JP3006441B2 - ジョイントコネクタ - Google Patents
ジョイントコネクタInfo
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- JP3006441B2 JP3006441B2 JP6302996A JP30299694A JP3006441B2 JP 3006441 B2 JP3006441 B2 JP 3006441B2 JP 6302996 A JP6302996 A JP 6302996A JP 30299694 A JP30299694 A JP 30299694A JP 3006441 B2 JP3006441 B2 JP 3006441B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- main body
- terminal fitting
- joint connector
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジョイントコネクタの
改良に関するものである。
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のジョイントコネクタの一
例であるアース用ジョイントコネクタとして、実開昭6
1−197674号公報に記載されたものが知られてい
る。これは、本体の前縁に複数のタブを並べて突設する
とともに、後縁にアース用の取付部を形成してなるバス
バーを単一の金属板によって形成し、そのバスバーをそ
れとは別体に形成されたハウジングに組み付けた構造で
あって、ハウジングに各電気回路から引き出された雌形
端子金具を挿入して各タブに接続したのち、バスバーの
取付部を車体パネル等のアース部材に取り付けるように
なっている。
例であるアース用ジョイントコネクタとして、実開昭6
1−197674号公報に記載されたものが知られてい
る。これは、本体の前縁に複数のタブを並べて突設する
とともに、後縁にアース用の取付部を形成してなるバス
バーを単一の金属板によって形成し、そのバスバーをそ
れとは別体に形成されたハウジングに組み付けた構造で
あって、ハウジングに各電気回路から引き出された雌形
端子金具を挿入して各タブに接続したのち、バスバーの
取付部を車体パネル等のアース部材に取り付けるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のア
ース用ジョイントコネクタは、上記のようにバスバーと
ハウジングとの2点の構成部品からなっているため、金
型費が高く付く上に部品管理費も増し、また、バスバー
とハウジングのアッセンブリ化の工程が必要であるた
め、全体として製造コストが高く付いていた。また、コ
ネクタが大型化して取付スペースに多くを要する欠点が
あった。
ース用ジョイントコネクタは、上記のようにバスバーと
ハウジングとの2点の構成部品からなっているため、金
型費が高く付く上に部品管理費も増し、また、バスバー
とハウジングのアッセンブリ化の工程が必要であるた
め、全体として製造コストが高く付いていた。また、コ
ネクタが大型化して取付スペースに多くを要する欠点が
あった。
【0004】なお、上記のような欠点は、雄形端子金具
を接続する形式のアース用ジョイントコネクタや、それ
以外の用途に用いるジョイントコネクタでも同様に生ず
るところである。本発明は上記のような事情に鑑みて完
成されたものであって、簡易な構成でかつ組付け性に優
れるジョイントコネクタを提供することを目的とする。
を接続する形式のアース用ジョイントコネクタや、それ
以外の用途に用いるジョイントコネクタでも同様に生ず
るところである。本発明は上記のような事情に鑑みて完
成されたものであって、簡易な構成でかつ組付け性に優
れるジョイントコネクタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、複数の端子金具が
挿入されるハウジング内に前各端子金具と電気的に接続
可能な接続部が設けられたジョイントコネクタであっ
て、前記ハウジングが導電性を有する平板材よりなり、
前記接続部が一体的に形成された本体部と、この本体部
と対向するようにかつ前記端子金具の差し込みを許容し
つつ折り返されて前記本体部との間で前記接続部を覆う
カバー部とから構成されているところに特徴を有する。
めの手段として、請求項1の発明は、複数の端子金具が
挿入されるハウジング内に前各端子金具と電気的に接続
可能な接続部が設けられたジョイントコネクタであっ
て、前記ハウジングが導電性を有する平板材よりなり、
前記接続部が一体的に形成された本体部と、この本体部
と対向するようにかつ前記端子金具の差し込みを許容し
つつ折り返されて前記本体部との間で前記接続部を覆う
カバー部とから構成されているところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の記載におい
て、前記ハウジングには導電体に対する取付部が一体的
に設けられていることを特徴としている。 請求項3の発
明は、請求項1または請求項2の記載において、前記本
体部と折り返された前記カバー部との間で前記端子金具
が挟持されるようになっていることを特徴としている。
て、前記ハウジングには導電体に対する取付部が一体的
に設けられていることを特徴としている。 請求項3の発
明は、請求項1または請求項2の記載において、前記本
体部と折り返された前記カバー部との間で前記端子金具
が挟持されるようになっていることを特徴としている。
【0007】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかの記載において、前記本体部とカバー部の
少なくともいずれか一方には、カバー部を本体部に対し
て一定高さまで接近した位置に仮保持する仮組み手段が
設けられていることを特徴としている。 請求項5の発明
は、請求項1または請求項4のいずれかの記載におい
て、前記本体部とカバー部の少なくともいずれか一方に
は、端子金具の差し込み方向と直交する方向に移動する
のを規制する横ずれ防止手段が設けられていることを特
徴としている。
3のいずれかの記載において、前記本体部とカバー部の
少なくともいずれか一方には、カバー部を本体部に対し
て一定高さまで接近した位置に仮保持する仮組み手段が
設けられていることを特徴としている。 請求項5の発明
は、請求項1または請求項4のいずれかの記載におい
て、前記本体部とカバー部の少なくともいずれか一方に
は、端子金具の差し込み方向と直交する方向に移動する
のを規制する横ずれ防止手段が設けられていることを特
徴としている。
【0008】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5のいずれかの記載において、前記本体部の裏面は取付
け面に接触可能であるとともに、この本体部には端子金
具と弾性的に接触可能な接触片が形成され、かつこの接
触片は本体部が前記取付け面に接触される前は端子金具
の差し込みによって本体部の裏面側へその一部が突出す
るように退避し、その突出部が取付け面によって押圧さ
れることで端子金具と圧接可能となっていることを特徴
としている。
5のいずれかの記載において、前記本体部の裏面は取付
け面に接触可能であるとともに、この本体部には端子金
具と弾性的に接触可能な接触片が形成され、かつこの接
触片は本体部が前記取付け面に接触される前は端子金具
の差し込みによって本体部の裏面側へその一部が突出す
るように退避し、その突出部が取付け面によって押圧さ
れることで端子金具と圧接可能となっていることを特徴
としている。
【0009】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
6のいずれかの記載において、前記カバー部における前
記本体部との連結部位側の端縁には、そのカバー部を本
組み状態まで折り返した場合に前記接続部に接続された
各端子金具に一括して係合可能な抜け止め手段が幅方向
