JP4652382B2 - 電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータ - Google Patents

電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータ Download PDF

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Description

この発明は永久磁石型ブラシレスモータに関するものであり、特に自動車等の電動パワーステアリング装置に用いられる電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータにおいて、コギングトルク低減と回転子に発生する渦電流損の低減を両立することに関するものである。
図15は自動車等の電動パワーステアリング装置の概念図である。ステアリングホイール31からの操舵力をコラムシャフト32が伝えウォームギヤ33(図では詳細は省略し、ギヤボックスのみ示している)がモータ34の出力(トルク、回転数)を回転方向を直角に変えながら伝達し、同時に減速し、アシストトルクを増加させる。またハンドルジョイント35は操舵力を伝えると共に、方向も変える。ステアリングギヤ36(図では詳細は省略し、ギヤボックスのみ示している)はコラムシャフト回転を減速し、同時にラック37の直線運動に変換し、所要の変移を得る。このラック37の直線運動により車輪を動かし、車両の方向転換等を可能とする。
このような電動パワーステアリング装置では、モータ34にて発生するトルクの脈動がウォームギヤ33とコラムシャフト32を介して、ステアリングホイール31に伝達される。従って、モータ34が大きなトルク脈動を発生する場合、良好な操舵フィーリングを得ることが出来ない。また、モータ34がアシストするためのトルクを発生しない状態においても、モータが大きなコギングトルクを発生するものであれば、滑らかな操舵フィーリングを得ることが出来ない。
なお、ここではコラムシャフト32をモータ34のトルクによってアシストするコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置を示したが、ラックを電動機のトルクによってアシストするラックアシスト式の電動パワーステアリング装置においても同じことがいえる。
特開2001−218439号公報 特開2000−236652号公報 特許第2954552号公報 特許第2743918号公報 特公平8−8764号公報 特開2001−275325号公報
このような電動パワーステアリング装置には、従来よりブラシ付直流モータがよく用いられていた。しかしながら、中型車、大型車に電動パワーステアリングに適用するには小型高出力とすることができる永久磁石型ブラシレスモータが有利である。そして、電動パワーステアリング装置にこの永久磁石型ブラシレスモータを適用するためにはコギングトルクなどに起因するトルク脈動の低減が大きな課題であった。
電動パワーステアリング装置用の永久磁石型ブラシレスモータとして上記特許文献1には固定子巻線が波巻となるもので回転子の極数が6、固定子の溝数が18のブラシレスモータが開示されている。しかしながら、このような極数と溝数の組み合わせのモータにおいては、波巻や重ね巻など複数の固定子ティースにまたがって巻線を巻回する必要がありコイルエンドが大きくなり、モータの軸長が大きくなり、コイルエンドが大きいゆえに銅損が大きくモータの効率が低下するという課題があった。
一方、コイルエンドを小さくする巻線としては固定子の1つのティースに集中的に巻線が巻き回されるいわゆる集中巻のモータがある。ティースに集中巻されたモータの例としては、上記特許文献2に回転子の極数が6、固定子の溝数が9の磁石埋め込み型および表面磁石型の例が開示されている。しかしながら、ここで開示されているモータのように従来から良く用いられている極数と溝数の比が2:3のブラシレスモータは一般にコギングトルクが大きい。そのため、このモータを電動パワーステアリング装置に組みこんだ場合コギングトルクが原因により、良好な操舵フィーリングが得られない。すなわち、従来から良く用いられている極数と溝数の比が2:3のブラシレスモータは、電動パワーステアリング装置用モータとして適していないものであった。
