JP2011171192A - 二次電池の接続構造およびこれを備えた組電池 - Google Patents

二次電池の接続構造およびこれを備えた組電池 Download PDF

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Takeo Kakuchi
武夫 覚地
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泰平 小山
Yoshifumi Nakahama
敬文 中濱
Nobumitsu Tada
伸光 田多
Masashi Shudo
正志 首藤
Norihito Togashi
法仁 冨樫
Kenji Sato
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Abstract

【課題】電池の電極端子を容易に、かつ、確実に接続することが可能な電池接続構造、およびこれを備えた組電池を提供する。
【解決手段】それぞれ電極端子22、23を有する複数の電池セル12と、複数の電池セルの電極端子を互いに接続する導電部材30とを備える電池接続構造であって、各電極端子は、第1段部22a、23aと、この第1段部の上に位置し第1段部よりも小径の第2段部22b、23bと、を有する段付形状に形成され、導電部材は、第1段部の径よりも小さく、かつ、前記第2段部の径とほぼ等しい径の開孔50aと、この開孔の周縁の少なくとも一部に形成された切欠き50bと、を有する板状の端子接続部30aを備え、端子接続部は、電極端子の第2段部が開孔50a内に嵌合された状態で第1段部上に接合される。
【選択図】図9

Description

本発明は、二次電池の出力端子を接続する接続構造、およびこれを備えた組電池に関する。
近年、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、電動自転車の電源、あるいは、電気機器の電源として、二次電池が広く用いられている。例えば、非水系二次電池であるリチウムイオン二次電池は、高出力、高エネルギー密度を有することから、電気自動車等の電源として注目されている。また、更なる高容量化、高出力化を図るため、複数の二次電池をケース内に並べて配置し、これらの二次電池を並列あるいは直列に接続した組電池、あるいは、バッテリパックが用いられている。
組電池において、各二次電池(以下、電池セルと称する)は、正極および負極の電極端子を有し、複数の電池セルのうち、例えば隣接する2つの電池セルの電極端子は、バスバーのような導電部材で互いに接続されている。この場合、バスバーは、電極端子に対して位置決めされ、ねじ接合または溶接により電極端子に接続および固定される。
特開2009−87721号公報
組電池の組立において、電池セル間の接続に金属板などの変形しにくいバスバーを使用すると、電池セル間の組立誤差による電極端子の位置ズレが、そのまま金属接合部の密着性のズレになり、誤差を吸収することが困難となる。そのため、接続時には、バスバーと電極端子との密着性を保ちながら、各部材の隙間寸法を正確に管理する必要がある。
電池セル間の位置ズレを吸収できるように、バスバーの開口部を電極端子に比較して大きく取ると、電極端子とバスバーとの密着性を確保することが困難となる。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、電池の電極端子を容易に、かつ、確実に接続することが可能な電池接続構造、およびこれを備えた組電池を提供することにある。
この発明の態様に係る接続構造は、それぞれ電極端子を有する複数の電池セルと、前記複数の電池セルの電極端子を互いに接続する導電部材とを備える電池接続構造であって、前記電極端子は、第1段部と、この第1段部の上に位置し第1段部よりも小径の第2段部と、を有する段付形状に形成され、前記導電部材は、前記第1段部の径よりも小さく、かつ、前記第2段部の径とほぼ等しい径の開孔と、この開孔の周縁の少なくとも一部に形成された切欠きと、を有する板状の端子接続部を備え、前記端子接続部は、前記電極端子の第2段部が前記開孔内に嵌合された状態で前記第1段部上に接合されることを特徴としている。
この発明の他の態様に係る組電池は、それぞれ電極端子を有し、並んで配設された複数の電池セルと、前記複数の電池セルを収容するケースと、前記複数の電池セルの電極端子同士を電気的に接続する導電部材と、を備え、前記電極端子は、第1段部と、この第1段部の上に位置し第1段部よりも小径の第2段部と、を有する段付形状に形成され、前記導電部材は、前記第1段部の径よりも小さく、かつ、前記第2段部の径とほぼ等しい径の開孔と、この開孔の周縁の少なくとも一部に形成された切欠きと、を有する板状の端子接続部を備え、前記端子接続部は、前記電極端子の第2段部が前記開孔内に嵌合された状態で前記第1段部上に接合されることを特徴としている。
