JP5132500B2 - 弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の燃料タンクに取付けられ、自動車の旋回や傾きによって揺動した燃料が燃料タンク外に漏れることを防止するフロート弁と、燃料タンク内の圧力に応じて燃料蒸気をキャニスタに送るチェック弁とを備えた弁装置に関する。
一般に自動車の燃料タンクには、自動車が旋回したり傾いたりしたときに、燃料タンク内の燃料が燃料タンク外へ漏れるのを防止する、カット弁が取付けられている。更に燃料タンクには、燃料タンク内の圧力が上昇したとき、燃料蒸気を外部に排出して燃料タンクの破裂等を防ぎ、燃料タンク内の圧力が低下したときに、燃料タンク外から外気を流入させて、燃料タンクの潰れ等を防止するチェック弁を取付けることも一般的である。
また、カット弁とチェック弁とを兼ね備える弁装置も用いられている。例えば、下記特許文献1には、内部にフロート弁が収容され、上壁に開口を有するハウジングと、該ハウジング上方に装着され、内部に円盤状のチェック弁が配置されると共に、外部に連通するノズルを有するマウント部材とを有し、前記開口の上面周縁からは筒状の弁座が立設し、これにチェック弁が接離すると共に、前記開口の下面周縁にフロート弁が接離するように構成された燃料蒸気制御弁が開示されている。更に、前記筒状の弁座にはノッチが形成されている。また、前記チェック弁は、常時は自重により筒状の弁座に当接して、開口を閉じるようになっている。
そして、燃料液面が上昇すると、フロート弁が開口の下面周縁に当接して、開口を閉じて燃料がタンク外に漏れることを防止する。また、タンク内圧が上昇すると、チェック弁が弁座から離れて開口が開き、燃料蒸気が開口及びノズルを通して、外部キャニスタ等に送られてタンク内圧の上昇を抑制する。一方、タンク内圧が低下すると、外部キャニスタ及びノズルを通して、筒状の弁座に設けたノッチからタンク内に外部空気が導入されてタンク内圧の減少を抑制する。
米国特許6,758,235号公報
上記特許文献1では、筒状の弁座にノッチが設けられているので、チェック弁が下降して弁座に当接しても、開口は完全には閉塞されていない状態となっている。そのため、車両停止時や燃料給油時などの、チェック弁が開かない程度のタンク内圧のときに、燃料蒸気がノッチを通して外部キャニスタに流動してしまうこととなり、チェック弁と弁座とのシール性に問題があった。
また、前記ノッチは、タンク内圧が外気圧よりも低いときに外気の導入口となるが、その大きさによって、外気の導入しやすさが左右される。しかし、前述したチェック弁と弁座とのシール性を考慮すると、ノッチを大きな開口面積で形成することは難しく、その場合、外気圧をスムーズに導入できないという問題が生じる。
したがって、本発明の目的は、チェック弁が開かない程度のタンク内圧のときに、チェック弁と弁座とのシール性を高めることができ、かつ、タンク内圧が外気圧よりも所定値以上低下したときに、スムーズに外気を導入することができる、弁装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、隔壁を介して、下方に燃料タンク内に連通するフロート室、上方にタンク外部に連通する通気室が設けられた弁ケースと、前記フロート室に昇降可能に配置されたフロート弁と、前記通気室に配置されたチェック弁と、前記フロート室と前記通気室とを連通するように前記隔壁に形成され、その下面周縁が、前記フロート弁が接離する第1弁座をなし、上面周縁が、前記チェック弁が接離する第2弁座をなす連通口とを備え、前記隔壁の前記通気室側の上面には、前記連通口を囲む筒状壁が形成され、前記チェック弁は、前記筒状壁の内側に昇降可能に配置され、前記燃料タンク内の圧力が所定値を超えるまでは前記第2弁座に当接し、該圧力が所定値を超えると前記第2弁座から離れて前記連通口を開くように構成されており、更に、前記チェック弁には、前記第2弁座に当接した状態で前記フロート室と前記通気室とを連通させる負圧流路と、常時は前記負圧流路を閉じ、前記燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以上低下したときに前記負圧流路を開く弁体とが設けられており、この弁体は、前記チェック弁が下降して前記第2弁座に当接しているときに、前記第2弁座の内側に位置するように構成されており、前記チェック弁は、多角形状の板状をなしていることを特徴とする弁装置を提供するものである。
