JP2000020054A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP2000020054A
JP2000020054A JP10190668A JP19066898A JP2000020054A JP 2000020054 A JP2000020054 A JP 2000020054A JP 10190668 A JP10190668 A JP 10190668A JP 19066898 A JP19066898 A JP 19066898A JP 2000020054 A JP2000020054 A JP 2000020054A
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singing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクのみで打楽器音の発音やカラオケ装置の
制御など種々の操作が可能なカラオケ装置を提供する。 【解決手段】カラオケ歌唱用の第2のマイク7bに、こ
のマイクの揺動を検出するジャイロセンサ71,72を
内蔵しておく。第1のマイク7aは常時歌唱に使用され
る。第2のマイク7bは歌唱用に用いられるほか、バー
チャルパーカッションとして叩いたり擦ったりされる。
この叩いた衝撃や擦った振動を前記センサで検出して打
楽器音を発生する。これにより、通常は歌唱に用いるマ
イクを用いて打楽器音を発生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歌唱用のマイク
を用いて打楽器音を発音したり、装置の制御を行うこと
ができるカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラオケ歌唱はマイクに向かって行うた
め、マイクは歌唱者にとって最も親しみ深いものであ
る。カラオケ歌唱時に、歌唱を盛り上げるために打楽器
を演奏する場合がある。また、カラオケ装置にコントロ
ーラを接続し、このコントローラの操作で打楽器音を発
音できるようにしたものもある。
【0003】また、カラオケ装置の操作はリモコンで行
う。
【0004】マイクは歌唱時以外はオフにしておくこと
によって、ハウリングなどの不都合を防止し、また、ワ
イヤレスマイクの場合には、電池の消耗を防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】普通の打楽器(特に大
きい打楽器)を置いておくのは邪魔になる。はやりすた
りがあるから、打楽器を交換しようとするとお金が掛か
る。
【0006】コントローラは、音色を変更すれば異なる
打楽器のようになるが、カラオケ装置本体からケーブル
を引っ張ったり煩雑になる。マイク以外にこれを利用者
のところまで持っていく必要があるため、煩雑であっ
た。
【0007】この発明は、マイクのみで打楽器音の発音
やカラオケ装置の制御など種々の操作が可能なカラオケ
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、歌唱
用のマイクと、打楽器の楽音を発生する打楽器音源と、
前記マイクから入力された信号が歌唱の音声信号である
かマイクの打撃または摩擦による音響信号であるかを識
別し、この信号が打撃または摩擦による音響信号である
場合には前記打楽器音源に打楽器の楽音を発生させる発
音制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記発音制御手段は、前記マイクの打撃または摩擦
による音響信号の特徴を検出し、その検出内容に基づい
て前記打楽器音源が発生する楽音を制御する手段を含む
ことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記打楽器音源は複数種類の打楽器の楽音を発生す
る音源であり、前記発音制御手段はマイクの打撃または
摩擦による音響信号の特徴を検出し、その検出内容に基
づいて前記打楽器音源に発生させる楽音の種類を選択す
る手段を含むことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、歌唱用のマイクに該マ
イクの運動または姿勢を検出するセンサを設けるととも
に、打楽器の楽音を発生する打楽器音源と、前記センサ
が検出した運動または姿勢に応じて前記打楽器用音源に
打楽器の楽音を発生させる発音制御手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記発音制御手段は、前記マイクの運動または姿勢
の特徴を検出し、その検出内容に基づいて前記打楽器音
源が発生する楽音を制御する手段を含むことを特徴とす
る。
【0013】請求項6の発明は、請求項4の発明におい
て、前記打楽器音源は複数種類の打楽器の楽音を発生す
る音源であり、前記発音制御手段は前記マイクの運動ま
たは姿勢の特徴を検出し、その検出内容に基づいて前記
打楽器音源に発生させる楽音の種類を決定する手段を含
むことを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、歌唱用のマイクに該マ
イクの運動または姿勢を検出するセンサを設け、該セン
サが検出した運動または姿勢に応じて装置の動作を制御
する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、歌唱用のマイクに該マ
イクの操作状態を検出するセンサを設け、該センサの検
出内容に応じて該マイクをオン/オフするマイク制御手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】請求項9の発明は、歌唱用のマイクに該マ
イクの操作状態を検出するセンサを設けるとともに、カ
ラオケ曲を演奏する演奏手段と、前記センサが前記マイ
クが取り上げられたことを検出し且つ演奏手段がカラオ
ケ曲の演奏を開始したとき前記マイクをオンし、演奏手
段がカラオケ曲の演奏を終了し且つ前記センサが前記マ
イクが置かれたことを検出したとき前記マイクをオフす
るマイク制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】カラオケ装置には、歌唱用のマイクが設け
られている。一般のカラオケ装置では、歌唱用のマイク
から入力された信号は全てアンプに入力され、カラオケ
演奏音をミキシングされてスピーカから出力される。
【0018】ところで、マイクは音声信号を検出して電
気信号(音声信号)に変換するのみでなく、マイクを叩
いたり擦ったり(打撃または摩擦)した場合でも、その
打撃または摩擦による信号を電気信号(音響信号)に変
換する。
【0019】そして、この音響信号は、周波数帯域やエ
ンベロープなどの特徴が上記歌唱音声信号とは全く異な
るものであるため、入力された信号の周波数帯域やエン
ベロープなどの特徴を抽出することによってその信号が
歌唱の音声信号であるか打撃または摩擦による音響信号
であるかを判定することができる。
【0020】そこで、請求項1の発明では、マイクから
入力された信号が打撃または摩擦による音響信号である
か否かを識別し、該音響信号であると識別されたときに
は、これに基づいて打楽器音源に打楽器の楽音信号(打
楽器音)を発生させる。
【0021】これにより、カラオケ歌唱に通常用いてい
る歌唱用のマイクを用いて打楽器演奏をすることがで
き、カラオケ歌唱を盛り上げることができる。また、打
楽器用のコントローラを別に設ける必要がないため、カ
ラオケボックスやカラオケ店内が煩雑にならず、トータ