上記構成によれば、電池の電極端子を容易に、かつ、確実に接続することが可能な電池接続構造、およびこれを備えた組電池を提供することができる。
図1は、この発明の第1の実施形態に係る組電池を示す斜視図。 図2は、前記組電池の分解斜視図。 図3は、蓋体およびバスバーを分解して示す前記組電池の分解斜視図。 図4は、前記組電池における電池セルを拡大して示す斜視図。 図5は、前記組電池におけるバスバーを示す斜視図。 図6は、電池セルと、電極端子に対して位置決めされたバスバーとを示す側面図。 図7は、前記電極端子にバスバーを接続した状態を示す電池セルの側面図。 図8は、前記組電池の電極端子の接続部を示す斜視図。 図9は、この発明の第2の実施形態に係る組電池の電池セルおよびバスバーを示す分解斜視図。 図10は、前記第2の実施形態に係る組電池の電池セルの電極端子部分とバスバーとを示す側面図。 図11は、前記第2の実施形態に係る組電池において、電池セルおよび電極端子に接合されたバスバーを示す斜視図。 図12は、前記電池セルの電極端子にバスバーが接合され、溶接された状態を示す斜視図。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態に係る電池接続構造を有する組電池について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1および図2は、第1の実施形態に係る組電池を示す斜視図および分解斜視図である。図1および図2に示すように、組電池10は、複数、例えば、10個の電池セル(二次電池)12を互いに所定の隙間を置いて整列配置した電池郡14と、これらの電池郡を収容した矩形箱状のケース16と、を備え、隣り合う電池セル12の電極端子間は、導電部材としてのバスバー30により電気的に接続されている。
図2および図4に示すように、各電池セル12は、例えば、リチウムイオン電池等の薄型の非水系二次電池として構成されている。この電池セル12は、アルミニウム等により形成された偏平な矩形箱状の外装容器18と、外装容器18内に非水電解液と共に収納された電極体20と、を備えている。外装容器18は、上端が開口した容器本体18aと、容器本体に溶接され容器本体の開口を閉塞した矩形板状の蓋体18bとを有し、気密に形成されている。電極体20は、例えば、正極板および負極板をその間にセパレータを介在させて渦巻き状に捲回し、更に、径方向に圧縮することにより、偏平な矩形状に形成されている。
正極端子22および負極端子23が蓋体18bの長手方向両端部にそれぞれ設けられ、蓋体18bから突出している。正極端子22および負極端子23は、電極体20の正極および負極にそれぞれ接続されている。蓋体18bの中央部には、ガス排気機構として機能する圧力開放弁24が形成されている。この圧力開放弁24は、蓋体18bの約半分程度の板厚に形成されている。二次電池12の異常モード等により外装容器18内にガスが発生し、外装容器内の内圧が所定の値以上に上昇した際、圧力開放弁24が開放され、内圧を下げて外装容器18の破裂等の不具合を防止する。
図2、図4、図6に示すように、電池セル12の正極端子22および負極端子23は、それぞれ段付形状に形成されている。詳細には、正極端子22は、例えば、矩形状に形成され蓋体18b上に固定された第1段部22aと、この第1段部22aの上に位置し第1段部よりも小径の第2段部22bと、を有している。最上段の第2段部22bは、第1段部22aと同様に、例えば、矩形状に形成されている。第2段部22bは、テーパー状の周面22cを有し、第1段部22aから上方に向かってやや先細に形成されている。
負極端子23は、例えば、矩形状に形成され蓋体18b上に固定された第1段部23aと、この第1段部23aの上に位置し第1段部23aよりも小径の第2段部23bと、を有している。最上段の第2段部23bは、第1段部23aと同様に、例えば、矩形状に形成されている。第2段部23bは、テーパー状の周面23cを有し、第1段部23aから上方に向かってやや先細に形成されている。
図1ないし図3に示すように、ケース16は、底壁を有しているとともに上面が開口した矩形箱状のケース本体26と、ケース本体26の上面開口に嵌合され、上面開口を覆った矩形板状の蓋体28と、を有している。ケース本体26は例えば、アルミニウム合金により形成され、蓋体28は絶縁性を有する合成樹脂等により形成されている。
ケース本体26の底壁上に、例えば、絶縁性を有する合成樹脂により形成された位置決め板32が装着されている。この位置決め板32には、電池セル12の数に対応した数、ここでは、10個の係合溝34が形成されている。各係合溝34は、電池セル12の外装容器18の断面形状に対応した細長い矩形状に形成され、ケース底壁の幅方向に沿って延びている。また、複数の係合溝34は、ケース底壁の長手方向に所定の間隔を置いて並んで設けられている。
