JP2002116686A - 演奏指示装置及び方法並びに記憶媒体 - Google Patents

演奏指示装置及び方法並びに記憶媒体

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JP2002116686A
JP2002116686A JP2000307623A JP2000307623A JP2002116686A JP 2002116686 A JP2002116686 A JP 2002116686A JP 2000307623 A JP2000307623 A JP 2000307623A JP 2000307623 A JP2000307623 A JP 2000307623A JP 2002116686 A JP2002116686 A JP 2002116686A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが楽器をどのように操作して演奏を行
えばよいかを視覚的に容易に理解できるようにする。 【解決手段】 演奏曲の再生にあわせて、演奏操作対象
の操作子を操作するために用いる体の部位を指示すると
共に、該操作子を操作する際の模範的な演奏動作を画像
表示する。表示手段は、演奏データに基づく楽曲を所定
の楽器を用いて演奏している演奏動作を表す演奏画像を
表示する。該演奏画像において、演奏データに従う楽曲
を演奏する場合に用いるべき楽器は、該楽器を演奏する
ために用いる身体部位毎に設定された表示態様で表示す
る。すなわち、楽曲の進行に従って、演奏画像上の楽器
を身体部位毎に設定された表示態様で表示することによ
って、ユーザはどの楽器をどのような方法で演奏すれば
よいかを視覚的に理解することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、演奏者が行うべ
き演奏操作を音楽に従って自動的に指示する演奏指示装
置および方法並びに記憶媒体に関し、特に演奏者に対し
てわかりやすい演奏指示を行うことにより演奏練習を効
果的に行わせることを可能とした演奏指示装置及び方法
並びに記憶媒体である。
【0002】
【従来の技術】楽器の演奏方法を習得する場合、単に楽
譜等が記された教本を見て実際に楽器を演奏操作しなが
ら段階的に習得していくことは特に初心者にとって非常
に難しいことである。そこで、近年においては、パーソ
ナルコンピュータの普及に伴い、コンピュータと電子楽
器とを接続して楽器の演奏方法を習得することが可能な
教習システムが出現している。こうした教習システムに
おいて用いられる従来から知られた演奏指示装置では、
例えば、所定のディスプレイ上に演奏曲に関する楽譜
(例えば、音符と音楽記号を使った一般的な譜面等)を
表示し、該表示した楽譜上における現在の演奏進行位置
を演奏曲の再生にあわせて順次指示する。また、所定の
ディスプレイ上にユーザが演奏方法を習得したい楽器の
一部画像を表示し、該表示した楽器上における現在の演
奏操作対象となる操作子の位置を演奏曲の再生にあわせ
て順次指示する。ユーザはこうしたディスプレイ上の指
示に従いながら当該電子楽器を操作して演奏を行うこと
で、該楽器の演奏方法を習得することができる。すなわ
ち、従来の演奏指示装置では予め記憶された演奏曲の進
行に従い、該演奏曲において演奏操作対象となる現在の
楽譜上の位置や現在演奏操作すべき楽器の操作子等を所
定のディスプレイ上に画像表示することによって、ユー
ザによる当該楽器の演奏操作の支援・補助を視覚的に行
うことができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の演奏
指示装置では楽器の一部画像を表示して演奏操作すべき
操作子の位置をユーザが視覚的に一見して把握すること
ができるようにしているが、該表示は単に演奏操作すべ
き操作子の楽器上の位置のみを表示するだけのものであ
った。そうすると、特にドラムのような身体全体(例え
ば、両手両足)を使って演奏操作を行う楽器の演奏方法
を習得したい場合、単に演奏操作すべき操作子(例え
ば、ドラムの場合にはクラッシュ・シンバル,ハイハッ
ト・シンバル,バス・ドラム,スネア・ドラム、タムタ
ム等)の楽器上の位置のみをディスプレイに表示するだ
けであると、ユーザは実際に当該操作子をどのようにし
て演奏操作すればよいか等の演奏方法(例えば、演奏対
象とされた操作子を演奏者が左手で演奏すべきか、右手
で演奏すべきか等の演奏態様)まではわからないので、
例えば演奏対象の操作子を左手で操作して演奏すべきな
のに右手で操作して演奏するといったようなユーザが行
うべき正しい演奏方法と実際にユーザが行った演奏方法
とが異なることが生じ、そうした場合には正しい演奏タ
イミングとユーザの演奏操作による演奏タイミングとの
間に微妙なずれが生じるなどの支障が起こる、という問
題点があった。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、演奏曲の再生にあわせて、演奏操作対象の操作子を
操作するために用いる体の部位を指示すると共に、該操
作子を操作する際の模範的な演奏動作を画像表示するこ
とによって、ユーザが各操作子をどのように操作して演
奏を行えばよいかを視覚的に容易に理解できるようにし
た演奏指示装置及び方法並びに記憶媒体を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る演奏指示装
置は、演奏データを供給する供給手段と、演奏データを
再生する再生手段と、再生した演奏データに基づく楽曲
を所定の楽器を用いて演奏している演奏動作を表す演奏
画像を表示する表示手段と、前記演奏画像上において、
演奏データの再生進行にあわせて演奏対象とする楽器の
表示態様を演奏で使用する身体部位毎に設定された異な
る表示態様に変更することで演奏操作すべき楽器を指示
する指示手段とを具える。
【0006】本発明によると、演奏の進行にあわせて、
該演奏時に演奏操作すべき楽器を演奏で使用する身体部
位毎に異なる表示態様で表示することから、ユーザは該
表示に従って楽器を操作することによって楽器の演奏方
法を習得することができる。表示手段には、再生した演
奏データに基づく楽曲を所定の楽器を用いて演奏してい
る演奏動作を表す演奏画像を表示する。該演奏画像にお
いて、演奏データに従う楽曲を演奏する場合に用いるべ
き楽器は、該楽器を演奏するために用いる身体の部分
(すなわち、身体部位)毎に設定された表示態様で表示
される。すなわち、楽曲の進行に従って、演奏画像上の
楽器を演奏で使用する身体部位毎に設定された表示態様
で表示することによって、ユーザはどの楽器をどのよう
な方法で(つまり、どこの身体部位を用いて)演奏すれ
ばよいかを視覚的に理解することができる。このよう
に、単に楽器と身体部位とを所定の表示態様で表示する
だけでなく、再生した演奏データに基づく楽曲を所定の
楽器を用いて演奏している演奏動作を表示する。すなわ
ち、演奏曲の再生にあわせて、演奏操作対象の操作子を
操作するために用いる体の部位を指示すると共に、該操
作子を操作する際の模範的な演奏動作を画像表示するこ
とによって、ユーザは各操作子をどのように操作して演
奏を行えばよいかを視覚的に容易に理解できるようにな
る。
【0007】また、本発明に係る演奏指示装置は、楽曲
を表す演奏データと、該楽曲の楽譜を表す楽譜データ
と、該楽曲を所定の楽器を用いて演奏している演奏動作
