JP5127493B2 - 画像形成装置の用紙搬送装置、用紙搬送方法および用紙搬送プログラム - Google Patents

画像形成装置の用紙搬送装置、用紙搬送方法および用紙搬送プログラム Download PDF

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本発明は画像形成装置の用紙搬送装置、用紙搬送方法および用紙搬送プログラムに係り、例えば複写機、ファクシミリ機又はこれらの複合機(MFP:Multi Function Peripheral)等に用いられる用紙搬送装置、用紙搬送方法および用紙搬送プログラムの改良に関する。
近年、複写機、ファクシミリ機、複合機等の画像形成装置においては、一般に、給紙した用紙を搬送する過程で画像を転写定着して排紙するが、その搬送過程で何らかの原因で用紙が旨く搬送されずに停止等してしまう現象いわゆるジャム(JAM)が発生した場合、ジャムした用紙を速やかに外部へ取り出して復帰させるようになっている。
すなわち、この種の画像形成装置では、図6に示すように、一般に、開閉扉1を有する画像形成装置本体ケース(以下、本体ケースと略す。)3内に、画像転写用トナーの収納されたトナーコンテナ5を配置し、原稿押さえ7の下に置いた原稿を光学系(図示省略)で光学的に読み取って電子データ化し、この電子データをトナーコンテナ5からのトナーによって印刷部9で印刷用紙に転写定着して印刷する構成を有し、用紙がジャムした場合、開閉扉1を開いてジャムした用紙を外部へ取り出すことが良く知られている。
なお、図6中の符号11は印刷枚数や印刷濃度等を指示する操作部であり、符号13は動作内容や指示内容を表示する表示部であり、符号SWは開閉扉1の閉状態をオン検出して開閉動作を検出するスイッチであり、このスイッチSWのオン状態下で画像形成装置が動作するようになっている。
ところが、上述した画像形成装置においては、開閉扉1を開いてもジャムした用紙が隠れて見えなかったり、見えても取り出し難い場合があり、ジャムした用紙を外部へ取り出し易い構成が求められている。
例えば特開平6−206646号公報(特許文献1)の画像形成装置の給紙装置はこの種のものである。
この特許文献1は、給紙ローラ位置でJAMが発生したと判別されると、給紙ローラが1回転して用紙との接触を回避したホームポジションまで回転継続し、JAM発生時に、給紙ローラが給紙カセット内の用紙に圧接したニップ状態で停止しないようにして、紙詰まり時に、給紙カセット内の未給送の用紙を取り出し易くしたものである。
また、特開平5−31979号公報(特許文献2)のプリンタ装置も提案されている。
この特許文献2は、用紙のジャムが発生した際に、用紙搬送ローラの回転を継続させ、ジャムを生じた用紙を外部に排出したのち転写ドラムを回転して印字処理を継続できるように構成し、手動によるジャム解除を不要にしたものである。
特開平6−206646号公報 特開平5−31979号公報
しかしながら、上述した特許文献1、2では、ジャムを検知した場合に、給紙ローラを給紙カセット内の用紙に圧接させないようにしたり、ジャムした用紙を定着付近で止めずに排出させるものであり、ジャムした用紙を取り易くしたものではあるが、以下のような課題がある。
すなわち、ジャムした用紙を移動させて停止させた後、用紙を取り出すために装置本体の開閉扉等を開けたものの、操作者の手が入り難くてジャム用紙を取り除けない場合も想定されるし、ジャムした用紙を取り出す際に用紙が破れて紙片が残ってしまい、ジャムした用紙を完全に取り除けない場合も予想される。
そこで、本発明者は、種々の画像形成装置の構成を検討した結果、用紙を取り出し難ったり、用紙が破れて紙片が残ってジャム解除できなくなった場合に、再度、用紙を搬送させて取り出し易い位置へ持ってくれば、容易に取り除ける構成の多い点に着目し、本発明を完成させた。
本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、ジャムして搬送停止した用紙を、再度搬送させて取り除き易くすることが容易な画像形成装置の用紙搬送装置、用紙搬送方法および用紙搬送プログラムの提供を目的とする。