上記発明によれば、燃料タンク内の燃料が揺動して燃料液面が上昇すると、フロート弁が浮き上がって第1弁座に当接して連通口を閉じ、燃料の外部への漏れが防止される。
また、燃料タンク内の圧力が高まると、チェック弁が連通口の下方からの圧力で押し上げられて筒状壁内で上昇し、第2弁座から離れて連通口が開き、燃料タンク内の燃料蒸気が通気室を通って、キャニスタに連通する外部流路に排出されて、燃料タンク内の圧力が所定値に保持される。一方、燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以上低下した負圧状態になると、弁体が外気圧により押圧されて負圧流路から離れて開き、外部から空気が燃料タンク内に導入されるので、燃料タンク内の圧力を所定範囲に保つことができる。
また、燃料タンク内が、チェック弁が上昇しない程度の圧力に保たれて、チェック弁が下降した状態では、同チェック弁が第2弁座に当接すると共に、負圧流路を閉じた状態の弁体が第2弁座の内側に入り込んで、弁体外周が第2弁座により覆われるので、チェック弁と第2弁座とのシール性を高めることができ、燃料蒸気等が連通口を通って通気室側に流動してしまうことを抑制できる。
そして、この弁装置においては、弁座に切欠きを設けず、負圧時に開く弁体をチェック弁に取付けたことにより、切欠きの大小に左右されることなく、負圧時には外気を迅速に導入して、燃料タンク内の圧力をスムーズに一定圧力に保持することができると共に、燃料タンク内の圧力が、チェック弁が上昇しない程度のときには、チェック弁と第2弁座とのシール性を高めることができる。
また、チェック弁が多角形の板状をなしているので、筒状壁内周に対する接触面積が小さい。このため、チェック弁が筒状壁内にて昇降動作する際の摺動抵抗が小さくなると共に、筒状壁の内周にチェック弁が噛み込みにくくなる。これによって、チェック弁をスムーズにかつ確実に昇降させることができる。
また、チェック弁が筒状壁内を昇降動作する際、筒状壁内周やチェック弁自体の摩耗が少なくなり、更に、自動車の旋回や傾きによって、チェック弁が筒状壁内で回転したりガタ付いたりすることが少なくなるので、筒状壁やチェック弁自体の摩耗や損傷を抑制できる。
そして、チェック弁が多角形の板状をなしていることにより、同チェック弁の外周と筒状壁の内周との隙間を比較的大きく確保することができるので、燃料蒸気の通気抵抗を小さくしてスムーズに流動させることができる。
本発明の第2は、隔壁を介して、下方に燃料タンク内に連通するフロート室、上方にタンク外部に連通する通気室が設けられた弁ケースと、前記フロート室に昇降可能に配置されたフロート弁と、前記通気室に配置されたチェック弁と、前記フロート室と前記通気室とを連通するように前記隔壁に形成され、その下面周縁が、前記フロート弁が接離する第1弁座をなし、上面周縁が、前記チェック弁が接離する第2弁座をなす連通口とを備え、前記隔壁の前記通気室側の上面には、前記連通口を囲む筒状壁が形成され、前記チェック弁は、前記筒状壁の内側に昇降可能に配置され、前記燃料タンク内の圧力が所定値を超えるまでは前記第2弁座に当接し、該圧力が所定値を超えると前記第2弁座から離れて前記連通口を開くように構成されており、更に、前記チェック弁には、前記第2弁座に当接した状態で前記フロート室と前記通気室とを連通させる負圧流路と、常時は前記負圧流路を閉じ、前記燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以上低下したときに前記負圧流路を開く弁体とが設けられており、この弁体は、前記チェック弁が下降して前記第2弁座に当接しているときに、前記第2弁座の内側に位置するように構成されており、前記負圧流路は、前記チェック弁の中心からずれた位置に形成され、前記弁体は板状をなしており、その一端が前記チェック弁の中心から前記負圧流路の形成位置とは反対側にずれた位置に固着されて、前記負圧流路に対して開閉可能に取付けられていることを特徴とする弁装置を提供するものである。
上記発明によれば、チェック弁に取付けられた弁体を、なるべく小さく形成することができるので、チェック弁自体を小型化してコンパクトに形成することができる。その結果、燃料タンク内の圧力が増加したときに、チェック弁をより迅速に上昇させることができる。
