JP5127343B2 - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に搭載されるエアバッグ及びエアバッグ装置に関し、特に、インナーチャンバを備えたエアバッグ及びエアバッグ装置に関する。
自動車等の車両には、衝突時や急減速時等にエアバッグを車内で膨張展開させて乗員に生ずる衝撃を吸収するためのエアバッグ装置が搭載されているのが一般的になってきている。かかるエアバッグ装置には、ステアリングに内装された運転席用エアバッグ装置、インストルメントパネルに内装された助手席用エアバッグ装置、車両側面部又はシートに内装されたサイドエアバッグ装置、ドア上部に内装されたカーテンエアバッグ装置、乗員の膝部に対応したニーエアバッグ装置、フード下に内装された歩行者用エアバッグ装置等、種々のタイプが開発・採用されている。最近では、二輪車用のエアバッグも開発されている。
これらのエアバッグ装置は、一般に、所定の条件でガスを発生させるガス発生器と、ガス発生器に接続されて膨張展開するエアバッグと、エアバッグを収容するリテーナと、を備えている。エアバッグの形状や構成は、設置される場所や求められる機能等の条件により種々のタイプが適用される。
ここで、特許文献1及び特許文献2に記載されたエアバッグは、エアバッグの内部に小室(第1室、インナーバッグ等)が設けられており、インフレータのガスが段階的にエアバッグ内に流入するように構成されている。かかる構成によれば、エアバッグの中央部をエアバッグの外周部よりも先に膨張展開させることができ、速やかにエアバッグを突出させることができ、乗員との隙間を速やかに埋めることができ、厚さ方向の長さが規制されるため外周部へのガスの流入を早くすることができる。以下、前記小室をインナーチャンバと称することとする。
US6,086,092号公報 特開2006−151350号公報
ところが、エアバッグに前記インナーチャンバを設ける場合、必然的にエアバッグ全体で使用する基布の量が増えてしまい、折り畳んだ時のパッケージサイズも大きくなってしまう。したがって、エアバッグのコストが高くなってしまう、リテーナに収まらなくなってしまう又はリテーナを大きくしなければならない等の問題が生じていた。一方、インナーチャンバの基布の使用量を減らし過ぎると、インナーチャンバとして機能しなくなってしまうという問題もある。また、インナーチャンバをエアバッグ内に接続した時の縫合部は、剛性が高くなって折り畳み難く、エアバッグを折り畳んだ時のパッケージサイズが大きくなり易いという問題もある。
本発明は、上述の課題に鑑み創案された発明であり、インナーチャンバの効果を発揮させつつ、折り畳んだ時のパッケージサイズを小さくすることができるエアバッグ及びエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、内部にガスが供給されて膨張展開するエアバッグにおいて、前記エアバッグの内部に配置されるインナーパネルを備え、該インナーパネルは、前記エアバッグの厚さ方向の内面に接続される中央縫合部と、該中央縫合部が接続された部分とは離間した前記エアバッグの内面に接続される複数の外周縫合部と、を有し、前記インナーパネルを平面展開した時における前記外周縫合部間のインナーパネルの外形が、全ての前記外周縫合部を通る円の一部を構成する円弧形状よりも小さく、該円弧形状を前記外周縫合部間を結ぶ直線で反転させた反転円弧形状よりも大きく形成されているとともに、前記外周縫合部間を結ぶ直線に沿った形状に形成されており、前記外周縫合部間の外形によって前記エアバッグにガスを供給する連通口が形成され、前記インナーパネルは、前記エアバッグの膨張初期に前記エアバッグの中央部付近を最初に膨張させ、その後、前記連通口から前記エアバッグの外周にガスを供給するインナーチャンバを構成し、前記連通口を形成する前記外周縫合部間を結ぶ直線の部分は、前記外周縫合部よりも大きく形成され、前記エアバッグは、乗員側に配置されるフロントパネルと、車体構造物側に配置されるリアパネルとから構成されており、前記中央縫合部は前記フロントパネルに接続され、前記連通口は前記リアパネル側に形成されている、ことを特徴とするエアバッグが提供される。
また、前記インナーパネルは、平面展開した時における全体外形が多角形に形成されていてもよい。また、前記外周縫合部は、前記インナーパネルの外周に等間隔で2〜4箇所に配置されていてもよい。さらに、前記インナーパネルを前記エアバッグに接続した状態で前記エアバッグを平面展開した時における前記インナーパネルと前記エアバッグとの重なり合う領域の面積が、前記エアバッグの面積の0.2〜0.6倍となるように構成されていてもよい。