ルのコストダウンにもつながる。また、歌唱の音声信号
と打撃または摩擦による音響信号を識別し、音声信号は
通常どおりアンプに入力してスピーカから出力するよう
にすれば、1本のマイクで歌唱と打楽器演奏を掛け持ち
ですることができる。
【0022】また、上記音響信号は叩いたり擦ったり様
々な態様で発生されたものであり、それぞれ波形的な特
徴を有している。そこで、請求項2の発明では、音響信
号の特徴を検出し、これに基づいて打楽器音源が発生す
る打楽器音を制御する。具体的には、打楽器音のレベル
(大きさ)や周波数特性などの音質を制御する。これに
より、利用者が様々な態様でマイクを叩いたり擦ったり
することによってその態様に応じた打楽器音を発生させ
ることができる。
【0023】さらに、請求項3の発明では、打楽器音源
に複数種類の打楽器音を発生させ、音響信号の特徴に基
づいて発生させる打楽器音を選択する。打楽器音の種類
は、たとえば、スネアドラム,バスドラム,コンガなど
である。これにより、利用者が様々な態様でマイクを叩
いたり擦ったりすることによってその態様に応じた音色
の打楽器音を発生させることができる。
【0024】また、請求項4の発明では、歌唱用のマイ
クにその運動または姿勢を検出するセンサを設ける。セ
ンサとしては、回転運動を検出するジャイロセンサや傾
きを検出する傾きセンサなどがある。利用者がマイクを
持って揺動させるなどマイクを動かすと、センサがその
運動やその結果の姿勢などを検出する。発音制御手段
は、この運動や姿勢に応じて打楽器音を発生する。たと
えば、マイクが一定距離以上振り下ろされたとき打楽器
音を発生するなどである。これにより、歌唱用のマイク
の操作で打楽器音を発生させることができる。
【0025】また、利用者が揺動させたり振動させたり
するマイクの運動や姿勢は多様であるため、これに基づ
いて発生させる打楽器音を制御したり、音色を選択した
りする。これにより、その運動や姿勢に応じた打楽器音
を発生させることができる。また、請求項7の発明で
は、歌唱用のマイクに該マイクの運動または姿勢を検出
するセンサを設け、該センサが検出した姿勢に応じてカ
ラオケ装置の動作を制御する。この制御は、たとえば、
このマイクをポインティングデバイスとして用いてモニ
タ上に表示されたアイコンを選択する動作や、揺動する
ことによってカラオケ演奏の音量やテンポを制御する動
作などである。これにより、特別のコントローラを用い
なくても歌唱用のマイクを用いてカラオケ装置に対する
種々の制御が可能になる。
【0026】また、請求項8の発明では、歌唱用のマイ
クに、利用者がこのマイクをどのように操作しているか
を検出するセンサを設けた。このセンサとしては、取り
扱いの状態を検出する振動センサや運動状態を検出する
ジャイロセンサ、利用者が持っているかいないかを検出
するタッチセンサなどである。このセンサの検出内容に
基づき、マイクが利用されていると判断した場合にはマ
イクをオンし、利用されていないと判断した場合にはマ
イクをオフするこれにより、不要な場面では自動的にマ
イクをオフすることができ、ハウリングや電力の消耗を
防止することができる。また、必要な場面では自動的に
マイクをオンすることができ、利用者のマイクの入れ忘
れを防止することができる。
【0027】さらに、請求項9の発明では、カラオケ演
奏の開始に呼応してマイクをオンし、カラオケ演奏の終
了に呼応してマイクをオフするようにした。これによ
り、カラオケ演奏中以外の場面でマイクの受け渡しなど
の取り扱いがあった場合でも、この操作状態を検出して
マイクがオンされることがなくなる。
【0028】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の請求項
1〜請求項3の発明の実施形態であるカラオケ装置につ
いて説明する。図1は同カラオケ装置のブロック図であ
る。図2は同カラオケ装置のマイク制御装置のブロック
図およびマイクの外観図である。
【0029】このカラオケ装置は、バーチャルパーカッ
ション機能を備えたカラオケ装置である。このカラオケ
装置は、歌唱用マイクを2本有しており、一方のマイク
(第1のマイク7a)は歌唱専用であるが、他方のマイ
ク(第2のマイク7b)は、歌唱用に用いることができ
るうえに、このマイクを叩いたり擦ったり或いは揺動さ
せるなど打楽器のように操作して打楽器音を発生するこ
とができる。
【0030】図1において、このカラオケ装置は、カラ
オケ装置本体1,コントロールアンプ2,音声信号処理
装置(ハモリアンプ)3,CD−ROMチェンジャ4,
スピーカ5,モニタ6,マイク7,マイク制御装置30
および赤外線のリモコン装置8で構成されている。カラ
オケ装置本体1はこのカラオケ装置全体の動作を制御す
る。該カラオケ装置本体1の制御装置であるCPU10
には、内部バスを介してROM11,RAM12,ハー
ドディスク記憶装置17,通信制御部16,リモコン受
信部13,表示パネル14,パネルスイッチ15,音源
装置18,音声データ処理部19,文字表示部20,表
示制御部21が接続されるとともに、上記外部装置であ
るコントロールアンプ2,音声信号処理装置3,マイク
制御装置30およびCD−ROMチェンジャ4がインタ
フェースを介して接続されている。
【0031】ROM11にはこの装置を起動するために
必要な起動プログラムなどが記憶されている。装置の動
作を制御するシステムプログラム,カラオケ演奏実行プ
ログラムなどはハードディスク記憶装置17に記憶され
ている。カラオケ装置の電源がオンされると上記起動プ
ログラムによってシステムプログラムやカラオケ演奏プ
ログラムがRAM12に読み込まれる。ハードディスク
記憶装置17には、上記プログラムを記憶するプログラ
ム記憶エリアのほか、楽曲データを記憶する楽曲データ
記憶エリアなどが設定されている。楽曲データ記憶エリ
アには、数千曲分の楽曲データを記憶することができ、
配信センタ9が定期的にダウンロードしてくる新曲の楽
曲データなどが記憶される。通信制御部16はISDN
回線を介して配信センタ9と接続される。配信センタ9
は、定期的にカラオケ装置に対して電話を掛け、新曲の
楽曲データ,バージョンアップされた制御プログラムな
どをダウンロードしてくる。
【0032】リモコン装置8は、テンキー,予約キー,
取消キーなどのキースイッチを備えており、利用者がこ
れらのスイッチを操作するとその操作に応じたコード信
号が赤外線で出力される。利用者はテンキーを操作して
所望のカラオケ曲の曲番号を入力し、その曲をリクエス
トする場合には続いて予約キーをオンする。
【0033】リモコン受信部13はリモコン装置8から
送られてくる赤外線信号を受信して、そのコード信号を
復元しCPU10に入力する。CPU10は、リモコン
装置8から曲番号がリクエスト曲として入力されると、
この曲番号をRAM12に設定されている予約曲リスト
に登録する。
【0034】表示パネル14はこのカラオケ装置本体1
の前面に設けられており、現在演奏中の曲番号や予約曲
数を表示するマトリクス表示器や、現在設定されている
キーやテンポを表示するLED群などを含んでいる。パ
ネルスイッチ15は、前記リモコン装置8と同様の曲番
号入力用のテンキー,予約キーなどのほかキーチェンジ
スイッチ、テンポチェンジスイッチを備えている。
【0035】文字表示部20はVRAMを備え、カラオ
ケ曲の歌詞などを文字パターンに展開する。この文字パ
ターンは、映像信号として表示制御部21に入力され
る。また、カラオケ演奏時はCD−ROMチェンジャ4
は背景映像を再生し、この映像信号も表示制御部21に
入力される。表示制御部21は、この背景映像に文字パ
