JP2008163762A - 燃料遮断弁 - Google Patents

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裕人 藤井
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Abstract

【課題】燃料遮断弁10は、燃料タンクFTの傾斜により接続通路31bの開口付近が液没状態になっても、燃料の外部への漏れを防止すること。
【解決手段】燃料遮断弁10は、弁室30Sを形成するケーシング本体30および仕切板37を有するケーシング20と、弁部52を有するフロート機構50とを備え、フロート機構50の昇降により弁部52で接続通路31bを開閉する。仕切板37は、ケーシング本体30内に通気孔32aより上方であって水平方向に配置され弁室30Sを下弁室30Saと上弁室30Sbとに区画する。仕切板37には、貫通孔38aが形成されている。貫通孔38aと弁部52との間隙は、下弁室30Sa、上弁室30Sbを経て接続通路31bに接続される通路30Scを形成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁に関する。
燃料タンクの上部には、燃料遮断弁(ロールオーバーバルブ)が設けられており、燃料タンクの外部への通気を確保するとともに、車両が傾斜したときなどに液体燃料の外部への流出を防止している。ところで、近年、車両の多様かつ大きな居住空間に対応するために、燃料タンクの扁平化が検討されているが、こうした扁平化した燃料タンクでは、燃料タンクの上部のデッドスペースの割合を小さくするために、閉弁する燃料液位をできる限り高く設定することが好ましい。しかし、閉弁時における燃料液位を高く設定した場合に、燃料遮断弁が液没し易い。こうした液没をしにくくするための構成として、特許文献1に示すように、接続通路の開口の外周部に、下方に向けて突設した円筒状の防壁を設ける手段が知られている。しかし、この防壁でも十分に燃料の漏れ量を減らすことができない。
特開平4−201718号公報
本発明は、上記従来の技術の問題点を解決するものであり、接続通路の開口付近が液没状態になっても、燃料の外部への燃料の漏れを減らした燃料遮断弁を提供することを目的とする。
課題を解決するためになされた本発明は、
燃料タンクの上部に装着され、上記燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク内と上記接続通路とを連通する弁室および該弁室と燃料タンク内とを連通する通気孔を有するケーシング本体と、該ケーシング本体内に上記通気孔より上方であって水平方向に配置され上記弁室を下弁室と上弁室とに区画する仕切板本体および該仕切板本体に上記接続通路と同心に形成された貫通孔を有する仕切板と、を有するケーシングと、
上記弁室内に収納され、上記燃料タンク内の燃料液位に応じて昇降するフロートと、該フロートの上部に設けられ上記貫通孔内を貫通して上下方向へ移動することで上記接続通路を開閉する弁部と、を有するフロート機構と、
を備え、
上記貫通孔と上記弁部との間隙は、上記下弁室、上記上弁室を経て上記接続通路に接続される通路を形成していること、を特徴とする。
本発明にかかる燃料遮断弁を用いた燃料タンクが傾斜して燃料タンクの所定の液位に達すると、弁室の下弁室内に流入した燃料により、フロート機構が浮力により上昇する。フロート機構の上昇により、弁部が仕切板の貫通孔を貫通して上方へ移動し、接続通路を閉じることで、燃料タンクを外部に対して遮断し、燃料タンクから外部へ燃料が流出するのを防止する。
また、上記仕切板は、ケーシング本体の通気孔から接続通路に至るまでの経路を遮るから、通気孔から入った燃料が接続通路へ直接、到達しにくい。すなわち、仕切板は、燃料タンクが傾いたときに、シール部が液没する傾斜角度を大きくするから、傾斜角度に近い角度まで燃料タンクが傾斜している状態で揺動した場合に燃料の流出を防止することができる。
さらに、上弁室は、シール部が液没している状態から開弁したときに、燃料の漏出量を低減する作用がある。すなわち、燃料タンクが所定角度以上傾斜して、シール部が液没するとともにフロート機構により接続通路が閉じられている状態から車両の傾斜が戻り、フロート機構の下降により接続通路が開かれると、気流が通気孔、弁室、接続通路を通じて生じる。上弁室は、通路から接続通路に至るまでの経路の側方にあり、その流路の面積を大きくする。気体の速度は、ベルヌーイの定理および連続の式の関係から、通路の面積が大きくなると遅くなるから、上弁室を通ることで、接続通路へ向かう流速が小さくなる。よって、接続通路に流入する気流が、その付近の燃料の液面に沿って生じても、燃料を巻き込む作用が小さく、よって流出する量を減らすことができる。
