JP5135019B2 - 電池モジュール - Google Patents

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Description

この発明は、電池モジュールに係り、特に、リチウムイオン電池などに代表される非水電解液を用いた二次電池(セル)をケースに収容した電池モジュールに関する。
近年、非水系二次電池、特にリチウムイオン二次電池は、高電圧、高エネルギー密度を有することから、コードレス携帯型電子機器の電源、さらには電気自動車などの車両駆動用の電源などとして注目されている。
このような非水系二次電池において、セル端子すなわち正極端子及び負極端子を介して電流を取り出す電流リードを設けることがある。例えば、特許文献1においては、金属ケース内に収容された単電池の端子と、金属ケースに設けられた外部端子とをリードで接続する技術が開示されている。また、単セルの端子同士を接続部材によって接続する技術も開示されている。特許文献2においては、複数のバッテリを収納し、それぞれのバッテリのバッテリ端子相互間を接続線で接続する技術が開示されている。
特開2007−200758号公報 特許第3350189号公報
セルのセル端子と電流リードとの電気的に接続し、しかも、電流リードを固定する一連の取付作業の効率を改善することが求められている。例えば、電流リードをネジ止めにより固定する際には、電流リードが移動したり回転したりすることによって作業効率が低減するおそれがある。また、セル端子に接合された電流リードをネジ止めにより固定する際には、電流リードに負荷がかかり電流リードが変形したり、セル端子に負荷がかかってセル端子が破損したりするおそれがある。
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、電流リードをケースに取り付けるための取付作業の効率を改善することが可能であるとともに、電流リード及びセル端子への負荷を低減することが可能な構造の電池モジュールを提供することにある。
この発明の第1の態様による電池モジュールは、
電極群及び非水電解液を外装ケース内に収納して構成され、前記電極群に電気的に接続されるとともに前記外装ケースから突出したセル端子を有するセルと、
前記セルを収容するセル収容部を有するとともに前記セルのセル端子が突出する端子孔を有するケース本体と、前記ケース本体の前記端子孔が形成された壁板から突出した略直方体状の凸部と、を有するケースと、
前記端子孔から突出した前記セル端子に電気的に接続されるとともに、前記凸部の外形に沿って屈曲した電流リードと、
前記電流リードを前記凸部に固定する固定部材と、備え、
前記電流リードは、前記セル端子に電気的に接続されるとともに前記壁板と略平行に延出した板状の接続部と、前記接続部に接続され前記凸部の側面に沿って延出した板状の中間部と、前記中間部に接続され前記凸部の上面に沿って延出した板状の延出部と、を有することを特徴とする。
この発明の第2の態様による電池モジュールは、
電極群及び非水電解液を外装ケース内に収納して構成され、前記電極群に電気的に接続されるとともに前記外装ケースから突出したセル端子を有するセルと、
前記セルを収容するセル収容部を有するとともに前記セルのセル端子が突出する端子孔を有するケース本体と、前記ケース本体の前記端子孔が形成された壁板から突出した略直方体状の凸部と、を有するケースと、
前記端子孔から突出した前記セル端子に電気的に接続されるとともに、前記凸部の外形に沿って屈曲した電流リードと、
前記電流リードを前記凸部に固定する固定部材と、備え、
前記電流リードは、前記セル端子に電気的に接続されるとともに前記壁板と略平行に延出した板状の接続部と、前記接続部に接続され前記凸部の第1側面に沿って延出した板状の中間部と、前記中間部に接続され前記凸部の前記第1側面に隣接する第2側面及び第3側面に沿ってそれぞれ延出した板状の一対の挟持部と、を有することを特徴とする。
この発明の第3の態様による電池モジュールは、
電極群及び非水電解液を外装ケース内に収納して構成され、前記電極群に電気的に接続されるとともに前記外装ケースから突出したセル端子を有するセルと、
前記セルを収容するセル収容部を有するとともに前記セルのセル端子が突出する端子孔を有するケース本体と、前記ケース本体の前記端子孔が形成された壁板から突出した略直方体状の凸部と、を有するケースと、
前記端子孔から突出した前記セル端子に電気的に接続されるとともに、前記凸部の外形に沿って屈曲した電流リードと、
