JPH07289408A - ストロー構造 - Google Patents
ストロー構造Info
- Publication number
- JPH07289408A JPH07289408A JP11021894A JP11021894A JPH07289408A JP H07289408 A JPH07289408 A JP H07289408A JP 11021894 A JP11021894 A JP 11021894A JP 11021894 A JP11021894 A JP 11021894A JP H07289408 A JPH07289408 A JP H07289408A
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- Japan
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- bellows
- hopper
- tube
- outer tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蛇腹を有する二重管式ストローの伸縮の相対
摺動をスムーズに行うようにする。 【構成】 外管31' の一般部の蛇腹15と内管31''
のホッパ形状部12' のホッパ形状部13' のスムーズ
な相対摺動を行うべく蛇腹15の谷部の内径より該ホッ
パ形状部13' の外径を小さくする。 【効果】 外管31' と内管31''の相対摺動が蛇腹1
5の部分でもスムーズに行え、本来的な機能を充分に保
証し、使い勝手が良く、その利便性がより高められる。
摺動をスムーズに行うようにする。 【構成】 外管31' の一般部の蛇腹15と内管31''
のホッパ形状部12' のホッパ形状部13' のスムーズ
な相対摺動を行うべく蛇腹15の谷部の内径より該ホッ
パ形状部13' の外径を小さくする。 【効果】 外管31' と内管31''の相対摺動が蛇腹1
5の部分でもスムーズに行え、本来的な機能を充分に保
証し、使い勝手が良く、その利便性がより高められる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、ジュース,牛乳,ド
リンク剤等の飲料をそのパック等の容器から吸引により
確実に飲用する二重管タイプの合成樹脂製等のストロー
の構造の技術分野に属する。
リンク剤等の飲料をそのパック等の容器から吸引により
確実に飲用する二重管タイプの合成樹脂製等のストロー
の構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、市民生活の著しい向上は生
活様式にもさまざまな変化をもたらすようになり、近時
衣,食,住の生活形態は量から質へと移行する傾向がみ
られ、食生活にあっても、婦人の職場進出による時間的
解放や余暇の有効利用等から主として家庭の食卓でのみ
の在来型の摂食形式からレストラン等での外食を採る形
式が多くなるようになり、家庭外にあっても、該種レス
トランばかりでなく、シンプルでスピーディーなスナッ
クやファーストフード,スタンド等での摂食形態が定着
しつつあり、家庭でもインスタント的な軽食形態が採り
入れられるようになり、このうち、パン等の摂食に際
し、ブリックパック等の簡便容器に収納されたジュー
ス,牛乳,ドリンク剤等を飲用するインスタント的摂食
形式が若者を中心としてなじみを有するようになってき
ている。
活様式にもさまざまな変化をもたらすようになり、近時
衣,食,住の生活形態は量から質へと移行する傾向がみ
られ、食生活にあっても、婦人の職場進出による時間的
解放や余暇の有効利用等から主として家庭の食卓でのみ
の在来型の摂食形式からレストラン等での外食を採る形
式が多くなるようになり、家庭外にあっても、該種レス
トランばかりでなく、シンプルでスピーディーなスナッ
クやファーストフード,スタンド等での摂食形態が定着
しつつあり、家庭でもインスタント的な軽食形態が採り
入れられるようになり、このうち、パン等の摂食に際
し、ブリックパック等の簡便容器に収納されたジュー
ス,牛乳,ドリンク剤等を飲用するインスタント的摂食
形式が若者を中心としてなじみを有するようになってき
ている。
【0003】そして、かかるパック飲料等のインスタン
ト的飲用形式は初期の一時的ファッション風な受け入れ
からスケージュール的に過密で公私共に多忙な現代人に
あって老若男女を問わず、簡便な摂食形式として確実に
市民権を持つようになってきており、流通市場にあって
も大きなニーズを有するようにさえなっている。
ト的飲用形式は初期の一時的ファッション風な受け入れ
からスケージュール的に過密で公私共に多忙な現代人に
あって老若男女を問わず、簡便な摂食形式として確実に
市民権を持つようになってきており、流通市場にあって
も大きなニーズを有するようにさえなっている。
【0004】該種パック飲料の飲用摂食態様は図5,図
6に示す様に、所定の紙製等のブリックタイプのパック
1内にジュース,牛乳等の飲料を所定量収納し、該パッ
ク1の側面2に吸引用ストロー3をその対角線の長さ部
分を有効に利用してフィルムシート4により一体的に添
着させ、ユニット商品5とされて流通市場にて多く取り
扱われていた。
6に示す様に、所定の紙製等のブリックタイプのパック
1内にジュース,牛乳等の飲料を所定量収納し、該パッ
ク1の側面2に吸引用ストロー3をその対角線の長さ部
分を有効に利用してフィルムシート4により一体的に添
着させ、ユニット商品5とされて流通市場にて多く取り
扱われていた。
【0005】尚、該パック1の頂面の片隅寄りに形成し
た吸引用孔6に対してはポリエチレン製のフィルム状の
薄膜7がシール裡に裏側等から添着されて通常は該パッ
ク1内への外気等の浸入を阻止し、保健衛生上の見地か
らも良好な状態が保たれるようにされている。
た吸引用孔6に対してはポリエチレン製のフィルム状の
薄膜7がシール裡に裏側等から添着されて通常は該パッ
ク1内への外気等の浸入を阻止し、保健衛生上の見地か
らも良好な状態が保たれるようにされている。
【0006】そして、飲用に際しては、フィルムシート
4と共にストロー3をパック1の側面2から剥がし、該
パック1の吸引用孔6に添着した薄膜7を該ストロー4
の斜切したエッジ状の先端8により突き刺して破り、該
先端8を該パック1の内部に臨ませて図9に示す様に、
基端9の飲み口からの吸引による負圧を介して飲用する
態様が一般的である。
4と共にストロー3をパック1の側面2から剥がし、該
パック1の吸引用孔6に添着した薄膜7を該ストロー4
の斜切したエッジ状の先端8により突き刺して破り、該
先端8を該パック1の内部に臨ませて図9に示す様に、
基端9の飲み口からの吸引による負圧を介して飲用する
態様が一般的である。
【0007】而して、かかるストロー3はポリプロピレ
ン製等であり、前述した如く可撓性を有し、一種の使い
捨てタイプでありながら、良質で安価に量産的に安定し
て流通市場に供給されている。
ン製等であり、前述した如く可撓性を有し、一種の使い
捨てタイプでありながら、良質で安価に量産的に安定し
て流通市場に供給されている。
【0008】即ち、該ストロー3''の外管31' の一般
部に所定段数の蛇腹15を形成して実線から一点鎖線に
示す様な曲折性を付与することが出来るようにされてい
る。
部に所定段数の蛇腹15を形成して実線から一点鎖線に
示す様な曲折性を付与することが出来るようにされてい
る。
【0009】ところで、図6に示す様に、該種ストロー
3にあってはパック1と共にユニット商品5とされてい
るために、該パック1の側面2に添設される形態からそ
の対角線部分の長さだけの長さサイズを要するものの、
飲用に際してはパック1の内底部の最後の残飲料をも確
実に吸引可能にするために充分な長さにし、且つ、吸引
用孔6から内部にストロー3が脱落しないような長さに
する必要があるために、サイズ的に制約があり、長さを
長短両様にする自由度がないところから、図7に示す様
な外管31と内管31' を摺動自在に嵌挿した一種の二
重管タイプにしたストロー3' が実用化され、該外管3
1と内管31' が相対摺動して伸縮自在であるように
し、パック1の有限なサイズの側面2の対角線長さ部分
に短縮状にて添着出来ると共に、確実に吸引が可能であ