前記エアバッグは、前記インナーパネルよりも面積の小さい接続用パネルを備え、該接続用パネルを介して前記外周縫合部と前記エアバッグの内面とが接続されていてもよい。また、前記エアバッグは、乗員側に配置されるフロントパネルと、車体構造物側に配置されるリアパネルとから構成されており、前記中央縫合部は、前記フロントパネル又は前記リアパネルに接続され、前記外周縫合部は、前記中央縫合部が接続されていない前記リアパネル又は前記フロントパネルに接続されていてもよい。
前記エアバッグは、ガスを排気するベントホールと、該ベントホールの近傍に形成された挿通孔と、を備え、該ベントホールを覆うように前記エアバッグの外面に一端が接続されたベントカバーと、前記インナーパネルに接続されたストラップと、を有し、該ストラップは、前記挿通孔を経由して前記ベントカバーの他端に接続されていてもよい。なお、前記ストラップは、前記インナーパネル又は前記ベントカバーと一体に形成されていてもよい。
また、本発明によれば、所定の条件でガスを発生させるガス発生器と、該ガス発生器に接続されて膨張展開されるエアバッグと、該エアバッグを収容するリテーナと、を備えたエアバッグ装置において、前記エアバッグは、内部に配置されるインナーパネルを備え、該インナーパネルは、前記エアバッグの厚さ方向の内面に接続される中央縫合部と、該中央縫合部が接続された部分とは離間した前記エアバッグの内面に接続される複数の外周縫合部と、を有し、前記インナーパネルを平面展開した時における前記外周縫合部間のインナーパネルの外形が、全ての前記外周縫合部を通る円の一部を構成する円弧形状よりも小さく、該円弧形状を前記外周縫合部間を結ぶ直線で反転させた反転円弧形状よりも大きく形成されているとともに、前記外周縫合部間を結ぶ直線に沿った形状に形成されており、前記外周縫合部間の外形によって前記エアバッグにガスを供給する連通口が形成され、前記インナーパネルは、前記エアバッグの膨張初期に前記エアバッグの中央部付近を最初に膨張させ、その後、前記連通口から前記エアバッグの外周にガスを供給するインナーチャンバを構成し、前記連通口を形成する前記外周縫合部間を結ぶ直線の部分は、前記外周縫合部よりも大きく形成され、前記エアバッグは、乗員側に配置されるフロントパネルと、車体構造物側に配置されるリアパネルとから構成されており、前記中央縫合部は前記フロントパネルに接続され、前記連通口は前記リアパネル側に形成されている、ことを特徴とするエアバッグ装置が提供される。
また、前記インナーパネルは、平面展開した時における全体外形が多角形に形成されていてもよい。また、前記外周縫合部は、前記インナーパネルの外周に等間隔で2〜4箇所に配置されていてもよい。さらに、前記インナーパネルを前記エアバッグに接続した状態で前記エアバッグを平面展開した時における前記インナーパネルと前記エアバッグとの重なり合う領域の面積が、前記エアバッグの面積の0.2〜0.6倍となるように構成されていてもよい。
前記エアバッグは、ガスを排気するベントホールと、該ベントホールの近傍に形成された挿通孔と、を備え、該ベントホールを覆うように前記エアバッグの外面に一端が接続されたベントカバーと、前記インナーパネルに接続されたストラップと、を有し、該ストラップは、前記挿通孔を経由して前記ベントカバーの他端に接続されていてもよい。なお、前記ストラップは、前記インナーパネル又は前記ベントカバーと一体に形成されていてもよい。
上述した本発明のエアバッグ及びエアバッグ装置によれば、インナーチャンバを構成するインナーパネルの外形が、全ての外周縫合部を通る円の一部を構成する円弧形状よりも小さく、円弧形状を外周縫合部間を結ぶ直線で反転させた反転円弧形状よりも大きくなる範囲内で形成したことにより、インナーチャンバの効果を発揮させつつ、基布の使用量を低減し、折り畳んだ時のパッケージサイズを小さくすることができる。また、インナーパネルとエアバッグの縫合部を少なくすることができるため、エアバッグが折り畳み易く、パッケージサイズを小さくすることができる。
また、インナーパネルの外形を外周縫合部間を結ぶ直線に沿った形状に形成したり、全体外形を多角形に形成したりすることにより、本発明の効果を発揮するインナーパネルを容易に成形することができる。また、外周縫合部を等間隔で2〜4箇所に配置することにより、インナーチャンバの機能を効果的に発揮させることができる。また、エアバッグを平面展開した時におけるインナーパネルとエアバッグとが重なり合う領域の面積をエアバッグの面積の0.2〜0.6倍に設定することにより、インナーチャンバの機能を効果的に発揮させることができる。
