WO2021039427A1 - 押圧装置、基板処理システム、及び基板処理方法 - Google Patents

押圧装置、基板処理システム、及び基板処理方法 Download PDF

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Abstract

第1基板と前記第1基板に接合された第2基板とを含む重合基板の2つの主面を押圧する押圧装置であって、前記重合基板を保持する保持部と、前記保持部に対して対向配置される可動部と、前記可動部を移動させ、前記可動部で前記重合基板を前記保持部に押す加圧機構と、を有し、前記可動部は、前記重合基板の主面の全体を押す押圧面を含み、前記保持部は、前記重合基板の主面の全体を保持する保持面を含む、押圧装置。

Description

押圧装置、基板処理システム、及び基板処理方法
 本開示は、押圧装置、基板処理システム、及び基板処理方法に関する。
 特許文献1に記載の製造システムは、自発接合部と、変形接合部とを備える。自発接合部は、第1基板の中央部と第2基板の中央部とを自発的に接合させる。活性化されたダンブリングボンド同士が、分子レベルの水を介して接合する。変形接合部は、第2基板の周縁部を第1基板の周縁部に向けて変形させ、第1基板の周縁部と第2基板の周縁部とを接合させる。変形接合部はローラ形状の加圧子を有し、加圧子は、第2基板の周縁部一周を押圧する。
日本国特開2013-149725号公報
 本開示の一態様は、接合後に第1基板と第2基板との密着性を向上できる、技術を提供する。
 本開示の一態様の押圧装置は、
 第1基板と前記第1基板に接合された第2基板とを含む重合基板の2つの主面を押圧する押圧装置であって、
 前記重合基板を保持する保持部と、
 前記保持部に対して対向配置される可動部と、
 前記可動部を移動させ、前記可動部で前記重合基板を前記保持部に押す加圧機構と、
を有し、
 前記可動部は、前記重合基板の主面の全体を押す押圧面を含み、
 前記保持部は、前記重合基板の主面の全体を保持する保持面を含む。
 本開示の一態様によれば、接合後に第1基板と第2基板との密着性を向上できる。
図1は、一実施形態に係る基板処理システムを示す平面図である。 図2は、一実施形態に係る基板処理システムを示す正面図である。 図3は、一実施形態に係る重合基板を第1基板と第2基板とに分離して示す側面図である。 図4は、一実施形態に係る基板処理方法を示すフローチャートである。 図5Aは、接合装置の動作の一例を示す断面図である。 図5Bは、図5Aに続き、接合装置の動作の一例を示す断面図である。 図5Cは、図5Bに続き、接合装置の動作の一例を示す断面図である。 図6Aは、第1押圧装置の動作の一例を示す断面図である。 図6Bは、図6Aに続き、第1押圧装置の動作の一例を示す断面図である。 図7Aは、第2押圧装置の動作の一例を示す断面図である。 図7Bは、図7Aに続き、第2押圧装置の動作の一例を示す断面図である。 図8Aは、図7に示す第2押圧装置で加圧する前の、重合基板の一例を示す断面図である。 図8Bは、図7に示す第2押圧装置で加圧した後の、重合基板の一例を示す断面図である。 図9Aは、第2押圧装置の第1変形例を示す断面図である。 図9Bは、第2押圧装置の第2変形例を示す断面図である。 図9Cは、第2押圧装置の第3変形例を示す断面図である。 図10Aは、第2押圧装置の第4変形例を示す断面図である。 図10Bは、第2押圧装置の第5変形例を示す断面図である。 図10Cは、第2押圧装置の第6変形例を示す断面図である。 図10Dは、第2押圧装置の第7変形例を示す断面図である。 図11Aは、第1押圧装置の第1変形例を示す断面図である。 図11Bは、第1押圧装置の第2変形例を示す断面図である。 図11Cは、第1押圧装置の第3変形例を示す断面図である。 図12は、第2押圧装置で押圧される重合基板の圧力分布の一例を示す平面図である。
 以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。本明細書において、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は互いに垂直な方向である。X軸方向及びY軸方向は水平方向、Z軸方向は鉛直方向である。
 図1に示す基板処理システム1は、図3に示す第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aとを向い合せ、第1基板W1と第2基板W2とを接合し、重合基板Tを得る。重合基板Tは、互いに反対向きの2つの主面を有する。重合基板Tの1つの主面は、第1基板W1の非接合面W1bである。重合基板Tの残り1つの主面は、第2基板W2の非接合面W2bである。
 第1基板W1は、例えばシリコンウェハや化合物半導体ウェハなどの半導体基板と、半導体基板の表面に形成された第1デバイス層とを含む。第1デバイス層は、第1基板W1の接合面W1aに形成される。第1デバイス層は、半導体素子、回路、又は端子などを含む。また、第1デバイス層は、接合層である第1酸化シリコン層を含む。第1デバイス層は、第1酸化シリコン層の内部に、第1導電層を更に含んでもよい。第1導電層は、第1デバイス層と後述の第2デバイス層とを電気的に接続する。
 第2基板W2は、第1基板W1と同様に、半導体基板を含む。第2基板W2は、第1基板W1と同様に、更に第2デバイス層を含んでもよい。第2デバイス層は、第2基板W2の接合面W2aに形成される。第2デバイス層は、半導体素子、回路、又は端子などを含む。また、第2デバイス層は、接合層である第2酸化シリコン層を含む。第2デバイス層は、第2酸化シリコン層の内部に、第2導電層を更に含んでもよい。第2導電層は、第2デバイスD2と第1デバイスD1とを電気的に接続する。
 第1酸化シリコン層と第2酸化シリコン層とは、後述するように親水基同士の脱水縮合反応等によって接合される。また、第1導電層と第2導電層とは、同じ材質で形成され、熱拡散等で接合される。なお、接合の方法は特に限定されない。例えば接合層として、樹脂製の接着剤が用いられてもよい。
 図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3と、制御装置9とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは、この順番で、X軸方向負側からX軸方向正側に並ぶ。
 搬入出ステーション2は載置台21を備え、載置台21は複数の載置板22を備える。複数の載置板22には、複数のカセットC1、C2、C3、C4が載置される。例えば、カセットC1は第1基板W1を収容し、カセットC2は第2基板W2を収容し、カセットC3は重合基板Tのうちの良品を収容し、カセットC4は重合基板Tのうちの不良品を収容する。なお、載置板22の数は特に限定されない。同様に、カセットC1~C4の数も特に限定されない。