前記電流リードを前記凸部に固定するネジと、備え、
前記電流リードは、前記セル端子に電気的に接続されるとともに前記壁板と略平行に延出した板状の接続部と、前記接続部に接続され前記凸部の側面に沿って延出した板状の中間部と、前記中間部に接続され前記凸部に圧入嵌合されるとともに前記ネジを締め付けるためのメネジが形成された円筒部と、を有することを特徴とする。
この発明の電池モジュールによれば、電流リードは、ケースの凸部の外形に沿って屈曲した形状であって、凸部に嵌合している。このため、セル端子に電気的に接続された電流リードを固定部材により凸部に固定する際に、電流リードの移動や回転が規制される。これにより、電流リードの取付作業の効率を改善することが可能となる。また、電流リードの取付作業に際して、電流リード及びセル端子への負荷を低減することが可能となる。
以下、この発明の一実施の形態に係る電池モジュールについて図面を参照して説明する。
まず、電池モジュールの基本構造について説明する。
図1及び図2に示すように、電池モジュール1は、セル10と、セル10を収容可能に形成されたケース20と、を備えて構成されている。
すなわち、セル10は、リチウムイオン電池などに代表される非水電解液を用いた二次電池であり、外装ケース内に電極群及び非水電解液を密封して収納した構造を有している。セル10の外形(つまり、外装ケースの外形)は、概ね直方体である。
電極群は、例えば、正極及び負極をその間にセパレータを介在させて渦巻き状に捲回し、さらに径方向に圧縮した扁平な矩形状を有している。このような電極群には、セル端子が電気的に接続されている。すなわち、電極群の正極には正極端子11が電気的に接続され、また、電極群の負極には負極端子12が電気的に接続されている。これらの正極端子11及び負極端子12は、外装ケースの一つの面(上面)13からともに外方に向かって突出している。
ケース20は、セル10を収容するセル収容部21Xを有するケース本体21と、ケース本体21から突出した凸部22と、を有している。このようなケース20は、例えば、ポリカーボネート(PC)やポリフェニレンサルファイド(PPS)などの樹脂や、セラミックなどによって形成されている。
ケース本体21は、略直方体状に形成され、セル10を囲む6つの壁板を有している。セル収容部21Xは、ケース本体21の内側に形成された略直方体状の中空部に相当し、セル10の外形より大きな寸法に形成されている。これらの6つの壁板は一体的に形成されても良いし、少なくとも1つの壁板がネジ止めや嵌合構造などにより他の壁板と接合されていても良い。ケース本体21を構成する1つの壁板21Aには、セル10の正極端子11及び負極端子12を挿入可能とする2つの端子孔21Hが形成されている。
このようなケース本体21のセル収容部21Xにセル10を収容した際には、セル10とケース本体21との間に、冷却媒体(例えば冷風)が通過可能なわずかな隙間が形成される。また、端子孔21Hに挿入された正極端子11及び負極端子12は、それぞれ壁板21Aよりも外方に突出し、電流リードとの接続を可能としている。
凸部22は、壁板21Aから外方(つまり、セル収容部21Xとは反対側)に向かって突出するように形成されている。この実施の形態においては、凸部22は、略直方体状に形成され、壁板21Aから外方に向かって立ち上がった4つの側面22A乃至22D、及び、上面22Eを有している。これらの4つの側面22A乃至22D及び上面22Eは、略矩形状に形成されている。なお、凸部22の形状は、ここに示した例に限定されるものではなく、他の形状であっても良い。
側面22Aは、正極端子11が突出した壁板21Aに対して略垂直な方向に延出している。側面22Bは、側面22Aに対向し、負極端子12が突出した壁板21Aに対して略垂直な方向に延出している。側面22C及び側面22Dは、対向し、ともに側面22A及び側面22Bに隣接している。上面22Eは、4つの側面22A乃至22Dとそれぞれ繋がっている。
また、凸部22は、インサート30を備えている。インサート30は、側面22A及び側面22Bのそれぞれから凸部22の内部に向かって延出しており、内面にメネジが形成されている。このようなインサート30は、例えば黄銅などの金属によって形成されている。
このような電池モジュール1は、さらに、ケース20の端子孔21Hから突出したセル端子11または12に電気的に接続される電流リードを備えている。すなわち、電流リードは、セル端子11または12に対して溶接などの手法により電気的に接続されると同時に固定され、また、固定部材であるネジによって凸部22に固定される。ネジは、電流リードを挟んでインサート30に締め付けられる。
