JP2002316605A - エアバッグ及びエアバッグの折畳方法 - Google Patents

エアバッグ及びエアバッグの折畳方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグの展開特性を容易に良好にする。 【解決手段】 エアバッグ1を平面状に置いた状態か
ら、まず、乗員の頭部に対応する上部展開部21をエアバ
ッグ1の中央部の乗員側に折り畳む。次いで、左右の展
開部22,23を上部展開部21の乗員側に重ねて折り畳む。
最後に、乗員の胸部から腹部に対応する下側展開部22を
先に折り畳んだ展開部21,22,23の乗員側に折り畳む。
展開時には、エアバッグ1は、乗員が前傾する前に、乗
員の胸部とステアリングホイールとの間に迅速に展開す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスが流入して膨
張展開するエアバッグ及びエアバッグの折畳方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のステアリングホイールに
備えられるエアバッグ装置が用いられている。そして、
このエアバッグ装置は、袋状のエアバッグと、このエア
バッグにガスを供給するインフレータと、折り畳んで収
納されたエアバッグを覆うカバー体となどを備えてい
る。そして、エアバッグについては、製造コストの低減
や、展開特性の向上を図るため、種々の折り畳み方法が
提案されている。例えば、特開平11−278184号
公報に記載されるように、円形状の2枚の基布を縫い合
わせたエアバッグについて、展開をより穏やかにするこ
とを図り、平面状に広げたエアバッグの中央部分を弛ま
せるように折って縦長とし、次いで、上下の部分を中央
に向かってロール状に巻き込んで横長とし、さらに左右
の部分を中央に向かって折り返して最終形状とする構成
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
エアバッグは、ステアリングホイールの軸線すなわちエ
アバッグ装置の正面側に対して、格別な方向性を有する
ことなく展開するが、所定の方向に迅速に展開させるこ
とにより、展開特性を調整する構成が考えられている。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、展開特性の調整が容易にできるエアバッグ及びエ
アバッグの折畳方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グの折畳方法は、乗員の頭部に対応する上側展開部、乗
員の胸部に対応する下側展開部、これら上部及び下部の
左側に位置する左側展開部、前記上部及び下部の右側に
位置する右側展開部、及びこれら展開部の間に位置する
中央展開部を備えたエアバッグの折畳方法であって、前
記上側展開部、前記左側展開部、及び前記右側展開部の
いずれかを前記中央展開部の乗員側に折り重ねる第1の
工程と、この第1の工程で前記上側展開部を前記中央展
開部の乗員側に折り重ねた場合は前記左側展開部及び前
記右側展開部のいずれかを前記第1の工程で折り重ねら
れた展開部の乗員側に折り重ね、前記第1の工程で前記
左側展開部及び前記右側展開部のいずれかを前記中央展
開部の乗員側に折り重ねた場合は前記上側展開部を前記
第1の工程で折り重ねられた展開部の乗員側に折り重ね
る第2の工程と、前記中央展開部の乗員側に折り重ねら
れていない前記左側展開部及び前記右側展開部のいずれ
かを前記第2の工程で折り重ねられた展開部の乗員側に
折り重ねる第3の工程と、前記前記第3の工程で折り重
ねられた展開部の乗員側に前記下側展開部を折り重ねる
第4の工程とを具備したものである。
【0006】そして、この構成では、このエアバッグの
折畳方法で折り畳まれたエアバッグが備えられたエアバ
ッグ装置が作動し、エアバッグ内にガスが供給されエア
バッグが展開する際には、まず、下側展開部が乗員の胸
部から腹部に対応する部分に迅速に展開する。そこで、
乗員が前傾してくる前に、乗員の胸部から腹部に対応す
る部分にエアバッグを大きく展開させることが可能にな
る。
【0007】請求項2記載のエアバッグの折畳方法は、
請求項1記載のエアバッグの折畳方法において、第4の
工程は、下側展開部を巻く工程を有するものである。
