JP3849540B2 - 画像制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像の再生をイベントに応じて任意に制御して多彩な映像を演出することができる画像制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の映像データを記憶し編集する映像編集装置は、従来より、数多く存在する。しかしながら、この種の映像編集装置は、編集した後で映像出力させるようにしたものであって、その場の状況に応じて映像を選択的に出力するようなものではなく、リアルタイム性がなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、任意の画像データをイベントに応じて自由なタイミングで任意の態様で再生出力して多彩な画像を演出することができる画像制御システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の1つの特徴に従うと、複数のパッド操作子(Pdj:Pd1〜Pd8;12)と、これらパッド操作子の夫々に対応して任意の画像データ(パッド画像データIM:IMa1〜IMa8,IMb1〜IMb8又はIMc1〜IMc8)をそれぞれ記憶する複数の画像記憶手段(PAD:PAD1〜PAD8;72)と、パッド操作子(Pdj)に対する操作を検出する操作検出手段(P3,P30;5)と、上記操作が検出されたことに応じて、当該操作が検出されたパッド操作子(Pdj)に対応する画像記憶手段(PAD)から画像データ(IM)を読み出す読出し手段(P30〜P32;73)と、読み出された画像データ(IM)を処理して映像信号を生成する映像生成手段(P33;74)とを具備する画像制御装置〔請求項1〕が提供される。なお、括弧書きは、理解の便のために、後で詳述する実施例の対応する参照記号、用語、箇所等を付記したものであり、以下においても同様である。
【0005】
この発明の別の特徴に従うと、複数種類のイベント(Iv:A−1〜C−8)の夫々に対応して任意の画像データ(パッド画像データIM:IMa1〜IMc8)をそれぞれ記憶する複数の画像記憶手段(PAD:BANK−A〜CのPAD1〜PAD8;72)と、イベント(Iv)を入力するイベント入力手段(P30,P31)と、イベント入力手段により入力されたイベント(Iv)に応じて、当該イベント(Iv)の種類に対応する画像記憶手段(PAD)から画像データ(IM)を読み出す読出し手段(P32;73)と、読み出された画像データを処理して映像信号を生成する映像生成手段(P33;74)とを具備する画像制御装置〔請求項2〕が提供される。
【0006】
この特徴に従う画像制御装置は、さらに、複数のパッド操作子(Pdj:Pd1〜Pd8;12)と、パッド操作子(Pdj)に対する操作に応じて、当該操作がなされたパッド操作子(Pdj)に対応するイベント(Iv)を発生するイベント発生手段(P3,P30;5)とを具備し、イベント入力手段(P30,P31)は、イベント発生手段により発生されたイベント(Iv)を入力するものである〔請求項3〕ように構成することができる。また、この特徴に従う画像制御装置は、さらに、外部(16)からの入力信号(MIDI信号)を受信するための受信手段(8)と、受信手段(8)により受信された入力信号の中からイベント(Iv)を検出するイベント検出手段(P4,P30)とを具備し、イベント入力手段(P30,P31)は、イベント検出手段により検出されたイベントを入力するものである〔請求項4〕ように構成することができる。
【0007】
この発明による画像制御装置は、さらに、画像記憶手段(PAD:PAD1〜PAD8;72)に記憶された画像データ(IM:IMa1〜IMc8)を保存するデータ保存手段(P17;4)と、データ保存手段(4)に保存された画像データ(IM)を読み出して画像記憶手段(PAD)に記憶させるデータ転送手段(P17;76)とを具備する〔請求項5〕ように構成することができる。
【0008】
この発明による画像制御装置は、さらに、ビデオ信号を入力するビデオ入力手段(14)と、ビデオ入力手段(14)により入力されるビデオ信号の記録開始及び記録終了を指示する記録指示手段(P9,P12)と、複数の画像記憶手段(PAD:PAD1〜PAD8;72)のうち何れかを選択する選択手段(P7)と、記録指示手段(P9,P10)により記録開始が指示されてから記録終了が指示されるまでのビデオ信号に基づく画像データを、選択手段により選択された画像記憶手段(PAD)に記憶させる録画手段(P10,P13;71)とを具備する〔請求項6〕ように構成することができる。また、この発明による画像制御装置は、さらに、ビデオ信号を入力するビデオ入力手段(P21;14)と、ビデオ入力手段(P21;14)により入力されたビデオ信号と映像生成手段(P33;74)により生成された映像信号とを合成した合成映像信号を生成する合成映像生成手段(P21,P33;74)と、合成映像生成手段により生成された合成映像信号を出力する出力手段(74)とを具備する〔請求項7〕ように構成することができる。
【0009】
この発明による画像制御装置において、映像生成手段(P33;74)は、所定の映像効果が付与された映像信号を生成する〔請求項8〕ように構成することができる。
【0010】
〔発明の作用〕
この発明の1つの特徴による画像制御装置(請求項1)においては、「パッド」タイプ(平盤ボタン形)のスイッチで構成され「パッドスイッチ」とも呼ばれる複数のパッド操作子(Pdj:Pd1〜Pd8;12)の夫々に対応付けられた複数の画像記憶手段(PAD:PAD1〜PAD8;72)の夫々に任意の画像データ(パッド画像データIM:IMa1〜IMa8,IMb1〜IMb8又はIMc1〜IMc8)がそれぞれ記憶されており、各画像記憶手段(PAD)に記憶された画像データを再生するに当って(プレイモードPM)、何れかのパッド操作子(Pdj)に対するユーザ操作を検出すると(P3,P30;5)、当該パッド操作子(Pdj)に対応付けられた画像記憶手段(PAD)から画像データ(IM)を読み出し(P30〜P32;73)、読み出された画像データ(IM)を処理して映像信号を生成し(P33;74)、生成された映像信号に基づく映像をディスプレイ(15)上に表示する。つまり、動画や複数枚の静止画像などから成る任意の画像データ(IM)が、複数のパッド操作子(Pdj)の夫々に対応して複数の画像記憶手段(PAD)に録画されて映像表示のために予め準備されており、パッド操作子(Pdj)が操作される毎に、当該パッド操作子(Pdj)に対応する画像記憶手段(PAD)に準備されている個々の画像データ(IM)が順次再生される。従って、この発明によると、任意のパッド操作子に対するユーザ操作に応じて、複数の画像記憶手段のうち当該パッド操作子に対応する画像記憶手段に記憶された個々の画像データを任意に読み出したり切り替えて再生することができる。
【0011】
この発明の別の特徴による画像制御装置(請求項2)においては、複数種類のイベント(Iv:A−1〜C−8)の夫々に対応付けられた複数の画像記憶手段(PAD:BANK−A〜CのPAD1〜PAD8;72)の夫々に任意の画像データ(パッド画像データIM:IMa1〜IMc8)がそれぞれ記憶されており、各画像記憶手段(PAD)に記憶された画像データを再生するに当って(プレイ及び外部制御モードPM,MM)、何れかのイベント(Iv)を入力すると(P30,P31)、当該イベント(Iv)の種類に対応付けられた画像記憶手段(PAD)から画像データ(IM)を読み出し(P32;73)、読み出された画像データを処理して映像信号を生成し(P33;74)、この映像信号に基づく映像をディスプレイ(15)上に表示する。つまり、動画や複数枚の静止画像などから成る任意の画像データ(IM)が、複数種類のイベント(Iv)の夫々に対応して複数の画像記憶手段(PAD)に録画されて映像表示のために予め準備されており、イベントが入力される毎に、当該イベント(Iv)に対応する画像記憶手段(PAD)の画像データ(IM)が順次再生される。従って、この発明によると、入力イベントに応じて、複数の画像記憶手段のうち当該入力イベントに対応する画像記憶手段に記憶された個々の画像データを任意に読み出したり切り替えて再生することができる。
【0012】
別の特徴による画像制御装置では、イベント(Iv)を入力するために複数のパッド操作子(Pdj:Pd1〜Pd8;12)が設けられ、再生時(プレイモードPM)において、ユーザがパッド操作子(Pdj)を操作する毎に(P3)、当該パッド操作子(Pdj)に対応して「パッド操作イベント」(操作子イベント)と呼ばれるイベント(Iv)が発生され(P30)、当該パッド操作子(Pdj)に対応して発生されたパッド操作イベント(Iv)が入力されて(P31)、当該パッド操作イベントに対応する画像記憶手段から画像データ(IM)が順次読み出されて再生される(P32,P33)(請求項3)。従って、この発明によると、さらに、任意のパッド操作子に対するユーザ操作に応じて、複数の画像記憶手段のうち当該パッド操作に基づくパッド操作イベントに対応する画像記憶手段に記憶された個々の画像データを必要なときにすぐに読み出したり自由に切り替えて再生することができる。
【0013】
