JP5127076B2 - キャンディ - Google Patents

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Description

本発明はキャンディに関し、詳しくは、サラシア属植物の微粉砕物及び/又はその抽出エキスと羅漢果の微粉砕物及び/又はその抽出エキスを用いたキャンディに関する。
高齢化社会に伴う生活習慣病の増加を抑制するために、生活習慣病の因子を抑制する機能性食品を食させることや、健診指導により食生活を改善することによって、国民の健康を推進する施策が打ち出されている。
特に生活習慣病の中でも、「糖尿病を否定できない」人の数は1300万人に達するともいわれており、しかも、治療に高額な医療費を要する疾病であることから、予防が重要とされている。また、糖尿病は、高脂血症、高血圧、肥満、脳卒中、心疾患にも影響を及ぼし、悪化すると寝たきり状態、失明、手足の切断等の障害を生じ、我々のQOL(Quality of Life)を著しく低下させる恐ろしい疾患である。
糖尿病の大きな原因の一つには、不規則な食生活、とくに、一度に過度の糖分を摂取することによる急激な血糖値の変化とそれに伴う糖代謝の乱れがあげられる。日常的に不規則な食生活が続くと、やがては血糖値をコントロールするホルモンの一種であるインスリンの分泌が不充分となるか、あるいはインスリンを分泌したとしても、それに対する感受性低下という、いわゆる2型糖尿病になり、次第にその症状が深刻な状態に進行することになる。
このような状況のため、健康意識の高い人々は飴、ドロップ、キャラメル等のキャンディのような甘いものを食することを躊躇し、また、糖尿病患者をはじめとするカロリー制限者にとっては、キャンディのような糖分由来の高カロリー食品を基本的には摂取することができず、食の楽しみが失われた状態にある。
しかしながら、甘味を楽しむことは、人間の基本的な欲求の一つである。そのためにカロリーゼロの甘味剤などが開発されているが、独特なくどい甘味を有するものもあり、嗜好性の面で人間が長年なれ親しんできた砂糖、黒糖、三温糖などの香味に比べて物足りなさを感じるのが実情である。特に嗜好性が問われる飴等のキャンディでは、この問題が切実である。また、エリスリトールなどのカロリーゼロの甘味剤は、その過剰摂取により下痢をおこしてしまう恐れも指摘されている。
砂糖を摂取しても、その吸収をおだやかにすれば急激な血糖値の上昇もなく、膵臓からのインスリンの分泌・糖代謝への負担も少なくなることから、糖の吸収を抑制する食品素材が開発されて、砂糖とともに摂取することが試みられている。
デチンムル科(Hippocrateaceae)のサラシア属植物は、スリランカ、インド、タイ、インドネシア、マレーシアなどの熱帯地方に分布し、世界に約120種が知られている。スリランカには、サラシア レティキュラータ(S. reticulata)とサラシア プリノイデス(S. prinoides、syn. S. chinensis)の2種が存在する。インドには十種類のサラシア属植物の存在が知られているが、とくに、サラシア プリノイデス、サラシア マクロスペルマ(S. macrosperma)、サラシア フルチコーサ(S. fruticosa)および主にインド南西部に生育するサラシア オブロンガ(S. oblonga)に薬効があることで知られている。また、タイには、S. chinensisが広く分布している。
サラシア属植物の薬効は古くから知られており、スリランカの薬用植物書には、S. reticulate の根皮をリュウマチや淋病および皮膚病の治療に用いるほか、糖尿病の初期の治療にしばしば用いると記載されている。また、S. prinoidesの根を煎じたものは、無月経や月経困難の治療、堕胎薬として効果があると言われている。インドのアーユル・ヴェーダ医学では、S. chinensis、S. fruticosa、S. macrospermaの根を煎じた液を糖尿病の治療に用いると共に、無月経・月経困難・性病の治療にも用いられている。また、S. oblongaの根を煎じた液やその粉末物、および胡麻油での抽出物は、リュウマチ、淋病、掻痒などの病気の治療に用いられる。タイでも、S. chinensisの煎じた液は緩下剤や筋肉痛、糖尿病の改善剤に用いられるほか、駆風や強壮効果があると伝承されている。