これに対し、上記特許文献3〜5には、低コギングトルクを実現するよう様々な極数と溝数の組み合わせについて開示されている。これらに開示された極数、溝数の組み合わせを用いれば電動パワーステアリング装置用のブラシレスモータとして適切なものが得られた。
しかしながら、後述するように極数と溝数の組み合わせによっては、電機子起磁力の非同期成分が大きく異なるため上記起磁力に起因して回転子に渦電流損が発生する。また、極数と溝数の組み合わせにより回転子に発生する渦電流損の大きさが異なり、回転子の温度上昇にも差がでる。そして、回転子の温度が上昇するとそれに伴い永久磁石の温度も上昇することとなり、不可逆減磁に至る場合もあるという課題があった。
また、不可逆減磁に至らなくとも磁石の温度上昇によって残留磁束密度が低下し、磁石の発生する磁束が減少し、結果としてトルクが低下するという課題があった。
さらにまた、温度上昇がない場合と同じトルクを発生するためには、多くの電機子電流を必要とし銅損が増加し固定子の温度上昇も招くという課題もあった。特にエネルギー積の高い希土類系の磁石は導電率が高いため、渦電流が流れやすく、また、磁石保持のためにステンレス系のリングを磁石と空隙の間に設ける場合などはさらに渦電流が発生しやすく、発熱が課題であった。
一方、電動パワーステアリング装置用モータとして上記特許文献6に開示されているものがある。このモータは極数が8溝数が9のブラシレスモータであり、コギングトルクが小さいものの、溝数/極数が既約分数(分母と分子に1以外の公約数がなくて約分することができない分数)となり、モード1(空間次数1)の電磁加振力すなわち回転子を偏心させる加振力が定常的に発生する。このため、軸受けの寿命が短くなり、偏心によりトルク脈動が大きくなり、さらには振動、騒音が大きくなるという課題があった。
また、極数が8、溝数が9の倍数の場合も開示されているが、既約分数とならない場合、例えば極数が8で、溝数が72や128の場合は溝数が多すぎて工作性に欠けるため量産には向かない。したがって、電動パワーステアリング装置用モータとしては現実的でないという課題もあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、極数と溝数を適切に選定することにより、低トルク脈動と回転子の渦電流損の低減を両立し、良好な操舵フィーリングが得られると同時に、回転子の発熱を抑制することで磁石の減磁や残留磁束密度の低下を防ぐことができる電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータを得ることを目的としている。さらに、回転位置センサの低コスト化を図り、回転位置センサの検出位置誤差に起因するトルク脈動を低減できる電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータを得ることを目的としている。
この発明は、電動パワーステアリング装置に用いられ、正弦波駆動で制御される永久磁石型ブラシレスモータであって、回転軸、及び該回転軸回りに設けられ複数の磁極を形成する複数の永久磁石を有する表面磁石型の回転子、該回転子の回転位置を検出するバリアブル・リラクタンス型レゾルバと、回転子に対向して設けられ中心軸方向に複数のティースが突設され隣り合うティース間に巻線用の溝が形成された固定子鉄心、及び該ティースに集中的に巻回された電機子巻線とを有する固定子とを備え、回転子の磁極の数をP、固定子のティース間の溝数をNとしたとき、
1<N/P≦1.2
であり、かつ分数N/Pが既約分数でなく、
N/P=1.125であって、
N=18かつP=16であることを特徴とする電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータにある。
また、電動パワーステアリング装置に用いられ、正弦波駆動で制御される永久磁石型ブラシレスモータであって、回転軸、及び該回転軸回りに設けられ複数の磁極を形成する複数の永久磁石を有する表面磁石型の回転子、該回転子の回転位置を検出するバリアブル・リラクタンス型レゾルバと、回転子に対向して設けられ中心軸方向に複数のティースが突設され隣り合うティース間に巻線用の溝が形成された固定子鉄心、及び該ティースに集中的に巻回された電機子巻線とを有する固定子とを備え、回転子の磁極の数をP、固定子のティース間の溝数をNとしたとき、
1<N/P≦1.2