に沿って形成されていることを特徴としている。
6のいずれかの記載において、前記カバー部における前
記本体部との連結部位側の端縁には、そのカバー部を本
組み状態まで折り返した場合に前記接続部に接続された
各端子金具に一括して係合可能な抜け止め手段が幅方向
に沿って形成されていることを特徴としている。
【0010】
【0011】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>
カバー部を本体部側に折り返すことにより接続部を覆っ
てハウジングが構成され、端子金具を接続部に接続させ
ることで端子金具相互が短絡した状態になる。ハウジン
グと接続部とが一体に形成されているため、従来と比較
して部品点数の削減と製造コストの低減が図れ、さらに
は従来のようなコネクタ作成のためのアッセンブリ工程
が不要であるため、製造工数も減少させ得る。しかもハ
ウジングは平板材から折曲げによって形成されるため、
製造が容易である。
てハウジングが構成され、端子金具を接続部に接続させ
ることで端子金具相互が短絡した状態になる。ハウジン
グと接続部とが一体に形成されているため、従来と比較
して部品点数の削減と製造コストの低減が図れ、さらに
は従来のようなコネクタ作成のためのアッセンブリ工程
が不要であるため、製造工数も減少させ得る。しかもハ
ウジングは平板材から折曲げによって形成されるため、
製造が容易である。
【0012】<請求項2の発明> 取付部を導電体に取り付けることで接続部が導電体と導
通される。 <請求項3の発明> 端子金具が本体部とカバー部とで挟まれてがたつきなく
収容される。
通される。 <請求項3の発明> 端子金具が本体部とカバー部とで挟まれてがたつきなく
収容される。
【0013】<請求項4の発明> ハウジングは正規の本組み状態となる前に、仮組み手段
によって本体部とカバー部との間に所定間隔をもって対
向させた状態で仮保持され、端子金具を緩く保持する。
カバー部が仮保持位置に一旦保持されるため、本組みに
至るまでの操作が容易となるとともに、カバー部と本体
部との間に挿入された端子金具が緩く保持される。
によって本体部とカバー部との間に所定間隔をもって対
向させた状態で仮保持され、端子金具を緩く保持する。
カバー部が仮保持位置に一旦保持されるため、本組みに
至るまでの操作が容易となるとともに、カバー部と本体
部との間に挿入された端子金具が緩く保持される。
【0014】<請求項5の発明> 端子金具を挿入する場合に、横ずれ防止手段によって端
子金具の挿入動作が案内される。また、挿入後には横ず
れ防止手段によって端子金具は定位置に保持する機能が
発揮される。横ずれ防止手段が端子金具の挿入時のガイ
ドの役割を果たすとともに、挿入後には端子金具をハウ
ジング内の定位置に保持する。
子金具の挿入動作が案内される。また、挿入後には横ず
れ防止手段によって端子金具は定位置に保持する機能が
発揮される。横ずれ防止手段が端子金具の挿入時のガイ
ドの役割を果たすとともに、挿入後には端子金具をハウ
ジング内の定位置に保持する。
【0015】<請求項6の発明> 端子金具が挿入されると、接触片が撓み変形して突出部
が本体部の裏面側へ突出する。本体部が取付け面に取り
付けられると、突出部が押され接触片全体が押し戻され
るため、接触片が端子金具に対し圧接される。本体部を
取付け面に取り付ける前は、端子金具は接触片を自由に
撓み変形させて挿入されてゆくため、挿入荷重が低くな
る。しかし、挿入完了後は接触片は取付け面によって押
し戻されて端子金具と圧接されるため、端子金具をより
確実に接続し得る。
が本体部の裏面側へ突出する。本体部が取付け面に取り
付けられると、突出部が押され接触片全体が押し戻され
るため、接触片が端子金具に対し圧接される。本体部を
取付け面に取り付ける前は、端子金具は接触片を自由に
撓み変形させて挿入されてゆくため、挿入荷重が低くな
る。しかし、挿入完了後は接触片は取付け面によって押
し戻されて端子金具と圧接されるため、端子金具をより
確実に接続し得る。
【0016】<請求項7の発明> 各端子金具を接続部に接続した後、カバー部を本組状態
まで折り返すと、この折り返し動作に伴って抜け止め手
段が自動的に各端子金具と一斉と係合し、抜け止め状態
に保持される。一つの抜け止め手段を設けておくことで
複数の端子金具に対して一括して抜け止め状態とできる
ため、極めて簡素な構造で済む。また、カバー部側に抜
け止め手段が設けられているため、端子金具の挿入の際
にもなんらの障害にもならず、しかも係合動作がカバー
部の折り返し動作と兼ねられているため、操作性にも優
れる。
まで折り返すと、この折り返し動作に伴って抜け止め手
段が自動的に各端子金具と一斉と係合し、抜け止め状態
に保持される。一つの抜け止め手段を設けておくことで
複数の端子金具に対して一括して抜け止め状態とできる
ため、極めて簡素な構造で済む。また、カバー部側に抜
け止め手段が設けられているため、端子金具の挿入の際
にもなんらの障害にもならず、しかも係合動作がカバー
部の折り返し動作と兼ねられているため、操作性にも優
れる。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。 <第1実施例>図1〜図5は本発明の第1実施例を示
す。この第1実施例では雌形端子金具を挿入接続する形
式のアース用ジョイントコネクタを例示する。
説明する。 <第1実施例>図1〜図5は本発明の第1実施例を示
す。この第1実施例では雌形端子金具を挿入接続する形
式のアース用ジョイントコネクタを例示する。
【0019】雌形端子金具25は、図1、4に示すよう
に、差込口27aを有する角筒部27を先端側に備え、
後端側が電線26の端末にかしめ付けて固着されてい
る。角筒部27の内部には、撓み変形可能な弾性接触片
28が折り返して形成されている。なお、符号29は、
弾性接触片28の過度の撓みを防止するためのストッパ
片である。また、その雌形端子金具25の長さ方向の中
央部における上面の左右両縁には本係止用の突片30が
形成されており、その突片30を設けた位置の下面の片
側の縁部には仮係止用のスタビライザ31が突設されて
いる。
に、差込口27aを有する角筒部27を先端側に備え、
後端側が電線26の端末にかしめ付けて固着されてい
る。角筒部27の内部には、撓み変形可能な弾性接触片
28が折り返して形成されている。なお、符号29は、
弾性接触片28の過度の撓みを防止するためのストッパ
片である。また、その雌形端子金具25の長さ方向の中
央部における上面の左右両縁には本係止用の突片30が
形成されており、その突片30を設けた位置の下面の片
側の縁部には仮係止用のスタビライザ31が突設されて
いる。
【0020】続いて本実施例のジョイントコネクタの構
造を説明する。このジョイントコネクタは、1枚の導電
性を有する金属板材をプレス成形することによって形成
され、大きく分けて、本体部1と、雌形端子金具25の
装着前には本体部1と直角方向をなすカバー部2とから
なっている。
造を説明する。このジョイントコネクタは、1枚の導電
性を有する金属板材をプレス成形することによって形成
され、大きく分けて、本体部1と、雌形端子金具25の
装着前には本体部1と直角方向をなすカバー部2とから
なっている。
【0021】本体部1は左右方向に細長い略長方形をな
しており、その本体部1の一縁側(図1の右側)には、
上記した雌形端子金具25と接続される接続部としての
複数本のタブ3が、一定の間隔を開けて並んで設けられ
ている。これらのタブ3は、本体部1の一縁側から本体
部1と平行姿勢で他縁側に折り返されることにより形成
されており、各タブ3の先端は雌形端子金具25が挿入
しやすいように先細りとなっている。
しており、その本体部1の一縁側(図1の右側)には、
上記した雌形端子金具25と接続される接続部としての
複数本のタブ3が、一定の間隔を開けて並んで設けられ
ている。これらのタブ3は、本体部1の一縁側から本体
部1と平行姿勢で他縁側に折り返されることにより形成
されており、各タブ3の先端は雌形端子金具25が挿入