これらの永年の伝承をもとに、サラシア属植物の抽出試料を対象にして多くの機能研究が行われ、多くの活性成分が葉、幹、根などの様々な部位の抽出試料に含まれていることが明らかになった。たとえば、S. reticulate の根および幹の水抽出エキスの血糖上昇抑制作用および活性成分が報告されている(非特許文献1、2)。さらに、S. reticulataの根および幹の水抽出エキスに体重増加の抑制作用、内臓脂肪量抑制作用、血清中性脂質減少作用、膵リパーゼおよびリポプロテインリパーゼ阻害作用とその活性成分が報告されている(非特許文献3−7)。
また、インド産 S. oblonga とタイ産 S. chinensis の根や幹の抽出エキスに糖尿病合併症と関わりのあるアルドース還元酵素に対する阻害活性とその活性成分が明らかにされている(非特許文献8-11)。
さらに、サラシア属植物は、通常は根や幹部が薬用とされてきたが、インドの薬物書には葉部の煎じ液も糖尿病の治療に用いられていると記載されている。S. reticulate および S. oblonga 葉部の水およびアルコール抽出エキスにも血糖値抑制効果およびアルドース還元酵素阻害活性が認められている(非特許文献12)。
Yoshikawa M., Murakami T., Shimada H., Matsuda H., Yamahara J., Tanabe G., Muraoka O., Tetrahedron Lett., 38, 8367-8370 (1997) Yoshikawa M., Murakami T., Yashiro K., Matsuda H., Chem. Pharm. Bull., 46, 1339-1340 (1998) Yoshikawa M., Nishida N., Shimoda H., Takada M., Kawahara Y., Matsuda H., Yakugaku Zasshi, 121, 371-378 (2001) Matsuoka O., Ying S., Yoshikai K., Matsuura Y., Yamada E., Minematsu T., Tanabe G., Matsuda H., Yoshikawa M., Chem. Pharm. Bull., 49, 1503-1505 (2001) Yoshikawa M., Ninomiya K., Shimoda H., Nishida N., Matsuda H., Biol. Pharm. Bull. 25, 72-76 (2002) Yoshikawa M., Morikawa T., Matsuda H., Tanabe G., Muraoka O., Bioorg. Med. Chem., 10, 1547-1554 (2002)
Yoshikawa M., Shimoda H., Nishida N., Takada M. Matsuda H., J. Nutr. 132, 1819-1824 (2002) Matsuda H., Murakami T., Yashiro K., Yoshikawa M., Chem. Pharm. Bull. 47, 1725-1729 (1999) Kishi A., Morikawa T., Matsuda H., Yshikawa M., Chem. Pharm. Bull., 51, 1051-1055 (2003) Morikawa T., Kishi A., Pongpiriyadacha Y., Matsuda H., Yshikawa M., J. Nat. Prod., 66, 1191-1196 (2003) Yoshikawa M., Pongpiriyadacha Y.、Kishi A., Kageura T., Wang T., Matsuda H., Yakugaku Zasshi, 123, 871-880 (2003) 古賀、金高、芳野、第一回サラシア属植物シンポジウム講演要旨集、50-56 (2008)
サラシア属植物による糖吸収の抑制作用は、小腸の微絨毛にあるαグルコシダーゼの活性を抑制することを介して生じることが明らかにされている(非特許文献1)。αグルコシダーゼが、デンプン由来の2糖類であるマルトースや砂糖を加水分解して単糖類にすると、生成した単糖類は即座にキャリアープロテインによって生体内に取り込まれ、血糖値を上昇させることが知られている。
