JP5119474B2 - 熱転写受容シート - Google Patents
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Description
(1)シート状支持体と、前記シート状支持体の一面上に形成された染料染着性樹脂を主成分とする画像受容層と、前記シート状支持体の他の面上に形成された裏面塗工層とを有する熱転写受容シートにおいて、前記裏面塗工層が、接着剤樹脂としてスチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体樹脂を主成分とし、更に平均粒径が25μm以下かつ平均粒径の変動係数が5%以下であるナイロン樹脂微粒子を含有することを特徴とする熱転写受容シート。
(2)前記裏面塗工層が、更に水溶性樹脂を含有する(1)項に記載の熱転写受容シート。
(3)前記水溶性樹脂が、ポリビニルアルコール系樹脂及び/またはスチレンーマレイン酸系共重合体アルカリ塩である(2)項に記載の熱転写受容シート。
(4)前記スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体樹脂の、裏面層全固形分質量に対する固形分比率が30質量%以上である(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載の熱転写受容シート。
(5)前記スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体樹脂の、JIS K 7121に規定されるガラス転移温度(Tg)が−15〜40℃である(1)項〜(4)項のいずれか1項に記載の熱転写受容シート。
(6)前記シート状支持体は、JAPAN TAPPI No5−2に基いて測定された透気度が100秒以上かつ1000秒以下の紙基材であり、さらに前記紙基材と画像受容層の間に、少なくとも中空粒子を含有する中間層が設けられた(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載の熱転写受容シート。
本発明は、裏面層にスチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体樹脂を接着剤主成分として用い、更に裏面層にブロッキングを防止する目的でナイロン樹脂微粒子を添加することを特徴としている。スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体樹脂の使用は、シート状支持体とナイロン樹脂微粒子の間の接着強度を向上させ、裏面層の摩擦や擦れによる粉落ちの低減効果が大きい。
また、スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体樹脂は疎水性が強く、該共重合体樹脂を裏面層に配合することによって、受容シートが高湿度環境下に放置された時に、裏面層からの吸湿を抑制することが可能となり、受容シートの吸湿によるカールを低減することができる。
これら上記の単量体は任意の1種又は2種以上を組み合わせて用いることも可能である。
なお本発明におけるガラス転移温度(Tg)(℃)の値はJIS K 7121に規定される方法に従い、示差走査熱量計(商品名:SSC5200、セイコー電子工業製)を用いて測定される値である。
併用可能な樹脂の具体例としては、例えば、完全鹸化ポリビニルアルコール、部分鹸化ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリ(エチレン−ビニルアルコール)のようなビニルアルコール系共重合体等のポリビニルアルコール系樹脂、ポリエチレンオキシド樹脂、ポリエチレングリコール樹脂、(メタ)アクリル酸系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、デンプン、スチレン−マレイン酸系共重合体アルカリ塩等のような水溶性樹脂、またアクリル酸エステル等のアクリル系樹脂、ウレタン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、セルロース誘導体樹脂のような有機溶剤溶性樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、アクリル樹脂のような水と有機溶剤から成る混合溶剤溶性の樹脂が挙げられ、これらの樹脂を単独あるいは2種以上を併用してもよい。またこれらの樹脂の反応硬化物も用いることができる。
前記の水溶性樹脂の中でも、本発明のスチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキル系共重合体樹脂ラテックスとの相溶性が良好であり、支持体との接着性にも優れ、安価で、入手容易であるポリビニルアルコール系樹脂及び/又はスチレン−マレイン酸系共重合体アルカリ塩を併用するのが好ましい。
本発明で使用可能なポリビニルアルコール系樹脂としては、完全鹸化ポリビニルアルコール、部分鹸化ポリビニルアルコール、シラノール変性ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル変性ポリビニルアルコール、カチオン変性ポリビニルアルコール、メルカプト変性ポリビニルアルコール等の変性ポリビニルアルコール、ポリ(エチレン−ビニルアルコール)のようなビニルアルコール系共重合体等が挙げられる。またこれらのポリビニルアルコール系樹脂は、市販のものを好適に使用することも可能であり、例えばクラレ社、日本合成化学社などから市販されている。
ポリビニルアルコール系樹脂の配合量が3質量%未満では十分な接着強度が得られないことがあり、また25質量%を超えると、裏面層用塗料の粘度が増大し、塗工性が悪化することがある。
またこれらのスチレン−マレイン酸系共重合体アルカリ塩としては、市販品を使用することも可能であり、その具体例としては、荒川化学製の、KS1570S、ポリマロン1318等を挙げることができる。
ナイロン樹脂微粒子の平均粒径が25μmを超えると、ナイロン樹脂微粒子が裏面層表面から突出し、裏面層と受容層が強く接触した時に受容層に型が付くことや、印画画像に白抜けが発生することがある。また受容シートが擦られた際にナイロン樹脂微粒子が裏面層から脱落しやすくなる。