を表す動作データとを供給する供給手段と、演奏データ
を再生する再生手段と、再生した演奏データに従う動作
データに基づき演奏画像を表示し、再生した演奏データ
に従う楽譜データに基づき楽譜画像を表示する表示手段
と、前記演奏画像上において、演奏データの再生進行に
あわせて演奏対象とする楽器の表示態様を演奏で使用す
る身体部位毎に設定された異なる表示態様に変更するこ
とで演奏操作すべき楽器を指示する指示手段と、演奏デ
ータの再生進行と、演奏画像における演奏操作すべき楽
器の指示の表示進行と、楽譜画像における楽譜の表示進
行とを同期して行うために、演奏データ及び楽譜データ
及び動作データの各データに記憶されている処理タイミ
ングを表す所定のデータを、共通の読み出しタイミング
に相当する値に変換し、該共通の読み出しタイミングに
あわせて各々のデータを読み出し制御する制御手段とを
具える。こうすると、演奏データ、楽譜データ、動作デ
ータに記憶されている処理タイミングを表す所定のデー
タがそれぞれ異なるデータ形式であっても、演奏曲の再
生、演奏操作対象の操作子を操作するために用いる体の
部位の指示、該操作子を操作する際の模範的な演奏動作
の表示を全て同期した状態で表示することができるよう
になる。
【0008】本発明は、装置の発明として構成し、実施
することができるのみならず、方法の発明として構成し
実施することができる。また、本発明は、コンピュータ
またはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施
することができるし、そのようなプログラムを記憶した
記憶媒体の形態で実施することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】 以下、この発明の実施の形態を
添付図面に従って詳細に説明する。
【0010】図1は、この発明に係る演奏指示装置の全
体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図であ
る。ここに示された演奏指示装置のハードウエア構成例
はコンピュータを用いて構成されており、そこにおい
て、演奏指示はコンピュータがこの発明に係る演奏指示
処理を実現する所定のプログラム(ソフトウエア)を実
行することにより実施される。勿論、この演奏指示処理
はコンピュータソフトウエアの形態に限らず、DSP
(ディジタル・シグナル・プロセッサ)によって処理さ
れるマイクロプログラムの形態でも実施可能であり、ま
た、この種のプログラムの形態に限らず、ディスクリー
ト回路又は集積回路若しくは大規模集積回路等を含んで
構成された専用ハードウエア装置の形態で実施してもよ
い。また、本発明に係る演奏指示装置はパーソナルコン
ピュータに限らず、電子楽器やカラオケ装置又は電子ゲ
ーム装置、あるいはその他のマルチメディア機器等、任
意の製品応用形態をとっているものであってもよい。
【0011】本実施例に示す演奏指示装置PCは、マイ
クロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメ
モリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)
3からなるマイクロコンピュータによって制御されるよ
うになっている。CPU1は、この演奏指示装置PC全
体の動作を制御するものである。このCPU1に対し
て、データ及びアドレスバス1Dを介してリードオンリ
メモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RA
M)3、MIDIインタフェース(I/F)4、検出回
路5、表示回路6、音源回路7、通信インタフェース
(I/F)8、外部記憶装置9がそれぞれ接続されてい
る。更に、CPU1には、タイマ割込み処理(つまり、
インタラプト処理)における割込み時間や各種時間を計
時するタイマ1Aが接続されている。すなわち、タイマ
1Aは時間間隔を計数したり、ユーザが楽器の演奏練習
を行うために用いる楽曲(以下、単に練習曲と呼ぶ)を
自動演奏する際の演奏テンポを設定したりするためのテ
ンポクロックパルスを発生する。このテンポクロックパ
ルスの周波数は、操作子5Aの中の例えばテンポ設定ス
イッチ等によって調整される。このようなタイマ1Aか
らのテンポクロックパルスはCPU1に対して処理タイ
ミング命令として与えられたり、あるいはCPU1に対
してインタラプト命令として与えられる。CPU1は、
これらの命令に従って各種処理を実行する。各種処理に
は、例えば練習曲を自動的に演奏する自動演奏や各種設
定処理などを行う「メイン処理」や、演奏練習の際の演
奏指示画面を表示する処理などを行う「割込処理」等が
ある。これらのCPU1で実行する「メイン処理」や
「割込処理」等のプログラムは、通信ネットワーク8A
から通信インタフェース8を介してハードディスクなど
の外部記憶装置9に記憶される。そして、実行時に外部
記憶装置9からRAM3にロードされる。あるいは、R
OM2に予めプログラムが記憶されていてもよい。
【0012】ROM2は、CPU1により実行あるいは
参照される各種プログラムや各種データ等を格納するも
のである。RAM3は、練習曲を自動演奏する際に用い
られる自動演奏情報(例えば、練習曲を自動演奏するた
めの演奏データなど)や画面表示の際に用いる各種表示
情報(例えば、演奏データの内容に従う楽譜を表示する
ための楽譜データ、練習曲を所定の演奏者が演奏してい
る様子(模範演奏動作)を表示するための動作データな
ど)、CPU1が所定のプログラムを実行する際に発生
する各種データなどを一時的に記憶するワーキングメモ
リとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関
連するデータを記憶するメモリ等として使用される。R
AM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当
てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとし
て利用される。
【0013】MIDIインタフェース(I/F)4は、
電子楽器4A等からMIDI規格の楽音情報(MIDI
データ)を当該演奏指示装置PCへ入力したり、あるい
は当該演奏指示装置PCからMIDI規格の楽音情報
(MIDIデータ)を電子楽器4A等へ出力するための
インタフェースである。電子楽器4Aはユーザによる操
作に応じてMIDIデータを発生する機器であればよ
く、鍵盤型、ギター型、管楽器型、打楽器型、ミブリ型
等どのようなタイプの操作子を具えた(若しくは、操作
形態からなる)機器であってもよい。この実施例では、
当該演奏指示装置PCにMIDIインタフェース4を介
してユーザが演奏練習したい電子楽器4Aを接続するこ
とにより、ユーザは該電子楽器4Aを用いて演奏練習を
行うことができる。なお、MIDIインタフェース(I
/F)4は専用のMIDIインタフェースを用いるもの
に限らず、RS232−C、USB(ユニバーサル・シ
リアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー
1394)等の汎用のインタフェースを用いて該MID
Iインタフェース(I/F)4を構成するようにしても
よい。この場合、MIDIイベントデータ以外のデータ
をも同時に送受信するようにしてもよい。MIDIイン
