JP5134673B2 - 貼り合わせ装置及び貼り合わせ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、薄板状の2つの部材を貼り合わせる貼り合わせ装置及びその貼り合わせ装置を用いた貼り合わせ方法に関する。
近年、例えば半導体デバイスやMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の製造分野においては、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」とする)の大口径化が進んでいる。また、実装などの特定の工程においては、ウェハの薄型化が求められている。ただし、例えば大口径で薄いウェハを、そのまま搬送したり、研磨処理したりすると、ウェハに反りや割れが生じるおそれがある。そこで、ウェハを補強するために、当該ウェハと、補強用基板、例えば同形同大の他のウェハとを貼り合わせることが行われている。かかるウェハの貼り合わせは、通常、接着剤を用いて行なわれる。
しかしながら、接着剤を用いてウェハと他のウェハとを貼り合わせると、ウェハ間に空気が入り込み、ボイドが発生するおそれがある。ウェハ間にボイドが発生すると、製造される半導体デバイスの性能が悪くなるおそれがあるため、かかるボイドの発生を抑制することが必要である。
そこで、従来より、2つのウェハを上下に配置した状態(以下、上側のウェハを「上ウェハ」といい、下側のウェハを「下ウェハ」という。)で収容するチャンバーと、このチャンバー内に設けられ、上ウェハの中心部分を押圧する押動ピンと、上ウェハの外周を支持すると共に、当該上ウェハの外周から退避可能なスペーサと、を有する貼り合わせ装置が提案されている(特許文献1)。
かかる貼り合わせ装置を用いた場合、ウェハ間のボイドの発生を抑制するため、チャンバー内を排気して、減圧した状態でウェハの貼り合わせが行われる。ウェハの貼り合わせは、先ず、上ウェハをスペーサで支持した状態で、押動ピンによって上ウェハの中心部分を押圧して、当該中心部分を下ウェハに当接させ、その後、上ウェハを支持しているスペーサを退避させて、上ウェハの全面を下ウェハの全面に当接させることによって行なわれる。
しかしながら、前記した貼り合わせ装置を用いた場合、貼り合わせの際にはチャンバー内全体を所定の減圧状態にしておく必要がある。そのため、ウェハをチャンバー内に収容してから当該チャンバー内全体を排気して所定の圧力まで減圧するのに多大な時間を要する。その結果、ウェハ処理全体のスループットが低下する。
そこで、上ウェハを保持する上部チャックを所定の圧力で中心部が撓むように構成し、上部チャックと下部チャックとを密着させてその間に狭小な密閉空間を形成した状態で当該空間内を排気することで上部チャックの中心部を撓ませ、これによって上ウェハの中心部と、補強用基板や下ウェハとの中心部を先ず当接させ、その後中心部からウェハの径方向外側に向かって順次当接させて貼り合わせを行うことが提案されている(特許文献2)。
なお、上述のウェハの貼り合わせにおいては、通常、融点以上の温度に接着剤を加熱して、当該接着剤を液状に溶融させた状態で貼り合わせが行なわれる。そのため、特許文献2にも示されているように、例えば下部チャックには加熱機構としてのヒータが内蔵されており、下ウェハに塗布された接着剤を当該ヒータによって加熱することが行なわれている。
特開2004−207436号公報 WO2010/055730号公報
しかしながら、本発明者らが特許文献2に開示された方法によりウェハの貼り合わせを行ったところ、減圧された空間内での貼り合わせであるにもかかわらず、ウェハ間にボイドが発生する場合があった。
この点について本発明者らが鋭意調査したところ、ヒータによる加熱に伴う下部チャックの熱膨張が、ボイド発生の原因であることが確認された。このことを図を参照しながら詳しく説明すると、図15に示すように、ヒータ100が内蔵された下部チャック101は、ステンレススチール製の円環状の支持台102によって、周辺部が支持されている。支持台102の材質は、例えばステンレススチールである。下部チャック101と支持台102とは同心円状に配置された複数のボルト103によって固定されている。なお、支持台102は複数の他のボルトによって台座(図示せず)と固定されている。