本発明に用いられるシート状支持体としては、コート紙、アート紙、上質紙等の紙基材、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を紙基材に塗工した樹脂被覆紙、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を紙基材に押出しラミネートしたラミネート紙、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリオレフィン(例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンとポリプロピレンとの混合物)等の熱可塑性樹脂フィルム、あるいはポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の熱可塑性樹脂とボイド形成剤(無機顔料或いは有機微粒子)とを主成分とする溶融樹脂組成物を1軸及び/又は2軸延伸して空隙を形成した多孔質の単層もしくは多層構造のフィルム等が例示される。更に前記の材料を単体で使用するだけでなく、ドライラミネート法、ウエットラミネート法、溶融ラミネート法等の公知の方法により、前記材料の2種以上を貼り合わせて多層構造にしたものも使用でき、その組み合わせは限定されない。
本発明において、シート状支持体として紙基材を使用する場合には、紙基材上に中空粒子を含有する中間層を設けることが好ましい。中間層で使用される中空粒子の材質、製造方法は特に限定されるものではないが、具体的には、中空粒子の壁を形成する材料としてアクリルニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビニリデン、スチレンおよび(メタ)アクリル酸エステル等の単独重合体、それらの共重合体、それらの単独重合体混合物が挙げられる。それら中空粒子の製造方法としては、樹脂粒子中にブタンガス等を封入し、加熱発泡させる方法や、エマルジョン重合方式などが挙げられる。
なお中空粒子の平均粒径は、レーザー回折式粒度分布測定機(商品名:SALD2000、島津製作所製)等を用いて測定される値である。また中空粒子の体積中空率は、中空粒子を含有する中間層の断面を走査型電子顕微鏡(SEM)や透過型電子顕微鏡(TEM)による写真観察によって求めた値である
本発明において、中空粒子を含有する中間層と受容層との間には、バリア層を設けることが好ましい。一般に、受容層用塗工液の溶剤としては、トルエン、メチルエチルケトン等の有機溶剤が使用されるため、バリア層は、有機溶剤浸透による中間層の中空粒子の膨潤、溶解による、中空粒子の変形、破壊を防ぐための障壁として有効である。
本発明の受容シートには、シート状支持体が主にフィルム積層型の場合、シート状支持体と受容層との接着性向上、受容シートの帯電防止性改善のために、シート状支持体と受容層との間にアンカー中間層(以下、単にアンカー層とも称する。)を設けてもよい。このアンカー層形成のために使用される樹脂としては各種の親水性樹脂、疎水性樹脂が使用可能であり、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等のビニルポリマー及びその誘導体、ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポリアクリル酸又はその塩、ポリアクリル酸エステル等のアクリル基を含有するポリマー、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸エステル等のメタクリル基を含有するポリマー、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、澱粉、変性澱粉、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体等の樹脂を使用することができる。また公知の帯電防止剤、架橋剤を単独もしくは上記の樹脂と併用して使用することもできる。
本発明の受容シートにおいて、シート状支持体の一表面上に設けられる受容層は、インクリボンから移行する染料を染着可能な染料染着性樹脂を主成分として形成される。このような染料染着性樹脂としては、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、セルロース誘導体樹脂等が挙げられる。
「シート状支持体の製造」
水温20℃でカナディアン・スタンダード・フリーネス300CCに叩解した晒広葉樹クラフトパルプ100部に対して、0.4部のポリアクリルアミド(商品名:ポリストロン117、荒川化学社製)、1.0部の重曹、1.2部のカチオン化デンプン(商品名:Cato−2、日本エヌエスシー社製)、1.0部のアルキルケテンダイマー系サイズ剤(商品名:SPK903 荒川化学社製)、および0.3部のポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン(商品名:WS−525、日本PMC社製)を添加し、得られたパルプスラリーから、坪量180g/m2の原紙を製造した。
更にこの原紙にサイズプレスとして、カルボキシル基変性PVAと塩化ナトリウムとを重量比2:1で水に溶解して調製された5%サイズ液を塗布量が1.5g/m2(乾燥後)になるように塗布した後、乾燥し、更にカレンダー処理してシート状支持体を得た。シート状支持体のJAPAN TAPPI No5−2に基いて測定された透気度は170秒であった。
前記シート状支持体の片面に下記組成の中間層用塗工液−1を、乾燥後の塗工量が15g/m2になるように塗工乾燥して中間層を形成した。
中間層用塗工液−1
アクリロニトリル及びメタクリロニトリルを主成分とする共重合体からなる
既発泡中空粒子(平均粒子径3.2μm、体積中空率76%) 45部
ポリビニルアルコール(商品名:PVA205、クラレ製) 10部
スチレン−ブタジエンラテックス(商品名:PT1004、日本ゼオン製) 45部
水 250部
更に上記中間層上に下記組成のバリア層用塗工液−1を、固形分塗工量が2g/m2になるように塗工乾燥してバリア層を形成し、更に上記バリア層上に下記組成の受容層用塗工液−1を、固形分塗工量が5g/m2になるように塗工乾燥し、受容層を形成した。
バリア層用塗工液−1
膨潤性無機層状化合物(ナトリウム4珪素雲母、
粒子平均長径6.3μm、アスペクト比2700) 30部
ポリビニルアルコール(商品名:PVA105、クラレ製) 50部
スチレン−ブタジエンラテックス(商品名:L−1537、旭化成製) 20部
水 1100部
受容層用塗工液−1
ポリエステル樹脂(商品名:バイロン200、東洋紡製) 100部
シリコーンオイル(商品名:KF393、信越化学工業製) 3部
ポリイソシアネート(商品名:タケネートD−140N、
三井化学ポリウレタン製) 5部
トルエン/メチルエチルケトン=1/1(質量比)混合液 400部