タフェース4として上記したような汎用のインタフェー
スを用いる場合には、電子楽器4AはMIDIイベント
データ以外のデータも送受信できるようにしてよい。勿
論、楽音情報に関するデータフォーマットはMIDI形
式のデータに限らず、他の形式であってもよく、その場
合はMIDIインタフェース4と電子楽器4Aはそれに
あった構成とする。
【0014】操作子5Aは演奏練習を行う際に表示装置
6A上に表示する各種表示内容を指定する操作子や、練
習曲を自動演奏する際における各種演奏条件を入力する
操作子など、各種の操作子を含んで構成される。例え
ば、演奏練習を行う際に使用する練習曲を選択する練習
曲選択スイッチ、演奏練習の開始を指示する練習開始ス
イッチなどが含まれる。勿論、この他にも音高、音色、
効果等を選択・設定・制御するために用いる数値データ
入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボード、あ
るいはマウスなどの各種操作子を含んでいてよい。検出
回路5は、操作子5Aの各操作子の操作状態を検出し、
その操作状態に応じたスイッチ情報をデータ及びアドレ
スバス1Dを介してCPU1に出力する。表示回路6は
選択された練習曲の楽譜を表す楽譜画像や該練習曲を模
範演奏者が演奏している様子(つまり、模範演奏動作)
をコンピュータ・グラフィックス(CG)等で表す動作
画像等の各種情報を、例えば液晶表示パネル(LCD)
やCRT等から構成されるディスプレイなどの表示装置
6Aに表示するのは勿論のこと、自動演奏に関する音
高、音色、効果等の設定状態等の各種情報あるいはCP
U1の制御状態などを表示装置6Aに表示する。
【0015】音源回路7は、複数のチャンネルで楽音信
号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1
Dを経由して与えられた練習曲に関する演奏データ等の
情報を入力し、この情報に基づいて楽音信号を発生す
る。音源回路7から発生された楽音信号は、サウンドシ
ステム7Aを介して発音される。この音源回路7とサウ
ンドシステム7Aの構成には、従来のいかなる構成を用
いてもよい。
【0016】通信インタフェース(I/F)8は、例え
ばLANやインターネット、電話回線等の有線あるいは
無線の通信ネットワーク8Aに接続されており、該通信
ネットワーク8Aを介して、サーバコンピュータ(図示
せず)等と接続され、当該サーバコンピュータから制御
プログラムや各種データを演奏指示装置PC本体側に取
り込むためのインタフェースである。すなわち、ROM
2や外部記憶装置9(ハードディスク)等に制御プログ
ラムや各種データが記憶されていない場合に、サーバコ
ンピュータから制御プログラムや各種データをダウンロ
ードするために用いられる。クライアントとなる演奏指
示装置PCは、通信インターフェース8及び通信ネット
ワーク8Aを介してサーバコンピュータへと制御プログ
ラムや各種データのダウンロードを要求するコマンドを
送信する。サーバコンピュータは、このコマンドを受
け、要求された制御プログラムやデータを、通信ネット
ワーク8Aを介して本演奏指示装置PCへと配信し、本
演奏指示装置PCが通信インタフェース8を介して、こ
れら制御プログラムや各種データを受信して外部記憶装
置9(ハードディスク)等に蓄積することにより、ダウ
ンロードが完了する。
【0017】外部記憶装置9は、演奏対象となる練習曲
に関する演奏データ、演奏データの内容に従う楽譜を表
示装置6Aに表示するための楽譜データ、演奏データの
内容に従う模範演奏動作を表示装置6Aに表示するため
の動作データ、あるいはCPU1が実行する各種プログ
ラムの制御に関するデータ等を記憶するものである。前
記ROM2に制御プログラムが記憶されていない場合、
この外部記憶装置9(例えばハードディスク)に制御プ
ログラムを記憶させておき、それを前記RAM3に読み
込むことにより、ROM2に制御プログラムを記憶して
いる場合と同様の動作をCPU1にさせることができ
る。このようにすると、制御プログラムの追加やバージ
ョンアップ等が容易に行える。なお、外部記憶装置9は
ハードディスク(HD)に限られず、フロッピィーディ
スク(FD)、コンパクトディスク(CD−ROM・C
D−RAM)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDV
D(Digital Versatile Diskの
略)等の着脱自在な様々な形態の外部記録媒体を利用す
る記憶装置であってもよい。あるいは、半導体メモリな
どであってもよい。
【0018】図1に示した演奏指示装置PCでは、ユー
ザの選択に従って外部記憶装置9等から演奏データを読
み出し、その内容を表示装置6Aに表示する。また、読
み出した演奏データに対応付けられた楽譜データや動作
データを外部記憶装置9等から読み出し、それらの内容
に従って表示装置6A上に楽譜画像や動作画像を表示す
る(詳しくは、後述する)。このように、当該演奏指示
装置PCではROM2やRAM3あるいは外部記憶装置
9に演奏データとそれに対応する楽譜データ及び動作デ
ータを多数記憶しておき、ユーザによって選択された演
奏データと共に該演奏データに対応する楽譜データ及び
動作データを適宜読み出して、それらの内容を表示装置
6Aに楽譜画像あるいは動作画像として表示すること
で、ユーザが当該楽譜画像あるいは動作画像を見ながら
演奏練習を行うことができるようになっている。
【0019】そこで、本発明に係る演奏指示装置PCで
用いる演奏データ、楽譜データ、動作データの各々につ
いて、そのデータ構成を簡単に説明する。まず、演奏デ
ータのデータ構成について図2を用いて説明する。図2
は、演奏データの構成の一実施例を示す概念図である。
演奏データは、演奏練習の対象として選択された楽曲
(すなわち、練習曲)の模範演奏を再生するためのデー
タであり、従来から知られているSMF(Standard Mid
i Fileの略)等の所定のファイル形式で記録された複数
パート構成のデータである。図2から理解できるよう
に、演奏データは大きく分けて演奏設定情報と演奏情報
とから構成される。演奏設定情報は自動演奏の際に用い
る各種の再生態様を設定するための情報であり、例えば
該演奏データを再生する際のテンポを規定するテンポデ
ータ、音色を規定する音色データ、音量を規定する音量
データなどが含まれる。演奏情報は自動演奏される楽曲
の再生内容を表わす情報であり、各パート(例えば、メ
ロディパート、伴奏パート、リズムパート)毎の、演奏
タイミングデータと演奏イベントデータの組みを演奏進
行順に記憶する。なお、この実施例では、メロディパー
トは曲のメロディを、伴奏パートは曲のリズム以外のベ
ースやコード演奏などの伴奏を、リズムパートはリズム
伴奏をそれぞれ記憶するパートであるものとする。
【0020】各パート毎の演奏タイミングデータは発音
や消音などの楽曲を再生するための演奏イベントデータ
を処理すべき時間(すなわち、タイミング)を表わすデ
ータであり、MIDIクロックに準じたクロック数で表
すことのできるデータである。該演奏タイミングデータ
は、演奏イベントの発生タイミングを曲の先頭や各小節
の先頭からの絶対時間(つまり、絶対的なクロック
数)、あるいは1つ前の演奏イベントからの相対時間
(つまり、相対的なクロック数)で示したデータであ
る。この演奏データのフォーマットは、演奏イベントの
