JP5127923B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents

回転角度検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5127923B2
JP5127923B2 JP2010514447A JP2010514447A JP5127923B2 JP 5127923 B2 JP5127923 B2 JP 5127923B2 JP 2010514447 A JP2010514447 A JP 2010514447A JP 2010514447 A JP2010514447 A JP 2010514447A JP 5127923 B2 JP5127923 B2 JP 5127923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation angle
winding
angle detection
turns
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010514447A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009145085A1 (ja
Inventor
正嗣 中野
晋介 逸見
悟 阿久津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010514447A priority Critical patent/JP5127923B2/ja
Publication of JPWO2009145085A1 publication Critical patent/JPWO2009145085A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5127923B2 publication Critical patent/JP5127923B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/12Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
    • G01D5/14Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage
    • G01D5/20Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying inductance, e.g. by a movable armature
    • G01D5/204Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying inductance, e.g. by a movable armature by influencing the mutual induction between two or more coils
    • G01D5/2046Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying inductance, e.g. by a movable armature by influencing the mutual induction between two or more coils by a movable ferromagnetic element, e.g. a core

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

この発明は、例えばモータなどの回転子の回転角度を検出する回転角度検出装置に関するものである。
回転角度検出装置として光学式エンコーダがあるが、使用温度環境が制限され、かつ構造が複雑で高価である。それに対し、構造が簡単で安価であり、かつ、高温度環境にも耐え得るものとして、従来から回転子と固定子間のギャップのパーミアンスの変化を利用した回転角度検出装置が考案されている。例えば、2相の励磁巻線と1相の出力巻線を有する回転角度検出装置、1相の励磁巻線と2相の出力巻線を有する回転角度検出装置、巻数を正弦波に一致するように変化させる回転角度検出装置が開示されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
例えば、特許文献1に開示されている回転角度検出装置では、ティースを有する鉄心で構成され且つティースに1相以上の励磁巻線および2相以上の出力巻線が巻き回される固定子と、突極を有する回転子とを具備し、軸倍角が増えるに従い、ティースの数も比例して増える。
特公昭62−58445号公報 特開昭49−124508号公報 特開平08−178610号公報 特開平08−178611号公報
しかし、従来の回転角度検出装置では、軸倍角が増加するとティースの数が増大し巻線作業性、工作性が低下していくとともに、ティースの数が増大すると、スロットの幅が狭くなり、巻線機のノズルが入りにくくなる。従って、このようにティースが増えてしまった場合は量産には向かない非現実的な構成であるという問題がある。
また、特許文献3、4のように巻数を正弦波で変化させる場合、僅かの巻数しか巻線を施さないティースが存在し、機械による巻線を考えた場合、ほんの僅かしか巻線をほどこさないティースに自動巻きの巻線機のノズルが移動しなければならず、ノズルの位置決めに時間を要するため巻線作業の効率が良くないという問題がある。
この発明の目的は、軸倍角が大きくなっても少ない数のティースで構成でき、巻線作業性を向上し、大量生産に適した検出精度の良い回転角度検出装置を提供することである。
この発明に係る回転角度検出装置は、ティースを有する鉄心で構成されるとともに1相以上の励磁巻線と2相以上の出力巻線とが設けられる固定子および突極を有する回転子を備える回転角度検出装置において、上記出力巻線の巻数は、励磁の極対数Nと上記突極の数Mとの和の絶対値を空間次数とする正弦波と上記励磁の極対数Nの絶対値と異なり且つ上記極対数Nから上記突極の数Mを減算して得る差の絶対値と異なる整数Lを次数とする正弦波との和または差を含む関数によって得られる値であり、上記整数Lを次数とする正弦波は、上記励磁の極対数Nと上記突極の数Mとの和の絶対値を空間次数とする正弦波のピーク値を下げるように加えられ、上記固定子のティースの出力巻線の巻数は、各ティースが配置されている角度位置に基づき上記関数から得られる。
また、この発明に係る他の回転角度検出装置は、ティースを有する鉄心で構成されるとともに1相以上の励磁巻線と2相以上の出力巻線とが設けられる固定子および突極を有する回転子を備える回転角度検出装置において、上記出力巻線の巻数は、励磁の極対数Nから上記突極の数Mを減算して得る差の絶対値を次数とする正弦波と上記励磁の極対数Nの絶対値と異なり且つ上記極対数Nと上記突極の数Mとの和の絶対値と異なる整数Lを次数とする正弦波との和または差を含む関数によって得られる値であり、上記整数Lを次数とする正弦波は、上記励磁の極対数Nから上記突極の数Mを減算して得る差の絶対値を空間次数とする正弦波のピーク値を下げるように加えられ、上記固定子のティースの出力巻線の巻数は、各ティースが配置されている角度位置に基づき上記関数から得られる。
この発明に係る回転角度検出装置の効果は、従来の回転角度検出装置と比べて巻数の最大値を小さくすることができ、巻線作業性が優れているということである。
また、軸倍角が大きくなっても従来の回転角度検出装置と比べて少ないティースで回転角度検出装置が構成されるので、巻線作業性が優れており量産に向いている構造となるということである。
この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の例である。 この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の説明図である。 この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の他の例である。 この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置における出力巻線の電圧を示した説明図である。 従来の回転角度検出出装置における巻数の具体的な例の説明図である。 この発明と従来例との比較の説明図である。 この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の別の例の説明図である。 この発明の実施の形態2に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態2に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の例である。 この発明の実施の形態2に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の説明図である。 この発明の実施の形態2に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の他の例である。 この発明の実施の形態2に係る回転角度検出装置における出力巻線の電圧を示した説明図である。 