JP3209107B2 - バッテリターミナル - Google Patents

バッテリターミナル

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JP3209107B2
JP3209107B2 JP22008996A JP22008996A JP3209107B2 JP 3209107 B2 JP3209107 B2 JP 3209107B2 JP 22008996 A JP22008996 A JP 22008996A JP 22008996 A JP22008996 A JP 22008996A JP 3209107 B2 JP3209107 B2 JP 3209107B2
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clamp
electrode
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electric wire
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真一 山田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れるバッテリの電極と電線を接続する際に使用するバッ
テリターミナルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバッテリターミナルの構造を図8
に示した。このバッテリターミナル40は、バッテリB
から突設された電極Pの周囲を覆うように取り付けられ
る筒部41と、その筒部41の両自由端から延出された
一対の締付け部42、および電線Wを圧着した端子43
を取り付けるボルト44を配した電線取付け部45とか
らなる。締付け部42には締付けボルト47と締付けナ
ット48が取り付けられるようになっている。また、端
子43の前部には、ボルト44を挿通させるボルト孔4
3aが設けられており、端子43はナット46を用いて
ボルト44に締め付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た電極P、バッテリターミナル40および端子43を組
み付けるには、まず、端子43をボルト44に取付けて
からナット46で締付けた後に、筒部41に電極Pを挿
通してから電極締付け部42を締め付けボルト47と締
付けナット48で締め付ける。このように、従来のもの
は電極Pに対するバッテリターミナル40の接続と、電
線の端子43に対する接続という、二種類の締付け作業
が必要であり、作業性の面で改良の余地があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その課題は、作業効率の良いバッテリターミナルを
提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、バッテリの電極を締め込み可能
に回曲して形成された電極保持部と、この電極保持部の
両端から外方へ対向状に延出しその端部には折り返し片
が外向きに張り出し形成されてなる一対の締付け脚片
と、この締付け脚片の少なくとも一方には締め付け具を
介して電線の端子を接続可能とする電線接続部とからな
るターミナル本体と、前記電線の端子から一体に形成さ
れかつ前記折り返し片を受け入れる抜止め溝を保有しつ
つ前記両締付け脚片を跨ぐ一対のクランプ脚が連続して
なるクランプとからなり、かつ前記両クランプ脚は、前
記クランプが前記抜け止め溝内に前記折り返し片を受け
入れつつ前記締め付け具の締め付け動作によって押し下
げられたときに両締付け脚片を相互に接近させて前記電
極を前記電極保持部によって締め付け固定可能となって
いるとともに、両クランプ脚の下端部には前記締付け脚
片に対する前記両クランプ脚の押し込みが完了したとき
に前記締付け脚片の下端縁に係止可能な係止爪が突設さ
れていることを特徴とするものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、ク
ランプの電極保持部にバッテリの電極を嵌合させる一方
で、クランプ脚を両締付け脚片間に跨がせる。そして、
締め付け具の締め込みに伴ってクランプが押し下げられ
ると、両クランプ脚が締付け脚片が相互に接近する方向