発生時刻を曲や小節内における絶対時間で表した『イベ
ント+絶対時間』形式のもの、演奏イベントの発生時刻
を1つ前のイベントからの時間で表した『イベント+相
対時間』形式のものに限らず、他にも音符の音高と符長
あるいは休符と休符長で演奏データを表した『音高(休
符)+符長』形式のもの、演奏の最小分解能毎にメモリ
の領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応す
るメモリ領域にイベントを記憶した『ベタ方式』形式の
ものなど、どのような形式のものでもよい。また、複数
チャンネル分の演奏データが存在する場合は、複数のチ
ャンネルのデータが混在した形式であってもよい。さら
に、演奏データの処理方法は、設定されたテンポに応じ
て処理周期を変更する方法、処理周期は一定で自動演奏
中のタイミングデータの値を設定されたテンポに応じて
変更する方法、処理周期は一定で1回の処理において演
奏データ中のタイミングデータの計数の仕方をテンポに
応じて変更する方法等、どのようなものであってもよ
い。また、メモリ上において、時系列の演奏データが連
続する領域に記憶されていてもよいし、飛び飛びの領域
に散在して記憶されている演奏データを、連続するデー
タとして別途管理するようにしてもよい。すなわち、時
系列的に連続する演奏データとして管理することができ
ればよく、メモリ上で連続して記憶されているか否かは
問題ではない。各パート毎の演奏イベントデータは、発
音や消音などの楽曲を再生するための演奏イベントの内
容を表わすデータである。演奏イベントの内容にはキー
オン、キーオフ、テンポ変更、音色変更などがあり、こ
れらの演奏イベントを基にして自動演奏が行われる。
【0021】次に、当該演奏指示装置PCで用いる楽譜
データのデータ構成について図3を用いて説明する。図
3は、楽譜データの構成の一実施例を説明するための概
念図である。楽譜データは演奏データの内容に従う楽譜
を表示装置6A上に表示するためのデータであり、演奏
データに対応付けて記憶されている。この実施例では、
リズムパートに相当する情報のみを楽譜データとして記
憶しているものを示す。すなわち、リズムパート(例え
ば、ドラムパート)を演奏練習の対象パート(以下、練
習パートと呼ぶ)として、ユーザが該リズムパートに用
いる楽器(例えば、ドラム)を演奏練習する場合につい
て説明する。図3から理解できるように、楽譜データは
楽譜設定情報と楽譜情報とにより構成される。楽譜設定
情報は、図6に示すような楽譜を表示するための基本情
報(例えば、表示する楽譜の拍子や調などの情報)が記
憶されている。楽譜情報は自動演奏される楽曲の各音符
を表示するための情報であり、楽譜タイミングデータと
楽譜イベントデータとの組みを演奏進行順(すなわち、
表示装置6A上に表示する楽譜の表示順)に記憶してい
る。楽譜タイミングデータは、表示装置6A上における
楽譜イベントの表示位置を表わすデータである。該楽譜
タイミングデータは、上述した演奏タイミングデータと
同様のMIDIクロックに準じたクロック数で表わされ
るデータである。楽譜イベントデータは表示する楽譜イ
ベントの内容を表わすデータであり、音符データや演奏
部位データなどから構成される。音符データは、該曲を
構成する音符の種類(例えば、2分休符、4分音符、8
分3連符など)、楽器の種類(例えば、ドラムの場合に
はハイハット・シンバル、スネア・ドラム、バス・ドラ
ム、タムタムなどのドラムセットを構成する各楽器毎の
種類)、奏法の種類(例えば、ドラムの場合には、スネ
アロール、オープンハイハット、クローズドハイハッ
ト、リムショット、シンバルチョークなどの奏法)など
を記述したデータである。この音符データの内容を参照
して、表示装置6A上に個々の音符、楽器種類、奏法種
類を表示する。演奏部位データは所定の楽器を演奏する
際に用いる身体の部分(以下、これを演奏部位と呼ぶ)を
表わすデータであり、各音符イベントに対して付与され
ているデータである。例えば、ドラムを演奏する場合、
演奏者は右手・左手・右足・左足若しくは頭等を使って
演奏を行うことができることから、演奏部位データには
各音符イベントに対応するように右手・左手・右足・左
足若しくは頭等といった内容が記述される。このよう
に、演奏すべき音符と該音符を演奏する際に用いるべき
演奏部位とを対応して記憶することによって、演奏指示
の際にユーザに対して音符毎に演奏指示を行うことがで
きるようになる。
【0022】次に、当該演奏指示装置PCで用いる動作
データについて図4を用いて簡単に説明する。図4は、
動作データの構成の一実施例を説明するための概念図で
ある。動作データは、演奏データに沿う楽曲の練習パー
トを演奏している所定の演奏者の動作を、図5に示すよ
うな動作画像として表示装置6A上に表示するためのデ
ータである。この実施例では、コンピュータグラフィッ
クス(CG)等を利用して演奏者の動作を楽曲の進行
(すなわち、演奏データの再生)に対応させて表示す
る。つまり、動作データも楽譜データと同様に演奏デー
タに対応付けて記憶される。図4から理解できるよう
に、動作データは動作設定情報と動作情報とから構成さ
れるデータである。動作設定情報は、動作画像を表示す
るための各種の設定情報が記憶されている。具体的に
は、動作画像の初期状態を表わす初期画像(例えば、練
習パートの演奏に用いられる楽器を表す楽器画像や該楽
器を用いて演奏している所定の演奏者の動作を表す奏者
画像の初期表示状態)、奏者画像のどの部分がどの演奏
部位に相当するかを表す情報、などが含まれている。動
作情報は奏者画像における演奏者の動きを表すための情
報であり、所定時間間隔毎(例えば、1/60秒毎)に
奏者画像として表示すべき動作の状態を表わす情報(す
なわち、動作イベントデータ)を、時間進行順(つま
り、演奏進行順)に記憶している。すなわち、この動作
イベントデータを所定時間間隔で順次読み出すことによ
り、演奏者が楽器を演奏している動画が表示装置6A上
に奏者画像として表示されることになる。動作イベント
データは、表示する動作画像の状態を指示するためのデ
ータである。すなわち、初期画像から演奏部位の表示位
置の変更内容(すなわち、演奏部位を動作する際の変更
値)を示すフレームデータ等が該データに該当し、奏者
画像として表示した初期表示状態から、右肘がどれだけ
曲がっているとか、左足がどれだけ曲がっているとか、
首が前後左右にどれだけ動いているとか、などのデータ
が記憶されている。また、奏者画像だけでなく楽器画像
についても同様に動作情報が記憶される。
【0023】本発明に係る演奏指示装置PCでは演奏デ
ータ,楽譜データ,動作データを基にして、練習曲の楽
譜や練習パートの楽器を演奏する際に用いる演奏部位を
示す楽譜画面と共に、練習パートの楽器を演奏している
動作画面(つまり、練習パートの楽器の画像(楽器画
像)と該楽器を演奏している演奏者の画像(奏者画像)
とを示す画面)を表示装置6A上に表示することで、ユ
ーザに対する演奏指示を行うようになっている。そこ
で、動作画面と楽譜画面に表示する表示内容ついて、そ
れぞれ図5と図6を用いて具体的に説明する。図5は、
表示装置6A上に表示する動作画面の一実施例を示す概
念図である。該動作画面は、動作データに基づき動作画
像を表示するものである。すなわち、動作データ中から
所定時間間隔で読み出される動作イベントデータに基づ
いて、楽器画像GHと奏者画像SHとを表示する。楽器