そして、ヒータ100を昇温させると、下部チャック101上面の外周縁部が、波打った状態に変形していることが確認された。これについて、本発明者らが、ヒータ100を210℃に昇温した場合の下部チャック101上面の外周縁部における変位量を、数値解析を用いたシミュレーションにより算出したところ、図16の表に示すような結果が得られた。なお、このシミュレーションには、例えば汎用の熱構造解析用ソフトを用いることができる。図16における左側の図中のX1〜X12で示した箇所が、変位量の測定点であり、図16における右側の表に記載した数値が、各測定点での鉛直方向における変位量(単位μm)である。なお、図16に示す下部チャック101は、6本のボルト103によって支持台102と固定されている。
この結果からわかるように、ボルト103に対応する位置では熱膨張による変位量が相対的に小さく、ボルト103と他のボルト103との間の位置では、ボルト103に対応する位置と比較して、最大で30μm程度変位量が大きくなっている。ボルト103に対応する位置において熱膨張による変位量が小さくなるのは、熱膨張による下部チャック101の伸びが、ボルト103によって拘束されるためである。そのため、前記した下部チャック101上面の外周縁部が波打った状態に変形したものと考えられる。その結果、ボルト103に対応する位置における、上部チャックと下部チャックとの密着による気密性が損なわれ、当該位置近傍で、ウェハにボイドが発生しやすくなっていたと推察される。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、接着剤を用いて2つの薄板状の部材を貼り合わせる際に、これら部材間にボイドが発生することを防止することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、接着剤を用いて2つの薄板部材を貼り合わせる貼り合わせ装置であって、上面に第1の薄板部材を載置して保持する第1の保持部と、前記第1の保持部の内部に設けられた加熱機構と、前記第1の保持部の上方に当該第1の保持部と対向して設けられ、下面に第2の薄板部材を保持する第2の保持部と、前記第1の保持部と前記第2の保持部が当接した際に前記第1の保持部と前記第2の保持部で囲まれる空間内を排気する排気機構と、前記第2の保持部の上面側に設けられ、前記第2の保持部を下方に押圧する押圧機構と、前記第1の保持部の外周部の下面を支持する、複数の第1の支持部材を環状に組み合わせて形成された第1の支持台と、前記第1の支持台の下面を支持する、複数の第2の支持部材を環状に組み合わせて形成された第2の支持台と、を有し、前記第2の保持部は、所定の圧力で当該第2の保持部の一箇所が撓むように構成され、前記第2の支持台と前記第1の保持部は、前記各第2の支持部材に対してそれぞれ1つずつ設けられた固定部材により固定され、前記各固定部材は、前記各第1の支持部材に形成された前記固定部材の直径より大きい貫通孔と、前記各第2の支持部材に形成された前記固定部材の直径より大きい貫通孔を挿通していることを特徴としている。
本発明によれば、第1の保持部と第2の支持台とが、当該第2の支持台を構成する複数の第2の支持部材に対して一つずつ設けられた固定部材により固定され、各固定部材は、各第2の支持部材に形成された固定部材の直径より大きい貫通孔を挿通しているので、例えば熱膨張により第1の保持部の体積が変化した場合であっても、各固定部材は第1の保持部の体積変化に追従して移動することができる。これにより、第1の薄板部材と第2の薄板部材の貼り合わせを行う際に第1の保持部上面の外周縁部が、波打ったように変形することを防止でき、それに伴って、第1の薄板部材と第2の薄板部材との間にボイドが発生することを防止できる。
なお、前記貼り合わせ装置は、前記第1の保持部と前記第2の保持部間の空間の気密性を保持するための気密性保持機構を有していてもよい。
前記気密性保持機構は、前記第2の部材の外周下面に沿って設けられ、当該外周下面から下方に突出する突出部と、前記突出部の下面に環状に設けられ、前記第1の保持部、第2の保持部及び前記突出部に囲まれた空間の気密性を保持するシール材と、前記シール材の外側に設けられ、前記突出部の下面に当接して前記第1の部材と前記第2の部材間の鉛直方向の距離を調整可能な高さ調整機構と、を有していてもよい。
前記押圧機構は、少なくとも前記第2の部材を覆うように設けられた鉛直方向に伸縮自在の容器を有し、当該容器内に流体を導入することで前記第2の保持部を押圧してもよい。
本発明によれば、2つの部材を貼り合わせる際に、部材間にボイドが発生することを防止できる。