そのような課題を解決するために本発明に係る用紙搬送装置は、給紙段から給紙された画像形成用の用紙が搬送される搬送路においてその用紙の搬送用に分散配置された複数のローラ部と、その搬送路上における用紙のジャムを検出する第1の検出部と、当該装置内部を操作するために外部から開閉する開閉扉の開閉操作を検出する第2の検出部と、その第1の検出部が用紙のジャムを検出した状態で、その第2の検出部が開閉扉の開閉操作を複数回検出したとき、ジャムした用紙に位置するローラ部を所定期間駆動制御する駆動制御部とを具備している。
本発明の用紙搬送装置では、ジャムした用紙が除去されて当該ジャムを検出しなくなったとき、ジャム状態から当該装置を復帰制御するよう上記駆動制御部を形成する構成も可能である。
本発明の用紙搬送装置では、上記ローラ部を所定期間駆動してから、再度、その第2の検出部が開閉操作を検出したときそのローラ部を再度駆動制御するよう上記駆動制御部を形成する構成も可能である。
本発明の用紙搬送装置では、その用紙のジャム状態から当該装置を復帰させる手順を示すガイダンス情報を表示する表示部を有し、この表示部に表示されたガイダンス情報にある開閉扉の開閉操作をその第2の検出部が検出したとき、上記ローラ部を駆動制御するよう上記駆動制御部を形成する構成も可能である。
そして、本発明に係る用紙搬送方法は、給紙段から給紙された画像形成用の用紙を搬送する搬送路に分散配置された複数のローラ部により、用紙を搬送する搬送処理と、その搬送路上におけるその用紙のジャムを検出する第1の検出処理と、当該装置内部を操作するために外部から開閉する開閉扉の開閉操作を検出する第2の検出処理と、その第1の検出処理にてその用紙のジャムを検出した状態で、その第2の検出処理が開閉扉の開閉操作を複数回検出したとき、ジャムした用紙に位置するローラ部を所定期間駆動制御する駆動制御処理とを具備している。
本発明の用紙搬送方法では、上記駆動制御処理にて、ジャムした用紙が除去されて当該ジャムを検出しなくなったとき、ジャム状態から当該装置を復帰制御する構成も可能である。
本発明の用紙搬送方法では、上記駆動制御処理にて、そのローラ部を所定期間駆動してから、再度、その第2の検出処理が開閉操作を検出したときそのローラ部を再度駆動制御する構成も可能である。
本発明の用紙搬送方法では、その用紙のジャム状態から当該装置を復帰させる手順を示すガイダンス情報を表示する表示処理を有し、上記駆動制御処理にて、その表示処理によって表示されたガイダンス情報にある開閉扉の開閉操作をその第2の検出処理が検出したとき、そのローラ部を駆動制御する構成も可能である。
さらに、本発明の用紙搬送プログラムは、給紙段から給紙された画像形成用の用紙を搬送する搬送路に分散配置された複数のローラ部により、用紙を搬送制御する制御用コンピュータに対し、その搬送路上における用紙のジャムを検出する第1の検出処理と、当該装置内部を操作するために外部から開閉する開閉扉の開閉操作を検出する第2の検出処理と、その第1の検出処理にて用紙のジャムを検出した状態で、その第2の検出処理が開閉扉の開閉操作を複数回検出したとき、ジャムした用紙に位置するそのローラ部を所定期間駆動制御する駆動制御処理と、を実行させるものである。
このような本発明に係る用紙搬送装置および用紙搬送方法では、搬送路上における用紙のジャムを検出した状態で、装置の開閉扉が開閉操作されると、ジャムした用紙に位置するローラ部が所定期間だけ駆動制御されて用紙が移動するから、ジャムして搬送停止された用紙を取り出し易い位置へ再移動可能で、用紙を取り除き易くすることが容易になる。
本発明において、ジャムした用紙が除去されて当該ジャムを検出しなくなったとき、ジャム状態から当該装置を復帰させる構成では、復帰操作が簡素化され、操作性が向上する。
本発明において、開閉扉の開閉操作を複数回検出したときそのローラ部を駆動するから、ジャム解除操作以外の目的で開閉扉を開閉操作しても、ローラ部が再駆動し難く、操作誤りが発生し難くなって操作性が向上する。