別の特徴による画像制御装置では、また、パッド操作イベント(操作子イベント)の外に、遠隔的に入力される遠隔入力イベントを適用(利用)して画像を再生することができる。すなわち、外部(16)からの入力信号(MIDI信号)を受信するための受信手段(8)が設けられ、再生時(外部制御モードMM)において、受信手段(8)により受信された入力信号の中からイベント(Iv)が検出される毎に(P4,P30)、当該イベント(Iv)が入力されて(P31)、当該パッド操作イベントに対応する画像記憶手段(PAD)から画像データ(IM)が順次読み出され再生される(P32,P33)(請求項4)。例えば、外部機器(16)から受信した複数種の遠隔入力イベント信号から検出されたイベント種類(Iv)に応じて、対応する画像記憶手段(PAD)から画像データ(IM)を読み出すことができる。従って、この発明によると、さらに、外部機器からの入力信号中から順次検出される遠隔的なイベント(遠隔入力イベント)に応じて、複数の画像記憶手段のうち各遠隔入力イベントに対応する各画像記憶手段に記憶された個々の画像データを順次再生し、多彩な画像を出力することができる。この場合、遠隔入力イベント(Iv)には、特に、MIDI演奏機器などの外部音楽機器(16)から送信される音楽信号の中から検出されるイベントを利用することができ、「音楽イベント」或いは「MIDIイベント」と呼ばれる。この音楽イベントは、例えば、ノート番号(C1〜E4)のように、外部音楽機器(16)からのMIDI信号などの音楽信号の中にあるノートデータから得られる。つまり、外部制御モード(MM)において、この画像制御装置に受け付けられた外部入力信号(MIDI信号)の中から音楽イベント(C1〜E4)が検出される毎に、読出し手段(73)によって、当該音楽イベントに対応する画像記憶手段(72)から画像データ(IM)が順次読み出されて再生され、音楽イベントに応じた多彩な映像を演出することができる。
【0014】
この発明による画像制御装置では、設定時(ジョブモードJM)には、ユーザ操作に基づくセーブ/ロードの指示に従って、画像記憶手段(PAD:PAD1〜PAD8;72)に記憶された画像データ(IM:IMa1〜IMc8)はメモリカードなどの外部記憶装置(4)に保存(セーブ)され(P17)、また、外部記憶装置(4)に保存された画像データは画像記憶手段(PAD)に記憶(ロード)される(P17;76)(請求項5)。従って、この発明によると、さらに、画像記憶手段に記憶された画像データを外部記憶装置にセーブしたり、外部記憶装置に保存された画像データを画像記憶手段にロードして映像表示に利用することができる。
【0015】
この発明による画像制御装置では、画像データ(IM)の録画のために、ビデオ信号を入力するビデオ入力手段(14)が設けられ、録画時(録画モードRM)には、複数の画像記憶手段(PAD:PAD1〜PAD8;72)のうち何れかが選択され(P7)、ビデオ入力手段(14)から入力されるビデオ信号の記録開始及び記録終了が指示されると(P9,P12)、当該記録開始指示から記録終了指示までのビデオ信号に基づく画像データが、選択された画像記憶手段(PAD)に記憶される(P10,P13;71)(請求項6)。従って、この発明によると、さらに、まるでサンプラーのようにして画像データを各画像記憶手段に録画し準備しておくことができる。
【0016】
また、この発明による画像制御装置では、各画像記憶手段(PAD:PAD1〜PAD8;72)からの画像データ(IM)に基づく映像信号との合成のために、映像再生器などの外部映像情報機器(14)からビデオ信号を入力するビデオ入力手段(P21)が設けられ、ビデオ入力手段(P21;14)から入力されたビデオ信号(別の映像信号)が、画像データ(IM)に基づいて生成された映像信号と合成されて合成映像信号が生成され(P21,P33;74)、生成された合成映像信号が映像表示手段(15)に出力される(74)(請求項7)。この場合、両映像信号に対応する映像は、一部を重ねて表示したり、さらに、重なり部分の合成方法を任意に指定可能とすることができる。従って、この発明によると、さらに、画像記憶手段に準備されている画像データによる映像と外部映像情報機器から実時間で入力されてくる別の映像とを合成して更に多彩な映像を演出することができる。
【0017】
この発明による画像制御装置の映像生成手段(P33;74)においては、映像表示手段(15)に表示される映像に対して所定の映像効果が付与された映像信号を生成することができる(請求項8)。例えば、輝度(Y)、色(C,Cb,Cr)、複数映像再生時の混合態様(Add/And/Or/Xor/…)や、ビデオ信号との重合せ態様(PADonVIDEO/…)、表示画面(15)上の画像位置(X,Y)などについて、多彩なの映像効果を付与することができる。また、パッドスイッチ(バンクでの切換えも含む)に対応付けて記憶した画像データに対し、同じパッドスイッチに対応付けて映像処理手順データを記憶しておくことにより、個々の画像データに対して、対応する映像処理手順データで処理を行い、個別に設定される多彩な映像効果を付与することができる。従って、この発明によると、さらに、映像効果の付与によってより一層多彩な映像を表示することができる。
【0018】
なお、多数の画像データ(IM)を記憶するための記憶装置(72)については、記憶装置(72)内に、所定のイベント群(A〜C)に対応する大記憶領域(BANK:BANK−A〜BANK−C)を複数個設定し、各バンク内には、更に、個々のイベントに対応する複数の画像記憶手段として複数の小記憶領域(PAD:PAD1〜PAD8)を設定し、各画像記憶手段(PAD)に各画像データ(IM)をイベント(Iv)の種類に対応付けて記憶するように構成することができる。
【0019】
これに対応して、複数の画像記憶手段(PAD:PAD1〜PAD8;72)を指示するための操作手段(12)としては、複数(n=8)のパッド操作子〔Pdj(1≦j≦n):Pd1〜Pd8〕に加えて、「バンクスイッチ」と呼ばれる複数(m=3)のイベント群指示用操作子〔Bi(1≦i≦m):B1〜B3〕を用い、これらバンクスイッチ(Bi)のユーザ操作に基づいて、所定数のイベント(A−1〜A−8,B−1〜B−8,C−1〜C−8)から成るイベント群(A〜C)をそれぞれ指示するように構成することができる。この構成では、パッド操作子(Pdj)は、バンク操作子(Bi)により指示される各イベント群(A〜C)に属するイベント(A−1〜A−8,B−1〜B−8,C−1〜C−8)を個別に指示する個別イベント指定用操作子として機能する。
【0020】
つまり、イベント群(A〜C)をそれぞれ指示するための複数のバンクスイッチ(Bi)と各イベント群に属するイベント(Iv)から個別にイベントを指示するための複数(n=8)のパッドスイッチ(Pdj)が設けられ、バンクスイッチ(Bi)の操作により、複数のイベント群(A〜C)から任意のイベント群を選択することにより、対応する大記憶領域(BANK)を指示し、パッドスイッチ(Pdj)の操作により、当該大記憶領域(BANK)内の対応する画像記憶手段(PAD)を指示することができる。このように、バンクスイッチ(Bi)とパッドスイッチ(Pdj)という2種のイベント操作子(Bi,Pdj)を設けることにより、単に、映像再生に準備される画像データを多くするだけでなく、例えば、各パッドスイッチ(Pdj)にバンクスイッチ(Bi)の数の分だけ類似のバリエーション画像データを対応付けたり、多数の画像データをバンク毎の種類分けで整理して記憶するなど、画像データを系統的に記録しておくことができる。また、再生時には、両スイッチ(Bi,Pdj)の組み合せ操作によって、より多彩な映像再生が可能となる。
【0021】
また、読出し手段(73)は、イベント(Iv)が新たに発生したとき、先のイベントに基づく画像データの読出し中であるか否かに拘わらず、新たに発生したイベント(Iv)の種類に対応する画像記憶手段(72)から画像データ(IM)を読出すように構成することができる。或るイベント(Iv)が新たに発生すると、読出し手段(73)は、それ以前に発生した先のイベントに基づいて画像データが読み出されいるかいないかに拘わらず、新たに発生したイベント(Iv)に基づいて画像データ(IM)が読み出される。この場合、例えば、先のイベントに応じた画像データの読出しを中止し、新たに発生したイベントに応じた画像データの読出しを開始して映像信号を生成させて新たなイベントに基づく新規の映像だけを映像表示手段(15)に表示させることができる。或いは、前イベントによる画像データ読出しを継続して、旧映像と新映像を画面分割や重合せなどで同時に表示することができる。
【0022】
さらに、映像生成手段(74)は、読出し手段(73)により読み出される複数の画像データ(IM)に基づく映像信号を生成し、これらの画像データに対応する複数の映像を映像表示手段(15)に同時に表示させることができる。例えば、上述のように、先のイベントに応じた画像データの読出し及び映像信号生成を継続しつつ、新たに発生したイベント(Iv)に応じた画像データ(IM)の読出し及び映像信号生成を開始することもできる。この場合、映像生成手段(74)は、両イベントに応じて、複数の画像データに基づく複数の映像信号を生成し、映像表示手段(15)に、画面を分割したり重ね合わせるなどの方法で、複数の映像を同時に表示させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例は単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0024】
〔ハードウエア構成〕
図1は、この発明の一実施例による画像制御システムのハードウエア構成のブロック図を示す。この例では、画像制御システムは、本体システム(本体制御部)、動画処理システム(動画処理部)及びインターフェース(I/F)部を備える。本体システムには、中央処理装置(CPU)1、読出専用メモリ(ROM)2、本体側ランダムアクセスメモリ(本体RAM)3、外部記憶装置4、検出回路5及び表示回路6が含まれる。また、動画処理システムは動画処理回路7を含み、I/F部は、MIDIインターフェース(MIDI・I/F)8及び通信インターフェース(通信I/F)9を含む。そして、これらの装置1〜9は、バス10を介して互いに接続される。