本発明によれば、燃料タンク内が、チェック弁が上昇しない程度の圧力に保たれて、チェック弁が下降した状態では、同チェック弁が第2弁座に当接すると共に、負圧流路を閉じた状態の弁体が第2弁座の内側に入り込んで、弁体外周が第2弁座により覆われるので、チェック弁と第2弁座とのシール性を高めることができ、燃料蒸気等が連通口を通って通気室側に流動してしまうことを抑制できる。
そして、この弁装置においては、弁座に切欠きを設けず、負圧時に開く弁体をチェック弁に取付けたことにより、切欠きの大小に左右されることなく、負圧時には外気を迅速に導入して、燃料タンク内の圧力をスムーズに一定圧力に保持することができると共に、燃料タンク内の圧力が、チェック弁が上昇しない程度のときには、チェック弁と第2弁座とのシール性を高めることができる。
以下、図1〜5を参照して本発明の弁装置の第1実施形態について説明する。
図1,2に示すように、この弁装置10は、ケース本体20と、ケース本体20の下方開口部に装着される下部キャップ30と、ケース本体20の上方に装着される上部キャップ40とからなる弁ケース15を有している。ケース本体20及び下部キャップ30により画成される内部空間が、フロート弁50が昇降可能に配置されるフロート室R1をなし、ケース本体20及び上部キャップ40により画成される内部空間が、チェック弁60が昇降可能に配置される通気室R2をなしている。また、フロート室R1は燃料タンク内に連通し、通気室R2はキャニスタに至る外部流路に連通している。以下、各構成部材について説明する。
ケース本体20は、円筒状の周壁21と、その上面を閉塞する隔壁23とを有し、該隔壁23の中央には連通口25が貫通している。連通口25の下面周縁からは、フロート弁50の弁頭51(後述)が接離する円筒状の第1弁座27が突設し、同連通口25の上面周縁からは、チェック弁60が接離する円筒状の第2弁座71が突設している。すなわち、連通口25の上下周縁は、チェック弁60及びフロート弁50が接離する弁座をなしている。上記通連口25により、フロート室R1及び通気室R2の両者が連通されている。また、周壁21には、燃料及び燃料蒸気の通路となる複数の透孔21aが形成されている。更に、周壁21の下方には、周方向に沿って複数の爪部21bが形成されている。
下部キャップ30は、燃料の通過可能な透孔31aを有する円形状の底板31と、該底板31の周縁から立設し、ケース本体20の周壁21の下方外周に被さるカバー壁33とからなる。底板31の中央には、第1スプリング55の一端部を支持する、支持突起34が形成されている。また、カバー壁33には、ケース本体20の爪部21bに係合する係合孔33aが形成されている。更に、カバー壁33の外周一箇所には、立壁35を介してストッパ壁37が形成され、後述する弁体収容部90の開口部91への異物混入等を防止する役割をなす(図2参照)。
前記フロート室R1内には、フロート弁50がスライド可能に収容されている。該フロート弁50は略円柱形状をなし、その上面中央から弁頭51が突設し、この弁頭51が前記第1弁座27に接離するようになっている。フロート弁50の外周には上下に伸びるリブ53が複数形成され、これがケース本体20の周壁21内周に摺接して、フロート弁50のスライド動作がガイドされる。
上記フロート弁50は、その底部に設けた凹部54内に第1スプリング55を挿入した状態で、ケース本体20内に収容され、その後、下部キャップ30を押し込んで、係合孔33aに爪部21bを係合させることにより、ケース本体20の下方に下部キャップ30が装着される。それと共に、フロート弁50と下部キャップ30の底板31との間に、第1スプリング55が介装される。フロート弁50は、燃料に浸漬しない状態で、自重により第1スプリング55を圧縮して、底板31上に載置される。また、第1スプリング55は、車両の傾き等により燃料が上昇し、フロート弁50が燃料に浸漬されたとき、フロート弁50に生じる浮力と合わせて、フロート弁50に上向きの付勢力を与える。
ケース本体20の隔壁23の上面からは、枠状壁100が立設されている。図1に示すように、この枠状壁100は、弁体収容部90の上部開口をも囲むように、後述する接続管95の方向に長く伸びている。また、枠状壁100の接続管95の反対側は、ケース本体20の外方に向かって延出し、その先端に下向きの係合爪105が形成されている。
枠状壁100の内側であって、隔壁23の通気室R2側の上面には、前記連通口25を囲むように、環状の筒状壁70が形成されている。この筒状壁70の内側には、チェック弁60が上下スライド可能に配置されている。筒状壁70の一部の上端70aは、枠状壁100上端よりも低く、筒状壁70の内側空間と外側空間とが連通している。
