜P8を含む一部領域から、今回操作された制御操作子に対応する操作子画像P1〜P8を含む一部領域に至るまでの、「制御ウィンドウ」WDにおける途中の領域の画像データを取得してよい。そして、画像データ通信ソフトウェアIは、取得した画像データを電子音楽装置DMに対して返送する(図9の画像データ送信)。電子音楽装置DMでは、外部機器Xから送信された前記画像データに基づき「ディスプレイ表示」を更新する。
図10は、図9に示したリモート制御システムを構成する電子音楽装置DM、外部機器Xの各々が実行する「表示制御処理」の一実施例を説明するためのフローチャートである。電子音楽装置DMは、まず起動が指定された音楽ソフトウェアCに対応する「制御ウィンドウ」を特定する「制御ウィンドウ指定情報」を画像データ通信ソフトウェアIに対して通知する。ステップS62〜ステップS66までの処理は、既に説明した図4のステップS3〜ステップS7の各処理に対応することから、説明を省略する。また、外部機器Xの音楽ソフトウェアOによるステップS71〜ステップS73までの各処理は、図1に示したステップS21〜ステップS23までの各処理と同じであることから説明を省略する。ステップS62において設定操作イベントが無いと判定した場合(ステップS62のno)又はステップS65において対応する音楽ソフトウェアOの処理がないと判定した場合(ステップS65のno)は、後続するステップS67の処理へジャンプする。ステップS67は外部機器Xから画像データを受け取ったか否かを判定し、画像データを受け取った場合には(ステップS67のyes)、画像データをディスプレイに表示する(ステップS68)。これにより、「ディスプレイ表示」が更新される。
外部機器Xの画像データ通信ソフトウェアIは、「制御ウィンドウ指定情報」の通知を受けて監視する「制御ウィンドウ」WDを決定し、該「制御ウィンドウ」WDに対する変更制御の監視を開始する(ステップS81)。ステップS82は、監視している「制御ウィンドウ」WDの表示制御がウィンドウシステムWによりなされたか否かを判定する。この「制御ウィンドウ」WDの変更制御がなされたか否かの判定は、ウィンドウシステムWから定期的に「制御ウィンドウ」WD全体の画像データを取得しておき、直前に取得した画像データを現時点で取得した画像データとを比較し、各画像データで異なる画像表示がなされている場合を「監視している「制御ウィンドウ」WDの表示制御がなされた」と判定すればよい。あるいは、ウィンドウシステムWから「ウィンドウ情報」の更新を受信したことを通知してもらい、該通知を受け取るたびに画像データ取得して、以前に「ウィンドウ情報」の更新を受信した際に取得した画像データと比較するようにしてもよい。監視している「制御ウィンドウ」WDの表示制御がなされた場合には(ステップS82のyes)、設定操作イベントに応じて表示が変更(更新)された操作子画像を含む「制御ウィンドウ」WD上の一部領域に相当する画像データをウィンドウシステムWから取得する(ステップS83:図9の画像データ取得)。ステップS84は、該取得した画像データを電子音楽装置DMに対して返送する(図9の画像データ送信)。
以上のように、電子音楽装置DMに接続された外部機器Xをリモート制御する場合に、電子音楽装置DMからリモート制御用に割り当てられた制御操作子の操作に応じて、外部機器Xに表示された「制御ウィンドウ」のうち操作された制御操作子に対応する操作子画像を含む一部領域のみを画像データ化し、これに基づき「ディスプレイ表示」を表示するようにした。これにより、電子音楽装置DMに多数の操作子画像や画像組み込みプログラムを予め記憶させておかなくても、制御操作子の操作に応じて外部機器に表示された「制御ウィンドウ」と同じ表示を行うことが簡単にできるようになる。また、「制御ウィンドウ」のうち操作された制御操作子に対応する画像を少なくとも含む一部領域のみを表示するようにしたことから、電子音楽装置DMに備え付けられているでディスプレイが小型であって表示性能が低いものであっても、演奏者は視認が容易にできる。
なお、外部機器Xは、電子音楽装置DMに対して送信する一部領域の画像データを適宜データ圧縮してから送信してよい。
なお、電子音楽装置DMが複数の外部機器Xをリモート制御する場合には、制御操作子の操作に応じて画像データの取得先を適宜に変更することは言うまでもない。また、1つの外部機器Xから複数領域の画像データを取得して1つの「ディスプレイ表示」を表示することに限らず、複数の外部機器Xからそれぞれ取得した画像データに基づき、複数領域からなる1つの「ディスプレイ表示」を表示するようにしてもよい。
なお、外部機器Xから取得する画像データのサイズ(一部領域の大きさや縦横比など)を、操作された制御操作子の種類(設定操作イベントの内容)に応じて変えることができるようにしてもよい。また、外部機器Xから取得する画像データは「制御ウィンドウ」の一部領域に限らず、「制御ウィンドウ」の全体領域であってもよい。
なお、電子音楽装置DMから例えばタブキーやカーソルキーなどの操作に応じて発生するキーイベントを外部機器Xに対して送ることで、該操作に応じて電子音楽装置DMの「ディスプレイ表示」の操作子画像を変更するよう制御するようにしてもよい。
なお、外部機器X,電子音楽装置DMが具備するディスプレイ7Aはタッチパネル式であってよい。
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…外部記憶装置、5,6…検出回路、5A…演奏操作子、6A…設定操作子(制御操作子)、7…表示回路、7A…ディスプレイ、8…音源回路、9…効果回路、10…ミキシング回路、10A…サウンドシステム、11…MIDIインタフェース、12…LAN通信インタフェース、13…WAN通信インタフェース、13A…サーバコンピュータ、1D…通信バス、DM…電子音楽装置、X…外部機器、Z…インターネット、A…楽音処理手段、B…演奏操作取得手段、C…設定操作取得手段、D…画像データ表示手段、G…画像データ取得手段、M…ミキシング手段、I…画像データ通信ソフトウェア、O…音楽ソフトウェア、W…OSのウィンドウシステム、WD…制御ウィンドウ、P1〜P8…操作子画像、Y…ゲイン制御波形画像