JP5128345B2 - 柱脚構造及びその設置方法 - Google Patents

柱脚構造及びその設置方法 Download PDF

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本発明は、建築構造物における基礎コンクリート中に埋め込まれた鉄骨柱の下端部と、基礎コンクリート中の主鉄筋との間の力の伝達が、仲介連結部材を介して行なわれる柱脚構造、及びその設置方法に関するものである。
従来の柱脚構造としては、例えば、特許文献1に記載されたような、板状であって、その内側(中央側)に形成される開口部に建築構造物の鉄骨柱の下端部が嵌合して、その鉄骨柱の下端部に固定される仲介連結部材を備えており、この仲介連結部材に主鉄筋が連結されることにより、この仲介連結部材を介して、鉄骨柱の下端部に主鉄筋が連結されるようになっている柱脚構造があった。
特許第4033340号公報
しかしながら、上記従来の柱脚構造においては、その鉄骨柱の下端部と基礎コンクリート中の主鉄筋とが、仲介連結部材を介して連結され、鉄骨柱の下端部と仲介連結部材との間が溶接により固定される構造になっていた。このため、鉄骨柱の下端部と仲介連結部材との間の溶接による固定作業が、熟練を要する等のため容易ではないという問題があった。
また、上記従来の柱脚構造においては、鉄骨柱及び仲介連結部材を設置した後でなければ、主鉄筋等の配筋作業、及びその後の基礎コンクリートの打設作業を行なうことができないので、作業手順における自由度が低くなっていた。このことにより、柱脚構造の施工効率が低下して、工期が長期化するおそれがあるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、その設置作業を容易にすることができると共に、その作業手順の自由度を高くして施工効率を向上させることができる柱脚構造及びその設置方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明による柱脚構造は、
仲介連結部材と主鉄筋の端部とが基礎コンクリート中で連結される柱脚構造であって、 前記仲介連結部材に形成された中央開口部に鉄骨柱が挿入され、
前記鉄骨柱の外周部と前記仲介連結部材の中央開口部の内周面との間の空間にグラウト材が充填され、前記仲介連結部材と前記鉄骨柱とが前記グラウト材を介してのみ連結されていることを特徴とするものである。
また、本発明による柱脚構造は、
捨てコンクリートから基礎コンクリート上面までの高さと略同じ高さを有する型枠部材が前記空間の前記仲介連結部材側に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明による柱脚構造は、
前記型枠部材が、前記仲介連結部材を上下方向から挟み込む形態となるように設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明による柱脚構造は、
前記型枠部材の外側に水平断面がL字状のL字部材が設置されていることを特徴とするものである。
また、本発明による柱脚構造は、
前記仲介連結部材に上下方向に貫通する掛止用孔が形成され、
前記主鉄筋の端部に設けた折り曲げ部が前記掛止用孔に挿し込まれることにより、前記主鉄筋の端部が前記仲介連結部材に掛止されるようにしたことを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するために本発明は、
仲介連結部材と主鉄筋の端部とが基礎コンクリート中で連結される柱脚構造の設置方法であって、
前記仲介連結部材に形成された中央開口部に空間を介して鉄骨柱が挿入されて施工される鉄骨柱の設置作業と、
前記仲介連結部材と主鉄筋の端部とが連結されて施工される配筋作業とを互いに個別に行なうことができるようにすると共に、
基礎コンクリート打設前あるいは後に、前記空間にグラウト材を充填して、前記仲介連結部材と前記鉄骨柱とが前記グラウト材を介してのみ連結されるようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明による柱脚構造の設置方法は、
基礎コンクリートの打設前に、前記空間の前記仲介連結部材側に、捨てコンクリートから基礎コンクリート上面までの高さと略同じ高さを有する型枠部材を設置するようにしたことを特徴とするものである。

また、本発明による柱脚構造の設置方法は、