本発明の好適な態様として、上記弁部は、上記フロートの上部から突設された弁支持部と、該弁支持部に装着され上記接続通路のシール部に接離することで上記接続通路を開閉するゴム製のシート部材とを備えた構成をとることができる。この構成により、シール部が液没状態にあっても、シート部材の弾性力によりシール部を押圧するから高いシール性を維持することができる。また、弁部は、仕切板の貫通孔の一部を弁部で塞いだ狭い通路とするから、燃料が下弁室から上弁室を通じて、接続通路へ流入し難くする。
また、本発明の好適な態様として、上記ケーシング本体の内壁に溶着部を有し、該溶着部に上記仕切板の外縁が溶着されることで上記仕切板がケーシング本体に装着される構成をとることができる。この構成により、仕切板を簡単にケーシング本体に装着することができる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
(1) 燃料遮断弁10の概略構成
図1は本発明の一実施例にかかる自動車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁10を示す断面図である。図1において、燃料タンクFTは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料から形成されており、そのタンク上壁FTaに取付穴FTbが形成されている。このタンク上壁FTaには、燃料遮断弁10がその下部を取付穴FTbに突入した状態にて取り付けられている。燃料遮断弁10は、車両の傾斜時や揺動時に燃料タンクFT内の燃料がキャニスタへ流出することを規制するものである。
(2) 燃料遮断弁10の各部の構成
燃料遮断弁10は、ケーシング20と、フロート機構50と、スプリング70とを主要な構成として備えている。ケーシング20は、ケーシング本体30と、底板35と、仕切板37と、蓋体40とを備え、ケーシング本体30と底板35とにより囲まれたスペースが弁室30Sになっており、この弁室30Sにスプリング70に支持されたフロート機構50が収納されている。
図2は燃料遮断弁10を分解した断面図である。ケーシング本体30は、天井壁部31と、側壁部32とにより囲まれたカップ形状であり、その下部を開口30aとしている。天井壁部31の中央部には、下方に向けて突設された通路形成突部31aが形成されており、この通路形成突部31aに弁室30Sに接続する接続通路31bが貫通形成されている。接続通路31bの弁室30S側は、環状のシール部31cになっている。側壁部32には、燃料タンク内と弁室30Sとを接続する通気孔32aが形成され、また、底板35を取り付けるための係合穴32bが形成されている。底板35は、ケーシング本体30の開口30aを閉じる部材であり、その外周部に形成された係合爪35aがケーシング本体30の係合穴32bに係合することにより、ケーシング本体30の開口30aを閉じるように装着されている。底板35の上面には、連通孔35bおよびスプリング70の下端を支持するためのスプリング支持部35cが形成されている。
図1に示すように仕切板37は、ケーシング本体30内に通気孔32aより上方であって水平方向に配置されている。図2に示す仕切板37は、弁室30Sを下弁室30Saと上弁室30Sbとに区画する円板状の仕切板本体38を樹脂で形成している。仕切板本体38の中央部には、接続通路31bと同心に配置されるように形成された貫通孔38aが形成されている。仕切板本体38の外縁は、溶着部39になっており、側壁部32の上側内壁に段状に形成された溶着部32dに超音波溶着法などで溶着されることで、仕切板37はケーシング本体30に固定されている。
蓋体40は、蓋本体41と、蓋本体41の中央から側方へ突出した管体部42と、蓋本体41の外周に形成されたフランジ43と、支持部44を備え、これらを一体に形成している。管体部42には、管通路42aが形成されており、この管通路42aの一端は、接続通路31bを通じてケーシング本体30の弁室30Sに接続され、他端はキャニスタ(図示省略)側に接続される。支持部44は、蓋本体41の下部に形成され、ケーシング本体30の上部を嵌合・支持する筒体である。支持部44には、係合穴44aが形成されている。係合穴44aは、ケーシング本体30の側壁部32に形成された係合爪32cに係合することで、蓋体40は、ケーシング本体30を保持している。また、フランジ43の下端部には、燃料タンクFTのタンク上壁FTa(図2参照)に溶着される外側溶着部43aが形成されている。