 搬入出ステーション2は第1搬送領域23を備え、第1搬送領域23は載置台21に隣接しており載置台21のX軸方向正側に配置される。第1搬送領域23には、第1搬送装置24が設けられる。第1搬送装置24は搬送アームを有し、搬送アームは水平方向(X軸方向及びY軸方向)及び鉛直方向に移動し、鉛直軸を中心に旋回する。搬送アームは、複数のカセットC1~C4と、後述の第3処理ブロックG3との間で、第1基板W1、第2基板W2、及び重合基板Tを搬送する。搬送アームの数は、1つでも複数でもよい。
 処理ステーション3は、例えば第1処理ブロックG1と、第2処理ブロックG2と、第3処理ブロックG3と、第2搬送領域31とを備える。第2搬送領域31は、第1処理ブロックG1と第2処理ブロックG2と第3処理ブロックG3とに隣接しており、第1処理ブロックG1のY軸方向負側、第2処理ブロックG2のY軸方向正側、第3処理ブロックG3のX軸方向正側に配置される。
 第2搬送領域31には、第2搬送装置32が配置される。第2搬送装置32は搬送アームを有し、搬送アームは水平方向(X軸方向及びY軸方向)及び鉛直方向に移動し、鉛直軸を中心に旋回する。搬送アームは、第1処理ブロックG1と、第2処理ブロックG2と、第3処理ブロックG3との間で、第1基板W1、第2基板W2、及び重合基板Tを搬送する。搬送アームの数は、1つでも複数でもよい。
 第1処理ブロックG1には、図2に示すように、表面改質装置33と、表面親水化装置34と、第2押圧装置35とが配置される。なお、図2において、第1処理ブロックG1の装置を図示すべく、図1に示す第2処理ブロックG2の装置の図示を省略する。第1処理ブロックG1の装置の種類及び配置は、図2に示すものには限定されない。
 表面改質装置33は、第1基板W1の接合面W1aを改質する。例えば、表面改質装置33は、接合面W1aのSiOの結合を切断し、Siの未結合手を形成し、接合面W1aの親水化を可能にする。表面改質装置33では、例えば減圧雰囲気下において処理ガスである酸素ガスが励起されてプラズマ化され、イオン化される。酸素イオンが接合面W1aに照射され、接合面W1aが改質される。処理ガスは、酸素ガスには限定されず、例えば窒素ガスなどでもよい。表面改質装置33は、第1基板W1の接合面W1aと同様に、第2基板W2の接合面W2aも改質する。表面改質装置33の数は複数でもよく、第1基板W1用のものと第2基板W2用のものとが別々に配置されてもよい。
 表面親水化装置34は、第1基板W1の接合面W1aを親水化する。例えば、表面親水化装置34は、スピンチャックで第1基板W1を保持し、スピンチャックと共に回転する第1基板W1の接合面W1aにDIW(脱イオン水)などの純水を供給する。接合面W1aのSiの未結合手にOH基が付き、接合面W1aが親水化される。表面親水化装置34は、第1基板W1の接合面W1aと同様に、第2基板W2の接合面W2aも親水化する。表面親水化装置34の数は複数でもよく、第1基板W1用のものと第2基板W2用のものとが別々に配置されてもよい。
 第2押圧装置35は、接合装置36による第1基板W1と第2基板W2との接合後に、重合基板Tの2つの主面の周縁部同士を局所的に加圧し、接合面W1a、W2aの周縁部同士を押し合わせる。加圧力を周縁部同士に集中でき、周縁部同士の隙間S(図8A参照)を確実に押し潰すことができる。従って、接合後に第1基板W1と第2基板W2との密着性を向上できる。第2押圧装置35の詳細は後述する。
 第2処理ブロックG2には、図1に示すように、接合装置36と第1押圧装置37とが配置される。第2処理ブロックG2の装置の種類及び配置は、図1に示すものには限定されない。
 接合装置36は、第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aとを向い合せ、第1基板W1と第2基板W2と接合する。第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aとは改質されているため、ファンデルワールス力(分子間力)が生じ、接合面W1a、W2a同士が接合される。また、第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aとは親水化されているため、OH基などの親水基が脱水縮合反応し、接合面W1a、W2a同士が強固に接合される。接合装置36の詳細は、後述する。
 第1押圧装置37は、接合装置36による第1基板W1と第2基板W2との接合後に、重合基板Tの2つの主面全体を加圧し、接合面W1a、W2aの全体同士を押し合わせる。全体的にボイドを減少させることができる。また、隙間を押し潰すことができる。ボイドは閉鎖された空間であり、隙間は開放された空間である。ボイドを減少させ、隙間を押し潰すので、接合後に第1基板W1と第2基板W2との密着性を向上できる。第1押圧装置37の詳細は後述する。
 第3処理ブロックG3には、図2に示すように、トランジション装置38、39が配置される。トランジション装置38は、第1基板W1および第2基板W2を一時的に保管する。トランジション装置39は、重合基板Tを一時的に保管する。複数のトランジション装置38、39は、鉛直方向に積み重ねられる。なお、第3処理ブロックG3の装置の種類及び配置は、図2に示すものには限定されない。
 制御装置9は、例えばコンピュータであり、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)91と、メモリなどの記憶媒体92とを備える。記憶媒体92には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御装置9は、記憶媒体92に記憶されたプログラムをCPU91に実行させることにより、基板処理システム1の動作を制御する。また、制御装置9は、入力インターフェース93と、出力インターフェース94とを備える。制御装置9は、入力インターフェース93で外部からの信号を受信し、出力インターフェース94で外部に信号を送信する。
 上記プログラムは、例えばコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記憶され、その記憶媒体から制御装置9の記憶媒体92にインストールされる。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、例えば、ハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどが挙げられる。なお、プログラムは、インターネットを介してサーバからダウンロードされ、制御装置9の記憶媒体92にインストールされてもよい。
 次に、図4を参照して、上記基板処理システム1の動作、つまり、基板処理方法について説明する。図4に示す処理は、制御装置9による制御下で実施される。
 先ず、複数枚の第1基板W1を収容したカセットC1、複数枚の第2基板W2を収容したカセットC2、及び空のカセットC3、C4が、搬入出ステーション2の所定の載置板22に載置される。
