JP2010053554A - 継手部材、コンクリート材の接合構造、およびコンクリート部材 - Google Patents

継手部材、コンクリート材の接合構造、およびコンクリート部材 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な構造で、同種および異種コンクリートの打ち継ぎ目に使用されて十分な応力伝達を行うことが可能であり、このため打ち継ぎ目の強度低下を抑制することが可能な継手部材、コンクリートの接合構造、およびこれを用いた埋設型枠等のコンクリート部材を提供する。
【解決手段】 継手板1は平板上の鋼材であり、全長にわたり複数の孔3、孔5が2列に設けられる。孔3はコンクリート11aによって埋設され、孔3内にはコンクリート11aが回りこむ。すなわち、コンクリート11aと継手板1とは一体化される。次いでコンクリート11aの上にコンクリート11bを打設する。この際、孔5はコンクリート11bによって埋設され、孔5内にコンクリート11bが回りこむ。すなわち、コンクリート11bと継手板1は一体化される。
【選択図】図1

Description

本発明は、同種または異種のコンクリートの打ち継ぎ目に使用される継手部材、コンクリート材の接合構造、およびこれを用いた埋設型枠等のコンクリート部材に関するものである。
従来、コンクリート工事においては、コンクリート工場の日当たり供給量に限界があるため、連続して打設可能なコンクリート構造体の大きさには限界がある。したがって、大規模な工事では、コンクリートを段階的に打設するため、分割打設に伴う打ち継ぎ目の発生は避けることができない。
また、同様に、プレキャストコンクリート材を埋設型枠等として使用し、現場で埋設型枠内にコンクリートを充填打設するような場合にも、プレキャストコンクリート材と現場打ちのコンクリート材との間に打ち継ぎ目が生じる。
打ち継ぎ目は、コンクリート材の不連続面となるため、コンクリート材が本来有する強度よりも劣り、引張力やせん断力等を確実に伝達するためには、打ち継ぎ目の処理が必要である。
このような打ち継ぎ目部の強度低下に対する打ち継ぎ目の処理方法としては、例えば、打ち継ぎ目部の表面に凹凸や突起を設ける方法や、接着剤によって接着する方法があり、また、鉄筋等を打ち継ぎ目を跨ぐように設置して応力伝達を確実に行わせる方法がある。
また、孔あき鋼板を面部とリブ部とを一体に形成してプレキャストコンクリートに埋め、プレキャストコンクリートから露出するリブ部の孔に主筋を挿通して、機械的に本体コンクリートと一体化する埋設型枠がある(特許文献1)。
特開昭58−47850号公報
しかし、打ち継ぎ目部に凹凸や突起を設けても、せん断力の伝達性は向上するものの、引張力の伝達には十分な効果が得られない。また、接着剤を使用した場合は、工数を要するだけでなく、接着剤の経年劣化によって耐久性が劣るという問題がある。また、2種類のコンクリート間に鉄筋を打ち継ぎ目を跨ぐように埋設して引張力を伝達する方法では、鉄筋周面の付着力によってコンクリートへ鉄筋を定着させる必要があるため、鉄筋が打ち継ぎ目位置よりも大きくはみ出し、施工の障害となりやすいという問題がある。また、この場合、せん断力は打ち継ぎ目の摩擦抵抗により伝達するが、その伝達力は極めて小さいという問題がある。
また、特許文献1による埋設型枠では、孔に通された主筋によって、機械的に接合して一体化を行うものであるため、構造が複雑であり、形状にも制約があるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、簡易な構造で、同種および異種コンクリートの打ち継ぎ目に使用されて十分な応力伝達を行うことが可能であり、このため打ち継ぎ目の強度低下を抑制することが可能な継手部材、コンクリートの接合構造、およびこれを用いた埋設型枠等のコンクリート部材を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、コンクリート材の打ち継ぎ目に用いられる継手部材であって、板状の本体と、前記本体に少なくとも1列に複数並べられて設けられ、第1のコンクリートに埋設される第1の孔と、前記第1の孔が設けられた列に略平行に、少なくとも1列に複数並べて設けられ、第2のコンクリートに埋設される第2の孔とを具備することを特徴とするコンクリート材の打ち継ぎ目に用いられる継手部材である。継手部材に用いられる材料は、鋼材等の金属材料およびFRP等が利用できる。前記第2のコンクリートは前記第1のコンクリートよりも強度が大きく、前記第1の孔の孔径は、前記第2の孔の孔径よりも大きく、複数の前記第1の孔の孔ピッチは、複数の前記第2の孔の孔ピッチよりも大きくてもよい。