また、隔壁23の上面側には、第2弁座71の外周であって筒状壁70の内周に、周方向に均等な間隔を設けて複数の凸部72が突設されている。各凸部72は、第2弁座71よりも低い高さで形成されている。そして、チェック弁60がスライド時に筒状壁内で傾いたとき、凸部72に当接して、その傾斜角度が制限されるので、チェック弁60が筒状壁70内周に噛みこみにくくなり、確実にスライドさせることができる。
上記筒状壁70に関連して、その内側に上下スライド可能に配置されるチェック弁60について、図3(a)〜(c)を併せて説明する。このチェック弁60の材質は、燃料蒸気によって変形、腐食しにくい材質が好ましく、例えば、ステンレス等の鉄系金属、セラミックスなどが用いられる。また、その成形方法としては、金属粉末やセラミック材料を所定の鋳型に充填し焼結する方法や、板状に成形されたものを切削する等の方法を採用することができる。
また、チェック弁60は、筒状壁70の内径よりも小径で形成され、この実施形態では、周方向に沿って複数の平面部63が形成された、多角形状の板状をなしている。チェック弁60の形状は、筒状壁70の内周との接触面積を小さくでき、筒状壁70の内周とチェック弁60の外周との間の隙間を十分確保できるという理由から、8〜32角の正多角形をなしていることが好ましい。
また、この実施形態では、チェック弁60の上下角部61,61には、テーパ状の面取り加工が施されている。そのため、図3(d)に示すように、チェック弁60は、その厚さ方向中間の外周面が、周方向に沿って複数の平面部63を有する多角形状をなし、厚さ方向上下角部の綾線64が円形状をなしている。なお、チェック弁60の上下角部をテーパ状に面取りした場合、筒状壁70内にてチェック弁60が噛み込みにくくなると共に、チェック弁60の摺動抵抗を小さくして、筒状壁70内をスムーズに昇降させることができる。
更に、このチェック弁60には、第2弁座71に当接した状態で、フロート室R1と通気室R2とを連通させる負圧流路65と、常時は負圧流路65を閉じ、燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以上低下したときに、負圧流路65を開く弁体66とが設けられている。
この実施形態では、チェック弁60の中心Cから所定方向にずれた位置に、円形孔状の負圧流路65がチェック弁60を貫通して形成されている。この負圧流路65の上下の開口周縁には、チェック弁60の上下端面に向かって次第に拡径するように、テーパ面65a,65aが形成されている。上方のテーパ面65aは、燃料タンクの内圧が所定値以下のときに、外気を負圧流路65に流入しやすくし、下方のテーパ面65aは、流入した外気を弁体66の裏面側にスムーズに案内して、弁体66を開きやすくしている。
一方、この実施形態での弁体66は、図3(b),(c)に示すように、肉薄の長板状をなし、長さ方向の先端部66aが円弧状に丸みを帯びた形状となっており、更に、第2弁座71の内径よりも小さな大きさとされている。この弁体66は、例えば、ステンレス等の鉄系金属や、アルミニウム、銅、チタン等の非鉄金属などの金属材料からなり、チェック弁60に溶着可能な材料で形成されていることが好ましい。
そして、この実施形態では、弁体66の基端部66bが、チェック弁60の中心Cから前記負圧流路65の形成位置とは反対側にずれた位置に溶着される。その結果、弁体66は、その基端部66bが固定され、先端部66aが開閉可能とされると共に、この先端部66aが負圧流路65の下方の開口周縁に圧接されて、常時は負圧流路65を閉じた状態で、チェック弁60に取付けられるようになっている(図3(b)〜(d)参照)。
また、上記チェック弁60は、弁体66を下向きにすると共に、同弁体66が第2弁座71の内側に位置するように、筒状壁70の内側に昇降可能に配置される。そして、このチェック弁60は、燃料タンク内の圧力が所定値を超えるまでは第2弁座71に当接し(図2参照)、該圧力が所定値を超えると、圧力によってチェック弁60が押し上げられて、第2弁座71から離れて連通口25が開くように構成されている(図3参照)。また、図2の状態では、弁体66の先端部66aが負圧流路65の下面開口に当接しているので、負圧流路65は閉じた状態に維持され、図3のように、弁体66の下方から圧力が作用する場合にも、先端部66aが負圧流路65の下面開口に押し付けられるので、負圧流路65は閉じた状態に維持される。
