JP5885036B2 - 電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電池外装体の内部と外部とを連通するリベット部材と、電池外装体の外面から突出する外部接続端子とが、平面視で異なる位置に配設されている電池に関する。
リチウム二次電池や電気二重層キャパシタ等の二次電池は、車両搭載用電源あるいはパソコンおよび携帯端末の電源等として重要性が高まってきている。特に、高出力電源用途としては、高エネルギー密度および高出力特性を実現し得る扁平な筐型形状を有する二次電池が、所望の電圧仕様や容量仕様等に相当する数だけ連結された組電池の形態で好ましく用いられている。
かかる扁平な筐型形状を有する電池においては、一般的に、電池の外装体の内部に収容された発電要素と、外装体の外部に突出するように形成された正負の外部接続端子とが、導電経路を介して電気的に接続されている。この導電経路は、外装体の蓋体に形成された端子孔を通じて外装体の内部と外部とを連絡しており、蓋体の当該端子孔部の内表面および外表面にそれぞれ設置された内部絶縁部材および外部絶縁部材により蓋体(外装体)との電気的絶縁が図られる。
また、外部接続端子は、平面視(すなわち、蓋体の表面に対して垂直上方から見た状態)で、外部絶縁部材上の端子孔とは水平方向に少し離れた位置、典型的には蓋体の長手方向の端部側に離れた位置に、端子接続部材を介して設置されることがあり得る。かかる外部端子構造においては、典型的には、ボルト形状の外部接続端子のネジ部を、断面形状が略Z形状の端子接続部材の一端に設けた貫通孔に貫通させつつ、外部接続端子の頭部を当該端子接続部材により押さえることで、外部接続端子を外部絶縁部材上に固定している。また、端子接続部材は、他端を外部絶縁部材、蓋体、内部絶縁部材および内部導電経路構成部材等と共に、蓋体の端子孔を利用して、導電経路を構成し得る金属製のリベット部材等によりかしめ留めされて、一体的に固定されている。
このように、外部端子構造において、外部接続端子の設置位置と、かしめ留めによる他の部材の固定位置とを水平方向でずらすことで、外部接続端子に発生するネジ締めのトルクが直接かしめ留め部に加わることが防止されている。すなわち、上記のトルクが繰り返し発生することでかしめ留めが緩んで電池の気密性が低下したり、締め付けトルクによりリベット部が破壊されて導電経路が切断されるといった問題が発生することが抑制されている。
特開2010−040533号公報
トヨタ技術公開集、Vol.No. 256、第375頁(2012年3月30日発行)
しかしながら、上記のような外部端子構造においても、ナットを過剰に強く締め付けすぎたり、着脱を繰り返したりすると、かかる着脱時の回転トルクがかしめ留め部を支点として上向きの力に変換され、外部端子が持ち上がり、例えば、接続端子部材の曲げ加工部分等に局所的に応力が発生していた。
さらに、この種の電池は、ワイヤーハーネス等を介して外部接続端子を外部機器等に電気的に接続することで、外部への電力の供給および外部からの電極の充電、さらには、かかる電池の各種性能評価等が行われる。また、組電池を構築する場合は、一般的に、バスバーと呼ばれる長尺板状の導電性部材を各電池の外部接続端子にボルト締結することにより、各端子間の電気的な接続を実現している。これらのワイヤーハーネスやバスバー等の着脱時や、電池の使用時に振動が生じた場合等には、外部接続端子に上向きの力が発生し、外部接続端子が上下に振動することがあり得る。そしてこのような振動によっても、接続端子部材の曲げ加工部分等に応力が集中して発生していた。
そのため、上記の外部端子構造においては、外部接続端子に上向きの力が繰り返し加わることで、端子接続部材が疲労により破断し得るという新たな問題が生じていた。かかる問題に対し、端子接続部材の上下方向での移動を防止する構成が提案されている(例えば、特許文献1および非特許文献1等参照)。例えば、特許文献1には、端子接続部材上に端子押さえ材を架橋する構成が開示されているが、かかる構成は端子押さえ材を設置するためのスペースを要するため、扁平な筐型形状を有する電池には適用することができない。
本発明は、上述したような従来の問題を解決すべく創出されたものであり、その目的とするところは、外部接続端子に上向きの力が繰り返し加わっても、外部接続端子の上下方向の移動を抑制し、端子接続部材の破損が抑制されている耐久性と信頼性とが高められた電池を提供することである。
ここに開示される発明は、上記課題を解決する手段として、電池外装体の外面上に配置され、該電池外装体の内部に連通する孔が備えられた外部絶縁部材と、上記外部絶縁部材上に配置される基部と上記基部から上方に突出する突出部とが備えられた外部接続端子と、上記外部絶縁部材上に配置されるとともに上記孔に対応する孔部を有する基底部と、上記基底部から上方に立ち上がり、上記外部接続端子の上記突出部が貫通する貫通孔を備えるとともに上記基部の上面を覆うカバー部とが備えられた端子接続部材と、上記端子接続部材の上記孔部と上記外部絶縁部材の上記孔とを連通するとともに、上記端子接続部材と上記外部絶縁部材とを上記電池外装体に固定するリベット部材とを具備する電池を提供する。