本実施の形態にかかる貼り合わせ装置の構成の概略を示す縦断面図である。 上部チャックを下降させた様子を示す説明図である。 断熱リング及び支持リングの構成の概略を示す斜視図である。 断熱リング及び支持リング近傍の構成の概略を示す縦断面図である。 支持リング及び台座近傍の構成の概略を示す縦断面図である。 下部チャック近傍の構成の概略を示す平面図である。 高さ調整機構の構成の概略を示す平面図である。 高さ調整機構の構成の概略を示す側面図である。 偏心ロールと回転シャフトとの関係を示した説明図である。 貼り合わせ装置の各機器の動作状態を示すタイムチャートである。 上部チャックの中心部が撓んだ様子を示す説明図である。 上ウェハの全面が下ウェハの全面に当接した様子を示す説明図である。 上ウェハと下ウェハを貼り合わせた様子を示す説明図である。 下部チャック上面周辺部の熱膨張による変位を示す説明図である。 従来の支持台の構成の概略を示す説明図である。 下部チャック上面周辺部の熱膨張による変位を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる貼り合わせ装置1の構成の概略を示す縦断面図である。
貼り合わせ装置1は、第1の薄板部材としての下ウェハWを上面で載置して保持する第1の保持部としての下部チャック10と、第2の薄板部材としての上ウェハWを下面で吸着保持する第2の保持部としての上部チャック11を有している。上部チャック11は、下部チャック10と対向するように、当該下部チャック10の上方に配置されている。したがって、下部チャック10に保持された下ウェハWと、上部チャック11に保持された上ウェハWは対向する。なお、本実施の形態においては、下ウェハWと上ウェハWは、同じ直径を有している。
上部チャック11の上面には、当該上部チャック11を鉛直下方に押圧する押圧機構12が設けられている。押圧機構12の構成の詳細は後述する。下部チャック10の下面には、例えばセラミックスなどの断熱性に優れた材料により円環状に形成された、第1の支持台としての断熱リング13が設けられている。下部チャック10は、この断熱リング13により外周縁部の下面を支持されている。断熱リング13の下面には、第2の支持台としての支持リング14が設けられている。支持リング14の下面は台座15により支持されている。支持リング14及び台座15の材質は、例えばステンレススチールである。
上部チャック11の下面外周縁部には、円環状に下方に突出する突出部16が設けられている。この突出部16は、上部チャック11と一体に形成されていてもよい。突出部16の下面には、円環状の溝16aが形成されている。この溝16aには、同じく円環状のシール材17が配置されている。したがって、上部チャック11を下方に移動させて、突出部16又は突出部16のシール材17と下部チャック10上面の周縁部を密着させると、上部チャック11、突出部16及び下部チャック10とで囲まれた領域に、図2に示すように、下ウェハWと上ウェハWを貼り合わせるための貼り合わせ空間Sが形成される。なお、円環状の溝16aは、その体積がシール材17の体積より大きくなるように形成されている。このため、後述の加圧容器71によって上部チャック11を下部チャック10の方向に向けて押圧した際に、弾性変形したシール材17は溝16aの内部に収容される。
上部チャック11は、当該上部チャック11の上面に所定の圧力がかかると、上面の一部分が下方に凸状に撓むように材質の選定と厚さの設定がなされている。本実施の形態における上部チャック11は、例えばアルミニウムにより構成されており、上部チャック11の厚さは16mmである。これにより、上部チャック11の上面に例えば0.07MPaの圧力がかかると、中心部が下方に凸状に0.2mm撓む。なお、本実施の形態における圧力は、特記なき限りゲージ圧で表記している。即ち、大気圧=0(ゼロ)MPaであり、例えば前記の0.07MPaは、大気圧+0.07MPaを表している。
上部チャック11の内部には、上ウェハWを吸着保持するための吸引管18と、前述した貼り合わせ空間Sの内部を排気するための排気管19が設けられている。吸引管18及び排気管19は、例えば真空ポンプなどの排気装置20、21にそれぞれ接続されている。なお、排気管19の一端は、上部チャック11の下面における上ウェハWが保持されない場所、例えば突出部16の近傍に連通している。本実施の形態における排気機構は、排気管19と排気装置21とで構成されている。
下部チャック10の内部には、図1に示すように下ウェハWを加熱する加熱機構22と、下ウェハWを吸着保持するための吸引管23が設けられている。加熱機構22には、例えばヒータが用いられる。吸引管23は、吸引管18と同様に、真空ポンプなどの排気装置24に接続されている。なお、下部チャック10は例えばアルミニウムにより構成されており、上ウェハWと下ウェハWの貼り合わせの際に押圧機構12により荷重がかけられても変形しないようにその厚さが設定されている。
