JP2007153486A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】給紙位置で発生したセンサ未達ジャムに関して、残紙除去、ジャム解除後の立ち上げ動作を省略することにより、操作性の簡略化、また、マシンのダウンタイムを低減させる画像形成装置及び画像形成方法を提供する。
【解決手段】コントローラ2より印刷要求があった時点で、給紙できる状態であれば給紙を開始する(ステップS1)。給紙に必要な負荷デバイス(ピックアップソレノイド10、給紙モータ9)を順次ONにさせて、用紙を給紙位置から搬送する。次に給紙開始から一定時間Tj後までに給紙センサがONであるかをチェックし(ステップS2)、ONしている場合には(ステップS2/Yes)問題なく継続して搬送する手順に移行し(ステップS3)、処理を終了する。Tj後までに給紙センサがONとならない場合には(ステップS2/No)、不給紙ジャムと判断する(ステップS4)。
【選択図】図3
【解決手段】コントローラ2より印刷要求があった時点で、給紙できる状態であれば給紙を開始する(ステップS1)。給紙に必要な負荷デバイス(ピックアップソレノイド10、給紙モータ9)を順次ONにさせて、用紙を給紙位置から搬送する。次に給紙開始から一定時間Tj後までに給紙センサがONであるかをチェックし(ステップS2)、ONしている場合には(ステップS2/Yes)問題なく継続して搬送する手順に移行し(ステップS3)、処理を終了する。Tj後までに給紙センサがONとならない場合には(ステップS2/No)、不給紙ジャムと判断する(ステップS4)。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関し、特に、FAX、プリンタ、複写機等の画像形成に用いられる搬送系の紙詰まり(ジャム)を検出する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
一般に、画像形成装置においては、転写紙に、形成した画像を定着させている。この転写紙は予め複数枚用意されており、転写紙を1枚ずつ、画像を形成する画像形成本体部に供給する構成となっている。ここで、例えば給紙トレイに蓄積された転写紙の最上紙から1枚ずつ、画像形成本部へ向けて搬送するときに、搬送用の給紙ローラ摩耗した等によって、給紙時に給紙ローラが転写紙に対してスリップすることがある。このスリップ率が増加して、給紙トレイからの転写紙の搬送速度が遅くなると、予め設定された正常動作による到達時間以上に転写紙の到達が遅れるので、給紙センサでジャム(紙詰まり)として検知され、給紙ジャムと判別されることがある。このような状態になると、給紙ローラやコロ交換等の処置をしないと給紙ジャムが多発することになり、画像形成装置としての使用性が低下するおそれがある。
そこで近年、給紙トレイからの転写紙搬送速度の低下によるジャム検知を防止し、搬送動作を継続できる給紙装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる装置では、転写紙の給紙開始から給紙センサによる転写紙検知まで正常動作による時間をT1に設定する一方、この時間T1に対して、2種類の検知レベル時間T2、T3を設定し、給紙センサが、T1+T2又はT1+T2+T3の間に転写紙を検知したとき、異常検出状態としながら給紙動作を続け、T1+T2+T3以上で検知したとき、ジャムと判断して給紙動作を停止する。
また、給紙ジャムを発生した転写紙を画像形成装置の扉を開けて取り除き、再度画像形成装置の画像形成動作を操作者が再開させる操作を行わなければならず、大変な時間ロスとなっていた。
そこで近年、給紙トレイの出口部において、給紙ジャムが発生した場合でも、画像形成動作を停止することなく継続可能にし、停止による時間ロスや再起動時におけるトラブル等による生産性の低下を防ぐ画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。かかる装置では、記録材検知手段により給紙ジャムと判断された場合には、制御手段は同じサイズ又は同じサイズかつ同じ紙種の記録材が別の給紙トレイに収納されているかの判断を行い、さらに、同じサイズ又は同じサイズかつ同じ紙種の記録材を収納した該別の給紙トレイがあると判断した場合には、該別の給紙トレイに切り替え、さらに操作部に給紙ジャムを表示し、画像形成動作を継続するように制御する。
上記のように、一般に画像形成装置においては、ジャムを検知した場合には、画像形成装置の動作を停止させ、ジャムの原因となった用紙、及び動作停止により道連れとなってマシン内に残ってしまった用紙を、ユーザに除去させるための表示を出す必要がある。さらに、実際にジャム紙を取り除き、ドアを閉めた後には、プロセス回りのクリーニング動作、プロセスの補正処理(プロセスコントロール)等をジャム後の立ち上げ動作として行って、画像品質の安定化を図っている。これらのジャム発生後の残紙除去、及びジャム解除後の立ち上げ動作は、次に画像形成装置が印刷を継続するために必要不可欠なことである。