【0025】
画像制御装置全体を制御するCPU1は、所定のソフトウエア・プログラムに従いタイマ11によるクロックを利用して種々の制御を行い、特に、後述する動画処理回路7による画像制御を管理する。ROM2には、この画像制御装置を制御するための所定の制御プログラムが記憶されており、これらの制御プログラムには、基本的な情報処理と共に、この発明による画像制御などを管理するためのプログラムや、各種テーブル、各種データが含まれる。本体RAM3は、各種処理に際して必要なデータやパラメータを記憶する一時記憶手段として機能する。
【0026】
外部記憶装置4は、ハードディスクドライブ(HDD)の外に、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フレキシブルディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、ZIP、メモリカード(スマートメディア)、半導体メモリ等の可搬型記憶媒体を用いた装置から成り、各種制御プログラムや各種データを記憶することができる。従って、画像制御などに必要なプログラムや各種制御データは、ROM2を利用するだけでなく、外部記憶装置4からRAM3内に読み込むことができ、必要に応じて、処理結果を外部記憶装置4に記録しておくこともできる。また、メモリカードなどの外部記憶装置4には、画像データや、画像データに付随する映像効果などの画像制御データ(「再生条件」と呼ばれる。)を含む管理データを保存しておくことができる。
【0027】
検出回路5にはパネル操作子装置12が接続され、パネル操作子装置12は、各種のスイッチやキー、その他のタイプの操作子を備える。これらの操作子は、パネル操作子とも呼ばれ、画像制御などの処理のために、ユーザによって、画像の記録や標準プレイ(再生)などのモード設定、各種のパラメータ設定や指示の情報に入力するために用いられる。例えば、モード指定スイッチ(M1〜M3)は、プレイモード以外のモードを指定するのに用いられ、バンク及びパッドスイッチ(B1〜B3,Pd1〜Pd8)は、記録やプレイモード下において、バンク毎に画像データをリアルタイムで選択的に指示するのに用いられる。
【0028】
表示回路6は、LCDなどの本体ディスプレイ13や各種インジケータを備えており、本体ディスプレイ13を利用してパネル操作子装置13の操作子で必要な操作を行うことにより画像制御に関する設定や指示が行われる。そして、上述した要素1〜6、10〜13により本体システム(本体制御部)が構成され、また、動画処理回路7及びインターフェース8,9を加えた点線内の要素1〜13によって画像制御装置が構成される。
【0029】
動画処理回路7は、専用RAMを備え、VTRやビデオディスク再生器などの映像再生器14、及び、大型CRTやプロジェクタのような比較的大きな画面をもつ映像ディスプレイ15が接続される。この動画処理回路7によって、映像再生器14からのビデオ信号(画像映像信号)を記録し或いはリアルタイム処理して多様な態様で画像情報を再生し、この画像情報に基づく映像を映像ディスプレイ15に表示させることができる。これらの動画処理回路7、映像再生器14及び映像ディスプレイ15によって動画処理システム(動画処理部)が構成される。
【0030】
一方、MIDII/F8には、楽音情報生成機能を有するオーディオシーケンサ(MIDIシーケンサ)やパーソナルコンピュータ(PC)で構成されるMIDI機器16が接続され、MIDI機器16には、さらに、音源17を介してDSP(ディジタル信号処理器)やスピーカを含むサウンドシステム18が接続される。これらの機器16〜18は、この画像制御システムに外部接続される音楽演奏システム(音楽演奏部)を構成する。
【0031】
MIDI機器16は、自身のもつ音楽データや、ROM2や外部記憶装置4に格納されている音楽データに基づく楽音を音源17及びサウンドシステム18を介して放音し音楽を演奏することができる。また、画像制御装置に対しては、MIDI機器16から送出されるMIDIイベント(ノートオン/オフなどのノートデータ)や、MIDIクロック、制御コードなどに従って動画処理回路7を制御する制御要素として機能する。
【0032】
また、通信インターフェイス(I/F)9には、ローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク19を介してサーバコンピュータ20等に交信可能に接続される。このサーバコンピュータ16や、MIDI機器16、動画処理回路7などから、制御プログラムや音楽データ、画像データなどの各種データを外部記憶装置4にストアすることもできる。
【0033】
〔パネル構成及びイベント割当て例〕
図2は、この発明の一実施例による画像制御装置のフロント面に設けられる操作パネルの一構成例(一部分)を示す。この操作パネルには、パネル操作子装置12の操作状態や各種設定状態などを表示するためのディスプレイ13や、複数のモード指定スイッチM1〜M3などの外に、画像データの格納領域を指定するための複数(m)のバンクスイッチBi(i=1,2,…,m)及び複数(n)のパッドスイッチPdj(j=1,2,…,n)、各種映像効果を指定及び設定するための効果指定スイッチ群EP及び効果設定ダイヤルD1,D2などが設けられている。
【0034】
モード指定スイッチM1〜M3には、外部制御モード指定スイッチ(MIDIボタン)M1、録画モード指定スイッチ(RECボタン)M2及びジョブモード指定スイッチ(JOBボタン)M3などがあり、これらのスイッチM1〜M3を操作することによって、この画像制御装置をプレイモード(操作子再生モード又はPLAYモード)以外の種々のモードに入れることができる。つまり、この実施例では、画像制御装置の電源投入直後の状態で、画像制御装置はプレイモードになる。一方、モード指定スイッチM1〜M3を操作すると、当該スイッチのバックライトが点灯し、画像制御装置に対して、操作されたスイッチに対応するモードを設定することができる。
【0035】
なお、これらのモードに入った後は、各スイッチM1〜M3の再操作や別のモード指定スイッチM1〜M3の操作などによって、当該モードが終了し、当該モード指定スイッチM1〜M3のバックライトは消灯され、プレイモードに復帰したり別のモードに移行する。また、スタート/ストップスイッチ(S/S)は、各モードにおいて所定の動作を開始/終了させるのに用いられ、出口(EXT)ボタンは、各モードの初期状態に戻すために使用される。
【0036】
任意のバンクスイッチBi及びパッドスイッチPdjを操作することにより、「パッド操作イベント」と呼ばれる個別のイベントIvが発生され、このパッド操作イベントによって、画像データの格納領域を指定することができる。なお、これらのスイッチも、モード指定スイッチM1〜M3と同様に、選択操作によりバックライトが点灯してパッド選択状態をユーザに知らせ、点灯していたバックライトは、他のパッドスイッチ或いは他の所定スイッチの操作により消灯する。
【0037】
図2に示される例では、3つのバンクスイッチB1〜B3及び8つのパッドスイッチPd1〜Pd8が設けられており(m=3、n=8)、24個のイベントIvを割り当てることができ、各イベントIvには、バンクスイッチB1〜B3毎のパッドスイッチPd1〜Pd8に対応して“A−1”〜“A−8”、“B−1”〜“B−8”又は“C−1”〜“C−8”で示されるイベントIDが与えられる。
【0038】
この発明の一実施例においては、画像メモリ(専用RAM)には、イベントIvに対応付けられる画像データ格納領域を上述のバンクスイッチBi及びパッドスイッチPdjの構成に対応させて、「バンク」(BANK)と呼ばれる複数(m)の大記憶領域及び「パッド」(PAD)と呼ばれる複数(n)の小記憶領域を設定し、各大記憶領域BANK内に設定された複数の小記憶領域PADのそれぞれに画像データを記憶することができる。図3は、この発明の一実施例による画像メモリ構成の一例を示す。
【0039】
図3に示された3バンク・8パッドのメモリ構成例では、画像データを格納する専用RAM72には、バンクスイッチB1〜B3に対応する複数のバンクBANK−A〜BANK−Cが設定され、各バンクBANK−A〜BANK−Cには、パッドスイッチPd1〜Pd8の夫々に対応して、複数の画像データ格納領域即ちパッドPAD1〜PAD8が設定されている。つまり、各バンクBANK−A,BANK−B,BANK−CのパッドPAD1〜PAD8は、イベントID“A−1”〜“A−8”、“B−1”〜“B−8”,“C−1”〜“C−8”に対応付けられる。
【0040】
従って、プレイモードや、録画モード指定スイッチ(RECボタン)M2の操作による録画モード(サンプリングモード又はRECモード)などにおいて、バンクスイッチBiを操作し更にパッドスイッチPdjを操作することにより、画像メモリ(専用RAM)72内の特定のバンク(BANK−A〜BANK−C)及びパッド(PAD1〜PAD8)を指示するパッド操作イベントIv(“A−1”〜“C−8”)を発生する。このイベントIvの発生に応じて、バンクスイッチBiにより指示されたバンク内のパッドPAD1〜PAD8中から、パッドスイッチ操作に対応するパッドが指定される。
【0041】
これにより、録画モードでは、指定されたバンクBANK−A〜BANK−C内の指定されたパッドPAD1〜PAD8に画像データ“IMa1”〜“IMa8”,“IMb1”〜“IMb8”,“IMc1”〜“IMc8”を記憶し、プレイモードでは、指定されたバンクのパッドBANK−A・PAD1〜BANK−C・PAD8から画像データ“IMa1”〜“IMc8”を選択的に読み出して再生することができる。なお、各パッドに記憶された画像データ“IMa1”〜“IMc8”は「パッド画像データ」と呼ばれる。
【0042】