本発明において、そのローラ部を所定期間駆動してから、再度、開閉扉の開閉操作を検出したときそのローラ部を再駆動する構成では、ローラ部を起動させても用紙を取り出せない場合でも、ローラ部の再駆動によって用紙を移動させることが可能であるから、同様に、操作性が向上する。
本発明において、その用紙のジャム状態から当該装置を復帰させる手順を示すガイダンス情報を表示し、この表示されたガイダンス情報にある開閉扉の開閉操作を検出したとき、そのローラ部を駆動制御する構成では、その表示に基づいて開閉扉の開閉操作が可能となり、操作誤りが発生し難く、同様に、操作性が向上する。
以下、本発明に係る画像形成装置の用紙搬送装置、用紙搬送方法および用紙搬送プログラムの実施の形態を図面を参照して説明する。
なお、本発明に係る用紙搬送装置は、画像形成装置に搭載された形態で説明するとともに、本発明に係る用紙搬送方法および用紙搬送プログラムはその用紙搬送装置を説明する過程で説明する。
図1および図2は本発明に係る用紙搬送装置を搭載した画像形成装置Aの一形態を示す概略ブロック図および概略内部構成図である。
図1および図2において、画像形成装置Aは、主制御部15を中心にして画像読取部17、通信部19、記憶部21、操作パネル部23、印刷部25および第2の検出部27を有し、例えば複合機を構成している。なお、画像形成装置Aとしてはこれ以外にも種々の構成を有するが、本発明の要部ではないので説明および図示を省略するし、印刷部25中の第1の検出部37も後述する。
主制御部15は、画像読取部17、通信部19、記憶部21、操作パネル部23、印刷部25および第2の検出部27を制御するものであるが、詳細は後述する。
画像読取部17は、例えば図2の画像形成装置Aにおいて、本体ケース29の上部に配置され、主制御部15の制御の下、例えば印刷された原稿から画像を光学的に読み込み、フィルタ処理等をして電子的印刷データを生成する公知のスキャナー等であり、生成した印刷データが原稿の頁毎に記憶部21に順次記憶されるようになっている。図2における画像形成装置Aの内部構成については後述する。
図1に戻って、通信部19は、主制御部15の制御の下、ネットワークを介して例えば他の複合機(何れも図示せず。)との間で、画像や文書を含む印刷データを所定のプロトコルで送受信し、受信した印刷データを頁毎に記憶部21に順次記憶するインターフェース部である。
記憶部21は、画像読取部17や通信部19からの印刷データ、主制御部15の動作プログラムの他、後述するガイダンス情報31(図4参照)および動作画面等を格納する読み書き可能な、例えばハードディスク(HDD)である。
ガイダンス情報31は、用紙が搬送途中でジャムした場合、そのジャムした用紙を取り除く手順等、例えば上述した図6中又は後述する開閉扉53、1を開いてから閉じる開閉操作を指示する情報である。
操作パネル部23は、例えば図2の画像形成装置Aの本体ケース29の上部に配置され、画像形成装置Aの動作状態を表示する液晶表示部と、タッチスイッチ入力部を兼ねた液晶操作パネル等からなっている。操作パネル部23におけるそれらの表示形態の詳細も後述する。
操作パネル部23は、その詳細は図示しないが、主制御部15の制御の下、印刷する印刷媒体である用紙の選択、印刷の実行又は中止等の指示入力部としての機能を有する。
図1の印刷部25は、ローラ部33、画像形成部35および第1の検出部37その他、CPU、このCPUの操作プログラムを格納したメモリ部、入出力インターフェースからなる制御部(いずれも図示せず。)を有し、給紙搬送する用紙に印刷データをモノクロ印刷又はカラー印刷して排紙する機能を有する。
すなわち、図2に示すように、画像形成装置Aの本体ケース29の下部に配置された給紙段39と、この給紙段39から用紙を1次給紙する給紙ローラ33aと、給紙ローラ33aで1次給紙された用紙を2次給紙するレジストローラ33bと、レジストローラ33bで2次給紙された用紙にトナー画像を転写する転写ローラ33cや加圧ローラ33dと、画像が転写された用紙にトナー画像を定着させる定着ローラ33eや加圧ローラ33fとが用紙搬送用に分散配置され、印刷部25を形成している。