であり、かつ分数N/Pが既約分数でなく、
N/P=1.20であって、
N=12かつP=10であることを特徴とする電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータにある。
この発明では、極数と溝数を適切に選定することにより、低トルク脈動と回転子の渦電流損の低減を両立し、良好な操舵フィーリングが得られると同時に、回転子の発熱を抑制することで磁石の減磁や残留磁束密度の低下を防ぐことができる電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータを提供できる。さらに、回転位置センサの低コスト化を図り、回転位置センサの検出位置誤差に起因するトルク脈動を低減できる電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータを提供できる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態の説明に入る前に、永久磁石型ブラシレスモータにおける回転子の渦電流損の発生メカニズムについて考えることにする。電機子巻線に流れる電流によって発生する回転磁界が回転子と同期することにより回転子に定常的なトルクが発生し回転子は回転する。回転子と同期した回転磁界は回転子に固定した座標系で見ると静止している。静止して見えるということは磁束の変化を生じないことであるから、回転子に渦電流損を発生させる原因とはならない。
しかしながら、電機子電流の発生する回転磁界には回転子と同期しない成分が存在する。例えば回転子と逆方向に回転する磁界が存在する。このような回転子と同期しない成分は回転子に固定した座標系から見れば静止していないので、磁束を変化させる作用を持っている。この磁束の変化を打ち消そうと回転子に渦電流が発生する。
電機子電流が発生させる回転磁界の中で、回転子と同期しない成分の振幅や空間次数は、極数と溝数で異なる。固定子巻線が集中巻の場合に、電機子電流によってどのような回転磁界が発生するかを図1から図5に示す。極数をPと溝数をNとしたとき、図1はN/P=1.5のときの回転磁界の成分を示すグラフである。同じく、図2はN/P=1.2のとき、図3はN/P=1.125のとき、図4はN/P=0.9のとき、図5はN/P=0.75のときの回転磁界の成分を示すグラフである。各々の図において、横軸は空間次数を示し、電気角360度を1次としている。縦軸は回転磁界の振幅を示し、同期成分すなわち基本波を1として規格化して示している。各図において回転磁界の振幅が正のときには回転子と同じ方向に回転する磁界すなわち正相の回転磁界である。一方、振幅が負のときは回転子と逆方向に回転する回転磁界すなわち逆相の回転磁界であることを示している。逆相の回転磁界はもちろんすべて非同期成分である。また、正相の回転磁界の中でも空間1次の回転磁界以外は、回転子に固定した座標系から見ると静止した磁界ではないためすべて非同期成分となる。
図1から図5において、電機子電流によって発生する回転磁界が極数と溝数の組み合わせによって異なることがわかる。特に、極数Pと溝数Nの比N/PがN/P<1のときには、同期成分よりも大きな振幅を持った非同期成分が存在することが見てとれる。例えば、N/P=0.9のときには空間4/5次に振幅1.25の非同期成分が存在し、N/P=0.75のときには空間1/2次に振幅2.0の非同期成分が存在する。このように同期成分より大きな非同期成分を持った場合には、同期成分よりも大きな非同期成分を持たない(N/P>1のとき)ときに比べて回転子に発生する渦電流損が大きくなると考えられる。
そこで、回転子に発生する渦電流損が極数P、溝数Nによってどのように変化するかを知るために、いろいろな組み合わせの永久磁石型ブラシレスモータを設計し、有限要素法を用いた磁界解析によって回転子の渦電流損を算出した。設計した5種類の永久磁石型ブラシレスモータの極数P、溝数N、N/Pを図6に示す。また、それぞれのモータの固定子、回転子の断面図を図7から図11に示す。
