JP5123307B2 - 化粧品に使用するための海産物の抽出物及びバイオ発酵物 - Google Patents

化粧品に使用するための海産物の抽出物及びバイオ発酵物 Download PDF

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Description

本発明は、海藻類、サルコジオテカ属(Sarcodiotheca)、特にサルコジオテカ・ガウジカウジイ(Sarcodiotheca gaudichaudii)の抽出物に関し、さらに化粧品組成物におけるスキンケア活性物質としてのその使用に関する。本発明はまた、老化防止化粧用途に有用であり、そして特に紅藻類、例えばコンドルス・クリスプス(Chondrus crispus)の抽出物と組み合わせて用いる場合に特に有用である、サルコジオテカ属、例えばS.ガウジカウジイ等のバイオ発酵物に関する。
皮膚の細胞外マトリックス(ECM)は加齢過程において著しく重要である。ECMは皮膚細胞接着に必要な三次元足場を与えるだけでなく、ECMは細胞が組織修復等の重要な機能を行うように刺激する細胞へのシグナル送出導管としても機能する。ECMが環境暴露又は正常な老化過程により損傷されると、一部においてマトリックス内の線維性タンパク質、例えばコラーゲン又はエラスチンの構造的完全性が損なわれるために、皮膚は望ましくない老いた外観、例えば皺を生じる。したがって、皮膚内の現存する線維性タンパク質の損傷を減少させるか、又はその代わりにこれらのタンパク質のより多い生成を刺激するための活性成分及び当該活性成分を含む化粧品を開発することが望まれる。例えば、ヒト白血球エラスターゼは、活性化された白血球細胞によって放出されるセリンプロテアーゼであり、そしてUV光又は他の刺激性興奮物質に暴露された皮膚内の多くのECMタンパク質成分、特にエラスチンに広範囲の損傷を引き起こす能力がある。したがって、化粧品は、ECMへの損傷から保護するために、このプロテアーゼに対する阻害効果を有することが有利であろう。
多数の化合物が、化粧品の分野においてECMに有益であると記載されているか、あるいは皮膚の老化又は環境による損傷の兆候を遅らせ、最小化し又は除去するためのものである。しかしながら、「天然」起源と認知されている製品を求めはじめた消費者の数が増加するにつれて、植物等に基づく新たに開発されたスキンケア活性物質を用いて化粧品配合物を製剤することが継続的に必要とされている。
海生植物、例えば海藻類は、海の極限環境条件、例えば乾燥(高い塩分)、太陽放射及び高い圧力に対して保護及び防御する機構及び化学的性質が発達しており、多様な海洋環境に順応し生き残ることができるようになっている。海藻類は、顕微鏡的な単細胞生物から長さ100メートルを超える昆布海藻まで変動することがあり、そして色(青、赤、緑及び褐色)により分類される。これらの海藻類の多くは、健康及び美容のために医薬品、毎日の食事若しくは栄養補助食品又は化粧品の一部として歴史的に利用されてきただけでなく継続的に利用されている。
驚くべきことに、海藻の属であるサルコジオテカ属(Sarcodiotheca)に由来する抽出物及びバイオ発酵物を、化粧品におけるスキンケア活性物質として使用し、そして皮膚に適用した場合に、例えばエラスターゼの阻害及び/又はコラーゲン生成の刺激により、老化防止の利益を与えることを見出した。
したがって、本発明は、皮膚のコンディションを改善するため及び/又は老化防止効果を与えるために化粧品組成物に使用するための海産物抽出物、特にサルコジオテカ属の抽出物に関する。
本発明はまた、皮膚のコンディションを改善するため及び/又は老化防止効果を与えるために、場合により他の紅藻類の抽出物又はヒト成長因子と混合される、化粧品組成物に使用するためのサルコジオテカ属のバイオ発酵物(本明細書で以下「バイオ発酵物」ともいう)に関する。
本発明はさらに、皮膚においてコラーゲン生成を刺激するため及び/又はヒト白血球エラスターゼを阻害するための、上記の海産物抽出物及びバイオ発酵物の化粧用途に関する。