この発明の一実施例においては、外部入力信号中から検出される外部入力イベントを画像メモリ(専用RAM)の画像データ格納領域に対応付けて、外部入力イベントの発生に基づいて、画像メモリから対応するパッド画像データを読み出して再生することができる。外部入力信号は、例えば、外部のMIDI機器16からMIDI・I/F8を介して画像制御装置に入力されるMIDI信号であり、外部制御モード指定スイッチ(MIDIボタン)M1の操作により画像制御装置が外部制御モード(MIDIモード)に入っている状態で、MIDI信号中のノートデータを検出すると、「MIDIイベント」(又は「音楽イベント」)と呼ばれる外部入力イベントIvが発生される。図4は、この発明の一実施例による各パッドへのMIDIイベント割当て例を示す。
【0043】
図4の割当て例では、MIDI信号のノート(オン/オフ)データに含まれるノート番号“C1”〜“E4”が、イベントIvのイベントID“A−1”〜“C−8”により、画像メモリ(専用RAM)72における各バンクBANK−A〜BANK−Cの各パッドPAD1〜PAD8に対応付けられている。外部制御モード指定スイッチM1が操作されて外部制御モードに入りMIDI信号からノートオンデータが検出されると、そのノート番号“C1”〜“E4”に対応するイベントID“A−1”〜“C−8”のMIDIイベントIvが発生され、当該イベントIDに対応するバンクBANK−A〜BANK−C及びパッドPAD1〜PAD8が指定される。従って、指定されたパッドに記憶されているパッド画像データ“IMa1”〜“IMc8”が選択的に読み出されて再生される。
【0044】
なお、再生されているパッド画像データは、原則として、当該ノート番号のノートに対するノートオフデータを検出した時点で読み出しが中止されるが、パネル設定(再生手順パラメータ)によって、全パッド画像データの読出し後或いは一定時間後に再生を中止したり、これらの再生中止時点に達していなくても、次のMIDIイベントIvを新たに検出すると再生を中止するなど、必要に応じて任意に変更することができ、変更された条件は、再生条件として管理データに含めることができる。
【0045】
ジョブモード指定スイッチ(JOBボタン)M3を操作して画像制御装置がジョブモード(JOBモード)に入ると、パッドスイッチPd1〜Pd8を所定のジョブ処理に転用することができる。例えば、このジョブ処理には、パッドスイッチPd1(DSPL)はディスプレイ13の表示態様の設定に、スイッチPd2(PRRS)は各種パラメータの標準値へのリセットに、スイッチPd3(COPY)はパッド画像データIMa1〜IMc8や管理データの別パッドへのコピー(複写)に、そして、スイッチPd4(THML)はパッド画像データIMa1〜IMc8のサムネイル表示に、それぞれ、使用することができる。
【0046】
パッドスイッチPd5(SAVE)は、パッド画像データIMa1〜IMc8や管理データを専用RAMから外部記憶装置(例えば、スマートメディア)4にセーブ(保存)し、また、スイッチPd6(LOAD)は、パッド画像データや管理データを外部記憶装置4から専用RAMにロードし、スイッチPd7(DELT)はパッド画像データや管理データをデリート(消去)するの使用される。そして、スイッチPd8(MMCH)は受信MIDIチャンネルの設定に用いられる。
【0047】
ジョブモードでは、パッドスイッチPd1〜Pd8を上述のように転用するジョブ処理の外に、他のパネル操作子を用いて、再生モード(プレイモード、外部制御モード)で再生条件として利用される映像効果パラメータや再生手順パラメータなど種々の設定を行うこともできる。ジョブモードでの設定の過程や結果はディスプレイ13上に表示される。
【0048】
効果指定スイッチ群EPは、再生モード(プレイモード、外部制御モード)やジョブモードにおいて、再生される画像に与える各種映像効果を指定するのに用いられ、各効果指定スイッチで指定された映像効果パラメータは、効果設定ダイヤルD1,D2で設定/変更され、設定/変更状態は、管理データの再生条件の1つとして専用RAM72に記憶され、ジョブモードにおいて、更に外部記憶装置(スマートメディアなど)4に保存することができる。
【0049】
映像効果をかける対象については、画像選択スイッチ群PVにより、映像再生器14から入力される実時間のビデオ信号(VIN)、各パッド画像データ(PAD)或いは両者を含む映像出力全体(TOT)の何れかを選択することができる。さらに、各パッド画像データIMa1〜IMc8による映像(“PAD”)に効果を付与するときは、バンクスイッチB1〜B3及びパッドスイッチPd1〜Pd8によりパッド画像データIMa1〜IMc8を選択した上、効果付与処理を実行させることができる。
【0050】
なお、画像選択スイッチ群PV中のビデオ信号(“VIDEO”)選択スイッチ(VIN)及び全体選択スイッチ(TOT)は、再生モード(プレイモード、外部制御モード)において映像再生器14からの実時間映像信号を映像制御部74に入力する指示を与え、ビデオ信号選択スイッチ(VIN)は、録画モードで映像再生器14からの映像信号を動画録画部71に取り込む指示を与える機能をもっている。
【0051】
また、付与される各種映像効果を規定するために映像効果パラメータが設定される。このような映像効果パラメータには、輝度(Y)パラメータ、色合い(C,Cb,Cr)パラメータ、再生される複数映像の混合態様(“Add”/“And”/“Or”/“Xor”など)やビデオ信号との重合せ態様(“PAD&VIDEO”/“PADonVIDEO”/“VIDEOonPAD”など)などを決定する合成(混合・重合せ)パラメータ、再生映像の映像ディスプレイ15の画面上での大きさや位置(X,Y)を規定する大きさ・位置パラメータなどが含まれる。そして、これらの映像効果パラメータは、パラメータ選択スイッチ群EPにより選択した上、ディスプレイ13上に表示されるパラメータテーブルからカーソル(+1/−1)で所望のものを選択したり、或いは、効果設定ダイヤルD1,D2を操作することによって、設定/変更することができる。
【0052】
管理データの再生条件となる他のパラメータとして、パッド画像データの読出し態様を制御するための再生手順パラメータがあり、これらの再生手順パラメータは、パッドスイッチPd1〜Pd3の上側に設けられた3つのスイッチを用いて設定することができる。これらのスイッチは、例えば、操作する毎に設定内容を段階的に変化させる2又は4段階設定が可能な操作子で構成することができる。
【0053】
例えば、“Gate/Trig”スイッチは、(1)パッド操作イベント操作やMIDIイベントなどのイベントの発生又は終了に対応する読出し態様などを設定するための4段階切換えスイッチであり、「ゲート(Gate)」が設定されると、オンイベントの発生でパッド画像データの読出しを開始しオフイベントでこれを停止させる。また、「トリガ(Trig)」が設定されると、オンイベントのみに応答して、順次、読出しの開始及び停止を繰り返す。このスイッチは、(2)読出し停止後、再びオンイベントが発生したときの画像データの読出し開始位置を、先頭の位置又は停止時点の位置とする設定にも使用される。
【0054】
“1shot/Loop”スイッチは、パッド画像データの読出し度合いを設定するための2段階切換えスイッチであり、パッド画像データを1回だけ再生させる「ワンショット(1shot)」、或いは、停止又は終了の指示があるまで何度もループ再生する「ループ(Loop)〕を設定することができる。
【0055】
また、“Norm/Revr”スイッチは、パッド画像データの読出し方向を設定するための4段階切換えスイッチであり、パッド画像データを正方向に読み出す「ノーマル(Norm)」又は逆正方向に読み出す「リバース(Revr)」を設定することができる。このスイッチは、さらに、パッド画像データの再生を停止するときの表示態様を、停止時点の画像データによる映像を静止画で表示したり、或いは、非表示とする設定を行うことができる。
【0056】
この画像制御装置のフロントパネルでは、パッドスイッチPd3の上部に“WRIT”スイッチ(パッド画像データ記録スイッチ)が設けられており、再生モードにおいて、この記録スイッチを操作すると、再生条件に従って映像再生処理がなされたパッド画像データを記録しておく旨の指示を発生することができる。このフロントパネルには、さらに、再生速度や複数映像の混合比などの映像再生パラメータをリアルタイムで制御するためのリボンコントローラやスクラッチパッドなどのリアルタイム操作子や、テンポに合わせた再生(LoopTrPlay)、…などの再生時のパラメータに関する設定スイッチなど、種々の操作子が設けられる。
【0057】
〔動画処理システム〕
図5は、この発明の一実施例による動画処理システム(動画処理部)の機能ブロック図を示す。動画処理回路7は、動画録画部(ビデオサンプラー)71、専用RAM(画像メモリ)72、データ読出部73、映像制御部74、管理データ入出力部75及び画像転送部76を備える。これら各部を管制するCPU1は、パネル操作子装置12のモード指定スイッチM1〜M3が操作されないときは(モード指定なし=図示のスイッチ機能要素m1〜m3が全てオン)、プレイモード(操作子再生モード又はPLAYモード)PMで動作し、各モード指定スイッチM1〜M3が操作されたときは、それぞれ、録画モードRM、外部制御モードMM又はジョブモードJMで動作し、各部をモードに対応して制御する。
【0058】