このような電流リードのケース20への取付について、電流リード及びケースの具体的な構造の実施形態について詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
第1実施形態においては、図3乃至図5に示すように、電流リード40は、凸部22の外形に沿って屈曲している。すなわち、この電流リード40は、導電性材料によって形成され、例えば、1枚の板状の導電性材料を屈曲することによって形成可能である。第1実施形態においては、電流リード40は、接続部41、中間部42、及び、延出部43を一体的に有し、略Z字型に形成されている。
より具体的に説明すると、接続部41は、略矩形の板状に形成され、ケース本体21の壁板21Aと略平行に延出している。この接続部41は、壁板21Aから突出したセル端子が挿入可能な開口41Hを有している。この接続部41は、開口41Hに挿入されたセル端子と溶接されるなどして電気的に接続されている。図4に示した例では、負極端子12に接続された電流リード40しか図示していないが、当然のことながら正極端子11にも電流リード40は接続されている。
中間部42は、その一端が接続部41の一端に接続されている。この中間部42は、略矩形の板状に形成され、凸部22の側面22Aに沿って延出している。この中間部42は、側面22Aが壁板21Aに略垂直な方向に延出しているのに対応して、接続部41に対して略垂直な方向に延出している。また、この中間部42は、側面22Aから突出したインサート30が挿入可能な開口42Hを有している。
延出部43は、その一端が中間部42の他端に接続されている。この延出部43は、略矩形の板状に形成され、凸部22の上面22Eに沿って延出している。この延出部43は、上面22Eが側面22Aに略垂直な方向に延出しているのに対応して、中間部42に対して略垂直な方向に延出している。
なお、接続部41は、その他端に、接続部41に対して略垂直な方向に延出した電圧取出端子50を有しているが、必ずしも必要ではない。
一方、ケース20については、凸部22は、その上面22Eに、電流リード40の延出部43を挟む一対の突起CVを有している。これらの一対の突起CVは、延出部43の幅W1と同等の間隔をおいて配置されている。このため、延出部43は、突起CVの間に嵌合し、保持される。
このような構成の第1実施形態においては、バネワッシャ61及び平ワッシャ62を介してネジ(固定部材)60をインサート30に締め付ける際、電流リード40は、その中間部42が凸部22の側面22Aに押し付けられるため、電流リード40のネジ60の締め付け方向への移動が規制される。また、この電流リード40は、一対の突起CVによって保持されるため、電流リード40の幅W1と平行な方向への移動が規制される。同時に、電流リード40のネジ60の回転方向への回転も規制される。
したがって、電流リード40をケースに取り付けるための取付作業の効率を改善することが可能となる。また、電流リード40及びこの電流リード40に接合されたセル端子への負荷を低減することが可能となり、電流リード40の変形や、セル端子の破損を防止することが可能となる。
また、この第1実施形態において、ケース20については、ケース本体21は、接続部41が嵌合する袋状の嵌合部BCを有している。この嵌合部BCは、壁板21Aから突出して形成されており、凸部22と対向する側に、接続部41の厚みDよりも大きな空隙を有している。このため、接続部41の他端は、嵌合部BCの空隙に嵌合し、保持される。なお、接続部41の他端に設けられた電圧取出端子50は、嵌合部BCに嵌合することなく延出している。
このような構成によれば、電流リード40の移動がさらに規制されるため、より作業効率が改善するとともに、電流リード40及びセル端子への負荷を低減できる。
≪第1実施形態;変形例≫
上述した第1実施形態では、凸部22がその上面22Eに一対の突起CVを有している場合について説明したが、図6及び図7に示すように、同様の構成の電流リード40に対しては、凸部22は、その上面22Eに、電流リード40の延出部43が嵌合する凹部CCを有していてもよい。この凹部CCは、延出部43の幅W1と同等の幅を有するように形成されている。このため、延出部43は、凹部CCに嵌合し、保持される。