更に、図5に示すように、燃料タンク内の圧力が所定以上低下したときに、前記負圧流路65の上方開口から外気が流入すると共に、弁体66の先端部66aを押し下げて、負圧流路65の下方開口から離れて開くことにより、連通口25を通して外気が燃料タンク内に導入されるようになっている。
弁装置10の構成の説明に戻ると、この実施形態では、枠状壁100の前方突出部の下方に、ボール弁80が昇降可能に収容された弁体収容部90が設けられている。この弁体収容部90は、その底壁にボール弁80が接離する開口部91を有し、更にボール弁80を開口部91側へ付勢する第2スプリング81が収容されていて、燃料タンク内の圧力が所定値以上に高まったときに、燃料蒸気を燃料タンク外へ排出する機能を果たす、リリーフ弁を構成している。
また、弁体収容部90からは、図示しないキャニスタに連結される配管を接続するための接続管95が一体的に突設されている。接続管95は、図2に示すように、弁体収容部90の内部空間に連通しており、燃料タンクの内外を連通させる燃料蒸気の排出通路の一部を構成している。
枠状壁100の上方開口部には、上部キャップ40が装着される。上部キャップ40は、天井板41と、その下面周縁から枠状壁100の内周に適合するように延設された外周リブ43とからなり、枠状壁100の上方開口部に、超音波溶着等により装着される。また、筒状壁70の内部空間と外部空間とは連通し、弁体収容部90の内部空間も連通しているので、隔壁23の連通口25から流れ込んだ燃料蒸気は、隔壁23と筒状壁70と上部キャップ40とで囲まれた空間を通って、弁体収容部90内にまで流入する。
上部キャップ40の天井板41の下面であって、チェック弁60の上方に位置する箇所からは、凸部44が突設され、チェック弁60が燃料蒸気によって天井板41の下面にまで押し上げられたとき、天井板41の下面にチェック弁60を貼りつきにくくしている。
次に、図2及び図4,5を参照して、この弁装置10の作用効果を説明する。
この弁装置10は、燃料タンク内の上方に設けられた図示しない固定金具に、係合爪105を嵌合させることにより燃料タンク内に固着される。
そして、車両が揺れず、燃料タンク内の燃料の液面が傾かずに、フロート弁50が燃料に浸漬されていない状態では、フロート弁50の自重により、第1スプリング55が圧縮され、フロート弁50の弁頭51が、第1弁座27から離れて、連通口25の下方開口が開いている(図2参照)。また、同図2に示すように、チェック弁60は、その自重により下降して第2弁座に当接し、連通口25の上方開口が閉塞されている。
上記状態で、車両が旋回したり大きく傾いたりして、燃料の液面が上昇し、フロート弁50に燃料が所定高さ以上浸漬すると、フロート弁50に浮力が作用すると共に、第1スプリング55の付勢力によって、フロート弁50が浮き上がり、弁頭51が連通口25の下方内周縁に当接して連通口25を閉塞する。その結果、燃料が連通口25を通って、筒状壁70の内部空間に流入することが阻止されて、燃料タンクの外部への燃料の漏れを確実に防止することができる。
また、上記状態で、車両の走行等によって燃料蒸気が多量に発生して燃料タンク内の圧力が高まった場合には、該圧力によってチェック弁60が押し上げられて、第2弁座71から離れて、連通口25が開く(図4参照)。このとき、燃料蒸気は、チェック弁60外周と筒状壁70内周との間の隙間を通って筒状壁70の外部空間に移動し、弁体収容部90の内部空間及び接続管95を通って、図示しないキャニスタに送られて燃料タンクの外部に排出されて、燃料タンク内の圧力が下降して所定値に保持される。燃料タンク内の圧力が下降した後は、チェック弁60は自重により下降して、第2弁座71に当接して再び連通口25を閉塞する。
このとき、この実施形態におけるチェック弁60は、多角形状の板状をなしているため、筒状壁内周に対する接触面積が小さくできる。その結果、チェック弁60の昇降動作時の摺動抵抗を小さくできると共に、筒状壁内周にチェック弁60を噛み込みにくくして、チェック弁60をスムーズにかつ確実に昇降させることができる。
また、チェック弁60の昇降動作時に、筒状壁内周やチェック弁自体の摩耗が少なくなり、更に、自動車の旋回や傾きによって、チェック弁60が筒状壁内で回転したりガタ付いたりすることを少なくでき、筒状壁70やチェック弁自体の摩耗や損傷を抑制できる。