それら給紙ローラ33a、レジストローラ33b、転写ローラ33c、加圧ローラ33d、33fおよび定着ローラ33eが上述したローラ部33を形成し、このローラ部33他によって用紙の搬送路41が形成されている。なお、それらローラ部33(33a〜33f)は、図示しないステッピング駆動モータ等によりステップ駆動するようになっている。
搬送路41には、この搬送路41上を搬送される用紙のジャム、すなわち用紙の搬送停止を検出する複数の検出センサ37a、37b、37c、39dが分散して配置されて上述した第1の検出部37が形成されており、それら検出センサ37a〜39dからの個々の検出情報が主制御部15に出力されるようになっている。
分散配置された検出センサ37a〜39dからなる第1の検出部37は、用紙の給紙(印刷)スタート後、搬送路41上のセンサ37a〜39dが用紙を検出したまま(ONしたまま)であったり、一定時間たっても検出(ON)しなかった場合などにジャムと判断して検出し、個々の検出情報を主制御部15に出力するようになっている。
なお、図2中の符号43は、片面に画像が転写定着された用紙を両面印刷用に表裏反転させてレジストローラ33bまで戻す反転搬送部であり、同様に、印刷部25を形成している。
本体ケース29の側面上部には、印刷部25で印刷された用紙が排紙される排紙トレイ45が1個又は複数個配置されている。
本体ケース29の上部には、上述した画像読取部17および操作パネル部23が配置されており、主制御部15、通信部19および記憶部21が本体ケース29内部の適当な位置に電子回路を形成して配置されている。
そして、搬送路41上に位置するそれら給紙ローラ33a、レジストローラ33b、転写ローラ33c、加圧ローラ33d、33f、定着ローラ33e等のローラ部33および第1の検出部37を、分かりやすく図示するとすれば、図3に示すような簡略図となる。なお、図3ではそれらローラ部33等を印刷部25から抜き出して図示している。
図中の画像形成部21は、印刷データをイメージデータに展開変換して転写ローラ33cにトナー画像形成するものであり、このトナー画像が用紙に転写される。
図1に戻って、第2の検出部27は、本体ケース29内部を操作するために、後述する図4の開閉扉53の開閉操作(オンオフ)を検出する機械的又は電子的なスイッチであり、上述した図6のスイッチSWに相当するものである。第2の検出部27は、開閉扉53の閉状態をオン検出し、開閉扉53の開状態をオフ検出して開閉動作を検出するとともに、開閉扉53のオン状態下で画像形成装置が動作するようになっている。
主制御部15は、CPU、このCPUの起動プログラムを格納したメモリ部、入出力インターフェース(いずれも図示せず。)を有し、上述した画像読取部17、通信部19、記憶部21、操作パネル部23および印刷部25を制御する他、以下のような機能を有する。
すなわち、主制御部15は、搬送路41上における用紙のジャムを第1の検出部37が検出したとき、装置を停止制御する一方、ジャムした用紙を除去する手順を示すガイダンス情報31を表示パネル部23に表示制御する機能を有するとともに、第2の検出部23が開閉扉53の開閉操作を検出したとき、ジャムした用紙の近傍に位置するローラ部33(33a〜33f)を所定期間だけ駆動制御する表示駆動制御部(駆動制御部)47として機能を有している。
操作パネル部23における表示画面の例としては、図示しない動作表示の他、例えば図4に示すように、「1.左扉を開けてください。」、「2.用紙を取り除いてください。」および「3.左扉を閉じてください。」の如く、用紙がジャムした場合に、そのジャムした用紙を取り除く手順として、上述した図6中の開閉扉1に相当する開閉扉53の操作手順を示す上述したガイダンス情報31や、装置の外形形状51の表示がある。
そして、搬送用紙がジャムしたとき、それらガイダンス情報31や装置の外形形状51が示されるとともに、装置の外形形状51にはジャムした用紙の停止位置Jが、例えばドット状に表示されるようになっている。