【0008】そして、この構成では、エアバッグの展開
時に、下側展開部が巻き戻されながら所定の方向に向か
って展開し、下側展開部が乗員の胸部から腹部に対応す
る部分に容易に迅速に展開する。そこで、乗員が前傾し
てくる前に、乗員の胸部から腹部に対応する部分にエア
バッグを大きく展開させることが容易になる。
【0009】請求項3記載のエアバッグは、乗員の頭部
に対応する上側展開部、乗員の胸部に対応する下側展開
部、これら上部及び下部の左側に位置する左側展開部、
前記上部及び下部の右側に位置する右側展開部、及びこ
れら展開部の間に位置する中央展開部を備えたエアバッ
グであって、各展開部は、前記中央展開部の乗員側に、
前記上側展開部、前記左側展開部、及び前記右側展開部
を前記上側展開部が最も乗員側に位置しない適宜の順序
で折り重ね、さらに、これら展開部の乗員側に、下側展
開部を折り重ねて折り畳まれたものである。
【0010】そして、この構成では、このエアバッグが
備えられたエアバッグ装置が作動し、エアバッグ内にガ
スが供給されエアバッグが展開する際には、まず、下側
展開部が乗員の胸部から腹部に対応する部分に迅速に展
開する。そこで、乗員が前傾してくる前に、乗員の胸部
から腹部に対応する部分にエアバッグを大きく展開させ
ることが可能になる。
【0011】請求項4記載のエアバッグは、請求項3記
載のエアバッグにおいて、下側展開部は、少なくとも一
部を巻き込んで形成したものである。
【0012】そして、この構成では、エアバッグの展開
時に、下側展開部が巻き戻されながら所定の方向に向か
って展開し、下側展開部が乗員の胸部から腹部に対応す
る部分に容易に迅速に展開する。そこで、乗員が前傾し
てくる前に、乗員の胸部から腹部に対応する部分にエア
バッグを大きく展開させることが容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグ及びエ
アバッグの折畳方法の一実施の形態を図面を参照して説
明する。
【0014】図1及び図2において、1はエアバッグ
で、このエアバッグ1は、図示しないエアバッグ装置を
構成している。そして、このエアバッグ装置は、エアバ
ッグモジュールとも呼ばれ、運転席用のもので、図2に
示すように、車両としての自動車のステアリングホイー
ル3を構成する対象部であり被取付部材としてのステア
リングホイール本体4に装着され、被保護物である乗員
Aを衝突などの衝撃から保護するようになっている。な
お、ステアリングホイール本体4は、通常傾斜したステ
アリングシャフトに取り付けられ、傾斜した状態で用い
られるものであるが、以下、ステアリングホイール3を
車両を直進させる位置にした状態で、車両の後側上方す
なわちエアバッグ装置の正面側を乗員側(矢印+Z方
向)、車両の前側下方すなわちエアバッグ装置の背面側
である車体側を反乗員側(矢印−Z方向)、車両の前側上
方すなわちフロントガラス側を上側(矢印+Y方向)、車
両の後側下方すなわち乗員Aの手前側を下側(矢印−Y
方向)として説明する。さらに、図1及び図3(a)に示す
ように、車両の水平右側を右側(矢印+X方向)、車両の
水平左側を左側(矢印−X方向)として説明する。
【0015】なお、ステアリングホイール本体4は、円
環状をなすリム部5と、このリム部5の内側に位置する
ボス部6と、これらリム部5とボス部6とを連結する複
数のスポーク部7とを備え、ボス部6に備えた図示しな
いボスに、ステアリングシャフトが嵌着して固定されて
いる。
【0016】また、エアバッグ装置は、支持部材を構成
するベースプレート(ベース)と、このベースプレートに
取り付けられた袋状のエアバッグ1、ガス発生器である
インフレータ、環状の金具であるリテーナ、及び合成樹
脂製のカバー体などを備えている。そして、このエアバ
ッグ装置の組立工程は、例えば、エアバッグ1の内側に
リテーナを挿入した状態で後述するようにエアバッグを
折り畳み、折り畳んだエアバッグにカバー体を被せると
ともに、リテーナから突設したボルトを用いて、ベース
プレートにこれらエアバッグ、リテーナ、及びインフレ
ータを固定するようになっている。
【0017】そして、このエアバッグ装置を備えた自動
車に衝突の衝撃が加わると、図示しない制御ユニットに
よりインフレータが起動され、インフレータのガス噴射
口からエアバッグ1内に急速にガスが噴射される。する