 次に、第1搬送装置24が、カセットC1内の第1基板W1を取り出し、トランジション装置38に搬送する。続いて、第2搬送装置32が、トランジション装置38から第1基板W1を受け取り、表面改質装置33に搬送する。
 次に、表面改質装置33が、第1基板W1の接合面W1aを改質する(図4のS101)。その後、第2搬送装置32が、第1基板W1を、表面改質装置33から表面親水化装置34に搬送する。
 次に、表面親水化装置34が、第1基板W1の接合面W1aを親水化する(図4のS102)。その後、第2搬送装置32が、第1基板W1を、表面親水化装置34から接合装置36に搬送する。
 次に、接合装置36が、第1基板W1を上下反転し、第1基板W1の接合面W1aを下に向ける(図4のS103)。なお、第1基板W1を上下反転する反転装置は、本実施形態では接合装置36の内部に設けられるが、接合装置36の外部に設けられてもよい。
 次に、第1基板W1と第2基板W2との接合(図4のS106)が行われる前に、後述するように、第2基板W2の表面改質(図4のS104)、及び第2基板W2の表面親水化(図4のS105)が行われる。
 先ず、第1搬送装置24が、カセットC2内の第2基板W2を取り出し、トランジション装置38に搬送する。続いて、第2搬送装置32が、トランジション装置38から第2基板W2を受け取り、表面改質装置33に搬送する。
 次に、表面改質装置33が、第2基板W2の接合面W2aを改質する(図4のS104)。その後、第2搬送装置32が、第2基板W2を、表面改質装置33から表面親水化装置34に搬送する。
 次に、表面親水化装置34が、第2基板W2の接合面W2aを親水化する(図4のS105)。その後、第2搬送装置32が、第2基板W2を、表面親水化装置34から接合装置36に搬送する。
 次に、接合装置36は、第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aとを向い合せて、第1基板W1と第2基板W2とを接合する(図4のS106)。その結果、重合基板Tが得られる。その後、第2搬送装置32が、重合基板Tを、接合装置36から第1押圧装置37に搬送する。
 次に、第1押圧装置37が、重合基板Tの2つの主面全体を加圧し、接合面W1a、W2aを全体的に押し合わせる(図4のS107)。全体的にボイドを減少させることができる。また、隙間を押し潰すことができる。その後、第2搬送装置32が、重合基板Tを、第1押圧装置37から第2押圧装置35に搬送する。
 次に、第2押圧装置35が、重合基板Tの2つの主面の周縁部同士を局所的に加圧し、接合面W1a、W2aの周縁部同士を押し合わせる(図4のS108)。加圧力を周縁部同士に集中でき、周縁部同士の隙間S(図8A参照)を確実に押し潰すことができる。
 次に、第2搬送装置32が、重合基板Tを、第2押圧装置35からトランジション装置39に搬送する。その後、第1搬送装置24が、トランジション装置39から重合基板Tを受け取り、カセットC3に収納する。
 なお、本実施形態では、第1基板W1と第2基板W2との接合前に、第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aとの両方が、改質され、親水化されるが、本開示の技術はこれに限定されない。第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aとの一方のみが、改質され、親水化されてもよい。
 なお、本実施形態では、重合基板Tの全面押圧(図4のS107)の後に、重合基板Tの周縁押圧(図4のS108)が行われるが、その順番は逆でもよい。つまり、重合基板Tの周縁押圧(図4のS108)の後に、重合基板Tの全面押圧(図4のS107)が行われてもよい。
 次に、図5A、図5B及び図5Cを参照して、接合装置36の詳細について説明する。接合装置36は、図5Aに示すように第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aとを向い合せ、第1基板W1と第2基板W2を接合し、重合基板Tを得る。接合装置36は、例えば第1チャック51と、第2チャック52と、押圧機構53とを有する。
 第1チャック51は、第1基板W1の接合面W1aを下に向けて、第1基板W1を上方から水平に保持する。第1チャック51は、例えばピンチャックであって、第1枠部511と、第1ピン部512とを有する。第1枠部511は、円環状に形成され、第1基板W1の非接合面W1bの周縁部を支持する。第1ピン部512は、第1枠部511の内側に分散配置され、第1基板W1の非接合面W1bを支持する。
 第1チャック51は、配管を介して真空ポンプと接続される。制御装置9が真空ポンプを作動させると、第1チャック51が第1基板W1を吸着する。第1チャック51は、第1基板W1の吸着圧力を複数の領域で独立に制御すべく、複数の領域を仕切る第1仕切部513を有する。第1仕切部513は、第1枠部511の内側に、第1枠部511と同心円状に形成される。第1仕切部513の内側と外側とで、真空度を独立に制御でき、吸着およびその解除を独立に制御できる。
 第2チャック52は、第2基板W2の接合面W2aを上に向けて、第2基板W2を下方から水平に保持する。第2チャック52は、例えばピンチャックであって、第2枠部521と、第2ピン部522とを有する。第2枠部521は、円環状に形成され、第2基板W2の非接合面W2bの周縁部を支持する。第2ピン部522は、第2枠部521の内側に分散配置され、第2基板W2の非接合面W2bを支持する。
 第2チャック52は、配管を介して真空ポンプと接続される。制御装置9が真空ポンプを作動させると、第2チャック52が第2基板W2を吸着する。第2チャック52は、第2基板W2の吸着圧力を複数の領域で独立に制御すべく、複数の領域を仕切る第2仕切部523を有する。第2仕切部523は、第2枠部521の内側に、第2枠部521と同心円状に形成される。第2仕切部523の内側と外側とで、真空度を独立に制御でき、吸着圧力を独立に制御できるので、第2基板W2の歪を制御できる。
 押圧機構53は、第1基板W1の中心部を上方から押圧する。押圧機構53は、押圧ピン531と、アクチュエータ532と、昇降機構533とを有する。押圧ピン531は、第1チャック51の中心部を鉛直方向に貫通する貫通穴に配置される。アクチュエータ532は、例えば電空レギュレータから供給される空気により、一定の力で押圧ピン531を下方に押圧する。昇降機構533は、第1チャック51に対して固定され、アクチュエータ532を昇降させる。
 次に、図5A、図5B及び図5Cを再度参照して、接合装置36の動作について説明する。接合装置36は、制御装置9による制御下で下記の動作を行う。