る伸長状態にすることが出来るようにされ、しかも、オ
ーバーな短縮を防止するように外管31の後端に絞り状
のホッパ部10を形成し、先部にリング状の係止部11
を介し先細の漏斗状部12を形成してその先に更にスト
レート管体部13を延設し、一方内管31' には該漏斗
状部12に対応するホッパ形状部12' を形成し、該漏
斗状部12とホッパ形状部12' を図8に示す様な飲用
に供するに、長尺化に際して吸引用孔6の薄膜7に周部
を密着シールさせて飲料14のスムーズな吸飲が出来る
ようにされている。
3にあってはパック1と共にユニット商品5とされてい
るために、該パック1の側面2に添設される形態からそ
の対角線部分の長さだけの長さサイズを要するものの、
飲用に際してはパック1の内底部の最後の残飲料をも確
実に吸引可能にするために充分な長さにし、且つ、吸引
用孔6から内部にストロー3が脱落しないような長さに
する必要があるために、サイズ的に制約があり、長さを
長短両様にする自由度がないところから、図7に示す様
な外管31と内管31' を摺動自在に嵌挿した一種の二
重管タイプにしたストロー3' が実用化され、該外管3
1と内管31' が相対摺動して伸縮自在であるように
し、パック1の有限なサイズの側面2の対角線長さ部分
に短縮状にて添着出来ると共に、確実に吸引が可能であ
る伸長状態にすることが出来るようにされ、しかも、オ
ーバーな短縮を防止するように外管31の後端に絞り状
のホッパ部10を形成し、先部にリング状の係止部11
を介し先細の漏斗状部12を形成してその先に更にスト
レート管体部13を延設し、一方内管31' には該漏斗
状部12に対応するホッパ形状部12' を形成し、該漏
斗状部12とホッパ形状部12' を図8に示す様な飲用
に供するに、長尺化に際して吸引用孔6の薄膜7に周部
を密着シールさせて飲料14のスムーズな吸飲が出来る
ようにされている。
【0010】かかる在来態様のストローについては、例
えば、特開昭58−46874号公報,実開昭58−4
5482号公報考案,実開昭59−177372号公報
等の考案、更には出願人の先願発明の特公昭60−10
721号公報発明に開示されてある。
えば、特開昭58−46874号公報,実開昭58−4
5482号公報考案,実開昭59−177372号公報
等の考案、更には出願人の先願発明の特公昭60−10
721号公報発明に開示されてある。
【0011】ところで、ユニット商品5のストロー3'
を用いての飲料の飲用に際しては、飲用姿勢や周囲の取
り合いにおいて長いストレート部を有するストローでは
吸飲し難い場合があり、特に、病人,老人,幼児にあっ
ては使い勝手が悪い場合がある。
を用いての飲料の飲用に際しては、飲用姿勢や周囲の取
り合いにおいて長いストレート部を有するストローでは
吸飲し難い場合があり、特に、病人,老人,幼児にあっ
ては使い勝手が悪い場合がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述図
9に示す様なストロー3''にあっては、飲料14の吸飲
に際し極めて使い勝手の良い利便性等は大きなものがあ
るが、外管31' と内管31''の製造時の組付けに際
し、或いは、飲料14の吸飲に際しての伸長時に、外管
31' に形成した蛇腹15の内径と内管31''のホッパ
形状部12' の外径がほぼ等しいことから(成形上の不
可避的な条件から)、該ホッパ形状部12'の蛇腹15
部分(特にその谷部)に於て引っかかりが生じて相対摺
動がスムーズに行かない欠点があった。
9に示す様なストロー3''にあっては、飲料14の吸飲
に際し極めて使い勝手の良い利便性等は大きなものがあ
るが、外管31' と内管31''の製造時の組付けに際
し、或いは、飲料14の吸飲に際しての伸長時に、外管
31' に形成した蛇腹15の内径と内管31''のホッパ
形状部12' の外径がほぼ等しいことから(成形上の不
可避的な条件から)、該ホッパ形状部12'の蛇腹15
部分(特にその谷部)に於て引っかかりが生じて相対摺
動がスムーズに行かない欠点があった。
【0013】そして、無理な相対摺動を行うと、当該蛇
腹15が微細な成形をされているために、損壊したりし
て本来的なメリットを有する機能が損われかねないとい
う不都合さにつながるデメリットがあった。
腹15が微細な成形をされているために、損壊したりし
て本来的なメリットを有する機能が損われかねないとい
う不都合さにつながるデメリットがあった。
【0014】尚、該種在来形式のストローの問題点につ
いては図5に示すパック1の側面3にストロー4がフィ
ルムシート5を介して一体的に添着されてユニット商品
5とされている態様ばかりでなく、該パック1とは別体
に用意されて適宜に飲料14の吸引に供される独立態様
の図6に示す様なストロー3についても同様であった。
いては図5に示すパック1の側面3にストロー4がフィ
ルムシート5を介して一体的に添着されてユニット商品
5とされている態様ばかりでなく、該パック1とは別体
に用意されて適宜に飲料14の吸引に供される独立態様
の図6に示す様なストロー3についても同様であった。
【0015】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づくブリックパック等の容器に一体適に添着されてユ
ニット商品とされるストロー、或いは、該容器等に対し
独立に使用されるストローにおいて、フレキシブル性を
有し外管と内管の相対摺動が確実に許容される二重管式
のストローが外管と内管の相対伸縮がスムーズに保証さ
れるようにし、製造組付時は勿論のこと、実使用に際し
使い勝手が良く、充分な利便性が確保されるようにして
食品産業における摂食技術利用分野に益する優れたスト
ロー構造を提供せんとするものである。
基づくブリックパック等の容器に一体適に添着されてユ
ニット商品とされるストロー、或いは、該容器等に対し
独立に使用されるストローにおいて、フレキシブル性を
有し外管と内管の相対摺動が確実に許容される二重管式
のストローが外管と内管の相対伸縮がスムーズに保証さ
れるようにし、製造組付時は勿論のこと、実使用に際し
使い勝手が良く、充分な利便性が確保されるようにして
食品産業における摂食技術利用分野に益する優れたスト
ロー構造を提供せんとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、ブリックパック等の容
器の側面に一体的に添着され、ユニット商品とされ、或
いは、独立に用いられる内管と外管の相対摺動が可能な
二重管式ストローを用いて該容器内のジュース,牛乳,
ドリンク剤等を吸引作用を介して飲用するに、該ストロ
ーの外管と内管を相対摺動させて所定長さに伸長する
際、又、製造時の該内管と外管の組付けに際し、外管の
一般部に設けた少くとも1つのブロックに複段に設けた
蛇腹には内管の後端部に設けたホッパ部が前者の谷部内
径より後者の外径が所定サイズ小さくされて該蛇腹に引
掛り等が生ぜず、スムーズに相対摺動が許容され、内外
管の相対伸長や短縮が支障なく行われ、容器内にストロ
ーのストレート部が臨まされて吸引負圧作用を介し飲料
がスムーズに吸飲されるようにし、内管と外管の相対摺
動がスムーズに行われることから、蛇腹の本来的機能が
損われず、又、吸飲に際しては内管の後端部に形成され
たホッパ形状部が外管の先端部の漏斗形体部に内側から
密着して吸引時のシール性を充分に保証し、容器の内外
の圧力バランスが自由にされて容器の変形や飲料の逆噴
出,吸飲時の異音発生を防止し、汚れ付着等が生じない
ようにし、構造が簡単でコストダウンも図れ、安定して
流通市場に供され、使用に際しての使い勝手が充分に保
証されるようにした技術的手段を講じたものである。
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、ブリックパック等の容
器の側面に一体的に添着され、ユニット商品とされ、或
いは、独立に用いられる内管と外管の相対摺動が可能な
二重管式ストローを用いて該容器内のジュース,牛乳,
ドリンク剤等を吸引作用を介して飲用するに、該ストロ
ーの外管と内管を相対摺動させて所定長さに伸長する
際、又、製造時の該内管と外管の組付けに際し、外管の
一般部に設けた少くとも1つのブロックに複段に設けた