前記型枠部材の全部又は一部を、基礎コンクリートの打設・固化後、グラウト材充填前に除去することを特徴とするものである。
このような本発明の柱脚構造によれば、
仲介連結部材と主鉄筋の端部とが基礎コンクリート中で連結される柱脚構造であって、
前記仲介連結部材に形成された中央開口部に鉄骨柱が挿入され、
前記鉄骨柱の外周部と前記仲介連結部材の中央開口部の内周面との間の空間にグラウト材が充填されていることにより、
柱脚構造の設置作業を容易にすることができると共に、その作業手順の自由度を高くして施工効率を向上させることができる。
また、本発明の柱脚構造によれば、
捨てコンクリートから基礎コンクリート上面までの高さと略同じ高さを有する型枠部材が前記空間の前記仲介連結部材側に設けられていることにより、
柱脚構造の設置作業を容易にすることができると共に、その作業手順の自由度をさらに高くして施工効率を向上させることができる。
また、本発明の柱脚構造によれば、
前記型枠部材が、前記仲介連結部材を上下方向から挟み込む形態となるように設けられていることにより、
上記型枠部材を小型化してその搬送作業等を容易にすることができる。
また、本発明の柱脚構造によれば、
前記型枠部材の外側に水平断面がL字状のL字部材が設置されていることにより、
上記型枠部材の設置作業等を確実にすることができる。
また、本発明の柱脚構造によれば、
前記仲介連結部材に上下方向に貫通する掛止用孔が形成され、
前記主鉄筋の端部に設けた折り曲げ部が前記掛止用孔に挿し込まれることにより、前記主鉄筋の端部が前記仲介連結部材に掛止されるようにしたことにより、
前記仲介連結部材と前記主鉄筋の端部との連結を容易にすることができる。
また、本発明の柱脚構造の設置方法によれば、
仲介連結部材と主鉄筋の端部とが基礎コンクリート中で連結される柱脚構造の設置方法であって、
前記仲介連結部材に形成された中央開口部に空間を介して鉄骨柱が挿入されて施工される
鉄骨柱の設置作業と、
前記仲介連結部材と主鉄筋の端部とが連結されて施工される配筋作業とを互いに個別に行なうことができるようにしたことにより、
柱脚構造の設置作業を容易にすることができると共に、その作業手順の自由度を高くして施工効率を向上させることができる。
また、本発明の柱脚構造の設置方法によれば、
基礎コンクリートの打設前に、前記空間の前記仲介連結部材側に、捨てコンクリートから基礎コンクリート上面までの高さと略同じ高さを有する型枠部材を設置し、
基礎コンクリート打設前あるいは後に、前記鉄骨柱と前記型枠部材との間の空間にグラウト材を充填するようにしたことにより、
柱脚構造の設置作業を容易にすることができると共に、その作業手順の自由度をさらに高くして施工効率を向上させることができる。
また、本発明の柱脚構造の設置方法によれば、
前記型枠部材の全部又は一部を、基礎コンクリートの打設・固化後、グラウト材充填前に除去することにより、
型枠部材を再利用することができ、また、施行後において基礎コンクリートとグラウト材の継ぎ目を目立たなくすることができる。
また、基礎コンクリート打設後に型枠部材を取り外した場合、型枠部材が取り外された基礎コンクリート表面には凹凸が発生するが、このような凹凸ができることによって、鉛直方向の力の伝達がよくなるという利点がある。
以下、本発明に係る柱脚構造及びその設置方法を実施するための最良の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態に係る柱脚構造2について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係る柱脚構造2は、図1及び図2に示すように、互いに上下方向に離れて基礎コンクリート6中に配置される、2つの枠形状(無端状)の仲介連結部材8を備えている。これらの上下2つの仲介連結部材8のそれぞれは、基礎コンクリート6中に埋め込まれた鉄骨柱4の下端部4aと、基礎コンクリート6中の主鉄筋10との間で、後述するように、力を伝達することができるようになっている。
基礎コンクリート6中には、鉄骨柱4の下端部4aの同図中左右両側のそれぞれに、上方と下方に分かれて4本ずつ、計8本の主鉄筋10が配置されている。この上方及び下方のそれぞれの4本の主鉄筋10は、互いに平行に(水平方向に互いに等間隔に)並んで配置されている。
この計8本の主鉄筋10のそれぞれは、その端部10aの外周におねじが形成されており、仲介連結部材8の後述するめねじ8bとねじ締結するようになっている。