図7から図11において、永久磁石型ブラシレスモータの固定子10は、固定子鉄心11と電機子巻線12とを有している。固定子鉄心11は、概略円筒形をなし、中心軸方向に複数のティース11aが突設され、隣り合うティース11a間に巻線用の溝11bが形成されている。電機子巻線12は、固定子鉄心11の各ティース11aに集中的に巻き回されたいわゆる集中巻とされている。ここで、集中巻とは、ある一つのティース11aに連続して導線が複数回巻き回されて該ティース11aに対するコイルが形成された構成となっている場合を言う。他のティース11aにも同様に導線が複数回巻き回されてこのティース11aに対するコイルが形成され、これら各コイルを並列あるいは直列に接続して複数相(例えば3相)の電機子巻線12が形成される。
一方、回転子20は、回転軸21と回転軸21の軸回りに周方向に全周にわたって設けられた複数の永久磁石22とからなる。この永久磁石22は交互に異なる複数の複数の磁極を構成するように着磁されている。なお、本実施の形態では全体でリング形状をなす磁石22について示しているが、各磁極22が独立した別々の磁石で構成されていてもよいし、回転子20の回転子鉄心に埋め込まれた構造であってもよい。
各図に示したモータにおいて回転子20と固定子10の径は等しく設計している。すなわち、回転子20の外径(直径)を40mm、固定子10の外径(直径)を80mmとした。また軸長、定格電流値は同じにしている。これは、極数と溝数の組み合わせを変えても、出力が同じモータで比較できるようにするためである。さらに、固定子10の溝11bによるパーミアンスの影響がほぼ同じになるように溝11bの開口幅は同じとし、通常よりも小さめに設計している。溝11bによるパーミアンスの影響は渦電流損や後述するコギングトルクに影響を与えるので同じ条件で設計して比較する必要があるからである。
この5種類の永久磁石型ブラシレスモータの回転子20に発生する渦電流損の解析結果を図12に示す。なお、この結果はモータが2000rpmで回転しており、電機子巻線12に定格電流が通電されているときの回転子20に発生する渦電流損である。また、渦電流損の値は出力に対する割合を%値で示している。図12から、回転子20で発生する渦電流損はモータの溝数Nと極数Pの比N/Pに大きく依存することがわかる。また、これまで述べてきたように、電機子電流がつくる回転磁界の非同期成分の中に同期成分より大きな振幅のものを含むN/P<1のときには、N/P>1のときに比べて渦電流損が大きくなっていることが明らかになった。したがって、電動パワーステアリング装置用の永久磁石型ブラシレスモータを設計する際には、極数Pと溝数Nの比N/Pについて
N/P>1 (1)
なる関係式が成立するように選定すれば、電機子電流がつくる回転磁界の非同期成分に同期成分より大きな成分が含まれないため回転子20に発生する渦電流損を低減でき、磁石の発熱による減磁や残留磁束密度の低下によるトルクの低下を防ぐことができるという効果があることがわかる。
これまでの検討により、回転子20に発生する渦電流損は永久磁石型ブラシレスモータの極数Pと溝数NについてN/P>1となるように選定すれば低減できることがわかった。しかしながら、電動パワーステアリング装置用の永久磁石型ブラシレスモータは、そのトルク脈動を小さくしないと良好な操舵フィーリングが得られない。したがって、トルク脈動の原因となるコギングトルクを低減する必要がある。そこで、図6に示す5種類のブラシレスモータについてコギングトルクを求めた。結果を図13に示す。横軸はモータの溝数Nと極数Pの比N/Pであり、縦軸はコギングトルクの定格トルクに対する割合を%値で示している。
電動パワーステアリング装置用モータは、一般的はギヤ比から換算すると、ステアリングホイールにおいて滑らかなステアリング感覚を得るためにはそのトルク脈動を定格トルクの2%程度以下にすればよいというのが目安になる。図13の結果からコギングトルクを定格トルクの2%以下に低減するには、極数Pと溝数Nについて
0.85<N/P≦1.2 (2)
とすればよいことがわかる。すなわち、トルク脈動の小さい電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータを得るためには、ブラシレスモータの極数Pと溝数Nが式(2)をみたせばよい。
これまでの検討結果から、式(1)(2)を同時にみたすとき、すなわち極数Pと溝数Nが
1<N/P≦1.2 (3)
をみたす関係にあるとき、回転子20の渦電流が小さく、かつトルク脈動の小さい電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータを得ることができるのである。