第1の発明によれば、複数の第1の孔と複数の第2の孔とがそれぞれ接合対象のコンクリートに埋設され、継手部材を介してコンクリート同士が接合される。このため、各孔にコンクリートが回りこみ、簡易にコンクリートと継手部材とを一体化させることができ、コンクリート同士の打ち継ぎ目の応力伝達が継手部材を介して十分に確保することができる。したがって、コンクリートの打ち継ぎ目での強度低下を簡易な構造で確実に抑えることができる。
特に、強度の異なる異種コンクリートを接合する場合であっても、それぞれのコンクリートに埋設される継手部材の孔の大きさやピッチが、埋設されるコンクリートの強度に応じて最適に設定されれば、異種コンクリート同士であっても確実に応力伝達を行うことができる。
第2の発明は、複数の第1の孔と複数の第2の孔とを有する継手部材が、第1のコンクリートと第2のコンクリートとの打ち継ぎ目に設けられ、前記第1のコンクリートには複数の第1の孔が埋設され、前記第2のコンクリートには複数の第2の孔が埋設されることを特徴とするコンクリート材の接合構造である。前記第2のコンクリートは、前記第1のコンクリートよりも高強度であり、前記第1の孔の孔径は、前記第2の孔の孔径よりも大きく、複数の前記第1の孔の孔ピッチは、複数の前記第2の孔の孔ピッチよりも大きくてもよい。
第2の発明によれば、第1のコンクリートが第1の孔に回り込み、また、第2のコンクリートが第2の孔に回り込むため、第1のコンクリートと継手部材、および、第2のコンクリートと継手部材とが確実に一体化される。したがって、第1のコンクリートと第2のコンクリートとが一体化され、第1のコンクリートと第2のコンクリートとの打ち継ぎ目の応力伝達が継手部材を介して十分に確保される。したがって、簡易な構造でコンクリートの打ち継ぎ目での強度低下を確実に抑えることができる。
特に、強度の異なる異種コンクリートの接合であっても、それぞれのコンクリートに埋設される継手部材の孔の大きさやピッチが、埋設されるコンクリートの強度に応じて最適に設定されるため、異種コンクリート同士であっても確実に応力伝達を行うことができるコンクリートの接合構造を得ることができる。
第3の発明は、複数の第1の孔と、複数の第2の孔とを有する継手部材と、前記第2の孔が埋設されたコンクリート部とを具備し、前記第1の孔は、前記コンクリートから露出しており、他のコンクリートに埋設可能であることを特徴とするコンクリート部材である。第1および第2の孔径および孔ピッチは接合されるコンクリート強度によってそれぞれ最適値が設定され、同種のコンクリートの接合時には、第1および第2の孔径、孔ピッチはそれぞれ同じでも良い。
前記第2の孔が埋設された前記コンクリート部と、前記第1の孔が埋設される前記他のコンクリートとの強度が異なり、前記第1の孔の孔径と前記第2の孔の孔径が異なり、複数の前記第1の孔の孔ピッチは、複数の前記第2の孔の孔ピッチと異なってもよい。この場合、前記第1の孔の孔径は、前記第2の孔の孔径よりも大きく、複数の前記第1の孔の孔ピッチは、複数の前記第2の孔の孔ピッチよりも大きいことが望ましい。
前記コンクリート部は、板状の底部と、前記底部の側方から、前記底部の面方向へ突出する側部を有し、前記継手部材の前記第2の孔は、少なくとも前記底部に埋設され、前記第1の孔は、前記底部と前記側部とで囲まれた凹部に露出していてもよく、また、前記コンクリート部には、前記継手部材が複数設けられ、前記継手部材は、前記底部の縦方向および横方向それぞれに向けて設けられていてもよい。