た、エアバッグにベントホールが形成されている場合に、ストラップをインナーパネルに接続することにより、ベントカバーの開閉を行うことができ、エアバッグの膨張展開中におけるガスの漏れを低減することができる。さらに、ストラップがインナーパネル又はベントカバーと一体に形成することにより、縫合個所を少なくすることができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜図10を用いて説明する。ここで、図1は本発明に係るエアバッグ装置の第一実施形態を示す部品展開図であり、図2はインナーパネルの説明図であり、(A)はインナーパネルの平面展開図、(B)はインナーパネルを接続したエアバッグの平面展開図である。
図1に示す本発明のエアバッグ装置は、所定の条件でガスを発生させるガス発生器1と、ガス発生器1に接続されて膨張展開されるエアバッグ2と、エアバッグ2を収容するリテーナ3と、を備えており、エアバッグ2は、内部に配置されるインナーパネル4と、インナーパネル4よりも面積の小さい接続用パネル5と、を備え、インナーパネル4は、エアバッグ2の厚さ方向の内面に接続される中央縫合部4aと、中央縫合部4aが接続された部分とは離間したエアバッグ2の内面に配置された接続用パネル5に接続される複数(ここでは3個)の外周縫合部4bと、を有し、インナーパネル4を平面展開した時における外周縫合部4b,4b間のインナーパネル4の外形が、外周縫合部4b,4b間を結ぶ直線に沿った形状に形成されている。なお、エアバッグ2は、押えリング6を介してリテーナ3に固定されている。
前記ガス発生器1は、一般にインフレータと称される部品であり、略円柱形状の外形をなし、エアバッグ2に内包された先端部の側周面にガス噴出口が形成されている。また、ガス発生器1は、中間部にフランジ部1aを有し、複数(ここでは4個)のボルト孔1bが形成されている。かかるガス発生器1は、図示しないECU(電子制御ユニット)に接続されており、加速度センサ等の計測値に基づいて制御されている。ECUが車両の衝突や急減速を感知又は予測すると、ガス発生器1はECUからの点火電流により点火され、ガス発生器1の内部に格納された薬剤を燃焼させてガスを発生させ、エアバッグ2にガスを供給する。
前記エアバッグ2は、乗員側に配置されるフロントパネル2aと、車体構造物側に配置されるリアパネル2bとから構成されている。フロントパネル2a及びリアパネル2bは、それぞれ略円板形状をなしており、これらの周縁部が縫合されてエアバッグ2の内圧保持要素である外殻を形成する。また、リアパネル2bの中央部には、ガス発生器1をエアバッグ2の内部に案内するための開口部2cが形成されており、開口部2cの周囲には、複数(ここでは4個)のボルト孔2dが形成されている。なお、リアパネル2bには、エアバッグ2内のガスを排気するためのベントホール7,7が形成される場合もある。
前記リテーナ3は、箱型形状をなしており、底部の中央部には、ガス発生器1をエアバッグ2の内部に案内するための開口部3aが形成されており、開口部3aの周囲には、複数(ここでは4個)のボルト孔3bが形成されている。リテーナ3には種々の形状があり、例えば、リテーナ3の側面部と底部とが別部材で構成されている場合もある。この場合、底部をリテーナと称し、側面部をモジュールカバーと称する場合もあるが、ここでは、これらを総称してリテーナと称することとする。すなわち、リテーナ3は、ガス発生器1及びエアバッグ2を固定する部材とエアバッグ2を収納する部材とを総称したものである。
前記インナーパネル4は、エアバッグ2の膨張展開時にインナーチャンバを構成する部材であり、中央縫合部4aがフロントパネル2aに接続され、外周縫合部4bが接続用パネル5を介してリアパネル2bに接続されている。この第一実施形態では、インナーパネル4の外周の3箇所に外周縫合部4bが等間隔に配置されており、インナーパネル4は全体的に略三角形の形状をなしている。本発明は、インナーパネル4の外形を一定の大きさや形状にすることで、インナーチャンバとしての機能を発揮させつつ、基布の使用量を低減することを主たる特徴とする。また、インナーパネル4の全周ではなく、外周縫合部4bのみでインナーパネル4とエアバッグ2とを接続しているため、剛性の高い縫合部を少なくすることができる。なお、インナーパネル4と接続用パネル5との接続に際し、インナーパネル4の外周縫合部4bの外面(図1の上側の面)を接続用パネル5の内面(図1の上側の面)に宛がって縫合してもよいし、インナーパネル4の外周縫合部4bの内面(図1の下側の面)を接続用パネル5の外面(図1の下側の面)に宛がって縫合してもよい。