図5を用いて、この実施例による画像制御装置の概略を簡単に説明しておく。画像記憶専用RAM72には、録画モードRMにおいて、映像再生器14から動画録画部14に取り込んだ画像データが、パッド操作によるイベントに対応してパッド画像データIMa1〜IMc8として予め記憶される。プレイモードPMでは、データ読出部73により、パッド操作によるイベントに対応してパッド画像データIMa1〜IMc8がRAM72から選択的に順次読み出される。外部制御モードMMでは、外部機器16からの受信信号から音楽イベントを検出する毎に、対応するパッド画像データIMa1〜IMc8がRAM72から選択的に読み出される。映像制御部74では、読み出されたパッド画像データIMa1〜IMc8から映像信号を生成し、併せて、映像効果を付与したり、映像再生器14からの実時間映像信号と合成し、対応する映像が映像ディスプレイ15に表示される。
【0059】
以下、より詳しく説明する。動画録画部71は、録画モードRMにおいて、VTRなどの外部の映像再生器14からのビデオ信号(映像信号)を取り込みサンプリングしてディジタル画像データに変換し、専用RAM72は、動画録画部71からのディジタル画像データを記憶する。専用RAM72は、画像データのストレージ(画像メモリ)として機能すると共に、画像データ処理上の管理データを記憶することができ、管理データには、画像データに対する再生条件(「再生パラメータ」ともいう。)が含まれる。
【0060】
データ読出部73は、プレイモードPMや外部制御モードMMなどの再生モードで、専用RAM72から、先ず、画像データに対応する管理データから再生条件を読み出し、次いで、再生条件に従って画像データを読み出す。映像制御部74は、再生条件に従って、読み出された画像データに映像効果を付与して映像再生を行い、画像データに再生条件の内容を反映した映像データを生成し、この映像データに対応する映像を映像ディスプレイ15に表示させる。再生モードPM,MMでは、映像制御部74で、映像再生器14からの外部映像信号との合成を行ったり、映像制御部74で生成した映像データを動画記録部71を介して専用RAM72に記憶することもできる。
【0061】
管理データ入出力部75は、CPU1・専用RAM72間で再生条件を授受する媒介手段として機能する。例えば、上述した各モードにおいて、パネル操作子装置12を用いて設定又は変更される再生パラメータを管理データ中の再生条件として専用RAM72に記憶させる。また、再生モードPM,MMにおいては、専用RAM72に記憶されている管理データから再生条件をCPU1に呼び込んで、CPU1にデータ読出部73及び映像制御部74を制御させる。
【0062】
そして、画像転送部76は、ジョブモードJMにおいて、パッド画像データや管理データの保存及びロード処理が行われる場合、CPU1の制御指示に従って、専用RAM72とメモリカード(スマートメディア)などの外部記憶装置4との間でパッド画像データや管理データを授受させる媒介手段として機能し、専用RAM72に記憶されているパッド画像データや管理データを外部記憶装置4に記録したり、或いは、外部記憶装置4に記録された画像データや管理データを専用RAM72にロードする。
【0063】
次に、モード毎の動作を説明する。まず、録画モード(サンプリングモード又はRECモード)RMについては、録画モード指定スイッチ(RECボタン)M2が押圧操作されたとき録画モードRMとなる(スイッチ機能要素m2がオフ)。録画モードRMでは、VTRなどの外部の映像再生器14から入力された映像信号が動画処理回路7内の動画録画部71に取り込まれる。動画録画部71は、CPU1の制御指示に従って、取り込んだ映像信号をサンプリングして録画に適したディジタル画像データに変換し、この変換により得られた画像データを、バンク及びパッドスイッチBi,Pdjで指示された専用RAM72内の所定の画像データ格納領域(BANK,PAD)に記録する。
【0064】
なお、各画像データは、動画であるか静止画であるかや時間などには拘束されず、任意の画像データでよいが、数秒〜数十秒程度の比較的短時間の動画像データ或いは比較的低速度で切換え再生される複数枚の静止画像データが好ましい。
【0065】
このように、録画モードRMにおける画像データ格納領域の選択は、プレイモードPMで読み出されるパッド画像データを選択する場合と同様に、バンク及びパッドスイッチBi,Pdjによるパッド操作イベントに対応して行われる。つまり、或る画像データを録画する場合には、録画モードRMにおいて、バンク及びパッドスイッチBi,Pjを操作してパッド操作イベントを発生させると、操作されたバンクスイッチBiに対応するバンク領域BANK(A〜C)内の、操作されたパッドスイッチPdjに対応するパッド領域PAD(1〜8)が指定される。次いで、スタート/ストップスイッチ(S/S)を操作すると、指定されたパッドへの画像データの記録が開始され、当該画像データがパッド画像データとして記憶される。また、スタート/ストップスイッチ(S/S)を再操作すると記録動作が終了し、プレイモードPMに復帰する。
【0066】
プレイモード(操作子再生モード又はPLAYモード)PMは、この画像制御装置の電源を入れたときのモード状態である。プレイモードPMでは、データ読出部73によって、パネル操作子装置12のバンク及びパッドスイッチB1〜B3,Pd1〜Pd8の操作により発生されるパッド操作イベントに対応して、パッド画像データが専用RAM72から読み出されて再生される。この場合、発生されたイベントに対応するパッドにパッド画像データが録画されていないときには、透過画面となる。
【0067】
これに対して、外部制御モード(MIDIモード)MMは、外部制御モード指定スイッチ(MIDIボタン)M1が押圧操作されたときの再生モードである(スイッチ機能要素m1がオフ)。外部制御モードMMでは、データ読出部73によって、外部のMIDI機器16から入力されるMIDI信号から、設定されたMIDIチャンネルのノートデータを検出すると、このノートデータに対応して発生されるMIDIイベントに応じて専用RAM72から画像データが選択的に読み出されて再生される。
【0068】
再生モード(プレイモードPM及び外部制御モードMM)では、各パッド操作イベント及びMIDIイベントは、図3及び図4で既に説明したように、イベントIDが割当て設定され、専用RAM72の各パッド(BANK−A・PAD1〜BANK−C・PAD8)に個々に対応しているので、パッド操作イベント又はMIDIイベントが発生すると、この設定に従って、専用RAM72内の記憶領域(BANK,PAD)が指定される。従って、プレイモードPMや外部制御モードMMなどの画像再生時においては、データ読出部73は、CPU1の制御指示に従って、専用RAM72の複数のパッドにそれぞれ記憶された複数のパッド画像データの中から、パッド操作イベント又はMIDIイベントに対応するパッド画像データを選択的に順次読み出して映像制御部74に送り出す。
【0069】
映像制御部74は、CPU1の制御指示に従って、データ読出部73で読み出されたパッド画像データを、パネル操作子装置12で設定された所望の映像効果(エフェクト)が施された映像信号に変換すると共に、映像再生器14から実時間で入力されるビデオ信号と合成するなどの処理を実行する。この映像効果は、パッド画像データ及びビデオ信号の何れの画像にも掛けることができる。
【0070】
映像制御部74では、前述したように、映像効果パラメータの再生条件に基づいて、輝度(Y)、色合い(C,Cb,Cr)、複数映像の合成〔複数の再生映像の混合態様(Add/And/Or/Xorなど)やビデオ信号との重合せ態様(PADonVIDEOなど)〕、映像ディスプレイ15の画面上における映像の大きさや位置(X,Y)の制御などの映像効果付与処理が行われる。映像制御部74は、外部からの映像信号との合成についても、データ読出部73からの画像情報を(例えば、主画像として)受けると共に、実時間で再生される(所謂“たれ流し”)映像再生器14からのビデオ情報を(例えば、背景画像として)受けて、両情報を合成した映像信号を生成し、映像ディスプレイ15に両情報を合成した映像を表示させる。
【0071】
なお、映像制御部74において複数の映像(カラー画像)を表示させる手法には、複数の映像を単純に重ね合わせたり、それぞれに関連するクロスフェードなどをかけていったり、再生映像と実時間映像について論理和(Or)や論理積(And)などの論理演算をしたり、両者を別々の画面領域に表示させ各表示領域を変化させていくなど、必要に応じて、種々の映像演出効果を採用することができる。
【0072】
データ読出部73による画像再生については、再生手順パラメータ(ループ)に基づくCPU1からの指示により、専用RAM72中から選択された画像データの一部又は全部を何回も繰り返して再生する「ループ再生」を用いることができる。なお、ループ再生においては、画像の切落しや空白画像の発生などの破綻をなくしてシームレスに再生するよう考慮する必要がある。また、先のイベントによる動画を再生中に次のイベントが新たに発生した場合には、先のイベントに応じた動画の再生を中止し、新たなイベントに応じた動画を再生開始したり、先のイベントに応じた動画の再生を継続しつつ、次のイベントに応じた動画の再生を開始するようにすることができる。
【0073】
なお、プレイモードPMや外部制御モードMMなどの画像再生時においては、オーディオシーケンサなどの外部MIDI機器16からのMIDI信号に含まれる制御コードやMIDIクロックにより、動画処理回路7の動作を制御することができる。パネル操作子装置12によりMIDIチャンネルをセットしておくと、例えば、MIDI信号中の制御コードにより、パネル操作子装置12の各種パラメータ設定スイッチに代って同様のパラメータ設定を行うことができる。また、MIDI信号中のMIDIクロック(F8)によって映像の再生時間をテンポに合わせることができる。
【0074】