第3の発明によれば、複数の第1の孔および第2の孔を有する継手部材が用いられ、第1の孔があらかじめコンクリートに埋設されているため、継手部材とコンクリートとが一体化されており、また、コンクリートから第2の孔が露出しているため、継手部材が埋設されたコンクリートを設置後、さらに第2の孔が埋設するように他のコンクリートを打設することで、簡易にコンクリート同士の応力伝達を確保し、打ち継ぎ目の強度低下を抑えることが可能なコンクリート部材を得ることができる。
例えば、コンクリート部材を埋設型枠として用いれば、現場への設置時には軽量であり、コンクリート打設後には、打設したコンクリートと埋設型枠とが確実に一体化され、強度の高いコンクリート構造体を得ることができる。
また、継手部材が埋設されたコンクリートと、コンクリート部材を設置後に打設するコンクリートとが強度が異なる場合であっても、継手部材の孔の大きさを適正にするのみで、確実にそれぞれのコンクリートの強度に応じた必要な応力伝達力を確保することができる。
また、コンクリート部材には凹部が設けられ、凹部に継手部材の孔が露出しているため、コンクリート部材を設置後に、凹部にコンクリートを充填することで、容易にコンクリート部材と打設コンクリートとを接合することができる。さらに、継手部材が縦横方向に埋設されたコンクリート部材を用いれば、より確実に打設コンクリートとの間で応力伝達を行うことができる。
本発明によれば、簡易な構造で、コンクリートの打ち継ぎ目に使用されて十分な応力伝達を行うことが可能であり、このため打ち継ぎ目の強度低下を抑制することが可能な継手部材、コンクリートの接合構造、およびこれを用いた埋設型枠等のコンクリート部材を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態にかかる継手板1について説明する。図1(a)は、コンクリートの打ち継ぎ目に用いられる継手部材である、継手板1を示す斜視図である。
継手板1は平板状の部材であり、全長にわたり複数の孔3、孔5がそれぞれ1列に略平行に設けられる。継手部材に用いられる材料は、鋼材等の金属材料およびFRP等が利用できる。継手板1は、異種コンクリートの打ち継ぎ目に使用される継手部材であり、孔3の孔径は、孔5の孔径よりも小さく、また、孔3の孔ピッチ(隣り合う孔3同士の中心点間距離)は、孔5の孔ピッチ(隣り合う孔5同士の中心点間距離)よりも小さい。図1(b)に示す継手板1’は、同種のコンクリートの打ち継ぎ目に使用される継手部材であり、孔3の孔径と孔5の孔径がほぼ同じであり、また、孔3の孔ピッチと孔5の孔ピッチとがほぼ等しい。なお、継手板1の板厚、孔径、孔ピッチ等の関係については後述する。
図2は、継手板1を用いたコンクリートの打設工程を示す図である。まず、図2(a)に示すように、コンクリートの打設部位に応じた型枠7を地面9に設置する。打設するコンクリートの打ち継ぎ目の生じる部位には、あらかじめ継手板1が設けられる。図2の例では、継手板1は、孔5が上側の段、孔3が下側の段となるような向きに設置される。
次に、図2(b)に示すように、型枠7の内部にコンクリート11aを打設する。コンクリート11aは、継手板1の孔3が埋設され、孔5がコンクリート11aから露出するような高さまで充填される。孔3はコンクリート11aによって埋設され、孔3内にはコンクリート11aが回りこむ。すなわち、コンクリート11aと継手板1とは一体化される。
次に、図2(c)に示すように、コンクリート11aの上にコンクリート11bを打設する。この際、孔5はコンクリート11bによって埋設され、孔5内にコンクリート11bが回りこむ。すなわち、コンクリート11bと継手板1は一体化される。コンクリート11aとコンクリート11bとの間には打ち継ぎ目13が形成される。したがって、打ち継ぎ目13は、継手板1の孔3と孔5との間に位置する。なお、打ち継ぎ目13は、継手板1の中央ではなく、孔3側にずれた位置に形成される。すなわち、孔径の小さな孔3側がコンクリート11aに埋設される埋設代は、孔径の大きな孔5側がコンクリート11bに埋設される埋設代よりも小さい。