ただし、式(3)を満たすだけでは電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータとしてふさわしくない場合がある。分数N/Pが既約分数のときには、モード1の電磁加振力すなわち回転子20を偏心させる向きの加振力が定常的に存在する。この原因について説明しておく。分数N/Pが既約分数でない場合には、モータ内部の磁束密度分布に対称性が現れ、その結果電磁力は釣合いがとれる。例えば極数6、溝数9のモータでは2極分で磁束密度分布に対称性をもっている。すなわちこの場合、機械角120度で磁束密度に対称性をもっていることになり、電磁力も機械角120度離れた点で釣合いがとれるので、電磁力を周方向に積分した値がゼロとなる。その結果、モード1の電磁加振力は発生しない。ところが、極数8、溝数9の場合には分数N/Pが既約分数になり、対称性を持たない。つまり、電磁力を周方向に積分してゼロにならないため、モード1の電磁加振力が発生するのである。
このように分数N/Pが既約分数になる組み合わせを選ぶと、常に回転子20を偏心させる方向に加振力が発生するので軸受けの寿命が短くなるとともに、偏心によってトルク脈動が大きくなり、良好な操舵フィーリングを得られないだけでなく、振動騒音も大きくなるのである。既に述べたように、例えばP=8,N=9がそれにあたる。P=8,N=9の場合と同じくN/P=1.125となる場合でもP=24,N=27のときには分数N/Pは27/24となり既約分数にはならないため、モード1の加振力は発生しない。
したがって、式(3)を満たすとともに分数N/Pが既約分数でないときに、回転子20の渦電流が小さく、かつトルク脈動の小さい電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータを得ることができるのである。
以上により、電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータにおいて、永久磁石22による複数の磁極を有する回転子20と電機子巻線12がティース11aに集中的に巻き回された固定子10とを有し、上記回転子20の磁極の数をP、上記固定子の溝数をNとしたとき、
1<N/P≦1.2 (3)
をみたし、かつ分数N/Pが既約分数でないような構成にすることにより、低コギングトルクと回転子20の渦電流損の低減を両立し、良好な操舵フィーリングを得られると同時に、磁石22の発熱による減磁や残留磁束密度の低下によるトルクの低下を防ぐことができるという効果がある。また、モード1の電磁加振力すなわち回転子20を偏心させる加振力が存在しないため軸受けの寿命が延びるという効果があるだけでなく、偏心によるトルク脈動が小さいので良好な操舵フィーリングを得ることができるという効果もある。
なお、本実施の形態では回転子20の磁石保持のための導電性のリングを設けない場合について述べたが、磁石保持用のリング(例えばステンレス系の金属でできたリング)に発生する渦電流損もこれまで述べたメカニズムと同様のメカニズムで発生するため、磁石保持のための導電性のリングを設けた場合でも本実施の形態と同様の効果が得られることはいうまでもない。
実施の形態2.
図14はこの発明の電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータの一例を示す断面図である。本実施の形態は、16極18スロットの例を示す。極数Pと溝数Nが
1<N/P≦1.2 (3)
をみたし、かつ分数N/Pが既約分数でない場合の一例で、N/P=1.125の場合を示す。このような構成としたときには、電機子電流が作る回転磁界の非同期成分の中に同期成分の振幅を越えるものがなく、回転子20の渦電流が低減でき、かつコギングトルクが小さいという効果がある。さらに分数N/Pが既約分数でないのでモード1の電磁加振力が発生しないので、軸受けの長寿命化に寄与し、回転子20の偏心によるトルク脈動の増大やそれにともなう、振動、騒音の増大を防ぐことができるという効果もある。
さらに、回転子20の磁石の作る空隙磁束をいかに有効活用しているかの指標として、巻線係数がある。この巻線係数が高いほど、磁石の作る空隙磁束を有効活用しており、効率のよいモータであるといえる。従来例である上記特許文献2の回転子20の極数が6、固定子10の溝数が9の例では、この巻線係数が0.866であるのに対し、N/P=1.125とした場合には、巻線係数が0.945と高く、効率のよいモータを構成できるという効果もある。