 先ず、接合装置36は、図5Aに示すように、第1チャック51で第1基板W1の径方向全体を吸着すると共に、第2チャック52で第2基板W2の径方向全体を吸着する。第2基板W2の接合面W2aと第1基板W1の接合面W1aとの間隙Gは、所定の距離、例えば50μm~200μmに調整される。
 次に、接合装置36は、図5Bに示すように、第1基板W1の中心部の吸着を解除すると共に、押圧機構53で第1基板W1の中心部を上方から押圧する。これにより、第1基板W1の中心部が第2基板W2の中心部に接触し、接合が開始する。その後、第1基板W1と第2基板W2とを中心部から周縁部に向けて徐々に接合するボンディングウェーブが発生する。
 第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aはそれぞれ改質済みであるので、先ず、接合面W1a、W2a間にファンデルワールス力(分子間力)が生じ、当該接合面W1a、W2a同士が接合される。さらに、第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aはそれぞれ親水化済みであるので、親水基同士が脱水縮合反応し、接合面W1a、W2a同士が強固に接合される。
 次に、接合装置36は、図5Cに示すように、押圧機構53で第1基板W1の中心部を第2基板W2の中心部に押し付けた状態で、第1基板W1の周縁部の吸着を解除する。第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aが全面で当接し、第1基板W1と第2基板W2が接合される。その後、接合装置36は、押圧ピン531を第1チャック51まで上昇させ、第2基板W2の吸着を解除する。
 以上説明したように、接合装置36は、第1基板W1と第2基板W2の周縁部同士を押圧することなく、第1基板W1と第2基板W2の中心部同士を押圧し、第1基板W1と第2基板W2とを接合し、重合基板Tを得る。従って、接合装置36は、第1基板W1と第2基板W2の全体同士を押圧しない。
 次に、図6A及び図6Bを参照して、第1押圧装置37の詳細について説明する。第1押圧装置37は、第1保持部61と、第1可動部62と、第1加圧機構63とを備える。第1保持部61は重合基板Tを保持し、第1可動部62は第1保持部61に対して対向配置され、第1加圧機構63は第1可動部62を移動させ、第1可動部62で重合基板Tを第1保持部61に押す。第1保持部61は重合基板Tを押し返す。
 第1保持部61は、例えば重合基板Tを下方から水平に保持する。第1保持部61は、第1基板W1を上向きに重合基板Tを保持するが、重合基板Tを上下逆さに保持してもよく、第2基板W2を上向きに重合基板Tを保持してもよい。
 第1保持部61は、重合基板Tの主面の全体を保持する第1保持面611を有する。第1保持部61は、例えば静電チャックであり、重合基板Tを静電吸着する。なお、第1保持部61は、真空チャック又はメカニカルチャックであってもよい。
 第1可動部62は、第1保持部61の上方に対向配置され、第1保持部61の上方にて昇降する。第1可動部62は、重合基板Tの主面の全体を押す第1押圧面621を有する。
 第1加圧機構63は、第1可動部62を鉛直下方に移動させ、第1可動部62で重合基板Tを第1保持部61に押す。第1可動部62は重合基板Tの主面の全体を押し、第1保持部61は重合基板Tの主面の全体を押し返すので、接合面W1a、W2aの全体同士を押し合わせることができる。従って、全体的にボイドを減少させることができる。また、隙間を押し潰すことができる。
 第1加圧機構63は、例えば、ベース部631と、圧力容器632と、給気管633と、給気源634とを含む。圧力容器632は、例えば鉛直方向に伸縮自在なステンレス製のベローズである。圧力容器632の下端部は第1可動部62の上面に固定され、圧力容器632の上端部はベース部631の下面に固定される。給気源634が給気管633を介して圧力容器632の内部に気体を供給すると、圧力容器632が伸長し第1可動部62が下降させられ、重合基板Tが加圧される。その加圧力は、圧力容器632に供給する気体の圧力で調節できる。
 第1押圧装置37は加熱機構64、65を有してもよい。加熱機構64は第1保持部61の内部に配置され、第1保持部61を加熱し、重合基板Tを所望の温度に加熱する。同様に、加熱機構65は、第1可動部62の内部に配置され、第1可動部62を加熱し、重合基板Tを所望の温度に加熱する。重合基板Tを加熱すれば、接合面W1a、W2a同士の接合を促進でき、加圧解除時にボイド又は隙間の再形成を抑制できる。また、重合基板Tを厚さ方向両側から加熱するので、重合基板Tの歪の発生を抑制できる。
 第1押圧装置37は処理容器66と、開閉機構67と、減圧機構68とを有する。処理容器66は、内部を密閉可能な容器であり、固定収容部661と可動収容部662とに分割される。固定収容部661は、上部が開放された有底筒状の容器であり、内部に第1保持部61を収容する。一方、可動収容部662は、下部が開放された有底筒状の容器であり、内部の天井でベース部631を保持し、内部に圧力容器632及び第1可動部62を収容する。開閉機構67は、可動収容部662を昇降させ、処理容器66の内部を開閉する。減圧機構68は、処理容器66の内部を減圧する。減圧機構68は、例えば、処理容器66の内部の気体を排出する排気管681と、排気管681に接続された真空ポンプなどの排気源682とを備える。
 次に、図6A及び図6Bを再度参照して、第1押圧装置37の動作について説明する。第1押圧装置37は、制御装置9による制御下で下記の動作を行う。
 先ず、第1保持部61が第2搬送装置32から重合基板Tを受け取り、図6Aに示すように重合基板Tを保持する。第1保持部61は、予め加熱機構64によって加熱される。その後、第2搬送装置32が第1押圧装置37から退出する。
 次に、開閉機構67が可動収容部662を下降させ、処理容器66の内部を密閉する。その後、減圧機構68が処理容器66の内部の気体を排出し、処理容器66の内部を減圧する。
 次に、第1加圧機構63が第1可動部62を下降させる。第1可動部62は、予め加熱機構65によって加熱される。第1加圧機構63は、第1可動部62を下降させ、第1可動部62で重合基板Tを第1保持部61に押す。第1保持部61は、重合基板Tを押し返す。重合基板Tの加圧力は、圧力容器632に供給する気体の圧力で調節できる。
 次に、第1加圧機構63が第1可動部62を上昇させる。その後、開閉機構67が可動収容部662を上昇させ、処理容器66の内部を開放する。最後に、第2搬送装置32が第1保持部61から重合基板Tを受け取り、第1押圧装置37から退出する。
 次に、図7A及び図7Bを参照して、第2押圧装置35の詳細について説明する。第2押圧装置35は、第2保持部71と、第2可動部72と、第2加圧機構73とを備える。第2保持部71は重合基板Tを保持し、第2可動部72は第2保持部71に対して対向配置され、第2加圧機構73は第2可動部72を移動させ、第2可動部72で重合基板Tを第2保持部71に押す。第2保持部71は重合基板Tを押し返す。