蛇腹には内管の後端部に設けたホッパ部が前者の谷部内
径より後者の外径が所定サイズ小さくされて該蛇腹に引
掛り等が生ぜず、スムーズに相対摺動が許容され、内外
管の相対伸長や短縮が支障なく行われ、容器内にストロ
ーのストレート部が臨まされて吸引負圧作用を介し飲料
がスムーズに吸飲されるようにし、内管と外管の相対摺
動がスムーズに行われることから、蛇腹の本来的機能が
損われず、又、吸飲に際しては内管の後端部に形成され
たホッパ形状部が外管の先端部の漏斗形体部に内側から
密着して吸引時のシール性を充分に保証し、容器の内外
の圧力バランスが自由にされて容器の変形や飲料の逆噴
出,吸飲時の異音発生を防止し、汚れ付着等が生じない
ようにし、構造が簡単でコストダウンも図れ、安定して
流通市場に供され、使用に際しての使い勝手が充分に保
証されるようにした技術的手段を講じたものである。
【0017】
【実施例】次に、この出願の発明の実施例を図1〜図4
に基づいて説明すれば以下の通りである。
に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0018】尚、図6以下と同一態様部分は同一符号を
用いて説明するものとする。
用いて説明するものとする。
【0019】図示実施例は図5,図8に示す在来のブリ
ックパックのユニット商品5と同一態様であって、当該
実施例にあってはユニット商品5のストローについて説
明するものである。
ックパックのユニット商品5と同一態様であって、当該
実施例にあってはユニット商品5のストローについて説
明するものである。
【0020】尚、該ストロー自身は内管と外管とが嵌挿
されて相対摺動が自在な二重管タイプのものである。
されて相対摺動が自在な二重管タイプのものである。
【0021】而して、当該実施例は蛇腹が外管の一般部
に形成され、飲用に際し、フレキシブル性が自在に付与
されて病人や老人,幼児等が使い易い利便性に富む態様
のストロー構造の態様であり、この出願の発明の要旨の
中心を成すストロー3''''はポリプロピレン等の所定の
柔軟性のある樹脂材の成形品であって、外管31' の後
端9には基端に吸引用の開口が設けられ、内管31''の
オーバーな摺動バックを防止する絞りホッパ部10が内
向きに所定サイズで絞り形成され、先端部にはリング状
の係止部11が絞り加工され、更にその前部にはホッパ
形状部13''を介し所定傾斜角度の先細テーパ状の漏斗
形体部12が形成され、更に管体部13が前延されてい
る。
に形成され、飲用に際し、フレキシブル性が自在に付与
されて病人や老人,幼児等が使い易い利便性に富む態様
のストロー構造の態様であり、この出願の発明の要旨の
中心を成すストロー3''''はポリプロピレン等の所定の
柔軟性のある樹脂材の成形品であって、外管31' の後
端9には基端に吸引用の開口が設けられ、内管31''の
オーバーな摺動バックを防止する絞りホッパ部10が内
向きに所定サイズで絞り形成され、先端部にはリング状
の係止部11が絞り加工され、更にその前部にはホッパ
形状部13''を介し所定傾斜角度の先細テーパ状の漏斗
形体部12が形成され、更に管体部13が前延されてい
る。
【0022】即ち、該外管31' の先端部は3つの段差
部を形成することによって上述の効果が期待されるので
ある。
部を形成することによって上述の効果が期待されるので
ある。
【0023】又、係止部11と後端9のホッパ部10と
の間の一般部には所定数複段の蛇腹15が1ブロック状
で形成されている。
の間の一般部には所定数複段の蛇腹15が1ブロック状
で形成されている。
【0024】尚、設計変更的には該蛇腹15のブロック
は相隣って複数段に形成されながら、そのブロックの数
は一定の間隔をあけて2つ以上設けることが出来るもの
である。
は相隣って複数段に形成されながら、そのブロックの数
は一定の間隔をあけて2つ以上設けることが出来るもの
である。
【0025】而して、外管31' の内径は蛇腹15の谷
部分の内径よりはやや大きく形成されている。
部分の内径よりはやや大きく形成されている。
【0026】したがって、内管31''のホッパ形状部1
2' の管体部13の外径も該蛇腹15の谷部の内径より
は小さく形成されて内外管31' ,31''の相対摺動を
蛇腹15の部分にあってもスムーズに行われるようにさ
れていることになる。
2' の管体部13の外径も該蛇腹15の谷部の内径より
は小さく形成されて内外管31' ,31''の相対摺動を
蛇腹15の部分にあってもスムーズに行われるようにさ
れていることになる。
【0027】一方、該内管31''にあっては先端部8が
所定角度エッジ状に斜設されて在来態様同様にパック1
の頂部の吸引用孔6に下側から添着されてシールしてい
るポリエチレン製等の薄膜7を開裂することが出来るよ
うにされており、又、基端部にあっては図3に示す様
に、ホッパ形状部12' を介しやや釣鐘状を呈するホッ
パ形状部13' が形成され、外管31' の先端部の漏斗
形体部12、及び、ホッパ形状部13''に対応し、且
つ、リング状の係止部11に対するストッパとして機能
するようにされ、吸引時の外管31' と内管31''の樹
脂弾性によるスプリングバックを介しシール性を充分に
確保することが出来るようにされている。
所定角度エッジ状に斜設されて在来態様同様にパック1
の頂部の吸引用孔6に下側から添着されてシールしてい
るポリエチレン製等の薄膜7を開裂することが出来るよ
うにされており、又、基端部にあっては図3に示す様
に、ホッパ形状部12' を介しやや釣鐘状を呈するホッ
パ形状部13' が形成され、外管31' の先端部の漏斗
形体部12、及び、ホッパ形状部13''に対応し、且
つ、リング状の係止部11に対するストッパとして機能
するようにされ、吸引時の外管31' と内管31''の樹
脂弾性によるスプリングバックを介しシール性を充分に
確保することが出来るようにされている。
【0028】而して、内管31''のホッパ形状部12'
のホッパ形状部13' の外径は外管31' の漏斗形体1
2のホッパ形状部13''に内側から樹脂弾性を介しての
スプリングバックにより密着してシール性を高められる
ようにされているために、その外径は該ホッパ形状部1
3''の内径に略等しくされてはあるが、該外管31'の
蛇腹15の谷部の内径よりは小さくされている(前述し
た如く、外管31' の漏斗形体12のホッパ形状部13
''の外径もまた該蛇腹15の谷部の内径よりは小さく形
成されている)。
のホッパ形状部13' の外径は外管31' の漏斗形体1
2のホッパ形状部13''に内側から樹脂弾性を介しての
スプリングバックにより密着してシール性を高められる
ようにされているために、その外径は該ホッパ形状部1
3''の内径に略等しくされてはあるが、該外管31'の
蛇腹15の谷部の内径よりは小さくされている(前述し
た如く、外管31' の漏斗形体12のホッパ形状部13
''の外径もまた該蛇腹15の谷部の内径よりは小さく形
成されている)。
【0029】したがって、ストロー3''' の製造工程で
の組付け時、或いは、パック1の側面2から取り外して
飲用時の所定の長さのサイズに伸長するプロセスで外管
31' と内管31''の相対摺動を行って短縮する際に、
或いは、伸長する際に、図1,図4に示す様に、内管3
1''のホッパ形状部12' のホッパ形状部13' が外管
31' の蛇腹15を通過するプロセスにて蛇腹15の谷
部分とは引掛り等の干渉はせず、スムーズな相対摺動が
充分に許容されることになる。
の組付け時、或いは、パック1の側面2から取り外して
飲用時の所定の長さのサイズに伸長するプロセスで外管
31' と内管31''の相対摺動を行って短縮する際に、
或いは、伸長する際に、図1,図4に示す様に、内管3
1''のホッパ形状部12' のホッパ形状部13' が外管
31' の蛇腹15を通過するプロセスにて蛇腹15の谷
部分とは引掛り等の干渉はせず、スムーズな相対摺動が
充分に許容されることになる。
【0030】上述構成において、図5に示す在来態様同
様に、パック1の側面2に対しストロー3''''をフイル
ムシート4と共に一体的に添着してユニット商品5とす
るに際してはその製造工程において、内管31''を外管
31' 内にて相対摺動させ、所定サイズの短尺化をする