後者については、「テンポに合わせた再生」(LoopTrPlay)をセットしておくと、CPU1は、テンポ設定の対象となるMIDIチャンネルのMIDI信号に含まれるMIDIクロック(F8)に基づいて読出し速度を演算し、データ読出部73を制御する。これにより、専用RAM72から読み出すパッド画像データの再生時間を制御しつつループ読出しを行い、パッド画像データの再生と外部MIDI機器16の演奏との同期を取ることができる。
【0075】
さらに、再生モードPM,MMにおいて、再生パラメータに基づき映像処理された各パッド画像データは、必要に応じて、“WRIT”スイッチ(図2)の操作により、映像制御部74から動画録画部71を介して、専用RAM72内の元のパッド画像データに対応する所定記憶領域に記憶しておくことができる。
【0076】
ジョブモード(JOBモード)JMは、ジョブモード指定スイッチ(JOBボタン)M3が押圧操作されたときのモードである(スイッチ機能要素m3がオフ)。ジョブモードJMでは、各種ジョブ処理を実行するための操作に転用されるパネル操作子装置12のパッドスイッチPd1〜Pd8の機能を転用して、各種ジョブ処理を行うことができる。
【0077】
このジョブ処理には、例えば、前述したように、ディスプレイ13の表示制御、パラメータの標準値へのリセット、パッド画像データの移動、複写、保存、ロード、消去、受信MIDIチャンネルの設定などを行うことができる。ここで、専用RAM72とメモリカード(スマートメディア)などの外部記憶装置4との間でパッド画像データや管理データの保存及びロード処理を行う場合は、画像転送部76を介してデータが授受される。
【0078】
ジョブモードでは、このようなジョブ処理の外に、前述した再生手順パラメータや映像効果パラメータなどの再生パラメータを、本体ディスプレイ13による表示援助の下でオフライン作業で設定し、設定された再生パラメータを映像再生に先立って予め管理データの再生条件として記録しておくことができる。この場合、パラメータ等を設定しようとするパッド乃至パッド画像データは、バンクスイッチBi及びパッドスイッチBdjの同時操作により指定することができる。
【0079】
〔処理例〕
図6〜図9は、この発明の一実施例による画像制御のメイン処理のフローチャートである。最初のステップP1では、電源投入により所定プログラムの実行を開始してRAM3,72の内容をクリアしてシステムの初期設定を行い、各種画像制御パラメータについては標準値にリセットする。続いて、ステップP2以下の映像制御処理フローに基づく処理が電源オフまで繰り返し実行される。まず、ステップP2では、モード設定を行い、例えば、初期化後モードスイッチ操作がない間は、プレイモードPMを設定し、サンプルのパッド画像データ及び標準の再生条件が専用RAM72にロードする。また、モードスイッチM1〜M3の操作があったときに、操作に基づくモード設定を行う。以後、このステップP2は、設定されたモードに対して変更操作がないときは、通過(スルー)となる。
【0080】
次のステップP3では、モードスイッチM1〜M3以外の他のパネル操作子が操作され何らかの入力操作があったか否かの判定を行う。ここで、パネル操作子の入力がなければ(P3→NO)、ステップP4に進み、さらに、外部MIDI機器16からの信号入力があったか否かの判定を行い、ここでも入力がなければ(P4→NO)、ステップP5に進む。ステップP5では、パッド画像データの再生動作中であるか否かを判定し、再生動作中でなければ(P5→NO)、ステップP2に戻る。
【0081】
また、パネル操作子装置12或いは外部MIDI機器16から何らかの入力があると(P3,P4→YES)、ステップP3,P4からステップP6に進み、画像データを記録する指示であるか否かを判定する。ここで、RECボタンM2の操作による記録モードRMにおける画像データの記録に関する指示であるときは(P6→YES)、ステップP7〜P14(図6〜図7)の記録モードRMでの処理に進む。
【0082】
まず、ステップP7では、バンク及びパッドスイッチBi,Pdjの選択的操作に基づく割当て位置(パッド)の選択を受け付ける。つまり、バンク及びパッドスイッチBi,Pdjの操作で選択された記録時パッド操作イベントIvを受け付け、このイベントIvに対応するイベントID(A−1〜C−3)により、記録すべき画像データが割り当てられる専用RAM72(画像メモリ)上の記録領域(パッド)を決定する。
【0083】
次いで、ステップP8で記録開始の受付けを行い、さらに、ステップP9(図7)で記録開始の指示があったか否か判定し、記録開始が指示されるまで(P9→NOである間は)ステップP8,P9の動作を繰り返す。ここで、スタート/ストップスイッチ(S/S)が操作されて記録開始が指示されると(P9→YES)、ステップP10に進んで、動画録画部71を動作させて記録を開始し、ステップP4で決定されたイベントID(A−1〜C−8)をもつ専用RAM72上の記録領域即ちパッド(BANK−A・PAD1〜BANK−C・PAD8)に、映像再生器14からの入力映像信号に基づく画像データを記憶させる。
【0084】
次のステップP11では、記録停止の受付けを行い、続いて、ステップP12で記録停止の指示があったか否か判定し、記録停止が指示されるまで(P12→NOである間は)ステップP11,P12の動作を繰り返す。ここで、スタート/ストップスイッチ(S/S)が再操作されて記録停止が指示されると(P12→YES)、ステップP13に進んで画像データの記録を停止する。続くステップP14では、画像データ録画条件(画質、分解能など)に関する管理データを作成し、画像データに対応させて専用RAM72に記憶する。そして、この管理データ処理の後、ステップP2(図6)に戻る。
【0085】
なお、ステップP7〜P14の記録モードRMでの作業や処理において画像データの記録や管理データを作成しないときは、任意のステップで出口(EXT)ボタンを操作することによって、当該ステップを通過し、記録モードRMの初期状態に復帰することができる。このような出口(EXT)ボタンによる初期状態への復帰は、他のモードにおいても(例えば、ステップP18,P25,P27等)同様に行うことができる。
【0086】
一方、ステップP6(図6)で画像データ記録の指示でないと判定されたときは(P6→NO)、ステップP15(図7)に進み、映像出力に関連する指示であるか否かを判定する。ここで、映像出力関連の指示でないときは(P15→NO)、更に、ステップP16で、データの保存/ロードに関するものであるか否かを判定する。ここで、データの保存又はロード(M3+Pd5/Pd6)が指示されていれば(P16→YES)、ステップP17にて、画像転送部75の制御により、専用RAM72上のパッド画像データやこれに付随する管理データなどを外部記憶装置4にセーブし、或いは、外部記憶装置4に保存されたこれらのデータをRAM72にロードする。
【0087】
また、データの保存又はロード以外の指示であれば(P16→NO)、映像出力に直接関連しない指示された処理を実行する。例えば、ディスプレイ13の表示制御、パラメータの標準値へのリセット、RAM72内でのパッド画像データの移動、複写、消去、受信MIDIチャンネルの設定などのジョブ処理を行う。ステップP17,P18の処理後は、ステップP2(図6)に戻る。
【0088】
ステップP15で、映像出力に関連する指示であると判定されたときは(P15→NO)、ステップP19(図8)に進んで、パッドに記録されたパッド画像データの再生に関する指示であるか否かを判定する。ここで、パッド画像データ再生に関連する指示でなければ(P19→NO)、ステップP20に進み、さらに、外部の映像再生器14からの実時間映像信号を入力する指示であるか否かを判定する。
【0089】
ここで、外部映像信号の入力指示であると判定されると(S20→YES)、ステップP21に進んで、映像再生器14から入力される外部映像信号を映像制御部74での処理を介して出力させる指令を生成する。次いで、ステップP22で、映像ディスプレイ15の映像出力画面について、ステップP21の出力指令に基づく映像制御を映像制御部74に実行させる。映像制御部74は、これに対応する映像制御を行い、映像制御された映像を表わす映像表示信号を映像ディスプレイ15に送信し、映像ディスプレイ15は、映像表示信号に基いて描画処理を行い、所望の映像をその画面に表示する。そして、ステップP22の処理の後ステップP2(図6)に戻る。
【0090】
一方、ステップP20で、外部映像信号の入力指示でないと判定されると(S19→NO)、ステップP23に進んで、外部映像信号の出力を停止する指示であるか否かを判定する。ここで、映像信号出力停止の指示であれば(S23→YES)、ステップP24に進み、外部からの入力映像信号による映像出力を映像制御部74に停止させる指令を出す。そして、次のステップP22で、映像制御部74は、映像ディスプレイ15の映像出力画面へ映像出力を停止させる制御を行った後、ステップP2(図6)に戻る。
【0091】
また、ステップP23で、映像信号出力停止の指示でもないと判定されたときは(P23→NO)、ステップP24に進み、映像出力に関連するその他の指示を受け付けて実行する。この場合のその他の指示には、テンポに合わせた再生(LoopTrPlay)の設定や、リボンコントローラやスクラッチパッドなどのリアルタイム操作による指示などがあり、これらの指示に基づき設定される実時間パラメータなどに従って、随時、データ読出部73及び映像制御部74を動作させる。そして、このような動作指令の後は、ステップP2(図6)に戻る。
【0092】
さて、ステップP19で、パッド画像データの再生に関する指示であると判定されたときは(P19→YES)、ステップP26(図9)に進み、パッド画像データの再生パラメータを設定する操作であるか否かを判定する。ここで、再生パラメータの設定操作であれば(P26→YES)、ステップP27に進んで、この操作に応じてパッド画像データの再生条件を設定又は変更し、その結果を、当該パッド画像データに対応する専用RAM72上の所定記憶領域に記録する。そして、ステップP2(図6)に戻る。