と、エアバッグ1は、膨張の圧力によりカバー体を破断
して突出口を形成し、図2に実線で示すように、この突
出口を介して所定の形状に膨張展開し、さらに破線Bに
示すように最終(最大)形状に到達して、二点鎖線A1で
示す前傾してくる乗員を受け止め、乗員Aに加わる衝撃
を緩和するようになっている。
【0018】次に、図1、図3ないし図9を参照して、
エアバッグ1の構成及び折り畳み方法を詳細に説明す
る。
【0019】まず、エアバッグ1は、乗員側に面する部
分(乗員側面部)である乗員側基布11と、この乗員側基布
(表パネル)11に対向する反乗員側面部である反乗員側基
布(裏パネル)12とを備えている。そして、これら2枚の
基布11,12は、互いに略同形状の円形状の基布であり、
周縁部同士を縫い合わせ、偏平な袋状に形成されてい
る。また、反乗員側基布12には、中央部に、インフレー
タが挿入される円孔状のガス導入口14が設けられている
とともに、このガス導入口14の上方に位置して、両側一
対のベントホール(排気口)15が形成されている。また、
図示しないが、ガス導入口14の周囲には、リテーナのボ
ルトが挿入される取付孔が複数形成されているととも
に、ガス導入口14の周囲には、補強布が取り付けられて
いる。
【0020】次に、このエアバッグ1を折り畳む工程を
説明する。
【0021】この折畳工程は、図3ないし図6に示す第
1ないし第4の工程を備え、それぞれ、エアバッグ1の
上下左右を所定の順序でエアバッグ1の中央部の乗員側
に重ねるようになっている。
【0022】すなわち、まず、エアバッグ1は、図3
(a)に示すように、乗員側基布11を上に向け、エアバッ
グ1を平面状の作業テーブル上に平板状に載置する。な
お、この状態で、中心Oで交差する2本の直線は、基準
軸X,Yとなり、左右と上下の各方向を規定する。そし
て、これら基準軸X,Yとエアバッグ1の外周部との交
点付近につき、それぞれ、乗員Aの頭部に対応する上側
展開部21、乗員Aの胸部から腹部に対応する膨張部分で
ある下側展開部22、これら上部及び下部の左側に位置す
る左側展開部23、前記上部及び下部の右側に位置する右
側展開部24、及びこれら展開部の間に位置する中央展開
部26が規定されている。
【0023】そして、第1の工程は、本実施の形態で
は、図3に示すように、上側展開部21を中央展開部26の
乗員側に折り畳む工程で、まず、図3(b)に示すよう
に、ガス導入口14に近接して設定された所定の第1の折
り線21aで上側展開部21を中央展開部26上に折り重ね、
次いで、図3(c)ないし(e)及び図7に示すように、上側
展開部21を外周の先端部から、所定の折り線21b,21c,
21dで乗員側に重ねて巻き込むように折り返す。
【0024】次に、第2の工程は、本実施の形態では、
図4に示すように、右側展開部24を中央展開部26及び折
り畳まれた上側展開部21の乗員側に折り畳む工程で、ま
ず、図4(a)に示すように、ガス導入口14に近接して設
定された所定の第1の折り線24aで右側展開部24を中央
展開部26上に折り重ね、次いで、図4(b)ないし(d)及び
図8に示すように、右側展開部24を外周の先端部から、
所定の折り線24b,24c,24dで乗員側に重ねて巻き込む
ように折り返す。
【0025】次に、第3の工程は、本実施の形態では、
図5に示すように、左側展開部23を中央展開部26、折り
畳まれた上側展開部21及び右側展開部24の乗員側に折り
畳む工程で、まず、図5(a)に示すように、ガス導入口1
4に近接して設定された所定の第1の折り線23aで左側展
開部23を中央展開部26上に折り重ね、次いで、図5(b)
ないし(d)及び図9に示すように、左側展開部23を外周
の先端部から、所定の折り線23b,23c,23dで乗員側に
重ねて巻き込むように折り返す。
【0026】さらに、第4の工程は、本実施の形態で
は、図6に示すように、下側展開部22を中央展開部26、
折り畳まれた上側展開部21、右側展開部24及び左側展開
部23の乗員側に折り畳む工程で、まず、図6(a)に示す
ように、ガス導入口14に近接して設定された所定の第1
の折り線22aで下側展開部22を中央展開部26上に折り重
ね、次いで、図6(b)ないし(d)に示すように、下側展開
部22を外周の先端部から、所定の折り線22b,22c,22d
で乗員側に重ねて巻き込むように折り返す。