画像GHは、練習パートの楽器を適宜の位置に配置した
状態で表示する。この実施例ではリズムパートを練習パ
ートとし、リズム楽器としてドラムを使用する場合に表
示する楽器画像GHを例示した。すなわち、楽器画像G
Hにおいて、「CRASH」はクラッシュ・シンバル
を、「BD」はバス・ドラムを、「HH」はハイハット
・シンバルを、「SD」はスネア・ドラムを表わす。一
方、奏者画像SHは楽器画像GHに表示された楽器を演
奏する演奏者の動作を表示する。すなわち、練習曲の進
行に従い楽器を演奏する動作を行っているように、奏者
画像SHに演奏者が表示される。この際に、模範演奏
(すなわち、練習曲)の進行に従って、次に演奏すべき
楽器と演奏で使う演奏部位の表示態様が通常表示状態の
表示態様とは異なる態様に変更されて表示される。表示
態様を変更する際には、演奏部位毎に設定されている表
示態様(例えば、色)に変更される。この実施例では、
演奏者に対して右手でハイハット・シンバルHHを、左
手でスネア・ドラムSDを演奏するように指示した際の
表示態様を示す。すなわち、次に演奏すべき楽器がハイ
ハット・シンバルHHとスネア・ドラムSDであり、演
奏で使う部位が右手と左手である場合には、右手に対し
て予め設定されている表示態様で右手と共にハイハット
・シンバルHHを表示する(例えば赤色で表示する。た
だし、図5に示す例では該表示態様として縦線を表
示)。また、左手に対して予め設定されている表示態様
で左手と共にスネア・ドラムSDを表示する(例えば青
色で表示する。ただし、図5に示す例では該表示態様と
して横線を表示)。そして、当該演奏時に用いる楽器以
外の他の楽器(この例ではクラッシュ・シンバルCRA
SHとバス・ドラムBD)及び当該演奏時に用いる楽器
を演奏するために用いる演奏部位以外の他の演奏部位
(この例では頭、右足、左足)の表示態様は、変更され
ないで通常表示状態が続けられる。このように、練習曲
の進行に応じて演奏に必要とされる楽器と該楽器を演奏
するために使用する演奏部位とをあわせて表示すること
によって、ユーザに対する演奏指示を行う。なお、この
実施例では動作画面として楽器画像GHと奏者画像SH
とを頭上から表示した例を示したがこれに限らず、前記
各画像は楽器及び演奏者をあらゆる方向のあらゆる角度
で捉えたものを表示するようにしてよい。また、図示の
ような平面的な2次元表示に限らず、立体的な3次元表
示であってもよいことは言うまでもない。なお、図示の
都合上、図5においては動作画面の楽器画像及び奏者画
像を簡略化して表示したがこれに限らない。これらの画
像に表示する楽器や演奏者は、本物の楽器や実在する模
範演奏者本人(例えば、有名なドラマーなど)を表示し
てもよいし、デフォルメした楽器や子供に人気のあるキ
ャラクターを表示してもよい。
【0024】図6は、表示装置6A上に表示する楽譜画
面の一実施例を示す概念図である。楽譜画面は表示装置
6A上に動作画面と並べて表示され、楽譜画像と演奏部
位画像とを表示する。楽譜画像は、楽譜データに基づき
楽譜を表示するものである。すなわち、楽譜データ中か
らMIDIクロックに基づいて読み出された楽譜イベン
トデータに基づいて、表示装置6A上に楽譜が表示され
る。楽譜画像に表示する楽譜は、所定長毎に表示を切り
換えられる。例えば、2小節毎の楽譜を、模範演奏の進
行に従って、順次、切り換えながら表示する。すなわ
ち、楽譜画像では一度に2小節分の楽譜のみが表示さ
れ、該表示した2小節分の演奏が進行すると表示されて
いる楽譜が消去され、かわりに次の2小節分の楽譜が表
示される。このように、楽譜画像では模範演奏の進行に
従う楽譜を練習曲の最初から最後まで所定長毎に表示す
る。この楽譜画面では、上記楽譜画像と共に演奏部位画
像を表示する。この演奏部位画像では、楽譜データ中の
楽譜イベントデータの演奏部位データを音符イベントに
対応させ、練習パートの楽器を演奏する際に用いる演奏
部位を表示する。つまり、表示した楽譜上の各音符に対
応するようにして演奏部位を表示する。演奏部位の表示
は、練習パートの楽器についてのみ行う。この実施例で
は所定の打楽器であって、手で演奏する楽器(例えば、
ドラムの場合にはクラッシュ・シンバルやハイハット・
シンバル,スネア・ドラムなど)の演奏指示を行う場合
の例を示している。足で演奏する楽器(例えば、ドラム
の場合にはバス・ドラム)については、特に演奏指示を
行う必要はないことから、足に関する演奏部位の表示は
一般的に省略する。こうすると、必要な演奏部位のみを
表示することから演奏部位の表示が見やすくなり、ユー
ザにとって演奏部位の指示がわかりやすい表示となる。
勿論、足を用いて行う演奏に関し、足に関する演奏部位
を表示するようにしてもよい。練習曲の演奏が始まる
と、該練習曲の進行に従う演奏指示位置が所定の態様で
表示される。この実施例では、長方形状に図示した演奏
指示部Pによって現在の演奏指示位置を表示する。すな
わち、演奏指示部Pは楽譜画像及び演奏部位画像上を演
奏の進行に従って連続的に移動することによって、ユー
ザに対して演奏する音符と該音符を演奏するのに必要な
演奏部位とを指示する。
【0025】なお、楽譜画面の表示形態は上述した形態
に限らず、他の表示形態であってもよい。例えば、演奏
部位画像は図7に示すような表示形態であってもよい。
図7は、楽譜画面における演奏部位画像の他の実施例を
示す概念図である。図7に示すように、楽譜画面に演奏
部位を表示する場合、楽器毎に演奏部位を表示する形態
にしてもよい。例えば、所定の打楽器であって、手で演
奏する楽器(例えば、ドラムの場合にはクラッシュ・シ
ンバルやハイハット・シンバル,スネア・ドラムなど)
の演奏指示を行う場合、クラッシュ・シンバルやハイハ
ット・シンバル,スネア・ドラムといった楽器毎に演奏
部位を表示する。図7の例では、演奏の進行と共に、右
手によるクラッシュ・シンバルの演奏、右手によるハイ
ハット・シンバルの演奏、右手によるハイハット・シン
バルの演奏、右手によるハイハット・シンバルの演奏と
左手によるスネア・ドラムの演奏を指示する。このよう
に楽器毎に演奏部位を表示することにより、ユーザは現
在の演奏位置よりも少し先に進んだ演奏位置の演奏方法
(すなわち、どうやって演奏するか)を知ることが簡単
にできるようになる。楽器毎の演奏部位の表示は、楽譜
データの各音符データに含まれている楽器の種類を表す
データと、その音符データに対応する演奏部位データを
参照して行われる。
【0026】図1に示した演奏指示装置PCでは、例え
ばROM2やRAM3あるいは外部記憶装置9等からユ
ーザの選択に従って演奏データを読み出して該演奏デー
タに基づき模範演奏を演奏するだけでなく、該演奏デー
タに対応付けられた楽譜データ及び動作データを読み出
し、これらのデータに従って表示装置6A上に演奏指示
を表示する。すなわち、当該演奏指示装置PCではRO
M2やRAM3あるいは外部記憶装置9に演奏データ,
楽譜データ,動作データが多数記憶されており、各々の
データを適宜読み出してその内容を表示装置6Aに表示
することで、ユーザに対する演奏指示を行うようになっ
ている。こうした演奏指示は、演奏指示装置PCのCP
U1が演奏指示処理を実現する所定のプログラム(ソフ
トウエア)を実行することにより実施される。そこで、
CPU1で実行する演奏指示処理について図8及び図9
を用いて説明する。図8は上述した演奏指示装置PCの
CPU1で実行される「メイン処理」の一実施例を示し