図2に示す例では、コンクリート11aは、コンクリート11bよりも高強度な場合を示す。すなわち、強度の低いコンクリート11bに埋設される孔5は、コンクリート11bよりも強度の高いコンクリート11aに埋設される孔3よりも孔の径が大きく、孔ピッチが大きい。なお、コンクリート11bがコンクリート11aよりも高強度である場合には、継手板1の向きを逆にして、孔5が下側となるように設置すれば良い。また、コンクリート11aとコンクリート1bの強度が同等であれば、孔3と孔5の孔径および孔ピッチがそれぞれ等しい継手板1’を用いればよい。
強度の異なるコンクリート11aおよびコンクリート11bとしては、例えば、低強度のコンクリートとして鉄筋コンクリートを用い、これに対して高強度のコンクリートとして高強度繊維補強コンクリートを使用するような材料組成の差による場合等がある。また、プレキャストコンクリート材と場所打ちコンクリート材などのような圧縮基準強度の差や、コンクリートとモルタルのように粗骨材の有無などの配合の差による場合もある。
さらに、材料組成、配合等が同じコンクリートであっても、高強度コンクリートとして、先行打設コンクリート、低強度コンクリートとして後打設コンクリートである場合もある。この場合、材齢差によって、先行打設コンクリートは高強度であり、後打設コンクリートは、先行打設コンクリートに対して相対的に低強度となる。
図3は、継手板1を用いた他の例であり、コンクリート橋工事において継手板1によりコンクリートの打ち継ぎ目処理を施した例である。図3(a)は総支保工架設による箱桁構築の場合を示す図であり、図3(b)は図3(a)のC−C断面図である。
大型の構造体の場合には、コンクリートを一度に打設することができず、図3(a)に示すように、コンクリート15a、15bに分けて打設される場合がある。このような場合に、打ち継ぎ目13に継手板1を埋設することで、コンクリート15a、15bが一体化される。なお、図では、コンクリート15aは、コンクリート15bよりも強度が高い例を示しているが、同材料であっても施工時期の差による強度差を考慮する場合もあり、または同一強度のコンクリートにおいて、継手板1’を使用することもできる。また、コンクリート15aがプレキャスト桁であり、コンクリート15bが場所打ちコンクリートであれば、あらかじめプレキャスト桁に継手板1を埋設しておけばよい。
同様に、図3(c)のようにコンクリート橋で張り出し架設を行う場合にも、継手板1を使用することができる。図3(c)は、コンクリート17a、17b、17cを順次打設して張り出し架設を行う場合であり、図3(d)は図3(c)のD−D線断面図である。
例えばコンクリート17aとコンクリート17bとの接合部では、継手板1a、1b、1cがそれぞれ打ち継ぎ目13の面に垂直な向きに埋設される。したがって、コンクリート17aと17bとが一体化される。なお、張出し架設の場合には、コンクリート17a、17b、17cと若材齢時に構築箇所が前方へ進んでいくが、長期的な強度の発現によって、それぞれの材齢差による強度差は小さくなる。したがって、継手板加工の工数等の削減のため、孔3、孔5それぞれの孔径、孔ピッチを若材齢時の低強度側に合わせて等しくしてもよい。すなわち、図3(e)に示すように、高強度側の孔3の孔径、孔ピッチを、低強度側の孔5の孔径、孔ピッチと等しくしてもよい。
次に、継手板1の設計方法について説明する。図4(a)は、図2(c)のA部拡大図であり、図4(b)は、図4(a)のB−B線断面図である。なお、図4において斜線部は継手板1を示す。継手板1の形状は、コンクリート材の強度に応じ、板厚、孔径、孔ピッチが設計される。
継手板1の孔3、5等の設計は、コンクリートのせん断破壊、コンクリートの割裂破壊、継手板のせん断破壊のそれぞれを計算し、その最小値を示す破壊モードが所定の荷重伝達力以上となるように設定される。