この発明の実施の形態3に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態3に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の例である。 この発明の実施の形態3に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の説明図である。 この発明の実施の形態3に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の他の例である。 この発明の実施の形態3に係る回転角度検出装置における出力巻線の電圧を示した説明図である。 この発明の実施の形態4に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態4に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の例である。 この発明の実施の形態4に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の説明図である。 この発明の実施の形態4に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の他の例である。 この発明の実施の形態4に係る回転角度検出装置における出力巻線の電圧を示した説明図である。 この発明の実施の形態5に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態5に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の例である。 この発明の実施の形態5に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の説明図である。 この発明の実施の形態5に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の他の例である。 この発明の実施の形態5に係る回転角度検出装置における出力巻線の電圧を示した説明図である。 この発明の実施の形態6に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態6に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の例である。 この発明の実施の形態6に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の説明図である。 この発明の実施の形態6に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の他の例である。 この発明の実施の形態6に係る回転角度検出装置における出力巻線の電圧を示した説明図である。 この発明の実施の形態7に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態7に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の例である。 この発明の実施の形態7に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の説明図である。 この発明の実施の形態7に係る回転角度検出装置における具体的な巻線の他の例である。 この発明の実施の形態7に係る回転角度検出装置における出力巻線の電圧を示した説明図である。 この発明の実施の形態8に係る電動パワーステアリング装置の構成の説明図である。 この発明の実施の形態8に係る回転電機の構成の説明図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。
この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置は、ティース3およびティース3に巻き回された巻線4を具備した固定子1、突極を有する回転子2から構成されている。但し、図1は簡略化のために、主要な部分だけを示し、巻線4とティース3の間の絶縁部材や巻線4の渡り線や結線など詳細は省略している。図1は、ティース3の数が10、軸倍角4(回転子2の突極の数が4)の回転角度検出装置である。また、ティース3に示した数字は便宜的に与えた各ティース3のティース番号である。
巻線4は、励磁巻線と出力巻線から構成されている。図1に示した巻線4は、ティース3に3層構造に巻き回されている。例えば、ティース3に一番近い内周側が励磁巻線とし、その外周側に2相の出力巻線が巻き回されている。但し、巻線4の巻き回し方はこれに限ったものではなく、内側に出力巻線を巻き回してもよいし、径方向に各巻線が並ぶように巻き回してもよい。
次に、この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置の動作原理を説明する。
励磁巻線に交流電圧を印加し、励磁巻線に励磁電流を通電する。交流電圧の周波数は例えば、10kHz程度の高周波とする。励磁巻線に流れる電流により、回転角度検出装置の固定子1と回転子2の間の空隙には、磁束が発生し、固定子に巻き回されている出力巻線にも磁束が鎖交する。結果として、出力巻線に電圧が発生する。
ところで、回転子2の形状は図1のように、凹凸のある形状となっている。この例では4つ突極を有する構造である。これにより、固定子1と回転子2の間のパーミアンスが変化するため、空隙部分にできる磁束もこのパーミアンスの変化の影響を受ける。
したがって、回転子2の回転角度に応じて磁束が変化し、結果として、出力巻線に発生する電圧も変化する。2相の出力巻線の電圧は回転角度に対して、正弦波、余弦波の関係となるように巻数を選定しているので、2相の出力巻線の電圧を測定すれば、回転角度を検出することができる。
次に、この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置における巻線4の巻数の選定の考え方について説明する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置における具体的な巻線4の例である。なお、図2において、正負符号は巻き方向を表し、負符号は正符号とは逆方向に巻き回されていることを示し、数字は巻数を表す。
まず、励磁巻線から説明する。
励磁巻線は励磁電流が流れ磁束を発生する役割を担っている。図2の例では、励磁巻線は全てのティース3に巻き回され、極数が10、すなわち極対数が5となるような構成である。具体的には図2の例では50ターンずつ、隣り合うティース3で極性が異なるように巻き回されている。
一方、回転子2の突極の数Mは4である、すなわち、パーミアンスの変化の空間次数は4次となる。ただし、機械角360°を1周期とする成分を1次とした。
このときに、出力巻線をどのように巻き回せばよいかについて考察する。
回転角度検出装置として機能するためには、空隙に発生する磁束のうち、励磁巻線の極対数Nに軸倍角Mを加算した値の絶対値または励磁の極対数Nから軸倍角Mを減算した値の絶対値(以下、数式で表すときには{|(励磁の極対数)±(軸倍角)|、|N±N|}とする。但し、||は絶対値を表す記号である。)に等しい空間次数の磁束を拾う必要がある。
図1に図示した回転角度検出装置では、励磁巻線の極対数Nが5、軸倍角Mが4であるから、値|(励磁の極対数)±(軸倍角)|、すなわち値|5±4|に等しい空間次数9次または1次の磁束を拾う必要がある(但し、空間1次とは機械角360°を1周期とする成分のことを表す)。
出力巻線が空間1次の磁束を拾うように設計するには、各ティース3の機械角に対する出力巻線の巻数が空間1次の正弦波にしたがって変化するようにすればよい。2相の出力巻線の一方をCOS巻線、他方をSIN巻線とし、それぞれのi番目(iは1からティース3の数NSまでの整数)のティース3における巻数をNcos(i)、Nsin(i)としたとき、Ncos(i)が式(1)、Nsin(i)が式(2)で表すことができる。但し、N1は任意の実数、NSはティース3の数、θ1、θ2は任意の実数である。
Figure 0005127923
そして、この場合2相の出力巻線の巻数の最大値はN1となる。ティース3に巻き回す巻線の巻数が小さい方が、ティース3の巻線作業にかかる時間が短くなるため、巻数の最大値は小さい方が望ましい。同じ出力電圧を発生する巻線仕様で比較した場合、巻数の最大値が小さい方が量産性に優れているといえる。すなわち、正弦波とした場合には巻数の最大値が大きくなり、巻線作業に時間を要し、量産性が低下してしまうという課題がある。さらに、全ての巻線の巻数が変化しているため、巻線設計が理解し難いという課題もある。
そこで、この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置では、空間1次または空間9次とは異なる空間次数の成分を式(1)、式(2)に加えることで、この課題を解決する。正弦波のピーク値を下げるように別の調波成分を加えるのである。ここで注意するべきは、励磁の極対数Nに一致する空間次数の成分を避けることである。励磁の極対数Nに一致する空間次数の成分を含んでいると、励磁電流によって発生した極対数に一致する次数を拾うため検出精度が低下し、回転角度検出装置としての機能が低下してしまう。ここでは、これを回避するため空間5次の成分を避けて、例えば空間3次の成分を加える。このとき、COS巻線の巻数Ncos(i)は式(3)、SIN巻線の巻数Nsin(i)は式(4)となる。但し、NSはスロット数、N1、N2、θ1、θ2、η1、η2は任意の実数であり、式(3)、(4)において復号は任意に選択する。