 第2保持部71は、例えば重合基板Tを下方から水平に保持する。第2保持部71は、第1基板W1を上向きに重合基板Tを保持するが、重合基板Tを上下逆さに保持してもよく、第2基板W2を上向きに重合基板Tを保持してもよい。
 第2保持部71は、重合基板Tの主面の全体を保持する第2保持面711を有する。第2保持部71は、例えば静電チャックであり、重合基板Tを静電吸着する。なお、第2保持部71は、真空チャック又はメカニカルチャックであってもよい。
 第2可動部72は、第2保持部71の上方に対向配置され、第2保持部71の上方にて昇降する。第2可動部72は、重合基板Tの主面の周縁部を局所的に押す第2押圧面721を有する。第2押圧面721は、リング状に形成され、重合基板Tの主面の周縁部を周方向全体に亘って押圧する。
 第2可動部72は、例えば、ベース部722と、ベース部722の水平な下面から下方に突出する凸部723とを含む。凸部723の先端面が第2押圧面721である。第2押圧面721は、重合基板Tの主面に対して平行であり、水平である。ベース部722及び凸部723の材質は、例えば金属又はセラミックスである。凸部723の径方向内側に凹部724が形成される。凹部724は、重合基板Tの主面を押さない。
 第2加圧機構73は、第2可動部72を鉛直下方に移動させ、第2可動部72で重合基板Tを第2保持部71に押す。第2可動部72が重合基板Tの主面の周縁部を局所的に押すので、第2保持部71が重合基板Tの主面の周縁部を局所的に押し返す。従って、接合面W1a、W2aの周縁部同士を押し合わせることができる。従って、第2加圧機構73の加圧力を周縁部同士に集中でき、図8Aに示すように接合時に生じた隙間Sを、図8Bに示すように押し潰すことができる。
 なお、本実施形態では第2保持部71が重合基板Tの主面の全体を保持し、第2可動部72が重合基板Tの主面の周縁部を局所的に押すが、本開示の技術はこれに限定されない第2保持部71が重合基板Tの主面の周縁部を局所的に保持し、第2可動部72が重合基板Tの主面の全体を押してもよい。また、第2保持部71が重合基板Tの主面の周縁部を局所的に保持し、第2可動部72が重合基板Tの主面の周縁部を局所的に押してもよい。いずれにしろ、第2押圧面721及び第2保持面711が重合基板Tの主面の周縁部を押すので、第2加圧機構73の加圧力を周縁部同士に集中でき、図8Aに示す接合時に生じた隙間Sを、図8Bに示すように押し潰すことができる。
 第2加圧機構73は、例えば、ベース部731と、圧力容器732と、給気管733と、給気源734とを含む。第2加圧機構73は、第1加圧機構63と同様に構成されるので、説明を省略する。
 第2押圧装置35は加熱機構74、75を有してもよい。加熱機構74は第2保持部71の内部に配置され、第2保持部71を加熱し、重合基板Tを所望の温度に加熱する。同様に、加熱機構75は、第2可動部72の内部に配置され、第2可動部72を加熱し、重合基板Tを所望の温度に加熱する。重合基板Tを加熱すれば、接合面W1a、W2a同士の接合を促進でき、加圧解除時に隙間Sの再形成を抑制できる。また、重合基板Tを厚さ方向両側から加熱するので、重合基板Tの歪の発生を抑制できる。
 第2押圧装置35は処理容器76と、開閉機構77と、減圧機構78とを有する。処理容器76は、内部を密閉可能な容器であり、固定収容部761と可動収容部762とに分割される。固定収容部761は、上部が開放された有底筒状の容器であり、内部に第2保持部71を収容する。一方、可動収容部762は、下部が開放された有底筒状の容器であり、内部の天井でベース部731を保持し、内部に圧力容器732及び第2可動部72を収容する。開閉機構77は、可動収容部762を昇降させ、処理容器76の内部を開閉する。減圧機構78は、処理容器76の内部を減圧する。減圧機構78は、例えば、処理容器76の内部の気体を排出する排気管781と、排気管781に接続された真空ポンプなどの排気源782とを備える。
 次に、図7A及び図7Bを再度参照して、第2押圧装置35の動作について説明する。第2押圧装置35は、制御装置9による制御下で下記の動作を行う。
 先ず、第2保持部71が第2搬送装置32から重合基板Tを受け取り、図7Aに示すように重合基板Tを保持する。第2保持部71は、予め加熱機構74によって加熱される。その後、第2搬送装置32が第2押圧装置35から退出する。
 次に、開閉機構77が可動収容部762を下降させ、処理容器76の内部を密閉する。その後、減圧機構78が処理容器76の内部の気体を排出し、処理容器76の内部を減圧する。
 次に、第2加圧機構73が第2可動部72を下降させる。第2可動部72は、予め加熱機構75によって加熱される。第2加圧機構73は、第2可動部72を下降させ、第2可動部72で重合基板Tを第2保持部71に押す。第2保持部71は、重合基板Tを押し返す。重合基板Tの加圧力は、圧力容器732に供給する気体の圧力で調節できる。
 次に、第2加圧機構73が第2可動部72を上昇させる。その後、開閉機構77が可動収容部762を上昇させ、処理容器76の内部を開放する。最後に、第2搬送装置32が第2保持部71から重合基板Tを受け取り、第2押圧装置35から退出する。
 なお、図7A及び図7Bでは第2押圧面721が、重合基板Tの主面に対して平行であるが、傾斜してもよい。
 例えば、図9Aに示す第2押圧面721は、重合基板Tの径方向内側から径方向外側に向けて順次、重合基板Tの主面を押すようなテーパー面である。第2押圧面721のテーパー面は、径方向内側から径方向外側に向うほど、上方に傾斜する。傾斜の勾配は、一定であるが、変化してもよい。第2押圧面721は上記の通り、重合基板Tの径方向内側から径方向外側に向けて順次、重合基板Tの主面を押すので、くさび状の隙間Sが径方向内側から径方向外側に向けてこの順番で閉じる。隙間Sの開放端が最後に閉じるので、ボイドの発生を抑制できる。
 なお、第2押圧面721に代えて、又は第2押圧面721に加えて、第2保持面711が、重合基板Tの径方向内側から径方向外側に向けて順次、重合基板Tの主面を押すようなテーパー面であってもよい。第2保持面711のテーパー面は、第2押圧面721のテーパー面とは異なり、径方向内側から径方向外側に向うほど、下方に傾斜する。この場合も、隙間Sの開放端が最後に閉じるので、ボイドの発生を抑制できる。
 また、図9Bに示す第2押圧面721は、重合基板Tの径方向外側から径方向内側に向けて順次、重合基板Tの主面を押すようなテーパー面である。第2押圧面721としてのテーパー面は、径方向外側から径方向内側に向うほど、上方に傾斜する。傾斜の勾配は、一定であるが、変化してもよい。第2押圧面721は上記の通り、重合基板Tの径方向外側から径方向内側に向けて順次、重合基板Tの主面を押すので、重合基板Tの径方向外側ほど強い加圧力が作用する。隙間Sの幅広の部分に強い加圧力が作用するので、隙間Sが閉じやすい。