に、外管31' はその蛇腹15を介して所定に屈曲させ
てUの字型等にし、その際、内管31''のホッパ形状部
12' のホッパ形状部13' が外管31' の蛇腹15の
谷部分を通過する際、上述した如く、該蛇腹15の谷部
の内径より内管31' のホッパ形状部12' のホッパ形
状部13' の外径が小さいことにより、何ら相互に干渉
は生ぜず、引掛り等はなく、スムーズに摺動して容易に
短尺化が図れ、蛇腹15の屈曲機能や内管31''のホッ
パ形状部12' の外管31' の漏斗形体12とのシール
機能は何ら損われることはない。
様に、パック1の側面2に対しストロー3''''をフイル
ムシート4と共に一体的に添着してユニット商品5とす
るに際してはその製造工程において、内管31''を外管
31' 内にて相対摺動させ、所定サイズの短尺化をする
に、外管31' はその蛇腹15を介して所定に屈曲させ
てUの字型等にし、その際、内管31''のホッパ形状部
12' のホッパ形状部13' が外管31' の蛇腹15の
谷部分を通過する際、上述した如く、該蛇腹15の谷部
の内径より内管31' のホッパ形状部12' のホッパ形
状部13' の外径が小さいことにより、何ら相互に干渉
は生ぜず、引掛り等はなく、スムーズに摺動して容易に
短尺化が図れ、蛇腹15の屈曲機能や内管31''のホッ
パ形状部12' の外管31' の漏斗形体12とのシール
機能は何ら損われることはない。
【0031】そして、飲料14の吸飲に際し、ストロー
3''''をパック1から取り外し所定長さの長尺化を図る
に、該内管31''を外管31' に対し伸長する際に、該
内管31''のホッパ形状部12' のホッパ形状部13'
が外管31' の蛇腹15部を通過するプロセスにおいて
は上述同様にその径の相対差により相対摺動はスムーズ
に行われ、しかも、該内管31''のホッパ形状部12'
のホッパ形状部13'は外管31' の係止部11をその
樹脂弾性により乗り越えて該外管31' の漏斗形体12
のホッパ形状部13''に樹脂弾性によりスプリングバッ
クして密着し、又、外管31' と内管31''のテーパ部
12,12' も密着して充分にシール性が高められ、飲
料14の吸飲に際して充分なシール性が保証される。
3''''をパック1から取り外し所定長さの長尺化を図る
に、該内管31''を外管31' に対し伸長する際に、該
内管31''のホッパ形状部12' のホッパ形状部13'
が外管31' の蛇腹15部を通過するプロセスにおいて
は上述同様にその径の相対差により相対摺動はスムーズ
に行われ、しかも、該内管31''のホッパ形状部12'
のホッパ形状部13'は外管31' の係止部11をその
樹脂弾性により乗り越えて該外管31' の漏斗形体12
のホッパ形状部13''に樹脂弾性によりスプリングバッ
クして密着し、又、外管31' と内管31''のテーパ部
12,12' も密着して充分にシール性が高められ、飲
料14の吸飲に際して充分なシール性が保証される。
【0032】又、吸飲に際しては外管31' の蛇腹15
をその吸飲し易い姿勢に所定に屈曲させて用いることは
在来態様同様である。
をその吸飲し易い姿勢に所定に屈曲させて用いることは
在来態様同様である。
【0033】尚、この出願の発明の実施態様は上述実施
例に限るものでないことは勿論である。
例に限るものでないことは勿論である。
【0034】又、設計変更的には複数段の蛇腹を形成し
たブロックを所定の間隔を介し複数段設置したりする等
が出来ることは勿論のことである。
たブロックを所定の間隔を介し複数段設置したりする等
が出来ることは勿論のことである。
【0035】そして、適用対象のストローはブリックパ
ックに一体添設のユニット商品の態様ばかりでなく、独
立して用いる態様等にも出来ることも勿論のことであ
る。
ックに一体添設のユニット商品の態様ばかりでなく、独
立して用いる態様等にも出来ることも勿論のことであ
る。
【0036】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
にブリックパックの側面に一体添設してユニット商品と
したり、該ブリックパックとは別体に独立して用いるス
トローにあって外管と内管とが嵌挿されて相対摺動自在
にされた二重管式のストロー構造にあって、外管がその
一般部に蛇腹を有して極めて使い勝手が良く、病人や老
人,幼児等に対する利便性が高い屈曲自在なストローに
よる飲料の吸飲に際し、該蛇腹に対する内外管の相対摺
動の際に内管がその後端部のホッパ部をして外管の先端
部の係止部に対するオーバーな摺動防止機能を有しなが
らも、蛇腹部分の内径部分よりも内管の係止部のホッパ
形状部に接続する管体部の外径が小さめに形成されてい
ることにより、ストロー製造時の外管と内管の組付けや
吸飲時に際しての相対摺動が該蛇腹やノッチの本来的機
能を何ら損うことなく、極めてスムーズに行えるという
優れた効果が奏される。
にブリックパックの側面に一体添設してユニット商品と
したり、該ブリックパックとは別体に独立して用いるス
トローにあって外管と内管とが嵌挿されて相対摺動自在
にされた二重管式のストロー構造にあって、外管がその
一般部に蛇腹を有して極めて使い勝手が良く、病人や老
人,幼児等に対する利便性が高い屈曲自在なストローに
よる飲料の吸飲に際し、該蛇腹に対する内外管の相対摺
動の際に内管がその後端部のホッパ部をして外管の先端
部の係止部に対するオーバーな摺動防止機能を有しなが
らも、蛇腹部分の内径部分よりも内管の係止部のホッパ
形状部に接続する管体部の外径が小さめに形成されてい
ることにより、ストロー製造時の外管と内管の組付けや
吸飲時に際しての相対摺動が該蛇腹やノッチの本来的機
能を何ら損うことなく、極めてスムーズに行えるという
優れた効果が奏される。
【0037】したがって、該ストローの蛇腹を損傷する
ことなく、したがって、その本来的な機能を損うことが
ないという優れた効果が奏される。
ことなく、したがって、その本来的な機能を損うことが
ないという優れた効果が奏される。
【0038】そして、外管と内管の相対摺動がスムーズ
に行えることから、二重管式のストローの利便性がより
促進されるという効果もある。
に行えることから、二重管式のストローの利便性がより
促進されるという効果もある。
【図1】この出願の発明の1実施例の外管に内管が嵌挿
された全体概略縦断面図である。
された全体概略縦断面図である。
【図2】同、外管の部分拡大縦断面図である。
【図3】同、内管の部分拡大縦断面図である。
【図4】同、ストローの伸長時の全体概略断面図であ
る。
る。
【図5】パックとストローがユニット化された一般態様
の全体概略斜視図である。
の全体概略斜視図である。
【図6】従来態様のストローの全体概略斜視図である。
【図7】従来技術に基づく二重管式のストローの全体概
略部分断面図である。
略部分断面図である。
【図8】同、吸飲時の全体概略部分切截斜視図である。
【図9】蛇腹を有する在来態様の二重管ストローの部分
拡大体断面図である。
拡大体断面図である。
3'''' ストロー 31' 外管 31'' 内管 15 蛇腹 11 係止部 12 漏斗形体 12' ホッパ形状部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ストロー構造
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、ジュース,牛乳,ド
リンク剤等の飲料をそのパック等の容器から吸引により
確実に飲用する二重管タイプの合成樹脂製等のストロー
の構造の技術分野に属する。
リンク剤等の飲料をそのパック等の容器から吸引により
確実に飲用する二重管タイプの合成樹脂製等のストロー
の構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、市民生活の著しい向上は生
活様式にもさまざまな変化をもたらすようになり、近時
衣,食,住の生活形態は量から質へと移行する傾向がみ
られ、食生活にあっても、婦人の職場進出による時間的
解放や余暇の有効利用等から主として家庭の食卓でのみ
の在来型の摂食形式からレストラン等での外食を採る形
式が多くなるようになり、家庭外にあっても、該種レス
トランばかりでなく、シンプルでスピーディーなスナッ