【0093】
ステップP27で設定される再生パラメータには、例えば、映像効果パラメータや再生手順パラメータがある。映像効果パラメータは、画像選択スイッチ群PVからの選択操作(PAD/VIN/TOT)乃至バンク・パッドスイッチBi・Pdjの操作(パッド操作イベント)などに応じて指定された効果付与対象に対して設定され、パラメータ選択スイッチ群EPの操作でパラメータ種類を選択し、効果設定ダイヤルD1,D2の操作(本体ディスプレイ13上の効果パラメータテーブルの選択を含む)によりパラメータ量を決定する。
【0094】
また、再生手順パラメータは、パッド操作イベント操作やMIDIイベントなどで指定されたパッド画像データについて、イベント発生に対応する読出し態様〔オン・オフイベントで開始・停止(Gate)/オンイベントのみに応答して順次開始・停止(Trig)〕、読出し度合い〔1回(1shot)/ループ再生(Loop)〕、読出し方向〔順方向(Norm)/逆方向(Revr)〕、読出し開始位置、再生一時停止時の表示態様などを設定することができる。
【0095】
また、ステップP27で、設定操作により新たに再生パラメータを設定した場合は、設定された再生パラメータを、RAM72上にロードされている管理データに再生条件として付加し、また、既に作成された再生条件が管理データ中に存在するときは、設定された再生パラメータで再生条件を書き換えて、再生条件を最新情報に更新する。
【0096】
ステップP26で再生パラメータ設定の操作でないと判定されたとき(P26→NO)及びステップP5(図6)で再生動作中である(プレイモードPM又は外部制御モードMMなどの再生モードである)と判定されたときは(P5→YES)、ステップP28に進んで、映像処理されるパッド画像データを記録すべき旨の指示であるか否かを判定する。“WRIT”スイッチ(パッド画像データ記録スイッチ)の操作による処理済みパッド画像データの記録の指示であると(P28→YES)、ステップP29に進んで、再生中のパッド画像データに現在設定されている再生条件を基にして映像再生の処理がなされたパッド画像データを、以後、専用RAM72の所定の記憶領域に記録させる指令を発生し、ステップP2(図6)に戻る。
【0097】
ステップP28で、映像済みパッド画像データの記録指示でないと判定されたときは(P28→NO)、ステップP30に進んで、パネル操作子12の操作又は外部機器からの制御信号の内容がイベントであるか否かを判定する。ここで、イベントであるときは(P30→YES)ステップP31に進み、さらに、当該イベントが新たなオンイベントであるか否かを判定する。新たなオンイベントのときは(P31→YES)、まず、ステップP32にて、新たなオンイベントに対応する管理データを読み出して、このイベントに対応するパッド画像データの再生条件を設定する。次いで、設定した再生条件に従って当該パッド画像データを読み出して、映像の再生処理を実行するように、データ読出部73及び映像制御部74に指令する。例えば、データ読出部73に、この再生条件中の再生手順パラメータに従って、パッド画像データの読出し終了位置に到達するまでは読出し続けさせ、映像制御部74には、映像効果パラメータに従って、輝度、色合い、大きさ・位置、合成(混合・重合せ)態様などの映像効果の付与処理を行い、処理結果の映像を表わす映像表示信号を送信する。続くステップP22(図8)では、前述したように、映像ディスプレイ15は、この映像表示信号に基づいて、対応する画面制御を行い、所望の映像を表示する。
【0098】
さて、ステップP30でイベントでないと判定されたときは(P30→NO)、ステップP34で、現在、再生動作中であるか否かが判定され、動作中でないときは(P34→NO)、ステップP2(図6)に戻る。また、ステップP34で映像再生の動作中であると判定されたとき(P34→YES)及びステップP31でイベントが新たなイベントでない(例えば、オンイベントの再発生やオフイベントの発生など)と判定されたとき(P31→NO)は、ステップP35に進む。
【0099】
ステップP35では、現在設定されている再生条件に従って、データ読出部73によりパッド画像データの読出しを制御し、映像制御部74により映像効果の付与処理などの映像処理を行い、映像再生を続行させる。例えば、データ読出部73は、現在設定されている再生手順パラメータに従って、パッド画像データの読出し終了位置に到達するまでは読出し続け、終了位置で読出しを停止し(ワンショット)或いはループ開始位置に戻したり(ループ)。さらに、オンイベントの再発生でデータ読しの出停止と開始を順次繰り返したり(トリガ)、オフイベントの発生で読出しを停止したり(ゲート)する。また、映像制御部74は、現在設定されている映像効果パラメータに従って映像効果の付与処理を行い映像表示信号を映像ディスプレイ15に出力する。そして、次のステップP22(図8)で、映像ディスプレイ15に、この映像表示信号に対応する画面制御を行わせ、その後、ステップP2(図6)に戻る。
【0100】
なお、ステップP33,P35からステップP22に進んだ場合、ステップP22では、例えば、或るパッド画像データの映像再生中に新たなパッド画像データによる映像再生の指示があったときは、複数のパッド画像データの再生が個々の再生条件に基づいて同時に映像再生処理が行われる。この場合、各映像間の重ねなどの混合パラメータについては映像間で異なることがあり、また、輝度パラメータや色合いパラメータなどの各映像自体の映像効果パラメータについてもそのハードウエア(又はソフトウエア)資源上の制約があるので、映像効果の付与態様については、予め定めておいたルールに従って、適用すべき映像効果パラメータの優先度を決定し、映像効果の付与処理を実行する。このように複数の映像を同時出力する場合には、予めルールを予め定めて以下のような処理を適用することできる。
【0101】
(1)通常は、可能な限り、各パッド画像データに設定されている再生条件に従って映像効果の付与を行い、各再生条件のとおり映像効果処理ができないときは、後着優先により映像処理を行って、新たに指定されたパッド画像データの再生条件の指示に従って映像効果を付与することを原則とする。この場合、例えば、次の方法を用いてもよい:
(1−1)2つ又は更に多くの映像が一部または全部が重なるように映像の再生位置が設定されている場合は、各映像に対応して設定されている再生条件(混合パラメータ)の内容に拘わらず、先に再生されている映像の上に、後から再生開始された映像を重ねるように表示する。
(1−2)また、輝度や色合いなどの各映像自体にかける効果処理については、効果処理するための効果回路(又は効果モジュール)に空きがある場合には、複数の映像に対して複数の効果処理をそれぞれ行うことが可能である。空きがない場合には、空きがないことを検出すると、後着優先の原則に従って、前の映像再生で付けられている映像効果を停止し、停止した効果回路を用いて、新たに再生開始された映像に設定された映像効果を付加させるようにしてもよい。
【0102】
(2)上述の(1)の処理とは逆に、先に映像処理を行っている映像効果パラメータを、後で再生される映像に対して優先処理(先着優先)することもできる。例えば、複数映像の重ね状態、効果回路の占有状態に関わる処理手法として、次の(2−1)及び(2−2)のように、再生指示の順番で処理条件を決めるよにすることができる:
(2−1)先に再生中の映像が後からの再生された映像でかくれてしまうことをなくすように、先の映像再生が終了又は停止(オフ)されて消えるまでは(先の映像再生が完了するまで)先の映像処理を優先させ、後の映像は、その裏側で再生を行うだけとする。
(2−2)また、映像自体にかける効果処理(輝度や色合い)については、先に再生中の効果処理が終了して効果回路が空いたときに、その効果回路を使用して効果をかけるよにうしてもよい。
【0103】
(3)ステップP27の再生条件設定処理において、再生条件として各パッド画像データごとに優先度を定めておき、この優先度に基づいて映像効果付与処理を行うようにし、映像効果の優先性をユーザ設定可能となるようにしてもよい。例えば、ステップP27で、ユーザの設定操作に基づいて優先度ランクを設定しておき、ステップP22では、再生指示された複数のパッド画像データ間で優先度ランクを比較して高い優先度の方の再生条件を採用するものとすれば、ユーザ操作に対応させて設定した優先度で映像効果処理を行うことが可能となる。
【0104】
(4)なお、適用される映像効果が途中から切り替わるのに違和感がある場合には、先着優先で処理し、後着の映像処理については、その時点で利用可能な効果回路がないときは、先着の映像処理が終了するまで(効果回路の空きが途中でできたときでも)使用させないようにすることもできる。
【0105】
(5)上述のように、映像効果処理されるべき映像の数が効果回路の数を超える場合でなくとも、効果回路の空きの有無に拘わらず、処理中の映像の中で最初或いは最後に再生が指令された映像の効果パラメータを採用するなど、再生指令の順番だけで適用される映像効果パラメータを決定するようにしてもよい。
【0106】
〔種々の実施態様〕
以上、一実施例について説明したが、種々の実施態様を適用することができる。例えば、実施例の画像制御装置では、電源投入時や他のモードがリセットされたときにプレイモード(PM)になるようにしているが、別途、プレイモード指定スイッチを設けて、このスイッチ操作によりプレイモード(PM)になるようにしてもよい。
【0107】
実施例においては、スマートメディアなどの外部記憶装置に保存されるパッド画像データは、外部の映像再生器からの映像信号から動画録画部及び専用RAMを介して取得するようにしているが、予め画像データを記録したスマートメディアなどの可搬記録媒体を用いても、別の画像データ入力手段を用いて外部記憶装置に画像データを記録しておいてもよい。