 なお、第2押圧面721に代えて、又は第2押圧面721に加えて、第2保持面711が、重合基板Tの径方向外側から径方向内側に向けて順次、重合基板Tの主面を押すようなテーパー面であってもよい。第2保持面711のテーパー面は、第2押圧面721のテーパー面とは異なり、径方向外側から径方向内側に向うほど、下方に傾斜する。この場合も、隙間Sの幅広の部分に強い加圧力が作用するので、隙間Sが閉じやすい。
 ところで、図7A及び図7Bではベース部722及び凸部723の材質が金属又はセラミックスであるが、凸部723の材質は特に限定されない。例えば、図9Cに示す凸部723の材質は樹脂又はゴムである。凸部723の材質が樹脂又はゴムであれば、重合基板Tの主面に沿って凸部723を変形できる。凸部723は、例えばO-リングであって、ベース部722に取り付けられる。
 次に、第2押圧装置35の別の変形例について、図10A、図10B、図10C及び図10Dを参照して説明する。
 図10Aに示す第2押圧装置35は、てこ機構79を有する。てこ機構79は、棒791と、棒791の途中に設けられる回転軸792と、棒791の一端に設けられるアクチュエータ793とを含む。回転軸792は、凸部723に取り付けられる。アクチュエータ793は、回転軸792を中心に、棒791を回転させ、棒791の他端で重合基板Tの周縁部を押す。てこ機構79は、アクチュエータ793の力を増幅し、重合基板Tに伝達できる。てこ機構79の数は、1つでもよいが、図10Aでは複数である。複数のてこ機構79は、重合基板Tの周方向に間隔をおいて設けられる。重合基板Tを回転させれば、重合基板Tの複数箇所を1つのてこ機構79で押すことも可能である。
 図10Bに示す第2押圧装置35は、一対の加圧ユニット80を有する。一対の加圧ユニット80は、重合基板Tの厚み方向両側に設けられ、例えば重合基板Tの上下両側に設けられる。加圧ユニット80は、ローラ801と、ローラ801を回転自在に保持するローラホルダ802と、ローラ801を重合基板Tの周縁部に押し付けるアクチュエータ803とを含む。一対の加圧ユニット80が重合基板Tの周縁部を加圧した状態で、スピンチャック81が重合基板Tを回転させる。その結果、重合基板Tの周縁部を周方向全体に亘って加圧できる。なお、第2押圧装置35は、一対の加圧ユニット80を、重合基板Tの周方向に間隔をおいて複数有してもよい。また、第2押圧装置35は、ローラ801を加熱するヒータを更に有してもよい。ヒータは、ローラ801の外部に設けられてもよいし、ローラ801の内部に設けられてもよい。
 図10Cに示す第2押圧装置35は、締付ユニット82を有する。締付ユニット82は、V形溝Dが形成される締付具821と、締付具821を重合基板Tの周縁部に押し当てるアクチュエータ822とを含む。V形溝Dは、重合基板Tの径方向内側から径方向外側に向うほど、重合基板Tの厚さ方向に狭くなる一対の壁面Da、Dbを有する。アクチュエータ822は、一対の壁面Da、Dbを重合基板Tの周縁部に押し当て、第1基板W1と第2基板の周縁部同士を押し合わせる。第2押圧装置35は、締付ユニット82を、重合基板Tの周方向に間隔をおいて複数有する。なお、第2押圧装置35は、締付具821を加熱するヒータを更に有してもよい。ヒータは、締付具821の外部に設けられてもよいし、締付具821の内部に設けられてもよい。
 図10Dに示す第2押圧装置35は、締付ユニット82を1つのみ有する。スピンチャック83が重合基板Tを回転させながら、締付ユニット82が重合基板Tの周縁部を周方向全体に亘って加圧する。図10Dに示す第2押圧装置35も、図10Cに示す第2押圧装置35と同様に、締付具821を加熱するヒータを更に有してもよい。
 次に、第1押圧装置37の変形例について、図11A、図11B及び図11Cを参照して説明する。図11A、図11B及び図11Cに示す第1押圧装置37は、第2押圧装置35としても利用できるので、第2押圧装置35は無くてもよい。
 図11Aに示す第1可動部62は補助加圧機構84を有する。補助加圧機構84は、重合基板Tの主面の周縁部を押す。補助加圧機構84は、例えば、押圧ヘッド841と、押圧ヘッド841を重合基板Tの主面の周縁部に押し付けるアクチュエータ842とを含む。押圧ヘッド841は、重合基板Tの主面の周縁部を周方向全体に亘って加圧すべく、リング状に形成されてもよい。アクチュエータ842は、空気圧シリンダなどの流体圧シリンダであるが、モータなどであってもよい。なお、第1可動部62及び第1保持部61の少なくとも1つが、補助加圧機構84の少なくとも一部(図11Aでは押圧ヘッド841とアクチュエータ842)を有すればよい。
 図11Bに示す第1可動部62は補助加圧機構84の一部を有する。補助加圧機構84は、例えば、第1可動部62が有する多孔質部843と、多孔質部843に気圧を供給する気圧供給器844とを含む。気圧供給器844は、第1可動部62の外に設けられる。気圧供給器844は、多孔質部843に気圧を供給し、気圧で重合基板Tの周縁部を加圧する。多孔質部843は、重合基板Tの主面の周縁部を周方向全体に亘って加圧すべく、リング状に形成されてもよい。なお、第1可動部62及び第1保持部61の少なくとも1つが、多孔質部843を有すればよい。
 図11Cに示す第1可動部62は補助加圧機構84の一部を有する。補助加圧機構84は、例えば、第1可動部62が有する膨張部845と、膨張部845で塞がれた膨張室846に気圧を供給する気圧供給器847とを含む。気圧供給器847は、第1可動部62の外に設けられる。気圧供給器847は、膨張室846に気圧を供給し、膨張部845を膨らませ、膨張部845で重合基板Tの周縁部を加圧する。膨張部845は、重合基板Tの主面の周縁部を周方向全体に亘って加圧すべく、リング状に形成されてもよい。なお、第1可動部62及び第1保持部61の少なくとも1つが、膨張部845を有すればよい。
 ところで、図9A、図9B及び図9Cに示す第2押圧装置35を第1押圧装置37として利用することも可能である。図9A、図9B及び図9Cに示す凸部723は重合基板Tの主面に沿ってある程度変形できるので、凸部723と凹部724の高低差を調節すれば、第1可動部62が重合基板Tの主面全体を押すことも可能である。第2可動部72及び第2保持部71の少なくとも1つは、重合基板Tの主面の周縁部を押す凸部723と、凸部723の後で重合基板Tの主面の中心部を押す凹部724とを含む。
 ところで、第2押圧装置35は、重合基板Tの周方向全体に亘って一様な圧力で、重合基板Tの2つの主面の周縁部同士を局所的に押すが、本開示の技術はこれに限定されない。第2押圧装置35は、重合基板Tの周方向複数箇所で異なる圧力で、重合基板Tの2つの主面の周縁部同士を局所的に押してもよい。