ターンをスーパーインポーズで合成してモニタ6に表示
する。なお、CD−ROMチェンジャ4にセットには6
枚程度のCD−ROMをセットすることができ、そのう
ち数枚には上記背景映像が記録されており、他の数枚に
は定番となっているカラオケ曲の楽曲データが記録され
ている。
【0036】音源装置18は、楽曲データの楽音トラッ
クのイベントデータに基づいて楽音信号を形成する。楽
音トラックは、複数のトラックを有しており、音源装置
18はこのデータに基づいて複数パートの楽音信号を同
時に形成する。音声データ処理部19は、楽曲データに
含まれる音声データに基づき、指定された長さ、指定さ
れた音高の音声信号を形成する。音声データは、バック
コーラスなどの人声など電子的に形成しにくい信号波形
をそのままPCM信号として記憶したものである。前記
音源装置18が形成したカラオケ演奏の楽音信号、およ
び、音声データ処理部19が再生したバックコーラスな
どの音声信号は、コントロールアンプ2に入力される。
コントロールアンプ2には、マイク制御装置30を介し
て2本のマイク7a,7bが接続されている。
【0037】通常の歌唱モードのソロ歌唱時には第1の
マイク7a(またはマイク7b)からカラオケ歌唱者の
歌唱の音声信号が入力される。また、通常の歌唱モード
のデュエット歌唱時には第1のマイク7aおよび第2の
マイク7bの両方からカラオケ歌唱者の歌唱音声信号が
入力される。コントロールアンプ2はこれらのオーディ
オ信号に、それぞれエコーなど所定の効果を付与したの
ち増幅してスピーカ5に出力する。音声信号処理装置3
は、コントロールアンプ2から入力された歌唱音声信号
をディジタル処理することにより、音程のずれを修正し
たり、他のパートのハーモニー歌唱を作成したりする。
修正された歌唱音声信号および作成された他のパートの
ハーモニー歌唱信号は再度コントロールアンプ2に入力
される。
【0038】一方、バーチャルパーカッションモード時
には、第1のマイク7aは歌唱専用のマイクとして設定
され、第2のマイク7bはバーチャルパーカッション用
のマイクとして設定される。すなわち、第1のマイク7
aから歌唱の音声信号がコントロールアンプ2に入力さ
れ、第2のマイク7bからは、歌唱の音声信号(以下、
単に音声信号という)が入力される場合もあり、マイク
7bに対する打撃音や摩擦音などの音響信号(以下、単
に音響信号という)が入力される場合もある。マイク制
御装置30は、第2のマイク7bから入力された信号
(入力信号)から音声信号と音響信号とを識別し、音声
信号の場合にはコントロールアンプ2に入力し、音響信
号の場合にはコントロールアンプ2に出力せずマイク制
御装置30内で処理を行う。
【0039】図2(A)は、マイク制御部30のブロッ
ク図である。第2のマイク7bはスイッチ回路31に接
続されている。スイッチ回路31は、第2のマイク7b
とコントロールアンプ2およびA/Dコンバータ32と
の接続を開閉する。通常の歌唱モード時、スイッチ回路
31は、第2のマイク7bに対してコントロールアンプ
2を接続しA/Dコンバータ32を切断する。また、バ
ーチャルパーカッションモード時には、第2のマイクの
入力信号は常時A/Dコンバータ32に入力され、この
入力信号が音声信号であると判断されたときのみこの信
号がコントロールマイク2に入力される。入力信号が音
声信号であるか否かの判断は、後述の判定部33が行
う。
【0040】A/Dコンバータ32は、マイク7bから
入力された信号をデジタルデータに変換して判定部33
に入力する。判定部33は、入力信号が音声信号である
か音響信号であるかを判定するとともに、入力信号を音
響信号と判定した場合には、その音響信号がどのような
特徴を有する音響信号であるかを判定する。
【0041】判定部33には、リファレンスROM34
が接続されている。リファレンスROM34には、種々
の態様の打撃や摩擦による音響信号のパターンデータが
記憶されている。このパターンデータは、少なくとも各
音響信号の周波数分布やエンベロープなどの情報を含ん
でいる。各態様で典型的なサンプル波形そのものを記憶
しておいてもよい。
【0042】打楽器音源35は、打楽器の楽音信号(打
楽器音)を形成する音源である。打楽器音は、打撃によ
って発生しそのまま減衰していく楽音であるため、打楽
器音源35として、波形データをワンショットで読み出
す簡略な波形メモリ型音源を適用することができる。打
楽器音源35は、複数種類の打楽器音を発生するための
複数種類の波形データを記憶しており、外部から読出開
始アドレスを指定することにより、任意の波形データを
読み出すことができる、すなわち任意の打楽器音を発音
することができる。
【0043】判定部33は、音響信号が入力されたと
き、リファレンスROM34に記憶されているパターン
データに基づいてその音響信号の特徴を割り出し、この
特徴に基づいて発音すべき打楽器音を選択する。そし
て、打楽器音源35に対して、発音のトリガ信号と選択
された打楽器音の波形データの読出開始アドレスを出力
する。さらに、判定部33は、入力された音響信号の大
きさや倍音構成などの特徴に基づいてレベル制御信号お
よびフィルタ制御信号を形成し、後述の波形制御部36
に出力する。
【0044】打楽器音源35は、上記トリガ信号,読出
開始アドレスが入力されると、読出開始アドレスから波
形メモリをアクセスし、所定の打楽器音の波形データを
読み出す。この波形データは波形処理部36に入力され
る。
【0045】波形処理部36は、打楽器音源35から入
力された打楽器音の波形データのレベルや特性を調整す
る処理部であり、DSPなどで構成されている。なお、
打楽器音源35とこの波形処理部36とを一体にDSP
などで構成してもよい。波形処理部36には、判定部3
3からレベル制御信号およびフィルタ制御信号が入力さ
れる。波形処理部36はレベル制御信号に基づいて波形
データのレベルを制御し、フィルタ制御信号に基づいて
波形データをフィルタリングし、周波数特性などの音質
を制御する。
【0046】このように、判定部33が、入力された音
響信号の特徴に基づいて波形データを選択し、さらにこ
の特徴に基づいて波形データのレベルや周波数特性など
を制御することにより、第2のマイク7bの打撃または
摩擦の態様に応じた打楽器音を発生することができる。
この波形処理部36から出力された打楽器音は、カラオ
ケ演奏音や歌唱音声信号と同様にコントロールアンプ2
に入力される。
【0047】なお、第1のマイク7aは歌唱専用になっ
ており、マイク制御部30に入力された歌唱音声信号は
何も処理されずそのままコントロールアンプ2に出力さ
れるようになっている。
【0048】図3に前記判定部33の一例を示す。第2
のマイク7bから入力された音響信号は、複数のバンド
パスフィルタBPFおよびピーク検出回路PEAKに入
力される。同図において、バンドパスフィルタBPF
は、高音域用,中音域用,低音域用の3つが設けられて
いる。中音域が音声信号の音域である。各バンドパスフ
ィルタBPFで選別された高音域,中音域,低音域の信
号はそれぞれ対応するエンベロープ検出器EDTに入力
される。エンベロープ検出器EDTは、各音域の信号の
レベル変化を検出する。
【0049】各エンベロープ検出器EDTが検出したエ
ンベロープ信号は、認識部37に入力される。認識部3
7は、リファレンスROM34からパターンデータを入
力しており、エンベロープ検出器EDTから入力された
エンベロープ信号をこのパターンデータと比較すること
によって、入力信号が音声信号であるか音響信号である
か、さらに、音響信号の場合にはどのような態様で打撃