下部チャック10の下面を支持する断熱リング13は、例えば図3に示すように、略円弧状に形成された第1の支持部材としての断熱部材30を複数組み合わせて略円環状に形成されている。また、断熱リング13の下面を支持する支持リング14は、略円弧状に形成された第2の支持部材としての支持部材31を複数組み合わせて略円環状に形成されている。なお、図3においては、6つの断熱部材30が組み合わされた断熱リング13、及び3つの支持部材31が組み合わされた支持リング14を描図しているが、断熱リング13と支持リング14をそれぞれいくつの断熱部材30と支持部材31とを組み合わせて形成するかは本実施の形態に限定されるものではなく、任意に設定が可能である。
各断熱部材30及び各支持部材31には、図4にも示すように、貫通孔30a、31aがそれぞれ形成されている。この貫通孔30a、31aは、各断熱部材30及び各支持部材31をそれぞれ鉛直方向に貫通している。そして、貫通孔30aと、貫通孔31aとをそれぞれ挿通する固定部材、例えばボルト40を、下部チャック10の下面に形成されたネジ孔10aに螺合することで、下部チャック10と各支持部材31が固定されている。各支持部材31は、図3に示すように、それぞれ1つのボルト40により下部チャック10に固定されている。前記した貫通孔30a、31aの直径はそれぞれボルト40の直径より大きい。このため、各断熱部材30はボルト40により直接固定されておらず、ボルト40の締め付けによって各支持部材31と下部チャック10との間に挟み込まれた状態となっている。
また、図3に示すように、各支持部材31の外側面には、当該支持部材31の直径方向外方に突出したブラケット部41が設けられている。このブラケット部41には、当該ブラケット部41を鉛直方向に貫通する貫通孔41aが形成されている。そして、図5にも示すように、この貫通孔41aを挿通するボルト42を台座15の上面に形成されたネジ孔15aに螺合することで、各支持部材31は台座15に取り付けられている。なお、この貫通孔41aの直径は、ボルト42の直径より大きい。
このように、1つの支持部材31が1つのボルト40により下部チャック10に固定され、且つボルト40は当該ボルト40の直径より大きい貫通孔30a、31aを挿通しているので、例えば熱膨張により下部チャック10の体積が変化した場合であっても、各支持部材31と各断熱部材30は下部チャック10の体積変化に追従して移動することができる。このため、熱膨張により下部チャック10に伸びが生じても、この伸びがボルト40により拘束されることを防止できる。また、支持部材31と台座15も、ボルト42が当該ボルト42の直径より大きい貫通孔41aを挿通しているので、この点からも、下部チャック10に伸びが生じても、ボルト42により当該伸びが拘束されることもない。
なお、本実施の形態では、支持リング14が3つの支持部材31により形成されているので、支持リング14と下部チャック10とは3つのボルト40により固定される。その一方、断熱リング13は6つの断熱部材30により形成されている。この場合、6つの断熱部材30のうちボルト40が挿通するのは3つの断熱部材30のみであるため、貫通孔30aは3つの断熱部材30に形成されていれば足りる。しかしながら、例えば図3に示すように6つの断熱部材30全てに貫通孔30aが形成されていてもよい。
台座15の上面であって、平面視において下部チャック10の外周に沿った位置には、図6に示すように、高さ調整機構50が同心円状に複数個所、例えば3箇所に設けられている。高さ調整機構50は、突出部16の周辺部を支持して上部チャック11の高さを調整することにより、下ウェハWと上ウェハW間の鉛直方向の距離を高精度に調整するものである。
高さ調整機構50は、例えば図7及び図8に示すように、回転シャフト51により固定された、円盤状の偏心ロール52を有している。回転シャフト51は、台座15の上面に設けられたロール支持枠53に支持されている。回転シャフト51の一端部には、当該回転シャフト51を回転させる回転駆動部54が接続されている。回転シャフト51の中心C1は、例えば図9に示すように、偏心ロール52の中心C2から偏心している。したがって、回転シャフト51を回転させると、偏心ロール52の鉛直方向の頂点の高さ、すなわち突出部16との接触点の高さを調整することができる。これにより、上部チャック11の高さ方向の位置を高精度に調整することができる。高さ調整機構50は、例えば図2に示すように、偏心ロール52が突出部16におけるシール材17の外側の位置と当接するように配置されている。なお、本実施の形態においては、突出部16、シール材17及び高さ調整機構50で気密性保持機構が構成されている。また、高さ調整機構50の数は本実施の形態に限定されないが、3箇所以上に設けられていることが好ましい。