加えて、本発明は、皮膚に抗酸化効果を与えるための、上記の海産物抽出物及びバイオ発酵物の化粧用途に関する。
本発明はまた、安全かつ有効な量の本発明の海産物抽出物及び/又はバイオ発酵物を含む化粧品組成物、例えばゲル、ローション又はクリームに関する。
本発明のこれらの及び他の特徴及び利点は、本発明の開示を読むことにより当業者に明らかになるであろう。
各抽出物の抗酸化能力を示すグラフである。 サルコジオテカ属バイオ発酵物及びTGF−β1によるコラーゲン生成の試験結果を示すグラフである。 3日間細胞刺激する前の6週間40℃で貯蔵されたコンドルス属/サルコジオテカ属バイオ発酵物の細胞刺激の結果を示すグラフである。
本明細書で用いられる全てのパーセンテージ及び比率は別に指示しない限り組成物総量の重量によるものであり、そして全ての温度は別に指示しない限り摂氏温度である。
本明細書で用いられる「安全かつ有効な量」という用語は、本明細書に記載される明確な利益を引き起こすのに十分であるが、当業者の判断で重篤な副作用を避けるのに十分に少ない化合物又は組成物の量を意味する。
本明細書で用いられる「スラリー」という用語は、植物物質の水中懸濁液を意味する。
本明細書で用いられるように、皮膚のコンディションを改善することは、肉眼又は感触で検出できる皮膚の不整を減少、最小化及び/又は防止することを包含し、当該不整は皺、むら、粗さ(荒れ)、皮膚の弾力性低下、たるみ、コラーゲン分解、変形からの皮膚反跳性低下及び黄ばみを包含するが、これらに限定されない。
予想外にも、サルコジオテカ属からの海藻抽出物は、皮膚に適用する場合に、特に抗酸化剤、エラスターゼ阻害剤及び/又はコラーゲン刺激剤として作用することにより、老化防止の利益を与えることを見出した。これらの海生植物は例えば米国及びカナダの東及び西海岸だけでなく、英国、チリ、ペルー及び他の海岸でも見出され、そして次の種を包含する:S.カリバエア(caribaea)、S.フルカタ(furcata)、S.ジバリカタ(divaricata)、S.ガウジカウジイ(gaudichaudii)及びS.エロンガタ(elongate)。
一つの特に好ましい種は、サルコジオテカ・ガウジカウジイである。S.ガウジカウジイは円筒状の脆い葉状体を有する柔弱紅藻類の中〜大型種である。色は麦わら色から淡いピンク、深紅色又は赤褐色まで変動することがある。それは下部潮間帯及び上部亜潮間帯の水中に、主として砂質−泥質生息地内の小さい石及び貝上に見出すことができる。一般には「レッド・ストリング・シーウィード(red string seaweed)」と呼ばれ、S.ガウジカウジイは時々フィリピンで甘味デザートにされる。
本発明に用いられるサクロジオテカ属は天然に存在するもの又は栽培されたものであってよい。工業的化粧用途のためには、栽培サルコジオテカ属を用いることが好ましい。なぜならば、栽培は、水産養殖が拡大して海洋環境条件が変化するにつれて、供給品が限られるようになる危険を減少させるからである。一つの特に好ましい栽培方法は水耕栽培型の栽培である。サルコジオテカ属は全ての海藻と同様に根を持たないので、植物の根が栄養水溶液中に浸漬される真の水耕栽培を利用することができない。しかしながら、海藻を成長させるために伝統的な水耕栽培を適応させることが適しており、それにより海藻の成長が種子ストックから始まり、次いでそれらは、海水がポンプ注入される大きなタンク中で注意深く維持される。この海水は、それがタンクに達するときに幾分精製され得るために濾過することができ、精製量は濾過の方法及び材料に依存する。肥料又は他の形態の栄養素を水に加えてもよく、そして栄養レベルを監視して、伝統的水耕栽培で成長する陸生植物のためのような、注意深く制御される成長環境を生じさせることができる。この制御成長環境の一つの特別の利益は、天然に存在する遺伝的変異体の成長及び供給を持続できることである。加えて、この水耕栽培型環境で成長する間の栄養条件の調節(例えば、経時的な栄養素の種類及びレベルのカスタマイゼーション)により、生じる海藻植物を特定の最終用途のために最適化することができ、この最適化は任意の生物活性及びその制御選択性の向上を包含する。さらに、制御成長環境は、化粧品のような工業的用途にとって極めて望ましい均一な品質を有する海藻の生成を可能にする。この方法で栽培される海藻は供給業者、例えばカナダのノバスコシア州ダートマスのAcadian Seaplants Ltd社から市販されている。