しやすいように先細りとなっている。
【0022】本体部1の上面には、その外形よりも一回
り小さい長方形の領域に、裏面側から打ち出されること
により、周縁を傾斜面として隆起した第1保持面5が形
成されている。その第1保持面5上には、図3に示すよ
うに、上記の各タブ3の先端よりも手前側の位置で、か
つ、各タブ3の幅方向の中心線よりも左側に偏位した位
置ごとに、雌形端子金具25の挿入方向に沿って細長い
仮係止溝6が打ち抜きによって形成されている。この仮
係止溝6は、雌形端子金具25が挿入される途中でそこ
に設けられたスタビライザ31が嵌まり、スタビライザ
31が仮係止溝6内を移動しつつ雌形端子金具25の挿
入が行われるようになっている。
り小さい長方形の領域に、裏面側から打ち出されること
により、周縁を傾斜面として隆起した第1保持面5が形
成されている。その第1保持面5上には、図3に示すよ
うに、上記の各タブ3の先端よりも手前側の位置で、か
つ、各タブ3の幅方向の中心線よりも左側に偏位した位
置ごとに、雌形端子金具25の挿入方向に沿って細長い
仮係止溝6が打ち抜きによって形成されている。この仮
係止溝6は、雌形端子金具25が挿入される途中でそこ
に設けられたスタビライザ31が嵌まり、スタビライザ
31が仮係止溝6内を移動しつつ雌形端子金具25の挿
入が行われるようになっている。
【0023】本体部1におけるタブ3が設けられた側と
反対側の縁部の左右両端には、連結部7が直角に立ち上
がって形成され、その連結部7の途中に、手前側に半円
形に膨出したヒンジ部8が形成されている。その連結部
7の上端には、本体部1の上面側を覆うことのできるカ
バー部2が、本体部1と直角をなす起立姿勢で形成され
ている。
反対側の縁部の左右両端には、連結部7が直角に立ち上
がって形成され、その連結部7の途中に、手前側に半円
形に膨出したヒンジ部8が形成されている。その連結部
7の上端には、本体部1の上面側を覆うことのできるカ
バー部2が、本体部1と直角をなす起立姿勢で形成され
ている。
【0024】このカバー部2の上縁の中央部には、内側
に直角曲げされた連結板10を介して、上方に延出した
正面略山形をなすアース用の取付板11が一体に形成さ
れている。その連結板10の曲げ幅は、カバー部2がヒ
ンジ部8を中心として本体部1と平行となる姿勢に傾倒
された場合に、取付板11と本体部1とが面一となり得
る寸法となっている。その取付板11には、車体パネル
等の図示しないアース部分に取り付けるための取付孔1
2が形成されている。
に直角曲げされた連結板10を介して、上方に延出した
正面略山形をなすアース用の取付板11が一体に形成さ
れている。その連結板10の曲げ幅は、カバー部2がヒ
ンジ部8を中心として本体部1と平行となる姿勢に傾倒
された場合に、取付板11と本体部1とが面一となり得
る寸法となっている。その取付板11には、車体パネル
等の図示しないアース部分に取り付けるための取付孔1
2が形成されている。
【0025】カバー部2の略中央高さの位置の裏面側に
は、図4に示すように、表面側から打ち出されて隆起し
た第2保持面14が形成されている。この第2保持面1
4と、前記した本体部1の第1保持面5とは、カバー部
2が本体部1と平行となる姿勢に傾倒された場合に、そ
の両面5、14の間で各雌形端子金具25が挟み付けら
れるように、それぞれの打ち出し寸法が設定されてい
る。
は、図4に示すように、表面側から打ち出されて隆起し
た第2保持面14が形成されている。この第2保持面1
4と、前記した本体部1の第1保持面5とは、カバー部
2が本体部1と平行となる姿勢に傾倒された場合に、そ
の両面5、14の間で各雌形端子金具25が挟み付けら
れるように、それぞれの打ち出し寸法が設定されてい
る。
【0026】カバー部2の両連結部7との間における下
縁は、ヒンジ部8の上端部付近まで延出されており、そ
の下方において、タブ3の前方に対応して雌形端子金具
25の挿入用の開口部33が形成されている。また、そ
のカバー部2の下縁の全幅には、雌形端子金具25の抜
け止め手段としての係止部16が、内側に直角曲げされ
て形成されている。その係止部16の曲げ幅は、カバー
部2が本体部1と平行姿勢を取った場合に、雌形端子金
具25の上面の突片30の後方側に係止可能に臨むこと
のできる寸法となっている。
縁は、ヒンジ部8の上端部付近まで延出されており、そ
の下方において、タブ3の前方に対応して雌形端子金具
25の挿入用の開口部33が形成されている。また、そ
のカバー部2の下縁の全幅には、雌形端子金具25の抜
け止め手段としての係止部16が、内側に直角曲げされ
て形成されている。その係止部16の曲げ幅は、カバー
部2が本体部1と平行姿勢を取った場合に、雌形端子金
具25の上面の突片30の後方側に係止可能に臨むこと
のできる寸法となっている。
【0027】カバー部2の上縁の両端には、上記した取
付板11とカバー部2との連結板10と面一になるよう
に直角に折り曲げられた被係止片18が形成されてい
る。各被係止片18には、爪片19が切り起こしによっ
てそれぞれ形成されている。
付板11とカバー部2との連結板10と面一になるよう
に直角に折り曲げられた被係止片18が形成されてい
る。各被係止片18には、爪片19が切り起こしによっ
てそれぞれ形成されている。
【0028】それに対応して、本体部1の後縁の両端に
は直角に立ち上がった係止片21が形成されている。こ
の係止片21は、カバー部2が本体部1と平行姿勢に傾
倒された場合に、被係止片18が内側に入り込める位置
に形成されており、被係止片18の爪片19が嵌合する
窓孔22が開口されているとともに、上端が外側に斜め
に傾斜してガイド面23が形成されている。
は直角に立ち上がった係止片21が形成されている。こ
の係止片21は、カバー部2が本体部1と平行姿勢に傾
倒された場合に、被係止片18が内側に入り込める位置
に形成されており、被係止片18の爪片19が嵌合する
窓孔22が開口されているとともに、上端が外側に斜め
に傾斜してガイド面23が形成されている。
【0029】続いて、第1実施例の作動を説明する。電
線の接続は、ジョイントコネクタを図4に示すようにカ
バー部2が本体部1に対して直角に起立した成形時の形
状において行う。
線の接続は、ジョイントコネクタを図4に示すようにカ
バー部2が本体部1に対して直角に起立した成形時の形
状において行う。
【0030】雌形端子金具25は、本係止用の突片30
が上方を向いた姿勢で、開口部33を通して第1保持面
5に乗り上げつつ対応するタブ3に向かって差し込まれ
る。その場合、カバー部2の下縁の係止部16は、開口
部33の上縁の外側に逃げた状態にあるから、雌形端子
金具25の差し込みの妨げとなることはない。各タブ3
に対し雌形端子金具25は弾性接触片28を撓ませつつ
押し込まれて、所定の位置まで達すると、図5に示すよ
うに、雌形端子金具25の下面のスタビライザ31が第
1保持面5の仮係止溝6に嵌まる。これによって、雌形
端子金具25は仮の抜け止め状態となる。
が上方を向いた姿勢で、開口部33を通して第1保持面
5に乗り上げつつ対応するタブ3に向かって差し込まれ
る。その場合、カバー部2の下縁の係止部16は、開口
部33の上縁の外側に逃げた状態にあるから、雌形端子
金具25の差し込みの妨げとなることはない。各タブ3
に対し雌形端子金具25は弾性接触片28を撓ませつつ
押し込まれて、所定の位置まで達すると、図5に示すよ
うに、雌形端子金具25の下面のスタビライザ31が第
1保持面5の仮係止溝6に嵌まる。これによって、雌形
端子金具25は仮の抜け止め状態となる。
【0031】同様の手順によって、各電気回路から引き
出された雌形端子金具25を順次に各タブ3に差し込
む。その場合、カバー部2が起立して開いていることに
よって、雌形端子金具25とタブ3の嵌合部分が目視で
き、嵌合作業が能率よく行われる。
出された雌形端子金具25を順次に各タブ3に差し込
む。その場合、カバー部2が起立して開いていることに
よって、雌形端子金具25とタブ3の嵌合部分が目視で