さらに、表示駆動制御部47は、第1の検出部37が用紙のジャムを検出した状態で、第2の検出部27が開閉扉53の開操作およびこれに連続する閉操作からなる開閉操作を検出したとき、ジャムした用紙に位置するレジストローラ33b、転写ローラ33c又は定着ローラ33eの駆動モータを個別に制御し、予め設定された短い期間(例えば数秒間程度)、用紙搬送方向に回転駆動させる機能を有している。
すなわち、表示駆動制御部47は、開閉扉53の開操作又は閉操作をカウントするとともに、所定の設定回数値、例えば回数値「2」とカウント値を比較し、カウント値が設定値以上になったとき、ジャムした用紙の移動指示があったと判別し、レジストローラ33b、転写ローラ33c又は定着ローラ33eを再起動する機能を有している。
また、表示駆動制御部47は、ジャムした用紙が除去されて当該ジャムを検出しなくなったとき、ジャム状態から当該装置を復帰制御して装置全体をレディ状態に戻す機能も有している。
次に、本発明に係る用紙搬送装置の動作を図6のフローチャートを参照して簡単に説明する。なお、主制御部15側の動作と印刷部25側の動作が並行して実行されるので、主制御部15側と印刷部25側とを分けて説明する。
まず、便宜上、印刷部25側から説明する。
プログラムがスタートすると、ステップS1で第1の検出部37が搬送中の用紙のジャムが発生するか否か監視し、ジャムが検出されてステップS1がYESになるとステップS2に移り、ステップS2では第1の検出部37がジャム発生(ジャム情報)を主制御部15へ通知してステップS3に移る。
ステップS3では、表示駆動部47が開閉扉53は開状態か否か判別し、開状態になってステップS3がYESになるまで待機する。
開閉扉53が開状態となってステップS3がYESになると、ステップS4に移り、ステップS4では、表示駆動部47が開閉扉53は閉状態か否か判別し、閉状態になってステップS4がYESになるまで待機する。
開閉扉53が閉状態となり、開閉扉53の開閉操作が検出されると、ステップS4がYESになり、ステップS5に移ってジャム状態が解除されたか否か表示駆動部47が判別する。
ジャム状態が解除されずにステップS5がNOであれば、ステップS6に移り、主制御部15側からローラA(例えば転写ローラ33cおよび加圧ローラ33d)の駆動要求が出されていれば、ステップS6にてローラAを回転駆動させてステップS7に移る。
ステップS7では、表示駆動制御部47が開閉扉53の開閉をカウントするとともにカウント値が2以上か否か判別し、2未満であってステップS7がNOであれば、ステップS3に戻り、ステップS7がYESになるまで繰り返す。
開閉扉53の開閉カウント値が2以上になってステップS7がYESになると、ステップS8にて表示駆動制御部47がローラA(例えば転写ローラ33cおよび加圧ローラ33d)を所定期間微少駆動してステップS3に戻る。
他方、ジャム状態が解除されてステップS5がYESになれば、ステップS9で開閉扉53のカウントをクリアーしてステップS10に移り、ステップS10にてジャム情報を更新し、主制御部15側へジャム解除情報を出力して終了する。
次に、主制御部15側の動作を説明する。
主制御部15側では、ステップS20にて印刷部25側からのジャム情報を待っており、ジャム情報が通知されると、ステップS20にて表示駆動制御部47がジャム情報に基づきガイダンス情報を操作パネル部23に表示し(図4参照)、印刷部25側からジャム解除情報が得られていれば、ステップS21にてレディ画面を表示して終了する。
このよう、本発明においては、給紙段39から給紙された画像形成用の用紙を搬送する搬送路41に分散配置された複数のローラ部33(33a〜33f)により、用紙を搬送処理し、その搬送路41上における用紙のジャムを第1の検出処理し、当該装置内部を操作するために外部から開閉する開閉扉53の開閉操作を第2の検出処理し、その第1の検出処理にてその用紙のジャムを検出した状態で、その第2の検出処理が開閉扉53の開閉操作を検出したとき、ジャムした用紙に位置するローラ部33(33a〜33f)を駆動させてジャムした用紙を移動させている。