サラシア属植物由来の糖吸収抑制成分はαグルコシダーゼに結合して、その働きを抑制することから、サラシア属植物によって砂糖や黒糖の吸収抑制を行うためには、その服用は糖を摂取する直前が望ましい。また、仮に糖と同時に摂取する場合であっても、糖とサラシア属植物の微粉砕物及び/又は抽出エキスの量比を考慮する必要がある。摂取前半ではサラシア属植物の微粉砕物及び/又は抽出エキスの糖に対する量比を高めれば、後半で摂取する糖の吸収も効果的に抑制することが期待される。
また、サラシア属植物の抽出エキスは嗜好性の点で、やや苦味が感じられる。さらに、砂糖、黒糖、三温糖などと併用するとそれらの甘味を弱めてしまう傾向にある。飴等のキャンディは嗜好性を重んじる製品であるため、苦味を和らげることが肝要であり、砂糖などと併用した際の甘みの物足りなさを補うことが必要である。
かかる現状を鑑み、本発明は、サラシア属植物による糖吸収の抑制作用を活用し、砂糖や黒糖を摂取する際に、サラシア属植物の微粉砕物及び/又はその抽出エキスを同時に摂取することにより、糖の吸収を抑制し、急激に血糖値が上昇しない飴等のキャンディを提供することを課題とする。
上記した課題を解決するべく検討を加えていた過程において、通常の飴等のキャンディの甘さを楽しめるほど糖を摂取すると、サラシア属植物の糖吸収抑制効果が効率的には発揮できないことが判明した。そのために、摂取前半においてサラシア属植物微粉砕物及び/又はその抽出エキスの糖に対する配合比率を高めることにより、小腸の上皮細胞の微絨毛にあるαグルコシダーゼに対する抑制効果を充分に作用させ、その後の摂取後半において充分に糖を摂取してもその吸収を抑制するように工夫した飴等のキャンディを開発するべく工夫を加えた。
しかしながら、摂取前半においてサラシア属植物微粉砕物及び/又はその抽出エキスの配合比率を高くした場合には、サラシア属植物が持つ苦味が感じられ、また、共存する砂糖、黒糖などの甘みを抑えてしまうという嗜好性の問題があった。そこで、甘みが砂糖の60倍強い羅漢果の黴粉砕物及び/又はその抽出エキスをサラシア属植物と同時に配合するとサラシア属植物抽出エキスの持つ苦味を抑えることを明らかにし、本発明を完成させるに至った。
したがって、かかる課題を解決するための本発明は、具体的には以下の構成からなる。
(1)糖分からなる芯材部を、サラシア属植物の微粉砕物及び/又はその抽出エキス、羅漢果の微粉砕物及び/又はその抽出エキス、並びに糖分の混合物からなる被覆部により被覆したことを特徴とするキャンディ。
(2)前記被覆部の成分であるサラシア属植物微粉砕物及び/又はその抽出エキスが、サラシア属植物の葉、幹、根のうち少なくとも一種類の微粉砕物及び/又はその抽出エキスである上記(1)に記載のキャンディ。
(3)前記被覆部の成分である羅漢果の微粉砕物及び/又はその抽出エキスが、羅漢果の乾燥果実の微粉砕物及び/又はその抽出エキスである上記(1)に記載のキャンディ。
(4)糖分が、砂糖、水飴、黒糖、三温糖及びオリゴ糖から選択される1種又は2種以上である上記(1)〜(3)に記載のキャンディ。
本発明によれば、甘さが美味しい砂糖や黒糖や三温糖を配合した飴等のキャンディを楽しむことが可能であり、しかも摂取後の急激な血糖値の上昇を回避することができる。
また、摂取前半では、黒糖や砂糖とともにサラシア属植物の風味と羅漢果の自然の甘さを配合した味わいを楽しむことができ、その後の後半において、甘さが美味しい、本来の砂糖や黒糖の甘さを楽しむことができるものである。
さらに、本発明が提供する飴等のキャンディにより、サラシア属植物の持つ苦味と羅漢果果実の甘さの残余感が消失し、嗜好性が向上した甘味菓子を提供できる。
本発明が提供するキャンディにより、近年、急速に増加している糖尿病の抑制、或いは既に糖尿病に罹患し、甘いものを欲している食事制限者に対し、効果的に飴等のキャンディを食するという楽しみを提供することができる利点を有している。
特に、カロリーは我々が生活するうえで必要なエネルギーであり、勿論、健康を維持していくためには、様々な栄養素とともに十分摂取しなければならない。しかし、一方では、甘味菓子を、カロリーを抑えて楽しむ食品も必要なものである。本発明はこのような現代の傾向に沿ったキャンディを提供できる点で、特異的なものである。