また、この計8本の主鉄筋10のそれぞれには、この計8本の主鉄筋10と直交する方向にその外側から、主鉄筋10を矩形無端状に囲むように配筋されたあばら筋12(せん断補強筋)がくくりつけられている。このようなあばら筋12により、計8本の主鉄筋10のそれぞれは、相互の位置関係が固定されるようになっている。
なお、柱脚構造2の設置作業の際には、あばら筋12は、主鉄筋10のそれぞれの端部10aが仲介連結部材8に連結された後の段階において配筋される。また、あばら筋12により相互の位置関係が固定された8本の主鉄筋10は、基礎コンクリート6の打設前においては、その下段の4本が、捨てコンクリート14上に載置された不図示のブロック等の上に載置されていることにより、この8本の主鉄筋10全部が所定の高さに配置されるようになっている。この8本の主鉄筋10は、このように高さ設定された状態で、打設される基礎コンクリート6中に埋め込まれる。
次に、仲介連結部材8には、その枠形状の内側に、鉄骨柱4の下端部4aが貫通する略四角形の開口部8aが形成されている。この開口部8aは、図1に示すように、鉄骨柱4の下端部4aが周囲の空間を介して貫通するように、この鉄骨柱4の下端部4aの断面形状、並びに、この鉄骨柱4の下端部4aの先端部に溶着されているベースプレート11の平面形状よりも大きい大きさで開口するように形成されている。
柱脚構造2は、図1及び図2に示すように、鉄骨柱4の下端部4aの外周面と、仲介連結部材8の開口部8aの内周面との間の空間に、鉄骨柱4の下端部4aや仲介連結部材8の周囲に打設される基礎コンクリート6と一体的に固化する、基礎コンクリート6の一部が充填されて、鉄骨柱4の下端部4aと主鉄筋10との間で力を伝達することができるようになっている。
ここで、基礎コンクリート6のうち、鉄骨柱4の下端部4aの外周面と、仲介連結部材8の開口部8aの内周面との間の空間に充填される部分は、グラウト材として用いられているので、かかる部分をグラウト材と呼ぶものとする。グラウト材とは、一般に、建設工事において空洞、空隙、隙間などの空間を埋めるために注入する流動体のことをいう。
また、仲介連結部材8の図中左右方向の両端部には、複数のめねじ8bが形成されている。この仲介連結部材8の複数のめねじ8bのそれぞれには、おねじが加工された主鉄筋10の端部10aがネジ結合している。
このような柱脚構造2は、その鉄骨柱4に仲介連結部材8を溶接により直接固定しなくても良いので、その設置作業の際における基礎コンクリート6の打設前の段階において、主鉄筋10と仲介連結部材8との間の連結作業、及び、主鉄筋10を含めあばら筋12等の配筋作業等とは独自に、鉄骨柱4の設置作業を施工することができるようになっている。
すなわち、柱脚構造2は、その設置作業の際に、主鉄筋10と仲介連結部材8との間の連結作業、及び主鉄筋10やあばら筋12等の配筋作業等の施工前、施工中、又は施工後のいずれの場合においても、鉄骨柱4の設置作業は独自に施工することができるようになっている。
このような本実施の形態に係る柱脚構造2及びその設置方法によれば、その鉄骨柱4と仲介連結部材8とを溶接により直接固定しなくても良いので、この柱脚構造2の設置作業を容易にすることができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造2及びその設置方法によれば、この柱脚構造2の設置作業の際における基礎コンクリート6の打設前の段階において、主鉄筋10と仲介連結部材8との間の連結作業、及び主鉄筋10やあばら筋12等の配筋作業等と、鉄骨柱4の設置作業とを互いに独自に施工することができるので、作業手順の自由度を高くして施工効率を向上させることができ、工期が長期化するのを防止することができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造2及びその設置方法によれば、その鉄骨柱4と仲介連結部材8との間の力の伝達は、この鉄骨柱4の下端部4aの外周面と、仲介連結部材8の開口部8aの内周面との間に充填されたグラウト材(基礎コンクリート6)を介して行なわれるので、鉄骨柱4と仲介連結部材8との間の力の伝達強度が低下することも防止することができる。
次に、図3及び図4は、本発明の第2の実施の形態に係る柱脚構造20及びその設置方法について説明するために参照する図である。前記第1の実施の形態に係る柱脚構造2と同様の部分には同じ符号を用いて説明し、同様の構成についての重複する説明は省略するものとする。