上記フロート機構50は、フロート51と、フロート51の上部に形成された弁部52とを備えている。フロート51は、上壁部51aと、その上壁部51aの外周から下方に形成された筒状の側壁51bとを備えた容器形状に構成されており、その内側スペースが浮力を生じるための浮力室51Sになっている。また、フロート51の外周部にガイド突条51cが形成されている。ガイド突条51cは、フロート51の側壁51bに周方向に等間隔に8カ所、上下方向にリブ形状に突設されている。フロート51の浮力室51S内には、スプリング70が配置されている。スプリング70は、フロート51の一端と底板35の上面との間に介在することによりフロート51を上方へ付勢している。
図3はフロート機構50およびケーシング本体30の上部の付近を示す断面図である。弁部52は、フロート51の上部中央に突設された弁支持部53と、弁支持部53に装着されたシート部材55とを備えている。弁支持部53は、フロート51の上部から突設された支持突出部54を備えている。支持突出部54は、円柱形状の支持基部54aと、支持基部54aの上部に形成された円板部54bと、円板部54bの外周部から上方に向けて突設された円筒部54cとを備え、支持基部54aと円筒部54cとに囲まれたスペースが撓み用スペース53Sになっている。弁支持部53の円板部54bには、液抜き溝54d(図示省略)が2箇所形成されている。液抜き溝54dは、撓み用スペース53Sに溜まった燃料を排出するとともに、撓み用スペース53S内の空気抜きによりシート部材55を撓み易くする。
シート部材55は、可撓性を有する材料(ゴム材料、熱可塑性エラストマなど)から下方に向けて開口したカップ形状に形成されており、つまりシート部56と、シート部56の外周部から下方に突設された被支持部57とから形成され、その内側が装着用スペース55Sになっている。シート部56は、シール部31cに着離するシート面56aと、シート面56aの外周部に沿って形成された弾性変形部56bとを備えている。シート面56aがシール部31cに押されたときに、弾性変形部56bが撓み用スペース53S内に凹むように弾性変形してシール部31cに着座する。被支持部57は、円筒形状の側壁部57aと、抜止部57bとにより形成されている。シート部材55は、装着用スペース55Sに弁支持部53を圧入することで弁支持部53に取り付けられている。
フロート機構50は、燃料液位に応じて昇降するときに、弁部52が仕切板37の貫通孔38aを貫通して上下方向へ移動する。このとき、弁部52と貫通孔38aとの間隙は、図1に示すように、上記下弁室30Sa、上弁室30Sbを経て接続通路31bに接続される通路30Scを形成している。
(3) 燃料遮断弁10の動作
次に、燃料遮断弁10の動作について説明する。図1において、燃料タンクFT内で燃料の蒸発により発生した燃料蒸気は、連通孔35b、通気孔32aを通じて下弁室30Sa内に入り、下弁室30Saから、仕切板37の貫通孔38aで形成される通路30Sc、上弁室30Sb、接続通路31b、管通路42aを通じて、キャニスタ側へ逃がされる。いま、図4に示すように、車両の傾斜などにより燃料タンクFT内の燃料液位FLが上昇して、液位FL1(カットオフポイント)を越えると、燃料は連通孔35bだけでなく、通気孔32aを通じて下弁室30Saに流入する。そして、フロート51の浮力およびスプリング70の荷重による上方への力と、フロート51およびシート部材55の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回ったときにフロート機構50が上昇する。これにより、フロート機構50は、弁部52が仕切板37の貫通孔38aを貫通して、シート部材55がシール部31cに着座する。シート部材55は、シール部31cによって押されることにより撓み用スペース53Sに向けて湾曲するように弾性変形して、シート部材55のシート面56aが接続通路31bを閉じる。このとき、燃料が下弁室30Saから通路30Scを通じて上弁室30Sbに入り込んで、シール部31cを液没させても、シート部材55がその弾性力によりシール部31cを押圧している状態が維持されるから、燃料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することができる。