本発明が提供するキャンディにおける芯材部を被覆部が被覆した構成を示す断面図である。
上記したように、本発明はその基本的態様は、糖分からなる芯材部を、サラシア属植物の微粉砕物及び/又はその抽出エキス、羅漢果の微粉砕物及び/又はその抽出エキス、並びに糖分の混合物からなる被覆部により被覆したことを特徴とするキャンディである。
すなわち、本発明が提供するキャンディは、被覆部として、摂取前半においてサラシア属植物微粉砕物及び/又はその抽出エキスの糖に対する配合比率を高めることにより、小腸の上皮細胞の微絨毛にあるαグルコシダーゼに対する抑制効果を充分に作用させ、その後の摂取後半において、芯材部を構成する糖を充分に摂取しても、その吸収を抑制するように工夫したキャンディである。
そのなかでも、前半に摂取するサラシア属植物微粉砕物及び/又はその抽出エキスにおけるサラシア属植物が持つ苦味を、甘みが砂糖の60倍強い羅漢果の黴粉砕物及び/又はその抽出エキスを同時に配合することによりサラシア属植物抽出エキスの持つ苦味を抑える点に特徴を有するものである。
一般的に、天然の高甘味剤としては、甘草抽出物、ステビア抽出物、羅漢果エキスなどがあり、これらの天然の高甘味度甘味料は人体に対して安全性が高いものである。
甘草は豆科に属する多年生植物であり、その甘味成分であるグリチルリチンは甘草の根茎中に含有されている。しかし、その甘味質は砂糖を代表とする糖類の甘味質とは異なり、甘味がいつまでも残留し、多量に使用すると苦みを感じたり、頬の両壁に収斂味を感じたりすることがある。
一方、ステビアはキク科の多年生植物であり、その甘味成分はステビオサイドおよびレバウディオサイド類である。ステビアの甘味成分のなかでもステビオサイドは、強い苦みおよび渋味を有する。それゆえ、レバウディオサイド類の含有量を高めたり、グルコシル基、フルクトシル基などをステビオサイドおよびレバウディオサイド類に対して酵素結合させたりすることにより、ステビア抽出物の甘味質を改善させる研究がなされてきた。
しかしながら、これらの植物由来の抽出物は、砂糖の甘味質と比較した場合、甘味の残留性だけでなく、基本の9要素からなる甘味質、すなわち「後引き、しつこさ、くせ、渋味、刺激、すっきり感、まろやかさ、こく、および苦み」のいずれかの項目において劣っており、ショ糖の代替としては不十分である。
その点で、本発明において使用する天然の高甘味度甘味料のなかでも特に羅漢果エキスは、通常、羅漢果の乾燥果実から得られ、強い甘味質を有する薬用の甘味料として知られているものである。
羅漢果エキスは、古代より中国の民間薬として広く利用されているものであり、人に対して有益な効果が期待できることから、羅漢果エキスを菓子類、飲料類、シロップなどの甘味成分として用いることが提案されてきた(特開昭53−9352および特開昭53−9359)。具体的には、例えば、飲料用に、羅漢果エキスをペースト状にまで濃縮した羅漢果ペーストエキスを希釈して利用することが行われている。羅漢果エキスを濃縮せずに用いる場合には羅漢果エキスの貯蔵運搬にコストがかかること、および羅漢果エキスに微生物が発生し易く、羅漢果エキスの品質が低下し易いためである。
しかしながら、羅漢果エキスも、ステビア抽出物や甘草抽出物と同様、甘味の残留性が感じられる。しかし、総合的な甘味の質としては羅漢果エキスが最も優れている。また、羅漢果の場合、黒砂糖などの焦げ味に似た羅漢果特有の焦げ味、独特の匂いがあるが、これは本発明実施の飴やキャンディの場合、とくに支障とはならないものであった。
特公昭54−14562号公報には、羅漢果エキスにステビオサイドなどを配合すると焦げ味などが改善されることが記載されている。このステビオサイドなどの配合により、焦げ味は改善されていても、甘味の残留性の改善は見られない。
これに対して、サラシア属植物の微粉砕物及び/又はそのエキスと羅漢果エキスおよび黒糖などの糖を併用することにより、甘味料組成物の甘味質が著しく改善され、心地よくその甘さが楽しめることが明らかになった。