特開2005−1863号公報
特開2004−77973号公報
しかしながら、例外も存在し、給紙位置で発生したセンサ未達ジャムに関しては、給紙ローラのスリップなどにより、給紙位置から搬送されないことによる原因である場合多く、残紙除去、ジャム解除後の立ち上げ動作を行わなくても、条件によっては、印刷継続に問題のない場合もあり得る。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、給紙位置で発生したセンサ未達ジャムに関して、残紙除去、ジャム解除後の立ち上げ(再起動)動作を省略することにより、操作性の簡略化、また、マシンのダウンタイムを低減させることを目的とする。
請求項1記載の発明は、給紙トレイに積載された転写紙の最上紙から1枚ずつフィードローラによりグリップローラに向けて搬送する給紙手段を備える画像形成装置であって、前記給紙手段により転写紙が搬送されているか判断するため転写紙を検知する検知手段と、給紙開始から一定時間経過しても前記検知手段により転写紙が検知されない場合に、不給紙ジャムと判断する判断手段と、前記判断手段により不給紙ジャムと判断された場合に、給紙動作を停止するとともに、不給紙ジャムであることを表示する表示手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2記載の発明は、給紙トレイに積載された転写紙の最上紙から1枚ずつフィードローラによりグリップローラに向けて搬送する給紙手段を備える画像形成装置であって、前記給紙手段により転写紙が搬送されているか判断するため転写紙を検知する検知手段と、給紙開始から一定時間経過しても前記検知手段により転写紙が検知されない場合に、不給紙ジャムと判断する判断手段と、前記判断手段により不給紙ジャムと判断された場合に、給紙動作を停止せず、給紙をリトライする給紙リトライ手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の装置において、前記給紙リトライ手段は、リトライする回数を任意に設定できることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の装置において、前記リトライが、設定回数に達した場合には、不給紙ジャムと判断し、給紙動作の停止を行う停止手段を備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置において、前記判断手段により、不給紙ジャムと判断されても、感光体への画像書き込みを開始していなかった場合には、不給紙ジャム解除後の再起動動作を行わず、給紙動作を継続する制御手段を備えることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項記載の装置において、前記不給紙ジャム解除のボタンを設け、前記ジャム解除ボタンを押下することによりジャム解除を行う解除手段を備えることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の装置において、前記解除手段は、前記ジャム解除ボタンを、ユーザが操作入力を行う操作表示部に設けることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、給紙トレイに積載された転写紙の最上紙から1枚ずつフィードローラによりグリップローラに向けて搬送する給紙工程を備える画像形成方法であって、前記給紙工程により転写紙が搬送されているか判断するため転写紙を検知する検知工程と、給紙開始から一定時間経過しても前記検知工程により転写紙が検知されない場合に、不給紙ジャムと判断する判断工程と、前記判断工程により不給紙ジャムと判断された場合に、給紙動作を停止するとともに、不給紙ジャムであることを表示する表示工程と、を備えることを特徴とする画像形成方法である。
請求項9記載の発明は、給紙トレイに積載された転写紙の最上紙から1枚ずつフィードローラによりグリップローラに向けて搬送する給紙工程を備える画像形成方法であって、前記給紙工程により転写紙が搬送されているか判断するため転写紙を検知する検知工程と、給紙開始から一定時間経過しても前記検知工程により転写紙が検知されない場合に、不給紙ジャムと判断する判断工程と、前記判断工程により不給紙ジャムと判断された場合に、給紙動作を停止せず、給紙をリトライする給紙リトライ工程と、を備えることを特徴とする画像形成方法である。