Figure 0005127923
さらに、N2の選定の仕方として、COS巻線の1番目と2番目のティースの巻数を一致するような値とした。具体的には、NS=10、θ1=θ2=0、η1=η2=216°として、Ncos(1)=Ncos(2)を解いてN2とN1との比N2/N1は式(5)となる。
Figure 0005127923
このようにすれば、複数のティース3で巻数を一致させることができ、全てのティース3で巻数が異なっている場合と比べて、巻数設計が理解しやすく容易となるという効果がある。
図2は、NS=10、θ1=θ2=0、η1=η2=216°、N1=100、N2は式(5)の値とし、復号については、式(3)ではプラス、式(4)ではマイナスを用いたときの各ティース3での巻数を示したものである。ここでは、巻数として小数を許している。
図3は、図2の出力巻線に関し横軸をティース番号として、巻数(符号も含める)を縦軸にして示したグラフである。
従来の回転角度検出装置のように正弦波状に巻数が変わる巻線とは異なり、正弦波のピーク値付近、具体的にはCOS巻線におけるティース番号1番、5番、6番、10番のティース3、SIN巻線におけるティース番号3番、8番のティース3において巻数が低減されている。
従来の回転角度検出装置の巻数を表す式(1)、式(2)において、N1=100したときには、図6のような巻数の分布となる。そして、図3と図6に図示した巻数を対比すると、例えば、図6では最大値となる3番のティースで図3のように巻数が約20%低減されている。
しかし、最大巻数が小さくなっても、空間次数が励磁の極対数Nに軸倍角Mを加算して得る和の絶対値または励磁の極対数Nから軸倍角Mを減算して得る差の絶対値に等しい空間次数のパラメータで決まる。ここでは、空間1次に関するN1で決まるので、出力電圧は同等である。したがって、この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置における巻線によれば、出力電圧は同等で、巻数の最大値を小さくすることができ、巻線作業効率を向上することができるという効果を奏する。
図4は、図2に示す巻数を四捨五入して整数とした各ティースでの巻数である。図5は、この巻線仕様のときの出力巻線の電圧をプロットしたものである。図5では、横軸は機械角である回転角度、縦軸は電圧のピーク値を示す。電圧の正負は位相の違いである。COS巻線とSIN巻線はどちらも機械角90°を1周期とした正弦波である。
また、位相は22.5°ずれている。22.5に軸倍角の4を乗じると90°となる。すなわちCOS巻線、SIN巻線の位相差は電気角90°となっている。これは軸倍角が4の回転角度検出装置として機能することを示している。
また、このことから巻数は厳密に式(3)、(4)の値に一致していなくても、高精度な回転角度検出装置として機能することが確認できた。ここでは小数点以下四捨五入の例を示したがこれに限ることはなく、小数点以下切捨てなどで整数にした場合も同様の効果が得られる。図5に示す波形が高調波のほとんど含まない正弦波状の波形となっていることから、高精度な回転角度検出装置が得られる。
また、特許文献3、4のように巻数を正弦波で変化させる場合、少ない巻数しか巻線を巻かないティース3が存在する。機械による巻線4の巻き回しを考えた場合、少ない巻数しか巻線4を巻かないティース3にも自動巻きの巻線機のノズルを移動しなければならず、ノズルの位置決めに時間を要するため巻線作業の効率が悪いという課題があったが、この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置における巻線4の巻数には少ない巻数がないため、巻線作業の効率が向上する。
また、この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置における巻線仕様では、ティース番号3、8のティース3でのCOS巻線の巻数がゼロとなっている。このように巻数がゼロとなるティース3があると、巻線機でティース3に巻線を巻き回さなくてもすむので巻線作業の効率が向上するという効果があることはいうまでもない。
図8は、NS=10、θ1=θ2=0、η1=η2=216°、N1=100、N2は式(5)から求める値と異なり、N2=15とした場合の各ティース3での巻数を示したグラフである。なお、図8では、復号について、式(3)ではプラス、式(4)ではマイナスを用いたときの巻数を示したものである。N2の値が違っていても、回転角度検出装置として機能し、同様の効果が得られる。
次に、この発明の実施の形態1における巻線の巻数の選定の考え方を一般化することを説明する。
励磁の極対数をNおよび回転子の突極の数をMとしたとき、ギャップに発生する磁束のうち、励磁の極対数Nに軸倍角Mを加算して得る和の絶対値または励磁の極対数Nから軸倍角Mを減算して得る差の絶対値に等しくなる空間次数の成分を拾うために、励磁の極対数Nに軸倍角Mを加算して得る和の絶対値または励磁の極対数Nから軸倍角Mを減算して得る差の絶対値に等しい次数の正弦波と巻数の最大値を減らすようにL次の正弦波とを重ね合わせた波形で巻数が変化するように出力巻線をティース3に巻き回す。
巻数の最大値を減らすように重ね合わせるL次の正弦波のLとしては、励磁の極対数Nと等しくなることを避けるために絶対値がNの絶対値と異なる値Lである。すなわち、|L|≠|N|を満たすLである。
また、励磁の極対数Nがティース数NSの1/2の値に一致するときは、巻数の分布において空間|N+M|次と空間|N−M|次は見かけ上同じとなるので、便宜上Lの絶対値が励磁の極対数Nから軸倍角Mを減算して得る差の絶対値と異なるような整数Lである。すなわち、|L|≠|N−M|を満たすLである。
なお、励磁の極対数Nがティース数NSの1/2の値に一致しないときは、LはLの絶対値が励磁の極対数Nから軸倍角Mを減算して得る差の絶対値と等しくなるような整数であっても良い。すなわち、|L|=|N−M|を満たすLとしてもよい。
1相の励磁巻線および2相の出力巻線を設けた固定子1と、突極を有する回転子2とを備えた回転角度検出装置において、励磁の極対数をNおよび回転子の突極の数をMとしたとき、整数Lが|L|≠|N|および|L|≠|N−M|を満たし、2相の出力巻線の巻数が、空間|N+M|次の正弦波と空間L次の正弦波の和または差を含む関数によって得られる値である。
これを、さらに上記を限定して数式で表現すると以下のようになる。
2相の出力巻線のi番目のティース3に巻き回されている巻線の巻数を式(6)、(7)で表される。但し、Ncos(i)、Nsin(i)は出力巻線においてi番目のティース3に巻き回されている巻線の巻数を表す。Nは励磁巻線の極対数、Mは回転子の突極の数、NSはティースの数を表す。Lは整数であり、N1、N2、θ1、θ2、η1、η2は任意の実数であり、式(6)、(7)において復号は任意である。
Figure 0005127923
一方、空間|N−M|次の成分を拾うようにした場合は、励磁の極対数N次の成分を避けるために整数Lの絶対値が励磁巻線の極対数Nの絶対値と異なるような整数Lとする。
また、励磁の極対数Nがティース数NSの1/2の値に一致するときは、巻数の分布において空間|N+M|次と空間|N−M|次は見かけ上同じとなるので、便宜上整数Lは、整数Lの絶対値が励磁巻線の極対数Nに回転子の突起の数Mを加算して得る和の絶対値と異なっていると見なす整数である。
また、励磁の極対数Nがティース数NSの1/2の値に一致しないときは、整数Lは、整数Lの絶対値が励磁巻線の極対数Nに回転子の突起の数Mを加算して得る和の絶対値と同じとしてもよい。
これを、さらに上記を限定して数式で表現すると以下のようになる。
2相の出力巻線のi番目のティース3に巻き回されている巻線の巻数を式(8)、(9)で表される。但し、Ncos(i)、Nsin(i)は出力巻線においてi番目のティース3に巻き回されている巻線の巻数を表す。Nは励磁巻線の極対数、Mは回転子の突極の数、NSはティースの数を表す。Lは整数であり、N1、N2、θ1、θ2、η1、η2は任意の実数であり、式(8)、(9)において復号は任意である。
Figure 0005127923
なお、この発明は、励磁の極対数Nがティース数NSの1/2の値に一致するしないに関わらずに成立する。
また、具体例は空間1次についてのみ述べたが、空間|N+M|次を用いると、この本実施の形態ではN+M=5+4=9次となるが、L=3や27とすることで同様巻線が得られ同じ効果が得られる。
上記のような構成とすることで、従来例と比べて巻数の最大値を小さくすることができ、巻線作業性が優れているという効果がある。
また、従来例では、ティースの数は軸倍角に比例し、例えば軸倍角4のときはティースの数は軸倍角1のときの4を4倍した数、すなわち4×4=16となっていたようにティース3の数が多くなって巻線作業性が低下していた。一方、本発明によれば、軸倍角が4であってもティース3の数が10で構成されているので軸倍角が大きくなっても従来例と比べて少ないティース3の数で回転角度検出装置が提供し得る。
従って、この発明の実施の形態1に係る回転角度検出装置は巻線作業性が優れており量産に向いている構造である。
実施の形態2.