蓋体28の底面側には、電池セル12の数に対応した図示しない10個の係合溝が形成されている。これらの係合溝は、電池セル12の外装容器18の断面形状に対応した細長い矩形状に形成され、蓋体28の幅方向に沿って延びている。これら複数の係合溝は、蓋体28の長手方向に所定の間隔を置いて並んで設けられている。蓋体28をケース本体26の上面に被せた状態において、蓋体28の複数の係合溝は、ケース底壁側に設けられた位置決め板32の複数の係合溝34と対向して位置している。
各電池セル12は、外装容器18の下端部が位置決め板32の係合溝34内に嵌合され、また、外装容器18の上端部が蓋体28の係合溝に係合された状態で、ケース16内に収容されている。これにより、10個の電池セル12は、外装容器18の主面同士が所定の隙間を置いて向い合った状態で一列に並んで保持されている。本実施形態において、隣合う2つの電池セル12は、正極端子22および負極端子23の位置が逆となるように、互いに180度反転した状態で配列されている。すなわち、10個の電池セル12は、その配列方向に沿って、正極端子22と負極端子23と交互にかつ2列に並ぶように、配置されている。
ケース16の蓋体28は、それぞれ電池セル12の電極端子に対向する複数の開口36と、隣り合う開口36間に形成され後述するバスバーの連結部が挿通される複数の開口38と、各開口36の両側に形成された一対の細長い透孔40と、を有している。蓋体28上には、複数のバスバーに電気的に接続される配線パターン42が形成されている。更に、蓋体28には、例えば、アルミニウム等で形成された排気パイプ44が装着され、この排気パイプは、蓋体28の長手方向の全長に渡って延びている。排気パイプ44により形成されたガス排気流路は、蓋体28に形成された図示しない複数の透孔を通して、各電池セル12の圧力開放弁24に連通している。何らかの異常により、電池セル12の内圧が上昇し、圧力開放弁24からガスが放出された場合、このガスは、ガス排気流路を通り排気パイプ44の一端からケース16外に排出される。
図1ないし図3、および図5ないし図8に示すように、複数の電池セル12は、複数のバスバー30により、直列に接続されている。バスバー30は、導電材料、例えば、アルミニウム等からなる金属板を折曲げ成形して形成されている。バスバー30は、一対の矩形状の端子接続部30aと、これらの端子接続部30a間を延びる湾曲した連結部30bと、を有している。各端子接続部30aには、電池セル12の電極端子22あるいは23が嵌合する開孔50aが形成されている。開孔50aは、電極端子の第2段部22b、23bに対応する矩形状に形成され、第1段部22a、23aの径よりも小さく、かつ、第2段部の径とほぼ等しい径、つまり、大きさに形成されている。また、各端子接続部30aにおいて、開孔50aの周縁の少なくとも一部に切欠き50bが形成されている。本実施形態においては、開孔50aの互いに対向する2辺にそれぞれ切欠き50bが形成されている。
バスバー30は、連結部30bの近傍から端子接続部30aの表面に対して垂直な方向に延出した、接続端子52を有している。接続端子52は、バスバー30と同一の導電材料、ここでは、アルミニウムにより、バスバー30と一体に形成されている。接続端子53は接続片として機能し、その延出端部は、ハンダに対して濡れ性の高い銅等の導電膜がコーティングされている。
バスバー30は、開孔50aの両側において、各端子接続部30aからこの端子接続部30aの表面に対して垂直な方向に立ち上げられた一対の立ち上げ凸部54を一体に有している。これらの立ち上げ凸部54は、開孔50aの軸と平行な方向に沿って延びている。これらの立ち上げ凸部54は、バスバー30の位置決め、および、バスバーを電極端子に嵌合する際の押圧部として用いられる。なお、立ち上げ凸部54は、2つに限らず、各端子接続部30aに1つとしてもよい。
上記のように構成されたバスバー30は、図6ないし図7に示すように、端子接続部30aが電池セル12の正極端子22に接続され、他方の端子接続部30aが、隣合う他の電池セル12の負極端子23に接続されている。端子接続部30aは、開孔50a内に電極端子22あるいは23の第2段部22bあるいは23bが嵌合した状態で、第1段部22aあるいは23aの上面に接合している。更に、バスバー30の端子接続部30aは、開孔50aの周縁部の位置で、電極端子に溶接、例えば、レーザ溶接されている。溶接は、レーザ溶接に代えて電子ビーム溶接や抵抗溶接を用いてもよい。