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の方法において、前記給紙リトライ工程は、リトライする回数を任意に設定できることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の方法において、前記リトライが、設定回数に達した場合には、不給紙ジャムと判断し、給紙動作の停止を行う停止工程を備えることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項8から11のいずれか1項に記載の方法において、前記判断工程により、不給紙ジャムと判断されても、感光体への画像書き込みを開始していなかった場合には、不給紙ジャム解除後の再起動動作を行わず、給紙動作を継続する制御工程を備えることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項8から請求項12のいずれか1項に記載の方法において、前記不給紙ジャム解除のボタンを設け、前記ジャム解除ボタンを押下することによりジャム解除を行う解除工程を備えることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、前記解除工程は、請求項13記載の方法において、前記ジャム解除ボタンを、ユーザが操作入力を行う操作表示部に設けることを特徴とする。
本発明によれば、不給紙ジャム検知により給紙動作を停止することにより、機内に残った残紙を取り除き、ジャム解除時には、プロセス回りのクリーニングなどを目的とした再起動動作を行う等の、解除後の印刷に備えることができる。
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置及び画像形成方法を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種種の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタの概略構成を示すブロック図である。図1には、プリンタ1での制御ブロックを構成する各部、また、ホストコンピュータ12を記載している。プリンタ1は、コントローラ2とプリントエンジン4と操作パネル3から構成されている。プリントエンジン4は、CPU5、ROM6、RAM7、EEPROM8、給紙モータ9、ピックアップソレノイド10、給紙センサ11から構成されている。
コントローラ2は、ホストコンピュータ12から画像データやコマンドを受け、画像の加工、システムのユーザI/Fとして操作パネル3を制御したりする役割を持つ。そして、プリントエンジン4はコントローラ2からの画像データを受け取り、コマンドの送受信によって、画像形成に関わる動作をさせ実際に紙に画像をのせていく役割を持つ。プリントエンジン4は、内部に制御手段であるCPU5を備えていて、画像形成のための制御を行っている。その周辺には、制御プログラムを記憶している読み込み専用のメモリであるROM6、制御プログラム内で使用する読み書き可能なメモリであるRAM7、画像形成装置の電源をOFFしてもデータを保持しておくことのできる不揮発メモリであるEEPROM8を備えている。給紙部の制御を行う時、CPU5は、給紙モータ9、ピックアップソレノイド10を出力デバイスとして、駆動することにより紙を動かす。また、CPU5は、紙の先端、及び後端が給紙してから、どの程度位置まで搬送されているかを、給紙センサ11のON/OFFにより知ることができ、給紙開始してから一定時間経過しても、給紙センサ11がONとなっていないような場合には、給紙がなされていないとみなし、ジャムとして、給紙モータ9、ピックアップソレノイド10の駆動を停止しする。そして、コントローラ2にジャムであることを通知し、コントローラ2は操作パネル3上に、ユーザに用紙除去を促す表示を出す。
図2は、本発明の実施形態に係る給紙装置の構成を示す概略図である。図2に示す給紙装置は、戻し分離方式(FFR方式)と呼ばれるFRR機構を用いており、画像形成装置内に設けられ、転写紙21を積み重ねて収容した給紙トレイ22と、ピックアップローラ23、フィードローラ24、リバースローラ25、グリップローラ26、給紙センサ27から構成されている。
給紙モータ9(図1参照)が駆動(ON)すると、給紙トレイ22に積載された転写紙21の最上紙から1枚ずつ、フィードローラ24により一対のグリップローラ26に向けて送り出され、グリップローラ26を経て、図示しない縦搬送部へ搬送する。また、フィードローラ24とグリップローラ26間には転写紙21の通過を検知する給紙センサ27が設けられ、この給紙センサ27の検知信号に基づき、図示しない制御手段によって、転写紙21の給紙動作が所定に制御されている。給紙トレイ22に積載された転写紙21のうち上側の転写紙が、順方向(時計回り)に回転し、最上紙である転写紙は、任意に上下に動き接離可能なピックアップローラ23により引き出される。そして、順方向(時計回り)に回転するフィードローラ24と、逆方向(反時計回り)に回転駆動されるが内蔵された図示しないトルクリミッタにより順方向に連れ回りするリバースローラ25とにより、1番上の1枚の転写紙のみが分離されて、グリップローラ26側に搬送される。