かかる電池において、上記外部絶縁部材は、電池外装体の外面上に配置される外部絶縁部材本体と、該外部絶縁部材本体から上方に立ち上がり上記端子接続部材の上記カバー部を上方より押さえる押さえ部とを備えていることを特徴としている。
以上の構成によると、外部絶縁部材上に配置された端子接続部材と外部接続端子とは、押さえ部によって上下方向の移動が抑制され得る。したがって、端子接続部材は、リベット留めされている一端に対して外部接続端子を固定する他端が持ち上げられることが抑制され、端子接続部材の曲げ加工部分の応力集中が拡散される。その結果、端子接続部材の破断が抑制され、かかる外部端子構造の耐久性と信頼性が高められる。このような外部接続端子の上向きの移動を抑制する構成を、部材を増やすことなく、また、広いスペースを要することなく実現することができる。
ここに開示される電池の好ましい一態様において、上記押さえ部は、平面視で上記端子接続部材の上記基底部の上記孔部の中心と上記カバー部の上記貫通孔の中心とを結ぶ方向を第一の方向としたとき、上記第一の方向に直交する第二の方向であって、上記貫通孔の中心を通る線を基準として、上記基底部とは反対側の領域の端部において上記カバー部を押さえるよう形成されていることを特徴としている。
かかる構成によると、端子接続部材は、リベット留めされている一端に対して最も離れた位置において押さえ部により押さえらえる。すなわち、てこの原理により、端子接続部材の他端の上方向への移動をより効果的に抑制することができる。
ここに開示される電池の好ましい一態様において、上記端子接続部材は平面視で略長方形であって、長辺方向の一方の側に基底部が、他方の側にカバー部が設けられ、上記外部絶縁部材の上記押さえ部は上記カバー部を短辺部分において押さえている。ここで、上記端子接続部材の短径の長さをa、上記押さえ部において上記カバー部の上方に位置する固定部の厚みをT1、上記固定部の上記長辺方向の長さである押さえ幅をT2としたとき、T2/T1≧1であることを特徴としている。
かかる構成によると、外部接続端子の移動をより効果的に抑制し得る押さえ部を構成することができ、電池の耐久性と信頼性をより一層高めることができる。
ここに開示される電池の好ましい一態様において、上記端子接続部材は平面視で略長方形であって、長辺方向の一方の側に基底部が、他方の側にカバー部が設けられ、上記外部絶縁部材の上記押さえ部は上記カバー部を短辺部分において押さえている。ここで、上記端子接続部材の短辺の長さをa、上記押さえ部において上記カバー部の上方に位置する固定部の上記短辺方向の長さである押さえ長さをT3としたとき、T3≧0.4×aであることを特徴としている。
かかる構成によると、外部接続端子の移動をより効果的に抑制し得る押さえ部を構成することができる。
ここに開示される電池の好ましい一態様において、上記外部絶縁部材の上記押さえ部は複数備えられていることを特徴としている。押さえ部は、複数個所に分けて複数のものが備えられていても良い。電池の使用状況等に応じて多様な構成とすることができる。これによっても、上記と同様の外部接続端子の移動をより抑制する効果を得ることができる。
ここに開示される電池の好ましい一態様において、前記固定部は、前記外部接続端子の中心に向かうにつれて上方の表面が下方に傾斜されていることを特徴としている。
かかる構成によると、外部絶縁部材上に端子接続部材を設置するに際し、端子接続部材の端部が上方から固定部を押さえることで、押さえ部材が水平方向に湾曲されるとともに、端子接続部材の端部が外部絶縁部材上に設置された時点で端子接続部材と固定部との接触が解消されて、固定部による両部材の嵌め合わせが実現される。したがって、外部端子構造を簡便に組み立てることができる。
ここに開示される電池の好ましい一態様において、上記端子接続部材の上記カバー部は、カバー部本体と、該カバー部本体の上方側に設けられたバスバーとを備え、該バスバーは、上記外部接続端子の上記突出部に装着された固定部材によって上方より上記カバー部本体に固定されており、上記押さえ部は、上記端子接続部材の上記カバー部本体に固定された上記バスバーを上方より押さえることを特徴としている。すなわち、かかる外部端子構造においては、バスバーを外部接続端子として含むことができる。かかるバスバーを用いた場合でも、バスバーを通じて外部接続端子が上方向に持ちあがるのを抑えることができ、上記と同様の効果を得ることができる。