き、嵌合作業が能率よく行われる。
【0032】すべての雌形端子金具25を対応するタブ
3へ嵌合し終わったら、図5に示すように、取付板11
ならびにカバー部2をヒンジ部8を中心として傾倒させ
る。カバー部2が本体部1と平行姿勢となる少し手前の
位置まで傾倒すると、カバー部2の被係止片18の爪片
19が本体部1の係止片21のガイド面23に当たる。
さらにカバー部2を押し下げると、爪片19が引っ込む
ように変形しつつカバー部2がさらに傾倒し、同図の実
線に示すように、カバー部2が本体部1と平行姿勢とな
ったところで爪片19が係止片21の窓孔22に対応
し、爪片19が弾性力で元形に復元しつつ窓孔22に嵌
まってその上縁に係止することにより、カバー部2が本
体部1から抜け不能にロックされる。
3へ嵌合し終わったら、図5に示すように、取付板11
ならびにカバー部2をヒンジ部8を中心として傾倒させ
る。カバー部2が本体部1と平行姿勢となる少し手前の
位置まで傾倒すると、カバー部2の被係止片18の爪片
19が本体部1の係止片21のガイド面23に当たる。
さらにカバー部2を押し下げると、爪片19が引っ込む
ように変形しつつカバー部2がさらに傾倒し、同図の実
線に示すように、カバー部2が本体部1と平行姿勢とな
ったところで爪片19が係止片21の窓孔22に対応
し、爪片19が弾性力で元形に復元しつつ窓孔22に嵌
まってその上縁に係止することにより、カバー部2が本
体部1から抜け不能にロックされる。
【0033】これにより、各タブ3と雌形端子金具25
の嵌合部分の上下両面をカバー部2と本体部1で覆い、
また、後面側をカバー部2と取付板11の連結板10で
覆ったハウジングAが形成される。それとともに、カバ
ー部2に設けられた係止部16が90゜回動して、すべ
ての雌形端子金具25の上面の突片30の後方側に下向
きで臨み、これによって、各雌形端子金具25のハウジ
ングAからの抜け止めがなされる(本係止状態)。ま
た、本体部1の第1保持面5とカバー部2の第2保持面
14との間で各雌形端子金具25が上下方向から挟持さ
れ、ハウジングA内にがたつきなく収容される。このよ
うに組み付けられたジョイントコネクタは、取付板11
の取付孔12にボルトを通してアース部に固定すること
により使用される。
の嵌合部分の上下両面をカバー部2と本体部1で覆い、
また、後面側をカバー部2と取付板11の連結板10で
覆ったハウジングAが形成される。それとともに、カバ
ー部2に設けられた係止部16が90゜回動して、すべ
ての雌形端子金具25の上面の突片30の後方側に下向
きで臨み、これによって、各雌形端子金具25のハウジ
ングAからの抜け止めがなされる(本係止状態)。ま
た、本体部1の第1保持面5とカバー部2の第2保持面
14との間で各雌形端子金具25が上下方向から挟持さ
れ、ハウジングA内にがたつきなく収容される。このよ
うに組み付けられたジョイントコネクタは、取付板11
の取付孔12にボルトを通してアース部に固定すること
により使用される。
【0034】このように本実施例のジョイントコネクタ
は、各電気回路から引き出された複数の雌形端子金具2
5をアース用に集合接続する場合に適用され、本体部1
とそれと一体に形成したカバー部2を利用してハウジン
グAを構成するようにしたから、従来接続部分とハウジ
ングとを別途に設けていたものが単一部品で済み、部品
の製造原価そのものが安価となり、また、従来のバスバ
ーとハウジングとをアッセンブリ化する工程が不要で製
造工数が減少でき、製造コストの大幅な低減を期すこと
ができる。しかもそのハウジングAは、単に一枚の金属
板から折曲げによって成形できるから、容易に製造する
ことができる。また、ハウジングを別体に設けたものに
比べて全体がコンパクトにまとまり、少ない取付スペー
スにも取り付けることが可能となる。
は、各電気回路から引き出された複数の雌形端子金具2
5をアース用に集合接続する場合に適用され、本体部1
とそれと一体に形成したカバー部2を利用してハウジン
グAを構成するようにしたから、従来接続部分とハウジ
ングとを別途に設けていたものが単一部品で済み、部品
の製造原価そのものが安価となり、また、従来のバスバ
ーとハウジングとをアッセンブリ化する工程が不要で製
造工数が減少でき、製造コストの大幅な低減を期すこと
ができる。しかもそのハウジングAは、単に一枚の金属
板から折曲げによって成形できるから、容易に製造する
ことができる。また、ハウジングを別体に設けたものに
比べて全体がコンパクトにまとまり、少ない取付スペー
スにも取り付けることが可能となる。
【0035】また、雌形端子金具25を嵌合する際に、
カバー部2が開いていることにより嵌合部分を目視しつ
つ嵌合することができるから、雌形端子金具25の嵌合
作業がやりやすい。
カバー部2が開いていることにより嵌合部分を目視しつ
つ嵌合することができるから、雌形端子金具25の嵌合
作業がやりやすい。
【0036】また、カバー部2を本体部1と平行姿勢と
なるまで傾倒させた場合に、爪片19が窓孔22に嵌ま
ることによりロックされてカバー部2が傾倒姿勢に保持
されるから、ハウジングAが所定の形状に確実に保持さ
れ、ハウジングAの変形が防止される。
なるまで傾倒させた場合に、爪片19が窓孔22に嵌ま
ることによりロックされてカバー部2が傾倒姿勢に保持
されるから、ハウジングAが所定の形状に確実に保持さ
れ、ハウジングAの変形が防止される。
【0037】さらに、カバー部2の下縁に沿って一つの
係止部16を設けたという極めて簡素な構造によって、
すべての雌形端子金具25を一括して抜け止め状態とす
ることができる。その係止部16は、雌形端子金具25
の挿入の際には開口部33の外側に逃げているため、挿
入にはなんらの障害にもならず、しかも係合動作がカバ
ー部2の傾倒動作と兼ねられているため、格別の操作が
不要で操作性にも優れる。
係止部16を設けたという極めて簡素な構造によって、
すべての雌形端子金具25を一括して抜け止め状態とす
ることができる。その係止部16は、雌形端子金具25
の挿入の際には開口部33の外側に逃げているため、挿
入にはなんらの障害にもならず、しかも係合動作がカバ
ー部2の傾倒動作と兼ねられているため、格別の操作が
不要で操作性にも優れる。
【0038】<第2実施例>図6〜図12は本発明の第
2実施例を示す。この第2実施例は雄形端子金具を挿入
接続する形式のアース用ジョイントコネクタを例示す
る。
2実施例を示す。この第2実施例は雄形端子金具を挿入
接続する形式のアース用ジョイントコネクタを例示す
る。
【0039】雄形端子金具41は、図7、12に示すよ
うに、先端側から順次に、タブ部43、角筒部42及び
上下両面に開口したあご部49が形成され、後端側に形
成されたインシュレーションバレル44とワイヤバレル
45とが、それぞれ電線46の被覆の端末とそこから突
出した芯線47の端末とにそれぞれかしめ付けて固着さ
れている。あご部49の上面側の開口には、後記するジ
ョイントコネクタのカバー部52に設けられた突片68
が嵌まることで端子金具41を抜け方向に本係止するよ
うになっているとともに、そのあご部49の下面側の開
口が、ジョイントコネクタの本体部51に形成された弾
性係止片58が嵌まって端子金具41を抜け方向に仮係
止するための係止孔48となっている。また、あご部4
9の両側板50は、その上縁が角筒部42の上面から一
定寸法立ち上がって形成されている。
うに、先端側から順次に、タブ部43、角筒部42及び
上下両面に開口したあご部49が形成され、後端側に形
成されたインシュレーションバレル44とワイヤバレル
45とが、それぞれ電線46の被覆の端末とそこから突
出した芯線47の端末とにそれぞれかしめ付けて固着さ
れている。あご部49の上面側の開口には、後記するジ
ョイントコネクタのカバー部52に設けられた突片68
が嵌まることで端子金具41を抜け方向に本係止するよ
うになっているとともに、そのあご部49の下面側の開
口が、ジョイントコネクタの本体部51に形成された弾
性係止片58が嵌まって端子金具41を抜け方向に仮係