コンクリートのせん断破壊は、孔3、孔5それぞれの孔径から算出される孔の面積(図4(a)に示すように、それぞれの孔の円の面積A1、A2)の総和とコンクリート強度とから計算される。すなわち、より強度の高いコンクリートに埋設される部位においては、孔3によって形成される面積A2(円形の面積)の総和を小さくすることができる。逆にコンクリートの強度が弱い場合には、孔5の面積A1の総和を大きくする(すなわち孔径を大きくして孔の面積を増やす)必要がある。
コンクリートの割裂破壊は、孔3、孔5それぞれの孔径と継手板1の厚さとの積から算出される孔の断面積(図4(b)に示すように、それぞれの孔の四角形状の面積A3、A4)の総和とコンクリート強度とから計算される。すなわち、より強度の高いコンクリートに埋設される部位においては、孔3によって形成される断面積A4(四角形の面積)の総和を小さくすることができる。逆にコンクリートの強度が弱い場合には、孔5の面積A3の総和を大きくする(すなわち孔径を大きくするか、継手板1の厚みを増す)必要がある。
継手板1のせん断破壊は、孔3、孔5それぞれの孔間距離(図4(a)のL1、L2)と継手板1の厚さとの積から算出される断面積の総和から計算される。継手板1のせん断破壊は、コンクリート強度とは無関係であるため、継手板1の厚さを一定とすれば、L1の総和とL2の総和が等しければ、孔5側と孔3側の継手板1のせん断強度は同一となる。
継手板1の設計は、上述の強度を考慮し、最も効率の良い形状で設計される。したがって、強度の大きなコンクリートに埋設される部位の孔3の大きさはできるだけ小さくすることで、継手板1のサイズを小さくすることができ、コンクリートへの継手板1の埋設代を小さくすることができる。一方、コンクリートの割裂破壊を考慮すると、適切な継手板1の厚さを設定する必要がある。また、継手板1のせん断破壊を考慮すると、孔間の距離(孔径と孔ピッチ)を適切に設定する必要がある。このため、通常、より強度の大きなコンクリートに埋設される孔のサイズは小さくし、また孔ピッチも小さくすることが望ましい。
このように本発明の実施形態にかかる継手板1によれば、コンクリートの打ち継ぎ目に用いることで、簡易な構造で、両コンクリート間の応力を確実に伝達することが可能となる。このため、複数回に分けて打設が行われるような大型のコンクリート構造物であっても、打ち継ぎ目を一体化することができ、打ち継ぎ目の強度低下を抑え、耐久性に優れるコンクリートの接合構造を得ることができる。
また、特に材質の異なるコンクリートの打ち継ぎ目であっても、使用されるコンクリートに応じて、孔径や孔ピッチなどの継手板1の形状を適正にすることで、打ち継ぎ目部において発生する引張力やせん断力を両コンクリート間で確実に伝達でき、材質の異なるコンクリート材を確実に接合して一体化することが可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるプレキャスト床版20について説明する。なお、以下の実施の形態において、図1に示す継手板1と同一の機能を果たす構成要素には、図1と同一番号を付し重複した説明を省略する。図5(a)は第2の実施の形態にかかるプレキャスト床版20を示す斜視図であり、図5(b)は、図5(a)のE−E線斜視図である。コンクリート部材であるプレキャスト床版20は、本体に複数の継手板1が埋設された構造である。
プレキャスト床版20は、底部25と底部25を囲むように上方に突出する側部23を有する。したがって、プレキャスト床版20には、底部25および側部23とで囲まれた凹部27が形成される。プレキャスト床版20の材質としては、繊維補強コンクリートやプレストレストコンクリート(PC)などが使用できる。プレキャスト床版20は箱状の形状であり、複数の継手板1が互いに略平行に埋設されている。なお、プレキャスト床版20の形状は、図5に示した形状に限られず、プレキャスト床版として使用可能な形状であれば良い。
継手板1の孔3が設けられた範囲はプレキャスト床版20に埋設されて一体化されている。箱状のプレキャスト床版20の開口方向(図5(b)上方)には、継手板1の孔5が設けられた部分が露出している。すなわち、孔5は凹部27で露出している。なお、継手板1は、プレキャスト床版20の凹部27の方向以外には露出しない。