【0027】そして、この状態で、図1に示すように、
中央展開部26の乗員側に、右側展開部24及び左側展開部
23が重ねられ、さらに、これら展開部23,24,26の乗員
側に、下側展開部22が重ねられている。
【0028】そこで、このエアバッグ1にガスが供給さ
れた際の展開特性は、図2に実線で示すように、前傾す
る前の乗員Aの胸部から腹部にかけての部位と車体部分
であるステアリングホイール3との間に、他の方向に対
して、より迅速により大きな容量(ボリューム)を有する
ように展開する。
【0029】このように、本実施の形態のエアバッグ
1、エアバッグ1の折畳方法、エアバッグ装置、及び、
ステアリングホイール3によれば、エアバッグ1の乗員
側基布11を、中央部分の中央展開部26を基準として、上
下左右の領域に区画し、第1ないし第3の工程で、下側
展開部22は折り畳まず、上側展開部21、右側展開部24及
び左側展開部23を折り畳み、最後に、第4の工程で、先
の工程で折り畳んだ部分に重ねて下側展開部22を乗員側
に位置させるように折り畳むことにより、乗員Aの前傾
挙動に注目して、展開初期において、胸部から腹部に対
して先に膨張し、乗員Aと車体部分例えばステアリング
ホイール3との間に展開でき、その後、引き続いて頭部
を保護可能に膨張できるエアバッグ1を提供できる。
【0030】すなわち、図2に2点鎖線Cに示すよう
に、従来技術に係るエアバッグにおいても、展開の最終
形状は破線Bに示す本願のエアバッグ1の最終形状と同
様であるが、展開過程においては、ステアリングホイー
ル3の中央に格別の方向に対してボリュームを有するこ
となく展開する。これに対し、本実施の形態では、2点
鎖線に示すように乗員A1が前傾するときに、破線Bに
示すようにエアバッグ1は所定の最終(最大形状)に到達
するが、本実施の形態の折畳方法によれば、ステアリン
グホイール3と乗員Mの胸部・腹部に関して、より円滑
かつ速やかな展開を行う点で好ましい展開特性を容易に
実現できる。
【0031】さらに、第3の工程は、必ず右側展開部24
及び左側展開部23のいずれかとすることにより、上記の
乗員Aの前傾挙動に注目して、展開初期において、胸部
から腹部に対して膨張し、その後、引き続いて頭部を保
護可能に膨張するとの効果を補強できる。
【0032】さらに、各折畳工程のうち、少なくとも第
4の折り畳み工程は、巻き込みを伴うものとすることに
より、巻き戻しにより、エアバッグ1の下の部分が展開
時に乗員Aと車体部分の間に展開する特性を高めること
ができる。
【0033】また、折畳作業は容易であり、手作業及び
機械折りのいずれについても、工程を簡略化して製造コ
ストを低減できる。
【0034】なお、上記の実施の形態では、第1ないし
第3の工程について、上側展開部21、右側展開部24、左
側展開部23の順としたが、この構成に限られず、右側展
開部24、上側展開部21、左側展開部23の順、あるいは、
左側展開部23、上側展開部21、右側展開部24の順として
も同様に効果を奏することができる。
【0035】また、本発明のエアバッグは、ステアリン
グホイール本体に取り付けられる運転者用の他、インス
ツルメントパネルに設けられる助手席乗員用や、座席の
後部に備えられる後部座席用などのエアバッグ装置に用
いるエアバッグに適用でき、さらに、乗員の衝撃を吸収
するエアバッグ装置のエアバッグに広く適用できる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグの折畳方法に
よれば、このエアバッグの折畳方法で折り畳まれたエア
バッグが備えられたエアバッグ装置が作動し、エアバッ
グ内にガスが供給されエアバッグが展開する際には、ま
ず、下側展開部を乗員の胸部から腹部に対応する部分に
迅速に展開させることができる。そこで、乗員が前傾し
てくる前に、乗員の胸部から腹部に対応する部分にエア
バッグを大きく展開させることができる。
【0037】請求項2記載のエアバッグの折畳方法によ
れば、請求項1記載の効果に加え、下側展開部が巻き戻
されながら所定の方向に向かって展開し、下側展開部を
乗員の胸部から腹部に対応する部分に容易に迅速に展開
できる。そこで、乗員が前傾してくる前に、乗員の胸部
から腹部に対応する部分にエアバッグを大きく展開させ
ることが容易にできる。