止するための係止孔48となっている。また、あご部4
9の両側板50は、その上縁が角筒部42の上面から一
定寸法立ち上がって形成されている。
【0040】続いてジョイントコネクタの構造を説明す
る。このジョイントコネクタは、第1実施例と同様に、
1枚の導電性を有する金属板材をプレス成形することに
よって形成され、大きく分けて、本体部51と、その上
面側に重なるように設けられるカバー部52とから構成
されている。
る。このジョイントコネクタは、第1実施例と同様に、
1枚の導電性を有する金属板材をプレス成形することに
よって形成され、大きく分けて、本体部51と、その上
面側に重なるように設けられるカバー部52とから構成
されている。
【0041】本体部51は、平板状で、図7に示すよう
に平面略方形をなしている。この本体部51の後縁側
(図7の右側)には、叩き出しにより上方に隆起された
接続部53が全幅にわたって形成されており、各接続部
53の上面には、上記した雄形端子金具41の挿入ピッ
チに対応して設けられ各タブ部43に接触可能な複数の
接点54が突設されている。
に平面略方形をなしている。この本体部51の後縁側
(図7の右側)には、叩き出しにより上方に隆起された
接続部53が全幅にわたって形成されており、各接続部
53の上面には、上記した雄形端子金具41の挿入ピッ
チに対応して設けられ各タブ部43に接触可能な複数の
接点54が突設されている。
【0042】接続部53の前方(図7の左方)には、上
方に向けて切り起こすことにより形成された複数の第1
突起55が、雄形端子金具41の幅寸法と同じ一定間隔
を開けて本体部51の幅方向に沿って設けられていると
ともに、そのさらに前方に、同じく切り起こしにより形
成された複数の第2突起56が、第1突起55と同じ間
隔を開けかつ全体として第1突起55とは1ピッチ位相
をずらした状態で設けられている。この第1突起55と
第2突起56とは、雄形端子金具41の両側面をその間
に挟んで雄形端子金具41を接続部53の各接点54に
向けて真直に案内する機能を果たすものである。
方に向けて切り起こすことにより形成された複数の第1
突起55が、雄形端子金具41の幅寸法と同じ一定間隔
を開けて本体部51の幅方向に沿って設けられていると
ともに、そのさらに前方に、同じく切り起こしにより形
成された複数の第2突起56が、第1突起55と同じ間
隔を開けかつ全体として第1突起55とは1ピッチ位相
をずらした状態で設けられている。この第1突起55と
第2突起56とは、雄形端子金具41の両側面をその間
に挟んで雄形端子金具41を接続部53の各接点54に
向けて真直に案内する機能を果たすものである。
【0043】これらの第1突起55と第2突起56の並
列位置の間には、挿入された各雄形端子金具41の係止
孔48に係止する弾性係止片58が、同じく切り起こし
によって後方の斜め上方を向いた姿勢で形成されてい
る。また、本体部51の後縁には、ボルト78の挿通孔
61を開口した本体側取付部60が突設されている。
列位置の間には、挿入された各雄形端子金具41の係止
孔48に係止する弾性係止片58が、同じく切り起こし
によって後方の斜め上方を向いた姿勢で形成されてい
る。また、本体部51の後縁には、ボルト78の挿通孔
61を開口した本体側取付部60が突設されている。
【0044】本体部51の前縁(図8の左縁)の左右両
端には、円弧形に回曲されたヒンジ部63が形成されて
おり、そのヒンジ部63を介してカバー部52が設けら
れ、このカバー部52は予め若干の開き角度をもって本
体部51に対向するように成形されている。そして、左
右のヒンジ部63の間に、雄形端子金具41を挿入可能
な開口部64が形成されている。
端には、円弧形に回曲されたヒンジ部63が形成されて
おり、そのヒンジ部63を介してカバー部52が設けら
れ、このカバー部52は予め若干の開き角度をもって本
体部51に対向するように成形されている。そして、左
右のヒンジ部63の間に、雄形端子金具41を挿入可能
な開口部64が形成されている。
【0045】このカバー部52は、本体部51の接続部
53を設けた部分の上方に対応する領域において一段下
げられ、さらに後縁側においてもう一段下げられた2段
階の段付き状に形成されている。このカバー部52の中
段の面には、叩き出しにより下方に出っ張った挟圧部6
6が、本体部51の接続部53の上方に対応するように
して全幅にわたって形成されている。
53を設けた部分の上方に対応する領域において一段下
げられ、さらに後縁側においてもう一段下げられた2段
階の段付き状に形成されている。このカバー部52の中
段の面には、叩き出しにより下方に出っ張った挟圧部6
6が、本体部51の接続部53の上方に対応するように
して全幅にわたって形成されている。
【0046】カバー部52のヒンジ部63と接続された
前縁から少し入った位置には、挿入された雄形端子金具
41のあご部49内に各別に進入可能な複数の突片68
が、下方に向けて打ち起こすことによって形成されてい
る。また、カバー部52の折り返された側の端縁にも、
本体部51の挿通孔61と整合するボルト78の挿通孔
71を形成したカバー側取付部70が突設されている。
前縁から少し入った位置には、挿入された雄形端子金具
41のあご部49内に各別に進入可能な複数の突片68
が、下方に向けて打ち起こすことによって形成されてい
る。また、カバー部52の折り返された側の端縁にも、
本体部51の挿通孔61と整合するボルト78の挿通孔
71を形成したカバー側取付部70が突設されている。
【0047】また、本体部51の接続部53を設けた部
分の両側縁には、一対の保持片73が立ち上がって形成
されている。各保持片73の上端部には、図8に示すよ
うに、その保持片73を屈曲することにより、それぞれ
前面側に突出した上下2段の係止突部74、75が形成
されている。上側の係止突部74は仮組み用であり、下
側の係止突部75は本組み用となっている。一方のカバ
ー部52の両側縁には、上記の各係止突部74、75に
係止可能なロック片76が突設されている。
分の両側縁には、一対の保持片73が立ち上がって形成
されている。各保持片73の上端部には、図8に示すよ
うに、その保持片73を屈曲することにより、それぞれ
前面側に突出した上下2段の係止突部74、75が形成
されている。上側の係止突部74は仮組み用であり、下
側の係止突部75は本組み用となっている。一方のカバ
ー部52の両側縁には、上記の各係止突部74、75に
係止可能なロック片76が突設されている。
【0048】ロック片76が上段の係止突部74に係止
されると、図9に示すように、カバー部52は上方に少
し開いた姿勢を取り、カバー部52に設けられた突片6
8は、雄形端子金具41の抜き差し可能にその挿入領域
の上方に退避している。一方、ロック片76が下段の係
止突部75に係止されると、図10に示すように、カバ
ー部52は本体部51と平行姿勢に傾倒し、突片68が
挿入された雄形端子金具41のあご部49内に係止可能
に突出するとともに、そのカバー側取付部70が本体部
51の本体側取付部60上に重ねられるようになってい
る。
されると、図9に示すように、カバー部52は上方に少
し開いた姿勢を取り、カバー部52に設けられた突片6
8は、雄形端子金具41の抜き差し可能にその挿入領域
の上方に退避している。一方、ロック片76が下段の係
止突部75に係止されると、図10に示すように、カバ
ー部52は本体部51と平行姿勢に傾倒し、突片68が
挿入された雄形端子金具41のあご部49内に係止可能
に突出するとともに、そのカバー側取付部70が本体部
51の本体側取付部60上に重ねられるようになってい
る。
【0049】第2実施例は上記のような構造であって、
続いてその組み付け手順について説明する。まず、図8
の状態から、カバー部52の後縁側をヒンジ部63を中
心に本体部51側に向けて押圧すると、カバー部52の
ロック片76が本体部51の保持片73を撓ませつつ上
段の係止突部74を乗り越えてその下面に嵌まり、それ
により、カバー部52が図9に示す仮組み状態に保持さ