以上のとおり、ここに開示される電池は、外部接続端子に振動等の外力、特に上方向の引っ張り力が繰り返し加わった場合であっても、端子接続部材の破損が抑制されており、耐久性および信頼性が高いものとして提供され得る。そのため、例えば、かかる電池の使用環境において振動等が発生しやすい用途に好ましく用いることができる。また、複数の電池をバスバーにより連結して組電池の形態で用いる用途に好ましく用いることができる。例えば、具体的には、(イ)50A以上(例えば50A〜250A)、さらには100A以上(例えば100A〜200A)のハイレート放電を含む充放電サイクルで使用されることが想定されるリチウム二次電池や、(ロ)理論容量が10Ah以上(さらには20Ah以上)の大容量タイプであって5C以上(例えば5C〜50C)さらには10C以上(例えば10C〜40C)のハイレート放電を含む充放電サイクルで使用されることが想定されるリチウム二次電池のいずれか、好ましくは(イ)および(ロ)の両方の特性を備える電池において好ましく適用することができる。したがって、例えば、自動車等の車両に搭載される駆動用電源や、持ち運びが可能なポータブルの電源等として特に好適に使用し得る。なお、かかる電池を車両に搭載する場合、車両の種類は特に限定されないが、典型的には、ハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車等とすることができる。
(a)は電池の平面図であって、(b)はそのA−A’断面を模式的に示した図である。 一実施形態に係る外部端子構造を例示した要部断面図である。 一実施形態における押さえ部の構成を説明する図である。 一実施形態における外部端子構造を例示した断面図である。 外部絶縁部材の押さえ部が端子接続部材外を押さえる位置を説明する平面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を示し、ここに開示される発明について詳しく説明する。なお、以下の図面において、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化することがある。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は、必ずしも実際の寸法関係を反映するものではない。特に、電池ケース外方に設置されている外部端子構造を構成する各部材の具体的な形態やそれらの相対的な寸法および位置関係等については、本発明に係る構成を説明するための一例が示されたものであり、本発明は各図面に具体的に示された例に限定されことなく、各種の態様を考慮することができる。また、本明細書において特に言及している事項(電池の外部端子構造)以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(発電要素の具体的な構成等)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。
以下、ここに開示される電池について好適な実施形態を基に説明する。しかしながら、本発明の適用対象をかかる構成の電池に限定することを意図したものではない。本明細書において「電池」とは、電気エネルギーを取り出し可能なデバイス一般を指す用語であって、一次電池、二次電池等を含む概念である。また、「二次電池」とは、リチウム二次電池、金属リチウム二次電池、ナトリウム二次電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等のいわゆる蓄電池(いわゆる化学電池)のほか、電気二重層キャパシタ等のキャパシタ(いわゆる物理電池)をも包含する。ここに開示される技術は、典型的には密閉型の二次電池に好ましく適用することができ、特に扁平な筐型形状を有する二次電池(いわゆる角型の二次電池)に好ましく適用できる。
図1は、一実施形態に係る電池(例えば、リチウム二次電池)の(a)平面図および(b)断面図である。図2は、一実施形態に係る電池の外部端子構造を例示した図である。
図1および2に示すように、本実施形態に係る電池1は、例えば従来の一般的なリチウム二次電池にみられるように、典型的には所定の電池構成材料(例えば、正負それぞれの集電体に活物質が保持された正極および負極ならびにセパレータ等)を具備する発電要素70が適切な電解液(図示せず)とともに外装体60に収容された構成を有する。そして、この発電要素70と、外装体60の表面に設けられた外部接続端子40とが、電気的に接続されていることで、発電要素70において発生される電力を外部接続端子40から取り出すことが可能とされている。なお、この実施形態において、電池1は扁平な角型電池であるが、かかる電池1の形状は角型に限定されず、円柱形状、ラミネートバッグ形状等の任意の形状であってよい。また、発電要素70は、例えば、正極と負極とが対向されてなる電極体が積層されて配置されている積層型の発電要素70であっても良いし、かかる電極体が捲回されてなる捲回型の発電要素70であってもよいし、その他の任意の構成等であっても良い。
この電池1に備えられる発電要素70や電解液等の構成は、本発明を特徴付けるものではないため特に詳しく説明しないが、当業者の技術常識に基づき、目的や用途に応じて適切なものを選択して採用することができる。