本実施の形態に係る柱脚構造20は、図3に示すように、その上下2つの仲介連結部材8のそれぞれの開口部8aの内側の寸法が、前記第1の実施の形態に係る柱脚構造2の開口部8aの内側の寸法よりも、若干大きめに形成されている。
また、柱脚構造20は、図3及び図4に示すように、この上下に配置された2つの仲介連結部材8の開口部8aの両方を貫通し、捨てコンクリート14上に載置される角筒状の型枠部材22を備えている。この型枠部材22は、4枚の鋼板材を溶接で互いに接合することにより形成したものである。
この型枠部材22は、基礎コンクリート6の打設前であって、かつ、その設置が妨げられないように、鉄骨柱4の設置前に設置される。また、型枠部材22は、その高さが、基礎コンクリート6の深さよりも多少高く設定されて形成されている。
また、この型枠部材22は、その高さ方向(図4中、上下方向)に直角の水平断面の外周の寸法が、仲介連結部材8の開口部8aに嵌合可能な大きさに設定されている。これにより、型枠部材22は、仲介連結部材8の開口部8aよりも型枠部材22の板厚分小さい範囲の水平領域を基礎コンクリート6の深さ全体にわたって囲むようになっている。
鉄骨柱4は、その下端部4a及びそのベースプレート11が型枠部材22の内側に配置されるよう設置されている。また、型枠部材22には、鉄骨柱4を囲むように前記グラウト材24が充填されている。このグラウト材24は、型枠部材22の外側(鉄骨柱4と反対側)に打設される基礎コンクリート6と同じ成分のコンクリートであっても良いし、或いは、基礎コンクリート6と異なる成分のコンクリートや合成樹脂等であってもよい。
柱脚構造20は、その鉄骨柱4の配置作業、及び型枠部材22の内側のグラウト材24の充填作業を、主鉄筋10と仲介連結部材8との間の連結作業、及び主鉄筋10やあばら筋12等の配筋作業、並びに、基礎コンクリート6の充填作業とは独自に施工することができるようになっている。
このような本実施の形態に係る柱脚構造20及びその設置方法によれば、前記第1の実施の形態と同様に、その鉄骨柱4に仲介連結部材8を溶接により直接固定しなくても良いので、柱脚構造20の設置作業を容易にすることができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造20及びその設置方法によれば、前記第1の実施の形態と同様に、この柱脚構造20の設置作業の際における基礎コンクリート6の打設前の段階において、主鉄筋10と仲介連結部材8との間の連結作業、及び主鉄筋10やあばら筋12等の配筋作業等と、鉄骨柱4の設置作業とを互いに独自に施工することができるので、作業手順の自由度を高くして施工効率を向上させることができ、工期が長期化するのを防止することができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造20及びその設置方法によれば、この柱脚構造20の設置作業の際に、基礎コンクリート6の打設作業と、鉄骨柱4の設置作業とを別個に進行させることができるようになるので、さらに作業手順の自由度を高くして、施工効率を向上させることができて工期が長期化するのを防止することができる。
次に、図5及び図6は、本発明の第3の実施の形態に係る柱脚構造30及びその設置方法について説明するために参照する図である。前記第2の実施の形態に係る柱脚構造20と同様の部分には同じ符号を用いて説明し、同様の構成についての重複する説明は省略するものとする。
本実施の形態に係る柱脚構造30は、前記第2の実施の形態に係る柱脚構造20の型枠部材22と異なる型枠部材32を備えている。前記第2の実施の形態に係る型枠部材22は、基礎コンクリート6の打設深さ全体にわたり一体的に形成されていたのに対し、本実施の形態に係る柱脚構造30の型枠部材32は、上下に配置される2つの仲介連結部材8により上下方向に区切られ、3つの型枠部材32a,32b,32cに分割されている点で異なっている。
また、3つの型枠部材32a,32b,32cのそれぞれは、仲介連結部材8の開口部8aが囲むその内側の水平領域とほぼ同じ範囲の水平領域を囲むように形成されているが、これらの型枠部材32a,32b,32cのそれぞれが囲む水平領域の大きさの方が、仲介連結部材8の開口部8aが囲む水平領域の大きさよりも、若干だけ大きくなるように形成されている。このため、型枠部材32a,32b,32cのそれぞれの上下端面が水平方向に多少ずれても、それぞれの上下端面の水平方向の全面を確実に仲介連結部材8に接触させることができて、確実に固定することができる。