図6は、プレキャスト床版20を用いたコンクリート構造体を示す図である。プレキャスト床版20は、凹部27を上にして設置される。次いで、プレキャスト床版20の凹部27内へコンクリート29を打設する。この際、プレキャスト床版20から露出していた孔5にはコンクリート29が回りこみ、継手板1とコンクリート29とが一体化される。したがって、プレキャスト床版20とコンクリート29とが一体化され、プレキャスト床版20とコンクリート29との境界での応力伝達が確保され、一体化された断面として機能する。なお、充填されるコンクリート29としては、例えば、市販のレディミクストコンクリートなど、プレキャスト床版20よりも強度の小さいものが使用できる。
第2の実施の形態にかかるプレキャスト床版20によれば、プレキャスト床版20とコンクリート29とを確実に一体化することができる。このため、簡易な接合構造で、プレキャスト床版20とコンクリート29との境界での応力伝達を確保し、境界での強度低下を抑え、耐久性に優れ、建築現場等で効率良く床版構築を実現するプレキャスト床版を得ることができる。
特に、打設するコンクリート29とプレキャスト床版20とのコンクリートは、強度に違いがある異種コンクリートであるが、孔3、孔5の径やピッチが、それぞれのコンクリートの強度に適したものであるため、コンクリート29とプレキャスト床版20とで確実に応力伝達を行うことができる。
次に、本発明の第3の実施の形態にかかる埋設型枠50について説明する。図7は第3の実施の形態にかかる埋設型枠50を示す斜視図である。コンクリート部材である埋設型枠50は、柱状のコンクリート構造体を効率的に構築することが可能であり、板状の本体51に複数の継手板1が埋設された構造である。
埋設型枠50には、本体51の全長にわたって、複数の継手板1が略平行に設けられる。継手板1のたとえば孔3は本体51に埋設されており、孔5は本体51から露出している。なお、本体51への継手板1の埋設代は、本体51の厚みよりも小さい。したがって、本体51の孔5が露出する側とは反対面には、継手板1が露出することがない。
次に、埋設型枠50を使用したコンクリートの打設方法について説明する。図8は、埋設型枠50を用いたコンクリート躯体の構築方法を示す図である。
まず、図8(a)に示すように、コンクリートの打設部位に対応する位置に埋設型枠50を設置する。例えば、埋設型枠50を4枚並べて、矩形の枠体となるように埋設型枠50を配置する。この際、埋設型枠50の向きは、枠体の内側に継手板1の孔5が露出するようにする。
次に、図8(b)に示すように、埋設型枠50で囲まれた空間にコンクリート53を打設する。この際、埋設型枠50から露出している孔5は、コンクリート53に埋設され、孔5の内部にはコンクリート53が回りこむ。したがって、コンクリート53と継手板1とが一体化される。
埋設型枠50には、あらかじめ継手板1が埋設されており、一体化されている。したがって、埋設型枠50へコンクリート53を充填すると、埋設型枠50とコンクリート53との間で十分に応力が伝達され、埋設型枠50とコンクリート53とが一体化された断面として機能する。すなわち埋設型枠は柱状のコンクリート構造体の一部として構造的に評価することができる。
なお、コンクリート53を打ち継ぐ場合には、図8(c)に示すように、コンクリート53a、53bの打ち継ぎ目部に、継手板1を埋設すればよい。この場合、まず、埋設型枠50を型枠としてコンクリート53aを打設する。この際、継手板1をコンクリート53aへ埋設しておく。次に、コンクリート53a上に埋設型枠50を型枠としてコンクリート53bを打設する。コンクリート53b打設時にも、必要に応じて継手板1を埋設する。なお、コンクリート53a、53bの打ち継ぎ目に使用される継手板1の孔3および孔5それぞれの孔径および孔ピッチはそれぞれ等しくすることができ、または、材齢差に応じて変えることもできる。
