JP5129000B2 - 飲料用二重ストロー - Google Patents

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Description

本発明は、内ストローと外ストローとからなり、内ストローに蛇腹部を設けた飲料用二重ストローに関する。
略同じ長さの内ストローと外ストローとからなり、内ストローを外ストロー内に収納して長さを短くし、薄い合成樹脂フイルムの袋に納めて各種飲料用容器の側壁に付着させ、飲料用容器内の飲料を飲用する際に、内ストローを外ストローから引き出して、略2倍の長さにしてこの長くした飲料用ストローを飲料用容器のストロー突き刺し口に突き刺して引用に供する飲料用二重ストローは公知である。
また、ストローを曲げたり折り返したりするためにストローの一部に蛇腹部を設けたストローも公知である。
さらに、外ストローの先端を尖鋭にすると共に基端に縮径部を形成し、内ストローの先端に拡径部を形成し、内ストローを基端側に抜き出した状態で上記拡径部と縮径部とが係合するようにした飲料用二重ストローも公知である(例えば特許文献1)。
上記公知の飲料用二重ストローは、比較的小型の飲料用容器の側壁に付着して使用されることが多く、非常に便利に利用され、その普及度もきわめて高い。
特開昭62−192123
一方、小型でなく比較的大きく、牛乳やジュースのための上部が屋根型となった紙製容器(一般的にゲーブルトップ型容器といっている)では、飲料用二重ストローが付着されて販売されている例がきわめて少ない現状にある。
このゲーブルトップ型容器の場合、ストローを付着するのは、その側面か屋根型の上面かであるが、容器の側面にストローを付着すると、その外観の美観が損なわれるだけでなく、製造者が多くの容器を箱詰めする際、ストロー分だけ側面に突出するから、箱の寸法形態を変更する必要があり、箱内に空間部が生ずるから、箱が大きくなり無駄が増え、輸送コストが上がるという課題がある。
また、ゲーブルトップ型容器の屋根型の上面にストローを付着させるためには、容器の高さに対して充分な長さになるストローが必要になり、そのようなストローはまだ開発されていないという課題がある。
本発明は、上記の課題に鑑み、ゲーブルトップ型の紙製容器の狭い屋根上の上面スペースに付着できるようコンパクトに包装でき、しかも使用時にはゲーブルトップ型の紙製容器の高さにも充分使用できる長さにすることができる新規な飲料用二重ストローを提供するものである。
そのために、本発明飲料用二重ストローは、外ストローと内ストローとからなり、外ストローの先端を斜めに切断してあり、内ストローの長さを外ストローの長さの概略2倍程とし、内ストローの半分ほどを外ストロー内に納めてあり、この内ストローを外ストローから引き出して伸長するようにし、内ストローの中間部位置に蛇腹部を設けてあるものである。
また、本発明飲料用二重ストローは、外ストローの基端に縮径部を形成し、内ストローの先端に拡径部を形成し、内ストローを基端側に抜き出した状態で、上記拡径部と縮径部とが係合するようにしてある。
さらに、本発明飲料用二重ストローは、内ストローの先方半分を外ストロー内に納めてあり、外ストローの基端の縮径部が内ストローの中間部の蛇腹部に係合するようにしてある。
また、本発明飲料用二重ストローは、外ストローの基端位置に内ストローの引き込みを阻止するストッパーを設けてある。
本発明飲料用二重ストローは、外ストローと内ストローとからなり、外ストローの先端を斜めに切断してあり、内ストローの長さを外ストローの長さの概略2倍程とし、内ストローの半分ほどを外ストロー内に納めてあり、この内ストローを外ストローから引き出して伸長するようにし、内ストローの中間部位置に蛇腹部を設けてあるものであるから、上記内ストローの引き込み状態で、外ストローの中間部位置の蛇腹部で折り返して飲料用二重ストローをその内ストローの引き込み状態で略半分の長さにし、この略半分の長さの状態で薄い合成樹脂フイルムの袋に小型包装することができる。従って、小型の包装状態でゲーブルトップ型紙製容器の屋根型の上面スペースに付着することができる。
そして、本発明飲料用二重ストローを包装袋から取り出して使用する際には、半分に折り曲げた折り曲げ部を元に戻して直線状とし、内ストローを引き出せば、ゲーブルトップ型紙製容器の高さにも充分使用できる長さにすることができる効果がある。
さらに、本発明飲料用二重ストローは、内ストローの径が外ストローの径より小寸法であるから、容器のストロー突き刺し口に突き刺した状態で、突き刺し口と内ストローとの間に隙間が生じ、飲用時の空気抜け作用をする効果がある。