【0108】
また、パッドスイッチの同時操作などによってパッド画像データの読出しを指示するイベントが同時に発生した場合は、両イベントをほぼ同時に読み出して、両イベントに対応するパッド画像データに基づく映像を同時に表示させてもよいし、これらのイベントを無効にしてもよいし、或いは、予め定められた優先順位に基づいて1つのイベントのみを有効としてもよい。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明による画像制御装置によれば、複数のパッド操作子(パッドスイッチPdj)の夫々に対応する複数の画像記憶手段(PAD)の夫々に任意の画像データ(IM)を録画しておき、再生時(PM)には、何れかのパッド操作子(Pdj)が操作される毎に、操作されたパッド操作子(Pdj)に対応する画像記憶手段(PAD)から画像データ(IM)を順次読み出して映像としてディスプレイ(15)上に再生するようにしているので(請求項1)、任意のパッド操作子に対するユーザ操作に応じて、複数の画像記憶手段のうち当該パッド操作子に対応する画像記憶手段に記憶された個々の画像データを任意に読み出したり切り替えて再生することができる。
【0110】
この発明による画像制御装置によれば、複数種類のイベント(Iv)の夫々に対応する複数の画像記憶手段(PAD)の夫々に任意の画像データ(IM)を録画しておき、再生時(PM,MM)には、何れかのイベント(Iv)が入力される毎に、入力されたイベント(Iv)の種類に対応する画像記憶手段(PAD)から画像データ(IM)を順次読み出して映像としてディスプレイ(15)上に再生するようにしているので(請求項2)、入力イベントに応じて、複数の画像記憶手段のうち当該入力イベントに対応する画像記憶手段に記憶された個々の画像データを任意に読み出したり切り替えて再生することができる。
【0111】
この画像制御装置では、再生時(PM)に、任意のパッド操作子(パッドスイッチPdj)のユーザ操作で発生されるイベント(パッド操作イベント)に対応する画像記憶手段(PAD)から画像データ(IM)を読み出すことにより(請求項3)、さらに、任意のパッド操作子に対するユーザ操作に応じて、複数の画像記憶手段のうち当該パッド操作に基づくパッド操作イベントに対応する画像記憶手段に記憶された個々の画像データを必要なときにすぐに読み出したり自由に切り替えて再生することができる。
【0112】
この画像制御装置では、再生時(MM)に、外部機器(16)から入力される信号中から順次検出される遠隔的なイベント(遠隔入力イベント)の種類に対応する画像記憶手段(PAD)から画像データ(IM)を順次読み出すことにより(請求項4)、さらに、外部機器からの遠隔入力イベントに応じて、複数の画像記憶手段のうち当該遠隔入力イベントに対応する画像記憶手段に記憶された個々の画像データを順次再生し、多彩な画像を出力することができる。この場合、遠隔入力イベントとして、特に、MIDI信号のノートデータなどの検出に基づくイベント(音楽又はMIDIイベント)を用いることによって、音楽の進行に応じた多彩な映像を演出することができる。
【0113】
この発明による画像制御装置では、設定時(JM)に、ユーザ操作に基づくセーブ/ロードの指示に従って、画像記憶手段(PAD)に記憶された画像データ(IM)をメモリカードなどの外部記憶装置(4)に保存し、外部記憶装置(4)に保存された画像データ(IM)を画像記憶手段(PAD)に記憶することにより(請求項5)、さらに、画像記憶手段に記憶された画像データを外部記憶装置にセーブしたり、外部記憶装置に保存された画像データを画像記憶手段にロードして映像表示に利用することができる。また、録画時(RM)には、複数の画像記憶手段(PAD)のうち何れかが選択され、ビデオ入力手段(14)から入力されるビデオ信号の記録開始及び記録終了が指示されると、選択された画像記憶手段(PAD)に当該記録開始指示から記録終了指示までのビデオ信号に基づく画像データを記憶することにより(請求項6)、さらに、まるでサンプラーのようにして画像データを各画像記憶手段に録画し準備しておくことができる。
【0114】
この発明による画像制御装置では、各画像記憶手段(PAD)に記録された画像データ(IM)に基づく映像に、映像再生器などの外部映像情報機器(14)から入力されるビデオ信号に基づく別の映像を合成することにより(請求項7)、重合せなどの適宜の表示手法を用いて多彩な映像を演出することができる。また、表示される1乃至複数の映像に対して所定の映像効果を付与することによって(請求項8)、より一層多彩な映像効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による画像制御システムのハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による画像制御装置のフロント面に設けられる操作パネルの一構成例(一部分)を示す。
【図3】図3は、この発明の一実施例による画像メモリの一構成例を表わす図である。
【図4】図4は、この発明の一実施例による各パッドへのMIDIイベント割当て例を表わす図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による画像制御システムにおける動画処理部の機能ブロック図である。
【図6】図6は、この発明の一実施例による映像制御処理を表わすフローチャートの第1部分(1/4)である。
【図7】図7は、この発明の一実施例による映像制御処理を表わすフローチャートの第2部分(2/4)である。
【図8】図8は、この発明の一実施例による映像制御処理を表わすフローチャートの第3部分(3/4)である。
【図9】図9は、この発明の一実施例による映像制御処理を表わすフローチャートの第4部分(4/4)である。
【符号の説明】
M1〜M3 モード指定スイッチ、
Bi:B1〜B3(1≦i≦m=3) バンクスイッチ、
Pdj:Pd1〜Pd8(1≦j≦n=8) パッドスイッチ
BANK;BANK−A〜BANK−C バンク(大記憶領域)、
PAD;PAD1〜PAD8 パッド(小記憶領域)、
Iv;A−1〜A−8,B−1〜B−8,C−1〜C−8 イベントID、
IM;IMa1〜IMc8 パッド画像データ、
C1〜E4 ノート番号(MIDIイベント)。
Claims (8)
- 複数のパッド操作子と、
これらパッド操作子の夫々に対応して任意の画像データをそれぞれ記憶する複数の画像記憶手段と、
上記パッド操作子に対する操作を検出する操作検出手段と、
上記操作が検出されたことに応じて、当該操作が検出されたパッド操作子に対応する画像記憶手段から画像データを読み出す読出し手段と、
読み出された画像データを処理して映像信号を生成する映像生成手段と
を具備することを特徴とする画像制御装置。 - 複数種類のイベントの夫々に対応して任意の画像データをそれぞれ記憶する複数の画像記憶手段と、
イベントを入力するイベント入力手段と、
上記イベント入力手段により入力されたイベントに応じて、当該イベントの種類に対応する画像記憶手段から画像データを読み出す読出し手段と、
読み出された画像データを処理して映像信号を生成する映像生成手段と
を具備することを特徴とする画像制御装置。 - さらに、
複数のパッド操作子と、
上記パッド操作子に対する操作に応じて、当該操作がなされたパッド操作子に対応するイベントを発生するイベント発生手段と
を具備し、
前記イベント入力手段は、上記イベント発生手段により発生されたイベントを入力するものである
ことを特徴とする請求項2に記載の画像制御装置。 - さらに、
外部からの入力信号を受信するための受信手段と、
上記受信手段により受信された入力信号の中からイベントを検出するイベント検出手段と
を具備し、
前記イベント入力手段は、上記イベント検出手段により検出されたイベントを入力するものである
ことを特徴とする請求項2に記載の画像制御装置 - さらに、
前記画像記憶手段に記憶された画像データを保存するデータ保存手段と、
上記データ保存手段に保存された画像データを読み出して前記画像記憶手段に記憶させるデータ転送手段と
を具備することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像制御装置。 - さらに、
ビデオ信号を入力するビデオ入力手段と、
上記ビデオ入力手段により入力されるビデオ信号の記録開始及び記録終了を指示する記録指示手段と、
前記複数の画像記憶手段のうち何れかを選択する選択手段と、
上記記録指示手段により記録開始が指示されてから記録終了が指示されるまでのビデオ信号に基づく画像データを、上記選択手段により選択された画像記憶手段に記憶させる録画手段と
を具備することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像制御装置。 - さらに、
ビデオ信号を入力するビデオ入力手段と、
上記ビデオ入力手段により入力されたビデオ信号と前記映像生成手段により生成された映像信号とを合成した合成映像信号を生成する合成映像生成手段と、
上記合成映像生成手段により生成された合成映像信号を出力する出力手段と
を具備することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像制御装置。 - 前記映像生成手段は、所定の映像効果が付与された映像信号を生成することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の画像制御装置。
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