第3の実施の形態にかかる埋設型枠50によれば、埋設型枠50とコンクリート53とが確実に一体化することができる。このため、簡易な構造で、埋設型枠50とコンクリート53との境界での応力伝達を確保し、境界での強度低下を抑え、耐久性に優れる埋設型枠を得ることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態にかかる埋設型枠30について説明する。図9(a)は第4の実施の形態にかかる埋設型枠30を示す斜視図であり、図9(b)は、図9(a)のF−F線断面図、図9(c)は図9(a)のG−G線断面図である。コンクリート部材である埋設型枠30は、梁状のコンクリート構造体を効率的に構築する部材であり、板状の本体31に複数の継手板1が埋設された構造である。
複数の継手板1dは本体31の幅方向に、互いに略平行に本体31埋設されている。継手板1eは、継手板1dに直交するように、本体31の長手方向に略平行に複数設けられ、本体31に埋設されている。
継手板1d、1eのそれぞれの孔3が設けられた範囲は埋設型枠30の本体31に埋設されて一体化されている。埋設型枠30の上方には、継手板1の孔5が設けられた部分が露出している。すなわち、継手板1d、1eの孔5は本体31から露出している。なお、継手板1d、1eは、埋設型枠30の上方以外には露出しない。
図10は、埋設型枠30を用いたコンクリート構造体である鉄筋コンクリート梁を構築する方法を示す図である。図10(a)に示すように、まず埋設型枠30が複数並べて設置される。埋設型枠30の上方には、鉄筋41a、41bが設置される。埋設型枠30の側方は、埋設型枠30を囲うように、鉄筋41a、41bの設置高さよりも高い、前述した埋設型枠50が設けられる。
次いで、図10(b)に示すように、埋設型枠50で囲まれた、埋設型枠30上にコンクリート43を充填し、鉄筋41a、41bが埋設される高さまでコンクリート43が打設される。この際、埋設型枠30から露出していた孔5にはコンクリート43が回りこみ、継手板1とコンクリート43とが一体化される。また、埋設型枠50から露出していた孔5にはコンクリート43が回りこみ、継手板1とコンクリート43とが一体化される。したがって、埋設型枠30および埋設型枠50とコンクリート43とが一体化され、埋設型枠30および埋設型枠50とコンクリート43との境界での応力伝達が確保され、一体化された断面として機能する。すなわち、埋設型枠は梁状の鉄筋コンクリート構造体の一部として構造的に評価することができる。
第4の実施の形態にかかる埋設型枠30によれば、埋設型枠30とコンクリート43とを確実に一体化することができる。このため、鉄筋41a、41b等が内蔵される鉄筋コンクリートである場所打ちコンクリート構造体を効率的に構築することができる。この際、側型枠、底型枠に埋設型枠を用いるため、型枠解体作業を行う必要がない。また、埋設型枠30とコンクリート43との境界での応力伝達を確保し、境界での強度低下を抑え、耐久性に優れる埋設型枠を得ることができる。特に、打設するコンクリート43と埋設型枠30の本体のコンクリートは、強度に違いがある異種コンクリートであるが、それぞれのコンクリートの強度に適した孔3、孔5の径やピッチであるため、確実に応力伝達を行うことができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、継手板1に設けられる孔3、孔5の数や配置等は本実施の形態に限られない。たとえば、接合するコンクリートによっては、孔3と孔5とが同じ大きさである場合もあり、また、孔3、孔5はそれぞれ1列ではなく、複数列に設けられる場合もある。
継手板1を示す斜視図。 継手板1を用いてコンクリート11a、11bを接合する工程を示す図。 継手板1を用いた他の実施例を示す図。 継手板1の設計方法を示す図。 プレキャスト床版20を示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線断面図。 プレキャスト床版20へコンクリート29を打設した状態を示す図。 埋設型枠50を示す斜視図。 埋設型枠50を用いた柱状コンクリート構造体の施工方法を示す図で、(a)は埋設型枠50を設置した状態を示す図、(b)はコンクリート53を打設した状態を示す図、(c)はコンクリート53の打ち継ぎ目に継手板1を埋設した状態を示す図。 埋設型枠30を示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)のF−F線断面図、(c)は(a)のG−G線断面図。 埋設型枠30を用いた梁状コンクリート構造体の施工方法を示す図で、(a)は埋設型枠30を設置した状態を示す図、(b)はコンクリート43を打設した状態を示す図。