ピックアップローラ23は、図示しないスプリング等の弾性部材により、給紙トレイ22の最上紙である転写紙から離れる方向に付勢されている。ピックアップローラ23は、ピックアップソレノイド10(図1参照)を有し、このピックアップソレノイド10への通電をON/OFF制御して、ピックアップソレノイド10の電磁的作動体により、ピックアップローラ23を転写紙21に接する方向に駆動力を作用させ、ピックアップローラ23を任意に転写紙21に接するようにしている。
図3は、本発明の実施形態に係る不給紙ジャム検知およびジャム発生後の動作を説明したフローチャートである。コントローラ2より印刷要求があった時点で、給紙できる状態であれば給紙を開始する(ステップS1)。ここでは図1で説明した、給紙に必要な負荷デバイス(ピックアップソレノイド10、給紙モータ9)を順次ONにさせて、用紙を給紙位置から搬送する。次に給紙開始から一定時間Tj後までに給紙センサがONであるかをチェックし(ステップS2)、ONの場合には(ステップS2/Yes)問題なく継続して搬送する手順に移行し(ステップS3)、処理を終了する。Tj後までに給紙センサがONとならない場合には(ステップS2/No)、不給紙ジャムと判断する(ステップS4)。ここでTjは給紙位置から給紙を開始してから用紙先端が給紙センサにと到達するまでの時間にある程度のマージンを加えた時間に設定して、センサ未到達ジャムを検知するようにしてある。
次に不給紙ジャムとして検知された紙の下流で搬送中の紙が存在するかをチェックし(ステップS5)、存在する場合には(ステップS5/Yes)、継続して排紙までの搬送を行う(ステップS6)。下流紙が存在しない場合には(ステップS5/No)次のS7に進む。次ステップからはジャムと判断された後の動作になる。
まずマシンを停止する(ステップS7)。ここでは画像形成装置で動作している負荷のOFFを行うとともにユーザにジャム紙の除去を促すための表示を出したりする。これにより、ユーザは画像形成装置のドアを開け、機内に残留した用紙を除去し、全て取り除いたなら、ドア閉にてジャム解除操作を終了させる。ドア閉にて、機内に残紙が残っていないことを確認すると、ジャム解除後の立ち上げ動作を行う(ステップS8)。これはプロセスのクリーニングやプロセスパラメータ最適化のためのプロセスコントロールを目的として行うものである。立ち上げ動作が終わると、ジャムによってキャンセルされた印刷データから再投入され印刷を継続される(ステップS9)。
上記実施形態により、給紙ジャム検知でマシンを停止し、機内に残った残紙を取り除くとともに、ジャム解除時には、プロセス回りのクリーニングなどを目的とした、立ち上げ(再起動)動作を行うため、解除後の印刷に備えることができる。
図4は、本発明の実施形態に係る給紙リトライの動作を説明したフローチャートである。はじめに、後述する給紙リトライカウンタを0にリセットしておく(ステップS1)。次にコントローラ2より印刷要求がた時点で、給紙できる状態であれば給紙を開始する(ステップS12)。ここでは図1で説明した、給紙に必要な負荷デバイス(ピックアップソレノイド10、給紙モータ9)を順次ONにさせ、用紙を給紙位置から搬送する。次に給紙開始から一定時間Tj後までに給紙センサがONであるかをチェックし(ステップS13)、ONである場合には(ステップS13/Yes)問題なく継続して搬送する手順に移行し(ステップS16)、処理を終了する。Tj後までに給紙センサがONになっていない場合には(ステップS13/No)、給紙リトライの処理に入る。
まず、給紙リトライカウンタCrをカウントする(ステップS14)。次にこのカウンタCrがあらかじめ設定してある給紙リトライ回数設定値Crsに達しているかをチェックする(ステップS15)。この給紙リトライ回数設定値Crsは、給紙部品の状態、利便性向上のためユーザもしくはサービス担当者が任意に設定できるようにしておくものとする。カウンタCrが設定値Crsに達していないときは(ステップS15/No)、給紙をリトライする。すなわちS12のステップに戻り、給紙開始からやり直しの手順となる。カウントCrが設定値Crsに達した場合(Cr=Crsになった場合)は(ステップS15/Yes)、不給紙ジャムとして、処理ステップS17〜S22を行い、処理終了となる。なお、処理S17〜S22は図3におけるステップS4〜S9の処理と同様である。
上記実施形態により、不給紙ジャムの条件となっても、ジャムによるマシン停止せず、給紙動作をリトライして行うため、リトライ給紙で成功した場合には、ジャム解除によるユーザの作業負担のわずらわしさを回避することができる。また、不給紙ジャムの発生を未然に防ぐことができるため、マシンダウンタイムの低減を計ることができる。
また、リトライ給紙する回数を任意に設定できるため(回数設定値Crs)、経時劣化による給紙ローラがスリップしやすい状況下では、回数を多めに設定するなどして、不給紙ジャムの発生を防ぐことができ、マシンのダウンタイムの低減を計ることができる。