【0038】請求項3記載のエアバッグによれば、この
エアバッグが備えられたエアバッグ装置が作動し、エア
バッグ内にガスが供給されエアバッグが展開する際に
は、まず、下側展開部を乗員の胸部から腹部に対応する
部分に迅速に展開させることができる。そこで、乗員が
前傾してくる前に、乗員の胸部から腹部に対応する部分
にエアバッグを大きく展開させることができる。
【0039】請求項4記載のエアバッグによれば、請求
項3記載の効果に加え、下側展開部は、少なくとも一部
を巻き込んで形成したため、下側展開部が巻き戻されな
がら所定の方向に向かって展開し、下側展開部を乗員の
胸部から腹部に対応する部分に容易に迅速に展開でき
る。そこで、乗員が前傾してくる前に、乗員の胸部から
腹部に対応する部分にエアバッグを大きく展開させるこ
とが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグ及びエアバッグの折畳方法
の一実施の形態を示す折り畳み状態の説明図である。
【図2】同上エアバッグの動作を示す説明図である。
【図3】同上エアバッグの折畳方法の第1の工程を示す
説明図である。
【図4】同上エアバッグの折畳方法の第2の工程を示す
説明図である。
【図5】同上エアバッグの折畳方法の第3の工程を示す
説明図である。
【図6】同上エアバッグの折畳方法の第4の工程を示す
説明図である。
【図7】同上エアバッグの折畳工程を示す図3(e)のI
−I断面図である。
【図8】同上エアバッグの折畳工程を示す図4(d)のII
−II断面図である。
【図9】同上エアバッグの折畳工程を示す図5(d)のIII
−III断面図である。
【符号の説明】
1 エアバッグ 21 上側展開部 22 下側展開部 23 左側展開部 24 右側展開部 26 中央展開部 A 乗員

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員の頭部に対応する上側展開部、乗員
    の胸部に対応する下側展開部、これら上部及び下部の左
    側に位置する左側展開部、前記上部及び下部の右側に位
    置する右側展開部、及びこれら展開部の間に位置する中
    央展開部を備えたエアバッグの折畳方法であって、 前記上側展開部、前記左側展開部、及び前記右側展開部
    のいずれかを前記中央展開部の乗員側に折り重ねる第1
    の工程と、 この第1の工程で前記上側展開部を前記中央展開部の乗
    員側に折り重ねた場合は前記左側展開部及び前記右側展
    開部のいずれかを前記第1の工程で折り重ねられた展開
    部の乗員側に折り重ね、前記第1の工程で前記左側展開
    部及び前記右側展開部のいずれかを前記中央展開部の乗
    員側に折り重ねた場合は前記上側展開部を前記第1の工
    程で折り重ねられた展開部の乗員側に折り重ねる第2の
    工程と、 前記中央展開部の乗員側に折り重ねられていない前記左
    側展開部及び前記右側展開部のいずれかを前記第2の工
    程で折り重ねられた展開部の乗員側に折り重ねる第3の
    工程と、 前記前記第3の工程で折り重ねられた展開部の乗員側に
    前記下側展開部を折り重ねる第4の工程とを具備したこ
    とを特徴とするエアバッグの折畳方法。
  2. 【請求項2】 第4の工程は、下側展開部を巻く工程を
    有することを特徴とする請求項1記載のエアバッグの折
    畳方法。
  3. 【請求項3】 乗員の頭部に対応する上側展開部、乗員
    の胸部に対応する下側展開部、これら上部及び下部の左
    側に位置する左側展開部、前記上部及び下部の右側に位
    置する右側展開部、及びこれら展開部の間に位置する中
    央展開部を備えたエアバッグであって、 各展開部は、前記中央展開部の乗員側に、前記上側展開
    部、前記左側展開部、及び前記右側展開部を前記上側展
    開部が最も乗員側に位置しない適宜の順序で折り重ね、
    さらに、これら展開部の乗員側に、下側展開部を折り重
    ねて折り畳まれたことを特徴とするエアバッグ。
  4. 【請求項4】 下側展開部は、少なくとも一部を巻き込
    んで形成したことを特徴とする請求項3記載のエアバッ
    グ。
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