収穫されると、サクロジオテカ属植物の抽出物は当業者に公知の任意の抽出法により製造することができる。特に好ましい抽出物は脱水植物全体からの水性抽出物である。任意の所定の抽出法に利用されるサルコジオテカ属の量は用いられる方法及び費用によって変動するが、好ましくは約1%〜約20%の範囲にある。
サルコジオテカ属抽出物は、皮膚に対する老化防止効果、例えばエラスターゼの阻害及びコラーゲンの刺激を生じさせるために局所適用される化粧品組成物に利用される。加えて、サルコジオテカ属抽出物は抗酸化効果を与えるために利用することができる。本発明の抽出物は任意の形態の化粧品組成物に、その化粧品組成物が何であろうとも利用することができる。抽出物の量は、達成しようとする望ましい利益及び組成物の種類(例えば、クリーム、ゲル又はローション)にとって安全かつ有効な量であるべきであるが、好ましくは利用される抽出物の量は0.1〜3%の範囲である。
酵母の生きた培養物を用いてサクロジオテカ属を発酵してバイオ発酵物を製造すると、予想外にも、サクロジオテカ属の効力、特にエラスターゼの阻害及び/又はコラーゲンの刺激に対する効力が実質的に向上することを発見した。上記の抽出物を使用できるが、一つの特に好ましい実施形態において、乾燥サクロジオテカ属に水を加えて植物パルプ及び水のスラリーを生成し、次いでこれを酵母の生きた培養物に加える。一つの特に好ましい実施形態において、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)が酵母培養のために使用される。サッカロマイセス・セレビシエは周知であり、そして出芽酵母の容易に入手できる種であり、そして最も普通の種類の発酵物に関与する微生物である。本発明の目的のために、S.セレビシエは当業者に公知の任意の従来法により培養することができる。他の紅藻類、例えばコンドルス・クリスプスの同様の発酵は、サルコジオテカ属の発酵により示されるこれらの阻害及び/又は刺激特性の向上を示さなかったことが注目される。
一つの好ましい実施形態において、サルコジオテカ属のバイオ発酵物はコラーゲン合成及びエラスターゼ阻害を増大するために化粧品製剤中に0.01%〜約5%の量で利用される。
一つの特に好ましい実施形態において、紅藻類の抽出物はサクロジオテカ属バイオ発酵物と混合され、そしてよりいっそう効力ある老化防止効果を与える化粧品活性成分として有用なブレンド物を形成するために保存される。一つの好ましい紅藻種は、一般にアイリッシュ・モス又はカラギーン・モスとも呼ばれるコンドルス・クリスプスであり、そしてしばしば化粧品及び食品工業においてカラギーン源として利用される。一つの好ましい実施形態において、バイオ発酵物及び紅藻抽出物は20:80の比率でブレンドされる。また別の実施形態において、紅藻抽出物及びバイオ発酵物は一つの活性成分としてブレンドされないが、最終化粧品配合物の製剤内で組み合わせて使用され、向上した老化防止効果を与える。
TGF−β1(形質転換成長因子ベータ1)はECMの生成を刺激することが知られている成長因子であり、予想外にも、本発明のサクロジオテカ属バイオ発酵物が皮膚における内因性TGF−β1の活性に対して有益な相乗効果を有し得ることを見出した。
上記に明記されるように、本発明の抽出物及びバイオ発酵物は化粧品組成物における活性成分として特に有用である。これらの化粧品組成物は当業者により従来の方法で加工することができ、そして化粧用途に適している。特に、組成物は、皺の多い、条のある、粗い、乾燥した、カサついた、老化した及び/又はUV損傷された皮膚に適用して、その外観及び感触を改善するためだけでなく、健康な皮膚に適用して皮膚の劣化を防止するか又は遅らせるためにも好ましく適している。