図2(A)に示すように、インナーパネル4を平面展開した時における外周縫合部4b,4b間のインナーパネルの外形は、全ての外周縫合部4bを通る円21の一部を構成する円弧形状22(弧PQ)よりも小さく、円弧形状22(弧PQ)を外周縫合部4b,4b間を結ぶ直線Lで反転させた反転円弧形状23よりも大きく形成されている。すなわち、インナーパネル4の外形は、図2(A)の斜線部の範囲内に収まるように形成されていればよい。図1に示した第一実施形態では、インナーパネル4の外形は、外周縫合部4b,4b間を結ぶ直線Lに沿って形成されている。円21の設定方法は、外周縫合部4bの形状により種々のパターンが想定されるが、図2(A)では外周縫合部4bの外接円として設定している。また、円21の設定方法として、外周縫合部4bのパネルの形状を部分的に設定し、各外周縫合部4bにインナーパネル4の外形を形成したい接続点を設定し、全ての接続点を通過するように円を設定するようにしてもよい。
また、インナーパネル4の外形を設定する際に、図2(B)に示すように、面積比の条件を取り込むようにしてもよい。図2(B)は、インナーパネル4を接続したエアバッグ2の平面展開図であり、インナーパネル4とエアバッグ2の重なり合う領域Sに斜線を引いている。そして、この領域Sの面積が、エアバッグ2の面積Tの0.2〜0.6倍の範囲内となるように設定される。このように領域Sの面積を設定することにより、インナーパネル4の基布の使用量を効果的に低減しつつ、インナーチャンバとしても機能させることができる。インナーパネル4は、インナーチャンバとしてガスを一時的に溜めると同時に、エアバッグ2の厚さを調整するテザーとしての役割を果たしている。領域Sの面積の大きさは、このエアバッグ2の厚さ設定により変動する。そこで、一般に量産されているエアバッグ2をサンプリングし、テザーの長さを約180mm〜約350mmの範囲に設定したうえで上述した面積比を算出している。
前記接続用パネル5は、エアバッグ2とインナーパネル4とを接続する部材である。接続用パネル5は、リアパネル2bに接続される中央縫合部5aと、インナーパネル4の外周接続部4bに接続される外周縫合部5bとを有する。また、接続用パネル5の中央部には、ガス発生器1をエアバッグ2の内部に案内するための開口部5cが形成されており、開口部5cの周囲には、複数(ここでは4個)のボルト孔5dが形成されている。この接続用パネル5は、単にインナーパネル4のエアバッグ2への縫合を容易にするためのものであるため、インナーパネル4よりも小さい形状に形成される。図1に示した第一実施形態におけるで接続用パネル5は、インナーパネル4を縮小した形状に形成しているが、かかる形状に限定されるものではない
前記押えリング6は、エアバッグ2及び接続用パネル5をリテーナ3に固定する部材である。押えリング6の中央部には、ガス発生器1をエアバッグ2の内部に案内するための開口部6aが形成されており、開口部6aの周囲には、複数(ここでは4個)のボルト孔が形成されており、各ボルト孔にはボルト6bが挿通される。ボルト6bは、接続用パネル5のボルト孔5d、リアパネル2bのボルト孔2d、リテーナ3のボルト孔3b、ガス発生器1のボルト孔1bの順に挿通され、最終的にナット6cで締め付けられる。
次に、本発明のエアバッグ装置の作用について説明する。ここで、図3は、本発明のエアバッグ装置の作用を示す説明図であり、(A)はエアバッグの膨張初期、(B)はエアバッグの膨張中期、(C)はエアバッグの膨張終期を示している。また、図4は、本発明のエアバッグ装置と従来のエアバッグ装置との作用を比較した図であり、(A)は各エアバッグの変動量を示し、(B)は従来のエアバッグ装置を示す図である。なお、各図において、図中の矢印はガスの流れのイメージを図示したものである。
ECUから指令によりガス発生器1が作動するとエアバッグ2内にガスが供給される。エアバッグ2の膨張初期の段階においては、図3(A)に示すように、最初にインナーパネル4に集中的にガスが供給され、エアバッグ2の中央部付近が最初に膨張展開される。すなわち、インナーパネル4はエアバッグ2のインナーチャンバとして機能する。ここで、エアバッグ2の厚さ方向における変動量をD1とする。このとき、エアバッグ2は略球形に膨張展開される。また、インナーパネル4がインナーチャンバとして機能することにより、インナーチャンバを有しないエアバッグと比較して、初期の膨張展開方向の突出量(変動量D1)を抑制することができる。
図3(B)に示すように、エアバッグ2の膨張中期では、インナーパネル4の外周縫合部4b,4b間の外形により構成される連通口31からエアバッグ2の外周にガスが供給され、エアバッグ2の外周部が横幅方向に膨張展開し、厚さ方向にも徐々に膨張展開する。このときのエアバッグ2の厚さ方向における変動量をD2とすると、本発明においては、膨張初期の変動量D1が抑制されているため、D1<D2の関係となる。一方、インナーチャンバを有しないエアバッグの場合には、膨張初期の変動量D1が大きいため、膨張中期においてD1>D2の関係となり、振幅が生ずる原因となっている。本発明では、かかる振幅を低減することができる。