型枠部材32a,32b,32cのそれぞれは、基礎コンクリート6の打設前の段階において、2つの仲介連結部材8のいずれか一方又は両方に、溶接により固定した状態で設置されるようになっている。
このような本実施の形態に係る柱脚構造30及びその設置方法によれば、前記第2の実施の形態と同様に、この柱脚構造30の設置作業を容易にすることができると共に、その設置作業の手順の自由度を高くして施工効率を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造30及びその設置方法によれば、その型枠部材32が、3つの型枠部材32a,32b,32cに分割されていることにより、それぞれが小型化されているので、この型枠部材32a,32b,32cの搬送作業等を容易にすることができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造30及びその設置方法によれば、3つの型枠部材32a,32b,32cのそれぞれが囲む、それぞれの内側の水平領域の大きさが、仲介連結部材8の開口部8aが囲むその内側の水平領域よりも若干だけ大きい大きさとなるように形成されていることにより、型枠部材32の内部のグラウト材24の外周が段形状を有するように固化するので、鉄骨柱4に上下方向の荷重が加わったときにおける、この上下方向の荷重の仲介連結部材8への伝達効率を向上させることができる。
次に、図7及び図8は、本発明の第4の実施の形態に係る柱脚構造40及びその設置方法について説明するために参照する図である。前記第3の実施の形態に係る柱脚構造30と同様の部分には同じ符号を用いて説明し、同様の構成についての重複する説明は省略するものとする。
本実施の形態に係る柱脚構造40は、図7及び図8に示すように、その上方の仲介連結部材8の上面上における開口部8aの四隅部のそれぞれの外側の近傍部分であって、型枠部材32aの外側に、型枠部材32aの高さとほぼ同じ長さを有する4本の、水平断面が略L字状のL字部材42aが配置され、それらの下端部が仲介連結部材8の上面上に溶接により固定されている。
また、L字部材42aのそれぞれは、図7に示すように、その水平断面形状の、「L」字状の縦棒と横棒のそれぞれの伸びる方向が、対応する開口部8aの各隅部を形成する2辺のそれぞれが伸びる方向と平行になるように配置されている。
また、図8に示すように、下方の仲介連結部材8には、その下面側に、上方の仲介連結部材8上に設けたL字部材42aと同様の、4本のL字部材42cが設けられている。この4本のL字部材42cは、型枠部材32cの高さとほぼ同じ長さを有している。
また、上下に配置された2つの仲介連結部材8同士の間には、これら2つの仲介連結部材8の互いの対向面のそれぞれにおける、開口部8aの四隅部のそれぞれの外側の近傍部分同士を連結する、4本の、断面がL字部材42a,42cと同様のL字部材42bが設けられている。この4本のL字部材42bは、型枠部材32bの高さとほぼ同じ長さを有している。
このような本実施の形態に係る柱脚構造40及びその設置方法によれば、前記実施の形態と同様に、この柱脚構造40の設置作業を容易にすることができると共に、その設置作業の手順の自由度を高くして施工効率を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造40及びその設置方法によれば、前記第3の実施の形態と同様に、その型枠部材32が、3つの型枠部材32a,32b,32cに分割されていることにより、その搬送作業等を容易にすることができると共に、その鉄骨柱4に上下方向の荷重が加わったときにおける、この上下方向の荷重の仲介連結部材8への伝達効率を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造40及びその設置方法によれば、4つずつの、3組のL字部材42a,42b,42cが設けられていることにより、型枠部材32a,32b,32cが仲介連結部材8に直接固定されていなくても、型枠部材32a,32b,32cと仲介連結部材8との間の水平方向の相対位置が、基礎コンクリート6の打設作業中などにおいてずれてしまうことを防止することができる。