さらに、N/P=1.125で分数N/Pが既約分数でない組み合わせは種々考えられる。P=24,N=27、P=32,N=36などがある。このうち、もっとも極数が小さい組み合わせがP=16,N=18とした図14の場合である。極数が少ない方が電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータとして適切であることを説明する。
ブラシレスモータを正弦波駆動で制御する場合には、回転子位置に応じた位相で電流を通電しないと所望のトルクが得られない。回転位置センサの精度が低下し、正確な回転子位置が把握できないと誤った位相で電流を通電することになり、所望のトルクとは異なったトルクを発生してしまう。また、バリアブル・リラクタンス型レゾルバのような回転位置センサではその誤差は回転位置に対して周期的な変動を有している。したがって、この誤差が大きいと発生するトルクが一定ではなく回転子20の位置に応じて周期的に変動し、トルク脈動となって現れる。このトルク脈動は操舵フィーリングの低下を招き、電動パワーステアリング装置としては性能低下につながる。誤差は電気角で判断するため、極数が大きいほど誤差を電気角で表した値が大きくなっていく。したがって、極数が小さいほど回転センサの誤差を小さくできるので、電動パワーステアリング装置用モータとして適しているといえるのである。
よって、本実施の形態で示した、P=16、N=18のモータは極数Pと溝数Nが
1<N/P≦1.2 (3)
をみたし、かつ分数N/Pが既約分数でない構成としたので、低コギングトルクと回転子20の渦電流損の低減を両立し、良好な操舵フィーリングを得られると同時に、磁石22の発熱による減磁や残留磁束密度の低下によるトルクの低下を防ぐことができるという効果がある。また、モード1の電磁加振力すなわち回転子20を偏心させる加振力が存在しないため軸受けの寿命が延びるという効果があるだけでなく、偏心によるトルク脈動が小さいので良好な操舵フィーリングを得ることができるという効果もある。
さらにN/P=1.125をみたすものの中では最も極数の小さい組み合わせであるから、光学式エンコーダのような高価なセンサを用いることなく、バリアブル・リラクタンス型レゾルバのような安価なセンサを用いることができるので回転位置センサのコストを低減できるという効果がある。また回転位置センサの位置検出精度が悪化することにより回転子位置を正確に判断することができず、電機子電流の通電位相がずれて発生するトルク脈動を低減できるという効果もある。
なお、本実施の形態では回転子20の磁石保持のための導電性のリングを設けない場合について述べたが、磁石保持用のリング(例えばステンレス系のリング)に発生する渦電流損もこれまで述べたメカニズムと同様のメカニズムで発生するため、磁石保持のための導電性のリングを設けた場合でも同様の効果が得られることはいうまでもない。
実施の形態3.
この発明の電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータの他の例を説明する。本実施の形態では、極数Pと溝数Nが
1<N/P≦1.2 (3)
をみたし、かつ分数N/Pが既約分数でない場合の一例として、N/P=1.2の例(10極12スロットの例)を示す。図8が本実施の形態にあたる。このような構成としたときには、電機子電流が作る回転磁界の非同期成分の中に同期成分の振幅を越えるものがなく、回転子20の渦電流が低減でき、かつコギングトルクが小さいという効果がある。さらに分数N/Pが既約分数でないのでモード1の電磁加振力が発生しないので、軸受けの長寿命化に寄与し、回転子20の偏心によるトルク脈動の増大やそれにともなう、振動、騒音の増大を防ぐことができるという効果もある。
さらに、回転子20の磁石の作る空隙磁束をいかに有効活用しているかの指標として、巻線係数がある。この巻線係数が高いほど、磁石の作る空隙磁束を有効活用しており、効率のよいモータであるといえる。従来例である上記特許文献2の回転子の極数が6、固定子の溝数が9の例では、この巻線係数が0.866であるのに対し、N/P=1.2とした場合には、巻線係数が0.933と高く、効率のよいモータを構成できるという効果もある。