図3(C)に示すように、エアバッグ2の膨張終期では、エアバッグ2は全体が厚さ方向に膨張展開する。このときのエアバッグ2の厚さ方向における変動量をD3とすると、D2<D3の関係となる。したがって、エアバッグ2の膨張展開時において、厚さ方向の幅はD1<D2<D3と変動し、エアバッグ2の頂部は徐々に膨張展開される。本発明のエアバッグ2では、インナーチャンバを構成するインナーパネル4の基布の使用量を低減しつつ、インナーチャンバとして機能し得るようにインナーパネル4の形状を設定しているため、必然的に十分な大きさの連通口31が確保されており、エアバッグ2の外周部の振幅を低減することもできる。また、十分な大きさの連通口31が確保されているため、連通口31とガス発生器1のガス噴出口の位置を意図的に一致させたり、不一致させたりすることを考慮する必要がなく、エアバッグ2の製造を容易に行うことができる。
ここで、本発明のエアバッグ装置と従来のエアバッグ装置との作用を比較する。図4(A)において、本発明におけるエアバッグ2の厚さ方向の変動量を実線Da、横幅方向の変動量を実線Waで表示している。また、図4(B)に示す従来のエアバッグ42の厚さ方向の変動量を一点鎖線Db、横幅方向の変動量を一点鎖線Wbで表示している。図4(B)において、従来のエアバッグ装置は、ガス発生器41、エアバッグ42及びテザー43により構成されている。テザー43は、エアバッグ42の厚さ方向の形状を規制する紐形状の部材であり、インナーチャンバのような機能を備えていない。したがって、従来のエアバッグ装置では、ガス発生器41のガスはエアバッグ42に全体的に供給される。
図4(A)に示すように、従来のエアバッグ42における厚さ方向の変動量Dbは、本発明のエアバッグ2における厚さ方向の変動量Daよりも全体的に大きい。例えば、従来のエアバッグ42の最大変動量を示す部分αにおいて、本発明のエアバッグ2の変動量Daとは大きな差が生じている。また、従来のエアバッグ42の最大振幅量ΔDと本発明のエアバッグ2の最大振幅量Δdとを比較すると、明らかに本発明のエアバッグ2の最大振幅量Δdは従来のエアバッグ42の最大振幅量ΔDよりも小さいことが容易に読み取れる。
図4(A)に示すように、従来のエアバッグ42における横幅方向の変動量Wbと、本発明のエアバッグ2における横幅方向の変動量Waとを比較した場合も、本発明のエアバッグ2の振幅量は従来のエアバッグ42の振幅量よりも小さいことが容易に読み取れる。また、膨張初期段階における部分βにおいて、本発明のエアバッグ2における横幅方向の変動量Waは、従来のエアバッグ42における横幅方向の変動量Wbよりも大きい。これは、エアバッグ2の膨張初期において、横幅方向にガスが効果的に供給されていることを意味しており、厚さ方向の振幅量が小さいことを裏付けている。このように、本発明のエアバッグ装置によれば、エアバッグ2の振幅を抑制しつつ、横幅方向への膨張展開も円滑に行うことができ、安定したエアバッグ2の膨張展開を実現することができ、効果的に乗員に生ずる衝撃を吸収することができる。更に、変動量Waがエアバッグ2の膨張初期に増大することは、乗員の腹部へ早期にエアバッグ2を介在させることができることを意味しており、衝突初期におけるエアバッグ2の乗員拘束性能を効果的に向上させることができる。
次に、本発明に係るエアバッグ装置の第二実施形態について説明する。ここで、図5は本発明に係るエアバッグ装置の第二実施形態を示す部分部品展開図である。なお、図5において、図1と共通する構成部品であるガス発生器1、リテーナ3、押えリング6の図は省略してある。
図5に示す第二実施形態は、インナーパネル54の形状を全体的に略四角形の形状となるように形成したものである。すなわち、インナーパネル54の外周の4箇所に外周縫合部54bが等間隔に配置されている。外周縫合部54b,54b間のインナーパネル54の形状は、図1に示したインナーパネル4の場合と同様の条件により設定される。インナーパネル54の中央縫合部54aはフロントパネル2aに接続され、外周縫合部54bは接続用パネル55に接続される。接続用パネル55は、略十字形状に形成されており、中央部に中央縫合部55aが配置され、十字形状の各端部に外周縫合部55bが配置されている。また、接続用パネル55の中央部には、ガス発生器1をエアバッグ2の内部に案内するための開口部55cが形成されており、開口部55cの周囲には、複数(ここでは4個)のボルト孔55dが形成されている。かかる第二実施形態においても第一実施形態と同様の作用効果を奏する。
次に、本発明に係るエアバッグ装置の第三実施形態(参考例)について説明する。ここで、図6は本発明に係るエアバッグ装置の第三実施形態を示す部分部品展開図である。なお、図6において、図1と共通する構成部品であるガス発生器1、リテーナ3、押えリング6の図は省略してある。