例えば、発電要素70は、正極集電箔上に正極活物質層を備える正極シートと、負極集電箔上に負極活物質層を備える負極シートとが、2枚のセパレータにより互いに絶縁された状態で積層され、捲回された発電要素70とすることができる。ここで、正極シート、負極シートおよびセパレータは、正極活物質層が備えられず正極集電箔が露出した露出部が一方の端部にはみ出し、負極活物質層が備えられず負極集電箔が露出した露出部が他方の端部にはみ出した状態で重ね合わせることで積層体とすることができる。そしてさらに、この積層体を捲回することで、一方の端部に正極集電箔を、他方の端部に負極集電箔を渦巻き状に突出させた発電要素70とすることができる。かかる発電要素70は、外装体60の形状に対応させて扁平に拉げさせるようにしてもよい。このように形成した発電要素70の一方の端部に突出している正極集電箔に正極集電体(図示せず)を、他方の端部に突出している負極集電箔に負極集電体(図示せず)を溶接等により接合することで、発電要素70において発生される電力を低損失で外部接続端子40に送ることができるとともに、外装体60内での発電要素70の位置決めを行うことができる。
また、電解液としては、この種の一般的な電池1に用いられる各種の電解液から適宜選択して用いることができる。例えば、リチウム二次電池については、支持塩としてのリチウム塩を有機溶媒(非水溶媒)中に含んだものが例示される。かかる電解液は、常温で液状の非水電解質(すなわち電解液)を好ましく使用することができる。リチウム塩としては、例えば、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、Li(CFSON、LiCFSO等が例示される。かかる支持塩は、一種のみを単独で、または二種以上を組み合わせて用いることができる。特に好ましい例として、LiPFが挙げられる。非水溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、プロピレンカーボネート(PC)等のカーボネート類が例示される。これら有機溶媒は、一種のみを単独で、または二種以上を組み合わせて用いることができる。かかる非水電解質には、必要に応じて、ガス発生添加剤、被膜形成添加剤等に代表される各種の添加剤が加えられていても良い。
本実施形態において、電池外装体60は、扁平な直方体箱形状の一つの面(図1においては上面)が開口した形態のケース本体64と、その開口部を塞ぐ長方形板状の蓋体62とから構成されている。なお、外装体60を構成する材質としては比較的軽量なアルミニウムおよびアルミニウム合金が一般的に使用され得る。しかしながら、外装体60としては、これに限定されることなく、例えば、従来の各種電池に使用されるものと同様の材質のものを使用することができる。具体的には、例えば、スチール等の金属材料、あるいはポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリイミド樹脂等の樹脂材料を用いることができる。
電池外装体60には、発電要素70の正極および負極とそれぞれ電気的に接続される正・負の外部接続端子40が、外装体60の外方(図では上側)に向けて突出するように設けられている。かかる外部接続端子40は、典型的には、蓋体62に設置され得る。蓋体62には、さらに、電解液の注入口を封止する注液口栓66や安全弁68等が設けられていてもよい。
外装体60の蓋体62には、外装体60の内部と外部とを連絡する端子孔62aが設けられている。外部接続端子40は、この端子孔62aから水平方向に少し離れた位置、典型的には蓋体62の長手方向の端部側に離れた位置に設置されている。そして、外部接続端子40から端子孔62aを通じて発電要素70にまで連通する導電経路が、蓋体62(外装体60)の外表面に外部端子構造10を構築することにより、蓋体62との絶縁を図りつつ形成されている。
かかる外部端子構造10は、本質的には、外部絶縁部材20、端子接続部材30および外部接続端子40が、リベット部材50等の固定手段により外装体60(蓋体62)に固定されることで構成され得る。以下、かかる外部端子構造10について説明する。
蓋体62の端子孔62aの周辺には、蓋体62の当該端子孔62a部分を含む外表面に外部絶縁部材20が、内表面に内部絶縁部材80がそれぞれ設置されている。内部絶縁部材80は、典型的には、端子孔62aの孔内(内表面)に沿うように突出する円筒形状の突起部を備えている。かかる外部絶縁部材20と内部絶縁部材80とにより、外装体60は導電経路から絶縁されることとなる。これらの絶縁部材20,80は、典型的には、絶縁性樹脂やゴム材等から構成することができ、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂等を用いて好適に構成することができる。
外部絶縁部材20は、外装体60の外面上に配置される外部絶縁部材本体22と、この外部絶縁部材本体22から上方に立ち上がる押さえ部24とを備えている。この押さえ部24は、典型的には断面略コの字状となるように押さえ部24の先端が水平方向に少し突出している。そしてこの突出部分の少なくとも一部が、後述の端子接続部材30のカバー部34を押さえて固定することとなる。このカバー部34の上方を覆う部分が固定部26である。また、外部絶縁部材本体22には、蓋体62の端子孔62aに対応する孔22aが形成されている。そしてこの外部絶縁部材本体22上に、端子接続部材30と外部接続端子40とが配置される。なお、外部絶縁部材本体22には、端子接続部材30と外部接続端子40とが配置される位置に、それぞれ端子接続部材30と外部接続端子40との正確な配置を容易にする受部(例えば、図1参照)が形成されていてもよい。この受部は、外部絶縁部材本体22の表面に凹部を設けることで形成してもよいし、外部絶縁部材本体22の表面から各部材の形状に対応する壁状のガイドを立設することで形成してもよい。