れる。
続いてその組み付け手順について説明する。まず、図8
の状態から、カバー部52の後縁側をヒンジ部63を中
心に本体部51側に向けて押圧すると、カバー部52の
ロック片76が本体部51の保持片73を撓ませつつ上
段の係止突部74を乗り越えてその下面に嵌まり、それ
により、カバー部52が図9に示す仮組み状態に保持さ
れる。
【0050】この仮組み状態において、各電気回路から
引き出された雄形端子金具41を開口部64から第1と
第2の突起55、56の間を通して案内させ、また、下
面の弾性係止片58を撓ませつつ挿入する。雄形端子金
具41のタブ部43が接続部53上に乗り上げるまで挿
入されたところで、雄形端子金具41の係止孔48が弾
性係止片58の上面に対応し、弾性係止片58が弾性復
元してその中に嵌まることによって、雄形端子金具41
は抜け方向に仮係止される。
引き出された雄形端子金具41を開口部64から第1と
第2の突起55、56の間を通して案内させ、また、下
面の弾性係止片58を撓ませつつ挿入する。雄形端子金
具41のタブ部43が接続部53上に乗り上げるまで挿
入されたところで、雄形端子金具41の係止孔48が弾
性係止片58の上面に対応し、弾性係止片58が弾性復
元してその中に嵌まることによって、雄形端子金具41
は抜け方向に仮係止される。
【0051】すべての雄形端子金具41の挿入とその仮
係止が終了したら、カバー部52の後縁側をさらに押圧
する。そうすると、ロック片76は保持片73の下段の
係止突部75を乗り越えてその下面に嵌まり、カバー部
52が図10に示す本組み状態に保持される。それによ
り、カバー部52に設けられた各突片68が雄形端子金
具41の挿入領域に突出し、対応する雄形端子金具41
の上面のあご部49内に進入して、雄形端子金具41が
本係止される。
係止が終了したら、カバー部52の後縁側をさらに押圧
する。そうすると、ロック片76は保持片73の下段の
係止突部75を乗り越えてその下面に嵌まり、カバー部
52が図10に示す本組み状態に保持される。それによ
り、カバー部52に設けられた各突片68が雄形端子金
具41の挿入領域に突出し、対応する雄形端子金具41
の上面のあご部49内に進入して、雄形端子金具41が
本係止される。
【0052】ここに、各雄形端子金具41のタブ部43
が本体部51の接続部53とカバー部52の挟圧部66
の間で挟み付けられ、タブ部43と接続部53の接点5
4とが強固に接触される。また、雄形端子金具41の角
筒部42からあご部49の側板50にわたる部分の両外
側面が前後の突起55、56で挟まれているとともに、
あご部49の両側板50の間にカバー部52の突片68
が入り込むことによって、雄形端子金具41が横ずれ不
能に保持される。また、本体部51とカバー部52の取
付部60、70同士がそれぞれの挿通孔61、71を整
合させた状態で重ね合わされる。すなわち、本体部51
とカバー部52とによって、雄形端子金具41の上下両
面を覆ったハウジングBが構成される。
が本体部51の接続部53とカバー部52の挟圧部66
の間で挟み付けられ、タブ部43と接続部53の接点5
4とが強固に接触される。また、雄形端子金具41の角
筒部42からあご部49の側板50にわたる部分の両外
側面が前後の突起55、56で挟まれているとともに、
あご部49の両側板50の間にカバー部52の突片68
が入り込むことによって、雄形端子金具41が横ずれ不
能に保持される。また、本体部51とカバー部52の取
付部60、70同士がそれぞれの挿通孔61、71を整
合させた状態で重ね合わされる。すなわち、本体部51
とカバー部52とによって、雄形端子金具41の上下両
面を覆ったハウジングBが構成される。
【0053】このように本組みされたハウジングBは、
図11に示すように、ボルト78の挿通孔61、71を
車体パネル80の取付孔81に位置合わせして車体パネ
ル80上に重ねられ、挿通孔61、71並びに取付孔8
1に通したボルト78にナット79を螺合して締め付け
ることによって、車体パネル80上に固定される。それ
により各電線46のアースが取られる。
図11に示すように、ボルト78の挿通孔61、71を
車体パネル80の取付孔81に位置合わせして車体パネ
ル80上に重ねられ、挿通孔61、71並びに取付孔8
1に通したボルト78にナット79を螺合して締め付け
ることによって、車体パネル80上に固定される。それ
により各電線46のアースが取られる。
【0054】メンテナンス等において、雄形端子金具4
1を外す場合は、ボルト78を緩めてハウジングBを車
体パネル80から外したのち、カバー部52の後縁側を
開いて図9の仮組み位置に戻すと、突片68があご部4
9の上方に抜け、また、タブ部43の挟圧も解除される
ので、図示しない治具により弾性係止片58を撓ませて
係止孔48から外しつつ雄形端子金具41を抜き取れば
よい。
1を外す場合は、ボルト78を緩めてハウジングBを車
体パネル80から外したのち、カバー部52の後縁側を
開いて図9の仮組み位置に戻すと、突片68があご部4
9の上方に抜け、また、タブ部43の挟圧も解除される
ので、図示しない治具により弾性係止片58を撓ませて
係止孔48から外しつつ雄形端子金具41を抜き取れば
よい。
【0055】以上のように第2実施例のジョイントコネ
クタは、複数の雄形端子金具41をアース用に集合接続
する場合に適用され、第1実施例と同様に、本体部51
とそれと一体に形成したカバー部52によりハウジング
Bを構成するようにしたから、部品点数の削減並びに製
造工程の簡略化が図られて製造コストの大幅な低減を期
すことができ、また、全体がコンパクトにまとまって少
ない取付スペースでの取り付けが可能となる。
クタは、複数の雄形端子金具41をアース用に集合接続
する場合に適用され、第1実施例と同様に、本体部51
とそれと一体に形成したカバー部52によりハウジング
Bを構成するようにしたから、部品点数の削減並びに製
造工程の簡略化が図られて製造コストの大幅な低減を期
すことができ、また、全体がコンパクトにまとまって少
ない取付スペースでの取り付けが可能となる。
【0056】また、カバー部52は本体部51に本組み
される手前の本体部51にきわめて接近した状態に仮組
み可能であって、その状態で雄形端子金具41を挿入で
きるようにしたから、雄形端子金具41が上下方向にが
たつくのが抑えられ、また、前後の突起55、56で挟
まれて横ずれするのも防止されるから、雄形端子金具4
1を接続部53に向けて真直に挿入する作業を正確にか
つ円滑に行うことができる。
される手前の本体部51にきわめて接近した状態に仮組
み可能であって、その状態で雄形端子金具41を挿入で
きるようにしたから、雄形端子金具41が上下方向にが
たつくのが抑えられ、また、前後の突起55、56で挟
まれて横ずれするのも防止されるから、雄形端子金具4
1を接続部53に向けて真直に挿入する作業を正確にか
つ円滑に行うことができる。
【0057】カバー部52を本組みする場合は、仮組み
位置からほんの少し押圧すればよいから、本組みの作業
が簡単にでき、また本組みした後は、カバー部52の突
片68が、雄形端子金具41のあご部49の両側板50
の間に深く入り込み、上記した突起55、56で挟まれ
ていることと相まって、雄形端子金具41の横ずれが確
実に防止される。
位置からほんの少し押圧すればよいから、本組みの作業
が簡単にでき、また本組みした後は、カバー部52の突
片68が、雄形端子金具41のあご部49の両側板50
の間に深く入り込み、上記した突起55、56で挟まれ
ていることと相まって、雄形端子金具41の横ずれが確
実に防止される。
【0058】<第3実施例>図13乃至図17は第3実
施例を示す。この第3実施例は上記の第2実施例にさら
に改良を加えたものであって、本体部51の後縁側(図
13の右側)に、前記第2実施例の接続部53に代わっ
て、開口部91が全幅にわたって形成されており、その
開口部91の前縁側に連結されるようにして、複数の接
触片92が雄形端子金具41の並列間隔と同一間隔を開