図6に示す第三実施形態は、図5に示したインナーパネル54と接続用パネル55の位置関係を入れ替えたものである。すなわち、インナーパネル64はリアパネル2bに接続され、接続用パネル65はフロントパネル2aに接続されている。したがって、インナーパネル64には、中央縫合部64a及び外周縫合部64bの他に、ガス発生器1をエアバッグ2の内部に案内するための開口部64cと、押えリング6のボルト6aを挿通するための複数(ここでは4個)のボルト孔64dとが形成されている。そして、接続用パネル65には、中央縫合部65a及び外周縫合部65bが配置されている。このように、インナーパネルと接続用パネルの位置関係を入れ替えても第一実施形態と同様の作用効果を奏する。したがって、第一実施形態において、インナーパネル4と接続用パネル5の位置関係を入れ替えるようにしてもよい。
次に、本発明に係るエアバッグ装置の第四実施形態(参考例)について説明する。ここで、図7は本発明に係るエアバッグ装置の第四実施形態を示す部分部品展開図である。なお、図7において、図1と共通する構成部品であるガス発生器1、リテーナ3、押えリング6の図は省略してある。
図7に示す第四実施形態は、図6に示した接続用パネル65を省略したものである。すなわち、インナーパネル74は、フロントパネル2a及びリアパネル2bの両方に直接的に接続される。インナーパネル74には、中央縫合部74a及び外周縫合部74bの他に、ガス発生器1をエアバッグ2の内部に案内するための開口部74cと、押えリング6のボルト6aを挿通するための複数(ここでは4個)のボルト孔74dとが形成されている。そして、中央縫合部74aはリアパネル2bに接続され、外周縫合部74bはフロントパネル2aに接続される。外周縫合部74bの接続に際し、外周縫合部74bの内面(図7の上側の面)をフロントパネル2aの内面(図7の下側の面)に宛がって縫合してもよいし、外周縫合部74bの外面(図7の下側の面)をフロントパネル2aの内面(図7の下側の面)に宛がって縫合してもよい。このように、接続用パネルを省略しても第一実施形態と同様の作用効果を奏する。
次に、本発明に係るエアバッグ装置の第五実施形態(参考例)について説明する。ここで、図8は本発明に係るエアバッグ装置の第五実施形態を示す部分部品展開図である。なお、図8において、図1と共通する構成部品であるガス発生器1、リテーナ3、押えリング6の図は省略してある。
図8に示す第五実施形態は、図7に示したインナーパネル74の接続方法を変更したものである。すなわち、インナーパネル84の中央縫合部84aをフロントパネル2aに接続し、外周縫合部84bをリアパネル2bに接続している。この場合、インナーパネル84に、ガス発生器1をエアバッグ2の内部に案内するための開口部や押えリング6のボルト6aを挿通するためのボルト孔を形成する必要はない。その他の構成については、図7に示した第四実施形態と同様であるため、重複した説明を省略する。かかる第五実施形態においても第一実施形態と同様の作用効果を奏する。また、図1に示した第一実施形態において、第五実施形態のように接続用パネル5を省略するようにしてもよい。
次に、本発明に係るエアバッグ装置の第六実施形態について説明する。ここで、図9は本発明に係るエアバッグ装置の第六実施形態を示す部分部品展開図である。なお、図9において、図1と共通する構成部品であるガス発生器1、リテーナ3、押えリング6の図は省略してある。
図9に示す第六実施形態は、インナーパネル94の形状を全体的に略四角形の形状とし、外周縫合部94bを2箇所に配置したものである。この場合、外周縫合部94b,94b間のインナーパネル94の形状を外周縫合部94b,94b間を結ぶ直線に沿うように形成してもよいが、ここでは中間部が部分的に外方に凸となるように形成されている。このように、部分的に凸となるようにインナーパネル94の外形を設定する場合も、第一実施形態と同様の条件により凸となる範囲が設定される。一方、接続用パネル95は、略長方形の形状に形成されており、両端部に凹部が形成されており、凹部に沿うように外周縫合部95bが配置されている。ここでは、インナーパネル94の中央縫合部94aがフロントパネル2aに接続され、接続用パネル95の中央縫合部95aがリアパネル2bに接続されている。なお、接続用パネル95には、ガス発生器1をエアバッグ2の内部に案内するための開口部95cが形成されており、開口部95cの周囲には、複数(ここでは4個)のボルト孔95dが形成されている。かかる第六実施形態においても第一実施形態と同様の作用効果を奏する。