本発明の化粧品組成物は化粧品の分野で利用される種々の添加物をさらに含むことができる。CTFA化粧品成分ハンドブックは、当業者により普通に使用され、そして本発明の化粧品組成物における使用に適する多種多様な限定されない化粧品成分を記載している。これらの成分クラスの例は次のものを包含する:研磨剤、乳化剤、吸収剤、ゲル化剤、消泡剤、緩衝剤、着色剤、フィルム形成剤、pH調節剤、保湿剤、増粘剤及び顔料。さらに、追加の化粧品活性成分、例えば、にきび抑制剤(例えばサリチル酸又は過酸化ベンゾイル)、皺取り活性物質(例えばレチノイド又はベータ−ヒドロキシ酸)、抗酸化剤(例えばアスコルビン酸及びその誘導体又は茶抽出物)、キレート化剤(例えばフリルジオキシム)、抗炎症剤(例えばコルチコステロイド)、スリム化剤(例えばカフェイン)、皮膚美白剤(例えば桑抽出物又はコウジ酸)、又は日焼け止め剤(例えばPARSOLの名称で市販されているもの)を、組成物により付与しようと意図される望ましい全体的利益に基づいて、本発明の化粧品組成物に利用できることが認められる。
本発明の組成物は、化粧品製造のために当技術分野で公知の従来法により一般に製造される。当該方法は典型的には、加熱、冷却、真空の適用等を行うか又は行うことなく、成分を一つ以上の段階で混合して比較的一様な状態にすることを伴う。組成物は任意の従来の形態、例えばゲル、クリーム、ローション又はウォッシュオフタイプの製品であってよい。
化粧品組成物のための任意の所定の製剤における本発明に係る抽出物又はバイオ発酵物の量の上限及び下限は両方とも、化粧品組成物の望まれる効果、製剤の他の成分、組成物の種類、費用及び実用性に基づく。しかしながら、抽出物又はバイオ発酵物は、最終重量に基づいて約0.1%〜約5%、より好ましくは約1%〜3%の量で含まれる。
本明細書に記載される化粧品組成物は、老化の兆候を有する皮膚を処置するための美容トリートメント方法の一部として特に有用であり、ここで、当該組成物は、当該処置が必要な皮膚に当該皮膚のコンディションを改善するために必要とされる継続時間中、適用される。当該継続時間は当該化粧品組成物の有効性に基づいて変動するだろうが、化粧品組成物を皮膚に1日当たり少なくとも1回適用することが好ましい。
下記の実施例により本発明をさらに説明及び例証するが、本発明を限定するものと解釈してはならない。
実施例1
3種のサルコジオテカ属海藻の系統(全てサルコジオテカ・ガウジカウジイ又はその変種)をカナダのノバスコシア州のAcadian Seaplants Limitedから入手し、水道水ですすぎ、室温で乾燥させた。海藻サンプルの抽出物を、媒体としての100%の水及び水中50%のブチレングリコールの両方の中で、12.5%w/wで作製した。これらの抽出物は、サンプルを媒体中で細断し、室温で混合しながら2時間抽出することにより調製した。次いで抽出物をワットマン#1濾紙(細孔径〜11μm)を用いて真空濾過し、生成した抽出物を4℃で貯蔵した。これらの抽出物は、三つの海藻系統のどれを利用したかに基づいて、本明細書の他の実施例においてサルコジオテカ属抽出物A、B及びCと呼ばれる。
実施例2:サルコジオテカ属バイオ発酵物
水中5%w/wの脱水サルコジオテカ・ガウジカウジイのスラリーを調製した。このスラリーをサッカロマイセス・セレビシエの生きた培養物に加え、室温で2日間インキュベートして発酵を完了した。
実施例3:コンドルス属/サルコジオテカ属バイオ発酵物
コンドルス・クリスプスの5%w/w抽出物を海藻の乾燥サンプルから調製した。サルコジオテカ属バイオ発酵物を実施例2により調製し、希釈した。コンドルス属抽出物及びサルコジオテカ属バイオ発酵物を80:20の比率で混合し、0.1〜0.3μmのフィルターに通して濾過した。
実施例4:抗酸化試験