または摩擦された音響信号であるかを認識する。
【0050】入力信号が音声信号であると判断すると、
認識部37は、スイッチ制御信号をスイッチ回路31に
出力する。スイッチ回路31はこのスイッチ制御信号を
受信するとスイッチを閉じ、第2のマイク7bから入力
される音声信号をコントロールアンプ2に直接入力す
る。
【0051】また、入力信号が音響信号であると判断し
た場合は、認識部37は、さらにその音響信号の特徴に
基づき、どの打楽器音を発生するかを選択する。この選
択に基づいて対応する波形データを読み出すための読出
開始アドレスを生成し、トリガ信号とともに打楽器音源
35に出力する。
【0052】また、ピーク検出回路PEAKは、入力さ
れた音響信号のピーク値を検出してパラメータ生成部3
8に出力する。パラメータ生成部38は、認識部37か
ら各音域のエンベロープの特徴も入力しており、これら
の情報に基づいてレベル制御信号およびフィルタ制御信
号を生成する。このレベル制御信号およびフィルタ制御
信号は、波形処理部36に対して出力される。
【0053】認識部37は、たとえば、「中音域(音声
帯域)のレベルが低く、且つエンベロープが急峻に上下
して音声的でないとき、音響信号と判断する。」などの
ルールに基づいて入力信号が音声信号か音響信号かを判
断する。
【0054】このようにエンベロープ形状で音声信号か
音響信号かを判断する場合、信号が入力されて一定時間
を経過しないと音声信号か音響信号かを判断することが
できないが、音声信号と判ったタイミングでスイッチ回
路31をオンするか、または、音響信号と判ったタイミ
ングでトリガ信号を出力するようにすればよい。また、
打楽器音の発生は連続して行われる場合が多いため、音
響信号(打楽器音の発生の指示)であると判断される入
力信号が到来した以後の入力信号については、明らかに
音声信号と判断される信号が入力されるまでは、簡略な
判断で音響信号と判断し、早いタイミングで打楽器音を
発生させるようにすればよい。
【0055】すなわち、 最初は音響信号であると認識した時点でトリガ信号を
出力する それ以後は信号が入力されたとき、簡略な処理で音響
信号と判断する そのタイミングにトリガ信号(読出開始アドレス)を
出力する トリガ出力後、この入力信号が音響信号か音声信号か
を正確に判断する 入力信号が音響信号であると判断されている限り→
の動作を繰り返す ′入力信号が音声信号であると判断されると、その次
の入力信号からにもどる。
【0056】また、認識部37が、入力信号を音響信号
であると判断した場合には、たとえば以下のような方式
で波形データを選択する。 低音域のレベルが高い場合はバスドラム 高音域のレベルが高くエンベロープが鋭い立ち上がり
と急な減衰をしている場合にはリムショット レベルが低くエンベロープが持続的な場合はブラシス
ネア。
【0057】さらに、レベル制御信号およびフィルタ制
御信号は、入力された音響信号のレベルや周波数特性に
近い音がでるような内容に設定すればよい。このよう
に、利用者がマイク7bを打撃または摩擦した態様と同
じような音色の打楽器音を発生することで、よりリアリ
ティのあるバーチャルパーカッションを実現することが
できる。
【0058】また、図2において、第2のマイク7bを
バーチャルパーカッションモードで機能させるか、通常
の歌唱モードの歌唱専用のマイクとして機能させるかは
マイク7bに設けられている手元スイッチ50によって
切り換えることができる。手元スイッチ50の外観を図
2(B)に示す。手元スイッチ70は3ステータスのス
ライドスイッチであり、スライドさせることによりON
−PERC−OFFのモードに切り換わる。ONモード
のときこのマイクは通常の歌唱専用のマイクとして機能
する。このスイッチのステータス信号は前記スイッチ回
路31に入力されており、スイッチ回路31は、ONス
テータス信号が入力されているときは、第2のマイク7
bから入力される信号をA/Dコンバータ32に出力せ
ず専らコントロールアンプ2に出力する。また、手元ス
イッチ50からPERCステータス信号が入力されてい
るときは、上述したように入力信号をA/Dコンバータ
32に常時出力し、判定部33のスイッチ制御信号に従
ってコントロールアンプ31への接続を開閉する。
【0059】また、さらに、手元スイッチ50からPE
RCステータス信号が入力されているとき、スイッチ回
路31がコントロールアンプ2への接続を(判定部33
のスイッチ制御信号にかかわらず)完全に切断するよう
にすることにより、第2のマイク7bをバーチャルパー
カッション専用のマイクにすることも可能である。
【0060】この場合、判定部33は入力信号が音声信
号であってもその音声信号に合わせた打楽器音を発生す
るように打楽器音源35に指示を出すようにすることに
より、利用者は自分の声で打楽器音を発生するというバ
ーチャルパーカッションを実現することができる。たと
えば、判定部33が「あ」、「い」、「う」、「え」、
「お」の母音を識別できるようにしておき、「あ」の音
声信号が入力されたときスネアドラム、「い」の音声信
号が入力されたときハイハット、「う」の音声信号が入
力されたときバスドラム、「え」の音声信号が入力され
たときボンゴ、「お」の音声信号が入力されたときコン
ガなどの打楽器音の発音を指示するようにしておくこと
により、利用者が意図的に「あ」などの声を出して打楽
器音を発音することができるとともに、利用者のカラオ
ケ歌唱を入力してその歌詞中の母音(「か」の場合は
「あ」)を検出して対応する打楽器音を発生するという
特殊な効果を出すことができる。
【0061】また、上記実施形態では、打楽器音源35
を波形メモリ型の音源で構成したが、物理モデル音源を
適用することも可能である。物理モデル音源とは、自然
楽器の発音原理をシミュレートして楽音波形を出力する
ようにしたものである。たとえば、打楽器の場合、振動
体や共鳴体の形状や材質をシミュレートした回路系を構
成し(DSPのマイクロプログラムで構成してもよ
い)、打撃場所に相当する箇所に打撃の強さを表す信号
を入力する。その信号が振動体や共鳴体を振動させた信
号を楽音信号として取り出す。このように物理モデル音
源(VOP音源)を用いた例を図2(C)に示す。判定
部33′にはA/Dコンバータ32からマイク7bの信
号が入力される。判定部33′は、この信号をリファレ
ンスROM34に記憶されているパターンデータに基づ
いて判定し、音響信号であると判定した場合には、その
音響信号がどのような特徴を有するものであるかを更に
判定する。この判定に基づき、判定部33′は、VOP
音源35′に対して、トリガ信号のほか、構造指定デー
タ,打撃部位指示データおよび打撃信号を出力する。構
造指定データは、どのような打楽器をシミュレートする
かを指定するデータであり、VOP音源35′は、この
データに基づいて振動体や共鳴体のシミュレーションを
作成する。また、打撃部位データは打楽器である振動体
のどの場所を打撃するかを指示するデータである。打撃
部位が変わると倍音構成などの音色が変化する。そし
て、打撃信号は、前記打撃部位に入力される打撃のパル
ス信号である。このパルス信号が振動体および共鳴体に
伝搬することによって楽音波形が形成される。そして、
共鳴体の所定の部位から取り出された波形データをシミ
ュレートされた打楽器の楽音としてコントロールアンプ
2に出力する。なお、物理モデル音源であれば、楽音の
発生時にその発生態様を含めたシミュレートが行われて
いるため、後段の波形処理部は不要である。
【0062】なお、マイク7bとマイク制御装置30と