この発明はティース3の数が10、軸倍角が4に限って成立するものではなく、様々な仕様において成立する。
図9は、この発明の実施の形態2に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。
この発明の実施の形態2に係る回転角度検出装置は、ティース3およびティース3に巻き回された巻線4を具備した固定子1、突極を有する回転子2から構成されている。但し、図9は簡略化のために、主要な部分だけを示し、巻線4とティース3の間の絶縁部材や巻線4の渡り線や結線など詳細は省略している。
図9に示す回転角度検出装置ではティース3の数が8、軸倍角5(回転子2の突極の数が5)の例である。また、ティース3部分に示した数字は便宜的に与えた各ティース3のティース番号である。
回転角度検出装置としての動作原理は実施の形態1と同様である。
ここでは、励磁の極対数Nは4、回転子の突極の数Mは5であるから、値|(励磁の極対数)±(軸倍角)|、すなわち値|N±M|は、1または9となるから、ギャップに発生する磁束のうち空間1次か空間9次の成分を出力巻線で拾うようにすればよい。さらに、従来の正弦波に巻数を変化させた場合と比べて、巻数の最大値を減らすような次数成分を加えればよい。ここでは、空間1次の成分を拾う場合を考える。加える成分の次数Lは3次とした。このとき、巻数は式(10)、(11)で表される。
Figure 0005127923
ここで、NS=8、N1=100、θ1=θ2=0、η1=η2=225°とし、復号について式(10)ではプラス、式(11)ではマイナスを取った場合について、Ncos(1)=Ncos(2)を解くと、N2/N1=0.4142となる。このときの巻数は図10のようになる。また、これを横軸ティース番号、縦軸巻数として図示したのが図11である。巻数は小数を許している。巻数が小数である場合には、巻線をティース3に1回巻き回すのではなく、巻線の途中で、となりのティース3に移るなどして構成できる。従来例では巻数の最大値はN1に一致して100となるが、この発明の実施の形態2に係る回転角度検出装置では出力巻線の巻数の最大値が77となり、23%低減できていることが分かる。図12は図10に示す巻数を四捨五入した値である。このように巻数を整数とした場合でも、回転角度検出装置として動作するのはいうまでもない。また、巻数が整数なので設計が容易であるという効果がある。
この発明の実施の形態2の巻線仕様のときの出力巻線の電圧をプロットしたのが、図13である。横軸は回転角度を機械角で、縦軸は電圧のピーク値を示す。電圧の正負は位相の違いである。COS巻線とSIN巻線はどちらも機械角72°を1周期とした正弦波である。また、位相は18°ずれている。18に軸倍角の5を乗じると90°となる、すなわち、COS巻線、SIN巻線の位相差は電気角90°となっている。これは軸倍角が5の回転角度検出装置として機能することを示している。図13の波形が高調波のほとんど含まない正弦波状の波形となっていることから、本発明により高精度な回転角度検出装置が得られる。
従来例の回転角度検出装置は、軸倍角が5であるときティース3の数が20となるが、この発明の実施の形態2に係る回転角度検出装置は、ティース3の数が20より大幅に少ない8で構成されている。すなわち、軸倍角が大きくなっても従来例と比べて少ないティース3の数で回転角度検出装置が構成されているので、巻線作業性が優れており量産に向いている構造であるという効果が得られる。
実施の形態3.
図14は、この発明の実施の形態3に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。
この発明の実施の形態3に係る回転角度検出装置は、ティース3とティース3に巻き回された巻線4を具備した固定子1および突極を有する回転子2から構成されている。但し、図14は簡略化のために、主要な部分だけを示し、巻線4とティース3の間の絶縁部材や巻線4の渡り線や結線など詳細は省略している。この発明の実施の形態3に係る回転角度検出装置は、ティースの数が12、軸倍角が5(回転子2の突極の数が5)の例である。また、ティース部分に示した数字は便宜的に与えた各ティース3のティース番号である。
回転角度検出装置としての動作原理は実施の形態1と同様である。ここでは、励磁の極対数Nは6、回転子の突極の数Mは5であるから、値|(励磁の極対数)±(軸倍角)|、すなわち値|N±M|は1または11となり、ギャップに発生する磁束のうち空間1次か空間11次の成分を出力巻線で拾うようにする。そのとき、従来のように機械角に対して巻線の巻数が正弦波で変化させた場合と比べて、巻数の最大値を減らすような次数成分を加える。ここでは、空間1次の成分を拾う場合を考え、加える成分の次数Lを3とした。このとき、実施の形態2と同様、巻数は式(10)、(11)で表される。ここで、NS=12、N1=100、θ1=θ2=0、η1=η2=210°とし、復号について式(10)ではプラス、式(11)ではマイナスを取った場合について、Ncos(1)=Ncos(2)を解いてN2/N1を求めた。このときの巻数は図15のようになる。また、これを横軸ティース番号、縦軸巻数として図示したのが図16である。巻数は小数を許している。巻数が小数である場合には、巻線4をティース3に1回巻き回すのではなく、巻線4の途中で、隣のティース3に移るなどして構成できる。従来例では巻数の最大値はN1に一致して100となるが、この実施の形態3に係る回転角度検出装置では出力巻線の巻数の最大値が84となり、16%低減できていることが分かる。図17は図15に示した巻数を四捨五入した値である。このように巻数を整数とした場合でも、回転角度検出装置として動作するのはいうまでもない。また、巻数が整数なので設計が容易であるという効果がある。
この発明の実施の形態3の巻線仕様のときの出力巻線の電圧をプロットしたのが、図18である。横軸は回転角度を機械角で、縦軸は電圧のピーク値を示す。電圧の正負は位相の違いである。COS巻線とSIN巻線はどちらも機械角72°を1周期とした正弦波である。また、位相は18°ずれている。18に軸倍角の5を乗じると90°となる、すなわち、COS巻線、SIN巻線の位相差は電気角90°となっている。これは軸倍角が5の回転角度検出装置として機能することを示している。図18の波形が高調波のほとんど含まない正弦波状の波形となっていることから、本発明により高精度な回転角度検出装置が得られる効果があることもわかる。従来例は同じ軸倍角が5でティースの数が20であったが、この発明の実施の形態3に係る回転角度検出装置はティース3の数が20より大幅に少ない12で成立している。すなわち、軸倍角が大きくなっても従来例と比べて少ないティース3の数で回転角度検出装置が成立するので、巻線作業性が優れており量産に向いている構造であるという効果が得られる。
実施の形態4.