クやファストフード,スタンド等での摂食形態が定着し
つつあり、家庭でもインスタント的な軽食形態が採り入
れられるようになり、このうち、パン等の摂食に際し、
ブリックパック等の簡便容器に収納されたジュース,牛
乳,ドリンク剤等を飲用するインスタント的摂食形式が
若者を中心としてなじみを有するようになってきてい
る。
活様式にもさまざまな変化をもたらすようになり、近時
衣,食,住の生活形態は量から質へと移行する傾向がみ
られ、食生活にあっても、婦人の職場進出による時間的
解放や余暇の有効利用等から主として家庭の食卓でのみ
の在来型の摂食形式からレストラン等での外食を採る形
式が多くなるようになり、家庭外にあっても、該種レス
トランばかりでなく、シンプルでスピーディーなスナッ
クやファストフード,スタンド等での摂食形態が定着し
つつあり、家庭でもインスタント的な軽食形態が採り入
れられるようになり、このうち、パン等の摂食に際し、
ブリックパック等の簡便容器に収納されたジュース,牛
乳,ドリンク剤等を飲用するインスタント的摂食形式が
若者を中心としてなじみを有するようになってきてい
る。
【0003】そして、かかるパック飲料等のインスタン
ト的飲用形式は初期の一時的ファッション風な受け入れ
からスケージュール的に過密で公私共に多忙な現代人に
あって老若男女を問わず、簡便な摂食形式として確実に
市民権を持つようになってきており、流通市場にあって
も大きなニーズを有するようにさえなっている。
ト的飲用形式は初期の一時的ファッション風な受け入れ
からスケージュール的に過密で公私共に多忙な現代人に
あって老若男女を問わず、簡便な摂食形式として確実に
市民権を持つようになってきており、流通市場にあって
も大きなニーズを有するようにさえなっている。
【0004】該種パック飲料の飲用摂食態様は図6,図
8に示す様に、所定の紙製等のブリックタイプのパック
1内にジュース,牛乳等の飲料を所定量収納し、該パッ
ク1の側面2に吸引用ストロー3をその対角線の長さ部
分を有効に利用してフィルムシート4により一体的に添
着させ、ユニット商品5とされて流通市場にて多く取り
扱われていた。
8に示す様に、所定の紙製等のブリックタイプのパック
1内にジュース,牛乳等の飲料を所定量収納し、該パッ
ク1の側面2に吸引用ストロー3をその対角線の長さ部
分を有効に利用してフィルムシート4により一体的に添
着させ、ユニット商品5とされて流通市場にて多く取り
扱われていた。
【0005】尚、該パック1の頂面の片隅寄りに形成し
た吸引用孔6に対してはポリエチレン製のシート状の薄
膜7がシール裡に裏側等から添着されて通常は該パック
1内への外気等の浸入を阻止し、保健衛生上の見地から
も良好な状態が保たれるようにされている。
た吸引用孔6に対してはポリエチレン製のシート状の薄
膜7がシール裡に裏側等から添着されて通常は該パック
1内への外気等の浸入を阻止し、保健衛生上の見地から
も良好な状態が保たれるようにされている。
【0006】そして、飲用に際しては、フィルムシート
4と共にストロー3をパック1の側面2から剥がし、該
パック1の吸引用孔6に添着した薄膜7を該ストロー3
の斜切したエッジ状の先端8により突き刺して破り、該
先端8を該パック1の内部に臨ませて図9に示す様に、
基端9の飲み口からの吸引による負圧を介して飲用する
態様が一般的である。
4と共にストロー3をパック1の側面2から剥がし、該
パック1の吸引用孔6に添着した薄膜7を該ストロー3
の斜切したエッジ状の先端8により突き刺して破り、該
先端8を該パック1の内部に臨ませて図9に示す様に、
基端9の飲み口からの吸引による負圧を介して飲用する
態様が一般的である。
【0007】而して、かかるストロー3はポリプロピレ
ン製等であり、前述した如く可撓性を有し、一種の使い
捨てタイプでありながら、良質で安価に量産的に安定し
て流通市場に供給されている。
ン製等であり、前述した如く可撓性を有し、一種の使い
捨てタイプでありながら、良質で安価に量産的に安定し
て流通市場に供給されている。
【0008】又、図9に示す様に、該ストロー3''の外
管31' の一般部に所定段数の蛇腹15を形成して実線
から一点鎖線に示す様な曲折性を付与することが出来る
ようにされている。
管31' の一般部に所定段数の蛇腹15を形成して実線
から一点鎖線に示す様な曲折性を付与することが出来る
ようにされている。
【0009】ところで、図6に示す様に、該種ストロー
3にあってはパック1と共にユニット商品5とされてい
るために、該パック1の側面2に添設される形態からそ
の対角線部分の長さだけの長さサイズを要するものの、
飲用に際してはパック1の内底部の最後の残飲料をも確
実に吸引可能にするために充分な長さにし、且つ、吸引
用孔6から内部にストロー3が脱落しないような長さに
する必要があるために、サイズ的に制約があり、長さを
長短両様にする自由度がないところから、図8に示す様
な外管31' と内管31''を摺動自在に嵌挿した一種の
二重管タイプにしたストロー3' が実用化され、該外管
31' と内管31''が相対摺動して伸縮自在であるよう
にし、パック1の有限なサイズの側面2の対角線長さ部
分に短縮状にて添着出来ると共に、確実に吸引が可能で
ある伸長状態にすることも出来るようにされ、しかも、
オーバーな短縮を防止するように外管31' の後端に絞
り状のホッパ部10を形成し、先部にリング状の係止部
11を介し先細の漏斗状部12を形成してその先に更に
ストレート管体部13を延設し、一方内管31''には該
漏斗状部12に対応するホッパ形状部12' を形成し、
該漏斗状部12とホッパ形状部12' を図8に示す様な
飲用に供するに、長尺化に際して吸引用孔6の薄膜7に
周部を密着シールさせて飲料14のスムーズな吸飲が出
来るようにされている。
3にあってはパック1と共にユニット商品5とされてい
るために、該パック1の側面2に添設される形態からそ
の対角線部分の長さだけの長さサイズを要するものの、
飲用に際してはパック1の内底部の最後の残飲料をも確
実に吸引可能にするために充分な長さにし、且つ、吸引
用孔6から内部にストロー3が脱落しないような長さに
する必要があるために、サイズ的に制約があり、長さを
長短両様にする自由度がないところから、図8に示す様
な外管31' と内管31''を摺動自在に嵌挿した一種の
二重管タイプにしたストロー3' が実用化され、該外管
31' と内管31''が相対摺動して伸縮自在であるよう
にし、パック1の有限なサイズの側面2の対角線長さ部
分に短縮状にて添着出来ると共に、確実に吸引が可能で
ある伸長状態にすることも出来るようにされ、しかも、
オーバーな短縮を防止するように外管31' の後端に絞
り状のホッパ部10を形成し、先部にリング状の係止部
11を介し先細の漏斗状部12を形成してその先に更に
ストレート管体部13を延設し、一方内管31''には該
漏斗状部12に対応するホッパ形状部12' を形成し、
該漏斗状部12とホッパ形状部12' を図8に示す様な
飲用に供するに、長尺化に際して吸引用孔6の薄膜7に
周部を密着シールさせて飲料14のスムーズな吸飲が出
来るようにされている。
【0010】かかる在来態様のストローについては、例
えば、特開昭58−46874号公報,実開昭58−4
5482号公報考案,実開昭59−177372号公報
等の考案、更には出願人の先願発明の特公昭60−10
721号公報発明に開示されてある。
えば、特開昭58−46874号公報,実開昭58−4
5482号公報考案,実開昭59−177372号公報
等の考案、更には出願人の先願発明の特公昭60−10
721号公報発明に開示されてある。
【0011】ところで、ユニット商品5のストロー3'
を用いての飲料の飲用に際しては、飲用姿勢や周囲の取
り合いにおいて長いストレート部を有するストローでは
吸飲し難い場合があり、特に、病人,老人,幼児にあっ
ては使い勝手が悪い場合がある。
を用いての飲料の飲用に際しては、飲用姿勢や周囲の取
り合いにおいて長いストレート部を有するストローでは
吸飲し難い場合があり、特に、病人,老人,幼児にあっ
ては使い勝手が悪い場合がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述図
9に示す様なストロー3''にあっては、飲料14の吸飲