押圧機構12は、図1に示すように上ウェハWと下ウェハWを覆うように設けられた、内部が中空な略円柱形状の加圧容器71と、加圧容器71の内部に流体として例えば圧縮空気を供給する流体供給管72と、を有している。加圧容器71は、内部に供給される圧縮空気の圧力により破損せず、且つ鉛直方向に伸縮自在な、例えばステンレススチール製のベローズにより構成されている。加圧容器71の下面は、上部チャック11の上面に当接している。また、加圧容器71の上面は、上部チャック11の上方に設けられた支持板73の下面に取り付けられている。
流体供給管72は、その一端が加圧容器71に接続され、他端が流体供給源74に接続されている。そして、流体供給管72を介して流体供給源74から、例えば圧縮空気を加圧容器71に供給することで、加圧容器71が伸長する。この際、加圧容器71の上面と支持板73の下面とが当接しているので、加圧容器71は下方向にのみ伸長し、加圧容器71の下面に設けられた上部チャック11を下方に押圧することができる。また、加圧容器71の内部は流体により加圧されているので、加圧容器71は上部チャック11の面内を均一に押圧することができる。上部チャック11を押圧する際の荷重の調節は、加圧容器71に供給する圧縮空気の圧力を調整することで行われる。なお、支持板73は、加圧容器71により上部チャック11を押圧する際の反力を受けても変形しないように、材質の選定と厚さの設定がなされている。
支持板73の上面には当該支持板73を昇降させる昇降機構75が設けられている。したがって、昇降機構75により支持板73を昇降させることにより、支持板73ごと加圧容器71、及び上部チャック11を昇降させることができる。これにより下部チャック10の下面の突出部16と上部チャック11の上面との距離を調整することができる。なお、加圧容器71が上ウェハWと下ウェハWを覆うとは、例えば加圧容器71の直径が上ウェハW及び下ウェハWの直径と同じであることをいう。ここでいう加圧容器71の直径は、加圧容器71が上部チャック11と接触する部分の直径を指す。このように、加圧容器71の直径と上ウェハW及び下ウェハWの直径を同じにすることで、加圧容器71により上ウェハWと下ウェハWを押圧した際に、上ウェハW及び下ウェハWの面内に均一に圧力がかかる。
本実施の形態にかかる貼り合わせ装置1は以上のように構成されており、次にこの貼り合わせ装置1で行われる下ウェハWと上ウェハWとの貼り合わせ方法について、図10を用いて説明する。図10は、貼り合わせ装置1の各機器の動作状態を縦軸に、時間の経過(t〜t13)を横軸にそれぞれ表したタイムチャートである。
なお、当該貼り合わせ方法を実施するにあたっては、予め、下ウェハWの上面に接着剤が塗布されている。
また、下ウェハWと上ウェハWとの貼り合わせを行うに先立ち、加熱機構22を所定の温度まで昇温させる。所定の温度としては、接着剤の融点以上の温度、例えば250℃を例示できる。加熱機構22を昇温させると、下部チャック10の体積が熱膨張により増加する。しかしながら、本実施の形態では、既述したように、断熱リング13を構成する各断熱部材30、及び支持リング14を構成する各支持部材31は、各々1つのボルト40によって下部チャック10に固定され、しかもこのボルト40は、当該ボルト40の直径より大きい貫通孔30a、31aを挿通している。したがって、ボルト40及び断熱リング13は下部チャック10の熱膨張による体積変化に追従して移動することが可能となっている。また、支持部材31と台座15を固定するボルト42も、ボルト42の直径より大きい貫通孔41aを挿通している。したがって、下部チャック10は、これらボルト40及びボルト42によって定点に拘束されることはなく、全方位に均等に伸びることができる。したがって、従来技術に見られたような、下部チャック10の上面周縁部が波打ったように変形することを防止できる。