図19は、この発明の実施の形態4に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。
この発明の実施の形態4に係る回転角度検出装置は、ティース3とティース3に巻き回された巻線4を具備した固定子1および突極を有する回転子2とから構成されている。但し、図19は簡略化のために、主要な部分だけを示し、巻線4とティース3の間の絶縁部材や巻線4の渡り線や結線など詳細は省略している。
この発明の実施の形態4に係る回転角度検出装置は、ティース3の数が16、軸倍角が5(回転子2の突極の数が5)の例である。また、ティース部分に示した数字は便宜的に与えた各ティース3のティース番号である。
回転角度検出装置としての動作原理は実施の形態1と同様である。
ここでは、励磁の極対数Nは4、回転子の突極の数Mは5であるから、値|(励磁の極対数)±(軸倍角)|、すなわち値|N±M|は1と9となるから、ギャップに発生する磁束のうち空間1次または空間9次の成分を出力巻線で拾う。そのとき、従来のように機械角に対して巻線の巻数が正弦波に変化させた場合と比べて、巻数の最大値を減らすような次数成分を加える。ここでは、空間1次の成分を拾う場合を考え、加える成分の次数Lは3とした。このとき、実施の形態2と同様、巻数は式(10)、式(11)で表される。
ここで、NS=16、N1=100、θ1=θ2=0、η1=η2=210°とし、復号について式(10)ではプラス、式(11)ではマイナスを採用した場合について、Ncos(1)=Ncos(2)を解いてN2/N1を求めた。このときの巻数は図20のようになる。また、これを横軸ティース番号、縦軸巻数として図示したのが図21である。巻数は小数を許している。巻数が小数である場合には、巻線4をティース3に1回巻き回すのではなく、巻線4の途中で、となりのティース3に移るなどして構成できる。従来例では巻数の最大値はN1に一致して100となるが、この実施の形態4に係る回転角度検出装置では出力巻線の巻数の最大値が約88となり、12%低減できていることが分かる。図22は図20に示した巻数を四捨五入した値である。このように巻数を整数とした場合でも、回転角度検出装置として動作するのはいうまでもない。また、巻数が整数なので設計が容易であるという効果がある。
この実施の形態4の巻線仕様のときの出力巻線の電圧をプロットしたのが、図23である。図23では横軸は回転角度を機械角で、縦軸は電圧のピーク値を示す。電圧の正負は位相の違いである。COS巻線とSIN巻線はどちらも機械角72°を1周期とした正弦波である。また、位相は18°ずれている。18に軸倍角の5を乗じると90°となる、すなわち、COS巻線、SIN巻線の位相差は電気角90°となっている。これは軸倍角が5の回転角度検出装置として機能することを示している。図23の波形が高調波のほとんど含まない正弦波状の波形となっていることから、本発明により高精度な回転角度検出装置が得られる効果があることもわかる。従来例は同じ軸倍角が5でティース3の数が20であったが、この発明の実施の形態4に係る回転角度検出装置ではティース3の数が20より少ない16で成立している。すなわち、軸倍角が大きくなっても従来例と比べて少ないティース3の数で回転角度検出装置が成立するので、巻線作業性が優れており量産に向いている構造であるという効果が得られる。
実施の形態5.
図24は、この発明の実施の形態5に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。
この発明の実施の形態5に係る回転角度検出装置は、ティース3とティース3に巻き回された巻線4を具備した固定子1および突極を有する回転子2から構成されている。但し、図24は簡略化のために、主要な部分だけを示し、巻線4とティース3の間の絶縁部材や巻線4の渡り線や結線など詳細は省略している。
この発明の実施の形態5に係る回転角度検出装置は、ティース3の数が10、軸倍角が7(回転子2の突極の数が7)の例である。また、ティース部分に示した数字は便宜的に与えた各ティース3のティース番号である。
回転角度検出装置としての動作原理は実施の形態1と同様である。
ここでは、励磁の極対数Nは5、回転子2の突極の数Mは7であるから、値|(励磁の極対数)±(軸倍角)|、すなわち値|N±M|は、2または12となり、ギャップに発生する磁束のうち空間2次か空間12次の成分を出力巻線で拾うようにすればよい。さらに、従来の正弦波に巻数を変化させた場合と比べて、巻数の最大値を減らすような次数成分を加えればよい。ここでは、空間2次の成分を拾う場合を考える。加える成分の次数Lはこれまでとは異なり6とした。このとき、巻数は式(12)、(13)で表される。
Figure 0005127923
ここで、NS=10、N1=100、θ1=θ2=0、η1=η2=216°とし、復号について式(12)ではプラス、式(13)ではマイナスを取った場合について、Ncos(3)=Ncos(4)を解いてN2/N1を求めた。このときの巻数は図25のようになる。また、これを横軸ティース番号、縦軸巻数として図示したのが図26である。巻数は小数を許している。巻数が小数である場合には、巻線4をティース3に1回巻き回すのではなく、巻線4の途中で、となりのティース3に移るなどして構成できる。従来例では巻数の最大値はN1に一致して100となるが、この実施の形態5に係る回転角度検出装置では出力巻線の巻数の最大値が88となり、12%低減できていることが分かる。図27は図25に示す巻数を四捨五入した値である。このように巻数を整数とした場合でも、回転角度検出装置として動作するのはいうまでもない。また、巻数が整数なので設計が容易であるという効果がある。
図25〜図27に示す巻線4の巻数によればティース番号2、7におけるCOS巻線の巻数がゼロとなっている。このように巻数がゼロとなるティース3があると、そのティース3に巻線機で巻線4を巻き回しする必要がないので巻線作業の効率が向上するという効果があることはいうまでもない
この実施の形態5の巻線仕様のときの出力巻線の電圧をプロットしたのが、図28である。横軸は回転角度を機械角で示し、縦軸は電圧のピーク値を示す。電圧の正負は位相の違いである。COS巻線とSIN巻線はどちらも機械角360°/7≒51.4°を1周期とした正弦波である。また、位相は360°/28=12.6°ずれている。すなわちCOS巻線、SIN巻線の位相差は電気角90°となっている。これは軸倍角が7の回転角度検出装置として機能することを示している。図28の波形が高調波のほとんど含まない正弦波状の波形となっていることから、本発明により高精度な回転角度検出装置が得られる効果があることもわかる。軸倍角が7の同じ構成の従来例であれば、ティース3の数が28となるが、この発明の実施の形態5に係る回転角度検出装置ではティース3の数が28より大幅に少ない10で成立している。すなわち、軸倍角が大きくなっても従来例と比べて少ないティース3の数で回転角度検出装置が成立するので、巻線作業性が優れており量産に向いている構造であるという効果が得られる。
実施の形態6.