そして、シール部31cが液没している状態から、図1に示すように、車両の傾斜がなくなり、燃料タンクFTが水平姿勢に戻ると、上弁室30Sb内の燃料が通路30Scを通じて、さらに下弁室30Saの燃料が連通孔35bなどから排出される。これにより、フロート機構50は、その浮力を減少して下方への力を受けて、シート部材55がシール部31cから離れて、接続通路31bを開く。このとき、燃料タンクFTの上部スペースに溜まっている気体は、通気孔32aから仕切板37の下面に沿い、さらに通路30Sc、上弁室30Sbを通り、接続通路31bから外部へ流れ、外部との通気を確保する。
(4) 実施例の作用・効果
上記実施例の燃料遮断弁10の構成により、以下の効果を奏する。
(4)−1 図4に示すように、仕切板37は、ケーシング本体30の通気孔32aから接続通路31bに至るまでの経路を遮るから、通気孔32aから入った燃料が接続通路31bへ直接、到達しない。すなわち、仕切板37は、燃料タンクFTが傾いたときに、シール部31cが液没するときの傾斜角度を大きくするから、この角度で傾斜している状態で燃料タンクFTが揺動した場合に燃料の流出を防止することができる。
(4)−2 下弁室30Saと上弁室30Sbとを接続する通路30Scは、仕切板37の貫通孔38aの一部を弁部52で塞いだ狭い通路面積であるから、燃料が下弁室30Saから上弁室30Sbを通じて、接続通路31bへ流入し難い。
(4)−3 上弁室30Sbは、シール部31cが液没している状態から開弁したときに、燃料の漏出量を低減する作用がある。すなわち、図4に示すように燃料タンクFTが所定角度以上傾斜して、シール部31cが液没するとともにフロート機構50により接続通路31bが閉じられている状態から、図5に示すように、車両の傾斜が戻り、燃料液位FLが低下して、フロート機構50の下降により接続通路31bが開かれると、気流が通気孔32a、下弁室30Sa、通路30Sc、上弁室30Sb、接続通路31bの経路で生じる。この状態にて、上弁室30Sbは、通路30Scから接続通路31bに至るまでの経路の側方にあり、その流路の面積を大きくする。気体の速度は、ベルヌーイの定理および連続の式の関係から、通路30Scの面積が大きくなると遅くなるから、上弁室30Sbを通ることで、接続通路31bへ向かう流速が小さくなる。よって、接続通路31bに流入する気流が、その付近の燃料の液面に沿って生じても、燃料を巻き込む作用が小さく、よって流出する量を減らすことができる。
次に、仕切板37によって形成された上弁室30Sbの作用について、従来の技術の燃料遮断弁と比較して説明する。図6は従来の技術に相当する燃料遮断弁100を示す説明図である。図6において、燃料遮断弁100のケーシング102の天井壁部104の下面であって、接続通路106の外周部に下方に向けて高さLbの円筒状の防壁108が形成されている。こうした防壁108は、車両の傾きによってシール部106aが液没する傾斜角度を大きくしている。上記実施例の仕切板37を用いた燃料遮断弁(試料1,2)と、図6の従来の技術に相当する燃料遮断弁(試料3〜5)を用いて、以下の試験を行なった。すなわち、燃料遮断弁を所定流速で吸引するとともに燃料遮断弁を装着した燃料タンクを所定周期で所定回数だけ揺動させて、そのときの燃料の漏れ量を測定した。ここで、試験条件として、吸引流量を2.0L/min、燃料タンクFTの燃料液位を所定の液位FL1(カットオフポイント)から30mm下方に設定し、燃料タンクを、傾斜角度θが42゜〜−42゜の範囲で揺動させた。ここで、実施例にかかる試料1,2は、仕切板37の貫通孔38aの孔径Da(図3参照)がそれぞれ13mm、26mm、天井壁部31から仕切板37の下端までの距離Laが4.4mmとし、従来の技術にかかる試料3は、防壁を設けないもの、試料4,5は孔径Dbを13mm、防壁108の高さLb(図6参照)がそれぞれ11mm、8mmとした。
その結果、従来の技術にかかる試料3〜5では、燃料の漏れ量がそれぞれ4.0mL、41.0mL,28.0mLであるのに対して、本実施例にかかる試料1,2では、燃料の漏れ量がそれぞれ0.3mLおよび2.4mLに減らすことができ、しかも貫通孔38aの孔径が小さい試料1のほうが、燃料の漏れ量が少ないことが分かった。これは、上弁室30Sbの容量が急激に大きくなるからと考えられる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
仕切板をケーシング本体に組み付けるための手段は、上述したように用音波溶着などの溶着法で組み付ける構成のほか、爪と凹所との係合などの各種の手段を用いることができる。