また、リトライ回数が設定回数に達した場合に、はじめて不給紙ジャムを検知し、マシンを停止するため、不給紙ジャムの発生を防ぐ一方で、最終的にはジャムを検知し、不給紙ジャムの原因となっている部品の劣化などを知ることができ、部品交換時期を見失うことがなくなる。
図5は、本発明の実施形態に係るジャム発生後の立ち上げ動作省略の動作を説明したフローチャートである。このフローは、図3、図4において不給紙ジャムを検知した後から続くステップとなる。不給紙ジャムを検知した後(ステップS25)、不給紙ジャムとして検知された紙の下流で搬送中の紙が存在するかをチェックし(ステップS26)、存在する場合には(ステップS26/Yes)、継続して排紙までの搬送を行う(ステップS27)。下流紙が存在しない場合には(ステップS26/No)次のS28進む。次ステップからはジャムと判断された後の動作になる。
まずマシンを停止する(ステップS28)。ここでは画像形成装置で動作している負荷のOFFを行うとともにユーザにジャム紙の除去を促すための表示を出したりする。これにより、ユーザは画像形成装置のドアを開け、機内に残留した用紙を除去し、全て取り除いたなら、ドア閉にてジャム解除操作を終了させる。ドア閉にて、機内に残紙が残っていないことを確認した後、不給紙ジャムとなった紙に対して感光体への画像が書き込まれていたかをチェックする(ステップS29)、書き込まれていた場合には(ステップS29/Yes)、感光体のクリーニングを行う必要があるため、ジャム解除後の立ち上げ動作としてクリーニング動作を行う(ステップS30)。感光体への書き込みが行われていなかった場合には(ステップS29/No)、ジャム解除後の立ち上げ動作は行わず、すぐにジャムによってキャンセルされた印刷データから再投入され印刷を継続される(ステップS31)。
上記実施形態により、不給紙ジャム発生時に、一定の条件下で(図5ステップS29)ジャム解除後の立ち上げ動作を省略することにより、ジャム解除後の立ち上げ動作によるダウンタイムを回避することができる。
図6は、本発明の実施形態に係るジャム解除ボタンの一例を記した図である。不給紙ジャムが発生した場合、図6に記した指示を促す表示を、本実施形態においては操作パネル3に表示し、ユーザはこの解除ボタンを押すことによりジャム解除操作を終える。ここで言う不給紙ジャムは図2の給紙装置において、給紙センサ27に到達していない状態であり、給紙ローラのスリップなどにより、給紙位置から搬送されないことによるジャムである。そのため不給紙ジャムであれば、用紙へのダメージはなく、ユーザは残紙除去の必要がない。よって、通常のジャム解除手順のように、画像形成装置のドアを開け閉めする必要はなく、前述のように、ボタン操作のみでジャム解除することにより、操作の簡略化、ダウンタイムの低減を図っている。
上記実施形態により、不給紙ジャムの解除後、ドア開閉しなくても、解除ボタンを押すだけでジャムを解除できるようにすることにより、ジャム解除による作業負担の煩わしさを回避することができる。
また、ジャム解除ボタンを表示部(操作パネル3)に設けることによりユーザの利便性を向上させることができる。
上記各実施形態では、画像形成装置としてプリンタを扱っているが、その他複写機、FAX等の画像形成装置にも応用できる。
1 プリンタ
2 コントローラ
3 操作パネル
4 プリントエンジン
5 CPU
6 ROM
7 RAM
8 EEPROM
9 給紙モータ
10 ピックアップソレノイド
11 給紙センサ
21 転写紙
22 給紙トレイ
23 ピックアップローラ
24 フィードローラ
25 リバースローラ
26 グリップローラ
27 給紙センサ
2 コントローラ
3 操作パネル
4 プリントエンジン
5 CPU
6 ROM
7 RAM
8 EEPROM
9 給紙モータ
10 ピックアップソレノイド
11 給紙センサ
21 転写紙
22 給紙トレイ
23 ピックアップローラ
24 フィードローラ
25 リバースローラ
26 グリップローラ
27 給紙センサ
Claims (14)
- 給紙トレイに積載された転写紙の最上紙から1枚ずつフィードローラによりグリップローラに向けて搬送する給紙手段を備える画像形成装置であって、
前記給紙手段により転写紙が搬送されているか判断するため転写紙を検知する検知手段と、
給紙開始から一定時間経過しても前記検知手段により転写紙が検知されない場合に、不給紙ジャムと判断する判断手段と、
前記判断手段により不給紙ジャムと判断された場合に、給紙動作を停止するとともに、不給紙ジャムであることを表示する表示手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 給紙トレイに積載された転写紙の最上紙から1枚ずつフィードローラによりグリップローラに向けて搬送する給紙手段を備える画像形成装置であって、
前記給紙手段により転写紙が搬送されているか判断するため転写紙を検知する検知手段と、
給紙開始から一定時間経過しても前記検知手段により転写紙が検知されない場合に、不給紙ジャムと判断する判断手段と、