図29は、この発明の実施の形態6に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。
この発明の実施の形態6に係る回転角度検出装置は、ティース3とティース3に巻き回された巻線4を具備した固定子1および突極を有する回転子2から構成されている。但し、図29は簡略化のために、主要な部分だけを示し、巻線4とティース3の間の絶縁部材や巻線4の渡り線や結線など詳細は省略している。
この発明の実施の形態6に係る回転角度検出装置では、ティース3の数が12、軸倍角が7(回転子2の突極の数が7)の例である。また、ティース部分に示した数字は便宜的に与えた各ティース3のティース番号である。
回転角度検出装置としての動作原理は実施の形態1と同様である。
ここでは、励磁の極対数Nは6、回転子の突極の数Mは7であるから、値|(励磁の極対数)±(軸倍角)|、すなわち値|N±M|は、1または13となるから、ギャップに発生する磁束のうち空間1次か空間13次の成分を出力巻線で拾うようにすればよい。
さらに、従来の正弦波に巻数を変化させた場合と比べて、巻数の最大値を減らすような次数成分を加えればよい。ここでは、空間1次の成分を拾う場合を考え、加える成分の次数Lを3とした。
このとき、実施の形態2と同様、巻数は式(10)、(11)で表される。ここで、NS=12、N1=100、θ1=θ2=0、η1=η2=210°とし、復号について式(10)ではプラス、式(11)ではマイナスを取った場合について、Ncos(1)=Ncos(2)を解いてN2/N1を求めた。このときの巻数は図30のようになる。また、これを横軸ティース番号、縦軸巻数として図示したのが図31である。巻数は小数を許している。巻数が小数である場合には、巻線4をティース3に1回巻き回すのではなく、巻線4の途中で、となりのティース3に移るなどして構成できる。
従来例では巻数の最大値はN1に一致して100となるが、この発明の実施の形態6に係る回転角度検出装置では出力巻線の巻数の最大値が84となり、16%低減できていることが分かる。
図32は図30に示す巻数を四捨五入した値である。このように巻数を整数とした場合でも、回転角度検出装置として動作するのはいうまでもない。また、巻数が整数なので設計が容易であるという効果がある。
この実施の形態6の巻線仕様のときの出力巻線の電圧をプロットしたのが、図33である。横軸は回転角度を機械角で示す。縦軸は電圧のピーク値を示す。実施の形態5と同様、これは軸倍角7の回転角度検出装置として機能することを示している。また、図33の波形が高調波のほとんど含まない正弦波状の波形となっていることから、本発明により高精度な回転角度検出装置が得られる効果があることもわかる。
同じ構成で軸倍角が7の従来例では、ティース3の数が28となるが、この発明の実施の形態6に係る回転角度検出装置では、ティース3の数が28より大幅に少ない12で成立している。すなわち、軸倍角が大きくなっても従来例と比べて少ないティース3の数で回転角度検出装置が成立するので、巻線作業性が優れており量産に向いている構造であるという効果が得られる。
実施の形態7.
図34は、この発明の実施の形態7に係る回転角度検出装置の構成を示した構成図である。
この発明の実施の形態7に係る回転角度検出装置は、ティース3とティース3に巻き回された巻線4を具備した固定子1、突極を有する回転子2から構成されている。ただし、図34は簡略化のために、主要な部分だけを示し、巻線4とティース3の間の絶縁部材や巻線4の渡り線や結線など詳細は省略している。
この発明の実施の形態7に係る回転角度検出装置は、ティース3の数が16、軸倍角が7(回転子2の突極の数が7)の例である。また、ティース部分に示した数字は便宜的に与えた各ティース3のティース番号である。
回転角度検出装置としての動作原理は実施の形態1と同様である。
ここでは、励磁の極対数Nは8、回転子2の突極の数Mは7であるから、値|(励磁の極対数)±(軸倍角)|、すなわち値|N±M|は、1または15となるから、ギャップに発生する磁束のうち空間1次か空間15次の成分を出力巻線で拾うようにすればよい。さらに、従来の正弦波状に巻数を変化させた場合と比べて、巻数の最大値を減らすような次数成分を加えればよい。ここでは、空間1次の成分を拾う場合を考え、加える成分の次数Lは3とした。
このとき、実施の形態2と同様、巻数は式(10)、(11)で表される。ここで、NS=12、N1=100、θ1=θ2=0、η1=η2=210°とし、復号について式(10)ではプラス、式(11)ではマイナスを取った場合について、Ncos(1)=Ncos(2)が等しくなるときのN2/N1を求めた。このときの巻数は図35のようになる。また、これを横軸ティース番号、縦軸巻数として図示したのが図36である。巻数は小数を許している。巻数が小数である場合には、巻線4をティース3に1回巻き回すのではなく、巻線4の途中で、となりのティース3に移るなどして構成できる。従来例では巻数の最大値はN1に一致して100となるが、この発明の実施の形態7に係る回転角度検出装置では、出力巻線の巻数の最大値が88となり、12%低減できていることが分かる。
図37は図35に示す巻数を四捨五入した値である。このように巻数を整数とした場合でも、回転角度検出装置として動作するのはいうまでもない。また、巻数が整数なので設計が容易であるという効果がある。
この発明の実施の形態7の巻線仕様のときの出力巻線の電圧をプロットしたのが、図38である。図38では横軸は回転角度を機械角で、縦軸は電圧のピーク値を示す。実施の形態6と同様、これは軸倍角が7の回転角度検出装置として機能することを示している。図38の波形が高調波のほとんど含まない正弦波状の波形となっていることから、本発明により高精度な回転角度検出装置が得られる効果があることもわかる。
また、同じ構成で軸倍角が7の従来例では、ティース3の数が28となるが、この発明の実施の形態7に係る回転角度検出装置では、ティース3の数が28より大幅に少ない16で成立している。すなわち、軸倍角が大きくなっても従来例と比べて少ないティース3の数で回転角度検出装置が成立するので、巻線作業性が優れており量産に向いている構造であるという効果が得られる。
なお、上述の実施の形態1から7においては、励磁巻線の巻数が各ティース3で50ターンとしているが、これに限ったことはなく、入力インピーダンスなどの電気的特性の必要性に応じて適宜定めればよい。
また、N1、N2のパラメータも変圧比などに応じて適宜定めればよい。
また、軸倍角が4、5、7の回転角度検出装置についてのみ述べたが、これに限ることはなく、同じ考え方で、軸倍角が1、2、3、6または8以上の回転角度検出装置を構成することができる。
実施の形態8.