外部接続端子40は、金属等の導電性材料によって構成されており、好ましくは機械的強度に優れた金属から構成されている。かかる外部接続端子40は、外部絶縁部材20に据えられる基部42と、この基部から上方(外装体60の外方)に突出する突出部44とを備えている。外部接続端子40は突出部44にネジを切ることにより、外部部材(図示せず)との締結が可能なように構成されていても良い。この場合、典型的には、外部接続端子40は金属製(例えば、ステンレス鋼製)のボルトにより構成することができる。
端子接続部材30は、外部接続端子40と発電要素70とを電気的に接続する導電経路の一部を担っており、金属等の導電性材料等により構成される。この端子接続部材30は、典型的には断面形状が略Z状であって、外部絶縁部材本体22上に据えられる基底部32と、この基底部32から上方に立ち上がり、外部絶縁部材20の表面にほぼ平行に延設されるカバー部34とを備えている。基底部32には、蓋体62の端子孔62aおよび外部絶縁部材本体22の孔22aに対応する位置に孔部32aが形成されている。また、カバー部34には、外部接続端子40の突出部44が貫通するように貫通孔34aが形成されているとともに、基部42の上面を覆うように構成されている。基底部32からカバー部34への立ち上り高さは、好ましくは、外部接続端子40の基部42の厚みに相当し、カバー部34が基部42を上方から押さえているのがより好適である。
そして、上記の外部絶縁部材20および端子接続部材30は、それぞれに設けられた孔22aと孔部32aとを連通してこれらをかしめ留めするリベット部材50により、蓋体62に固定されている。リベット部材50は、外部接続端子40と発電要素70とを接続する導電経路の一部を担っており、金属等の導電性材料等により構成される。例えば、好適には、かかるリベット部材50が正極側の外部端子構造として設置されている場合は、アルミニウムまたはアルミニウム合金により構成されるのが好ましい。一方で、リベット部材50が負極側の外部端子構造として設置されている場合は、銅や銅合金で構成されるのが好ましい。なお、かかるリベット部材50により、蓋体62の内面側に設けられる内部絶縁部材80および上記の集電体等の部材を同時にかしめ留めすることができる。これにより、外部接続端子40から発電要素70までが電気的に接続されることになる。
以上の本発明の電池1において特徴的な構成として、外部絶縁部材20は押さえ部24の先端が水平方向に突出していることで、かかる突出した固定部26により端子接続部材30のカバー部34を上方より押さえるように構成されている。すなわち、外部絶縁部材20は、外部絶縁部材本体22と、固定部26とによって、外部接続端子40および端子接続部材30を上下方向で挟持している。そして、かかる構成により、例えば、外部絶縁端子40に上方(図2において上側)に外力が加わった場合であっても、カバー部34が外部絶縁部材20に対して上方に変位するのを抑制するようにしている。
固定部26が端子接続部材30のカバー部34を押さえる際の押さえ位置については特に制限はなく、カバー部34の周縁部分の何れの位置であってもよい。一つの端子接続部材30のカバー部34を複数の固定部26により押さえるようにしても良い。しかしながら、カバー部34の変位を抑制する力をより効果的に発現させるためには、例えば以下の位置に固定部26を構築してカバー部34を押さえるのが好ましい。すなわち、先ず、蓋体62を平面視した時、端子接続部材30の基底部32の孔部32aの中心と、カバー部34の貫通孔34aの中心とを結ぶ方向を、第一の方向とする。また、この第一の方向に直交する方向を第二の方向とする。そして、カバー部34の貫通孔34aの中心を通る第二の方向に沿った線を基準として、カバー部34を基底部32側の領域と反対側の領域とに分けたとき、後者の反対側の領域のいずれかの端部において固定部26がカバー部34を押さえるのが好ましい。かかる構成とすることで、てこの原理により固定部26がカバー部34を押さえる力をより効果的に作用させることができる。
電池1が扁平な角型電池である場合、蓋体62は平面視で扁平な略長方形状となり得る。かかる場合のより好ましい一実施形態においては、端子接続部材30についても平面視で略長方形状とすることができる。そして、かかる長方形の長辺方向の一方の側(典型的には、平面視で蓋体62の長辺方向の中央側)に基底部32が、他方の側(典型的には、平面視で蓋体62の長辺方向の端部側)にカバー部34が設けられる。そして、外部絶縁部材20の押さえ部24および固定部26は、カバー部34を略長方形の短辺部分において押さえるようにしている。これにより、カバー部34は直線状の周縁部分で押さえ部24により押さえるため、曲線状の周縁部分で押さえた場合に比較して、カバー部34と押さえ部24とをより確実に係合させることができる。