の間は、シールドケーブル、または、ワイヤレスマイク
の場合にはFM変調された電波で接続されるが、図2
(B)の手元スイッチ50のステイタス信号は、音声信
号(または音響信号)に重畳して定期的(100ms毎
など)に伝送するようにすればよい。シールドケーブル
で接続されたマイクの場合、ステイタス信号は非可聴周
波数にエンコードして送信し、ワイヤレスマイクの場合
にはFMのキャリア信号を位相変調して重畳すればよ
い。
【0063】図4,図5は上記カラオケ装置において、
請求項4〜請求項6の発明に対応する実施態様であるマ
イク制御装置30のブロック図である。この実施形態で
は第2のマイク7bの内部にx軸回りおよびy軸回りの
回転運動を検出する揺動センサを設けてマイクの揺動を
検出し、この揺動の態様に基づいて打楽器音を発生す
る。なお、この実施形態において、第2のマイク7b
は、ワイヤレスマイクである。
【0064】第2のマイク7bの内部には、マイク素子
70、ジャイロセンサ71,72、揺動検出回路73、
マージ部74および送信部75が内蔵されている。ま
た、図示しないが動作用の電池も内蔵されている。マイ
ク素子70は、エレクトレットコンデンサマイクであ
り、マイク7bに向けて歌唱された音声信号を電気信号
に変換するとともに、このマイク7bを叩いたり擦った
りしたときの音響や振動を電気信号に変換する。ジャイ
ロセンサ71,72は、たとえば圧電振動ジャイロなど
のセンサで構成されており、ジャイロセンサ71は、x
軸方向に設置されてx軸回りの回転運動を検出する。ま
た、ジャイロセンサ72はy軸方向に設置されてy軸回
りの回転運動を検出する。
【0065】ジャイロセンサ71,72の電極は揺動検
出回路73に接続されている。揺動検出回路は、発振回
路や同期検波回路を内蔵し、ジャイロセンサの電極の電
圧値に基づいてx軸回りの揺動量およびy軸回りの揺動
量を検出する。検出された揺動量データはマージ部74
においてマイク素子70から入力された音声信号(音響
信号)とマージされる。この方位データのマージは、音
声信号の周波数帯域(可聴周波数帯域)以下のコード信
号にエンコードして音声信号に重畳するようにすればよ
い。
【0066】なお、シールドケーブルを介してマイク制
御装置30と直接接続されるケーブルマイクの場合は、
揺動量データを可聴周波数帯域よりも高い高周波で変調
して重畳したり、DCバイアスとして重畳するなどシー
ルドケーブルの伝送帯域をフルに活用することができ
る。
【0067】マージされた信号は送信部75から送信さ
れる。この送信部75は、この揺動量データがマージさ
れた音声信号(音響信号)をFM変調波にして出力す
る。周波数はいわゆるFM放送帯域である。
【0068】一方、受信側の装置であるマイク制御装置
30は、以下のような構成になっている。受信部41は
上記FM電波を受信する。受信された信号は復調され、
分離部42で音声信号と揺動量データとに分離される。
この分離はバンドパスフィルタなどで行えばよい。分離
された音声信号はコントロールアンプ2に入力される。
また、分離された揺動量データは合成部43に入力され
る。合成部43は、入力されたx軸回りの揺動量および
y軸回りの揺動量を合成してマイク7bの揺動ベクトル
を算出する。算出された揺動ベクトルは判定部44に入
力される。判定部44は、逐次入力される揺動ベクトル
によりマイク7bがどのように揺動しているかを判定
し、その揺動の態様に応じて打楽器音を発音させるべく
打楽器音源46に指示を送る。
【0069】なお、打楽器音源46および波形処理部4
7の構成・機能は、図2(A)に示した打楽器音源35
および波形処理部36と同様であり、打楽器音源46
は、トリガ信号と読出開始アドレスを入力し、トリガ信
号が入力されたとき、読出開始アドレスから始まるエリ
アに記憶されている波形データをワンショットで読み出
し、打楽器の楽音信号の波形データとして出力する。波
形処理部47は、打楽器音源46から入力された波形デ
ータのレベルや周波数特性を調整して出力する。出力さ
れた楽音波形データはコントロールアンプ2に入力され
る。
【0070】打楽器音を発生させるためのマイクの揺動
の態様の例を図5(A)に示す。カラオケ曲の演奏中に
第2のマイク7bが上下に振られ、同図(A)のように
揺動した場合、図中Bのタイミングにトリガを発生す
る。そして、振り下ろす直前のピークと振り下ろした点
Bとの高度差(揺動量)に基づいてレベル制御信号が生
成される。
【0071】また、音色の選択やフィルタ制御信号の生
成は、振り下ろす軌道に基づいて行われる。たとえば、
音色の選択の場合、真っ直ぐ上下に振り下ろせばスネア
ドラム、円を描くように振り下ろせばバスドラムなどで
ある。また、フィルタ制御信号を生成する場合、常に一
定速度で振り下ろせば高音域を抑制した音質にし、加速
しながら振り下ろせば高音域を強調した音質にするなど
である。
【0072】なお、ジャイロセンサ71,72は、図5
(B)に示すような位置関係でマイク7bに内蔵されて
いるため、同図α方向の揺動がx軸回りの揺動であり、
同図β方向の揺動がy軸回りの揺動である。したがっ
て、利用者は手元スイッチ50が上面になるようにマイ
ク7bを保持することにより、上下方向の揺動をx軸回
りの揺動とし、左右方向の揺動をy軸回りの揺動とする
ことができる。
【0073】また、この実施形態においても、第2のマ
イク7bをバーチャルパーカッションモードで機能させ
るか、通常どおり歌唱専用のマイクとして機能させるか
はマイク7bに設けられている手元スイッチ50(図2
(B)参照)によって切り換えることができる。この手
元スイッチ50のステータス信号もFM信号に重畳して
マイク制御部30(受信部41)に送信され、分離部4
2に入力される。分離部は、通常の歌唱モードを示すO
Nステータス信号が入力されているときは、音声信号を
復調してコントロールアンプ2に入力する動作のみを行
う。なお、手元スイッチ50がONにセットされている
ワイヤレスマイク(第2のマイク7b)は、このときジ
ャイロセンサ71,72に基づく揺動の検出を停止し、
電池の消耗を防止している。
【0074】手元スイッチ50がSWING(図2
(B)のPERCに対応している)にセットされている
とき、第2のマイク7bはジャイロセンサ71,72に
よる揺動量の検出を実行し、SWINGのステータス信
号を受信したマイク制御部30は、分離部でx軸回り,
y軸回りの揺動量データを分離して打楽器音の発音を行
う。
【0075】この場合において、手元スイッチ50から
SWINGステータス信号が入力されたとき、第2のマ
イク7bをバーチャルパーカッション専用のマイクにす
ることも可能である。この場合、音声信号の伝送は不要
であるため、本来は歌唱音声信号を伝送する周波数帯域
を用いてx軸回りおよびy軸回りの揺動量データを伝送
することができ、高精度の情報を伝達することが可能に
なる。このような設定にする場合には、分離部42はS
WINGステータス信号を受信したときには入力された
FM信号を復調して得られた信号をコントロールアンプ
2に入力せず、これを方位データとして合成部43に入
力する。
【0076】以上の実施形態では、第2のマイク7bの
みにジャイロセンサ71,72等を内蔵させて揺動によ
るバーチャルパーカッション機能を持たせたが、第1の
マイクにも同様の機能を持たせるようにしてもよい。
【0077】さらに、上記揺動によるバーチャルパーカ
ッション機能は、カラオケ曲の演奏中に機能すれば足
り、カラオケ曲が演奏されていないときには、上記揺動
検出機能を備えたマイクを他の機能の制御デバイスとし