図39は、この発明に係る回転角度検出装置を搭載する車両用電動パワーステアリング装置の概念図である。
先ず、車両用の電動パワーステアリング装置について述べる。
ステアリングホイール30から操舵力を伝えるためのコラムシャフト31が設けられている。コラムシャフト31にはウォームギヤ32(図41では詳細は省略し、ギヤボックスのみ示している)が接続されており、コントローラ33によって駆動されるモータ34の出力(トルク、回転数)を回転方向を直角に変えながら伝達し、同時に減速し、アシストトルクを増加させる。ウォームギヤ32にはハンドルジョイント35が接続され、操舵力を伝えるとともに、方向も変える。ハンドルジョイント35にはステアリングギヤ(図41では詳細は省略し、ギヤボックスのみ示している)36が接続され、コラムシャフト31の回転を減速し、同時にラック37の直線運動に変換し、所要の変位を得る。このラック37の直線運動により車輪を動かし、車両の方向転換等を可能とする。
上述のような電動パワーステアリング装置ではモータ34にて発生するトルクの脈動がウォームギヤ32とコラムシャフト31を介して、ステアリングホイール30に伝達される。従って、モータ34が大きなトルク脈動を発生する場合、滑らかなステアリング感覚を得ることが出来ない。また、電動機がアシストするためにトルクを発生しない状態においても、電動機が大きなコギングトルクを発生するものであれば、滑らかなステアリング感覚を得ることが出来ない。
また、モータ34がブラシレスモータの場合には回転子の回転角度を検出する手段が必要である。
図40は、例としてブラシレスモータの構成を示す構成図である。ただし、図40では主要な部品のみを示し、簡略化している。
フレーム20に固定子鉄心21が圧入、焼き嵌めまたは接着などで固定されている。固定子鉄心21には電機子巻線22が巻き回されており、電機子巻線22に電流が通電されることでトルクを発生する。回転子は回転子鉄心23と永久磁石24を具備している。回転子鉄心23にはシャフト25が圧入されており、ベアリング26a、26bで回転自在に支持されている。なお、シャフト25は回転子鉄心23と別の部材で構成されていてもよいし、同一部材で構成されてもよい。フレーム20はハウジング27に固定されている。ハウジング27には回転角度検出装置の固定子200が固定され、固定子200には巻線201が巻き回されている。回転子202はシャフト25に圧入などの方法で固定されている。
回転角度検出装置で検出した回転子202の角度に基づきモータの電機子巻線22に電流を通電する。角度の検出精度が悪いと位相がずれるなどしてトルクの脈動が発生し、操舵感覚が悪くなる。
また、搭載性の観点から回転角度検出装置はモータに比べて小さい方が望ましく、例えば、外径は図40に示したようにモータの半分以下にすることが望ましい。外径が小さくなると、当然回転角度検出装置の固定子200の内径も小さくなる。回転角度検出装置のティース3の数が増えると、ティース3とティース3の間隔が狭くなり、巻線4を収めるスロットが狭くなる。巻線機のノズルが入り難くなり、巻線作業性が低下し、量産には向かない構造となってしまう。例えばモータの外径(直径)が80mmであれば、回転角度検出装置の外径(直径)は40mmとなる、固定子200の内径はさらに半分の20mm程度となるから、ティース3の数が20になれば、ティース3の間隔は僅か3mm程度となる。
しかし、この発明に係る回転角度検出装置を用いると、軸倍角が4、5、7の例でもティース3の数は16以下、さらには12、10、8でも成立する。これは、軸倍角はモータの極対数と一致させることが多いため、8極、10極、14極のモータを駆動することができ、かつ量産性に優れた電動パワーステアリング装置を提供することができる。例えば、8極12スロット、10極12スロット、14極12スロットの集中巻の多極のモータは低トルク脈動の設計ができるため、このようなモータを駆動することができるということは、操舵感覚のよい電動パワーステアリング装置を得ることができる。
この発明に係る回転角度検出装置を用いて、車両用の電動パワーステアリング装置に搭載されている永久磁石型モータの回転角度を検出する場合、ティース3の数を16以下にすることができる。
また、ティース3の数が軸倍角に4を乗じた数よりも少なくすることが可能である。これにより、8極、10極、14極といった多極のモータを駆動することができるので、永久磁石型モータのトルク脈動が小さくでき、結果として電動パワーステアリング装置における操舵感覚を向上できるという効果がある。
また、この発明に係る回転角度検出装置は大量生産に適した構成である。
また、軸倍角の選定の幅が広がる、すなわちモータの極数の選定の幅が広がるという効果がある。

Claims (11)

  1. ティースを有する鉄心で構成されるとともに1相以上の励磁巻線と2相以上の出力巻線とが設けられる固定子および突極を有する回転子を備える回転角度検出装置において、
    上記出力巻線の巻数は、励磁の極対数Nと上記突極の数Mとの和の絶対値を空間次数とする正弦波と上記励磁の極対数Nの絶対値と異なり且つ上記極対数Nから上記突極の数Mを減算して得る差の絶対値と異なる整数Lを次数とする正弦波との和または差を含む関数によって得られる値であり、
    上記整数Lを次数とする正弦波は、上記励磁の極対数Nと上記突極の数Mとの和の絶対値を空間次数とする正弦波のピーク値を下げるように加えられ、
    上記固定子のティースの出力巻線の巻数は、各ティースが配置されている角度位置に基づき上記関数から得られる
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
  2. ティースを有する鉄心で構成されるとともに1相以上の励磁巻線と2相以上の出力巻線とが設けられる固定子および突極を有する回転子を備える回転角度検出装置において、
    上記出力巻線の巻数は、励磁の極対数Nから上記突極の数Mを減算して得る差の絶対値を次数とする正弦波と上記励磁の極対数Nの絶対値と異なり且つ上記極対数Nと上記突極の数Mとの和の絶対値と異なる整数Lを次数とする正弦波との和または差を含む関数によって得られる値であり、
    上記整数Lを次数とする正弦波は、上記励磁の極対数Nから上記突極の数Mを減算して得る差の絶対値を空間次数とする正弦波のピーク値を下げるように加えられ、
    上記固定子のティースの出力巻線の巻数は、各ティースが配置されている角度位置に基づき上記関数から得られる
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
  3. 2相の上記出力巻線のi番目の上記ティースに巻き回されている巻線の巻数Ncos(i)およびNsin(i)(iは1から上記ティースの数Nまでの整数)は、上記励磁の極対数N、上記回転子の突極の数M、上記励磁巻線の極対数の絶対値と異なり且つ上記極対数から上記突極の数を減算して得る差の絶対値と異なる整数L、任意の実数N、N、θ、θ、ηおよびηを用いて、
    Figure 0005127923
    で表されることを特徴とする請求項1に記載の回転角度検出装置。
  4. 2相の上記出力巻線のi番目の上記ティースに巻き回されている巻線の巻数Ncos(i)およびNsin(i)(iは1から上記ティースの数Nまでの整数)は、上記励磁の極対数N、上記回転子の突極の数M、上記励磁巻線の極対数の絶対値と異なり且つ上記極対数と上記突極の数との和の絶対値と異なる整数L、任意の実数N、N、θ、θ、ηおよびηを用いて、
    Figure 0005127923
    で表されることを特徴とする請求項2に記載の回転角度検出装置。
  5. 上記整数Lの絶対値は、上記極対数Nと上記突極の数Mとの和の絶対値の3倍であることを特徴とする請求項1または3に記載の回転角度検出装置。
  6. 上記整数Lの絶対値は、上記極対数Nから上記突極の数Mを減算して得る差の絶対値の3倍であることを特徴とする請求項2または4に記載の回転角度検出装置。
  7. 上記2相の出力巻線が巻き回されていない上記ティースが少なくとも1個あることを特徴とする請求項1または2に記載の回転角度検出装置。
  8. 同じ巻数の上記2相の出力巻線が巻き回されている上記ティースが2個以上あることを特徴とする請求項1または2に記載の回転角度検出装置。
  9. 上記2相の出力巻線の巻数が整数であることを特徴とする請求項1または2に記載の回転角度検出装置。
  10. 車両用の電動パワーステアリング装置に搭載されている永久磁石型モータの回転角度を検出するとともに上記ティースの数が16以下であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の回転角度検出装置。
  11. 上記N と上記N との比N /N は、
    cos (j)=N cos (j+1)
    を解いて求めた値であり、ここで、jは、1から上記ティースの数N −1までの整数であることを特徴とする請求項3または4に記載の回転角度検出装置。
JP2010514447A 2008-05-27 2009-05-19 回転角度検出装置 Active JP5127923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010514447A JP5127923B2 (ja) 2008-05-27 2009-05-19 回転角度検出装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008138110 2008-05-27
JP2008138110 2008-05-27
PCT/JP2009/059226 WO2009145085A1 (ja) 2008-05-27 2009-05-19 回転角度検出装置
JP2010514447A JP5127923B2 (ja) 2008-05-27 2009-05-19 回転角度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009145085A1 JPWO2009145085A1 (ja) 2011-10-06
JP5127923B2 true JP5127923B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=41376966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010514447A Active JP5127923B2 (ja) 2008-05-27 2009-05-19 回転角度検出装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8427142B2 (ja)
JP (1) JP5127923B2 (ja)
CN (1) CN102047079B (ja)
DE (1) DE112009001282B4 (ja)