サラシア属植物の微粉砕物やそのエキスの苦みが羅漢果エキスによって改善される機構はまだ明らかでないが、羅漢果エキスの焦げ味には柔らかな苦みもあり、これが苦み受容体に作用し、サラシア属植物の苦みを和らげるのではないかと考えられる。また、羅漢果エキスの甘味の残余感がサラシア属植物の微粉砕物やエキスによって改善される機構はまだ明らかでないが、サラシア属植物成分は糖と競合して加水分解酵素に作用することから構造的に糖と類似した点を有しており、その特徴によって甘味受容体に作用し羅漢果エキスの甘味の残余感を改善するのではないかと考えられる。
そこで、本発明が提供する飴等のキャンディにあっては、摂取前半には、糖と共に高濃度のサラシア植物の葉、幹、根などの微粉砕物及び/又はその抽出エキスと羅漢果の果実の微粉砕物及び/又はその抽出エキスを同時に摂取し、その後の後半において砂糖、黒糖、三温糖などを摂取しても、それらの糖の吸収が効率的に抑制可能になるように、糖分からなる芯材部を、サラシア属植物の微粉砕物及び/又はその抽出エキス、羅漢果の微粉砕物及び/又はその抽出エキス、並びに糖分の混合物からなる被覆部により被覆するように工夫されている。
本発明が提供する上記の特異的構成を有するキャンディについて、その断面図を図1に示した。
図中1は、本発明のキャンディであり、該キャンディ1は、芯材部2を被覆部3で被覆するように構成したキャンディである。
この場合にあって、芯材部2は糖分からなる芯材部であり、被覆部3はサラシア属植物の微粉砕物及び/又はその抽出エキス、羅漢果の微粉砕物及び/又はその抽出エキス、並びに糖分の混合物からなる被覆部である。
本発明にあっては、芯材部2の占める割合を20〜60重量%とし、覆覆部3の占める割合を残りの80〜40重量%とするのがよい。
本発明が提供するキャンディは、かる特異的構成を有することから、摂取前半においては被覆部を構成する成分であるサラシア属植物微粉砕物及び/又はその抽出エキスにより、小腸の上皮細胞の微絨毛にあるαグルコシダーゼに対する抑制効果を充分に作用させ、その後の摂取後半において、芯材部を構成する糖を充分に摂取しても、その吸収を抑制するキャンディであり、また、サラシア属植物の微粉砕物やそのエキスの苦みが羅漢果エキスによって改善され、さらに羅漢果エキスの甘味の残余感がサラシア属植物の微粉砕物やエキス並びに糖成分によって改善され、その後の芯材部を構成する糖を充分に摂取に何らの違和感を与えない甘さが美味しいキャンディとなっている。
したがって、本発明のキャンディを口に含んだ時、サラシア属植物や羅漢果の風味とともに甘みを充分に感じることができ、後半には、砂糖や黒糖本来の甘さを充分に味わうことができ、飴やキャンディ摂取後も満足感に浸ることができる。
本発明で使用する糖分としては、砂糖、水飴、黒糖、三温糖及びオリゴ糖を挙げることができ、これら糖分の1種又は2種以上を混合して使用することができる。
本発明が提供するキャンディを製造する方法としては、特に限定されるものではないが、一般的な金太郎飴の製造方法に類した方法で製造することができる。例えば、黒糖、砂糖、三温糖、水飴などを混合して攪拌しながら加熱して煮詰め、その後適度に冷却した段階で棒状に伸ばして芯材部とする。
一方、サラシア属植物の幹および葉の微粉砕物および羅漢果の微粉砕物を適当な重量比で重量比よく混合し、混合物に重量比で2倍程度の水を加えて充分によく混合し、攪拌しながら煮詰める。そこに黒糖・砂糖・三温糖・水飴などを混合して攪拌しながら加熱して煮詰めたものを適量添加し、その後適度に冷却した段階で板状に伸ばして被覆部とする。
平たく伸ばした被覆部の真中に、先に得た棒状の芯材部を載せ、全体を丸めて棒状にする。
その棒状物を細長く伸ばし、機械で適当な大きさに裁断し、目的とするキャンディが製造される。
本発明が提供するキャンディの形状は、その断面が図1に示したようにほぼ円形のものばかりでなく、楕円形状、或いは三角形状に類するものであっても良いことはいうまでもない。
なお、サラシア属植物の幹と葉の微粉砕物と羅漢果乾燥果実の微粉砕物および黒糖で被覆部を製造する場合には、その混合比はサラシア属植物幹微粉砕物30〜200g:サラシア属植物葉微粉砕物30〜200g:羅漢果乾燥果実20〜100gに黒糖を10kg程度で混合するのが望ましく、さらに、望ましくは、サラシア属植物幹微粉砕物50〜100g:サラシア属植物葉微粉砕物50〜100g:羅漢果乾燥果実40〜50gに黒糖を10kg程度とするのがよい。