に移動し、電極保持部によって電極の保持がなされる。
また、このときには係止爪が締付け脚片の下端部に係止
してクランプの抜け止めがなされる。また、請求項1の
発明では電線の端子とクランプとが一体に形成されてい
るため、電線端子に対する独立した取付け工程が不要と
なるため、作業性もよく、また部品点数の低減によって
コスト面・管理面でも有益である。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】<参考例> 次に、本発明の参考例を図1〜図5を参照しつつ説明す
る。図1は本発明のバッテリターミナル1を車載用バッ
テリの電極Pへ組付ける前の様子を示している。バッテ
リターミナル1は、バッテリBから突出した電極Pに取
り付けられて、バッテリBと電線端子7を電気的に接続
する。電極Pは、導電性金属(鉛電極)をやや先細の円
錐台状に形成されている。バッテリターミナル1は、タ
ーミナル本体3とクランプ4、およびナット5(後述す
るボルト12と共に本発明の締付け具を構成する。)と
からなる。
【0011】ターミナル本体3は、帯状の導電性金属板
を折曲げ加工して形成されており、電極Pへの接続のた
めの電極保持部6と、電線端子7を接続するための電線
接続部8とからなる。電極保持部6は電極Pの外形に適
合できるよう、やや先細の筒状をなして回曲されてお
り、自然状態ではその内径は電極Pの外径よりも僅かに
大きく形成されて電極Pに対して上方から遊嵌できるよ
うになっている。電極保持部6の筒部内には電極Pの保
持力を強めるように複数条の保持溝9が凹み形成されて
いる。各保持溝9は高さ方向に沿って設けられるととも
に、周方向に沿ってほぼ等ピッチ間隔で配されている。
【0012】電極保持部6の両端側からは、外方に一対
の締付け脚片10が対向するようにして延設されてお
り、このうちの一方の締付け脚片10(図1では右側の
もの)には上記した電線接続部8が連続している。両締
付け脚片10は図4に示すように、上方へゆくにつれて
相互の間隔が幅狭となるように傾斜しており、さらに両
方の先端部分には外側へほぼ直角に折返し片11が設け
られている。但し、本実施形態では図1に示すように、
電線接続部8が連続する側の締付け脚片10はほぼ上半
分のみに折返し片11が形成されているのに対し、反対
側の締付け脚片10には全高さにわたって形成されてい
る。折返し片11は、締付け脚片10と後述するクラン
プ4が係合したときに、クランプ4の抜止め溝14に係
合して、クランプ4の抜止めとして機能する。
【0013】電線接続部8は2度の折り曲げによって、
下向きに開口するチャンネル形状をなし、その中央部に
は電線端子7を取付けるためのボルト12のねじ軸が突
設されている。このボルト12は電線接続部8の下側か
ら差し込まれ、その頭部12aは電線接続部8のチャネ
ル部分に嵌め込まれるような正方形状とされており、ナ
ット5による締め込みがなされる際にはボルト12の回
り止めを行うことができる。クランプ4は長方形の金属
板を断面略T字状に折曲げ加工したもので、締付け脚片
10に係合して、これらを相互に接近する方向に変位さ
せて電極保持部6を締め付けて電極Pにターミナル本体
3を固定する役割を果たすものである。
【0014】クランプ4の後部にはボルト12を挿通す
るボルト孔13aを設けた平板状のボルト取付部13が
あり、電線接続部8の上面に重ね合わせられる。ボルト
取付部13の前方部分は上方に立ち上がり、そこからほ
ぼ水平に延びた後、下方に屈曲するようにしてあり、こ
れによってその内側には前記した折返し片11を受け入
れるU字形状の抜止め溝14が形成されている。また、
抜止め溝14を構成する壁面のうち図示手前側の壁面の
中央部はアーチ状に開口することで、その両側に一対の
クランプ脚15を形成している。この両クランプ脚15
の内縁(対向縁)には、上方へゆくにしたがって脚間距
離を狭めるようなテーパ面15aが形成されている。
【0015】両クランプ脚15における脚端での間隔
は、自然状態での両締付け脚片10を浅く挟むことがで
きる程度の寸法に設定してあるが、ナット5の締め込み
によってクランプが押し下げられることに伴って両締付
け脚片10は両テーパ面15aの奥にまで案内され、こ
の過程で両締付け脚片10を相互に接近させて電極保持
部6が電極Pに対して所定の締め付け力をもって締め付