バスバー30を接合する際、図6および図7に示すように、バスバー30は、立ち上がり凸部54を基準として電池セル12に対して位置決めされ、更に、立ち上がり凸部54を上から押圧することにより、正極端子22および負極端子23の第2段部22b、23bに嵌合される。この際、開孔50aの周縁に切欠き50bが形成されていることから、端子接続部30aは電極端子の第2段部に合わせて変形することができ、適度な押し付け力で開孔50aに第2段部を容易に嵌合することができる。更に、端子接続部30aが電極端子の第1段部に当接することにより、電極端子に対する端子接続部30aの高さ方向位置を容易にかつ確実に位置決めすることができる。正極端子22および負極端子23の第2段部22b、23bは、テーパー状の周面を有し先細に形成されていることから、バスバー30を接合する際、第2段部をバスバーの開孔50aに一層容易に嵌合することができる。
図1および図2に示すように、複数のバスバー30の内、電池郡14の一端に位置する電池セル12の正極端子22に接合されたバスバー30は、その一端部が上方へ折曲げられ、正極側の出力端子33を形成している。また、複数のバスバー30の内、電池郡14の他端に位置する電池セル12の負極端子23に接合されたバスバー30は、その一端部が上方へ折曲げられ、負極側の出力端子31を形成している。
図1、図3、および図8に示すように、ケース16の蓋体28を被せることにより、各バスバー30の連結部30bは、蓋体28の開口38に挿通され、また、各立ち上げ凸部54は、蓋体28の対応する透孔40に挿通されている。このように、各バスバー30の立ち上げ凸部54を蓋体28の透孔40に係合させることにより、組立の際、ケース16内部の電池セル12のガタツキを防止することができる。
各バスバー30の接続端子52は、蓋体28に形成された透孔に挿通され、更に、配線パターン42に電気的に接続されている。そして、バスバー30は、接続端子52および配線パターン42を介して、図示しない電池監視用の回路基板に接続される。出力端子31、33は、それぞれ蓋体28に形成された透孔に挿通され、蓋体28の外側に突出している。
以上のように構成された組電池によれば、電池セルの電極端子とバスバーとの上述した電池接続構造を有していることから、電池セルの電極端子を容易に、かつ、確実に接続することができる。これにより、組立性の向上した組電池が得られる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る組電池について説明する。図9、図10、図11、図12は、第2の実施形態に係る組電池の電池セルおよびバスバーを示している。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
第2の実施形態によれば、電池セル12の正極端子22および負極端子23は、それぞれ段付形状に形成されている。正極端子22は、円形(円筒形)に形成され蓋体18b上に固定された第1段部22aと、この第1段部22aの上に位置し第1段部よりも小径の第2段部22bと、を有している。最上段の第2段部22bは、第1段部22aと同様に、例えば、円形に形成されている。第2段部22bは、テーパー状の周面22cを有し、第1段部22aから上方に向かってやや先細に形成されている。
負極端子23は、円形に形成され蓋体18b上に固定された第1段部23aと、この第1段部23aの上に位置し第1段部23aよりも小径の第2段部23bと、を有している。最上段の第2段部23bは、第1段部23aと同様に、円形(円筒形)に形成されている。第2段部23bは、テーパー状の周面23cを有し、第1段部23aから上方に向かってやや先細に形成されている。
複数の電池セル12は、複数のバスバー30により、直列に接続されている。バスバー30は、導電材料、例えば、アルミニウム等からなる金属板を折曲げ成形して形成されている。バスバー30は、一対の矩形状の端子接続部30aと、これらの端子接続部30a間を延びる湾曲した連結部30bと、を有している。各端子接続部30aには、電池セル12の電極端子22あるいは23が嵌合する開孔50aが形成されている。開孔50aは、電極端子の第2段部22b、23bに対応する円形に形成され、第1段部22a、23aの径よりも小さく、かつ、第2段部の径とほぼ等しい径、つまり、大きさに形成されている。また、各端子接続部30aにおいて、開孔50aの周縁の少なくとも一部に切欠き50bが形成されている。本実施形態においては、開孔50aの互いに対向する2箇所にそれぞれ切欠き50bが形成されている。
バスバー30は、連結部30bの近傍から端子接続部30aの表面に対して垂直な方向に延出した、接続端子52を有している。接続端子52は、バスバー30と同一の導電材料、ここでは、アルミニウムにより、バスバー30と一体に形成されている。接続端子53は接続片として機能し、その延出端部は、ハンダに対して濡れ性の高い銅等の導電膜がコーティングされている。