て用いることも可能である。以下、揺動検出機能を備え
たマイクを、マウスやジョイスティックと同様のメニュ
ーアイコン選択用デバイスとして適用した実施形態につ
いて説明する。
【0078】図6は、カラオケ装置のモニタ6に表示さ
れるメニュー画面の例を示す図である。図7は、マイク
7bの揺動方向と上記メニュー画面におけるカーソル移
動方向の変換式を説明する図および手元スイッチ50の
構造を示す図である。また、図8は上記メニュー画面が
表示されたときのカラオケ装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【0079】図6において、同図(A)の画面は、カラ
オケ演奏終了時(次のリクエストがないとき)に表示さ
れるメニュー画面である。このメニュー画面は、カラオ
ケの演奏を続けるか、カラオケ演奏以外のゲーム、占
い、ニュースなどのサービス機能を実行するかを選択す
る画面である。また、同図(B)の画面は、同図(A)
のメニュー画面でサービス機能が選択されたとき、具体
的にどの機能を実行するかを選択するためのメニュー画
面である。
【0080】同図(A)のメニュー画面には、「カラオ
ケ演奏」と「サービス機能」のメニューアイコンが左右
に表示され、デフォルトで「カラオケ演奏」が選択され
ている。すなわち、「カラオケ演奏」アイコン上にカー
ソルが存在している。このとき、利用者が「サービス機
能」を選択するためには、カーソルを右に移動させる必
要がある。この実施形態では、利用者がマイク7bを右
に揺動させることによってカーソルを右に移動させるこ
とができる。
【0081】このとき、利用者がマイク7bを手元スイ
ッチ50が上面になるように保持していれば、図5
(B)に示したように右方向への揺動はx軸回りの正方
向への揺動として検出されるが、実際には利用者がマイ
ク7bをこのように正確に保持していることは稀であ
る。上記バーチャルパーカッションモードではマイク7
bを保持する向きが多少ずれても発生する打楽器音にそ
れほど影響はないが、メニューアイコンを選択する場
合、マイクの揺動方向とカーソルの移動方向がずれてし
まうと正確にメニューアイコンが選択できなくなる。そ
こで、図6(A)のメニュー画面では、カーソルの移動
方向は左から右に限定されているため、この画面に対し
て入力されたマイク7bの揺動量データに基づいてマイ
ク保持の傾きを検出し、以下のメニュー画面でその傾き
を補正して利用者の意図どおりにカーソルを移動させる
ようにしている。
【0082】すなわち、先頭画面(トップメニュー)で
ある図6(A)のメニュー画面において、利用者がマイ
ク7bを右に揺動させて「カラオケ演奏」アイコンから
「サービス機能」アイコンに移動させたとき、その移動
時のx軸回りの揺動量およびy軸回りの揺動量を検出
し、これがモニタ6のメニュー画面上のX座標,Y座標
の変化にどのように対応しているかを割り出して一次変
換式を生成し、次の図6(B)のメニュー画面では、マ
イク7bが揺動操作されたとき、その揺動量を前記一次
変換式で変換することによって、その揺動操作の方向に
一致するようにカーソルを移動させる。
【0083】なお、上記のカーソル移動操作は、具体的
には以下のように行えばよい。マイク7bを「カラオケ
演奏」アイコンの方向に向けて手元スイッチをON(ま
たはOFF)からSWINGに切り換え、この状態でマ
イク7bの向きを「サービス機能」アイコンの方向へ揺
動させる。そして、この「サービス機能」の選択を確定
する場合、確定操作をすると、次のメニュー(図6
(B))に進む。確定操作は、手元スイッチ50に内蔵
されている押しボタンスイッチをオンすることによって
行えばよいが、これについては後述する。
【0084】なお、図6(A)のメニュー画面でカラオ
ケ演奏を継続して行いたい場合には、利用者はカーソル
を移動させることなくデフォルトで選択されている「カ
ラオケ演奏」に対して確定操作を行えばよい。
【0085】図7を参照して一次変換式の生成方式につ
いて説明する。マイク7bが「カラオケ演奏」アイコン
の方向から「サービス機能」アイコンの方向へ揺動され
た場合、モニタ6の表示座標において「カラオケ演奏」
アイコンの中心から「サービス機能」アイコンの中心ま
での距離はX1 であるため、画面上でのカーソルの移動
距離はX1 である。なお、モニタの表示座標は図6
(A)に示すように、左から右に向けてX軸、上から下
に向けてY軸が設定されている。なお、マイク7bの揺
動方向は、図5(B)に示すように、手元スイッチ50
が上面になるように保持したとき上から下がx軸回りの
正の揺動方向であり、左から右がy軸回りの正の揺動方
向である。
【0086】ここで、図7(A)のようにマイク7bが
θだけ傾けて保持され、この状態で「カラオケ演奏」ア
イコンの方向から「サービス機能」アイコンの方向へ揺
動されたとする。この揺動により、マイク7bのx軸回
りおよびy軸回りの揺動量データとしてx1 ,y1 の値
が、マイク制御装置30に入力されたとする。そうする
と、モニタ上の座標値X1 とマイク7bから入力された
揺動量x1 ,y1 は、同図(B)のような関係になり、
以下のような関係式が導かれる。ここで、マイク7bの
揺動角度x1 ,y1 は小さい角度であるため移動量(座
標値)に近似して扱う。
【0087】x1 =X1 sinθ y1 =Y1 cosθ したがって、 sinθ=x1 /X1 cosθ=y1 /X1 これにより、sinθ,cosθの値を算出することが
でき、以後、利用者がマイク7bを揺動させることによ
って揺動量(x,y)が入力されたとき、以下の変換式
を用いてモニタ6上におけるカーソルの移動量(X,
Y)を割り出すことができる。
【0088】X = xsinθ+ycosθ Y =−xcosθ+ysinθ この変換式を用いて、図6(B)に示す多数のアイコン
が表示されているメニュー画面であっても、正確に1つ
のアイコンを選択することができる。
【0089】また、深い階層の階層メニューを選択する
場合など選択画面が何枚も継続する場合には、利用者が
操作している間にマイクの傾きθが変化する場合があ
る。このような選択画面が何枚も継続する場合には、図
6(C)に示すような確認画面を間に挿入し、デフォル
トの「止める」アイコンから「次に進む」アイコンにカ
ーソルが移動されたときに入力された揺動量データ(x
1 ,y1 )に基づいて再度上記一次変換式を生成し、こ
れで以後の変換を行うようにすればよい。
【0090】ここで、この実施形態のマイク7bは、モ
ードを選択するためのスライドスイッチである手元スイ
ッチ50が、上記メニューの選択を確定するための押し
ボタンスイッチも兼ねた構造になっている。この手元ス
イッチ50の構造を図7(C)に示す。手元スイッチ5
0は、スライドスイッチ部60、および、このスライド
スイッチ部60を押しボタンとした押しボタンスイッチ
部61からなっている。スライドスイッチ部60は、筐
体内にコモン接点62aを下面に有する摺動子62と、
コモン接点62aと対向し、摺動子62の摺動に従って
択一的にコモン接点と接触する3個の接点631,63
2,633を有している。接点631,632,633
は、それぞれ、ON,SWING,OFFに対応してい
る。また、押しボタンスイッチ部61は、押しボタン
(スライドスイッチ部)60の下面に接点64を設ける
とともに、これに対向させて筐体底面部に接点65を設
け、押しボタン60をコイルバネ66で上方に付勢した
構成になっている。
【0091】以上の構成により、摺動子62を摺動させ
ることによって、マイク7bのモード(ステータス)を
ON,SWING,OFFに切り換えることができ、こ