このため、本実施の形態に係る柱脚構造40及びその設置方法によれば、型枠部材32a,32b,32cを仲介連結部材8に直接固定せずに済むので、型枠部材32a,32b,32cの設置作業等を容易にすることができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造40及びその設置方法によれば、型枠部材32a,32b,32cのそれぞれを構成する4枚の平板部材の内側同士が、互いに溶接により固定されていても良いし、或いは、この4枚の平板部材同士が互いに固定されずに、例えば、この4枚の平板部材のそれぞれがL字部材42a,42b,42cに固定されるようになっていても良いので、施工現場の作業員の判断により、効率の良い作業手順を選択することができる。このため、型枠部材32a,32b,32cの設置作業等を容易にすることができる。
次に、図9及び図10は、本発明の第5の実施の形態に係る柱脚構造50及びその設置方法について説明するために参照する図である。前記第1の実施の形態に係る柱脚構造2と同様の部分には同じ符号を用いて説明し、同様の構成についての重複する説明は省略するものとする。
本実施の形態に係る柱脚構造50は、図9及び図10に示すように、前記第1の実施の形態に係る柱脚構造2における仲介連結部材8とは異なる仲介連結部材52を備えている。また、本実施の形態に係る柱脚構造50においては、前記第1の実施の形態に係る柱脚構造2における主鉄筋10とは異なる主鉄筋54が用いられている。
前記第1の実施の形態に係る柱脚構造2における仲介連結部材8には、めねじ8bが形成されていたが、本実施の形態に係る柱脚構造50の仲介連結部材52には、このようなめねじ8bの代わりに、その開口部52aより外側の部分に、上下方向に貫通する複数の掛止用孔52bが形成されている。この掛止用孔52bのそれぞれには、主鉄筋54のそれぞれの端部を下方に折り曲げて形成した折り曲げ部54aが、上方から挿し込まれて掛止されている。
このような本実施の形態に係る柱脚構造50及びその設置方法によれば、前記第1の実施の形態と同様の効果の他に、その仲介連結部材52の掛止用孔52bに対して主鉄筋54の折り曲げ部54aを上方から挿し込むだけで、この主鉄筋54を掛止用孔52bに掛止することができるので、仲介連結部材52と主鉄筋54との連結作業を容易にすることができる。
なお、前記第2の実施の形態に係る柱脚構造20においては、型枠部材22に鋼板材を用いていたが、このように鋼板材に限定する必要は無く、型枠部材22は木製等の他の材料により形成したものであってもよい。
また、前記第2の実施の形態に係る柱脚構造20においては、型枠部材22を基礎コンクリート6とグラウト材24との間に残すようになっていたが、基礎コンクリート6の打設後で、グラウト材24の充填前に、型枠部材22を取り外すようにしてもよい。
このように型枠部材22を取り外すようにした場合には、枠部材22を再利用することができ、また、柱脚構造20の設置後において、基礎コンクリート6とグラウト材24との境目を目立たなくすることができる。また、型枠部材22が木製の場合には、基礎コンクリート6の打設後で、グラウト材24の充填前には、型枠部材22は必ず取り外す必要がある。
また、前記第3及び第4の実施の形態に係る柱脚構造30,40においても、型枠部材32aを基礎コンクリート6とグラウト材24との間に残すようになっていたが、基礎コンクリート6の打設後で、グラウト材24の充填前にそれを取り外すようにしてもよい。
また、前記第1、第2、第3及び第4の実施の形態に係る柱脚構造2,20,30,40においては、主鉄筋10の端部10aにおねじを形成し、これを仲介連結部材8のめねじ8bにねじ締結することにより連結するようになっていたが、主鉄筋10の端部10aは、溶接等の他の手段、或は前記第5の実施の形態のような他の手段等の、どのような手段により仲介連結部材8に連結するようになっていてもよい。