 次に、図12を参照して、第2押圧装置35で加圧される重合基板Tの圧力分布の一例について説明する。図12において、[0-11]、[0-10]、及び[0-1-1]等は、ミラー指数であり、詳細には方向指数である。ミラー指数が負であることは、通常、数字の上に「-」(バー)を付すことによって表現するが、本明細書では数字の前に負の符号を付すことによって表現する。図12に示すミラー指数は、単結晶シリコンウェハのものである。単結晶シリコンウェハのヤング率、ポアソン比、及びせん断弾性係数は、90°周期で変化する。
 そこで、例えば、第2押圧装置35は、重合基板Tの周縁に沿って交互に並ぶ第1領域A1と第2領域A2とを、異なる圧力で押圧する。第1領域A1及び第2領域A2は、それぞれ、円弧状の領域である。第1領域A1は、90°周期で4つ配置される。また、第2領域A2も、90°周期で4つ配置される。第1領域A1を押す圧力は、第2領域A2を押す圧力に比べて、小さくてもよいし、大きくてもよい。
 例えば、凸部723(図7A参照)として、第1凸部と、第1凸部よりも高さの低い第2凸部とが、重合基板Tの周方向に交互に配置される。第1凸部は、90°周期で4つ配置される。また、第2凸部も、90°周期で4つ配置される。第1凸部は、第2凸部よりも高いので、第2凸部よりも先に重合基板Tの周縁を押す。従って、第1凸部は、第2凸部よりも大きな圧力で、重合基板Tの周縁を押す。
 第1凸部と第2凸部とが重合基板Tの周方向に交互に配置される場合に、第2保持部71が重合基板Tの中心を中心に回転自在であってもよい。第2保持部71を回転させれば、第1凸部で押す領域と、第2凸部で押す領域とを入れ替えることが可能である。なお、第2保持部71を回転させる代わりに、第2可動部72を回転させてもよい。
 複数のてこ機構79(図10A参照)が、重合基板Tの周方向に間隔をおいて設けられ、重合基板Tの周方向複数箇所を異なる圧力で押してもよい。なお、重合基板Tを回転させれば、1つのてこ機構79によって重合基板Tの周方向複数箇所を異なる圧力で押すことも可能である。
 複数対の加圧ユニット80(図10B参照)が、重合基板Tの周方向に間隔をおいて設けられ、重合基板Tの周方向複数箇所を異なる圧力で押してもよい。なお、重合基板Tを回転させれば、一対の加圧ユニット80によって重合基板Tの周方向複数箇所を異なる圧力で押すことも可能である。
 締付ユニット82(図10C参照)が、重合基板Tの周方向に間隔をおいて複数設けられ、重合基板Tの複数箇所を異なる力で押してもよい。なお、重合基板Tを回転させれば、1つの締付ユニット82によって重合基板Tの周方向複数箇所を異なる圧力で押すことも可能である。
 上記の通り、第1押圧装置37は、第2押圧装置35としても利用できる。従って、第1押圧装置37は、第2押圧装置35と同様に、重合基板Tの周方向複数箇所で異なる圧力で、重合基板Tの2つの主面の周縁部同士を局所的に押してもよい。
 例えば、複数の押圧ヘッド841(図11A参照)が重合基板Tの周方向に間隔をおいて複数設けられてもよい。押圧ヘッド841として、第1押圧ヘッドと、第1押圧ヘッドとは独立に駆動される第2押圧ヘッドとが、重合基板Tの周方向に交互に配置される。第1押圧ヘッドは、90°周期で4つ配置される。また、第2押圧ヘッドも、90°周期で4つ配置される。複数のアクチュエータ842が、第1押圧ヘッドと第2押圧ヘッドとを異なる力で押す。
 複数の多孔質部843(図11B参照)が重合基板Tの周方向に間隔をおいて複数設けられてもよい。多孔質部843として、第1多孔質部と、第1多孔質部とは独立に気圧を供給する第2多孔質部とが、重合基板Tの周方向に交互に配置される。第1多孔質部は、90°周期で4つ配置される。また、第2多孔質部も、90°周期で4つ配置される。複数の気圧供給器844が、第1多孔質部と第2多孔質部とに異なる気圧を供給する。
 複数の膨張室846(図11C参照)が重合基板Tの周方向に間隔をおいて複数設けられてもよい。膨張室846として、第1膨張室と、第1膨張室とは独立に気圧を供給する第2膨張室とが、重合基板Tの周方向に交互に配置される。第1膨張室は、90°周期で4つ配置される。また、第2膨張室も、90°周期で4つ配置される。複数の気圧供給器847が、第1膨張室と第2膨張室とに異なる気圧を供給する。
 ところで、第2押圧装置35は、重合基板Tの周方向全体に亘って一様な温度で、重合基板Tの周縁部を加熱するが、本開示の技術は、これに限定されない。第2押圧装置35は、重合基板Tの周方向複数箇所で異なる温度で、重合基板Tの周縁部を加熱してもよい。なお、第1押圧装置37も、第2押圧装置35と同様に、重合基板Tの周方向複数箇所で異なる温度で、重合基板Tの周縁部を加熱してもよい。
 例えば、第2押圧装置35は、重合基板Tの周縁に沿って交互に並ぶ第1領域A1と第2領域A2とを、異なる温度に加熱する。第1領域A1及び第2領域A2は、それぞれ、円弧状の領域である。第1領域A1は、90°周期で4つ配置される。また、第2領域A2も、90°周期で4つ配置される。第1領域A1の加熱温度は、第2領域A2の加熱温度に比べて、高くてもよいし、低くてもよい。
 例えば、加熱機構74、75(図7A参照)は、それぞれ、重合基板Tの周縁に沿って交互に並ぶ第1ヒータと、第1ヒータとは独立に制御される第2ヒータとを交互に有してもよい。第1ヒータ及び第2ヒータは、それぞれ、円弧状である。第1ヒータは、90°周期で4つ配置される。また、第2ヒータも、90°周期で4つ配置される。第1ヒータと第2ヒータとは、異なる出力に制御される。なお、加熱機構74、75は、それぞれ、重合基板Tの中央を加熱する円盤状の第3ヒータを更に有してもよい。第3ヒータは、第1ヒータ及び第2ヒータとは独立に制御される。
 同様に、加熱機構64、65(図6A参照)は、それぞれ、重合基板Tの周縁に沿って交互に並ぶ第1ヒータと、第1ヒータとは独立に制御される第2ヒータとを交互に有してもよい。第1ヒータ及び第2ヒータは、それぞれ、円弧状である。第1ヒータは、90°周期で4つ配置される。また、第2ヒータも、90°周期で4つ配置される。第1ヒータと第2ヒータとは、異なる出力に制御される。なお、加熱機構64、65は、それぞれ、重合基板Tの中央を加熱する円盤状の第3ヒータを更に有してもよい。第3ヒータは、第1ヒータ及び第2ヒータとは独立に制御される。
 以上、本開示に係る押圧装置、基板処理システム、及び基板処理方法の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態などに限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、および組み合わせが可能である。それらについても当然に本開示の技術的範囲に属する。
 例えば、第1基板W1と第2基板W2との接合方法は、OH基などの親水基の脱水縮合反応を利用する方法には限定されない。接合装置は、第1基板W1と第2基板W2とを樹脂製の接着剤などで接合してもよい。