そして、それらの処理が本発明に係る用紙搬送プログラムによって実行される。
このように本発明に係る画像形成装置の用紙搬送装置では、給紙段39から給紙された画像形成用の用紙が搬送される搬送路41においてその用紙の搬送用に分散配置された複数のローラ部33と、その搬送路41上における用紙のジャムを検出する第1の検出部37と、当該装置内部を操作するために外部から開閉する開閉扉53の開閉操作を検出する第2の検出部27と、その第1の検出部37が用紙のジャムを検出した状態で、その第2の検出部27が開閉扉53の開閉操作を検出したとき、ジャムした用紙に位置するローラ部33を所定期間だけ駆動制御する駆動制御部47とを具備している。
そのため、ジャムして用紙が搬送路上で止まった結果、開閉扉53を開けて要所を取り出そうとしても取り出せなくとも、ジャム解除操作として開閉扉53を閉める等して2回連続で開閉扉53の開閉操作をすれば、ジャムした用紙をローラ部33(33a〜33f)で再度移動させ、取り除き易い位置へ移動させることが可能となり、用紙の取り除きやジャム解除が容易となって、操作性が向上する。
そして、ジャムした用紙が除去されて当該ジャムを検出しなくなったとき、ジャム状態から当該装置を復帰させるから、復帰操作も簡素化されて操作性が向上する。
しかも、その用紙のジャム状態から当該装置を復帰させる手順を示すガイダンス情報31を表示し、この表示されたガイダンス情報31にある開閉扉53の開閉操作を検出したとき、そのローラ部33(33a〜33f)を駆動制御するから、その表示に基づいて開閉扉53の開閉操作が可能となり、操作誤りが発生し難く、同様に、操作性が向上する。
ところで、本発明の用紙搬送装置では、ジャム解除操作として開閉扉53を開く操作および閉める操作の2回連続操作によってローラ部33(33a〜33f)で駆動制御する構成としたが、本発明ではこれに限定されない。
例えば、開閉扉53の開操作と閉操作の組を複数回検出したときローラ部33(33a〜33f)を駆動させれば、ジャム解除操作以外の目的で開閉扉53を開閉操作しても、ローラ部33(33a〜33f)を再駆動させ難く、操作誤りが発生し難なって操作性が向上する。
さらに、そのローラ部33(33a〜33f)を所定期間駆動してから、再度、開閉扉53の開閉操作を検出したときそのローラ部33(33a〜33f)を再度駆動制御させれば、ローラ部33(33a〜33f)を起動させても用紙を取り除けない場合、更に、開閉扉53の開閉操作することによってローラ部33(33a〜33f)を再駆動させ、用紙を移動させることが可能となり、同様に、操作性が向上する。
そして、本発明において、ジャムした用紙に位置するローラ部33(33a〜33f)は、ジャムした用紙に当接しているローラ部33(33a〜33f)、およびジャムした用紙の搬送(下流)方向にあって当該用紙に近いローラ部33(33a〜33f)を含むものである。
なお、本発明の画像形成装置Aは、複写機、ファクシミリ機、複合機等の画像形成装置において実施可能である。
本発明の用紙搬送装置を搭載した画像形成装置に係る形態例を示す概略ブロック図である。 図1の画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明に係る用紙搬送装置を説明する概略図である。 本発明における操作パネル部の表示例を説明する図である。 本発明の用紙搬送装置の動作を説明するフローチャートである。 画像形成装置の一般的な外観を説明する概略斜視図である。
1 開閉扉
3 本体ケース(画像形成装置本体ケース)
5 トナーコンテナ
7 原稿押さえ
9 印刷部
11 操作部
13 表示部
15 主制御部
17 画像読取部
19 通信部
21 記憶部
23 操作パネル部(表示部、入力部)
25 印刷部
27 第2の検出部
29 本体ケース
31 ガイダンス情報
33 ローラ部
33a 給紙ローラ(ローラ部)
33b レジストローラ(ローラ部)
33c 転写ローラ(ローラ部)
33d、33f 加圧ローラ(ローラ部)
33e 定着ローラ(ローラ部)
35 画像形成部
37 第1の検出部
37a、37b、37c、37d センサ