に際し極めて使い勝手の良い利便性等は大きなものがあ
るが、外管31' と内管31''の製造時の組付けに際
し、或いは、飲料14の吸飲に際しての伸長時に、外管
31' に形成した蛇腹15の内径と内管31''のホッパ
形状部12' の外径がほぼ等しいことから(成形上の不
可避的な条件から)、該ホッパ形状部12'の蛇腹15
部分(特にその谷部)に於て引っかかりが生じて相対摺
動がスムーズに行われない欠点があった。
9に示す様なストロー3''にあっては、飲料14の吸飲
に際し極めて使い勝手の良い利便性等は大きなものがあ
るが、外管31' と内管31''の製造時の組付けに際
し、或いは、飲料14の吸飲に際しての伸長時に、外管
31' に形成した蛇腹15の内径と内管31''のホッパ
形状部12' の外径がほぼ等しいことから(成形上の不
可避的な条件から)、該ホッパ形状部12'の蛇腹15
部分(特にその谷部)に於て引っかかりが生じて相対摺
動がスムーズに行われない欠点があった。
【0013】そして、無理な相対摺動を行うと、当該蛇
腹15が微細な成形をされているために、損壊したりし
て本来的なメリットを有する機能が損われかねないとい
う不都合さにつながるデメリットがあった。
腹15が微細な成形をされているために、損壊したりし
て本来的なメリットを有する機能が損われかねないとい
う不都合さにつながるデメリットがあった。
【0014】尚、該種在来形式のストローの問題点につ
いては図6に示すパック1の側面2にストロー3が薄膜
7を介して一体的に添着されてユニット商品5とされて
いる態様ばかりでなく、該パック1とは別体に用意され
て適宜に飲料14の吸引に供される独立態様の図7に示
す様なストロー3についても同様であった。
いては図6に示すパック1の側面2にストロー3が薄膜
7を介して一体的に添着されてユニット商品5とされて
いる態様ばかりでなく、該パック1とは別体に用意され
て適宜に飲料14の吸引に供される独立態様の図7に示
す様なストロー3についても同様であった。
【0015】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づくブリックパック等の容器1に一体適に添着されて
ユニット商品とされるストロー、或いは、該容器等に対
し独立に使用されるストローにおいて、フレキシブル性
を有し外管と内管の相対摺動が確実に許容される二重管
式のストローが外管と内管の相対伸縮がスムーズに保証
されるようにし、製造組付時は勿論のこと、実使用に際
し使い勝手が良く、充分な利便性が確保されるようにし
て食品産業における摂食技術利用分野に益する優れたス
トロー構造を提供せんとするものである。
基づくブリックパック等の容器1に一体適に添着されて
ユニット商品とされるストロー、或いは、該容器等に対
し独立に使用されるストローにおいて、フレキシブル性
を有し外管と内管の相対摺動が確実に許容される二重管
式のストローが外管と内管の相対伸縮がスムーズに保証
されるようにし、製造組付時は勿論のこと、実使用に際
し使い勝手が良く、充分な利便性が確保されるようにし
て食品産業における摂食技術利用分野に益する優れたス
トロー構造を提供せんとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、ブリックパック等の容
器の側面に一体的に添着され、ユニット商品とされ、或
いは、独立に用いられる内管と外管の相対摺動が可能な
二重管式ストローを用いて該容器内のジュース,牛乳,
ドリンク剤等を吸引作用を介して飲用するに、該ストロ
ーの外管と内管を相対摺動させて所定長さに伸縮する
際、又、製造時の該内管と外管の組付けに際し、外管の
一般部に設けた少くとも1つのブロックに複段に設けた
蛇腹には内管の後端部に設けたホッパ部が前者の谷部内
径より後者の外径が所定サイズ小さくされて該蛇腹に引
掛り等が生ぜず、スムーズに相対摺動が許容され、内外
管の相対伸長や短縮が支障なく行われ、容器内にストロ
ーのストレート部が臨まされて吸引負圧作用を介し飲料
がスムーズに吸飲されるようにし、内管と外管の相対摺
動がスムーズに行われることから、蛇腹の本来的機能が
損われず、又、吸飲に際しては内管の後端部に形成され
たホッパ形状部が外管の先端部の漏斗形体部に内側から
密着して吸引時のシール性を充分に保証し、容器の内外
の圧力バランスが自由にされて容器の変形や飲料の逆噴
出,吸飲時の異音発生を防止し、汚れ付着等が生じない
ようにし、構造が簡単でコストダウンも図れ、安定して
流通市場に供され、使用に際しての使い勝手が充分に保
証されるようにした技術的手段を講じたものである。
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、ブリックパック等の容
器の側面に一体的に添着され、ユニット商品とされ、或
いは、独立に用いられる内管と外管の相対摺動が可能な
二重管式ストローを用いて該容器内のジュース,牛乳,
ドリンク剤等を吸引作用を介して飲用するに、該ストロ
ーの外管と内管を相対摺動させて所定長さに伸縮する
際、又、製造時の該内管と外管の組付けに際し、外管の
一般部に設けた少くとも1つのブロックに複段に設けた
蛇腹には内管の後端部に設けたホッパ部が前者の谷部内
径より後者の外径が所定サイズ小さくされて該蛇腹に引
掛り等が生ぜず、スムーズに相対摺動が許容され、内外
管の相対伸長や短縮が支障なく行われ、容器内にストロ
ーのストレート部が臨まされて吸引負圧作用を介し飲料
がスムーズに吸飲されるようにし、内管と外管の相対摺
動がスムーズに行われることから、蛇腹の本来的機能が
損われず、又、吸飲に際しては内管の後端部に形成され
たホッパ形状部が外管の先端部の漏斗形体部に内側から
密着して吸引時のシール性を充分に保証し、容器の内外
の圧力バランスが自由にされて容器の変形や飲料の逆噴
出,吸飲時の異音発生を防止し、汚れ付着等が生じない
ようにし、構造が簡単でコストダウンも図れ、安定して
流通市場に供され、使用に際しての使い勝手が充分に保
証されるようにした技術的手段を講じたものである。
【0017】
【実施例】次に、この出願の発明の実施例を図1〜図4
に基づいて説明すれば以下の通りである。
に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0018】尚、図6以下と同一態様部分は同一符号を
用いて説明するものとする。
用いて説明するものとする。
【0019】図示実施例は図6,図8に示す在来のブリ
ックパックのユニット商品5と同一態様であって、当該
実施例にあってはユニット商品5のストローについて説
明するものである。
ックパックのユニット商品5と同一態様であって、当該
実施例にあってはユニット商品5のストローについて説
明するものである。
【0020】尚、該ストロー自身は内管と外管とが嵌挿
されて相対摺動が自在な二重管タイプのものである。
されて相対摺動が自在な二重管タイプのものである。
【0021】而して、当該実施例は蛇腹が外管の一般部
に形成され、飲用に際し、フレキシブル性が自在に付与
されて病人や老人,幼児等が使い易い利便性に富む態様
のストロー構造の態様であり、この出願の発明の要旨の
中心を成すストロー3''''はポリプロピレン等の所定の
柔軟性のある樹脂材の成形品であって、外管31' の後
端9には基端に吸引用の開口が設けられ、内管31''の
オーバーな摺動バックを防止する絞り形状のホッパ部1
0が内向きに所定サイズで絞り形成され、先端部にはリ
ング状の係止部11が絞り加工され、更にその前部には
ホッパ形状部13''を介し所定傾斜角度の先細テーパ状
の漏斗形体部12が形成され、更に管体部13が前延さ
れている。
に形成され、飲用に際し、フレキシブル性が自在に付与
されて病人や老人,幼児等が使い易い利便性に富む態様
のストロー構造の態様であり、この出願の発明の要旨の
中心を成すストロー3''''はポリプロピレン等の所定の
柔軟性のある樹脂材の成形品であって、外管31' の後
端9には基端に吸引用の開口が設けられ、内管31''の
オーバーな摺動バックを防止する絞り形状のホッパ部1
0が内向きに所定サイズで絞り形成され、先端部にはリ
ング状の係止部11が絞り加工され、更にその前部には