このような変形例においても、上述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態においては、図8乃至図9に示すように、電流リード40は、凸部22の外形に沿って屈曲している。すなわち、この電流リード40は、導電性材料によって形成され、例えば、1枚の板状の導電性材料を屈曲することによって形成可能である。第2実施形態においては、電流リード40は、接続部41、中間部42、及び、一対の挟持部44を一体的に有している。中間部42及び一対の挟持部44は、略U字型に形成されている。
より具体的に説明すると、接続部41は、略矩形の板状に形成され、ケース本体21の壁板21Aと略平行に延出している。この接続部41は、壁板21Aから突出したセル端子が挿入可能な開口41Hを有している。この接続部41は、開口41Hに挿入されたセル端子と溶接されるなどして電気的に接続されている。図9に示した例では、負極端子12に接続された電流リード40しか図示していないが、当然のことながら正極端子11にも電流リード40は接続されている。
中間部42は、その一端が接続部41の一端に接続されている。この中間部42は、略矩形の板状に形成され、凸部22の側面22Aに沿って延出している。この中間部42は、側面22Aが壁板21Aに略垂直な方向に延出しているのに対応して、接続部41に対して略垂直な方向に延出している。また、この中間部42は、側面22Aから突出したインサート30が挿入可能な開口42Hを有している。
挟持部44は、第1挟持部44A及び第2挟持部44Bからなり、それぞれが中間部42の側端に接続されている。これらの第1挟持部44A及び第2挟持部44Bは、略矩形の板状に形成され、凸部22の幅W2と同等の間隔をおいて対向している。つまり、第1挟持部44Aは凸部22の側面22Cに沿って延出するとともに、第2挟持部44Bは凸部22の側面22Dに沿って延出し、これらの第1挟持部44A及び第2挟持部44Bは、凸部22を挟んでいる。
これらの第1挟持部44A及び第2挟持部44Bは、側面22C及び側面22Dがそれぞれ側面22Aに略垂直な方向に延出しているのに対応して、中間部42に対してそれぞれ略垂直な方向に延出している。つまり、第1挟持部44A及び第2挟持部44Bは、略平行に対向している。
なお、接続部41は、その他端に、接続部41に対して略垂直な方向に延出した電圧取出端子50を有しているが、必ずしも必要ではない。
このような構成の第2実施形態においては、バネワッシャ61及び平ワッシャ62を介してネジ60をインサート30に締め付ける際、電流リード40は、その中間部42が凸部22の側面22Aに押し付けられるため、電流リード40のネジ60の締め付け方向への移動が規制される。また、この電流リード40は、一対の挟持部44によって凸部22を挟持しているため、凸部22の幅W2と平行な方向への移動が規制される。同時に、電流リード40のネジ60の回転方向への回転も規制される。
したがって、電流リード40をケースに取り付けるための取付作業の効率を改善することが可能となる。また、電流リード40及びこの電流リード40に接合されたセル端子への負荷を低減することが可能となり、電流リード40の変形や、セル端子の破損を防止することが可能となる。
また、この第2実施形態において、ケース20については、ケース本体21は、接続部41が嵌合する袋状の嵌合部BCを有している。この嵌合部BCは、壁板21Aから突出して形成されており、凸部22と対向する側に、接続部41の厚みDよりも大きな空隙を有している。このため、接続部41の他端は、嵌合部BCの空隙に嵌合し、保持される。なお、接続部41の他端に設けられた電圧取出端子50は、嵌合部BCに嵌合することなく延出している。
このような構成によれば、電流リード40の移動がさらに規制されるため、より作業効率が改善するとともに、電流リード40及びセル端子への負荷を低減できる。
≪第2実施形態;変形例≫
上述した第2実施形態では、電流リード40における一対の挟持部44が凸部22を挟持する場合について説明したが、図10に示すように、凸部22は、側面22C及び側面22Dにおいて、それぞれ挟持部44が嵌合する凹部CCを有していてもよい。