さらに、N/P=1.2で分数N/Pが既約分数でない組み合わせは種々考えられる。P=20、N=24やP=30、N=36などがある。このうち、もっとも極数が小さい組み合わせがP=10、N=12とした図8の場合である。
本実施の形態でも述べたようにブラシレスモータの制御には回転位置センサが広く用いられるが、回転子20の位置は電気角で判断するため極数が大きくなると回転位置センサに要求される精度が高くなる。よってコギングトルクや回転子20の渦電流損が低減できたとしても極数が大きくなりすぎると回転位置センサのコストが上がったり、また精度が低いことにより回転子位置を正確に判断することができず、電機子電流の通電位相がずれてトルク脈動になる場合もある。回転センサの精度は電気角で判断する必要があるため、同じ誤差でもモータの極数によって精度が変化し、極数が大きいほど電気角で表したときの誤差が大きくなる。したがって、極数が小さいほど電動パワーステアリング装置用モータとして適しているといえる。
よって、本実施の形態で示した、P=10、N=12のモータは極数Pと溝数Nが
1<N/P≦1.2 (3)
をみたし、かつ分数N/Pが既約分数でない構成としたので、低コギングトルクと回転子20の渦電流損の低減を両立し、良好な操舵フィーリングを得られると同時に、磁石22の発熱による減磁や残留磁束密度の低下によるトルクの低下を防ぐことができるという効果がある。また、モード1の電磁加振力すなわち回転子20を偏心させる加振力が存在しないため軸受けの寿命が延びるという効果があるだけでなく、偏心によるトルク脈動が小さいので良好な操舵フィーリングを得ることができるという効果もある。
さらにN/P=1.2をみたすものの中では最も極数の小さい組み合わせであるから、光学式エンコーダのような高価なセンサを用いることなく、バリアブル・リラクタンス型レゾルバのような安価なセンサを用いることができるので回転位置センサのコストを低減できるという効果がある。また回転位置センサの位置検出精度が悪化することにより回転子位置を正確に判断することができず、電機子電流の通電位相がずれて発生するトルク脈動を低減できるという効果もある。
なお、本実施の形態では回転子の磁石保持のための導電性のリングを設けない場合について述べたが、磁石保持用のリング(例えばステンレス系のリング)に発生する渦電流損もこれまで述べたメカニズムと同様のメカニズムで発生するため、磁石保持のための導電性のリングを設けた場合でも同様の効果が得られることはいうまでもない。
この発明の電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータは、電動パワーステアリング装置に用いられる永久磁石型ブラシレスモータであって、回転軸、及び回転軸回りに設けられ複数の磁極を形成する複数の永久磁石を有する回転子と、回転子に対向して設けられ中心軸方向に複数のティースが突設され隣り合うティース間に巻線用の溝が形成された固定子鉄心、及びティースに集中的に巻回された電機子巻線とを有する固定子とを備え、回転子の磁極の数をP、固定子のティース間の溝数をNとしたとき、
1<N/P≦1.2
であり、かつ分数N/Pが既約分数でない。このような構成にすることにより、低コギングトルクと回転子の渦電流損の低減を両立し、良好な操舵フィーリングが得られると同時に、磁石の発熱による減磁や残留磁束密度の低下によるトルクの低下を防ぐことができるという効果がある。さらにモード1の電磁加振力を発生しないので振動、騒音の増大を防ぐことができるという効果もある。
また、回転子の磁極数P、固定子のティース間の溝数Nが、
N/P=1.125
である。このような構成にすることにより、低コギングトルクと回転子の渦電流損の低減を両立し、良好な操舵フィーリングが得られると同時に、磁石の発熱による減磁や残留磁束密度の低下によるトルクの低下を防ぐことができるという効果がある。さらに巻線係数が高く、効率のよいモータを構成できるという効果もある。
また、回転子の磁極数P、固定子のティース間の溝数Nが、
N/P=1.20
である。このような構成にすることにより、低コギングトルクと回転子の渦電流損の低減を両立し、良好な操舵フィーリングが得られると同時に、磁石の発熱による減磁や残留磁束密度の低下によるトルクの低下を防ぐことができるという効果がある。さらに巻線係数が高く、効率のよいモータを構成できるという効果もある。
また、回転子の磁極数P、固定子のティース間の溝数Nが、
N=18かつP=16