更に、チェック弁60が多角形の板状をなしていることにより、チェック弁60の外周と筒状壁70の内周との隙間を比較的大きく確保することができるので、燃料蒸気の通気抵抗を小さくしてスムーズに流動させることができる。
一方、燃料タンク内の圧力が、外気圧よりも所定値以上低下して、負圧状態になることがある。このとき、この弁装置10では、チェック弁60に負圧流路65及び弁体66を設けたので、図5に示すように、燃料タンク外部のキャニスタ等から接続管95を通して、通気室R2内に導入された外気が、同図矢印に示すように、負圧流路65の上方開口から流入して、弁体66の先端部66aを押し下げて、負圧流路65の下方開口から離れて、負圧流路65が開くようになっている。その結果、連通口25を通して、外気が燃料タンク内に導入されるので、燃料タンク内の圧力を上昇させて所定範囲に保持することができる。
また、車両停止時や、車両駆動後それほど時間が経過していないとき、燃料給油時などでは、燃料タンク内の圧力は、チェック弁60が上昇しない程度の圧力に保たれている。このとき、この弁装置10においては、チェック弁60が下降して、第2弁座71に当接して連通口25を閉塞すると共に、負圧流路65を閉じた状態の弁体66が第2弁座71の内側に入り込んで、弁体外周が第2弁座71により覆われるので、チェック弁60と第2弁座71とのシール性を高めることができ、燃料蒸気等が連通口25を通って通気室R2側に流動してしまうことを抑制できる。
以上説明したように、この弁装置10においては、第2弁座71に切欠きを設けず、負圧時に開く弁体66を、チェック弁60に取付けた構造を採用しているので、負圧時に外気を導入するための切欠きの大小に左右されることなく、負圧時には外気を迅速に導入して、燃料タンク内の圧力をスムーズに一定圧力に保持することができると共に、燃料タンク内の圧力が、チェック弁60が上昇しない程度のときには、チェック弁60と第2弁座71とのシール性を高めることができる。
また、この実施形態では、負圧流路65は、チェック弁60の中心Cからずれた位置に形成され、板状の弁体66の一端が、チェック弁60の中心Cから負圧流路65の形成位置とは反対側にずれた位置に溶着されているので、弁体66をなるべく小さく形成でき、チェック弁60自体を小型化してコンパクトに形成することができる。その結果、燃料タンク内の圧力が増加したときに、チェック弁60をより迅速に上昇させることができる。
ところで、燃料の液面が上昇して、フロート弁50により連通口25が閉塞された状態で、なおも燃料タンク内の圧力が高まる場合がある。この場合、弁体収容部90の開口部91を常時閉じたボール弁80が、第2スプリング81の付勢力に抗して上方にスライドし開口部91を開き、燃料蒸気が燃料タンク外に排出されるので、燃料タンク内の圧力が所定値に保持される。
図6(a)〜(c)には、本発明の弁装置の第2実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の弁装置10aは、負圧流路65を開閉する弁体が、前記実施形態と異なっている。すなわち、図6(c)に示すように、この弁体67は、所定長さの金属板を所定箇所で複数折り曲げて板ばね状をなしている。この実施形態での弁体67は、金属板の中間部に対して、上端部67a及び下端部67bを反対方向に折り曲げた形状をなしている。
また、弁体67の上端部67aと下端部67bとの距離W1(図6(c)参照)は、隔壁23の底面と第2弁座71の上端面との距離W2(図6(a)参照)よりも大きく設定されている。その結果、第2弁座71の内側に弁体67を配置して、その上方にチェック弁60を載置したときに、弁体67が弾性変形して、負圧流路65の下方開口に上端部67aが弾性的に当接し、負圧流路65が常時閉じた状態に保持されるようになっている。
そして、燃料タンク内の圧力が、外気圧よりも所定値以上低下して負圧状態になると、図6(b)に示すように、負圧流路65の上方開口から流入した外気により、弁体67の上端部67aが下方側に押圧されて、負圧流路65が開き、燃料タンク内に外気が導入されるようになっている。この実施形態ではチェック弁60と弁体67とを別々に形成できるので、取付け作業の必要がなく、コストの低減を図れるという利点が得られる。