のスライドスイッチ部60を押し下げることによって上
記選択メニューの確定などの入力を行うことができる。
【0092】図8は、上記カラオケ装置のメニュー選択
動作を示すフローチャートである。この動作は、カラオ
ケ曲の演奏が終了した場面における動作を示している。
カラオケ曲の演奏が終了すると、次のカラオケ曲のリク
エスト(予約)があるかを判断する(s1)。リクエス
トがある場合には、このリクエスト曲の演奏動作に進
む。
【0093】リクエストがない場合には、カラオケ演奏
以外のサービス機能を望んでいる可能性があるため、カ
ラオケ演奏を継続するかサービス機能に移行するかを選
択するメニュー画面(図6(A))を表示する(s
2)。このメニュー画面ではデフォルトで「カラオケ演
奏」アイコンが選択されているため、このまま押しボタ
ンスイッチ61(図7(C)参照)がオンされた場合に
は、元どおりカラオケ演奏モードに復帰する。
【0094】一方、マイク7bが「カラオケ演奏」アイ
コンの方向から「サービス機能」アイコンの方向へ揺動
された場合には(s4)、この揺動によって入力された
揺動量x1 ,y1 に基づいてマイク7bの傾きθを割り
出し、これに基づいてマイクの揺動量からモニタ6上の
座標への変換式を生成する(s5)。なお、s4のマイ
クの揺動操作は、スライドスイッチ60をSWINGに
セットする操作や「サービス機能」を選択したのち押し
ボタンスイッチ61をオンする操作を含んでいるものと
する。
【0095】上記変換式の生成処理ののち、図7(B)
のサービス機能選択画面を表示する(s6)。このとき
カーソルは、デフォルト位置(たとえば「採点ゲーム」
アイコン上)にある。利用者によるマイク7bの揺動
(s7)、または押しボタンスイッチ61のオン(s
8)があるまで待機する。マイク7bが揺動されるとそ
の揺動量x,yを取り込み、これをモニタ6上のカーソ
ル移動量に変換する(s9)。そして、この変換された
位置にカーソルを移動する(s10)。一方、押しボタ
ンスイッチ61がオンされると(s8)、そのときカー
ソルが位置していたアイコンのメニューを実行する(s
11)。たとえば、そのとき「ニュース」アイコン上に
カーソルがあった場合には、ここでニュースを表示す
る。
【0096】以上の動作により、マイク7bの揺動操作
と手元スイッチ50(スライドスイッチ60,押しボタ
ンスイッチ61)の操作により、モニタ6に表示された
複数のメニューアイコンを選択することができる。
【0097】このように上記実施形態では、マイクにジ
ャイロセンサを内蔵し、マイクの揺動量を検出すること
によってバーチャルパーカッション機能やメニュー選択
機能を実現しているが、マイクに内蔵するセンサはジャ
イロセンサに限定されない。たとえば、水準器のような
構成を有する傾きセンサなどを内蔵してもよい。
【0098】また、上記実施態様では、カラオケ装置の
制御機能としてモニタ6にメニュー画面が表示されたと
きのメニュー選択機能を例示しているが、カラオケ装置
の制御機能はこれに限定されない。たとえば、カラオケ
曲の演奏時にマイク7bを揺動させたり方位を変えるこ
とによって音量やテンポを変更できるようにしてもよ
く、揺動させたり方位を変えることによって照明装置や
エフェクタの機能を制御できるようにしてもよい。これ
らの機能は全て、マイク制御装置30がマイクの方位や
揺動量を検出してカラオケ装置本体に入力し、カラオケ
装置本体のCPU10がこの情報に基づいて対応する機
器に指示を出すことで実現される。
【0099】また、上記ようなセンサを内蔵したマイク
を用いることにより、必要なときのみにマイク入力がオ
ンされる自動オン/オフ機能付きのカラオケ歌唱用マイ
クを実現することができる。
【0100】図9は、この発明の実施形態である自動オ
ン/オフ機能付きのカラオケ歌唱用マイクの外観を示す
図である。このカラオケ歌唱用マイク80は、利用者に
よる取り扱い状態を検出するセンサ82を内蔵してい
る。センサ82は、たとえば図4に示すようなジャイロ
センサである。また、スライドスイッチである手元スイ
ッチ81は、4ステータスのスイッチであり、各ステー
タスは、それぞれON,AUTO1,AUTO2,OF
Fのモードを設定する。ONは常時マイク入力が有効な
モードである。OFFは常時マイク入力が無効のモード
である。AUTO1は、カラオケ演奏がスタートすると
自動的にマイク入力が有効になり、カラオケ演奏が終了
すると自動的にマイク入力が無効になるモードである。
また、AUTO2は、歌唱者にマイクが取り上げられ、
且つ、カラオケ演奏がスタートしたときマイク入力が有
効になり、カラオケ演奏が終了し、且つ、歌唱者がマイ
クを置いたときマイク入力が無効になるモードである。
【0101】センサ82が上記ジャイロセンサの場合に
は、マイクの方位が大きく揺動したとき、マイクが取り
上げられた、または、マイクが置かれたと判断するよう
にすればよい。
【0102】また、センサ82としてはジャイロセンサ
以外のものを適用することができ、傾きセンサを適用し
た場合には、図9(B)のように水平方向から所定角度
(たとえば30°)以上の角度に立てられたときマイク
が取り上げられたと判断し、所定角度未満に寝かされた
ときマイクが置かれたと判断するようにすればよい。さ
らに、センサ82として静電センサなどのタッチセンサ
を適用した場合、人の手などの接触を検知したときマイ
クが取り上げられたと判断し、接触を検知しなくなった
ときマイクが置かれたと判断するようにすればよい。
【0103】図9(C)は、上記自動オン/オフ機能付
きのカラオケ歌唱用マイクを備えたカラオケ装置の概略
構成図である。歌唱用マイク80はスイッチ86を介し
てカラオケ装置本体1に接続されている。スイッチ86
はスイッチ制御部85によって開閉される。スイッチ制
御部85には、歌唱用マイク80からセンサの検出内容
および手元スイッチ81のステータス信号が入力されて
いる。また、カラオケ装置本体1からはカラオケ演奏開
始信号およびカラオケ演奏終了信号が入力される。
【0104】スイッチ制御部85は、OFFステータス
信号が入力されているときは、他の信号入力にかかわら
ずスイッチ86のオフ状態を維持する。また、ONステ
ータス信号が入力されているときは、他の信号入力にか
かわらずスイッチ86のオン状態を維持する。AUTO
1ステータス信号が入力されているときは、カラオケ装
置本体1から入力されるカラオケ演奏開始信号に呼応し
てスイッチ86をオンし、カラオケ演奏終了信号に呼応
してスイッチ86をオフする。
【0105】さらに、マイク80の手元スイッチ81か
らAUTO2のステータス信号が入力されているとき
は、センサ82から入力される信号に基づいてマイク8
0が取り上げられたと判断し、且つカラオケ装置本体1
からカラオケ演奏開始信号が入力されたときスイッチ8
6をオンし、センサ82から入力される信号に基づいて
マイク80が置かれたと判断し、且つカラオケ装置本体
1からカラオケ演奏終了信号が入力されたときスイッチ
86をオフする。
【0106】なお、カラオケ装置にマイクが複数本接続
されている場合は、それぞれのマイクについて上記制御
を行うようにすればよい。
【0107】以上の動作により、不要なときにマイク8
0をオンしておくことがなく、ハウリングなどの弊害を
未然に防止することができる。また、ワイヤレスマイク
にこの技術を適用すれば、使用しないときにマイクを電
源をオフすることができるため、不必要なときの電池の
消費を防ぎ、電池の寿命を伸ばすことができる。
【0108】上記の実施形態では、バーチャルパーカッ