たフローチャートであり、図9は上述した演奏指示装置
PCのCPU1で実行される「割込処理」の一実施例を
示したフローチャートである。以下、図8及び図9のフ
ローチャートに従って、当該処理における処理動作を説
明する。
【0027】まず、図8に示す「メイン処理」について
その動作を説明する。ステップS1では、演奏練習する
演奏データの選択操作の有無を検出する。ステップS2
では、演奏データの選択があるか否かの判定を行う。す
なわち、これらの処理では、演奏練習する際に模範演奏
とする曲を選択するために、直接曲名を入力する、ある
いは予め表示装置6Aに表示された曲名を選択するなど
の操作を、ユーザが操作子5A(例えば、練習曲選択ス
イッチなど)を用いて行ったか否かを検出する。演奏デ
ータの選択が行われている場合には(ステップS2のY
ES)、選択された演奏データと、それに対応する楽譜
データ及び動作データの読み出し開始を設定する(ステ
ップS3)。演奏データの選択が行われていない場合に
は(ステップS2のNO)、上記ステップS3の処理を
行わずにステップS4の処理へ行く。すなわち、演奏デ
ータとそれに対応する楽譜データ及び動作データの読み
出し開始の設定は行われない。ステップS4では、練習
開始の指示操作の有無を検出する。例えば、ユーザが操
作子5A(例えば、練習開始スイッチなど)を用いて練
習開始を指示したか否かを検出する。ステップS5で
は、上記ステップS4の検出の結果、練習開始の指示が
なされているか否かを判定する。練習開始の指示がなさ
れている場合には(ステップS5のYES)、表示装置
6Aに動作画面や楽譜画面の初期表示状態である初期画
面を表示し、後述する「割込処理」を起動して、読み出
し開始設定された演奏データ,動作データ,楽譜データ
の読み出しを開始する(ステップS6)。すなわち、該
処理によって前記各データが読み出され、その内容に従
って表示装置6Aに表示する動作画面や楽譜画面などの
表示内容を順次更新していくことによって、演奏指示は
行われる。他方、練習開始の指示が行われていない場合
には(ステップS5のNO)、ステップS6の処理を行
わず、ステップS7へ行く。すなわち、この場合には
「割込処理」を起動することがないので、演奏指示は行
われない。ステップS7では、「その他の処理」を行
う。この実施例で行う「その他の処理」の一例として、
例えば、ユーザが電子楽器4A等を用いて行った演奏操
作に従う楽音の発音や消音を行う処理(つまり、通常の
演奏処理)や、練習曲の演奏テンポやパート毎の演奏音
量などを設定する処理(つまり、通常の楽音設定処
理)、あるいは動作画面及び楽譜画面における演奏部位
の表示態様を設定する処理などが有る。表示態様の設定
処理では、ユーザが演奏部位毎に表示態様を適宜に変更
することができる。例えば、演奏部位毎に表示する色を
ユーザの好みにあわせて変更する。すなわち、右手に対
して予め設定されている赤色表示を黄色表示に、左手に
対して予め設定されている青色表示を緑色表示に、ユー
ザがそれぞれ変更することができる。この変更結果(つ
まり設定内容)は所定の記録領域に記録され、練習時の
表示態様の更新処理で利用される。ステップS8では該
メイン処理を終了するか否かの判定を行い、該処理を終
了すると判定した場合には(ステップS8のYES)処
理を終了する。一方、該処理を終了しないと判定した場
合には(ステップS8のNO)、ステップS1の処理へ
戻って上記ステップS1〜S8の各処理を繰り返し実行
する。
【0028】次に、上述したステップS6で起動する
「割込処理」について図9を用いて説明する。この割込
処理は、演奏指示装置PCの処理クロックのタイミング
毎に起動される処理である。すなわち、タイマ1Aから
発生するクロック周期毎に、上述した「メイン処理」に
対して割り込み的に起動される処理である。該処理クロ
ックは、演奏データや楽譜データなどのタイミングデー
タに記憶されるMIDIクロックタイミングではない
(ここでは説明をわかりやすくするために、動作イベン
トデータの処理時間間隔である1/60秒をクロック周
期とする)。該割込処理を起動すると、演奏指示装置P
C上で演奏指示処理を含むソフトウェアプログラムが起
動されている時に、演奏練習の開始が指示されてから演
奏練習が終了するまでの間動作して、演奏データに基づ
く楽曲の再生、楽譜データに基づく楽譜画像の表示、動
作データに基づく動作画像の表示等を行う。
【0029】ステップS11では、今回の処理クロック
に対応する動作イベントデータに基づき動作画像を更新
する。すなわち、読み出し開始設定された動作データ
(図8のステップS3参照)から今回「割込処理」を起
動した処理クロックに対応するタイミングにある動作イ
ベントデータを読み出し、該動作イベントデータを基に
して、表示装置6Aに現在表示している動作画像を更新
表示する。これにより、所定の演奏者が練習パートの楽
器を用いて練習曲の進行に応じた演奏を行っている様子
が、動作画面中の動作画像として表示装置6Aに映し出
される。ステップS12では、今回「割込処理」を起動
した処理クロックから対応するMIDIクロックを算出
する。すなわち、演奏データあるいは楽譜データに記述
された演奏タイミングデータあるいは楽譜タイミングデ
ータはMIDIクロックに準ずるクロック数で記述され
ており、MIDIクロックを用いなければこれらのデー
タを確定することができない。このように、該処理クロ
ックをそのまま用いてはこれらのデータを読み出すこと
ができない。そこで、該処理クロックから対応するMI
DIクロックを算出し、算出したMIDIクロックに基
づいて演奏タイミングデータあるいは楽譜タイミングデ
ータを確定することによって、演奏イベントデータ(後
述のステップS13参照)あるいは楽譜イベントデータ
(後述のステップS15参照)を検出する。
【0030】ステップS13では、算出されたMIDI
クロック(ステップS12参照)に対応する演奏イベン
トデータを演奏データから検出し、検出した場合には該
演奏イベントを処理する。すなわち、読み出し開始設定
された演奏データ(図8のステップS3参照)から今回
「割込処理」を起動した処理クロックに基づいて算出さ
れたMIDIクロックに対応するタイミングにある各パ
ートの演奏イベントデータを読み出し、読み出された演
奏イベントデータに基づいて自動演奏が行われる。この
自動演奏の際に、練習パートに設定されているパートの
演奏イベントデータについては発音させないようにした
り、あるいは練習パート以外のパートの再生音量よりも
練習パートに設置されているパートを小さい音量で再生
するなどの設定ができるように構成しておくと、ユーザ
は自身の操作によって演奏される音を明確に聴き取れる
ようになることから、演奏操作の間違いがわかりやすい
などの演奏効果が上がり好ましい。ステップS14で
は、算出されたMIDIクロック(ステップS12参
照)に基づいて、楽譜の表示内容を更新する。すなわ
ち、今回「割込処理」を起動した処理クロックに基づい
て算出されたMIDIクロックが所定のクロック数であ
る場合には、表示装置6Aに現在表示している楽譜画像
を消去して次の楽譜画像を表示する。例えば、楽譜画像
に2小節分の楽譜を表示する場合には、楽譜は2小節毎
に表示画像として表示装置6Aに表示されることから、
2小節分の演奏の進行が終了した時点で次の2小節を表
示する。こうして、模範演奏の進行に従う楽譜を練習曲