けて形成されている。各接触片92は片持ち状に形成さ
れ、かつ図14に示すように、頂面を水平面とした断面
略山形をなしている。成形時には、頂面が本体部51の
上面に一定寸法突出しているとともに、雄形端子金具4
1の挿入時には、その自由端94が開口部91を通して
下面へ突出可能としてある。各接触片92の頂面には、
雄形端子金具41のタブ部43が接触可能な接点93が
突設されている。
施例を示す。この第3実施例は上記の第2実施例にさら
に改良を加えたものであって、本体部51の後縁側(図
13の右側)に、前記第2実施例の接続部53に代わっ
て、開口部91が全幅にわたって形成されており、その
開口部91の前縁側に連結されるようにして、複数の接
触片92が雄形端子金具41の並列間隔と同一間隔を開
けて形成されている。各接触片92は片持ち状に形成さ
れ、かつ図14に示すように、頂面を水平面とした断面
略山形をなしている。成形時には、頂面が本体部51の
上面に一定寸法突出しているとともに、雄形端子金具4
1の挿入時には、その自由端94が開口部91を通して
下面へ突出可能としてある。各接触片92の頂面には、
雄形端子金具41のタブ部43が接触可能な接点93が
突設されている。
【0059】また、本体部51の前縁における幅方向の
中央部には、図13、14に示すように、一定幅の鈎状
をなす位置決め突起95が下面側に突出して形成されて
いる。その他の構造については上記第2実施例と同様で
あって、同一部分については同一符号を付して重複する
説明は省略する。
中央部には、図13、14に示すように、一定幅の鈎状
をなす位置決め突起95が下面側に突出して形成されて
いる。その他の構造については上記第2実施例と同様で
あって、同一部分については同一符号を付して重複する
説明は省略する。
【0060】第3実施例の組み付けに際しては、図14
の状態からカバー部52の後縁側を押圧して、ロック片
76を保持片73の上段の係止突部74に係止させるこ
とで、図15に示すようにカバー部52を仮組みする。
続いて、仮組み状態において、前記第2実施例と同様
に、雄形端子金具41を開口部64から第1と第2の突
起55、56の間を通して案内させ、また、下面の弾性
係止片58を撓ませつつ挿入する。その際、雄形端子金
具41のタブ部43は対応する接触片92に当たって、
それを下面側に撓ませつつその上に乗り上げるように押
し込まれ、所定量挿入されたところで雄形端子金具41
は弾性係止片58によって抜け方向に仮係止される。そ
のとき、接触片92が撓んだことに伴ってその自由端9
4が本体部51の下面から突出する。
の状態からカバー部52の後縁側を押圧して、ロック片
76を保持片73の上段の係止突部74に係止させるこ
とで、図15に示すようにカバー部52を仮組みする。
続いて、仮組み状態において、前記第2実施例と同様
に、雄形端子金具41を開口部64から第1と第2の突
起55、56の間を通して案内させ、また、下面の弾性
係止片58を撓ませつつ挿入する。その際、雄形端子金
具41のタブ部43は対応する接触片92に当たって、
それを下面側に撓ませつつその上に乗り上げるように押
し込まれ、所定量挿入されたところで雄形端子金具41
は弾性係止片58によって抜け方向に仮係止される。そ
のとき、接触片92が撓んだことに伴ってその自由端9
4が本体部51の下面から突出する。
【0061】雄形端子金具41の挿入が終了したら、カ
バー部52の後縁側をさらに押圧して、ロック片76を
下段の係止突部75に係止することによって、図16に
示すようにカバー部52を本組みする。それにより、本
体部51とカバー部52とによって雄形端子金具41の
上下両面を覆ったハウジングCが形成されるのであり、
第2実施例と同様に、カバー部52の突片68があご部
49内に進入して雄形端子金具41が本係止されるとと
もに、各雄形端子金具41のタブ部43が接触片92と
カバー部52の挟圧部66の間で挟まれる。その際、接
触片92の自由端94は、本体部51の下面から突出し
たままでありね、本体部51とカバー部52の取付部6
0、70同士が重なり合っている。
バー部52の後縁側をさらに押圧して、ロック片76を
下段の係止突部75に係止することによって、図16に
示すようにカバー部52を本組みする。それにより、本
体部51とカバー部52とによって雄形端子金具41の
上下両面を覆ったハウジングCが形成されるのであり、
第2実施例と同様に、カバー部52の突片68があご部
49内に進入して雄形端子金具41が本係止されるとと
もに、各雄形端子金具41のタブ部43が接触片92と
カバー部52の挟圧部66の間で挟まれる。その際、接
触片92の自由端94は、本体部51の下面から突出し
たままでありね、本体部51とカバー部52の取付部6
0、70同士が重なり合っている。
【0062】このように本組みされたハウジングCは、
図17に示すように、その本体部51に設けた位置決め
突起95を、車体パネル80の所定位置に開口された位
置決め孔96に差し込んで嵌めつつ、車体パネル80上
に重ねられる。そのとき、ハウジングCのボルト78の
挿通孔61、71が車体パネル80の取付孔81に位置
合わせされる。続いて、挿通孔61、71並びに取付孔
81にボルト78を通し、そこにナット79を螺合して
締め付けることによって、ハウジングCが車体パネル8
0上に固定される。その際、ハウジングCの鈎状の位置
決め突起95が車体パネル80の位置決め孔96の口縁
に差し込まれていることにより、ハウジングCが車体パ
ネル80から浮き上がるのが防止され、また、回り止め
が成されることから、ボルト78の締付作業がきわめて
円滑に行われる。また、ボルト78の締付けに伴って、
本体部51の下面に突出していた各接触片92が車体パ
ネル80から押圧力を受けて雄形端子金具41のタブ部
43に向けて押し上げられ、タブ部43が接触片92と
挟圧部66の間で強く挟み付けられて良好な接触状態に
保持される。
図17に示すように、その本体部51に設けた位置決め
突起95を、車体パネル80の所定位置に開口された位
置決め孔96に差し込んで嵌めつつ、車体パネル80上
に重ねられる。そのとき、ハウジングCのボルト78の
挿通孔61、71が車体パネル80の取付孔81に位置
合わせされる。続いて、挿通孔61、71並びに取付孔
81にボルト78を通し、そこにナット79を螺合して
締め付けることによって、ハウジングCが車体パネル8
0上に固定される。その際、ハウジングCの鈎状の位置
決め突起95が車体パネル80の位置決め孔96の口縁
に差し込まれていることにより、ハウジングCが車体パ
ネル80から浮き上がるのが防止され、また、回り止め
が成されることから、ボルト78の締付作業がきわめて
円滑に行われる。また、ボルト78の締付けに伴って、
本体部51の下面に突出していた各接触片92が車体パ
ネル80から押圧力を受けて雄形端子金具41のタブ部
43に向けて押し上げられ、タブ部43が接触片92と
挟圧部66の間で強く挟み付けられて良好な接触状態に
保持される。
【0063】メンテナンス等で雄形端子金具41を外す
場合は、ボルト78を緩めて、位置決め突起95を位置
決め孔96から抜きつつ、ハウジングCを車体パネル8
0から外し、第2実施例と同様に、図15の仮組み状態
に戻したのち雄形端子金具41を抜き取ればよい。
場合は、ボルト78を緩めて、位置決め突起95を位置
決め孔96から抜きつつ、ハウジングCを車体パネル8
0から外し、第2実施例と同様に、図15の仮組み状態
に戻したのち雄形端子金具41を抜き取ればよい。
【0064】<他の実施例>なお、本発明は上記記述及
び図面によって説明した実施例に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
び図面によって説明した実施例に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0065】(1)上記実施例では、カバー部を本体部
にヒンジ部を介して傾倒可能に一体成形したが、本体部
とカバー部とは別体に形成して、フックを引っ掛ける等