次に、本発明に係るエアバッグ装置の第七実施形態について説明する。ここで、図10は本発明に係るエアバッグ装置の第七実施形態を示す図であり、(A)は部分部品展開図であり、(B)はインナーパネルの変形例、(C)はベントカバーの変形例である。なお、図10(A)において、図1と共通する構成部品であるガス発生器1、リテーナ3、押えリング6の図は省略してある。また、図10(A)において、図1と共通する構成部品には同じ番号を付し、重複した説明を省略する。
図10(A)に示すエアバッグ2は、図1に示したエアバッグ2にベントホール101を形成するとともに、その開閉手段を設けたものである。すなわち、エアバッグ2は、ガスを排気するベントホール101と、ベントホール101の近傍に形成された挿通孔102と、を備え、ベントホール101を覆うようにエアバッグ2の外面に一端が接続されたベントカバー103と、インナーパネル4に接続されたストラップ104と、を有し、ストラップ104は、挿通孔102を経由してベントカバー103の他端に接続されている。
前記ベントホール101は、図10に示すように、一般的にリアパネル2bに形成されることが多いが、フロントパネル2aに形成されていてもよい。また、ここでは、ベントホール101を1箇所に形成したが2箇所以上にベントホール101を形成してもよい。また、ベントホール101の形状は、図示したように円形状であってもよいし、矩形形状であってもよいし、スリット形状であってもよい。また、前記挿通孔102は、ストラップ104をエアバッグ2の内部に案内するためのものであるため、ストラップ104よりも大きい形状であればよく、円形状であってもよいし、矩形形状であってもよいし、スリット形状であってもよい。
前記ベントカバー103は、ベントホール101を覆うことができる形状であればよく、図示した形状に限定されるものではない。ベントカバー103は、先端部103aがリアパネル2bの外面(図10(A)の下側の面)に接続されており、後端部103bが挿通孔102を覆う位置まで延出されており、後端部103bの内面(図10(A)の上側の面)にストラップ104が接続されている。また、前記ストラップ104は紐形状の部材であり、一端の端部104aがインナーパネル4の外面(図10(A)の上側の面)に接続されており、他端は挿通孔102から覗いているベントカバー103の後端部103bに接続されている。
したがって、ベントホール101の開閉手段は、挿通孔102、ベントカバー103及びストラップ104により構成されている。このように、エアバッグ2に、ベントホール101及び開閉手段を形成することにより、エアバッグ2の膨張展開中におけるガスの漏れを低減することができる。また、乗員がエアバッグ2に接触した時には、ストラップ104が弛んで速やかにベントホール101が開き、ガスを排気することができる。
また、ストラップ104は、図10(B)に示したように、インナーパネル4と一体化するようにしてもよい。この場合、インナーパネル4の外形から部分的に延出するようにストラップ104を形成する。なお、ストラップ104をインナーパネル4と一体化した場合には、インナーパネル4の外形を設定する際において、ストラップ104の部分は除外して設定するようにする。また、図示しないが、インナーパネル4の外周縫合部104bから放射状にストラップ104を延出するようにしてもよい。さらに、ストラップ104は、図10(C)に示したように、ベントカバー103と一体化するようにしてもよい。この場合、ベントカバー103の後端部103bからストラップ104を延出するように形成すればよい。
本発明は上述した実施形態に限定されず、第一実施形態〜第六実施形態のエアバッグにベントホール及び開閉手段を設けるようにしてもよい、インナーパネルの外周縫合部を5箇所以上に配置してもよい、インナーパネルの外形を五角形以上の多角形に形成してもよい、本発明はインナーチャンバを有する全てのエアバッグ(例えば、運転席用エアバッグ、助手席用エアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、ニーエアバッグ、歩行者用エアバッグ、二輪車用エアバッグ等)に適用することができる等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
本発明に係るエアバッグ装置の第一実施形態を示す部品展開図である。 インナーパネルの説明図であり、(A)はインナーパネルの平面展開図、(B)はインナーパネルを接続したエアバッグの平面展開図である。 本発明のエアバッグ装置の作用を示す説明図であり、(A)はエアバッグの膨張初期、(B)はエアバッグの膨張中期、(C)はエアバッグの膨張終期を示している。 本発明のエアバッグ装置と従来のエアバッグ装置との作用を比較した図であり、(A)は各エアバッグの変動量を示し、(B)は従来のエアバッグ装置を示す図である。 本発明に係るエアバッグ装置の第二実施形態を示す部分部品展開図である。 本発明に係るエアバッグ装置の第三実施形態を示す部分部品展開図である。 本発明に係るエアバッグ装置の第四実施形態を示す部分部品展開図である。 本発明に係るエアバッグ装置の第五実施形態を示す部分部品展開図である。 本発明に係るエアバッグ装置の第六実施形態を示す部分部品展開図である。 本発明に係るエアバッグ装置の第七実施形態を示す図であり、(A)は部分部品展開図であり、(B)はインナーパネルの変形例、(C)はベントカバーの変形例である。