なお、押さえ部24においてカバー部34の上方を覆う部分を固定部26とすると、かかる固定部26の形態は特に制限されないものの、次の要件を満たすことで、より効果的に端子接続部材30の上下方向の動きを抑制することができる。
すなわち、図2および5に例示したように、長方形状の端子接続部材30の短径の長さをaとする。また、固定部26の厚みをT1とする。そして、固定部26の、上記端子接続部材30の長辺方向の長さを押さえ幅T2とする。また、固定部26の、上記端子接続部材30の短辺方向の長さを押さえ長さT3とする。
すると、この時、固定部26の押さえ長さT3と端子接続部材30の短径の長さaとが、T3≧0.3×aの関係にあることで、端子接続部材30の上下方向の動きを効果的に抑制することができる。さらには、T3≧0.4×aであることで、その効果を飛躍的に高めることができる。なお、押さえ部24が複数設けられるなどして固定部26が複数形成される場合には、かかる固定部26の長さを全て合計した長さを、固定部26の押さえ長さT3とすることができる。
また、固定部26の厚みT1と、押さえ幅T2とが、T2/T1≧1の関係にあることでも、端子接続部材30の上下方向の動きを効果的に抑制することができる。さらに、T2/T1≧2である場合には、例えば、T3が0.3aに満たない場合(T3<0.3×a)であっても、端子接続部材30の上下方向の動きを抑制する効果を十分に得ることができる。
なお、上記の固定部26は、押さえ部24の先端が水平方向に突出するよう略コの字型に形成された部位であって、かつ、端子接続部材30のカバー部34の上面を覆う部位である。かかる固定部26は、例えば図3に例示されるように、先端に行くにつれて、すなわち外部接続端子40の中心側に向かうにつれて、当該固定部26の上方の表面が下方に傾斜されるよう構成された形態であるのも好ましい一例である。このように固定部26の先端部分に傾斜を持たせた形状とすることで、かかる外部端子構造10の組み立てを容易に行うことができる。すなわち、外部絶縁部材20の外部絶縁部材本体22と押さえ部24との間に外部接続端子20および端子接続部材30を挟み込む際に、まず外部接続端子20を外部絶縁部材本体22上に載置し、次いで、端子接続部材30のカバー部34の貫通孔34aに外部接続端子20の突出部44が嵌まるようにして端子接続部材30を下方に移動させ、外部絶縁部材本体22上に設置するようにすればよい。こうすることで、カバー部34の端部が固定部26の上面に接触して固定部26を下方に押圧した際に、上記傾斜の存在によって固定部26には水平方向で外部接続端子40とは反対側に向かう力が作用し、押さえ部24は外部接続端子40とは反対側に湾曲される。そして端子接続部材30が外部絶縁部材本体22上に完全に載置されたときに、カバー部34の端部と固定部26との接触が解消し、押さえ部24を湾曲させていた力が消失する。これにより、押さえ部24および固定部26が所定の位置に戻り、外部絶縁部材本体22と押さえ部24(固定部26)とで外部接続端子20および端子接続部材30を挟持する構成が実現される。
以上の構成の外部端子構造10を備える電池1においては、外部絶縁部材20に設けられた押さえ部24の固定部26が、端子接続部材30のカバー部34を上方より押さえるように構成されている。したがって、端子接続部材30が上下方向の移動が抑制されている。そのため、例えば、外部接続端子40の突出部44等に上向きの外力が作用した場合等であっても、端子接続部材30が上方に移動するのが抑制されている。特に、外力によりカバー部34が持ち上がるのが阻まれ、端子接続部材30の湾曲部分へ集中する応力が低減されている。例えば、ワイヤーハーネス等を介して外部接続端子を外部機器等に電気的に接続し、外部への電力の供給および外部からの電極の充電、さらには、かかる電池の各種性能評価を行う際などに、かかる外力によって端子接続部材30が上方に移動したり湾曲したりするのを抑制することができる。したがって、電池1の出荷前の試験や、長期の使用等において、かかる外力が繰り返し作用した場合であっても、端子接続部材30が湾曲部分で破断し難い構成が実現される。これにより、耐久性に優れ、かつ信頼性もが高められた電池1が提供される。
さらに、図4に示すように、他の実施形態に係る外部端子構造10においては、端子接続部材30には、別部品のバスバー36が備えられていても良い。この場合、バスバー36は、別部品でありながら端子接続部材30のカバー部34の一部として考慮することができる。すなわち、カバー部34は、カバー部本体34と、該カバー部本体34の上方側に設けられたバスバー36とから構成される。また、バスバー36には貫通孔が設けられており、例えば、かかる貫通孔に外部接続端子40の突出部44を貫通させてナット等の固定部材38で締結することにより、バスバー36をカバー部本体34に一体的に固定することができる。