 本出願は、2019年8月30日に日本国特許庁に出願した特願2019-158112号に基づく優先権を主張するものであり、特願2019-158112号の全内容を本出願に援用する。
1  基板処理システム
37 第1押圧装置(押圧装置)
61 第1保持部(保持部)
611 第1保持面(保持面)
62 第1可動部(可動部)
621 第1押圧面(押圧面)
63 第1加圧機構(加圧機構)
W1 第1基板
W2 第2基板
T  重合基板

Claims (20)

  1.  第1基板と前記第1基板に接合された第2基板とを含む重合基板の2つの主面を押圧する押圧装置であって、
     前記重合基板を保持する保持部と、
     前記保持部に対して対向配置される可動部と、
     前記可動部を移動させ、前記可動部で前記重合基板を前記保持部に押す加圧機構と、
    を有し、
     前記可動部は、前記重合基板の主面の全体を押す押圧面を含み、
     前記保持部は、前記重合基板の主面の全体を保持する保持面を含む、押圧装置。
  2.  前記可動部の内部にて前記可動部を加熱する加熱機構と、前記保持部の内部にて前記保持部を加熱する加熱機構とを更に含む、請求項1に記載の押圧装置。
  3.  前記可動部及び前記保持部の少なくとも1つは、前記重合基板の主面の周縁部を押す補助加圧機構の少なくとも一部を含む、請求項1又は2に記載の押圧装置。
  4.  前記可動部及び前記保持部の少なくとも1つは、前記重合基板の主面の周縁部を押す凸部と、前記凸部の後で前記重合基板の主面の中心部を押す凹部とを含む、請求項1又は2に記載の押圧装置。
  5.  請求項1又は2に記載の押圧装置を含む基板処理システムであって、
     前記重合基板の2つの主面の周縁部同士を局所的に押圧する第2押圧装置と、
     前記押圧装置、及び前記第2押圧装置に対して前記重合基板を搬送する搬送装置と、
    を備える、基板処理システム。
  6.  前記第2押圧装置は、前記重合基板を保持する第2保持部と、前記第2保持部に対して対向配置される第2可動部と、前記第2可動部を移動させ、前記第2可動部で前記重合基板を前記第2保持部に押す第2加圧機構とを有し、
     前記第2可動部は前記重合基板の主面を押す第2押圧面を含み、前記第2保持部は前記重合基板の主面を保持する第2保持面を含み、前記第2押圧面及び前記第2保持面が前記重合基板の2つの主面の周縁部同士を局所的に押す、請求項5に記載の基板処理システム。
  7.  前記第2押圧装置は、前記重合基板の周方向複数箇所で異なる圧力で、前記重合基板の2つの主面の周縁部同士を局所的に押す、請求項6に記載の基板処理システム。
  8.  前記第2押圧面及び前記第2保持面の少なくとも1つは、前記重合基板の径方向内側から径方向外側に向けて順次、前記重合基板の主面を押すようなテーパー面である、請求項6又は7に記載の基板処理システム。
  9.  前記第2押圧面及び前記第2保持面の少なくとも1つは、前記重合基板の径方向内側から径方向外側に向けて順次、前記重合基板の主面を押すようなテーパー面である、請求項6又は7に記載の基板処理システム。
  10.  前記第2押圧装置は、前記第2可動部の内部にて前記第2可動部を加熱する加熱機構と、前記第2保持部の内部にて前記第2保持部を加熱する加熱機構とを更に含む、請求項6~9のいずれか1項に記載の基板処理システム。
  11.  前記第2押圧装置は、前記重合基板の周方向複数箇所で異なる温度で、前記重合基板の周縁部を加熱する、請求項10に記載の基板処理システム。
  12.  前記第1基板又は前記第2基板の接合面を改質する表面改質装置と、
     前記第1基板又は前記第2基板の改質した接合面を親水化する表面親水化装置と、
     前記第1基板と前記第2基板の周縁部同士を押圧することなく、前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を押圧し、前記第1基板と前記第2基板とを接合する接合装置と、
    を更に備え、
     前記搬送装置は、前記表面改質装置、前記表面親水化装置及び前記接合装置に対して、前記第1基板又は前記第2基板を搬送する、請求項5~11のいずれか1項に記載の基板処理システム。
  13.  請求項3又は4に記載の押圧装置を含む基板処理システムであって、
     前記第1基板又は前記第2基板の接合面を改質する表面改質装置と、
     前記第1基板又は前記第2基板の改質した接合面を親水化する表面親水化装置と、
     前記第1基板と前記第2基板の周縁部同士を押圧することなく、前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を押圧し、前記第1基板と前記第2基板とを接合する接合装置と、
     前記表面改質装置、前記表面親水化装置及び前記接合装置に対して、前記第1基板又は前記第2基板を搬送し、前記押圧装置に対して前記重合基板を搬送する搬送装置と、
    を備える、基板処理システム。
  14.  第1基板と前記第1基板に接合された第2基板とを含む重合基板の2つの主面を押圧する基板処理方法であって、
     前記重合基板を保持する保持部と、前記保持部に対して対向配置される可動部とで、前記重合基板の2つの主面の全体同士を押すことを含む、基板処理方法。
  15.  前記可動部の内部に配置される加熱機構で前記可動部を加熱し、前記保持部の内部に配置される加熱機構で前記保持部を加熱することを更に含む、請求項14に記載の基板処理方法。
  16.  前記可動部及び前記保持部の少なくとも1つは、前記重合基板の主面の周縁部を押す補助加圧機構の少なくとも一部を含む、請求項14又は15に記載の基板処理方法。
  17.  前記可動部及び前記保持部の少なくとも1つは、前記重合基板の主面の周縁部を押す凸部と、前記凸部の後で前記重合基板の主面の中心部を押す凹部とを含む、請求項14又は15に記載の基板処理方法。
  18.  前記重合基板を保持する第2保持部と、前記第2保持部に対して対向配置される第2可動部とで、前記重合基板の2つの主面の周縁部同士を局所的に押す、請求項14又は15に記載の基板処理方法。
  19.  前記重合基板の周方向複数箇所で異なる圧力で、前記重合基板の2つの主面の周縁部同士を局所的に押す、請求項18に記載の基板処理方法。
  20.  前記第1基板又は前記第2基板の接合面を改質することと、
     前記第1基板又は前記第2基板の改質した接合面を親水化することと、
     前記第1基板と前記第2基板の周縁部同士を押圧することなく、前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を押圧し、前記第1基板と前記第2基板とを接合することと、
    を更に有する、請求項14~19のいずれか1項に記載の基板処理方法。
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