の最初から最後まで所定長毎に表示する。また、このス
テップS14において、演奏指示部Pの移動(つまり、
表示位置の更新)も行われる。ステップS15では、算
出されたMIDIクロックに対応する楽譜イベントを検
出する。ステップS16では、楽譜イベントがあるか否
かを判定する。楽譜イベントがある場合には(ステップ
S16のYES)、検出された楽譜イベントデータ内の
音符データと演奏部位データに基づいて、動作画像の表
示態様を更新する(ステップS17)。このステップS
17では、図5に示したような動作画像の表示態様の更
新が行われる。例えば、音符データにおける楽器種類に
ハイハット・シンバルHH、該音符データに対応する演
奏部位データに右手が記録されている場合には、図5に
示すように右手に対して予め設定されている表示態様で
右手と共にハイハット・シンバルHHを表示する。ま
た、音符データにおける楽器種類にスネア・ドラムS
D、該音符データに対応する演奏部位データに左手が記
録されている場合には、図5に示すように左手に対して
予め設定されている表示態様で左手と共にスネア・ドラ
ムSDを表示する。このように、読み出し開始設定され
た楽譜データ(図8のステップS3参照)から今回「割
込処理」を起動した処理クロックに基づいて算出された
MIDIクロックに対応するタイミングにある楽譜イベ
ントデータを読み出し、読み出された楽譜イベントデー
タ内の音符データと演奏部位データとに基づいて、音符
データの楽器種類に相当する楽器の表示態様を演奏部位
データに対応する表示態様に変更する。この際に表示す
る表示態様は、予め設定されている演奏部位毎の表示態
様、あるいはユーザにより設定された演奏部位毎の表示
態様に従ったものに更新される(演奏部位毎の表示態様
の設定内容は所定の記録領域に記録されており、それを
参照する)。これにより、練習曲の楽譜や練習パートの
楽器を演奏する際に用いる演奏部位を示す楽譜画面と共
に、練習パートの楽器を演奏している動作画面(つま
り、練習パートの楽器の画像(楽器画像)と該楽器を演
奏している演奏者の画像(奏者画像)とを示す画面)を
表示装置6A上に表示する。
【0031】なお、上述の楽譜画面に対しても動作画面
で用いたものと同様の表示態様を実施するようにしても
よい。例えば、楽譜画面において、表示する音符や演奏
部位を演奏部位毎に設定された所定の表示態様(例え
ば、色分け等)で表示するようにしてもよい。すなわ
ち、上述した動作画面における演奏部位の表示と同様の
表示態様を用いて楽譜画像の音符や演奏部位画像の演奏
部位を表示する。こうすると、ユーザは楽譜画面におい
ても演奏部位を簡単に確認しながら演奏することができ
るようになる。なお、動作画面や楽譜画面における演奏
部位の表示は、ユーザが選択した演奏部位のみを表示す
るようにしてよい。こうすると、ユーザが指示を必要と
する演奏部位のみを表示するようになることから、ユー
ザは演奏部位毎に効率的な演奏練習を行うことができる
ようになり好ましい。また、動作画面や楽譜画面におけ
る演奏部位の表示タイミングは、演奏データの再生タイ
ミングよりも早めのタイミングで行ってよいことは言う
までもない。なお、上述の楽譜表示は1つの例を示した
ものであり、演奏の進行に伴う演奏イベントが表示によ
って理解できるものであればどのような表示であっても
よい。例えば、ピアノロール譜のようなイベント表示を
表示装置6A上に表示するようにしてもよい。ドラムの
場合について具体的な例を説明すると、ハイハット・シ
ンバル、スネア・ドラム、バス・ドラム、タムタムなど
のドラムセットを構成する各楽器の打点を表示した打点
ロール譜を所定の範囲分(例えば、2小節分)表示装置
6A上に表示し、該打点ロール譜を用いてユーザに対し
て現在演奏すべき楽器の指示を行う。すなわち、該打点
ロール譜を練習曲の進行と共にスクロール表示し、該打
点ロール譜に示される打点が表示装置6A上の所定位置
に位置した楽器を現在演奏対象の楽器として指示する。
あるいは、打点位置を示すスクロールバーを練習曲の進
行と共に移動するように表示し、該スクロールバーと重
なって表示された打点の楽器を現在演奏対象の楽器とし
て指示するように構成してもよい。さらには、練習曲の
進行と共に打点の表示態様を順次変更し、表示態様が変
更された楽器を現在演奏対象の楽器として指示するよう
に構成してもよい。勿論、こうした場合においても、打
点の表示態様を演奏部位毎に設定された表示態様に変更
して表示するようにすれば(例えば、現在演奏対象とす
る楽器の打点のみを色づけ表示する、あるいは全ての打
点を予め色づけ表示しておくなど)、ユーザに対して演
奏対象の楽器を指示する際に演奏態様を指示することが
できるようになり好ましい。なお、上述した「割込処
理」において、動作イベントデータに基づいて動作画像
を更新する処理を行う際に(図9のステップS11参
照)、「割込処理」を起動した処理クロック(つまり割
込クロック)が動作イベントデータの読み出しタイミン
グにそろっていない場合には、ステップS11を行う前
に動作タイミング(1/60秒)を算出する処理を行
い、その算出結果に応じて読み出される動作イベントデ
ータを基にして、表示装置6Aに現在表示している動作
画像を更新表示する。例えば、割込クロックが1/12
0秒毎に発生する場合には、動作タイミング(1/60
秒)を算出する処理を行うことによって2回の割込クロ
ックの発生毎に動作イベントデータが読み出されること
になる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、演奏操作対象とされた
操作子を演奏者が体のどの部位を用いて演奏すればよい
かを演奏者の演奏動作を表した動作画像と共に表示する
ことにしたことから、演奏者はどのように該操作子を演
奏すればよいかを視覚的に容易に理解できるようにな
る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る演奏指示装置の全体構成の一
実施例を示したハード構成ブロック図である。
【図2】 演奏データの構成の一実施例を説明するため
の概念図である。
【図3】 楽譜データの構成の一実施例を説明するため
の概念図である。
【図4】 動作データの構成の一実施例を説明するため
の概念図である。
【図5】 表示装置上に表示する動作画面の一実施例を
示す概念図である。
【図6】 表示装置上に表示する楽譜画面の一実施例を
示す概念図である。
【図7】 楽譜画面における演奏部位画像の他の実施例
を示す概念図である。
【図8】 演奏指示装置におけるCPUで実行される
「メイン処理」の一実施例を示したフローチャートであ
る。
【図9】 演奏指示装置におけるCPUで実行される
「割込処理」の一実施例を示したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…CPU、1A…タイマ、2…ROM、3…RAM、
4…MIDIインタフェース、4A…電子楽器、5…検
出回路、5A…操作子、6…表示回路、6A…表示装
置、7…音源回路、7A…サウンドシステム、8…通信
インタフェース、8A…通信ネットワーク、9…外部記
憶装置、1D…データ及びアドレスバス、GH…楽器画