次にシート状支持体の受容層を設けた側とは反対側の面上に下記組成の裏面層用塗工液−1を、乾燥後の固形分塗工量が4g/m2になるように塗工乾燥して裏面層を形成し、その後50℃で48時間エージングして、受容層の硬化を行った。
裏面層用塗工液−1
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃、アミド変性。
成分割合:スチレン56.5質量%、ブタジエン33質量%、
メタクリル酸アルキルエステル5質量%) 76部
完全鹸化ポリビニルアルコール樹脂(商品名:PVA117、
クラレ製、鹸化度98〜99%、重合度:1700) 20部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%) 4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
更に受容層表面の平滑化のためにカレンダー処理(ロール表面温度78℃、ニップ圧2.5MPa)を行い、受容シートを得た。
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−2を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−2
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃、) 76部
部分鹸化ポリビニルアルコール樹脂(商品名:PVA217、クラレ製、
鹸化度88%、重合度:1700) 20部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 UD、
エルフアトケム製、平均粒径:5μm、変動係数:4.0%) 4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−3を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−3
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃) 76部
部分鹸化ポリビニルアルコール樹脂(商品名:PVA217、クラレ製、
鹸化度88%、重合度:1700) 20部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2002D、
エルフアトケム製、平均粒径:20μm、変動係数:4.8%) 4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−4を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−4
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃) 76部
ポリビニルピロリドン樹脂(商品名:PVP K90、ISPジャパン製) 20部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%) 4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−5を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−5
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃ ) 64部
完全鹸化ポリビニルアルコール樹脂(商品名:PVA117、クラレ製、
鹸化度98〜99%、重合度:1700) 20部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%、) 4部
アニオン性導電性樹脂(商品名:ケミスタットSA−9、三洋化成製) 12部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−6を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−6
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃) 88部
完全鹸化ポリビニルアルコール樹脂(商品名:PVA117、クラレ製、
鹸化度98〜99%、重合度:1700、) 8部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%、) 4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−7を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−7
カルボキシル基変性スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系
共重合体ラテックス(商品名:SR−140、日本エイアンドエル製、
Tg:−12℃、低TgのXSBR) 76部
完全鹸化ポリビニルアルコール樹脂(商品名:PVA117、クラレ製、
鹸化度98〜99%、重合度:1700) 20部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%) 4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−8を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−8
カルボキシル基変性スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系
共重合体ラテックス(商品名:JSR−143、日本エイアンドエル製、
Tg:35℃、高TgのXSBR) 76部
完全鹸化ポリビニルアルコール樹脂(商品名:PVA117、クラレ製、
鹸化度98〜99%、重合度:1700、) 20部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%) 4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
「シート状支持体の形成」
ポリプロピレンを主成分とし、無機顔料として炭酸カルシウムを含有する1軸及び2軸延伸された厚み110μmの多孔質多層構造ポリオレフィンフィルム(商品名:ユポFPG110、ユポ・コーポレーション製)を芯材とし、その両面にポリエチレンテレフタレートを主成分とし、2軸延伸された厚み50μmの多孔質多層構造ポリエステルフィルム(商品名:E63S、東レ製)を、ウレタン系接着剤を使用して、ドライラミネート方式で貼合し、シート状支持体を得た。