けることができるようにしてある。クランプ4の抜止め
溝14を構成する部分の両側縁は、ほぼ全長にわたって
上方に折り曲げられて補強用フランジ16となってお
り、抜止め溝14の変形やクランプ脚15の開脚変形を
防止するように強化されている。
【0016】電線端子7は、導電性金属を折曲げ加工し
て形成されている。そして、その先端部は略円形に形成
されるとともに、その中心にはボルト12を通す取付孔
7aが設けられている。また、後部には電線Wを圧着す
る二つのバレル部17が設けられており、その前部は電
線Wの芯線をかしめるワイヤバレル17a、後部は電線
Wの被覆部分をそのままかしめ付けるインシュレーショ
ンバレル17bとなっている。次に上記のように構成さ
れた、参考例の作用について図2〜5を参照しつつ説明
する。まず、クランプ4のテーパ面15aの間に締付け
脚片10を挟み込むように挿入しつつ、ボルト取付部1
3に設けたボルト孔13aにボルト12を挿通させる
(図2、4を参照)。このとき、締付け脚片10の先端
部分に設けられた折返し片11は、抜止め溝14内に導
かれている。
【0017】つぎに、電線Wを圧着した電線端子7をボ
ルト12上に位置させ、取付孔7aにボルト12を挿通
させる(図3を参照)。この状態から、ナット5をボル
ト12に取り付けて、締付け方向に回転させると、クラ
ンプ4全体が押し下げられる。これに伴い、クランプ脚
15が下方に移動して、テーパ面15aが締付け脚片1
0を互いに近接する方向(図5においてF方向)に変位
させる。つまり、締付け脚片10が閉脚方向に変形する
ことにより、電極保持部6が閉環方向に変形し、電極P
にターミナル本体3が締め付け固定される(図5を参
照)。この作業中には、同時にクランプ4のボルト取付
部13とナット5の間に、電線端子7が挟まれてボルト
12に取り付けられる。
【0018】このように、本実施形態によれば、電線W
をボルト12に締め付ける作業が、同時に電極Pに対す
るバッテリターミナル1の締付け作業を兼ねるようにな
っているため、作業性に優れたものとなっている。ま
た、ボルト12の軸方向、すなわちクランプ4の締め付
け方向と、電極Pの軸方向がほぼ平行とされているた
め、電極Pに対するバッテリターミナル1の取付けと締
め付けの作業が、バッテリBの上方からの作業となるた
め、バッテリB上方の開放空間を使用できる。このた
め、例えばバッテリBが自動車のエンジンルーム等の狭
いスペースに取り付けられても、締付け作業が行い易
い。さらに、クランプ4前半部の両側端には、補強用フ
ランジ16を設けて、クランプ4の変形を規制している
ため、電極Pに対して正規の締め付け状態が確保され
る。
【0019】<実施形態> 次に、本発明の実施形態について、図6,7を参照しつ
つ説明する。なお、本実施形態と参考例においてターミ
ナル本体3は、同様の構成であるため、同一箇所には同
一符号を付して説明を省略する。本実施形態では、締付
け脚片10の締付けを行う部材と電線Wを圧着する部材
が一体に形成された電線端子20とされている。電線端
子20は導電性金属板をプレス加工後に、折曲げ加工さ
れている。全体は大きく三つの部分に分かれており、前
半部分は締付け脚片10に係合するクランプ部21が、
中間部分にはボルト12に挿通される平坦面状のボルト
取付部22が、後部には電線Wをかしめ付けるバレル部
17が配置されている。
【0020】クランプ部21は、参考例と同様、抜け止
め溝23を保有し、クランプ部21が締付け脚片10に
係合したときに、締付け脚片10の折返し片11を受け
入れて締付け脚片10が抜け方向に移動するのを防止す
る。クランプ部21の前面に設けられた両クランプ脚2
4にも、参考例と同様、上方に行く従って脚間が狭くな
るテーパ面24aが形成されているが、このテーパ面2
4aは参考例とは異なり、両締付け脚片10を相互に接
近させる方向へ案内する機能はなく、後述するようにク
ランプ脚24が締付け脚片10への押し込みが完了した
時点で、締付け脚片10と適合して挟み付けを行うよう
になっている。その結果、締付け脚片10が相互に接近
する方向に移動し、電極Pを電極保持部6によって締め
付け固定する点においては、参考例と同様である。
【0021】両クランプ脚24の下端部分には、内側に
向かって係止爪25(本発明の抜け止め部に相当す
る。)が突設されており、両締付け脚片10に対して摺