像、SH…奏者画像、P…演奏指示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 高広 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 5D082 AA01 AA03 AA15 AA24 AA27 5D108 BB06 BD03 BD04 BD12 BD13 BE08 BE10 5D378 KK15 KK44 LA71 MM22 MM25 MM27 MM28 MM35 MM36 MM37 MM52 MM54 MM58 MM62 MM65 MM72 MM77 MM93 MM95 MM97 NN02 NN06 NN14 NN24 NN25 NN26 TT02 TT03 TT18 TT23 TT24 TT32 TT35 XX05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏データを供給する供給手段と、 演奏データを再生する再生手段と、 再生した演奏データに基づく楽曲を所定の楽器を用いて
    演奏している演奏動作を表す演奏画像を表示する表示手
    段と、 前記演奏画像上において、演奏データの再生進行にあわ
    せて演奏対象とする楽器の表示態様を演奏で使用する身
    体部位毎に設定された異なる表示態様に変更することで
    演奏操作すべき楽器を指示する指示手段とを具えた演奏
    指示装置。
  2. 【請求項2】 前記演奏画像は、演奏練習する楽器を表
    示した楽器画像と共にその楽器を演奏する演奏者を表示
    した奏者画像とを含み、 前記表示手段は、前記奏者画像における演奏者の演奏動
    作を変更する際に、演奏データの再生進行にあった演奏
    の動きに相当するように表示することを特徴とする請求
    項1に記載の演奏指示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は打楽器演奏に関する演奏
    画像を表示すると共に打楽器演奏用の楽譜を表示し、該
    楽譜上においても演奏データに従う演奏イベント毎に前
    記身体部位を表示することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の演奏指示装置。
  4. 【請求項4】 演奏画像に表示する演奏部位の表示態様
    を前記身体部位毎に異なる所望の表示態様で設定する設
    定手段とをさらに具えた請求項1乃至3のいずれかに記
    載の演奏指示装置。
  5. 【請求項5】 楽曲を表す演奏データと、該楽曲の楽譜
    を表す楽譜データと、該楽曲を所定の楽器を用いて演奏
    している演奏動作を表す動作データとを供給する供給手
    段と、 演奏データを再生する再生手段と、 再生した演奏データに従う動作データに基づき演奏画像
    を表示し、再生した演奏データに従う楽譜データに基づ
    き楽譜画像を表示する表示手段と、 前記演奏画像上において、演奏データの再生進行にあわ
    せて演奏対象とする楽器の表示態様を演奏で使用する身
    体部位毎に設定された異なる表示態様に変更することで
    演奏操作すべき楽器を指示する指示手段と、 演奏データの再生進行と、演奏画像における演奏操作す
    べき楽器の指示の表示進行と、楽譜画像における楽譜の
    表示進行とを同期して行うために、演奏データ及び楽譜
    データ及び動作データの各データに記憶されている処理
    タイミングを表す所定のデータを、共通の読み出しタイ
    ミングに相当する値に変換し、該共通の読み出しタイミ
    ングにあわせて各々のデータを読み出し制御する制御手
    段とを具えた演奏指示装置。
  6. 【請求項6】 演奏データを供給するステップと、 演奏データを再生するステップと、 再生した演奏データに基づく楽曲を所定の楽器を用いて
    演奏している演奏動作を表す演奏画像を表示するステッ
    プと、 前記演奏画像上において、演奏データの再生進行にあわ
    せて演奏対象とする楽器の表示態様を演奏で使用する身
    体部位毎に設定された異なる表示態様に変更することで
    演奏操作すべき楽器を指示するステップとを具えた演奏
    指示方法。
  7. 【請求項7】 楽曲を表す演奏データと、該楽曲の楽譜
    を表す楽譜データと、該楽曲を所定の楽器を用いて演奏
    している演奏動作を表す動作データとを供給するステッ
    プと、 演奏データを再生するステップと、 再生した演奏データに従う動作データに基づき演奏画像
    を表示し、再生した演奏データに従う楽譜データに基づ
    き楽譜画像を表示するステップと、 前記演奏画像上において、演奏データの再生進行にあわ
    せて演奏対象とする楽器の表示態様を演奏で使用する身
    体部位毎に設定された異なる表示態様に変更することで
    演奏操作すべき楽器を指示するステップと、 演奏データの再生進行と、演奏画像における演奏操作す
    べき楽器の指示の表示進行と、楽譜画像における楽譜の
    表示進行とを同期して行うために、演奏データ及び楽譜
    データ及び動作データの各データに記憶されている処理
    タイミングを表す所定のデータを、共通の読み出しタイ
    ミングに相当する値に変換し、該共通の読み出しタイミ
    ングにあわせて各々のデータを読み出し制御するステッ
    プとを具えた演奏指示方法。
  8. 【請求項8】 機械読取り可能な記憶媒体であって、演
    奏指示方法をプロセッサに実行させるためのプログラム
    を記憶してなり、前記演奏指示方法は、 演奏データを供給するステップと、 演奏データを再生するステップと、 再生した演奏データに基づく楽曲を所定の楽器を用いて
    演奏している演奏動作を表す演奏画像を表示するステッ
    プと、 前記演奏画像上において、演奏データの再生進行にあわ
    せて演奏対象とする楽器の表示態様を演奏で使用する身
    体部位毎に設定された異なる表示態様に変更することで
    演奏操作すべき楽器を指示するステップとを具備する。
  9. 【請求項9】 機械読取り可能な記憶媒体であって、演
    奏指示方法をプロセッサに実行させるためのプログラム
    を記憶してなり、前記演奏指示方法は、 楽曲を表す演奏データと、該楽曲の楽譜を表す楽譜デー
    タと、該楽曲を所定の楽器を用いて演奏している演奏動
    作を表す動作データとを供給するステップと、 演奏データを再生するステップと、 再生した演奏データに従う動作データに基づき演奏画像
    を表示し、再生した演奏データに従う楽譜データに基づ
    き楽譜画像を表示するステップと、 前記演奏画像上において、演奏データの再生進行にあわ
    せて演奏対象とする楽器の表示態様を演奏で使用する身
    体部位毎に設定された異なる表示態様に変更することで
    演奏操作すべき楽器を指示するステップと、 演奏データの再生進行と、演奏画像における演奏操作す
    べき楽器の指示の表示進行と、楽譜画像における楽譜の
    表示進行とを同期して行うために、演奏データ及び楽譜
    データ及び動作データの各データに記憶されている処理
    タイミングを表す所定のデータを、共通の読み出しタイ
    ミングに相当する値に変換し、該共通の読み出しタイミ
    ングにあわせて各々のデータを読み出し制御するステッ
    プとを具備する。
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