ション機能や揺動によるメニュー選択機能を第2のマイ
ク7bで実現しているが、第1のマイク7aにも上記第
2のマイク7bと同様の装置を接続し、バーチャルパー
カッション機能またはメニュー選択機能をできるように
してもよい。
【0109】さらに、上記実施態様のカラオケ装置は、
マイク7を2本備えた構成になっているが、マイクの本
数は2本に限定されず、1本または3本以上であっても
よい。いずれにしてもそのなかの少なくとも1本で上記
機能が実現されていればよい。
【0110】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、通常は
カラオケ歌唱用に用いているマイクを叩いたり擦ったり
することによって打楽器音を発生することができるた
め、さらにこの発明によれば、通常はカラオケ歌唱用に
もちいているマイクを運動させたり所定の姿勢にするこ
とによって打楽器音を発生することができるため、専用
のコントローラがなしでカラオケ演奏を盛り上げること
ができるうえ、歌唱用のマイクを兼用していることか
ら、歌唱と打楽器演奏とを掛け持ちすることもできる。
【0111】また、この発明によれば、マイクの運動や
姿勢に基づいてカラオケ装置を制御することができるた
め、特別のコントローラがなくても、歌唱者が保持して
いるマイクで装置を制御することができ、歌唱しながら
装置を制御したり歌唱の合間に装置を制御したりするこ
とが容易になる。
【0112】さらに、この発明によれば、マイクが歌唱
者に取り扱われているなど必要な場面をセンサが検出
し、この場面のみにマイク入力がオンするため、不要な
場面でのハウリングや電力の消耗を防止することがで
き、また、歌唱者のマイクのオン忘れを防止することも
できる。さらに、このセンサの検出とカラオケ演奏の開
始/終了とを連動させたことにより、カラオケ演奏中の
必要な場面のみにマイクをオンすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロ
ック図
【図2】同カラオケ装置のマイク制御装置のブロック図
【図3】同マイク制御装置内の判定部の構成を示す図
【図4】同カラオケ装置のマイク制御装置の他の実施形
態を示す図
【図5】同カラオケ装置のバーチャルパーカッション動
作の例を示す図
【図6】同カラオケ装置においてマイクを揺動させてメ
ニューアイコンを選択するメニュー画面の例を示す図
【図7】マイクの揺動量をメニュー画面上の座標値の変
化に変換する方式を説明する図およびマイクの手元スイ
ッチの構成を示す図
【図8】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図9】マイクに内蔵したセンサの検出内容でマイクを
オン・オフする実施形態を示す図
【符号の説明】
1…カラオケ装置本体、2…コントロールアンプ、7
a,7b…マイク、30…マイク制御装置、50…手元
スイッチ、31…スイッチ回路、33…判定部、34…
リファレンスROM、35…打楽器音源、36…波形処
理部、BPF…バンドパスフィルタ、EDT…エンベロ
ープ検出部、37…認識部、38…パラメータ生成部、
70…マイク素子、71,72…ジャイロセンサ、73
…方位検出部、42…分離部、44…判定部44、46
…打楽器音源、47…波形処理部、80…カラオケ歌唱
用マイク、81…手元スイッチ、82…センサ、85…
スイッチ制御部、86…スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 1/04 H04R 1/04 Z // G10L 15/10 G10L 3/00 531N Fターム(参考) 5D015 DD02 KK01 5D017 BD02 BD04 BD09 5D108 BB06 BF01 BH01 5D378 AD01 AD22 AE01 KK06 KK07 KK12 MM97 SC01 SC06 SD08 SE16 SF01 SF02 SF03 SF19 UU19 UU31 UU41 WW01 WW03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歌唱用のマイクと、 打楽器の楽音を発生する打楽器音源と、 前記マイクから入力された信号が、歌唱の音声信号であ
    るかマイクの打撃または摩擦による音響信号であるかを
    識別し、この信号が打撃または摩擦による音響信号であ
    る場合には、前記打楽器音源に打楽器の楽音を発生させ
    る発音制御手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 前記発音制御手段は、前記マイクの打撃
    または摩擦による音響信号の特徴を検出し、その検出内
    容に基づいて前記打楽器音源が発生する楽音を制御する
    手段を含む請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 前記打楽器音源は、複数種類の打楽器の
    楽音を発生する音源であり、 前記発音制御手段は、マイクの打撃または摩擦による音
    響信号の特徴を検出し、その検出内容に基づいて前記打
    楽器音源に発生させる楽音の種類を選択する手段を含む
    請求項1に記載のカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 歌唱用のマイクに、該マイクの運動また
    は姿勢を検出するセンサを設けるとともに、 打楽器の楽音を発生する打楽器音源と、 前記センサが検出した運動または姿勢に応じて、前記打
    楽器用音源に打楽器の楽音を発生させる発音制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  5. 【請求項5】 前記発音制御手段は、前記マイクの運動
    または姿勢の特徴を検出し、その検出内容に基づいて前
    記打楽器音源が発生する楽音を制御する手段を含む請求
    項4に記載のカラオケ装置。
  6. 【請求項6】 前記打楽器音源は、複数種類の打楽器の
    楽音を発生する音源であり、 前記発音制御手段は、前記マイクの運動または姿勢の特
    徴を検出し、その検出内容に基づいて前記打楽器音源に
    発生させる楽音の種類を決定する手段を含む請求項4に
    記載のカラオケ装置。
  7. 【請求項7】 歌唱用のマイクに、該マイクの運動また
    は姿勢を検出するセンサを設け、 該センサが検出した運動または姿勢に応じて装置の動作
    を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  8. 【請求項8】 歌唱用のマイクに、該マイクの操作状態
    を検出するセンサを設け、 該センサの検出内容に応じて該マイクをオン/オフする
    マイク制御手段と、を備えたことを特徴とするカラオケ
    装置。
  9. 【請求項9】 歌唱用のマイクに、該マイクの操作状態
    を検出するセンサを設けるとともに、 カラオケ曲を演奏する演奏手段と、 前記センサが前記マイクが取り上げられたことを検出
    し、且つ演奏手段がカラオケ曲の演奏を開始したとき前
    記マイクをオンし、演奏手段がカラオケ曲の演奏を終了
    し、且つ前記センサが前記マイクが置かれたことを検出
    したとき前記マイクをオフするマイク制御手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
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