このような変形例においては、挟持部44が凸部22を表示すると同時に、挟持部44が凸部22の側面に形成された凹部CCに嵌合するため、上述した第2実施形態よりもさらに電流リード40の移動を制限することが可能となる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態においては、図11乃至図14に示すように、電流リード40は、凸部22の外形に沿って屈曲している。すなわち、この電流リード40は、導電性材料によって形成されている。第3実施形態においては、電流リード40は、接続部41、中間部42、及び、円筒部45を一体的に有している。接続部41及び中間部42は、例えば、1枚の板状の導電性材料を屈曲することによって形成可能であり、略L字型に形成されている。円筒部45は、溶接などによって中間部42に接合されている。
より具体的に説明すると、接続部41は、略矩形の板状に形成され、ケース本体21の壁板21Aと略平行に延出している。この接続部41は、壁板21Aから突出したセル端子が挿入可能な開口41Hを有している。この接続部41は、開口41Hに挿入されたセル端子と溶接されるなどして電気的に接続されている。図13に示した例では、負極端子12に接続された電流リード40しか図示していないが、当然のことながら正極端子11にも電流リード40は接続されている。
中間部42は、その一端が接続部41の一端に接続されている。この中間部42は、略矩形の板状に形成され、凸部22の側面22Aに沿って延出している。この中間部42は、側面22Aが壁板21Aに略垂直な方向に延出しているのに対応して、接続部41に対して略垂直な方向に延出している。また、この中間部42は、ネジ60を挿入可能な開口42Hを有している。
円筒部45は、開口42Hと連通するように中間部42に接続されている。円筒部45の内面には、ネジ60を締め付けるためのメネジが形成されている。このような円筒部45は、上記したインサート30の代わりに凸部22に圧入嵌合される。これにより、電流リード40は、凸部22に固定される。
なお、接続部41は、その他端に、接続部41に対して略垂直な方向に延出した電圧取出端子50を有しているが、必ずしも必要ではない。
このような構成の第3実施形態においては、バネワッシャ61及び平ワッシャ62を介してネジ60を電流リード40の円筒部45に締め付ける際、電流リード40は、凸部22に固定されているため、電流リード40のネジ60の締め付け方向への移動が規制され、また、凸部22の幅W2と平行な方向への移動が規制されると同時に、ネジ60の回転方向への回転も規制される。
したがって、電流リード40をケースに取り付けるための取付作業の効率を改善することが可能となる。また、電流リード40及びこの電流リード40に接合されたセル端子への負荷を低減することが可能となり、電流リード40の変形や、セル端子の破損を防止することが可能となる。さらに、インサートが不要となり、部品点数を削減することができる。
また、この第3実施形態において、ケース20については、ケース本体21は、接続部41が嵌合する袋状の嵌合部BCを有している。この嵌合部BCは、壁板21Aから突出して形成されており、凸部22と対向する側に、接続部41の厚みDよりも大きな空隙を有している。このため、接続部41の他端は、嵌合部BCの空隙に嵌合し、保持される。なお、接続部41の他端に設けられた電圧取出端子50は、嵌合部BCに嵌合することなく延出している。
このような構成によれば、電流リード40の移動がさらに規制されるため、より作業効率が改善するとともに、電流リード40及びセル端子への負荷を低減できる。
なお、この発明は、上記実施形態そのものに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
図1は、この発明の一実施の形態に係る電池モジュールの基本構造を概略的に示す断面図である。 図2は、図1に示した電池モジュールの基本構造を概略的に示す斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る電池モジュールに適用される電流リードの構造を概略的に示す斜視図である。 図4は、図3に示した電流リードを適用した電池モジュールの外観の一部を概略的に示す斜視図である。 図5は、図3に示した電流リードをケースに取り付けた状態を概略的に示す断面図である。 図6は、第1実施形態の変形例に係る電池モジュールの外観の一部を概略的に示す斜視図である。 図7は、変形例に係る電池モジュールにおいて電流リードをケースに取り付けた状態を概略的に示す断面図である。 図8は、第2実施形態に係る電池モジュールに適用される電流リードの構造を概略的に示す斜視図である。 図9は、図8に示した電流リードを適用した電池モジュールの外観の一部を概略的に示す斜視図である。 図10は、第2実施形態の変形例に係る電池モジュールの外観の一部を概略的に示す斜視図である。 図11は、第3実施形態に係る電池モジュールに適用される電流リードの構造を概略的に示す斜視図である。 図12は、第3実施形態に係る電池モジュールに適用される電流リードの構造を概略的に示す斜視図である。 図13は、図11に示した電流リードを適用した電池モジュールの外観の一部を概略的に示す斜視図である。 図14は、図11に示した電流リードをケースに取り付けた状態を概略的に示す断面図である。