図7(a)〜(d)には、本発明の弁装置の第3実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の弁装置10bは、チェック弁及び弁体の構成が前記実施形態と異なっている。すなわち、図7(c)に示すように、この実施形態の弁体68は、取付軸68aと、該取付軸68aの先端に連設され、取付軸68aの基端に向けて斜め下方にスカート状に広がった傘型弁68bと、取付軸68aの基端に設けた環状突起68cとから構成されている。この弁体68は、フッ素系ゴム、フロロシリコンゴム等のシリコンゴムなどの弾性材料で形成されている。
一方、チェック弁60は、その中心に取付孔60aが形成され、この取付孔60aの外周に、周方向に均等な間隔で複数の負圧流路65が形成されている。また、負圧流路65は、前記傘型弁68bの外周縁よりも内側に位置するように形成されている(図7(d)参照)。
そして、取付軸68aを取付孔60aの一方の開口から挿入し、環状突起68cを取付孔60aの反対側の開口周縁に係合させることにより、チェック弁60に弁体68が取付けられて、傘型弁68bの周縁部がチェック弁60の下面側に弾性的に当接して、複数の負圧流路65の外周を覆って、それらを閉塞するようになっている(図7(c)参照)。
上記のように弁体68が取付けられたチェック弁60は、図7(a)に示すように、弁体68を第2弁座71の内側に位置するように、筒状壁70の内側に配置される。そして、燃料タンク内の圧力が、外気圧よりも所定値以上低下して負圧状態になると、図7(b)に示すように、各負圧流路65の上方開口から流入した外気により、傘型弁68bの内面が押圧されて、その周縁部がめくれあがって、チェック弁60の下面から離れて各負圧流路65が開き、燃料タンク内に外気が導入される。この実施形態では、ゴム等で形成された弁体68の傘型弁68bが、チェック弁60の下面に、弾性的に当接するので、チェック弁60に寸法バラツキ等があっても、負圧流路65をしっかりと閉塞できる。
図8(a)〜(d)には、本発明の弁装置の第4実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の弁装置10cは、チェック弁及び弁体の構成が前記実施形態と異なっている。すなわち、図8(c)に示すように、この実施形態の弁体69は、取付軸69aと、該取付軸69aの先端に連結された円盤状のフランジ弁69bと、取付軸69aの基端に連結された環状突起69cとから構成されている。この弁体69は、前記第3実施形態の弁体68と同様、フッ素系ゴム、フロロシリコンゴム等のシリコンゴムなどの弾性材料で形成されている。
チェック弁60は、その中心に取付孔60aが形成され、この取付孔60aの外周に周方向に均等な間隔で複数の負圧流路65が形成され、各負圧流路65は、前記フランジ弁69bの外周縁よりも内側に位置している(図8(d)参照)。
そして、取付軸69aを取付孔60aの一方の開口から挿入し、環状突起69cを取付孔60aの反対側の開口周縁に係合させると共に、フランジ弁69bの中央部を、取付孔60aの一方の開口周縁に加硫接着により接着することにより、チェック弁60に弁体69が取付けられる。このとき、弁体69のフランジ弁69bは、複数の負圧流路65の下方開口に弾性的に当接して、各負圧流路65を閉塞するようになっている(図8(c)参照)。
上記チェック弁60は、図8(a)に示すように、弁体69を第2弁座71の内側に位置するように、筒状壁70の内側に配置される。そして、燃料タンク内の圧力が、外気圧よりも所定値以上低下して負圧状態になると、図8(b)に示すように、各負圧流路65の上方開口から流入した外気により、フランジ弁69bの外周が裏面側から押圧されて、その周縁部がめくれあがって、複数の負圧流路65の下方開口から離れて開き、燃料タンク内に外気が導入される。この実施形態では、ゴム等で形成された弁体69のフランジ弁69bが、複数の負圧流路65に弾性的に当接するので、チェック弁60に寸法バラツキ等があっても、負圧流路65をしっかりと閉塞できるという利点がある。