所定量の試験サンプルがABTS(2,2’−アジノビス−(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸))のラジカル作用の過剰をどの程度まで捕捉するかを測定するABTS総抗酸化能力試験を用いて、実施例1の抽出物を試験した。いずれの不溶性物質も試験の前に濾過(0.2μmの細孔径)及び/又は遠心分離により除去した。試験が終了した後、この能力を同量の標準抗酸化剤Trolox(α−トコフェロールの水溶性類似体)に関して表すために計算を行った。この試験は試験サンプルの「総抗酸化能力」を決定するための標準的方法である。
一定量のABTS・+を含有する反応混合物中に種々の濃度の抽出物のアリコートを混合することにより試験を行った。20分の反応時間の最後に、残った未捕捉ABTS・+をその734nmにおける吸光度の測定により決定した。Troloxは、各アッセイにおけるサンプルとして、試験サンプルの抗酸化能力をその「Trolox当量」に関して表す目的のための標準として含まれる。具体的には、それぞれ未知のものの抗酸化能力は、20μMのTroloxに相当する濃度(%v/v)に関して表される。抽出物のTrolox当量は下記の表1に示されている。表1において最低当量濃度のサンプルは最大の捕捉能力を有する。表1における当量濃度は終点での総捕捉能力(熱力学的パラメーター)である。
Figure 0005123307
実施例5:白血球エラスターゼ阻害試験
実施例1のサルコジオテカ属抽出物をヒト白血球エラスターゼ阻害試験にて試験した。いずれの不溶性物質も試験の前に濾過(0.2μmの細孔径)及び/又は遠心分離により除去した。この試験における正の活性は、その抽出物について老化防止活性があることを示す。この試験は、種々の濃度の試験サンプルの存在下におけるヒト白血球エラスターゼによる発色性ペプチド基質の切断(光学密度の増加)の割合を追跡することにより行った。データはそれぞれのサンプルに関するIC50値として提示される。IC50はヒト白血球エラスターゼを50%だけ阻害する試験サンプルの濃度である。大きい効力は低いIC50値により示される。これらの試験の結果は表2に計算IC50値として表されている。
Figure 0005123307
実施例6:コラーゲン刺激試験
実施例1のサルコジオテカ属抽出物サンプルを1型コラーゲン刺激試験にて試験した。いずれの不溶性物質も試験の前に濾過(0.2μmの細孔径)及び/又は遠心分離により除去した。三つのコンドルス・クリスプス系統の乾燥サンプルをカナダのノバスコシア州のAcadian Seaplants Limitedから入手し、比較の目的で、実施例1のサルコジオテカ属抽出物(例えば100%の水中12.5%w/w)と同じ抽出方法を用いて水性コンドルス属抽出物を調製した。ヒト皮膚線維芽細胞をマルチウェルプレートでコンフルエンスまで増殖させ、次いで種々の濃度のサルコジオテカ属及びコンドルス属抽出物の両者で刺激した。3日間のインキュベーションの後、成長培地中に分泌された1型コラーゲンの量をELISAにより測定した。各試験条件において存在するコラーゲンの量は、未刺激細胞からの培地中で検出された量のパーセンテージとして表される。水性抽出物に関するこの試験の結果は下記の表3に示されている。サンプルの毒性濃度は下記の表中に記号「---」で示される。
Figure 0005123307
サンプルを三つぞろいのウェルで試験し、平均+/−SE(標準誤差)を計算した。全ての場合において(0.03%v/vコンドルス抽出物Aを除く)、無毒性濃度に関するp値は0.01未満であり、コラーゲン合成の有意な刺激を示した。
実施例7:海藻抽出物、海藻抽出物/酵母抽出物の組み合わせ及び海藻/酵母発酵物
下記のサンプルを二つの老化防止活性、すなわちエラスターゼ阻害及びコラーゲン生成の刺激に関して、上記の実施例5及び6の抽出物と同様に試験した。
1.サルコジオテカ属及びコンドルス属海藻の5%w/w水性抽出物
2.5%海藻抽出物20%+酵母抽出物(サッカロマイセス・セレビシエ)80%
3.2日間インキュベートした5%海藻スラリー20%+生酵母(サッカロマイセス・セレビシエ)80%