本発明飲料用二重ストローは、外ストローの基端に縮径部を形成し、内ストローの先端に拡径部を形成し、内ストローを基端側に抜き出した状態で、上記拡径部と縮径部とが係合するようにしてあるから、外ストローから内ストローを抜き出して伸長した際、内ストローが外ストローから抜け出さないで伸長状態を維持できる効果がある。
また、本発明飲料用二重ストローは、内ストローの先方半分を外ストロー内に納めてあり、外ストローの基端の縮径部が内ストローの中間部の蛇腹部に係合するようにしてあるから、内ストローが外ストローの先方に抜け出さない効果がある。
さらに、本発明飲料用二重ストローは、外ストローの基端位置に内ストローの引き込みを阻止するストッパーを設けてあるから、内ストローが外ストローから抜け出して伸長した際、内ストローが外ストロー内に逆戻りすることがない効果がある。
図面に示した実施例により本発明の詳細を説明する。
図中1が外ストローであり、2が内ストローであり、外ストロー1の先端3を斜めに切断してあり、内ストロー2の長さを外ストロー1の長さの概略2倍程とし、内ストロー2の半分程を外ストロー1内に納めてあり、この内ストロー2を外ストロー1から引き出して伸長するようにしてある。そして、内ストロー2の中間部位置に蛇腹部4を設けてある。
上記外ストロー1の基端に縮径部5を形成し、この縮径部5の先端縁6を内向きに絞り込んである。一方内ストロー2を外ストロー1の基端側に抜き出した状態で、上記内ストロー2先端の拡径部7が外ストロー1の基端の縮径部5に係合するようにしてあり、これにより、内ストロー2が外ストロー1の基端より抜け出さないようにしてある。そして、外ストロー1の基端の縮径部5より僅かに先方に内向きのストッパー8を設け、内ストロー2を引き出した状態で、その拡径部7の先端がストッパー8に係合し、内ストロー2が外ストロー1内に戻らないようにしてある。
本発明では、内ストロー2の長さを外ストロー1の長さの略2倍程としてあり、内ストロー2の中間部位置に蛇腹部4を設けてある。内ストロー2の先方半分を外ストロー1内に納めてあり、外ストロー1の基端の縮径部5が内ストロー2の蛇腹部4に係合させてあり、これにより内ストロー2が外ストロー1の先方に抜け出さないようにしてある。
内ストロー2の中間部位置の蛇腹部4は図4に示すように、内ストロー2が外ストロー1内に引き込まれた状態で、飲料用ストローをこの蛇腹部4で折り返して小型にし、薄い合成樹脂フイルムの小型包装袋9内に収納することができるようにしたものである。
従って、小型の包装用袋9に収納されるから、これをゲーブルトップ型紙製容器の屋根型の上面スペースに付着することができる。
この飲料用二重ストローを包装袋9から取り出して使用するためには、先ず内ストロー2の中間部の蛇腹部4の折り返しを元の状態に戻して真直ぐにして図1に示す状態とする。そして、図3に示すように内ストロー2を外ストロー1から引き出して、ストロー全体を長くする。この状態でゲーブルトップ型紙製容器の高さにも充分使用できる長さとなる。従って、多くのゲーブルトップ型紙製容器の包装箱への梱包を変更することなく、ゲーブルトップ型紙製容器の屋根型の上面スペースに付着させることができ、しかも、伸長して飲用に使用する際には、ゲーブルトップ型紙製容器の高さにも充分対応できる飲料用二重ストローを提供できるものである。
本発明飲料用二重ストローの収縮状態の正面図。 内ストローが外ストロー内に納められた状態の拡大断面図。 本発明飲料用二重ストローの伸長状態の正面図。 本発明飲料用二重ストローの包装状態の正面図。
符号の説明
1 外ストロー
2 内ストロー
3 先端
4 蛇腹部
5 縮径部
6 先端縁
7 拡径部
8 ストッパー
9 包装用袋

Claims (3)

  1. 外ストローと内ストローとからなり、外ストローの先端を斜めに切断してあり、内ストローの長さを外ストローの長さの概略2倍程とし、内ストローの先方半分程を外ストロー内に納めてあり、この内ストローを外ストローから引き出して伸長するようにし、内ストローの中間部位置に蛇腹部を設けてあり、外ストローの基端の縮径部が内ストローの中間部の蛇腹部に係合するようにしてある飲料用二重ストロー。
  2. 外ストローの基端に縮径部を形成し、内ストローの先端に拡径部を形成し、内ストローを基端側に抜き出した状態で、上記拡径部と縮径部とが係合するようにしてある上記請求項1に記載の飲料用二重ストロー。
  3. 外ストローの基端位置に内ストローの引き込みを阻止するストッパーを設けてある上記請求項1又は2に記載の飲料用二重ストロー。
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