本発明の弁装置の第1実施形態を示す分解斜視図である。 図1のA−A矢示線での断面図である。 同弁装置のチェック弁を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B矢示線での断面図、(c)は背面図、(d)は斜視図である。 同弁装置の作用を示し、燃料タンク内の圧力が所定値以上の状態での説明図である。 同弁装置の作用を示し、燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以上低下した状態での説明図である。 本発明の弁装置の第2実施形態を示し、(a)はその要部拡大説明図、(b)は燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以上低下した状態での拡大説明図、(c)は弁体の斜視図である。 本発明の弁装置の第3実施形態を示し、(a)はその要部拡大説明図、(b)は燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以上低下した状態での拡大説明図、(c)はチェック弁の拡大説明図、(d)はチェック弁の背面図である。 本発明の弁装置の第4実施形態を示し、(a)はその要部拡大説明図、(b)は燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以上低下した状態での拡大説明図、(c)はチェック弁の拡大説明図、(d)はチェック弁の背面図である。
符号の説明
10,10a,10b,10c 弁装置
15 弁ケース
20 ケース本体
25 連通口
27 第1弁座
30 下部キャップ
40 上部キャップ
50 フロート弁
55 第1スプリング
60 チェック弁
65 負圧流路
66,67,68,69 弁体
70 筒状壁
71 第2弁座
R1 フロート室
R2 通気室

Claims (2)

  1. 隔壁を介して、下方に燃料タンク内に連通するフロート室、上方にタンク外部に連通する通気室が設けられた弁ケースと、
    前記フロート室に昇降可能に配置されたフロート弁と、
    前記通気室に配置されたチェック弁と、
    前記フロート室と前記通気室とを連通するように前記隔壁に形成され、その下面周縁が、前記フロート弁が接離する第1弁座をなし、上面周縁が、前記チェック弁が接離する第2弁座をなす連通口とを備え、
    前記隔壁の前記通気室側の上面には、前記連通口を囲む筒状壁が形成され、
    前記チェック弁は、前記筒状壁の内側に昇降可能に配置され、前記燃料タンク内の圧力が所定値を超えるまでは前記第2弁座に当接し、該圧力が所定値を超えると前記第2弁座から離れて前記連通口を開くように構成されており、
    更に、前記チェック弁には、前記第2弁座に当接した状態で前記フロート室と前記通気室とを連通させる負圧流路と、常時は前記負圧流路を閉じ、前記燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以上低下したときに前記負圧流路を開く弁体とが設けられており、この弁体は、前記チェック弁が下降して前記第2弁座に当接しているときに、前記第2弁座の内側に位置するように構成されており、
    前記チェック弁は、多角形状の板状をなしていることを特徴とする弁装置。
  2. 隔壁を介して、下方に燃料タンク内に連通するフロート室、上方にタンク外部に連通する通気室が設けられた弁ケースと、
    前記フロート室に昇降可能に配置されたフロート弁と、
    前記通気室に配置されたチェック弁と、
    前記フロート室と前記通気室とを連通するように前記隔壁に形成され、その下面周縁が、前記フロート弁が接離する第1弁座をなし、上面周縁が、前記チェック弁が接離する第2弁座をなす連通口とを備え、
    前記隔壁の前記通気室側の上面には、前記連通口を囲む筒状壁が形成され、
    前記チェック弁は、前記筒状壁の内側に昇降可能に配置され、前記燃料タンク内の圧力が所定値を超えるまでは前記第2弁座に当接し、該圧力が所定値を超えると前記第2弁座から離れて前記連通口を開くように構成されており、
    更に、前記チェック弁には、前記第2弁座に当接した状態で前記フロート室と前記通気室とを連通させる負圧流路と、常時は前記負圧流路を閉じ、前記燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以上低下したときに前記負圧流路を開く弁体とが設けられており、この弁体は、前記チェック弁が下降して前記第2弁座に当接しているときに、前記第2弁座の内側に位置するように構成されており、
    前記負圧流路は、前記チェック弁の中心からずれた位置に形成され、
    前記弁体は板状をなしており、その一端が前記チェック弁の中心から前記負圧流路の形成位置とは反対側にずれた位置に固着されて、前記負圧流路に対して開閉可能に取付けられていることを特徴とする弁装置。
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