海藻コンドルス・クリスプス属及びサルコジオテカ属、並びに酵母サッカロマイセス・セレビシエのサンプルから、従来の抽出法を用いて抽出物を調製した。サッカロマイセス・セレビシエの培養物も従来の方法を用いて調製した。抽出及びインキュベーションの後、ワットマン1ミクロン濾紙を用いてサンプルを濾過し、0.8及び0.2ミクロンの濾過を用いてさらに透明化した。濾液を実施例5及び6で論じられる方法に従ってエラスターゼ阻害及びコラーゲン刺激について試験した。
白血球エラスターゼの阻害
結果は下記の表4にまとめられている。
Figure 0005123307
一般に、コンドルス属抽出物は低いエラスターゼ阻害活性を示し、そして発酵からの利益又は酵母抽出物との組み合わせに用いた場合の利益はなかった。しかしながら、サルコジオテカ属に関しては、抽出物に対して生酵母と共に発酵した場合にエラスターゼ阻害活性が実質的に上昇した。発酵はサルコジオテカ抽出物の活性を20倍まで上昇した。これとは対照的に、酵母抽出物80%で希釈した場合に活性はきわめて低く、酵母培養液(死んだ酵母抽出物)はエラスターゼ阻害活性を有さなかった。
コラーゲン刺激試験
結果は下記の表5にまとめられている。
Figure 0005123307
コンドルス属サンプルのうち、発酵物(スラリー+生酵母)は中等度のコラーゲン刺激活性を示し、そして5%w/w抽出物及び酵母抽出物で希釈された抽出物は極めて僅かな活性を示した。サルコジオテカ属サンプルのうち、発酵物(スラリー+生酵母)は極めて良好なコラーゲン刺激活性を示した。例えば、1%のこの発酵物はコラーゲン合成を対照の350%ほどだけ増大させた。酵母抽出物で希釈された抽出物は活性を示さなかった。要約すれば、エラスターゼ阻害活性の場合のように、サルコジオテカ属の活性は発酵過程により向上されたが、発酵過程はコンドルス属抽出物の活性を向上することができなかった。
実施例8:サルコジオテカ属バイオ発酵物とコンドルス属抽出物とのブレンド
コンドルス属/サルコジオテカ属バイオ発酵物を下記のように調製した:
コンドルス・クリスプスの0.67%w/w抽出物を海藻の乾燥サンプルから調製した。脱水サルコジオテカ・ガウジカウジイの水中0.056%w/wのスラリーを調製した。このスラリーをサッカロマイセス・セレビシエの生きた培養物に加え、室温で2日間インキュベートして発酵を終了した。コンドルス属抽出物及びサルコジオテカ属バイオ発酵物を80:20の比率で混合し、0.1〜0.3μmフィルターに通して濾過し、さらに希釈した。
白血球エラスターゼ阻害試験
この試験はコンドルス属/サルコジオテカ属バイオ発酵物の濃度を変えて実施例5に記載されるように行った。
結果は下記の表6に示されている。
Figure 0005123307
コラーゲン刺激試験
この試験は実施例6に記載されるように行った。二つのサンプルを用いるアッセイ:4℃で連続的に冷却されたもの、及び3日間細胞刺激する前の1週間40℃に切り替えられたアリコート。下記の表7(エラーバーは1SEである)は、4℃及び40℃のサンプルについて、未処理対照培養物のパーセンテージとしてのコラーゲン含有量を示す。
Figure 0005123307
全ての濃度における追加のサンプルを3日間細胞刺激する前の6週間40℃で貯蔵した。細胞刺激の結果は図3に示されている。コラーゲン刺激に対するIH2837の有効性は、40℃での貯蔵を6週間まで延長した場合にさらに上昇することが見出された。
実施例9:サルコジオテカ属バイオ発酵物及び成長因子
本発明のサルコジオテカ属バイオ発酵物及びTGF−β1によるコラーゲン生成を、単独で、及び組み合わせて試験した。サルコジオテカ属バイオ発酵物をここに記載されるように調製した。正常ヒト皮膚線維芽細胞をこれら二つのエフェクターの存在下に3日間増殖させた。可溶性I型コラーゲンを上澄み液媒質中で酵素結合免疫吸着法(ELISA)により測定した。媒質は刺激開始後のいくつかの時点で採集した。結果は表8に示されており、コラーゲンレベルは全ての条件下で上昇した一方で、サルコジオテカ属バイオ発酵物プラスTGF−β1で処理された培養物中のレベルはそれら個々の効果の合計よりも大きかったことが分かる。これは、サルコジオテカ属バイオ発酵物が天然内因性成長因子の有益な効果を増強できることを示す相乗効果である。