本発明が提供するキャンディの製造方法は、上記した手順に限定されるものではない。適当な種々の機械を用いて、より効率的に製造することも可能である。また、原料のサラシア属植物の葉、幹、根の微粉砕物および羅漢果果実の微粉砕物や砂糖などの混合比も適宜変更してかまわない。
また、必要に応じて適宜、他の植物や食品素材、香料などを混合せしめることも可能である。
本発明が提供するキャンディとは、砂糖を煮詰めて作った飴菓子であり、飴をはじめとし、飴以外のものとして、ドロップ、キャラメル、ヌガー等のキャンディを挙げることができる。
以下に本発明を、具体的実施例によりさらに詳細に説明する。
なお、以下の実施例においては、その製造条件は20kg釜を用いた製造条件であり、本製造条件は例としてあげるものであって、本発明を実施するうえで制限するものではない。
[実施例1]
(1)サラシア属植物の幹および葉の微粉砕物および羅漢果の微粉砕物を重量比で100g:100g:50gの割合でよく混合し、混合物に重量比で2倍、すなわち500gの水を加えて充分によく混合し、攪拌しながら煮詰めた。
(2)一方、黒糖、砂糖、三温糖、水飴などを混合して20kgとし、攪拌しながら加熱して煮詰めた。
(3)上記(2)の半量の10kgを棒状に伸ばして芯材部とした。
(4)残りの上記(2)の10kgの中に(1)の煮詰めたものを入れ、良く混ぜ合わせて、平たく伸ばした。
(5)平たく伸ばした(4)の真中に(3)の棒状の芯材部を載せ、全体を丸めて棒状の飴とした。
(6)次いで、(5)の棒状の飴を細長く伸ばし、適当な太さとし、機械で裁断し、目的とする本発明のキャンディである飴(一粒:2g)を得た。
[実施例2]
本発明が提供するキャンディである飴は、以下の実施例2に示す手順により、サラシア属植物の幹や葉の水抽出エキスからも製造可能である。
なお、製造条件は20kg釜での製造条件である。
(1)サラシア属植物の幹および葉の水抽出液各10Lおよび羅漢果の水抽出液5Lをよく混合し、攪拌しながら煮詰めた。
(2)黒糖、砂糖、三温糖、水飴などを混合して20kgとし、攪拌しながら加熱して煮詰めた。
(3)上記(2)の半量の10kgを棒状に伸ばして芯材部とした。
(4)残りの上記(2)の10kgの中に上記(1)を入れ、良く混ぜ合わせて、平たく伸ばした。
(5)平たく伸ばした(4)の真中に(3)の棒状の芯材部を載せ、全体を丸めて棒状の飴とした。
(6)次いで、棒状の飴(5)を細長く伸ばし、適当な太さとし、機械で裁断し、目的とする本発明のキャンディである飴(一粒:2g)を得た。
なお、サラシア属植物幹の水抽出エキスは、幹の微粉末物1重量に対して、9重量部の水を加えて、80℃で2時間の撹拌抽出を行った。撹拌抽出後、濾過フィルターにて濾過を行い、サラシア属植物幹の水抽出エキスを得た。
また、サラシア属植物葉の水抽出エキスは、葉の微粉末物1重量に対して、9重量部の水を加えて、80℃で2時間の撹拌抽出を行い、撹拌抽出後、濾過フィルターにて濾過を行い、サラシア属植物葉の水抽出エキスを得た。
さらに、羅漢果の水抽出エキスは、羅漢果の乾燥果実の粉砕物1重量に対して、9重量部の水を加えて、80℃で2時間の撹拌抽出を行った。撹拌抽出後、濾過フィルターにて濾過を行い、羅漢果の水抽出エキスを得た。
なお、上記抽出エキスの製造条件は、適宜変更可能である。
[実施例3]
サラシア属植物幹および葉と、羅漢果の併用効果を確認した。
試料1:サラシア属植物幹および葉の微粉砕物各100gに水を200g加えて、攪拌しながら加熱して得たエキス。
試料2:羅漢果の乾燥果実の微粉砕物50gに水を100g加えて、攪拌しながら加熱して得たエキス。
試料3:サラシア属植物幹および葉の微粉砕物各100gに水を200g加えて、攪拌しながら加熱して得たエキスに10kgの砂糖を加えて、さらに攪拌しながら加熱して得たエキス。
試料4:サラシア属植物幹および葉の微粉砕物各100gおよび羅漢果の乾燥果実50gに水を250g加えて、攪拌しながら加熱して得たエキスに10kgの砂糖を加えて、さらに攪拌しながら加熱して得たエキス。
上述の4種類のエキスについて色、香味などを評価した。
その評価結果を下記表1に示した。
Figure 0005127076
上記の結果からも判明するように、サラシア属植物幹および葉と、羅漢果の併用により、適度な甘さと、サラシア属植物及び羅漢果のエグ味が軽減され、優れたものであることが確認された。