である。このような構成にすることにより、低コギングトルクと回転子の渦電流損の低減を両立し、良好な操舵フィーリングが得られると同時に、磁石の発熱による減磁や残留磁束密度の低下によるトルクの低下を防ぐことができるという効果がある。さらに極数が多過ぎないので回転位置のセンサの精度を低下させないので低トルク脈動のモータを実現できるという効果もある。また、N=9かつP=8にした場合より偏心による空間1次の径方向加振力が発生しにくく騒音やトルク脈動の点で有利であるという効果もある。
また、回転子の磁極数P、固定子のティース間の溝数Nが、
N=12かつP=10
である。このような構成にすることにより、低コギングトルクと回転子の渦電流損の低減を両立し、良好な操舵フィーリングが得られると同時に、磁石の発熱による減磁や残留磁束密度の低下によるトルクの低下を防ぐことができるという効果がある。さらに極数が多過ぎないので回転位置のセンサの精度を低下させないので低トルク脈動のモータを実現できるという効果もある。
極数Pと溝数NがN/P=1.5のときの回転磁界の成分を示すグラフである。 極数Pと溝数NがN/P=1.2のときの回転磁界の成分を示すグラフである。 極数Pと溝数NがN/P=1.125のときの回転磁界の成分を示すグラフである。 極数Pと溝数NがN/P=0.9のときの回転磁界の成分を示すグラフである。 極数Pと溝数NがN/P=0.75のときの回転磁界の成分を示すグラフである。 各モータの極数P、溝数N、及びN/Pを示す表である。 極数P=8,溝数N=12の永久磁石型ブラシレスモータの断面図である。 極数P=10,溝数N=12の永久磁石型ブラシレスモータの断面図である。 極数P=8,溝数N=9の永久磁石型ブラシレスモータの断面図である。 極数P=10,溝数N=9の永久磁石型ブラシレスモータの断面図である。 極数P=8,溝数N=6の永久磁石型ブラシレスモータの断面図である。 回転子に発生する渦電流損の解析結果を示すグラフである。 コギングトルクの大きさを示すグラフである。 極数P=16,溝数N=18の永久磁石型ブラシレスモータの断面図である。 自動車等の電動パワーステアリング装置の概念図である。
符号の説明
10 固定子、11 固定子鉄心、11a ティース、11b 溝、12 電機子巻線、20 回転子、21 回転軸、22 永久磁石。

Claims (2)

  1. 電動パワーステアリング装置に用いられ、正弦波駆動で制御される永久磁石型ブラシレスモータであって、
    回転軸、及び該回転軸回りに設けられ複数の磁極を形成する複数の永久磁石を有する表面磁石型の回転子、該回転子の回転位置を検出するバリアブル・リラクタンス型レゾルバと、
    上記回転子に対向して設けられ中心軸方向に複数のティースが突設され隣り合うティース間に巻線用の溝が形成された固定子鉄心、及び該ティースに集中的に巻回された電機子巻線とを有する固定子と
    を備え、
    上記回転子の上記磁極の数をP、上記固定子の上記ティース間の溝数をNとしたとき、
    1<N/P≦1.2
    であり、かつ分数N/Pが既約分数でなく、
    N/P=1.125であって、
    N=18かつP=16であることを特徴とする電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータ。
  2. 電動パワーステアリング装置に用いられ、正弦波駆動で制御される永久磁石型ブラシレスモータであって、
    回転軸、及び該回転軸回りに設けられ複数の磁極を形成する複数の永久磁石を有する表面磁石型の回転子、該回転子の回転位置を検出するバリアブル・リラクタンス型レゾルバと、
    上記回転子に対向して設けられ中心軸方向に複数のティースが突設され隣り合うティース間に巻線用の溝が形成された固定子鉄心、及び該ティースに集中的に巻回された電機子巻線とを有する固定子と
    を備え、
    上記回転子の上記磁極の数をP、上記固定子の上記ティース間の溝数をNとしたとき、
    1<N/P≦1.2
    であり、かつ分数N/Pが既約分数でなく、
    N/P=1.20であって、
    N=12かつP=10であることを特徴とする電動パワーステアリング装置用永久磁石型ブラシレスモータ。
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