Figure 0005123307
実施例10:化粧品組成物
下記の例は本発明に係るスキンケア組成物を説明する。組成物は従来の方法で加工することができ、化粧用途に適している。
この例は本発明に係る老化防止クリームを説明する。
Figure 0005123307
この例は本発明に係る水中油型クリームを説明する。
Figure 0005123307
この例は本発明に係る顔用洗い落としローション/ゲル組成物を説明する。
Figure 0005123307
この例は本発明に係る老化防止クリームを説明する。
Figure 0005123307
この例は本発明に係るアルコール性ローションを説明する。
Figure 0005123307
この例は本発明に係る非水性スキンケア組成物を説明する。
Figure 0005123307
この例は本発明に係るSPF値15の日焼け止め組成物を説明する。
Figure 0005123307
本明細書で例示及び説明される本発明の特定の実施形態は、異なるが本明細書の教示の利益を有する当業者に明らかな同等の方法で本発明を修飾及び実施できるので、代表例としてのみ意図されるものと理解すべきである。したがって上記に開示される特別の実施形態は変更又は修飾することができ、そしてこれら全ての変化は本発明の領域及び精神の範囲内にあると理解される。

Claims (17)

  1. サルコジオテカ属(Sarcodiotheca)の抽出物及び化粧品上許容される賦形剤を含む化粧品組成物。
  2. 抽出物が、サルコジオテカ・ガウジカウジイ(Sarcodiotheca gaudichaudii)の抽出物である、請求項1に記載の組成物。
  3. 組成物が、重量%〜重量%の抽出物を含む、請求項1に記載の化粧品組成物。
  4. 組成物が、クリーム、ローション、ゲル又はウォッシュオフタイプの製品である、請求項1に記載の化粧品組成物。
  5. サルコジオテカ属の植物パルプ及び水を含むスラリー;並びに
    生きた酵母培養物;
    を含む化粧品活性成分であって、
    該スラリー及び培養物が組み合わされ、そして発酵が完了するまでインキュベートされる前記化粧品活性成分。
  6. サルコジオテカ属が、サルコジオテカ・ガウジカウジイである、請求項5に記載の活性成分。
  7. スラリーが、重量%〜5重量%のS.ガウジカウジイを含む、請求項5に記載の活性成分。
  8. 酵母が、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)である、請求項5に記載の活性成分。
  9. 請求項5〜8のいずれかに記載の活性成分、及び化粧品上許容される賦形剤を含む化粧品組成物。
  10. 紅藻類の抽出物をさらに含む、請求項9に記載の化粧品組成物。
  11. 紅藻類が、コンドルス・クリスプス(Chondrus crispus)である、請求項10に記載の化粧品組成物。
  12. スラリーから生成され、生きた酵母培養物と共に発酵されたバイオ発酵物であって、該スラリーがサルコジオテカ属の植物パルプ及び水を含むもの;
    コンドルス・クリスプスの抽出物;
    少なくとも一種の保存剤
    のブレンド物を含む化粧品活性成分。
  13. 0%v/vのバイオ発酵物を含む、請求項12に記載のブレンド物の活性成分。
  14. 皮膚のコンディションを美容上改善するための、サルコジオテカ属の抽出物の使用。
  15. 抽出物が、サルコジオテカ・ガウジカウジイの抽出物である、請求項14に記載の使用。
  16. 老化の兆候を有する皮膚を処置するための美容トリートメント方法であって、処置が必要な皮膚に請求項1又は9に記載の化粧品組成物を局所適用することを含む前記方法。
  17. 美容トリートメントが、抗酸化効果、エラスターゼの阻害又はコラーゲン刺激からなる群から選択される、請求項16に記載の方法。
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