符号の説明
1………継手板
3………孔
5………孔
7………型枠
9………地面
11a、11b、15a、15b、17a、17b、17c………コンクリート
13………打ち継ぎ目
20………プレキャスト床版
23………側部
25………底部
27………凹部
29………コンクリート
30………埋設型枠
31………本体
41a、41b………鉄筋
43………コンクリート
50………埋設型枠
51………本体
53………コンクリート

Claims (9)

  1. コンクリート材の打ち継ぎ目に用いられる継手部材であって、板状の本体と、
    前記本体に、少なくとも1列に複数並べられて設けられ、第1のコンクリートに埋設される第1の孔と、
    前記第1の孔が設けられた列に略平行に、少なくとも1列に複数並べて設けられ、第2のコンクリートに埋設される第2の孔とを具備することを特徴とするコンクリート材の打ち継ぎ目に用いられる継手部材。
  2. 前記第2のコンクリートは前記第1のコンクリートよりも強度が大きく、
    前記第1の孔の孔径は、前記第2の孔の孔径よりも大きく、複数の前記第1の孔の孔ピッチは、複数の前記第2の孔の孔ピッチよりも大きいことを特徴とする請求項1記載のコンクリート材の打ち継ぎ目に用いられる継手部材。
  3. 複数の第1の孔と複数の第2の孔とを有する継手部材が、第1のコンクリートと第2のコンクリートとの打ち継ぎ目に設けられ、
    前記第1のコンクリートには複数の第1の孔が埋設され、
    前記第2のコンクリートには複数の第2の孔が埋設されることを特徴とするコンクリート材の接合構造。
  4. 前記第2のコンクリートは、前記第1のコンクリートよりも高強度であり、
    前記第1の孔の孔径は、前記第2の孔の孔径よりも大きく、複数の前記第1の孔の孔ピッチは、複数の前記第2の孔の孔ピッチよりも大きいことを特徴とする請求項3記載のコンクリート材の接合構造。
  5. 複数の第1の孔と、複数の第2の孔とを有する継手部材と、
    前記第2の孔が埋設されたコンクリート部とを具備し、
    前記第1の孔は、前記コンクリートから露出しており、他のコンクリートに埋設可能であることを特徴とするコンクリート部材。
  6. 前記第2の孔が埋設された前記コンクリート部と、前記第1の孔が埋設される前記他のコンクリートとの強度が異なり、
    前記第1の孔の孔径と前記第2の孔の孔径が異なり、複数の前記第1の孔の孔ピッチは、複数の前記第2の孔の孔ピッチと異なることを特徴とする請求項5記載のコンクリート部材。
  7. 前記第1の孔の孔径は、前記第2の孔の孔径よりも大きく、
    複数の前記第1の孔の孔ピッチは、複数の前記第2の孔の孔ピッチよりも大きいことを特徴とする請求項6記載のコンクリート部材。
  8. 前記コンクリート部は、
    板状の底部と、
    前記底部の側方から、前記底部の面方向へ突出する側部を有し、
    前記継手部材の前記第2の孔は、少なくとも前記底部に埋設され、
    前記第1の孔は、前記底部と前記側部とで囲まれた凹部に露出していることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載のコンクリート部材。
  9. 前記コンクリート部には、前記継手部材が複数設けられ、
    前記継手部材は、前記底部の縦方向および横方向それぞれに向けて設けられることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載のコンクリート部材。
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