WO (1) WO2009145085A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4654348B1 (ja) * 2010-02-23 2011-03-16 多摩川精機株式会社 検出装置用巻線の正弦波巻線方法
CN203511676U (zh) * 2011-01-20 2014-04-02 新日铁住金株式会社 铁道车辆用的带旋转变压器的车身高度调整阀
JP2012220406A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Minebea Co Ltd 角度検出装置
JP5314115B2 (ja) * 2011-12-07 2013-10-16 三菱電機株式会社 レゾルバ
EP2807449B1 (en) 2012-01-27 2017-08-09 Kavlico Corporation Rotary variable differential transformator (rvdt) sensor assembly with auxiliary output signal
JP2013221740A (ja) * 2012-04-12 2013-10-28 Jtekt Corp レゾルバ
EP3205985B1 (en) * 2012-11-19 2018-12-12 LS Automotive Technologies Co., Ltd. Stator used in resolvers, and resolver including same
JP6227315B2 (ja) * 2013-07-29 2017-11-08 ミネベアミツミ株式会社 Vr型レゾルバのステータ構造
CN105814406B (zh) * 2013-12-09 2017-10-27 三菱电机株式会社 旋转角度检测装置、旋转电机和电梯用曳引机
JP6009493B2 (ja) * 2014-05-21 2016-10-19 ミネベア株式会社 レゾルバ
CN104165581B (zh) * 2014-07-25 2016-09-14 浙江大学 磁导式绝对角度检测系统
WO2016063324A1 (ja) * 2014-10-20 2016-04-28 三菱電機株式会社 回転角度検出装置、回転電機、及びエレベータ用巻上機
DE102015208837B4 (de) * 2015-05-13 2017-03-30 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Sensoranordnung mit einem Winkelsensor sowie Wälzlageranordnung mit Sensoranordnung
JP6211235B2 (ja) * 2015-06-05 2017-10-11 三菱電機株式会社 レゾルバ、回転電機、及びエレベータ用巻上機
KR20170056313A (ko) * 2015-11-13 2017-05-23 엘에스오토모티브 주식회사 레졸버
US10903724B2 (en) 2015-12-28 2021-01-26 Mitsubishi Electric Corporation Rotation angle detector and rotary electric machine
CN106712428A (zh) * 2017-01-16 2017-05-24 上海世昱电子技术有限公司 一种旋转变压器和具有这种旋转变压器的旋转体
CN107499379B (zh) * 2017-09-13 2023-12-01 无锡商业职业技术学院 一种基于双级行星齿轮传动的差动变压器式转向盘角度传感器
EP3712565B1 (en) * 2017-12-22 2022-06-08 Matsuo Industries, Inc. Rotation angle sensor

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003307436A (ja) * 2002-04-15 2003-10-31 Mitsubishi Electric Corp 回転角度検出装置およびそれを用いた回転電機
JP2004151040A (ja) * 2002-11-01 2004-05-27 Mitsubishi Electric Corp 回転角度検出装置および回転電機

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49124508A (ja) 1973-04-02 1974-11-28
JPS5770406A (en) 1980-10-21 1982-04-30 S G:Kk Rotating angle detecting apparatus
JP3103487B2 (ja) 1994-12-27 2000-10-30 多摩川精機株式会社 バリアブルリラクタンス型角度検出器
JP3182493B2 (ja) 1994-12-27 2001-07-03 多摩川精機株式会社 バリアブルリラクタンス型角度検出器
JP3590622B2 (ja) 2002-05-16 2004-11-17 三菱電機株式会社 回転角度検出器
JP4199826B2 (ja) 2003-02-19 2008-12-24 ミネベア株式会社 鉄心巻線を用いたバリアブルリラクタンス型角度検出器およびその鉄心巻線の製造方法
JP2007010329A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Honda Motor Co Ltd 回転角検出装置及びこれを用いた電動パワーステアリング装置
DE102007013711A1 (de) * 2007-03-22 2008-09-25 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Hallstadt Verfahren und Vorrichtung zur Dreherfassung eines bürstenbetriebenen Gleichstrommotors
US8324768B2 (en) 2008-01-11 2012-12-04 Mitsubishi Electric Corporation Rotational angle detection device and method for permanent magnet dynamo-electric machine and electric power steering device
JP5228582B2 (ja) 2008-04-04 2013-07-03 三菱電機株式会社 永久磁石型回転電機およびそれを用いた電動パワーステアリング装置
JP5424814B2 (ja) 2009-05-21 2014-02-26 三菱電機株式会社 永久磁石型回転電機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003307436A (ja) * 2002-04-15 2003-10-31 Mitsubishi Electric Corp 回転角度検出装置およびそれを用いた回転電機
JP2004151040A (ja) * 2002-11-01 2004-05-27 Mitsubishi Electric Corp 回転角度検出装置および回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009145085A1 (ja) 2009-12-03
CN102047079B (zh) 2013-09-04
JPWO2009145085A1 (ja) 2011-10-06
DE112009001282T5 (de) 2011-04-14
US8427142B2 (en) 2013-04-23
CN102047079A (zh) 2011-05-04
DE112009001282B4 (de) 2013-06-06
US20110074400A1 (en) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5127923B2 (ja) 回転角度検出装置
Ge et al. Analysis of windings in variable reluctance resolver
Du et al. Principle and analysis of doubly salient PM motor with Π-shaped stator iron core segments
JP5751794B2 (ja) 電気式乗物のための牽引モータ
JP4181380B2 (ja) 回転角度検出装置および回転電機
JP4698745B2 (ja) 永久磁石型回転電機
JP3938501B2 (ja) 回転角度検出装置、それを用いた永久磁石型回転電機、及び、永久磁石型回転電機を用いた電動パワーステアリング装置
JP3926664B2 (ja) 回転角度検出装置およびそれを用いた回転電機
CN105850014B (zh) 旋转变压器装置、电动机以及驱动器
EP2180580A2 (en) Motor
JP4916556B2 (ja) 回転角度検出装置、回転電機装置および電動パワーステアリング装置
JP6222032B2 (ja) 回転電機
JP2012117862A (ja) レゾルバ
JP2008301652A (ja) 永久磁石式回転電機およびそれを用いた電動パワーステアリング装置
JP4397788B2 (ja) 回転角度検出装置
JP5907813B2 (ja) ブラシレスモータ
Liu et al. Magnetic gearing effect in Vernier permanent magnet synchronous machines
JP4652382B2 (ja) 電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータ
JP2003250254A (ja) 電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータ
CN111313637B (zh) 磁阻式旋转变压器极槽配合方法
JP2007306798A (ja) 電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータ
JP5337382B2 (ja) 永久磁石式同期モータ
WO2013084901A1 (ja) モータ
JP2006187131A (ja) 永久磁石回転電機及びそれを用いた車載電動アクチュエータ装置用電機システム並びに電動パワーステアリング装置用電機システム
JP5708566B2 (ja) 電磁カップリング

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5127923

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250