上記のように構成されたバスバー30は、端子接続部30aが電池セル12の正極端子22に接続され、他方の端子接続部30aが、隣り合う他の電池セル12の負極端子23に接続されている。端子接続部30aは、開孔50a内に電極端子22あるいは23の第2段部22bあるいは23bが嵌合した状態で、第1段部22aあるいは23aの上面に接合している。更に、バスバー30の端子接続部30aは、開孔50aの周縁部の位置で、電極端子に溶接、例えば、レーザ溶接されている。溶接は、レーザ溶接に代えて電子ビーム溶接や抵抗溶接を用いてもよい。
バスバー30を接合する際、図9ないし図12に示すように、バスバー30は、電池セル12に対して位置決めされ、上から押圧することにより、正極端子22および負極端子23の第2段部22b、23bに嵌合される。この際、開孔50aの周縁に切欠き50bが形成されていることから、端子接続部30aは電極端子の第2段部に合わせて変形することができ、適度な押し付け力で開孔50aに第2段部を容易に嵌合することができる。また、開孔50aおよび電極端子の第2段部は円形に形成されていることから、端子接続部30aの向きがわずかにずれた場合でも、第2段部を開孔50aに容易に嵌合することができる。更に、端子接続部30aが電極端子の第1段部に当接することにより、電極端子に対する端子接続部30aの高さ方向位置を容易にかつ確実に位置決めすることができる。
その他、第2の実施形態において、他の構成は前述した第1の実施形態と同一であり、前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
電極端子の第2段部の形状は、円形、矩形に限らず、他の形状としてもよく、バスバーの開孔形状は、第2段部の形状に応じて変更することができる。電池群を構成する二次電池の数、ケースの形状、構造等は、前述した実施形態に限定されることなく、必要に応じて適宜変更可能である。
10…組電池、12…電池セル、14…電池群、16…ケース、18…外装容器、
18a…容器本体、18b…蓋体、22…正極端子、23…負極端子、
22a、23a…第1段部、22b、23b…第2段部、30…バスバー、
30a…端子接続部、50a…開孔、50b…切欠き、54…立ち上げ凸部

Claims (8)

  1. それぞれ電極端子を有する複数の電池セルと、前記複数の電池セルの電極端子を互いに接続する導電部材とを備える電池接続構造であって、
    前記電極端子は、第1段部と、この第1段部の上に位置し第1段部よりも小径の第2段部と、を有する段付形状に形成され、
    前記導電部材は、前記第1段部の径よりも小さく、かつ、前記第2段部の径とほぼ等しい径の開孔と、この開孔の周縁の少なくとも一部に形成された切欠きと、を有する板状の端子接続部を備え、前記端子接続部は、前記電極端子の第2段部が前記開孔内に嵌合された状態で前記第1段部上に接合されることを特徴とする電池接続構造。
  2. 前記第2段部および前記端子接続部の開孔は、円形に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電池接続構造。
  3. 前記第2段部および前記端子接続部の開孔は、矩形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電池接続構造。
  4. 前記第2段部は、テーパー状に形成された周面を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電池接続構造。
  5. 前記端子接続部は、それぞれ前記開孔の周縁に形成され、互いに対向して位置する複数の切欠きを有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電池接続構造。
  6. 前記端子接続部は、前記開孔の近傍に設けられ前記開孔の軸方向に沿って突出する位置決め用の凸部を有していることを特徴とする請求項1に記載の電池接続構造。
  7. それぞれ電極端子を有し、並んで配設された複数の電池セルと、
    前記複数の電池セルを収容するケースと、
    前記複数の電池セルの電極端子同士を電気的に接続する導電部材と、を備え、
    前記電極端子は、第1段部と、この第1段部の上に位置し第1段部よりも小径の第2段部と、を有する段付形状に形成され、
    前記導電部材は、前記第1段部の径よりも小さく、かつ、前記第2段部の径とほぼ等しい径の開孔と、この開孔の周縁の少なくとも一部に形成された切欠きと、を有する板状の端子接続部を備え、前記端子接続部は、前記電極端子の第2段部が前記開孔内に嵌合された状態で前記第1段部上に接合されることを特徴とする組電池。
  8. 前記端子接続部は、前記開孔の近傍に設けられ前記開孔の軸方向に沿って突出する位置決め用の凸部を有し、
    前記ケースは、前記複数の電池セルおよび前記導電部材を覆う蓋体を備え、この蓋体は、それぞれ前記端子接続部の凸部が挿入される複数の孔を有していることを特徴とする請求項7に記載の組電池。
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