また、前記第2の実施の形態に係る柱脚構造20においては、型枠部材32aの外側に、型枠部材32aの高さとほぼ同じ長さを有する4本の、水平断面が略L字状のL字部材42aが用いられていたが、前記第2、第3の実施の形態のように型枠部材22が用いられている場合には、それらの第2、第3の実施の形態においても上記L字部材を設置することが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る柱脚構造2を示す上面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る柱脚構造2を示す側面断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る柱脚構造20を示す上面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る柱脚構造20を示す側面断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る柱脚構造30を示す上面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る柱脚構造30を示す側面断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る柱脚構造40を示す上面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る柱脚構造40を示す側面断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る柱脚構造50を示す上面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る柱脚構造50を示す側面断面図である。
符号の説明
2 柱脚構造
4 鉄骨柱
4a 下端部
6 基礎コンクリート
8 仲介連結部材
8a 開口部
8b 雌ネジ
10 主鉄筋
11 ベースプレート
12 あばら筋
14 捨てコンクリート
20 柱脚構造
22 枠部材
24 グラウト材
30 柱脚構造
32,32a,32b,32c 枠部材
40 柱脚構造
42a,42b,42c L型鋼
50 柱脚構造
52 仲介連結部材
52a 開口部
52b 掛止用孔
54 主鉄筋
54a 折り曲げ部

Claims (8)

  1. 仲介連結部材と主鉄筋の端部とが基礎コンクリート中で連結される柱脚構造であって、 前記仲介連結部材に形成された中央開口部に鉄骨柱が挿入され、
    前記鉄骨柱の外周部と前記仲介連結部材の中央開口部の内周面との間の空間にグラウト材が充填され、前記仲介連結部材と前記鉄骨柱とが前記グラウト材を介してのみ連結されている
    ことを特徴とする柱脚構造。
  2. 捨てコンクリートから基礎コンクリート上面までの高さと略同じ高さを有する型枠部材が前記空間の前記仲介連結部材側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の柱脚構造。
  3. 前記型枠部材が、前記仲介連結部材を上下方向から挟み込む形態となるように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の柱脚構造。
  4. 前記型枠部材の外側に水平断面がL字状のL字部材が設置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の柱脚構造。
  5. 前記仲介連結部材に上下方向に貫通する掛止用孔が形成され、
    前記主鉄筋の端部に設けた折り曲げ部が前記掛止用孔に挿し込まれることにより、前記主鉄筋の端部が前記仲介連結部材に掛止されるようにした
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の柱脚構造。
  6. 仲介連結部材と主鉄筋の端部とが基礎コンクリート中で連結される柱脚構造の設置方法であって、
    前記仲介連結部材に形成された中央開口部に空間を介して鉄骨柱が挿入されて施工される鉄骨柱の設置作業と、
    前記仲介連結部材と主鉄筋の端部とが連結されて施工される配筋作業とを互いに個別に行なうことができるようにすると共に、
    基礎コンクリート打設前あるいは後に、前記空間にグラウト材を充填して、前記仲介連結部材と前記鉄骨柱とが前記グラウト材を介してのみ連結されるようにした
    ことを特徴とする柱脚構造の設置方法。
  7. 基礎コンクリートの打設前に、前記空間の前記仲介連結部材側に、捨てコンクリートから基礎コンクリート上面までの高さと略同じ高さを有する型枠部材を設置するようにした
    ことを特徴とする請求項6に記載の柱脚構造の設置方法。
  8. 前記型枠部材の全部又は一部を、基礎コンクリートの打設・固化後、グラウト材充填前に除去することを特徴とする請求項7に記載の柱脚構造の設置方法。
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