かかる外部端子構造10においては、バスバー36が押さえ部24の固定部26により上方から押さえられて、端子接続部材30が上方に移動するのを抑制することができる。したがって、例えば、組電池を構築する場合等に、各電池1の外部接続端子40にバスバー36をボルト締結した場合において、一部の電池1の外部接続端子40に上向きの応力が発生すると、他の電池1にまでその影響が及ぶ恐れがある。しかしながら、かかる構成によると、バスバー36の移動が各々の電池1に備えられた押さえ部24により抑止され得る。これによっても、耐久性と信頼性に優れた外部端子構造を備える電池(組電池の形態であり得る。)1が提供される。
本発明の電池は上記の例に限定されることなく、様々な態様を考慮することができる。例えば、リベット部材50と発電要素70との間には、電池外装体60の内圧が所定値よりも高くなった場合に作動する電流遮断機構(図示せず)が設けられていてもよい。かかる電流遮断機構は、例えば、蓋体62の内面側であって、内部絶縁部材80よりも電池ケース内方側の導電経路に好ましく設置することができる。
また、上記電池1の外部端子構造10においては、外部接続端子40としてボルト状の部材を用いる例を示したが、外部接続端子40はボルト状に限らず、棒状、ナット状等の任意の形状とすることができる。例えば、外部機器やハーネス部材などとの電気的接続に際し、締め付けのトルクが発生しないような形態のものであってもよい。
次に、本発明の一実施例を説明する。ただし、以下の説明は、本発明をかかる具体例に限定することを意図したものではない。
[実施形態1]
外部接続端子、端子接続部材、外部絶縁部材およびリベット部材を用いて電池ケースの蓋に外部端子構造を構築した。
外部接続端子としては、金属製の端子ボルトを用いた。端子接続部材としては、略長方形の金属プレートを階段状に曲げ加工して形成された、平面形状が長方形(短辺の長さa)で、断面形状が略Z型のものを用いた。この端子接続部材には、段部にそれぞれリベット留め用の孔部と、外部接続端子の突起を通す貫通孔が設けられている。
外部絶縁部材としては、外部絶縁部材本体と、該本体から垂直上方に立ち上がり端子接続部材を押さえるための押さえ部を備える外部絶縁部材を、絶縁性樹脂を成形することにより製造した。押さえ部の先端には、爪状のひっかけ機構が形成されており、このひっかけ機構が端子接続部材を押さえる部位である固定部の厚みT1、押さえ幅T2および押さえ長さT3を、下記の表1のとおりに形成し、サンプル1〜13とした。
なお、表1において、押さえ長さT3は、端子接続部材の幅aに対する相対的な長さとして示してある。また、外部絶縁部材の本体には、端子接続部材をリベット留めするための孔が形成されており、かかる孔と押さえ部との相対位置を変化させることで、固定部が端子接続部材を押さえる固定部位置を決定することができる。本実施形態では、固定部の厚みT1を1.0mmで共通させ、押さえ長さT3方向の中心が端子接続部材の幅の中心(1/2×a)に一致するように、押さえ部(固定部)の位置を調整した。
この外部絶縁部材を電池ケースの蓋体に載置した後、突出部を有するボルト形状の外部接続端子を外部絶縁部材上の所定の位置に配置し、次いで、端子接続部材を、その貫通孔に外部接続端子の突出部を貫通させつつ、カバー部の端部を外部絶縁部材の押さえ部の固定部に嵌め込むことで、外部絶縁部材上に設置した。そして、外部絶縁部材および端子接続部材を、リベット部材により電池ケースの蓋体にかしめ留めした。
上記のとおり用意した外部端子構造における外部接続端子に対し、垂直上方に振動加速度15Gの引張力による振動を加えることで、外部端子構造の繰り返しの引っ張り方向の外力に対する耐久性を評価した。外部端子構造に15Gの引っ張り応力を繰り返し印加すると、端子接続部材の曲げ加工部に応力が集中し、金属疲労が発生していずれ破断する。表1に、外力により端子接続部材が破断した際の振動回数を示した。また、表2に、それぞれのサンプルの外部端子構造の相関関係を示した。
Figure 0005885036
Figure 0005885036
表1に示したように、端子接続部材を押さえなかったサンプル1の外部端子構造に比較して、外部絶縁部材の押さえ部で抑えるようにしたその他のサンプルはいずれも、振動による端子接続部材への負荷を抑制し、端子接続部材が破断するまでの耐久性を高め得ることが確認された。
なお、サンプル5〜9の比較から、サンプル5および6については固定部の押さえ長さT3が比較的狭かったために耐久性を高める効果がさほど大きくならなかったが、例えば、T3が端子接続部材の幅aを基準として0.3a以上となるサンプル7については耐久性が有意に高められ、特に0.4a以上となるサンプル8および9については顕著に高められることが確認できた。
また、サンプル2〜4については、固定部の押さえ幅T2の値が狭かったために耐久性を高める効果はさほど大きくならなかったが、例えば、サンプル2,3,8および13の比較から、T2/T1が1の場合に顕著に耐久性が高められることがわかった。
さらに、サンプル10〜13の比較から、固定部の押さえ長さT3が0.3aに満たない場合であって、T2/T1が2以上の範囲となると、耐久性の向上の効果が確実に得られることが確認できた。