そして、先ず図10に示す時間tにおいて、図1に示すような、下部チャック10と上部チャック11が上下方向に離れた状態で、下部チャック10に下ウェハWを載置して吸着保持させる。それと共に、上ウェハW上部チャック11に吸着保持させる。この際、上ウェハWは上部チャック11により−0.09MPaの負圧で吸着保持される。
次に、時間tにおいて、高さ調整機構50の偏心ロール52を回転させて、当該偏心ロール52の上端が所定の高さとなるように調整する。なお、この所定の高さとは、上部チャック11の突出部16の下面を偏心ロール52の上端に当接させた場合に、シール材17が下部チャック10に接触し、且つ上部チャック11の上面に所定の圧力をかけることにより当該上部チャック11に吸着保持される上ウェハWの中心部が撓んだ際に、上ウェハWの中心部が下ウェハWに接触する高さである。なお、図10においてはこの高さを「上昇位置」として表記している。また、図10に表記する「下降位置」は、突出部16の下面と下部チャック10の上面とを当接させても偏心ロール52が突出部16の下面と当接しない高さを意味している。
次いで、時間tにおいて、昇降機構75を作動させて上部チャック11を下降させ、図2に示すように、突出部16の下面を高さ調整機構50の偏心ロール52の上端に当接させる。この段階で、突出部16のシール材17が下部チャック10上面の周辺部と密着し、下部チャック10と上部チャック11との間に、密閉された貼り合わせ空間Sが形成される。
その後、時間tにおいて、加圧容器71の内部に対して、圧力0.07MPaの圧縮空気の供給を開始し、上部チャック11の上面を押圧機構12により0.07MPaの圧力で押圧する。そうすると、図11に示すように上部チャック11の中心部が下方に凸に撓み、それに伴って上部チャック11に吸着保持された上ウェハWの中心部も下方に凸に撓む。これにより下ウェハWと上ウェハWの中央部が当接する。この間、貼り合わせ空間S内の圧力は未だ大気圧なので、上ウェハWは上部チャック11に吸着保持された状態を保っている。
次いで、時間tにおいて、排気管19を通じて貼り合わせ空間S内の排気を開始する。そして、貼り合わせ空間S内の圧力が−0.09MPa以下になると(時間t)、上部チャック11が上ウェハWを吸着保持することができなくなる。このため、上部チャック11に吸着されることにより上部チャック11に沿って撓んでいた上ウェハWが平らな状態に戻り始める。そして、それに伴って、上ウェハWは、下ウェハWに当接した中心部から径方向外側に向かって順次当接していき、やがて、図12に示すように、上ウェハWの全面が下ウェハWの全面に当接する。これにより、上ウェハWと下ウェハWは接着剤により接着される。
その後、時間tにおいて、図13に示すように高さ調整機構50により偏心ロール52の高さを下降位置に調整し、上ウェハWの全面に上部チャック11の下面を接触させる。このとき、シール材17は、弾性変形して突出部16の溝16aに収容され、突出部16の下面全てが下部チャック10の上面に密着する。
そして、時間tにおいて、加圧容器71に供給する圧縮空気の圧力を上げ始め、上部チャック11を所定の圧力、例えば0.75MPaで所定の時間、下方に押圧する。これにより、上ウェハWと下ウェハWがより強固に接着され、上ウェハWと下ウェハWとが貼り合わせられる。
このようにして、上ウェハWと下ウェハWとの貼り合わせが完了すると、時間tにおいて圧縮空気の供給が停止され、加圧容器71内の圧力が大気圧に戻される。次に時間t10において、排気管19による排気が停止され、貼り合わせ空間Sが大気圧に戻される。また、吸引管18による上ウェハWの吸引も停止される
その後、時間t11において、昇降機構75によって支持板73を上昇させ、下部チャック10と上部チャック11が分離される。次いで時間t12において、下ウェハWの吸着保持を停止する。その後、貼り合わせられた状態の上ウェハWと下ウェハWが貼り合わせ装置1から搬出される。
以上のように、本実施の形態によれば、貼り合わせ当初は、貼り合わせ空間S内は大気圧の状態であり、上ウェハWの中心部と下ウェハWの中心部とは、加圧容器71による押圧によって当接する。そして、上ウェハWの中心部と下ウェハWの中心部とが当接した後は、貼り合わせ空間S内が排気されて減圧状態になっていき、それに伴って中心部から径方向外側へと次第に当接部分が広がっていき、遂には上ウェハWの全面が下ウェハWの全面に当接する。したがって、上ウェハWと下ウェハWとの間にボイドが発生することを防止できる。