ホッパ形状部13''を介し所定傾斜角度の先細テーパ状
の漏斗形体部12が形成され、更に管体部13が前延さ
れている。
【0022】即ち、該外管31' の先端部は3つの段差
部を形成することによって上述の効果が期待されるので
ある。
部を形成することによって上述の効果が期待されるので
ある。
【0023】又、係止部11と後端9のホッパ部10と
の間の一般部には所定数複段の蛇腹15が1ブロック状
で形成されている。
の間の一般部には所定数複段の蛇腹15が1ブロック状
で形成されている。
【0024】尚、設計変更的には該蛇腹15のブロック
は相隣って複数段に形成されながら、そのブロックの数
は一定の間隔をあけて2つ以上設けることが出来るもの
である。
は相隣って複数段に形成されながら、そのブロックの数
は一定の間隔をあけて2つ以上設けることが出来るもの
である。
【0025】而して、外管31' の内径は蛇腹15の谷
部分の内径よりはやや大きく形成されている。
部分の内径よりはやや大きく形成されている。
【0026】したがって、内管31''のホッパ形状部1
2' の管体部13の外径も該蛇腹15の谷部の内径より
は小さく形成されて内外管31' ,31''の相対摺動を
蛇腹15の部分にあってもスムーズに行われるようにさ
れていることになる。
2' の管体部13の外径も該蛇腹15の谷部の内径より
は小さく形成されて内外管31' ,31''の相対摺動を
蛇腹15の部分にあってもスムーズに行われるようにさ
れていることになる。
【0027】一方、該内管31''にあっては先端部8が
所定角度エッジ状に斜設されて在来態様同様にパック1
の頂部の吸引用孔6に下側から添着されてシールしてい
るポリエチレン製等の薄膜7を開裂することが出来るよ
うにされており、又、基端部にあっては図3に示す様
に、やや釣鐘状を呈するホッパ形状部13' が形成さ
れ、外管31' の先端部の漏斗形体部12に対応し、且
つ、リング状の係止部11に対するストッパとして機能
するようにされ、吸引時の外管31' と内管31''の樹
脂弾性によるスプリングバックを介しシール性を充分に
確保することが出来るようにされている。
所定角度エッジ状に斜設されて在来態様同様にパック1
の頂部の吸引用孔6に下側から添着されてシールしてい
るポリエチレン製等の薄膜7を開裂することが出来るよ
うにされており、又、基端部にあっては図3に示す様
に、やや釣鐘状を呈するホッパ形状部13' が形成さ
れ、外管31' の先端部の漏斗形体部12に対応し、且
つ、リング状の係止部11に対するストッパとして機能
するようにされ、吸引時の外管31' と内管31''の樹
脂弾性によるスプリングバックを介しシール性を充分に
確保することが出来るようにされている。
【0028】而して、内管31''のホッパ形状部12'
のホッパ形状部13' の外径は外管31' の漏斗形体1
2のホッパ形状部13''に内側から樹脂弾性を介しての
スプリングバックにより密着してシール性を高められる
ようにされているために、その外径は該ホッパ形状部1
3''の内径に略等しくされてはあるが、該外管31'の
蛇腹15の谷部の内径よりは小さくされている(前述し
た如く、外管31' の漏斗形体12のホッパ形状部13
''の外径もまた該蛇腹15の谷部の内径よりは小さく形
成されている)。
のホッパ形状部13' の外径は外管31' の漏斗形体1
2のホッパ形状部13''に内側から樹脂弾性を介しての
スプリングバックにより密着してシール性を高められる
ようにされているために、その外径は該ホッパ形状部1
3''の内径に略等しくされてはあるが、該外管31'の
蛇腹15の谷部の内径よりは小さくされている(前述し
た如く、外管31' の漏斗形体12のホッパ形状部13
''の外径もまた該蛇腹15の谷部の内径よりは小さく形
成されている)。
【0029】したがって、ストロー3''' の製造工程で
の組付け時、或いは、パック1の側面2から取り外して
飲用時の所定の長さのサイズに伸長するプロセスで外管
31' と内管31''の相対摺動を行って短縮化する際
に、或いは、伸長する際に、図1,図4に示す様に、内
管31''のホッパ形状部12' が外管31' の蛇腹15
を通過するプロセスにて該蛇腹15の谷部分とは引掛り
等の干渉はせず、スムーズな相対摺動が充分に許容され
ることになる。
の組付け時、或いは、パック1の側面2から取り外して
飲用時の所定の長さのサイズに伸長するプロセスで外管
31' と内管31''の相対摺動を行って短縮化する際
に、或いは、伸長する際に、図1,図4に示す様に、内
管31''のホッパ形状部12' が外管31' の蛇腹15
を通過するプロセスにて該蛇腹15の谷部分とは引掛り
等の干渉はせず、スムーズな相対摺動が充分に許容され
ることになる。
【0030】上述構成において、図5に示す在来態様同
様に、パック1の側面2に対しストロー3''''をフイル
ムシート4と共に一体的に添着してユニット商品5とす
るに際してはその製造工程において、内管31''を外管
31' 内にて相対摺動させ、所定サイズの短尺化をする
に、外管31' はその蛇腹15を介して所定に屈曲させ
てUの字型等にし、その際、内管31''のホッパ形状部
12' が外管31' の蛇腹15の谷部分を通過する際、
上述した如く、該蛇腹15の谷部の内径より内管31'
のホッパ形状部12' の外径が小さいことにより、何ら
相互に干渉は生ぜず、引掛り等はなく、スムーズに摺動
して容易に短尺化が図れ、蛇腹15の屈曲機能や内管3
1''のホッパ形状部12' の外管31' の漏斗形体12
とのシール機能は何ら損われることはない。
様に、パック1の側面2に対しストロー3''''をフイル
ムシート4と共に一体的に添着してユニット商品5とす
るに際してはその製造工程において、内管31''を外管
31' 内にて相対摺動させ、所定サイズの短尺化をする
に、外管31' はその蛇腹15を介して所定に屈曲させ
てUの字型等にし、その際、内管31''のホッパ形状部
12' が外管31' の蛇腹15の谷部分を通過する際、
上述した如く、該蛇腹15の谷部の内径より内管31'
のホッパ形状部12' の外径が小さいことにより、何ら
相互に干渉は生ぜず、引掛り等はなく、スムーズに摺動
して容易に短尺化が図れ、蛇腹15の屈曲機能や内管3
1''のホッパ形状部12' の外管31' の漏斗形体12
とのシール機能は何ら損われることはない。
【0031】そして、飲料14の吸飲に際し、ストロー
3''' をパック1から取り外し所定長さの長尺化を図る
に、該内管31''を外管31' に対し伸長する際に、該
内管31''のホッパ形状部12' が外管31' の蛇腹1
5部を通過するプロセスにおいては上述同様にその径の
相対差により相対摺動はスムーズに行われ、しかも、該
内管31''のホッパ形状部12' は外管31' の係止部
11をその樹脂弾性により乗り越えて該外管31' の漏
斗形体12のホッパ形状部12' に樹脂弾性によりスプ
リングバックして密着し、又、外管31' と内管31''
のテーパ部12,12' も密着して充分にシール性が高
められ、飲料14の吸飲に際して充分なシール性が保証
される。
3''' をパック1から取り外し所定長さの長尺化を図る
に、該内管31''を外管31' に対し伸長する際に、該
内管31''のホッパ形状部12' が外管31' の蛇腹1
5部を通過するプロセスにおいては上述同様にその径の
相対差により相対摺動はスムーズに行われ、しかも、該
内管31''のホッパ形状部12' は外管31' の係止部
11をその樹脂弾性により乗り越えて該外管31' の漏
斗形体12のホッパ形状部12' に樹脂弾性によりスプ
リングバックして密着し、又、外管31' と内管31''
のテーパ部12,12' も密着して充分にシール性が高
められ、飲料14の吸飲に際して充分なシール性が保証
される。
【0032】又、吸飲に際しては外管31' の蛇腹15
をその吸飲し易い姿勢に所定に屈曲させて用いることは
在来態様同様である。
をその吸飲し易い姿勢に所定に屈曲させて用いることは
在来態様同様である。
【0033】尚、この出願の発明の実施態様は上述実施
例に限るものでないことは勿論である。
例に限るものでないことは勿論である。
【0034】又、設計変更的には複数段の蛇腹を形成し