符号の説明
1…電池モジュール
10…セル 11…正極端子 12…負極端子
20…ケース
21…ケース本体 21X…セル収容部 21A…壁板 21H…端子孔
22…凸部 22A乃至D…側面 22E…上面
CV…突起 BC…嵌合部 CC…凹部
30…インサート
40…電流リード 41…接続部 42…中間部
43…延出部 44…挟持部 45…円筒部
50…電圧取出端子
60…ネジ

Claims (6)

  1. 電極群及び非水電解液を外装ケース内に収納して構成され、前記電極群に電気的に接続されるとともに前記外装ケースから突出したセル端子を有するセルと、
    前記セルを収容するセル収容部を有するとともに前記セルのセル端子が突出する端子孔を有するケース本体と、前記ケース本体の前記端子孔が形成された壁板から突出した略直方体状の凸部と、を有するケースと、
    前記端子孔から突出した前記セル端子に電気的に接続されるとともに、前記凸部の外形に沿って屈曲した電流リードと、
    前記電流リードを前記凸部に固定する固定部材と、備え、
    前記電流リードは、前記セル端子に電気的に接続されるとともに前記壁板と略平行に延出した板状の接続部と、前記接続部に接続され前記凸部の側面に沿って延出した板状の中間部と、前記中間部に接続され前記凸部の上面に沿って延出した板状の延出部と、を有することを特徴とする電池モジュール。
  2. 前記凸部は、その前記上面に、前記延出部を挟む一対の突起、または、前記延出部が嵌合する凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 電極群及び非水電解液を外装ケース内に収納して構成され、前記電極群に電気的に接続されるとともに前記外装ケースから突出したセル端子を有するセルと、
    前記セルを収容するセル収容部を有するとともに前記セルのセル端子が突出する端子孔を有するケース本体と、前記ケース本体の前記端子孔が形成された壁板から突出した略直方体状の凸部と、を有するケースと、
    前記端子孔から突出した前記セル端子に電気的に接続されるとともに、前記凸部の外形に沿って屈曲した電流リードと、
    前記電流リードを前記凸部に固定する固定部材と、備え、
    前記電流リードは、前記セル端子に電気的に接続されるとともに前記壁板と略平行に延出した板状の接続部と、前記接続部に接続され前記凸部の第1側面に沿って延出した板状の中間部と、前記中間部に接続され前記凸部の前記第1側面に隣接する第2側面及び第3側面に沿ってそれぞれ延出した板状の一対の挟持部と、を有することを特徴とする電池モジュール。
  4. 前記凸部は、その前記第2側面及び前記第3側面のそれぞれに、前記挟持部が嵌合する凹部を有することを特徴とする請求項3に記載の電池モジュール。
  5. 電極群及び非水電解液を外装ケース内に収納して構成され、前記電極群に電気的に接続されるとともに前記外装ケースから突出したセル端子を有するセルと、
    前記セルを収容するセル収容部を有するとともに前記セルのセル端子が突出する端子孔を有するケース本体と、前記ケース本体の前記端子孔が形成された壁板から突出した略直方体状の凸部と、を有するケースと、
    前記端子孔から突出した前記セル端子に電気的に接続されるとともに、前記凸部の外形に沿って屈曲した電流リードと、
    前記電流リードを前記凸部に固定するネジと、備え、
    前記電流リードは、前記セル端子に電気的に接続されるとともに前記壁板と略平行に延出した板状の接続部と、前記接続部に接続され前記凸部の側面に沿って延出した板状の中間部と、前記中間部に接続され前記凸部に圧入嵌合されるとともに前記ネジを締め付けるためのメネジが形成された円筒部と、を有することを特徴とする電池モジュール。
  6. 前記ケース本体は、前記接続部が嵌合する袋状の嵌合部を有することを特徴とする請求項1、3、5のいずれか1項に記載の電池モジュール。
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