また、下部チャック10と支持リング14とが、当該支持リング14を構成する各支持部材30に対して1つずつ設けられたボルト40により固定され、且つボルト40は当該ボルト40の直径より大きい貫通孔30a、31aを挿通しているので、熱膨張により当該下部チャック10の体積が変化した場合であっても、各ボルト40は下部チャック10の体積変化に追従して移動することができる。このため、熱膨張により下部チャック10に伸びが生じても、この伸びがボルト40により拘束されることを防止できる。したがって、上ウェハWと下ウェハWの貼り合わせを行う際に下部チャック10上面の外周縁部が熱膨張によって波打つことが防止でき、既述したような、下部チャック10の外周縁部が波打った形状に変形することによるボイドの発生を防止することができる。
また、下部チャック10と支持リング14との間に、断熱性に優れるセラミックスなどにより構成された断熱リング13を配置しているので、下部チャック10から外部に伝達する熱を最小限に抑えることができる。
なお、本発明者らは、本実施の形態にかかる断熱リング13と支持リング14を用いて、下部チャック10をボルト40により固定した場合の、下部チャック10の上面における熱膨張による変位量を、数値解析を用いたシミュレーションにより算出した。このシミュレーションには、例えば汎用の熱構造解析用ソフトを用いることができる。このときの下部チャック10の加熱温度は250℃とした。その結果を図14に示す。図14における左側の図に示すY1〜Y7は変位量の測定点であり、図14における右側に示した表に記載の各数値は、Y1〜Y7における下部チャック10の上面の変位量(単位μm)である。図14に示すように、熱膨張による下部チャック10の変位量は、ボルト40により固定されている箇所(Y3、Y5、Y7)とそれ以外の箇所(Y1、Y2、Y4、Y6)との間で、その差が2μm程度に抑えられることが確認された。
ところで、断熱リング13を、例えば一体形の円環状のセラミックスで形成した場合、当該一体形の断熱リング13は、熱膨張により下部チャック10に生じる体積変化に追従して自由に移動することができない。その結果、当該断熱リング13に割れが生じて破損する恐れがある。セラミックスは脆く割れやすいためである。この点、本実施の形態にかかる断熱リング13は、複数の断熱部材30に分割して構成され、且つ下部チャック10と支持リング14とにより挟み込まれているだけである。したがって、下部チャック10が熱膨張してその体積が変化した場合であっても、断熱リング13を構成する各断熱部材30は、下部チャック10の体積変化に追従して移動することができる。したがって、本実施の形態にかかる断熱リング13は、下部チャック10に熱膨張が生じても割れたり、破損したりすることはない。
ところで、従来の貼り合わせ方法においては、先ず貼り合わせ空間S内を排気し、当該貼り合わせ空間S内外の圧力差を用いて上部チャック11を下方に凸状に撓ませているが、本実施の形態においては、貼り合わせ空間S内を排気するに先立って、当該貼り合わせ空間S内が大気圧状態のときに先ず押圧機構12により上部チャック11を押圧して上部チャック11を撓ませている。
本実施の形態にかかる貼り合わせ装置1においては、貼り合わせ空間S内が排気されると、貼り合わせ空間S内の圧力と貼り合わせ空間Sの外部の圧力との差により、下部チャック10を上方に押し上げる力が作用する。そして、下部チャック10を上方に押し上げる力が作用すると、この上向きの力により下部チャック10が上方に浮き上がってしまうおそれがある。この浮き上がりの原因は、下部チャック10を上方に押し上げる力によりボルト40を介して支持部材31が上方に引っ張られ、それにより当該支持部材31と台座15とを固定するボルト42を支点にして、支持部材31が上方に撓むためである。そうすると、上ウェハWと下ウェハWの全面が同時に当接してしまい、上ウェハWと下ウェハWとの間にボイドが発生してしまうおそれがある。この点、本実施の形態においては、前述したように貼り合わせ空間S内が大気圧の状態において、換言すれば排気を開始する時間tより前に、押圧機構12の加圧容器71によって上部チャック11を押圧し、その状態を維持する。したがって、時間tにおいて貼り合わせ空間S内の排気を開始しても、下部チャック10が浮き上がることがない。したがって、かかる点からも、上ウェハWと下ウェハWとの間にボイドが発生することを防止できる。
以上の実施の形態における上部チャック11は、所定の圧力で上面の中心部が撓むように構成されていたが、上部チャック11上面は必ずしも中心部が撓む必要はなく、他の箇所、例えば上部チャック11の中心部から所定の距離離れた箇所が撓むようにしてもよい。上部チャック11上面の一箇所が撓むようにすれば、上部チャック11に保持された上ウェハWは、貼り合わせ空間Sを排気することにより、その撓んだ部分から径方向外側に向かって順次下ウェハWに当接する。したがって、かかる場合においても、上ウェハWと下ウェハWとの間にボイドが発生することを防止できる。