上記で得られたシート状支持体の受容層側となる多孔質多層構造ポリエステルフィルム面上に下記組成のアンカー層用塗工液−1を、固形分塗工量が1g/m2になるように塗工、乾燥してアンカー層を形成した。次に上記アンカー層上に前記の受容層用塗工液−1(実施例1で調整)を、固形分塗工量が5g/m2になるように塗工、乾燥して受容層を形成した。
アンカー層用塗工液−1
アクリル酸エステル樹脂(商品名:SAR615A、中央理化工業製) 50部
カチオン型導電性樹脂(商品名:ケミスタット9800、三洋化成製) 50部
水/イソプロピルアルコール=4/6(質量比)混合液 400部
次にシート状支持体の受容層を設けた側とは反対側の面上に前記の裏面層用塗工液−1(実施例1で調整)を、乾燥後の固形分塗工量が4g/m2になるように塗工乾燥して裏面層を形成し、その後50℃で48時間エージングして、受容層の硬化を行い、受容シートを得た。
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−9を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−9
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃、) 76部
スチレン−マレイン酸系共重合体ナトリウム塩(商品名:KS1570S、荒川化学製) 20部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%) 4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−10を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−10
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃、) 56部
スチレン−マレイン酸系共重合体ナトリウム塩(商品名:KS1570S、荒川化学製) 40部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%)
4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−11を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−11
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃、) 56部
スチレン−マレイン酸系共重合体ナトリウム塩(商品名:KS1570S、荒川化学製) 40部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 UD、
エルフアトケム製、平均粒径:5μm、変動係数:4.0%)
4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−12を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−12
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃、) 56部
スチレン−マレイン酸系共重合体ナトリウム塩(商品名:KS1570S、荒川化学製) 40部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2002D、
エルフアトケム製、平均粒径:20μm、変動係数:4.8%) 4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−13を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−13
カルボキシル基変性スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系
共重合体ラテックス(商品名:SR−140、日本エイアンドエル製、
Tg:−12℃、低TgのXSBR)
56部
スチレン−マレイン酸系共重合体ナトリウム塩(商品名:KS1570S、荒川化学製) 40部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%)
4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−14を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−14
カルボキシル基変性スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系
共重合体ラテックス(商品名:JSR−143、日本エイアンドエル製、
Tg:35℃、高TgのXSBR)
56部
スチレン−マレイン酸系共重合体ナトリウム塩(商品名:KS1570S、荒川化学製) 40部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%)
4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−15を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−15
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃、) 49部
スチレン−マレイン酸系共重合体ナトリウム塩(商品名:KS1570S、荒川化学製) 43部
完全鹸化ポリビニルアルコール樹脂(商品名:PVA117、クラレ製、
鹸化度98〜99%、重合度:1700、) 4部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%)
4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1において、裏面層用塗工液−1の代わりに下記の裏面層用塗工液−16を使用した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
裏面層用塗工液−16
スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックス
(商品名:JSR0850Z、JSR製、Tg:7℃、) 49部