前記判断手段により不給紙ジャムと判断された場合に、給紙動作を停止せず、給紙をリトライする給紙リトライ手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記給紙リトライ手段は、リトライする回数を任意に設定できることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記リトライが、設定回数に達した場合には、不給紙ジャムと判断し、給紙動作の停止を行う停止手段を備えることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 前記判断手段により、不給紙ジャムと判断されても、感光体への画像書き込みを開始していなかった場合には、不給紙ジャム解除後の再起動動作を行わず、給紙動作を継続する制御手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記不給紙ジャム解除のボタンを設け、前記ジャム解除ボタンを押下することによりジャム解除を行う解除手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記解除手段は、前記ジャム解除ボタンを、ユーザが操作入力を行う操作表示部に設けることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
- 給紙トレイに積載された転写紙の最上紙から1枚ずつフィードローラによりグリップローラに向けて搬送する給紙工程を備える画像形成方法であって、
前記給紙工程により転写紙が搬送されているか判断するため転写紙を検知する検知工程と、
給紙開始から一定時間経過しても前記検知工程により転写紙が検知されない場合に、不給紙ジャムと判断する判断工程と、
前記判断工程により不給紙ジャムと判断された場合に、給紙動作を停止するとともに、不給紙ジャムであることを表示する表示工程と、を備えることを特徴とする画像形成方法。 - 給紙トレイに積載された転写紙の最上紙から1枚ずつフィードローラによりグリップローラに向けて搬送する給紙工程を備える画像形成方法であって、
前記給紙工程により転写紙が搬送されているか判断するため転写紙を検知する検知工程と、
給紙開始から一定時間経過しても前記検知工程により転写紙が検知されない場合に、不給紙ジャムと判断する判断工程と、
前記判断工程により不給紙ジャムと判断された場合に、給紙動作を停止せず、給紙をリトライする給紙リトライ工程と、を備えることを特徴とする画像形成方法。 - 前記給紙リトライ工程は、リトライする回数を任意に設定できることを特徴とする請求項9記載の画像形成方法。
- 前記リトライが、設定回数に達した場合には、不給紙ジャムと判断し、給紙動作の停止を行う停止工程を備えることを特徴とする請求項10記載の画像形成方法。
- 前記判断工程により、不給紙ジャムと判断されても、感光体への画像書き込みを開始していなかった場合には、不給紙ジャム解除後の再起動動作を行わず、給紙動作を継続する制御工程を備えることを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記不給紙ジャム解除のボタンを設け、前記ジャム解除ボタンを押下することによりジャム解除を行う解除工程を備えることを特徴とする請求項8から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記解除工程は、前記ジャム解除ボタンを、ユーザが操作入力を行う操作表示部に設けることを特徴とする請求項13記載の画像形成方法。
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
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JP5683478B2 (ja) * | 2009-10-29 | 2015-03-11 | キヤノン株式会社 | シート給紙装置 |
JP2018128971A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 日本金銭機械株式会社 | 紙葉類処理装置 |
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2005
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JP5683478B2 (ja) * | 2009-10-29 | 2015-03-11 | キヤノン株式会社 | シート給紙装置 |
JP2018128971A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 日本金銭機械株式会社 | 紙葉類処理装置 |
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