なお、以上の実施の形態においては、下部チャック10にのみ加熱機構22を設けていたが、上部チャック11の内部にも加熱機構を設けて上ウェハWも加熱するようにしてもよい。
以上の実施の形態では、貼り合わせ装置を用いて下ウェハと上ウェハを貼り合せていたが、本実施の形態の貼り合わせ装置は、ウェハとガラス基板を貼り合わせる場合にも用いることができる。また、半導体デバイスを複数積層する際に、ウェハとウェハを貼り合せる場合やチップとチップを貼り合わせる場合にも、貼り合わせ装置を用いることができる。さらに、貼り合わせる部材が、ウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の部材である場合にも、本発明の貼り合わせ装置を用いることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、薄板状の2つの部材を貼り合わせる際に有用である。
1 貼り合わせ装置
10 下部チャック
11 上部チャック
12 押圧機構
13 断熱リング
14 支持リング
15 台座
16 突出部
16a 溝
17 シール材
18 吸引管
19 排気管
20 排気装置
21 排気装置
22 加熱機構
23 吸引管
24 排気装置
30 断熱部材
31 支持部材
40 ボルト
41 ブラケット部
42 ボルト
50 高さ調整機構
51 回転シャフト
52 偏心ロール
53 ロール支持枠
54 回転駆動部
55 モータ
56 回転駆動部
71 加圧容器
72 流体供給管
73 支持板
74 流体供給源
75 昇降機構
G ガラス基板
S 貼り合わせ空間
W ウェハ

Claims (4)

  1. 接着剤を用いて2つの薄板部材を貼り合わせる貼り合わせ装置であって、
    上面に第1の薄板部材を載置して保持する第1の保持部と、
    前記第1の保持部の内部に設けられた加熱機構と、
    前記第1の保持部の上方に当該第1の保持部と対向して設けられ、下面に第2の薄板部材を保持する第2の保持部と、
    前記第1の保持部と前記第2の保持部が当接した際に前記第1の保持部と前記第2の保持部で囲まれる空間内を排気する排気機構と、
    前記第2の保持部の上面側に設けられ、前記第2の保持部を下方に押圧する押圧機構と、
    前記第1の保持部の外周部の下面を支持する、複数の第1の支持部材を環状に組み合わせて形成された第1の支持台と、
    前記第1の支持台の下面を支持する、複数の第2の支持部材を環状に組み合わせて形成された第2の支持台と、を有し、
    前記第2の保持部は、所定の圧力で当該第2の保持部の一箇所が撓むように構成され、
    前記第2の支持台と前記第1の保持部は、前記各第2の支持部材に対してそれぞれ1つずつ設けられた固定部材により固定され、
    前記各固定部材は、前記各第1の支持部材に形成された前記固定部材の直径より大きい貫通孔と、前記各第2の支持部材に形成された前記固定部材の直径より大きい貫通孔を挿通していることを特徴とする、貼り合わせ装置。
  2. 前記第1の保持部と前記第2の保持部間の空間の気密性を保持するための気密性保持機構を有することを特徴とする、請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  3. 前記気密性保持機構は、
    前記第2の部材の外周下面に沿って設けられ、当該外周下面から下方に突出する突出部と、
    前記突出部の下面に環状に設けられ、前記第1の保持部、第2の保持部及び前記突出部に囲まれた空間の気密性を保持するシール材と、
    前記シール材の外側に設けられ、前記突出部の下面に当接して前記第1の部材と前記第2の部材間の鉛直方向の距離を調整可能な高さ調整機構と、を有することを特徴とする、請求項2に記載の貼り合わせ装置。
  4. 前記押圧機構は、少なくとも前記第2の部材を覆うように設けられた鉛直方向に伸縮自在の容器を有し、当該容器内に流体を導入することで前記第2の保持部を押圧することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の貼り合わせ装置。
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