スチレン−マレイン酸系共重合体アンモニウム塩(商品名:ポリマロン1318、荒川化学製) 43部
完全鹸化ポリビニルアルコール樹脂(商品名:PVA117、クラレ製、
鹸化度98〜99%、重合度:1700、) 4部
ナイロン樹脂微粒子(商品名:オルガゾール2001 EXD NAT1、
エルフアトケム製、平均粒径:10μm、変動係数:4.5%)
4部
イソプロピルアルコール/水=4/1(質量比) 600部
実施例1の裏面層用塗工液−1において、スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックスの代わりにスチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:T2588C、JSR製、Tg−50℃)を用いた以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
実施例1の裏面層用塗工液−1において、ナイロン樹脂微粒子を除いた以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
実施例1の裏面層用塗工液−1において、スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体ラテックスの代わりにスチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:T2577A、JSR製、Tg75℃)を用いた以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
上記の実施例1〜17及び比較例1〜3で得られた受容シートについて、下記項目の品質評価を行い、評価結果を表1に示した。
受容シートにおける支持体と裏面層との間の接着性評価用サンプルとして、巾18mm×長さ170mmの大きさの短冊状受容シートを切断して作成し、両面粘着テープを用いて、受容シートサンプルの受容層面側をガラス板上に固定した。次に、固定された短冊状受容シートサンプルの裏面層上に市販の粘着テープ(商品名:セロテープ(登録商標)、ニチバン社製、テープ巾18mm)を接着させ、粘着テープを180度剥離して、支持体と裏面層との間の接着性を目視にて評価した。
接着性が優秀なものを◎、接着性が良好なものを○、接着性が劣り支持体と裏面層の間で剥離、あるいは裏面層に含有されるフィラー成分等の粉落ちが発生して実用不可のものを×として表示した。
受容シートを、受容層上に裏面層が接するように重ね、荷重800g/cm2となるように重石を載せて50℃乾燥機中で3日間処理する。受容層と裏面層をゆっくり剥がし、重ね合わせた面の外観や剥がすときの抵抗で、ブロッキング性を評価した。
受容層面と裏面層面を剥がしたときの抵抗が全く感じられず、剥がした面に外観異常が全く無いものをブロッキング性◎、剥がすときの抵抗がごくわずかにあるが、剥がした面の外観に痕跡がほとんど無く実用上問題ないものを○、剥がしたときに抵抗を感じ、剥がした面に痕跡が残る。或いは受容層面に光沢ムラが発生して実用不可のものを×として表示した。
市販の熱転写ビデオプリンター(商品名:UP−DR100、ソニー社製)を用いて、厚さ6μmのポリエステルフィルムの上にイエロー、マゼンタ、シアン3色それぞれの昇華性染料をバインダーと共に含むインク層を設けたインクリボンの各色インク層を順次に、受容シートに接触させ、サーマルヘッドで段階的にコントロールされた加熱を施すことにより、所定の画像を受容シートに熱転写させ、各色の中間調の単色及び色重ねの画像をプリントした。
得られた記録画像について、マクベス反射濃度計(商品名:RD−914、Kollmorgen社製)を使用して、その反射濃度を測定した。印加エネルギーの低い方から15ステップ目に相当する高階調部の濃度を印画濃度として表1に表示した。印画濃度が1.7以上であれば、十分に商品価値があると判断される。
更に記録画像の均一性の評価として、光学濃度(黒)が0.3に相当する階調部分における、白抜けなどの印画欠陥有無等について目視観察した。
白ぬけなど無く画像均一性に優れたものを◎、白抜けがわずかにあるが実用上問題ないものを○、白抜け等印画欠陥が実用不可のレベルのものを×と表示した。
受容シートを、吸湿カール評価用サンプルとして、幅126mm×長さ177mmの大きさのシートに切断し、平らなテーブルに、受容層面が上面、および受容層面が下面になるようにそれぞれ平置きして、20℃90%RHの高湿環境中で12時間処理した。処理後の受容シートの四隅の、テーブルからの高さを測定し、4点の高さの平均を吸湿カールとした。
受容層面を上面、下面に置いたいずれの場合にも、吸湿カールが5mm未満で外観も極めて良好な場合を◎、吸湿カールが5mm以上20mm未満で実用上問題ない場合を○、吸湿カールが20mm以上で実用不可の場合を×と表示した。
Claims (6)
- シート状支持体と、前記シート状支持体の一面上に形成された染料染着性樹脂を主成分とする画像受容層と、前記シート状支持体の他の面上に形成された裏面塗工層とを有する熱転写受容シートにおいて、前記裏面塗工層が、接着剤樹脂としてスチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体樹脂を主成分とし、更に平均粒径が25μm以下かつ平均粒径の変動係数が5%以下であるナイロン樹脂微粒子を含有することを特徴とする熱転写受容シート。
- 前記裏面塗工層が、更に水溶性樹脂を含有する請求項1に記載の熱転写受容シート。
- 前記水溶性樹脂が、ポリビニルアルコール系樹脂及び/またはスチレンーマレイン酸系共重合体アルカリ塩である請求項2に記載の熱転写受容シート。
- 前記スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体樹脂の、裏面層全固形分質量に対する固形分比率が30質量%以上である請求項1〜3のいずれかに記載の熱転写受容シート。
- 前記スチレン・ブタジエン・メタクリル酸アルキルエステル系共重合体樹脂の、JIS K 7121に規定されるガラス転移温度(Tg)が−15〜40℃である請求項1〜4のいずれかに記載の熱転写受容シート。
- 前記シート状支持体は、JAPAN TAPPI No5−2に基いて測定された透気度が100秒〜1000秒の紙基材であり、さらに前記紙基材と画像受容層の間に、少なくとも中空粒子を含有する中間層が設けられた請求項1〜5のいずれかに記載の熱転写受容シート。
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