39 給紙段
41 搬送路
43 反転搬送部
45 排紙トレイ
47 表示駆動制御部(駆動制御部)
51 装置の外形形状
53 開閉扉
A 画像形成装置(複合機)
J 停止位置
P 用紙相当画像
SW スイッチ(第2の検出部)

Claims (9)

  1. 給紙段から給紙された画像形成用の用紙が搬送される搬送路において前記用紙の搬送用に分散配置された複数のローラ部と、
    前記搬送路上における前記用紙のジャムを検出する第1の検出部と、
    当該装置内部を操作するために外部から開閉する開閉扉の開閉操作を検出する第2の検出部と、
    前記第1の検出部が前記用紙のジャムを検出した状態で、前記第2の検出部が前記開閉扉の開閉操作を複数回検出したとき、ジャムした前記用紙に位置する前記ローラ部を所定期間駆動制御する駆動制御部と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置の用紙搬送装置。
  2. 前記駆動制御部は、ジャムした前記用紙が除去されて当該ジャムを検出しなくなったとき、ジャム状態から当該装置を復帰制御する請求項1記載の画像形成装置の用紙搬送装置。
  3. 前記駆動制御部は、前記ローラ部を前記所定期間駆動してから、再度、前記第2の検出部が前記開閉操作を検出したとき前記ローラ部を再度駆動制御する請求項1又は2記載の画像形成装置の用紙搬送装置。
  4. 前記用紙のジャム状態から当該装置を復帰させる手順を示すガイダンス情報を表示する表示部を有し、前記駆動制御部は、前記表示部に表示された前記ガイダンス情報にある前記開閉扉の開閉操作を前記第2の検出部が検出したとき、前記ローラ部を駆動制御する請求項1〜3いずれか1記載の画像形成装置の用紙搬送装置。
  5. 給紙段から給紙された画像形成用の用紙を搬送する搬送路に分散配置された複数のローラ部により、前記用紙を搬送する搬送処理と、
    前記搬送路上における前記用紙のジャムを検出する第1の検出処理と、
    当該装置内部を操作するために外部から開閉する開閉扉の開閉操作を検出する第2の検出処理と、
    前記第1の検出処理にて前記用紙のジャムを検出した状態で、前記第2の検出処理が前記開閉扉の開閉操作を複数回検出したとき、ジャムした前記用紙に位置する前記ローラ部を所定期間駆動制御する駆動制御処理と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置の用紙搬送方法。
  6. 前記駆動制御処理は、ジャムした前記用紙が除去されて当該ジャムを検出しなくなったとき、ジャム状態から当該装置を復帰制御する請求項5記載の画像形成装置の用紙搬送方法。
  7. 前記駆動制御処理は、前記ローラ部を前記所定期間駆動してから、再度、前記第2の検出処理が前記開閉操作を検出したとき前記ローラ部を再度駆動制御する請求項5又は6記載の画像形成装置の用紙搬送方法。
  8. 前記用紙のジャム状態から当該装置を復帰させる手順を示すガイダンス情報を表示する表示処理を有し、前記駆動制御処理は、前記表示処理によって表示された前記ガイダンス情報にある前記開閉扉の開閉操作を前記第2の検出処理が検出したとき、前記ローラ部を駆動制御する請求項5〜7いずれか1記載の画像形成装置の用紙搬送方法。
  9. 給紙段から給紙され画像形成用の用紙を搬送する搬送路に分散配置された複数のローラ部により前記用紙を搬送制御する制御用コンピュータに対し、
    前記搬送路上における前記用紙のジャムを検出する第1の検出処理と、
    当該装置内部を操作するために外部から開閉する開閉扉の開閉操作を検出する第2の検出処理と、
    前記第1の検出処理にて前記用紙のジャムを検出した状態で、前記第2の検出処理が前記開閉扉の開閉操作を複数回検出したとき、ジャムした前記用紙に位置する前記ローラ部を所定期間駆動制御する駆動制御処理と、
    を実行させることを特徴とする画像形成装置の用紙搬送プログラム。
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