また、上記実施例では、フロート機構の弁部は、シート部材によりフロートと別体に形成したが、これに限らず、フロートと一体に形成してもよい。
本発明の一実施例にかかる自動車の燃料タンクの上部に取り付けられる燃料遮断弁を示す断面図である。 燃料遮断弁を分解した断面図である。 フロート機構およびケーシング本体の上部の付近を示す断面図である。 燃料遮断弁の動作を説明する説明図である。 燃料遮断弁の仕切板の作用を説明する説明図である。 従来の技術に相当する燃料遮断弁を示す説明図である。
符号の説明
10...燃料遮断弁
20...ケーシング
30...ケーシング本体
30S...弁室
30a...開口
30Sa...下弁室
30Sb...上弁室
30Sc...通路
31...天井壁部
31a...通路形成突部
31b...接続通路
31c...シール部
32...側壁部
32a...通気孔
32b...係合穴
32c...係合爪
32d...溶着部
35...底板
35a...係合爪
35b...連通孔
35c...スプリング支持部
37...仕切板
38...仕切板本体
38a...貫通孔
39...溶着部
40...蓋体
41...蓋本体
42...管体部
42a...管通路
43...フランジ
43a...外側溶着部
44...支持部
44a...係合穴
50...フロート機構
51...フロート
51S...浮力室
51a...上壁部
51b...側壁
51c...ガイド突条
52...弁部
53...弁支持部
53S...撓み用スペース
54...支持突出部
54a...支持基部
54b...円板部
54c...円筒部
54d...液抜き溝
55...シート部材
55S...装着用スペース
56...シート部
56a...シート面
56b...弾性変形部
57...被支持部
57a...側壁部
57b...抜止部
70...スプリング
FL...燃料液位
FT...燃料タンク
FTa...タンク上壁
FTb...取付穴

Claims (3)

  1. 燃料タンク(FT)の上部に装着され、上記燃料タンク(FT)内と外部とを接続する接続通路(31b)を開閉することで燃料タンク(FT)と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
    上記燃料タンク(FT)内と上記接続通路(31b)とを連通する弁室(30S)および該弁室(30S)と燃料タンク(FT)内とを連通する通気孔(32a)を有するケーシング本体(30)と、該ケーシング本体(30)内に上記通気孔(32a)より上方であって水平方向に配置され上記弁室(30S)を下弁室(30Sa)と上弁室(30Sb)とに区画する仕切板本体(38)および該仕切板本体(38)に上記接続通路(31b)と同心に形成された貫通孔(38a)を有する仕切板(37)と、を有するケーシング(20)と、
    上記弁室(30S)内に収納され、上記燃料タンク(FT)内の燃料液位に応じて昇降するフロート(51)と、該フロート(51)の上部に設けられ上記貫通孔(38a)内を貫通して上下方向へ移動することで上記接続通路(31b)を開閉する弁部(52)と、を有するフロート機構(50)と、
    を備え、
    上記貫通孔(38a)と上記弁部(52)との間隙は、上記下弁室(30Sa)、上記上弁室(30Sb)を経て上記接続通路(31b)に接続される通路(30Sc)を形成していること、を特徴とする燃料遮断弁。
  2. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記弁部(52)は、上記フロート(51)の上部から突設された弁支持部(53)と、該弁支持部(53)に装着され上記接続通路(31b)のシール部(31c)に接離することで上記接続通路(31b)を開閉するゴム製のシート部材(55)とを備えている燃料遮断弁。
  3. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記ケーシング本体(30)の内壁に溶着部(32d)を有し、該溶着部(32d)に上記仕切板(37)の外縁が溶着されることで上記仕切板(37)がケーシング本体30に装着される燃料遮断弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017066894A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 京三電機株式会社 ロールオーバーバルブ

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