接可能である。また、係止爪25の下端は案内面25a
とされており、クランプ脚24が締付け脚片10の下端
縁に係合しやすくしている。すなわち、係止爪25は、
図7に示すように、クランプ脚24と締付け脚片10が
正規位置で係合したときに、締付け脚片10の下端縁と
係合してクランプ脚24が上方に変位するのを防止す
る。なお、ボルト取付部22の中央には、ボルト12を
挿通するボルト孔22aが設けられている。
【0022】上記のように構成された本実施形態におい
ても、参考例と同様の効果が得られる。さらに、本実施
形態によれば、電線Wを接続している部材とターミナル
本体3に対する締め付けを行う部材とを一体化させたた
め、参考例と比較して、電線端子に対する独立した取付
け作業が不要となる分、作業性も良く、部品点数の低減
によってコスト面・管理面でも有益となる。また、ター
ミナル本体3にクランプ部21が正規に取り付けられる
と、クランプ部21の係止爪25がターミナル本体3の
締付け脚片10に係合してクランプ部21の抜け止めが
なされるため、両者の係合も強化される。
【0023】本発明は前記実施形態に限定されるもので
はなく、例えば次に記載するようなものも含まれる。本
実施形態においては、ターミナル本体にクランプと電線
端子を組み付ける部材として、ボルトとナットを使用し
たが、この他にも先端に抜止め突起が付いた抜止めピン
やリベット等も使用することができる。このとき、抜止
めピンをターミナル本体の上方から取り付ける構造とす
ると、部材を減少させることができる。また、参考例
はボルトが電線接続部に対し下方から差し込まれる形式
を示したが、その他締め付け具としては、ねじ軸のみを
溶接等によって固定したスタッドボルトのようなものも
考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例において電極とバッテリターミナルの組
付け前の様子を示す斜視図
【図2】同じくバッテリターミナルの組付け前の様子を
示す側断面図
【図3】同じくバッテリターミナルの組付け後の様子を
示す側断面図
【図4】図2におけるA−A線断面図
【図5】図3におけるC−C線断面図
【図6】本実施形態において電線端子を示す斜視図
【図7】同実施形態においてバッテリターミナルの組付
け後の様子を示す正断面図
【図8】従来の電極とバッテリターミナルの組付け前の
様子を示す斜視図
【符号の説明】
1…バッテリターミナル 3…ターミナル本体 4…クランプ 5…ナット(締付け具) 6…電極保持部 7,20…電線端子(電線の端子) 8…電線接続部 10…締付け脚片 12…ボルト 15,24…クランプ脚 15a,24a…テーパ面 21…クランプ部(クランプ) 25…係止爪(抜け止め部) B…バッテリ P…電極 W…電線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 11/12 H01M 2/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリの電極を締め込み可能に回曲し
    て形成された電極保持部と、この電極保持部の両端から
    外方へ対向状に延出しその端部には折り返し片が外向き
    に張り出し形成されてなる一対の締付け脚片と、この締
    付け脚片の少なくとも一方には締め付け具を介して電線
    の端子を接続可能とする電線接続部とからなるターミナ
    ル本体と、前記電線の端子から一体に形成されかつ前記折り返し片
    を受け入れる抜止め溝を保有しつつ前記両締付け脚片を
    跨ぐ一対のクランプ脚が連続してなるクランプとからな
    り、 かつ前記両クランプ脚は、前記クランプが前記抜け止め
    溝内に前記折り返し片を受け入れつつ前記締め付け具の
    締め付け動作によって押し下げられたときに両締付け脚
    片を相互に接近させて前記電極を前記電極保持部によっ
    て締め付け固定可能となっているとともに、両クランプ
    脚の下端部には前記締付け脚片に対する前記両クランプ
    脚の押し込みが完了したときに前記締付け脚片の下端縁
    に係止可能な係止爪が突設されている ことを特徴とする
    バッテリターミナル。
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