[実施例4]
味覚官能試験
被験者として同意を得た6名の成人に対して、実施例1で製造した飴(一粒:2g)の官能試験を実施した。
官能試験は、通常の飴を摂取するに上記実施例1で得た飴を摂取してもらい、その後サラシア属植物(コラタ)の幹および葉が含まれていることを告げ、被験者に摂取したときの味覚について自由な意見を記載してもらう方法により行った。
各試験者の味覚官能試験における評価を、以下の表2に示した。
Figure 0005127076
不味いという印象の人はおらず、非常によい評価結果を得た。
[実施例5]
成人健常人に実験の内容を告げて、自由意思での参加に同意を得たうえで、本発明の実施例1で得た飴(一粒:2g)を三粒摂取してもらい、摂取前の血糖値と摂取60分後の血糖値を測定した。
比較として同量の通常の飴(砂糖のみで製造。一粒:2g)を三粒摂取してもらい、摂取前の血糖値と摂取60分後の血糖値を測定した。
計測機は、グルコカード・ダイアメーター(自己検査用グルコース測定器、製造販売元:(株)アークレイファクトリー)を用いた。
その結果を下記表3に示した。
Figure 0005127076
[実施例6]
2型糖尿病の3人に対し実験の内容を告げて、自由意思での参加に同意を得たうえで、本発明の実施例1で得た飴(一粒:2g)を一粒摂取してもらい、摂取前の血糖値と摂取40分〜60分後の血糖値を測定した。
用いた計測機は、上記実施例5と同様、グルコカード・ダイアメーター(自己検査用グルコース測定器、製造販売元:(株)アークレイファクトリー)である。
その結果を、下記表4に示した。
Figure 0005127076
2型糖尿病患者に本発明のキャンディである飴を摂取しても、空腹時の血糖値に対して何らの変動がないものであった。
[実施例7]
自由意思での参加に同意を得たうえで、実際の健常人に、2日間に亘り決まった朝食を摂ってもらい、毎日朝食後の1時間毎に、最初は一粒2gの塩飴3粒を、その1時間後に本発明の実施例1の飴(一粒:2g)を3粒摂取し、朝食後1時間、塩飴摂取1時間後、及び本発明の飴摂取1時間後の血糖値を測定した。
その試験を2日間に亘り行い、血糖値の変動を観察した。
なお、朝食としては、バナナ1本、ヨーグルト1本、イチゴ3粒、オレンジ半分を摂取した。
用いた計測機は、上記実施例5と同様、グルコカード・ダイアメーター(自己検査用グルコース測定器、製造販売元:(株)アークレイファクトリー)である。
その結果を、下記表5に示した。
Figure 0005127076
通常の塩飴を摂取した後には、両日に亘り血糖値は上昇していたが、本発明の飴を摂取した後においては、血糖値は正常なものであった。
以上記載のように、本発明により、甘さが美味しい砂糖や黒糖や三温糖を配合した飴等のキャンディが提供され、摂取後の急激な血糖値の上昇を回避できるものである。
本発明が提供するキャンディにより、近年、急速に増加している糖尿病の抑制、或いは既に糖尿病に罹患し、甘いものを欲している食事制限者に対し、効果的に飴等のキャンディを食するという楽しみを提供することができる点で、その産業上の有効性は多大なものである。
1 本発明のキャンディ
2 芯材部
3 被覆部

Claims (4)

  1. 糖分からなる芯材部を、サラシア属植物の微粉砕物及び/又はその抽出エキス、羅漢果の微粉砕物及び/又はその抽出エキス、並びに糖分の混合物からなる被覆部により被覆したことを特徴とするキャンディ。
  2. 前記被覆部の成分であるサラシア属植物微粉砕物及び/又はその抽出エキスが、サラシア属植物の葉、幹、根のうち少なくとも一種類の微粉砕物及び/又はその抽出エキスである請求項1に記載のキャンディ。
  3. 前記被覆部の成分である羅漢果の微粉砕物及び/又はその抽出エキスが、羅漢果の乾燥果実の微粉砕物及び/又はその抽出エキスである請求項1に記載のキャンディ。
  4. 糖分が、砂糖、水飴、黒糖、三温糖及びオリゴ糖から選択される1種又は2種以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載のキャンディ。
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