符号の説明
1,41 ガス発生器
2,42 エアバッグ
2a フロントパネル
2b リアパネル
2c,3a,4c,5c,6a,55c,64c,74c,95c 開口部
2d,3b,4d,5d,55d,64d,74d,95d ボルト孔
3 リテーナ
4,54,64,74,84,94 インナーパネル
4a,5a,54a,55a,64a,65a,74a,84a,94a,95a 中央縫合部
4b,5b,54b,55b,64b,65b,74b,84b,94b,95b 外周縫合部
5,55,65,95 接続用パネル
6 押えリング
6b ボルト
6c ナット
7 ベントホール
21 円
22 円弧形状
23 反転円弧形状
43 テザー
101 ベントホール
102 挿通孔
103 ベントカバー
103a 先端部
103b 後端部
104 ストラップ
104a 端部

Claims (7)

  1. 内部にガスが供給されて膨張展開するエアバッグにおいて、前記エアバッグの内部に配置されるインナーパネルを備え、該インナーパネルは、前記エアバッグの厚さ方向の内面に接続される中央縫合部と、該中央縫合部が接続された部分とは離間した前記エアバッグの内面に接続される複数の外周縫合部と、を有し、前記インナーパネルを平面展開した時における前記外周縫合部間のインナーパネルの外形が、全ての前記外周縫合部を通る円の一部を構成する円弧形状よりも小さく、該円弧形状を前記外周縫合部間を結ぶ直線で反転させた反転円弧形状よりも大きく形成されているとともに、前記外周縫合部間を結ぶ直線に沿った形状に形成されており、
    前記外周縫合部間の外形によって前記エアバッグにガスを供給する連通口が形成され、前記インナーパネルは、前記エアバッグの膨張初期に前記エアバッグの中央部付近を最初に膨張させ、その後、前記連通口から前記エアバッグの外周にガスを供給するインナーチャンバを構成し、
    前記連通口を形成する前記外周縫合部間を結ぶ直線の部分は、前記外周縫合部よりも大きく形成され、
    前記エアバッグは、乗員側に配置されるフロントパネルと、車体構造物側に配置されるリアパネルとから構成されており、前記中央縫合部は前記フロントパネルに接続され、前記外周縫合部は前記インナーパネルよりも小さい形状を有する接続用パネルを介して前記リアパネルに接続されている、
    ことを特徴とするエアバッグ。
  2. 前記インナーパネルは、平面展開した時における全体外形が多角形に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  3. 前記外周縫合部は、前記インナーパネルの外周に等間隔で2〜4箇所に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  4. 前記インナーパネルを前記エアバッグに接続した状態で前記エアバッグを平面展開した時における前記インナーパネルと前記エアバッグとの重なり合う領域の面積が、前記エアバッグの面積の0.2〜0.6倍である、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  5. 前記エアバッグは、ガスを排気するベントホールと、該ベントホールの近傍に形成された挿通孔と、を備え、該ベントホールを覆うように前記エアバッグの外面に一端が接続されたベントカバーと、前記インナーパネルに接続されたストラップと、を有し、該ストラップは、前記挿通孔を経由して前記ベントカバーの他端に接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  6. 前記ストラップは、前記インナーパネル又は前記ベントカバーと一体に形成されている、ことを特徴とする請求項5に記載のエアバッグ。
  7. 所定の条件でガスを発生させるガス発生器と、該ガス発生器に接続されて膨張展開されるエアバッグと、該エアバッグを収容するリテーナと、を備えたエアバッグ装置において、前記エアバッグは、請求項1〜請求項6のいずれかに記載されたエアバッグである、ことを特徴とするエアバッグ装置。
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