[実施形態2]
T1〜T3を下記の表3に示した構成とし、その他の条件は上記の実施形態1と同様にして、サンプル14〜16の外部端子構造を構築した。ただし、本実施形態においては、それぞれのサンプルに固定部を2箇所設けるようにし、各固定部の寸法T1〜T3は共通とし、固定部の位置を表3に示したように変化させた。なお、表3中の固定部位置の欄の「0」は平面視で略長方形の端子接続部材の短辺方向で一方の端部の角に固定部の角が一致するように配置した状態を示し、「a」は該短辺方向で他方の端部の角に固定部の角が一致するように配置した状態を示している。
これらのサンプル14〜16の外部端子構造について、実施形態1と同様の条件で、繰り返し引っ張り応力に対する耐久性を評価した。引っ張り方向の外力に対する耐久性試験の結果を、参考のためにサンプル4の結果とともに、表3に示した。
Figure 0005885036
表3に示したように、固定部が複数設置される場合には、それぞれの固定部の長さを合わせた総長さを固定部の長さT3として考慮することができ、その総長さが0.4a以上であることで耐久性を高める効果が顕著に発現されることが確認できた。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
1 電池
10 外部端子構造
20 外部絶縁部材
22 外部絶縁部材本体
22a 孔
24 押さえ部
26 固定部
30 端子接続部材
32 基底部
32a 孔部
34 カバー部(カバー部本体)
34a 貫通孔
36 バスバー
38 固定部材
40 外部接続端子
42 基部
44 突出部
50 リベット部
60 外装体
62 蓋体
62a 端子孔
64 ケース本体
66 注液口栓
68 安全弁
70 発電要素
80内部絶縁部材

Claims (7)

  1. 電池外装体の外面上に配置され、該電池外装体の内部に連通する孔が備えられた外部絶縁部材と、
    前記外部絶縁部材上に配置される基部と前記基部から上方に突出する突出部とが備えられた外部接続端子と、
    前記外部絶縁部材上に配置されるとともに前記孔に対応する孔部を有する基底部と、前記基底部から上方に立ち上がり、前記外部接続端子の前記突出部が貫通する貫通孔を備えるとともに前記基部の上面を覆うカバー部とが備えられた端子接続部材と、
    前記端子接続部材の前記孔部と前記外部絶縁部材の前記孔とを連通するとともに、前記端子接続部材と前記外部絶縁部材とを前記電池外装体に固定するリベット部材とを具備する電池であって、
    前記外部絶縁部材は、電池外装体の外面上に配置される外部絶縁部材本体と、該外部絶縁部材本体から上方に立ち上がり前記端子接続部材の前記カバー部を上方より押さえる押さえ部とを備えている、電池。
  2. 前記押さえ部は、平面視で前記端子接続部材の前記基底部の前記孔部の中心と前記カバー部の前記貫通孔の中心とを結ぶ方向を第一の方向としたとき、前記第一の方向に直交する第二の方向であって、前記貫通孔の中心を通る線を基準として、前記基底部とは反対側の領域の端部において前記カバー部を押さえるよう形成されている、請求項1に記載の電池。
  3. 前記端子接続部材は平面視で略長方形であって、長辺方向の一方の側に基底部が、他方の側にカバー部が設けられ、
    前記外部絶縁部材の前記押さえ部は前記カバー部を短辺部分において押さえており、
    前記端子接続部材の短辺の長さをa、前記押さえ部において前記カバー部の上方に位置する固定部の厚みをT1、前記固定部の前記長辺方向の長さである押さえ幅をT2としたとき、T2/T1≧1である、請求項1または2に記載の電池。
  4. 前記端子接続部材は平面視で略長方形であって、長辺方向の一方の側に基底部が、他方の側にカバー部が設けられ、
    前記外部絶縁部材の前記押さえ部は前記カバー部を短辺部分において押さえており、
    前記端子接続部材の短辺の長さをa、前記押さえ部において前記カバー部の上方に位置する固定部の前記短辺方向の長さである押さえ長さをT3としたとき、T3≧0.4×aである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池。
  5. 前記固定部は、前記外部接続端子の中心に向かうにつれて上方の表面が下方に傾斜されている、請求項3または4に記載の電池。
  6. 前記外部絶縁部材の前記押さえ部は複数備えられている、請求項1〜のいずれか1項に記載の電池。
  7. 前記端子接続部材の前記カバー部は、カバー部本体と、該カバー部本体の上方側に設けられたバスバーとを備え、
    該バスバーは、前記外部接続端子の前記突出部に装着された固定部材によって上方より前記カバー部本体に固定されており、
    前記押さえ部は、前記端子接続部材の前記カバー部本体に固定された前記バスバーを上方より押さえる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電池。
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