たブロックを所定の間隔を介し複数段設置したりする等
が出来ることは勿論のことである。
たブロックを所定の間隔を介し複数段設置したりする等
が出来ることは勿論のことである。
【0035】そして、適用対象のストローはブリックパ
ックに一体添設のユニット商品の態様ばかりでなく、独
立して用いる態様等にも出来ることも勿論のことであ
る。
ックに一体添設のユニット商品の態様ばかりでなく、独
立して用いる態様等にも出来ることも勿論のことであ
る。
【0036】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
にブリックパックの側面に一体添設してユニット商品と
したり、該ブリックパックとは別体に独立して用いるス
トローにあって外管と内管とが嵌挿されて相対摺動自在
にされた二重管式のストロー構造にあって、外管がその
一般部に蛇腹を有して極めて使い勝手が良く、病人や老
人,幼児等に対する利便性が高い屈曲自在なストローに
よる飲料の吸飲に際し、該蛇腹に対する内外管の相対摺
動の際に内管がその後端部のホッパ部をして外管の先端
部の係止部に対するオーバーな摺動防止機能を有しなが
らも、蛇腹部分の内径部分よりも内管の係止部のホッパ
形状部に接続する管体部の外径が小さめに形成されてい
ることにより、ストロー製造時の外管と内管の組付けや
吸飲時に際しての相対摺動が該蛇腹やノッチの本来的機
能を何ら損うことなく、極めてスムーズに行えるという
優れた効果が奏される。
にブリックパックの側面に一体添設してユニット商品と
したり、該ブリックパックとは別体に独立して用いるス
トローにあって外管と内管とが嵌挿されて相対摺動自在
にされた二重管式のストロー構造にあって、外管がその
一般部に蛇腹を有して極めて使い勝手が良く、病人や老
人,幼児等に対する利便性が高い屈曲自在なストローに
よる飲料の吸飲に際し、該蛇腹に対する内外管の相対摺
動の際に内管がその後端部のホッパ部をして外管の先端
部の係止部に対するオーバーな摺動防止機能を有しなが
らも、蛇腹部分の内径部分よりも内管の係止部のホッパ
形状部に接続する管体部の外径が小さめに形成されてい
ることにより、ストロー製造時の外管と内管の組付けや
吸飲時に際しての相対摺動が該蛇腹やノッチの本来的機
能を何ら損うことなく、極めてスムーズに行えるという
優れた効果が奏される。
【0037】したがって、該ストローの蛇腹を損傷する
ことなく、したがって、その本来的な機能を損うことが
ないという優れた効果が奏される。
ことなく、したがって、その本来的な機能を損うことが
ないという優れた効果が奏される。
【0038】そして、外管と内管の相対摺動がスムーズ
に行えることから、二重管式のストローの利便性がより
促進されるという効果もある。
に行えることから、二重管式のストローの利便性がより
促進されるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例の外管に内管が嵌挿
された全体概略縦断面図である。
された全体概略縦断面図である。
【図2】同、外管の部分拡大縦断面図である。
【図3】同、内管の部分拡大縦断面図である。
【図4】同、ストローの伸長時の全体概略断面図であ
る。
る。
【図5】従来態様のストローの全体概略斜視図である。
【図6】パックとストローがユニット化された一般態様
の全体概略斜視図である。
の全体概略斜視図である。
【図7】従来技術に基づく二重管式のストローの全体概
略部分断面図である。
略部分断面図である。
【図8】同、吸飲時の全体概略部分切截斜視図である。
【図9】蛇腹を有する在来態様の二重管ストローの部分
拡大体断面図である。
拡大体断面図である。
【符号の説明】 3'''' ストロー 31' 外管 31'' 内管 15 蛇腹 11 係止部 12 漏斗形体 12' ホッパ形状部
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
Claims (4)
- 【請求項1】可撓性の外管に該外管の前端部に形成され
た係止部に対して係合するホッパ形状部の基端縁を端部
に有する内管が相対摺動自在に嵌装されているストロー
構造において、上記外管の基端部の飲み口の近くに複数
段の蛇腹が形成され、併せて該外管の先端部に上記係止
部を併設した漏斗形体部が先細に形成され、一方内管の
後端に該漏斗形体部に内接自在なホッパ形状部が形成さ
れ、該ホッパ形状部の最外周の外径が上記外管の蛇腹の
内径よりは小さく且つ上記係止部の内径より大きく形成
されていることを特徴とするストロー構造。 - 【請求項2】上記複段蛇腹を形成するブロックが相互に
離隔して複数に形成されていることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載のストロー構造。 - 【請求項3】上記係止部がリング状に形成されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のストロー構
造。 - 【請求項4】上記係止部がスポット状に形成されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のストロー
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021894A JPH07289408A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | ストロー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021894A JPH07289408A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | ストロー構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07289408A true JPH07289408A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14530076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11021894A Pending JPH07289408A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | ストロー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07289408A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002066340A1 (fr) * | 2001-02-21 | 2002-08-29 | Kikkoman Corporation | Paille |
JP2009247631A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Nippon Straw Co Ltd | 飲料用二重ストロー |
JP5652978B1 (ja) * | 2014-05-28 | 2015-01-14 | アサヒグループホールディングス株式会社 | ストロー |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP11021894A patent/JPH07289408A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002066340A1 (fr) * | 2001-02-21 | 2002-08-29 | Kikkoman Corporation | Paille |
JP2009247631A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Nippon Straw Co Ltd | 飲料用二重ストロー |
JP5652978B1 (ja) * | 2014-05-28 | 2015-01-14 | アサヒグループホールディングス株式会社 | ストロー |
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