により傾倒可能に一体的に連結した構造としてもよい。 (2)また、上記実施例では、端子金具を挿入した後で
カバー部を傾倒させてハウジングを形成するようにした
が、本発明は、端子金具を挿入する前に本体部とカバー
部とを組み付けてハウジングを形成したものも含まれ
る。 (3)また本発明は、アースジョイントコネクタ以外の
他の用途のジョイントコネクタにも広く適用することが
可能である。
にヒンジ部を介して傾倒可能に一体成形したが、本体部
とカバー部とは別体に形成して、フックを引っ掛ける等
により傾倒可能に一体的に連結した構造としてもよい。 (2)また、上記実施例では、端子金具を挿入した後で
カバー部を傾倒させてハウジングを形成するようにした
が、本発明は、端子金具を挿入する前に本体部とカバー
部とを組み付けてハウジングを形成したものも含まれ
る。 (3)また本発明は、アースジョイントコネクタ以外の
他の用途のジョイントコネクタにも広く適用することが
可能である。
【図1】 本発明の第1実施例の外観斜視図である。
【図2】 その正面図である。
【図3】 その一部切欠平面図である。
【図4】 相手方の雌形端子金具の嵌合前の状態の一部
切欠側面図である。
切欠側面図である。
【図5】 ハウジングの形成動作を説明する一部切欠側
面図である。
面図である。
【図6】 本発明の第2実施例のカバー部の平面図であ
る。
る。
【図7】 その本体部の平面図である。
【図8】 ハウジングの成形時の状態の側面図である。
【図9】 カバー部が仮組みされた状態の側面図であ
る。
る。
【図10】 カバー部が本組みされた状態の側面図であ
る。
る。
【図11】 ハウジングを車体パネルに取り付けた状態
の側面図である。
の側面図である。
【図12】 相手方の雄形端子金具の斜視図である。
【図13】 本発明の第3実施例に係る本体部の平面図
である。
である。
【図14】 ハウジングの成形時の状態の側面図であ
る。
る。
【図15】 カバー部が仮組みされた状態の側面図であ
る。
る。
【図16】 カバー部が本組みされた状態の側面図であ
る。
る。
【図17】 ハウジングを車体パネルに取り付けた状態
の側面図である。
の側面図である。
A…ハウジング 1…本体部 2…カバー部 3…タブ(接続部) 8…ヒンジ部 16…係止部(抜け止め手段) 25…雌形端子金具 33…開口部 B、C…ハウジング 41…雄形端子金具 51…本体部 52…カバー部 53…接続部 55、56…突起(横ずれ防止手段) 64…開口部 68…突片(横ずれ防止手段) 73、74、76…仮組み手段(73…保持片、74…
係止突部、76…ロック片) 80…車体パネル(取付け面) 92…接触片(接続部) 94…自由端(突出部)
係止突部、76…ロック片) 80…車体パネル(取付け面) 92…接触片(接続部) 94…自由端(突出部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−326060(JP,A) 実開 昭59−74682(JP,U) 実開 平3−60764(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/40 - 13/533 H01R 4/58 - 4/72 H01R 31/08
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の端子金具が挿入されるハウジング
内に前各端子金具と電気的に接続可能な接続部が設けら
れたジョイントコネクタであって、 前記ハウジングが導電性を有する平板材よりなり、前記
接続部が一体的に形成された本体部と、この本体部と対
向するようにかつ前記端子金具の差し込みを許容しつつ
折り返されて前記本体部との間で前記接続部を覆うカバ
ー部とから構成されている ことを特徴とするジョイント
コネクタ。 - 【請求項2】 前記ハウジングには導電体に対する取付
部が一体的に設けられていることを特徴とする請求項1
記載のジョイントコネクタ。 - 【請求項3】 前記本体部と折り返された前記カバー部
との間で前記端子金具が挟持されるようになっているこ
とを特徴とする請求項1または請求項2記載のジョイン
トコネクタ。 - 【請求項4】 前記本体部とカバー部の少なくともいず
れか一方には、カバー部を本体部に対して一定高さまで
接近した位置に仮保持する仮組み手段が設けられている
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
記載のジョイントコネクタ。 - 【請求項5】 前記本体部とカバー部の少なくともいず
れか一方には、端子金具の差し込み方向と直交する方向
に移動するのを規制する横ずれ防止手段が設けられてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか
に記載のジョイントコネクタ。 - 【請求項6】 前記本体部の裏面は取付け面に接触可能
であるとともに、この本体部には端子金具と弾性的に接
触可能な接触片が形成され、かつこの接触片は本体部が
前記取付け面に接触される前は端子金具の差し込みによ
って本体部の裏面側へその一部が突出するように退避
し、その突出部が取付け面によって押圧されることで端
子金具と圧接可能となっていることを特徴とする請求項
1ないし請求項5のいずれかに記載のジョイントコネク
タ。 - 【請求項7】 前記カバー部における前記本体部との連
結部位側の端縁には、そのカバー部を本組み状態まで折
り返した場合に前記接続部に接続された各端子金具に一
括して係合可能な抜け止め手段が幅方向に沿って形成さ
れていること を特徴とする請求項1ないし請求項6のい
ずれかに記載のジョイントコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6302996A JP3006441B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-11-10 | ジョイントコネクタ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-171863 | 1994-06-29 | ||
JP17186394 | 1994-06-29 | ||
JP6302996A JP3006441B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-11-10 | ジョイントコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0878084A JPH0878084A (ja) | 1996-03-22 |
JP3006441B2 true JP3006441B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=26494439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6302996A Expired - Lifetime JP3006441B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-11-10 | ジョイントコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006441B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160066182A (ko) | 2014-12-02 | 2016-06-10 | 현대자동차주식회사 | 조인트 커넥터 |
-
1994
- 1994-11-10 JP JP6302996A patent/JP3006441B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0878084A (ja) | 1996-03-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |